JPH09507A - 磁気共鳴撮影装置のコイル機構 - Google Patents

磁気共鳴撮影装置のコイル機構

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JPH09507A
JPH09507A JP7155799A JP15579995A JPH09507A JP H09507 A JPH09507 A JP H09507A JP 7155799 A JP7155799 A JP 7155799A JP 15579995 A JP15579995 A JP 15579995A JP H09507 A JPH09507 A JP H09507A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
spacers
coil
gradient magnetic
magnetic resonance
Prior art date
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Pending
Application number
JP7155799A
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English (en)
Inventor
Yujiro Hayashi
雄二郎 林
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
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Application filed by GE Yokogawa Medical System Ltd filed Critical GE Yokogawa Medical System Ltd
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Publication of JPH09507A publication Critical patent/JPH09507A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 勾配磁場コイルの振動を効果的に抑制する手
段を備えた磁気共鳴撮影装置のコイル機構を実現するこ
とである。 【構成】 少なくとも1つは勾配磁場コイルを担持する
同軸の複数の筒体1,2と、前記複数の筒体のうち勾配
磁場コイルを担持する筒体2とこれに隣合う筒体1との
隙間に軸方向に挿入されるスペーサであって前後に連接
し連接部分が斜面になっている複数のスペーサ3と、前
記複数のスペーサの列を両端から圧縮する圧縮手段とを
有する磁気共鳴撮影装置のコイル機構において、前記複
数のスペーサは列の端のものが中央のものよりも連接面
の傾斜が急になっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴撮影装置のコ
イル機構に関する。さらに詳しくは、本発明は、勾配磁
場コイルの振動を抑制する手段を備えた磁気共鳴撮影装
置のコイル機構である。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴撮影装置は図3に示すように、
静磁場発生装置Mと、その内部の静磁場空間に配置され
た勾配磁場コイルG、送信コイルB、および受信コイル
Rを有する。
【0003】勾配磁場コイルGには勾配駆動装置GRか
ら駆動信号が与えられて静磁場空間内に勾配磁場が形成
される。送信コイルBには送信装置TRから送信信号が
与えられて静磁場空間内に高周波回転磁場が形成され
る。受信コイルRは被検体Oに生じた磁気共鳴信号を受
信する。被検体Oの撮影部位が体幹部の場合は送信コイ
ルTRが磁気共鳴信号の受信にも利用される。送信コイ
ルBと受信コイルRは高周波コイルとも呼ばれる。
【0004】受信された磁気共鳴信号は受信装置RVで
受信処理され、アナログ・ディジタル変換装置ADでデ
ィジタル信号に変換され、コンピュータCOMで処理さ
れて被検体Oの画像が形成される。画像は表示装置DI
Sに表示される。
【0005】制御装置CNTはコンピュータCOMによ
る管制の下で勾配駆動装置GR、送信装置TR、受信装
置RVおよびアナログ・ディジタル変換装置ADを制御
して撮影を遂行する。操作者は操作装置OPを通じてコ
ンピュータCOMに指令を与えて所望の撮影を行わせ
る。
【0006】勾配駆動装置GRにより勾配磁場コイルG
を駆動したとき、勾配磁場コイルGから騒音が発生す
る。これは勾配磁場コイルGに流れる電流と静磁場との
間に働く電磁力により勾配磁場コイルが振動するためで
ある。
【0007】この騒音を低減するために種々の対策が取
られる。対策は勾配磁場コイルの振動抑制と騒音の遮音
の両面からなされる。このうち振動抑制については、実
開平2−143910号公報に記載された手法がある。
【0008】この手法によれば、図4に示すように、勾
配磁場コイルを担持する筒体GTとそれに隣接する同軸
の筒体MTとの隙間に、複数のスペーサSPを前後に連
接して軸方向に挿入し、スペーサ列の両端から通しボル
トBLTのナットNTを締めて圧縮力を加えるようにな
っている。
【0009】スペーサSPは連接部分が斜面になってお
り、両端から圧縮力が加えられることにより筒体GT,
MTの半径方向に変位して筒体GTとMTの間に突っ張
り力を生じさせる。この突っ張り力が勾配磁場コイル駆
動時の筒体GTの振動を抑制し騒音の発生を低下させ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】締め付け力の伝わりに
差があるため、筒体GTとMTの間の突っ張り力はスペ
ーサSPの列の両端で最も強く列の中央部波に行くほど
弱くなる。一方筒体GTの振幅は中央部が一番大きいの
で、この部分の突っ張り力が弱いと十分な制振効果が得
られない。
【0011】制振効果が不十分であると振動によってス
ペーサが緩み易くなり、これがまた制振効果を悪くす
る。このためときどき緩みを閉め直す作業が必要とされ
る。本発明は上記問題を解決するためになされたもの
で、その目的は、勾配磁場コイルの振動を効果的に抑制
する手段を備えた磁気共鳴撮影装置のコイル機構を実現
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する第
1の手段は、少なくとも1つは勾配磁場コイルを担持す
る同軸の複数の筒体と、前記複数の筒体のうち勾配磁場
コイルを担持する筒体とこれに隣合う筒体との隙間に軸
方向に挿入されるスペーサであって前後に連接し連接部
分が斜面になっている複数のスペーサと、前記複数のス
ペーサの列を両端から圧縮する圧縮手段とを有する磁気
共鳴撮影装置のコイル機構において、前記複数のスペー
サは列の端のものが中央のものよりも連接面の傾斜が急
になっていることを特徴とする磁気共鳴撮影装置のコイ
ル機構である。
【0013】前記の課題を解決する第2の手段は、少な
くとも1つは勾配磁場コイルを担持する同軸の複数の筒
体と、前記複数の筒体のうち勾配磁場コイルを担持する
筒体とこれに隣合う筒体との隙間に軸方向に挿入される
スペーサであって前後に連接し連接部分が斜面になって
いる複数のスペーサと、前記複数のスペーサの列を両端
から圧縮する圧縮手段とを有する磁気共鳴撮影装置のコ
イル機構において、前記勾配磁場コイルが隣合う2つの
筒体に担持され、前記複数のスペーサは前記2つの筒体
の隙間に挿入されかつ列の端のものが中央のものよりも
連接面の傾斜が急になっていることを特徴とする磁気共
鳴撮影装置のコイル機構である。
【0014】
【作用】課題を解決する第1乃至第2の手段では、複数
のスペーサは列の端のものが中央のものよりも連接面の
傾斜が急になっているので、勾配磁場コイルを担持する
筒体の中央部でのスペーサの突っ張り力が増し制振効果
が向上する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明実施例の装置の構成を示す半
断面図である。図1において、1および2は同軸の2つ
の筒体である。筒体1は例えば勾配磁場コイルの外コイ
ルを担持するもの、筒体2は例えば勾配磁場コイルの内
コイルを担持するものである。外コイルと内コイルとで
自己遮蔽形の勾配磁場コイル装置を形成している。
【0016】自己遮蔽形の勾配磁場コイル装置とは、内
コイルの漏洩磁場を外コイルの磁場で打ち消すことによ
り、外部空間には磁場を生じさせないようにしたもので
ある。
【0017】なお、自己遮蔽形の勾配磁場コイル装置と
しないときは筒体1または2のいずれかは勾配磁場コイ
ル以外のコイルを担持するものであって良い。筒体1と
筒体2の隙間には複数のスペーサ3を通しボルト4とナ
ット5で連ねたスペーサ列30が軸方向に挿入されてい
る。通しボルト4とナット5は本発明における圧縮手段
の一実施例である。このようなスペーサ列30が筒体2
の周に沿って複数個配置される。
【0018】スペーサ列30は図2に示すように、1つ
の山形スペーサ31と2つの楔形スペーサ32を1単位
として構成される。山形スペーサ31の2つの斜面に2
つの楔形スペーサ32の斜面がそれぞれ接する。このよ
うな単位構成を背中合わせに連接し、通しボルト4で連
ねる。
【0019】山形スペーサ31と楔形スペーサ32が接
する斜面の傾斜は列の両端において最も急にし、中央に
行くに従って緩くするようにしてある。このようによう
なスペーサ列30においてナット5を締め付けると、楔
形スペーサ32は山形スペーサ31の斜面を滑って互い
に近づこうとする。これによって楔形スペーサ32は筒
体1側に押し付けられ、山形スペーサ31は筒体2側に
押し付けられる。これによって筒体1と2の隙間にスペ
ーサ列30の全長にわたって突っ張り力が生じる。
【0020】このとき各スペーサ3に働く締め付け力は
列の両端のものに最も強く作用し中央に行く程その作用
が弱くなる傾向があるが、本装置ではスペーサ3の斜面
の傾斜を列の両端のものについて角度を急にし中央のも
のについて角度を緩くしているので締め付け力が中央部
に伝わり易くなり、そのような傾向を補正することがで
きる。
【0021】これによって列の中央部においても十分な
突っ張り力が発生する。因にスペーサの斜面の傾斜角度
がすべて30°である図4の従来例においては、両端の
スペーサにかかる力と中央のスペーサにかかる力には
4.6倍の違いがあったが、斜面の傾斜角度を両端のス
ペーサは45°、中央のスペーサは30°とした本実施
例ではその相違は2.7倍に縮まった。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
前述した課題を解決する手段により、勾配磁場コイルの
振動を効果的に抑制する手段を備えたを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の装置の構成図である。
【図2】本発明実施例の装置の一部の構成図である。
【図3】磁気共鳴撮影装置の全体構成を示すブロック図
である。
【図4】従来例の装置の構成図である。
【符号の説明】
1 筒体 2 筒体 3 スペーサ 30 スペーサ列 4 通しボルト 5 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つは勾配磁場コイルを担持
    する同軸の複数の筒体と、前記複数の筒体のうち勾配磁
    場コイルを担持する筒体とこれに隣合う筒体との隙間に
    軸方向に挿入されるスペーサであって前後に連接し連接
    部分が斜面になっている複数のスペーサと、前記複数の
    スペーサの列を両端から圧縮する圧縮手段とを有する磁
    気共鳴撮影装置のコイル機構において、前記複数のスペ
    ーサは列の端のものが中央のものよりも連接面の傾斜が
    急になっていることを特徴とする磁気共鳴撮影装置のコ
    イル機構。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つは勾配磁場コイルを担持
    する同軸の複数の筒体と、前記複数の筒体のうち勾配磁
    場コイルを担持する筒体とこれに隣合う筒体との隙間に
    軸方向に挿入されるスペーサであって前後に連接し連接
    部分が斜面になっている複数のスペーサと、前記複数の
    スペーサの列を両端から圧縮する圧縮手段とを有する磁
    気共鳴撮影装置のコイル機構において、前記勾配磁場コ
    イルが隣合う2つの筒体に担持され、前記複数のスペー
    サは前記2つの筒体の隙間に挿入されかつ列の端のもの
    が中央のものよりも連接面の傾斜が急になっていること
    を特徴とする磁気共鳴撮影装置のコイル機構。
JP7155799A 1995-06-22 1995-06-22 磁気共鳴撮影装置のコイル機構 Pending JPH09507A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2406382A (en) * 2003-08-18 2005-03-30 Ge Med Sys Global Tech Co Llc Acoustically Damped Gradient Coil
US7715898B2 (en) 2003-09-24 2010-05-11 General Electric Company System and method for employing multiple coil architectures simultaneously in one electromagnetic tracking system

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