JPH09511134A - 蛋白質修飾酵素 - Google Patents

蛋白質修飾酵素

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JPH09511134A
JPH09511134A JP7520244A JP52024495A JPH09511134A JP H09511134 A JPH09511134 A JP H09511134A JP 7520244 A JP7520244 A JP 7520244A JP 52024495 A JP52024495 A JP 52024495A JP H09511134 A JPH09511134 A JP H09511134A
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ケイジイ,パトリック・ジエイ
ツアン,フアン
デイール,ロナルド・イー
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/10Transferases (2.)
    • C12N9/1085Transferases (2.) transferring alkyl or aryl groups other than methyl groups (2.5)

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般には蛋白質プレニルトランスフェラーゼに関し、特には、蛋白質ゲラニルゲラニルトランスフェラーゼ(GGTase−I)及びそれらをコードする核酸配列に関する。また、本発明は、GGTase−I及びゲラニルゲラニル修飾ポリペプチドを製造する方法にも関する。さらに、本発明は、GGTase−I活性を改変する能力について化合物をスクリーニングする方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 蛋白質修飾酵素 本発明は、少なくとも部分的には、国立科学財団(認定番号DCB91058 22)及び国立衛生研究所(認定番号RO1 GM46372)の支援を受けて なされた。 技術分野 本発明は、一般には、蛋白質プレニルトランスフェラーゼ、特には、蛋白質I 型ゲラニルゲラニルトランスフェラーゼ(GGTase−I)、及びそれらをコ ードする核酸配列に関する。また、本発明は、GGTase−I及びゲラニルゲ ラニル修飾ポリペプチドの生成方法にも関する。さらに、本発明は、GGTas e−I活性を改変する能力について化合物をスクリーニングする方法に関する。 背景 イソプレノイド脂質による共有結合的な修飾(プレニル化)は、膜の相互作用 及び蛋白質の生理活性に寄与し、そうした蛋白質は急増している(Maltes e,FASEB J.4:3319(1990);Glomsetら,Tren ds Biochem.Sci.15:139(1990))。ファ ルネシル(炭素15個)またはゲラニルゲラニル(炭素20個)イソプレノイド は、ゲラニルゲラニルが蛋白質に見出される優位のイソプレノイドではあるが、 特定の蛋白質に結合することが可能である(Farnsworthら,Scie nce 247:320(1990))。プレニルトランスフェラーゼ、蛋白質 I型ゲラニルゲラニルトランスフェラーゼ(GGTase−I)は、ゲラニルゲ ラニル基をプレニル供与体ゲラニルゲラニル二リン酸からC末端CAAX−モチ ーフ(ここで、“A”は脂肪族アミノ酸を含むあらゆるアミノ酸であり、“X” 残基はロイシンである)を含む基質蛋白質のシステイン残基に転移させる(Cl arke,Ann.Rev.Biochem.61:355(1992);Ca sey,J.Lipid.Res.330:1731(1992))。GGTa se−Iの既知標的には、脳ヘテロトリマーG蛋白質のγ−サブユニット並びに Rac1、Rac2、Rap1A及びRap1BのようなRas関連小GTP結 合蛋白質が含まれる(Menardら,Eur.J.Biochem.206: 537(1992);Caseyら,Proc.Natl.Acad.Sci. USA 88:8631(1991);Mooresら,J. Biol.Chem.136:14603(1991))。加えて、これらの基 質のCAAXモチーフを含む短いペプチドも前記酵素によって認識され得る(C aseyら,前出;Mooresら,前出;Yokoyamaら,Proc.N atl.Acad.Sci.USA 88:5302(1991))。この種の ペプチドの1つを固定化してアフィニティ・マトリックスとして用いることによ り、ウシの脳からGGTase−Iが単離されている(Moomaw及びCas ey,J.Biol.Chem.267:17438(1992))。精製した 酵素は48kDa及び43kDaの分子量の2つのサブユニットを有しており、 それぞれα及びβ(以下、βGGIと呼ぶ)と呼ばれている。GGTase−Iの 最適活性は、Mg2+及びZn2+の両者に依存する。Zn2+依存性の実証には、キ レート剤に対する長時間インキュベーション、またはキレート剤の存在下での精 製が必要であった。この特性により、GGTase−Iは亜鉛金属結合酵素と呼 ばれている(Moomaw及びCasey,前出)。 GGTase−Iの特性は、関連酵素である蛋白質ファルネシルトランスフェ ラーゼ(FTase)の特性に似ている。 FTaseは、プレニル基をファルネシル二リン酸から基質蛋白質のシステイン 残基に転移させる。FTase蛋白質基質は、GGTase−Iの基質と同様に 、C末端CAAXモチーフを有している。しかしながら、哺乳動物FTase基 質の“X”は、GGTase−I基質がロイシンであるのに対して、一般にメチ オニン、セリンまたはグルタミンである(Mooresら,前出;Moomaw 及びCasey,前出)。FTaseの基質には、p21ras蛋白質、ラミンB 及び視覚信号変換に関与する幾つかの蛋白質が含まれる(Clarke,前出) 。GGTase−Iと同様に、FTaseの最適活性はMg2+及びZn2+イオン に依存する(Reissら,J.Biol.Chem.267:6403(19 92))。精製された哺乳動物FTaseは2つの異なるサブユニット、α及び β(以下、βFと呼ぶ)を含んでなり、それぞれ、SDS−PAGEで約48k Da及び46kDaの見かけの分子量を有している(Reissら,Cell 62:81(1990))。FTaseα及びβFをコードするcDNAクロー ンが単離されており、それらの推定アミノ酸配列は、それぞれ、酵母FTase のサブユニットをコードする酵母菌(Saccha ramoyces cerevisiae)蛋白質Ram2及びDpr1/Ra m1と相同である(Mooresら,前出;Chenら,Proc.Natl. Acad.Sci.USA 88:11368(1991);Kohlら,J. Biol.Chem.266:18884(1991);Heら,Proc.N atl.Acad.Sci.USA 88:11373(1991))。 哺乳動物GGTase−I及びFTaseの48kDa αサブユニットは免 疫学的に交差反応性であることが示されており、これは、これら2つの酵素が共 通のαサブユニットを共有していることを示唆している(Moomaw及びCa sey,前出;Kohlら,前出;Seabraら,Cell 65:429( 1991))。同様に、酵母FTaseのα様サブユニットをコードする酵母遺 伝子RAM2の変異は、GGTase−I活性及びFTase活性の両者に欠陥 を有する株を生じる結果となる(Mooresら,J.Biol.Chem.2 66:18884(1991);Kohlら,前出)。Ram2とCdc43/ Cal1との細菌での同時発現(coexpression)ではGGTase −I活性 がある(Mayerら,J.Biol.Chem.267:20589(199 2))のに対して、Ram2とRam1とを同時発現するとFTase活性を生 じる(Heら,前出)ことからも、酵母FTaseとGGTase−Iとが共通 サブユニットを有することがさらに確認される。GGTase−Iの酵母Cdc 43/Cal1サブユニットが酵母Ram1/Dpr1及び哺乳動物βFに類似 するアミノ酸を示すことから、これが哺乳動物βGGIの酵母相同体である可能性 がある(Ohyaら,J.Biol.Chem.266:12356(1991 ))。 GGTase−Iは、Cys−Cys又はCys−X−Cysモチーフで終止 している小GTP結合蛋白質のCOOH−末端システインにゲラニルゲラニル基 を結合させる、蛋白質II型ゲラニルゲラニルトランスフェラーゼとも呼ばれる、 関連酵素Rabゲラニルゲラニルトランスフェラーゼとは異なる(Moores ら,前出;Seabraら,J.Biol.Chem.267:14497(1 992);Horiuchiら,J.Biol.Chem.266:16981 (1991))。GGTase−IIの標的蛋白には、小胞体及びゴルジ 複合体中に存在するRab1A、シナプス小胞の構成要素であるRab3Aが含 まれる(Pfeffer,Trends.Cell.Biol.2:41(19 92))。GGTase−IIはその標的蛋白質に相当するCOOH−末端ペプチ ドを認識せず、むしろ基質認識はRab蛋白質上のさらなる決定基に関与してい るものと思われる(Mooresら,前出;Khosravi−Farら,J. Biol.Chem.267:24363(1992))。GGTase−IIは 3つの蛋白質成分からなる。成分の1つである95kDaのRabエスコート蛋 白質は、基質蛋白質を結合し、それらを酵素の触媒性サブユニットに渡すものと 思われる(Andresら,Cell 73:1091(1993))。GGT ase−IIの触媒性成分は緊密に関係する2つのポリペプチドを含んでおり、こ れらは、それぞれ、60kDa及び38kDaの見かけの分子量を有し、FTa seのα及びβFサブユニットとの類似性を示す(Armstrongら,J. Biol.Chem.268:12221(1993))。 本発明は、GGTase−I、特にはβGGIサブユニットをコードする核酸配 列を提供する。これらの配列は、組換えによ るGGTase−Iの生成に用いることが可能である。この酵素が多量に利用可 能になると、診断及び治療用途のある、ゲラニルゲラニル修飾蛋白質及びペプチ ドの製造を可能にする。加えて、この酵素は、GGTase−I活性を改変する 能力についての化合物のスクリーニングに用いることが可能である。そのような 化合物は、ガン及び炎症を含む領域での薬物療法に有用であることが予想される 。 発明の目的及び要約 本発明の一般的な目的は、GGTase−I、特にそのβサブユニットをコー ドするヌクレオチド配列を提供することにある。本発明のさらなる目的は、GG Tase−I、又はそのβサブユニットを合成する方法、及びGGTase−I 活性を改変する能力について化合物をスクリーニングする方法を提供することに ある。本発明の様々な他の目的及び利点は、以下の開示を読むことにより、当業 者には明らかであろう。 態様の1つにおいては、本発明はGGTase−Iをコードする単離された核 酸に関する。さらなる態様においては、本発明は、哺乳動物GGTase−Iの βサブュニット、または少なくとも15個連続した塩基を有するその一部、また はその相 補体をコードする、単離された核酸に関する。また、本発明は、上記核酸及びベ クターを含む組換え分子、並びに該組換え分子を含む宿主細胞にも関する。加え て、本発明は、GGTase−IもしくはGGTase−Iのβサブユニット、 またはその一部を製造する方法であって、上記宿主細胞を、前記核酸が発現し、 それによりGGTase−IもしくはGGTase−Iのβサブユニット、また はその一部が生成するような条件下で培養することを包含する方法に関する。 さらなる態様においては、本発明は、二本鎖DNA分子を本質的に含んでなり 、そのうちの1本の鎖が哺乳動物GGTase−Iのβサブユニット、又は少な くとも15個連続した塩基対を有するそれらの一部をコードする、単離された核 酸に関する。また、本発明は、プロモーターに作用可能に結合し、あるいはプロ モーターに対して逆向きの前記核酸を含む組換え分子にも関する。さらに、本発 明は、宿主細胞におけるGGTase−Iの生成を阻害する方法であって、核酸 が転写され、それによりGGTase−Iの生成が阻害されるような条件下にお いて、細胞に前記組換え分子を導入することを包含する方法に関する。 さらに別の態様においては、本発明は、GGTase−I活性を改変する能力 について被検化合物をスクリーニングする方法に関する。この方法は、被検化合 物の存在下及び非存在下でのサンプルのGGTase−I活性を比較することを 包含するものであり、被検化合物の存在下で活性が低下すれば該被検化合物の阻 害活性を示し、活性が増加すれば該被検化合物はむしろ増殖活性のあることを示 す。 図面の詳細な説明 図1。ラットGGTase−I βGGIサブユニット(βGGI)のヌクレオチド (配列番号1)及び推定アミノ酸(配列番号2)配列。一文字略記が推定アミノ 酸に用いられている。 図2。ヒトGGTase−I βGGIサブユニットのヌクレオチド(配列番号 3)及び推定アミノ酸(配列番号4)配列。3′−非翻訳配列及び5′−非翻訳 配列が含まれる。一文字略記が推定アミノ酸に用いられている。 図3。中間体pRD566のヌクレオチド配列(配列番号5)。これは、ヒト βGGIの完全コーディング配列を含んでおり、最終的には翻訳によりヒト−FP Tase−αサブユニッ トのコーディング配列と結合する。 図4。pRD577のヌクレオチド配列(配列番号6)。これは、Glu−G lu−Pheエピトープ・タグを発現し、かつβGGI発現のためのリボソーム結 合部位を有する配列によりヒトFPT−αサブユニットのコーディング配列に翻 訳によって結合するヒトβGGI完全コーディング配列を含む。 図5。Sf9細胞発現により得られるGGTase−IのSDS−PAGE分 析。11%アクリルアミドゲルでの精製における処理工程の各々から得られるプ ールのアリコート。ポリペプチドはクーマシーブルー染色により可視化した。矢 印は分子量標準の移動位置を示す;レーン1、可溶抽出物25μg;レーン2、 DEAEプール25μg;レーン3、Q−HPプール1μg。 図6。精製組換えGGTase−Iの蛋白質基質特異性。検定は標準的な手順 (Caseyら,前出;Moomaw及びCasey,前出)で行い、各反応混 合物は示される濃度の基質蛋白質を含有していた。用いられる記号は、(□)、 ras−CVLL;(◆)、ras−CVLSである。 発明の詳細な説明 本発明は、一般にはGGTase−I、特にはそれらのβサブユニットをコー ドする核酸配列、又は前記コーディング配列の一部に関する。さらに、本発明は 、コードされた蛋白質、ポリペプチド又はペプチドに関する。ここで用いられ、 かつ核酸配列に適用される場合には、“一部”という用語は、少なくとも15塩 基、好ましくは少なくとも30塩基、より好ましくは少なくとも150塩基、最 も好ましくは少なくとも300塩基を有する断片に関する。蛋白質に適用される 場合には、“一部”という用語は、少なくとも5アミノ酸、好ましくは少なくと も10アミノ酸、より好ましくは少なくとも50アミノ酸、最も好ましくは少な くとも100アミノ酸を有するペプチド及びポリペプチドに関する。また、本発 明は、上記核酸配列を含む組換え分子及びそれで形質転換された宿主細胞に関す る。加えて、本発明は、前記形質転換宿主細胞を適当な条件下で培養することに よる、該核酸配列中にコード化されている蛋白質、ポリペプチド又はペプチドの 製造方法に関する。さらに、本発明は、GGTase−I活性を改変する能力に ついて化合物をスクリーニングする方法に関する。 より具体的には、本発明は、哺乳動物GGTase−I、特にはそのβサブユ ニットのアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列、又は上に定義されるよう なその一部に関する。特には、本発明は、配列番号2又は配列番号4(図1及び 2も参照のこと)のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列、又は上に定義 される通りのその一部(単に例示であるが、配列番号1又は配列番号3のDNA 配列(図1及び図2も参照のこと))に関する。さらに、本発明が関与するヌク レオチド配列には、配列番号2又は配列番号4に示されるものと実質的に同じ蛋 白質が含まれる。この実質的に同じ蛋白質には、例えば、配列番号2又は配列番 号4に示される配列の機能的均等物の他に、それらの種内変種が含まれる。さら に、本発明は、配列番号1及び配列番号3に示される配列に実質的に等しいヌク レオチド配列に関する。“実質的に等しい”配列は、42℃で、40%ホルムア ミドを含有する4×生理食塩水/クエン酸ナトリウム(SSC)中において、そ の相補物が配列番号1又は配列番号3の核酸配列にハイブリダイズし、かつ42 ℃で、0.1%SDS(注:20×SSC=3M塩化ナトリウム/0.3Mクエ ン酸ナトリウム)を含有する0.2×SSCで洗浄した場合 も結合を保持するものである。また、本発明は、上述のものに相補的な核酸にも 関する。 また、本発明は、上述のヌクレオチド配列を含む組換え分子及びこの組換え分 子で形質転換された宿主細胞にも関する。当該技術分野で周知の標準的な方法を 用いて、ベクター及びGGTase−I(特に、それらのβサブユニット)をコ ードするヌクレオチド配列、又は上に定義される通りのその一部を含む組換え分 子を構築することが可能である。本発明での使用に適するベクターには、プラス ミド及びウイルスベクターが含まれる。哺乳動物GGTaseのα及び/又はβ サブユニットをコードするDNA配列がクローン化されるプラスミドベクターは 、選択される宿主細胞、例えば細菌細胞への形質転換に適合するいかなるベクタ ーであってもよい。このようなベクターには、ColE1(例えば、pBR32 2、pUC8、pUC9、pUC18、pUC19等)(Yanish−Per ronら,Gene 33:103(1985))又はP15a(例えば、pA CYC177、pACYC184等)(Chang及びCohen,J.Bac teriology 134:1141(1978))の派生体が含まれるが、 こ れらに限定されるものではない。本発明での使用に適する他のベクターには、p GEM4Z、pVL1392及びpCMVが含まれる。本発明のヌクレオチド配 列は、調節要素、例えばプロモーター、に作用可能に連結するベクター中に存在 させることが可能である。適切なプロモーターには、tacプロモーター(Am monら,Gene 25:167(1983))、lacプロモーター(Si ebenlistら,Cell 20:269(1980))及びtrpプロモ ーター(Bennetら,J.Mol.Biol.121:113(1978) )が含まれるが、これらに限定されるものではない。これらのプロモーターは、 DNAのmRNAへの転写に大腸菌RNAポリメラーゼを用いる。本発明の態様 の1つにおいては、プロモーターはプラスミドpBTac1(Boehring er Mannheim Biochemicalsより市販されている)に見 出されるtacプロモーターである。本発明での使用に適する他のプロモーター /RNAポリメラーゼ系には、RNAバクテリオファージ・プロモーター及びそ れらの同族RNAポリメラーゼが含まれる。このようなシステムの例には、バク テリオファージT7プロモーター及びT7 RNAポリ メラーゼ(Studier及びMoffat,J.Mol.Biol.189: 113(1986))が含まれる。バクテリオファージT7プロモーター及びR NAポリメラーゼにより、tacプロモーターよりも高いレベルの蛋白質発現が 得られることが期待される。SP6、SV40、ポリヘドリン又はアデノウイル スから誘導されるプロモーターも用いることができる。GGTase−Iの合成 が求められる場合には、α及びβサブユニットをコードする配列は同じベクター 中に存在していても、あるいは別々のベクター中に存在していてもよい。いずれ の場合においても、各配列は、都合よく独立に転写される。 前述のように、本発明の組換え分子を宿主細胞の形質転換に適するように構築 することが可能である。適切な宿主細胞には、細菌のような原核細胞、酵母のよ うな低級真核細胞、並びに哺乳動物及び昆虫細胞のような高級真核細胞が含まれ る。当業者は、様々な周知の方法を用いて、本発明の組換え分子を適正な宿主細 胞に導入することができる。 さらに、本発明は、GGTase−I(特に、そのβサブユニット)、又は上 に定義される通りのその一部の製造方法に関する。この方法は、上記形質転換宿 主細胞を、コーディング配 列が発現し、それにより蛋白質が産生されるような条件下において培養すること を包含する。 さらに、本発明は、GGTase−I(例えば、哺乳動物GGTase−I) 、特には、そのβサブユニット、又は上に定義される通りのその一部に関し、通 常は関連する蛋白質が実質的に存在しない。本発明の蛋白質、ポリペプチド及び ペプチドは、前述の核酸配列を用いて組換えにより、あるいは周知の方法を用い て化学的に生成させることができる。本発明の蛋白質は単独で、あるいは、例え ば、グルタチオンS−トランスフェラーゼ又はマルトース結合蛋白質のような蛋 白質との融合蛋白質として生成させることが可能である。このような融合生成物 は組換えにより生成させることができる。例えば、本発明のコーディング配列( 例えば、哺乳動物GGTase−Iのβサブユニットをコードする配列)を他の 蛋白質(例えば、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ又はマルトース結合蛋 白質)をコードする配列と共にフレームを合せてクローン化し、適正な宿主細胞 中で融合生成物を発現させることが可能である(例えば、Guanら,Gene 67:21(1987);Mainaら,Gene 74:365(1988 );Smi th及びJohnson,Gene 67:31(1988)を参照のこと)。 本発明の蛋白質、ポリペプチド及びペプチドは、GGTase−I特異抗体、 特には、GGTase−Iのβサブユニットに特異的な抗体の生成に、抗原とし て用いることができる。抗体生成の方法は当該技術分野において周知である。モ ノクローナル抗体及びポリクローナル抗体の両者、さらにその結合断片が意図さ れる。当業者は、そのような抗体が本発明の蛋白質の選択的な同定及び単離に利 用可能であることを認識するであろう。あるいは、これらの抗体を、生体内又は 生体外において、GGTase−I作用を阻止するのに用いることができる。 また、本発明は、GGTase−I活性を改変する(例えば、阻害する)能力 についての化合物のスクリーニング、並びにそれによる、例えば、アゴニスト又 はアンタゴニストとして役立ち得る化合物の同定に、本発明の蛋白質(例えば、 組換えにより産生されたGGTase−I)を用いる方法にも関する。典型的な スクリーニング検定においては、GGTase−Iを、ゲラニルゲラニル二リン 酸及びGGTase−I基質(例えば、GGTase−Iによって認識されるC AAXモチーフを含む 蛋白質又はペプチド)と共に、その酵素改変活性(例えば、阻害能力)を試験し ようとする化合物の存在下及び非存在下においてインキュベートする。その後、 ゲラニルゲラニル基の基質への取り込みを測定する。被検サンプルにおける酵素 活性の低下(すなわち、取り込みの減少)があれば、被検化合物が酵素の阻害剤 であることを示している。被検サンプルにおける酵素活性の上昇があれば、被検 化合物が酵素の増強剤であることを示している。このようなスクリーニング方法 は、ガン及び炎症のような領域での薬物療法剤の潜在的な用途の同定だけではな く、GGTase−IとFTaseのような関連酵素との間での阻害剤の選択性 の区別にも有用である。 GGTase−I阻害剤には、GGTase−Iの特異的基質に似せた構造を 有する化合物が含まれるが、これらに限定されるものではない。したがって、ゲ ラニルゲラニル二リン酸の類似体は、FTaseではなくGGTase−Iに対 する相互作用の特異性を示すことが期待される(Moomaw及びCasey, 前出;Mooresら,前出)。同様に、C末端残基がロイシンであるCAAX 含有ペプチドもGGTase−Iとは強く相互作用するが、FTaseとの相互 作用は不十分 であり、このようなペプチド又はそれらの類似体(例えば、ペプチド擬似体(例 えば、Kohlら,Science 260:1934(1993)を参照)) はGGTase−Iの特異的阻害剤として用いることができる(Caseyら, 前出;Yokoyamaら,前出)。GGTase−Iの他の潜在的阻害剤には 、GGTase−Iに含まれる、酵素活性に必要な亜鉛原子と特異的に相互作用 する化合物(例えば、キレート剤)が含まれる(Moomaw及びCasey, 前出)。 本発明の核酸及びアミノ酸配列には診断上及び治療上の用途がある。例えば、 基質蛋白質に特異的に結合し、GGTase−Iによる認識を妨げることにより それらの修飾をブロックするβGGIの一部に相当するペプチド(例えば、GGT ase−Iサブユニットの活性部位環境を模倣するペプチド)。GGTase− I活性は、βGGIの発現を減少させ、又は排除することによってもブロックする ことができる。例えば、βGGImRNAに相補的なアンチセンス・オリゴヌクレ オチドを、蛋白質の発現の選択的な減少又はオブレイト(oblate)に用い ることができる(例えば、Calabrietta,Cancer Resea rch 51:4505(1991)を参照 のこと)。加えて、触媒性RNA分子(“リボザイム”)を、βGGImRNAの 選択的な開裂と、それによるその転写の阻害に用いることができる(例えば、S ullenger及びCech,Science 262:1566(1963 )を参照のこと)。GGTase−I活性の阻害は、GGTase−I活性が病 的に活性化している臨床状況において利点がある(蛋白質活性化に対するGGT ase−Iの効果の検討については、Andoら,J.Biol.Chem.2 67:25709(1992)及びHeyworthら,J.Mol.Biol .Cell 4:261(1993)を参照のこと)。 また、本発明は、本発明の蛋白質、ペプチド又は核酸を含有する医薬組成物に も関する。本発明は、上記スクリーニング法を用いて選択された化合物を含有す る組成物にも関する。このような組成物は、活性作用物質を、薬学的に許容し得 る担体と組み合わせて含有する。組成物中の活性作用物質の量は、作用物質、患 者及び求められる効果によって変化し得る。同様に、投与計画も組成物及び治療 しようとする疾患/障害によって変化する。 本発明の特定の側面を、以下の非限定的な例により詳細に記 載する。 実施例 少なくとも以下の特定の例において用いられる手法及び試薬は以下の通りであ る: 用いられる分子生物学的技術には、Sambrookら(Molecular Cloning:A Laboratory Manual,Cold Sp ring Harbor Laboratory Press,Cold Sp ring Harbor,NY(1990))及びSaikiら(Scienc e 239:487(1998))によって記述されたものが含まれる。酵素類 は、New England Biolabs(Beverly,Massac husetts)又はBoehringer−Mannheim(Indian apolis,Indiana)から入手した。cDNAクローンは、pGEM −4Z又はpUC18もしくはpUC19にサブクローン化し、汎用プライマー もしくは特異的内部プラィマーを用いてジデオキシ鎖終止法(Sangerら, Proc.Natl.Acad.Sci.USA 74:5463(1977) )により配列決定を行った。全ての cDNA及びPCR産物の両鎖について配列決定を行った。[32P]標識DNA プローブは、無作為プライマー標識キット(BRLもしくはBoehringe r−Mannheim)及び[32P]dNTP(Amersham)を用いて合 成した。全細胞RNAは、グアニジン・チオシアネート/CsCl遠心法(Ch irgwinら,Biochem.18:5294(1979))により、組織 から単離した。ポリ(A)+RNAは、オリゴ(dT)−セルロースクロマトグ ラフィにより単離した(Sambrookら,前出)。 例I GGTase−Iの蛋白質配列決定 開示されている(Moomaw及びCasey,前出)通りにアフィニティク ロマトグラフィを用いてウシ脳から精製されたGGTase−I約1ナノモルを 、11%SDS−ポリアクリルアミドゲルでの電気泳動に処し、ニトロセルロー ス紙に移した。次いで、このニトロセルロース紙をPonceau Sで染色し てサブユニットポリペプチドの位置を決定した。48kDa及び43kDaバン ド(それぞれ、α及びβGGIポリペプチド成分に相当する)をニトロセルロース から切り離し、処 理のためHarvard Microchem(Cambridge,Mass achusetts)に送った。簡潔に述べると、これには、トリプシンによる その場での消化、生成したペプチドの微孔質HPLCによる単離、及び配列決定 が含まれる(Aebersoldら,Proc.Natl.Acad.Sci. USA 84:6970(1987))。 HPLCにより明瞭に分離された3つのαサブユニットペプチド及び5つのβGGI サブユニットペプチドの信頼性の高い配列が得られた。ウシGGTase− Iの48kDaαサブユニットから得られたペプチドと、cDNAクローン(K ohlら,前出)から推定されたウシFTase−αの対応領域との配列の比較 を示す(表I) GGTase−Iのαサブユニットに由来する3つの異なるペプチドの配列決 定を行い、FTaseαの領域と100%等しいことを見出した。これは、GG Tase−I及びFTaseの両者が共通のサブユニットを共有することを示し ている(下記例IIIも参照のこと)。 例II 哺乳動物GGTase−IβGGIサブユニットcDNAのクローニング 2つの縮重オリゴヌクレオチドプライマー[GCTC−GGATCC−C−( A/G)AA−(A/G)TT−NGT−(A/G)TA−(T/C)TG−( A/G)A(配列番号15)及びGTCG−GAATTC−ACN−AT(A/ C/T)−GCN−TT(C/T)−TT(C/T)−GC(配列番号16)] を、2つのβGGIサブユニットペプチド配列[それぞれ、IFQYTNFEK( アンチセンスオリゴ)及びTIAFFLSGLDMLD]の一部に基づいて合成 した。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)(Saikiら,Science 23 9:487(1988))を、ウシ脳cDNAライブラリーから得られたDNA を鋳型として用いて行った(Vogel ら,Nature 335:90(1988))。ペプチドGSSYLGIPF NPSK(表Iにおけるペプチド2)の一部をコードする縮重オリゴヌクレオチ ド[GTAC−TCTAGA−GGN−AT(A/C/T)−CCN−TT(T /C)−AA(T/C)−CC(配列番号17)]にハイブリダイズする730 bpのPCR産物を単離した。このPCR産物をEcoRI及びBamHI(P CRオリゴ体における制限部位)で開裂させ、pUC19にクローン化してpR D548を作製した。 βGGIサブユニットをコードするヒトcDNAを単離するため、pRD548 中のコーディング配列のN−末端部分を有する300bpのEcoRI−Hin dIII断片を[32P]標識し、開示されている(Kohlら,前出)通りに、各 々λgt11中のヒト胎盤cDNAライブラリー(Clonetech)及びλ max1中のヒト腎臓cDNAライブラリー(Clonetech)の両者に由 来する約106プラークのスクリーニングに用いた。6つのcDNAクローンが ヒト胎盤cDNAライブラリーから単離され、7つのcDNAクローンがヒト腎 臓cDNAライブラリーから単離された。λgt11ライブラリ ーからのファージを単離し、cDNAインサートをEcoRI断片としてpUC 18にサブクローン化した。λmax1ライブラリーに由来するクローンからの cDNAインサートをファージミドとして切り出した。ヒト胎盤cDNAライブ ラリーに由来するクローン3からの1.55kbのcDNAを含むプラスミドを pRD550と名付けた。pRD550中のインサートは、N−末端の36コド ンを除いてβGGIに対する全てを有している。ヒト腎臓cDNAライブラリーに 由来するクローン27からの0.7kbのcDNAを有するファージミドをpR D558と名付けた。pRD558中のインサートはβGGIのN−末端の123 アミノ酸をコードする。完全なヒトβGGIコーディング配列を有するプラスミド を以下の通り構築した:BamHI及びScaI部位をβGGI開始コドンの上流 に配置したpRD558に対してPCRを行った。このDNAを、βGGIコーデ ィング配列内での開裂をもたらすBamHI及びXhoIで開裂させ、0.13 kbの断片1を作製した。断片2は、XhoI部位の下流のコーディング配列を 含む、pRD550由来の1.52kbのXhoI−EcoRI断片であった。 断片1及び2をBamHI−EcoRI消化pUC18に クローン化し、ヒトβGGI及び3′−非翻訳配列の完全なコーディング配列を含 むpRD566を作製した。pRD566の塩基配列を図3に示す。 βGGIサブユニットをコードするラットcDNAを単離するため、pRD54 8に由来するPCRプローブを標識し、ラット脳5′−伸長cDNAλgt10 ライブラリー(Clontech)のスクリーニングに用いた。フィルター2枚 を、4×SSC(1×SSC=150mM NaCl/15mMクエン酸ナトリ ウム、pH=7)及び40%ホルムアミド(Sambrookら,前出)中にお いて、42℃で、ハイブリダイゼーション緩衝液1ml当り2×106cpmの [32P]標識プローブとハイブリダイズさせた。このフィルターを、42℃で1 5分間、2×SSC、0.1%SDSにおいて2回、次いで、42℃で30分間 、0.2×SSC、0.1%SDSにおいて洗浄した。スクリーニングした1× 106プラークのうち5つの陽性が同定され、プラークを精製した。最も長い5 ′−末端を有するクローン(クローン22と命名)をpGEM−4Zにサブクロ ーン化し、両鎖について配列決定を行った。このクローンのDNA配列決定によ り、このクローンが最初の 2つのコドンを除いてラットβGGIサブユニットの全てを含むことが示された。 ラットβGGIのN−末端コーディング配列を単離するため、cDNA末端の5 ′−急速増幅(RACE)をクローン22の5′−末端の伸長に用いた(Fro hman in PCR protocols:A Guide to Met hods and Applications(Innisら編),pp.28 −38,Academic Press,San Diego(1990))。 3つのプライマーをクローン22の5′−末端配列に基づいて調製した。これら のプライマーの1つを用いて第1のcDNA鎖をラット脳mRNAから合成した 後、ターミナルトランスフェラーゼでこのcDNAの後にdATPを付けた。2 組のプライマー及びオリゴdTプライマーを用いて、PCR反応を2ラウンド行 った。得られたRACE産物をpGEM−4Zにクローン化した。異なるPCR 反応からの12のクローンを両鎖について配列決定し、全てから同一の配列が得 られた。これらのクローンのDNA配列は、クローン22中のcDNAの5′− 末端の上流にフレーム内ATGコドン3塩基対を有していた。このATGコドン は、 ヒトβGGIのcDNA配列(図2)に見出される開始コドンと同じ位置に存在す る。 GGTase−Iの完全なラットβGGIサブユニットをコードするcDNAを 、730bpのPCRプローブと上述のRACE技術との組合せにより得た。ラ ットGGTase−IのβGGIサブユニットをコードするcDNAのヌクレオチ ド配列を配列番号1に示す。このcDNA配列はATG開始コドンを有し、その 配列が精製βGGIサブユニットのトリプシン消化により得られた5つのペプチド (例Iの表Iを参照)を全て含む377アミノ酸の蛋白質をコードする。クロー ン化ラットβGGIポリペプチドの予想分子量42.4kDaは、ウシ脳から精製 された酵素のβGGIサブユニットに対するSDS−PAGEにより観察される4 3kDaに非常に近似している(Moomaw及びCasey,J.Biol. Chem.136:14603(1991))。 ラット及びヒトGGTase−I βGGIサブユニットのアミノ酸配列の整合 を、他の蛋白質プレニルトランスフェラーゼβサブユニットと共に作成した。こ れらの付加的なβサブユニットには、ラットFTase(Chenら,Cell 66: 327(1991))、ラットGGTase−II(Armstrongら,前出 )及び酵母のCDC43遺伝子産物(Ohyaら,前出)のものが含まれる。3 77個のアミノ酸のうちの僅か10個のみがラット及びヒトGGTase−I βGGIサブユニットの間で異なり、この10個の置換部分のうちの7個は保存的 アミノ酸変化に関与する。一般に、C−末端領域は、蛋白質プレニルトランスフ ェラーゼβサブユニットの間ではN−末端領域よりも保存性が高い。例外は、ラ ット及びヒトのGGTase−I及びCdc43のβGGIサブユニットのN−末 端領域であり、これらは他の蛋白質プレニルトランスフェラーゼβサブユニット よりも高い相同性を互いに示す。この観察は、異なる種に由来するGGTase −Iのβサブユニットである蛋白質と一致する。 例III 組換えGGTase−I及びFTaseの発現及び精製 a)大腸菌内におけるヒトGGTase−Iの発現 大腸菌においてヒトGGTase−Iを発現させるため、クローン化ヒトβGG I サブユニットcDNA及び既にクローン化されているヒトFTase−αサブ ユニットcDNA (Omerら,Biochem.32:5167(1993))を、翻訳により 結合させたプラスミドにおいて同時発現させた。大腸菌において、プラスミドp T5T−hFPTase−αは、バクテリオファージT7プロモーターから、C −末端Glu−Glu−Pheエピトープ・タグを有するヒトαサブユニット蛋 白質を発現する。このプラスミドpT5T−hFPTase−αプラスミドは、 Omerらが記述する通りに得た(前出)。具体的には、ヒトFPTaseのα サブユニットのコーディング領域を、EcoRI制限部位がαサブユニットコー ディング配列の直前及び直後に配置されるようにPCRで修飾し(Saikiら ,前出)、pUC18にクローン化してpRD452を作製した。pRD452 のインサートの配列は以下の通りである: pRD452を、プラスミドのポリリンカー領域内のみを切断するSacIで 切断し、末端をT4DNAポリメラーゼ及び dNTPで鈍端化して再環化した。このプラスミドをEcoRIで部分的に消化 し、末端を大腸菌DNAポリメラーゼのクレノウ断片及びdNTPで平滑化して 再環化した。ヒトFPTaseのαサブユニットをコードするコーディング配列 の下流のEcoRI部位が平滑化されている、この工程で得られたプラスミドが 同定され、pRD494と名付けられた。pRD494中のインサートの配列は 以下の通りである: このプラスミドではSacI制限エンドヌクレアーゼ部位は完全に失われてい た。αサブユニットコーディング配列の5′−末端の約70bpのEcoRI− BanII断片をコードし、各コドンの3位に主にA又はTを含む合成オリゴヌク レオチドを作製し、EcoRI及びBanIIで切断したpRD494に挿入して pRD493を作製した。pRD493におけるαサブユニットコーディング配 列及び周囲の制限部位の配列は以下の通りである: pRD493のαサブユニット・コーディング領域の5′−末端を、αサブユ ニットのφ10被覆蛋白質への翻訳による結合を容易にする付加配列に加えて、 BamHI部位を配置するPCRによって修飾した。この0.8kbのBamH I−SpeI断片をpRD471由来のSpeI−HindIII断片と接合し、 pT5T(Eisenbergら,Nature 343:341(1990) )をBamHI−HindIII切断してpT5T−FPTaseαを作製した。 pT5T−FPTase−αにおけるインサートの配列は以下の通りである: ヒトβGGI蛋白質のコーディング配列を、以下のようにして、pT5T−hF PTase−α中のαサブユニットコーディング配列の下流にクローン化した。 αのC−末端とβGGIサブユニット・コーディング配列のN−末端との間にCT 配列を有する、0.5kbのSpeI−XhoI断片である断片1を、pT5T −hFPTase−α及びpRD566を鋳型として用いる組換えPCRにより 作製した(Higuchi(1990)PCR Protocols:A Gu ide to Methods and Applications(Inni s,M.A.,Gelfand,D.H.,Sninsky,J.J.& Wh ite,T.J.編),pp177−183,Academic Press, San Diego)。pRD566に由来する1.52kbのXhoI−Ec oRI断片である断片2は、断片1には含まれないβGGIコーディング配列の一 部を有していた。断片3はpT5T−hFPTase−αに由来する6.2kb のSpeI(部分消化)−EcoRI断片であり、これは断片1に含まれないα コーディング配列の一部及びベクター並びにpT5T−hFPTase−αに由 来するプロモーター配列を有してい た。断片1、2及び3を一緒に接合して、下記構造を有するpRD577を作製 した。 ヒトβGGIサブユニツトのコーディング配列を、Glu−Glu−Pheエピ トープ・タグ内にβGGIの発現のためのリボソーム結合部位(RBS)を有する αサブユニット・コーディング配列に翻訳により結合させた。pRD577の塩 基配列を図3に示す。 ヒトGGTase−Iを発現させるため、開示されている(Omerら,前出 )ように、大腸菌BL21(DE3)をpRD577で形質転換してRD578 株(American Type Culture Collection、1 2301 Parklawn Drive、Rockville、Maryla ndに寄託され、受託番号 が与えられている)を作製し、成長さ せて、0.5mMイソプレニル−β−D−チオガラクトシドで誘発させた。組換 えヒト GGTase−Iを、ヒトFTaseについて本質的に開示されるように、αサ ブユニット上のGlu−Glu−Pheエピトープ・タグを結合するYL1/2 抗体カラム、及び任意のMonoQ HR 5/5カラムを用いて、細胞から精 製した(Omerら,前出)。約0.25MのNaClで、GGTase−Iが MonoQカラムから溶出した。 b)Sf9細胞におけるラットGGTase−Iの発現 ラットβGGIcDNAを標準的な手法を用いてPVL1392ベクターにサブ クローン化し、得られたプラスミドをPVL1392−βGGIと名付けた。また 、FTase−αサブユニットcDNAの全コーディング領域(ATCCより入 手)もPVL1392にサブクローン化した(PVL1392−α)。組換えバ キュロウイルスを生成するため、Sf9細胞に野生型ウイルスDNA(Phar Mingen)0.5μg並びにPVL1392−βGGI及びPVL1392− αの両者2μgを形質移入した。得られた組換えウイルスを標準的な手法(Su mmers及びSmith,Texas Agric ultural Exp eriment Station,Bulletin #1555(1987) )で精製し、1リ ットルのSf9細胞の感染多重度5での感染に用いた。感染の75時間後に細胞 を回収し、抽出物を調製した。GGTase−Iを、抽出物の可溶性画分から、 DEAE−セファセルDEAE−Sephacel及びQ−HP樹脂での順次ク ロマトグラフィーにより精製した。精製GGTase−IのSDS−PAGE分 析により、〜48kDa及び〜43kDaに、サブユニット・ポリペプチドの期 待される組成が示された(図5)。 βGGI及びFT−αの両者に対して抗−ペプチド抗血清を作製した。βGGIにつ いては、合成ペプチドは配列[C]GSSYLGIPFNPSK(配列番号24 )を有しており、これは、キーホール・リンペット・ヘモシアニン(KLH)に 交差反応するために付加したCys残基を伴う、βGGIcDNA中のaa97な いしaa109の推定アミノ酸配列に相当する。FT−αについては、合成ペプ チドはIGRSLQSKHSTE[C](配列番号25)であり、これは、付加 Cys残基を伴う、ラットFT−αcDNA(Chenら,前出)中のaa35 9ないしaa371の推定アミノ酸配列に相当する。両ペプチドをシステイン残 基を介してKLHに結合させ、ウサギの 免疫及び血清作製のためにNoble Research,Inc.に送付した 。既に開示されている(Mumby及びGilman,Meth.Enzymo l.195:215(1989))通りに、免疫血清を用いて免疫ブロッティン グを行った。βGGIペプチドに対して生じた抗血清は、精製組換えGGTase −I中の43kDaポリペプチドを特異的に認識した。これに対して、FT−α ポリペプチドに対して生じた抗血清は、48kDaポリペプチドを特異的に認識 した。 例IV 組換えGGTase−Iの酵素特性 YLY2抗体カラムを用いて調製したヒトGGTase−Iの酵素活性を、蛋 白質基質Ras−CVLSもしくはRas−CAIL及び脂質基質ファルネシル 二リン酸(FPP)もしくはゲラニルゲラニル二リン酸(GGPP)を用いて、 ヒトFTaseの酵素活性と比較した(Mooresら,前出;Yokoyam aら,前出;Moomawら,前出)。 組換えヒトGGTase−Iの酵素活性 精製組換えヒトGGTase−I及びFTaseを、開示されている(Moor esら,前出)通りに、a)Ras−CVLS(1mM)及び[3H]FPP( 0.5mM)[Ras−CVLS+FPP]、b)Ras−CAIL(1mM) 及び[3H]FPP(0.5mM)[Ras−CAIL+FPP]、c)Ras −CVLS(1mM)及び[3H]GGPP(0.5mM)[Ras−CVLS +GGPP]並びにd)Ras−CAIL(1mM)及び[3H]GGPP[R as−CAIL+GGPP]を用いて、活性について検定した。簡潔に述べると 、100ngのGGTase−I又はFTaseを 300ml反応液中で30分間インキュベートし、50mlアリコートを2、4 、6、8及び10分後に取り除いて酸/エタノール不溶物の放射能を測定した。 各検定を2回行い、取り込み率(nmol・h-1・mg-1)を測定して2回の平 均値を示す。 これらのデータは、大腸菌発現ヒトGGTase−I酵素が、Ras−CVL S及びFPPを基質として優先的に取り込むFTaseとは異なり、Ras−C AIL及びGGPPを基質として優先的に取り込むことを示している。これは、 ウシ脳のような天然源から単離された場合にこれら2つの酵素に見られるのと同 様である(Mooresら,前出,Moomaw及びCasey,前出)。大腸 菌発現GGTase−Iの特異的活性は、ウシ脳から精製されたGGTase− Iの値に類似している(490nmol・h-1・mg-1、Moomaw及びCa sey,前出)。したがって、組換えヒトGGTase−Iは天然源に由来する 酵素に類似しているもとの思われる。 精製組換えラットGGTase−Iを検定して、その酵素特性が天然源から単 離されたGGTase−Iに類似するかどうかを決定した。そのような実験の1 つの結果を示す(図6)。 検定条件及び基質蛋白質の作製は開示されている(Caseyら,前出;Moo maw及びCasey,前出)。組換えGGTase−Iは、C−末端にロイシ ン残基を有するras蛋白質(Ras−CVLL)は効率的に修飾することがで きるが、セリン残基を有するもの(Ras−CVLS)は効率的には修飾できな い。その代わり、Ras−CVLSはFTaseの良好な基質である(Case yら,前出;Reissら,前出)。加えて、組換えGGTase−Iは、哺乳 動物組織から精製される酵素と区別がつかないような形でC−末端にロイシン残 基を有する、短いCAAX型のペプチドを特異的に認識することができる(Ca seyら,前出)。 上に引用される全ての文献は、その全体が、参照することによりここに組込ま れる。 当業者は、この開示を読むことにより、本発明の本質的な範囲を離れることな く、形式及び詳細の様々な変更をなし得ることを認識するであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI //(C12N 9/10 C12R 1:91) (72)発明者 ケイジイ,パトリック・ジエイ アメリカ合衆国、ノース・カロライナ・ 27713、ダーラム、ロイヤル・プレイス・ 5421 (72)発明者 ツアン,フアン アメリカ合衆国、ノース・カロライナ・ 27705、ダーラム、プラツト・アベニユ ー・3011 (72)発明者 デイール,ロナルド・イー アメリカ合衆国、ペンシルバニア・18932、 ライン・レキシントン、メイプル・アベニ ユー・24 (72)発明者 コール,ナンシー・イー アメリカ合衆国、ペンシルバニア・19118、 ウインドムーア、ステントン・アベニユ ー・8055 (72)発明者 オーメル,チヤールズ・エイ アメリカ合衆国、ペンシルバニア・19446、 ランズデイル、ブロード・エイカーズ・ロ ード・100

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. I型ゲラニルゲラニルトランスフェラーゼ(GGTase−I)をコード する単離された核酸。 2. GGTase−Iが哺乳動物GGTase−Iである請求項1記載の核酸 。 3. 該GGTase−Iのβサブユニットが配列番号2又は配列番号4に記載 のアミノ酸配列を有する請求項1記載の核酸。 4. 該哺乳動物GGTase−Iが齧歯類動物又はヒトGGTase−Iであ る請求項2記載の核酸。 5. 哺乳動物GGTase−Iのβサブユニットをコードする単離された核酸 、又は少なくとも15個の連続した塩基を有するその一部、又はその相補体。 6. 該哺乳動物GGTase−Iが齧歯類動物又はヒトGGTase−Iであ る請求項5記載の核酸。 7. 核酸が配列番号2もしくは配列番号4に記載のアミノ酸配列、又は少なく とも5アミノ酸を有するその一部をコードする請求項5記載の単離された核酸。 8. 核酸が配列番号1もしくは配列番号3に示される配列、 又はそれと実質的に等しい配列、又は少なくとも15個の連続した塩基を有する その一部を有する請求項7記載の単離された核酸。 9. 該核酸が配列番号1もしくは配列番号3に示される配列、又は少なくとも 15個の連続した塩基を有するその一部を有する請求項8記載の単離された核酸 。 10. 核酸が配列番号1もしくは配列番号3に示される配列を有する請求項9 記載の単離された核酸。 11. 請求項1記載の核酸及びベクターを含む組換え分子。 12. 該核酸配列に作用可能に結合するプロモーターをさらに含む請求項11 記載の組換え分子。 13. 請求項11記載の組換え分子を含む宿主細胞。 14. 請求項13記載の宿主細胞を、該核酸配列が発現し、それにより該GG Tase−Iが産生されるような条件下において培養することを包含するGGT ase−Iの製造方法。 15. 請求項14記載の方法により製造されるGGTase−I。 16. 請求項5記載の核酸配列及びベクターを含む組換え分子。 17. 該核酸配列に作用可能に結合するプロモーターをさらに含む請求項16 記載の組換え分子。 18. 請求項16記載の組換え分子を含む宿主細胞。 19. 請求項18記載の宿主細胞を、該核酸配列が発現し、それにより該哺乳 動物GGTase−Iのβサブユニット又はその一部が産生されるような条件下 において培養することを包含する、哺乳動物GGTase−Iのβサブユニット 又はその一部の製造方法。 20. 請求項19記載の方法により製造された哺乳動物GGTase−Iのβ サブユニット。 21. 二重鎖DNA分子から本質的になる単離された核酸であって、該二重鎖 DNA分子の鎖の1つが哺乳動物GGTase−Iのβサブユニット、又は少な くとも15個の塩基対を有するその一部をコードする単離された核酸。 22. プロモーターに作用可能に結合し、又はプロモーターと逆向きの、請求 項21記載の核酸を含む組換え分子。 23. 請求項22記載の組換え分子を含む宿主細胞。 24. 宿主細胞におけるGGTase−Iの産生を阻害する方法であって、該 細胞に、該核酸が転写され、それにより該 GGTase−Iの産生が阻害されるような条件下で、請求項22記載の組換え 分子を導入することを包含する方法。 25. 被検化合物をGGTase−I活性を改変する能力についてスクリーニ ングする方法であって、 i)該被検化合物の存在下又は非存在下において、GGTase−I基質をゲ ラニルゲラニル二リン酸及びGGTase−Iと反応させ、並びに ii)ゲラニルゲラニル二リン酸から該基質へのゲラニルゲラニル基の転移を測 定すること、 を包含する方法であり、ここで、 被検化合物の非存在下における該基質へのゲラニルゲラニル基の転移に比べて 、被検化合物の存在下における該基質へのゲラニルゲラニル基の転移が減少すれ ば被検化合物が阻害活性を有することを示し、かつ 被検化合物の非存在下における該基質へのゲラニルゲラニル基の転移に比べて 、被検化合物の存在下における該基質へのゲラニルゲラニル基の転移が増加すれ ば被検化合物が増大活性を有することを示す方法。
JP7520244A 1994-01-31 1995-01-31 蛋白質修飾酵素 Withdrawn JPH09511134A (ja)

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