JPH09510577A - 電源電圧ランプ及びそのランプ用ランプ保持器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 送電線電圧ランプがガラスエンベロープ（１）と当接する円筒状部分（12）のあるランプキャップ（10）を有している。弾性カバー部材（20）がランプキャップ（10）の円筒状部分（12）の周りを取り巻いて締め且つ覆い、且つ周りを取り巻いて、外側へ延びる柔軟なカラー（21）を有している。カバー部材（20）がランプキャップ（10）の付近のエンベロープ（１）の円筒状部分（５）を覆ってもよい。エンベロープ（31）の形状が管状である場合には、カバー部材（40）が、エンベロープ（31）の全体を覆うように、ランプキャップ（10）から離れているカバー部材の端部（49）において閉じられたスリーブであってもよい。ランプが球根状のエンベロープ（１）を有する場合には、ランプがランプキャップ（10）の向かい側のエンベロープ（１）の部分を覆い且つカバー部材（70）との重複部分（81）を有する弾性ドーム形状部材（80）を有してもよい。このランプはランプ保持器へ、特に本発明のランプ保持器への気密な接続を与えることができ、その保持器はランプがそこへ取り付けられた場合に密封され且つ単純で且つ簡単に実現され得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】 電源電圧ランプ及びそのランプ用ランプ保持器 本発明は、 軸線を有する密封されたガラスエンベロープと、 該エンベロープへ固定され且つエンベロープの軸線を取り巻いているランプキ ャップであって、接点とエンベロープと当接する実質的に円筒状の部分とを有す るランプキャップと、 ランプキャップの接点へ電流導体がその電気素子から延びているエンベロープ の内側の電気素子と、 少なくともランプの一部分を周りを取り巻いて締めつけ且つ覆っている弾性カ バー部材と、 を具えている電源電圧ランプに関するものである。 本発明はそのようなランプ用のランプ保持器にも関係している。 そのようなランプは米国特許明細書第5 143 443号から既知である。 この既知のランプは、点灯中にランプにより放射される光へ色を与えるために 、ランプキャップと反対側のエンベロープの光放射窓部分が、有機顔料により着 色されているゴムジャケットにより覆われている反射ランプである。このジャケ ットはエンベロープ上に押しつけられ且つそれ自身の弾性により正しい位置に保 持される。このランプはネジを切られたランプキャップを有している。 米国特許明細書第3 312 814号及び第3 435 203号が、エンベロープのドーム形 にされた部分上に取り付けられる内部リブを持つ色フィルタ体を有する電灯を開 示している。 英国改定特許明細書第970 240号及び対応する米国特許明細書第3 116 885号が 、ランプ保持器内の電灯を開示しており、そのランプはシリコーンゴム光フィル タにより包まれている。このフィルタは、そのフィルタの溝を彫られた縁がラン プ保持器のフランジ上に取り付けられることで保持される。かくしてフィルタ の故意でない除去が妨害される。 電灯の幾つかの応用に対しては、ランプキャップの接点がランプを短絡させ得 る湿気から保護されることが望まれる。バヨネットランプキャップを有する電灯 が米国特許明細書第3 946 263号から既知である。絶縁された電線が電灯のキャ ップの接点へ半田付けされる。キャップ付のランプとそのキャップへのそれらの 接続における及び隣接する絶縁された電線との全体のユニットが、例えば浸漬又 は噴霧によりシリコーン合成物により覆われる。ゴムブーツがキャップへの電線 の接続において電線上に位置決めされる。ランプの取り替えがやっかいなこと、 及びランプが普通のランプ保持器内に取り付けられ得ないことが、このランプの 欠点である。 ドイツ国実用新案第J 548(25-02-50)は電源電圧ランプ用ランプ保持器に関係 しており、それはランプ入口を有するランプ空洞を規定する本体を有するハウジ ングと、電源電圧を供給するための接点部材と、ランプ入口と反対のハウジング へ入り且つ接点部材へ電気的に接続される電気ケーブルと、封止部材へ加圧部材 により及ぼされる圧力により電気ケーブルの周りでハウジングを密封するための 第１環状封止部材及び加圧部材とを具えている。電灯がこのランプ保持器内へ取 り付けられる場合に、弾性Ｏリングを間に入れながら本体の外側においてネジ上 へナットをねじ込むことにより空洞が密封され得る。 ランプを取り替えるに際してリングが緩み得るか、又は省略され得るので、ラ ンプへランプ保持器を密封するための手段がランプ保持器内に存在することは都 合が悪い。また、リングは取り替えられたランプの寿命の間にリングの密封特性 を失ってしまい得る。その結果、ランプ保持器がランプの取り替えの後にもはや 正しく密封されないと言う危険がある。 また、加圧部材がハウジングにおいて作られるべきネジも必要とするナットで もあることはこの既知のランプ保持器のもう一つの欠点である。更にその上、接 点部材が電気ケーブルに保持器を通って滑らされもさせるランプ入口を介して本 体内へ挿入されねばならず、ますますランプ保持器の組み立てがやっかいなもの となる。 ランプ保持器内へ取り付けられた場合に周囲湿気が電灯の接点を濡らすのを防 止することのできる構造の、冒頭部分に記載した種類の電灯を提供することが本 発明の目的であり、一方そのランプはそれにもかかわらず容易に取り替えられ得 る。 ランプがそこへ取り付けられる場合に密封され、且つ単純で且つ簡単に実現さ れ得る構造のものであるそのような電灯用のランプ保持器を提供することが、本 発明のもう一つの目的である。 カバー部材がランプの接点を裸のままにしてランプキャップの円筒状部分の周 りを締め付け且つ覆い、且つ周りを取り巻いて、外側へ延びる柔軟なカラーを有 することで、第１目的は達成される。 柔軟なカラーはランプが中へ取り付けられるランプ保持器に対してカラーの寸 法を適合させ、それによりさもなければ存在するランプキャップとランプ保持器 との間の通路を密封する。ランプ保持器内への挿入を容易にするために、カラー がエンベロープから反対向きの円錐状表面を有する場合に好適である。このカラ ーは大きい柔軟性が必要な場合にはランプキャップから先細りにされてもよい。 好適な実施例においては、カバーが第１のカラーから軸方向に離れて間をあけ られた第２の周囲を取り囲む柔軟なカラーを有している。このことが、湿気がラ ンプ保持器内へ侵入しないと言う付加的な確実性を与えている。 必要なら、カバー部材がエンベロープから反対向きのランプキャップの表面部 分に対して置かれる内側に狭められた端部を有してもよい。ランプが比較的狭い ランプ保持器内へ挿入される場合に、カバー部材が巻き上げられ得ることがそれ により防止される。 一般的に、ランプキャップがエンベロープへ例えばセメントによる、例えば接 着剤によって、湿気がエンベロープとキャップの縁との間でランプキャップ内へ 侵入するのを防止されるような方法で固着される。そのような侵入を意図的に取 り除くことが望ましい場合には、カバー部材もランプキャップに隣接するエンベ ロープの実質的に円筒状の部分を周りを取り巻いて締め付け且つ覆う場合が好適 である。その時キャップとエンベロープとの間のあらゆる隙間が密封される。 時たま、電灯が爆発の危険がある環境において、例えば冷凍液が揮発性炭化水 素である冷凍機において用いられる。その時例えば漏洩の結果可燃性蒸気が存在 する空間内に起こる電気的アークを防止することが必要である。そのようなアー クはランプ保持器内又はランプキャップ内で起こり得るが、エンベロープが破砕 されてしまった後にランプがスイッチオンされた場合にエンベロープ内でも起こ る。本発明のランプの好適な実施例においては、エンベロープが形が実質的に管 状であり且つカバー部材が、エンベロープの全体を覆うように、ランプから離れ たカバー部材の端部において閉じられたスリーブであることで、この危険が取り 除かれる。 エンベロープが球根状の形状とランプキャップから離れた範囲において軸線を 横切る最大直径とを有するもう一つの実施例においては、弾性ドーム形状部材が 最大直径の範囲を含むランプキャップの反対のエンベロープの位置を覆い、且つ カバー部材との重複部分を有している。一般的に、球根状エンベロープを有する ランプの場合には、エンベロープの最も広い部分は一般にキャップの円筒状部分 の直径の二倍以上の直径を有するので、エンベロープの最も広い部分を超えてラ ンプキャップの円筒状部分に適合するカバーの比較的狭い部分を滑らせることが 可能にならない。カバーとドーム形状部材との重複する配置が爆発に対する安全 を与える。 カバーとドーム形状部材との間の、それらの重複する配置における正の保持力 が、ドーム形状部材とカバー部材とがその重複部分において周りを取り巻く噛み 合わせ構造を有しているこの実施例の変形に存在している。この構造は、例えば 溝と共働する棟、又は幾つかの棟と溝、又は二つ以上の棟と噛み合わせる１個以 上の棟を具えてもよい。棟は、例えば断面で矢のように形成されてもよく、それ が相補的な形状の溝内へ噛みついてもよい。そのような噛み合わせ構造がエンベ ロープが崩壊してしまったとしても関連する二つの体の接着をも改善し、且つそ の結果において重複部分の気密性を保証する。 エンベロープは好適に最大直径とランプキャップとの間の範囲に光反射塗装を 有し得る。ドーム形状部材はこの時反射塗装により形成される電気的素子の映像 を防止するために光分散してもよい。そのような反射塗装を有するほとんどのラ ンプにおいて、エンベロープ自身が、例えば弗化水素酸によるガラスのエッチン グにより、その目的のために光分散にされる。このことはランプの製造における 特別のステップと環境に有害である化学生成反応物の使用とを意味するのみでな く、光反射性にされなくてはならぬ範囲におけるエンベロープの艶消しされた表 面へ帰着する。結果として、光は反射されると同時に分散させられ且つ創り出さ れた光ビームは広げられる。粗い表面、例えば粗い内表面を有する結果として、 又は粉、例えばそこへ細かく分散させられた石英粉を有することにより、ドーム 形状部材は光分散性であってもよい。ドーム形状部材が着色剤を含んでもよい。 好適な実施例においては、ランプキャップの接点は、例えばピン又はストリッ プのような、ランプから軸方向に延びている部材であり得る。そのような接点部 材によるランプキャップを有するランプは米国特許明細書第5 313 134号から既 知である。そのような接点部材によるキャップを有する本発明によるランプは、 迅速な取り替えを可能にする利点を有する。一時に多数のランプが取り替えられ ねばならぬ場合、例えばスコアボードのような、表示パネルに用いられる前記の 種類の例えば反射ランプの場合には、これは特に重要である。 電気的素子は、例えばハロゲン含有ガス内の白熱体であってもよく、あるいは なるべく密封された内側エンベロープ内の、イオン化できる媒体内の一対の電極 であってもよい。 本発明の電灯は、例えば引用されたドイツ国実用新案第J 548に記載された種 類のランプ保持器内に用いられ得る。保持器の空洞への入口を密封するためのナ ットと弾性Ｏリングとはこの時余計であり、ランプはその目的のためにランプ自 身の手段を供給する。これらの手段はかくしてランプが取り替えられる時毎回自 動的に取り替えられる。代わりに、ランプが類似のランプ保持器内で用いられて もよく、しかしながらそれは、ランプ保持器が別の小部屋内にそれ自身収容され 且つランプ保持器のランプの入口のみが、湿っている環境又は爆発の危険のある 環境に置かれている場合に、ケーブルについて密封されない。 本発明によると、上記に参照された種類のランプ保持器においては、本発明の 第２の目的は、本体がランプ空洞へ開いた各接点部材に対するチャネルを有し、 そのチャネル内に接点部材がが保持され、且つその中へケーブルへ接続される接 点部材が実質的に直線の通路に沿ってランプ入口から離れている本体の端部から 導入されることで達成され、且つ 圧力部材が実質的に直線の運動でハウジングと組み立てられ且つハウジングへ 永久に固定される。 本発明のランプ保持器は単純な構造であり且つ簡単に実現され得る。接点部材 は後部から挿入され得るので、ケーブルがハウジングを通して押し分けて通され る必要はない。接点部材を取り付けるに際して及び圧力部材を組み立てるに際し ての実質的に直線の運動も、容易な且つ迅速な組み立てに寄与する。ランプ保持 器が分解可能であった場合に起こり得たのだが、環状封止部材がユーザにより誤 って残され得ないので、ハウジングへの圧力部材の永久的固定が保持器の信頼性 に寄与する。 ハウジングは手段、例えば壁へ又は壁内の開口部へ保持器を固定するためのフ ランジを有してもよい。特殊の実施例においては、ランプ保持器のハウジングが 本体と圧力部材との間に中間体を有してもよく、その中間体と本体とは実質的に 直線の運動で組み立てられ且つ永久に固定され、且つ第２の環状封止部材の介入 により相互に封止される。 この中間体の利点は、そのランプ保持器を組み立てるに際して、壁へランプ保 持器を固定するための多数の手段のうちの他の手段へ容易な切り換えを許容する ことである。かくして、その中間体は、フランジ、例えばネジ用の孔を有する例 えばフランジ、又は例えばバヨネット型の運動において、壁内の開口部に溝を規 定し、ランプ保持器の取り付けを可能にする双子フランジを具えてもよい。代わ りに、その中間体が壁内の開口部を通って滑らされ且つその壁の後部へ取り付け るための弾性的に取り付けられた顎のある留め金を有する。 また、中間体は、図から明らかになるように、ケーブルの直径と接点部材の相 互距離とにおける比較的大きい差を橋絡するための簡易手段である。 本体内のチャネルが、接点部材が取り付けられる場合に接点部材に通過するこ とを許容し、それらが通過した後にそれらが帰るのを阻止するように接点部材の 後に噛み付く弾性手段を有している。 接点部材は、例えば締めつけ動作によりそのような接点を受け取るために断面 がＣ形状であることで、接点部材が電灯のピン形状接点を接触させるように設計 されてもよい。しかしながら、代わりにバヨネットキャップを付けられたランプ 又はエジソンキャップを付けられたランプがランプ保持器内に取り付けられても よい。その目的のために、接点手段はランプ空洞内へ取り付けられてもよく、そ れは例えばピン形にされた又は舌形にされた接点部材の突起部によって、接点部 材へ固定され、それは例えばＣ形にされた接点部材による締めつけ力により保持 される。そのような接点手段はバヨネットキャップ、又は中央板及びエジソンキ ャップを接触させるためのネジを切られたリングを接触させるためにランプ空洞 の底壁上へ位置決めされた偏心板であってもよい。 圧力部材とハウジング、及びまた、本体ともし存在するなら中間体も、穴及び 共働する少しだけ大きい寸法のピンによって容易に固定され得る。ピンがそれぞ れの穴の中へ押し込まれた後に、それは例えばプレスを用いることにより１ステ ップで全部の部分に対してなされてもよいが、ランプ保持器が永久に取り付けら れる。それに加えて、他方へ侵入する１個の部材又は体のピンが、例えば超音波 的に又は加熱された道具により変形させられてもよい。これはピンが寸法を大き くされていない場合にも起こり得る。代案は例えばリベットの使用である。 本発明による電灯及びランプ保持器の実施例が図面に示されており、その図に おいて、 図１は側立面図で第１実施例を表現しており、 図２は側立面図で第２実施例を表現しており、 図３は側立面図で第３実施例を表現しており、 図４は側立面図で第４実施例を表現しており、 図５は軸方向断面で、取り付けられる前の、図２のランプに使用するためのカ バー部材を表現しており、 図６は部分的に断面図で、部分的に側立面図で、ランプ保持器の第１実施例を 表現しており、 図７は類似の表現でランプ保持器の第２実施例を表現しており、 図８は類似の表現でランプ保持器の第３実施例を表現しており、 図９は図６におけるIXに従った本体の図面を表現しており、 図10は図９におけるＸ−Ｘに従った縦断面図を表現しており、 図11は中間体のもう一つの実施例の図６におけるXIに従った図面を表現してお り、 図12は図11におけるXII-XIIに従った縦断面図を表現しており、 図13は図12におけるXIIIに従った図面を表現しており、 図14は図６，７，８の圧力部材の断面断面図を表現しており、 図15は図６と類似した表現でランプ保持器の第４実施例を表現している。 図１において電源電圧ランプは軸線２を有する密封された吹き込みガラスエン ベロープ１を具えている。ランプキャップ10は、例えばセメントによってエンベ ロープへ固定されて、エンベロープの軸線を取り巻いている。このランプキャッ プは接点11とエンベロープに当接する実質的に円筒状部分12とを有している。円 筒状部分12は、図示されたキャップにおいては、金属でできた図において比較的 広い部分12′、及び合成樹脂でできた図において比較的狭い部分12″を有してい る。図においては、接点が軸線方向にランプキャップから延びだしている。接点 はストリップ形状である。電気素子３、図においては白熱体が、エンベロープの 内側に収容されて、ランプキャップの接点まで延びている電流導体４へ接続され ている。弾性カバー部材20が少なくともランプの一部を周りを取り巻いて且つ覆 っている。図示のエンベロープ１は形が球根状であり且つそれの軸線２を横切っ て最大直径Ｄを有している。この最大直径Ｄとランプキャップ10との間の範囲に おいては、エンベロープ１は、例えばアルミニウム又は銀のような金属を堆積す ることにより得られる光反射性塗装７を有している。 例えばシリコーンゴム又はブチレンゴムでできたカバー部材20がキャップの接 点11を裸のままにして、ランプキャップ10の円筒状部分12を周りを締めつけ、且 つ覆っており、且つ周りを取り巻いて外側へ延びている柔軟なカラー21を有して いる。 カバー部材20もランプキャップ10に隣接するエンベロープ１の実質的に円筒状 部分５を周りを締めつけ且つ覆っており、且つそれによりエンベロープ１とキャ ップ10との間のあらゆる通過を確実に遮断する。 カバー部材20は第１のカラー21から軸方向に離れて第２の周りを取り巻く柔軟 なカラー21′を有している。図においては、カラー21，21′の各々がエンベロー プ１から反対向きの円錐状表面23を有している。カラーはランプキャップ10から 離れて先細っているので、それらは大きい柔軟性を有している。カバーはランプ 保持器内への挿入の後で、ランプキャップの接点への湿気、蒸気又はガス侵入の 卓越した防止を準備する。 図２においては、エンベロープ31が形が実質的に管状であり且つカバー部材40 （図４も参照）が、エンベロープ31の全体を覆うように、ランプキャップ10から 離れているそれの端部49において閉ざされたスリーブである。図示の実施例にお いては、ランプキャップ10は図１のランプキャップと同じであり且つエンベロー プ31が艶消しされているので、内部の白熱体は見ることができない。カバー部材 40は図１におけるように、２個のカラー41，41′を有している。接点部材11が現 れるカバー部材の自由端を除いてカバー部材40が気密な方法でランプを包んでい る。ランプ保持器内へ挿入される場合に、カバー部材40が、接点部材とそれらが 共働するランプ保持器の接点とを、ランプを取り囲んでいるガスから遮蔽する。 エンベロープが破砕された場合でさえも、例えば電力がランプへ加えられた場合 にカバー部材により密封された空間内に生じるアークは、ランプを取り囲んでい るガスへ到達できない。 図３においては、エンベロープ31は図２のエンベロープと同じである。ねじ込 みキャップ60がエンベロープへ取り付けられている。ランプのエンベロープ31の 全体を包んでいるカバー部材50は、カバーが周りを取り巻いて外側へ延びるカラ ー51，51′を有する領域において、ランプキャップ60の円筒状部分62を周りを締 めつけ且つ覆っている。カバー部材はエンベロープ31から反対向きのランプキャ ップ60の表面部分63に対して置かれている内側へ狭められた端部52を有している 。 図４においては、電灯が球根形状を有する図１のエンベロープ１と、ランプキ ャップ10から離れた範囲６において軸線２を横切る最大直径Ｄとを有している。 弾性ドーム形状部分80が、最大直径Ｄの範囲６を含んで、ランプキャップ10の反 対のエンベロープ１の部分を覆っている。例えばシリコーンゴムでできたドーム 形状部分が、図においては最大直径Ｄの範囲６において、カバー部材70との重複 部分81を有している。図におけるこれらの部材70，80は、図においては溝82と共 働する棟73を具えている周りを取り巻いた噛み合わせ構造を重複部分81内に有し ている。図においては、ドーム形状部材80は光分散性である。それに加えて、ド ーム形状部材はそこに溶解された着色剤を含んでいる。 カバー部材70は内側へ狭められた端部72を有し、それはエンベロープ１から反 対向きのランプキャップ10の表面部分13に対して置かれている。 図６においては、電源電圧ランプ用のランプ保持器が本体102を有するハウジ ング101を有している。本体がランプ入口104を有するランプ空洞103を規定して いる。接点部材105がエンベロープ31とランプ保持器内に取り付けられたカバー 部材40とを有するランプのランプキャップ10の接点11へ電源電圧を供給するため に存在している。図６においては、図示されたランプは図２のランプである。接 点部材が締めつけ力によりランプの接点11を保持する。電気ケーブル106がラン プ入口104と反対のランプ保持器へ入り、且つ接点部材105へ電気的に接続されて いる。例えばシリコーンゴムでできた第１の環状封止部材107と、圧力部材108と が封止部材上の圧力部材により及ぼされる圧力によって電気ケーブル106の周り でハウジング101を封止するために存在している。図においては、ハウジング101 と圧力部材108とがポリブチレンテレフタレートから作られているが、代わりに 、その他、例えば熱可塑性樹脂が用いられてもよい。 本体102がランプ空洞103へ開いている各接点部材105用のチャネル109を有して おり、そのチャネル内に接点部材が保持され、且つその中へケーブル106へ接続 された接点部材が、実質的に直線の通路に沿ってランプ入口104から離れている 本体の端部110から導入される。圧力部材108が実質的に直線の移動でハウジング 101と組み立てられ、且つそこへ永久に固定される。 図示された接点部材は、ケーブル106の直径の半分よりも保持器の中心線100か ら更に遠くへ延びていることがわかる。これが比較的広い第１封止部材107に対 する必要を生じる。しかしながら、図においては、ランプ保持器のハウジング10 1は、本体102と圧力部材108との間に中間体111を有している。中間体111と本体1 02とは実質的に直線の運動で組み立てられ且つ永久に固定される。それらは第２ の環状封止部材112の挿入により相互に密封される。 図示されたランプ保持器を組み立てるに際し、そこへ接続されるケーブル106 を有する接点部材105が、本体102のそれぞれのチャネル109内へ各々直線的にま だ開いている端部110から滑らされる。チャネル109は弾性手段114、図において は本体と一体化されたタグを有し、それが接点部材105に通過することを許容さ せ且つそれが接点部材が帰るのを阻止するように接点部材が通過した後に接点部 材の後に噛みつく。それで中間体111が本体102に対して位置決めされ、第２の環 状封止部材112が存在し、且つ取り付けられる。続いて、圧力部材108と第１の環 状封止部材107とが位置決めさて取り付けられる。中間体111は、圧力部材が取り 付けられてしまった後に本体と組み立てられ得る。しかしながら、大きい摩擦力 がその時克服されねばならない。好適には、中間体と圧力部材とは一つの組み立 てステップで環状封止部材の存在で本体と組み立てられる。 中間体111は壁へランプ保持器を固定するための手段113を設けられる。図にお いてはこれらの手段は弾性的に取り付けられたあごのある留め金であり、それは ランプ入口104を前にして、壁内の開口部を通してランプ保持器が押された場合 に、その壁内の開口部を通って滑ることができる。壁を通ってしまった後に、本 体102の比較的広い端部110が壁に当接した場合に、留め金が留め金の元の位置へ 跳ね返り、壁の後に引っ掛かって、固定されたランプ保持器を維持する。 ハウジング101と圧力部材108とは（図14も参照）穴115(図12，13と比較のこと )及び関連するピン116により固定される。ピン116は穴115よりも大きい寸法にさ れているので、ピンは穴により摩擦的に保持される。 本体102(図９も参照)及び中間体111(図11，12も比較のこと)も穴117及びピン1 18によって固定される。ピンが穴に侵入し且つ、例えば超音波的に形成的に変形 される。 図７のランプ保持器は、保持器を壁へ固定する手段が中間体121に存在する、 穴123′を有するフランジ123から成ることを除いて、図６のランプ保持器と同じ である。更にその上、本体へ中間体を固定するピン118は本体から現れない。 図８においては中間体131が、壁へ保持器を固定するための溝133′を規定する 双子フランジ133を有している。 図11，12，13の中間体141は第２の環状封止部材(図６では112)を収容するた めの環状窪み119を有している。この中間体はこの中間体を具えるランプ保持器 を取り付けるための特別の手段を有していない。そのようなランプ保持器は例え ば締めつけ帯により保持されてもよい。 参照符号が図６における対応する部分及び位置の参照符号よりも50大きい図15 の実施例は、本体152から成る単位を構成するハウジングを有している。接点部 材155は実質的に直線の通路に沿って本体内へ導入される。第１の環状封止部材1 57がケーブル156の直径と本体152の内径との間の比較的大きい差を橋絡している 。ケーブル156に通過することを許容する中央穴を有する、例えば硬質プラスチ ック又は金属でできた円盤170が、チャネル159への入口の範囲において環状部材 を支持している。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＢＲ，ＣＮ，ＪＰ，ＫＲ 【要約の続き】 得るものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．軸線（２）を有する密封されたエンベロープ（１）と、 前記エンベロープへ固定されて、且つそれの軸線を取り巻いているランプキ ャップ（10）であって、接点（11）と前記エンベロープと当接する実質的に円筒 状部分（12）とを有するランプキャップと、 電流導体（４）がその電気素子からランプキャップの接点へ延びている、エ ンベロープの内側の電気素子（３）と、 少なくともランプの一部を周りを取り巻いて締めつけて且つ覆う弾性カバー 部材（20）と、 を具えている電源電圧ランプにおいて、 カバー部材（20）がランプキャップの接点（11）を裸のままにして、ランプ キャップ（10）の円筒状部分（12）を周りを締めつけ且つ覆い、且つ周りを取り 巻いて、外側へ延びている柔軟なカラー（21）を有することを特徴とする電源電 圧ランプ。 ２．請求項１記載の電源電圧ランプにおいて、 カバー部材（20）がランプキャップ（10）と隣接するエンベロープ（１）の 実質的に円筒状部分（５）をも周りを取り巻いて締めつけ且つ覆うことを特徴と する電源電圧ランプ。 ３．請求項２記載の電源電圧ランプにおいて、 エンベロープ（31）が、形状が実質的に管状であり、且つカバー部材（40） が、エンベロープ（31）の全体を覆うように、ランプキャップ（10）から離れた カバー部材の端部において閉じられたスリーブであることを特徴とする電源電圧 ランプ。 ４．請求項２記載の電源電圧ランプにおいて、 エンベロープ（１）が球根状形状と、ランプキャップ（10）から離れた範囲 （６）において軸線（２）を横切る最大直径Ｄとを有し、弾性ドーム形状部材（ 80）が最大直径Ｄの範囲（６）を含むランプキャップ（10）と反対のエンベロー プ（１）の一部を覆い、且つカバー部材（70）との重複部分（81）を有す ることを特徴とする電源電圧ランプ。 ５．請求項４記載の電源電圧ランプにおいて、 前記ドーム形状部材（80）とカバー部材（70）とが重複部分（81）において 周りを取り巻いた噛み合わせ構造を有することを特徴とする電源電圧ランプ。 ６．請求項５記載の電源電圧ランプにおいて、 前記噛み合わせ構造が溝（82）と共働する棟（73）を具えていることを特徴 とする電源電圧ランプ。 ７．請求項４記載の電源電圧ランプにおいて、 エンベロープが最大直径Ｄとランプキャップ（10）との間の範囲において光 反射性塗装（７）を有することを特徴とする電源電圧ランプ。 ８．請求項７記載の電源電圧ランプにおいて、 ドーム形状部材（80）が光分散性であることを特徴とする電源電圧ランプ。 ９．請求項７又は８記載の電源電圧ランプにおいて、 ドーム形状部材（80）が着色剤を含んでいることを特徴とする電源電圧ラン プ。 10．請求項１又は４記載の電源電圧ランプにおいて、 ランプキャップ（10）の接点（11）がランプキャップから軸方向に延びてい る部材であることを特徴とする電源電圧ランプ。 11．請求項１又は４記載の電源電圧ランプにおいて、 カバー部材（20）がカラー（21）から軸方向に間を空けられた第２の周りを 取り巻く柔軟なカラー（21′）を有することを特徴とする電源電圧ランプ。 12．請求項１，２又は３記載の電源電圧ランプにおいて、 カバー部材（20，50，70）がエンベロープ（１，31）から反対向きのランプ キャップ（10，60）の表面部分（13，63）に対して置かれている内側へ狭められ た端部（22，52，72）を有することを特徴とする電源電圧ランプ。 13．ランプ入口(104)を有するランプ空洞(103)を規定する本体(102)を有するハ ウジング(101)と、 電源電圧を供給するための接点部材(105)と、 ランプ入口(104)と反対のランプ保持器へ入り且つ接点部材(105)へ電気的 に接続される電気ケーブル(106)と、 封止部材上へ圧力部材により及ぼされる圧力により電気ケーブル(106)の周 りでハウジングを密封するための第１の環状封止部材(107)と圧力部材(108)と、 を具えている電源電圧ランプ用ランプ保持器において、 本体(102)がランプ空洞(103)に対して開いた各接点部材(105)用のチャネル( 109)を有し、該チャネル内に接点部材が保持され、且つその中へケーブル(106) へ接続された接点部材が実質的に直線の通路に沿ってランプ入口(104)から離れ た本体の端部(110)から導入され、且つ 圧力部材(108)が実質的に直線の運動でハウジング(101)と組み立てられ、且 つハウジングへ永久に固定される ことを特徴とする電源電圧ランプ用ランプ保持器。 14．請求項13記載のランプ保持器において、 前記ランプ保持器のハウジングが本体(102)と圧力部材(108)との間に中間体 (111)を有し、該中間体(111)と前記本体(102)とは実質的に直線の運動で組み立 てられ、且つ第２の環状封止部材(112)の挿入により相互に密封されることを特 徴とする電源電圧ランプ用ランプ保持器。 15．請求項14記載のランプ保持器において、 中間体(111)が壁へランプ保持器を固定するための手段(113)を設けられてい ることを特徴とする電源電圧ランプ用ランプ保持器。 16．請求項13又は14記載のランプ保持器において、 本体(102)内のチャネル(109)が接点部材(105)が取り付けられる場合に接点 部材(105)が通過することを許容し、且つ接点部材(105)が通過してしまった後に 接点部材(105)が帰るのを阻止するように接点部材(105)の後に噛みつく弾性手段 (114)を有することを特徴とする電源電圧ランプ用ランプ保持器。 17．請求項13又は14記載のランプ保持器において、 ハウジング(101)と圧力部材(108)とが穴(115)及び関連するピン(116)により 固定されることを特徴とする電源電圧ランプ用ランプ保持器。 18．請求項17記載のランプ保持器において、 ピン(116)が穴(115)に対して寸法を大きくされているので、ピンが穴により 摩擦的に保持されることを特徴とする電源電圧ランプ用ランプ保持器。 19．請求項17記載のランプ保持器において、 ピン(116)が形成的に変形されることを特徴とする電源電圧ランプ用ランプ 保持器。