JPH09506007A - 毛髪再成長方法およびその装置 - Google Patents

毛髪再成長方法およびその装置

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JPH09506007A JP7510521A JP51052195A JPH09506007A JP H09506007 A JPH09506007 A JP H09506007A JP 7510521 A JP7510521 A JP 7510521A JP 51052195 A JP51052195 A JP 51052195A JP H09506007 A JPH09506007 A JP H09506007A
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Abstract

(57)【要約】 2つあるいはそれ以上の数の電極を人体の頭皮に接触させることなく近接させて載置させることにより、毛髪の再成長を促進または毛髪の減少を緩和できる。5ヘルツから35ヘルツていどの幅域のパルス反復周波数をもつ低電圧のプラスあるいはマイナス極性のパルス列信号を、それら電極に約12分間付与する。人体への治療は、約32週間におよぶ治療サイクル期間に渡って行い、毎週の治療回数は1回または2回くらいとする。

Description

【発明の詳細な説明】 毛髪再成長方法およびその装置発明の分野 本発明は、人間の毛髪の再成長を促進および/または毛髪の減少を緩和する方 法や装置に関する。発明の背景 その頭部の毛髪の減少、生え際の後退、若禿などで悩む人は多い。長年にわた って、毛髪再成長促進のための多様な化学薬品が市販されてきているが、いずれ も困惑な、つまりは期待はずれの結果となっている。また、かなりの人が、人工 毛髪材に多額を金を投資している。人によっては、普通の保険範囲ではカバーし きれないような高度医療技術の熟練担当者による手術を必要とする外科毛髪移植 を行っている。それゆえ、比較的熟練度が低い者でも実践でき、かつ、広範な段 階の人々の毛髪再成長を促進できるような安価な毛髪再成長方法の開発の必要性 が、理解できよう。 従来技術では、毛髪再成長促進のための試みとして多様な電気刺激法が利用さ れている。例えば、来国特許第861、349号、1907年、7月30日発効 、に記載のR.E.ビュービアンの発明である「頭皮の処理法」では、人間の頭 部の毛髪の成長を促進する方法が開示されている。その方法では、頭皮への医療 用ローションの塗布やマーッサージ行為を伴う、空圧的、真空的、および電気的 効果が基本となっている。ビュービアンの発明によれば、バッテリーあるいは電 流などが通常の形態で利用されている。しかし、本発明の出願者は、そうではな くて、毛髪再成長を促進させるためには、特定の電気信号を利用する必要がある と考えている。 また、ポラックセックらの米国特許第735、581号、1903年8月4日 、の「治療装置」によれば、人体の患部に振動を発生させる装置が記述されてい る。ポラックセックらの発明によると、装置は頭部に載置できるようなキャップ 形状をしており、そのキャップに鉄芯巻線を導電する電流により発生する磁界を 付与させている。しかしながら、そこで使われる電気あるいは磁気の信号や磁界 については、何の説明もなく、また、ポラックセックらの装置を毛髪再成長に適 応させることについても全く記述されていない。 さらに、「電気治療装置」という題名のW.B.バッセルの米国特許第740 、385号、1903年10月6日、においては、患者に治療目的のため電流を 作用させるための装置が記載されている。バッセルによる発明の効果は、神経症 、不眠症、頭痛症、その他の類似症状に効き目があると述べられている。そして 、患者の頭部に小型バッテリーからの比較的弱い電流を作用させることによりそ の効果が発揮できると説明している。しかしここでも、バッセルの装置の毛髪再 成 長促進への利用については何も記述されてなく、電気信号の特性についても説明 されていない。 さらにまた、ピッツエンらの米国特許第3、872、859号、1975年3 月25日、である「人間頭皮に関係する器官を刺激する方法および装置」におい ては、毛髪再成長促進の問題がわずかに記述されている。ピッツエンらの発明に よれば、複数の波形発生器により、230ヘルツから2650ヘルツの可変周波 数をもつ信号を出力させる方法や装置が説明されている。その波形発生器は、毎 秒3回から毎秒26回の反復率でパルス作動される。そしてその出力信号は手動 マッサージ電極へ送られ、その電極を患者の頭皮へ当てるのである。 ポール・モーリス・ビアリのフランス特許第2、484、262号では、脂漏 症、毛髪減少、フケ症などに対して人体頭皮を処置する装置や方法が説明されて いる。一方の電導電極キャップを頭皮上に装着して、第2の電極を人体の別部位 に接触載置する。そして、症状や処理の程度に応じて、8〜15mA程度の電流 を5分から30分の間付与するのである。ただし、ビアリの発明の目的は、塗布 薬やその他の治療用組成物が有効に頭皮内部に浸透できるよう、頭皮部分をイオ ン操作することである。 さらにまた、マサキらの西ドイツ特許出願3、618、933号では、眉毛の 成長を促進させるための電気治療装置が開示されている。その装置は、患者の頭 部に整合するような形状をしている。そして、電極が眉毛に当てられる。電極に は、方形あるいは台形の波形をもつパルス状電流が付与されるが、好ましくは、 2相モードで、0.5秒から2秒間隔でパルス動作する、1/500から1/2 00秒幅ほどの周波数での電位振動信号が付与される。 そして、マサキの2つの英国特許出願第2,160,426Aと2,160, 427Aは、前記の西ドイツ出願に関連したものではあるが、英国出願では発明 が眉毛の成長に限定されてはいない。 また、ヒャンライらの米国特許第3、946、745号では、例えば、ハリ療 法針あるいはバネ駆動イヤリングを使って人体へ電極を取り付けて、人体へ直接 に電気パルスを付与する装置が開示されている。 ドイツ特許出願DE2952850A1には、毛髪の成長を促進できるよう人 体機能を刺激させるためのパルス電磁界の利用が説明されている。例えば、患者 自身にバッテリー電源装置を携帯させたりして、患者を電磁界に連続的に当て続 けるが、その周波数は400〜420ヘルツと記載されている。 さらにまた、フランス特許第1、350、890号におけるヘヤードライヤー では、加熱して毛髪から水分を蒸発させれるよう、毛髪に強い高周波数電界を当 てるための高周波数電圧発生器が電極構造体に接続されている。その特許によれ ば、作成された電界は、皮膚細胞を刺激する効果をもち血液循環を改善できるた め、新陳代謝や毛髪の健全な成長に効用があるとしている。 特に理論的に定義されるものではないが、休止中の人体の毛髪細胞(つまり、 毛髪が活性成長しない毛髪細胞)は、その細胞からの毛髪の活性成長を促進でき るよう電気的に刺激可能であると、本発明者は考える。つまり、5ヘルツから3 5ヘルツの幅のパルス反復周波数をもつ低電圧パルス列にて人体の毛髪細胞を刺 激すれば、毛髪の再成長が促進されると確信している。その周波数幅の高い区域 は、通常あるいは過大な活動エネルギーレベルの患者に有効であり、その低周波 数区域は過小つまり低新陳代謝エネルギーレベルの患者に効果的である。発明の要旨 好適実施例において、本発明は、2個またはそれ以上の数の電極を、患者の頭 皮に接触させずそれに近接させて載置させて、毛髪の再成長を促進および/また は毛髪減少を緩和できる方法を提供する。それら電極には、約12分間くらい、 5ヘルツから35ヘルツの幅のパルス反復周波数をもつ低電圧電気パルス列信号 を連続的に印加する。信号の極性は、プラスかマイナスのいずれかとする。通常 の毛髪再成長治療サイクル時間は32週間程度とし、その期間中に、前記のよう な一連の12分間治療を患者に施す。治療期間のあいだは、1週間に1回から2 回の12分間治療を患者に行うが、その治療における頻度、信号極性、電圧レベ ルは、下記のように変えて行く。 また、本発明による毛髪再成長装置では、少なくとも2個の電極が、患者の頭 皮に接触させずそれに近接させて載置されている。電極には、それに低電圧パル ス列を印加させるための電圧パルス発生器が電気的に接続されている。そして、 電圧パルス発生器には、そのパルス列のパルス反復周波数を変えるための周波数 セレクターが電気的接続されている。また、前記の電圧パルス発生器と電極の間 には、パルス列の極性を変えるための極性セレクターが電気的に接続されている 。さらに、前記の電圧パルス発生器と電極の間には、パルス列の電圧を変えるた めの電圧セレクターも電気的に接続されている。 特に、複数の電極が装備されている。その電極は、患者頭部に載置可能なフー ド内に取り付けられていて、同心状の複数の導電電極リングのアレー構造を形成 している。リングは、フードに挿入可能な電気絶縁ライナーの外側表面部に取り 付けることもできる。アレー構造は、好ましくは、フードの中心垂直軸の両側で 90°の弧に対するようなフード内に載置された5つのリングから成る。上の4 つの電極は、それぞれほぼ15°の弧に対しており、5番目(最下部)の電極は ほぼ6°の弧に対しており、中心垂直軸のいずれの側でも近接する2つの電極間 は6°の弧のギャップが設けられている。電圧パルス発生器の出力信号は上の2 組の電極に付与されるため、電極は交互に電圧パルス発生器の2つの出力端子の 一方へ接続されている。また、分圧器により、低減電圧信号が最下部の電極に印 加される。図面の簡単な説明 図1Aは、本発明を実施するための形状の電極アレー構造をもつ概略構成のフ ードライナーの図であり、図1Bは、図1Aの構成の上面図である。 図2は、前記の本発明の好適実施例に従って構成された毛髪再成長装置のブロ ック図である。 図3は、前記の好適電極アレー構造で利用される回路の詳細を示す部分概略ブ ロック図である。 図4は、前記の好適装置の追加詳細を示す電子回路概略図である。好適実施例の詳細な説明 図の1Aおよび1Bに図示されているように、フードライナー10の外側表面 には複数の電極11が載置されている。ライナー10がフード13内に挿入され て、フード13が患者の頭部上に設置されると、電極11が患者の頭皮に接触せ ずに近接する位置にくるのである。 装置は、普通のAC110VからDC12Vへの変圧器などの電源14に制御 接続された機械式、電気式、あるいは、電子式タイマー12(図2)により電源 入切できる。電源14からのDC12V信号出力は、電圧調整器16によりDC 8Vにダウン変換される。そのDC8V信号は、図2に示されている残りの電子 部品を駆動するのに使われるのである。前記回路をAC110Vの電源に直接に 接続する代わりに、DC12Vのバッテリーを充電できる別の電源14を使って もかまわない。その場合は、充電されたバッテリーにて装置の電源部を駆動させ て、装置が患者に利用されている間、電源14はAC110Vの電源から断切し ておく。 前記の電極11には、非安定マルチバイブレータなどの電圧パルス発生器手段 18が電気的に接続されている。パルス発生器18から、短間隔パルスの低電圧 列が選定可能なパルス反復周波数にて電極11へ送られる。また、パルス発生器 18には、操作者が5ヘルツから35ヘルツの所定幅内でパルス反復周波数を変 更できるよう、周波数セレクタースイッチ20が電気的接続されている。その選 定されたパルス反復周波数の可視表示が、ランプ32経由でランプ駆動部30に て行われる(つまり、選定周波数にてランプ32が点滅する)。 前記のパルス発生器18からの低電圧パルス列の出力信号は、電流増幅器22 にて増幅された後、パルス変圧器24へ送られ、そこから2つの作動電圧のうち の1つ(55Vのピークピーク値、または、110Vのピークビーク値)が出力 される。パルス変圧器24と電極11との間には、信号極性セレクター手段、つ まり整流器フィルター26が電気的に接続されており、操作者が極性スイッチ2 8の2つのスイッチ位置の一方を手動選択することによりパルス変圧器24の出 力信号の極性を変更できるようになっている。さらに、電極11に入力されるパ ルス列の2つの作動電圧値の1つを操作者が選択できるよう、電圧セレクター手 段つまり2位置スイッチ34が接続されている。 次に、前記好適例回路の詳細について、図3と図4を参照にして説明する。前 記の電源14からのDC12V信号は電圧調整器16へ送られるが、本実施例に おける電圧調整器16は、内部パストランジスターの安全域補正、内部電流制限 、感熱遮断などの機能をもつLM7808型ICの8V電圧調整器である。また 、回路の残りの電子部品を駆動させるためのDC8V出力信号を出力する電圧調 整器16の入力信号と出力信号を、それぞれ低周波数フィルター処理するコンデ ンサーC4とC5が接続されている。 前記の非安定マルチバイブレータ18は、NE555型ICパルス発生器であ る。非安定マルチバイブレータ18のトリガー入力部は、非安定動作できるよう 回路を連続的にトリガー駆動させるため、(図4のICU2内の点線で示されて いるように)その閾値入力部に接続されている。そして、非安定マルチバイブレ ータ18のパルス列出力の周波数は、抵抗器R1、R2、R5、および、ポテン ショメータR3とR4、タイミングコンデンサーC1とC2により制御される。 その出力周波数は、SPDTスイッチであるスイッチSW1(図1の20)の手 動位置決め動作により選定できる(ただし、これは実施例の装置が2つの異なる 周波数のパルス列を処理できるよう構成されている場合であって、3つまたはそ れ以上の周波数を処理できるよう装置が構成されるような場合には、それに対応 するスイッチ構成が必要となる)。スイッチSW1がF1位置に接続された場合 は、非安定マルチバイブレータ18は第1の周波数にて低電圧パルス列を出力す る。そして、スイッチSW1がF2位置になった場合は、非安定マルチバイブレ ータ18からは第2の周波数にて低電圧パルス列が出力される。つまり、スイッ チSW1がF1位置にあるときは、非安定マルチバイブレータ18からの電圧パ ルス列出力の定常周波数は下記の式のようになる。 F1=1/T1=0.693(R2+R4+R5)C2 同様に、スイッチSW1がF2位置にあるときは、非安定マルチバイブレータ1 8からの電圧パルス列出力の定常周波数は下記の式から決まる。 F2=1/T2=0.693(R1+R3+R5)C2 そして選定された周波数は、限流抵抗器R7と反転増幅器トランジスターQ3経 由で駆動される発光ダイオードD1の点灯により可視表示される。発光ダイオー ドD1の限流は、抵抗器R8にて行われる。 前記の非安定マルチバイブレータ18のピン5を地面へバイパスさせるためコ ンデンサーC1が接続されており、それにより非安定マルチバイブレータ18の パルス列出力の幅域の変更から発生するノイズが防止できる。なお、コンデンサ ーC3は、電源線の高周波数ノイズを除去するためのバイパスキャパシタである 。 前記の非安定マルチバイブレータ18からの低電圧パルス列出力は、パルス変 圧器24へ高ピーク電流を伝送できるようB級スイッチ動作可能なトランジスタ ーQ1とQ2から成る電流増幅器22へ送られる。つまり、パルス変圧器24が オンされると、その1次巻線へ1個のパルスが印加されるのである。変圧器はD C分離動作できるため、その高電圧側ではプラスあるいはマイナス方向のパルス が、パルス変圧器24、第1整流器手段(図3のダイオードD2)、第2整流器 手段(図3のダイオードD3)、極性スイッチSW2(図1の28)で構成され る極性セレクター手段にて安全に作成できる。スイッチSW2がプラスの極性位 置にあるときは、パルス列のマイナス方向成分が遮断されて、ダイオードD2、 フィルターコンデンサーC6、放電抵抗器R9の共同作用によりスイッチ変圧器 24のパルス出力が整形される。同様に、スイッチSW2がマイナス極性位置の 場合は、ダイオードD3がパルス列のプラス方向成分を遮断する。そして、抵抗 器R9にかかる電圧出力は、フード13内の電極へ印加される。なお、抵抗器R 10および電圧セレクタースイッチSW3により、操作者は2つの作動電圧(本 実施例では55Vピークピーク値と110Vビークピーク値)の1つを選択でき る。 図1Aおよび1Bに戻って、前記の所定の電極アレー構成は5個の電極11か ら成っており、それぞれ銅箔などの薄帯状の導電材で形成されている。帯材は同 心のリング形に配置されてフード形状ライナー10の外側表面に載置されており 、そのライナー10はプラスチックなどの電気絶縁材で形成されている。ライナ ー10は電極帯を支持しており、ライナー10がフード13内に挿入されたとき に、電極帯が患者の頭部に接触するのを防止している。つまり、ライナー10の 内側面(電極がない側)が患者の頭部に密接できるよう、フード13(従来の市 販のヘアドライヤーフードでも構わない)は患者の頭部上に載置されるのである 。実際には、患者の頭皮は、ライナー10の内側面から数センチの間隔分だけ離 れている。 前記の電極帯の数、幅、設置間隔、ライナー10上での相対位置などは、各電 極帯下の患者頭皮に印加される電界が均等になるよう、電極11に近接する患部 以外の患者頭皮部位に過剰な電界が影響しないよう、設定されるものである。本 実施例では、電極11は180°の弧(図1Aに図示のようにフード13の中心 垂直軸の各側にて90°の弧)に対応した形状であって、上から4つの電極はそ れぞれ約15°の弧形状になっており、5番目(最下部)の電極は約6°の弧形 状であって、その中心垂直軸のいずれの側でも2つの近接する電極の間隔は6° の円弧分だけ離れている。 前記の整流器フィルター26の電圧出力信号は、電極対AとB、同じくCとD とに送られる。最後の電極Eには、分圧器36から電圧出力信号の半分の値が印 加される。この低減電圧値の印加により、前に述べた、電極11に近接する患部 以外の患者頭皮部位に過剰な電界が掛かることが防止されるのである。図3に示 されているように、分圧器36は直列接続された抵抗器R11、R12、R13 から成る。そのR11とR12の間の分圧点に電極帯AとCとが電気的に接続さ れており、R12とR13の間の分圧点には電極帯Eが接続されており、さらに 、R13の反対側に電極帯BとDとが接続されている。本実施例では、R11と R13の抵抗値は1.2MΩで、R12は0.39MΩである。 図3には、前記の整流器フィルター26、極性スイッチ28、電圧セレクター スイッチ34が詳細に図示されている。好ましくは整流器フィルター26は、直 列接続された1対の抵抗器R9とR10に並列に接続されたコンデンサーC6を 備えており、そのコンデンサーC6の容量は1.8pfであって、R9とR10 の抵抗値は0.56MΩである。また、極性スイッチ28は、パルス変圧器24 の2つの出力線のいずれかを回路接続できるよう交互に開閉動作できる1対のダ イオードD2とD3を備えている。(なお、各対の電極帯に印加される電圧信号 の極性は、電極間の電圧差の符号である。図1の電極アレー構成においては、電 極Aに印加される電圧の符号がその極性となる。)そして、電圧セレクタースイ ッチ34の一方の接続位置のときはR9における電圧が分圧器36に伝送でき、 他方の接続位置にときは直列接続されたR9とR10の両方にかかる電圧が分圧 器36に伝送できるよう、電圧セレクタースイッチ34はR10と接続されてい る。 治療においては、電極11が患者の頭皮に直接に接触しないが近接する位置と なるよう、患者の頭部がフード13の内部に設置される。回路に電力を供給して 、所望の出力信号の周波数や極性が得られるようスイッチ20、28を手動設定 する。その結果、選定された周波数および極性の信号が、約12分間電極11に 付与され、続いて、電源を切って患者の頭部からフード13を取り外す。患者の 個別の症状に基づいて、数十週間この繰り返し治療を行う必要がある。 一般的な、毛髪再成長/毛髪現象緩和の治療サイクル期間は32週間で、毎週 1回か2回の12分間の電気治療を患者に施す。下記の表は、32週間の全期問 中における周毎の治療のために使われる(経験から算定された)頻度、出力信号 極性、電圧レベルを示している。 また患者によっては、上記の信号極性とは異なる極性のほうが好ましい場合も ある。従って、例えば、2回のマイナス極性治療の代わりに2回のプラス極性治 療を行った後、前述のように治療サイクルのバランスを取るため元のマイナス極 性治療に戻すという、専門的見解に基づいた、治療方法の変更なども可能である 。 上記実施例説明から判るよう、本発明の精神や範囲から逸脱することなく実施 上の変更や修正が可能なことも、当業者においては自明であろう。つまり、本発 明の範囲は、下記の請求範囲に定義された要素内容に準拠して構築されたもので ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,UZ,VN (72)発明者 ビダー・ドグラス・エス カナダ国 V6R 3S7 ブリティッシ ュコロンビア バンクーバー,アルマスト リート 2907

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.人体の頭皮に接触することなく密接に近接した位置に2つあるいはそれ以 上の数の電極を載置する人間の身体的外見を改善するための方法であって、 (a)5ヘルツから35ヘルツていどの幅域のパルス反復周波数をもつ低電圧 パルス列信号を前記電極に付与する工程と、 (b)前記信号を前記電極に約12分間連続的に付与する工程と、 (c)美容的効果ある毛髪再成長または毛髪現象緩和が得られるまで、ほぼ1 週間間隔にて上記(a)および(b)工程を継続する工程とから成ることを特徴 とする方法。 2.さらに、前記のいくつかの周単位反復期間では前記工程(a)と(b)に おいてプラス極性を利用し、残りの周単位反復期問では前記工程(a)と(b) においてマイナス極性を利用できるよう、前記信号の極性を変更する工程を備え ることを特徴とする、請求項1記載の方法。 3.美容的効果ある毛髪再成長を得るため、ほぼ12分間の治療行為の連続動 作のそれぞれにおいて、人体の頭皮に接触することなく密接に近接した位置に2 つあるいはそれ以上の数の電極を載置する32週間に及ぶ毛髪再成長治療サイク ルであって、 (a)5ヘルツから35ヘルツていどの幅域のパルス反復周波数をもつ低電圧 パルス列信号を前記電極に付与する工程と、 (b)前記治療行為を人体に対して1週間につき1回または2回施す工程と、 (c)前記の信号極性のプラスかマイナスのいずれかを、および、前記の信号 電圧レベルの110ボルトか55ボルトがのいずれかを、 というように付与する工程とから成ることを特徴とする方法。 4.人体の頭皮に接触することなく密接に近接した位置に載置できる少なくと も2つの電極(11)を備えた毛髪再成長装置であって、 (a)前記電極に低電圧パルス列を付与できるよう前記電極に電気的に接続さ れた電圧パルス発生器手段(18)と、 (b)前記のパルス列のパルス反復周波数を変更できるよう、前記電圧パルス 発生器手段に電気的に接続された周波数セレクター手段(20)とから成ること を特徴とする毛髪再成長装置。 5.さらに、前記パルス列の極性を変更できるよう、前記電圧パルス発生器手 段と前記電極の間に電気的接続された信号極性セレクター手段(26)とから成 ることを特徴とする、請求項4記載の毛髪再成長装置。 6.前記電極を複数備えることを特徴とする、請求項4記載の毛髪再成長装置 。 7.さらに、前記パルス列の電圧を変更できるよう、前記電圧パルス発生器手 段と前記電極の間に電気的接続された電圧セレクター手段(34)とから成るこ とを特徴とする、請求項4記載の毛髪再成長装置。 8.前記電極を複数備えることを特徴とする、請求項5記載の毛髪再成長装置 。 9.さらに、前記パルス列の電圧を変更できるよう、前記電圧パルス発生器手 段と前記電極の間に電気的接続された電圧セレクター手段(34)とから成るこ とを特徴とする、請求項5記載の毛髪再成長装置。 10.前記の信号極性セレクター手段(26)は、 (a)電圧変圧器(24)と、 (b)前記パルス列のマイナス方向あるいはプラス方向成分を遮断するための 整流器手段(26)と、 (c)前記整流器手段を、前記変圧器の出力部と前記電極とに選択的に接続さ せるための極性スイッチ手段(28)とから成ることを特徴とする、請求項5記 載の毛髪再成長装置。 11.前記の電極は、人体頭部上に載置可能なフード(13)内に取り付けら れていることを特徴とする、請求項10記載の毛髪再成長装置。 12.前記の電極は、人体頭部上に載置可能なフード(13)内に取り付けら れた複数の同心状の導電リングのアレー構造から成ることを特徴とする、請求項 4記載の毛髪再成長装置。前記の 13.前記の複数のリングは、前記フード内に挿入可能な電気絶縁ライナー( 10)の外側表面に載置されていることを特徴とする、請求項12記載の毛髪再 成長装置。 14.前記のアレー構造は、前記フードの中心垂直軸の両側において90°の 弧に対するよう前記フード内に取り付けられた5個のリング(A、B、C、D、 E)から成ることを特徴とする、請求項12記載の毛髪再成長装置。 15.前記のアレー構造は、前記の中心垂直軸のいずれの側でも、互いに隣接 する電極対は6°の円弧の間隔で離間されており、それぞれが約15°の弧を描 くような4個の上部電極(A、B、C、D)と、約6°の弧を描くような第5番 目の電極(E)とから成ることを特徴とする、請求項14記載の毛髪再成長装置 。 16.前記電圧パルス発生器手段の出力信号は、前記の電極対(A、C)と電 極対(B、D)とに印加され、さらに、前記電極(E)に低減電圧信号を印加す るための分圧器手段を備えたことを特徴とする、請求項15記載の毛髪再成長装 置。
JP7510521A 1993-10-01 1993-10-01 毛髪再成長方法およびその装置 Pending JPH09506007A (ja)

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