JPH09504216A - 縫合固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明の一実施例は案内ワイヤ部材（１３）と、近位楔部材（１４）と、遠位楔部材（１５）により構成される。第２の実施例では、ユニークに設計された外科楔固定装置が提供されそれはとげ付頂部（１０５）と、複数の縫合孔（１０１，１０２，１０１Ｂ，１０２Ｂ，１０３，１０３Ｂ）と最下部（１２２）の丸いノッチ内の中央下部歯（１０６）を有している。

Description

【発明の詳細な説明】縫合固定装置 発明の背景 発明の分野 本発明は縫合材料を骨もしくはその中へ縫合することによりこのような骨に密 着させて筋肉や靭帯組織等の柔らかい組織の付着を容易にする目的で縫合材料を 骨、もしくは柔らかい組織、へ固定する完全な装置に関する。関連する従来技術の簡単な説明 下記の特許は本発明の本質に幾分関係がある。しかしながら、本発明はこのよ うな装置の分野の範囲内で現在実施されている又は古くなった他の類似の装置に 対して明らかな改良および変更を表すものである。 柔らかい組織へ縫合された外科縫合糸を保持することにより柔らかい組織を骨 に保持させることを容易にするように設計された非常に多くのさまざまな種類の 固定装置が現存している。しかしながら、これらの装置及び頭部にループのある ねじ、にかわ等の手段は、例えば、骨の劣化、このような装置内の接合部の破損 もしくは接着剤の欠陥により時間が経過すると一般的に故障しやすい。このよう な故障により患者は再手術が必要となりそのため内在的な危険及びそれに係わる 容赦ない出費を強いられる。したがって、本発明の本質的な目的はこのような故 障を極力除去することである。 本発明には比較的こわれ易い接合部位がない。一実施例は横方向の作用−反作 用により機能して、一度ある位置に押し込まれるとそこへ加えられると考えられ るいかなる生理学的荷重力の影響のもとでも簡単に緩 くなることがない。もう一つの実施例は横方向のトグル動作により機能して、一 度ある位置に止められると生理学的力の荷重のもとで緩るむことがない。 前記したことから、本発明はその分野内で新しく、全く革命的であり実行可能 な固定装置として真に新しいユニークな方法で機能する点において疑い無く有用 かつユニークなものである。さらに、その新しいユニークなタイプの構成により 、その部位で本質的に破損を被ることが無いという観点からその信頼性は非難の 余地がない。 また、その近位楔部材の複雑さ及び製作コストの増加は遠位楔部材のいずれの 実施例と較べても無視できるものではないため、本発明の第２の実施例は第１の 実施例の縫合固定装置よりも著しく改善されている。さらに、実施例のとげ付チ ップ及び下部歯の特徴により特にその装置の近位楔部材の無い縫合固定装置の遠 位楔部材の面取頂縁よりも一層効果的に組織材料、特に骨内部への埋設が容易に なる。 最後に、この第２の実施例の装置も同様に本質的には壊れにくく、前記した全 ての理由に対してこの種の装置に関する技術の新しく、有用で、ユニークな進歩 を構成するものである。発明の概要 本発明の一実施例は３個の基本的構成部分から成っ ている。その１つはいわゆる遠位楔部材である。第２は近位楔部材である。第３ は最初の２つの部材を定着させそこから取り外すことができる案内ワイヤである 。 外科医はこの実施例を利用して最初に管状中空ドリルビットを用いて骨に孔を あける。次に外科医はドリルチャックを緩めてドリルを引き抜くことによりドリ ルを取り外してから埋め込まれたドリルビットの管腔内へ本発明の案内ワイヤ部 材を挿入する。案内ワイヤがビットの管腔内に入った後、近位楔及び遠位楔部材 を案内ワイヤ部材から取り外した後で一方の手で案内ワイヤを保持しピンサー装 置により他方の手でビットを引き出すことによりドリルビットが取り外される。 次に取り外したビットの上で案内ワイヤを保持している手をビットの下にあてが ってビットを引き上げてワイヤから外す間あけた孔の中の正しい位置にワイヤを 保持し続ける。次に遠位楔部材中へ縫合糸を通した後で案内ワイヤ上に楔部材が 配置し戻され楔部材はあけられた孔の中を案内ワイヤの下へ案内され孔内の正し い位置に突き固められる。このために挿入具が利用される。次に案内ワイヤがあ けられた孔から取り外される。本発明の楔部材が正しい位置に固定されると、挿 入具により押下することにより近位楔部材の先端に下向きの圧力が加わってあけ られた孔へ押し込められ遠位楔部材のベース中およびその周りに予め通された縫 合糸には上向きの圧力が加わる。この押下と引上の組合せにより押下される近位 楔部材に対して遠位楔部材が上向きに滑動する。この上向きの滑動により各楔部 材の傾斜した中間面が互いに滑って重なり合い各楔部材をあけられた孔の側面に 対して横方向に同時に押し出す。したがって、頂部からの押下圧力および組合せ 楔の底部周りの縫合への引上圧力を組み合わせて加えた後で、互いに密着された ２個の楔部材の中央径の増加により楔部材はその部位で正しい位置に堅固にかつ 永久に押圧される。その部位の近位楔部材の横方向部分はそれに密着する孔の骨 側へ噛み込む１組の鋸歯状縁により形成されている。遠位楔部材の本体頂部は面 取りされてそれに密着する孔の骨側へかぶりつくようにされている。その部位の 近位楔部材の中間部はその部位の遠位楔部材の中間部の２つの円筒状孔へ通され た縫合材料を収容する２つの縫合溝を有している。縫合材料はこれら２つの円筒 状孔の一方へ通されかつ遠位楔部材のベースの円形孔へ通され次に遠位楔部材の ベースの第２の円形孔へ通され遠位楔本体中を上向きに通されこれら２つの円筒 状孔の他方の孔から出る。ベースの２つの孔付近の遠位楔部材のベースは傾斜さ れて一方の円形孔から他方の円形孔へ通される縫合糸とベースの第３の孔から出 てくる案内ワイヤとの接触を防止するようにされている。近位楔部材はその頭部 および本体を長さ方向に貫通するに丸い孔を有しその本体下部の傾斜した中間面 で終端する。この孔は案内ワイヤ部材が最初に通される孔である。その部位の遠 位楔部材の中間部は、前記２つの円筒状縫合孔の下に、遠位楔部材のベースの第 ３の孔を貫通する案内ワイヤ部材を受け入れる孔も有している。 近位楔部材はその傾斜中間面の角状部から幾分鈍角で伸びる停止面も有してい る。停止面は最終的に中間に配置された遠位楔停止面と相接して遠位楔部材が近 位楔部材により滑動されるのを防止し、２つの楔をあけられた孔の中へ突き固め た後で近位楔部材の頭部に下向きの圧力が加わって縫合糸の２つの終端を上向き に引き上げることにより縫合糸に上向きの圧力が加わる時に本発明の２つの楔部 材の所期の作用、すなわち、骨内にあけられた孔の中への永久固定、を挫折させ る。上向きに引き上げることにより遠位楔の中間面上に配置された停止面は近位 楔の停止面と相接してその部位の近位楔部材により遠位楔部材が遠くへ滑動し過 ぎるのを防止し骨内での所望の固定を防止する。 本発明のもう一つの実施例にはユニークに設計された外科楔が含まれそれは従 来周知の任意他の類似の装置とは著しく異なっている。この実施例の楔はとげ付 頂部、３つの平滑な側面、残りの一つの非平滑側面の幾分傾斜した上部にある２ つの縫合孔、各々がその非 平滑側面の上部にある２つの縫合孔の一方に接続されているそのベースに横方向 に配置された２つの縫合孔、これら２つの縫合孔間でその下で非平滑側面の上部 中央にある第１の中央孔、前記第１の中央孔に接続されたそのベースの中央孔、 ベースの２つの横方向孔からベースの中央孔へ通り最終的に第１の中央孔を通る 縫合糸の横流れを最小限に抑えるようなそのベースの傾斜、および最後に前記孔 がある楔の非平滑側面の上部の面から外向きに角張ってその側面の上部をその傾 斜面の傾斜方向と同じ傾斜方向の傾斜面内を傾斜するその下部から分離する停止 面を有している。停止面はまた２つの楔が固定のために利用される時に第２の楔 のベースの傾斜と相接して固定過程の終りに一方が他方に対して滑って重なるの を防止する。第３の好ましい実施例の楔固定装置は楔の非平滑側面の下部の最下 位セグメントを切り取った領域に配置された中央とげ付歯をさらに有する点を除 けば第２の実施例の全ての特徴を反映している。第４の実施例の楔固定装置は第 ３の実施例に類似しているがその非平滑側面の上部にも楔ベースの傾斜部にも縫 合孔が無い。最後に、第５の実施例は第４の実施例に類似しているが第４の実施 例における歯が無い。固定装置楔のベースに傾斜の無い第６の実施例ももう一つ の有用なバリエーションである。第７の実施例は前記いずれかの実施例に類似し て いるが停止面が無い。事実、停止面の無い前記実施例は楔固定装置としてのみ使 用するには理想的なバリエーションである。前記した一つ以上の楔を利用して手 術中に縫合糸により柔らかい組織を骨に固定したり手術中に縫合糸により柔らか い組織を柔らかい組織に固定することができる。柔らかい組織は、例えば、筋肉 や軟骨や靭帯を意味する。 次に第２の実施例を使用する好ましい方法について説明する。骨に孔があけら れる。次に任意の実施例の下部周辺よりも小さい寸法でまた使用する挿入具の内 周や縫合糸の外周よりも大きい寸法で外周に対して斜めに切り込まれたベースを 有する中空プランジャーのある孔よりも小さい外周で斜めに切り込まれたベース を有する中空挿入具を用いて一つの実施例もしくは複数の実施例もしくは一つの 実施例を一つ以上の実施例と組み合わせて孔の中へ導入しこのような骨に密着し て柔らかい組織をしっかり縫合することができる縫合固定装置として機能するよ うにされる。例えば、縫合糸は後の２つの実施例の一つ以上の中央孔へ通される 。最後の実施例におけるベースの中央穴のすぐ下で縫合糸に結び目が作られる。 次に縫合材料が中空プランジャーへ通されれプランジャーは縫合材料を通した実 施例と共に中空挿入具内に収められる。次にこの挿入具は孔に導入される。プラ ンジャーに下向きの圧力が 加えられこの圧力によりこの実施例は挿入具が孔から同時に引き出される時にこ のような骨の孔の中へ圧力下で導入され次にプランジャーへ継続的に加わる下向 きの圧力が縫合糸の上向きの圧力と結合されて楔を互いに密着させてトグル留め することにより固定装置を生成する。とげ付チップは孔の一方側で骨へかぶりつ く。下部歯（その内のいくつかが第４の実施例のバリエーションである複数の実 施例が使用される場合は複数の歯）がこのような下向きに加わる圧力により孔の 他方側へ食い込む。一つのトグル楔、すなわち、好ましい実施例はそれほど強力 な縫合支持体を所望しない場合に使用することができる。この実施例を使用して 前記した方法により挿入する前に、縫合糸は２つの上部縫合孔の各々へ下向きに 通されて一方の孔から他方の孔へブリッジが掛け渡される。ベースの孔当たり１ つの、縫合穴から出るストランドはベースの中央穴を上向きに走り第１の中央穴 から出る。次にこれらのストランドは糸ブリッジの下を上向き走り楔から離れる 。用いられる手術手順の特定の要求に応じて複数の楔を使用して縫合支持体の頑 丈さを向上させることができる。柔らかい組織を柔らかい組織へ縫合したい場合 には、予備孔をあける必要がない。前記したように最初に挿入具を準備し、縫合 材料およびプランジャーに結びつけられた一つ以上の実施例を内部に含む挿入具 を 単に組織を突き刺すだけで柔らかい組織内へ導入することができる。実施例の形 状、縫合方法、および固定のために複数使用する場合には、ベースの傾斜および 停止面特性の全てにより前記したようなトグリングによる固定がなされ、プラン ジャーへの下向きの圧力と共に縫合糸へ上向きの圧力が加えられる。図面の簡単な説明 第１図は本発明の第１の実施例の３つの部分である、近位楔部材、遠位楔部材 および案内ワイヤ部材の斜視図である。 第２図は第１図の近位楔部材の前面図である。第３図は骨にあけられた孔の中 のその部位における位置決めに関して第１図に示す近位楔部材の中間側面図であ る。 第４図は骨にあけられた孔の中のその部位における位置決めに関して第１図に 示す近位楔部材の横側面図である。 第５図は第１図に示す近位楔部材の縦断面図である。 第６図は第１図に示す近位楔部材の平面図である。 第７図は第１図に示す近位楔部材の斜視図である。 第８図は骨にあけられた孔の中のその部位における位置決めに関して第１図に 示す遠位楔部材の中間側面図である。 第９図は第１図に示す遠位楔部材の前面図である。 第１０図は骨にあけられた孔の中のその部位における位置決めに関して第１図 に示す遠位楔部材の横側面図である。 第１１図は第１図に示す遠位楔部材の頂部側の面取り縁を示す部分切取断面図 である。 第１２図は第１図に示す遠位楔部材の底面図である。 第１３図は第１図に示す遠位楔部材の縦断面図である。 第１４図は第１図に示す遠位楔部材の中間側面の斜視図である。 第１５図は骨の中へ突き通されようとする管状ドリルビットを示す図である。 第１６図は骨に孔があけられて第１図の実施例の案内ワイヤ部材がビットを介し て孔へ挿入された後で骨から取り外される管状ドリルビットを示す図。 第１７図は本発明の近位楔部材へ通される第１図の案内ワイヤ部材を示す図。 第１８図は第１図に示す遠位楔部品の中間面および底部の縫合糸貫通孔を示す図 。 第１９図は案内ワイヤ部材および縫合糸が通されている第１図の実施例の近位お よび遠位楔部材の縦断面図。 第２０図は案内ワイヤ部材およびそこへ通された縫合糸を示す前記実施例の遠 位楔部材の切取図と密着す る第１図の実施例の近位楔部材の斜視図。 第２１Ａ図はスリーブ内の挿入具、すなわち、ジョーの斜視図。 第２１Ｂ図はスリーブが後退して重畳する後退しないスリーブの圧力の元での みジョーの開口を閉じることができるスリーブ内の挿入具、すなわち、ジョーの 斜視図。 第２２図は第１図の全体実施例およびスリーブが後退した挿入具が存在する縫 合糸を示す図。 第２３図は第１図の全体実施例およびスリーブが後退しない挿入具が存在する 縫合糸を示す図。 第２４図は第１図の全体実施例およびスリーブが後退しない挿入具が存在する 縫合糸を示す斜視図。 第２５図はドリルビットを取り外してその案内ワイヤ部材を挿入した後で断面 図を示す骨にあけた孔へ挿入される第２図の全体実施例を示す図。 第２６図は案内ワイヤ部材を引き抜いた後で断面図を示す骨にあけた孔へ挿入 される第１図の全体実施例を示す図。 第２７図は挿入具を保持して断面図で示す骨の孔の中へ第１図の実施例を押下 する外科医の左手人差し指と親指の模写図および縫合糸を引き上げる外科医の右 手人差し指と親指の模写図。 第２８図は挿入具を保持して断面図で示す骨の孔の 中へ第１図の実施例を押下する外科医の左手人差し指と親指の模写図および縫合 糸を引き上げ続けてその部位における前記実施例の遠位楔部材をその近位楔部材 に対して持ち上げる外科医の右手人差し指と親指の模写図。 第２９図は挿入具が後退した後で骨にあけた孔の中でその部位にしっかり固定 された第１図の実施例の楔部材を示す図。 第３０図は孔の側面へ外向きおよび横向きの力のベクトルを矢符で示す骨にあ けた孔の中でその部位にしっかり固定された第１図の実施例の楔部材を示す拡大 図。 第３１図は骨に密着して保持される柔らかい組織に結び付けられた縫合糸を示 す矢符の無い第２９図の縮小図。 第３２図は本発明の第２の実施例の非平滑面側の平面図。 第３３図は第３２図の実施例の頂部の平面図。 第３４図は第３２図の実施例の平滑な前面図。 第３５図は第３２図に示すのと反対側の、第３２図の実施例の平滑な側の側面 図。第３６図は第３２図の実施例の縦断面図。 第３７図は本発明の第２の実施例のベースの平面図。 第３８図は本発明の第２の実施例の第１の実施例の 斜視図。 第３９図は本発明の第３の実施例の非平滑面側の前平面図。 第４０図は本発明の第３の実施例の頂部の平面図。 第４１図は本発明の第３の実施例の平滑な前面図。 第４２図は第３９図に示すのと反対側の、本発明の第３の実施例の平滑な側の 側面図。 第４３図は本発明の第３の実施例の縦断面図。 第４４図は本発明の第３の実施例のベースの平面図。 第４５図は本発明の第３の実施例の斜視図。 第４６図は本発明の第４の実施例の非平滑面側の前面図。 第４７図は本発明の第４の実施例の頂部の平面図。 第４８図は本発明の第４の実施例の平滑な前面図。 第４９図は第４６図に示すのと反対側の、本発明の第４の実施例の平滑な側の 側面図。 第５０図は本発明の第４の実施例の縦断面図。 第５１図は本発明の第４の実施例のベースの平面図。 第５２図は本発明の第４の実施例の斜視図。 第５３図は挿入装置と挿入装置内に配置されたプランジャー装置の斜視図。 第５４図は挿入装置と挿入装置内に配置されたプランジャー装置の側面図。 第５５図は縫合糸片により保持された本発明の第４ および第５の実施例の断面図。第５６図はプランジャー装置および断面図を示す 挿入装置に密着した第５５図に示すものの側面図。 第５７図は断面を示す挿入装置の管腔内で断面を示すプランジャー装置に密着 して縫合糸により保持された本発明の第４および第５の実施例の断面図。 第５８図は柔らかい組織片へ突き刺す前の挿入装置を示す図。挿入装置内に示 すプランジャー装置の頂部を抜ける縫合材料も示されている。 第５９図は柔らかい組織片へ突き刺した挿入装置を示す図。挿入装置内に示す プランジャー装置の頂部を抜ける縫合材料も示されている。 第６０図は柔らかい組織片内に埋め込まれて断面図を示す挿入装置の管腔内で 断面図でプランジャー装置に密着して縫合糸により保持された本発明の第３およ び第４の実施例の拡大断面図。 第６１図はその中に断面を示すプランジャー装置がある柔らかい組織片内に埋 め込まれて断面を示す挿入装置の下部の孤立された拡大図および挿入装置を引き 抜いた時にプランジャー装置へ下向きの圧力が加えられる場合の本発明の第４の 実施例の一部を示す図。 第６２図は挿入装置を引き抜いた時にプランジャー装置へ下向きの圧力が加え られる場合に柔らかい組織へ噛み込むとげ付頂部の部分断面図。 第６３図は第６２図に示す過程を継続する場合に組織へ噛み込む本発明の第２ 、第３、第４、および第５の実施例の作用を示す図。 第６４図は付着された縫合材料へ上向きの引抜圧力が加わる場合に本発明の第 ２、第３、第４、および第５の実施例が柔らかい組織へさらに噛み込む様子を示 す図。 第６５図は本発明の第４の実施例の中央に配置されたとげ付歯が柔らかい組織 へ噛み込む様子を示す拡大部分断面図。 第６６図は第６５図の過程の完了により縫合材料が柔らかい組織内に固定され る様子を示す部分断面図。 第６７図は縫合固定装置として一緒に使用するために本発明の第３の実施例の 孔の中へ縫合糸が通される様子を示す側面図。 第６８図は第６７図で通される縫合材料の先端平面図。 第６９図は第６７図で通される縫合材料の前面図。 第７０図は本発明の第３の実施例における傾斜ベースの縫合孔へ通される縫合 材料の側面図。 第７１図は第７０図の底面図。 第７２図は縫合固定装置として単独に使用するために本発明の第３の実施例の 孔の中へ縫合糸が通される様子を示す斜視図。 第７３図は断面図を示す挿入装置の管腔内へ挿入されようとする本発明の第３ の実施例の側面図。 第７４図は断面を示す挿入装置の管腔内で断面を示すプランジャー装置に密着 する本発明の第３の実施例の断面図。 第７５図は柔らかい組織片内に断面図を示す挿入装置を引き抜く時に断面図を 示すプランジャー装置へ加わる下向きの圧力および本発明の第３の実施例のトグ リング開始を示す図。 第７６図は本発明の第３の実施例のトグリングを助長するために本発明の第３ の実施例に結び付いた縫合材料に加わる上向きの圧力と同時に断面図を示すプラ ンジャーへ継続的に加わる下向きの圧力を示す図。 第７７図は第７６図に示す過程の完了後第３の実施例が柔らかい組織内で固定 装置として機能する準備が完了している本発明の第３の実施例を示す図。実施例の詳細説明 第１図に本発明の第１の実施例の３つの部品、すなわち、案内ワイヤ１３、近 位楔部材１４、および遠位楔部材１５を示しこれらは一緒に固定されて本発明の この実施例の全体を構成する。第２図に本発明のこの実施例の近位楔部材１４の 前面図を示し、その横側２だけでなく円筒状頭部１を示し、そして複数の鋸歯状 縁からなる横側２を有する部材１４が骨にあけた孔の 中に固定装置部材として最終的にどのように配置されるかを示している。その停 止面５は第３図および第７図にも示す傾斜中間面６の頂部から鈍角で延在してい る。第３図には近位楔部材１４の中間面６内の案内ワイヤ出口孔４Ａだけでなく 骨の中に最終的に固定された後で近位楔部材１４の中央側、すなわち、横側２の 反対位置の近位楔部材１４側の２つの縫合溝３および３Ａも示されている。第４ 図は近位楔部材１４の横側２および近位楔部材１４の円筒状頭部１を示している 。第５図は近位楔部材１４の横側２、案内ワイヤ孔４および停止面５の縦断面図 である。第６図は近位楔部材１４の平面図でありその円筒状頭部１、その中央に 位置する案内ワイヤ入口孔４および近位楔部材１４の２つの同じ縫合溝３および ３Ａが示されている。第７図は近位楔部材１４の斜視図であり第２図−第６図に 示すその特徴の全てが示されている。第８図は本発明の第１の実施例の遠位楔部 材１５の中央側、すなわち、楔部材１４および１５を骨の中にしっかり固定した 時に近位楔部材１４の中間側に密着する遠位楔部材１５側面を示す。そこには、 ２つの同じ縫合入口および再出口孔７および７Ａがそれぞれ示され、案内ワイヤ 入口孔４Ｂおよびその傾斜した中間面１１も示されている。第９図は遠位楔部材 １５の前面図であり第１０図にはその面取りされた頂縁９および２つの同じ縫合 出 口および再入口孔８および８Ａがそれぞれそのベースの傾斜面１２内に示されて いる。第１１図は遠位楔部材１５の傾斜をつけた頂縁９を示す断面図である。そ の傾斜角は、頂縁の中心から等距離の２点間では一定で、この点から外方では傾 斜角は０度まで減少する。第１２図は遠位楔部材１５の傾斜ベース面１２および 案内ワイヤ出口孔４Ｃ、縫合出口孔８および再入口８Ａを示す。第１３図は遠位 楔部材１５の縦断面図でありその停止面１０、案内ワイヤ入口孔４Ｂ，そこから その案内ワイヤ出口孔４Ｃへ続くその中の管が示されており点線はその中の管の その縫合入口孔７からその縫合出口孔８への位置を示す。第１４図は遠位楔部材 １５の斜視図でありその縫合入口孔７、その縫合再入口孔７Ａ、その案内ワイヤ 入口孔４Ｂ、その停止面１０およびその中央面１１が示されている。第１５図は 管状ドリルビットＡを使用して孔があけられる骨片Ｅを示す。骨Ｅに孔があけら れると、使用したドリルは管状ドリルビットＡから分離されドリルビットＡの管 中へ案内ワイヤ１３が挿入される。案内ワイヤ１３は通常骨の外部皮質Ｅの下の 骨の深部Ｆ内まであけられる孔の底まで通される。第１６図は骨の皮質Ｅおよび 骨の深層Ｆの断面図である。第１６図の矢印は、ドリルビットＡが完全に取外さ れて近位楔部材１４と遠位楔部材１５が案内ワイヤ１３上に再配置される前に、 これら部材１４、１５が最初に取外された後の案内ワイヤ１３から取外されるド リルビットＡを示す。第１７図は近位楔部材１４の円筒状頭部１の案内ワイヤ入 口孔４へ入りその案内ワイヤ出口孔４Ａから出る案内ワイヤ１３を示す。第１８ 図は遠位楔部材１５の縫合入口孔７を通りこの孔７と縫合出口孔８間の孔内を下 る縫合糸Ｂを示し、縫合糸Ｂはそこを出て遠位楔１５の縫合再入孔８Ａおよび縫 合再出孔７Ａを通ってそこから出る。第１９図は近位楔部材１４の頭部１の案内 ワイヤ入口孔４を通りその中の孔内を孔４から案内ワイヤ出口孔４Ａへ下って遠 位楔部材１５の案内ワイヤ入口孔４Ｂへ入りその中の孔内を孔４Ｂから遠位楔部 材のベースの案内ワイヤ出口孔４Ｃまで下る案内ワイヤ１３の断面図である。第 １９図では縫合糸Ｂはその横側２とは反対の近位楔部材１４側の縫合溝３を通っ て遠位楔部材１５の縫合入口孔７へ入りその縫合出口孔８を出る。第１９図に図 示されているものは一部第２０図にも図示されている。第２１Ａ図は後退可能な スリーブＣを有する挿入具を示す。第２１Ｂ図はそのジョーＤが開くように後退 された挿入具のスリーブＣを示す。第２２図は挿入具および近位楔部材１４およ び遠位楔部材１５の中を通されそれらを越えて既にあけられた孔の底まで通され る案内ワイヤ１３を示す。第２３図は近位楔部材１４の頭部１へ押下するために そのジョーＤの上に係合された挿入具のスリーブＣを示す。第２４図は第２３図 に図示されたものの斜視図である。第２５図は骨の深部Ｆの全体を取り巻く骨皮 質Ｅ内へ既にあけられた孔に密着する本発明の第１の実施例の構成部分である案 内ワイヤ１３、近位楔部材１４および遠位楔部材１５を示し、その中の矢符は骨 内への挿入方向を示している。第２６図は予め骨の中へあけられた孔の中へ挿入 具により押入された後の本発明の第１の実施例の楔部材１４および１５を示し矢 符は予め骨の中へあけられた孔の中へ楔部材１４および１５が配置された後で案 内ワイヤ１３を除去する方向を示している。この際、前記したように予め縫合糸 Ｂが通されかつ案内ワイヤ１３が最初にドリルビットを通って骨にあけた孔の中 へ通され、ドリルビットが孔から除去されて案内ワイヤ１３から引上げられて外 された後で、挿入具の下で案内ワイヤ１３上に再配置される近位楔部材１４およ び遠位楔部材１５は、挿入具による近位楔部材１４の頭部１への押下作用と縫合 糸Ｂへの引き上げ作用の組合せにより、骨にあけた孔の中へ永久的に挿入される 用意ができている。第２７図は挿入具による押下力で近位楔部材１４の頭部１を 押下する外科医の左親指Ｇおよび左人差し指Ｈを示し、また、予め遠位楔部材１ ５の縫合入口孔７へ入りその縫合出口孔８を出てそこからその傾斜ベース面１２ に 沿って通されその縫合再入孔８Ａへ戻り遠位楔部材１５を上向きに通ってその縫 合再入孔７Ａを出るように図示されている縫合糸Ｂの２つのストランドを引き上 げ始めている外科医の右親指Ｉおよび右人差し指Ｊも示している。遠位楔部材１ ５の傾斜ベース面１２は遠位楔部材１５のベースの孔４Ｃから出る時に縫合糸Ｂ が案内ワイヤ１３と接触するのを防止する働きをする。第２８図は、近位楔部材 １４の頭部１を挿入具により押下し同時に縫合糸Ｂを引き上げる同じ外科医の同 じ指を示す。第２９図は前記した押下および引上過程を外科医が完了した時に本 発明の第１の実施例の２つの楔部材１４および１５が予め骨にあけた孔の中に互 いにどのように配置されしっかり固定されるかを示している。第３０図は本発明 の第１の実施例の挿入された楔部材１４および１５の拡大図である。矢符Ｍ、Ｎ およびＯは近位楔部材１４の頭部１へ加わる下向きの力Ｌが縫合糸Ｂのストラン ドの引上げによる上向きの力Ｋと組合わさった結果骨にあけた孔の壁に対して横 方向に生じる力を示す。押下と引上げの組合せにより生じる近位楔部材１４に対 する遠位楔部材１５の滑動作用により近位楔部材１４の横側２の複数の鋸歯縁が 隣接する骨内へしっかり噛み込み遠位楔部材１５の中間面へ予め密着している近 位楔部材１４の傾斜面６は遠位楔部材１５の傾斜面１１と相接して互いに密着し て いる２つの楔部材１４および１５の中心径が著しく増加する。また遠位楔部材１ ５の面取頂側９はこのような同時押下および引上げに応答してそれに密着する骨 内へ割り込んで近位楔部材１４の停止面５と共に固定され側面９に対して面取り されるのに寄与し遠位楔部材１５の停止面１０は力ＬおよびＫが加わる間いずれ かの楔が他方の楔から滑るのを防止して互いに密着する２つの楔部材１４および １５の中心径を増加する所期の目的が挫かれ中心径の増加は前記した横方向の噛 み込みおよび割り込みを生じて骨にあけた孔の中へ本発明の楔部材１４および１ ５を永久配置させ、縫合固定装置を骨の中にしっかりと永久配置させるものであ る。第３１図はその周りに結び付けられた縫合糸Ｂにより骨にしっかり保持され て、しっかりと永久配置された縫合固定装置の遠位楔部材１５内およびその周り へ一緒に通された人間もしくは他の動物の柔らかい組織Ｐを示す。 第６７図は装置の２つの縫合入口孔１０１および１０２、その縫合出口孔１０ ３Ｂ、その頂部にあるとげ付チップ１０５およびこの側、すなわち装置の孔のあ る方の側だけ、の下部１２２の最下部の丸いノッチ１０７内中央にある下部歯１ ０６を特徴とする本装置の第２の実施例の正面図である。装置の頂部の、突き刺 し手段であるとげ付チップ１０５は縫合材料Ｃ’で示 すように通され縫合材料Ｃ’が、第７３図に一例を示す、中空プランジャーＢ’ へ通された後で第７７図に示すように挿入孔の下部歯１０６が噛み込む側とは反 対側で組織へ突き刺さり次に、第７４図に示すように、挿入装置Ａ’の管腔内へ プランジャーＢ’と一緒に挿入され、次に柔らかい組織Ｄ’が挿入装置Ａ’に突 き刺された後で第７５図に示すように挿入装置Ａ’が引き抜かれるとプランジャ ーＢ’に下向きの圧力が加わりその後第７６図に示すようにプランジャーＢ’に は下向きの圧力が縫合材料Ｃ’には上向きの圧力が継続的に加えられる。第７７ 図に示すように柔らかい組織Ｄ’内での固定が完了すると、組織を孔へ一緒に縫 合するのに失敗して縫合された組織が後に剥がれる恐れが全くなく柔らかい組織 Ｄ’を柔らかい組織へ極めて接近して縫合することができる。第６８図、第６９ 図、第７０図および第７１図は縫合材料Ｃ’が縫合入口孔１０１および１０２を 通り実施例の本体の中を下って実施例のベース１２４の傾斜部のそれぞれ縫合出 口孔１０１Ｂおよび１０２Ｂを出て次に縫合入口孔１０１および１０２間でその 下にある孔１０３Ｂを有する縫合入口孔１０１および１０２の存在を特徴とする 本発明側の側面の上部１２０にある縫合出口孔１０３Ｂを出る様子を示す。孔１ ０２および１０２Ｂ間の連結部１０２Ａおよび孔１０３および１０３Ｂ間の連結 部１ ０３Ａを第４３図に示す。第４３図を１８０°回転させると連結部１０２Ａと同 じ寸法の孔１０１および１０１Ｂ間の別の連結部が現れる。第７６図に示すよう にプランジャーＢ’に加わる下向きの圧力により縫合糸Ｃ’が引き上げられる場 合に実施例上のトグル効果を最小限に抑えるために孔１０３Ｂを出る縫合材料Ｃ ’の終端をアーチ状に走らせたり最初に孔１０１および１０２へ通す時に縫合材 料Ｃ’を成形することが極めて重要であることを理解されたい。第７５図は第６ ７図に示すものの断面図である。 第４３図を除く第３９図−第４５図は第６７図−第７２図に示す本発明の好ま しい実施例を示すさまざまな図面であるが実施例のさまざまな孔に縫合材料Ｃ’ が通されていない。第３２図−第３８図は本発明の別の実施例を示すさまざまな 図面である。後者の実施例には好ましい実施例における突き刺し手段である中央 下部歯１０６およびノッチ１０７が無い。この後者の実施例は、例えば、好まし い実施例と一緒に一つだけの楔実施例、すなわち、好ましい実施例だけで出来た 固定装置よりも大きい組織荷重で孔をあけたい場合に骨の中へ埋め込むのに使用 される。２つの好ましい実施例を利用してこのような比較的強力な固定装置を構 成できることを理解されたい。この後者の実施例は好ましい実施例のような全体 保持能力は無いが、設計が 比較的単純であるため幾分低廉に製作できる。第４６図−第５２図は本発明の第 ４の実施例を示す。この第４の実施例は前の２つよりも設計が単純でありより低 廉に製作できる。さらに単純な実施例、すなわち、第５６図および第５７図に示 すように固定のために利用される２つの実施例の後の実施例は第４の実施例に似 ているが第３の実施例における中央下部歯１０６およびノッチ１０７が無い。こ れら後の２つの実施例には横方向縫合孔対１０１および１０２およびそのベース 上の縫合孔対１０１Ｂおよび１０２Ｂが無くしたがって孔１０１と１０１Ｂ間の 連結部、すなわち１０１Ａおよび孔１０２と１０２Ｂ間の連結部、すなわち１０ ２Ａが無い。第５３図−第５７図はこれら後の２つの実施例が縫合材料Ｃ’と一 緒に結び付けられ、その中を縫合材料Ｃ’が通されているプランジャーＢ’の下 に配置され全体として挿入装置Ａ’の管腔内に配置される様子を示す。次に装置 Ａ’は第５８図、第５９図および第６０図にしたがって組織Ｄ’内へ挿入される 。プランジャーＢ’の下向きの圧力と結合して装置Ａ’を引き抜くと最終的に楔 システムが組織Ｄ’内へトグル留めされる過程が開始される。第６１図および第 ６２図に示すようにとげ付チップ１０５は組織Ｄ’内へ突き刺さる。第６３図は プランジャーＢ’の下向きの圧力と結合して装置Ａ’を引き抜いてこのようなト グ ル固定を開始する様子を示す。第６４図はプランジャーＢ’が一緒に引き抜かれ る時の縫合糸Ｃ’の上向きの引き上げ圧力によるトグル固定の完了を示す。第６ ５図はとげ付チップ１０５により突き刺される壁とは反対の組織Ｄ’の壁上で組 織Ｄ’へ噛み込んでいる歯１０６を示す部分図である。第６６図は一方の楔部材 の傾斜ベースが第２の楔部材の頂面１０４に密着している縫合固定装置の完全な 構造を示す。第５８図−第６６図に示す第５の実施例の替わりに前記したように 通された好ましい実施例を使用することができ、第３２図−第３８図に示す実施 例を第６７図および第７２図に示すように通すことができるが、設計の単純さお よび製作コストの低減が、疑いもなく、第７３図−第７７図について明示された 記載にしたがって好ましい実施例だけを使用して得られる頑丈さを越える頑丈な トグル固定を組織内に達成する目的で第４および第５の実施例の使用を促す要因 である。しかしながら好ましい実施例およびそのより低廉な複製、すなわち、第 ３２図−第３８図に示す実施例を使用して骨の中で特別に頑丈な固定を達成する ことができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＣＡ，ＪＰ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ａ． 案内ワイヤ（１３）上に取り外し可能に載置され、縫合糸（Ｂ） を受け入れる孔（７，７Ａ，８，８Ａ）を備えた遠位楔部材（１５）と、 ｂ． 前記案内ワイヤ上に取り外し可能に載置され、前記遠位楔部材の 前記孔を介して受け入れられる前記縫合糸を受け入れる溝（３，３Ａ）を有する 近位楔部材（１４）とを具備し、 前記近位楔部材（１４）と遠位楔部材（１５）が、前記遠位楔部材に上 向きに作用する力（Ｋ）を加え、前記近位楔部材に下向きに作用する力（Ｌ）を 加えた時、前記近位楔部材と遠位楔部材とを骨（Ｅ，Ｆ）の中へ横方向に固定す る固定手段（２，５）と，固定手段（９，１０）をそれぞれ有する、 前記縫合糸（Ｂ）を前記骨（Ｅ，Ｆ）の孔へ固定する縫合固定装置。 ２． 遠位楔部材（１５）が、前記骨の中へ食い込む面取部（９）を有する請 求項１記載の縫合固定装置。 ３． 横方向に固定する固定手段が、近位楔部材の横方向部分に複数の鋸歯縁 （２）を有する請求項１記載の縫合固定装置。 ４． 近位楔部材と遠位楔部材とが、それぞれに、下向きの力と上向きの力が 加わった時、両者間の滑りを制限する停止面（５，１０）をそれぞれ有する請求 項１記載の縫合固定装置。 ５． 近位楔部材と遠位楔部材とが、案内ワイヤを受け入れて、これら楔部材 を前記案内ワイヤに載置する載置孔（４，４Ａ）と載置孔（４Ｂ，４Ｃ）とをそ れぞれ有する請求項１記載の縫合固定装置。 ６． 縫合糸を受け入れる孔が、遠位楔部材の中間部（１１）の２つの孔（７ ，７Ａ）および前記遠位楔部材のベース部（１２）の２つの孔（８，８Ａ）から なり、前記孔（７，７Ａ），と孔（８，８Ａ）は、それぞれ前記遠位楔部材の中 で互いに連通している請求項１記載の縫合固定装置。 ７． 遠位楔部材のベース部（１２）が楔型である請求項１記載の縫合固定装 置。 ８． 上部（１２０）および下部（１２２）を具備し、前記上部および下部が 身体組織（Ｄ’）を突き刺す突き刺し手段（１０５，１０６）、および縫合糸（ Ｃ’）を受け入れる複数の孔（１０１，１０２，１０１Ｂ，１０２Ｂ，１０３， １０３Ｂ）とを有し、前記孔は前記上部および下部の両方に配置され、前記孔の 少なくともいくつかは互いに連絡されて前記縫合糸が楔部材内を通されてそこへ 取り付けられて、前記身体組織（Ｄ’）へ前記縫合糸が固定される、前記楔部材 からなる縫合固定装置。 ９． 縫合固定装置が楔型である請求項８記載の縫 合固定装置。 １０． 縫合固定装置がとげ付頂部（１０５）を有する請求項８記載の縫合固 定装置。 １１． 複数の孔が、 ａ． 上部の２つの縫合孔（１０１，１０２）と、 ｂ． 楔部材のベース部の２つの横方向に配置された縫合孔（１０１Ｂ，１０ ２Ｂ）であって、その一方が前記上部の前記一方の孔に接続されており、他方が 前記上部の前記他方の孔に接続されている２つの横方向に配置された縫合孔（１ ０１Ｂ，１０２Ｂ）と、 ｃ． 上部の縫合孔間でその下にある第１の中央孔（１０３Ｂ）と、 ｄ． 前記第１の中央孔（１０３Ｂ）に接続された前記ベース部の第２の中央 孔（１０３）とを有する請求項８記載の縫合固定装置。 １２． 楔部材が角のあるベース部（１０６，１０７）を含む、請求項８記載 の縫合固定装置。 １３． 楔部材がさらに中央に配置されたとげ付歯（１０６）を具備する、請 求項８記載の縫合固定装置。 １４． とげ付歯（１０６）はノッチ（１０７）を含む請求項１３記載の縫合 固定装置。 １５． 複数の孔が、 ａ． 上部の縫合孔間でその下にある第１の中央孔（１０３Ｂ）と、 ｂ． 第１の中央孔に接続された、楔部材本体のベース部の第２の中央孔（１ ０３）と、 を有する請求項１４記載の縫合固定装置。