JPH0950649A - 光ディスクおよび光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクおよび光ディスク装置

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JPH0950649A
JPH0950649A JP7198518A JP19851895A JPH0950649A JP H0950649 A JPH0950649 A JP H0950649A JP 7198518 A JP7198518 A JP 7198518A JP 19851895 A JP19851895 A JP 19851895A JP H0950649 A JPH0950649 A JP H0950649A
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optical disc
disc
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JP7198518A
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English (en)
Inventor
Yuji Kumon
裕二 久門
Yoshito Aoki
芳人 青木
Takashi Ishida
隆 石田
Mamoru Shoji
衛 東海林
Shinichi Konishi
信一 小西
Hironori Deguchi
博紀 出口
Yoshiyuki Miyahata
佳之 宮端
Shunji Ohara
俊次 大原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凹凸によりデータが記録された2つの基板を
貼り合わせ、片面側から両方の基板のデータを再生可能
な2層光ディスクにおいて、そのディスク識別を容易に
可能にする2層光ディスクと、ディスク識別を行う装置
を提供する。 【構成】 凹凸によりデータが記録された第1の基板4
01と第2の基板402にそれぞれ蒸着する半透明反射
膜403と反射膜405とを、反射膜405の方が広い
領域に蒸着するように構成する。また、2層光ディスク
において、第2の基板の表面もしくはディスクの側面
に、特有のラベルを印刷したり、あるいは識別孔をディ
スク識別のための媒体情報として設ける。さらに、アド
レスにディスク識別コードを付加することにより、2層
光ディスクを再生中に、現在再生している面を識別する
ことを可能にするとともに、単層光ディスクと2層光デ
ィスクの1つの面とのスタンパの共用が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を記録した第1の
面と第2の面とが同一基板側から再生可能な2層構成の
光ディスクと、その光ディスクを再生する光ディスク装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】再生専用の光ディスクは、通常、2枚の
同じ厚さのポリカーボネートなどの基板において、凹凸
による情報を有する面にアルミなどの反射膜を蒸着し、
樹脂などによって2枚を貼り合わせることで1つのディ
スクとして構成される。
【0003】このうち、1枚の基板にのみ反射膜を蒸着
して、他方の基板を厚み及び質量を合わせるための補助
基板としてディスクを構成する片面単層光ディスク、ま
た、凹凸による情報を有する2つの基板に、ともに反射
膜を蒸着して、両方の基板が情報を有するように構成す
る両面ディスクが、従来からコンパクトディスクやレー
ザーディスクなどに用いられてきた。
【0004】近年の情報量の大容量化においては、1枚
のディスクで2倍の容量が得られる両面ディスクは有効
な方法であるが、1つの光ヘッドによって再生するには
ディスクを反転させるか、あるいは光ヘッドを再生する
面に移動させるという操作が必要となる。
【0005】そこで最近になって、一方の基板(第1の
基板)には、反射率30%程度の半透明膜を蒸着し、他
方の基板(第2の基板)には通常のアルミ反射膜を蒸着
して、接着剤に透明な所定の厚さの樹脂をつけるような
構成にして、第1の基板に記録された情報と、第2の基
板に記録された情報とが、半透明膜を蒸着した第1の基
板側から再生可能にするような構成の片面2層光ディス
ク(単に2層光ディスクともいう)が提案されるように
なった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成の光
ディスクには、第1面に半透明膜、第2面に反射膜を蒸
着した、第1面の基板側から第1面の情報と第2面の情
報を再生できる光ディスク(2層光ディスク)と、第1
面に反射膜を蒸着し、第2面は情報がないダミーディス
クとして1層の情報しか持たない光ディスク(単層光デ
ィスク)とが存在する。
【0007】それらの第1面の基板を製造する原盤は、
フォーマット上は双方のタイプのディスクとも同じでも
よいため、共用して使用する可能性がある。
【0008】その場合、第1面の全てのデータは双方の
ディスクとも同じであり、また、ディスクの外観におい
ても、装置が容易に双方の区別をできるような情報がな
く、2層光ディスクであることを認識することが容易で
はない。
【0009】本発明は、このような現状に鑑みて、2層
光ディスクであることを容易に認識できる情報を有した
2層光ディスクと、その検出を行う光ディスク装置とを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の本発明は、スパイラル状もしくは同心円
状に配列された凹凸によって記録した2層の記録面を有
し、前記2層の記録面のうち第1層目の記録面には所定
の割合で光を透過する半透明な反射膜を蒸着し、第2層
目の記録面には光を殆ど反射する反射膜を蒸着し、片
側、特に第1層目の記録面の側から光ビームを照射して
第1層目の記録情報と、第2層目の記録情報とを再生す
るような2層光ディスクであって、前記第1層目の記録
面に蒸着する半透明な反射膜を少なくとも記録面上の凹
凸からなる範囲を全て包含するように蒸着し、前記第2
層目の記録面に蒸着する反射膜の範囲が、前記第1層目
の記録面に蒸着した半透明な反射膜の範囲より広範囲で
あるような構成にした光ディスクである。
【0011】請求項3の本発明は、少なくとも前記第2
層目の記録面には凹凸からなる情報を記録した領域を全
て包含するように反射膜を蒸着し、前記第1層目の記録
面には、凹凸からなる情報を記録した領域内に前記半透
明反射膜を蒸着しない領域を設け、さらに、前記第2層
目の記録面には、前記第1層目の記録面の半透明反射膜
を蒸着しない領域を投影した領域に2層構成の光ディス
クであることを示す情報を有する構成にした2層光ディ
スクである。
【0012】請求項5の本発明は、前記第1層目の記録
面を有する基板の表面もしくは第2層目の記録面を有す
る基板の表面における一部の所定の位置あるいは所定の
範囲に、前記2つの情報面を有する2層構成の光ディス
クであることを示す媒体情報を設ける構成にした2層光
ディスクである。
【0013】請求項9の本発明は、2層光ディスクを少
なくとも再生する光ディスク装置であって、前記2層光
ディスクの所定の位置に予め記録された2層光ディスク
固有の媒体情報を検出し、ディスクの種類を識別するデ
ィスク識別手段を備える構成にした光ディスク装置であ
る。
【0014】請求項12の本発明は、前記凹凸のデータ
中には、一定の領域毎にディスク識別コードを有するア
ドレスを配し、前記識別コードは単層光ディスクと2層
光ディスクの一方の層のディスクと同じであり、かつ他
方の層のディスクには他方の層であることを示す識別コ
ードを有するような構成にした2層光ディスクである請
求項13の本発明は、前記凹凸の記録面にはディスク情
報を管理するディスク管理領域が配され、前記ディスク
管理領域の中にディスク識別コードを有しており、前記
識別コードは単層光ディスクと2層光ディスクの一方の
層のディスクと同じであり、かつ他方の層のディスクに
は他方の層であることを示す識別コードを有するような
構成にした2層光ディスクである。
【0015】
【作用】上記請求項1の構成によれば、単層光ディスク
では透明な領域の一部が、2層光ディスクでは反射膜が
蒸着することにより不透明になり、ディスクの識別が容
易になる。
【0016】上記請求項3の構成によれば、2層光ディ
スクでリードイン領域の半透明反射膜を蒸着していない
領域では常に第2層目にフォーカスがかかるため、通常
のデータ再生手段により、容易にディスクの識別が可能
になる。
【0017】上記請求項5の構成によれば、2層光ディ
スクが固有のラベル情報および固有の識別孔を有するよ
うになり、ディスクの識別が容易になる。
【0018】上記請求項9の構成によれば、固有の媒体
情報を有する2層光ディスクとそれ以外のディスクとの
識別が容易に行えるようになる。
【0019】上記請求項12の構成によれば、2層光デ
ィスクのデータ再生中にどちらの層のデータを再生して
いるか区別することができる。
【0020】上記請求項13の構成によれば、装置起動
時において再生している2層光ディスクの層の区別を行
うことが可能となる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0022】図1(a)は、本発明の実施例に係る2層
光ディスクのディスク構成を示すディスク断面図であ
る。また、図1(b)には、単層の片面ディスクの構成
も示す。
【0023】図1において、101および102はポリ
カーボネートなどの透明な基板、103は基板101よ
り入射する光ビーム(レーザー光)を反射及び透過する
半透明反射膜、104は基板101と基板102とを貼
り合わせるための、光を透過する性質を有する接着樹
脂、105は基板101、半透明反射膜103、接着樹
脂104を透過してきた光を反射する反射膜である。
【0024】まず、図1(a)に示した2層光ディスク
の製造法を簡単に説明する。第1の基板101を成形す
るためにカッティングされた第1の原盤(スタンパ)
と、第2の基板102を成形するためにカッティングさ
れた第2の原盤に、それぞれポリカーボネートなどの基
板材料を射出成形して、基板101および基板102を
成形する。このとき、夫々の原盤には、凹凸による、デ
ィスク上に記録されるのに最適な変調則(例えば、EF
M変調や8/15変調など)に従ったデータが形成され
ている。これらの凹凸によるデータは、基板101およ
び基板102に、射出成形時に転写される。
【0025】次に、成形された基板101には、光があ
る程度の割合で透過するように金などの半透明な反射膜
を蒸着する。また、基板102には、アルミなどの光を
殆ど反射する反射膜を蒸着する。これらの半透明反射膜
を蒸着した基板101と、反射膜を蒸着した基板102
とをを反射膜(記録面)が互いに向かい合うように接着
樹脂104で貼り合わせる。この接着樹脂には、光を透
過し、さらに紫外線を照射することによって硬化するよ
うな、UV硬化樹脂を使用し、基板101もしくは基板
102のどちらかにフォーカスをかけたときに、他方か
らのクロストークが小さくなるように適当な厚さ、例え
ば40μm程度の厚さで構成する。
【0026】このようにして製造された2層光ディスク
は、基板101の表面から入射してくる光ビームが基板
101の半透明反射膜103をある程度通過するため、
基板102の記録面の情報を再生することが可能にな
る。
【0027】この2層光ディスクにおいて、基板101
のデータを再生する場合は、基板101の記録面上にフ
ォーカスを合わせ、また、基板102のデータを再生す
る場合には基板2の記録面上にフォーカスを合わせるよ
うにして、さらにトラッキングをかけることによって、
夫々の記録面のデータを再生する。
【0028】次に、図101(b)に示す単層片面光デ
ィスクにおいても、製造方法は基本的に2層光ディスク
と同じである。記録面を有する基板106にはアルミな
どの反射膜108を蒸着し、基板106と、それとほぼ
同じ厚さの基板107とを接着樹脂109によって貼り
合わせる。このときに使用する基板107は、通常、反
射膜の蒸着を行わない。
【0029】以降、貼り合わせるそれぞれの基板におい
て、貼り合わせる側の面を基板の記録面あるいは接着面
と記述し、その反対側の面を基板の非記録面または表面
と記述する。
【0030】また、2層光ディスクの製造の方法として
は、上記のような2つの基板を貼り合わせる方法とは別
に、まず基板に第1のスタンパを圧着して基板に第1の
凹凸データを造り、そこに半透明反射膜を蒸着し、次に
その上に接着樹脂をつけた後、第2のスタンパを接着樹
脂に圧着して第2の凹凸データを造って反射膜を蒸着
し、さらに第2の基板を接着するような工程によって作
成するような方法でも同様な2層光ディスクを造ること
ができる。
【0031】図2は、本発明に係る光ディスク装置の構
成を示すブロック図である。図2において、201は光
ディスク(特に単層片面光ディスクまたは2層光ディス
ク)、202は光ディスク201を回転させるモーター
である。203は、半導体レーザーなどの光ビームを発
生する光ビーム照射手段と、光ディスク201の記録面
上に光ビームを収束させる光収束手段と、該光収束手段
をフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する駆
動手段とを備えた光ヘッドである。また、204は光デ
ィスク201からの戻り光量を検出して電気信号に変換
する光検出器である。205は光ヘッド203における
光ビーム照射手段の出力を制御するレーザーパワー制御
回路、206は光ヘッド203における駆動手段を駆動
する光ヘッド駆動回路である。また、207は光ヘッド
駆動回路206およびモーター202に制御信号を加え
ることで光ヘッド203における駆動手段およびモータ
ー202の回転を制御するサーボコントローラである。
208は光検出器204の信号から、フォーカスずれ信
号、トラッキング誤差信号、および再生信号を生成する
プリアンプであり、209はプリアンプ208からの再
生信号を2値化する信号処理回路である。210は信号
処理回路209からの2値化された再生信号と、クロッ
ク発生器211から供給される基準クロックとの位相同
期をとるPLL(位相同期ループ)であり、212はデ
ータの復調あるいはエラー訂正などを行うディジタル信
号処理回路である。213は装置全体の制御を行うCP
Uである。また、214は光ディスク201が単層片面
光ディスクであるか2層光ディスクであるか識別を行う
ディスクタイプ検出手段である。
【0032】次に、図2に従って、以下、各構成ブロッ
クの関連動作について説明する。光ヘッド203から照
射収束された光ビームの光ディスク201からの戻り光
は、ピンフォトダイオードなどで構成する光検出器20
4に受光され、受光量に応じた電気信号(電流)に変換
される。光検出器204は、光ディスク201上での光
ビームの収束状態(フォーカス状態)とトラック走査状
態(トラッキング状態)の各状態を検出できるように分
割されている。検出された夫々の電流はプリアンプ20
8に入力され、各々電圧の振幅信号に変換される。プリ
アンプ208では、その後、各々の電圧信号を目的に応
じて加算及び減算することにより、フォーカス状態を制
御するフォーカスずれ信号(FE信号)、トラッキング
誤差信号(TE信号)、さらに再生信号(RF信号)を
得る。
【0033】ここで得られたFE信号及びTE信号は、
サーボコントローラ207に送られ、夫々のずれ量に応
じて、光ヘッド駆動回路206に信号が加えられ、最適
なフォーカスおよびトラッキング状態になるように、光
ヘッド203におけるフォーカス、トラッキング駆動手
段が制御される。
【0034】また、得られたRF信号は、信号処理回路
209に送られる。信号処理回路209では、入力され
たRF信号は、信号を増幅する増幅器、信号帯域外の雑
音を除去するフィルター、あるいは周波数による信号の
振幅差を補正する波形等化器などを通過して、最後に電
圧コンパレータによってディジタル値に2値化される。
【0035】続いて、信号処理回路209にて2値化さ
れたRF信号と、クロック発生器211から供給される
基準クロックとがPLL210にて位相同期がとられ
る。
【0036】そして、同期がとられたRF信号と基準ク
ロックは、リードデータおよびリードクロックとしてデ
ィジタル信号処理回路212に送られ、そこで、データ
の復調およびデータのエラー訂正などの処理が行われ
る。
【0037】また、ディスクタイプ検出手段214は、
2層光ディスクにのみ付加された特有の情報を検出する
ことにより、現在再生している光ディスク201の種類
を単層片面光ディスクであるか2層光ディスクであるか
を識別してディスク識別信号を発信する。そのディスク
識別信号によって、プリアンプ208でディスクの種類
に応じて、適切な信号レベルになるように各々の信号ゲ
インを切り換える。これは、2層光ディスクが半透明反
射膜を有しているため、単層片面光ディスクと比較して
光検出器204に入射する戻り光量が1/3程度かそれ
以下になるためである。
【0038】以下に、本発明の第1の実施例に係る光デ
ィスクおよび光ディスク装置について説明する。
【0039】図3は、本発明の第1の実施例に係る2層
光ディスクの情報面のレイアウトを示す図であり、各領
域について以下に説明する。図3(a)は基板101の
記録面(第1層面)、図3(b)は基板102の記録面
(第2層面)のレイアウトである。
【0040】図3において、301はディスクを固定す
るためのクランプ穴、302および306はドライブに
よるテストや内周側への検索行き過ぎのマージンなどの
ために設けられたリードイン領域、303および307
はそれぞれ第1層面および第2層面において装置がディ
スクを制御するのに必要な情報が記録されるディスク管
理領域、304および308は通常のユーザーデータが
記録されるデータ領域、305および309はドライブ
によるテストや外周側への検索行き過ぎのマージンなど
のために設けられたリードアウト領域、310は装置が
第2層の存在を認識できるように設けた第2層情報領域
である。
【0041】2層光ディスクの第1層面へ半透明反射
膜、および単層片面ディスクへ反射膜の蒸着をする場
合、リードイン領域より内側の領域には半透明反射膜お
よび反射膜が蒸着されないようにマスクを施し、リード
イン領域の最内周より内側には半透明反射膜及び反射膜
を蒸着しないようにする。
【0042】これに対し、2層光ディスクの第2層面に
おいてはマスクを施す領域をさらに内周側へ拡大し、リ
ードイン領域よりさらに内側に数ミリ程度広く反射膜を
蒸着するようにする。この2層光ディスクおよび単層片
面ディスクの内周側の構成を図4に断面図にして示す。
【0043】図4(b)に示すように、単層片面ディス
クでは、第2の基板407には反射膜を蒸着しないた
め、リードイン領域410より内側の領域では光を反射
する膜が存在しないようになるので、リードイン領域4
10より内側に光を照射した場合には光が殆ど透過して
しまう。
【0044】これに対して、図4(a)に示すように、
リードイン領域410まで半透明反射膜を蒸着した基板
401と、第2層情報領域413まで反射膜を蒸着した
基板402とを貼り合わせた2層光ディスクの場合、リ
ードイン領域より内側の領域においては、基板402の
反射膜によって、第2層情報領域413に光を照射する
と光が反射して戻ってくる。これは、基板401および
406側から光を照射した場合でも、基板402および
407側から光を照射した場合でも同じ結果となる。
【0045】従って、第2層情報領域413において、
基板に光を照射して、光が反射して戻ってくるか否かに
よって、ディスクの識別を行うことが可能となる。
【0046】なお、上記では基板401および基板40
6に蒸着する半透明反射膜および反射膜をリードイン領
域までとして述べたが、これをさらに内側まで蒸着した
場合でも、基板402に蒸着する反射膜をそれ以上内側
に蒸着するようにすれば、同様の効果が得られる。
【0047】次に、図3および図4で示した光ディスク
において、その識別を行う光ディスク装置について説明
する。
【0048】光ディスク装置の構成としては、図2に示
した構成と同様であり、信号の流れ、および各ブロック
同士の動作については、すでに述べた通りであるので説
明を省略し、ここでは本発明に係るディスクタイプ検出
手段214の内部についてのみ説明する。
【0049】図5は、光ディスクの種類を識別するディ
スクタイプ検出手段214の構成の一例を示す図であ
る。光照射手段502から発せられた光が2層光ディス
ク501上の第2層情報領域を照射するように、光照射
手段を設置する。さらに、光ディスク501の第2層情
報領域の反射膜で光が反射され、丁度戻ってくる位置に
光検出手段503を設置する。504は、光検出手段が
受けた光に応じた信号を増幅し、さらにある所定のレベ
ルで信号量を比較する信号増幅・信号有無判別回路であ
り、信号の有無を判別して、判別結果に応じたディスク
識別信号をプリアンプ208もしくはCPU213に送
信する。
【0050】なお、光照射手段502には、発光ダイオ
ードやレーザーダイオードなどを、光検出手段503に
はフォトダイードなどを、信号振幅・信号有無判別手段
504には電流電圧変換器とコンパレータなどが具体的
には使用される。
【0051】図5(a)のように、光ディスク装置に2
層光ディスクが挿入された場合には、光照射手段502
から発せられた光は反射膜405によって反射されるた
め、光検出手段503には戻り光が入射し、信号増幅・
信号有無判別回路504により、信号が有ることが認識
される。
【0052】また、図5(b)のように、光ディスク装
置に単層片面光ディスクが挿入された場合には、光照射
手段502の光は殆どディスクを透過するため、光検出
手段503には戻り光が検出されないか、あるいは微量
しか検出されない。そのため、信号増幅・信号有無判別
回路504では、信号がないと識別される。
【0053】以上のような構成および方法によって、2
層光ディスクか単層片面光ディスクかの判別を行うこと
が容易に可能となる。
【0054】図6は、本発明の第2の実施例に係る2層
光ディスクの構成を示すディスク断面図である。図6に
おける基本的な構成は、図1で示した2層光ディスクの
構成と同様である。
【0055】図6においては、第1の基板601に蒸着
する半透明反射膜603をリードイン領域607内の外
周側数十トラック分までとし、リードイン領域607内
の内周側は半透明反射膜を蒸着しないようにする(非蒸
着領域606)。また、第2の基板602には、リード
イン領域607は全て反射膜を蒸着する。
【0056】また、第2の基板602においては、例え
ば、リードイン領域607の最内周(第1の基板の非蒸
着領域606を投影した領域)に、凹凸によって、所定
のデータ変調則に従った2層光ディスクであることを表
す情報を記録しておく。この情報は、装置がこの領域を
通常に再生して、その情報の内容を認識できるようにし
ておく。
【0057】この光ディスクを再生する光ディスク装置
においては、装置を起動する際に非蒸着領域606内に
おいて、フォーカスをかけるようにする。そうすること
により、2層光ディスクにおいては第2の基板602の
反射膜605にフォーカスがかかるため、前述の2層光
ディスクであることを表す情報が記録された所定の領域
を読み出すことができ、そのディスクが2層光ディスク
であることが認識できる。
【0058】これに対して、単層片面光ディスクにおい
ては、同じ位置でフォーカスをかけると、当然第1の基
板の反射膜にフォーカスがかかる。その後、トラッキン
グをかけ、所定の領域に検索しても、このディスクにお
いては2層光ディスクであることを表す情報が記録され
ていないため、装置はディスクが2層光ディスクではな
いことを認識する。
【0059】以上のようにして、2層光ディスクと単層
片面光ディスクの判別が可能となる。
【0060】なお、本実施例においては、2層光ディス
クであることを表す情報を所定のデータ変調則に従った
凹凸によるデータとしているが、データの変調則に従わ
ない例えばバーコードなどによって構成した情報であっ
ても同様の効果が得られる。
【0061】図7は、本発明の第3の実施例に係る2層
光ディスクの媒体情報を有するバーコードの印刷を示す
図である。
【0062】また図7は、記録面を再生するための光ビ
ームを入射しない側の面、即ち、第2の基板の表面を上
面から見た図である。
【0063】図7(a)において、701は光ディスク
を固定するためのクランプ穴、702は記録面に反射膜
を蒸着した領域を示す反射膜蒸着領域、703はクラン
プ穴から反射膜を蒸着した領域までの間で、光が殆ど透
過するような透明領域、704は透明領域703領域の
一部に印刷するバーコード状のラベルである。
【0064】バーコード状のラベル704のパターン
は、単に情報が有るか無いかを識別できる程度のもので
よい。バーに幅情報を持たせると、ディスク回転中に認
識を行う際は、ディスク回転数が変動するため、検出方
法が複雑になる。バーコード状のラベル704として、
例えば、2層光ディスクにおいては、同じ太さのバー印
刷を等間隔にn(nは1以上の整数)個繰り返して印刷
するものとし、その印刷によって、光が反射するような
ものとする。このとき、殆ど等間隔でn個のバー印刷を
認識することにより、現在のディスクが2層光ディスク
であるというディスク識別が可能となる。
【0065】次に、このバーコード状のラベル704印
刷の情報を検出する検出手段の一例を間単に説明する。
【0066】図8はバーコード状のラベル704の検出
手段とその間に現れる信号を示すブロックおよび波形図
である。図8において、801はバーコード状ラベル7
04が印刷された2層光ディスク、802はバーコード
状ラベル704に光を照射する光照射手段、803はバ
ーコード状ラベルに当たって反射してきた光量を検出す
る光検出手段、804は光検出手段からの信号807を
増幅する増幅回路、805は増幅された信号808を所
定のレベルで2値化する2値化回路、806は2値化回
路で2値化された信号のパターンないしは信号の個数を
検出し、ディスクの種類を識別するディスク認識回路で
ある。
【0067】光照射手段802から照射される光がバー
コード状ラベル704に照射されるように光照射手段8
02を設置し、バーコード状ラベル704を含む基板上
から反射して戻ってくる光を受けるように光検出手段8
03を設置する。2層光ディスク801が回転している
状態では、バーコード状ラベル704が光が照射されて
いる部分を通過すると、バーコード状ラベル704のバ
ーがある部分とない部分とでは光の反射光量が異なるた
め、光検出手段803の出力信号は807のような電気
信号が現れるようになる。この信号807を増幅回路8
04で増幅し、増幅した信号808を2値化回路805
によって、この振幅内のある所定のレベルでスライスし
てディジタル信号809を得る。ディスク認識回路80
6では、信号”1”の個数nを比較し、一致すれば2層
光ディスクであることを認識するようにする。なお、こ
のディスク認識回路806は、カウンタおよび比較器で
簡単に構成できる。
【0068】以上のような構成にすれば、容易にバーコ
ード状のラベル804を認識することができ、ディスク
の識別ができるため、ディスクに応じた最適な信号ゲイ
ンに切り換えて装置を制御およびデータを再生すること
が可能となる。。
【0069】なお、図8(b)のように、バーコード状
のラベル705を、2層光ディスクの反射膜が蒸着され
ている領域に印刷した場合でも、光の反射量を抑えるよ
うなラベルにして、検出回路の”1”、”0”の極性を
反転させるような構成にすれば、容易にラベルを認識で
きる。
【0070】また、バーコード状のラベルは、ある程度
の間隔をあけて、複数個配するようにしてもよい。
【0071】図9は、2層光ディスクの側面に媒体情報
を記した場合のディスク斜視図である。図9(a)に示
すように、バーコード状のラベル903は、ディスク回
転方向に垂直にバーを配し、配列のパターンは、図8の
場合と同様に、装置が容易に検出できるようにするた
め、同じ幅のバーを等間隔でn(nは1以上の整数)個
配置するようにする。
【0072】この図9で示したバーコード状のラベル9
03を検出する検出手段の一例を図10に示す。図10
において、1001はバーコード状ラベル903が印刷
された2層光ディスク、1002はバーコード状ラベル
903に光を照射する光照射手段、1003はバーコー
ド状ラベルに当たって反射してきた光量を検出する光検
出手段、1004は光検出手段からの信号1007を増
幅する増幅回路、1005は増幅された信号1008を
所定のレベルで2値化する2値化回路、1006は2値
化回路で2値化された信号のパターン若しくは信号の個
数nを検出し、ディスクの種類を識別するディスク認識
回路である。
【0073】光照射手段1002は光ディスク1001
の側面に常に光が照射されるように設置し、光照射手段
1002から発せられた光が光ディスク1001の側面
に当たって反射してくる位置に光検出手段1003を設
置する。これにより、バーコード状のラベル903に照
射された光が、バーが印刷されている部分と印刷されて
いない部分とでは光検出手段1003に戻ってくる光の
量が変化することを利用して、図8で説明した処理と同
様の処理を、増幅回路1004、2値化回路1005、
ディスク認識回路1006によって行うことで、容易に
ディスク識別が可能となる。
【0074】なお、この場合においても、バーコード状
のラベルは、図10(b)に示すように、複数の個数配
置するようにしてもよい。
【0075】また、媒体情報としては、図11に示すよ
うに、2層光ディスクの第2の基板1102の表面に、
くぼみ(識別孔1103)を設けるようにしてもよい。
この識別孔1103は、クランプ穴からリードイン領域
の間の通常反射膜を蒸着しない透明な領域に設置する。
また、識別孔1103の深さは、第2の基板1102を
貫通しないように、例えば、基板の厚みが0.6mmで
あれば、0.3mm程度の深さでよい。この識別孔11
03の検出は、例えば、図12に示すように、識別孔1
103が設けられているディスク表面の円周上に接触す
るように、検出棒1201やあるいはローラー1203
などの検出手段を装置に設置し、それらが識別孔110
3を通過するときに発生する物理的な変動をスイッチの
ON/OFFとして信号検出手段1202あるいは12
04が電気信号に変換、さらにコンパレータによって2
値化する。これによって、2層光ディスクの識別がで
き、この2値化された信号によってプリアンプ208の
RF信号、FE信号などのゲインを切り換えるようにす
れば、装置の最適な制御および信号再生が可能となる。
【0076】また、上記検出手段1201、1203
は、装置起動時にのみディスクに接触して、ディスクの
識別が終了した時点で、ディスクに接触しないように持
ち上げるような構成および方法にすることにより、通常
のデータ再生時には検出手段1201および1203に
よって、ディスク制御などへの悪影響を及ぼさないよう
にする。
【0077】なお、識別孔1103は、同心円上に複数
箇所設けるようにしてもよく、この場合でも同様の効果
が得られる。
【0078】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図13は、本発明の第4の実施例に係る光ディス
クのアドレス構成の一例を示すレイアウト図である。
【0079】アドレスは図13(a)に示すように、3
2ビット長で構成され、例えば、その上位側6ビットを
ディスク識別コード1301とし、特に最上位ビット
(ビット31)をどの層であるかを示すコードに設定す
る。また、ビット23以下のビットは、実際のアドレス
を示すセクタ番号1303が記録されている。なお、図
13に示す32ビットのアドレスは、実際のディスク上
に記録された所定の変調則、例えば1/7変調や8/1
5変調などの変調則に従って記録されているデータを復
調した後のものである。
【0080】図13(b)には、ディスク識別コード1
301が表す意味を表にして示す。ビット31はその記
録面の層を示すコードであり、0であれば単層光ディス
クおよび2層光ディスクの第1層目を示し、1であれば
2層光ディスクの第2層目を示す。ビット30はユーザ
ーが記録可能か否かを示すコードであり、0であれば再
生専用(ROMタイプ)のディスクを示し、1であれば
記録可能なディスクであることを示す。ビット29はそ
のアドレスが含まれているデータの有効性を表すコード
であり、0であればそのデータが有効なアクティブデー
タであることを示し、1であればそのデータが無効なダ
ミーデータであることを示す。ビット28とビット27
は意味を持たないダミーのビットとする。ビット26は
記録されたトラックがランドであるかグルーブであるか
を示すコードであり、0であればグルーブにデータを記
録することを示し、1であればランドにデータを記録す
ることを示す。これば、記録可能な光ディスクの場合に
必要である。ビット25およびビット24は複数回に多
重記録されたそれぞれのアドレスの番号を示すコード
(ID番号1302)であり、ビット25、ビット24
がそれぞれ0、0であれば第0番目のアドレスであるこ
とを示し、ビット25、ビット24がそれぞれ0、1で
あれば第1番目のアドレス、ビット25、ビット24が
それぞれ1、0であれば第2番目のアドレスであること
を示す。
【0081】この図13(a)、(b)に示すように、
アドレスにディスク識別コードを設けることによって、
光ディスク装置は当然、2層光ディスクのデータ再生中
(アドレス再生中でもある)に、現在再生している記録
面が第1層目であるか、第2層目であるかを、通常にア
ドレスを再生している時にアドレスのビット31を検出
することで常時認識することができる。
【0082】さらに、図13(b)に示すように、単層
光ディスクにおいても、アドレスのビット31を0に設
定しておくことにより、ビット31を0にしてカッティ
ングしたスタンパにより造られたディスクは、単層光デ
ィスク及び2層光ディスクの第1層目の両方に共用して
使用することが可能となる。このときの単層光ディスク
と2層光ディスクとの識別は、例えば、ディスクに上記
実施例1、実施例2または実施例3のような識別の手段
を設けるようにすれば、装置はそのディスクが第2層目
の面を有しているか容易に認識できる。
【0083】また、上記のようにデータ中の全てのアド
レスにディスク識別コードを設けるのではなく、ディス
ク管理領域の一部に管理データとしてディスク識別情報
を記録するか、あるいはディスク管理領域内のアドレス
にのみ図13のようなディスク識別コード1301を設
けるようにしてもよい。このとき、装置起動時に、まず
ディスク管理情報領域を再生して、ディスクの識別情報
を読み出すか、あるいは、アドレスを再生することによ
って、現在再生している記録面が第1層目であるか、第
2層目であるか識別することが可能となる。
【0084】このときのディスクの識別情報は、例え
ば、図13に示すようなディスク識別コードと同様デー
タをディスク管理情報領域内の管理データ中の1箇所に
配置するようにしたものでよい。ディスク管理情報領域
内のアドレスにディスク識別コードを設ける場合は、図
13に示したディスク識別コードと同じものでよい。
【0085】なお、この場合においても、例えば、上記
第1の実施例、第2の実施例あるいは第3の実施例に示
した単層光ディスクと2層光ディスクとの識別方法を用
いることで、現在再生しているディスクが第2層目の面
を有しているかどうかを認識できる。
【0086】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によっ
て、2層光ディスクにおいて、2層目の記録面に蒸着す
る反射膜のみをリードイン領域よりさらに内側に蒸着す
ることにより、他の光ディスクと区別することが可能な
光ディスクを提供できる。
【0087】また、2層光ディスクにおいて、1層目の
記録面に蒸着する半透明反射膜をリードイン領域内での
内側の領域では蒸着せず、2層目におけるそれを投影し
た領域の一部に2層光ディスクであることを示す装置が
再生可能な情報を記録することによっても、他の光ディ
スクと区別することが可能な光ディスクを提供できる。
【0088】さらに、2層光ディスクにおいて、第2の
基板の表面または光ディスクの側面に、2層光ディスク
固有の情報をラベルなどにより印刷するか、あるいは第
2の基板の表面にディスク識別のための識別孔を設ける
ことによっても、他の光ディスクと区別することが可能
な光ディスクを提供できる。
【0089】また、これらの光ディスクに付加した2層
光ディスクの固有の媒体情報を検出する手段を設けるこ
とにより、単層光ディスクおよび2層光ディスクの識別
を行い、さらに、それぞれのディスクに応じた最適な制
御および信号処理を行う光ディスク装置を提供すること
ができる。
【0090】また、データ中のアドレス全てにディスク
識別コードを設けることにより、データ再生中、現在再
生中の面が第1層目か第2層目かを常時区別することが
でき、さらに、同一のスタンパによって製造されたディ
スクを、単層光ディスク用と2層光ディスクの第1層目
用との両方に共用して使用することができる。
【0091】また、ディスク管理領域中の管理データか
あるいはディスク管理領域中のアドレスにのみディスク
識別コードを設けることにより、データ中のアドレスの
データ量を増やすことなく現在再生中の面が第1層目か
第2層目かを区別することができ、さらに、同一のスタ
ンパによって製造されたディスクを、単層光ディスク用
と2層光ディスクの第1層目用との両方に共用して使用
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2層光ディスク及び単層光ディスクの構成を示
す断面図
【図2】本発明の光ディスク装置の構成図
【図3】本発明の第1の実施例に係る光ディスクのレイ
アウトを示す図
【図4】本発明の第1の実施例に係る2層光ディスクの
構成を示す断面図
【図5】光ディスク識別の検出手段を示す図
【図6】本発明の第2の実施例に係る2層光ディスクの
構成を示す断面図
【図7】本発明の第3の実施例に係る2層光ディスクの
識別情報の一例を示す図
【図8】2層光ディスクの識別情報を検出する検出手段
を示す図
【図9】本発明の第3の実施例に係る2層光ディスクの
識別情報の一例を示す図
【図10】2層光ディスクの識別情報を検出する検出手
段を示す図
【図11】本発明の第3の実施例に係る2層光ディスク
の識別情報の一例を示す図
【図12】2層光ディスクの識別情報を検出する検出手
段を示す図
【図13】本発明の第4の実施例に係る2層光ディスク
のアドレスのレイアウトを示す図
【符号の説明】
101 第1の基板 102 第2の基板 103 半透明反射膜 104 接着樹脂 105 反射膜 214 ディスクタイプ検出手段 208 プリアンプ 302、306 リードイン領域 310 第2層情報領域 502 光照射手段 503 光検出手段 504 信号増幅・信号有無判別手段 704、705 バーコード状ラベル 804 増幅回路 805 2値化回路 806 ディスク識別回路 903、904 バーコード状ラベル 1004 増幅回路 1005 2値化回路 1006 ディスク識別回路 1103 識別孔 1201、1203 識別孔検出手段 1202、1204 信号検出手段
フロントページの続き (72)発明者 東海林 衛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小西 信一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 出口 博紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 宮端 佳之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大原 俊次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スパイラル状もしくは同心円状に配列され
    た凹凸によって記録した2層の記録面を有し、前記2層
    の記録面のうち第1層目の記録面には所定の割合で光を
    透過する半透明な反射膜を蒸着し、第2層目の記録面に
    は光を殆ど反射する反射膜を蒸着し、片側、特に第1層
    目の記録面の側から光ビームを照射して第1層目の記録
    情報と、第2層目の記録情報とを再生するような2層光
    ディスクであって、 前記第1層目の記録面に蒸着する半透明な反射膜を少な
    くとも記録面上の凹凸からなる範囲を全て包含するよう
    に蒸着し、前記第2層目の記録面に蒸着する反射膜の範
    囲が、前記第1層目の記録面に蒸着した半透明な反射膜
    の範囲より広範囲であることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】第2層目の記録面に蒸着する反射膜の範囲
    が、第1層目の記録面に蒸着した半透明な反射膜に対し
    て内周側に広いことを特徴とする請求項1記載の光ディ
    スク。
  3. 【請求項3】スパイラル状もしくは同心円状に配列され
    た凹凸によって記録した2層の記録面を有し、前記2層
    の記録面のうち第1層目の記録面には所定の割合で光を
    透過する半透明な反射膜を蒸着し、第2層目の記録面に
    は光を殆ど反射する反射膜を蒸着し、片側、特に第1層
    目の記録面の側から光ビームを照射して第1層目の記録
    情報と、第2層目の記録情報とを再生するような2層光
    ディスクであって、 少なくとも前記第2層目の記録面には凹凸からなる情報
    を記録した領域を全て包含するように反射膜を蒸着し、
    前記第1層目の記録面には、凹凸からなる情報を記録し
    た領域内に前記半透明反射膜を蒸着しない領域を設け、 さらに、前記第2層目の記録面には、前記第1層目の記
    録面の半透明反射膜を蒸着しない領域を投影した領域に
    2層構成の光ディスクであることを示す情報を有するこ
    とを特徴とする光ディスク。
  4. 【請求項4】半透明反射膜を蒸着しない領域が、ディス
    クの内周側に配置されることを特徴とする請求項3記載
    の光ディスク。
  5. 【請求項5】スパイラル状もしくは同心円状に配列され
    た凹凸によって記録した2層の記録面を有し、前記2層
    の記録面のうち第1層目の記録面には所定の割合で光を
    透過する半透明な反射膜を蒸着し、第2層目の記録面に
    は光を殆ど反射する反射膜を蒸着し、片側、特に第1層
    目の記録面の側から光ビームを照射して第1層目の記録
    情報と、第2層目の記録情報とを再生するような2層光
    ディスクであって、 前記第1層目の記録面を有する基板の表面もしくは第2
    層目の記録面を有する基板の表面における一部の所定の
    位置あるいは所定の範囲に、前記2つの情報面を有する
    2層構成の光ディスクであることを示す媒体情報を設け
    たことを特徴とする光ディスク。
  6. 【請求項6】媒体情報は、前記第2の基板の非記録面上
    に施すバーコード状に印刷されたラベルであって、前記
    ラベルは所定の円周上において1箇所あるいは複数箇所
    に行うことを特徴とする請求項5記載の光ディスク。
  7. 【請求項7】媒体情報は、前記第1の基板と前記第2の
    基板に跨るようにディスクの側面の一部もしくは全体に
    施したバーコード状に印刷されたラベルであって、前記
    ラベルはディスク側面の範囲で1箇所あるいは複数箇所
    に行うことを特徴とする請求項5記載の光ディスク。
  8. 【請求項8】媒体情報が、第2の基板の非記録面上にお
    いて、記録面側が凹凸によって記録された領域とクラン
    プ穴との間の領域に、所定の大きさに2層光ディスクを
    識別する固有の識別孔であることを特徴とする請求項5
    記載の光ディスク。
  9. 【請求項9】スパイラル状もしくは同心円状に配列され
    た凹凸によって記録した2層の記録面を有し、前記2層
    の記録面のうち第1層目の記録面には所定の割合で光を
    透過する半透明な反射膜を蒸着し、第2層目の記録面に
    は光を殆ど反射する反射膜を蒸着し、片側、特に第1層
    目の記録面の側から光ビームを照射して第1層目の記録
    情報と、第2層目の記録情報とを再生するような2層光
    ディスクを少なくとも再生する光ディスク装置であっ
    て、 前記2層光ディスクの所定の位置に予め記録された2層
    光ディスク固有の媒体情報を検出し、ディスクの種類を
    識別するディスク識別手段を備えたことを特徴とする光
    ディスク装置。
  10. 【請求項10】ディスク識別手段が、ディスク基板上に
    印刷したラベルによって表される前記2層光ディスク固
    有の媒体情報を検出する手段であって、前記信号検出手
    段に、前記ラベルによって生じる信号の個数を認識する
    計数機能を有することを特徴とする請求項9記載の光デ
    ィスク装置。
  11. 【請求項11】ディスク識別手段が、2層光ディスクの
    基板の表面に設けた2層光ディスク固有の媒体情報であ
    る識別孔を検出する手段であって、前記ディスク識別手
    段には、前記光ディスクの第2の基板の表面に接触し、
    前記識別孔を検出するスイッチと、前記スイッチの振動
    を検出する振動検出手段により構成することを特徴とす
    る請求項9記載の光ディスク装置。
  12. 【請求項12】スパイラル状もしくは同心円状に配列さ
    れた凹凸によって記録した2層の記録面を有し、前記2
    層の記録面のうち第1層目の記録面には所定の割合で光
    を透過する半透明な反射膜を蒸着し、第2層目の記録面
    には光を殆ど反射する反射膜を蒸着し、片側、特に第1
    層目の記録面の側から光ビームを照射して第1層目の記
    録情報と、第2層目の記録情報とを再生するような2層
    光ディスクと、前記1層目のみで構成された単層光ディ
    スクに対して、 前記凹凸のデータ中には、一定の領域毎にディスク識別
    コードを有するアドレスを配し、前記識別コードは単層
    光ディスクと2層光ディスクの一方の層のディスクと同
    じであり、かつ他方の層のディスクには他方の層である
    ことを示す識別コードを有することを特徴とする光ディ
    スク。
  13. 【請求項13】スパイラル状もしくは同心円状に配列さ
    れた凹凸によって記録した2層の記録面を有し、前記2
    層の記録面のうち第1層目の記録面には所定の割合で光
    を透過する半透明な反射膜を蒸着し、第2層目の記録面
    には光を殆ど反射する反射膜を蒸着し、片側、特に第1
    層目の記録面の側から光ビームを照射して第1層目の記
    録情報と、第2層目の記録情報とを再生するような2層
    光ディスクと、前記1層目のみで構成された単層光ディ
    スクに対して、 前記凹凸の記録面にはディスクの情報を管理するディス
    ク管理領域が配され、前記ディスク管理領域の中にディ
    スク識別コードを有し、前記識別コードは単層光ディス
    クと2層光ディスクの一方の層のディスクと同じであ
    り、かつ他方の層のディスクには他方の層であることを
    示す識別コードを有することを特徴とする光ディスク。
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