JPH09508688A - シリンダライナ及びその製造方法 - Google Patents

シリンダライナ及びその製造方法

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JPH09508688A JP7520913A JP52091395A JPH09508688A JP H09508688 A JPH09508688 A JP H09508688A JP 7520913 A JP7520913 A JP 7520913A JP 52091395 A JP52091395 A JP 52091395A JP H09508688 A JPH09508688 A JP H09508688A
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Abstract

(57)【要約】 内燃機関用のシリンダライナ(1)の円筒形の内面に硬質の摩耗層(7)を溶射して被覆し、この硬質の摩耗層の溶射及び調整後、硬質の摩耗層を機械加工して粗さを小さくすることなく、内面を擦り合わせ層(8)で被覆する。これらの2つの層の間には、1つ又はそれ以上の中間層(9)が更に溶射されており、この中間層の硬度は、摩耗層の平均硬度よりも小さいが擦り合わせ層の硬度よりも大きい。溶射された摩耗層(7)自体の粗さは、ピストンリングの接触前、少なくともN9、好ましくはN11乃至N12である。擦り合わせ層(8)は、シリンダライナの擦り合わせ時の潤滑状態を改善するため、モリブデン、アルミニウム、銀、又はニッケル等の金属で被覆されたグラファイトボールで形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 シリンダライナ及びその製造方法 本発明は、内燃機関、特に大型の2ストローククロスヘッドエンジン用のシリ ンダライナの製造方法であって、ライナブランクの円筒形の内面にプラズマアー ク溶射又は火炎溶射等の溶射手段によって少なくとも1つの硬質の摩耗層(wear ing layer)が被覆され、該摩耗層はその上に何も被覆されない状態の場合、シ リンダライナ内を摺動するピストンのための摺動面を形成することができ、前記 摩耗層よりも軟質の擦り合わせ層(running-in layer)がシリンダライナの内面 に形成される、シリンダライナの製造方法に関する。 このようなシリンダライナの製造方法は、特開昭51−151414号公報に おいて公知である。この公報によれば、Siの含有量が大きいアルミニウム合金又 はCrの含有量が大きい鉄合金からなる摩耗層がアルミニウム製のシリンダライナ の内面に溶射してあり、その上、この溶射された被覆層は研削機によってホーニ ング仕上げが施され、次いで幾つかの化学浴に浸漬され、最後の化学浴は、摩耗 層の外面上に厚さが5μm乃至10μmのSnの被覆層を付着させるために使用さ れることが開示されている。伝えられるところによれば、擦り合わせ層は、ホー ニング仕上げを施した硬質の摩耗層よりも気孔の大きさ及び数の両方が小さい。 擦り合わせ層は、Snの代わりに燐酸マンガンで処理したフィルム又はPTFEフ ィルムから形成してもよい。 硬質の摩耗層が被覆されているが、適当な擦り合わせ層が設けられていない他 のシリンダライナも知られている。特開昭56−156751、特開昭56−1 56752、特開昭60−125362、特開昭59−150080、及び特開 昭61−157875、及び米国特許第4,233,072号を参照されたし。 硬質の摩耗層を備えているが適当な擦り合わせ層を備えていない、商業的に製造 されている幾つかのシリンダライナが知られている。公知のシリンダライナの共 通の特徴は、N5乃至N7の粗さを得るために硬質の摩耗層にホーニング仕上げ 又は他の機械加工が施してあることである。 自動車用のシリンダライナの場合、シリンダライナの内径は小さく、一般に入 手可能な機械加工工具によって摩耗層の粗さを滑らかにする機械加工を施すこと が可能ではある。しかし、勿論、摩耗層の粗さを滑らかにするこの機械加工には 費用がかかり、シリンダライナの製造をより困難にする。 一方、大型の2ストローククロスヘッドエンジンの場合、シリンダライナの内 径が約0.25m乃至0.9mである。これらのシリンダライナのホーニング仕 上げは、極めて時間を要する作業であり、最大径のシリンダライナの場合、ホー ニング機のサイズについて重量要求があるために、これを行うことができる設備 は世界中に数カ所しかない。従って、大型のエンジンについては、摩耗層をコー ティングしたシリンダライナを商業的に使用することは、非現実的であると考え られている。 本発明の目的は、摩耗層及び擦り合わせ層を備えたシリンダライナの製造方法 を簡単にすることである。 この目的に鑑み、本発明による上記方法は、摩耗層に機械加工を施して粗さを 減らして滑らかにするいかなる手段を用いることなく、擦り合わせ層を該摩耗層 の表面に形成することにより、調整の点を除けば、溶射により形成した硬質の摩 耗層の表面粗さを維持する点に特徴を有している。 全く思いがけないことに、溶射された摩耗層の粗さを減らして滑らかにする機 械加工を行わなくても済むことが判明しており、ホーニング仕上げを行わない場 合の摩耗層の粗さはN9以上であり、代表的にはN11乃至N12の範囲内にあ り、最大粗さは、従来公知の機械加工仕上げが施された摩耗層の約4倍乃至35 倍である。 擦り合わせ層は、摩耗層の最大粗さの場所に付着し、そのため、摩耗層の最も 高い箇所は、シリンダライナに向かうピストンリングの接触面に対して、該ピス トンリングに擦り傷が付く程強く押し付けられることがない。新たなシリンダラ イナの装着後短時間で、擦り合わせ層は摩耗層の最も高い箇所に亘って摩滅し、 その結果これらの箇所はピストンリングによって除去される。摩耗層の突出箇所 からの硬質の粒子は、摩耗層の窪みを有する領域内にある擦り合わせ層に沈み込 む。当然のことながら、これらの窪みは、摩耗層に粗さを減らして滑らかにする 機械加工が施されていないため、周知のシリンダライナの場合よりも大きい。従 って、窪みは、硬質の粒子を自由に受け入れるのに適しており、このことはピス トンリングに望まない摩耗が生じるリスクを小さくする。 製造が特に簡単な一実施例では、擦り合わせ層がシリンダライナの内面に溶射 され、この溶射により形成された擦り合わせ層はその粗さがシリンダライナの作 動によってのみ滑らかにされる。摩耗層及び擦り合わせ層の両方の層を溶射によ って形成することにより、公知の化学浴を全く使用しなくても済み、シリンダラ イナの機械加工はたった1種類の機械を用いて済ませることができる。更に、擦 り合わせ層を溶射することにより、摩耗層と擦り合わせ層の2つの層が同じよう な粗さを持つという利点と、擦り合わせ層がシリンダライナの作動時に軟質の粒 子が直ちに引きはがされる箇所から多数の突出先端を獲得して、該突出先端がシ リンダライナの表面内の窪みに付着するという利点とが得られる。これは、ライ ナの内面の粗さが、それ自体で、適当な低いレベルまで減少し、これと同時に、 摩耗層の窪みが軟質材料で効率的に充填されるということを意味する。 好ましくは、擦り合わせ層を形成する前に、摩耗層の平均硬度よりも低く且つ 擦り合わせ層の硬度よりも高い硬度を持つ中間層をシリンダライナに溶射して被 覆する。中間層は、摩耗層としても作用するが、擦り合わせ層から最も硬質の摩 耗層へ硬度を滑らかに移行させ、ライナの擦り合わせに役立つものである。中間 層が設けられているため、最初に形成された硬質の摩耗層は非常にゆっくりと、 シリンダライナを長期間使用した後に被覆されない状態になる。 シリンダライナは好ましい方法によって特に簡単に製造することができ、この 好ましい方法では、摩耗層及び擦り合わせ層の両方をシリンダライナの内面に溶 射手段によって溶射し、溶射した層には、製造中、調整以外の任意の他の機械加 工を実質的に加えない。層の厚さを局部的に大きく変化させることなく層の溶射 ができる場合には、層の調整を行う必要はない。この場合には、所望の数の層を シリンダライナの内面に次々に直接的に溶射するだけでシリンダライナブランク を仕上げることができる。擦り合わせ面に向かう方向で硬度が漸次に減少するよ うに2つ又はそれ以上の摩耗層を形成するのがよい。 シリンダライナの擦り合わせには最適であるが、該シリンダライナの製造に関 しては困難となる方法の1つに、溶射中に、使用する粉体組成物を調整する方法 があるが、これによれば層が互いに均等に溶け込むようになる。したがって、層 間にはっきりした境界が形成されるのが回避され、擦り合わせ面の性質は、シリ ンダライナの寿命中において、純粋に擦り合わせ材料だけで形成された凝集力の ある表面(cohesive surface)から硬質の耐摩耗材料でできた凝集力のある表面 (cohesive surface)へと変化する。 本発明は、また、内燃機関、特に大型の2ストローククロスヘッドエンジン用 のシリンダライナであって、少なくとも一つの硬質の摩耗層をプラズマアーク又 は火炎溶射等の溶射手段によって円筒形の内面に溶射して被覆したライナブラン クを有し、該硬質の摩耗層は、何も被覆されなくなったとき、シリンダライナ内 を摺動するピストンのピストンリング用の擦り合わせ面を形成して、ピストンリ ングと直接接触し、その未使用の状態では、軟質の擦り合わせ層を有するシリン ダライナに関する。 本発明によれば、このシリンダライナは、硬質の摩耗層の溶射による、少なく ともN9、好ましくはN11乃至N12の範囲の表面粗さが、機械的な粗さを減 らして滑らかにするいかなる機械加工仕上げを行うことなく維持されることを特 徴とする。溶射によって形成された摩耗層の粗さを維持する利点は、本発明の上 述の説明から明らかである。 好ましい実施例では、擦り合わせ層は、モリブデン、アルミニウム、銀、又は ニッケル等の金属、好ましくは銀で被覆されたグラファイトボールを含み、又は このようなグラファイトボールからなる。金属で被覆したグラファイトボールは 乾燥潤滑特性(dry lubricating property)が極めて優れており、これにより初 期の擦り合わせ中に、比較的大量の粒子が擦り合わせ層から落下する。擦れて落 とされた粒子は、ピストンリングの外面とシリンダライナの内面との間を潤滑す るのに寄与する。擦り合わせ層の最も高い箇所から落下した粒子の大部分は、擦 り合わせ層の最も深い箇所に付着し、これにより、シリンダライナの内面の粗さ を低下させる。擦り合わせ層が摩耗によって除去されたとき、摩耗層は、何も被 覆されなくなって露呈するが、これと同時に摩耗層の最も高い箇所が摩耗によっ て除去され、ピストンリングが擦り合わせ層の摩耗による除去と同時に摩耗層自 体の粗さを低下させる。従って、何も被覆されず露呈した領域の摩耗層の粗さは 、製造時の粗さよりもかなり低下する。 擦り合わせ層中の金属で被覆したグラファイトボールを銀と混合すると、擦り 合わせ層はその強度がかなり高くなると同時に乾燥潤滑特性が改善される。 擦り合わせ層及び摩耗層の硬度と強度との間の差は、シリンダライナの2つの 層にモリブデン及び酸化モリブデンの混合物でできた中間層を設けることによっ て減少することができ、この中間層を設けることにより、ピストンリングとシリ ンダライナとの間で焼付きが生じる危険性を公知の方法で小さくすることができ る。モリブデン及び酸化モリブデンの混合物は、また、擦り合わせ層よりも硬度 が高い摩耗層を提供することになり、そのためにピストンリングは硬質の表面に 対して徐々に擦り合うことになる。 大型エンジン用のシリンダライナは、通常、鋳鉄製で、シリンダライナに加え られる機械的荷重及び熱負荷の両方を制限する。従って、鋼等の別の材料により シリンダライナを製造するのが望ましいが、鋼は、周知のように、摺動特性が非 常に劣るためにピストンリング用の擦り合わせ面を形成することができない。 好ましい実施例では、シリンダライナのブランクは鋼製であり、したがって商 業的に入手できる大型エンジン用シリンダライナよりもかなり大きな荷重を加え ることができ、擦り合わせ層の硬度は70HV乃至130HVであり、オプショ ンとしての中間層の硬度は250HV乃至750HVであり、摩耗層の微小硬度 は最大2000HVである。鋼製ライナブランクの最も近くに非常に硬質の摩耗 層を置くことによって、ピストンリングが摩耗層で摩耗しないようにし、硬度が 低い擦り合わせ層によりシリンダライナの初期擦り合わせ中にピストンリングが 損傷しないようにする。 摩耗層は、好ましくは、Cr3C2、Ni3C、MoC、Cr2O3、及び/又はBNといった硬 質の粒子が埋め込まれた、クロム、ニッケル、及び/又はモリブデンからなる軟 質母材からなる。このような層は、軟質の母材により硬質の粒子が良好に固定さ れ、層の摩滅が阻止されるため、非常に耐摩耗性が高い。硬質の粒子を軟質であ り且つ延性の母材に配置することは、本発明による摩耗層において特に有利であ る。これは、軟質のベース材料が硬質粒子を良好にグリップするため、非常に 粗い被覆の多くの突出領域が擦り落とされないようにするためである。 本発明の幾つかの実施例を添付図面を参照して以下に詳細に説明する。 第1図は、本発明によるシリンダライナの部分を示す斜視図であり、 第2図は、ピストンリング用の擦り合わせ面近くのライナの材料の部分の拡大 図である。 全体に参照番号1を附した、80cmのボアを持つ大型の2ストロークディーゼ ルエンジン用のシリンダライナは、鋼製の上部分2と鋳鉄製又は鋼製の下部分3 を有する。シリンダライナをエンジンに取り付けたとき、下向きの接触面4がエ ンジンのフレームボックス即ちシリンダ区分の上側と当接し、シリンダカバーが 上向きの接触面5に押し付けられ、これらの接触面間のライナ区分が下方にクラ ンプされ、シリンダライナを保持する一方、下部分3はエンジン内に下方に延び ている。カバー、ライナ1、及びピストンによって境界が定められた燃焼室から の熱負荷及び圧力は、大部分がライナの上部分2に作用する。従って、上部分2 は鋼により形成する必要があり、そのため、摩耗層を溶射によって形成する必要 がある。これは、ピストンリングが鋼の表面に直接当たって摺動することができ ないためである。勿論、ライナ全体を一体に形成し、全体を鋼製にすることがで きる。 第2図に示すように、シリンダライナの鋼製ブランク6の円筒形の内面には、 硬質の摩耗層7、擦り合わせ層8、及びこれらの層の間に位置する中間層9が形 成されている。上述のように、中間層9を省略することができ、更に、中間層を 図示の1つ以上の摩耗層に分割することもできる。しかしながら、擦り合わせ層 8は、ピストンリングが鋼と接触しないように保護する摩耗層6と同様に必要な ものである。 摩耗層は、ベースライナ、即ちライナブランク6上に公知の方法により、例え ば、粉体状開始材料が供給されるプラズマトーチを用いた溶射手段によって溶射 される。溶射は、高速火炎溶射によっても行うことができる。溶射方法は公知で あり、例えば、ヨーロッパ特許公報EP−B−0,341,672号及びヨーロ ッパ特許公開公報EP−A−0,203,556号に記載されている。ライナブ ランク6は、回転テーブル上にその長手方向軸線を垂直にした状態で回転できる ように配置されており、シリンダの長手方向軸線と平行な垂直方向軸線に沿って 移動自在の吹付け装置は、ライナブランク6の内面に関して適当な位置に配置さ れたトーチとともに配置されている。回転テーブルは、例えば、毎分25回転で 回転するようになっており、トーチに点火し、トーチを6mm/sで並進移動させる と同時に摩耗層の吹付けを開始する。トーチが表面に亘って移動する度毎に、回 転中のライナの内面が約0.02mmのコーティングで被覆される量の溶射材料が 供給される。付着させた硬質の摩耗層7の厚さは例えば1mmであるが、0.5mm 又は2mmといった他の厚さを使用することもできる。 摩耗層7を付着させた後、所望の組成の中間層9を提供する粉体状開始材料で 吹付け装置を充填する。例えば、摩耗層7と同じ厚さの中間層を付けるのがよい が、大抵の場合、ライナの擦り合わせ表面の硬度を所望の通りに増大させるのに 中間層の厚さは半分で十分である。 擦り合わせ層8は、特に中間層9もまた使用する場合には、硬質の摩耗層7よ りも薄くつくられるのがよい。擦り合わせ層は、例えば、0.1mm乃至1.5mm の範囲の均等な厚さを持つ層をなして付着させるのがよい。 均等な材料組成によって2つ又3つの層を形成する代わりに、粉体状開始材料 を、幾つかの摩耗層と関連した組成が変化するように、粉体の組成が摩耗層型の 粉体から擦り合わせ型の粉体まで徐々に変化するように変化させるのがよい。勿 論、粉体の組成を連続的に変化させることが可能であるが、好ましくは、粉体の 組成を変化させる前に、トーチを、例えば、ライナの全内面上での5回又は10 回の溶射に亘って移動させる。1度に0.02mmしか形成することができないた め、これを行うと、最も硬質の層から最も軟質の層まで細かく徐々に移行するこ とになる。 層の厚さが望まない程に大きく変化している場合には、旋削や研削で調整する ことができる。層の厚さのこのような変化は、例えば、粉体の不均等な供給、ト ーチの始動時又は停止時、又はトーチのノズルの部分的な閉塞のような停止の結 果としての非均質な被覆等によって生ぜしめられる。摩耗層の主寸法を守ること を目的としてこのような機械加工を行うことができるということを別にすれば、 摩耗層の機械的な粗さを減らす機械加工は行われない。 個々の層の組成を以下に説明する。 摩耗層7は、全体として、セラミックやセラミックと金属の混合物、いわゆる サーメットのような非常に硬質の材料で形成するのがよい。代替例では、摩耗層 は、非常に硬質の粒子を含む軟質の金属母材即ちベース構造から形成するのがよ い。母材は、クロム、ニッケル、及びモリブデンから形成するのがよく、母材に 埋め込まれた硬質粒子は、Cr3C2、Ni3C、MoC、Cr2O3、及びBN等の炭化物、及び /又は酸化物又は窒化物から形成するのがよい。このような複合層のマクロ硬度 (macro-hardness)は、RC62.5で58乃至71の範囲にあるのがよい。層の微 小硬度(micro-hardness)は、ベース構造の約250HVの硬度から硬質粒子の 最大約2000HVの硬度まで変化する。摩耗層の多孔度は、溶射作業の作業条 件で決まり、適当には、2%乃至5%の範囲内に、クラス20μmに制御される (プラット&ホイットニーの仕様による)。このような多孔度を持つため、摩耗 層へのオイルの付着性が向上し、摩耗層が何も被覆されず露呈した時に、粘着性 のオイルの薄膜がシリンダライナの擦り合わせ面上に維持されるようにする。 中間層9は、モリブデン及び酸化モリブデンの混合物がよく、酸化物は、本来 予め酸化されたモリブデンの範囲内に現れ、即ち、粒径が代表的には約6μmで 酸素を代表的には2重量%乃至5重量%含む粉体状開始材料からつくられる。好 ましくは、中間層の多孔度は約5%であるが、中間層を多孔度が最大10%の層 コンパクト層又は所定の層に付着させてもよい。中間層の硬度は、250HV乃 至750HVの範囲内にある。 擦り合わせ層8は、モリブデン、アルミニウム、銀、又はニッケル等の金属で 被覆されたグラファイトボールを含むのがよく、これらのボールを銀と混合させ るのがよい。擦り合わせ層の硬度は、70HV乃至130HVの範囲内にある。 擦り合わせ層は乾燥潤滑特性が優れているため、擦り合わせ層の多孔度は、ピス トンリングとライナとの間に良好な潤滑を維持する上でそれ程重要ではない。 擦り合わせ層8を摩耗層7に直接形成することができるが、摩耗層7が非常に 硬質である場合、ピストンリングが滑らかに擦り合わせされるようにすると同時 にライナの寿命を伸ばすため、少なくとも1つの中間層9を使用するのが好まし い。 シリンダライナは、作動時に擦り合わせ層がピストンリングによって迅速に摩 耗して滑らかになる。このとき、ピストンリングは、擦り合わせ層によって損傷 されることがない。擦り合わせ層は、溶射によって形成された表面粗さを持つよ うに見える。擦り合わせ層は、滑らかになった後に摩滅し、これと同時にピスト ンリングが摩耗して中間層9又は最も硬質の層7に食い込む。摩耗して食い込む のに伴って、擦り合わせ面の硬度が上昇し、リングが食い込んだ特定の層の粗さ が減少する。これは層の頂部が最初に摩滅するためである。摩耗層7よりも硬度 が低い1つ以上の中間層を使用した場合には、これらの層への食い込みが摩耗層 7での食い込みよりも迅速に生じ、ピストンリングに均等に影響が及ぼされる。 これは、この場合には擦り合わせ面の微小硬度が更に均等であるためである。 勿論、ピストンリングがライナブランクの材料と接触しない場合には、ライナ ブランクは鋼以外の材料でつくることができる。少なくともシリンダライナの最 も上側の部分が鋼製の本発明のライナを商業的に使用できるということは、大型 内燃機関で特に重要である。シリンダ出力が大きいエンジンの開発が、現在のと ころ、鋳鉄製のライナに作用する荷重に対する制限によって妨げられている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.内燃機関、特に大型の2ストローククロスヘッドエンジン用のシリンダライ ナ(1)の製造方法であって、ライナブランク(6)の円筒形の内面にプラズマ アーク溶射又は火炎溶射等の溶射手段によって少なくとも1つの硬質の摩耗層( 7)が被覆され、該摩耗層はその上に何も被覆されない状態の場合、シリンダラ イナ内を摺動するピストンのための摺動面を形成することができ、前記摩耗層よ りも軟質の擦り合わせ層(8)がシリンダライナの内面に形成される、シリンダ ライナ(1)の製造方法において、 調整の点を除き、前記摩耗層に機械加工を施して粗さを減らして滑らかにする いかなる手段を用いることなく、前記擦り合わせ層(8)を該摩耗層の表面に形 成することにより、溶射により形成された前記摩耗層(7)の表面粗さを維持す ることを特徴とする方法。 2.擦り合わせ層(8)をシリンダライナの内面に溶射し、この溶射により形成 された擦り合わせ層(8)の粗さが、シリンダライナの作動中にのみ滑らかされ ることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.前記擦り合わせ層(8)を形成する前に、前記摩耗層(7)の平均硬度より も低く且つ前記擦り合わせ層の硬度よりも高い硬度を持つ中間層(9)をシリン ダライナ(1)に溶射して被覆することを特徴とする請求項1又は2に記載の方 法。 4.摩耗層(7、9)及び擦り合わせ層(8)の両方をシリンダライナ(1)の 内面に溶射手段により溶射し、溶射された層(7、8、9)には、製造中、調整 以外のいかなる機械加工が実質的に施されないことを特徴とする請求項1、2、 又は3に記載の方法。 5.溶射中に、層(7、8、9)が互いに均等に溶け込むように、使用する粉体 組成物を調整することを特徴とする請求項4に記載の方法。 6.内燃機関、特に大型の2ストローククロスヘッドエンジン用のシリンダライ ナ(1)であって、ライナブランク(6)の円筒形の内面にプラズマアーク溶射 又は火炎溶射等の溶射手段によって少なくとも1つの硬質の摩耗層(7)が被覆 され、該摩耗層はその上に何も被覆されない状態の場合、シリンダライナ内を摺 動するピストンのピストンリングのための摺動面を形成してピストンリングと直 接接触し、その未使用の状態では、軟質の擦り合わせ層(8)を有するシリンダ ライナにおいて、 硬質の摩耗層(7)の溶射による、少なくともN9、好ましくはN11乃至N 12の範囲の表面粗さが、いかなる機械的な粗さを減らして滑らかにする械加工 仕上げを施すことなく維持される、ことを特徴とするシリンダライナ。 7.前記擦り合わせ層(8)は、モリブデン、アルミニウム、銀、又はニッケル 等の金属、好ましくは銀で被覆されたグラファイトボールを含み、又はこのよう なグラファイトボールからなる、ことを特徴とする請求項6に記載のシリンダラ イナ。 8.前記硬質の摩耗層(7)と前記擦り合わせ層(8)との間にモリブデンと酸 化モリブデンの混合物で形成された中間層(9)を有することを特徴とする請求 項6又は7に記載のシリンダライナ。 9.シリンダライナのブランク(6)は鋼製であり、擦り合わせ層(8)の硬度 は70HV乃至130HVであり、オプションとしての中間層(9)の硬度は2 50HV乃至750HVであり、摩耗層(7)の微小硬度は最大2000HVで あることを特徴とする請求項6、7、又は8に記載のシリンダライナ。 10.前記摩耗層(7)は、Cr3C2、Ni3C、MoC、Cr2O3、及び/又はBN等の硬質の 粒子が埋め込まれた、クロム、ニッケル、及び/又はモリブデンからなる軟質母 材からなることを特徴とする請求項6乃至9のうちのいずれか一項に記載のシリ ンダライナ。
JP7520913A 1994-02-08 1995-01-11 シリンダライナ及びその製造方法 Ceased JPH09508688A (ja)

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