JPH09505541A - ローター羽根のトラックを調節する装置と方法 - Google Patents
ローター羽根のトラックを調節する装置と方法Info
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- JPH09505541A JPH09505541A JP7515064A JP51506495A JPH09505541A JP H09505541 A JPH09505541 A JP H09505541A JP 7515064 A JP7515064 A JP 7515064A JP 51506495 A JP51506495 A JP 51506495A JP H09505541 A JPH09505541 A JP H09505541A
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Abstract
(57)【要約】
ヘリコプターローター(1)は、ハブ(5)から伸長された2本以上の羽根(12)を有し、かつ、製造上の許容誤差内の差異やエラストマーダンパーの軟化などによって一般に発生する羽根の進み/遅れ変動を調節する調節手段を有する。本発明の一つの実施態様は、ダンパーの端末プレートが羽根の軸線に対して変化する様に、トルク管(10)の突起(37)に隣接する突起(36)が設けられた上部ダンパー(23)の端末プレート(29)を組み入れ、各突起(37、36)の間に位置決めスクリューを配置している。例えば、ハブに対する羽根の角度において±1/2度の進み/遅れ調節が行われる。他の実施態様おいて、一組のダンパーは、上部と下部のダンパーの最端末の積層へ隣接する拡張された金属製のシム(49a、49b)を有しており、これらのシムは、組立体の剛性を段階的に増加するために揺れ止め組立体の端末プレートへボルト締めされる。本発明の装置によれば、ローターの各羽根が調節され、ローターアセンブリーを平衡化することが出来、振動を最小にすることが出来る。
Description
【発明の詳細な説明】
ローター羽根のトラックを調節する装置と方法 技術分野
本発明は、ほぼ共通な面またはトラックにおいて移動する複数の羽根を備えた
ヘリコプターのローターに関し、詳しくは、進み/遅れ及びフラップトラック誤
差を修正するために個々のローター羽根を調節する手段に関する。背景
一般に、ヘリコプターのローターは、ハブから伸張された二つ以上の羽根を備
えている。通常、非軸受型メインローター(BMR)等の特別なタイプのロータ
ーヘッドにおいて、各羽根は、ハブから伸びるフレキシブル翼桁に連結される。
この翼桁は、ハブに羽根を接続するために使用される。翼桁を囲むトルク管には
、制御ロッドが取り付けられており、このロッドにより、パイロットは、羽根の
ピッチを変えることが出来る。翼桁とトルク管の間には、翼桁と適切な関係にト
ルク管を支持するため、一組の揺れ止めダンパーが配置される。揺れ止めダンパ
ーは、当該ダンパーを通じ、トルク管から翼桁へプッシュロッドの荷重を伝達す
る。
揺れ止めダンパーは、エラストマー層によって分割された球状(揺れ止め)及
び平面状(ダンパー)のシムの一連の連続体から構成される。翼桁の上下に配置
された2個の揺れ止めが結合して球状軸受けを形成しており、斯かる軸受けは、
翼桁と適切な関係にトルク管を支持し且つ位置づけるために使用され、そして、
縦揺れとフラッピング動作を規制する。また、ダンパー部は、結合して羽根の進
み/遅れ動作を十分に減衰させ、ローターの安定性を維持する。
ローターが回転する際、羽根は円形のトラックを形成する。ハブに羽根をボル
ト締めする取り付け具、あるいは、揺れ止めのバネ率などの製造上の許容誤差内
の僅かな差により、トラック誤差(軌道誤差)が発生する可能性がある。トラッ
ク誤差は、隣接する羽根の間隔の変動、すなわち、進み/遅れ誤差、または、ト
ラック平面からのずれ、すなわち、フラッピング誤差となって現れる。ハブにお
ける僅かな変動も羽根先端では大きな変動に変換される。これらの変動の結果、
ローターは、結果的に生じた振動を伴うバランスのとれないアセンブリーとして
作動する。この様な変動をなくすことは、今日の製造技術の能力を超えている。発明の概要
本発明の目的は、進み/遅れのトラック誤差をなくすため、ローターハブから
伸長された各羽根の位置を調節する手段を提供することである。
本発明の他の目的は、進み/遅れのトラック誤差を減少させるため、羽根アセ
ンブリーの各ダンパーの剛性を調節する手段を提供することである。
本発明のこれらの目的および他の目的は、フレキシブル翼桁、翼桁を保持する
ハブ、翼桁から伸長された複数の羽根、各羽根と連結されたトルク管、フレキシ
ブル翼桁と反対側に配置されてトルク管から翼桁へピッチ制御変動を伝達するダ
ンパー部材、および、進み/遅れの誤差を修正し、翼桁とハブの角度関係を調節
する手段を有するヘリコプターローターによって達成される。本発明の他の実施
態様において、ヘリコプターローターは、進み/遅れ及びフラッピングのトラッ
ク誤差を減少するため、揺れ止めダンパー部材の剛性を調節する手段を含む。
一実施態様において、トルク管は、揺れ止めダンパーの頂部プレートに隣接し
て当該トルク管の上部表面に固定された突起を備えている。トルク管と揺れ止め
の上部プレートの位置関係を調節するため、上記の頂部プレートは、面突起を有
し、トルク管の突起と前期面突起との間に配置される位置決めスクリューを有し
、斯かる構造は、少なくとも±1/2度の羽根の進み/遅れの調節を可能にする
。従って、進み/遅れ誤差を修正するために各羽根の位置が調節され、そして、
負荷状態において羽根間の正しい間隔を保証し得るバランスのとれたローターが
提供される。
本発明の他の実施態様において、揺れ止めダンパーは、上部と下部のダンパー
から成り、各ダンパーは、複数の平らなエラストマー層と、その間に挟まれた金
属または複合材のシムとから構成される。一つのダンパーにおける最外側のエラ
ストマー層は、他のダンパーの最外側のエラストマー層と異なる剛性を備えてい
るのが好ましい。最外側のシムは、当該シムとダンパーの端末プレートとの間に
最外側層を挟む様に配置される。各最外側のシムにおいては、基本的にダンパー
の一つのエラストマー層を取り外せる様に、ダンパーの端末プレートに対する固
定手段としての伸張部分が設けられる。
従って、各ダンパーのセットは、進み/遅れ誤差を修正するため、剛性を補正
し得る幅を備えている。一組のダンパーがあまりに柔らかい場合、一つのダンパ
ーと連結した金属性シムが端末プレートに固定される。これにより、挟まれた端
末層の動きを規制してダンパーをより硬くする。他方、上記の調整がダンパーを
あまりに硬く又は柔らかくする場合、異なる剛性のエラストマー層を有する他の
ダンパーの他の最外側シムがその対応する端末プレートに取り付けられる。各々
の場合において、シムの取り付けは、使用し得る減衰に有効なエラストマー層の
数を減らし、一組のダンパーを硬くする。当然ながら、最も剛性の高い組立体を
形成するためには両方の層を除去することである。この様な調整においては、ロ
ーター全体の各羽根について剛性を修正し得る幅がある。本発明の装置により、
各羽根を個々に調整することが出来るため、トラック誤差をなくすことが出来、
ローター組立体の振動を最小にすることが出来る。図面の簡単な説明
図1は、ヘリコプターのフレキシブルビームローターを示す一部破断の側面図
である。
図2は、図1における2−2線に沿った断面図であり、本発明の調節装置を示
す。
図3aは、進み/遅れトラック誤差を示し、図3bは、フラッピングトラック
誤差を示す。
図4は、図2における4−4線に沿った拡大図であり、本発明の進み/遅れ調
節装置を示す。
図5a及び図5bは、本発明による揺れ止めダンパーセットを示す図である。
図6a〜図6dは、調節可能な揺れ止めをそれぞれ示し、図6aは第一の剛性
セッティング、図6bは第二のセッティング、図6cは第三のセッティング、図
6dは第四のセッティングを示す。発明の詳細な説明
図1は、ヘリコプターのフレキシブルビームローター1の関連部分を示してお
り、ローター1には、エンジン3により通常の方式で駆動され且つ減速ギア(図
示せず)を介し、回転軸線4を中心に回転する駆動軸2が備えられている。軸線
4を中心に回転する様に、駆動軸2にローターハブ5が取り付けられており、前
記ハブは、一連の羽根アセンブリーを支持している。斯かるアセンブリーの一つ
が符号6で示されている。羽根アセンブリー6は、一組の接続ボルト8によって
ローターハブ5に一体に接続されたフレキシブルビーム翼桁7を有する。フレキ
シブルビームは、ピッチ変更軸線9を中心に撓む様になされている。トルク管1
0が間隔をあけて可撓ビーム翼桁7に被せられ且つその半径方向の外端部に接続
ボルト11によって固定され、そして、トルク管10は、後述する揺れ止め機構
を介して翼桁7へ可動結合されている。トルク管10は、駆動軸が回転軸線4の
回りを回転した際、可撓ビーム7、トルク管10、および羽根部材12が回転し
得る様に、接続ボルト13によって空力学的羽根部材12に接続されている。
なお、図1には、単一の羽根部材12を支持するフレキシブルビーム翼桁7が
示されているが、これは、示された個々の構造が、奇数の羽根を有するヘリコプ
ターローターの一部であるからである。ヘリコプターが偶数の羽根を有する場合
、直径方向に相対する各一つの羽根部材が一つのフレキシブルビーム7によって
支持される。
ピッチ変更の負荷は、通常の接続手段15によってトルク管10の外周の一端
に軸回転可能に接続されたピッチ制御ロッド14により、羽根アセンブリーへ加
えられる。ピッチ制御ロッド14は、接続ボルト17によりスウォッシュプレー
ト16に軸回転可能に接続されている。スウォッシュプレート16の外側リング
は、ローターハブ5と共に回転し得るように、鋏み構造18によってローターハ
ブ5に接続されている。スウォッシュプレート16の内側の固定されたリングは
駆動装置19からピッチ制御入力を受け、これにより、スウォッシュプレートは
点20に対して傾斜する。上記の内側と外側のリングは、軸受け(図示せず)に
よって分離されている。
上記の方式において、スウォッシュプレート駆動装置によって与えられたピッ
チ制御命令は、ピッチ制御ロッド14を介し、トルク管にピッチ変更負荷を加え
る様にスウォッシュプレートを傾斜させ、その結果、ピッチ変更軸線9を中心と
したトルク管のピッチ変更動作が行われる。上記ピッチ変更負荷は、フレキシブ
ルビーム7と羽根12にトルク管10を通じて加えられ、揺れ止めダンパー機構
によって受け止められる。すなわち、スウォッシュプレートが軸線4に沿って移
行すると、羽根アセンブリー6に対して適当なピッチ変更が行なわれ、また、ス
ウォッシュプレートが点20を中心として傾斜すると、羽根アセンブリーに対し
て周期的なピッチの変更が行なわれる。
図2に関し、羽根アセンブリーは、一組の揺れ止めダンパー22を備え、当該
一組の揺れ止めダンパーは、翼桁の表面25、26とトルク管10の上部および
下部表面との間にそれぞれ位置する揺れ止めダンパーの上部23と揺れ止めダン
パー下部24とを有している。この一組の揺れ止めダンパーは、エラストマータ
イプであり、翼桁7と適切な関係においてトルク管を支持する機能を有する。一
組の揺れ止めダンパーは、トルク管から揺れ止めを通じて翼桁へピッチ制御ロッ
ドの負荷を伝達する。また、この一組の揺れ止めダンパーは、翼桁がフラッピン
グ状態で運動する際に発生するピッチ・フラップ連動をも制御する。
各揺れ止めダンパー23、24は、好ましくは断面を円形とされ、フレキシブ
ルビーム7に集束し且つ当該フレキシブルビームを所定の位置に支持する球状の
エラストマー軸受け部27から構成される。揺れ止めダンパーの外側部は、平ら
なエラストマーダンパー28から成る。両方の部分は、エラストマーと非伸長性
の材料を交互に配置して成る積層板であり、平らなエラストマーダンパー28の
エラストマーの積層板の端末は、端末プレート29とレース部材30のそれぞれ
に接着され、球状部分27のエラストマーの積層板の端末は、レース部材30と
内側の支持部材31とにそれぞれ接着されている。斯かる接着は、各揺れ止めダ
ンパーの製造工程において行われる。
図3aには、四つの羽根ローター1aについて進み/遅れトラック誤差が示さ
れている。勿論、4本の羽根以外のローターについても、同様の概念を拡張する
ことが出来る。羽根が負荷状態において回転すると、製造上の許容誤差内の僅か
な差異により、後方に続く羽根31は、先頭の羽根32に対し、4枚羽根ロータ
ーにおける直角よりも小さな又は大きな角度で続く。この関係は、仮想線と矢印
に
より示されている。この羽根間隔の変化により、アセンブリーの重量分布が変わ
り、航空機振動を発生させる。当然ながら、ハブにおける僅かな角度差は、羽根
先端において大きな誤差に拡大される。
図3bには、フラッピングトラック誤差が示されている。上記と同様に、図3
aの3b−3b線に沿って4枚羽根ローター1aが示されている。羽根は、好ま
しくは共通の平面33内を動いている。しかしながら、羽根を支持しているダン
パーの構成要素の剛性の差により、羽根は、ローター平面の上方または下方の何
れかの方向へトラック(フラッピングのトラック)から外れて運動し、フラッピ
ング誤差を発生する。この関係は、仮想線と矢印により示されている。このよう
な誤差は、ローターアセンブリーのアンバランスを発生させ、航空機に伝わる振
動を発生させる。
図4において、トルク管10は、その上面34にボルト止めされたダンパーの
端末プレート29を備えている。上部ダンパーの端末プレートは、複数の細長い
孔35を有し、端部突起36を有する。突起37は、トルク管の上面に突起36
に隣接して配置される。スクリュー38が突起36と37との間に伸長されてい
る。斯かるスクリューは、それと連結されるロックナット39を有し、二つの突
起の間において間隔を設定している。従って、トルク管に対するダンパーの位置
が固定される。スクリュー38は、端末プレートの孔と協働して機能し、トルク
管の軸線40に対する揺れ止めの位置調節を可能にする。多少の範囲での調節が
可能ではあるが、一般的には、進み/遅れの誤差を修正するため、±1/2度の
調節が行われなければならない。
図2において、孔35にはボルト41が貫通され、斯かるボルトはトルク管1
0に端末プレート29を固定している。フレキシブル翼桁7へ取り付けられた羽
根を調節するため、ボルト41が弛められ、そして、ハブを通る翼桁の軸線に対
し、羽根を正しい位置にするため、突起36と37との間の間隔がスクリュー3
8によって調節される。羽根がハブと適切な角度関係に調節されると、スクリュ
ーがナット39によってロックされ且つボルト41が締め付けられ、羽根が所定
の位置に固定される。
図中では手動のスクリュー調節装置が示されているが、トルク管と端末プレー
トとの間に駆動装置を使用し、遠隔操作で羽根の間隔を調節することが出来る。
例えば、電気式、空気圧式、または液圧式駆動装置を使用し、ローター羽根の回
転中に羽根の間隔を動的に調節することが出来る。これらの駆動装置は、コンピ
ュター制御され、羽根に取り付けられた位置センサーに応答する。
図5aには、その剛性変動を低減するための一組の調節可能なダンパーが示さ
れている。フレキシブル翼桁7は、上部揺れ止めダンパー42と下部揺れ止めダ
ンパー43との間に配置されている。上部揺れ止めダンパーは、ボルト45によ
ってトルク管10へ取り付けられた端末プレート44を有する。また、下部揺れ
止めダンパーも、ボルト47によってトルク管10に取り付けられた端末プレー
ト46を有する。各ダンパーは、複数のエラストマー層48、および、金属また
は複合材で製作され且つ層の間に配置された複数の非伸長性のシムを備えている
。各ダンパーは、積層されたシム49に比較して拡張されたシム49aと49b
とをそれぞれ備え、各シムは、各端末エラストマー層48aと48bとにそれぞ
れ隣接して配置されている。各シムの拡張部分50aと50bは、図4と図5b
とから理解される様に、端末プレートにシムを取り付けるためのボルト52の貫
通孔51を有する。また、各端末プレートは、ボルト52が挿通される孔を有す
る。
上記の様に、各揺れ止めダンパーは、トルク管に取り付けられる端末プレート
と、端末プレートに取り付けられる伸長されたシムとを備え、拡張されたシムは
、アセンブリーの剛性を高めるため、ダンパーから端末エラストマー層を取り去
った後に、端末プレートに取り付けることが出来る。
各ダンパーは、予め設定された剛性の端末積層体を備えているのが好ましく、
一つのダンパーの積層体は、他のダンパーの積層体と剛性が異なるのが好ましい
。これは、層の厚さを変更するか、または、異なるエラストマー材料を選択する
、すなわち、天然ゴム層に代えて合成ゴム又はシリコン層を採用することにより
調節される。例えば、より薄いエラストマー層が上部ダンパーに組み入れられた
場合に比較し、斯かるエラストマー層が削除されたならば、例えば、剛性が5%
増加する。下部の揺れ止めダンパーについては、厚いエラストマー層が組み入れ
られた場合に比較し、この層が除去されると、剛性が8%増加する。各層は、2
〜10%の剛性の増加を選択されるので、その結果、一組当たり4〜20%の範
囲
の剛性の増加となる。従って、両方の層が除去されるならば、ダンパーアセンブ
リーは、約13%の剛性の増加となる。
図6a〜図6dにおいては、ダンパーの四つの異なる調節レベルが示されてい
る。最初の実施態様においては、拡張されていない何れのシムも端末プレートへ
取り付けられていない。従って、ダンパーは、全てのエラストマー層と共に動作
し、最も柔軟な状態にある(図6a)。剛性の増加を必要とする場合、上部シム
が端末プレートに取り付けられ、その結果、アセンブリーの剛性が5%増加する
(図6b)。これが不適当とされる場合は、試験や他の評価を行った後、ボルト
が上部シムから取り外され、代わりに、ボルト締めによって下部シムが端末プレ
ートに取り付けられ、その結果、剛性が8%増加する(図6c)。それでも不適
当とされる場合は、上部と下部の両方のシムがボルトによって端末プレートへ取
り付けられ、その結果、アセンブリーの剛性が13%増加する(図6d)。上記
の様に、各羽根が調節され、トラック誤差が除去されるか、または、少なくとも
低減される。言うまでもなく、上記の値は例証値であり、剛性に関するパーセン
テージの増加については、本発明によって他の変量に調節することもが出来る。
ダンパーは使用時間とともに柔かくなるが、上記の装置は、ダンパーの完全な
交換に代わる方法として、作動後の調節により、各ローター羽根アセンブリーに
関してその最初の剛性に戻すことが可能である。
本発明の装置によれば、ハブに対する羽根の位置の調節と揺れ止めダンパーの
剛性の調節とにより、ローターが平衡化され、進み/遅れとフラッピングトラッ
クの誤差を修正することが出来る。上記の誤差は、羽根へのピッチ制御変更の有
効な伝達を妨げる。しかしながら、本発明は、振動を最小にするので、一層効果
的な航空機制御を提供することが出来る。
本発明の好適な実施態様を呈示し、説明したが、本発明の範囲から逸脱するこ
となく、多様な変更を行い得ることが当業者には理解されるであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年9月25日
【補正内容】背景
一般に、ヘリコプターのローターは、ハブから伸張された二つ以上の羽根を備
えている。通常、非軸受型メインローター(BMR)等の特別なタイプのロータ
ーヘッドにおいて、各羽根は、ハブから伸びるフレキシブル翼桁に連結される。
欧州特許出願公開No.451082に開示されている様に、この翼桁は、ハブ
に羽根を接続するために使用される。翼桁を囲むトルク管には、制御ロッドが取
り付けられており、このロッドにより、パイロットは、羽根のピッチを変えるこ
とが出来る。更に、欧州特許出願公開No.451082にさらに開示されてい
る様に、翼桁とトルク管の間には、翼桁と適切な関係にトルク管を支持するため
、一組の揺れ止めダンパーが配置される。揺れ止めダンパーは、当該ダンパーを
通じ、トルク管から翼桁へプッシュロッドの荷重を伝達する。
前述の欧州特許出願、No.451084で示されている様に、揺れ止めダン
パーは、エラストマー層によって分割された球状(揺れ止め)及び平面状(ダン
パー)のシムの一連の連続体から構成される。翼桁の上下に配置された2個の揺
れ止めが結合して球状軸受けを形成しており、斯かる軸受けは、翼桁と適切な関
係にトルク管を支持し且つ位置づけるために使用され、そして、縦揺れとフラッ
ピング動作を規制する。また、ダンパー部は、結合して羽根の進み/遅れ動作を
十分に減衰させ、ローターの安定性を維持する。
図3aには、四つの羽根ローター1aについて進み/遅れトラック誤差が示さ
れている。勿論、4本の羽根以外のローターについても、同様の概念を拡張する
ことが出来る。羽根が負荷状態において回転すると、製造上の許容誤差内の僅か
な差異により、後方に続く羽根131は、先頭の羽根32に対し、4枚羽根ロー
ターにおける直角よりも小さな又は大きな角度で続く。この関係は、仮想線と矢
印により示されている。この羽根間隔の変化により、アセンブリーの重量分布が
変わり、航空機振動を発生させる。当然ながら、ハブにおける僅かな角度差は、
羽根先端において大きな誤差に拡大される。請求の範囲
1.フレキシブル翼桁(7)、翼桁(7)を保持するハブ(5)、翼桁(7)
から伸長された複数の羽根(12)、各羽根(12)と連結されたトルク管(1
0)、フレキシブル翼桁(7)と反対側に配置されてトルク管(10)から翼桁
(7)へピッチ制御変動を伝達する上部と下部のダンパー(23、24)から成
るヘリコプターローター(1)において、フレキシブル翼桁(7)のハブ(5)
に対する角度関係を調節し、トラック誤差を修正する調節手段(29、36、3
7、38)が備えられていることを特徴とするヘリコプターローター(1)。
2.請求の範囲第1項に記載のヘリコプターローター(1)において、調節手
段(29、36、37、38)は、上部と下部のダンパー(23、24)に連結
した第一と第二の端末プレート(29)と、トルク管(10)に対して少なくと
も一つの端末プレート(29)の位置を調節し且つトルク管(10)の軸線(4
0)に対して翼桁(7)の位置を調節する位置決め手段(36、37、38)と
から構成されているヘリコプターローター(1)。
3.請求の範囲第2項に記載のヘリコプターローター(1)において、少なく
とも一つの端末プレート(29)が複数の開孔(35)を有し、前記孔がトルク
管(10)の軸線(40)に直交して設けられているヘリコプターローター(1
)。
4.請求の範囲第2項に記載のヘリコプターローター(1)において、位置決
め手段(29、36、37、38)は、端末プレート(29)とトルク管(10
)との間で係合し且つトルク管(10)に対して端末プレート(29)の位置を
調節する位置決めスクリュー(38)から構成されているヘリコプターローター
(1)。
5.請求の範囲第2項に記載のヘリコプターローター(1)において、位置決
め手段(29、36、37、38)は、少なくとも一つの端末プレート(29)
とトルク管(10)との間に配置され且つ遠隔制御によって調節を行う駆動装置
から構成されているヘリコプターローター(1)。
6.請求の範囲第5項に記載のヘリコプターローター(1)において、前記
駆動装置は、液圧、空気圧によって又は電気的に作動される装置であるヘリコプ
ターローター(1)。
7.請求の範囲第1項に記載のヘリコプターローター(1)において、各上部
と下部のダンパー(42、43)は、更に、トルク管(10)へ各ダンパー(4
2、43)を取り付ける端末プレート(44、46)から成り、各ダンパー(4
2、43)は、非伸長性のシム(49)を挟んで成る複数のエラストマー層(4
8)から構成され、その各端末プレート(44、46)に隣接して配置された各
ダンパー(42、43)の最外側シム(49a、49b)が拡張部分(50a、
50b)を備え且つ各端末プレート(44、46)に固定する手段(51、52
)を備えることにより、一つのシム又は両方のシム(49a、49b)は、各端
末プレート(44、46)に対し、それらの間に端末エラストマー層(48a、
48b)を挟んで取り付けられ、ダンパー組立体全体の剛性を調節可能になされ
ているヘリコプターローター(1)。
8.請求の範囲第7項に記載のヘリコプターローター(1)において、一つの
端末エラストマー層(48a)がその他の端末エラストマー層(49b)と異な
る剛性を有するヘリコプターローター(1)。
9.フレキシブル翼桁(7)、翼桁(7)を保持するハブ(5)、ハブ(5)
から伸長された複数の羽根(12)、各羽根(12)と連結されたトルク管(1
0)、フレキシブル翼桁(7)と反対側に配置されてトルク管(10)から翼桁
(7)へピッチ制御変動を伝達する上部と下部のダンパー(23、24、42、
43)とから成るヘリコプターローター(1)において、上部と下部のダンパー
(42、43)の剛性を調節し、フラッピング型のトラック誤差を修正する調整
手段が備えられていることを特徴とするヘリコプターローター(1)。
10.請求の範囲第9項に記載のヘリコプターローター(1)において、各上
部と下部のダンパー(42、43)は、更に、トルク管(10)へ各ダンパー(
42、43)を取り付ける端末プレート(44、46)から成り、各ダンパー(
42、43)は、非伸長性のシム(49)を挟んで成る複数のエラストマー層(
48)から構成され、その各端末プレート(44、46)に隣接して配置された
各ダンパー(42、43)の最外側シム(49a、49b)が拡張部分
(50a、50b)を備え且つ各端末プレート(44、46)に固定する手段(
51、52)を備えることにより、一つのシム又は両方のシム(49a、49b
)は、各端末プレート(44、46)に対し、それらの間に端末エラストマー層
(48a、48b)を挟んで取り付けられ、ダンパー組立体全体の剛性を調節可
能になされているヘリコプターローター(1)。
11.請求の範囲第10項に記載のヘリコプターローター(1)において、一
つの端末エラストマー層(48a)がその他の端末エラストマー層(48b)と
異なる剛性を有する前記ヘリコプターローター(1)。
【図3】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.フレキシブル翼桁、翼桁を保持するハブ、翼桁から伸長された複数の羽根 、各羽根と連結されたトルク管、フレキシブル翼桁と反対側に配置されてトルク 管から翼桁へピッチ制御変動を伝達する上部と下部のダンパーから成るヘリコプ ターローターにおいて、フレキシブル翼桁のハブに対する角度関係を調節し、ト ラック誤差を修正する調節手段が備えられていることを特徴とするヘリコプター ローター。 2.請求の範囲第1項に記載のヘリコプターローターにおいて、調節手段は、 上部と下部のダンパーに連結した第一と第二の端末プレートと、トルク管に対し て少なくとも一つの端末プレートの位置を調節し且つトルク管の軸線に対して翼 桁の位置を調節する位置決め手段とから構成されているヘリコプターローター。 3.請求の範囲第2項に記載のヘリコプターローターにおいて、少なくとも一 つの端末プレートが複数の開孔を有し、前記孔がトルク管の軸線に直交して設け られているヘリコプターローター。 4.請求の範囲第2項に記載のヘリコプターローターにおいて、前記位置決め 手段は、端末プレートとトルク管との間で係合し且つトルク管に対して端末プレ ートの位置を調節する位置決めスクリューから構成されているヘリコプターロー ター。 5.請求の範囲第2項に記載のヘリコプターローターにおいて、前記位置決め 手段は、少なくとも一つの端末プレートとトルク管との間に配置され且つ遠隔制 御によって調節を行う駆動装置から構成されているヘリコプターローター。 6.請求の範囲第5項に記載のヘリコプターローターにおいて、前記駆動装置 は、液圧、空気圧によって又は電気的に作動される装置であるヘリコプターロー ター。 7.請求の範囲第1項に記載のヘリコプターローターにおいて、各上部と下部 のダンパーは、更に、トルク管へ各ダンパーを取り付ける端末プレートから成り 、各ダンパーは、非伸長性のシムを挟んで成る複数のエラストマー層から構成さ れ、その各端末プレートへ隣接して配置された各ダンパーの最外側シムが拡張部 分を備え且つ各端末プレートに固定する手段を備えることにより、一つのシム又 は両方のシムは、各端末プレートに対し、それらの間に端末エラストマー層を挟 んで 取り付けられ、ダンパー組立体全体の剛性を調節可能になされているヘリコプタ ーローター。 8.請求の範囲第7項に記載のヘリコプターローターにおいて、一つの端末エ ラストマー層がそのほかの端末エラストマー層と異なる剛性を有するヘリコプタ ーローター。 9.フレキシブル翼桁、翼桁を保持するハブ、ハブから伸長された複数の羽根 、各羽根と連結されたトルク管、フレキシブル翼桁と反対側に配置されてトルク 管から翼桁へピッチ制御変動を伝達する上部と下部のダンパーとから成るヘリコ プターローターにおいて、上部と下部のダンパーの剛性を調節し、フラッピング 型のトラック誤差を修正する調整手段が備えられていることを特徴とするヘリコ プターローター。 10.請求の範囲第9項に記載のヘリコプターローターにおいて、各上部と下 部のダンパーは、更に、トルク管へ各ダンパーを取り付ける端末プレートから成 り、各ダンパーは、非伸長性のシムを挟んで成る複数のエラストマー層から構成 され、その各端末プレートへ隣接して配置された各ダンパーの最外側シムが拡張 部分を備え且つ各端末プレートに固定する手段を備えることにより、一つのシム 又は両方のシムは、各端末プレートに対し、それらの間に端末エラストマー層を 挟んで取り付けられ、ダンパー組立体全体の剛性を調節可能になされているヘリ コプターローター。 11.請求の範囲第10項に記載のヘリコプターローターにおいて、一つの端 末エラストマー層がその他の端末エラストマー層と異なる剛性を有する前記ヘリ コプターローター。
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