JPH09509037A - 低電力温度補償水晶発振器 - Google Patents

低電力温度補償水晶発振器

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JPH09509037A JP8518744A JP51874496A JPH09509037A JP H09509037 A JPH09509037 A JP H09509037A JP 8518744 A JP8518744 A JP 8518744A JP 51874496 A JP51874496 A JP 51874496A JP H09509037 A JPH09509037 A JP H09509037A
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Abstract

(57)【要約】 低電力温度補償水晶発振器(10)が開示される。この温度補償水晶発振器(10)は、水晶発振器回路(12)と、電圧制御リアクタンス素子(30)と、温度補償回路網(50)と、電圧制御リアクタンス素子(30),温度補償回路網(50)またはその両方に接続された出力を有するプログラマブルDC/DC変換器回路網60とを有する。この構造のほとんどは、集積回路で用いられるように適応され、電力および電流消費を最小限に抑える効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】 低電力温度補償水晶発振器 発明の分野 本発明は、一般に、水晶発振器の温度補償回路の分野に関し、さらに詳しくは 、低電力温度補償水晶発振器(low power temperature compensated crystal osc illator)に関する。 発明の背景 周波数判定用の水晶を有する発振器は、安定した出力周波数を提供するために 一般に用いられる。しかし、これらの発振器で用いられる水晶は、温度の影響を 受けやすく、そのため安定した発振器出力周波数を維持するためには温度補償手 段を一般に必要とする。 従来利用されてきた水晶発振器周波数を安定する一つの方法として、発振器を オーブン内に封入して、水晶を一定温度に維持する方法がある。これには、大量 のスペースを必要とし、かなりの量の電力を消費する。別の方法では、温度可変 電圧を生成して、この電圧を温度可変コンデンサ(例えば、バラクタ・ダイオー ド)両端に印加して、水晶 発振器の共振周波数を制御する方法がある。 多くの発振器では、ATカット水晶が一般に用いられ、一般に立方周波数対温 度特性(cubic frequency versus temperature characteristic)を有し、変曲点( inflection point)は約28°Cである。個々のATカット水晶の厳密な周波数 対温度特性は可変であり、水晶の構成に依存する。よって、ATカット水晶を利 用して発振器を正確に補償するためには、バラクタ・ダイオードに印加される電 圧は、用いられる特定の水晶の温度変化と実質的に同様な温度変化を有する必要 がある。 特にセルラ電話や双方向無線装置を含む最近の通信システムでは、小型軽量で 、長い動作時間(またはバッテリ寿命)を有する製品が必要とされる。携帯無線 製品の寸法および重量の大部分は、その電源またはバッテリに起因する。バッテ リの寸法および重量を軽減するため、約2.7〜約3.3ボルトなど、より低い 電圧で動作する回路が必要とされ、全体的な電流消費を最小限に抑える必要があ る。 小型温度補償水晶発振器(TCXO:temperature compensated crystal osci llator)は、温度とともに変化する電圧を生成する周波数・温度補償方式を一般 に採用して、所望の周波数・温度特性を得るため電圧可変リアクタンス・デバイ スを駆動する。所要の温度補償特性を維持しながら、TCXOをさまざまな電圧 で動作させることが必要である。 従来、補償用の調整電源電圧は、電源から直接動作する単純な回路を利用して 得られた。よって、供給電圧が4.5〜5ボルトの場合、約4ボルトのレギュレ ータが用いられる。3ボルト・バッテリなど低い電圧を利用する場合、TCXO を適切に補償することは極めて困難であるか、あるいは不可能に近かった。なぜ ならば、回路は周波数・温度特性の範囲について調整できる必要があり、かつ調 整範囲は補償に利用できる供給電圧(すなわち、0〜4V)に依存するためであ る。 従って、TCXOの温度補償に給電できる3ボルト・バッテリなどの低電圧電 源を利用できることは、当技術分野では改善であると考えられる。また、関連回 路の大部分を低い供給電圧で動作させることにより、実質的に補償回路全体につ いて電流消費を最小限に抑えることは改善であると考えられる。 さらに、すべての通信システムは低電源電圧に変換できないので、TCXO設 計は余分な電流を必要とせずにより高い供給電圧で動作できなければならない。 特に、カスタム集積回路が開発される規模の経済では、単一の設計を利用して、 広い電圧範囲で動作できること、あるいは3Vまたは5Vバッテリで動作できる ことが必要とされる。 また、供給電圧を最小限の電流増加で可変リアクタンス・デバイスを動作させ るために必要なレベルまで増加することにより、また、TCXOを制御するため 、例えばレベル・ シフト回路網や可変リアクタンス・デバイスなど必要な回路に対してのみこの電 圧(より高い電圧)を供給することによって、プログラマブルDC/DC変換回 路網など、特定の構成要素をTCXOで利用して、広い電圧範囲で動作できれば 、当技術分野において改善であると考えられる。 また、低い電力および電流を消費し、ほとんどの水晶発振器に適合するように 調整可能であり、また集積回路(IC)形式で容易に製造可能なTCXOを提供 することは当技術分野において改善であると考えられる。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明による低電力温度補償水晶発振器のブロック図を示す。 第2図は、本発明による第1図に示すプログラマブルDC/DC変換器回路網 の詳細なブロック図である。 第3図は、本発明による低電力温度補償水晶発振器の別の実施例である。 第4図は、水晶の周波数・リアクタンス特性である。 第5図は、温度補償水晶発振器に関する周波数と温度の関係のグラフである。 好適な実施例の詳細な説明 第1図において、低電力温度補償水晶発振器(TCXO)10を示す。最も単 純な形態では、TCXO10は、以下の構造を含む。まず第1に、TCXO10 は、水晶を有する水晶発振器回路12と、入力ライン16と、所定の周波数での 出力ライン18とを含む。次に、第1図において項目30として電圧制御リアク タンス素子(VCRE:voltage controlled reactance element)を示し、これ は水晶発振器回路12の入力ライン16に可変リアクタンス信号を与えて、第5 図に示すような所定の温度範囲でライン18における出力周波数を選択的に調整 する。VCRE30は、第1端子32および第2端子34を有する。好適な実施 例では、VCRE30はバラクタであり、第1端子32はアノードで、第2端子 34はカソードである。第3に、水晶付近の温度を測定し、かつ温度制御リアク タンス素子30に制御信号を与えて、所定の温度範囲で所望の範囲内で出力周波 数(ライン18にて)を適切に調整するため、温度補償回路網(TCN:temper ature compensation network)が採用される。また、プログラマブルDC/DC 変換器回路網(PDCCN:programmable DC-DC converter network)60も第 1図に示し、これは電圧制御リアクタンス素子30および温度補償回路網50の うち少なくとも1つに接続された基準電圧からなる出力ライン62を含む。 本発明は、電力および電流消費を最小限に抑え、それに より多くの通信用途(例えば、セルラ電話,無線装置など)においてバッテリ寿 命を延長し、また集積回路(IC)形式で容易に製造可能である。 さらに詳しくは、TCXO10におけるPDCCN60およびレベル・シフタ 54は、VCRE30を制御する適切な電圧範囲(すなわち、約0〜4ボルト) を提供して、(i)水晶発振器回路における水晶の適切な温度補償を行い、(i i)(VCRE30を介して水晶の温度補償を行うために用いられる)レベル・ シフタ54などの特定の回路に適切な(高い)電圧を供給し、回路の大部分を低 い供給電圧で動作させることにより、TCXOの電流消費を最小限に抑え、(i ii)セルラ電話や双方向無線装置など最新の通信システムの寸法を最小限に抑 え、更なる小型化を改善するため、3ボルト・バッテリなどより小さい電源の利 用を可能にする。 TCN50は、ライン56によって直列に接続された温度補償回路52および レベル・シフタ54を含むことができる。ライン58は、供給電圧をレベル・シ フタ54に供給する。レベル・シフタ54は、ライン16への増幅された制御信 号を第1図における第1端子32と、第3図における第2端子34とに供給する 。 レベル・シフタ54は、ライン56における低電圧補償信号を、VCRE30 で必要とされるより高い電圧に変換する。これにより、温度補償回路52は、約 2.5ボルト など、より低く、電力効率の高い電圧で動作でき、一方レベル・シフタ54の出 力は、適切な温度補償のため約0〜4ボルトまで変化できる。 TCN50は、温度依存電圧をVCRE30に供給し、このVCRE30は、 第5図のライン146に示されるように、水晶発振器回路12における水晶の周 波数・温度特性を補償する。この電圧は、適切なアルゴリズムを介して調整して 、例えば、ATカット水晶のファミリから、さまざまな周波数・温度特性に整合 できる。 具体的には、好適な実施例では、水晶の特性は、例えば、TCXO10をオー ブンに入れて、所定の範囲(すなわち、−35〜+85°C)で温度を変えるこ とによって判定または測定できる。この結果、第5図に示す曲線142のような 温度補償(TC:temperature compensation)曲線が得られる。次に、アルゴリ ズムは、このTC曲線142に基づいて反転曲線144を生成する。曲線144 の情報は、(アナログ形式またはデジタル形式でEEPROMに)格納され、ま た第5図における項目146に示すように、広い温度範囲で所定の周波数出力を 与えるため、水晶発振器回路12における水晶の温度補償を行うために用いられ る。 第1図におけるTCXO10は、好ましくは3ボルト・バッテリ形式の電源6 6に接続するように適応される。電源66は、ライン88によって低電圧レギュ レータ80に 接続される。レギュレータ80の出力ライン84は、TCN50に接続される。 TCN50は、例えば電源のさまざまな温度係数,老化ならびに電源66のライ ンおよび負荷調整によって生じる電源変動から実質的に独立した供給電圧で動作 する必要があり、そのためVCRE30に供給される信号はこれらの変動にかか わらず実質的に安定する。従って、低電圧レギュレータ80は、ライン82にお ける望ましくない電圧変化やスパイクとは無関係に、実質的に安定したDC電圧 をTCN50に供給する。 第2図を参照して、(第1図の)PDCCN60を項目100としてさらに詳 細に示す。PDCCN100は、ライン106によって接続された論理回路(ま たはメモリ)102とスイッチ回路104とを一般に含む。一実施例では、論理 回路102は、スイッチ104を適切に制御するようにあらかじめプログラムさ れる。これは、PDCCN100が所定の電源電圧用にプログラムされる場合、 工場設定できる。 スイッチ回路104は、イネーブル・ステートまたはディセーブル・ステート を含むことができる。イネーブル・ステートでは、チャージ・ポンプ回路110 を用いて、電源66から動作して、より高い出力電圧を(チャージ・ポンプ回路 110を介して)生成し、次にこの出力電圧はライン116を介して出力レギュ レータ112に送られる。ディセーブル・ステートでは、電源66は、ライン1 17 を介してスイッチ回路104から出力レギュレータ112に直接送られる。 電源66の電圧が十分高く、そのためチャージ・ポンプ回路110の使用が不 要な場合、チャージ・ポンプ回路110はディセーブルされ、電流消費を最小限 に抑える。これは、チャージ・ポンプ回路110が電流を消費するので有利であ る。さらに詳しくは、スイッチ回路104は、イネーブル・ステートで電源66 をチャージ・ポンプ回路110に供給するか、あるいはディセーブル・ステート でレギュレート112に直接供給するように構成された一対のP−チャネルMO SFETを含むことができる。 好適な実施例では、3ボルト電源を利用する場合、スイッチ回路104は、所 定の初期スタートアップ時間後にイネーブル・ステートとなり、また初期スター トアップ時に約10ミリ秒以下だけディセーブル・ステートになるようにEEP ROM内に工場設定される。例えば、チャージ・ポンプ回路110は、スタート アップ時に3ボルト・バッテリなど低電圧バッテリを使用する場合にディセーブ ルされ、それ以降、定常状態時(スタートアップ以後)にはイネーブルされる。 PDCCN60および水晶発振器回路12がICの共通基板上に集積される場 合、PDCCN60によって発生するスイッチング遷移が基板を介して結合して 、発振器出力と混合し、発振器出力にて望ましくないスプリアス周波数 を生成することを防ぐため、ライン18から結合されまた分離された信号など、 方形発振器でPDCCN60をクロックすることは有利である。 さらに詳しくは、電力が最初に(スタートアップ時に)TCXOに印加される とき問題が生じることがある。これは、数ミリ秒が経過しないと発振は発振器出 力ライン18に現れないためである。この最初の数ミリ秒(スタートアップ)の 間、VCRE30の両端に逆方向バイアスをかけて、十分に高いリアクタンスを 生成して、水晶発振回路12がスタートできるようにするため、レギュレータ1 12の出力(ライン118)に正の電位を供給する必要がある。 この問題を解決するため、スイッチ回路104を用いて、電力が最初に印加さ れるときにチャージ・ポンプ回路110をまずバイパスして、電源66をレギュ レータ112の出力ライン118(第1図におけるライン62)に直接接続する 。数ミリ秒が経過し(あるいは、定常状態に達するまで)、そして発振が発振器 出力ライン18に現れた後、スイッチ回路104はイネーブル・ステートに設定 され、このときチャージ・ポンプ110はイネーブルされ、電源66から動作し 、ライン116にてより高い出力電圧を生成して、この電圧は項目112によっ て(ライン62にて)調整され、第1図および第2図においてライン58を介し て適切な高電圧をラベル・シフタ54に供給する。 第2図を参照して、ライン116におけるチャージ・ポ ンプ110の出力はライン114における入力供給電圧の約2倍に等しいので、 その出力変化も入力供給変化のほぼ2倍で変化する。正確な温度補償を行うため には、レギュレータ112を用いて、安定DC出力を調整して、レベル・シフタ 54に供給する。 レギュレータ112は、任意の従来のレギュレータを含むことができ、一実施 例では、差動増幅器によって制御される簡易直列パス素子(simple series pass element)と出力基準とを含む。 一実施例では、論理回路102は、スイッチ104を適宜ダイナミックに制御 するため入力ライン64に接続されたライン108を含むことができる。 電源66の電圧は時間的に大きく変化しうるので、論理回路102は、ライン 64における電源を監視し、かつライン64における被検出レベルまたは信号に 基づいてイネーブル・ステートとディセーブル・ステートとの間でダイナミック に切り換えるように構成できる。これは、必要ないときにチャージ・ポンプ回路 110をディセーブルすることにより、より高い供給電圧がある場合に電流消費 をダイナミックに抑えることができる。チャージ・ポンプ回路110は、約4ボ ルトなどより高い電圧でより多くの電流を消費するため、必要ないときにチャー ジ・ポンプ回路110をディセーブルすることは有利である。 例えば、ダイナミック制御の例において、チャージ・ポ ンプ110は、イネーブルされると、DC電圧がライン64においてある閾値以 下になると、このDC電圧を選択的に増加するために利用できる。 一実施例において、チャージ・ポンプ110は倍電圧器であり、TCXO10 の回路と整合性がある限り、任意の従来の方法で構成できる。一般に、従来の倍 電圧器は以下の構造を含む。まず第1に、コンデンサは一対の入力供給端子の両 端に接続される。次に、これらの接続は切断され、コンデンサの負帯電端子は正 供給端子に接続され、一方、コンデンサの正帯電端子はチャージ保持コンデンサ で出力に接続される。これらのステップは連続的に反復され、そのため出力は入 力供給値の約2倍に等しい電圧まで上昇する。コンデンサがスイッチングされる レートは、項目120などの適切なクロックまたは入力周波数ソースによって制 御される。クロック120は、ライン18の方形波分離およびバッファを行うこ とができる。 好適な実施例では、第2図のライン18は、第1図の水晶発振器回路12の出 力に接続される。 一実施例において、チャージ・ポンプ110は、約2.7ボルトでもよいライ ン64からの電圧を、ライン116において約5ボルトに増加でき、レギュレー タ112は、この電圧を約4ボルトに若干低下させて、ライン118における望 ましくない電圧変化を最小限に抑えるのを助ける。 TCXO10は、ダイナミックに充電するようにプログ ラムでき、あるいはPDCCN100回路がプログラムされるときに工場であら かじめ設定される。PDCCN100をあらかじめ設定することは、電流消費お よび電力損を最小限に抑えるように特に適応される。もちろんこれはバッテリ寿 命の延長を助けることができ、これは多くの通信装置で大きな利点となる。 第1図において、VCRE30の第2端子34は、コンデンサ36を介してA C接地され、PDCCN60の出力ライン62にDC基準される。この構成は、 雑音をVCRE30に結合でき、かつ発振器出力の位相雑音性能を劣化させうる 他の回路とともにVCRE30を共通のP−基板上に集積する場合に、特に有利 である。好適な実施例では、VCRE30のカソードは、共通のP−基板内に拡 散されたN−ウェルであり、一方、VCRE30のアノードは、P+型不純物を N−ウェルに注入することによって形成される。有利な点は、第1図のコンデン サ36を介してVCRE30のカソード(第2端子34)をAC接地することに より、VCRE30を基板内の他の回路から減結合でき、実質的に分離できるこ とである。 TCN50は、低電圧レギュレータ80を介して電源に接続された温度補償回 路52を含むことができる。 電力消費を最小限に抑えるため、低電圧レギュレータの使用が必要となる。温 度補償回路網50と特に温度補償回路52のより高い電流消費回路および任意の 他の高電力消 費回路網を低電圧レギュレータ80から動作させることにより、PDCCN60 の電流供給条件を低減でき、そのため全体的な電力消費条件を低減できる。 低電圧レギュレータ80は、さまざまな温度において補償できない電源66の 低電圧変化を最小限に抑える。これらの変化の1つの主な原因は、電源66がバ ッテリのときに生じる。バッテリが放電されると、その出力電圧は降下する。こ の充電電圧は、温度補償回路からの出力を変更することがあり、その結果、TC XOの周波数・温度特性を劣化することがある。 レベル・シフタ54は、VCRE30の第1端子32または第2端子34に接 続された出力を含むことができる。 前述のように、第1図のレベル・シフタ54は、ライン16を介してVCRE 30の第1出力32および水晶発振器回路12に接続された出力を含む。レベル ・シフタ54は、温度補償回路52の低電圧出力を増幅し、かつVCRE30に よって必要とされるより高い電圧を生成するために用いられる。温度補償回路5 2は、より低く、電力効率の高い電圧で動作して、レベル・シフタ54からの( 増幅された)より高い電圧を供給して、水晶の温度補償を行う。しかし、レベル ・シフタ54は、スタートアップ時に、またそれ以降では定常状態時に、可能な 最も高い電圧を利用する。レベル・シフタ54は、十分な電圧変化をVCRE3 0に供給して、水晶発振器回路12における水晶を温度 補償するために、ライン58においてより高い供給電圧を必要とする。 第3図に示す実施例では、レベル・シフタ54の出力はVCRE30の第2端 子34に接続される。また第3図では、第1端子32は接地され、PDCCN6 0はライン58,62を介してレベル・シフタ54に直接接続される。 第3図に示す実施例では、第3図に示す回路について、VCRE30を接地さ せて、それによりコンデンサ36の必要性を省くことがより有利になる。第3図 のこの構造は、VCRE30がディスクリート・デバイスである場合、あるいは VCREが共通のN−基板上に集積されかつP−ウェルが基板内に拡散されて、 VCRE30のアノードを形成する場合に有利である。VCRE30のカソード は、N+形不純物をP−ウェルに注入することによって形成される。次に、VC RE30は、第3図に示すように端子32を接地することによって、基板に存在 する他の回路から減結合でき、実質的に分離できる。 第4図において、ATカット水晶の典型的な周波数対リアクタンス曲線130 を示す。さらに具体的には、この曲線は、バルクハウゼン発振条件(Barkhausen' s oscillation criteria)によって必要とされる水晶周波数の関数としての水晶 リアクタンスである。水晶は、VCRE30によって生成されるリアクタンスを 含め、発振器の残りの部分によって示されるリアクタンスに大きさが等し くかつ反対のリアクタンスで動作する。大半の水晶発振器では、水晶はインダク タとして動作され、発振器の残りの部分は容量性リアクタンスを与える。そのた め、水晶は、直列と反共振(anti-resonance)との間で、第1曲線132上の円で 囲んだ部分で一般に動作される。第2曲線134は、完全を期すために示される 。従って、一般的な水晶は、第4図に示すように、約16.8MHzにて631 オームの範囲で動作できる。 第5図において、周波数と温度の関係のグラフ140を示す。グラフ140は 、ATカット水晶で典型的な3次非補償ベックマン曲線(third order non-compe nsated Bechmann curve)142を含む。第2曲線144は、ベックマン曲線14 2の反転を含み、TCXOの周波数出力を調整するのに役立つことができる。一 実施例において、TCXO10で用いられるATカット水晶は、第5図に示すベ ックマン曲線142を含む。第5図の横軸は、約−35°C〜約85°Cの温度 範囲を含む。項目146は、この温度範囲における所望の温度補償された周波数 になる。この実施例では、2ppm仕様を示す。 本発明の各実施例について図説してきたが、本発明の新規な精神および範囲か ら逸脱せずに、上記の実施例のさまざまな修正および置換ならびにその再構成や 組み合わせは当業者によって可能なことが理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケラー,アンソニー・エフ アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ、サウ ス・セント・ルイス10443 (72)発明者 マービン,デニス・エフ アメリカ合衆国イリノイ州キャロル・スト リーム、トール・オークス・ドライブ1406

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.低電力温度補償水晶発振器であって: 水晶,入力および所定の周波数の出力を有する水晶発振器回路; 可変リアクタンスを前記水晶発振器回路の入力に与えて、所定の温度範囲で出 力周波数を選択的に調整する電圧制御リアクタンス素子であって、第1端子およ び第2端子を有する電圧制御リアクタンス素子; 前記水晶付近の温度を測定し、制御信号を前記電圧制御リアクタンス素子に与 えて、所定の温度範囲にて所望の範囲内で出力周波数を調整する温度補償回路網 ;および 基準電圧からなる出力を含み、前記電圧制御リアクタンス素子および前記温度 補償回路網のうち少なくとも一方に接続されたプログラマブルDC/DC変換器 回路網; によって構成されることを特徴とする低電力温度補償水晶発振器。 2.前記プログラマブルDC/DC変換器回路網は、ある閾値以下の場合にDC 電圧を選択的に増加するチャージ・ポンプ回路を含むことを特徴とする請求項1 記載の低電力温度補償水晶発振器。 3.前記プログラマブルDC/DC変換器回路網は、論理回路と、前記論理回路 に接続され、ある閾値以下の場合にDC電圧を選択的に増加するチャージ・ポン プ回路と、出 力電圧変化を最小限に抑えるレギュレータとを含むことを特徴とする請求項1記 載の低電力温度補償水晶発振器。 4.前記プログラマブルDC/DC変換器回路網は、チャージ・ポンプがイネー ブルされて、入力供給電圧を受け、より高い出力電圧を生成し、この電圧を出力 レギュレータに送るイネーブル・ステートと、供給電圧および供給電圧のより低 い派生電圧のうち少なくとも一方が出力レギュレータに直接送られるディセーブ ル・ステートとを有するスイッチ回路を含むことを特徴とする請求項1記載の低 電力温度補償水晶発振器。 5.前記プログラマブルDC/DC変換器回路網は、前記スイッチ回路に接続さ れ、前記イネーブル・ステートおよびディセーブル・ステートにダイナミックに 切り換えるプログラマブル論理回路であって、前記スイッチ回路がイネーブル・ ステート時に供給電圧を前記チャージ・ポンプに供給し、ディセーブル・ステー ト時に前記レギュレータに供給するようにプログラムされるプログラマブル論理 回路を含むことを特徴とする請求項1記載の低電力温度補償水晶発振器。 6.前記電圧制御リアクタンス素子の前記第2端子は、コンデンサを介してAC 接地され、かつ前記プログラマブルDC/DC変換器回路網の出力にDC基準さ れることを特徴とする請求項1記載の低電力温度補償水晶発振器。 7.前記電圧制御リアクタンス素子の前記第1端子は接地 され、前記第2端子はレベル・シフタおよび前記水晶発振器回路に接続されるこ とを特徴とする請求項1記載の低電力温度補償水晶発振器。 8.低電力温度補償水晶発振器であって: 水晶,入力および所定の周波数の出力を有する水晶発振器回路; 可変リアクタンスを前記水晶発振器回路の入力に与えて、所定の温度範囲で出 力周波数を選択的に調整する電圧制御リアクタンス素子であって、第1端子およ び第2端子を有する電圧制御リアクタンス素子; 前記水晶付近の温度を測定し、制御信号を前記電圧制御リアクタンス素子に与 えて、所定の温度範囲にて所望の範囲内で出力周波数を調整する温度補償回路網 ;および 基準電圧からなる出力を含み、前記電圧制御リアクタンス素子および前記温度 補償回路網のうち少なくとも一方に接続されたプログラマブルDC/DC変換器 回路網であって、前記プログラマブルDC/DC変換器回路網は、チャージ・ポ ンプがイネーブルされて、入力供給電圧を受け、より高い出力電圧を生成し、こ の電圧を出力レギュレータに送るイネーブル・ステートと、供給電圧および供給 電圧のより低い派生電圧のうち少なくとも一方が出力レギュレータに直接送られ るディセーブル・ステートとを有するスイッチ回路を含む、プログラマブルDC /DC変換器回路網; によって構成されることを特徴とする低電力温度補償水晶発振器。 9.前記温度補償回路網は: 低電圧レギュレータを介して電源に接続された温度補償回路;および 前記電圧制御リアクタンス素子の第1または第2端子に接続された出力を含む レベル・シフタであって、前記電圧制御リアクタンス素子の第1端子と前記水晶 発振器回路とに接続された出力ラインを含むレベル・シフタ; を含むことを特徴とする請求項8記載の低電力温度補償水晶発振器。 10.前記電圧制御リアクタンス素子の前記第1端子は接地され、前記第2端子 はレベル・シフタおよび前記水晶発振器回路に接続されることを特徴とする請求 項8記載の低電力温度補償水晶発振器。
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