JPH09504458A - 垂れ下がりを防止するファスナーシステムを備えた吸収体製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、垂れ下がりを防止してフィット性を改良するように形成された吸収体製品に関する。この吸収体製品は、複数の取付（58）点が製品の横方向中心面（60）の後ろの製品の側部に位置するように、着用者の腰の回りに製品を取り付ける取付手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 垂れ下がりを防止するファスナーシステムを備えた吸収体製品 技術分野 本発明は、吸収体製品に関する。特に、本発明は、製品の垂れ下がりを防止す ることを助ける吸収体製品のためのファスナーシステムに関する。 背景技術 使い捨ておむつ、トレーニング・パンツ、大人用失禁下着等の使い捨て吸収体 製品が知られている。使い捨てのおむつや大人用失禁下着には、着用者の足の間 に置かれ、種々のファスナー手段によりその位置に保持されている２次元的な構 造を有するものがある。既知のファスナー手段の例には、接着テープ、ホック＆ ループのタイプのファスナー、ベルト、ストラップ等がある。 従来の幼児用おむつにおいて、ファスナー手段は、おむつの後部耳部分をおむ つの前部分上に重ねて、その部分で使用の際には例えば接着テープを用いて取り 付けるものであった。既知のファスナー手段により、ほぼ許容できるフィット性 を得ることはできたが、幼児用おむつにおいては、幼児が動くためにおむつの前 部分が垂れ下がることがよくあった。この垂れ下がりを少なくする試みとして、 腰伸縮性材を幼児用おむつに追加して設け、幼児の腰回りのよりしっかりしたフ ィット性を保持すると共におむつの前部分の垂れ下がりを防止するようにしてい た。再び、この腰伸縮性材は、より良いフィット性を得ると共に垂れ下がり防止 に有効であることが判明した。それにも係わらず、最近のファスナーシステムは 、幼児用おむつにおいて、ある程度の垂れ下がりがあり、これによりフィット性 が低下していた。このため、垂れ下がりを防止するのに有効なファスナーシステ ムを備えた吸収体製品を提供することが望まれていた。 発明の開示 本発明は、使い捨て吸収体製品に関する。この吸収体製品は、前部分、後部分 及びこれらの前部分と後部分を結合する股部分を形成している。この股部分は、 対向する長手方向の側端部分を有する。この収体製品は、外側カバーと、液体を 透すボィーサイド・ライナと、外側カバーとボィーサイド・ライナとの間に位置 する吸収体材料を有する。一対の対向する耳部分が、前部分及び／又は後部分上 に位置し、使用の際に製品の後部分又は前部分とそれぞれ重なるようになってい る。この吸収体製品は、更に、耳部分の重なり部分を後部分又は前部分へ取り付 けて製品の各側部に位置する取付点を形成する取付手段を有する。これらの取付 点は、製品の横方向中心面の後ろの製品の各側部に位置する。この吸収体製品は 、更に、製品の前部分又は後部分の少なくとも一方に取り付けられる腰伸縮性部 材と、対向する長手方向の側端部分に隣接する股部分に取り付けられる足伸縮性 部材を有する。 好適な実施形態において、本発明は、前部分、後部分、及びこれらの前部分と 後部分を結合する股部分を有する吸収体製品に関する。この股部分は、対向する 長手方向の側端部分を有する。この吸収体製品は、外側カバーと、液体を透すボ ィーサイド・ライナと、外側カバーとボィーサイド・ライナとの間に位置する吸 収体材料を有する。一対の対向する耳部分が、前部分上に位置する。これらの耳 部分は、使用の際に製品の後部分と重なるようになっている。ホック＆ループの ファスナーのホック部材がこれらの耳部分に取り付けられている。ホック＆ルー プのファスナーのループ部材が、後部分の外側カバーに取り付けられ、さらに、 ホック部材と取り外し可能に係合して取付点を形成するように作られている。こ れらの取付点のいくらかが、好ましくは全てが、製品の横方向中心面の後ろの製 品の側部に位置し且つこの横方向中心面から約2.5インチ（6.4ｃｍ）以内に位置 している。この吸収体製品は、更に、製品の前部分及び後部分に取り付けられる 腰伸縮性部材と、対向する長手方向の側端部分に隣接する股部分に取り付けられ る別々の足伸縮性部材を有する。 図面の簡単な説明 図１は、本発明による使い捨ておむつの第１実施形態を示す平面図である。 図２は、本発明による使い捨ておむつの第２実施形態を示す平面図である。 図３は、本発明による使い捨ておむつの第３実施形態を示す平面図である。 図４Ａ乃至図４Ｃは、図１に示す使い捨ておむつを幼児に使用した場合を示す 図である。 図５は、図３に示す使い捨ておむつを幼児に使用した場合を示す側面図である 。 発明の実施の形態 本発明は、使い捨ての吸収体製品に関する。ここで使用する「吸収体製品」は 、身体からの浸出物を吸収して保持し、限られた期間の使用後に意図的に捨てら れるような製品を意味する。この吸収体製品は、洗濯することもまた再利用のた めに復原することも意図されていない。吸収体製品は、着用者の身体又はその近 傍に置かれ、身体から排出される種々の浸出物を吸収して保持することができる 。本発明を赤ん坊用のおもつに適用して実施形態を以下説明するが、本発明は他 の使い捨ての身体ケア用の吸収体製品である大人用失禁下着、子供用トレーニン グパンツ等に適用可能である。 図１は、赤ん坊用のおもつ10のような吸収体製品を示し、このおもつ10は、外 側カバー12と、この外側カバー12と対向するように配置された液体を透すボディ ーサイド・ライナ14を含む。吸収体材料16がこれらの外側カバー12とボディーサ イド・ライナ14の間に配置されている。おむつ10は、前部分18、後部分20及びこ れらの前部分18と後部分20を結合する股部分22を形成している。この股部分22は 、対向する長手方向の側端部分24を備えている。 一対の対向する耳部分26が、おむつ10の前部分18に位置している。これらの耳 部分26は、使用の際に後部分20と重なり合うように設けられている。 おむつ10は、更に、前部分18に取り付けられた前側腰伸縮性部材28と、後部材 20に取り付けられた後側腰伸縮性部材30を備えている。足側伸縮性部材32が、対 向する長手方向の側端部分24に近接して、おむつ10の股部分22に取り付けられて いる。耳部分26は、ホック部材34のような第１機械式ファスナーを備えており、 この第１機械式ファスナーは、ループ部材36のような第２機械式ファスナーに取 り外し可能に係合するように取り付けられている。ホック部材34は、耳部26の身 体側に向いた内側に取り付けられ、一方、ループ部材36は、反対方向即ち外側カ バー12の外部側に取り付けられる。 以下に詳細に説明するように、耳部分26は、使用の際におむつ10の後部分20と 重なり合うように設けられている。ホック部材34とループ部材36は、このように して、取付点を形成するように接触する。ここで、「取付点」は、吸収体製品（ おむつ）の前部分が後部分と取り外し可能に係合可能に取り付けられている複 数の点を意味している。当業者であれば、これらの取付点が、一般的には、単一 の点ではなく、矩形領域、円形領域、楕円領域、又は他の形状であってもよいと 認識可能である。図１に示された実施形態においては、前部分18は、一般的には ホック部材34を含む領域に対応する取付点の領域に渡って後部分20に取り付けら れる。接合点の少なくともいくらかは、好ましくは全ては、製品の横方向中心面 の後ろの側部に位置している。 ボディーサイド・ライナ１４は、着用者の皮膚に対して、しなやかで、柔らか く、ちくちくしない身体側に向いた面である。さらに、ボディーサイド・ライナ 14は、吸収体材料16よりは親水性が小さく、十分に多孔性で液体透過性があり、 液体が容易にその厚み方向へ浸透するものであってもよい。ボディーサイド・ラ イナ14は、多孔性フォーム、網形フォーム、開口プラスチック・フィルム、天然 繊維（例えば、木又は綿の繊維）、合成繊維（例えば、ポリエステル又はポリプ ロピレン繊維）、又は天然繊維と合成繊維の組み合わせなどの、ウエブ材料から 広く選択して製作してもよい。ボディーサイド・ライナ14は、典型的には、吸収 体材料16に保持された液体から着用者の皮膚を隔離するために使われる。 種々の織布や不織布が、ボディーサイド・ライナ14に使用可能である。例えば 、ライナ14は、ポリオレフィン繊維の溶融吸込成形又はスパンボンドのウエブか ら造ってもよい。また、ボディーサイド・ライナ14は、天然繊維と合成繊維から 造られた結合カードのウエブ(bonded-carded web)であってもよい。ここで、「 不織ウエブ(nonwoven web)」は、織物組織又はニットプロセスを用いることなく 形成された材料のウエブを意味している。 ボディーサイド・ライナ14は、実質的に疏水性の材料から造ってもよく、さら に、この疏水性の材料は必要なら界面活性剤により処理してもよく、また、そう しない場合には、望ましいレベルの湿潤性と親水性となるように処理してもよい 。本発明の特定の実施形態においては、ボディーサイド・ライナ１４は、約22ｇ ／ｍ²の坪量で且つ約0.06ｇ／ｍ³の密度を有するウエブに形成された約2.8−3.2 デニールの繊維から造られた不織のスパンボンドされたポリプロピレン繊維であ る。この繊維は、約0.28重量パーセントのトリトン X-102(Triton X-102)のよう な界面活性剤により表面処理されている。 外側カバー12は、液体透過性材料により造ってもよいが、液体に対して十分に 不透過性であるように形成された材料を含むことが好ましい。例えば、典型的な 外側カバー12は、薄いプラスチックフィルム又は他の柔軟な液体不透過性材料か ら造ることが可能である。外側カバー12は、一般的に、吸収体材料内に含まれる 浸出物がおむつが接触するベッドシーツや上着のようなものを湿らせないように するためのものである。本発明の特定の実施形態においては、外側カバー12は、 約0.012ｍｍ（0.5ｍｉｌ）から約0.051ｍｍ（2.0ｍｉｌｓ）までの厚みのあるポ リエチレンフィルムである。好適な実施形態においては、外側カバー12は、約1. 25ｍｉｌｓの厚みのフィルムである。 本発明の他の実施形態においては、外側カバー12は、0.6ｍｉｌ（0.015ｍｍ） のポリプロピレン吹込フィルム(blown film)と0.7 オンス／平方ヤード（23.8ｇ ／ｍ²）のポリプロピレン・スパンボンド材料を含むストレッチ・サーマル・ラ ミネートである。このスパンボンド材料は、約2.0デニール繊維から造られる。 ストレッチ・延伸ラミネートは、ポリプロピレンを一方向に25パーセントまで延 伸させることにより形成する。スパンボンド・ポリプロピレンは、延伸されたポ リプロピレンフィルムと面接触させる。このポリプロピレンフィルムとスパンボ ンド材料を、その後、適当な間隔毎に熱的に接着する。その結果得られたラミネ ートは、多数の離れた別の接着部を有し、これらの接着部は、単位面積当たり約 12パーセントの全接着面積を持つ。そのフィルムとスパンボンド材料が互いに貼 り合わせられた後、そのラミネートは、平衡状態に戻ることが許容されている。 そのフィルム層は、約10パーセントだけ縮み、その結果、フィルムは、最初の長 さより約15パーセントだけ大きい長さに永久的に変形する。ストレッチ・サーマ ル・ラミネートの形成プロセスは、マコーミックらにより19922年12月29日に出 願され本願と同一人に所有される米国特許出願第07/997,800号明細書に詳細に記 載されており、これらの内容は、本明細書に含まれる。 外側カバー12のサイズは、典型的には、吸収体材料16のサイズと選択された正 確なおむつのデザインにより決定される。外側カバー12は、例えば、ほぼＴ字形 、ほぼＩ字形、又は変形砂時計形でもよく、さらに、選択された距離、例えば約 1.3ｃｍから約2.5ｃｍ（約0.5から約1.0ｉｎｃｈ）の距離だけ、吸収体材料16 のサーマルエッジを越えて延びてもよい。 ボディーサイド・ライナ14と外側カバー12は、結合され、もしそうでなければ 、実施可能な方法において互いに関係付けられている。ここで、関係付けるとは 、以下の場合を包含する意味である。即ち、ボディーサイド・ライナ14が、ライ ナ14を外側カバー12に直接的に貼り付けることにより、外側カバー12に直接的に 結合されている形態、及び、ライナ14が、ライナ14を中間部材に貼り付け次にこ の中間部材を外側カバー12に貼り付けることにより、外側カバー12に結合されて いる形態である。ライナ14と外側カバー12は、接着剤による結合、ソニック結合 、サーマル結合又は既知の他の取付手段により、おむつの周囲部分で、互いに直 接的に貼り付けることもできる。例えは、接着剤の均一層、接着剤のパターン化 された層、接着剤のスプレーされたパターン、又は、補助接着剤(construction adhesive）の別々のライン、スワール又はスポットのアレーが、ボディーサイド ・ライナ14を外側カバー12に貼り付けるために使用可能である。上述した取付手 段は、吸収体製品の他の構成部品を互いに結合即ち関係付けるために使用するこ とも可能である。 耳部分26を、おむつ10と一体的に形成してもよく、この場合には、外側カバー 12は、外側カバー12及び／又はボディーサイド・ライナ14の延長部である。若し くは、耳部分26を、別々に作り、その後、おむつ10に取り付けるようにすること も可能である。図１は、耳部分26を別々に作り、その後におむつ10に取り付けた 実施形態を示している。この図示された実施形態においては、耳部分26を、外側 カバー12とボディーサイド・ライナ14の接着されていない部分の間に挟み込み、 これらの３つの材料（耳部分26、外側カバー12及びボディーサイド・ライナ14） を接着剤による結合、ソニック結合、サーマル結合等により、互いに接着して、 おむつ10に取り付けている。耳部分26は、ここで述べられているような機能を発 揮させることができる結合性を有するいかなる材料からも作ることができる。耳 部分26を、外側カバー12及び／又はボディーサイド・ライナ14を形成するために 使われたような材料から作ることが好ましい。耳部分26に適した材料には、フィ ルム、不織材料、織又はニット材料、フォーム、及びこのような材料の複合材料 とラミネートである。また、耳部分26を、伸縮性フィルムから作ってもよく、こ の伸縮性フィルムには、天然又は合成ゴム物質のような伸縮性フィルム、Lycra （登録商標）ストランドのような伸縮性ストランド、ウレタンフォームのような 伸縮性フォーム、伸縮性不織材料、ネック結合ラミネートやストレッチ結合ラミ ネートのような伸縮性材料を他の伸縮性又は非伸縮性材料に貼り付けたラミネー ト即ち複合材料等が含まれる。耳部分26を伸縮性材料から作る場合には、伸縮性 材料を適当に細長く伸ばして、平衡状態での長さの約75パーセントから約150パ ーセントの長さに、より特定すれば、平衡状態での長さの約100パーセントから 約150パーセントの長さに、形成することが可能である。この範囲で細長くする ことにより、使用の際に最も良くフィットするようになると信じられている。 第１機械式ファスナーが、耳部分26に取り付けられる。この第１機械式ファス ナーは、おむつ10の後部分に位置する第２機械式ファスナーに取り外し可能に係 合している。図示した実施形態において、第１機械式ファスナーは、ループ材料 と係合するように設けられたホック＆ループのファスナーのホック部材34である 。第２機械式ファスナーは、外側カバー12の外表面に取り付けられたホック＆ル ープのファスナーのループ部材36である。ループ部材36は、ホック部材上にある ホックと取り外し可能に係合するように設けられた複数のループを有する。当業 者において知られている他の適当な機械式ファスナーでもよく、接着材、凝集、 ボタン、スナップ、クリップ等を含む。 図１の実施形態において、おむつ10は、おむつ10の後部分20に位置する一対の 対向する耳部分40をさらに備えている。この後部分20に位置する一対の耳部分40 を、耳部分26において説明したように、形成して取り付けることが可能である。 図１乃至図３に示す実施形態において、ホック部材34は、約3.5インチ（8.9ｃ ｍ）まで、特に、約2.75インチ（7.0ｃｍ）の長さと、約0.5インチ（1.3ｃｍ） の幅を有するほぼ長方形の領域内に位置している。ループ部材36は、おむつ10の 上端部41と足伸縮性部材32の間の領域にほぼ広がっている。ループ部材36は、着 用者の腰のまわりにおむつを適当に取り付けることができるような寸法となって いる。ループ部材36は、おむつの幅方向にあるい寸法を有し、この寸法により、 取り付け点がおむつの側部且つ幅方向中心面から望ましい距離以内になるように している。 ループ部材36は、幅（おむつの幅に沿った寸法）が、約2.5インチ（6.4ｃｍ） から約5.5インチ（14ｃｍ）、特に、約3.0インチ（7.6ｃｍ）から約3.5インチ（ 8.9ｃｍ）であり、長さが、約2.0インチ（5.1ｃｍ）から約3.5インチ（8.9ｃｍ ）、特に、約2.5インチ（6.4ｃｍ）から約2.75インチ（7.0ｃｍ）である。 前側腰伸縮性部材28と後側腰伸縮性部材30は、その平衡状態での長さの少なく とも約10パーセント、好ましくは、少なくとも100パーセント伸びることが可能 ないずれかの伸縮性材料から適当に作られる。これらの前側と後側の腰伸縮性部 材は、これらが通常の非拘束の状態でおむつに対して効果的に接触するように、 伸縮性的に収縮可能な状態でおむつ１０に固定される。前側と後側の腰伸縮性部 材28，30は、少なくとも２つの方法で取り付けることができる。例えば、収縮し ていない状態のおむつ10に、腰伸縮性部材28,30を伸ばしておむつ10に固定する ようにしてもよい。又は、おむつ10が例えばひだを入れて収縮しており、このよ うな状態のおむつ10に伸ばされていない状態の腰伸縮性部材28,30を固定して接 続するようにしてもよい。熱収縮性伸縮性材料のような他の手段を、前側と後側 の腰伸縮性部材28,30を形成するために使用してもよい。前側と後側の腰伸縮性 部材28,30を作る材料の例として、天然又は合成ゴム物質のような伸縮性フィル ム、Lycra（登録商標）ストランドのような伸縮性ストランド、ウレタンフォー ムのような伸縮性フォーム、伸縮性不織材料、ネック結合ラミネートやストレッ チ結合ラミネートのような伸縮性材料を他の伸縮性又は非伸縮性材料に貼り付け たラミネート即ち複合材料等がある。 図１の実施形態において、足伸縮性部材32は、外側カバー12の内面に取り付け られる別々のエレメントである。即ち、足伸縮性部材32は、外側カバー12とボデ ィーサイド・ライナ14の間に取り付けられる。足伸縮性部材32は、この代わりに 、外側カバー12の外面に取り付けるようにしてもよい。足伸縮性部材32の一部は 、おむつ10の対向する長手方向側端部２４を越えて延びている。どのような伸縮 性材料も、この足伸縮性部材32を形成するのに適していると信じられている。こ のような材料の例として、天然又は合成ゴム物質のような伸縮性フィルム、Lycr a（登録商標）ストランドのような伸縮性ストランド、ウレタンフォームのよう な伸縮性フォーム、伸縮性不織材料、ネック結合ラミネートやストレッチ結合ラ ミ ネートのような伸縮性材料を他の伸縮性又は非伸縮性材料に貼り付けたラミネー ト即ち複合材料、不織布に取り付けられたLycra（登録商標）ストランド等があ る。 足伸縮性部材32は、伸ばされた又は伸ばされていないいずれかの状態で、おむ つ10に取り付けるようにしてもよい。足伸縮性部材32が、伸縮性フォーム、伸縮 性フィルム又はストランド及びスパンボンド材料とのラミネートのような均一な 伸縮性の材料を含む場合には、足伸縮性部材32を伸ばされていない状態でおむつ に結合するのが好ましい。 一実施形態においては、足伸縮性部材32は前部分18から後部分20まで股部分22 を通って曲がって延びている。特に、足伸縮性部材32は、股部分22から後部分20 へ（製品の長手方向の中心軸から）外側へ向かって曲がっている。例えば、足伸 縮性部材32は、図１に示す角度αを形成するうに、後部分20に向けて外側に曲が るようにすることができる。ここで、角度αは、約75度かそれ以下の角度、特に 約70度かそれ以下の角度、さらに、約60度かそれ以下の角度である。具体的に言 えば、この角度αは、(1)長手方向中心軸Ｘに平行で且つ足伸縮性部材32の中心 軸Ｘに最も近い点を通る線と、(2)足伸縮性部材32の端部とにより決定される角 度であってもよい。 更に、足伸縮性部材32は、後部分20へ十分な距離延びて後部分20がカップ形状 となるようにしてもよい。即ち、耳部分40を上側方向及び内側方向へ曲げるため である。このように後部分20のカップ形状が形成されるのは、足伸縮性部材32が 延びてループ材料36又は耳部分40と接触又は重なるようになるとき、即ち、足伸 縮性部材32の一部が、ループ材料36又は耳部分40と約1.0インチ（2.54ｃｍ）特 に約0.5インチ（1.27ｃｍ）だけ接触又は重なるときである。 後部分20をカップ形状とすることにより、おむつがより使い易くなる。特に、 着用者がおむつの上に寝た場合、カップ形状の後部分20は、着用者の形と同形と なり、耳部分40が着用者の腰を部分的に包むようなる。これにより、ループ材料 36が着用者の側部に位置して見えるようになり、ホック部材34と係合できるよう になる。世話する人は、手で耳部分26を握り、前部分10を引っ張り上げて着用者 の前側にかぶせ、さらに、両方のホック部材34と対応するループ部材36を同時に 係合させる。一対のホック＆ループ部材の両者を同時に取り付けることにより、 ホック＆ループ部材の最初の取り付けがなされたときに、ぴったりと合うように なる。もし、一対のホック＆ループ部材の両者を別々に取り付けた場合には、正 しく合わせるようにするために、一度取り付けた一対のホック＆ループ部材を再 度締め直すことが必要となる。 吸収体材料16は、身体の浸出物を吸収するために設けられている。このような 機能を有するいかなる材料も、本発明に適用可能である。この吸収体材料16は、 単一の一体的な材料でもよいし、複数の個々に別々の材料のピースで互いに組み 立て可能なようなものでもよい。吸収体材料16は、種々のサイズや形状（例えば 、矩形、台形、Ｔ字形、Ｉ字形、砂時計形状等）で且つ種々の材料から作られる 。吸収体材料16のサイズと吸収能力は、吸収体製品の使用目的により知らされた 意図された着用者の大きさ及び液体負荷に対して適合性があるべきである。吸収 体材料16のサイズと吸収能力は、幼児から大人までの範囲の着用者を包めるよう に変化可能である。 吸収体材料16の形成には、種々のタイプの湿潤性、親水性、繊維材料が使用可 能である。適した繊維の例には、セルロース繊維のような本来的に湿潤性のある 材料から成る天然の有機繊維、レーヨン繊維のようなセルロース又はセルロース 誘導体から成る合成繊維、グラスファイバーのような本来的に湿潤性のある材料 からなる無機材料繊維、特定のポリエステルやポリアミド繊維のような本来的に 湿潤性のある熱可塑性ポリマーから造られた合成繊維、適当な手段により親水性 となったポリプロピレン繊維のような非湿潤性熱可塑性ポリマーが含まれる。繊 維は、シリカを用いた処理、適当な親水性が一部にあり且つ繊維から容易に取り 外すことができないような材料を用いた処理、又は、繊維の製造中又はその後に 非湿潤性・疏水性繊維を親水性ポリマーで覆うことにより、親水性となったもの でもよい。本発明においては、上述した種々のタイプを選択したブレンドでもよ い。 ここで述べられている「親水性」なる語は、その繊維と接触する水性液により 湿潤となる繊維又は繊維表面を意味する。材料の湿潤度は、関与する液体の材料 の接触角及び表面張力により説明可能である。特定の繊維材料及び繊維材料のブ レンドの湿潤性を測定するための装置と技術が、Cahn SFA-222の表面力分析シス テムにより提供可能である。このシステムにより測定した場合、90度未満の接触 角を持つ繊維が「湿潤性あり」とされ、90度以上の接触角を持つ繊維が「湿潤性 なし」とされる。 上述した繊維材料に加えて、吸収体材料16は、「高吸収体(superabsorbents) 」として知られている高吸収性材料を含むものであってもよい。この高吸収性材 料は、天然、合成及び改質天然のポリマー及び材料である。さらに、この高吸収 性材料は、シリカゲルのような無機材料、又は架橋ポリマーのような有機化合物 でもよい。ここで、「架橋」なる語は、通常水溶性の材料を効果的に実質的に不 溶性で膨潤性なものとするための手段を意味している。これには、例えば、物理 的からみ合い、結晶領域、共有結合、イオン錯体と会合、水素結合のような親水 性会合、疏水性会合、又はファンデルワールス力が含まれる。 高吸収性材料の例としては、以下のような高分子材料が含まれる。即ち、ポリ アクリル酸とポリメタクリル酸とのアルキルメタル塩及びアンモニウム塩、ポリ アクリルアミド、ポリビニルエーテル、ビニルエーテルとアルファオレフィンと の無水マレイン酸のコポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルモリホリン 、ポリビニルアルコール、及び、混合物、及びこれらのコポリマーである。更に 、吸収体材料としての使用に適したポリマーには、加水分解されたアクリロニト リルグラフトスターチ、アクリル酸グラフトスターチ、メチルセルロース、カル ボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルス ターチ、及び、アルギン酸塩、キサンチン樹脂(xanthan gum)、イナゴマメ等の 天然樹脂のような、天然の改質ポリマーが含まれる。本発明においては、天然吸 収性ポリマーの及びその全部又は一部が合成吸収性ポリマーの混合物も使用でき る。他の適した高吸収性材料がアサーソン(Assarson)らの1975年8月26日に発行 された米国特許第3,902,236号明細書に開示されている。合成高吸収性材料を提 供するプロセスが、マスダ(Masuda)らの1978年2月28日に発行された米国特許第4 ,076,663号明細書及びツバキモト(Tsubakimoto)らの1981年8月25日に発行された 米国特許第4,286,082号明細書に開示されている。 図２には、本発明の他の実施形態が示されている。図２に示すおむつ10は、足 伸縮性部材32を有し、この足伸縮性部材32は、おむつの周囲38の外側カバー12と ボディーサイド・ライナ14の間に取り付けられたエラストマー・ストランド42を 備えている。これらのエラストマー・ストランド42は、対向する長手方向側端部 24に隣接するおむつの股部分22に位置している。伸縮性ストランド42は、多くの 形態を取ることができる。例えば、伸縮性ストランド42の各々は、0.25ｍｍ（0. 01インチ）から25ｍｍ（1.0インチ）まで又はそれ以上の範囲で変化させてもよ い。伸縮性ストランド42は、伸縮性材料の単一のストランドでもよく、幾つかの 平行又は非平行な伸縮性材料のストランドでもよく、若しくは、直線形状又は曲 線形状でもよい。伸縮性ストランド42は、既知の幾つかの方法によりおむつに貼 られる。例えば、超音波結合、種々の結合パターンを用いた熱圧シール、又は、 ホットメルト接着材のスプレー又はスワールのパターンを用いた接着材結合など である。 図２の実施形態において、足伸縮性部材32は、伸縮性ストランド42が取り付け られるキャリアシート44を有してもよい。このキャリアシート44は、例えば、0. 002ｃｍのフィルム厚さを有するエンボスされていないポリプロピレン材料を含 むものであってもよい。図示された伸縮性ストランドは、例えば、デュポン(Wil mington，Delaware)から利用可能なLycra（登録商標）エラストマーにより造る ことも可能である。各伸縮性ストランドは、約620 - 1,050デシテックスの範囲 が典型的であり、好ましくは、３つのストランドが各足伸縮性部材に使用された 本発明の実施形態においては、約940デシテックスである。 上述したように、足伸縮性部材32は、ほぼ直線形状であるが、曲がっているこ とが好ましい。例えば、図２に示された足伸縮性部材32は、おむつの長手方向中 心軸に向かって内側に曲がっており、このとき、一組の曲がった伸縮性ストラン ドの最内側点（製品の横方向における頂点）がその最外側点からほぼ0.75-2.0イ ンチだけ内側に位置している。 図３は、本発明の他の実施形態を示す。図３に示すように、ホック部材34を後 部耳部分40に、また、ループ部材36をおむつ10の前部分18の外表面に位置させる ようにすることも可能である。このようにした場合、図３は、図１及び図２に示 された前から後への締結したおむつよりはむしろより伝統的な後から前への締結 したおむつを示している。それでもなお、後部分に位置する対向する耳部分40を 使用の際に用いて、製品の前部分と重ねるようにしている。ホック＆ループ部材 は、耳部分40の重なり部分を前部分18に取り付けるためのものであり、取り付け 点を形成している。これらの取り付け点は、おむつの横方向中心面の後ろ側のお むつの側部に位置している。 図３に示すおむつは、更に、中心側端部48と遠方側端部50を持つ封じ込めフラ ップ46を備えている。この封じ込めフラップ46は、当業者において知られている 種々の形態に形成されることが可能である。中心側端部48は、ボディーサイド・ ライナ14に取り付けられるか又は一体的に形成される。遠方側端部50は、一般的 に、少なくとも股部分22におけるボディーサイド・ライナ14に取り付けれられな い。このようにして、封じ込めフラップ46は、身体の浸出物の横方向の流れに対 して障害となるように働く。封じ込めフラップ46は、封じ込めフラップ伸縮性体 52を有し、この伸縮性体52は、ほぼ縦型形状で封じ込めフラップ46を保持するよ うに機能する。当業者であれば、これらの封じ込めフラップ46は、別の後付けフ ラップとするか又はボディーサイド・ライナ14と一体的に形成するようにしても よいと認識できるであろう。 本発明における使用に適した形態は、以下の米国特許明細書及び米国特許出願 明細書に、より詳細に説明されており、これらの開示内容は、本明細書の内容に 含めるものとする。即ち、Hansonらにより1991年9月11日に出願された米国特許 出願第07/757,760号明細書、Kellenbergerらに対して1992年9月22日に発行され た米国特許第4,149,335号明細書、Meyerらに対して1989年1月17日に発行された 米国特許第4,798,603号明細書、Enloeらに対して1987年11月3日に発行された米 国特許第4,704,116号明細書、Kellenbergerに対して1992年9月15日に発行された 米国特許第5,147,343号明細書、MeCormackらにより1992年12月29日に出願された 米国特許出願第07/997,800号明細書である。 上述したように、本発明の吸収体製品は、おむつの前部分又は後部分にある耳 部分の重なり部分をおむつのそれぞれの後部分又は前部分に取り付ける取付手段 を備えている。この取付手段は、複数の取付点を形成し、これらの取付点は、お むつの横方向中心面の後ろのおむつの側部に位置している。ここで用いられてい るように、おむつのような製品の横方向中心面は、取付手段が取付点を形成して ３次元製品となるとき、股部分を通って吸収体を横方向に二分する平面を意味し ている。具体的に言えば、製品の長手方向中心軸は、図１の線Ｘにより表されて いる。この長手方向中心軸に対して垂直な横方向中心軸は、図１の線Ｙにより表 されている。取付手段が取り付けられ、複数の取付点と３次元製品が作られる。 長手方向中心面は、長手方向中心軸を通過してそれを含む面である。ここで述べ られている横方向中心面は、横方向中心軸を通過してそれを含む面である。 本発明は、図４及び図５を参照することにより最も良く理解できる。図４は、 着用中の図１の吸収体製品を示している。この図４に示すように、取付手段が取 り付けられて取付点を形成したとき、即ち、ホック＆ループ部材を係合させたと き、３次元製品が形成される。この製品は、前パネル54、後パネル56及び側部58 を有する。横方向中心パネル60が、図４及び図５に示されている。横方向中心パ ネル60は、取付手段を係合させたとき、製品を横方向に二分する。 好適な実施形態において、製品の横方向中心面は、着用者の横方向中心面と一 致又はほぼ一致する。着用者の横方向中心面は、着用者が両足で真っ直ぐに立っ たとき、着用者がその上に立ち着用者の両足首と両耳の中心を通るような面に垂 直な面である。 製品の前部分と後部分は、製品の耳部分と同様に、側部58で製品の前部分と後 部分が重なるように形成される。前部分と後部分により形成される重なり領域に おいて、ホック＆ループ部材のような取付手段が取り付けられ、複数の取付点を 形成する。発明者は、これらの取付点の少なくともいくらか、好ましくは全部を 、製品の横方向中心面の後ろの側部に位置させるようにすることにより、フィッ ト性が改善され且つ前パネル54の垂れ下がりが少なくなることを発見した。ここ で、「横方向中心面の後ろ」は、おむつの外側の周囲において、前パネル54より 後パネル56により近い領域を意味している。図４と図５の両方の場合において、 ホック部材34は、「横方向中心面の後ろ」に位置している。さらに、発明者は、 これらの取付点の少なくともいくらかが、好ましくは取付点の大部分が、又はよ り好ましくは取付点の全部が、上記横方向中心面から、2.5インチ（6.4ｃｍ）以 内、好ましくは約1.5インチ（3.8ｃｍ）以内、より好ましくは約1.0インチ（2.5 ｃｍ） 以内に位置するとき、フィット性が改善されることを発見した。これらの取付点 を横方向中心面から約1. 0以内に位置させた場合、取付点が製品10の側部に位置 することが確認された。一つの実施形態において、取付点の少なくともいくらか が、横方向中心面から約0.1インチ（0.254ｃｍ）以内に位置している。 取付点を上述した位置とすることでフィット性の改善が得られたが、これは、 取付点が着用者が動いても曲がることがない部分に位置しているという事実から 少なくともその一部が生じていると信じられている。具体的に言えば、取付点が 、着用者のほぼ寛骨の上に位置しているので、着用者が動いている間、より少な い動き（シーヤー力：sheer forces）となる。図４に示された取り付けにより生 じる力のベクトルは、上向きで且つ着用者の後ろ側に向いている。これにより、 おむつの前パネルの垂れ下がりが防止され又は少なくなっている。 図４は、前から後へ締結するタイプを示し、前部分が後部分と重なり取付手段 を係合させている。図５は、後ろから前へ締結するタイプを示し、後部分が前部 分と重なり取付手段を係合させている。 以上、本発明を、その特定の実施形態に関して説明した。しかし、当業者であ れば、これらの説明を理解することにより、これらの実施形態の変形例や均等物 を容易に考えつくことができる。従って、本発明の範囲は、添付の請求の範囲及 びそれらの均等物の範囲である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，Ｎ Ｚ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ロッシュ ポーレット マリー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54169 シャーウッド スプリング ヒル ドライヴ ダブリュー4823

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．前部分、後部分、及びこれらの前部分と後部分を結合し且つ対向する長手方 向の側端部分を有する股部分を形成する吸収体製品において： 外側カバーと； 液体を透すボィーサイド・ライナと； 上記外側カバーとボィーサイド・ライナとの間に位置する吸収体材料と； 上記前部分上に位置する一対の対向する耳部分であって、使用の際に上記後 部分と重なるようになっている耳部分と； 上記耳部分の重なり部分を上記後部分へ取り付けて複数の取付点を形成する 取付手段であって、これらの取付点が上記製品の横方向中心面の後ろの製品の側 部に位置する取付手段と； 上記前部分又は後部分の少なくとも一方に取り付けられる腰伸縮性部材と； 及び 上記対向する長手方向の側端部分に隣接する上記股部分に取り付けられる足 伸縮性部材と； を有する吸収体製品。 ２．上記耳部分は、上記前部分と一体的でなく形成されている請求項１記載の吸 収体製品。 ３．上記取付手段は、上記耳部分に取り付けられ且つ上記後部分に取り付けられ た第２機械式ファスナーと取り外し可能に係合する第１機械式ファスナーを有す る請求項１記載の吸収体製品。 ４．上記第１機械式ファスナーは、ホック＆ループのファスナーのホック部材で あり、上記第２機械式ファスナーは、ホック＆ループのループ部材である請求項 ３記載の吸収体製品。 ５．上記第１機械式ファスナーは、約3.5インチ（8.9ｃｍ）までの長さを有する 請求項３記載の吸収体製品。 ６．上記取付点の全てが、上記横方向中心面から約2.5インチ（6.4ｃｍ）以内に 位置している請求項１記載の吸収体製品。 ７．上記取付点の全てが、上記横方向中心面から約1.5インチ（3.8ｃｍ）以内に 位置している請求項６記載の吸収体製品。 ８．上記取付点の全てが、上記横方向中心面から約1.0インチ（2.54ｃｍ）以内 に位置している請求項７記載の吸収体製品。 ９．腰伸縮性部材が、上記前部分と後部分の両方に取り付けられている請求項１ 記載の吸収体製品。 10．上記足伸縮性部材は、上記対向する長手方向の側端部分を越えて延びる別々 のエレメントである請求項１記載の吸収体製品。 11．上記足伸縮性部材は、上記ボディーサイド・ライナと上記外側カバーとの間 に位置している請求項１記載の吸収体製品。 12．上記足伸縮性部材が、約75度又はそれ以下の角度で、上記後部分に向かって 外側に曲がっている請求項１記載の吸収体製品。 13．上記足伸縮性部材が、約60度又はそれ以下の角度で、上記後部分に向かって 外側に曲がっている請求項12記載の吸収体製品。 14．上記足伸縮性部材により上記後部分がカップ形状となる請求項１記載の吸収 体製品。 15．上記足伸縮性部材が、上記ループ部材と接触し又は重なる請求項４記載の吸 収体製品。 16．前部分、後部分、及びこれらの前部分と後部分を結合し且つ対向する長手方 向の側端部分を有する股部分を形成する吸収体製品において： 外側カバーと； 液体を透すボィーサイド・ライナと； 上記外側カバーとボィーサイド・ライナとの間に位置する吸収体材料と； 上記後部分上に位置する一対の対向する耳部分であって、使用の際に上記前 部分と重なるようになっている耳部分と； 上記耳部分の重なり部分を上記前部分へ取り付けて複数の取付点を形成する 取付手段であって、これらの取付点が上記製品の横方向中心面の後ろの製品の側 部に位置する取付手段と； 上記前部分又は後部分の少なくとも一方に取り付けられる腰伸縮性部材と； 及び 上記対向する長手方向の側端部分に隣接する上記股部分に取り付けられる足 伸縮性部材と； を有する吸収体製品。 17．上記耳部分は、上記後部分と一体的でなく形成されている請求項16記載の吸 収体製品。 18．上記取付手段は、上記耳部分に取り付けられ且つ上記前部分に取り付けられ た第２機械式ファスナーと取り外し可能に係合する第１機械式ファスナーを有す る請求項16記載の吸収体製品。 19．上記第１機械式ファスナーは、ホック＆ループのファスナーのホック部材で あり、上記第２機械式ファスナーは、ホック＆ループのループ部材である請求項 18記載の吸収体製品。 20．上記第１機械式ファスナーは、約3.5インチ（8.9ｃｍ）までの長さを有する 請求項19記載の吸収体製品。 21．上記取付点の全てが、上記横方向中心面から約2.5インチ（6.4ｃｍ）以内に 位置している請求項16記載の吸収体製品。 22．上記取付点の全てが、上記横方向中心面から約1.5インチ（3.8ｃｍ）以内に 位置している請求項21記載の吸収体製品。 23．上記取付点の全てが、上記横方向中心面から約1.0インチ（2.54ｃｍ）以内 に位置している請求項22記載の吸収体製品。 24．腰伸縮性部材が、上記前部分と後部分の両方に取り付けられている請求項16 記載の吸収体製品。 25．上記足伸縮性部材は、上記対向する長手方向の側端部分を越えて延びる別々 のエレメントである請求項16記載の吸収体製品。 26．上記足伸縮性部材は、上記ボディーサイド・ライナと上記外側カバーとの間 に位置している請求項16記載の吸収体製品。 27．前部分、後部分、及びこれらの前部分と後部分を結合し且つ対向する長手方 向の側端部分を有する股部分を形成する吸収体製品において： 外側カバーと； 液体を透すボィーサイド・ライナと； 上記外側カバーとボィーサイド・ライナとの間に位置する吸収体材料と； 上記前部分上に位置する一対の対向する耳部分であって、使用の際に上記後 部分と重なるようになっている耳部分と； これらの対向する耳部分に取り付けられた第１機械式ファスナーと； 上記後部分の上記外側カバーに取り付けられ且つ上記第１機械式ファスナー と取り外し可能に係合して複数の取付点を形成するように作られた第２機械式フ ァスナーと； これらの取付点の全てが、上記製品の横方向中心面の後ろの製品の側部に位 置し且つこの横方向中心面から約2.5インチ（6.4ｃｍ）以内に位置しており；及 び 上記対向する長手方向の側端部分に隣接する上記股部分に取り付けられる足 伸縮性部材と： を有する吸収体製品。 28．上記第１機械式ファスナーは、ホック＆ループのファスナーのホック部材で あり、上記第２機械式ファスナーは、ホック＆ループのループ部材である請求項 27記載の吸収体製品。 29．上記足伸縮性部材が、約75度又はそれ以下の角度で、上記後部分に向かって 外側に曲がっている請求項27記載の吸収体製品。 30．上記足伸縮性部材が、約70度又はそれ以下の角度で、上記後部分に向かって 外側に曲がっている請求項29記載の吸収体製品。 31．上記足伸縮性部材により上記後部分がカップ形状となる請求項27記載の吸収 体製品。 32．上記足伸縮性部材が、上記ループ部材と接触し又は重なる請求項28記載の吸 収体製品。 33．更に、上記前部分又は後部分の少なくとも一方に取り付けられる腰伸縮性部 材を有する請求項27記載の吸収体製品。