JPH09504065A - ロータリー内部燃焼エンジン - Google Patents

ロータリー内部燃焼エンジン

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Abstract

(57)【要約】 このエンジンはエンジンブロック2を有する。エンジンブロック2は、中央チャンバを内部に含み、支持体4上に回転自在に取り付けられる。中央チャンバは、シリンダヘッド12によって密閉された外向きに延出するラジアルピストンチャンバ10と連通している。クランクシャフト14は、エンジンブロック2の回転軸と平行かつ、そこから放射方向にオフセットするように、エンジンブロック上に回転自在に取り付けられる。駆動歯車列は、エンジンブロック2とクランクシャフト14とを結合し、両者が同じ方向に等速度で回転するようにする。ピストン104は、各ピストンチャンバ内で往復自在となるように設けられ、各ピストンは、結合ロッドによってクランクシャフトと連結されている。結合ロッドとクランクシャフトが連結している結合点は、ピストンチャンバ10の長手方向の軸に対して、エンジンブロック2の回転方向に進角される。これによって、燃焼ストロークが作用すると同時に、結合ロッドがクランクシャフト14に最大トルクを加えることになる。

Description

【発明の詳細な説明】 ロータリー内部燃焼エンジン発明の属する技術分野 本発明は、ロータリー内部燃焼エンジンに関する。発明の背景 1983年12月20日に付与された、「内部燃焼ロータリーエンジン(INTE RNAL COMBUSTION ROTARY ENGINE)」という名称の、ARREGUI等による米 国特許第4,421,073号において、4人の発明者の1人は本発明の出願人 であり、また、その明細書には、ピストンチャンバの外側開端部を密封する固定 ケーシングの内部に回転自在に取り付けられたエンジンブロックが記載されてい る。 1987年2月24日に付与された、4人の発明者を同じくする「ラジアルピ ストンポンプ(RADIAL PISTON PUMP)」に関する米国特許第4,645,428 号明細書には、その動作原理は本発明に基づくエンジンに似ているが、内部燃焼 エンジンには適さないデバイスが記載されている。発明の目的 本発明の目的は、米国特許第4,645,428号明細書に記載のラジアルポ ンプに似た動作原理に基づくロータリー内部燃焼エンジンを提供することである 。 本発明の他の目的は、特に、2サイクルエンジンとして動作させるのに適する エンジンを提供することである。 本発明の他の目的は、従来のピストン型内部燃焼エンジンと比較して低いアイ ドリング回転速度を有することを特徴とするエンジンを提供することである。 本発明の他の目的は、最大燃焼ストローク時に、結合ロッドによって クランクシャフトに最大トルクが加えられることを特徴とするエンジンを提供す ることである。 本発明の他の目的は、吸気ガス及び排気ガスに掛かる遠心力を利用して、エン ジンの吸・排気特性を改善することである。 本発明の他の目的は、各ピストン内部に吸気バルブを設けて、中央エンジンブ ロックチャンバに導入された可燃性ガスを、ピストン内に導入することである。 本発明の他の目的は、エンジンの空気冷却のために、エンジンブロックの回転 を利用することを特徴とするエンジンを提供することである。 本発明の他の目的は、回転式のエンジンブロックによって分離型のフライホイ ールが不要となることを特徴とするエンジンを提供することである。 本発明の他の目的は、概ね同形の、その動作サイクルの位相が異なるエンジン との連結して用いることが可能であることを特徴とするエンジンを提供すること である。 本発明の他の目的は、燃焼ストロークが多少進行する間、点火がとぎれなく持 続されることにより、改善されたエンジンの始動特性を有することを特徴とする エンジンを提供することである。 本発明の他の目的は、点火進角または点火遅角のための機構が不要であること を特徴とするエンジンを提供することである。 本発明の他の目的は、排気ガスを、ピストンチャンバの軸に対して垂直方向に 、かつエンジンブロックの回転と反対方向に放出することにより、エンジンブロ ックの回転を補助することを特徴とするエンジンを提供することである。 本発明の他の目的は、始動が容易で、馬力を高めるスーパーチャージャーシス テムを備えることが可能なエンジンを提供することである。発明の要約 本発明のロータリー内部燃焼エンジンは、支持体と、支持体上に回転自在に取 り付けられ、中央チャンバを画定しており、前記中央チャンバから放射方向に延 出し、その放射方向の内側端部において前記中央チャンバと連通している少なく とも1つのピストンチャンバを画定しているエンジンブロックと、前記ピストン チャンバの外側末端において前記ピストンチャンバを密封しているピストンチャ ンバヘッドと、前記エンジンブロックと平行、かつエンジンブロックの回転軸か ら放射方向にオフセットする形で、エンジンブロック上に回転自在に取り付けら れたクランクシャフトと、エンジンブロックとクランクシャフトとを結合し、両 者を同じ方向に等速度で回転するようにする駆動歯車列と、各ピストンチャンバ 内を往復自在となるように設けられたピストンと、前記ピストンに回動自在に結 合された結合ロッドとを有し、前記クランクシャフトは、前記中央チャンバ内に 延在し、前記結合ロッドと前記クランクシャフトとは前記クランクシャフトの結 合点において結合されており、前記結合点は前記クランクシャフトの軸から放射 方向に隔てられており、かつピストンチャンバの長手方向の軸に対して、エンジ ンブロックの回転方向に進角される。 クランクシャフトは出力シャフトであり、またこのような出力シャフトは、支 持体内のベアリングに枢支されたエンジンブロックの回転軸と同軸となるように 、中央チャンバの一方の側においてエンジンブロックに直接固定される。 一般に、エンジンはいくつかのピストンチャンバを有するが、これらのピスト ンチャンバは同じクランクシャフトに連結された各ピストンの結合ロッドと共通 の平面上において、等角度の間隔をおいて設けられる。 好ましくは、このエンジンは燃焼ガス吸気手段を備えており、この燃 焼ガス吸気手段は中央チャンバに直接連通し、かつ中央チャンバと爆発チャンバ との間の通路手段と連通している。好ましくは、通路手段は、ピストンを通して 設けられているオリフィスを有し、オリフィスは、燃焼ガスが中央チャンバから 爆発チャンバへのみ流れるようにするチェックバルブと寸法が合わせられている 。好ましくは、ピストンチャンバの外部にエンジンブロックを通して延在してい る第2通路手段も設けられ、この第2通路手段は爆発チャンバと中央チャンバと を連通するようにしている。今述べた通路手段とピストンオリフィスとはエンジ ンの吸・排気特性を改善している。 エンジン点火手段は、コレクタと、支持体に固定されており、コレクタの経路 に沿って延在している高電圧電流を与えられるエミッタとを有し、燃焼ストロー クの少なくとも一部分において、エミッタ及びコレクタ間の連続的な電気的接続 を与えて、エンジンの始動特性を更に改善している。 好ましくは、エンジンは空冷式のものである。ピストンチャンバは外部フィン を備えており、熱を回転するエンジンブロックから空気中へと放散させている。 好ましくは、排気ガスバルブがシリンダヘッド上に設けられ、排気ガスバルブ は各シリンダヘッドに固定された排気ガス放出ノズルを備えている。排気ガスバ ルブはピストンチャンバの長手方向の軸に対して実質的に垂直に設けられ、エン ジンブロックが回転する方向と反対の向きに延在しており、これによってエンジ ンブロックの回転を補助する排気ガス噴流を生成する。図面の簡単な説明 第1図は、本発明のエンジンの部分的な側立面図である。 第2図は、第1図の線2−2で切った部分的な断面図である。 第3図は、第2図の線3−3で切った長手方向の断面図である。 第4図は、第3図の領域4を拡大した断面図である。 第5図は、第4図の線5−5で切った断面図である。 第6図及び第6A図〜第6E図が包括的に示すのは、前記エンジンブロックの 回転が概ね完了する間のエンジンブロックのシリンダの1つの挙動であって、そ の2ストロークの動作サイクルのさまざまな段階におけるピストンの状態も示さ れている。 第7図は、シリンダチャンバの1つの平断面図であって、上側端部から見たピ ストンの1つ、及びその上に取り付けられたチェックバルブが示されている。 第8図は、第7図の先8−8で切った断面図である。 第9図は、第7図の線9−9で切った別の断面図である。 第10図及び第10A図は、第9図の領域10におけるチェックバルブを示し た図であって、それが閉ポジションにあるときと開ポジションにあるときがそれ ぞれ示されている。 第11図及び第12図は、第3図の線11−11及び線12−12で切った断 面図がそれぞれ示されている。 第13図は、本発明のエンジン及びその可燃性ガス供給システムの模式図であ る。 第14図は、電気的点火回路及びエンジン始動手段の模式図である。 第15図は、共通の出力シャフトを駆動するべく結合された、本発明の2つの 同型のエンジンの部分的な前立面図である。 全ての図面において、同じ要素には同じ符号が付されている。発明の好適実施例の説明 第1図、第2図及び第3図を参照すると、エンジンブロック2が、エンジンブ ロック回転軸6の周りで回転できるように、支持体4上に取り 付けられているのが示されている。エンジンブロック2は中央チャンバ8を画定 しており、中央チャンバはコア3及びいくつかの(例えば4つの)放射方向に配 置されたピストンチャンバ10から形成されている。ピストンチャンバ10はシ リンダ11によって形成され、その放射方向の内側末端において中央チャンバ8 と連通し、その放射方向の外側末端においてシリンダヘッド12によって密閉さ れている。エンジンブロック2の円筒形コア3は、コアカバー3a及び3bによ って密閉されている。ボルト11bは、シリンダヘッド12及びシリンダ11を コア3に固定している。カバー3aは、ボルト27によってコア3に固定されて いる(第12図参照)。コアカバー3bは、ボルト11aによってコア3に固定 されている(第11図参照)。動力出力シャフト16は、エンジンブロック2の コアカバー3aと一体として形成されており、中央チャンバ8の一方の側へ延出 し、エンジンブロックの回転軸6と同軸となるように設けられている。出力シャ フト16は、リングアセンブリ21、22に挟まれたスラフトベアリング18に 嵌合されており、ストラップ24によって支持体4の上に固定されている。シー ル部材20はベアリング18用の潤滑油が漏れないようにシールしている。環状 ギア26は、エンジンブロック2のコアカバー3の出力シャフト16と同じ側に 固定されており、前記出力シャフトの一部を間隔をおいて外囲し、かつそれと同 軸となるように設けられている。 始動モータ28は支持体4に固定され、そのスプロケット30はギア26と係 合している。始動モータ28には適当なベンディックスシステム(Bendix syste m)が備えられ、エンジンブロックを回転することによってエンジンを始動させ る役目を果たす。図示した例においては、4つのピストンチャンバ10が設けら れており、それらは全て、同一平面上で90°の間隔をおいて、正確に回転軸6 の放射方向に延在する形で設 けられている。 各シリンダヘッド12には、従来の構造の排気バルブ32が取り付けられてお り、排気バルブは、閉ポジションにばね付勢されている。各排気バルブ32は、 シリンダヘッド12上の点38に回動自在に取り付けられたロッカーアーム36 によって、ばね34の付勢に対抗して開かれる。このときロッカーアーム36は 、環状ギア26のハブを貫通して延在し、そこでガイドされている長さ調節可能 式プッシャーロッド40、及びシリンダヘッドイヤー13によって動かされる。 プッシャーロッド40にはカムフォロワローラ42が取り付けられており、カム フォロワローラ42は、リングアセンブリ21、22、及び23の一部である2 1に形成されたカム44上に載せられている(第12図も参照)。図面には、ボ ルト27によってエンジンブロックコア3に固定された環状ギア26も示されて いる。 エンジンブロックは、動力出力シャフト16の反対側において、円筒形支持部 48を外囲するニードルベアリング46に枢支されており、円筒形支持部48に は外向きの環状フランジ50が設けられ、ボルト52によって支持体4に固定さ れている。 シール部材54及び54aはニードルベアリング46の両側に取り付けられて いる。 点火手段は点火プラグ56を有し、点火プラグは各シリンダヘッド12上に取 り付けられ、ピン形状のコレクタ58に電気的に接続されている。各4つのピン 形状のコレクタ58は、電気的に絶縁性の材料によって作られ、回転軸6と同軸 のブラケット62によって支持されており、エンジンブロックコア3を間隔をお いて外囲しているリング60に設けれられている。4つのコレクタピン58は、 導電リング部66の溝64に載るようにされている。導電リング部は、絶縁ガス ケット68を挟ん で支持部48のフランジ50上に支持されている。また、導電リング部66は、 エンジンの回転方向に角度にして2、3度分延在している。このような形状にす ることによって、エンジンブロックが2、3度回転する間、点火プラグを連続的 に点火された状態にすることができる。 カムシャフト14は、支持部48の孔を通して、ボールベアリング72及び予 め潤滑されたブッシング74によって枢支される形で、前記支持部48の中に取 り付けられる。また、ブッシング74は中央チャンバ8の近くに配置される。 駆動歯車列は、カムシャフト54とエンジンブロック2とを同じ方向に等速度 で回転させるために設けられる。この駆動歯車列には、クランクシャフト14の 外側末端に固定され、スプロケット78と係合するメインギア76が含まれる。 スプロケット78は、補助シャフト80に固定されている。補助シャフト80は 、支持部48の中のベアリング82によって枢支され、ギア78と同じ直径の第 2スプロケットギア84がその上に取り付けられている。第2スプロケットギア 84は、エンジンブロック2のコア3に取り付けられた環状ギア86と係合して おり、メインギア76と同じ直径を有する。 必要ならば、回転計90がクランクシャフト14の外側末端に連結される。こ のとき、回転計90はカバー94に固定されたブラケット92によって支持され る。カバー94は支持部48に取り外し自在な形で取り付けられ、内部の空間9 5を密閉してメインギア76及びスプロケットギア78をケーシングする。これ らのギア用の潤滑油は空間95の中に、また、ギア84及び86をケーシングす る空間の中にも蓄えられており、シール部材54によってシールされている。 クランクシャフト14の内側末端には、中央チャンバ8の内部にあるホイール 96が形成されており、シャフトはスタッド98によって延長 されている。スタッド98上には、ホイール96と同じ直径のディスク100が 固定され、ホイールから間隔をおいた形でリストボルト102によってそこに取 り付けられている。 ピストン104は、各ピストンチャンバ10の内部において往復自在な形で設 けられており、結合ロッド106によってホイール96のクランクアセンブリに 結合されている。即ち、結合ロッド106はリストボルト102によってディス ク100に回動自在に結合されているのである。4つのリストボルトは結合ロッ ド106のクランクシャフト14への結合点を形成し、これらの結合点はシャフ ト14の軸から等しく放射方向に間隔をおいて配置されており、またこの結合点 は、第2図の矢印108によって示されるように、ピストンチャンバ10の長手 方向の軸110に関して、エンジンブロックの回転方向に進角される。第2図に 明示されているように、各結合点とクランクシャフト14の軸とを相互に接続す る直線は各ピストンチャンバ10の長手方向の軸110に対して概ね直角である 。エンジンブロックが完全に1回転する間この関係は概ねそのまま維持されるの で、シリンダの何れかに点火されるとき、カムシャフトには最大トルクがかかり 、これは燃焼ストローク全体に亘って実質的に維持される。 第1図及び第3図に示すように、可燃性ガス吸気部は、支持部48から延出し ている横向きチューブ112を有し、横向きチューブ112は、支持部48の中 に形成されている長手方向の孔114と連通し、中央チャンバ8の内部において 開かれている。更にこのチャンバは、2組の通路を通して4つのピストンチャン バ10と連通しており、前記2組の通路の内の第1の放射方向の通路の組116 は、各ピストンチャンバ10の外部においてピストンチャンバを取り囲む形で形 成され、内側の端部において中央チャンバ8と連通しており、ピストンチャンバ の円筒形壁 のポート118において同様に開かれている。 中央チャンバから爆発チャンバへ至る第2の通路の組は、ピストン自体の中を 貫通して設けられている。第7図〜第10A図に示されているように、各ピスト ンの頂部には2つのオリフィス120が形成されており、それぞれチェックバル ブ122によって密封されている。チェックバルブ122によって、可燃性ガス の流れが1方向に、即ち中央チャンバから爆発チャンバへと定められる。爆発チ ャンバはシリンダヘッド12、及びピストンの上のピストンチャンバの隣接する 部分によって形成されている。各チェックバルブ122は、ボルト124によっ てピストンの頂部に固定された、板ばねの形で設けられる。この板ばねは、圧力 差があるとき、即ちピストン内の圧力が爆発チャンバの圧力より高いときオリフ ィス120を開くように作用する。 必要ならば、圧力差に反応する他のタイプのチェックバルブで、燃焼中にピス トンチャンバ内で生成される圧力に適切に抵抗するものも用いられ得るというこ とは明らかである。 第8図には、従来の形のピストンリング126及び、ピストンと結合ロッドと を結合するリストピン128が示されており、結合ボルト102が、結合ロッド と、ホイール96とディスク100とによって形成されたクランクアセンブリと を回動自在に結合している構成が示されている。 再び第2図を参照すると、各シリンダヘッド12が、排気バルブ32の下流に 伸びる排気通路130を形成しているのが示されている。排気通路130は、排 気ノズル132と連通している。排気ノズル132は、その末端部において完全 に開かれており、かつピストンチャンバの長手方向の軸に対して直角となるよう にシリンダヘッドに固定され、図の矢印108で示されているエンジンブロック の回転方向と反対の向きに伸 びている。 エンジンは空冷式であり、シリンダヘッドには冷却フィン134が設けられ、 各ピストンチャンバには冷却フィン136が設けられている。 駆動歯車列を示す第4図及び第5図を再び参照すると、補助シャフト80のエ ンジンブロック回転軸6及びクランクシャフト14に対する配置が、スプロケッ ト78及び84がメインギア76及び環状ギア86と、一端から見たとき後者の 2つのギア76及び78の外周部が交差する点において係合し合うように定めら れていることが示されている。 第13図に示すのはガソリンと潤滑油の適当な混合物を含む従来通りの燃料溜 め137と上述の2ストロークエンジンであるエンジンとを含む燃料回路の模式 図である。燃料の混合物は従来通りの気化器138に供給され、空気と燃料の混 合物は好ましくはポンプ若しくはブロア140によって加圧される。ブロア14 0は、一定の圧力の下、横向き供給チューブ112及び孔114を通して、中央 チャンバ8の中に燃料混合物を供給するスーパーチャージャーの役割を果たす。 第14図は、以下に記述するような従来通りの部品を含む、電気系統の模式図 である。即ち、バッテリ142は接地部分144及び電位が正のワイヤ146を 有し、発電器143及び電圧レギュレータ145によって再充電され、エンジン 始動モータ28、電流計148、ライティングシステム150、及び必要ならば 、点火スイッチ152を通して電流レギュレータ154、誘導コイル156に電 流を供給する。誘導コイル156は、配電ボックス158を通して絶縁リング部 66aの導電エミッタストリップ160に高電圧を供給し、また、ピストンが上 死点にあるとき、エンジンブロックが2、3度回転する間、点火プラグの何れか 1つ56とコレクタピン58との電気的接続を維持するものである。 エンジンは以下のように動作する。即ち、このエンジンは2ストロー クエンジンであり、ピストンが個々のエンジンの爆発に対して2ストローク分の 動きを起こすが、それは放射方向に外向きのストロークと、放射方向に内向きの ストロークである。第6図及び第6A図〜第6E図を参照すると、エンジンブロ ック2が、連続的にその角度位置を変化させていく様子が、ピストンチャンバの 内部においてエンジンブロックの角度位置に対応する長手方向の位置をとってい るピストンチャンバの1つとともに示されている。このような形となるのは、エ ンジンブロックの回転軸6に対してカムシャフト14の位置がオフセットされて いるためである。第6図において、ピストンは上死点にあり、排気バルブは閉じ ており、かつ吸気ポート、板ばねチェックバルブ122も閉じられており、可燃 性ガスはピストン上で完全に圧縮されている。次に点火が行われてガスが燃焼し 、第6B図に示すように概ね4分の1回転以上エンジンブロックが回転する間に 作動ストロークに入る。排気バルブ32は(第12図に見られるように)カム4 4の作用によって開き、排気ガスが排気ノズル132を通して排気され、噴流と なることによりエンジンブロックの回転を補助する。以下に述べるように、爆発 によって発生した圧力がブロア140によって生成された中央チャンバ8内の圧 力と同等の圧力を有する場合に、板ばねチェックバルブ122が開いて新しい可 燃性ガスが導入され、それが排気ガスを押し流す役目を果たす。このような排気 ガスを押し流す作用の効率は、エンジンブロックの回転による遠心力がガスに掛 かることによって増加する。 排気バルブは閉じられるが、バルブ122は開ポジションのままであり、ピス トンは放射方向内向きのストロークを続行する。即ち、吸気ポート118は、第 6C図に示すように密閉されておらず、追加的な新しい可燃性ガスが爆発チャン バに導入される。このガスは、ピストンの圧縮ストロークの間に圧縮されるが、 このとき初めてポート118は閉じ られ、第6図に示すように、ガスは、点火のために完全に圧縮される。 燃焼ストローク全体に亘ってクランクシャフトに最大トルクがかかっており、 また、ピストンのストロークの最大値は、エンジンブロックの回転軸6とクラン クシャフト14の軸との間のオフセットの距離と、結合点102とクランクシャ フト14の軸との間の距離との和に実質的に等しいということに気付かれたい。 本発明に基づく試作品での実験によれば、試作品のアイドリング速度は、従来 のピストンエンジンのアイドリング速度の約半分の値を示した。これは上述の本 発明のエンジンの特徴により、最も高い蓋然性をもって導かれる結果である。こ のエンジンは、動的なバランスを十分に取れば、従来のエンジンと比較して振動 が少なくなる。たとえエンジンブロックの回転を利用して、エンジンを空気で冷 却する場合でも、新しい可燃性ガスの流れがピストン自体の中を通ってもいるた めに、冷却効率も高くなる。 ピストン内部の吸気バルブにおいても、遠心力が同時に作用することにより、 エンジンの吸・排気特性が改善されている。遠心力はエンジンブロックの回転に よって導入される可燃性ガスと排気ガスの双方に掛かる。 更に、アイドリング速度が低いために、動作全体の経済性が改善され、エンジ ンの磨耗も少なくなる。 また、ディーゼルエンジンに対しても本発明の基本的な原理を適用することは 論理的に可能である。 例示した実施例においては、出力トルクを動力出力シャフト16を通して得て いるが、クランクシャフト14の外側末端を適切に変形し、この外側末端におけ る回転計を除去することによって、クランクシャフト14から直接出力トルクを 得ることも可能であることは明らかである。 このような実施例では、ギア76及び78、補助シャフト80、スプロケット8 4、及び環状ギア86から形成される駆動歯車列を通してトルクを伝達する必要 が無くなる。この場合、駆動歯車列はクランクシャフトと同期させてエンジンブ ロックを回転させるだけの役目を果たすことになる。 実施例では4シリンダエンジンを示したが、シリンダの数を増やしたり、若し くは減らすことも可能であることは明らかである。 第15図には、本発明に基づく2つのエンジンが互いに対向する形で配置され ており、ここでは、各エンジンブロック2が共通の支持体4aの上に載置されて おり、各出力シャフト16は同軸となるように配置され、スプロケット162で 相互に接続されている。スプロケット162は、支持体4の上に取り付けられた 共通出力シャフト168のスプロケット166を、駆動チェーン164を通して 回転駆動させている。各エンジンのクランクシャフトと動力シャフトとの間のオ フセットの方位角は異なっており、例えば、図においてリング部66aを含む各 点火電流エミッタアセンブリ170の角度のずれによって示されているように、 一方のエンジンと他方のエンジンとが角度にして45°ずらされて点火される形 となる。 第13図の模式図を参照すると、このエンジンにおいては、さまざまな導入ポ ート及び排気バルブの開閉のタイミングに基づき、エンジンブロックの導入チュ ーブ112とブロア140との間の導入回路において、チェックバルブを設ける ことが必要となる。このチェックバルブは導入されたガスがブロアに向かって戻 ることを防止するためのものである。 全ての結合ロッドが同一平面上にあるために、エンジンの長さは短くなる。 点火システムは、エンジンブロックが角度にして2、3度回転する間、 点火プラグへの点火を行い、これが、エンジンの始動に対するフールプルーフと なる。また、ピストンの下死点に関して点火進角または点火遅角ためのシステム を設ける必要が無くなる。 第15図のように2つのエンジンを用いることによって、各エンジンブロック の回転45°毎に1回の爆発が起こることになる。燃料システム及び点火システ ムは両エンジンに共通となりうるが、この場合、それぞれのブロック66aの位 置の独立した調節が必要となる。 本発明のエンジンを取り付けた乗り物では、それが止まっている場合でも、ア イドリング速度、及びエンジンの冷却に関する高い効率を維持できる。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年1月3日 【補正内容】請求の範囲 1.支持体4と、 エンジンブロック回転軸6を中心に回転するように前記支持体上に取り付けら れたエンジンブロック2とを有し、 前記エンジンブロック2が、中央チャンバ8と、前記中央チャンバから外向き に延出し、その内側末端において前記中央チャンバと連通している少なくとも1 つのラジアルピストンチャンバ10とを画定することを特徴とし、 前記ピストンチャンバ10の放射方向外側末端を密封し、前記ピストンチャン バと共に爆発チャンバを画定するピストンチャンバヘッド12と、 前記エンジンブロック回転軸と平行、かつ放射方向へオフセットするように、 前記エンジンブロック2に回転自在に取り付けられたクランクシャフト14と、 前記エンジンブロック2と前記クランクシャフト14とを結合し、両者が同じ 方向に等速度で回転するようにする駆動歯車列76、78、84、86と、 前記ピストンチャンバ10内を往復自在となるように設けられたピストン10 4と、 前記ピストン104に結合され、かつ前記クランクシャフト14の結合点10 6に結合された結合ロッドとを有し、 前記クランクシャフトの結合点106が、前記クランクシャフト14の回転軸 から放射方向に間隔をおいて、前記ピストンチャンバ10の長手方向の軸に対し て、前記エンジンブロック2の回転方向に進角されていることを特徴とするロー タリー内部燃焼エンジン。 2.前記クランクシャフト14が、動力出力シャフトであることを特徴 とする請求項1に記載のエンジン。 3.前記エンジンブロックの、前記中央チャンバ8の一方の側に固定され、エン ジンブロック回転軸6と同軸となるように前記支持体においてベアリングによっ て枢支された動力出力シャフト16を更に有することを特徴とする請求項1に記 載のエンジン。 4.前記クランクシャフト14が、第2の動力出力シャフトを形成することを特 徴とする請求項3に記載のエンジン。 5.前記中央チャンバ8と連通する可燃性ガス吸気手段112、114と、 前記中央チャンバ8と前記爆発チャンバとを連通せしめる第1通路手段116 とを更に有することを特徴とする請求項1に記載のエンジン。 6.前記第1通路手段116が、前記エンジンブロック2を貫通し、かつ前記ピ ストンチャンバ10の外側に至るまで延在することを特徴とする請求項5に記載 のエンジン。 7.前記ピストン104を通して延在する第2通路手段120と、 前記可燃性ガスが、前記ピストン104を通して前記中央チャンバから前記爆 発チャンバへのみ一方向に流れるようにする、前記ピストン104に取り付けら れたチェックバルブ手段122とを更に有することを特徴とする請求項6に記載 のエンジン。 8.前記チェックバルブ手段122が、前記ピストン104の両端の圧力差によ って駆動されることを特徴とする請求項7に記載のエンジン。 9.前記シリンダヘッド12上に取り付けられた点火手段56を更に有すること を特徴とする請求項5に記載のエンジン。 10.前記シリンダヘッド12上に取り付けられた排気ガスバルブ手段32を更 に有することを特徴とする請求項9に記載のエンジン。 11.前記ピストンチャンバ10の長手方向の軸に対して実質的に垂直 に、かつ前記エンジンブロック2の回転方向とは反対の向きに延在するように前 記シリンダヘッド12上に固定された排気ガス放出ノズル132を更に有するこ とを特徴とする請求項10に記載のエンジン。 12.前記吸気手段112、114に、可燃性ガスポンプ手段140を更に有す ることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。 13.2ストロークエンジンであって、 追加的なラジアルピストンチャンバ10と 各ピストンチャンバ10におけるピストン104と、 各ピストンチャンバ10における結合ロッド106とを更に有し、 前記追加的ピストンチャンバが、第1の前記ピストンチャンバを起点として互 いに一定の角度をなすように設けられることを特徴とし、 各前記結合ロッド106が結合する各前記クランクシャフト14の結合点10 2が、前記クランクシャフト14の回転軸から放射方向に等しく一定の間隔をお き、隣接する各結合点が互いに等しく一定の角度をなすようにされることを特徴 とする請求項11に記載のエンジン。 14.前記ピストンチャンバ10を囲む前記エンジンブロック2から延出するフ ィン手段134、136を更に有することを特徴とする請求項13に記載のエン ジン。 15.各爆発チャンバ用の点火手段を更に有し、 各前記点火手段が、 前記支持体4に固定され、エンジンブロックの回転方向に延在するエミッタ1 60と、 前記エミッタ160に高電圧を連続的に供給する手段156と、 各前記シリンダヘッド12上に取り付けられ、前記爆発チャンバ内に露出され た点火プラグ56と、 各前記点火プラグ56に電気的に接続され、前記シリンダヘッド12 に固定されたコレクタ58とを有することを特徴とし、 前記エミッタ160及び前記コレクタ58の組が、前記エンジンブロックの回 転方向に延びており、それによって、前記エンジンブロックが数度回転する間、 前記エミッタ160及び前記コレクタ58の組が電気的に相互に接続されている 状態が保持されることを特徴とする請求項13に記載のエンジン。 16.動力出力シャフト16を有する追加的な1つのエンジンを更に有し、 2つのエンジンが前記支持体4a上に取り付けられ、 それぞれ他のエンジンの方に延びた各エンジンの2つの出力シャフトと、 前記2つの出力シャフト26を相互に連結するスプロケットギア162と、 前記エンジンブロック2の回転伝達経路の外部の、前記支持体4a上に回転自 在に取り付けられた共通出力シャフト168と、 前記第1及び第2スプロケットギアと係合する駆動チェーン164とを有し、 各前記エンジンが、少なくとも4つのピストンチャンバ10を有し、 前記エンジンの一方における前記エンジンブロック2の回転軸6に対するクラ ンクシャフト14のオフセットが、前記エンジンの他方における前記エンジンブ ロック2の回転軸6に対するクランクシャフト14のオフセットに対して、エン ジンブロックの回転軸に対する傾斜角が大きくなるように進められていることを 特徴とする請求項15に記載のエンジン。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年6月2日 【補正内容】 明細書 ロータリー内部燃焼エンジン発明の属する技術分野 本発明は、ロータリー内部燃焼エンジンに関する。発明の背景 1983年12月20日に付与された、「内部燃焼ロータリーエンジン(INTE RNAL COMBUSTION ROTARY ENGINE)」という名称の、ARREGUI等による米 国特許第4,421,073号において、4人の発明者の1人は本発明の出願人 であり、また、その明細書には、ピストンチャンバの外側開端部を密封する固定 ケーシングの内部に回転自在に取り付けられたエンジンブロックが記載されてい る。 1987年2月24日に付与された、同じくARREGUY等による「ラジア ルピストンポンプ(RADIAL PISTON PUMP)」という名称の米国特許第4,645 ,428号明細書には、基本的な動作原理は本発明に基づくエンジンに似ている が、ポンプとして動作させるのにより適する装置が記載されている。発明の目的 本発明の目的は、米国特許第4,645,428号明細書に記載のラジアルポ ンプに似た動作原理に基づくロータリー内部燃焼エンジンを提供することである 。 本発明の他の目的は、特に、2サイクルエンジンとして動作させるのに適する エンジンを提供することである。 本発明の他の目的は、従来のピストン型内部燃焼エンジンと比較して低いアイ ドリング回転速度を有することを特徴とするエンジンを提供することである。 本発明の他の目的は、最大燃焼ストローク時に、結合ロッドによって されている。スタッド98上には、ホイール96と同じ直径のディスク100が 固定され、ホイールから間隔をおいた形でリストボルト102によってそこに取 り付けられている。 ピストン104は、各ピストンチャンバ10の内部において往復自在な形で設 けられており、結合ロッド106によってホイール96のクランクアセンブリに 結合されている。即ち、結合ロッド106はリストボルト102によってディス ク100に回動自在に結合されているのである。4つのリストボルトは結合ロッ ド106のクランクシャフト14への結合点を形成し、これらの結合点はシャフ ト14の軸から等しく放射方向に間隔をおいて配置されており、またこの結合点 は、第2図の矢印108によって示されるように、ピストンチャンバ10の長手 方向の軸110に関して、エンジンブロックの回転方向に進角される。第2図に 明示されているように、各結合点とクランクシャフト14の軸とを相互に接続す る直線は各ピストンチャンバ10の長手方向の軸110に対して概ね直角である 。エンジンブロックが完全に1回転する間この関係は概ねそのまま維持されるの で、シリンダの何れかに点火されるとき、クランクシャフトには最大トルクがか かり、これは燃焼ストローク全体に亘って実質的に維持される。 第1図及び第3図に示すように、可燃性ガス吸気部は、支持部48から延出し ている横向きチューブ112を有し、横向きチューブ112は、支持部48の中 に形成されている長手方向の孔114と連通し、中央チャンバ8の内部において 開かれている。更にこのチャンバは、2組の通路を通して4つのピストンチャン バ10と連通しており、前記2組の通路の内の第1の放射方向の通路の組116 は、各ピストンチャンバ10の外部においてピストンチャンバを取り囲む形で形 成され、内側の端部において中央チャンバ8と連通しており、ピストンチャンバ の円筒形壁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.支持体と、 エンジンブロック回転軸を中心に回転するように前記支持体上に取り付けられ たエンジンブロックとを有し、 前記エンジンブロックが、中央チャンバと、前記中央チャンバから外向きに延 出し、その内側末端において前記中央チャンバと連通している少なくとも1つの ラジアルピストンチャンバとを画定することを特徴とし、 前記ピストンチャンバの放射方向外側末端を密封し、前記ピストンチャンバと 共に爆発チャンバを画定するピストンチャンバヘッドと、 前記エンジンブロック回転軸と平行、かつ放射方向へオフセットするように、 前記エンジンブロックに回転自在に取り付けられたクランクシャフトと、 前記エンジンブロックと前記クランクシャフトとを結合し、両者が同じ方向に 等速度で回転するようにする駆動歯車列と、 前記ピストンチャンバ内を往復自在となるように設けられたピストンと、 前記ピストンに結合され、かつ前記クランクシャフトの結合点に結合された結 合ロッドとを有し、 前記クランクシャフトの結合点が、前記クランクシャフトの回転軸から放射方 向に間隔をおいて、前記ピストンチャンバの長手方向の軸に対して、前記エンジ ンブロックの回転方向に進角されていることを特徴とするロータリー内部燃焼エ ンジン。 2.前記クランクシャフトが、動力出力シャフトであることを特徴とする請求項 1に記載のエンジン。 3.前記エンジンブロックの、前記中央チャンバの一方の側に固定され、 エンジンブロック回転軸と同軸となるように前記支持体においてベアリングによ って枢支された動力出力シャフトを更に有することを特徴とする請求項1に記載 のエンジン。 4.前記クランクシャフトが、第2の動力出力シャフトを形成することを特徴と する請求項3に記載のエンジン。 5.前記中央チャンバと連通する可燃性ガス吸気手段と、 前記中央チャンバと前記爆発チャンバとを連通せしめる第1通路手段とを更に 有することを特徴とする請求項1に記載のエンジン。 6.前記第1通路手段が前記ピストンを通して延在し、前記ピストンに取り付け られた、前記可燃性ガスが前記中央チャンバから前記爆発チャンバへのみ一方向 に流れるようにするチェックバルブ手段を更に有することを特徴とする請求項5 に記載のエンジン。 7.前記シリンダヘッド上に取り付けられた点火手段を更に有することを特徴と する請求項5に記載のエンジン。 8.前記シリンダヘッド上に取り付けられた排気ガスバルブ手段を更に有するこ とを特徴とする請求項7に記載のエンジン。 9.前記ピストンチャンバの長手方向の軸に対して実質的に垂直に、かつ前記エ ンジンブロックの回転方向とは反対の向きに延在するように前記シリンダヘッド 上に固定された排気ガス放出ノズルを更に有することを特徴とする請求項8に記 載のエンジン。 10.前記第1通路手段が、前記エンジンブロックを貫通し、かつ前記ピストン チャンバの外側に至るまで延在することを特徴とする請求項5に記載のエンジン 。 11.前記エンジンブロックを貫通し、かつ前記ピストンチャンバの外側に至る まで延在し、前記中央チャンバと前記爆発チャンバとを連通せしめる第2通路手 段を更に有することを特徴とする請求項6に記載のエ ンジン。 12.前記チェックバルブ手段が、前記ピストンの両端の圧力差によって駆動さ れることを特徴とする請求項6に記載のエンジン。 13.前記吸気手段に、可燃性ガスポンプ手段を更に有することを特徴とする請 求項12に記載のエンジン。 14.2ストロークエンジンであって、 追加的なラジアルピストンチャンバと 各ピストンチャンバにおけるピストンと、 各ピストンチャンバにおける結合ロッドとを更に有し、 前記追加的ピストンチャンバが、第1の前記ピストンチャンバを起点として互 いに一定の角度をなすように設けられることを特徴とし、 各前記結合ロッドが結合する各前記クランクシャフトの結合点が、前記クラン クシャフトの回転軸から放射方向に等しく一定の間隔をおき、隣接する各結合点 が互いに等しく一定の角度をなすようにされることを特徴とする請求項11に記 載のエンジン。 15.前記ピストンチャンバを囲む前記エンジンブロックから延出するフィン手 段を更に有することを特徴とする請求項14に記載のエンジン。 16.各爆発チャンバ用の点火手段を更に有し、 各前記点火手段が、 前記支持体に固定され、エンジンブロックの回転方向に延在するエミッタと、 前記エミッタに高電圧を連続的に供給する手段と、 各前記シリンダヘッド上に取り付けられ、前記爆発チャンバ内に露出された点 火プラグと、 各前記点火プラグに電気的に接続され、前記シリンダヘッドに固定されたコレ クタとを有することを特徴とし、 前記エミッタ及び前記コレクタの組が、前記エンジンブロックの回転方向に延 びており、それによって、前記エンジンブロックが数度回転する間、前記エミッ タ及び前記コレクタの組が電気的に相互に接続されている状態が保持されること を特徴とする請求項14に記載のエンジン。 17.動力出力シャフトを有する追加的な1つのエンジンを更に有し、 2つのエンジンが前記支持体上に取り付けられ、 それぞれ他のエンジンの方に延びた各エンジンの2つの出力シャフトと、 前記2つの出力シャフトを相互に連結するスプロケットギアと、 前記エンジンブロックの回転伝達経路の外部の、前記支持体上に回転自在に取 り付けられた共通出力シャフトと、 前記第1及び第2スプロケットギアと係合する駆動チェーンとを有し、 各前記エンジンが、少なくとも4つのピストンチャンバを有し、 前記エンジンの一方における前記エンジンブロックの回転軸に対するクランク シャフトのオフセットが、前記エンジンの他方における前記エンジンブロックの 回転軸に対するクランクシャフトのオフセットに対して、エンジンブロックの回 転軸に対する傾斜角が大きくなるように進められていることを特徴とする請求項 16に記載のエンジン。
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