JPH09507126A - アイスクリーム製造装置 - Google Patents
アイスクリーム製造装置Info
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- JPH09507126A JPH09507126A JP8513061A JP51306195A JPH09507126A JP H09507126 A JPH09507126 A JP H09507126A JP 8513061 A JP8513061 A JP 8513061A JP 51306195 A JP51306195 A JP 51306195A JP H09507126 A JPH09507126 A JP H09507126A
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、モータ8と、このモータで駆動可能な攪拌部品12と、製造装置1の第1動作モードを起動する切換手段69とを有し、この動作において攪拌部品12を或る速度域の速度n(21r.p.m)で駆動でき、切換手段69が製造装置の更なる動作モードの起動に適応され、この更なる動作モードにおいては攪拌部品12を更なる速度域の少なくとも一つの更なる速度n(71r.p.m)で駆動でき、更なる速度n(71r.p.m)による攪拌部品12の駆動を与えられた時間間隔Tに限定可能な時間制御装置66が設けられたことを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
アイスクリーム製造装置
技術分野
本発明は、モータと、このモータで駆動可能な攪拌部材と、この装置の動作を
起動するスイッチ手段とを有するアイスクリーム製造装置に関する。この起動モ
ードでは、攪拌部材が或る速度域の少なくとも一つの速度で駆動可能で、この速
度では、比較的濃密で堅い硬度のアイスクリームが作られる。
背景技術
前段で規定した形式のアイスクリーム製造装置は、例えば、本出願人により型
番HR2302でアイスクリームメーカと称して販売されているものから既知である。
この既知のアイスクリームメーカのモータは、単相同期モータで、このモータに
より、アイスクリームメーカの攪拌部材を変速機を介して駆動できる。既知の装
置は、アイスクリームメーカの動作モードの起動及び停止のため、切換手段とし
て手動で操作される二点スライドスイッチを有する。アイスクリームメーカの動
作モードがこのスライドスイッチにより起動に設定された後、アイスクリームメ
ーカには交流電源電圧が直接印加され、そしてロータが電源周波数により規定さ
れる一定の速度で回転する。この結果、攪拌部材は、変速機を介して単相同期モ
ータにより、一定の速度、この場合、公称値としておよそ21r.p.m(回転毎分
)の速度で駆動される。攪拌部品は、液状の攪拌物質が満たされる容器に回転可
能な状態で装着されかつ、攪拌部品のみでなくこすり落とし部品も形成する。比
較的凍結した攪拌物質が攪拌部品の攪拌動作により容器の少なくとも一つの壁に
供給されると、次いで攪拌・こすり落とし部品の攪拌動作により、この壁から物
質がこすり落とされる。この工程は、使用者が攪拌及びこすり落とし工程の間に
形成されたアイスクリームの硬度を認識して、使用者が動作モードの起動及び停
止用のスイッチ手段であるアイスクリームメーカのスライドスイッチを再び動作
させて単相同期モータをオフさせてこの工程を終了させる迄、継続する。攪拌部
品
を低速度で回転させることにより、この既知のアイスクリームメーカでは、空気
含有量が少ない状態で、原料とアイスクリーム用低速硬化剤とが混合され、そし
て比較的濃密で堅いアイスクリームが製造される。このようなアイスクリームは
、口の中で比較的冷たくかつ堅く感じられるため、消費者には歓迎されない。
発明の開示
本発明は、上述の制約を除去し、単純な手段で比較的濃密で堅いアイスクリー
ム以外の生成できる前述の形式の製造装置を改善することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、切換手段が製造装置の更なる動作モード
の起動に適応され、更なる動作モードにおいては攪拌部品が更なる速度域の少な
くとも一つの更なる速度でモータにより駆動され、更なる速度域の少なくとも一
つの更なる速度が或る速度域の少なくとも一つの速度よりも高速でかつ、比較的
粗密かつ柔らかい硬度がより高速の当該更なる速度で生成され、製造装置の更な
る動作モードが起動されかつ、与えられた時間間隔で規定可能な製造装置の更な
る動作モードにおける前記少なくとも一つの更なる速度で、攪拌部品を駆動する
場合に活性化可能な時間制御装置が設けられたことを特徴とする。この状況にお
いて、非常に単純な手段により、製造装置の更なる動作モードにおいて、原料と
アイスクリーム用低速硬化剤とを空気の含有量が比較的多くなるような比較的高
速で攪拌部品を駆動できる。この結果、比較的粗密かつ柔らかい硬度のアイスク
リームが得られる。攪拌部品の比較的速く駆動するの時間を自動的に限定するこ
とは、比較的粗密で柔らかなアイスクリーム物質が、長時間に渡って速く駆動さ
れることによる弊害を生じない。実際は、攪拌部品の長時間にわたる駆動は、比
較的濃密かつ堅く仕上がるアイスクリームをもたらす。攪拌部品を駆動するモー
ドを選択することにより、本発明による製造装置は、比較的濃密で堅いアイスク
リームの製造を実現でき、単純かつ簡単な方法で、消費者は、異なる条件のアイ
スクリームを得ることができるという利点を有する。
ヨーロッパ特許公報EP-Bl 0140439号公報が、モータ駆動の混合部品を有する
2目的装置を開示していることに注意されたい。この既知の装置においては、ア
イスクリーム製造のための比較的速い速度と、果実飲料を製造するための非常に
遅
い速度を選択して、混合部品を駆動できる。しかしながら、この既知の装置は、
比較的濃密で堅いアイスクリームまたは比較的粗密で柔らかいアイスクリームの
両者を製造することには適さず、そして混合部品を比較的高速で駆動する時間を
限定できる時間制御段を持たない。なぜならば、混合部品が比較的高速で駆動さ
れているこのような時間の限定は、如何なる回転速度においても不必要で使用さ
れないからである。既知の2目的装置は、比較的粗密で柔らかいアイスクリーム
を製造するためには提案も構築もされていない。言い換えれば、本発明の製造装
置においては、比較的粗密で柔らかいアイスクリームと比較的濃密で堅いアイス
クリームの製造の両者を実現するために、攪拌部品を少なくとも2つの異なる速
度で駆動できる。さらに、本発明による製造装置においては、少なくとも2つの
異なる速度のより高速のものについて、長時間に渡って高速で攪拌部品を駆動す
ることにより生成される比較的粗密で柔らかい硬度に対する弊害を回避するため
、時間制御段により限定を加える。
ドイツ特許公報DE-Al 3400572号に、攪拌部品が回転可能な状態で結合された
打ち付け部品が回転可能な状態で結合されたモータ駆動シャフトを持つ多目的装
置が開示されている。この既知の装置において、打ち付け部品は、アイスクリー
ムを製造するための攪拌物質の材料を切り刻む及び混合するために高速で駆動で
き、そして攪拌部品をアイスクリームを製造するために低速で駆動できる。しか
しながら、この既知の装置は、比較的濃密で堅いアイスクリームと比較的粗密で
柔らかいアイスクリームの両者を製造することには適していない。そしてこの既
知の装置は、打ち付け部品が高速で駆動されている時間を限定する時間制御段を
持っていない。なぜならば、このような限定は、打ち付け部品を比較的高速で駆
動する場合、如何なる速度においても必要性も使用することもないためである。
この既知の多目的装置は、比較的粗密で柔らかいアイスクリームを製造するため
に提供も構築もされていない。言い換えれば、本発明による製造装置において、
攪拌部品を、比較的粗密で柔らかいアイスクリームまたは比較的濃密で堅いアイ
スクリームの両者の製造を実現するために少なくとも2つ異なる速度で駆動でき
る。さらに、本発明による製造装置において、攪拌部品が少なくとも2つの異な
る速度の高速側で駆動される時間を、長時間にわたって攪拌部品を高速で駆動す
るこ
とによる生じる比較的粗密で柔らかいアイスクリームへの弊害を回避する目的で
時間制御段により限定する。
或る動作モードにおいては、攪拌部材が10乃至30r.p.mの速度域の少なく
とも一つの速度で駆動される。この駆動により、更なる動作モードにおいては、
攪拌部品が50乃至90r.p.mの速度域の少なくとも一つの速度で駆動される場
合に有利である。実際、この方法で、非常に軽くきめの細かいアイスクリーム(
比較的粗密で柔らかいアイスクリーム)が得られるという利点が提供される。
製造装置の更なる動作モードにおける少なくとも一つの更なる速度で攪拌部品
の駆動することを15乃至40分の間隔に限定できる時間制御装置が設けれるな
らば、有利である。実施例として示された実際の試験では、15乃至40分の間
隔が経過により、粗密で柔らかいアイスクリーム硬度を得るためには非常に望ま
しい。
有利である実施例は、時間制御装置が製造装置の更なる動作モードの少なくと
も一つの更なる速度で攪拌部品を駆動する与えられた時間間隔を異なる値に調整
可能な調整手段を有することを特徴とする。この実施例は、異なるレシピ及び異
なる原料の品質に比較的簡単に対応でき、比較的粗密で柔らかいアイスクリーム
を製造する工程用の時間限定を可能にする。
さらに有利である実施例は、製造装置の更なる動作モードにおいて当該製造装
置の当該更なる動作モードの少なくとも一つの更なる速度で攪拌部品の駆動を限
定可能な与えられた時間間隔が経過後に当該製造装置を或る動作モードの或る速
度域の少なくとも一つの速度で前記攪拌部品と駆動するように設定できる制御装
置が設けられたことを特徴とする。この状況では、比較的粗密で柔らかいアイス
クリームが得られたが、攪拌部品の比較的速い駆動が停止しもアイスクリームが
装置内に残されても、製造装置の冷却された容器または冷却カートリッジによっ
て、得られたアイスクリームが、不本意な凍結に到らず、そして粗密なアイスク
リームの不本意な硬化を生じない。
図面の簡単な説明
第1図は本発明による製造装置を部分的に破断した図である。
第2図は第1図に示した製造装置の電気回路を回路図である。
第3図は装置の動作時間の関数である、第1の動作モードにおける第1図に示
した製造装置の攪拌部品の速度を示す図である。
第4図は装置の動作時間の関数である、第2の動作モードにおける第1図に示
した製造装置の攪拌部品の速度を示す図である。
発明を実施するための最良の形態
本発明を、図面に限定的ではない形で与えられた実施例を参照して、以下に詳
細に説明する。
第1図は、アイスクリームメーカという呼称でしばしば参照される、アイスク
リームを製造する製造装置1を示す図である。この製造装置1は、ハンドル3を
持つボウル形状の保温容器2を有する。この容器2は、容器2に整合させてロッ
ク可能なカバー4で覆うことができる。潜熱蓄積材料を含む円盤状冷却カートリ
ッジ5が、容器1中に配置されている。このカートリッジは、冷蔵庫の冷凍室で
冷却するために、容器2から取り外すことができる。容器2の底6から離れた冷
却カートリッジ5の表面7は、アイスクリームを形成するための冷却面を形成す
る。製造装置1のカバー4は、変速機9を介してシャフト10を駆動する電気モ
ータ8を収容する。このシャフトは、容器2に対して中心出しがなされている。
シャフト10は、アイスクリームを形成するための冷却カートリッジ5の冷却面
7および円筒形の容器壁11と整合するように提供されるこすり取り・攪拌部品
12に固定的に結合されている。必要ならば、ギア変速機9とともに電気モータ
8を、カバー4から取り外すことができるユニットとして構築しても良い。同様
に、シャフト10を、プラグソケット手段により結合可能なように、ギア変速機
9から取り外しできるようにしても良い。弾性手段が、冷却カートリッジ5で形
成するアイスクリームが効果的にこすり落とされる事態を実現するために、アイ
スクリームを形成するための冷却カートリッジ5の冷却面7との整合するように
こすり落とし。攪拌部品12を維持する弾性力を提供するように、ギア変速機9
とシャフト10との間に配置される。
製造装置1が動作に入る前に、冷却カートリッジ5が、例えば冷蔵庫の冷凍庫
で冷却され、そして製造装置1の容器2に配置される。この場合、ギア変速機9
に結合されたこすり落とし・攪拌部品12に対する持つカバー4は、容器1上に
配置される。その後、アイスクリームの原料が、カバー2が形成した充填開口1
3を介して注がれる。電気モータ8の電源が投入されると、こすり落とし。・攪
拌部品12が回転を開始し、原料が攪拌され、冷却カートリッジ5上で形成され
るアイスクリームがこすり落とされ、そして攪拌部で再び攪拌される。この工程
は、所望の温度及び堅さのアイスクリームが実現されるまで継続される。
製造装置1の電気モータ8は、2つのステータコイル14,15を持つ整流子
直流モータである。第1図においては、ステータコイル14のみが図示されてい
る。ステータコイル14,15は、基本的はU字状覆い型ステータ16上に既知
の方法で配置される。ステータ16の2つのリブの自由端の間には、回転可能な
支持ロータ17が装着される。ロータ17は、永久磁石で形成され、そして既知
の方法で、2つの磁極を形成するためにロータ軸を横断する方向に磁化される。
ロータ17の直近において、電気モータ8は、例えば型番DN6851で商品化されて
いるホールセンサ素子18を持つ(第2図参照)。このホールセンサ素子18は
、2つの磁極(電気モータ4のロータ17のN極とS極)、即ちステータ16に
対するロータ17の位置検出を実現する。このホールセンサ素子18は、整流子
直流モータにより形成される電気モータ8の整流子を制御するために設ける。こ
の制御の方法は、第2図における製造装置1の電気回路19に係る詳細な説明に
おいて話題にされるであろう長年にわたって知られた方法である。
第1図に示した製造装置1の電気回路19は、第2図を参照して説明する。電
気回路19は、交流電源に結合するための2つの端子20,21を有する。端子
20に結合されたPTC素子22は、モータに過負荷がかかった場合の電源遮断を
確実にもたらす。PTC素子22には、フィルタコンデンサ24が結合された整流
ブリッジ23が従属する。フィルタコンデンサ24に印加されたおよそ+325V
の直流電圧VMは、電気モータ8への印加電圧として提供される。
PTC素子22にはさらに、抵抗25とコンデンサ26とを有する整流段27が
従属する。この抵抗25とコンデンサ26との接続点28には、残留リップルが
低いおよそ+14Vの直流電圧V1が印加され、次に述べるような方法で安定化さ
れ
る。接続点28は、回路の接続点30において、およそ+10Vの直流電圧V2を
発生するツェナーダイオード29のカソードに結合されている。この接続点30
は、回路の接続点32において、およそ+5Vの直流電圧VCCを発生する更なる
ツェナーダイオード31のカソードに結合されている。
第2図に示すように、直流電圧VMは、モータ8の2つのステータコイル14,
15の端子33,34に印加される。この二つのステータコイル14,15の二
つの端子35,36は、それぞれパワーFET37,38を介して製造装置1の接
地端子39に結合されている。この2つのパワーFET37,38は、繰り返しオ
ンオフされ、この結果、理論的には毎時、二つのステータコイル14,15の何
れかに直流電圧VMが交互に印加される。即ち、整流子が、2つのパワーFETによ
り活性化される。
整流時に、原理的には毎時、2つのステータコイル14,15の何れかに直流
電圧VMが印加され、そしてこれら2つのコイル14,15の他方が直流電圧VMか
ら切り離される。コイル14,15の何れかが直流電圧VMから切り離されると、
誘導電圧が対応するコイルに生じる。この電圧は、電気モータ8において、毎時
、2つのダイオード40,41の何れかと、抵抗42、3つのダイオード43,
44,45、そして更なる抵抗46の直列配置を介して流れる電流を生じさせる
。この電流により、所望の引き離されたステータコイル14,15に蓄積された
エネルギは、2つの抵抗42,46において消費される。このような状況は長年
にわたって既知で、そして一般的である。パワーFET37,38を制御するため
、2つのスイッチングトランジスタ37,38が直流電圧V1が印加されるコレク
タと、抵抗を介して直流電圧VCCが印加されるベースとを有する。
製造装置1の回路19は、この場合、型番COP912CNのマイクロプロセッサ49
を有する。マイクロプロセッサ41の2つの端子L0,L1は、接地端子39に結合
される。端子GRD(接地端子)のみならず、端子G1,G2、L2,L7も同様
に接地端子39に結合されている。直流電圧VCCは、端子VCCに印加され、この端
子は、格納コンデンサ50に結合されている。このコンデンサは、マイクロプロ
セッサ49がより多くの電流の明確に要求する状況を許容するため、マイクロプ
ロセッサ49用の印加電圧VCCを既知の方法で蓄積するコンデンサである。マイ
クロ
プロセッサ49の動作のために必要な共振回路51は、2つの端子CK1及びG7/CK
0に結合され、そしておよそ6MHZのクロック周波数でクロック信号を生成する。
端子RST(リセット)は、ライン52を介してリセット回路53に結合されてい
る。この回路において、回路の接続点32には直流電圧VCCが印加されている。
リセット回路53は、更なるツェナーダイオード55のカソードに結合されたベ
ースを持つ通常の導電トランジスタ54を有する。電源が遮断された場合、トラ
ンジスタ54がオフされると、この結果、マイクロプロセッサ49は、マイクロ
プロセッサ49をリセットするために、ライン52を介してリセット信号を受信
する。
回路の接続点28に発生する直流電圧V1の上述の安定化は、より詳細に説明さ
れるであろう。この直流電圧V1の安定化は、他の方法で同様に使用される以下の
素子の直列配置により簡単に達成される。これら素子は、ツェナーダイオード2
9、更なるツェナーダイオード31、トランジスタ54、そして更なるツェナー
ダイオード55である。
回路接続点30は、ホール素子18の第1供給端子56に結合され、第2供給
端子57は、回路接続点32に結合され、そしてコンデンサ58を介して接地端
子39に結合される。既に説明したように、ホールセンサ素子18は、電気モー
タ4のロータ17の2つの磁極を検出し、この素子18は、例えばN極が検出さ
れた場合、直流電圧VCCの値から直流電圧V2の値に変更し、次いでS極が検出さ
れた場合、直流電圧V2の値から直流電圧VCCの値に変更する方形波センサ信号を
生成する。このセンサ信号は、オン状態とオフ状態との間を連続的に切替えられ
るトランジスタ60のベースに供給される。この結果、制御電圧がトランジスタ
60に結合された分圧器61を横断して発生される。この制御電圧は、ライン6
2を介して、マイクロプロセッサ49の入力として使用される端子G2,G0に
印加される。抵抗63が端子G0に結合される場合、端子G0は、マイクロプロ
セッサ49の出力として使用される端子G3に結合される。
第2図に図示したように、マップ路49の一部は、速度制御装置64を形成し
、マイクロプロセッサの更なる一部は、モード制御装置65を形成する。モード
制御装置65は、マイクロプロセッサの他の部分と共に時間制御装置66を形成
する。端子G2,G0に発生する制御信号は、電気モータ8の2つのステータコ
イ
ル14,15の整流子を制御する速度制御装置64を形成するマイクロプロセッ
サ49の一部に供給される。速度制御装置64を形成するマイクロプロセッサ4
9の一部は、繰り返し生じる2つの略々方形の速度制御信号を生成することに適
応され、電気的な整流が可能な電気モータ8の速度は、この速度制御信号の周波
数により規定される。通常動作において、2つの速度制御信号がもたらす停止イ
ンターバルは、繰り返し生じる2つの速度制御信号の時間間隔で生じても良く、
この結果、2つのFET37,38は、この停止インターバルの各々でオフされる
。マイクロプロセッサ49は、2つのライン47,48を介して、端子L5,L
6に繰り返し発生する速度制御信号を供給する。この信号は、2つのトランジス
タ47,48、そしてパワーFET37,38の状態を制御するためにスイッチト
ランジスタ47,48のベースに供給される。
この製造装置1は、装置1の動作モードを選択する切換手段69を有する。こ
の切換手段69は、製造装置1の第1モードを選択する第1接触制御部Cと、装
置1の第2モードを選択する第2接触制御部Sとを有する。必要ならば、製造装
置1は、製造装置1の更なる動作モードを選択する更なる接触制御部を有しても
良い。接触制御部Cにより、製造装置1の第1モードを選択できる。このモード
においては、比較的濃密で固い比較的濃厚(C:compact)アイスクリームを製
造装置1により作ることができる。接触制御部Sにより、製造装置1の第2モー
ドを選択することができる。このモードにおいては、比較的粗密で柔らかい硬度
の比較的柔軟な(S:soft)アイスクリームを製造装置1により作ることができ
る。接触制御部Cは、マイクロプロセッサ49の端子G4に結合される。接触制
御部Sは、マイクロプロセッサ49の端子G5に結合される。2つの接触制御部
C,Sの何れかを活性化することにより、2つの端子G4,G5の何れかを、モ
ード制御装置65を形成するマイクロプロセッサ49の一部の制御情報を示す接
地電位に結合できる。或るモードを起動するために接触制御部が活性化された後
に2つの接触制御部C,Sの何れかが不活性化されると、所望の起動されたモー
ドが停止されることに注意されたい。
接触制御部Cが製造装置1の第1動作モードを起動するために活性化されると
、生成された制御情報が、モード制御装置65を形成するマイクロプロセッサ4
9
の一部で検出される。この制御情報に応じて、マイクロプロセッサ49の一部に
より形成されるモード制御装置65は、図示された制御結合70を介して、速度
制御装置64を形成するマイクロプロセッサ49の一部に供給する。この結果、
速度制御装置64を形成するマイクロプロセッサ49の一部は、2つの繰り返し
発生する速度制御信号を生成する。これら速度制御信号は、ライン67,68を
介して切り替えトランジスタ47,48に供給され、この結果、パワーFET37
,38が、オン状態とオフ状態に交互に駆動される。発生した速度制御信号の周
波数は、電気モータ8のロータ17がおよそ3000r.p.mで駆動されるように選択
される。そしてギア変速機9を介して、製造装置1の攪拌部品12が動作時間の
関数として図3に示された速度域の速度nで駆動される。第3図から明らかなよ
うに、攪拌部品が10〜30r.p.mの速度域で駆動され、この場合、特に21r.p
.mの公称速度で駆動される。
マイクロプロセッサ49の一部として形成されたモード制御装置65は、表示
制御信号を発生するためにさらに利用される。この表示制御信号は、マイクロプ
ロセッサ49の一部により形成されたモード選択装置65からマイクロプロセッ
サ49の2つの端子L3,L4に、そしてこれら端子から切換トランジスタ73
,74に供給される。2つの切換トランジスタ71,72のそれぞれは、2つの
発光ダイオード(LED)75,76と直列配置された2つの更なるトランジスタ
73,74を制御する。この表示制御信号は、直流電圧または方形パルス信号に
より、一定に発光される対応LEDを実現する直流電圧の形の表示制御信号、そし
て点滅する対応LEDを実現する方形パルス信号の形の表示制御信号の何れもが形
成される。
製造装置1の第1モードが、第3図に示したような起動の瞬間に接触制御部C
の活性化により起動された後、マイクロプロセッサ49の一部として形成された
モード制御装置65は、端子L4を介して直流電圧の形で表示制御信号を供給し
、バー76′により第3図に図示されたように、トランジスタ72,74を介し
てLEDの一定の発光を実現する。言及したように、マイクロプロセッサ49の他
の部分と共働するマイクロプロセッサ49により形成されたモード制御装置65
は、多重時間制御情報を生成する時間制御装置66を形成する。製造装置1の第
1モードが接触制御部Cの動作により起動されると、時間制御装置66を形成す
るモ
ード制御装置65の一部は、40分の期間が経過後に時間制御情報を供給する。
この結果、端子L4の表示制御信号が直流電圧信号から方向は信号に変化し、LE
D76が、第3図に点滅記号76″として図示されたように、40分の期間の時
間制御情報の供給の後に点滅する。製造装置1の第1モードが起動した後、LED
76は、一定に発光する場合、第1モードが起動中であることを示し、40分の
期間が経過ご点滅する場合、第1モードで作られた比較的濃厚なアイスクリーム
ができたことを示し、そして製造装置1からアイスクリームを取り除くことを示
す。LED76の点滅を始め、それが停止した瞬間に再び接触制御部Cが活性化さ
れると、第3図に図示したように、モータ8が停止されLED76がオフされ、そ
の結果、製造装置1が非動作状態、即ちオフされる。このスイッチ遮断が不用意
に回避されると、マイクロプロセッサ49の一部として形成されたモード制御装
置65は、モータ8及びLED76、そして製造装置1は、120分の期間経過後にオ
フされる。
接触制御部Sが製造装置1の第2モードを起動するために活性化された場合、
結果制御情報がモード制御装置65が形成されるマイクロプロセッサ49の一部
において検出される。次いで、モード制御装置65を形成するマイクロプロセッ
サ49の一部が、この制御情報を図示した制御結合77を介して、速度制御装置
64を形成するマイクロプロセッサ49の一部に転送する。これを受けて、速度
制御装置64を形成するマイクロプロセッサ49の一部は、毎時、ライン67,
68を介して切換トランジスタ47,48に供給される2つの繰り返し発生する
速度制御信号を供給し、その結果、パワーFET37,38が交互にオンオフされ
る。始に発生する速度制御信号の周波数は、電気モータ8のロータ17がおよそ
10000r.p.mで駆動されるように選択され、そしてギア変速機9を介して、製造装
置1の攪拌部品12が動作時間の関数として第4図に示されたような更なる速度
域の更なる速度nで駆動される。第4図から明らかなように、攪拌部品12は、
始めに、製造装置1の第1モードで、50乃至90r.p.mの更なる速度、ここで
は、攪拌工程の始めにおいては、71r.p.mの公称速度nで駆動される。第4図
から同様に明らかなように、71r.p.mの初期選択速度nは、アイスクリームの
混合のための基の液体原料の硬度が増すに従って製造装置の動作中に僅かに減速
しても良い。
第4図に示したように、起動時に接触制御部Sの活性化により製造装置1の第
2モードが起動した後、モード制御装置65を形成するマイクロプロセッサ49
の一部は、ラインL3を介して直流信号の形で表示制御信号を供給し、この結果
、LED75は、第4図にバー75′で示されたように、トランジスタ71,73
を介して一定に発光される。接触制御部Sの活性化により製造装置1の第2モー
ドが起動された後、時間制御装置66を形成するモード制御装置65の一部は、
20分経過後2時間制御情報を供給した結果として端子L3の表示制御信号が、
直流信号から方形波信号に変換され、この結果、第4図に点滅記号75″により
図示されたLED75が、20分経過に伴う時間制御信号を供給した後に点滅する
。製造装置1の第2モードが起動した後、LED75が一定の発光すると、それは
第2モードが起動したことを示し、20分経過後に点滅すると、第2モードで、
比較的粗密で柔らかなアイスクリームが出来上がり、そして製造装置から取り除
いても良い状態を示す。
この製造装置1において、時間制御装置66として形成されかつ、製造装置1
の第2モードが起動される場合に、与えられた時間間隔Tに限定可能な製造装置
1の第2モードにおけるおよそ71r.p.mの更なる速度nで攪拌装置12を駆動
する活性化が可能である。この製造装置1において、時間間隔Tは、第4図から
明らかなように30分である。製造装置1の第2モードが、第4図に図示したよ
うな起動時に接触制御部Sの活性化により起動されると、時間制御装置66を形
成するモード制御装置65の一部は、30分経過後に時間制御情報を供給する。
この制御情報は、制御結合77を介して速度制御装置64を形成するマイクロプ
ロセッサ49の一部に転送される。製造装置1の第2モードにおいて、与えられ
た時間間隔T、即ち30分経過後、およそ71r.p.mの速度nに攪拌装置12を
駆動を限定でき、同様に、速度製造装置64を形成するマイクロプロセッサ49
の一部による第1モードでは、10乃至30r.p.mの速度域の21r.p.mの速度n
で製造装置1の攪拌部品12を駆動できる。この起動は、速度制御装置64を形
成するマイクロプロセッサ49の一部が30分経過後に制御結合77を介して対
応する時間制御情報を受信した後に実現される。速度制御装置64を形成するマ
イクロプロセッサ49の一部は、この時間制御情報を受信すると、2つの交互に
発生する更なる速度制御信号を生成する。これら信号は、ライン67,68を介
して
切換トランジスタ47,48に供給され、この結果、パワーFET37,38が交
互にオンオフされる。さらに生成された速度制御信号の周波数は、30分経過後
に、ギア変速機9を介して電気モータ8のロータ17がおよそ3000r.p.mで駆動
されるように選択される。製造装置1の攪拌部品12は、およそ21r.p.mの速
度で駆動される。攪拌部品12が30分経過前の高速状態から30分経過後の低
速状態に切替えられる間およびその後、LED用の表示制御信号が変化しないよう
に維持され、その結果、第4図に点滅記号75″により示されるように、トラン
ジスタ71,73を介してLED75を点滅させる信号である方形波表示制御信号
を端子L3に発生する。次いで接触制御部Sが、第4図に示されるように、停止
の瞬間に活性化されると、モータ8及びLED75がオフする事態を生じ、その結
果、製造装置1が停止、即ちオフされる。このスイッチオフがうっかり忘れられ
ると、マイクロプロセッサ49の一部により形成されるモード制御装置65は、
120分経過後に、モータ8及びLED75、そして製造装置1がオフされる事態をも
たらす。
上述の製造装置1において、第2モードの起動後に与えられた、攪拌部品の速
度が高速から低速に変換される時間間隔Tは、30分に固定される。しかしなが
ら、望ましくは、時間制御装置66は、攪拌部品の高速駆動を製造装置1の第2
モードに限定できるように、与えられた時間間隔Tを他の値に設定できる調整手
段を含んでも良い。このような調整手段は、例えば第2図に破線で図示されたよ
うな更なる接触制御部78である。このような接触制御部78は、例えばマイク
ロプロセッサ49の端子G1に結合され、この更なる接触制御部78により生成
された制御情報をモード制御装置65、特にモード制御装置65の一部を形成す
る時間制御装置66に供給してもよい。例えば、更なる接触制御部78の短い繰
り返し動作の基では与えられた時間間隔Tが短縮され、そして長い繰り返し動作
の基では与えられた時間間隔Tが延長されるような配置が設けることが可能であ
る。
第1乃至第4図を参照して説明したアイスクリームを製造する製造装置におい
て、比較的濃密で固いアイスクリーム(compactアイスクリーム)または比較的
粗密で柔らかいアイスクリーム(softアイスクリーム)の両者を作ることのでき
る攪拌部品の駆動の動作選択モードを簡単な手段により実現できる。上述の製造
装
置の攪拌部品がおよそ21r.p.mの比較的遅い速度で駆動される第1モードにお
いて、この比較的遅い速度は、比較的少ない量の空気を含むように原料とアイス
クリーム用低速硬化剤とを混ぜ合わさてアイスクリーム製造する場合のみに生じ
る。この結果比較的濃密で固いアイスクリームが得られる。およそ71r.p.mの
比較的速い速度で攪拌部品が駆動される上述の製造装置の第1モードにおいて、
攪拌装置のこの比較的速い速度は、比較的多量の空気を含むように原料とアイス
クリーム用低速硬化剤とを混ぜ合わせてアイスクリームを製造する場合のみに生
じる。この結果、比較的粗密で柔らかいアイスクリームが得られる。攪拌装置の
比較的速い駆動の自動的な時間限定は、結果として比較的粗密で柔らかなアイス
クリームの硬度が、長時間にわたって攪拌部品を速く駆動することにより生じる
弊害を防止する。上述の製造装置において、攪拌部品が比較的速い速度で駆動さ
れる与えられた時間間隔が、第1モードに対応する攪拌部品の比較的低速駆動の
後に設けられ、この間隔により、比較的粗密で柔らかいアイスクリームの硬度を
もたらし、そして製造装置の容器または冷却カートリッジ上にアイスクリームが
残されて不本意な凍結が生じないという状況を実現する。
本発明は上述の製造装置に限定されるものではない。例えば、上述の装置の変
形として、第1モードを起動する制御素子が、製造装置が第2モードで活性化さ
れている一方で活性化され、攪拌部品の高速回転から低速回転への変化をもたら
ことも可能である。この結果、柔らかなアイスクリームの製造から堅いアイスク
リームの製造への手動変更が実現される。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 プランドル ラインハルト
オーストリア国 A−9170 フェールラッ
ハ メイジャー トロイエール ストラー
シュ 19
(72)発明者 ソネック マルティン
オーストリア国 A−9300 セント ヴァ
イト グラン シェーツェン ストラーシ
ュ 44
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.モータと、このモータに駆動される攪拌部品と、製造装置の動作モードを起 動する切換手段とを有し、前記動作モードにおいては前記攪拌部品が或る速度域 の少なくとも一つの速度で駆動され、前記速度においては比較的濃密で堅い硬度 のアイスクリームが生成されるアイスクリーム製造装置において、 前記切換手段は前記製造装置の更なる動作モードを起動に適応され、前記更な る動作モードにおいては前記攪拌部品が更なる速度域の少なくとも一つの更なる 速度で前記モータにより駆動され、前記更なる速度域の前記少なくとも一つの更 なる速度が前記或る速度域の前記少なくとも一つの速度よりも高速でかつ、比較 的粗密かつ柔らかい硬度がより高速の当該更なる速度で生成され、 前記製造装置の前記更なる動作モードが起動されかつ、与えられた時間間隔で 規定可能な前記製造装置の前記更なる動作モードにおける前記少なくとも一つの 更なる速度で、前記攪拌部品を駆動する場合に活性化可能な時間制御装置が設け られたことを特徴とするアイスクリーム製造装置。 2.請求項1に記載の製造装置であって、 前記或る動作モードにおいて10乃至30r.p.m(回転毎分)の速度域の少な くとも一つの速度で駆動可能である製造装置において、 前記更なる動作モードにおいて、前記攪拌部品を50乃至90r.p.mの速度域 の少なくとも一つの速度で駆動可能であることを特徴とするアイスクリーム製造 装置。 3.請求項1または2に記載のアイスクリーム製造装置において、 前記製造装置の前記更なる動作モードにおける前記少なくとも一つの更なる速 度の前記攪拌部品の駆動を、15乃至40分の与えられた時間間隔に限定できる 時間制御装置が設けられたことを特徴とするアイスクリーム製造装置。 4.請求項1乃至3の何れか一項に記載のアイスクリーム製造装置において、 前記時間制御装置が前記製造装置の前記更なる動作モードの前記少なくとも一 つの更なる速度で前記攪拌部品を駆動する前記与えられた時間間隔を異なる値に 調整可能な調整手段を有することを特徴とするアイスクリーム製造装置。 5.請求項1乃至4の何れか一項に記載のアイスクリーム製造装置において、 前記製造装置の前記更なる動作モードにおいて当該製造装置の当該更なる動作 モードの前記少なくとも一つの更なる速度で前記攪拌部品の駆動を限定可能な前 記与えられた時間間隔が経過後に当該製造装置を前記或る動作モードの前記或る 速度域の前記少なくとも一つの速度で前記攪拌部品と駆動するように設定できる 制御装置が設けられたことを特徴とするアイスクリーム製造装置。
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