JPH09506125A - ポリアミドと官能化ポリオレフィンを含む組成物のバブル形成により製造したフィルム - Google Patents

ポリアミドと官能化ポリオレフィンを含む組成物のバブル形成により製造したフィルム

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(a)組成物総重量の約50重量%から約99.9重量%のポリアミド、および、(b)組成物総重量の約0.1重量%から約10重量%の、前記ポリアミドの官能基と反応する官能基をバブル強度を維持するのに十分な量で含むポリオレフィンを含有する組成物からバブル成形することにより製造したフィルムを提供する。本発明のフィルムは、シート成形材料と肉厚成形材料のサントウィッチ複合材を製造する際の成形材料としてとくに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアミドと官能化ポリオレフィンを含む 組成物のバブル形成により製造したフィルム 発明の背景 発明の分野 本発明は、例えば複合材料の製造中の支持体ウエブとして有用な、組成物のバ ブル成形によって製造されるポリアミド含有フィルムに関する。 従来技術の記述 強化プラスチック分野では著しい技術進歩がなされている。軽くてよりエネル ギー効率がよい自動車が必要とされていることが拍車をかけており、当分野の研 究活動は自動車本体の金属構造支持部品の代替品となる十分な強度と耐久性を備 えたプラスチックを製造することに費やされている。強化プラスチック部品は、 このような金属部品と同様の構造強度と保全性を備えていなければならないだけ でなく、同時に軽量でありコストが同じか好ましくは安くなければならない。そ の結果、高強度の構造材料の開発に多大な労力がシート状成形材料(SMC)や これに類する材料の活用につぎ込まれ、比較的速いマッチドダイ成形法が可能に なった。 SMCには、とくに不飽和ポリエステル、スチレンモノマー(架橋剤)をはじ めとする架橋性高分子樹脂、粒状充填剤、チョップトファイバー強化およびその 他の種々の少量添加物が含まれている。この複合材料は、チョップトファイバー を移動するポリアミドフィルム上に支持した液体樹脂層上に適用し、その上に他 のポリアミドフィルム層(さらに別の液体樹脂層が施されていてもよい)を設置 してサンドウィッチ複合材料を調製し、これを一連の混練圧縮ロールに通して、 保存のため大きなロールかループに巻取ることによって調製するのが一般的であ る。約2−5時間熟成することによって材料の粘度を高め成形しうるコンシステ ンシーにした後、SMCを使用いて自動車やボートなどの成形部品を製造する。 製造は、ロールなどから適当な大きさを切り出してポリアミドキャリヤーフィル ムを剥がし、SMCを加熱成形型に入れて成形しながら完全に硬化させることに より行う。このようにSMCサンドイッチ複合材料は、圧縮成形法、特にマッチ ドダイ成形法に使用される。これに類似する材料である肉厚成形材料(TMC) も類似の工程で製造する。TMCは、射出成型に使用されることが最も多い。 ポリアミド含有フィルムは、SMCおよびTMCの製造に有用である。それは 、ポリアミドがスチレンモノマーに対して比較的不透性で、強度が良好であるか らである。共有米国特許第4,444,829号明細書には、ポリアミドと種々 のポリオレフィンとのブレンドから形成したフィルムが、この種のサンドイッチ 複合材料製造用のキャリヤーフィルムとして優れていることが示唆されている。 この特許明細書には、このフィルムを注入成形法で製造することが記載されてい る。また、この特許明細書には、ナイロン6とエチレンビニルアセテートとのコ ポリマーが好ましい製品として記載されている。この製品は、産業界で有用な製 品として利用されており、強度が優れ、SMCのスチレン成分に対して不透性で あり、SMCからの剥離性が優れている。この他にも、ナイロン6,6および改 質ポリプロピレンのブレンドから調製した注入成形フィルムも利用されている。 インフレートフィルム調製法によってロールによりなじみ易いフィルムを製造 することが望まれている。しかしながら、フィルム製造業が直面している問題は 、ポリアミドの分子量が比較的低い(例えばギ酸粘度を測定したところナイロン 6で約120未満)ためにフィルムをインフレート押し出しすることができない という点にある。当業者に公知のように、インフレートフィルム押し出しは、可 塑化フィルム組成物を環状ダイヘッドに通し、フィルムバブルを形成する工程を 含んでいる。このバブルは結果的に崩壊してフィルム内に形成される。例えば、 モダンプラスチックエンサクロペディア1992年245−248頁参照。ギ酸 粘度が約120未満であるエチレン−ビニルアセテートコポリマーおよびポリア ミド6は、インフレート押出法ではフィルム内に安定なバブルは形成されない。 低分子量のポリアミドを利用し、優れた強度とスチレン不透性を維持し、フィ ルムの複合成分から剥離しやすいフィルムを、例えばSMCなどの複合材料を製 造するインフレートフィルム製造法によって製造することが望ましい。 本発明の要約 インフレーションによる製造ができないというフィルム製造業界が直面してい る上記問題に対処した本発明は、インフレーション中もバブル強度を維持する組 成物を提供するものである。この組成物には、比較的低分子量のポリアミド(ナ イロン6、ギ酸粘度約120未満)と、反応基を有するポリオレフィンが最小量 含まれている。 このように、本発明は、(a)組成物総重量の約99.9重量%以下のポリア ミド、および、(b)組成物総重量の約0.1重量%から約10重量%の、前記 ポリアミドの官能基と反応する官能基をバブル泡強度を維持するのに十分な量で 含むポリオレフィンを含有する組成物からバブル成形することにより製造したフ ィルムを提供する。 本発明は、(a)組成物総重量の約99.9重量%以下のポリアミド、および 、(b)組成物総重量の約0.1重量%の、前記ポリアミドの官能基と反応する 官能基をポリイオレフィン総重量の約0.01重量%、好ましくは約0.01− 約10重量%含むポリオレフィン、および(c)非官能化ポリオレフィンを、組 成物総重量の約5重量%から約50重量%含有する組成物からバブル成形するこ とにより製造したフィルムを提供する。 本発明は、ポリアミド含有フィルムをバブルから形成する方法をも提供する。 この方法の改良点は、(a)組成物総重量の約99.9重量%以下のポリアミド 、および、(b)組成物総重量の約0.1重量%の、前記ポリアミドの官能基と 反応する官能基をバブル泡強度を維持するのに十分な量で含むポリオレフィンを 含有する組成物からバブル成形することにある。 好ましい態様の詳細な説明 上述のように、本発明のフィルムには、ポリアミドと官能化オレフィンが含ま れており、好ましくは、非官能化ポリオレフィンも含まれている。本発明で用い られるポリアミドは、少なくとも2つの炭素原子で互いに隔てられているポリマ ー鎖の不可欠な部分としてカルボアミドが反復して存在する点に特徴がある。こ れらのポリアミドとしては、以下の一般式: −NHC(O)RC(O)NHR1− または −NH−R−C(O)− で表されるモノマー反復単位またはこれらを組み合わせて有するものを例示する ことができる。上式において、RおよびR1は同一または異なっていてもよく、 炭素数約2以上、好ましくは炭素数約2−約12のアルキレンである。本発明の ポリアミドは比較的低分子量であり、ギ酸粘度(FAV)は約50−約120( ASTMD−789により測定)であるのが好ましい。本方法では、25℃の9 0%ギ酸100mlにポリアミドを11g溶解した溶液を用いる。 上記ポリアミドの有用な具体例として、ジアミンと二酸の反応によって得られ るポリアミドを例示することができる。例えば、ポリ(テトラメチレンアジポア ミド)(ナイロン4,6);ポリ(ヘキサメチレンアジポアミド)(ナイロン6 ,6);ポリヘキサメチレンアゼラインアミド(ナイロン6,9);ポリ(ヘキ サメチレンセバシンアミド)(ナイロン6,10);ポリヘキサメチレンイソフ タルイミド(ナイロン6,I);ポリヘキサメチレンテレフタルイミド(ナイロ ン6,T);ポリ(ヘプタメチレンピルアミド)(ナイロン7,7);ポリ(オ クタメチレンスベルアミド)(ナイロン8.8);ポリ(ノナメチレンアゼルア ミド)(ナイロン9,9);ポリ(デカメチレンアゼルアミド)(ナイロン10 ,9);などを例示することができる。また、有用なポリアミドとして、アミノ 酸やその誘導体(例えばラクタム)を重合することによって製造したポリアミド を例示することあできる。これらの有用なポリアミドの例として、ポリ(4−ア ミノブチル酸)(ナイロン4);ポリ(6−アミノヘキサン酸)[ポリ(カプロ ラクタムとしても知られる)](ナイロン6);ポリ(7−アミノヘプタン酸) (ナイロン7);ポリ(8−アミノオクタン酸)(ナイロン8);ポリ(9−ア ミノノナン酸)(ナイロン9);ポリ(10−アミノデカン酸)(ナイロン10 );ポリ(11−アミノウンデカン酸)(ナイロン11);ポリ(12−アミノ ドデカン酸)(ナイロン12)などを例示することができる。2以上のポリアミ ドのブレンドを使用してもよい。 使用することができる他のポリアミドとして、アジピン酸とメタキシレンジア ミン(ナイロンMXDA);アジピン酸、アゼライン酸および2,2−ビス−( p−アミノシクロヘキシル)プロパン;テレフタル酸および4,4’−ジアミノ ージシクロヘキシルメタンなどから得られるものを例示することができる。 上記ポリアミドの反復単位から得られるコポリマーも用いることができる。そ のようなポリアミドとして、カルボラクタム/ヘキサメチレンアジポアミドコポ リマー(ナイロン6/6,6);ヘキサンメチレンアジポアミド/カプロラクタ ムコポリマー(ナイロン6,6/6);トリメチレンアジポアミド/ヘキサメチ レンアゼライアミドコポリマー(ナイロントリメチル6,6/2,2);ヘキサ メチレナジポアミド/ヘキサメチレンーアゼライアミド/カプロラクタムコポリ マー(ナイロン6,6/6,9/6)などを例示することができるが、これらに 限定されるものではない。 本発明に用いる好ましいポリアミドは、ポリ(カプロラクタム)(ナイロン6 );ポリ(ヘキサメチレンアジポアミド)(ナイロン6,6)およびこれらのブ レンドやコポリマーである。最も好ましいポリアミドはポリ(カプロラクタム) である。 本発明に有用なポリアミドは販売品の中から調達してもよいし、既知の製造法 によって製造したものであってもよい。 上述のように、本発明のポリアミドは比較的低分子量である。ポリアミドのF AVは約20−約120であり、好ましくは約50−約120である。これは分 子量約10,000から約35,000に相当する。分子量は約20,000か ら約30,000であるのが好ましい。 ポリアミドは、組成物総重量の約99.9重量%以下、より好ましくは組成物 総重量の約50−約99.9重量%、最も好ましくは組成物総重量の約75−約 99.9重量%で含有させる。 本発明で用いるポリオレフィンとして、炭素数約2−約6のアルファオレフィ ンモノマーの重合体、アルファオレフィンのホモポリマー、コポリマー(グラフ トコポリマーを含む)およびターポリマーを例示することができる。ホモポリマ ーの例として、低密度、線状低密度、中密度、高密度のポリエチレン;ポリプロ ピレン;ポリブチレン;ポリブテン−1;ポリ−3−メチルブテン−1;ポリペ ンテン−1;ポリ−4−メチルペンテン−1;ポリイソブチレンおよびポリヘキ センを例示することができる。コポリマーやターポリマーとして、アルファオレ フィンと他のオレフィンとのコポリマやターポリマーを挙げることができる。そ のような他のオレフィンとして、エチレン−プロピレン−コポリマー;エチレン −ブテン−コポリマー;エチレン−ペンテン−コポリマー;エチレン−ヘキセン −コポリマーおよびエチレン−プロピレン−ジエン−コポリマー(EPDM)を 例示することができる。本明細書で用いているポリオレフィンという用語には、 アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)ポリマーも含まれる。好ま しいポリマはアルファオレフィンから調製したものであり、最も好ましいものは エチレンポリマー、コポリマーおよびターポリマーから調製したものである。上 記ポリオレフィンは、既知のいずれの方法で調製することができる。ポリオレフ ィンの分子量は、約1,000から約1,000,000、好ましくは約10, 000から約500,000である。好ましいポリオレフィンは、ポリエチレン 、ポリプロピレン、ポリブチレンおよびこれらのコポリマーやブレンドである。 本発明に有用な官能基を有するポリオレフィンは、ポリアミドの官能基(アミ ンおよび/またはカルボン酸)と反応する官能基を有するポリオレフィンである 。ポリアミドと反応する官能基であればいずれの官能基でも本発明で用いること ができる。好ましい官能基は、不飽和ポリカルボン酸およびその酸無水物からな る群より選択される。不飽和ポリカルボン酸と無水物の中には、マレイン酸、マ レイン酸無水物、フマル酸、フマル酸無水物、イタコン酸、イタコン酸無水物、 シトラコン酸、シトラコン酸無水物およびこれらの混合物が含まれる。より好ま しい官能基は無水物であり、最も好ましい官能基はマレイン酸無水物である。 官能基は、官能基とポリオレフィンとを反応させることによって、導入しても よい。官能基は、既知のグラフト法にしたがってポリオレフィンにグラフトする ことができる。あるいは、反応性原子団をポリオレフィンの幹に共重合させても よい。ポリオレフィンは、1種以上の官能基を有していてもよい。 ポリアミドと反応する官能基を有する市販ポリオレフィンを、本発明の組成物 中に好ましく用いることができる。本発明に適した官能基を有するポリオレフィ ンは、既知の方法にしたがって調製してもよい。その方法として、米国特許第3 ,481,910号明細書、同第3,480,580号明細書、同第4,612 ,155号明細書および同第4,751,270号明細書二記載されている方法 を例示することができるがこれらに限定されることはない。不飽和カルボン酸と 無水物をグラフト重合してポリオレフィンにする際に、グラフト重合を開始する ためにさまざまな方法を用いることができる。例えば、γ線、X線、高速陰極線 照射法やフリーラジカル開始法を用いることができる。フリーラジカル(例えば 過 酸化物)の存在下でポリオレフィンと不飽和ポリカルボン酸または無水物とを反 応させるのが、最も広く用いられているグラフト法である。過酸化物を用いる方 法は、グラフト重合開始に際して特別な装置や器具を必要としないため有利であ る。使用しうる過酸化物として、ベンゾイルペルオキシド、t−ブチルペルオキ シベンゾエート、クメンヒドロペルオキシドおよびアゾービス(イソブチロニト リル)などのアゾ化合物を例示することができる。米国特許第4,612,15 5号明細書には、このようなラジカル開始剤を用いたグラフト法が開示されてい る。好ましい条件下ではグラフト収率は50−90%になる。米国特許第4,7 51,270号明細書には、より適したラジカル開始剤が開示されている。この ラジカル開始剤を用いれば、最高100%のグラフト化効率を達成し、官能基を ポリオレフィンに導入するグラフト特異性を高めることができる。 グラフト重合反応は、本分野に既知の標準的なグラフト重合技術によって行う のが一般的である。例えば、ポリオレフィン、官能基のモノマーおよびラジカル 開始剤の混合物を混合中または混合後に混合物を混練しながらポリオレフィンが 溶融する温度まで加熱することにより行う。または、これらの成分を適当な溶媒 中に溶解するか懸濁して、グラフト重合反応を行うこともできる。 官能基を有するポリオレフィンは、組成物の総重量の約0.1以上、より好ま しくは組成物の総重量の約0.1から約10重量%、もっとも好ましくは組成物 の総重量の約0.1から約1重量%で含まれる。 インフレートフィルム製造中に形成されるバブルの強度を維持するのに必要な 組成物の総重量に基づく含有量は、驚くべきことに従来技術品と比べて少ないこ とが判明した。この点について、米国特許第5,010,136号明細書、同第 5,047,479号明細書、同第5,064,700号明細書、同第5,12 2,570号明細書および同第5,126,407号明細書参照。ポリオレフィ ンの官能基は、フィルム製造中に形成されるバブルの強度を維持するのに十分な 量で含ませる。ポリオレフィンの官能基は、ポリオレフィンの総重量の約0.0 1から約10重量%、より好ましくはポリオレフィンの総重量の約0.1から約 5重量%、最も好ましくはポリオレフィンの総重量の約0.2から約1重量%で ある。 理論に拘束される意図はないが、ポリオレフィンの官能基はポリアミドの官能 基と反応すると考えられている。換言すれば、ポリオレフィンの無水物または酸 は、ポリアミドの高分子鎖末端上のアミンと反応すると考えられている。これら の反応によって、ポリアミドはポリオレフィンにグラフトする。これらの反応は 、バブル強度を高めるものと考えられている。 カルボン酸や無水物とは異なり、ポリオレフィンのエステルはポリアミドの高 分子鎖末端にあるアミンと反応しないか、わずかな反応しかしない。このことが 、エチレン−酢酸ビニル−コポリマーとポリアミド6のブレンドからインフレー トフィルムを製造しようとしてもバブルが形成されない理由を説明していると考 えられる。このため、米国特許第3,472,916号に記載されるポリカーボ ンアミドとエチレン−酢酸メチル−オリマーとのブレンドや、米国特許第4,1 76,358号明細書に記載されるポリアミドとエチレン−アクリル酸メチル− メタクリル酸とのブレンドといった組成物も、バブルを形成することができない と考えられる。 本発明には、さらに非官能化ポリオレフィンが含まれているのが好ましい。こ の非官能化ポリオレフィンには、上記官能基を有しない上記ポリオレフィンが含 まれる。その中には、炭素数約2−約6のアルファオレフィンモノマーや、ホモ ポリマー、コポリマー(グラフトコポリマーを含む)、アルファオレフィンのタ ーポリマーが含まれる。官能基を有する上記ポリオレフィンと異なり、非官能化 ポリオレフィンは官能基を有しない(すなわち官能化されていない)。ホモポリ マーとして、低密度、線状低密度、中密度または高密度ポリエチレン;ポリプロ ピレン;ポリブチレン:ポリブテン−1、ポリ−3−メチルブテン−1;ポリペ ンテン−1;ポリ−4−メチルペンテン−1;ポリイソブチレンおよびポリヘキ センを例示することができる。コポリマーやターポリマーとして、アルファオレ フィンと他のオレフィンとのコポリマやターポリマーを挙げることができる。そ のような他のオレフィンとして、エチレン−プロピレン−コポリマー;エチレン −ブテン−コポリマー;エチレン−ペンテン−コポリマー;エチレン−ヘキセン −コポリマーおよびエチレン−プロピレン−ジエン−コポリマー(EPDM)を 例示することができる。上記ポリオレフィンは、既知のいずれの方法で調製する ことができる。ポリオレフィンの分子量は、約1,000から約1,000,0 00、好ましくは約10,000から約500,000である。好ましいポリオ レフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンおよびこれらのコポ リマーやブレンドである。非官能化ポリヘキセンは一般に他の非官能化ポリヘキ センよりも安価であり、本発明のフィルムをSMC、TMCまたは他の複合材料 のサンドウィッチ複合物の製造に用いたときに良好な剥離性を示す。 非官能化ポリオレフィンは、好ましくは組成物総重量の約5から約50重量% 、より好ましくは組成物総重量の約5から約40重量%、最も好ましくは組成物 総重量の約5から約25重量%で含ませるのが好ましい。 本発明のフィルムは、ポリアミド、官能基を有するポリオレフィン、および必 要に応じて非官能化ポリオレフィンと、顔料、熱安定化剤、静電防止剤などの通 常用いられる種々の添加剤を少量を入れて十分に混合することによって製造して もよい。顔料は、複合材料から剥離フィルムをすべて除去したことが簡単にわか るように用いるのが好ましい。この種の顔料は、組成物の約0.01から約2重 量%、より好ましくは約0.1から約1.5重量%といった所望量で含ませても よい。 上述のように、本発明のフィルムはバブル形成工程を経て製造する。この工程 において用いるフィルム製造装置は、当分野においてインフレートフィルム(br own film)装置と呼ばれるものであってもよい。また、製造装置は、インフレー トフィルム用環状ダイヘッドを有するものであり、そのダイヘッドを通して可塑 化フィルム組成物が供給され、フィルム中にバブルを形成する。そのバブルは最 終的に壊れて、フィルム中に取り込まれる。 本発明のフィルムは所望の厚さにすることができる。典型的な厚さは約16ミ ル(400μm)未満であり、好ましい厚さは約0.2ミル−約10ミル(約5 μm−約250μm)であり、より好ましい厚さは約0.4ミル−約5ミル(約 10μm−約130μm)であり、最も好ましい厚さは約0.5ミル−約2ミル (約12.5μm−約50μm)である。この程度の厚さにしておけばかなり柔 軟なフィルムになるが、特定のニーズを満たすためにこれらの範囲外の厚さを採 用することもでき、そのような場合も本発明に含まれることが理解されるべきで ある。 本発明のフィルムは、所望により当分野に既知の方法を用いてあらゆる方向に 延伸または配向することができる。この延伸操作において、フィルムをインフレ ートフィルムの移動方向(当分野では「機械方向(machine direction)」とい う)か、機械方向と直角な方向(当分野では「横断方向(transverse direction )」)に延伸して一軸延伸フィルムにしてもよいし、これら両方向に延伸して二 軸延伸フィルムにしてもよい。両方向に延伸する場合は、同時に延伸しても、別 途延伸してもよい。製造後にフィルムを延伸する場合は、フィルムを一連の予熱 および加熱ロールに通して引伸ばすのが典型的である。加熱したフィルムは1組 のニップロールを通すが、通した後の速度は通す前の速度よりも速くする。この 速度変化は、フィルムの延伸によって補われる。一軸延伸ポリアミドフィルム調 製のための典型的な方法と条件幅は、例えば、米国特許第4,362,385号 明細書に開示されている。 組成物に顔料を使用することを上で説明したように、SMC、TMCおよび他 の複合材料の製造にあたっては、フィルムが化合物にまったく粘着しないかほと んど粘着せず、成形前に複合材料からフィルムを簡単に剥がせる程度の剥離粘着 性または剥離性を支持体フィルムが有するようにすることが重要である。 典型的なSMCおよびTMC化合物組成は、当分野に知られている。例えば、 本明細書の一部としてここに引用する上記共有米国特許第4,444,829号 明細書に開示されている。 本発明のフィルムは、さまざまな剥離フィルムとして用いるのに適した剥離性 を示す。本発明のフィルムは、とくにプレプレグ材料、SMC、TMCおよび塊 状成形材料(BMC)の製造に用いることができる。本発明のフィルムは、とく に繊維強化パネル(FRP)製造用支持体ウエブとしても使用することができる 。これらの工程において、支持体フィルムは製造工程中で用いることができる。 SMCの製造工程は、熱硬化性樹脂層を本発明の連続して送られるフィルム上 に液状でキャスティングし、強化材料を送られる液状層上に導入し、他のフィル ム層(その上に熱硬化性樹脂層を積層していてもよい)を強化液状層の上表面に 接触させてサンドウィッチ複合材料を形成し、できたサンドウィッチ複合材料を 一連の混練および圧縮ロールを通して、サンドウィッチ複合材料を熟成のために 巻き上げるかループ状にする操作を含む。 TMCの製造工程は、不連続強化繊維(すなわち所望の長さのチョップトファ イバー)を樹脂ペーストとともに注入し、注入繊維/樹脂複合体を移動している 本発明の支持体剥離フィルムに適用し、本発明の第二の剥離フィルムを適用して 組成物をサンドウィッチし、さらにこのサンドウィッチ組成物を圧縮エリアを通 過させることによって組成物を圧縮して一般にSMCよりも厚いシートを形成し 、このTMCシートをパッキングのために所望の長さに切断する操作を含む。剥 離フィルムを利用するTMC製造工程は、例えば米国特許第3,932,980 号明細書に開示されている。 本発明によって、比較的低分子量のポリアミドからインフレートフィルムを提 供することができるようになった。このフィルムは上記の望ましい物理的性質を 有し、とくにSMC、TMCおよびこれに類する複合材料の製造の支持体ウエブ として有用である。 以下に非制限的な実施例を記載して、本発明をさらに説明する。 比較例1 ナイロン6(71FAV)90%とエチレン酢酸ビニルコポリマー10%のブ レンドを、マドックス(Maddox)ミキシングヘッド付スクリューを備えた 一軸スクリュー押出機を用いてインフレーションライン上に押し出した。バレル とダイの温度は450−500°F(232−260℃)にし、ダイギャップは 0.020−0.040インチ(0.0508−0.1016cm)にした。バ ブルができなかったため、このブレンドから首尾よくフィルムを製造することは できなかった。 さらに、ナイロン6(70FAV)と1−20重量%の非改質ポリオレフィン (以下に記載するエチレンとブタジエンの線状低密度コポリマー)のブレンドを 用いた場合も、バブルができず、インフレーションによってフィルムを製造する ことができなかった。さらに、ナイロン6(130FAV)と20重量%の上記 ポリオレフィンのブレンドを上記条件下で同様に用いた場合も、バブルができず 、この方法によってフィルムを製造することができなかった。 実施例1 アライドシクナル社のナイロン6(85FAV)90重量%と以下に記載する 無水マロン酸で改質したポリオレフィン0.5重量%、および以下に記載する非 改質ポリオレフィン9.5重量%のブレンドを、上記比較例1の条件下で押し出 した。膨張比1.6−2.3でフィルム厚0.0005−0.002インチ(0 .00127−0.00508cm)の安定性に優れたバブルが形成された。 比較例2および実施例2および3 比較例2は、ナイロン6(135FAV)90重量%とエチレンと酢酸ビニル のコポリマー10重量%のブレンドを用いてインフレーションによって製造した フィルムである。 実施例2は、ナイロン6(85FAV)94重量%と無水マレイン酸によって 改質した線状低密度ポリ(エチレン−ブタジエン)コポリマー(無水マレイン酸 0.3重量%、密度0.904、メルトインデックス3.0)1重量%、および 線状低密度ポリ(エチレン−ブタジエン)コポリマー(密度0.900、メルト インデックス5.0)からなる組成物である。上と同様にインフレーションでフ ィルムを製造した。 実施例3は、実施例2で用いたナイロン6を90重量%、実施例2で用いた無 水マレイン酸で改質したポリオレフィン1重量%、および実施例2で用いた非改 質ポリオレフィン9重量%からなる組成物である。上と同様にインフレーション でフィルムを製造した。 これらのフィルムを試験した結果、以下の性質を有することが判明した。下記 の表において、COFは摩擦係数を示す。2つの値が示されている場合は、最初 の値が機械方向の値であり、次の値が横断方向の値である。 本発明のフィルムの剥離性は比較例のフィルムと同程度であった。また、スチ レン不浸透性と強度も比較例のフィルムと同程度であった。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年11月13日 【補正内容】 (英文明細書3−4頁の差替) (和文翻訳文2頁24行−4頁11行に対応) 低分子量のポリアミドを利用し、優れた強度とスチレン不透性を維持し、フィ ルムの複合成分から剥離しやすいフィルムを、例えばSMCなどの複合材料を製 造するインフレートフィルム製造法によって製造することが望ましい。 本発明の要約 インフレーションによる製造ができないというフィルム製造業界が直面してい る上記問題に対処した本発明は、インフレーション中もバブル強度を維持する組 成物を提供するものである。この組成物には、比較的低分子量のポリアミド(ナ イロン6、ギ酸粘度約120未満)と、反応基を有するポリオレフィンが最小量 含まれている。 このように、本発明は、(a)組成物総重量の50重量%から99.9重量% の、ASTMD−789により測定したギ酸粘度が約20から約120のポリア ミド、および、(b)組成物総重量の約0.1重量%から1重量%未満の、前記 ポリアミドの官能基と反応する官能基をバブル泡強度を維持するのに十分な量で 含むポリオレフィンを含有する組成物からバブル成形することにより製造したフ ィルムを提供する。 本発明は、(a)組成物総重量の約50重量%から約99.9重量%の、AS TMD−789により測定したギ酸粘度が約20から約120の ポリアミド、お よび、(b)組成物総重量の約0.1重量%から約1重量%未満の、前記ポリア ミドの官能基と反応する官能基をポリイオレフィン総重量の約0.01重量%、 好ましくは約0.01−約10重量%含むポリオレフィン、および(c)非官能 化ポリオレフィンを、組成物総重量の約5重量%から約50重量%含有する組成 物からバブル成形することにより製造したフィルムを提供する。 本発明は、ポリアミド含有フィルムをバブルから形成する方法をも提供する。 この方法の改良点は、(a)組成物総重量の約50重量%から約99.9重量% の、ASTMD−789により測定したギ酸粘度が約20から約120のポリア ミド、および、(b)組成物総重量の約0.1重量%から約1重量%未満の、前 記ポリアミドの官能基と反応する官能基をバブル泡強度を維持するのに十分な 量で含むポリオレフィンを含有する組成物からバブル成形することにある。 好ましい態様の詳細な説明 上述のように、本発明のフィルムには、ポリアミドと官能化オレフィンが含ま れており、好ましくは、非官能化ポリオレフィンも含まれている。本発明で用い られるポリアミドは、少なくとも2つの炭素原子で互いに隔てられているポリマ ー鎖の不可欠な部分としてカルボアミドが反復して存在する点に特徴がある。こ れらのポリアミドとしては、以下の一般式: −NHC(O)RC(O)NHR1− または −NH−R−C(O)− で表されるモノマー反復単位またはこれらを組み合わせて有するものを例示する ことができる。上式において、RおよびR1は同一または異なっていてもよく、 炭素数約2以上、好ましくは炭素数約2−約12のアルキレンである。本発明の ポリアミドは比較的低分子量であり、ギ酸粘度(FAV)は約50−約120( ASTMD−789により測定)であるのが好ましい。本方法では、25℃の9 0%ギ酸100mlにポリアミドを11g溶解した溶液を用いる。 上記ポリアミドの有用な具体例として、ジアミンと二酸の反応によって得られ るポリアミドを例示することができる。例えば、ポリ(テトラメチレンアジポア ミド)(ナイロン4,6);ポリ(ヘキサメチレンアジポアミド)(ナイロン6 ,6);ポリヘキサメチレンアゼラインアミド(ナイロン6,9);ポリ(ヘキ サメチレンセバシンアミド)(ナイロン6,10);ポリヘキサメチレンイソフ タルイミド(ナイロン6,I);ポリヘキサメチレンテレフタルイミド(ナイロ ン6,T);ポリ(ヘプタメチレンピルアミド)(ナイロン7,7);ポリ(オ クタメチレンスベルアミド)(ナイロン8.8); (英文明細書15頁の差替) (和文翻訳文14頁1−27行に対応) 請求の範囲 1.[訂正](a)ASTMD−789により測定したギ酸粘度が約20から約1 20のポリアミドを、組成物総重量の約50重量%から約99.9重量%、およ び (b)前記ポリアミドのアミンまたはカルボン酸と反応する官能基をポリオレフ ィンの総重量の約0.01重量%以上有するポリオレフィンを、組成物総重量の 約0.1重量%から約1重量%未満 含有する溶融固体組成物から直接バブル成形することにより製造したフィルム。 2.[訂正](c)非官能化ポリオレフィンを、組成物総重量の約5重量%から約 50重量%含有する請求項1のフィルム。 3. 前記フィルムの厚さが約5ミクロンから約400ミクロンである請求 項1のフィルム。 4. 前記ポリアミドが、ナイロン6、ナイロン6,6、これらのブレンド とコポリマーからなる群より選択される請求項1のフィルム。 5. 前記ポリアミドがナイロン6である請求項1のフィルム。 6. 前記ポリアミドがナイロン6,6である請求項1のフィルム。 7. 前記ポリアミドのギ酸粘度が約50から約120である請求項1のフ ィルム。 8. 前記ポリオレフィン官能基がポリオレフィン総重量の約0.01重量 %から約10重量%含まれる請求項1のフィルム。 9. 前記ポリオレフィンが、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン 、ポリブテン−1、ポリ−3−メチルブテン−1、ポリペンテン−1、ポリ−4 −メチルペンテン−1、ポリイソブチレン、ポリヘキセン、エチレン−プロピレ ンコポリマー、エチレン−ブテンコポリマー、エチレン−ペンテンコポリマー、 エチレン−ヘキセンコポリマー、エチレン−プロピレン−ジエンコポリマーおよ びアクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマーからなる群より選択され る 請求項1のフィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI B29L 7:00 (72)発明者 アルトマン,カール・エリオット アメリカ合衆国ペンシルバニア州17964, ピットマン,アールディー 1,ボックス 118シー (72)発明者 マッキー,ジョゼフ・エドガー アメリカ合衆国ニュージャージー州07936, イースト・ハノーバー,ゲイル・ドライブ 51 (72)発明者 デービス,ヘンリー・アーヴィン アメリカ合衆国ペンシルバニア州17901, ポッツヴィル,セカンド・アベニュー 1827

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)ASTMD−789により測定したギ酸粘度が約120未満の ポリアミドを、組成物総重量の約50重量%から約99.9重量%、および (b)前記ポリアミドのアミンまたはカルボン酸と反応する官能基をポリオレフ ィンの総重量の約0.01重量%以上有するポリオレフィンを、組成物総重量の 約0.1重量%から約10重量% 含有する組成物からバブル成形することにより製造したフィルム。 2. (c)非官能化ポリオレフィンを、組成物総重量の約5重量%から約 50重量%含有する請求項1の組成物。 3. 前記フィルムの厚さが約5ミクロンから約400ミクロンである請求 項1のフィルム。 4. 前記ポリアミドが、ナイロン6、ナイロン6,6、これらのブレンド とコポリマーからなる群より選択される請求項1のフィルム。 5. 前記ポリアミドがナイロン6である請求項1のフィルム。 6. 前記ポリアミドがナイロン6,6である請求項1のフィルム。 7. 前記ポリアミドのギ酸粘度が約50から約120である請求項1のフ ィルム。 8. 前記ポリオレフィン官能基がポリオレフィン総重量の約0.01重量 %から約10重量%含まれる請求項1のフィルム。 9. 前記ポリオレフィンが、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン 、ポリブテン−1、ポリ−3−メチルブテン−1、ポリペンテン−1、ポリ−4 −メチルペンテン−1、ポリイソブチレン、ポリヘキセン、エチレン−プロピレ ンコポリマー、エチレン−ブテンコポリマー、エチレン−ペンテンコポリマー、 エチレン−ヘキセンコポリマー、エチレン−プロピレン−ジエンコポリマーおよ びアクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマーからなる群より選択され る請求項1のフィルム。 10. 前記ポリオレフィンがエチレンポリマー、コポリマーまたはターポリ マーである請求項1のフィルム。
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