JPH0950923A - モールド変圧器及びその組立方法 - Google Patents

モールド変圧器及びその組立方法

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JPH0950923A
JPH0950923A JP7222638A JP22263895A JPH0950923A JP H0950923 A JPH0950923 A JP H0950923A JP 7222638 A JP7222638 A JP 7222638A JP 22263895 A JP22263895 A JP 22263895A JP H0950923 A JPH0950923 A JP H0950923A
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JP
Japan
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winding
mold
spacing piece
rubber
molded
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Application number
JP7222638A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Takayama
吉幸 高山
Hiroshi Moriya
廣 森谷
Fujio Tokimitsu
冨士雄 時光
Sumi Nagatomo
寿美 永友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モールド巻線を支持する下フレームに設けられ
た下部間隔片との間隙部の発生をなくした一体化したモ
ールド巻線の支持構造を有するモールド変圧器とその組
立方法を提供する。 【解決手段】モールド巻線1を挿着して設置する下フレ
ーム5bに固着して設けられた下部間隔片6bの前記モ
ールド巻線1と対向する面にシリコーンゴム接着剤から
なる未加硫ゴム7を前記したモールド巻線1軸長の寸法
誤差以上の高さととなるように盛りつけて、この未加硫
ゴム7層を押圧するようにモールド巻線1を挿着し、
上,下フレーム5a,5b間に位置決めして前記未加硫
ゴム7を加硫することによりゴム弾性体層からなる下部
間隔片6bと一体化した支持構造からなるモールド変圧
器とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、巻線導体を巻回
した巻線をモールド樹脂にて注型して得られるモールド
巻線から構成されるモールド変圧器の構造と、その組立
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜図7は従来の単相のモールド変圧
器の構造を示したもので、図5はモールド変圧器の正面
図、図6は側面図、図7は図5のVII─VII 断面図であ
る。モールド変圧器は、巻線全体を無機充填材を配合し
たエポキシ樹脂等の熱硬化樹脂からなるモールド樹脂に
て注型されたモールド巻線を鉄心に挿着して構成されて
おり、不燃性、防災に優れているという特徴がある。ま
た、このモールド巻線に使用される巻線は、断面矩形状
の導体からなる巻線導体、またはアルミ箔導体間にポリ
エステルフイルムのような絶縁シートを貼り合わせたシ
ート巻線からなる巻線導体を複数回巻回して構成されて
おり、後者のシート巻線は高速巻線ができ巻線作業性に
優れていることと占積率の高い巻線が得られるという利
点があり、モールド巻線の巻線に多用されている。
【0003】図5及び図6に示すように、前記したシー
ト巻線からなるモールド巻線1は電源側の高圧巻線の1
次側モールド巻線1a及び負荷側の低圧巻線の2次側モ
ールド巻線1bとが、この2次側モールド巻線1bを内
層側にして同心状に鉄心2に挿着し配されている。この
モールド巻線1の高圧電源は1次端子3からモールド巻
線1の1次側モールド巻線1aへ供給されており、2次
側モールド巻線1bは負荷側へ出力する2次端子4に接
続されている。また、モールド巻線1及び鉄心2はフレ
ーム5の上,下フレーム5a,5bにより支持されてモ
ールド変圧器を構成している。
【0004】上記したモールド巻線1のフレーム5によ
る支持構造は、まず鉄心2の上方からモールド巻線1の
1次側モールド巻線1aと2次側モールド巻線1bを同
心状に挿着して、鉄心2及び下フレーム5bとモールド
巻線1とが所定の絶縁距離を確保するように下フレーム
5b上に挿着して設けられた所定寸法の下部間隔片6b
上に密着して設置する。この下部間隔片6bは、図6に
示すようにモールド巻線1の1次側モールド巻線1aと
2次側モールド巻線1bとをそれぞれ軸方向端部より支
持するものであり、前記したモールド巻線1を構成する
モールド樹脂にて断面多角形状に注型して作製される。
そして、図7に示すようにこの下部間隔片6b複数個を
下フレーム5bのつば部51b上に接着剤にて固定し
て、モールド巻線1の周端面部にて支持するようにして
いる。
【0005】次に、前記のように下フレーム5bに下部
間隔片6bを介して位置決めされたモールド巻線1と、
鉄心2及び上フレーム5aとが所定の絶縁距離を確保す
るように、上フレーム5aとモールド巻線1の1次側モ
ールド巻線1a及び2次側モールド巻線1bとの間に弾
性体であるエチレンプロピレンゴムゴム製の矩形状の上
部間隔片6aを前記した下部間隔片6bと同様に上フレ
ーム5aのつば部51aに複数個挿着配置する。そして
上フレーム5aと下フレーム5b間を図示しない締付け
治具にてモールド巻線1の上部および下部周端部から軸
方向に締付けして固定してモールド巻線1を位置決め支
持してモールド変圧器を構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】モールド巻線のモール
ド樹脂による注型方法は、前記したようにシート巻線を
金型に挿着して、この金型に充填材を配合したエポキシ
樹脂からなるモールド樹脂を注入して加熱硬化すること
により得られる。ところで、前記した金型は、製造する
モールド変圧器も多岐に亘り、モールド巻線も種々の寸
法のものを大量に製造するために、所定の寸法形状に組
立が容易で、かつモールド樹脂の注型後の金型の離型・
取外しが容易で作業性が良好なものであることが要求さ
れる。したがって、巻線の注型には、厚さ数mmの鉄板を
所定の寸法と形状に加工したものを複数枚組み合わせた
ものを使用してモールド巻線に形成できる簡易金型を用
いて注型する方法が採られている。
【0007】上記した簡易金型による注型方法は、従来
の鋳物等の金型より安価に製造でき、かつ前記したよう
に組立及び取外しが容易であるという利点があるが、鉄
板を組立てる方式であるため、特に簡易金型の組立時に
おいて巻線の上,下軸方向端部側の気密保持のための軸
方向締付けボルトによる締付け力により簡易金型の巻線
軸方向の長さが変化し、図5および図6に示す注型後の
モールド巻線1の軸長Lが周方向で1〜3mm程度異なっ
てくる個所がででくるという問題がある。このことは、
前記した下フレーム5bに複数個設けた下部間隔片6b
に設置したモールド巻線1と前記下部間隔片6bとの境
界面でモールド巻線1の軸長Lが他より短い部分では、
下部間隔片6bと密着接触しない間隙部を有する個所が
生じてくることになる。したがって、モールド変圧器の
運転時の振動により前記のモールド巻線1と密着接触し
ていない下部間隔片6bが位置ずれを起こして、モール
ド巻線の支持が不安定になる恐れがあるために、前記し
たモールド巻線1と密着接触していない下部間隔片6b
とモールド巻線1との間隙部にはゴムシートを挿着して
密着支持するようにしている。しかしながら、この下部
間隔片6bとモールド巻線1との間隙部の寸法は、前記
したように簡易金型を構成する寸法、組立作業条件及び
巻線寸法により異なって一様ではないので、1mmのゴム
シートを用意してモールド巻線1を下部間隔片6b上に
設置してから間隙寸法を測定して、この寸法にあうよう
に複数枚のゴムシートを挿入するようにしている。した
がって、数十個所ある下部間隔片6bとモールド巻線1
との間隙部の有無の検査と、間隙部の前記した寸法測定
と前記ゴムシートの挿入作業とに非常に時間を要して、
変圧器の組立工数、時間が多くなるという問題があっ
た。
【0008】この発明の課題は、下フレームに複数個挿
着された下部間隔片とモールド巻線間との間隙部をなく
してモールド巻線と一体化して均等にモールド巻線が下
部間隔片に支持されるように構成された支持構造を有す
るモールド変圧器と、その組立方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、下フレームとモールド巻線間に挿
着されるモールド巻線を支持する下部間隔片を、この下
部間隔片の前記モールド巻線の端面部と対向する面に予
め弾性変形可能な絶縁体を設ける構造とする。これによ
り、前記したモールド巻線を鉄心に挿着し間隔片を介し
て上,下フレーム間に設置して、この上,下フレーム間
の締付け時に下フレーム上に複数個配した下部間隔片に
設けた絶縁体が変形することにより、モールド巻線の軸
方向寸法が他の周方向の個所より短いために形成される
モールド巻線端部と間隔片との間隙部を吸収して密着接
触させることができるので、モールド巻線端の周方向に
複数個配された全ての下部間隔片とモールド巻線端面部
を一体化したモールド巻線の支持構造となり、運転時の
振動にも安定な下部間隔片を有するモールド変圧器を得
ることができる。
【0010】また、前記した下部間隔片に設けられる弾
性変形可能な絶縁体を、未加硫ゴムを用いてこれを加熱
等により加硫して形成するように構成すれば、未加硫状
態のゴムは小さな応力で変形し易いために、モールド巻
線の間隔片上への挿着時に前記未加硫ゴムが変形して、
モールド巻線端面と下部間隔片間との間隙部に流動して
所定の寸法を保持するので、その後の加熱による加硫,
固形化により、間隙部に均一に埋設された内部歪の少な
いゴム絶縁弾性体層を形成させることができる。
【0011】更に、上記した未加硫ゴムの加硫を、未加
硫ゴムを設けた下部間隔片の面にモールド巻線を密着設
置し上,下フレーム間に前記モールド巻線を間隔片を介
して位置決めした後に、温風機にて熱風を前記未加硫ゴ
ムの近辺に吹き付け加熱するようにすれば、モールド巻
線を組み立てたモールド変圧器全体を加熱炉中にて加熱
する方法と比して、より簡単な装置で経済的に未加硫ゴ
ムを加硫させたゴム弾性体を有する下部間隔片からなる
支持構造を有するモールド変圧器を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。実施の形態1 図1〜図2は、この発明の第1の実施の形態になる下部
間隔片の構造を示すもので、図1は未加硫ゴムを設けた
下部間隔片の断面図、図2は図1の未加硫ゴムにモール
ド巻線を挿着した下部間隔片を有するモールド変圧器の
部分断面図である。この実施の形態1は、以下に述べる
方法により下部間隔片の面に未加硫ゴムを設けて、この
未加硫ゴムを加硫させゴム弾性体層を有する下部間隔片
を形成するようにする。即ち、図1に示すように、下部
間隔片6bは未加硫ゴム7として流動性のあるシリコン
ゴム接着剤(例えばKE45RTV:信越化学社製)を
この下部間隔片6b上に所定の量付着させるために、下
部間隔片6b端面部に断面円形の窪み部61bを設け
て、その窪み部61bに前記したモールド巻線1の軸長
L(図5及び図6)の寸法誤差の2〜3倍以上の高さH
となるように盛りつける構成としている。
【0013】上記したシリコンゴム接着剤の未加硫ゴム
7を設けた前記したモールド樹脂を注型して得られる下
部間隔片6bを複数個下フレーム5bのつば部51bに
接着剤にて固定する。次に、図の矢印の方向へモールド
巻線1を図示しない鉄心2に挿入して(図5)下部間隔
片6bのシリコンゴム接着剤上に密着して位置決めする
ようにする。これにより、モールド巻線1の軸長が周方
向で異なることにより形成されるモールド巻線1と下部
間隙部6b間との間隙部の寸法の大小に応じて、図2に
示すようにモールド巻線1の重量により未加硫ゴム7を
圧縮変形しモールド巻線1と下部間隔片6b間の周囲方
向に流動して一体化した構造となるので、周方向の間隙
部のないモールド巻線1と下部間隔片6b間と同様に見
掛け上間隙部を有しない一様な間隔片に支持されている
ように形成される。この実施の形態1に用いた未加硫ゴ
ム7のKE45RTVは常温程度の低温加熱でも一昼夜
経過後にはKE45RTVは加硫し固形化しゴム弾性体
層を形成する。したがって、上フレーム5aとモールド
巻線1間にゴム弾性体からなる上部間隔片6aを挿着し
て上,下フレーム5a,5b間を締付けて(図5及び図
6)モールド巻線1を締付け固定した後に前記したKE
45RTVを有する下部間隔片6bを常温に放置するだ
けでも、ゴム弾性体を有するシリコンゴム層が形成され
たモールド巻線1を強固に接着した支持構造とすること
ができる。なお、未加硫ゴム7のシリコンゴム接着剤を
設けた下部間隔片6bの近傍を温風機で高温加熱した場
合には、前記したKE45RTVのシリコンゴム接着剤
の加硫を早めることができるので、製造作業時間を更に
低減することができる。
【0014】実施の形態2 図3〜図4は、この発明の第2の実施の形態になる下部
間隔片の構造を示すもので、図3は断面が三角形状の未
加硫ゴムテープを設けた下部間隔片の断面図、図4は図
3の未加硫ゴムにモールド巻線を設置した下部間隔片を
有するモールド変圧器の部分断面図である。この実施の
形態2で用いた断面が三角形状の未加硫ゴム7aは、自
己融着性のシリコンゴムテープ(例えばフジポリサンカ
クテープ:富士高分子工業社製)からなるものであり、
この未加硫ゴム7aをモールド樹脂の注型品からなる下
部間隔片6bのモールド巻線1側の端面部に設置したも
のを前記実施の形態1で記載したように下部フレーム5
bのつば部51bに接着剤で固定してモールド巻線1の
端面に対向するように複数個設ける。
【0015】次に、図3の矢印の方向にモールド巻線1
を下部間隔片6bに設けられた未加硫ゴム7aに密着設
置した後に、上フレーム5aに設けたゴム弾性体からな
る上部間隔片6aを介して上,下フレーム5a,5b間
を締付けることにより図4に示すようにモールド巻線端
1と下部間隔片6bとの間隙寸法に応じて前記未加硫ゴ
ム7aが圧縮変形した間隙部を有しない一体化された下
部間隔片を形成することができる。この三角形状の未加
硫ゴム7aのシリコンゴムテープは、前記した実施の形
態1で用いた流動性のあるシリコンゴム接着剤とは違
い、形状を維持した変形可能な自己融着性を有している
ものであるが、上記したように上,下フレーム5a,5
b間で締付けることにより容易に変形して一体構造とす
ることができる。
【0016】次に、図4のようにモールド巻線1を支持
している未加硫ゴム7aを有する下部間隔片6bの近傍
を温風機で加熱することにより、未加硫ゴム7aが加硫
してモールド巻線1及び下部間隔片6bとが密着し固着
されたゴム弾性体層を構成する。これにより、強固にモ
ールド巻線1が固定支持されるのでモールド変圧器の運
転時の振動等の機械的応力に対しても安定したモールド
巻線の支持構造とすることができる。
【0017】なお、前記した実施の形態1及び2で記載
した下部間隔片に設けられる加熱により加硫してゴム弾
性体層を形成する未加硫ゴムとしてシリコンゴムを例と
して説明したが、このシリコンゴムの他に、ブチルゴ
ム、ネオプレンゴム及びエチレンプロピレンゴムの未加
硫ゴムをも使用することができ、これらの未加硫ゴムを
下部間隔片の面に設けて加熱し加硫することによりモー
ルド巻線と一体化された構造のゴム弾性層を有する支持
構造を得ることができる。
【0018】更に、前記実施の形態1および2で記載し
た下部間隔片に施した未加硫ゴムの加熱,加硫時期は、
上,下フレーム間にモールド巻線を位置決めし支持した
後に行うことなく、モールド巻線を下部間隔片に設置し
た後において加熱し加硫することによりゴム弾性層を形
成しても、その後の上フレームに上部間隔片を介して
上,下フレーム間の締付け作業時において、前記下部間
隔片のゴム弾性体層が変形するのでモールド巻線と下部
間隔片が密着固定された支持構造を構成することができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、モ
ールド巻線を絶縁支持する下部フレームに設けられる下
部間隔片の前記モールド巻線側の端面部に、弾性変形可
能な絶縁体を設けた構成のものを用いることにより、注
型後のモールド巻線の軸長の周方向で違いにより形成さ
れるモールド巻線端部と間隔片との間隙部をなくした一
体化された支持構造とすることができるので、モールド
巻線端面部に配された全ての下部間隔片でモールド巻線
を均一に固着し支持する構造とすることができる。これ
により、従来のモールド巻線を下部間隔片に設置した時
に、モールド巻線と下部間隔片間に生じる間隙部の有無
をチエックし、間隙部があった場合にはその間隙部の寸
法を測定してゴムシートを挿着する作業、特に非常に作
業が困難であったモールド変圧器内部の2次側巻線端部
の下部間隔片への挿着作業、を必要とせずに、モールド
変圧器の組立作業工数及び作業時間を大幅に低減するこ
とが可能となる。
【0020】更に、前記した下部間隔片に設ける弾性変
形可能な絶縁体を、シリコンゴム、ブチルゴム、ネオプ
レンゴム及びエチレンプロピレンゴム等の未加硫ゴムを
用いて構成して、モールド巻線を設置し位置決めした後
に加熱し加硫させることにより、弾性変形可能で、かつ
モールド巻線と強固に接着した一体化されたモールド巻
線支持構造を有するモールド変圧器を容易に構成するこ
とができるので、モールド変圧器の輸送時の振動、及び
運転時の電磁振動等の機械的な応力が加わっても、間隔
片が所定の設定位置より移動することがなくモールド巻
線を安定に支持することができ、かつ間隔片の振動によ
るモールド巻線の機械的な損傷の発生の恐れのないモー
ルド変圧器を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態になる未加硫ゴム
を設けた下部間隔片の断面図である。
【図2】図1の未加硫ゴムを設けた下部間隔片にモール
ド巻線を設置したモールド変圧器の部分断面図である。
【図3】この発明の第2の実施の態様になる未加硫ゴム
として断面が三角形状のゴムテープを間隔片に設けた下
部間隔片の断面図である。
【図4】図3の未加硫ゴムを設けた下部間隔片にモール
ド巻線を設置したモールド変圧器の部分断面図である。
【図5】従来のモールド変圧器の正面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5のVII─VII 断面図である。
【符号の説明】
1 モールド巻線 2 鉄心 5 フレーム 5a 上フレーム 5b 下フレーム 51a つば部 51b つば部 6 間隔片 6a 上部間隔片 6b 下部間隔片 7 未加硫ゴム 7a 未加硫ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永友 寿美 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線導体を巻回した巻線をモールド樹脂に
    て注型して得られるモールド巻線を鉄心に挿入し、前記
    モールド巻線とこのモールド巻線の上下に配される上,
    下フレームとの間にそれぞれ間隔片を挿着して前記鉄心
    及びフレーム間との絶縁距離を確保しつつ前記モールド
    巻線を位置決め支持して構成されるモールド変圧器にお
    いて、下フレームとモールド巻線間に挿着される下部間
    隔片が前記モールド巻線の端面部と対向する面に弾性変
    形可能な絶縁体を設けた構成からなることを特徴とする
    モールド変圧器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のモールド変圧器におい
    て、下部間隔片に設けられた弾性変形可能な絶縁体が、
    未加硫ゴムを加硫してゴム弾性体層を形成したものであ
    ることを特徴とするモールド変圧器。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のモールド変圧器におい
    て、未加硫ゴムがシリコンゴム、ブチルゴム、ネオプレ
    ンゴム及びエチレンプロピレンゴムのいずれかからなる
    ことを特徴とするモールド変圧器。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のモールド変圧器におい
    て、未加硫ゴムを設けた下部間隔片の面にモールド巻線
    を密着配置して上,下フレーム間に前記モールド巻線を
    上部間隔片及び前記下部間隔片を介して位置決めし、そ
    の後前記下部間隔片に設けられた未加硫ゴムを温風機に
    て加熱し加硫してゴム弾性体層を形成してモールド巻線
    の位置決め支持を行うことを特徴とするモールド変圧器
    の組立方法。
JP7222638A 1995-08-08 1995-08-08 モールド変圧器及びその組立方法 Pending JPH0950923A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022397A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd モールド変圧器およびモールドコイル
CN105206394A (zh) * 2015-08-25 2015-12-30 莱芜钢铁集团有限公司 一种干式变压器绕组表面龟裂修复方法

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JP2014022397A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd モールド変圧器およびモールドコイル
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