JPH09508294A - 放射線外科及び放射線療法のための治療計画方法及び装置 - Google Patents

放射線外科及び放射線療法のための治療計画方法及び装置

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JPH09508294A JP7520182A JP52018295A JPH09508294A JP H09508294 A JPH09508294 A JP H09508294A JP 7520182 A JP7520182 A JP 7520182A JP 52018295 A JP52018295 A JP 52018295A JP H09508294 A JPH09508294 A JP H09508294A
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アキム シュバイカルト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、腫瘍の放射線外科に係わる逆方向の計画のための方法とシステムを説明している。腫瘍のモデルに基づき、アイソセンタポイントが体系的に置き換えられて、シミュレートされた一連の放射線ビームを生成する。そして、これらのビームの交差構造と交差パターンが計算される。本発明によって計算に用いられるいくらかの変数を微調整することにより、健康な組織やクリティカル領域への過剰な放射線照射を防ぐとともに腫瘍内部の線量を均一にするように、放射線外科が計画される。本発明の方法は、使用が規定された線量分布の実行可能性についての正確な決定を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 放射線外科及び放射線療法のための治療計画方法及び装置 アキム シュバイカルトによる 発明の簡単な説明 本発明は、放射線外科に係り、特に放射線外科の治療計画のための装置と方法 に関する。 発明の背景 放射線外科において、脳腫瘍(及び他の奇形)は、強力な放射線照射により破 壊される。壊死性の放射線は、健康な組織に与えられるエネルギー量を減少させ るように、多方向からの多門照射により腫瘍に加えられる。この故に、侵入性の 手術とは異なり、腫瘍を取り囲む組織はある程度保護される。放射線外科は数年 間実用に供されてきたものの、焦点のあった放射線源と画像技術の進歩により高 い除去精度が達成可能になったのはつい最近のことである。治療部位に近接する 組織の照射壊死は、放射線量と照射体積に比例するリスクを伴うので、定位放射 線外科の依然として大きな問題である。処方箋に従っても、特定の組織体が放射 線を過剰に受けるか或いは過小に受けるかに関する懸念は依然として残る。 放射線外科療法はいくつかのフェーズで構成される。最初に、関心のある部位 (例えば、脳)の解剖学的構造に関する詳細な3次元(3D)マップが、コンピ ュータ断層撮影(CT)及び磁気共鳴(MR)技術により作成される。次に、外 科医が(種々の医学的制約条件を考慮して)満足できる放射線量分布を決めるた めに、放射線ビームの移動経路が計算される。最後に、連結機構がこの経路に沿 って放射線源を移動させる。 線束が平行に揃えられた放射線源は、近くの健康な組織への照射を避けるとと もに、治療を必要とする部分にできる限り近い部分にエネルギーの投入を集中さ せるように、計算された順序に従って配置される。定位手術を行うためのシステ ムと方法は、1993年5月4日付でアドラ氏に対して発行された米国特許第5 207223号及び参考文献としてその中に収められている米国特許出願第52 07223号に説明されている。順方向の放射線量計算問題は、与えられた治療 計画に基づき、組織の放射線量分布を計算することである。逆方向の放射線量計 算問題は、所望の放射線量分布が得られるような治療計画を見つけることである 。計画に関する課題は、上述の特許もしくは特許出願では論じられていない。本 発明に係わる計画方法は、ニューロトロン−1000(Neurotron-1000)のような通常 の運動学を利用したシステムに基づいている。 放射線外科においては、放射線量分布が重要な要素である。固定されまたはフ レイムレス(frameless)のいずれの定位放射線外科が用いられても、ある組織に 放射線ビームを適用するために特定の計画を作成することが重要である。放射線 量分布を処方された制限値以内にすることにより、治療は最適化され、健康な組 織の損傷が最小化される。従って、腫瘍の形状と位置に基づき、ビームの適切な 移動を見つけることが望まれる。 発明の概要 治療計画方法及び6度までの自由度を有する装置を含む放射線外科システムは 、放射線ビームの操作に対し充分な運動学上の柔軟性を与えており、このため、 治療の間、あらゆる方向からビームを多 門照射できる。関心のある部位の解剖学的構造に関する3次元マップが生成され る。本発明に係わる逆方向の計画方法及びシステムは、さらに、指定された分布 を実現するための、特に非球形状に対する、一連のビーム構成(位置と方向)と 放射線量のウェイト(重み)の生成を含んでいる。本発明に係わるビーム線量の 重み付けは、特に放射線療法に適している。 ビーム照射の物標を形成するために、アイソセンタポイント(isocenter poin ts)が生成される。いくつかの異なったアイソセンタの生成方法が用いられてい る。例えば、腫瘍の曲率に沿ったアイソセンタの線(アイソセンタ(ポイント)を 結ぶ線;a line of isocenters)が形成される。もし腫瘍が葉巻の形状であれば 、アイソセンタポイントは1本の直線に沿って配置される。もし腫瘍がバナナの 形状であれば、アイソセンタポイントは1本の線分または一連のいくつかの線分 に沿って配置される。これらの線分は両端点により特定され、両端点は個々のア イソセンタと同様に移動され得る。典型的には、線分全体に対し同一のコリメー タ(collimator)半径が用いられる。もし腫瘍がバナナ、蹄鉄またはドーナツの形 状であれば、線分は曲がったものになる。さらに、アイソセンタポイントのグリ ッド(格子)(格子状のアイソセンタポイント、複数のアイソセンタポイントから なるグリッド(格子);a grid of isocenter points)が腫瘍形状の上に置かれる 。 ビームの位置と方向は、それぞれのアイソセンタポイントについて与えられる 。線量の分布は、外科医により課される制約からそれぞれ個別のビームのウェイ ト(重み)を決定するための方法とシステムとにより与えられる。本発明に係わ る放射線外科療法の計画方法とシステムは、放射線照射を必要とする腫瘍状組織 体及びそれを取 り囲む領域を作図してモデルを生成する手順及び手段と、モデルの腫瘍状組織の 領域と予め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とする他の領域とを識別 する手順及び手段と、放射線照射を必要とする前記作図された腫瘍状組織の前記 モデルにアイソセンタポイントを分散して配置する手順及び手段と、放射線ビー ムによるアイソセンタポイントの通過をシミュレートする手順及び手段と、腫瘍 状態にある組織のどの領域が予め決められた照射線量を受けたかを決める手順及 び手段とを含んでいる。 図面の簡単な説明 図1は、CTスキャンによる一断面のコンピュータスクリーンの画像を、関心 のある領域の拡大図とともに示している。 図2は、図1に示されているようなCTスキャンによる複数の断面の多角形の 輪郭から構成される3次元画像を示している。 図3は、等線量面を示している。 図4は、図2に示された多角形画像上に重ね合わされた図3の等線量面を示し ている。 図5は、図4の等線量面上に重ね合わされたアイソセンタポイントのグリッド を示している。 図6は、縮小された図5のグリッドを示している。 図7は、さらに縮小された図5のグリッドを示している。 図8は、拡大された図5のグリッドを示している。 図9は、箱のような形状の腫瘍に対する他の等線量面を示している。 図10は、アイソセンタポイントの線分であって、同線分上にアイソセンタポ イントを等間隔に配置させた線分を示している。 図11は、異なった腫瘍形状を、アイソセンタの線分とともに示している。 図12は、腫瘍領域を持つ頭部を、そこを通過する2本のビームとともに示し ている。 図13は、図12の腫瘍領域のクローズアップを示している。 図14は、脳幹の形状を囲む腫瘍の形状及びそこを通過するビームを示してい る。 図15は、他の形状の腫瘍を、そこを通過するビームとともに示している。 図16は、本発明に基づきシミュレートされたビームの交差によるセルの形成 を示している。 図17は、円筒型ビームにおける線量値の減少を示している。 図18は、本発明によるフローチャートを示している。 図19は、腫瘍領域のある断面における線量計算結果の表示である。 図20は、本発明によるコンピュータの画面表示の具体例を示している。 図21は、本発明によるロボットアームと装置の配置、及び移動経路の型を示 している。 図22は、詳密な映像(photographic film phantom)を示している。 発明の詳細な説明 上述のように、スキャンは腫瘍状組織の領域で行われる。これらの画像は、編 集されれば3次元画像に変換可能な2次元画像で構成される。図1は、腫瘍状組 織の領域10のスキャンされた画像のコンピュータ画面表示を示している。ボッ クス11は、関心のある領 域を取り囲んでおり、図1に示すように、コンピュータ画面の右上方向に拡大さ れている。腫瘍に効果的な治療を施すために組織に対し管理されるべき照射線量 レベルを考慮して、組織はラベル付けされる。腫瘍は「T」と表示されており、 番号12が付される。このスキャンにおいては、クリティカル領域「CR」であ る血管「BV」を腫瘍が取り囲んでいるように示されている。さらに、その腫瘍 は、クリティカル領域「CR」である脳幹「B」に隣接している。また、腫瘍は 、健康な組織「H」に囲まれている。治療の間は、腫瘍のみでなく健康な組織に も照射線量が均一に配分されるよう配慮して、ビームを移動する。効果的な手術 のためには、領域Tへの照射は最高にされ、領域「CR」への照射は回避され、 領域Hへの照射は最低にされるべきである。本発明に係わる方法及び装置は、計 画を作成するとともにボックス11の関心のある領域における異なった部位を異 なった照射レベルで治療するための能力(性能、機能)を提供するものである。 本発明によれば、図1に示されているような解剖学的構造及び各構造によって吸 収されるべき線量に関する制約からなる表示に基づいて、特定の分布を実現する ための一連のビーム構成(位置と方向)及び放射線量のウェイト(重み)が与え られる。その制約は、本発明の利用者によって課される予め決められた値である 。 照射ビームの構成は、本発明によるいずれか一方または両方の方法によって腫 瘍領域に置かれる。アイソセンタポイントとは、いくつかの照射ビームが収束す る空間内の点(ポイント)である。従って、いくつかの(円柱状)ビームは、そ れらの軸がアイソセンタポイントで交差するように空間内の位置を調整される。 本発明は、与えられた(たいていは非球形状である)腫瘍領域が 高線量の照射を受けるとともに、その腫瘍を取り囲む組織が低線量の照射を受け るように、空間内にアイソセンタポイントを配置する方法を提供する。より詳し くは、腫瘍領域の表面(腫瘍状領域面)を生成して、その表面上(その面上)に アイソセンタを置くことにより、或いは腫瘍領域の内部にその領域の曲率に沿っ た線分を形成することにより、コンピュータシミュレーションを用いてアイソセ ンタが形成される。 本発明の表面法(本発明の面法)に関して、図2は、編集されると3次元モデ ルまたは解剖学的図面を生成するものであって、組織領域の複数の2次元の輪郭 を示している。その画像は、例えば、脳の軸方向、矢状(サジタル)、または冠 状の断面を示している。典型的には、各2次元の輪郭は、図1の多角形形状12 として示されるものに類似している。これらの多角形は、2つの横断面の間で厚 みを持つ。腫瘍やクリティカル領域のような解剖学的構造を表わす多角形は、コ ンピュータで生成することも或いは手で描くこともできる。図2に示す輪郭は、 腫瘍領域の形状にもっとも近くなるように、2次元の走査画像に表わされた腫瘍 領域の回りに多角形形状を描くことにより生成されたものである。図2のモデル は、3次元のXYZ座標軸にしたがって作図されたものである。簡単のために図 2は腫瘍領域のみを示しているが、以下においては、腫瘍とクリティカル領域の 両方の作図について述べる。 図3は、図2の断面図を除いて、等線量面13のみを示している。すなわち、 図3は、本発明に係わる計画方法を実行した後、50%以上の照射線量を受ける 領域を示している。図4においては、面13は図2の多角形により形成された画 像上に重ね合わされており、これにより等線量面と多角形とが良く整合している ことがわかる。 同様にして、クリティカル領域或いは健康な組織を表わす面も生成される。 図5に示すように、本発明によれば、複数のアイソセンタポイント14は図3 及び図4のモデルの面上に分散配置される。この具体的実施例のもとでは、分散 配置された点(ポイント)のグリッドは複数のアイソセンタを形成する。表示さ れている点はほぼ等間隔で分散配置されているが、本発明は等間隔以外の他の配 置方法をも含むものである。例えば、グリッドは必ずしも等間隔には分散配置さ れていない点(ポイント)のパターンからも形成され得る。 また、そのグリッドは、点(ポイント)のいくつかが組織体の表面及び内部の いずれにも位置するような3次元のグリッドである場合もある。また、グリッド の点(ポイント)は、それらがビームを導く複数のアイソセンタを形成するよう に、各アイソセンタが組織体の内部にのみ置かれることもある。いずれにせよ、 図5のアイソセンタは、図3のモデル上に重ね合わせることができるように分散 配置される。 いくつかの異なった方法で、アイソセンタポイント14の位置を変えることも できる。例えば、図6〜図8に示すように、表面グリッドを縮小または拡大(拡 張)することができる。図6は、使用者により規定された因数によって縮小され た図5の表面グリッド上の多数の点を示している。本発明の方法は、表面アイソ センタを縮小または拡大する方法を提供する。その1つの方法は、空間内の規則 正しいグリッド上の点(ポイント)、すなわち腫瘍の領域内にある容積要素(ボ クセル;voxel)にラベル「1」を割り付ける。腫瘍の領域外にある全ての微小な 容積要素にはラベル「0」を割り付ける。アイソセンタ面を縮小するすなわち縮 めるためには、隣接する点の ラベルが「0」である全ての点のラベルを「0」に変える。同様に、アイソセン タ面を拡大するためには、隣接する点のラベルが「1」であるラベル「0」の容 積要素のラベルを「1」に付け変える。図7は、同一の方法を用いて4の因数(a factor of four)により縮小された面グリッド上の多数の点を示している。一方 、図8の場合は、アイソセンタのグリッドの多数の点が2の因数(a factor of t wo)により拡大されている。この変形例においては、グリッド上の点(ポイント )14の数は変わらないが、グリッド自体は縮小または拡大され、その結果、グ リッドは密にまたは粗になる。 アイソセンタを生成するための第2の方法は、腫瘍の曲率に沿って1つのまた は一連の線分を描くものである。そして、このシステムにより、アイソセンタポ イントは線分または一連の線分上に位置付けられる。この結果、箱形状またはバ ナナ形状の領域は高い線量が与えられることになる。クリッキ付きマウスを備え たコンピュータを使えば、終端でクリックすることにより一連の線分が描かれる 。例えば、図9に示すように腫瘍が葉巻形状である場合、または図11のような 形状である場合、線分18は直線になる。もし腫瘍がバナナ形状の場合(図示し ない)は、一連の線分が用いられる。線分の様式は、1つのアイソセンタ治療( アイソセンタポイント)を引き伸ばすことにより視覚化される。拡張された領域 は高い線量を受け、その領域の周辺にて急激な線量の減少を実現する。 状況に応じて、本発明の利用者は、図5〜図8に示すようなグリッドを用いた 方法または図9〜図11に示すような線分を用いた方法のいずれか、或いは両方 を選択してもよい。生成されたモデル上に重ね合わすことができるように複数の アイソセンタポイントの位置を決めた後、コンピュータ等の適当な手段により、 アイソセンタ ポイントを通過する照射ビームのシミュレーションがなされる。これにより、全 てのビームのウェイト(重み)は同一であるとの仮定のもとに、分布の結果が計 算され、表示される。表示後、外科医は、アイソセンタポイントの位置やビーム の方向を変えることができる。次の手順においては、選ばれたビームに対して個 別にウェイト(重み)が割り付けられる。 図12では、一般的に球形状の腫瘍領域12を有する頭部21が2本のビーム 22及び23を受けるように描かれている。1つの腫瘍領域12に対し2本を超 える数のビームが通過するのが典型的な例であるが、図解の便宜上、最も簡単な 場合を示す。図13においては、各ビームの軸が領域12のアイソセンタを通過 している状態が示されている。ビームの経路が交差する領域すなわち領域24は 、最も高い線量を受ける。ビームの経路が交差しない領域すなわち領域26は、 より低い線量を受ける。 図13は、球形状の腫瘍領域12を示しているが、本発明は図14及び図15 に示すような非球形状の腫瘍をも治療する能力(性能、機能)も与えている。図 1について述べたように、腫瘍領域12は脳幹Bに隣接しており、また、符号2 7を付された脳幹Bは、一般的にクリティカル領域CRと言われる。健康な組織 28は、クリティカル領域27及び腫瘍領域12の両方を取り囲んでいる。従っ て、この条件下では、いくつかの異なった照射条件が課される。もちろん、腫瘍 12は適切な治療がなされるために充分な程度の照射線量を有さなければならな い。さらに、クリティカル領域27については、照射線量が高くならないように することが重要である。クリティカル領域とは、視神経、頚動脈等の血管、視神 経交差、目、その他使用者により規定された組織をいう。このため、クリティカ ル領 域に近い腫瘍を治療するためには、治療者が、クリティカル領域27に許容され る最高限度の照射線量及び腫瘍領域12に必要とされる最低限度の照射線量を規 定しておくことが要請される。図14は、さらに、腫瘍領域を通過する3本のビ ームを示している。ビーム22、23及び29の経路が交差する領域31は、最 も高い線量の照射を受け、一方、2本のビームだけが交差する領域32は、より 少ない線量の照射を受ける。 本発明に係わる逆方向の線量計算方法においては、所望の線量分布を作成する ためにビームの経路が計算される。ビームの経路は、腫瘍組織の様々な形状及び 相対的位置に応じて計画される。本発明に係わるシステムによれば、線量計算プ ログラムは、治療のシミュレーションを行い、この治療により生成される線量分 布を計算する。3次元の解剖学的図面や断面図を表示し、線量計算結果を視覚化 するとともに自動装置(ロボット)の動作をシミュレーションするために、グラ フィック表示手段が用いられる。 ビームの位置と方向の選択は、生成手順に従って実行される。例えば、ランダ ムビーム発生器を用いた場合は、図5〜図8に示すようなグリッドを通過するビ ームの構成は、図15のように生成されたビームの選択に帰着する。もし外科医 が図10及び図11に示すようにアイソセンタポイントとして線分を指定したと すると、腫瘍の中心部はその表面上の点(ポイント)より非常に高い線量を吸収 する。アイソセンタポイントを腫瘍の表面に配置すればこの欠点は解消できるが 、たいていは腫瘍周辺の線量の減少にやや鋭さが欠けることになる。 図16では、4本のビーム22、23、29及び33は、いくつかの位置で互 いの経路を横断している。3本のビームが交差する各 位置34及び36においてセルが形成されている。本発明に係わるシステムは、 クリティカル領域及び腫瘍領域を横断する全てのビームの内部表示を保存してい る。各々のウェイト(重み)が変わると、線量分布が計算され結果が表示される 。 治療のシミュレーションの間に、シミュレートされた6自由度のアームは、一 連のビーム構成の中を順次移動する。各構成毎に、ビームは短時間δtだけ起動 されるとともに、その間アームは静止する。ビームの強度は一定であり、このた めδtにより各構成にて照射される線量が決まる。この時間は、ビームの構成に 応じて可変であるが、患者の保護のために上限値が決められる。合理的な時間内 に適切な線量分布を実現するために、ビームは300〜400構成単位で作動さ れる。現在、ビームは円形断面を有し、同一治療中はその半径を一定にしている 。しかし、最初は、ビームを収束させるために適切なコリメータ(collimator)を 選択することによりこの半径を5mm〜40mmの間に設定できる。将来は、可変の マルチリーフコリメータ(variable multi leaf collimator)またはスロットコリ メータ(slot collimator)により非円形断面のビームを発生できるであろう。 図18のフローチャートによると、外科医はステップ39にてスタートし、ス テップ40にて領域の輪郭を描き、アイソセンタポイントを置く。ステップ41 にて、システムが照射ビームのシーケンスを生成する。ステップ41Aでは、シ ステムがビームのウェイトを同一として線量分布を計算し、スクリーンディスプ レイ上にその結果を表示する(図20の下図参照)。それからステップ41Bに て、外科医はこの分布が満足なものか否か問われる。もし満足なものでなければ 、ステップ40に戻り、輪郭の描画、アイソセンタ、 ビームの数、その他の入力パラメータを変更する。満足な結果が得られれば、ス テップ43にて、外科医は領域毎に線量の制約を規定する。具体的には、ビーム は、一定フルエンス(単位面積を通過する放射線の個数の時間積分;fluence)の 一定半径の円筒形としてシミュレートされる。この円筒形の半径r及びビーム構 成の数nは、入力として与えられ考慮される。 ステップ43にてビームのシーケンスを計算した後、ステップ44にて直接線 量計算プログラムが呼び出されて線量分布を計算する。治療計画を評価するため に、外科医は3つの図解方式を利用できる。第1は、3次元の等線量面が提供さ れるものであり、ここで等線量面とはある特定値を上回る線量を受ける領域を画 する面をいう(図3参照)。第2は、2次元断面に中間レベルの表示と等線量曲 線が提供される。第3は、線量Xを吸収する体積(縦座標値)をx(横座標値) の関数として表わす線量−体積のヒストグラム(DVH)である。腫瘍、クリテ ィカルな組織及び腫瘍を取り囲む組織に分けて、各々のDVHが計算される。図 19は、腫瘍領域の断面に関する線量計算結果の表示である。 プログラムは、ステップ44の結果に満足できるか否か、問いかける。もし満 足できなければ、吟味(問いかけ)のステップ(ボックス)49を介して前記複 数のステップが繰り返される。外科医がステップ44の結果に満足すれば、ステ ップ47にてその治療計画が保存される。再びステップ39からこのプロセスを 開始することができるが、全く新たなパラメータを用いることもできるし、前に 使ったパラメータを再度用いることもできる。外科医は、ビーム構成を生成する ために、対話形式で異なった手法を試みることができる。例えば、同一のモデル 及びビーム構成に対しても、異なった値 βを使えば異なった値αが得られる。βをより小さな値にすれば、αはより大き な値になる。しかし、βを大きな値にすれば、腫瘍に近接した健康な組織がより 高い線量を吸収する結果になる。 ここで、もし外科医がステップ44から満足できる結果を得られないならば、 ステップ48は制約を規定し直すか否かを問いかける。もし答えが「YES」で あれば、前に使ったステップ40の領域モデル及びステップ41のビームシーケ ンスは、新たに外科医が規定した制約に基づきビームのウェイトを計算するため に用いられる。もし答えが「NO」であれば、計画者は、ステップ49にてビー ムシーケンスを再度規定するか否かを選択する。もし外科医がビームシーケンス の再度の規定を選択すれば、ステップ41にてビームシーケンスは再度規定され る。もし外科医がビームシーケンスの再度の規定を選択しなければ、ステップ4 0にてその領域モデルが再構築される。従って、本発明に係わる計画方法の基本 は、腫瘍の形状を入力すればビームが選択され、その結果(全てのビームのウェ イトは同一と仮定して)線量分布が計算され、コンピュータディスプレイのスク リーン上に表示される。もし外科医がその線量分布を許容できるものと判断すれ ば、ビームのウェイト付けが行われる。その結果として線量分布が表示され、必 要ならば外科医は前のステップに戻り、入力パラメータを変更できる。 n個のビーム構成が既に決められており、どのようにそれらのウェイト付け( 重み付け)を行うか決めることが課題になっていると仮定する。また、照射ビー ムは、半径rの円形のコリメータによって発生されるものとする。 C1,...,Cnは、n個の選択された構成を有する円筒状ビームを表わすも のとする。線量値ωi≧0は、すべてのCiに対して計 算される。線量値ω1,...,ωnは、線量分布Dを決定する。Dは、次のよう に定義される。pは点(ポイント)であり、Ci1,...,Cikはpを含む円筒 状ビームであるとすると、D(p)=ωi1+...+ωikである。(この定義は 、光量子線の特性に関する大まかなモデルを与える。以下のような精緻な記述に よりこれらの特性をより正確に表現できる。) 2つの別の領域T(腫瘍を表わす)及びH(健康な組織を表わす)について、 以下の制約を考慮する。すなわち、Tにおける各点(ポイント)の線量は所定値 αを上回らなければならず、また、Hにおける各点(ポイント)の線量はβ未満 でなければならない(β<α)。n個の円筒状ビーム、T、Hは、空間における セルの配置を規定するものである。各セルは、領域T及びHまたは円筒状ビーム の境界の一部を含まない最大の連結集合として定義される。各セルに対してラベ ルが計算される。円筒状ビームCi1,...,Cikにおけるセルkのラベルはl ={i1,...,ik}である。 ω1,...,ωnを計算することは、2つのn次元多面体集合の共通部分にお ける点をみつけることに帰着する。もしkがTの中にありラベル{i1,... ,ik}を持つとすると、次の不等式が成立する。 α≦ωi1+・・・+ωik セルk’がHの中にありラベル{ji,...,jk'}を持つとすると、次の式 が成立する。 β≧ωj1+・・・+ωjk' Tにおける全てのセルに関する不等式は、凸の多面体集合Pαを決定する。同 様に、Hにおけるセルから導かれる不等式は、多面体Pβを決定する。もしPα 及びPβが共通部分を有するならば、そ の共通部分内の任意の点(ω1,...,ωn)は与えられた制約を満足する線量 分布を与える。他の場合は、問題の解は存在しない。 より一般的には、いくつかの健康なクリティカルまたは非クリティカル領域H1 ,...,Hqが明確にされており、それぞれの最大線量がβ1,...,βqで あるとする。多面体Pα,Pβ1,...,Pβqを得る。これらの多面体の共通 部分に存在する任意の点(ω1,...,ωn)は入力された制約を満足する線量 分布を決定する。 多面体集合Pα,Pβ1,...,Pβqの共通部分はもう1つのn次元凸多面 体集合である。ある基準となる最適点(例えば、α,β1,...,βqで定義さ れて入力された制約を充足するのに加えて、ある領域Hiの線量分布を最小にす るような点)を直接扱うことができれば、この集合の極値点の計算は可能である 。2つ以上の多面体の共通部分における点は線形計画法のアルゴリズムを用いて 計算される。 セルの数、すなわち不等式の数は、最小のまたは最大のセルを用いることによ ってのみ削減される。Tにおける2つのセルk及びk’から導かれる2つの不等 式を考える。k及びk’のラベルを各々L={i1,...,ik}及びL’={ j1,...,jk'}とする。もしL⊂L’であれば、ωiはすべて正か0である から、kにより与えられる不等式の成立はk’により与えられる不等式の成立を 意味することになる。Tセルは、そのラベルが他のTラベルの超集合でないなら ば、「最小」と言われる。同様に、Hiにおける1つのセルは、そのラベルがHi における他のラベルの部分集合でないならば、「最大」と言われる。従って、上 記多面体の共通部分の判定においては、最小のTセル及び最大のHセルのみを考 慮すれば足りる。 T及びH1,...,Hqが一定の計算の複雑さを有すると仮定す ると、上記全体の配列もまたθ(n3)のセルを有する。これらのセル、関連の 不等式、及びセル間の隣接関係は、ほぼ10の3乗のオーダの時間で計算可能で ある。不等式の集合においては、Hi(各i毎に)の非最大セルに対する不等式 ばかりでなく、非最小のTセルに対する全ての不等式も削除できる。 上記縮小は、セル総数に比例した時間内に実行できる。セルの配列は、深さ順 に横断される。Tにおける2つの隣接したセルkとk’との間で1つの円筒型ビ ームの壁が横断される。もしその壁が、円筒型ビームの内側から外側に横断され ているならば、kは非最小であり、従って、そのラベルは削除できる。一方、も しその壁が、円筒型ビームの外側から内側に横断されているならば、新たなセル k’のラベルは取り除かれる。Hi内の2つの隣接するセル同士に対しては、こ れらの関係は逆になる。 現実には、照射ビームは、正確に一定フルエンスの円筒型ビームとして振る舞 うことはなく、従って、ビームの特性を近似する必要がある。ビームの照射線量 は、ビームの中心軸までの距離に応じて減少する。この減少は臨床研究で計算さ れてきており、指数関数で表現できる。本発明に係わる方法によれば、ビームを p本の同心円筒の集合として表わすことによりもっと正確なモデルが得られる。 不等式の中で、加えられた円筒に対する変数は、図17に示すように減少する係 数を伴う。 ビームのフルエンスは、組織内を進行する深さに応じても減少する。この影響 を表現するために、円筒型ビームは、その中心軸に対して直行する平面で分割さ れ、それに応じて係数が調整される。 大きさに関して観測された第3の影響は、線源からの距離に応じてビームが広 がることである。この影響は、円筒形の代わりに円錐 形を用いることにより考慮することができる。 重み付け処理の他の具体例においては、点で構成される微小な規則正しい3次 元グリッドが脳のマップを横切って配置され(ここでグリッドの分解能は1mmで ある)、各グリッドポイントは、それを内包する円筒の集合によってラベル付け される。腫瘍部内の点(ポイント)に付されるラベルは、多面体Pαを規定する 不等式を与える。これらの不等式を集めるのに先立ち、非最小セルを表わす腫瘍 部内の全てのグリッドポイントは取り除かれる。 腫瘍領域Tに対し、最小値αが外科医により特定される。さらに、全てのビー ムに対し共通の閾値βが与えられる、すなわち、いかなるビームもウェイトがβ を越えないということである。(H内のいかなる点も同時にk本を超える数のビ ーム内に存在することはないとすると、H内の線量はkβを下回るということが 保証される。) Ciがクリティカル領域を横断するならば、ui=λβとして、Pλ=(u1, ...,un)となり、他の場合は0≦λ≦1に対し、ui=βとなるように、パ ラメータu1は定義される。λ=1に対してPλがPα内に存在するかが検査さ れる。線分{Pλ10≦λ≦1}がPαの境界と交差するならば、PλがPα内に 存在するような最小のλが与えられる。もしそのような値が存在しなければ、図 18のフローチャートの質問ステップ46に対する答えは「NO」である。そこ で、ビームの方向またはβの値のいずれかを調整する必要があり、或いは満足で きる結果が得られるまでビームの新しい方向を生成し前記プロセスを繰り返さな ければならない。 上述したことに代えて、ビームの重み付けのための簡略な手法も採用し得る。 ビームが選択された後、クリティカル領域を通過する全てのビームの部分集合が 計算される。クリティカル領域を通らな い全てのビームは、ウェイトとしてαを割り付けられる。クリティカル領域を通 過する全てのビームは、βにウェイト付けされる。そして、使用者は、対話形式 で、α及びβを変更し、得られた分布の画面表示がなされる。 簡略な手法及び複雑な手法の両者について、計画者と本発明を含むソフトウェ アプログラムの対話形式が図20に示されている。コンピュータ表示スクリーン 51は、スクリーン51の下部に表示されているように第16番目のスライスで 、腫瘍領域53とクリティカル領域54を有する患者の頭部52の輪郭を示して いる。上述のように、腫瘍領域に対し適切な線量が選択され、クリティカル領域 に対してはできる限り最低の線量が選択される。腫瘍及びクリティカル領域の両 者を取り囲む柔組織や健康な領域に対する線量は、できる限り低いことが望まし い。同じくコンピュータスクリーンに表示されているのは、腫瘍部の線量体積ヒ ストグラム(DVH)57、クリティカル組織のDVH58及び柔組織のDVH 59のグラフ化された値を示す線量計算表示56である。DVHは、線量xを吸 収する体積(縦座標値)をx(横座標値)の関数として示している。x軸は、0 %〜100%までの線量率を表わし、y軸は、体積を表わしている。従って、そ のグラフは、どのくらいの体積が何%レベルの線量を吸収するのかを表わす。こ のため、DVHは分布の均一性を決めるのに利用される。 重み(重み付け値)を調整するために、調整用マニピュレータ61及び62が 用意されている。ファンクションスイッチ62の操作により計算が開始されると 、非クリティカル(領域への)ビームのビームウェイトはスライダバー61によ り調整され、クリティカル(領域への)ビームのビームウェイトはスライダバー 62により調 整される。2つのスライダバーを使う代わりに、各クリティカル領域毎に別のス ライダバーを使うこともできる。最後に、外科医は、グラフ57、58及び59 により与えられた結果に満足すれば、そのデータは終了ファンクションスイッチ 64の操作により保存される。 本発明に係わる計画システム及び方法により選択されたビーム構成は、照射線 源の無衝突経路を定義するシーケンスに組み込まれる必要がある。図21に示す ように、ロボットアーム及び装置の構成は、一般的には66のように描かれる。 計画されたビーム構成にしたがってビームを照射しながらアームが移動すると、 そのアームがセンサ等の手術室にある他の物体に衝突する可能性がある上、さら に、ロボットアームを特定位置に移動させる能力には、運動学上の物理的限界が ある。ハンドでコード化され(マニュアル(手動)で計算されて入力され;hand -coded)予め計算された移動の型に基づき、治療ビームは、限界角度以内に収ま るように選定される。 本発明によれば、ノードと呼ばれるハンドでコード化されたビームシーケンス が与えられる。ノード68は機械の中心点位置により与えられる。換言すれば、 ノードはビームの照射が可能な点(ポイント)に関する1つの型を与えるもので ある。さらに、ノード68を結ぶ線69はビームが使用される順序を与える。ノ ード68は、機械の中心点を用いて、原点を中心とする適当な半径の球面上に生 成される。 各ノードに対して、局所的な連結空間が計算される。このようにして、アーム や加速器が衝突することもカメラの視角内に入ることもなく移動できる限界角度 が、各ノード毎に関係付けられる。特定の腫瘍の形状と位置に基づき治療ビーム の構成を計算するために、 アイソセンタポイントはノードと関係付けられた機械の中心点に接続される。こ のようにして、各治療ビームは、ノードに対して、アイソセンタポイントと機械 の中心点(ポイント)とによって与えられる。腫瘍の大きさに対する合理的な限 界を与えれば、アイソセンタポイントは作業領域の原点に近いと考えられる。線 源と目標との距離が大きいため、ハンドでコード化されたノードと関連した治療 ビームの構成との間の角度偏差は、ある固定された閾値を下回るとともにノード の局所的な連結空間内にある。 円筒型ビームの空間配置は運動学的に冗長である。ビームは、空間内の位置を 変えることなく、その軸に沿って移動、或いはその軸の周りに回転することがで きる。すなわち、ビームは4自由度を有する。ビーム方向の範囲は、均一な分布 が許される範囲内でできる限り大きくすべきである。図21に示すように、半球 面の大部分を覆うノードに対する機械の中心点を決めるために、シミュレーショ ンプログラムが用いられる。ビームは、線源と目標間の距離に応じて広がる。全 てのノードに対する機械の中心点と治療点とを球面上に配置することにより、全 てのビームの組織内における広がりをほぼ一定で同一にすることができる。 作動体の向きは3つのオイラー角(Eular angles)で表され、これらの角の最後 の角がビーム中心軸回りの回転を与える。作業領域のシミュレータプログラムを 使って、各ノードについて、この角に対する適当な値が計算される。この値は、 アームの位置変化がその経路に沿って生じないように選定される。 本発明は、より良く、より速く、より痛みが少なく、より経済的に脳腫瘍の治 療ができるシステムを提供するものである。可転性を有するアームの運動学、画 像システム、及び治療計画方法とシステ ムによって、治療の質の向上が可能になる。治療の高速化は、いくつかの面倒な 処理手順を一部自動化するために、コンピュータに基づいた機械を利用したこと によってもたらされる。新しいシステムの治療方法によれば、もはや定位機構が 必要とされないので、痛みが少ない。経済性の向上は、外科医の時間の有効利用 と治療継続時間の減少によってもたらされる。本発明は、前立腺癌や肺癌等の脳 以外の他の領域にも利用できる。さらに、本発明は、現在どんな治療も施せない 腫瘍に対しても適用できる。特に、本発明は、放射線耐性の高い腫瘍や従来の放 射線療法が健康な組織に過度な損傷を与えるので適用できないような場合にも拡 張される。 図22は、アイソセンタポイントを選択するために本発明に係わる方法を用い て、図2、3及び4の例示に関する詳密な映像を示している。図22(a−o) は、図2の運動複写図(ポリグラム;polygram)と同じ方向に沿って底部(a)か ら始めて頂部(o)で終わる断面図を示している。このように、高い線量を受け る領域の形状は、入力の形状に近似している。改良された計画方法を用いれば、 もっと多くの制約を取り入れ、最後の最適化、すなわち線量−体積ヒストグラム に関する最適化を実現できる。本発明に係わる計画方法とシステムは、3次元の ウェイト(重み)付けされた配置を用いている。これは、円筒のみに限定される ものではなく、従来の放射線療法の治療計画にも適している。この治療は、癌に 対して最も優れており、しかも、比較的低い線量で3〜5方向から腫瘍周辺のよ り広い範囲を照射する。 本発明は、さらに、技術上の変形として立体リソグラフィ、高速立体模写(pro totyping)及び3次元印刷の各方法に拡張でき、そこでは所定の形状が得られる ように移動するレーザビームを用いて液体 を固化する、すなわち、所望の入力形状によって与えられる領域が多量のエネル ギーを受けるとともにその形状の周囲の材料は液体状態を保つようにレーザビー ムを移動させる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.放射線照射を必要とする腫瘍状組織体と他の領域とを作図してモデルを生成 する手順と、 前記モデルの予め決められた照射線量を必要とする腫瘍状組織の領域と前記予 め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とする前記他の領域とを識別する 手順と、 放射線照射を必要とする前記作図された腫瘍状組織の前記モデル上へ重ね合わ せることができるように、少なくともいくつかのアイソセンタポイントを分散し て配置する手順と、 照射ビームによる前記アイソセンタポイントの通過をシミュレートする手順と を備えた腫瘍状組織の放射線治療をシミュレートするための放射線外科の治療計 画方法。 2.前記請求項1に記載の治療計画方法において、さらに前記腫瘍状組織のどの 領域が前記予め決められた照射線量を受けたかを決定する手順を備えた治療計画 方法。 3.前記請求項2に記載の治療計画方法において、前記決定する手順は、さらに 、前記シミュレートする手順において通過する最大数の照射ビームを受けた前記 腫瘍状組織の前記モデル内で交差するシミュレートされたビームによって形成さ れる第1のセルを定義する手順を備えた治療計画方法。 4.前記請求項3に記載の治療計画方法において、さらに前記シミュレートする 手順において通過する最小数の照射ビームを受けた前記腫瘍状組織の前記モデル 内で交差するシミュレートされたビームによって形成される第2のセルを定義す る手順を備えた治療計画方 法。 5.前記請求項4に記載の治療計画方法において、さらに前記最大及び最小の照 射線量値を計算する手順を備えた治療計画方法。 6.前記請求項5に記載の治療計画方法において、さらに、 前記第1のセルを前記腫瘍状組織の前記モデルと比較する手順と、 前記第1のセルと前記腫瘍状組織の前記モデルとが相似に形成された体積を占 有するかどうかを決定する手順とを備えた治療計画方法。 7.前記請求項5に記載の治療計画方法において、さらに、 前記第2のセルを、前記予め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とす る前記他の領域と比較する手順と、 前記第2のセルと前記他の領域とが相似に形成された体積を占有するかどうか を決定する手順とを備えた治療計画方法。 8.前記請求項6に記載の治療計画方法において、前記第1のセルと前記腫瘍状 組織の前記モデルとが相似に形成された体積を占有していない場合に、さらに、 前記方法を繰り返す手順を備え、 前記シミュレートする手順を含む治療計画方法。 9.前記請求項1に記載の治療計画方法において、 前記作図してモデルを生成する手順は、コンピュータスクリーン上の画像とし てグラフィック表示するために、放射線照射を必要とする前記腫瘍状組織体とそ れを取り囲む領域のCTスキャンを行う手順を含む治療計画方法。 10.前記請求項9に記載の治療計画方法において、 前記作図してモデルを生成する手順は、さらに、2次元スライスの前記CTス キャン画像を観測する手順を備えた治療計画方法。 11.前記請求項10に記載の治療計画方法において、 前記識別する手順は、前記腫瘍状組織を表わす前記画像の周線で多角形の輪郭 を形成する手順を含む治療計画方法。 12.前記請求項1に記載の治療計画方法において、 前記予め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とする他の領域が健康な 組織とクリティカル領域とを含むような治療計画方法。 13.前記請求項1に記載の治療計画方法において、 前記モデルは表面を有し、前記アイソセンタポイントを分散して配置する手順 がポイントのグリッドを前記モデルの表面に置くことを含む治療計画方法。 14.前記請求項1に記載の治療計画方法において、 前記配置する手順は、前記モデルの曲率に沿ったポイントの線分を置くことを 含む治療計画方法。 15.放射線照射を必要とする腫瘍状組織体及び他の領域を作図してモデルを生 成する手順と、 前記モデルの予め決められた照射線量を必要とする腫瘍状組織の領域と前記予 め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とする前記他の領域とを識別する 手順と、 シミュレートされる治療において通過する最大数の照射ビームを受けた前記腫 瘍状組織の前記モデル内で交差するシミュレートされたビームによって形成され る第1のセルを定義する手順と、 シミュレートされる治療において通過する最小数の照射ビームを受けた前記腫 瘍状組織の前記モデル内で交差するシミュレートされたビームによって形成され る第2のセルを定義する手順と を備えた腫瘍状組織の放射線治療をシミュレートするための放射線外科の治療計 画方法。 16.前記請求項15に記載の治療計画方法において、さらに、 前記最大及び最小の照射線量値を計算する手順を備えた治療計画方法。 17.前記請求項16に記載の治療計画方法において、さらに、 前記第1のセルを前記腫瘍状組織の前記モデルと比較する手順と、 前記第1のセルと前記腫瘍状組織の前記モデルとが相似に形成された体積を占 有するかどうかを決定する手順とを備えた治療計画方法。 18.前記請求項17に記載の治療計画方法において、さらに、 前記第2のセルを、前記予め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とす る前記他の領域と比較する手順と、 前記第2のセルと前記他の領域とが相似に形成された体積を占有するかどうか を決定する手順とを備えた治療計画方法。 19.放射線照射を必要とする腫瘍状組織体及び他の領域を作図してモデルを生 成する手段と、 前記モデルの予め決められた照射線量を必要とする腫瘍状組織の領域と前記予 め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とする前記他の領域とを識別する 手段と、 放射線照射を必要とする前記作図された腫瘍状組織の前記モデル上へ重ね合わ せることができるように、少なくともいくつかのアイソセンタポイントを分散し て配置する手段と、 照射ビームによる前記アイソセンタポイントの通過をシミュレートする手段と を備えた腫瘍状組織の放射線治療をシミュレートするための放射線外科の治療計 画装置。 20.前記請求項19に記載の治療計画装置において、さらに、 前記腫瘍状組織のどの領域が前記予め決められた照射線量を受けたかを決定す る手段を備えた治療計画装置。 21.前記請求項20に記載の治療計画装置において、 前記決定する手段は、さらに、前記シミュレートする手順において通過する最 大数の照射ビームを受けた前記腫瘍状組織の前記モデル内で交差するシミュレー トされたビームによって形成される第1のセルを定義する手段を備えた治療計画 装置。 22.前記請求項21に記載の治療計画装置において、さらに、 前記シミュレートする手順において通過する最小数の照射ビームを受けた前記 腫瘍状組織の前記モデル内で交差するシミュレートされたビームによって形成さ れる第2のセルを定義する手段を備えた治療計画装置。 23.前記請求項22に記載の治療計画装置において、さらに、 前記最大及び最小の照射線量値を計算する手段を備えた治療計画装置。 24.前記請求項23に記載の治療計画装置において、さらに、 前記第1のセルを前記腫瘍状組織の前記モデルと比較する手段と、 前記第1のセルと前記腫瘍状組織の前記モデルとが相似に形状された体積を占 有するかどうかを決定する手段とを備えた治療計画装置。 25.前記請求項23に記載の治療計画装置において、さらに、 前記第2のセルを、前記予め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とす る前記他の領域と比較する手段と、 前記第2のセルと前記他の領域とが相似に形成された体積を占有するかどうか を決定する手段とを備えた治療計画装置。 26.前記請求項19に記載の治療計画装置において、 前記作図してモデルを生成する手段は、コンピュータスクリーン上の画像とし てグラフィック表示するために、放射線照射を必要とする前記腫瘍状組織体とそ れを取り囲む領域のCTスキャンを行う手段を含む治療計画装置。 27.前記請求項26に記載の治療計画装置において、 前記作図してモデルを生成する手段は、さらに、2次元スライスの前記CTス キャン画像を観測する手段を備えた治療計画装置。 28.前記請求項27に記載の治療計画装置において、 前記識別する手段は、前記腫瘍状組織を表わす前記画像の周線で多角形の輪郭 を形成する手段を含む治療計画装置。 29.前記請求項19に記載の治療計画装置において、 前記予め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とする他の領域が健康な 組織とクリティカル領域とを含む治療計画装置。 30.前記請求項19に記載の治療計画装置において、 前記モデルは表面を有し、前記配置する手段はポイントのグリッドを前記モデ ルの表面に置くための手段を含む治療計画装置。 31.前記請求項19に記載の治療計画装置において、 前記アイソセンタポイントを分散して配置する手段は、前記モデルの曲率に沿 ったポイントの線分または一連の線分を置く手段を含む治療計画装置。 32.放射線照射を必要とする腫瘍状組織体及び他の領域を作図してモデルを生 成する手段と、 前記モデルの予め決められた照射線量を必要とする腫瘍状組織の領域と前記予 め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とする前記他の領域とを識別する 手段と、 シミュレートされる治療において通過する最大数の照射ビームを 受けた前記腫瘍状組織の前記モデル内で交差するシミュレートされたビームによ って形成される第1のセルを定義する手段と、 シミュレートされる治療において通過する最小数の照射ビームを受けた前記腫 瘍状組織の前記モデル内で交差するシミュレートされたビームによって形成され る第2のセルを定義する手段と を備えた腫瘍状組織の放射線治療をシミュレートするための放射線外科の治療計 画装置。 33.前記請求項32に記載の治療計画装置において、さらに、 前記最大及び最小の照射線量値を計算する手段を備えた治療計画装置。 34.前記請求項33に記載の治療計画装置において、さらに、 前記第1のセルを前記腫瘍状組織の前記モデルと比較する手段と、 前記第1のセルと前記腫瘍状組織の前記モデルとが相似に形成された体積を占 有するかどうかを決定する手段とを備えた治療計画装置。 35.前記請求項34に記載の治療計画装置において、さらに、 前記第2のセルを、前記予め決められた照射線量を下回る照射線量を必要とす る前記他の領域と比較する手段と、 前記第2のセルと前記他の領域とが相似に形成された体積を占有するかどうか を決定する手段とを備えた治療計画装置。
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