JPH09506858A - ヌクレオシド誘導体、該ヌクレオシド誘導体の製造方法、および該誘導体の特異的ポリクローナルおよびモノクローナル抗体 - Google Patents

ヌクレオシド誘導体、該ヌクレオシド誘導体の製造方法、および該誘導体の特異的ポリクローナルおよびモノクローナル抗体

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JPH09506858A JP7509021A JP50902195A JPH09506858A JP H09506858 A JPH09506858 A JP H09506858A JP 7509021 A JP7509021 A JP 7509021A JP 50902195 A JP50902195 A JP 50902195A JP H09506858 A JPH09506858 A JP H09506858A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ヌクレオシド誘導体、該ヌクレオシド誘導体の製造方法、および該誘導体の特異的ポリクローナルおよびモノクローナル抗体に関する。該ヌクレオシド誘導体は、以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、R2は、ヒドロキシル基、アルキル基、アリール基、フリーアミノ部位を取り込む蛋白質、アミノアルキル=ポリスチレン、またはアルキルアミン鎖でグラフトしたシリカを示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された置換塩基を示す)で表わされる。

Description

【発明の詳細な説明】 ヌクレオシド誘導体、該ヌクレオシド誘導体の製造方法、および該誘導体の特 異的ポリクローナルおよびモノクローナル抗体 本発明は、ヌクレオシド誘導体、該ヌクレオシド誘導体の製造方法、および 該誘導体の特異的ポリクローナルおよびモノクローナル抗体に関する。 巨大分子DNA(デオキシリボ核酸)は、クロモソームの構成成分であり、 該分子の異なったセグメントは、遺伝特性のサポートである遺伝子を形成する。 DNAは、糖(デオキシリボース)とホスファートにより互い違いに形成された 二重螺旋の形状であり、2つの鎖の螺旋は、プリンまたはピリミジンタイプの窒 素核塩基の基により局部的につながっている。DNAをなすヌクレオチドは、ヌ クレオシドのりん酸エステルである。 個々(動物または植物)のDNAの核塩基は、該個々が強度の太陽光線、宇 宙線、光感作剤にさらされたり、たとえ偶然にまたは放射線治療のためであって も、電離放射線またはアスベストと接触した場合、修飾したりダメージを受ける 可能性がある。DNAの核塩基の修飾は、問題の個々の遺伝要因に重要な変化を もたらす可能性がある。このような修飾がなされたか否かを検知し、起こった修 飾の性質を定めることが最も重要である。 したがって、DNA修飾を受けた患者に使用可能な検定法を開発することが 注目されている。 サンプルにおける修飾DNAの存在を定めることの可能な種々の検定法のな かで、単離または加水分解されたDNAを含有するサンプルと、特別なDNA修 飾の特異的抗体を反応させることからなる免疫検定法がある。該抗体は一般的に は、クローニングから製造される。 ポリクローナルまたはモノクローナル抗体の製造には、まず、特異的抗原、 すなわち、核塩基が検知したい修飾をうけ、大きい分子、たとえば蛋白質に結合 したヌクレオチドまたはヌクレオシドを製造することが必要である。ヌクレオシ ドまたはヌクレオチドは単独では非常に小さすぎて免疫システムで見ることがで きない。ポリクローナル抗体が次いで、ヘプタンと結合した、問題の哺乳類と異 質の蛋白質を含有する、前記抗原の注入を受けた哺乳類によって製造される。 従来技術には、核酸の免疫検定法が開示されており、文献:Christopher P.WILD:”Antibodies to DNA alkylation adducts as analyt ical tools in chmical carcinogenesis”,Mut.Res.,1990,23 3,pp219−233は、核塩基がアルキル化によって修飾された、ヌクレオチ ドの特異的抗体を開示している。特にアルキル化剤によるヒトガンおよび化学的 発ガンの疫学的研究に使用される免疫検定法における抗体の機能を主張するもの である。 文献:BD.Stollar:”Immunochemical analyses of nucleic acid s”,Progress in Nucleic Acid,Research and Molecular Biolog y,1992,42,pp39−75はまた、核酸の特異的抗体に関するものであ る。 DNAのある酸化的欠落はまた、種々の公開文献に取り上げられている。 文献:G.J.West et al:”Radioimmunoassay of 8−hydroxyade nine”Int.J.Rad.Biol.,1982,42,pp481−490は、8− ヒドロキシアデニンの放射線免疫検定法を開示している。DNA修飾は、光線照 射によって起こる可能性がある。 文献:P.Degan et al:”Quantitation of 8−hydroxy−2’−de oxyguanosine in DNA by polyalonalantibodies”,Carcinogenesis, 1991,12,pp865−871は、8−ヒドロキシ−2’−デオキシグアノ シンおよび8−ヒドログアニンの特異的ポリクローナル抗体を開示している。該 ポリクローナル抗体は、たとえば尿サンプルにおける修飾グアノシンの前記2つ のタイプを早急に単離するために、免疫検定法において使用可能である。 文献:H.L.Lewi et al:”Serologic assay of DNA base damege”,Rad.Res.1978,75,pp305−316は、チミジンのイオ ン化照射後に得られる5−ヒドロキシメチルデオキシウリジンの検定法およびポ リクローナル抗体の調製を開示している。 最後に、文献:S.A.Leadon and P.C.Hanawalt,”Monoclonal antibody to DNA containing thymine glycol”,Mut.Res.,1 983,112,pp191−200は、DNAをイオン化またはUV近辺の光線 に照射した後に得られる5,6−ジヒドロキシ−5,6−ジヒドロチミン(チミ ングリコール)のモノクローナル抗体を開示している。これらのモノクローナル 抗体は、 BALB−c株からのひ臓細胞を用いて、OS4により酸化され、次いでメチル 化ボビン血清アルブミンと複合化したポリ(d−チミン)で免疫したマウスのミ エローマ細胞を融合させることにより得られた。テストは、エリーザ法によって 行われた。 文献:B.F.Erlanger and S.M.Beiser:”Antibodies specif ic for ribonucleosides and ribonucleotides and their reaction wi th DNA”,Proc.N.A.S.,USA,1964,52,pp68−74 は、ウサギ免疫プロトコールにおいて使用可能な抗原形成することのできるキャ リア蛋白質を用いた核酸のカップリングプロトコールを開示している。該カップ リングプロトコールを以下に示す。 Rは、プリンまたはピリミジン塩基を示し、R’は、Hまたは−PO−(O H)2を示し、R”は、蛋白質残基を示す。 該方法は、過ヨウ素酸ナトリウムの作用によってリボヌクレオシドの単糖に 作用することからなる。単糖サイクルは、炭素2’および3’の間でオープンで あり、ジアルデヒドが形成される。該ジアルデヒドは次いで、9〜9.5に近い pHで、蛋白質に結合する。NaBH4は、中間体としてえられたシッフベースを 還元するのに使用される。 しかしながら、該文献に開示された方法は、修飾していない核塩基に限定さ れる。酸化/還元に感受性のある不安定な塩基を用いると、ヌクレオシドの該塩 基を修飾し、次いで変異されたヌクレオシドを、過ヨウ素酸ナトリウムで酸化し 、次いでホウ化水素ナトリウムを用いて還元することは不可能である。このよう な化学処理の後は、修飾DNAの研究はおこなえないことになる。 さらに、該方法に記載された1連の反応は、中間体を単離することなく行わ れる。したがって、ある種の寄生的な生成物が、反応工程中に生成され、最終結 合蛋白質に存在する傾向にある。各寄生的な生成物は、本来の免疫反応を誘発す る可能性がある。これは、ターゲットの分子が、5−ヒドロキシメチルウラシル であり、得られた抗血清がDNAの天然塩基であるチミンと認識された、前記文 献:H.L.Lewis et alの場合である。 文献:T.Okabayashi et al:”A radioimmunoassay for 1−β− D−Arabinofuranosylcytosine”,Cancer Res.,1977,17,pp61 9−624は、塩基が修飾されたデオキシヌクレオシドとコハク酸の誘導体を反 応させ、次いで蛋白質のフリーアミンを有するアミド官能基を製造することから なる方法を開示しており、該方法を以下に示す。 Rは、プリンまたはピリミジン塩基であり、R’は、蛋白質残基である。 該方法の主な欠点は、蛋白質とヌクレオシドを結合するために使用されるエ ステル基の安定性に欠けることにある。 文献:M.D.Friesen et al:”Isolation of urinary 3−methy ladenine”,Chem.Res.Toxicol.,1991,4,pp102−106は、 広範囲に使用されるアルキル化核塩基の蛋白質への結合方法の1つを開示してお り、該方法を以下に示す。 Rは、蛋白質であり、EDCは、1−[(3−ジメチルアミノ)プロピル] −3−エチル=ジカルボジイミド塩酸塩である。 該方法は、前記2つの方法とは、原料が、修飾形式のリボ−またはデオキシ リボヌクレオシドではなく、塩基のアルキル化誘導体である点で、異なっている 。使用されたハプテンは、蛋白質との結合直前に精製されるため、優れた質の抗 体を形成可能である。しかしながら、該方法は、前記2つの方法よりも行うこと がさらに困難である。 本発明の目的は、前記欠点のない抗原の製造方法および抗原を開発すること である。 本発明は、以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R2は、ヒドロキシル基、アルキル基、アリール基、アミノ部位を有する蛋白質 、アミノアルキル=ポリスチレン、またはアルキルアミン鎖でグラフトしたシリ カを示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンか ら選択された置換塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体に関する。 ”ヌクレオシド誘導体”とは、ヌクレオシドから形成されたもので、該誘導 体の中には、単糖がなく、モルホリンに置き換わったものがある。 R2が、蛋白質である場合には、得られた抗原は、抗体生成用ベースとして 機能可能である。 R2が、アミノアルキル=ポリスチレン、またはアルキルアミン鎖でグラフ トしたシリカである場合、たとえば得られた生成物は、ハプテンに結合した固体 サポートである。このようなサポートは、エリーザタイプの検定方法に使用可能 である。 本発明はまた、以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R6は、ヒドロキシル基、アルキル基、またはアリール基を示し、R3は、ウラシ ル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された置換塩基を示 す) で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法であって、 以下の化学式: (式中、R1およびR6は、前記と同様の意味を示し、R4は、ウラシル、チミ ン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された置換塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体と置換基を反応させることからなる、式(II )で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法に関する。 従来技術の方法とは異なり、本発明による方法は、修飾ヌクレオシドと蛋白 質との間の不安定なエステル結合を含有しないものである。したがって、得られ た結合は、より安定であり、長期間劣化することなく、溶液中に保存可能である 。 原料(III)は、デオキシリボースサイクルのかわりにモルホリンを有する 。該生成物は、安定であり、該方法において使用する前に注意深く精製される。 こ れによって、生成されたハプテン中において、寄生生成物または混入生成物は除 去されるものである。 原料(III)は既に、核塩基が本発明の方法において修飾される前に、単糖 サイクルをモルホリンサイクルに変換することが行われている。これによって、 モルホリンサイクルの合成が核塩基の修飾後に起こると、より困難になる、核塩 基が酸化または還元された抗原の調製を行うことが可能となる。 本発明はまた、以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R5は、蛋白質、アルキルポリスチレン、またはアルキル鎖でグラフトしたシリ カを示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンか ら選択された置換塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法であって、該方法は、NH2−R5 タイプの化合物(式中、R5は、上記と同様の意味をしめす)を、以下の化学式 : (式中、R1およびR3は、前記と同様の意味を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体と反応させることからなる、式(V)で表わ されるヌクレオシド誘導体の製造方法に関する。 NH2−R5が蛋白質である場合、得られた生成物(V)は抗原である。NH2 −R5がアミノアルキルポリスチレンまたはアルキルアミン鎖でグラフトしたシ リカである場合、得られた生成物(V)は固体サポートである。エリーザ検定方 法において、試験管の壁またはプレートのウエルが、グラフト化シリカで被覆さ れることが可能であり、これによって、ハプテンのサポートへの共有結合が可能 となる。 さらに、”Pharmacia”は、生物学的分子(”BiaCore”の商標名として しられているもの)間の相互作用を動的に研究するための装置を市販している。 原理は、1分子を固体サポートに固定し、他の分子を含む溶液を循環させること からなる。本発明により得られた該固体サポートは、このような装置において使 用可能である。 さらに本発明はまた、以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択され た置換核塩基を示し、R5は、哺乳類由来の蛋白質ではない) で表わされる抗原を用いた適当な哺乳類の免疫化によって得られることを特徴 とする、ヌクレオシドから逆誘導された(anti−derived)ポリクローナル抗体 に関する。 本発明は、以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択され た置換核塩基を示し、R5は、マウス由来の蛋白質ではない) で表わされる抗原によって免疫化されたマウスのひ臓細胞を用いた哺乳類のミ エローマ細胞の融合によって得られることを特徴とする、ヌクレオシドから逆誘 導された(anti−derived)モノクローナル抗体に関する。 本発明を、以下の実施例を参照してより詳細に説明するが、本発明は、これ ら実施例に限定されるものではない。 本発明によるヌクレオシド誘導体の調製方法の第1工程は、蛋白質に属する アミノ基に結合させるために、モルホリンの形成によって既に修飾したヌクレオ チドまたはヌクレオシドを用いることからなる。 原料(III)(以後、モルホリノヌクレオシドと称する)は、以下の化学式 : (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R6は、ヒドロキシル基、アルキル基、またはアリール基を示し、R4は、ウラシ ル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された核塩基を示す ) で表わされる。 原料(III)は、たとえば、文献:R.Rayford et al,”Reductive a lkylation with oxydized nucleotides”J.Biol.Chem.,1985,2 60,pp15708−15713に記載された方法により得られ、以下に該方法 を示す。 4は、上記と同様の意味を示す。 該方法は、2’および3’炭素の間の結合を開裂するために、過ヨウ素酸ナ トリウムをヌクレオシドと反応させることからなる。これによって、ジアルデヒ ドが得られ、これが、ダブルシッフベースを形成するために、グリシンと反応す る。該ダブルベースは、NaCNBH3によって、モルホリノヌクレオシドを得る ために、還元される。上記文献において使用されたヌクレオシドは、アデノシン であった。しかしながら、同様の方法で、この処理は、他のプリンまたはピリミ ジン塩基で行うことも可能である。同様にして、該ヌクレオシドは、リン酸が5 位にあるヌクレオシドクレオチドに変換される。 R6がアルキルまたはアリール基である場合、生成物(III)は、エステルで ある。これは、グリシンをグリシナート、たとえばt−ブチルまたはエチル=グ リシナートに置換することによって、上記方法から得ることができる。さらに、 該誘導体は、アミン官能基に縮合するための活性エステルに変換可能である。 本発明による方法の原料(III)は、他の方法によっても得ることが可能で あ る。 プリンまたはピリミジン塩基に置換基を導入可能な置換基は、一般的には、 該塩基の酸化修飾を導く薬剤であり、物理的または化学的薬剤である。化学薬剤 は、たとえば、オゾン、過酸化水素、コリジン結合のブロミン、ブロミンおよび 酸化銀、過マンガン酸カリウム、4酸化オスミウム、メタナールまたはAlLiH4 から選択される。同様の結果が、酸素の存在下または非存在下、イオン化光線 の作用によって、光化学的に(紫外線および次いで光感受性剤)、接触水素化に よって、または、ブロミンおよび水、これに次ぐ水素化分解によって、得ること が可能である。置換基および異なったプリンまたはピリミジン塩基において得ら れた置換化合物を、表1に示す。 本発明による方法の最後に、以下の式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R6は、ヒドロキシル基、アルキル基、またはアリール基を示し、R3は、ウラシ ル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された置換塩基を示 し、好ましくは、表1の修飾または置換塩基の1つを示す) で表わされるヘプタンが得られる。 生成物(II)は、生成物(I)の可能な変換体である。 以後、該ヘプタンの1つの調製例を記載する。 実施例1:2−(5−ヒドロキシシトシン−1−イル)−4−カルボキシメ チル−6−(ヒドロキシメチル)−モルホリン 100mgの1−(シトシン−1−イル)−4−カルボキシメチル−6−ヒド ロキシメチル=モルホリンを、5mlの水に溶解する。次いで、黄色くなるまでブ ロミンを滴下する。常温で15分間撹拌したのち、過剰のブロミンを、空気を該 溶液にふきこむことによって除去する。次いで、200μlのコリジンを加え、 常温で2時間撹拌する。水を減圧下、除去し、フリーのコリジンを、5mlのエタ ノールで共沸して除去する。得られた残さを高速液体クロマトグラフィー(Nuc leosil10−C18カラム、6X300mm、移動相50mMトリエチルアンモニ ウムアセタートおよびメタノール)で分析する。分析結果から、主生成物(60 %)が原料ではないことが判明した。NMR分析から、所望の化合物であること が判明した。該生成物は、5700モル.l-1cm-1のモル吸光係数で、290. 4nmの最大UV吸収により特徴づけられるものである。 本発明の第2の工程は、第1工程で得られたハプテン(VI)を、たとえば抗 原または固体相(フィルム、ゲル)を形成するために、処理することからなる。 ここで、ハプテン(VI)は、サポートに、共有結合している。該方法を以下に示 す。 1およびR3は、上記と同様の意味を示し、R5は、蛋白質残基、アルキル =ポリスチレンまたはアルキル鎖でグラフト化したシリカを示す。 原料のハプテン(VI)は、NH2−R5と結合する前に、高圧液体クロマト グラフィーによって精製する。基R5は、蛋白質であってもよく、たとえば、メ チル化ボビン血清アルブミン、ターキーまたはチキンの卵アルブミン、またはヘ モ シアニンから選択された蛋白質で、特に、KLHまたはキーホールリンペット( keyhole limpet)ヘロシアニン、すなわち、リンペットの蛋白質であってもよ い。これは、抗体の製造において使用可能である抗原を与えるものである。ポリ クローナル抗体の製造中、蛋白質は、抗体製造用に使用される動物のものとは異 なる性質にするように選択される。前記蛋白質は、ウサギを免疫化する場合に適 当である。 NH2−R5基はまた、アミノアルキルポリスチレンまたはアルキルアミノ鎖 でグラフト化されたシルカであってもよい。これは、ハプテンがサポートに共有 結合したフィルムまたはゲルを提供するものである。 該方法の実施方法を以下に示す。 実施例2:ハプテン−蛋白質結合体(抗原)の合成 30mg(90μモル)の1−(5−ヒドロキシシトシン−1−イル)−4− カルボキシメチル−6−ヒドロキシメチルモルホリンを2mlの水に溶解する。水 に溶解した該化合物を、35mg(180μモル)のE.D.C.(N’−(3− ジメチルアミノプロピル)−N−エチルカルボジイミド(塩酸塩)と80mgのボ ビン血清アルブミンとを含有する溶液、5mlに3時間かけて滴下する。常温で一 昼夜撹拌した後、水を減圧下、除去し、残さを2mlの水に溶解して、クロマトグ ラフィー(メルク社の”Fractogel TSK−HW40カラム”、20X40mm 、移動相0.15MNaCl)で分析する。 第1溶出生成物を集めて、水で透析し、得られた溶液を凍結乾燥する。生成 物のハプテン量を測定する。該測定は、オリジナルの蛋白質のUV吸収を、修飾 ヌクレオシドにグラフトした蛋白質のそれと比較することにより行われる。27 0nmと300nmの吸収比較によって、7.8モルの1−(5−ヒドロキシシトシ ン−1−イル)−4−カルボキシメチル−6−ヒドロキシメチルモルホリンが、 蛋白質の1モルあたりにグラフトされていることが確認される。 本発明は最後に、R5が蛋白質残基を示す、前記方法によって得られる抗原 の特異的抗体に関する。 ポリクローナル抗体は、以下に記載するように、ウサギに注射することによ る従来法で得られる。しかしながら、得られた抗体は、新規な先に調製された抗 原に特異的であるため、新規である。 以下、該ポリクローナル抗体の調製の例を挙げる。 実施例3:実施例2の抗原に特異的なポリクローナル抗体の調製 免疫プロトコールは、以下に記載するような方法で処理された、2Kgの株 NZ”S.S.C.”の2匹の雌のウサギをベースにした。 エマルションが、実施例2で調製されたハプテン−蛋白質結合体、1mg/リ ットルを完全フロイントアジュバント、1mlと混合することによって調製された 。各雌のウサギは、首と背中に、前記エマルション、100μlを注射された。 最初の注射から4週間後、ウサギは、同一条件下で第1ブースターを受けた。さ らに4週間後、さらなるブースターを受けた。後者は、1mlのと完全フロイント アジュバントと、1mg/mlのハプテン−蛋白質結合体から形成されたエマルショ ン、0.5mlを、臀部に筋肉内注射することにより行われた。 2週間後、2〜5mlの血液がウサギの耳から採取された。収集された血清に よって、第1テストをすることができた。最後に、第2ブースターから4週間後 、第3ブースターが、第2ブースターと同様の原理を用いて筋肉内注射すること により行われた。2週間後、ウサギは殺され、その血液のほとんどを収集された 。血清は、前記抗原の特異的抗体を含有するものである。 モノクローナル抗体が、マウスなどの哺乳類のミエローマ細胞をたとえばB ALB/cマウス株からのひ臓細胞と融合させることによって、従来の方法で得 られる。該マウスは、キャリア蛋白質(R5が蛋白質)に結合した修飾モルホリ ノヌクレオシドからなる抗原(V)で免疫化されたものである。該抗体は、本発 明による方法によって得られた新規な抗原に特異的である。 以後、該モノクローナル抗体の調製例を示す。 実施例4:実施例2(1−(5−ヒドロキシキシトシン−1−イル)−4− カルボキシメチル−6−ヒドロキシメチルモルホリン)の抗原に特異的なモノク ローナル抗体の調製 免疫化: 実施例2の抗原の懸濁液を、完全フロイントアジュバントと同一容量で乳化 した。該エマルションを、6〜8週令の、株BALB/cの雌のマウスに、0. 1mlの投与量で、腹腔内ブースター注射した。該ブースターの2週間後、最後の 免疫化が、マウスの尾の静脈に注射することにより行われた。なお、該注射は、 0.15MNaclに溶解された抗原を組み入れたものである。 細胞融合およびクローン化 最終ブースター注射の3日後、ひ臓がマウスから除去され、粉砕された。ひ 臓細胞は、血清を含有しない修飾Dulbecco媒体(DMEM)中で洗浄された。 108ひ臓細胞が、107ミエローマ細胞と混合され、次いで常温で7分間50 0xgで遠心分離された。次いで、媒体を除去して、遠心分離したものを回収し、 これに50%PEG4000(メルク社)を0.8ml、37℃で静かに撹拌しな がら1分間かけて添加した。次いで、修飾Dulbecco媒体を1分間に1mlの割合 で添加し、次いで5分間20mlを添加した。該細胞を10分間200xgで遠心分 離し、次いで、遠心分離されたものを15mlのDMEMおよび10%FBS(胎 児ボビン血清)中に再懸濁した。この0.05mlずつを、マクロフアージで被覆 された培養ウエルが設けられたプレートに分配した。該プレートを、DMEM( HAT媒体)中における、ハイポキサンチン(1.10-4M)、アメソプテリン (4.10-7M)およびチミシン(1.6 10-5M)に添加する前に、37℃ で24時間培養した。融合してから7時間後、各ウエルに0.025mlのHAT 媒体が添加され、次いで媒体は3〜4日毎に補充された。該コロニーは、実施例 2の抗原に対する各活性エリーザテストによってテストされた。該テストでポジ ティブな結果の細胞のみがクローン化されたものである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年10月4日 【補正内容】 ヌクレオシド誘導体、該ヌクレオシド誘導体の製造方法、および該誘導体の特 異的ポリクローナルおよびモノクローナル抗体 本発明は、ヌクレオシド誘導体、該ヌクレオシド誘導体の製造方法、および 該誘導体の特異的ポリクローナルおよびモノクローナル抗体に関する。 巨大分子DNA(デオキシリボ核酸)は、クロモソームの構成成分であり、 該分子の異なったセグメントは、遺伝特性のサポートである遺伝子を形成する。 DNAは、糖(デオキシリボース)とホスフアートにより互い違いに形成された 二重螺旋の形状であり、2つの鎖の螺旋は、プリンまたはピリミジンタイプの窒 素核塩基の基により局部的につながっている。DNAをなすヌクレオチドは、ヌ クレオシドのりん酸エステルである。 個々(動物または植物)のDNAの核塩基は、該個々が強度の太陽光線、宇 宙線、光感作剤にさらされたり、たとえ偶然にまたは放射線治療のためであって も、電離放射線またはアスベストと接触した場合、修飾したりダメージを受ける 可能性がある。DNAの核塩基の修飾は、問題の個々の遺伝要因に重要な変化を もたらす可能性がある。このような修飾がなされたか否かを検知し、起こった修 飾の性質を定めることが最も重要である。 したがって、DNA修飾を受けた患者に使用可能な検定法を開発することが 注目されている。 サンプルにおける修飾DNAの存在を定めることの可能な種々の検定法のな かで、単離または加水分解されたDNAを含有するサンプルと、特別なDNA修 飾の特異的抗体を反応させることからなる免疫検定法がある。該抗体は一般的に は、クローニングから製造される。 ポリクローナルまたはモノクローナル抗体の製造には、まず、特異的抗原、 すなわち、核塩基が検知したい修飾をうけ、大きい分子、たとえば蛋白質に結合 したヌクレオチドまたはヌクレオシドを製造することが必要である。ヌクレオシ ドまたはヌクレオチドは単独では非常に小さすぎて免疫システムで見ることがで きない。ポリクローナル抗体が次いで、ヘプタンと結合した、問題の哺乳類と異 質の蛋白質を含有する、前記抗原の注入を受けた哺乳類によって製造される。 従来技術には、核酸の免疫検定法が開示されており、文献:Christopher P.WILD:”Antibodies to DNA alkylation adducts as analyt ical tools in chemical carcinogenesis”,Mut.Res.,1990,2 33,pp219−233は、核塩基がアルキル化によって修飾された、ヌクレオ チドの特異的抗体を開示している。特にアルキル化剤によるヒトガンおよび化学 的発ガンの疫学的研究に使用される免疫検定法における抗体の機能を主張するも のである。 文献:BD.Stollar:”Immunochemical analyses of nucleic acid s”,Progress in Nucleic Acid,Research and Molecular Biolog y,1992,42,pp39−75はまた、核酸の特異的抗体に関するものであ る。 DNAのある酸化的欠落はまた、種々の公開文献に取り上げられている。 文献:G.J.West et al:”Radioimmunoassay of 8−hydroxyade nine”Int.J.Rad.Biol.,1982,42,pp481−490は、8− ヒドロキシアデニンの放射線免疫検定法を開示している。DNA修飾は、光線照 射によって起こる可能性がある。 文献:P.Degan et al:”Quantitation of 8−hydroxy−2’−de oxyguanosine in DNA by polyalonalantibodies”,Carcinogenesis, 1991,12,pp865−871は、8−ヒドロキシ−2’−デオキシグアノ シンおよび8−ヒドログアニンの特異的ポリクローナル抗体を開示している。該 ポリクローナル抗体は、たとえば尿サンプルにおける修飾グアノシンの前記2つ のタイプを早急に単離するために、免疫検定法において使用可能である。 文献:H.L.Lewis et al:”Serologic assay of DNA base damege”,Rad.Res.1978,75,pp305−316は、チミジンのイオ ン化照射後に得られる5−ヒドロキシメチルデオキシウリジンの検定法およびポ リクローナル抗体の調製を開示している。 最後に、文献:S.A.Leadon and P.C.Hanawalt,”Monoclonal antibody to DNA containing thymine glycol”,Mut.Res.,1 983,112,pp191−200は、DNAをイオン化またはUV近辺の光線 に照射した後に得られる5,6−ジヒドロキシ−5,6−ジヒドロチミン(チミ ングリコール)のモノクローナル抗体を開示している。これらのモノクローナル 抗体は、 BALB−c株からのひ臓細胞を用いて、OS4により酸化され、次いでメチル 化ボビン血清アルブミンと複合化したポリ(d−チミン)で免疫したマウスのミ エローマ細胞を融合させることにより得られた。テストは、エリーザ法によって 行われた。 文献:B.F.Erlanger and S.M.Beiser:”Antibodies specif ic for riboncleosides and ribonucleotides and their reaction wit h DNA”,Proc.N.A.S.,USA,1964,52,pp68−74は 、ウサギ免疫プロトコールにおいて使用可能な抗原形成することのできるキャリ ア蛋白質を用いた核酸のカップリングプロトコールを開示している。該カップリ ングプロトコールを以下に示す。 Rは、プリンまたはピリミジン塩基を示し、R’は、Hまたは−PO−(O H)2を示し、R”は、蛋白質残基を示す。 該方法は、過ヨウ素酸ナトリウムの作用によってリボヌクレオシドの単糖に 作用することからなる。単糖サイクルは、炭素2’および3’の間でオープンで あり、ジアルデヒドが形成される。該ジアルデヒドは次いで、9〜9.5に近い pHで、蛋白質に結合する。NaBH4は、中間体としてえられたシッフベースを 還元するのに使用される。 しかしながら、該文献に開示された方法は、修飾していない核塩基に限定さ れる。酸化/還元に感受性のある不安定な塩基を用いると、ヌクレオシドの該塩 基を修飾し、次いで変異されたヌクレオシドを、過ヨウ素酸ナトリウムで酸化し 、次いでホウ化水素ナトリウムを用いて還元することは不可能である。このよう な化学処理の後は、修飾DNAの研究はおこなえないことになる。 さらに、該方法に記載された1連の反応は、中間体を単離することなく行わ れる。したがって、ある種の寄生的な生成物が、反応工程中に生成され、最終結 合蛋白質に存在する傾向にある。各寄生的な生成物は、本来の免疫反応を誘発す る可能性がある。これは、ターゲットの分子が、5−ヒドロキシメチルウラシル であり、得られた抗血清がDNAの天然塩基であるチミンと認識された、前記文 献:H.L.Lewis et alの場合である。 文献:T.Okabayashi et al:”A radioimmunoassay for 1−β− D−Arabinofuranosylcytosine”,Cancer Res.,1977,17,pp61 9−624は、塩基が修飾されたデオキシヌクレオシドとコハク酸の誘導体を反 応させ、次いで蛋白質のフリーアミンを有するアミド官能基を製造することから なる方法を開示しており、該方法を以下に示す。 Rは、プリンまたはピリミジン塩基であり、R’は、蛋白質残基である。 該方法の主な欠点は、蛋白質とヌクレオシドを結合するために使用されるエ ステル基の安定性に欠けることにある。 文献:M.D.Friesen et al:”Isolation of urinary 3−methy ladenine”,Chem.Res.Toxicol.,1991,4,pp102−106は、 広範囲に使用されるアルキル化核塩基の蛋白質への結合方法の1つを開示してお り、該方法を以下に示す。 Rは、蛋白質であり、EDCは、1−[(3−ジメチルアミノ)プロピル] −3−エチル=ジカルボジイミド塩酸塩である。 該方法は、前記2つの方法とは、原料が、修飾形式のリボ−またはデオキシ リボヌクレオシドではなく、塩基のアルキル化誘導体である点で、異なっている 。使用されたハプテンは、蛋白質との結合直前に精製されるため、優れた質の抗 体を形成可能である。しかしながら、該方法は、前記2つの方法よりも行うこと がさらに困難である。 本発明の目的は、前記欠点のない抗原の製造方法および抗原を開発すること である。 本発明は、以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R2は、ヒドロキシル基、アルキルオキシ基、アリ ールオキシ基、アミノ部位を有する蛋白質、アミノアルキル=ポリスチレン、ま たはアルキルアミン鎖でグラフトしたシリカを示し、R3は、ウラシル、チミン 、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された修飾核塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体に関する。 ”ヌクレオシド誘導体”とは、ヌクレオシドから形成されたもので、該誘導 体の中には、単糖がなく、モルホリンに置き換わったものがある。 R2が、蛋白質である場合には、得られた抗原は、抗体生成用ベースとして 機能可能である。 R2が、アミノアルキル=ポリスチレン、またはアルキルアミン鎖でグラフ トしたシリカである場合、たとえば得られた生成物は、ハプテンに結合した固体 サポートである。このようなサポートは、エリーザタイプの検定方法に使用可能 である。 本発明はまた、以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R6は、ヒドロキシル基、アルキルオキシ基、また はアリールオキシ基を示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、 またはアデニンから選択された修飾核塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法であって、 以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1およびR6は、前記と同様の意味を 示し、R4は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選 択された置換塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体と置換基を反応させることからなる、式(II )で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法に関する。 従来技術の方法とは異なり、本発明による方法は、修飾ヌクレオシドと蛋白 質との間の不安定なエステル結合を含有しないものである。したがって、得られ た結合は、より安定であり、長期間劣化することなく、溶液中に保存可能である 。 原料(III)は、デオキシリボースサイクルのかわりにモルホリンを有する 。 該生成物は、安定であり、該方法において使用する前に注意深く精製される。こ れによって、生成されたハプテン中において、寄生生成物または混入生成物は除 去されるものである。 原料(III)は既に、核塩基が本発明の方法において修飾される前に、単糖 サイクルをモルホリンサイクルに変換することが行われている。これによって、 モルホリンサイクルの合成が核塩基の修飾後に起こると、より困難になる、核塩 基が酸化または還元された抗原の調製を行うことが可能となる。 本発明はまた、以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R5は、蛋白質、アルキルポリスチレン、またはア ルキル鎖でグラフトしたシリカを示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、 グアニン、またはアデニンから選択された修飾核塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法であって、該方法は、NH2−R5 タイプの化合物(式中、R5は、上記と同様の意味をしめす)を、以下の化学式 : (式中、n、R1およびR3は、前記と同様の意味を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体と反応させることからなる、式(V)で表わ されるヌクレオシド誘導体の製造方法に関する。 NH2−R5が蛋白質である場合、得られた生成物(V)は抗原である。NH2 −R5がアミノアルキルポリスチレンまたはアルキルアミン鎖でグラフトしたシ リカである場合、得られた生成物(V)は固体サポートである。エリーザ検定方 法において、試験管の壁またはプレートのウエルが、グラフト化シリカで被覆さ れることが可能であり、これによって、ハプテンのサポートへの共有結合が可能 となる。 さらに、”Pharmacia”は、生物学的分子(”BiaCore”の商標名として しられているもの)間の相互作用を動的に研究するための装置を市販している。 原理は、1分子を固体サポートに固定し、他の分子を含む溶液を循環させること からなる。本発明により得られた該固体サポートは、このような装置において使 用可能である。 さらに本発明はまた、以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、 またはアデニンから選択された置換核塩基を示し、R5は、哺乳類由来の蛋白質 ではない) で表わされる抗原を用いた適当な哺乳類の免疫化によって得られることを特徴 とする、ヌクレオシドから逆誘導された(anti−derived)ポリクローナル抗体 に関する。 本発明は、以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、 またはアデニンから選択された修飾核塩基を示し、R5は、マウス由来の蛋白質 ではない) で表わされる抗原によって免疫化されたマウスのひ臓細胞を用いた哺乳類のミ エローマ細胞の融合によって得られることを特徴とする、ヌクレオシドから逆誘 導された(anti−derived)モノクローナル抗体に関する。 本発明を、以下の実施例を参照してより詳細に説明するが、本発明は、これ ら実施例に限定されるものではない。 本発明によるヌクレオシド誘導体の調製方法の第1工程は、蛋白質に属する アミノ基に結合させるために、モルホリンの形成によって既に修飾したヌクレオ チドまたはヌクレオシドを用いることからなる。 原料(III)(以後、モルホリノヌクレオシドと称する)は、以下の化学式 : (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R6は、ヒドロキシル基、アルキルオキシ基、また はアリールオキシ基を示し、R4は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、 またはアデニンから選択された核塩基を示す) で表わされる。 原料(III)は、たとえば、文献:R.Rayford et al,”Reductive a lkylation with oxydized nucleotides”J.Biol.Chem.,1985,2 60,pp15708−15713に記載された方法により得られ、以下に該方法 を示す。 4は、上記と同様の意味を示す。 該方法は、2’および3’炭素の間の結合を開裂するために、過ヨウ素酸ナ トリウムをヌクレオシドと反応させることからなる。これによって、ジアルデヒ ドが得られ、これが、ダブルシッフベースを形成するために、グリシンと反応す る。該ダブルベースは、NaCNBH3によって、モルホリノヌクレオシドを得る ために、還元される。上記文献において使用されたヌクレオシドは、アデノシン で あった。しかしながら、同様の方法で、この処理は、他のプリンまたはピリミジ ン塩基で行うことも可能である。同様にして、該ヌクレオシドは、リン酸が5位 にあるヌクレオシドクレオチドに変換される。 R6がアルキルまたはアリール基である場合、生成物(III)は、エステルで ある。これは、グリシンをグリシナート、たとえばt−ブチルまたはエチル=グ リシナートに置換することによって、上記方法から得ることができる。さらに、 該誘導体は、アミン官能基に縮合するための活性エステルに変換可能である。 本発明による方法の原料(III)は、他の方法によっても得ることが可能で ある。 プリンまたはピリミジン塩基に置換基を導入可能な置換基は、一般的には、 該塩基の酸化修飾を導く薬剤であり、物理的または化学的薬剤である。化学薬剤 は、たとえば、オゾン、過酸化水素、コリジン結合のブロミン、ブロミンおよび 酸化銀、過マンガン酸カリウム、4酸化オスミウム、メタナールまたはAlLiH4 から選択される。同様の結果が、酸素の存在下または非存在下、イオン化光線 の作用によって、光化学的に(紫外線および次いで光感受性剤)、接触水素化に よって、または、ブロミンおよび水、これに次ぐ水素化分解によって、得ること が可能である。置換基および異なったプリンまたはピリミジン塩基において得ら れた置換化合物を、表1に示す。 本発明による方法の最後に、以下の式: (式中、nは任意の正の整数であり、イオン化光線R1は、Hまたは直鎖のモノ −、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、R6は、ヒドロキシル基、アルキルオキ シ基、またはアリールオキシ基を示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、 グアニン、またはアデニンから選択された核塩基を示し、好ましくは、表1の修 飾または置換塩基の1つを示す) で表わされるヘプタンが得られる。 生成物(II)は、生成物(I)の可能な変換体である。 以後、該ヘプタンの1つの調製例を記載する。 実施例1:2−(5−ヒドロキシシトシン−1−イル)−4−カルボキシメ チル−6−(ヒドロキシメチル)−モルホリン 100mgの2−(シトシン−1−イル)−4−カルボキシメチル−6−ヒド ロキシメチル=モルホリンを、5mlの水に溶解する。次いで、黄色くなるまでブ ロミンを滴下する。常温で15分間撹拌したのち、過剰のブロミンを、空気を該 溶液にふきこむことによって除去する。次いで、200μlのコリジンを加え、 常温で2時間撹拌する。水を減圧下、除去し、フリーのコリジンを、5mlのエタ ノールで共沸して除去する。得られた残さを高速液体クロマトグラフィー(Mac herey Nagel(登録商標)のNucleosil10−C18カラム、6X300mm、 移動相50mMトリエチルアンモニウムアセタートおよびメタノール)で分析す る。分析結果から、主生成物(60%)が原料ではないことが判明した。NMR 分析から、所望の化合物であることが判明した。該生成物は、5700モル/l- 1 cm-1のモル吸光係数で、290.4nmの最大UV吸収により特徴づけられるも のである。 本発明の第2の工程は、第1工程で得られたハプテン(VI)を、たとえば抗 原または固体相(フイルム、ゲル)を形成するために、処理することからなる。 ここで、ハプテン(VI)は、サポートに、共有結合している。該方法を以下に示 す。 n、R1およびR3は、上記と同様の意味を示し、R5は、蛋白質残基、アルキ ル=ポリスチレンまたはアルキル鎖でグラフト化したシリカを示す。 原料のハプテン(VI)は、NH2−R5と結合する前に、高圧液体クロマトグ ラフィーによって精製する。基R5は、蛋白質であってもよく、たとえば、メチ ル化ボビン血清アルブミン、ターキーまたはチキンの卵アルブミン、またはヘモ シアニンから選択された蛋白質で、特に、KLHまたはキーホールリンペット( keyhole limpet)ヘロシアニン、すなわち、リンペットの蛋白質であってもよ い。これは、抗体の製造において使用可能である抗原を与えるものである。ポリ クローナル抗体の製造中、蛋白質は、抗体製造用に使用される動物のものとは異 なる性質にするように選択される。前記蛋白質は、ウサギを免疫化する場合に適 当である。 NH2−R5基はまた、アミノアルキルポリスチレンまたはアルキルアミノ鎖 でグラフト化されたシルカであってもよい。これは、ハプテンがサポートに共有 結合したフィルムまたはゲルを提供するものである。 該方法の実施方法を以下に示す。 実施例2:ハプテン−蛋白質結合体(抗原)の合成 30mg(90μモル)の2−(5−ヒドロキシシトシン−1−イル)−4− カルボキシメチル−6−ヒドロキシメチルモルホリンを2mlの水に溶解する。水 に溶解した該化合物を、35mg(180μモル)のE.D.C.(N’−(3− ジメチルアミノプロピル)−N−エチルカルボジイミド(塩酸塩)と80mgのボ ビン血清アルブミンとを含有する溶液、5mlに3時間かけて滴下する。常温で一 昼夜撹拌した後、水を減圧下、除去し、残さを2mlの水に溶解して、クロマトグ ラフィー(メルク社の”Fractogel TSK−HW40カラム”(登録商標)、 20X40mm、移動相0.15MNaCl)で分析する。 第1溶出生成物を集めて、水で透析し、得られた溶液を凍結乾燥する。生成 物のハプテン量を測定する。該測定は、オリジナルの蛋白質のUV吸収を、修飾 ヌクレオシドにグラフトした蛋白質のそれと比較することにより行われる。27 0nmと300nmの吸収比較によって、7.8モルの2−(5−ヒドロキシシトシ ン−1−イル)−4−カルボキシメチル−6−ヒドロキシメチルモルホリンが、 蛋白質の1モルあたりにグラフトされていることが確認される。 本発明は最後に、R5が蛋白質残基を示す、前記方法によって得られる抗原 の特異的抗体に関する。 ポリクローナル抗体は、以下に記載するように、ウサギに注射することによ る従来法で得られる。しかしながら、得られた抗体は、新規な先に調製された抗 原に特異的であるため、新規である。 以下、該ポリクローナル抗体の調製の例を挙げる。 実施例3:実施例2の抗原に特異的なポリクローナル抗体の調製 免疫プロトコールは、以下に記載するような方法で処理された、2Kgの株 NZ”S.S.C.”の2匹の雌のウサギをベースにした。 エマルションが、実施例2で調製されたハプテン−蛋白質結合体、1mg/リ ットルを完全フロイントアジュバント、1mlと混合することによって調製された 。各雌のウサギは、首と背中に、前記エマルション、100μlを注射された。 最初の注射から4週間後、ウサギは、同一条件下で第1ブースターを受けた。さ らに4週間後、さらなるブースターを受けた。後者は、1mlのと完全フロイント アジュバントと、1mg/mlのハプテン−蛋白質結合体から形成されたエマルショ ン、0.5mlを、臀部に筋肉内注射することにより行われた。 2週間後、2〜5mlの血液がウサギの耳から採取された。収集された血清に よって、第1テストをすることができた。最後に、第2ブースターから4週間後 、第3ブースターが、第2ブースターと同様の原理を用いて筋肉内注射すること により行われた。2週間後、ウサギは殺され、その血液のほとんどを収集された 。血清は、前記抗原の特異的抗体を含有するものである。 モノクローナル抗体が、マウスなどの哺乳類のミエローマ細胞をたとえばB ALB/cマウス株からのひ臓細胞と融合させることによって、従来の方法で得 られる。該マウスは、キャリア蛋白質(R5が蛋白質)に結合した修飾モルホリ ノヌクレオシドからなる抗原(V)で免疫化されたものである。該抗体は、本発 明による方法によって得られた新規な抗原に特異的である。 以後、該モノクローナル抗体の調製例を示す。 実施例4:実施例2(2−(5−ヒドロキシキシトシン−1−イル)−4 −カルボキシメチル−6−ヒドロキシメチルモルホリン)の抗原に特異的なモノ クローナル抗体の調製 免疫化: 実施例2の抗原の懸濁液を、完仝フロイントアジュバントと同一容量で乳化 した。該エマルションを、6〜8週令の、株BALB/cの雌のマウスに、0. 1mlの投与量で、腹腔内ブースター注射した。該ブースターの2週間後、最後の 免疫化が、マウスの尾の静脈に注射することにより行われた。なお、該注射は、 0.15MNaclに溶解された抗原を組み入れたものである。 細胞融合およびクローン化 最終ブースター注射の3日後、ひ臓がマウスから除去され、粉砕された。ひ 臓細胞は、血清を含有しない修飾Dulbecco媒体(DMEM)中で洗浄された。 108ひ臓細胞が、107ミエローマ細胞と混合され、次いで常温で7分間50 0xgで遠心分離された。次いで、媒体を除去して、遠心分離したものを回収し、 これに50%PEG4000(メルク社)を0.8ml、37℃で静かに撹拌しな がら1分間かけて添加した。次いで、修飾Dulbecco媒体を1分間に1mlの割合 で添加し、次いで5分間20mlを添加した。該細胞を10分間200xgで遠心分 離し、次いで、遠心分離されたものを15mlのDMEMおよび10%FBS(胎 児ボビン血清)中に再懸濁した。この0.05mlずつを、マクロフアージで被覆 された培養ウエルが設けられたプレートに分配した。該プレートを、DMEM( HAT媒体)中における、ハイポキサンチン(1.10-4M)、アメソプテリン (4.10-7M)およびチミジン(1.6 10-5M)に添加する前に、37℃ で24時間培養した。融合してから7時間後、各ウエルに0.025mlのHAT 媒体が添加され、次いで媒体は3〜4日毎に補充された。該コロニーは、実施例 2の抗原に対する各活性エリーザテストによってテストされた。該テストでポジ ティブな結果の細胞のみがクローン化されたものである。 請求の範囲 1. 以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R2は、ヒドロキシル基、アルキルオキシ基、アリ ールオキシ基、フリーアミノ部位を取り込む蛋白質、アミノアルキル=ポリスチ レン、またはアルキルアミン鎖でグラフトしたシリカを示し、R3は、ウラシル 、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された修飾核塩基を示 す) で表わされるヌクレオシド誘導体。 2. R3が、(5−ヒドロキシシトシン)−1−イル、(5−ヒドロキ シヒダントイン)−1−イル、−NH−CO−NH−CO−NH2、(5−ヒド ロキシウラシル)−1−イル、(5−ホルミルウラシル)−1−イル、(5−ヒ ドロキシメチルウラシル)−1−イル、−NH−CHO、(5,6−ジヒドロキ シチミン)−1−イル、(5,6−ジヒドロチミン)−1−イル、(5,6−シ ヒドロ−5−ヒドロキシチミン)−1−イル、アデニン−Nl−オキシド、(8 −オキソ−7,8−ジヒドロアデニン)−9−イル、[(6−アミノ−5−ホル ミルアミノ−ピリミシン)−4−イル]アミノ、(8−オキソ−7,8−ジヒド ログアニン)−9−イル、[(2−アミノ−6−オキソ−5−ホルミルアミノピ リミジン)−4−イル]−アミノ、(4,8−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−8− オキソ−グアニン)−9−イル、または[(2,2−ジアミノ−オキサゾール− 4オン)−5−イル]アミノから選択される、請求項1に記載のヌクレオシド誘 導体。 3. R2が、メチル化ボビン血清アルブミン、ターキーまたはチキンの 卵アルブミン、またはヘモシアニンから選択された蛋白質である、請求項1また は2に記載のヌクレオシド誘導体。 4. 以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R6は、ヒドロキシル基、アルキルオキシ基、また はアリールオキシ基を示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、 またはアデニンから選択された修飾核塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法であって、 以下の化学式: (式中、n、R1およびR6は、前記と同様の意味を示し、R4は、ウラシル、チ ミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された置換塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体と置換基を反応させることからなる、式(II )で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法。 5. 前記置換基が、オゾン、過酸化水素、コリジンと組み合わせたブロ ミン、Ag2Oおよびブロミン、過マンガン酸カリウム、4酸化オスミウム、メタ ナール、またはAlLiH4から選択された薬剤である、請求項4に記載のヌクレ オシド誘導体の製造方法。 6. 前記置換基が、光化学、任意の酸素の存在下のイオン化光線、接触 水素化、またはブロミンおよび水による処理とそれに続く水素化分解から選択さ れた処理である、請求項4に記載のヌクレオシド誘導体の製造方法。 7. R3が、(5−ヒドロキシシトシン)−1−イル、(5−ヒドロキ シヒダントイン)−1−イル、−NH−CO−NH−CO−NH2、(5−ヒド ロキシウラシル)−1−イル、(5−ホルミルウラシル)−1−イル、(5−ヒ ドロキシメチルウラシル)−1−イル、−NH−CHO、(5,6−ジヒドロ− 5,6−ジヒドロキシチミン)−1−イル、(5,6−ジヒドロチミン)−1− イル、(5,6−ジヒドロ−5−ヒドロキシチミン)−1−イル、アデニン−N l−オキシド、(8−オキソ−7,8−ジヒドロアデニン)−9−イル、[(6 −アミノ−5−ホルミルアミノ−ピリミジン)−4−イル]アミノ、(8−オキ ソ−7,8−ジヒドログアニン)−9−イル、[(2−アミノ−6−オキソ−5 −ホルミルアミノピリミジン)−4−イル]−アミノ、(4,8−ジヒドロ−4 −ヒドロキシ−8−オキソ−グアニン)−9−イル、または[(2,2−ジアミ ノ−オキサゾール−4−オン)−5−イル]アミノから選択される、請求項4に 記載のヌクレオシド誘導体の製造方法。 8. 以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R5は、蛋白質、アルキルポリスチレン、またはア ルキル鎖でグラフトしたシリカを示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、 グアニン、またはアデニンから選択された修飾核塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法であって、該方法は、NH2−R5 タイプの化合物(式中、R5は、上記と同様の意味をしめす)を、以下の化学式 : (式中、n、R1およびR3は、前記と同様の意味を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体と反応させることからなる、式(V)で表わ されるヌクレオシド誘導体の製造方法。 9. R3が、(5−ヒドロキシシトシン)−1−イル、(5−ヒドロキ シヒダントイン)−1−イル、−NH−CO−NH−CO−NH2、(5−ヒド ロキシウラシル)−1−イル、(5−ホルミルウラシル)−1−イル、(5−ヒ ドロキシメチルウラシル)−1−イル、−NH−CHO、(5,6−ジヒドロ− 5,6−ジヒドロキシチミン)−1−イル、(5,6−ジヒドロチミン)−1− イル、(5,6−ジヒドロ−5−ヒドロキシチミン)−1−イル、アデニン−N l−オキシド、(8−オキソ−7,8−ジヒドロアデニン)−9−イル、[(6 −アミノ−5−ホルミルアミノ−ピリミジン)−4−イル]アミノ、(8−オキ ソ−7,8−ジヒドログアニン)−9−イル、[(2−アミノ−6−オキソ−5 −ホルミルアミノピリミジン)−4−イル]−アミノ、(4,8−ジヒドロ−4 −ヒドロキシ−8−オキソ−グアニン)−9−イル、または[(2,2−ジアミ ノ−オキサゾール−4−オン)−5−イル]−アミノから選択される、請求項8 に記載のヌクレオシド誘導体の製造方法。 10. 以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、 またはアデニンから選択された修飾核塩基を示し、R5は、哺乳類由来の蛋白質 ではない) で表わされる抗原を用いた適当な哺乳類の免疫化によって得られることを特徴 とする、ヌクレオシドから逆誘導された(anti−derived)ポリクローナル抗体 。 11. R5が、メチル化ボビン血清アルブミン、ターキーまたはチキン の卵アルブミン、またはヘモシアニンから選択された蛋白質である、請求項10 に記載のポリクローナル抗体。 12. R3が、(5−ヒドロキシシトシン)−1−イル、(5−ヒドロ キシヒダントイン)−1−イル、−NH−CO−NH−CO−NH2、(5−ヒ ドロキシウラシル)−1−イル、(5−ホルミルウラシル)−1−イル、(5− ヒドロキシメチルウラシル)−1−イル、−NH−CHO、(5,6−ジヒドロ −5,6−ジヒドロキシチミン)−1−イル、(5,6−ジヒドロチミン)−1 −イル、(5,6−ジヒドロ−5−ヒドロキシチミン)−1−イル、アデニン− Nl−オキシド、(8−オキソ−7,8−ジヒドロアデニン)−9−イル、[( 6−アミノ−5−ホルミルアミノ−ピリミジン)−4−イル]アミノ、(8−オ キソ−7,8−ジヒドログアニン)−9−イル、[(2−アミノ−6−オキソ− 5−ホルミルアミノピリミジン)−4−イル]−アミノ、(4,8−ジヒドロ− 4−ヒドロ キシ−8−オキソ−グアニン)−9−イル、または[(2,2−ジアミノ−オキ サゾール−4−オン)−5−イル]−アミノから選択される、請求項10に記載 のポリクローナル抗体。 13. 以下の化学式: (式中、nは、任意の正の整数であり、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、 またはトリ−リン酸を示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、 またはアデニンから選択された修飾核塩基を示し、R5は、マウス由来の蛋白質 ではない) で表わされる抗原によって免疫化されたマウスのひ臓細胞を用いた哺乳類のミ エローマ細胞の融合によって得られることを特徴とする、ヌクレオシドから逆誘 導された(anti−derived)モノクローナル抗体。 14. R5が、メチル化ボビン血清アルブミン、ターキーまたはチキン の卵アルブミン、またはヘモシアニンから選択された蛋白質である、請求項13 に記載のモノクローナル抗体。 15. R3が、(5−ヒドロキシシトシン)−1−イル、(5−ヒドロ キシヒダントイン)−1−イル、−NH−CO−NH−CO−NH2、(5−ヒ ドロキシウラシル)−1−イル、(5−ホルミルウラシル)−1−イル、(5− ヒドロキシメチルウラシル)−1−イル、−NH−CHO、(5,6−ジヒドロ −5,6−ジヒドロキシチミン)−1−イル、(5,6−ジヒドロチミン)−1 −イル、(5,6−ジヒドロ−5−ヒドロキシチミン)−1−イル、アデニン− Nl−オキ シド、(8−オキソ−7,8−ジヒドロアデニン)−9−イル、[(6−アミノ −5−ホルミルアミノ−ピリミジン)−4−イル]アミノ、(8−オキソ−7, 8−ジヒドログアニン)−9−イル、[(2−アミノ−6−オキソ−5−ホルミ ルアミノピリミジン)−4−イル]−アミノ、(4,8−ジヒドロ−4−ヒドロ キシ−8−オキソ−グアニン)−9−イル、または[(2,2−ジアミノ−オキ サゾール−4−オン)−5−イル]−アミノから選択される、請求項13に記載 のモノクローナル抗体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI (C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 カデット,ジャン フランス国 73160 コニン リュ ジャ ン―ムーラン 1 (72)発明者 シマズ,イサベル フランス国 38000 グルノーブル クル ブリア 161

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R2は、ヒドロキシル基、アルキル基、アリール基、フリーアミノ部位を取り込 む蛋白質、アミノアルキル=ポリスチレン、またはアルキルアミン鎖でグラフト したシリカを示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、またはア デニンから選択された置換塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体。 2. R3が、(5−ヒドロキシシトシン)−1−イル、(5−ヒドロキ シヒダントイン)−1−イル、−NH−CO−NH−CO−NH2、(5−ヒド ロキシウラシル)−1−イル、(5−ホルミルウラシル)−1−イル、(5−ヒ ドロキシメチルウラシル)−1−イル、−NH−CHO、(5,6−ジヒドロキ シチミン)−1−イル、(5,6−ジヒドロチミン)−1−イル、(5,6−ジ ヒドロ−5−ヒドロキシチミン)−1−イル、アデニン−Nl−オキシド、(8 −オキソ−7,8−ジヒドロアデニン)−9−イル、[(6−アミノ−5−ホル ミルアミノ−ピリミジン)−4−イル]アミノ、(8−オキソ−7,8−ジヒド ログアニン)−9−イル、[(2−アミノ−6−オキソ−5−ホルミルアミノピ リミジン)−4−イル]−アミノ、(4,8−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−8− オキソ−グアニン)−9−イル、または[(2,2−ジアミノ−オキサゾール− 4オン)−5−イル]アミノから選択される、請求項1に記載のヌクレオシド誘 導体。 3. R2が、メチル化ボビン血清アルブミン、ターキーまたはチキンの 卵アルブミン、またはヘモシアニンから選択された蛋白質である、請求項1また は2に記載のヌクレオシド誘導体。 4. 以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R6は、ヒドロキシル基、アルキル基、またはアリール基を示し、R3は、クラシ ル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された置換塩基を示 す) で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法であって、 以下の化学式: (式中、R1およびR6は、前記と同様の意味を示し、R4は、ウラシル、チミ ン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された置換塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体と置換基を反応させることからなる、式(II )で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法。 5. 前記置換基が、オゾン、過酸化水素、コリジンと組み合わせたブロ ミン、Ag2Oおよびブロミン、過マンガン酸カリウム、4酸化オスミウム、メタ ナール、またはAlLiH4から選択された薬剤である、請求項4に記載のヌクレ オシド誘導体の製造方法。 6. 前記置換基が、光化学、任意の酸素の存在下のイオン化光線、接触 水素化、またはブロミンおよび水による処理とそれに続く水素化分解から選択さ れた処理である、請求項4に記載のヌクレオシド誘導体の製造方法。 7. R3が、(5−ヒドロキシシトシン)−1−イル、(5−ヒドロキ シヒダントイン)−1−イル、−NH−CO−NH−CO−NH2、(5−ヒド ロキシウラシル)−1−イル、(5−ホルミルウラシル)−1−イル、(5−ヒ ドロキシメチルウラシル)−1−イル、−NH−CHO、(5,6−ジヒドロ− 5,6−ジヒドロキシチミン)−1−イル、(5,6−ジヒドロチミン)−1− イル、(5,6−ジヒドロ−5−ヒドロキシチミン)−1−イル、アデニン−N l−オキシド、(8−オキソ−7,8−ジヒドロアデニン)−9−イル、[(6 −アミノ−5−ホルミルアミノ−ピリミジン)−4−イル]アミノ、(8−オキ ソ−7,8−ジヒドログアニン)−9−イル、[(2−アミノ−6−オキソ−5 −ホルミルアミノピリミジン)−4−イル]−アミノ、(4,8−ジヒドロ−4 −ヒドロキシ−8−オキソ−グアニン)−9−イル、または[(2,2−ジアミ ノ−オキサゾール−4−オン)−5−イル]アミノから選択される、請求項4に 記載のヌクレオシド誘導体の製造方法。 8. 以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R5は、蛋白質、アルキルポリスチレン、またはアルキル鎖でグラフトしたシリ カを示し、R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンか ら選択された置換塩基を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体の製造方法であって、該方法は、NH2−R5 タイプの化合物(式中、R5は、上記と同様の意味をしめす)を、以下の化学式 : (式中、R1およびR3は、前記と同様の意味を示す) で表わされるヌクレオシド誘導体と反応させることからなる、式(V)で表わ されるヌクレオシド誘導体の製造方法。 9. R3が、(5−ヒドロキシシトシン)−1−イル、(5−ヒドロキ シヒダントイン)−1−イル、−NH−CO−NH−CO−NH2、(5−ヒド ロキシウラシル)−1−イル、(5−ホルミルウラシル)−1−イル、(5−ヒ ドロキシメチルウラシル)−1−イル、−NH−CHO、(5,6−ジヒドロ− 5,6−ジヒドロキシチミン)−1−イル、(5,6−ジヒドロチミン)−1− イル、(5,6−シヒドロ−5−ヒドロキシチミン)−1−イル、アデニン−N l−オキシド、(8−オキソ−7,8−ジヒドロアデニン)−9−イル、[(6 −アミノ−5−ホルミルアミノ−ピリミジン)−4−イル]アミノ、(8−オキ ソ−7,8−ジヒドログアニン)−9−イル、[(2−アミノ−6−オキソ−5 −ホルミルアミノピリミジン)−4−イル]−アミノ、(4,8−ジヒドロ−4 −ヒドロキシ−8−オキソ−グアニン)−9−イル、または[(2,2−ジアミ ノ−オキサゾール−4−オン)−5−イル]−アミノから選択される、請求項8 に記載のヌクレオシド誘導体の製造方法。 10. 以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−、またはトリ−リン酸を示し、 R3は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択され た置換核塩基を示し、R5は、哺乳類由来の蛋白質ではない) で表わされる抗原を用いた適当な哺乳類の免疫化によって得られることを特徴 とする、ヌクレオシドから逆誘導された(anti−derived)ポリクローナル抗体 。 11. R5が、メチル化ボビン血清アルブミン、ターキーまたはチキン の卵アルブミン、またはヘモシアニンから選択された蛋白質である、請求項10 に記載のポリクローナル抗体。 12. R3が、(5−ヒドロキシシトシン)−1−イル、(5−ヒドロ キシヒダントイン)−1−イル、−NH−CO−NH−CO−NH2、(5−ヒ ドロキシウラシル)−1−イル、(5−ホルミルウラシル)−1−イル、(5− ヒドロキシメチルウラシル)−1−イル、−NH−CHO、(5,6−ジヒドロ −5,6−ジヒドロキシチミン)−1−イル、(5,6−ジヒドロチミン)−1 −イル、(5,6−ジヒドロ−5−ヒドロキシチミン)−1−イル、アデニン− Nl−オキシド、(8−オキソ−7,8−ジヒドロアデニン)−9−イル、[( 6−アミノ−5−ホルミルアミノ−ピリミジン)−4−イル]アミノ、(8−オ キソ−7,8−ジヒドログアニン)−9−イル、[(2−アミノ−6−オキソ− 5−ホルミルアミノピリミジン)−4−イル]−アミノ、(4,8−ジヒドロ− 4−ヒドロキシ−8−オキソ−グアニン)−9−イル、または[(2,2−ジア ミノ−オキ サゾール−4−オン)−5−イル]−アミノから選択される、請求項10に記載 のポリクローナル抗体。 13. 以下の化学式: (式中、R1は、Hまたは直鎖のモノ−、ジ−またはトリ−リン酸を示し、R3 は、ウラシル、チミン、シトシン、グアニン、またはアデニンから選択された置 換核塩基を示し、R5は、マウス由来の蛋白質ではない) で表わされる抗原によって免疫化されたマウスのひ臓細胞を用いた哺乳類のミ エローマ細胞の融合によって得られることを特徴とする、ヌクレオシドから逆誘 導された(anti−derived)モノクローナル抗体。 14. R5が、メチル化ボビン血清アルブミン、ターキーまたはチキン の卵アルブミン、またはヘモシアニンから選択された蛋白質である、請求項13 に記載のモノクローナル抗体。 15. R3が、(5−ヒドロキシシトシン)−1−イル、(5−ヒドロ キシヒダントイン)−1−イル、−NH−CO−NH−CO−NH2、(5−ヒ ドロキシウラシル)−1−イル、(5−ホルミルウラシル)−1−イル、(5− ヒドロキシメチルウラシル)−1−イル、−NH−CHO、(5,6−ジヒドロ −5,6−ジヒドロキシチミン)−1−イル、(5,6−ジヒドロチミン)−1 −イル、(5,6−ジヒドロ−5−ヒドロキシチミン)−1−イル、アデニン− Nl−オキシド、(8−オキソ−7,8−ジヒドロアデニン)−9−イル、[( 6−アミノ−5−ホルミルアミノ−ピリミジン)−4−イル]アミノ、(8−オ キソ−7, 8−ジヒドログアニン)−9−イル、[(2−アミノ−6−オキソ−5−ホルミ ルアミノピリミジン)−4−イル]−アミノ、(4,8−ジヒドロ−4−ヒドロ キシ−8−オキソ−グアニン)−9−イル、または[(2,2−ジアミノ−オキ サゾール−4−オン)−5−イル]−アミノから選択される、請求項13に記載 のモノクローナル抗体。
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