JPH09506432A - ミルクサンプル中の外生水又はミルクサンプルの凍結点の降下の測定 - Google Patents

ミルクサンプル中の外生水又はミルクサンプルの凍結点の降下の測定

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JPH09506432A JP7515903A JP51590395A JPH09506432A JP H09506432 A JPH09506432 A JP H09506432A JP 7515903 A JP7515903 A JP 7515903A JP 51590395 A JP51590395 A JP 51590395A JP H09506432 A JPH09506432 A JP H09506432A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はミルクサンプルの中に含まれている任意の外生水を定量評価するための方法に関し、この方法は(a)少なくとも一の波長バンドにおいてサンプルの赤外線減衰の測定を実施する、(b)測定(a)と、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰と外生水の量との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定しておいた回帰係数とに基づいてサンプル中の任意の外生水の量を定量評価する;工程を含んで成る。本発明は更にサンプルの凍結点降下を決定するための類似の方法に関する。更に、本発明はミルクサンプルの外生水の量及び凍結点降下を測定する装置において利用するための一式の回帰係数の確立のための方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ミルクサンプル中の外生水又はミルクサンプルの凍結点の降下の測定 本発明はミルクサンプル中の外生水の決定又はミルクサンプルの凍結点降下の 決定における改善に関する。 未処理のミルクの脂肪含有量と同様に、外生又は添加水の任意の含有量はミル クの品質のパラメーターである。ところで、脂肪含有量と異なり、未処理のミル クの中の添加した又は「外生」の水の量は一定値を超えてはならないことがあり 、なぜならかかる値より高い含有量は製品の欠陥管理又はミルクサンプルへの水 の直接的な不正添加を示唆するからである。従って、例えばオランダ国の規則は 、未処理ミルク中の添加又は外生水の量が2重量%を超えるときは警告を発し、 そして外生水が4%を超えたら罰に処することを規定している。この理由のため 、任意の外生水の量の測定はミルクの品質管理における重要な測定である。 外生水の慣用の測定法は所定の間隔で凍結点の測定を行うプログラムに従って いる。ミルクの凍結点降下(水に対する)はミルク中の浸透圧に直接関係し、そ れは乳牛のミルク生産に関与する生物学的過程に基づいて一定である。即ち、正 常なレベルからの凍結点降下の数値の低下は外生水の存在を示唆し、そして低下 の数学的サイズはミルク中の外生水の量の指標である。凍結点降下の測定は、ミ ルクサンプルを一定の速度で冷却し、そしてミルクの凍結が始まる温度を測定す る凝固点法により実施する。これは時間のかかる工程であり、それ故凍結点降下 を測定する又はミルクサンプル中の外生水の量を直接測定するより効率的、且つ 迅速な方法が要望されてい る。 本発明は、ミルクサンプル中の外生水の量又はミルクサンプルの凍結点降下を 、ミルクの品質管理において既に公知である日常的な設備であるタイプの設備を 利用し、迅速、且つ効率的な状況で測定することのできる方法を提供する。 「Routine testing of farm tank milk by infra-red analysis…」J Koopsら 、Neth.Milk Dairy J.43(1989),pp 3-16は、サンプルの導電度の測定と、公 知の赤外線分析表を利用するサンプルのラクトース、脂肪及びタンパク質の含有 量の測定(「推定」)とを組合せることによるミルクの凍結点降下の測定のため の方法を開示する。 この文献において、サンプルの凍結点降下の測定は脂肪、ラクトース及びタン パク質の濃度に基づいており、例えばこれらは利用されている赤外線分析法に従 って決定される。これは数多くの制約を有する。第一に、任意の微量成分、例え ばクエン酸又は尿素はその測定の中に含まれていない。それらは系統学的な誤差 をもたらすことがあり、なぜならこれらの微量成分の凍結点降下に対する影響が 考慮されていないからである。第二に、脂肪、ラクトース又はタンパク質の測定 における任意のランダムな誤差は凍結点降下の推定において増強を伴って再び現 れうる。 本発明に従うと、赤外線分析器による凍結点降下の測定は、天然のバルクミル クサンプルを用いて較正を行う上記の文献の方法と比べ、赤外線分析器の較正の ために用いるサンプルの中に水を故意に添加せしめたミルクサンプルを含ませる ことによりサンプルの較正てこ比(leverage)を高めることにより、改善できう ることが見い出された。更に、サンプルの較正てこ比を増やすその他の方法も凍 結点降下の測定を改善せしめることができ、例えば以下に詳細に説 明する。更に、サンプルの凍結点降下の測定において脂肪、ラクトース及びタン パク質の濃度を含ませる必要はなく、しかしながらその測定は、赤外線減衰の測 定に基づき、任意の濃度値への変換を伴うことなく直接好適に決定できうること が見い出された。この測定は、脂肪、ラクトース及びタンパク質の全ての濃度を 測定するために利用されるであろうものよりも少ない数の波長バンドで、例えば ラクトースが優先的に吸収する波長バンドのみを用いて、行ってよい。しかしな がら他方、赤外線測定においてミルクの微量成分に基づく情報を含ませることも 非常に有利であることが見い出されており、ここでもかかる情報の、かかる成分 の濃度値への事前変換は必要としない。換言すれば、赤外線測定の結果は好まし くは直接利用され、測定に由来するデーターの唯一の処理として通常は水に対す る標準化及びアナログ/デジタル変換をもって利用される。本発明に係るこれら の測定値は凍結点降下の測定の高度な精度をもたらす。 更に、本発明に従い、最初に凍結点降下を測定し、次いでその凍結点降下を外 生水の量の尺度に変換することなく、ミルクサンプル中の外生水の任意の量を直 接測定することが可能であることが見い出された。これは、較正が既知の量の外 生水を含むミルクサンプルの組込みに基づいている特定の較正法により可能とな った。これにより、ミルクサンプル中の外生水の測定のための新規、且つ直接的 な標準方法が可能となり、そして凍結点降下を有する間接方法に基づく測定を代 替するものと期待される。 即ち、一の態様において、本発明はミルクサンプル中に含まれている任意の外 生水の量を定量評価するための方法に関連し、この方法は: a)少なくとも一の波長バンドにおけるサンプルの赤外線減衰の 測定の実施、 b)測定a)と、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰と外生水の量 との関係に関する多重変量(multivariatc)較正に由来する事前決定された回帰 係数とに基づく、サンプル中の任意の外生水の量の定量評価 の工程を含んで成る。 本明細書及び請求の範囲において、「外生水」なる語は、人手の乳しぼりによ り乳牛から採取されたミルクサンプルの中に天然では存在していない水を意味す る。外生水は、乳しぼり設備の洗浄後の不完全な排水に由来する水、又はミルク を充填する前にタンクの中に残っていた水、等でありうる。むろん、水は配送す るミルクの容量を増やすために故意に又は不正に添加したものでもありうる。 赤外線減衰の測定は少なくとも一の波長バンドで行うが、しかし通常にはいく つかの波長バンドで、又は細い連続波長バンド域にわたって例えばフーリエ・ト ランスフォーム・インターフェロメーターを利用して行う。公知の赤外線測定技 術に従い、この測定値はデュアル・ビーム・デュアル・セル測定として、又はシ ングル・ビーム・シングル・セル測定として行ってよく、そして波長バンドにお ける各測定値は、強められた安定性を獲得するために対照波長バンドにおける測 定値を通常組合せる。赤外線減衰を単一の波長バンドのみで測定するとき、これ は好ましくはラクトースが吸収する波長バンドであろう。その理由は、ラクトー スは外生水測定に対して最も高い相関性を示す単一成分であることが見い出され ているからである。外生水の量の測定は唯一のインプットとしてかかる単一波長 赤外線測定を利用して実施できるが、それはやや大雑把なスクリーニングしか構 成せず、従って一層多くの赤外線情報の組込みが非常に好適とされ、そして本発 明の思想に従う。 外生水の測定のより高度な精度は、赤外線減衰測定に加えて、サンプルの導電 率を測定したとき;並びに任意の外生水の量の定量評価を赤外線減衰測定の測定 、サンプルの導電率の測定、並びに少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減 衰、測定された導電率及び外生水の量の間の関係に関する多重変量較正に由来す る事前決定された回帰係数に基づいて実施したときにも得られる。 上記に従い、測定(a)は好ましくは評価(b)において、サンプル中の成分 の濃度値への任意の実体的な中間変換抜きで利用され、そしてより好ましくは評 価(b)において、水に対する可能な標準化及びA/D変換を除く任意の中間変 換抜きで直接利用される。変換工程の節約に加えて、この測定の直接利用は外生 水の評価の精度を高め、なぜなら変換工程において生ずる任意の誤差が評価にお いて(一層高い度合いにおいてさえも)再発しうるからである。 多量変量較正はいくつかのミルクサンプルを利用して実施するのが好ましく、 そのてこ比は外生水の測定値に関連して高める。較正は往々にして多次元式とす るか、そのてこ比は単純な二次元例により簡単に説明できる。この例においては 、較正の実施は、二次元空間の中のいくつかの点を通る直接を引くことに該当す る。較正の質の決定は、点の集合の最も一般的な軸を代表する線分をもとめるた めのその能力であろう(例えば、図5参照のこと)。もし点が長楕円形の中で均 一に分布しているとき、その較正は楕円の主軸に沿った直線をもたらすであろう 。非常に長い楕円形内に均一に分布した点のてこ比は、短い楕円形内に均一に分 布した点の影響に比べて強く、なぜなら較正は楕円の実際の主軸に一層に近づい た線分をもたらす傾向にあるからである。 外生水の決定に関する多重変量較正のために用いるサンプルのてこ比はいく通 りかの方法により高めることができうる。一の好適な 方法はサンプルの少なくとも1つに外生水を故意に含ませることである。これに より、サンプルの分布は自然の変動を超えて広がるであろう(二次元例において は、楕円はより長くなる)。この態様においては、外生水をいくつかのサンプル の中に含ませることが通常好ましくは、好ましくはこれらのサンプル間の外生水 の量の変動を伴って含ませる。 サンプルのてこ比を高める別の方法は実質的に全体が水より成る少なくとも1 のサンプルを含ませることにある。これによれば、二次元例において見た場合、 少なくとも1の点は天然サンプルの点から遠く離して作成する。点は理想的な較 正線分上に位置するため、ここでも二次元例において見たとき、それは理想的な 方向に向けて較正線分を「引く」ことに寄与するであろう。 外生水の決定に関係するサンプルのてこ比を高める更なる方法は、外生水の影 響に対応して操作したデーターの組込みによる。即ち、改変サンプルを実際に作 り、そしてこれらの改変サンプルに基づいて測定を実施する代わりに、添加した 外生水の影響に対応するようにデーターを操作し、そしてこれらの操作データー を較正に利用することが可能である。この操作は天然サンプルから得られた赤外 線減衰値を、それらが所定の率の外生水を現状含んでいる同一のサンプルの赤外 線減衰値を対応するように改変することにより実施してよい。かかる改変は理論 的には計算に基づくだけで行えうるが、一般にはミルクサンプル中の既知量の外 生水の組込みにより生ずる赤外線減衰の予め観察した変化に基づいて行われるで あろう。この方法は、この方法又は装置の較正を天然のミルクサンプルに基づく だけで行えうるという利点を有する。 外生水の測定に関する多重変量較正のために用いるサンプルのてこ比を高める 別の方法は、多重変量較正の前に1又は複数の回帰係 数を規定することにある。即ち、例えばサンプルのてこ比を高めるために純水サ ンプルを用いる代わりに(二次元例における離れた点)、その較正から1又は複 数の回帰係数を導き出し、そして予め規定しておいてよい。二次元類推法におい て、これは較正線分が通らねばならない点を規定することにより例示されうる。 これは、一定の波長バンドにおける赤外線減衰が、ミルクの一定の成分の測定の ために有用であるが(例えば以下に説明する)、しかしこの波長バンドの組込み がサンプル中の外生水の推定の質を下げることが見い出されているときに実用的 でありうる。この状況において、この波長バンドを考慮した回帰係数は外生水の 評価の較正において、この波長バンドの望ましくない効果が排除されるように予 め規定してよい。この技術の例は本明細書の実施例1において見い出せる。外生 水の添加により較正サンプルのてこ比を高めることに加えて、いくつかの回帰係 数を0に予め規定しておく。その理由はこれらの係数は、変動させたとき、外生 水の評価の質に有害な影響を及ぼすことが見い出されているからである。較正の 予め規定されたパラメーターによるサンプルのてこ比を高めるその他の例は、較 正の定常値を予め規定しておくことによる(本例においては、「定数」と呼ぶ) 。純水の評価が外生水100%を供すような外生水評価における定常パラメーター の予備規定は、較正の中に純水のサンプルを含ませることによるのとほとんど同 じようにして、外生水についての較正のてこ比を高めるであろう。 上記の詳細な説明は外生水の直接測定を考慮しているが、赤外線減衰の直接利 用及び較正におけるてこ比の増大に関する本発明に係るこのような新たな原理、 換言すれば任意の外生水の濃度の間接表示として慣用的に利用されているパラメ ーターは、ミルクサンプルの凍結点降下を測定する概念にも適用できる。 即ち、本発明の一観点は、ミルクサンプルの凍結点降下の測定のための方法に 関し、この方法は: a)少なくとも一の波長バンドにおいてサンプルの赤外線減衰の測定を実施す る、 b)測定a)と、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰とサンプルの 凍結点降下との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定しておいた回帰係 数とを基礎にサンプルの凍結点降下を測定する、 工程を含んで成り、この測定(a)はサンプル中の成分の濃度値に至る任意の 実体的な中間変換抜きで評価(b)において利用する。 本発明の別の観点は、ミルクサンプルの凍結点降下を測定するための方法に関 し、この方法は: a)少なくとも一の波長バンドにおいてサンプルの赤外線減衰の測定を実施す る、 b)測定a)と、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰とサンプルの 凍結点降下との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定しておいた回帰係 数とを基礎にサンプルの凍結点降下を測定する、 工程を含んで成り、ここでこの多重変量較正のために利用したサンプルのてこ 比は下記の測定1)〜4)のいづれか又はそのいくつかによる凍結点降下の測定 に関連して高められている: 1)少なくとも一のサンプルへの水の添加; 2)多重変量較正において、実質的に全体が水より成る少なくとも一種のサン プルを含ませる; 3)多重変量較正において、外生水の影響力に対応した操作したデーターを含 ませる、 4)多重変量較正の前に1又は複数の回帰係数を規定する。 測定及び較正を実施する状況に関連して、外生水の直接測定に関連する上記に 示す詳細な説明は、凍結点降下の測定に関連して実施する測定及び較正にも適用 されるが、ただし較正のために用いるサンプルに加える任意の添加水の量は凍結 点降下の測定のための系を較正するときには既知である必要がない点で異なる。 その代わり、凍結点降下の測定のための系を較正するとき、この較正のために用 いたサンプルに基づいて測定された凍結点降下を通常含ませる。 サンプルの導電率を、サンプルの外生水の測定に関係して説明してきたものと 同じようにして、サンプルの凍結点降下の推定に含ませてよい。 追加のパラメーターを測定に含ませる各ケースにおいて、較正はこのパラメー ターをも考慮するように適用する。 サンプル中の外生水又はサンプルの連結点降下のいづれかの測定のための上記 の方法は、ミルクの少なくとも一種の成分の濃度の測定と好適に組合せることが できうる。ミルク成分、特に脂肪及び非脂肪固形分の濃度の測定のためのルーチ ンの方法は、赤外線減衰測定に基づく。外生水又は凍結点降下を測定するための 本発明の方法は、ミルク成分の濃度のルーチンな測定のために用いるのと全体的 に同じタイプの装置を用いて適当に実施できる。この状況において、これらの装 置には注目の波長バンドにおいて測定が可能となるように、及び任意的にサンプ ルの導電率を決定しうるように装備されているであろう。 即ち、本発明は組合せ方法であって、上記の外生水の測定又は凍結点降下に加 えて、更に少なくとも一の波長バンドにおけるサンプルの赤外線減衰の測定及び 少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰と注目の成分の濃度との関係に関 する多重変量較正に由来す る予め決定しておいた回帰係数を利用して決定する方法を更に提供する。 濃度を測定すべきこの少なくとも一種のミルク成分は脂肪、ラクトース、タン パク質、尿素、クエン酸、遊離脂肪酸、抗生物質、リン酸塩、肝細胞、細菌、保 存剤及びカゼインから成る群から一般に選ばれうる。 この組合せ方法において、外生水又は凍結点降下の測定は往々にしてミルクの 一又は複数の成分の濃度の測定と同じようにルーチンで実施され、これはその較 正が必要とされる回帰係数の測定の全てを包括し、そして測定すべき1又は複数 の成分との関係での変動に加えて、外生水又は凍結点降下に関する変動をも示す サンプルを用いて実施できるであろうことを意味する。外生水又は凍結点降下の 測定に関するサンプルの変動又はてこ比は、例えば上記の如く、いくつかのサン プルへの水の添加からデーターの操作に範囲する様々な方法で確立できうる。 本発明の上記の観点のいづれかにおいて、赤外線減衰の測定において利用する 波長バンドの数はその系の実際の状況及び複雑度、例えば測定すべきミルク成分 の数に依存する。しかしながら、赤外線減衰の測定は少なくとも2本の波長バン ド、例えば少なくとも4本の波長バンド、より好ましくは少なくとも8本の波長 バンド、例えば8〜15本の波長バンドで実施する測定すべきミルク成分当り2本 の波長バンドであって、一方の波長バンドが注目の成分の吸収ピークに位置し、 そして他方の波長バンドがバックグランド又は対照を構成している波長バンドに おいて測定を実施するのが好都合である。しかしながら、近代の系においては、 これは全ての成分に適用されうるものでなく、なぜなら対照は複数の成分のため に用いられうるからである。更に、成分の1より多くの吸収ピークを、この成分 のより良い測定を実施するために利用してよく、即ち、この成分の測定のために 使用する波長バンドの数を増やす。 本発明の観点は、サンプル中の任意の外生水又はサンプルの凍結点の上記の評 価において利用する回帰係数の評価のための方法、換言すれば注目の系を較正す るための方法として定義されうる。 即ち、更なる観点において、本発明は、少なくとも一の波長バンドにおけるサ ンプルの赤外線減衰の測定によりミルクサンプル中に含まれている任意の外生水 を測定する装置において利用するための一式の回帰係数の確立、並びに赤外線減 衰の測定及びこの一式の回帰係数に基づくサンプル中の任意の外生水の量の定量 評価のための方法を提供し、この方法は一定の数のミルクサンプル(そのてこ比 は外生水の測定に関連して高められている)を利用する少なくとも一の波長バン ドと外生水の量との関係に関連する多重変量較正を実施することを含んで成る。 てこ比を高める方法を以下に詳細する。 サンプルのてこ比を高める一の態様の物理的操作は、 a)一定の数のミルクサンプルを獲得する、 b)少なくとも一サンプルを、A%のもとのミルクサンプルと既知%(1−A )の外生水とを含むサンプルに置き換える、 c)いくつかの波長バンドにおいて個々のサンプルの赤外線減衰の測定を実施 する、 d)外生水の既知のパーセンテージ及び個々のサンプルの測定赤外線減衰値に 基づいて装置の多重変量較正を行う、 ことにより実施できる。 この方法では、0〜100%の水を含むサンプルをてこ比の増大のために使用す るため製造してよい。 この測定が測定されたサンプルの導電率を利用するとき、この較 正は更に下記の工程を含んで成りうる: f)工程(b)の後、且つ工程(d)を実施する前、サンプルの導電率の測定 を行い、そして多重変量較正においてその導電率を含ませる。 サンプルを0〜100%の外生水を含むサンプルに変換することに加えて、又は その代わりに、少なくとも1の個別サンプルをいくつかの新たなサンプルに分け 、そしてその新たなサンプルの少なくとも一部に既知量の外生水を加えてその1 つのサンプルがいくつかの新たなサンプルの基礎を成すようにすることができる 。 好ましくは、多重変量較正は少なくとも5サンプル、例えば少なくとも10サン プルを用いて行う。多くのケースにおいては、10〜20サンプル、例えば約15サン プルが適当な数であろう。しかしながら、その他のケースにおいては、少なくと も20サンプルが満足たる較正を得るために好適でありうる。サンプルの数に対す る較正の質の依存性は、所定の数のサンプルを利用していくつかの較正を行い、 そしてその較正内で標準偏差をもとめ、そしてその標準偏差を異なる数のサンプ ルを用いて実施した同じ回数の較正のそれと比べることにより評価できる。 外生水を含ませるべきサンプルの数は、サンプルの総数、添加する水の量、及 びサンプルのてこ比を高めるのに上記の方法又はそれ以外の方法を利用したかに 依存する。しかしながら、外生水は多重変量較正のために用いる少なくとも2サ ンプル、例えば少なくとも4サンプルに加えるのが一般に好ましい。外生水は往 々にして多重変量較正のために用いたサンプルの少なくとも約1/3に含ませて おくことが好ましく、そして通常は外生水は較正サンプルの約半分に含ませる。 しかしながら、外生水は多重変量較正のために用いたサンプルの約2/3ほどの 多さに含ませることが好ましいことがあ る。 較正に用いるサンプルのてこ比の増大は、てこ比を増大させたサンプルの数及 びどの程度総合てこ比を増大させるかの双方に依存するであろう。てこ比をサン プルの一部に外生水を加えることにより高めた場合、添加する外生水は個々のサ ンプルの容量の少なくとも0.5%、例えば1〜10%、より好ましくは2〜8%、 例えば3〜6%に相当することが好ましいことがある。 凍結点降下又は任意の外生水の測定の評価は一般に未処理のミルクサンプルで 実施する。即ち、較正のために用いるサンプルは未処理のミルクサンプルである ことが好ましい。若干の外生水が乳しぼり装置の不十分な排水により導入されう るため、外生水の測定のための較正に用いる未処理のミルクサンプルは人手によ る乳しぼりを経たままの直接的なサンプルとし、なぜならそうでなければこれら のサンプルは未知量の外生水を含みうるからである。 本発明の更なる観点は、少なくとも一の波長バンドにおけるサンプルの赤外線 減衰の測定によりミルクサンプルの凍結点降下を測定する装置において利用する ための一式の回帰係数の確立、並びに赤外線減衰の測定及び一式の回帰係数に基 づくサンプルの凍結点降下の評価のための方法に関連し、この方法はてこ比を凍 結点降下の測定に関連して高めているミルクサンプルの数を利用して、少なくと も一の波長バンドにおける赤外線減衰と凍結点降下との関係に関連する多重変量 較正を実施することを含んで成る。 凍結点降下の測定のためのこの較正において、既知のパラメーターは測定され た凍結点降下であり、そしてサンプルに加えた水の量ではないという事実とは別 に、多重変量較正のために用いたサンプルのてこ比を高める上述の方法及び較正 を実施する上述の方法もこの観点に適用する。 回帰係数は、例えば部分最小二乗法、主成分回帰、多重線形回帰及び人工神経 ネットワーク学習(Artificial Neural Network learning)より選ばれる方法に よって又はそれらの組合せによって多重変量較正から誘導できうる。これらの方 法は周知であり、そして論文に記載されている。 ミルクサンプルの凍結点降下又はサンプル中に含まれている外生水の量の測定 は: a)いくつかの波長バンドにおけるサンプルの赤外線減衰を測定するのに適合 した赤外線減衰測定手段; b)一式の回帰係数を保存できる保存手段; c)測定した赤外線減衰に基づき、且つ一式の回帰係数、サンプルの凍結点降 下又はサンプル中に含まれる外生水の量に基づいて計算するように適合した計算 手段; を含んで成る装置を用いて実施できうる。 この系は更にサンプルの導電率を測定するための手段を含んで成りうる。この 場合、計算手段は、測定した赤外線減衰値及びサンプルの導電率に基づき、且つ 一式の回帰係数を用い、サンプルの凍結点降下又はサンプルの中に含まれている 外生水の量を計算するように適合すべきである。 この赤外線減衰測定手段はいくつかの波長バンドにおいて液体サンプルの赤外 線減衰を測定するのに適する任意のタイプのものであってよい。この赤外線減衰 測定手段は赤外線減衰を測定する個々の波長バンドを選定及び規定する手段、例 えば光学フィルターを含んで成りうる。他方、この波長バンドは固定格子及び可 動式及び/もしくは多重検出器又は可動式格子及び1又は複数の固定もしくは可 動式検出器により規定されうる。 別の態様において、このサンプルの赤外線減衰スペクトルの少な くとも一部は波長バンド規定手段を利用することなく、例えば赤外線減衰測定手 段が赤外線減衰値を獲得するためのフーリエ・トランスフォーム・インターフェ ロメーターを含んで成るとき、得られうる。 サンプルと赤外線光との相互作用は数多くの方法で得られうる。この相互作用 を獲得する一の方法はATR技術を利用することによるものであり、それにおいて は光が結晶の中を通って結晶とサンプルとの境界に到達し、これにより光がサン プルと相互作用する。 サンプルとの赤外線光相互作用を得る別の方法は透過技術を利用することにあ る。この技術においては、光をサンプルに透過させている。これはサンプルの少 なくとも一部をキュベットにより保持し、それに赤外線光を赤外線減衰の測定中 に透過させる。サンプルを透過した光を検出できるようにするため、光の方向に おけるキュベットの厚みは十分に小さく保っておくべきである。この厚みは最大 で200μm、例えば最大で100μmが好ましく、より好ましくは最大で50μmであ り、そして一定のケースにおいてはより薄くてよく、例えば最大で25μmとする 。 この系の保存手段はこのタイプのパラメーターにとっての任意の公知の種類の 保存手段、例えばハードディスク、RAM、ROM、フロッピーディスク、等であって よい。この計算手段は任意の適当なタイプ、例えばマイクロプロセッサー、神経 ネットワーク等であってもよい。 サンプルの導電率の測定のための手段はいくつかのタイプであってよい:しか しながら、現状好ましい態様においては、この手段は導電率の測定中にサンプル を電気的に接触して配置されたいくつかの電極を含んで成る。これらの電極はサ ンプルを通過させる導管の少なくとも内面の一部を適切に構成しうる。 電極の位置及び空間配置は導電率の測定に影響を及ぼすため、これらの電極は 液体導管の内側に、それらが導管中の液流の方向において間隔を置いて設置され る状況で形成されていることが好ましい。この配置は簡単且つコントロール可能 な電極構造を供する。 液体サンプルの導電率の測定のためのいく通りかの方法が存在する。一般に、 電流を液体に流し、そしてサンプルの一部にわたって発生した電圧を測定する; サンプルのこの導電率の測定は電圧、電流、及び電極の配置に依存する幾何学的 要因に基づく。 現在、サンプルの導電率を測定するための手段は、サンプルの導電率の測定の ための少なくとも4個の電極を含む。 導電率の測定のための手段の一の好適な態様において、全部で4個の電極を流 れの方向において液体導管の中に配置し、2個の中央の電極は電圧を測定するた めの装置に接続し、その導管の中の液体に電流を、2個の外部電極に対立電圧を 供給することによって流す。 この装置の液体系への電流の漏電を防ぐため、2個の更なる電極を、その導管 の流れ方向で見て4個の電極の外側に配置してよく、そしてこれらの先端電極の それぞれに電圧を供してよく、この電圧は隣りの外部電極のそれと実質的に同じ とする。 電極の界面での電気分解及び分極を防ぐため、電極に供する電圧はac電圧とし てよい。 以下において、本発明の好適な態様を実施例及び添付図面により説明する。こ こで: 図1は、2つサンプルグループの測定凍結点降下(FPD)の分布を示し; 図2は、外生水を有するサンプルを用いた測定FPD、対、較正に基づく推定FPD を示し; 図3は、サンプル中の推定外生水、対、サンプルに加えた外生水を示し; 図4は試験サンプルグループの推定外生水の量、対、測定FPDを示し; 図5はサンプルに加えた外生水の実際の量、対、回収された外生水の量を示し ; 図6は本発明に係る系を模式し;そして 図7は本発明に係る導電率測定手段の好適な態様を示す。 実施例1 天然ミルクサンプル及び外生水を含むサンプルを用いた、ミルク中の凍結点降下 の較正 較正サンプル 本実施例において利用したサンプル材料は242サンプルとし、2つのグループ に分けた。第1グループは「天然サンプル」と呼び、148のバルクミルクサンプ ルより成り、そして第2グループは「外生水サンプル」と呼び、47のバルクミル クサンプルより成り、それらを2部に分け、そしてこれらの各サンプルの一部に 3又は6%の外生水に相当する水を加え、全部で94の外生水サンプルを得た。 これらのサンプルは10週間の期間の間に集めた。242のサンプルのそれぞれの 一部を凝固点装置(Advanced Cryometric Milk Cryoscope-CII,Advanced Instr uments Inc.Massachusets USA)で凍結点降下のための対照方法により分析し、 そしてこれらのサンプルの一部をMilkoScan 4000(Foss Electric,Hillerod Den mark)で3重測定において全部で726回測定した。MilkoScan 4000からは、9つの IRフィルター及び導電セルからのデーターを集めた。図1は、測定した凍結点降 下の分布が2つのサンプルグループをもたらすこと を示し、ここで黒色の棒は天然サンプルを表わし、そして白色の棒は外生水サン プルを表わす。この方法の再現性を評価できるようにするため3重測定を実施し た。 本発明に従う較正 10,20,40及び80サンプルより成る20のサブセット(MilkoScan 4000で30,60 ,120及び240の測定、並びに全部で80のサブセット)を2つのサンプルグループ である天然サンプル(148サンプル)及び外生水(94サンプル)からランダムに選 び、そして例えば「Multivariate Calibration」Harald Martens and Tormod Na s,John Wiley & Sons,London,1989,pp 116-125に記載の部分最小二乗法較正 にかけた。 得られる較正の推定値を天然サンプルのグループに基づいて試験した。較正が このグループ由来のサンプルを基礎としたとき、それらのサンプルは推定の前に 排除した。凍結点降下を推定する能力は、実際のサンプル数に基づいて実施した 20回の較正についての平均値を示した推定値標準誤差の平均値(SEP m℃)及び各 サブセットにおいて実施した20回の較正間の偏差を示したその標準偏差(SDSEP )により評価した。その推定値の結果を以下の表に示す。 部分最小二乗法回帰により見い出される回帰係数を含んで成る一式の数値より 成る凍結点降下についての得られる回帰等式を2つのグループにおけるサンプル 全てを用いて評価した。得られる回帰等 式を以下の表に示す。 図2は外生水を含むサンプルからのデーターに基づく較正に由来する凍結点降 下、対、推定凍結点降下のグラフを示す。推定値標準誤差4は3.15m℃と評価さ れ、そしてMilkoScan推定値の再現性は約0.51m℃である。この図から、これらの 測定値は3点のグループに分類されることかわかった。各グループの中の3つの 点は単独のサンプルの3重測定を考慮している。それ故このグループの中での点 の分散は、この方法の再現性を示している。 所 見 本例におけるこの結果は、IR減衰データー及びMilkoScan 4000により測定した 導電率、並びに較正サンプルに外生水の添加したサンプルを利用する天然ミルク サンプルにおける凍結点降下の推定のための凍結点降下の凝固点決定に基づいて 検量線を得ることが可能なことを実証する。 外生水を有するサンプル由来のデーターに基づいて作った検量線は、天然サン プル由来のデーターに基づいて作成した検量線と比べ、推定値の標準誤差として 示した類似の又はより良い平均推能力をもたらすことが見い出された。また外生 水を含むサンプル由来のデーターに基づく較正は、天然サンプル由来のデーター に基づいて作った検量線より、推定値の標準誤差の変動として示す、より優れた 安定性を示した。 実施例2 IR−吸収及び導電率を利用するミルク中の外生水の直接推定較正サンプル 本実施例において使用したサンプル材料は実施例1に利用したサンプルに相当 する。しかしながら、本実施例においては、外生水グループのサンプルのみを較 正に用いた。 実施例1の通り、242サンプルのそれぞれの一部をMilkoScan 4000(Foss Elec tric,Hillerod,Denmark)で3重測定し、全部で726の測定値を得、そして9つ のIRフィルター及び導電セル由来のデーターを集めた。 本発明に従う較正 10,20,40及び60サンプルより成る20のサブセット(MilkoScan 4000で30,60 ,120及び180の測定)を外生水サンプル(94サンプル)からランダムに選び、そ して実施例1に記載の部分最小二乗法較正にかけた。外生水の量を推定する能力 、推定値の標準誤差の平均値(SEP%)及びその標準偏差(SDSEP)により評価し た。推定値の結果を以下の表に示す。 部分最小二乗法回帰により見い出される回帰係数を含んで成る一式の数値より 成る外生水についての得られる回帰等式を外生水サンプルの較正グループ全体を 用いて評価した。得られる回帰等式を以下の表に示しそれは第1に最適フィルタ ー選別による較正、そして第2に実施例1における凍結点降下較正と同じIR波長 を用いた最良の較正を示している。 結 果 図3は、実際の外生水の量、対、外生水サンプルのグループ由来 のデーターに基づく較正由来の推定外生水のグラフを示す。推定値の標準誤差は 0.57%の外生水と推定され、そしてMilkoScan推定値の再現性は0.04%の外生水 と評価された。 外生水について得られた回帰係数を実施例1由来の結果と比べたとき、IR−波 長の最適選定についてのみならず、同一のIR波長を利用する較正を考慮したとき も、その較正が異なることが明らかである。この相違を図4に示し、それは試験 サンプルグループの測定凍結点降下、対、推定外生水のグラフを示している。図 2に関して説明した通り、サンプルの三重測定由来の点を3つのグループに分類 できた。ここでもこれは本法の再現性を示している。 本実施例において用いたサンプルは真性ミルクサンプル(人手により乳牛に直 接由来するもの)ではなく、従ってその一部は当初未知量の外生水を含むであろ う。外生水較正が有効と仮定して、当初の外生水の量は推定値の標準誤差に寄与 するであろう。従って、当初のサンプルについての推定結果と既知量の外生水を 添加した後の同一のサンプルについての推定値間の相違として定義する、推定モ デルにより見い出された外生水の回収を調べることに関心がもたれる。このこと は、サンプル中の外生水の絶対量はわからず、記載の通り積極的に加えた相対値 のみがわかることを意味する。外生水の回収を調べることにより、この方法が外 生水の相対量を再同定できるかどうかがわかるであろう。 回収した外生水の推定値を図5に示す。回収された外生水の結果は、約0.04% の外生水の再現性のある誤差をもって、約0.15%の外生水の回収率における誤差 を示唆する。 これは図3に戻ることにより説明できうる。この図において、外生水の推定値 は一定の範囲に広がっていることがわかる。しかしながら、測定値の分布を見る と、0,3及び6%の外生水において検 量線からいくつかのグループが外れていることがわかる。このような外れたサン プルは当初から外生水を含むと考えられ、従って、人手で乳しぼりしたサンプル を利用すると、この推定値の広がりは3つのグループ全てにおいて小さくなるも のと考えられ、それ故サンプル中の外生水の較正及び推定値は改善される。 図6は本発明に係る系1の好適な態様を模式する。 赤外線減衰測定手段2は、赤外線領域の中の少なくとも1の波長バンドにおい てサンプルの光減衰を決定できる任意のタイプであってよい。現状、波長バンド を規定するのに光学フィルターを利用している赤外線減衰測定手段が好ましいが 、しかしながらFTIR装置がこの用途に非常に適し、なぜならサンプルの赤外線吸 収スペクトル全体が一工程で得られうるからである。サンプルの赤外線減衰を測 定するとき、光源由来の赤外線をサンプル及びフィルターに減衰を測定すべき波 長を規定するために通し、次いで更に光検出器に到達させる。このタイプ装置に おいて、このサンプルを赤外線が完全に減衰してしまうことなく通過できるほど に薄いが、しかしながらサンプルを導入及び取り出しできるほどの厚みのキュベ ットの中に含ませる。このキュベットは、極端に減衰することなく赤外線光の通 過を可能とするCaF2の如くの材料より成るべきである。 もしシグナル/ノイズの比を高めるなら、サンプルに通す光はロック・イン・ 検出を利用できるようにオン・オフ(遮断)できうるものとする。この遮断は、 その目的のためにチョッパーを導入することにより、又は例えばフィルターを保 持しているホイールを回転させることにより得られうる。このようにして、光が フィルターを透過しないとき、そしてその代わりにフィルターホイールに照射す るとき、その光はオフとなり、この状況に反して光がフィルターを透過している とき、むろん光はオンとなっている。この方法は、例 えばチョッパーがいらないといういくつかの利点を有する。 サンプルの導電率を測定するための手段3は液体サンプルの導電率を測定でき る任意のタイプであってもよい。しかしながら、手段3の中で液体サンプルを保 持する内部表面の腐触としての問題が生じるため、並びに分極効果及び電気分解 がサンプル中で生じうるため、図7に示している導電率測定手段が現状好ましい 。 測定した個々の波長についての赤外線減衰値及びサンプルの導電率についての 値を計算手段4に伝達させる。これらの値のバックグランドを保存手段5で保存 しておくことで、計算手段はサンプル中の外生水の量及びサンプルの凍結点降下 を決定できる。 保存手段5に保存されたパラメーターを較正のバックグランドに基づいて作製 する。これらのパラメーターは実施する実際の測定(FPD又は外生水)及び使用し た実際の系に依存するであろう。これらの較正を実施するための方法は先に説明 した通りである。 図7は本発明の好適な系の導電率測定手段3の好適な態様を示す。 この手段3において、液体サンプルは液体サンプルを流すことのできる液体導 管8で保持する。好適な態様においては、6個電極11,12,13,14,15及び16を 使用する。これらの電極は液体サンプルの流れの方向で間隔を置いて配置されて いる(矢印17参照のこと)。 例えばステンレススチールより成り、導管8の中でサンプルと直接電気接触し ている電極11〜16であってそれぞれ例えば1,1,0.1,0.1,1及び1mmの厚み を有する電極は、例えばプラスチック製であり、且つそれぞれ例えば1,3,3 ,3及び1mmの厚みを有するいくつかの非導電性隔離手段21〜25と一緒になって 、導管8を構成している。電極11〜16及び隔離手段21〜25は好ましくは例えば1 .5mmの同一の内径を有し、それにより滑らかな導管8の内面を得ることができ、 それ故その中での沈降の可能性が低まる。滑らかな導管8はサンプル中に均質な 電場をもたらすという利点も有する。その導管がサンプルを漏らさないことを確 実にするため、隔離手段21〜25及び電極11〜16は周知のO−リングを用いて組立 てよい。 中央の電極13,14は電圧計9に接続されている。2個の隣り合う電極12,15は 電源10に接続され、これにより電流は導管8の中の電極12と15との間にあるサン プル部分を流れる。電極13と14との間の電圧は導管8の中の導電率の指標を供す 。 これにより、サンプルの導電率は、電極13と14との間の電圧差、電極12及び15 により供される電流の大きさ、及び導電率測定手段の適当な較正に基づいて決定 されうる幾何学的要因から決定できうる。 この形態において4個の電極を使用するとき、手段3は電極の腐蝕及び分極効 果にあまり依存しない。更に、交流電流を電極12,15に供給すると、これらの電 極の表面での電気分解及び分極は起こらない。 更に2個の電極11,16を電流供給電極12,15に隣接して配置する。これらの追 加の電極には、隣接電極12,15のそれぞれと同じ電位で供給する。これにより、 手段3からの漏電はない。 本態様において、追加電極11,16への電位供給は、電極12又は15のそれぞれの 電位を追跡する「電圧フォロワー」として接続されたオペレーショナル増幅器16 により発生させる。これにより、電極12及び15の電位は、電極の電位を追跡する 追加の電極11及び16により有意義な度合いにまで改変される。 好ましくは、サンプルの導電率を測定するための手段3は一定の温度、例えば 42℃の0.1℃以内で恒温とされており、なぜならミル クサンプルの導電率はその温度に依存するからである。 また、ミルクサンプルの赤外線吸収も温度に依存し、ミルクサンプルが中で赤 外線光と相互作用するキュベットも恒温にする。そこで、厳重な恒温が必要とさ れるとき、系の中の場所の数を減らすため、手段2と3は互いと隣接して配置す ることが好都合でありうる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年10月31日 【補正内容】 請求の範囲 1.ミルクサンプル中に含まれている任意の外生水の量を定量評価するための 方法であって、 a)少なくとも一の波長バンドにおいてサンプルの赤外線減衰の測定を実施す る; b)測定(a)と、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰と外生水の 量との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定しておいた回帰係数とに基 づいて、サンプル中の任意の外生水の量を定量評価する; 工程を含んで成る方法。 2.c)前記サンプルの導電率を測定し、そしてここで任意の外生水の量の定 量評価を、前記測定(a)、この測定(c)、並びに少なくとも一の波長バンド における赤外線減衰、測定した導電率及び外生水の量との関係に関する多重変量 較正に由来する予め決定しておいた回帰係数に基づいて実施する、請求項1記載 の方法。 3.前記測定(a)を、サンプル中の成分の濃度値に至る任意の中間変換抜き で前記評価(b)において利用する、先の請求項のいづれか1項記載の方法。 4.前記測定(a)を、水に対する標準化及びアナログ・デジタル変換を除く 任意の中間変換抜きで前記評価(b)に直接利用する、請求項1又は2記載の方 法。 5.前記測定(a)を任意の中間変換抜きで評価(b)において直接利用する 、請求項1又は2記載の方法。 6.前記多重変量較正のために用いるサンプルのてこ比を、少なくとも一のサ ンプルの中に外生水を含ませることにより、外生水の測定に関連して高める、先 の請求項のいづれか1項記載の方法。 7.前記多重変量較正のために利用した少なくとも一のサンプルが実質的に全 体的に水より成る、請求項6記載の方法。 8.前記多重変量較正のために用いたサンプルのてこ比を、外生水の効果に対 応して操作したデーターを含ませることにより、外生水の測定に関連して高める 、先の請求項のいづれか1項記載の方法。 9.前記多重変量較正のために利用したサンプルのてこ比を、多重変量較正の 前に1又は複数の回帰係数を規定することにより外生水の測定に関連して高める 、先の請求項のいづれか1項記載の方法。 10.ミルクサンプルの凍結点降下を測定するための方法であって: a)少なくとも一の波長バンドにおいてサンプルの赤外線減衰の測定を実施す る; b)測定(a)と、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰とサンプル の凍結点降下との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定しておいた回帰 係数とに基づいてサンプルの凍結点降下を測定する; 工程を含んで成り、ここでこの測定(a)はサンプル中の成分の濃度値に至る 任意の中間変換抜きで評価(b)において利用する、 前記方法。 11.前記測定(a)を、アナログ・デジタル変換を除く任意の中間変換抜きで 評価(b)に直接利用する、請求項10記載の方法。 12.前記測定(a)を任意の中間変換抜きで評価(b)に直接利用する、請求 項10記載の方法。 13.ミルクサンプルの凍結点降下を測定するための方法であって: a)少なくとも一の波長バンドにおいてサンプルの赤外線減衰の測定を実施す る; b)測定(a)と、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰とサンプル の凍結点降下との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定しておいた回帰 係数とに基づいてサンプルの凍結点降下を決定する; 工程を含んで成り、ここでこの多重変量較正のために用いたサンプルのてこ比 を、以下の手段1)〜4) 1)少なくとも一のサンプルに水を添加すること; 2)多重変量較正に、実質的に全体的に水より成る少なくとも一のサンプルを 含ませること、 3)多重変量較正に、外生水の効果に対応して操作したデーターを含ませるこ と、 4)多重変量較正の前に、1又は複数の回帰係数を規定すること、 のいづれか又はいくつかにより凍結点降下の決定に関連して高める、前記方法。 14.c)前記サンプルの導電率を測定し、そしてここで前記サンプルの凍結点 降下の測定を、前記測定(a)、この測定(c)、並びに少なくとも一の波長バ ンドにおける赤外線減衰、測定した導電率及び凍結点降下との関係に関する多重 変量較正に由来する予め決定しておいた回帰係数に基づいて実施する、請求項10 〜13のいづれか1項記載の方法。 15.前記赤外線減衰の測定を、ラクトースが吸収する少なくとも一の波長バン ドにおいて実施する、先の請求項のいづれか1項記載の方法。 16.少なくとも一種のミルク成分の濃度を、前記測定(a)、並 びに少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰と注目の前記少なくとも一種 の成分の濃度との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定しておいた回帰 係数を利用して決定する、先の請求項のいづれか1項記載の方法。 17.前記少なくとも一種のミルク成分が、炭水化物、例えばラクトース、タン パク質、尿素、クエン酸、遊離脂肪酸、抗生物質、クン酸塩、体細胞、細菌、保 存剤及びカゼインより成る群から選ばれる、請求項16記載の方法。 18.前記赤外線減衰の測定を少なくとも2本の波長バンドで実施する、先の請 求項のいづれか1項記載の方法。 19.前記赤外線減衰の測定を少なくとも4本の波長バンドで実施する、請求項 18記載の方法。 20.前記赤外線減衰の測定を少なくとも8本の波長バンドで実施する、請求項 19記載の方法。 21.前記赤外線減衰の測定を8〜15本の波長バンドで実施する、請求項19記載 の方法。 22.少なくとも一の波長バンドにおけるミルクサンプルの赤外線減衰の測定、 並びにこの赤外線減衰の測定及び一式の回帰係数に基づいてサンプル中の任意の 外生水の量を定量評価することにより、ミルクサンプル中に、含まれている任意 の外生水を測定する装置において利用するための一式の回帰係数の確立のための 方法であって、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰と外生水の量との 関係に関する多重変量較正を、外生水の測定に関連しててこ比を高めた数のミル クサンプルを用いて実施することを含んで成る方法。 23.前記多重変量較正のために用いるサンプルのてこ比を、少なくとも一のサ ンプルの中に外生水を含ませることにより、外生水の測定に関連して高める、請 求項22記載の方法。 24.少なくとも一の個別のサンプルをいくつかの新たなサンプルに分け、そし てこのいくつかの新たなサンプルの一部に既知量の外生水を加える、請求項23記 載の方法。 25.前記多重変量較正のために利用した少なくとも一のサンプルが実質的に全 体的に水より成る、請求項23記載の方法。 26.前記多重変量較正のために用いたサンプルのてこ比を、外生水の効果に対 応して操作したデーターを含ませることにより、外生水の測定に関連して高める 、請求項22〜25のいづれか1項記載の方法。 27.前記多重変量較正のために利用したサンプルのてこ比を、多重変量較正の 前に1又は複数の回帰係数を規定することにより外生水の測定に関連して高める 、請求項22〜26のいづれか1項記載の方法。 28.前記多重変量較正を少なくとも5サンプルを用いて実施する、請求項22〜 27のいづれか1項記載の方法。 29.前記多重変量較正を少なくとも10サンプルを用いて実施する、請求項28記 載の方法。 30.前記多重変量較正を少なくとも20サンプルを用いて実施する、請求項29記 載の方法。 31.前記多重変量較正を10〜20サンプルを用いて実施する、請求項29記載の方 法。 32.外生水を多重変量較正のために用いる少なくとも2サンプルに加える、請 求項23〜31のいづれか1項記載の方法。 33.外生水を多重変量較正のために用いる少なくとも4サンプルに加える、請 求項32記載の方法。 34.外生水を多重変量較正のために用いるサンプルの約1/3に含ませる、請 求項23〜31のいづれか1項記載の方法。 35.外生水を多重変量較正のために用いるサンプルの約1/2に含ませる、請 求項34記載の方法。 36.添加する外生水の量が個別のサンプルの容量の少なくとも0.5%に相当す る、請求項23〜35のいづれか1項記載の方法。 37.添加する外生水の量が個別のサンプルの容量の1〜10%に相当する、請求 項36記載の方法。 38.添加する外生水の量が個別のサンプルの容量の2〜8%に相当する、請求 項37記載の方法。 39.添加する外生水の量が個別のサンプルの容量の3〜6%に相当する、請求 項38記載の方法。 40.前記一式の回帰係数の確立のために用いたミルクサンプルが未処理のミル クサンプルである、請求項22〜39のいづれか1項記載の方法。 41.前記ミルクサンプルが人手による乳しぼりのままの直接的な未処理ミルク サンプルである、請求項40記載の方法。 42.少なくとも一の波長バンドにおけるミルクサンプルの赤外線減衰の測定、 並びにこの赤外線減衰の測定及び一式の回帰係数に基づいてサンプル中の任意の 外生水の量を定量評価することにより、ミルクサンプル中の凍結点降下を測定す る装置において利用するための一式の回帰係数の確立のための方法であって、少 なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰と凍結点降下との関係に関する多重 変量較正を、凍結点降下の測定に関連しててこ比を高めた数のミルクサンプルを 用いて実施することを含んで成る方法。 43.前記多重変量較正のために用いるサンプルのてこ比を、少なくとも一のサ ンプルに添加水を含ませることにより、凍結点降下の測定に関連して高める、請 求項42記載の方法。 44.前記多重変量較正のために利用した少なくとも一のサンプル が実質的に全体的に水より成る、請求項43記載の方法。 45.前記多重変量較正のために用いたサンプルのてこ比を、添加水の効果に対 応して操作したデーターを含ませることにより、凍結点降下の測定に関連して高 める、請求項42〜44のいづれか1項記載の方法。 46.前記多重変量較正のために利用したサンプルのてこ比を、多重変量較正の 前に1又は複数の回帰係数を規定することにより凍結点降下の測定に関連して高 める、請求項42〜44のいづれか1項記載の方法。 47.前記較正を、 a)いくつかのミルクサンプルを得る、 b)少なくとも一のサンプルを添加水を含むサンプルに置き換える、 c)凍結点降下の測定を実施する、 d)個別のサンプルのいくつかの波長バンドにおける赤外線減衰の測定を実施 する、そして e)既知の凍結点降下及び個別のサンプルの測定した赤外線減衰値に基づいて 装置の多重変量較正を実施する、 ことにより実施する、請求項42〜46のいづれか1項記載の方法。 48.更に下記の工程: f)工程(b)の後、且つ工程(e)の前に、サンプルの導電率の測定を行い 、そして多重変量較正において導電率を含ませる、 請求項47記載の方法。 49.少なくとも一の前記個別のサンプルを新たないくつかのサンプルに分け、 そしてこの新たないくつかのサンプルの少なくとも一部に種々の量の水を加える 、請求項47又は48記載の方法。 50.前記多重変量較正を少なくとも5サンプルを用いて実施する 、請求項42〜49のいづれか1項記載の方法。 51.前記多重変量較正を少なくとも10サンプルを用いて実施する、請求項50記 載の方法。 52.前記多重変量較正を少なくとも20サンプルを用いて実施する、請求項51記 載の方法。 53.前記多重変量較正を10〜20サンプルを用いて実施する、請求項51記載の方 法。 54.水を多重変量較正のために用いる少なくとも2サンプルに加える、請求項 43〜53のいづれか1項記載の方法。 55.水を多重変量較正のために用いる少なくとも4サンプルに加える、請求項 54の記載の方法。 56.水を多重変量較正のために用いるサンプルの約1/3に含ませる、請求項 43〜53のいづれか1項記載の方法。 57.水を多重変量較正のために用いるサンプルの約1/2に含ませる、請求項 43〜53のいづれか1項記載の方法。 58.添加する水の量が個別のサンプルの容量の少なくとも0.5%に相当する、 請求項43〜57のいづれか1項記載の方法。 59.添加する水の量が個別のサンプルの容量の1〜10%に相当する、請求項58 記載の方法。 60.添加する水の量が個別のサンプルの容量の2〜8%に相当する、請求項59 記載の方法。 61.添加する外生水の量が個別のサンプルの容量の3〜6%に相当する、請求 項60記載の方法。 62.前記多重変量較正を、部分最小二乗法、主成分回帰、多重線形回帰及び人 工神経ネットワーク学習より成る群から選ばれる方法、又はそれらの組合せによ り実施する、先の請求項のいづれか1項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,C Z,DE,DK,EE,ES,FI,FI,GE,HU ,JP,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT, LV,MD,MG,MN,NO,NZ,PL,RO,R U,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ハンセン,ペル バーベン デンマーク国,デーコー−3400 ヒレルレ ッド,ソフィーハーベン 88

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ミルクサンプル中に含まれている任意の外生水の量を定量評価するための 方法であって、 a)少なくとも一の波長バンドにおいてサンプルの赤外線減衰の測定を実施す る; b)測定(a)と、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰と外生水の 量との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定しておいた回帰係数とに基 づいて、サンプル中の任意の外生水の量を定量評価する; 工程を含んで成る方法。 2.c)前記サンプルの導電率を測定し、そしてここで任意の外生水の量の定 量評価を、前記測定(a)、この測定(c)、並びに少なくとも一の波長バンド における赤外線減衰、測定した導電率及び外生水の量との関係に関する多重変量 較正に由来する予め決定しておいた回帰係数に基づいて実施する、請求項1記載 の方法。 3.前記測定(a)を、サンプル中の成分の濃度値に至る任意の実体的な中間 変換抜きで前記評価(b)において利用する、先の請求項のいづれか1項記載の 方法。 4.前記測定(a)を、水に対する可能な標準化及びA/D変換を除く任意の 中間変換抜きで前記評価(b)に直接利用する、請求項3記載の方法。 5.前記多重変量較正のために用いるサンプルのてこ比を、少なくとも一のサ ンプルの中に外生水を含ませることにより、外生水の測定に関連して高める、先 の請求項のいづれか1項記載の方法。 6.前記多重変量較正のために利用した少なくとも一のサンプルが実質的に全 体的に水より成る、請求項5記載の方法。 7.前記多重変量較正のために用いたサンプルのてこ比を、外生水の効果に対 応して操作したデーターを含ませることにより、外生水の測定に関連して高める 、先の請求項のいづれか1項記載の方法。 8.前記多重変量較正のために利用したサンプルのてこ比を、多重変量較正の 前に1又は複数の回帰係数を規定することにより外生水の測定に関連して高める 、先の請求項のいづれか1項記載の方法。 9.ミルクサンプルの凍結点降下を測定するための方法であって: a)少なくとも一の波長バンドにおいてサンプルの赤外線減衰の測定を実施す る; b)測定(a)と、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰とサンプル の凍結点降下との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定しておいた回帰 係数とに基づいてサンプルの凍結点降下を測定する; 工程を含んで成り、ここでこの測定(a)はサンプル中の成分の濃度値に至る 任意の実体的な中間変換抜きで評価(b)において利用する、 前記方法。 10.前記測定(a)を、可能なA/D変換を除く任意の中間変換抜きで評価( b)に直接利用する、請求項9記載の方法。 11.ミルクサンプルの凍結点降下を測定するための方法であって: a)少なくとも一の波長バンドにおいてサンプルの赤外線減衰の測定を実施す る; b)測定(a)と、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減 衰とサンプルの凍結点降下との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定し ておいた回帰係数とに基づいてサンプルの凍結点降下を決定する; 工程を含んで成り、ここでこの多重変量較正のために用いたサンプルのてこ比 を、以下の手段1)〜4) 1)少なくとも一のサンプルに水を添加すること; 2)多重変量較正に、実質的に全体的に水より成る少なくとも一のサンプルを 含ませること、 3)多重変量較正に、外生水の効果に対応して操作したデーターを含ませるこ と、 4)多重変量較正の前に、1又は複数の回帰係数を規定すること、 のいづれか又はいくつかにより凍結点降下の決定に関連して高める、前記方法。 12.c)前記サンプルの導電率を測定し、そしてここで前記サンプルの凍結点 降下の測定を、前記測定(a)、この測定(c)、並びに少なくとも一の波長バ ンドにおける赤外線減衰、測定した導電率及び凍結点降下との関係に関する多重 変量較正に由来する予め決定しておいた回帰係数に基づいて実施する、請求項9 〜11のいづれか1項記載の方法。 13.前記赤外線減衰の測定を、ラクトースが吸収する少なくとも一の波長バン ドにおいて実施する、先の請求項のいづれか1項記載の方法。 14.少なくとも一種のミルク成分の濃度を、前記測定(a)、並びに少なくと も一の波長バンドにおける赤外線減衰と注目の前記少なくとも一種の成分の濃度 との関係に関する多重変量較正に由来する予め決定しておいた回帰係数を利用し て決定する、先の請求項の いづれか1項記載の方法。 15.前記少なくとも一種のミルク成分が、炭水化物、例えばラクトース、タン パク質、尿素、クエン酸、遊離脂肪酸、抗生物質、クン酸塩、体細胞、細菌、保 存剤及びカゼインより成る群から選ばれる、請求項14記載の方法。 16.前記赤外線減衰の測定を少なくとも2本の波長バンドで実施する、先の請 求項のいづれか1項記載の方法。 17.前記赤外線減衰の測定を少なくとも4本の波長バンドで実施する、請求項 16記載の方法。 18.前記赤外線減衰の測定を少なくとも8本の波長バンドで実施する、請求項 17記載の方法。 19.前記赤外線減衰の測定を8〜15本の波長バンドで実施する、請求項17記載 の方法。 20.少なくとも一の波長バンドにおけるミルクサンプルの赤外線減衰の測定、 並びにこの赤外線減衰の測定及び一式の回帰係数に基づいてサンプル中の任意の 外生水の量を定量評価することにより、ミルクサンプル中に、含まれている任意 の外生水を測定する装置において利用するための一式の回帰係数の確立のための 方法であって、少なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰と外生水の量との 関係に関する多重変量較正を、外生水の測定に関連しててこ比を高めた数のミル クサンプルを用いて実施することを含んで成る方法。 21.前記多重変量較正のために用いるサンプルのてこ比を、少なくとも一のサ ンプルの中に外生水を含ませることにより、外生水の測定に関連して高める、請 求項20記載の方法。 22.少なくとも一の個別のサンプルをいくつかの新たなサンプルに分け、そし てこのいくつかの新たなサンプルの一部に既知量の外生水を加える、請求項21記 載の方法。 23.前記多重変量較正のために利用した少なくとも一のサンプルが実質的に全 体的に水より成る、請求項21記載の方法。 24.前記多重変量較正のために用いたサンプルのてこ比を、外生水の効果に対 応して操作したデーターを含ませることにより、外生水の測定に関連して高める 、請求項20〜23のいづれか1項記載の方法。 25.前記多重変量較正のために利用したサンプルのてこ比を、多重変量較正の 前に1又は複数の回帰係数を規定することにより外生水の測定に関連して高める 、請求項20〜24のいづれか1項記載の方法。 26.前記多重変量較正を少なくとも5サンプルを用いて実施する、請求項20〜 25のいづれか1項記載の方法。 27.前記多重変量較正を少なくとも10サンプルを用いて実施する、請求項26記 載の方法。 28.前記多重変量較正を少なくとも20サンプルを用いて実施する、請求項27記 載の方法。 29.前記多重変量較正を10〜20サンプルを用いて実施する、請求項27記載の方 法。 30.外生水を多重変量較正のために用いる少なくとも2サンプルに加える、請 求項21〜29のいづれか1項記載の方法。 31.外生水を多重変量較正のために用いる少なくとも4サンプルに加える、請 求項30記載の方法。 32.外生水を多重変量較正のために用いるサンプルの約1/3に含ませる、請 求項21〜29のいづれか1項記載の方法。 33.外生水を多重変量較正のために用いるサンプルの約1/2に含ませる、請 求項32記載の方法。 34.添加する外生水の量が個別のサンプルの容量の少なくとも0 .5%に相当する、請求項21〜33のいづれか1項記載の方法。 35.添加する外生水の量が個別のサンプルの容量の1〜10%に相当する、請求 項34記載の方法。 36.添加する外生水の量が個別のサンプルの容量の2〜8%に相当する、請求 項35記載の方法。 37.添加する外生水の量が個別のサンプルの容量の3〜6%に相当する、請求 項36記載の方法。 38.前記一式の回帰係数の確立のために用いたミルクサンプルが未処理のミル クサンプルである、請求項20〜37のいづれか1項記載の方法。 39.前記ミルクサンプルが人手による乳しぼりのままの直接的な未処理ミルク サンプルである、請求項38記載の方法。 40.少なくとも一の波長バンドにおけるミルクサンプルの赤外線減衰の測定、 並びにこの赤外線減衰の測定及び一式の回帰係数に基づいてサンプル中の任意の 外生水の量を定量評価することにより、ミルクサンプル中の凍結点降下を測定す る装置において利用するための一式の回帰係数の確立のための方法であって、少 なくとも一の波長バンドにおける赤外線減衰と凍結点降下との関係に関する多重 変量較正を、凍結点降下の測定に関連しててこ比を高めた数のミルクサンプルを 用いて実施することを含んで成る方法。 41.前記多重変量較正のために用いるサンプルのてこ比を、少なくとも一のサ ンプルに添加水を含ませることにより、凍結点降下の測定に関連して高める、請 求項40記載の方法。 42.前記多重変量較正のために利用した少なくとも一のサンプルが実質的に全 体的に水より成る、請求項41記載の方法。 43.前記多重変量較正のために用いたサンプルのてこ比を、添加水の効果に対 応して操作したデーターを含ませることにより、凍結 点降下の測定に関連して高める、請求項40〜42のいづれか1項記載の方法。 44.前記多重変量較正のために利用したサンプルのてこ比を、多重変量較正の 前に1又は複数の回帰係数を規定することにより凍結点降下の測定に関連して高 める、請求項40〜42のいづれか1項記載の方法。 45.前記較正を、 a)いくつかのミルクサンプルを得る、 b)少なくとも一のサンプルを添加水を含むサンプルに置き換える、 c)凍結点降下の測定を実施する、 d)個別のサンプルのいくつかの波長バンドにおける赤外線減衰の測定を実施 する、そして e)既知の凍結点降下及び個別のサンプルの測定した赤外線減衰値に基づいて 装置の多重変量較正を実施する、 ことにより実施する、請求項40〜44のいづれか1項記載の方法。 46.更に下記の工程: f)工程(b)の後、且つ工程(e)の前に、サンプルの導電率の測定を行い 、そして多重変量較正において導電率を含ませる、 請求項45記載の方法。 47.少なくとも一の前記個別のサンプルを新たないくつかのサンプルに分け、 そしてこの新たないくつかのサンプルの少なくとも一部に種々の量の水を加える 、請求項45又は46記載の方法。 48.前記多重変量較正を少なくとも5サンプルを用いて実施する、請求項40〜 47のいづれか1項記載の方法。 49.前記多重変量較正を少なくとも10サンプルを用いて実施する、請求項48記 載の方法。 50.前記多重変量較正を少なくとも20サンプルを用いて実施する、請求項49記 載の方法。 51.前記多重変量較正を10〜20サンプルを用いて実施する、請求項49記載の方 法。 52.水を多重変量較正のために用いる少なくとも2サンプルに加える、請求項 41〜51のいづれか1項記載の方法。 53.水を多重変量較正のために用いる少なくとも4サンプルに加える、請求項 52の記載の方法。 54.水を多重変量較正のために用いるサンプルの約1/3に含ませる、請求項 41〜51のいづれか1項記載の方法。 55.水を多重変量較正のために用いるサンプルの約1/2に含ませる、請求項 41〜51のいづれか1項記載の方法。 56.添加する水の量が個別のサンプルの容量の少なくとも0.5%に相当する、 請求項41〜55のいづれか1項記載の方法。 57.添加する水の量が個別のサンプルの容量の1〜10%に相当する、請求項56 記載の方法。 58.添加する水の量が個別のサンプルの容量の2〜8%に相当する、請求項57 記載の方法。 59.添加する外生水の量が個別のサンプルの容量の3〜6%に相当する、請求 項58記載の方法。 60.前記多重変量較正を、部分最小二乗法、主成分回帰、多重線形回帰及び人 工神経ネットワーク学習より成る群から選ばれる方法、又はそれらの組合せによ り実施する、先の請求項のいづれか1項記載の方法。
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