JPH09508809A - カードシャフラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は遊戯用カードのシャフリング装置に関する。この装置は、第１の位置と第２の位置にそれぞれ位置させることができる２つのシャフリングカード室と、分配室と、遊戯用カードを第１の位置にあるシャフリングカード室から第２の位置にあるシャフリングカード室に運ぶ搬送手段と、遊戯用カードを第１の位置にあるシャフリングカード室から分配室に運ぶ排出手段と、アルゴリズムに従って、通常は搬送手段を動作させ、その他のときは排出手段を動作させる制御手段と、シャフリングのために遊戯用カードをシャフリング室の一つに供給する供給手段とを備えている。ディーラにより行われるシャフリング処理は時間のかかるもので、シャフリング中はゲームを中断しなければならず非常に重要なものであるから、遊戯中のテーブルでは遊戯時間の比較的大きな部分をシャフリングに費やさなければならず、これは当然にテーブルの総売上に悪影響を及ぼすことになる。好適なシャフリング装置は両シャフリング室の位置を入れ替える手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 カードシャフラー 本発明は、遊戯用カードを混ぜて切る装置（「カードシャフラー」又は「シャ フリング装置」）に関する。 この装置は、数ある中で米国特許５０００４５３号により知られている。 その他のカードシャフラーが、米国特許４５１３９３９号、米国特許４６５９ ０８２号、及び米国特許４７７０４２１号に記載されている。 従来技術の一部を構成するすべてのこれらの装置は極めて複雑な構成で、高価 となり、故障しがちで、しかも点検や修理のためにアクセスするのが困難であっ た。 本発明の目的は、極めて簡単な構成の上記装置を提供することであり、これに より複雑な構成による欠点が解消される。 カードを混ぜて切る（シャフリング）処理は高精度に行われることが極めて大 切である。とりわけ、熟練プレーヤによるカード数のカウントやその他の技によ るいんちきを防止するために必要である。高精度にカードをシャフリングするこ とはゲームの公正さにも資するものである。 本発明に係るカードシャフラーは「ブラックジャック」のゲームで特に使用さ れる。このゲームはカジノや同様の場所で主に行われ、シャフリングされたカー ドが常に蓄えられていることが大切で、これらのカードはゲームの進行に応じて ディーラにより取り出されてゲームに用いられる。 手でカードをシャフリングする場合、大量のカード（例えば６組のカード）が ゲームの開始前にシャフリングされ、その後ゲームが開始される。ゲームで使用 するカード全数の一部がディーラにより扱われ、ゲームが終了すると、そのカー ドは集められて再びシャフリングされる。その後、シャフリングされて積み重ね たカードの中に切り札をプレーヤが入れ、シャフリングされたカードが切り札の ところまで使用される間、ゲームが行われる。 ディーラにより行われるカードのシャフリング処理は時間のかかるもので、シ ャフリング中はゲームを中断しなければならず非常に重要なものであるから、遊 戯中のテーブルでは遊戯時間の比較的大きな部分をシャフリングに費やさなけれ ばならず、これは当然にテーブルの総売上に悪影響を及ぼすことになる。切り札 の使用も利用カード数の一部で、通常は約半分である。 シャフリングの機械を使用することにより上記欠点は解消される。すなわち、 シャフリング装置は一定したカードのシャフリングを実行し、常にシャフリング されたカードがディーラに供給されるようになっている。使用済みのカードは連 続的にシャフリング処理に移すことができ、遊戯中に連続してシャフリング処理 が行える。したがって、シャフリングするためにゲームを中断する必要がない。 カードの連続使用により、切り札の使用も不要になり、カード全体を使用するこ とができる。 これらの目的は、遊戯用カードをシャフリングする装置により達成される。こ の装置は、第１の位置と第２の位置にそれぞれ配置することができる２つのシャ フリングカード室と、分配室と、第１の位置にあるシャフリングカード室から第 ２の位置にあるシャフリングカード室に遊戯用カードを運ぶ搬送手段と、第１の 位置にあるシャフリングカード室から分配室に遊戯用カードを運ぶ排出手段と、 アルゴリズムに従って通常は上記搬送手段を動作しその他の時は排出手段を動作 する制御手段と、シャフリングのために遊戯用カードを一方のシャフリングカー ド室に供給する供給手段とを有する。 この装置に適用されるカードのシャフリング処理は高精度に行われ、熟練した プレーヤといえでもどのカードが現れるかを予想できない。これにより、シャフ リングされたカードを用いてプレイされるゲームの公正さが向上する。 所定時間後、第１の位置にあるシャフリング室は、搬送手段と排出手段により 空にされることは明らかである。第２の位置にあるカード室のカードを第１の位 置にあるカード室に搬送することは当然に可能である。しかし、好適な実施例で は、装置には両シャフリング室の位置を入れ替える手段が設けてある。 これにより非常に優れた構成となることが明らかである。 その他の好適な実施例では、供給室から第２の位置にあるカード室へ遊戯用カ ードを運ぶための手段に加えて、シャフリング用に遊戯用カードを収容する供給 室が設けてある。 これにより、遊戯で使用したカードを該供給室に入れることができ、それによ りシャフリング室には供給室からカードが追加される。 別の好適な実施例では、少なくとも使用時間の一部において排出手段の動作と 同時に、制御手段が供給手段を動作するようにしてある。 これにより、シャフリング処理を行うカード数を出来るだけ一定に維持するこ とができる。すなわち、シャフリング処理から一枚のカードが取り出されて分配 室に供給されると、新たな一枚のカードが供給室からシャフリング処理に自動的 に追加される。 その他の好適な実施例はサブクレームに記載されている。 本発明に係る装置を添付図面を参照して以下に説明する。 図１は本発明に係るカードシャフラーの一部切断斜視図である。 図２は図１に示すカードシャフラーの部分斜視図で、そこではカバーが除かれ ている。 図３は本発明に係るカードシャフラーの空状態の断面図である。 図４は部分的にカードを充填した図３に対応する図である。 図５は本発明に係るカードシャフラーの一部切断平面図で、そこではカバーが 除かれている。 図６は本発明に係るカードシャフラーの取り出しシューの一部切断詳細図であ る。 図７は図６に示すシューの断面図である。 図１、２、３、４、及び５に示すシャフリング装置１はベースプレート２を備 えている。このベースプレート上にはシャフリング機構が設けてあり、このシャ フリング機構はカバー３で覆われている。カバーの中には、シャフラーを操作す ると共に操作状態を表示する制御パネル４が設けてある。また、カバーには、シ ャフリング用カードをシャフリング機構に供給するための開口部５と、シャフリ ン グしたカードを取り出す取り出し開口部６が設けてある。 図１、２、３、４、及び５を参照してシャフリング機構について説明する。ベ ースプレート２上にはターンテーブル７が垂直軸に関して可動自在に設けてある 。ベースプレート２の上にはまたターンテーブル用電動モータ８が設けてあり、 その出力軸にピニオンが設けてある。また、ピニオンの周囲にはベルト９が巻回 されている。同様に、ベルト９はターンテーブルに巻回されており、クランプ１ ０によりターンテーブルに固定的に取り付けてある。 ターンテーブルには２つの壁１１、１２が固定されている。これらの壁は長手 方向に伸び、中央部において連結壁１３により互いに連結されている。端部では 長手方向壁１１、１２がそれぞれ端部壁１４、１５で互いに連結されている。壁 １１、１２、１３、及び１４の間には第１のシャフリングカード室１６が設けて あり、壁１１、１２、１３、及び１５の間には第２のシャフリングカード室１７ が設けてある。その結果、ターンテーブルは回転することができ、第１のシャフ リング室１６と第２のシャフリング室１７がそれぞれ第１と第２の位置に入れ替 えることができる。 各シャフリング室１６、１７の底面はそれぞれベースプレート１９、１８で閉 鎖される。細長い開口部を有するガイド２０がベースプレートの下に配置されて いる。スリーブ２２は、対応するガイド２０に設けた開口部２１にガイド自在に 設けてある。スリーブ２２は、ベアリングブッシュ２４に収容されたシャフト２ ３に設けてある。ベアリングブッシュ２４はレバー２５でドライブシャフト２６ に連結されており、各ドライブシャフト２６は仕切壁１３の僅か半分の長さに亘 ってのみ延在している。 両ドライブシャフト２６は互いに直線上に伸びており、仕切壁１３に回動自在 に設けてある。各ドライブシャフト２６には駆動機構２７が設けてあり、この駆 動機構は電動モータ２８により構成されている。この電動モータ２８は、歯車と ウォーム歯車トランスミッションとによって、対応するドライブシャフト２６を 駆動する。 また、装置は供給側に２つの側壁３０、３１を有し、これらはベースプレート ２に固定されて複数の横方向連結部材３２によって互いに連結されている。両側 壁３０、３１はまた端部壁３３により連結されている。この端部壁３３は、装置 の電気系制御回路の一部を収容する空間の壁として機能すると共に、その一部を 構成する部品の冷却板としても機能する。 両側壁３０、３１はまた回転軸３４で連結されている。この回転軸３４にはデ ィスク３５が設けてある。 側壁３１に対向して電動モータ３６が設けてある。モータ３６の出力軸にはド ライブディスク３７が設けてある。ドライブディスク３７の上部は、ディスク３ ５と、壁３５の側部から最も遠い位置にある連結部材の上方に僅かに突出してい る。この連結部材３２、ドライブディスク３７、及びディスク３５は互いに供給 室の底部を構成しており、その壁はカバー３で形成されている。ドライブシャフ ト３４を駆動させないことも可能であるが、このシャフト３４はキャリアディス クに配設されたプーリとシャフト３４に固定した自由輪カップリングとの間の紐 （図示せず）により駆動するのが好ましい。 壁３０の内側に対向して電動モータ３８が設けてあり、その出力軸は壁３０を 介して伸びている。歯付きのベルトプーリ３９がその出力軸に設けてある。壁３ ０、３１はシャフト４０で連結されている。このシャフト４０には、ローラ４１ と、壁３０の外側において２つのプーリ４２、４３が設けてある。プーリ３９、 ４２は歯付きベルト４４で相互に連結されている。 折り畳み式サブフレーム４５は、長手方向壁１１、１２、連結壁１３、及び端 部壁１４、１５のレベル上で、ターンテーブル７の上に設けてある。折り畳み式 サブフレームは、複数の横方向連結部材４８で連結された２つの側板４６、４７ で構成されている。 サブフレーム４５はまた、側壁３０、３１の上に設けたシャフトスタブ４９と 側板４６、４７の両方に設けた凹部５０により、両側壁３０、３１にヒンジ結合 されている。 サブフレーム４５の末端部には側板４６、４７の間にサポート５１が設けてあ り、これはロッド５２により横方向連結部材４８に連結されている。キャリアロ ーラ１００はサポートに設けてある。ロッド５２は基本的に、サポート５１の下 方移動に対するストッパを構成している。サポートはロッド５４に全体が支持さ れている。 サブフレーム４５を下方に畳むと、キャリアローラ１００が駆動用キャリアロ ーラ４１に押圧される。下方に向かう力を作用させるために、サポート５１には スプリング５３が設けてあり、これはロッド５４に巻回されている。ロッド５４ は側板４６、４７を連結し、サポート５１にガイド機能を付与する。 横方向連結部材４８の反対側には同様にサポート５５が設けてあり、そこには キャリアローラ５６が設けてある。このキャリアローラ５６はまた、シャフト５ ８に巻回したスプリング５７により、サブフレーム４５にスプリング付勢されて 設けてある。 最後に、最後に残ったキャリアローラ６１は側板４６、４７の間に設けてあり 、これは同様にサポート６２によりサブフレームにスプリング付勢されて設けて ある。 電動モータ６０はまたサブフレームにヒンジ結合して設けてあり、電動モータ は垂直方向に少しだけ移動できるようにしてある。ドライブローラ５９は電動モ ータ６０の出力軸に設けてある。 下方に折り畳んだ状態のサブフレームとターンテーブル７に固定された回転可 能な部分との間に囲まれた空間には２つのキャリアローラ６３、６４が伸びてお り、これらは側板３０、３１の間に伸びるシャフトに設けてある。 これらのキャリアローラ６３、６４は上述のキャリアローラ４１と共にベルト プーリ６５、６７、４３により共に回転駆動される。これらベルトプーリは、対 応するシャフトに固定されており、その周囲には歯付きベルト６６が張架されて いる。 シャフリングされた遊戯用カードの排出手段の構成について説明する。この説 明は図６と７を参照して行う。 図６と７に示すように、ゲームの専門用語では「シュー」として知られている 排出装置６８はベースプレート２の一部の上に設けてある。排出装置６８は同様 にカバー３の一部で覆われている。 基本的に、排出装置６８は斜めに配置された板６９を備えており、この板６９ はベースプレート２に固定的に連結されている。この斜めの板６９上にはキャリ ッジ７０が設けてあり、これは側部に側板７２、７３を設けたプリズム状本体７ １で構成されている。上部には板の間に２つのシャフト７４、７５が固定してあ り、これにはキャリッジローラ７６、７７がそれぞれ設けてある。 ２つの側板７２、７３の間の空間には電動モータ７８が設けてあり、その出力 軸にはベルトプーリ８０が設けてある。ベルトプーリ８１はシャフト７４、７５ のそれぞれに設けてある。歯付きベルト８２は各プーリ８１、８０に巻回されて いる。電動モータ７８が回転すると、キャリアローラ７６、７７が回転駆動され る。 最後に、板７２、７３の間で底部にシャフト８３が設けてあり、このシャフト には回動自在なローラ８４が固定されている。それぞれの部分の寸法は、このよ うに構成された構造が傾斜板６９で構成される通路上を容易に移動できるように してあり、当該構造の後部がローラ８４を介して安定支持される。 ガイド板１０１が側板７２、７３の上部に設けてあり、ガイド板１０１とロー ラ７７と７６との間にガイド溝１０２が形成されている。板７２と７３との外側 にはガイドプレート１０１のキャリアとして機能するブラケット８５、８６が設 けてある。そのために、当該目的用にガイド板１０１とブラケット８５にそれぞ れ設けた開口部を介してスクリュウ８７が伸びており、スクリュウ８７の下には ナット８９で固定されたスプリング８８が設けてある。これにより、ガイド板１ ０１がしっかりとブラケット８５、８６に対して押圧される。しかし、これは遊 戯用カードの影響により少しだけ上方に移動できる。 図７に示すように、前側では排出装置が前壁９０で閉鎖され、そこは凹状とし て取り出し用開口部６としてある。 装置には様々な位置に、遊戯用カードの存在を検出するために検出部材が設け てある。検出ユニット（図示せず）は、供給室におけるカードの存在を検出する ために設けてあり、別の検出ユニットがシューの中に何枚のカードがあるかを検 出するためにシューに設けてある。 また、サブフレームに配置された非駆動のキャリアローラには、複数のカード が同時に搬送されているか否かを検出するために検出器が設けてある。なお、複 数のカードが同時に搬送されると通常の処理が混乱する。 検出装置はすべて電線結合（図示せず）により、マイクロプロセッサとこれに 関連した入出力回路で構成される制御手段に連結されている。 マイクロプロセッサは装置の種々の場所（例えば、図２を参照して示すように 、壁３３に隣接した空間）に収容することができる。しかしながら、マイクロプ ロセッサやこれに関連する回路の一部は、図６と７に示すように、プリント基板 ９１により、ベースプレート２と傾斜板６９とで囲まれた空間に収容してもよい 。別に、マイクロプロセッサやその他の電気制御要素は、装置中のその他の場所 に収容してもよい。 本発明に係る装置の動作を説明する。 まず始めはスタート状態に設定する。すなわち、機械が空の状態で、機械には まずカードが遊戯用カードが充填されて初めてシャフリングされたカードが供給 できる。 制御パネルの制御ボタン９２を押すことにより、装置は充填状態に設定される 。その後、カード９３が供給室に積み重ねられる。 この状態を図４に示す。マイクロプロセッサの形をした制御装置はドライブデ ィスク３７、ローラ４１、１００の駆動モータ３６をスタートし、これによりカ ード９３は一枚づつその下面（すなわち絵のある面）がドライブディスク３７で 保持され、ローラ４１、１００を介して搬送される。 ここで、ドライブディスク３７は同時に一枚のカードしか保持しないことが大 切である。しかし、時にはそうはいかず、複数の遊戯用カードが同時に搬送され ることがあり、この状態が検出されて対応する動作が実行される。ここで重要な ことは、キャリアローラ１００、４１の間のドライブローラと挟持部との間には 、複数の固定ディスク３５と連結ロッド３２を有するシャフト３４のようなシケ イン（防止手段）を設けることが大切である。ガイドとして機能するこれらの部 材 により、カードが曲がり、個々のカードが分離されて、カード底部に付着した第 ２のカードが背後に止まることが保証される。 挟持部の高速性によってカードがローラ５６と６３との間に入るのを防止する ためにブラシ９５が設けてある。このブラシは、停止板９６と同様に、カード９ ３の動作にブレーキをかける。なお、装置が動作している間、キャリアローラ４ １、６３及び６４は連続的に駆動される。 次に、カードはベースプレート１９上に一枚づつ落下する。モータ２８により 、最上部のカードは常に同一レベルにあり、ターンテーブルを回転すると、この カードは常にドライブディスク５９により保持されると共に、供給されるカード の落下高さが一定に保たれる。 この処理は決められた数のカードがシャフリング室に落下するまで連続され、 その後ターンテーブルの駆動モータが動作し、もう一方のシャフリング室１７に 同数のカードが充填される。ターンテーブルはその後回転し、全所望数のカード （例えば１５０枚）が両方のシャフリング室に装填されるまで当該処理が継続さ れる。 次に、実際のシャフリング処理が開始できる。ドライブローラ５９の下に設け たシャフリング室の最上部のカードがドライブローラに保持され、マイクロプロ セッサで作成されるランダムな信号に応じて、他方のシャフリング室に供給され るか、又は排出手段に供給される。 ドライブローラ５９は通常時計回り方向に回転し、最上部のカードはその上面 を保持され、ローラ５６と６３との間から符号１６で示す位置にあるシャフリン グ室に供給される。 第１の位置にあるシャフリング室に連結したモータ２８により、最上部のカー ドがドライブディスク５９に保持される。 壁９７と連結部材９８のようなシケインが使用されている。また、停止板９６ とブラシ９５からなるものが使用されている。実質的に非意図的に決定されたカ ードのところで、ドライブローラ５９の回転方向が反転され、これによりカード が排出装置と反対側に運ばれる。通常状態では、制御装置により、遊戯用カード が供給されるたびに供給室からカードが供給される。両シャフリング室のカード 数は決められた数（例えば１５０枚）に保たれる。 他方のカード室に代えてカード排出室にどのカードを供給するかを決定するア ルゴリズムが、シャフリングの品質を左右する。 この処理は排出手段（本実施例ではシュー６８）が完全に遊戯用カードで充填 されるまで連続され、その後ゲームが開始される。 装置は自動的に「プレイ」モードに入り、その後通常のシャフリング処理が開 始される。このシャフリング処理は上述した充填処理と調和しており、シャフリ ング処理の間、カード９３はカード室１６又は１７のいずれかに連続的に収容さ れる。なお、これらのカード室１６、１７は他方のカード室と入れ替えられる。 そして、非意図的にカードは排出室６８に供給される。この操作が行われるたび に、充填処理の間はシャフリング室の間を行き来するカードの数を出来るだけ等 しく保つために、供給室からシャフリング室１６、１７の一方にカードが運ばれ る。 決められた数のカードの一つが常に排出手段に供給されるように制御が行われ る。シャフリングの品質を決定することの外に、この数は単位時間の平均的な遊 戯用カードの取り出しにしたがって選ばれる。 しかし、ゲームの状況に応じて、カードの消費量が一時的に多くなった場合に は、シューが空になる危険がある。ところが、シューの中のカード数は検出され ており、シューが空になりそうになると、更なるカードがシュー６８に供給され る。すなわち、第１の位置にあるシャフリング室から所定量のカードが取り出さ れると、カードがシューに供給されると共に、第２の位置にあるシャフリング室 へ供給室からカードが供給される。これにより、カード不足によりゲームが中断 されることはない。 しかし、供給室が空になると、例えば１２５枚の少数カードを収容したカード 室１６と１７で一時的にシャフリング処理が連続して行われるように制御される 。終盤にカードが再び使用される場合には、元々の数に対して多数のカードが再 び追加される。 装置の操作を終了する場合、当然に装置を空にすることができる。この場合、 すべてのカードはシャフリング室からシューにすべてのカードが運ばれる。 最後に、シュー、すなわち排出手段の動作を説明する。 図７に示すように、カードはローラ６４と６１との間を搬送され、その後カー ドはガイド溝１０２に入る前にガイドプレート１０１により曲げられる。ガイド 溝１０２を通るカード搬送中に、カードはローラ７６、７７で運ばれる。次に、 カードは既に積層収容されているカード９９と接触する。これにより、供給され たカード９３は力を受けて、傾斜６９に沿ってキャリッジ７０が上昇し、積層さ れたカードの背後にカードを挿入するのに十分な空間ができる。 排出口６があることにより、最初のカードを常に容易に手で取り出すことがで きる。 装置用制御の実施例は記載していないが、マイクロプロセッサを使用している ことやその機能的記述からどのように制御が具体化されるかを当業者は推測でき る。 上述の構成は本発明の範囲から逸脱することなく種々変更できることは明らか である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．第１の位置と第２の位置にそれぞれ位置させることができる２つのシャフリ ングカード室と、 分配室と、 遊戯用カードを第１の位置にあるシャフリングカード室から第２の位置にある シャフリングカード室に運ぶ搬送手段と、 遊戯用カードを第１の位置にあるシャフリングカード室から分配室に運ぶ排出 手段と、 アルゴリズムに従って、通常は搬送手段を動作させ、その他のときは排出手段 を動作させる制御手段と、 シャフリングのために遊戯用カードをシャフリング室の一つに供給する供給手 段と、 を備えた遊戯用カードのシャフリング装置。 ２．両シャフリングカード室の位置を入れ替える手段を有することを特徴とする 請求項１のシャフリング装置。 ３．上記供給手段は、供給室から第２の位置にあるシャフリングカード室へ遊戯 用カードを運ぶ手段に加えて、シャフリングのために遊戯用カードを収容する供 給室を備えていることを特徴とする請求項１又は２のシャフリング装置。 ４．上記制御手段は、使用時間の少なくとも一部において、排出手段を動作させ ると同時に供給手段を動作させるようにしてあることを特徴とする請求項３のシ ャフリング装置。 ５．それぞれのシャフリングカード室は矩形状に配置されると共にほぼ垂直に伸 びる４つの壁部材で構成されており、対向する壁部材の距離は少なくとも遊戯用 カードの寸法と同じ大きさを有し、制御手段の制御に基づく持ち上げ用電動モー タとレバートランスミッションによりほぼ垂直方向に移動可能なベース部材がシ ャフリングカード室のそれぞれに設けてあることを特徴とする上述の請求項のい ずれか一つの装置。 ６．上記制御手段は、シャフリングカード室にある最上部のカードが所定のレベ ルに位置するように持ち上げ用電動モータを制御するようにしてあることを特徴 とする請求項５の装置。 ７．上記シャフリングカード室は共に垂直軸について回動自在な台に配置されて おり、上記台は制御手段の制御に基づいて、回転電動モータにより回転駆動され ることを特徴とする請求項５又は６の装置。 ８．上記搬送手段と排出手段の少なくともいずれか一方は第１の位置の上に配置 されて回転駆動される大径の保持ローラを備えており、この保持ローラはシャフ リングカード室にある最上部の遊戯用カードの上面を摩擦により保持するように してある上述の請求項のいずれか一つの装置。 ９．上記搬送手段と排出手段は、排出手段と使用される間は搬送手段として使用 される間の方向とは逆の方向に駆動することができる同一の保持ローラを備えて いることを特徴とする請求項８の装置。 １０．上記供給手段は上部を開放した供給室を有し、該供給室は底部に大径の第 ２の保持ローラを有し、該保持ローラは供給室にある最下部の遊戯用カードの下 面を摩擦により保持するようにしてあることを特徴とする上述の請求項のいずれ か一つの装置。 １１．上記搬送手段、排出手段、及び供給手段はそれぞれ一方を他方の上に配置 されいずれか一方は駆動可能な一対のローラを有し、上記ローラ対の挟持部と上 記保持ローラとカードとの保持ラインとの間の距離は搬送方向に関して遊戯用カ ードの幅よりも小さく、保持ローラとローラ対との間にはシケインが設けてある ことを特徴とする請求項８、９、又は１０の装置。 １２．各ローラ対の上部ローラと搬送手段の一部を構成する保持ローラとは水平 軸上で上方に傾斜可能なサブフレームに固定されていることを特徴とする請求項 １の装置。 １３．上記排出手段は、シャフリングされた遊戯用カードが積み重ねから取りだ される側と反対側の分配ホルダにある遊戯用カードの側にシャフリングされた遊 戯用カードを供給するようにしてあることを特徴とする上述の請求項のいずれか 一つの装置。 １４．上記分配ホルダは取り出し側に向かって下方に傾斜した通路を有し、この 通路上には分配ホルダにある遊戯用カードの積み重ねを押圧するために圧力体が 移動可能に設けてあり、排出手段は傾斜路上に一時的に圧力体を移動させると共 に圧力体とカードの積み重ねとの間に遊戯用カードを配置するようにしてあるこ とを特徴とする請求項１３の装置。 １５．上記圧力体には遊戯用カードをガイドし搬送する手段が設けてあることを 特徴とする請求項１４の装置。 １６．上記ガイド手段は、排出手段の一部を構成するローラ対を通過した後に、 遊戯用カードを曲げるようにしてあることを特徴とする請求項１５の装置。