JPH09503319A - オブジェクトのリンク追跡方法及びシステム - Google Patents

オブジェクトのリンク追跡方法及びシステム

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JPH09503319A JP7503643A JP50364395A JPH09503319A JP H09503319 A JPH09503319 A JP H09503319A JP 7503643 A JP7503643 A JP 7503643A JP 50364395 A JP50364395 A JP 50364395A JP H09503319 A JPH09503319 A JP H09503319A
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Abstract

(57)【要約】 共通のオブジェクト形成から派生するオブジェクトを追跡しそしてそのオブジェクトに対するリンクを解明するための方法及びシステムが提供される。このシステムにおいて、システムがソースオブジェクトを形成する。次いで、システムは、ソースオブジェクトの形成を識別するための子孫識別子を発生する。その後に、システムは、子孫識別子をソースオブジェクトに関連させる。その後、システムは、形成されたオブジェクトをコピーオブジェクトへコピーする。ソースオブジェクトがコピーオブジェクトにコピーされると、システムは、ソースオブジェクトに関連された子孫識別子をコピーオブジェクトに関連させる。このようにして、コピーオブジェクトに関連された子孫識別子は、コピーオブジェクトがソースオブジェクトの形成から派生することを指示する。システムは、ソースオブジェクトの子孫識別子を含むリンクをクライエントオブジェクトに記憶することによりクライエントオブジェクトをソースオブジェクトにリンクさせる。又、リンクは、同じ子孫識別子を有する他のオブジェクトからソースオブジェクトを区別するための情報も含む。ソースオブジェクトへのリンクを解明するときに、システムは、リンクに含まれた子孫識別子及び区別情報を選択する。次いで、システムは、選択された子孫識別子及び区別情報をもつオブジェクトをサーチする。選択された子孫識別子及び区別情報をもつオブジェクトが見つかったときは、システムは、その見つかったオブジェクトへのリンクを解明する。選択された子孫識別子及び区別情報をもつオブジェクトが見つからなかったときには、システムは、選択された子孫識別子をもつオブジェクトを、選択された区別情報に係わりなくサーチする。選択された子孫識別子をもつオブジェクトが見つかると、システムは、その見つかったオブジェクトへのリンクを解明する。

Description

【発明の詳細な説明】 オブジェクトのリンク追跡方法及びシステムクロスレファレンス 本発明は、1993年6月30日に出願された米国特許出願第08/085, 186号の一部継続出願であり、これを参考としてここに援用する。発明の分野 本発明は、一般に、オブジェクトに対するリンクを追跡するコンピュータ方法 及びシステムに係り、より詳細には、オブジェクトに対するリンクを解明する方 法及びシステムに係る。先行技術の説明 コンピュータシステムは、情報を含むオブジェクトを構成し、記憶し、検索し そして更新するのにしばしば使用される。ワードプロセッサ又はスプレッドシー トのようなアプリケーションプログラムは、通常、これらのアクティビィティを 実行するのに使用される。典型的に、ユーザは、アプリケーションプログラムを 用いることによってオブジェクトを構成し、キーボードのような入力装置を用い てオブジェクトの全ての内容を入力する。例えば、ユーザは、テキストの多数の 序文文節、数値表及びテキストの多数の終結文節を含むレポートオブジェクトを 構成すべき場合に、通常は、キーボードを用いて、序文文節、数値の表及び終結 文節をタイプ打ちする。 オブジェクトの内容を入力しやすくするために、ユーザは、既存のオブジェク トから、構成されているオブジェクトへ情報をコピーすることができる。このコ ピー方法は、ユーザが既に入力した情報の再入力を回避できるという利点を有す る。例えば、ユーザがレポートオブジェクトを構成し、そして数値表を含む原簿 オブジェクトが既に存在するときには、ユーザは、数値表を再タイプするのでは なく、原簿オブジェクトからレポートオブジェクトへ数値表をコピーすることが できる。 コピー方法は、数値表が原簿オブジェクトからレポートオブジェクトへコピー されるときに、そのオブジェクトが原簿オブジェクトとの関連性を失うという欠 点を有する。従って、原簿オブジェクトが変更された場合に、レポートオブジェ クトの数値表は自動的に変更されない。 関連性を失うというこの欠点は、オブジェクトリンクを使用することによって 克服することができる。オブジェクトリンク(リンク)は、クライエントオブジ ェクトに記憶されたソースオブジェクトに対するレファレンスである。コンピュ ータシステムは、ソースオブジェクトの現在内容がクライエントオブジェクトに 組み込まれているかのようにリンクを処理する。ユーザがクライエントオブジェ クトにアクセスするときに、コンピュータシステムは、リンクに遭遇し、そして ソースオブジェクトを探索してそれにアクセスする。リンクのソースオブジェク トを探索することを、リンクを解明すると称する。リンクが使用されるときは、 ソースオブジェクトの現在バージョンがクライエントオブジェクトに組み込まれ る。それ故、クライエントオブジェクトは、たとえそれがリンクの形成後に生じ たとしても、ソースオブジェクトに対して更新されるという利点を有する。 リンクの使用の一例として、ユーザは、セールス情報の数値表を含む原簿オブ ジェクトを、セールス情報のテキスト記述を含むレポートオブジェクトにリンク することができる。図1は、リンクの使用を説明する図である。「report .doc」と称するレポートオブジェクト101は、「ledger.xls」 と称する原簿オブジェクト103に対するリンク102を含んでいる。repo rt.docオブジェクトが表示されたときには、ledger.xlsオブジ ェクトに対するリンクが解かれ、ledger.xlsオブジェクトの内容をア クセスして表示104に組み込むことができる。ここでは、ledger.xl sオブジェクトがソースオブジェクトであり、そしてreport.docオブ ジェクトがクライエントオブジェクトである。 各リンクは、ソースオブジェクトがどこに記憶されるかを探索するのに使用さ れる情報を含んでいる。オブジェクトは、種々の記憶装置に種々の編成で一貫し て記憶することができる。例えば、ハイアラーキファイルシステムはオブジェク トをファイルとして記憶する。ハイアラーキファイルシステムは、ルートディレ クトリがファイル及びサブディレクトリを含むことのできるファイルシステムで ある。サブディレクトリは、ファイル及び更に別のサブディレクトリを含むこと ができる。従って、ルートディレクトリから下降するサブディレクトリの次々の レベルがハイアラーキを形成する。パスネームはハイアラーキ内の位置を記述し そして各パスネームはファイル又はサブディレクトリを参照する。例えば、パス ネーム「\dos\copy.exe」は、ルートディレクトリに含まれた「d os」と称するディレクトリに含まれた「copy.exe」と称するファイル を記述する。ハイアラーキファイルシステムは、通常、リンクをパスネームとし て記憶する。 パスネームは、絶対的であるか又は相対的であるかのいずれかである。絶対的 なパスネームは、ルートディレクトリに対してファイルを位置決めするのに必要 な情報を含んでいる。一方、相対的なパスネームは、他のファイルの位置に対し てファイルを位置決めするのに必要な情報を含んでいる。相対的なパスネームを 含むリンクは、クライエントオブジェクトの位置に対してソースオブジェクトの 位置を特定する。ソースオブジェクトがクライエントオブジェクトと同じディレ クトリに位置されているときには、リンクは、キャラクタ「.\」が前に置かれ たソースオブジェクトネームを含む。それ故、report.doc及びled ger.xlsオブジェクトが同じディレクトリに配置された場合は、リンクの パスネームは、「.\ledger.xls」となる。絶対的なパスネームは、 ルートディレクトリで始めて、ソースオブジェクトに到達するために次々に下降 しなければならないサブディレクトリの順序付けされたリストである。ledg er.xlsオブジェクトが「acme」と称するディレクトリにあって、これ が次いで「companies」と称するディレクトリにあり、そしてこれがル ートディレクトリにある場合には、ledger.xlsオブジェクトの絶対的 なパスネームが「\companies\acme\ledger.xls」と なる。 図2は、リンクを記憶しそして解明する従来の方法を示す。クライエントオブ ジェクト200は、レポートオブジェクトである。これは、原簿オブジェクトに 対するリンクを含み、原簿オブジェクトは、次いで、ソースオブジェクトの絶対 的パスネーム「\companies\acme\ledger.xls」を含 む。上記のように、この絶対的なパスネームは、ファイルシステムハイアラーキ における位置を特定する。ファイルシステムハイアラーキは、ディレクトリ22 0ないし226を含む。ディレクトリ220は、\companies\acm eディレクトリであって、ソースオブジェクトを含んでいる。ディレクトリ23 0は、ディレクトリ226の詳細な図である。これは、\companies\ acmeディレクトリに含まれたファイルネームの、ファイルシステム識別子に 対するマッピングを含む。ファイルシステム識別子は、ファイルシステムにおけ るファイルを独特に識別する。例えば、ディレクトリ230は、ファイルネーム 「report.doc」をファイルシステム識別子〈fsid1〉に対してマ ップし、そしてファイルネーム「ledger.xls」をファイルシステム識 別子〈fsid2〉に対してマップする。次いで、ファイルシステム識別子テー ブル240は、各ファイルシステム識別子をアクセス情報ブロックに対してマッ プする。各アクセス情報ブロックは、位置及び記憶媒体、即ちファイルを構成す るデータを含む「セクター」のリストを含んでいる。例えば、ファイルシステム 識別子テーブルは、ファイルシステム識別子〈fsid1〉からアクセス情報ブ ロック250へマップすると共に、ファイルシステム識別子〈fsid2〉から アクセス情報ブロック260へマップする。アクセス情報ブロック260は、ソ ースファイルを構成するセクターのリストを含む。アクセス情報ブロック260 は、レファレンス263、レファレンス264及びレファレンス265を構成す るための3つのレファレンスを含む。これらのレファレンスは、媒体270のセ クター273、274及び275を各々参照する。 オペレーティングシステムは、典型的に、ユーザがオブジェクトを移動したり 又は再ネーム付けできるようにするコマンドを含んでいる。オブジェクト間のリ ンクをサポートするシステムにおいては、移動又は再ネーム付けコマンドは、移 動又は再ネーム付けされるオブジェクトを参照するリンクのパスネームを更新す るように拡張することができる。しかしながら、オペレーティングシステムは、 オブジェクトを移動したり再ネーム付けしたりするためにユーザが使用するコピ ー及び削除コマンドも与える。ユーザは、オブジェクトを同じディレクトリにコ ピーしそしてコピー元オブジェクトを削除することによりオブジェクトを再ネー ム付けすることができる。ユーザは、オブジェクトを異なるディレクトリにコピ ーしそしてコピー元オブジェクトを削除することによりオブジェクトを移動する ことができる。ユーザがコピー及び削除コマンドを用いてソースオブジェクトを 移動又は再ネーム付けするときには、ソースオブジェクトに対するリンクを解明 することができなくなる。 図3A−3Cは、コピー及び削除コマンドを用いてソースオブジェクトを再ネ ーム付けするときに生じる問題を説明するブロック図である。図3Aにおいて、 report.docオブジェクト301は、ledger.xlsオブジェク ト303に対するリンク302を含んでいる。このリンクは、ledger.x lsオブジェクトを参照するために相対的なパスネームを使用する。この点にお いてリンクが解明された場合には、ledger.xlsオブジェクトに対して 正しく解明することになる。図3Bにおいては、report.docオブジェ クト、ledger.xlsオブジェクト及びリンクが不変である。しかしなが ら、ledger.xlsオブジェクトがgrowth.xlsオブジェクト3 04へコピーされている。この点において、リンクは、ledger.xlsオ ブジェクトを参照するパスネームをまだ含んでいるので、依然としてledge r.xlsオブジェクトを解明する。図3Cにおいては、ledger.xls オブジェクトが削除されている。リンクは、存在しないledger.xlsオ ブジェクトを依然として参照するので、リンクを解明することはできない。この 点において、たとえgrowth.xlsオブジェクトが再ネーム付けされたl edger.xlsオブジェクトであると意図されても、リンクの解明は失敗と なる。ユーザがコピー及び削除コマンドを用いてソースオブジェクトを移動又は 再ネーム付けするときには、ソースオブジェクトに対するいかなるリンクも解明 できなくなる。 ソースオブジェクトに対するリンクが不正確に解明される別の状況は、リンク を含むオブジェクトが異なるディレクトリに移動されたときに生じる。図4A− 4Bは、コピー及び削除コマンドを用いてソースオブジェクトを移動するときに 生じる問題を示すブロック図である。図4Aは、ソースledger.xlsオ ブジェクト403へのリンク402を含むreport.docオブジェクト4 01を示している。これらのreport.doc及びledger.xlsオ ブジエクトは、「\companies\acme」ディレクトリに含まれる。 「\companies\ajax」ディレクトリは、異なるが同様のネームを もつledger.xlsオブジェクト404を含んでいる。report.d ocオブジェクトが「\companies\acme」ディレクトリにある間 に、リンクは、ledger.xlsオブジェクト103に対して正しく解明す る。図4Bは、「\companies\ajax」ディレクトリへ移動された report.docオブジェクトを示している。report.docオブジ ェクトが「\companies\ajax」ディレクトリにあるときは、リン クがledger.xlsオブジェクト404に対して不正確に解明する。リン クを含むオブジェクトが移動されて、そのリンクに記憶されたパスネームがオブ ジェクトを記述しないか又は間違ったオブジェクトを記述するときにも、同様の 問題が生じる。 リンクをサポートするあるコンピュータシステムにおいては、各リンクがパス ネームではなくてオブジェクト識別子を含む。ロケータテーブルを用いてオブジ ェクト識別子がパスネームへとマップされる。ロケータテーブルにより加えられ る間接化のレベルは、移動又は再ネーム付けされたソースオブジェクトに対して リンクを更新するプロセスを能率的なものにする。ソースオブジェクトに対して いかに多くのリンクが存在しても、ロケータテーブルにおいてパスネームを一度 変更するだけでそれらを全て更新することができる。図5はロケータテーブルの 実施を示すブロック図である。ロケータテーブル501は、オブジェクト識別子 511−514を含み、これらは各々ソースオブジェクトパスネーム521−5 24に対応する。ソースオブジェクト531−534の各々は独特のオブジェク ト識別子541−544を含んでいる。ロケータテーブルは多くの異なるディレ クトリにおいてオブジェクトに対するエントリーを含むので、絶対的なパスネー ムが使用される。ソースオブジェクトがリンクされるときには、そのオブジェク ト識別子がリンクにコピーされる。オブジェクト識別子「1112」をもつオブ ジェクトは、オブジェクト識別子「1111」をもつオブジェクトに対してリン ク551を含んでいる。オブジェクト識別子「1111」をもつオブジェクト5 31が移動又は再ネーム付けされた場合には、オブジェクト531の新たなネー ム又は位置を正しく反映するようにパスネーム521を変更することによりリン クを保存することができる。 ロケータテーブルの使用は効率を改善するが、リンクの維持に伴う新たな問題 を生じる。媒体の欠陥又は意図しない削除の場合にオブジェクトが失われるのを 防止するために、オリジナルオブジェクトが一次記憶装置(例えば、ハードディ スク)から文書保存用記憶装置(例えば、フロッピーディスク)へしばしばコピ ーされる。このコピー動作をアーカイブと称し、そしてコピー動作により生じた オブジェクトをアーカイブされたオブジェクトと称する。アーカイブされたオリ ジナルオブジェクトが崩壊又は消去された場合には、それに対応するアーカイブ されたオブジェクトを一次記憶装置へコピーして戻すことができる。このコピー 動作をオブジェクトの回復と称し、そしてコピー動作により形成されたオブジェ クトを回復されたオブジェクトと称する。回復されたオブジェクトは、通常、一 次記憶装置の崩壊又は削除されたオブジェクトに取って代わる。しかしながら、 ユーザはオリジナルオブジェクトのネームを移動又は変更できるので、オブジェ クトを回復すると、同じオブジェクトの2つのコピーが一次記憶装置上に生じる ことになる。同様に、ユーザはオブジェクトを異なるディレクトリに対して回復 するように特定できるので、同じオブジェクトの2つのコピーが一次記憶装置上 に生じることになる。両コピーは同じオブジェクト識別子を共用するが、ロケー タテーブルにおいて個別のエントリーを有することもできる。同じオブジェクト 識別子に対してロケータテーブルに2つのエントリーが存在し得るので、そのオ ブジェクト識別子からパスネームへのマッピングがあいまいなものとなる。その 結果、複製されたオブジェクト識別子を含むリンクが、オリジナルオブジェクト 又は回復されたオブジェクトのいずれかに対して解明される。オリジナルオブジ ェクト及び回復されたオブジェクトが互いに正確なコピーであるときには、この あいまいさが殆ど問題にならないが、いずれかのオブジェクトが変更されたとき には、それらの共用オブジェクト識別子に対するリンクを解明するときに正しい オブジェクトを選択することが重要である。 例えば、オブジェクト識別子「1111」を有するオブジェクト531が「\ companies\acme」ディレクトリからアーカイブされそして「\c ompanies\directory」へ回復される場合には、オブジェクト 識別子「1111」及びパスネーム「\companies\ledger.x ls」を含む新たなエントリー(図示せず)がロケータテーブルに形成される。 532オブジェクトのリンクが解明されるときには、オブジェクト識別子「11 11」をもつエントリーに対してテーブルをサーチするときに対応するロケータ テーブルエントリーのどれに最初に遭遇するかに基づいて、オブジェクト識別子 「1111」をもつオリジナルオブジェクトか又はオブジェクト識別子「111 1」をもつ回復されたオブジェクトのいずれかに対して解明することができる。 オブジェクトが厳密なコピーのままである場合は、リンクがどちらに対して解明 するかは重要でない。しかしながら、オリジナルオブジェクトがより多くの情報 を含むように編集される場合には、回復されたオブジェクトに対してリンクが解 明するときに、オリジナルオブジェクトの編集により加えられる情報がクライエ ントオブジェクトに組み込まれない。 ネットワークにより1つ以上の他のコンピュータシステムに接続されたコンピ ュータシステムの記憶装置に最初に記憶されたソースオブジェクトは、他の接続 されたいずれかのコンピュータシステムの記憶装置へユーザが容易に移動するこ とができる。上記の方法のいずれによってもソースオブジェクトが見つからない 場合には、ソースオブジェクトをサーチするプログラムが、各接続されたコンピ ュータシステムへ要求を「放送」して、その記憶装置においてソースオブジェク トをサーチしそしてその結果を報告するのが一般的である。この「全処理サーチ (exhaustive search)」解決策は、ソースオブジェクトが識別可能であって且つ 接続されたコンピュータシステムの記憶装置に記憶された場合にはこのソースオ ブジェクトを確かに有効に位置決めするが、この全処理サーチは、各記憶装置の 全ての内容をサーチするのに各々の接続されたコンピュータシステムに対し著し い処理及び記憶検索リソースを必要とすると共に、要求を放送しそしてその結果 を収集するために広範なネットワーク通信リソースを必要とするという点で非常 に高価なものとなる。発明の要旨 本発明の目的は、ソースオブジェクトと同じオブジェクト形成から派生するオ ブジェクトに対して解明することのできるソースオブジェクトへのリンクを確立 するための方法及びシステムを提供することである。 本発明の別の目的は、共通のオブジェクト形成から派生するオブジェクトを追 跡するための方法及びシステムを提供することである。 本発明の更に別の目的は、ソースオブジェクトと同じオブジェクト形成から派 生するオブジェクトに対するリンクを解明するための方法及びシステムを提供す ることである。 本発明の更に別の目的は、リンクのソースオブジェクトであるオブジェクトの ためのアクセス可能な記憶ボリュームをサーチするための方法及びシステムを提 供することである。 これらの目的、及び本発明を以下に詳細に述べるにつれて明らかとなる他の目 的は、共通のオブジェクト形成から派生するオブジェクトを追跡しそしてそれに 対するリンクを解明するための方法及びシステムによって達成される。好ましい 実施形態では、システムがソースオブジェクトを形成する。次いで、システムは ソースオブジェクトの形成を識別するために子孫識別子を発生する。次いで、シ ステムはこの子孫識別子をソースオブジェクトに関連させる。好ましい実施形態 では、システムは、ソースオブジェクトへのリンクが形成されるときだけ子孫識 別子をソースオブジェクトに関連させる。後で、システムは、形成されたオブジ ェクトをコピーオブジェクトへとコピーする。ソースオブジェクトがコピーオブ ジェクトへコピーされると、システムは、ソースオブジェクトに関連した子孫識 別子をコピーオブジェクトに関連させる。このように、コピーオブジェクトに関 連した子孫識別子は、そのコピーオブジェクトがソースオブジェクトの形成から 派生したことを指示する。又、システムは、好ましくは、ユーザが移動コマンド を特に使用せずにソースオブジェクトを有効に移動したときを検出し、そしてそ の有効に移動したオブジェクトに、オリジナルオブジェクトに関連した区別され た子孫識別子を関連させることができる。 システムは、ソースオブジェクトの子孫識別子を含むリンクをクライエントオ ブジェクトに記憶することによりクライエントオブジェクトをソースオブジェク トにリンクする。又、リンクは、ソースオブジェクトを、同じ子孫識別子を有す る他のオブジェクトから区別するための情報も含んでいる。ソースオブジェクト に対するリンクを解明するときには、システムは、リンクに含まれた子孫識別子 及び区別情報を選択する。次いで、システムは、その選択された子孫識別子及び 区別情報をもつオブジェクトをサーチする。その選択された子孫識別子及び区別 情報をもつオブジェクトが見つかったときには、システムは、その見つかったオ ブジェクトに対してリンクを解明する。その選択された子孫識別子及び区別情報 をもつオブジェクトが見つからないときには、システムは、その選択された子孫 識別子をもつオブジェクトを、その選択された区別情報にかかわりなくサーチす る。その選択された子孫識別子をもつオブジェクトが見つかったときには、リン クシステムは、その見つかったオブジェクトに対するリンクを解明する。 リンクを解明するときには、システムは、好ましくは、最適な順序で一連のボ リュームにおいてリンクのソースオブジェクトをサーチする。システムは、好ま しくは、先ず、リンクに記憶されたパスネームをチェックし、次いで、暗示され るボリュームをサーチし、全てのローカルボリュームをサーチし、自動ボリュー ムリストにおけるボリュームをサーチし、手動ボリュームリストにおけるボリュ ームをサーチし、リモートボリュームリストのリストにより指示されるリモート ボリュームリストにおけるボリュームをサーチし、そして全ての接続されたマシ ンへサーチ要求を放送する。又、好ましくは、システムは、パスネームにより指 定されたディレクトリにおいてソースオブジェクトファイルネームをルックアッ プする段階をバイパスするように、リンクに使用されたオブジェクト識別子から ファイルシステム識別子へ直接マップするオブジェクト識別子テーブルを具現化 する。図面の簡単な説明 図1は、リンクの使用を示す図である。 図2は、リンクを記憶しそして解明する従来の方法を示す図である。 図3A−3Cは、コピー及び削除コマンドを用いてソースオブジェクトを再ネ ーム付けするときに生じる問題を示すブロック図である。 図4A−4Bは、コピー及び削除コマンドを用いてソースオブジェクトを移動 するときに生じる問題を示すブロック図である。 図5は、ロケータテーブルの具現化を示す図である。 図6は、ファシリティがその中で好ましく動作するところの汎用コンピュータ システムの高レベルブロック図である。 図7は、オブジェクト識別子がオブジェクトパスネームに対してマップされる オブジェクト識別子テーブルの具現化を示す概略図である。 図8は、オブジェクト識別子がファイルシステム識別子に対して直接マップさ れるオブジェクト識別子テーブルの具現化を示す概略図である。 図9は、ソースオブジェクトを位置決めするための第1のMatchObje ctサブルーチンを示すフローチャートである。 図10は、ソースオブジェクトを位置決めするための第2のMatchObj ectサブルーチンを示すフローチャートである。 図11A−11Cは、いかにファシリティがコピー及び削除問題を克服するか を示すブロック図である。 図12A−12Bは、異なるディレクトリへのリンクを含むオブジェクトの移 動の問題をいかにファシリティが克服するかを示すブロック図である。 図13は、多くのアプリケーションプログラムがオブジェクトの新たな改定を セーブするのに使用するプロセスを示すオブジェクト状態タイミング図である。 図14は、多くのアプリケーションプログラムがオブジェクトの新たな改定を セーブするのに使用するプロセスをいかにファシリティが好ましく取り扱うかを 示すオブジェクト状態タイミング図である。 図15は、ProcessDisappearanceサブルーチンのフロー チャートである。 図16は、ProcessAppearanceサブルーチンのフローチャー トである。 図17A−17Bは、クライエントオブジェクトと、そのクライエントオブジ ェクトにおけるリンクのソースであるオブジェクトとの両方をコピーするために オブジェクトグループコピーコマンドを使用することにより生じる問題を示す図 である。 図17Cは、ファイルのグループをコピーするときに遭遇するリンク解明問題 をファシリティがいかに克服するかを示す図である。 図18は、リンクを解明するためのボリュームサーチの進行を示すフローチャ ートである。 図19は、サンプル登録を示す図である。好ましい実施形態の詳細な説明 本発明の好ましい実施形態は、コンピュータシステムにおいてオブジェクトを 追跡しそしてオブジェクトに対するリンクを解明するためのソフトウェアベース のオブジェクトリンク構成体(ファシリティ)である。このファシリティは、リ ンクのソースである各オブジェクトに、2つの要素、即ち子孫識別子及び区別識 別子より成るオブジェクト識別子を指定する。オブジェクトは、2つの個別の方 法で存在させることができ、即ちスクラッチから形成できるか又は既存のオブジ ェクトからコピーできるかのいずれかである。オブジェクトが形成されるときに は、そのオブジェクトに、好ましい独特の子孫識別子及び区別識別子より成るオ ブジェクト識別子が指定される。オブジェクトがコピーされるときには、そのコ ピーオブジェクトに、そのコピー元(オリジナル)オブジェクトと同じ子孫識別 子より成る好ましい独特のオブジェクト識別子が指定されると共に、その同じ子 孫識別子をもつ他の各々のオブジェクト識別子の区別識別子とは異なる区別識別 子が指定される。ファシリティは、ソースオブジェクトへのリンクを確立すると きに、ソースオブジェクトのオブジェクト識別子をリンクに記憶する。リンクが 解明されるときに、オリジナルのソースオブジェクトが依然としてアクセスでき る場合には、ファシリティは、そのリンクに含まれた子孫識別子及び区別識別子 をもつオブジェクトをサーチすることにより、オリジナルのソースオブジェクト を位置決めする。オリジナルのソースオブジェクトがアクセス不能であり、例え ば、削除されている場合には、ファシリティは、リンクに含まれた子孫識別子を もつオブジェクトを、その選択された区別識別子に係わりなくサーチすることに より、オリジナルソースオブジェクトのコピーを見つけることができる。又、フ ァシリティは、好ましくは、ユーザがリンクのソースを第1ソースオブジェクト から第2ソースオブジェクトへ変更しようとする状況を検出し、そして全オブジ ェクト識別子を第1ソースオブジェクトから第2ソースオブジェクトへ自動的に 転送する。これらの状況は、ユーザがコピー及び削除コマンドを用いてソースオ ブジェクトを有効に移動するとき、ユーザが典型的なアプリケーションプログラ ムを用いてソースオブジェクトの改定バージョンをセーブするとき、又はリンク 及びリンクのソースの両方を含むオブジェクトのグループをユーザがコピーする ときを含む。この後者の場合には、子孫識別子のみがコピーされ、そして新たな 区別識別子が使用される。 別の実施形態においては、子孫識別子及び区別識別子を含むのではなく、オブ ジェクト識別子の各々は、子孫識別子と、一連のコピー識別子とを含む。この実 施形態では、ファシリティは、オブジェクトが形成されたときにオブジェクトに 子孫識別子を指定し、次いで、オブジェクトがコピーされるたびにオブジェクト にコピー識別子を指定する。コピー識別子は、区別識別子として働き、同じ形成 を分担するオブジェクト間を区別する。又、この実施形態では、オブジェクトの 特定の継承に関する情報も追加される。これは、ファシリティが、オブジェクト 識別子の分かっているオブジェクトの祖先と子孫の間を区別できるようにする。 このように、オリジナルソースオブジェクトが使用できないリンクを解明すると きには、ファシリティは、オリジナルソースオブジェクトの子孫、特に、近い子 孫であるオブジェクトへの解明に優先順位を与えることができる。 ファシリティがリンクを効率的に解明できるのが望ましい。このため、ファシ リティは、ボリューム(例えば、ディスクドライブ)に記憶されたオブジェクト に対する全てのオブジェクト識別子を、その各々を対応するソースオブジェクト の位置にマップするオブジェクト識別子テーブルに記憶するのが好ましい。解明 中に、ファシリティは、ソースオブジェクトが記憶されたファイルシステムをサ ーチすることなく、オブジェクト識別子テーブルを用いてソースオブジェクトを 直接参照する。又、ファシリティは、リンクの解明に使用するためにソースオブ ジェクトをおそらく含むリモートボリュームのリストを維持するためにリモート ボリュームへの接続も監視する。更に、ファシリティは、ソースオブジェクトが 更新されるときにソースオブジェクトの識別子が関連性を断つのを防止する。こ れは、コピーされそして削除されるオブジェクトの「短命」リストを維持しそし てその削除されたオリジナルオブジェクトの識別子をコピーに指定することによ り行われる。更に、ファシリティは、最適なサーチ戦略を用いて、クライエント オブジェクトが記憶されたボリューム以外のボリュームに記憶されたソースオブ ジェクトを位置決めする。この戦略によれば、ファシリティは、先ず、クライエ ントオブジェクトの位置に対してソースオブジェクトの位置を記述するリンクに 記憶された相対的なパスにより指定されたディレクトリをサーチする。次いで、 ファシリティは、最後にリンクが解明されたときにソースオブジェクトを含むボ リュームをサーチする。 図6は、ファシリティがその中で好ましく動作するところの汎用コンピュータ システムの高レベルブロック図である。コンピュータシステム601は、中央処 理ユニット(CPU)602と、コンピュータメモリ(メモリ)603と、入力 /出力装置604とを備えている。入力/出力装置の中には、ハードディスクド ライブのような記憶装置605と、ネットワーク接続部606がある。オブジェ クトは、メモリ又は記憶装置のいずれに存在することもできる。更に、オブジェ クトは、コンピュータシステム間でネットワーク接続部を経てコピー、移動又は アクセスすることができる。 オブジェクトがスクラッチから形成されるときには、ファシリティは、それに 新たな子孫識別子及び新たな区別識別子を指定する。子孫識別子は、どのオブジ ェクトが同じ形成から派生するか、即ちどのオブジェクトがその形成されたオブ ジェクトのコピーでありそしてこれらコピーされたオブジェクトのコピーである か、等々を反映するように意図される。好ましい実施形態では、子孫識別子は、 16バイト数字である。新たな子孫識別子は、日付、時刻及びコンピュータシス テムの識別情報をエンコードすることにより発生されるのが好ましい。これは、 使用する時間の表示が充分に正確である限り、通常は、厳密に同じ日付及び時刻 に同じコンピュータシステムにおいて2つのオブジェクトを形成することが不可 能であるから、子孫識別子を独特のものにする有効な方法である。コピー識別子 も同様に発生されるのが好ましい。区別識別子は、同じ子孫識別子を有するオブ ジェクト、即ち同じ形成から派生するオブジェクトを区別するよう意図される。 好ましい実施形態では、区別識別子は、4バイト数字である。区別識別子として 更に大きい数字を使用してもよいが、4バイト数字は、オブジェクトのコピーを 区別するための区別識別子の容量と、区別識別子を記憶するための記憶リソース の消費量との間の有効な妥協であることが分かっている。オブジェクトについて なされるコピーの回数は、通常は、比較的僅かであるから、区別識別子が同じオ ブジェクトのコピーを区別するために非常に大きな容量をもつ必要はない。ラン ダム数字を選択することにより新たな区別識別子が発生されるのが好ましい。或 いは又、動作中のコンピュータシステムを用いて新たな区別識別子が発生されて もよい。以下で詳細に述べるように、付加的な記憶量を各々消費する使用される オブジェクト識別子の個数を制限するために、最初にオブジェクトへのリンクが 形成されるときにオブジェクト識別子がオブジェクトに対して形成されそしてオ ブジェクトに関連されるのが好ましい。 オブジェクトがコピーされるときには、ファシリティは、オリジナルオブジェ クトの子孫識別子及び新たな区別識別子をコピーオブジェクトに指定する。オリ ジナルオブジェクト及びコピーオブジェクトは、共通のオブジェクト形成から派 生すると言える。子孫識別子は、オブジェクトに関連していることを示し、そし て区別識別子は、オブジェクトを区別するために使用される。オブジェクトがア ーカイブされそして回復されるときには、それがコピーされたと考えられ、ファ シリティは、それに新たな区別識別子を指定する。オブジェクトが移動又は再ネ ーム付けされるときは、その子孫識別子及びその区別識別子の両方が同じままで ある。 ファシリティがオブジェクトに対してオブジェクト識別子(子孫識別子及び区 別識別子を含む)を発生するときには、そのオブジェクト識別子にオブジェクト を関連させ、(a)ユーザがオブジェクトへのリンクを確立すると決定したとき にファシリティがオブジェクト識別子を含むリンクを確立できるようにし、そし て(b)ファシリティは、リンクを解明するときに、あるオブジェクト識別子を 有するオブジェクトをサーチすることができる。好ましい実施形態においては、 ファシリティがオブジェクト識別子をオブジェクトに関連させるときに、オブジ ェクト識別子をオブジェクト内に記憶する。このようにして、オブジェクトは、 それ自身のオブジェクト識別子を知る。ファシリティは、オブジェクト識別子を 関連オブジェクトのパスネームにマップさせるオブジェクト識別子テーブルを確 立するのが好ましい。オブジェクトに対してオブジェクト識別子が発生されると きには、ファシリティは、オブジェクトのパスネームに対するそのオブジェクト 識別子のマップを含むようにオブジェクト識別子テーブルを更新する。ユーザが オブジェクトを移動するか又は再ネーム付けする場合に、ファシリティは、オブ ジェクト識別子テーブルに記憶されたパスネームを更新する。テーブルにオブジ ェクト識別子を記憶することにより、ファシリティはオブジェクトを迅速にサー チすることができる。 図7は、オブジェクト識別子がオブジェクトパスネームに対してマップされた オブジェクト識別子テーブルの具現化を示す概略図である。この図は、repo rt.docクライエントオブジェクト700を示し、これは、ledger. xlsソースオブジェクトへのリンク701を含んでいる。このリンクはソース オブジェクトを独特に識別するオブジェクト識別子702(〈objid1〉) を含んでいる。更に、この図は、オブジェクト識別子をファイルパスネームへと マップするオブジェクト識別子テーブル710を示している。ファシリティは、 リンク701を解明しようとするときに、オブジェクト識別子テーブルを読み、 オブジェクト識別子〈objid1〉711がパス「\companies\a cme\ledger.xls」712へマップすることを決定する。更に、こ の図は、ルートディレクトリ720及び他のディレクトリ721−726より成 るファイルシステムハイアラーキも示している。ソースオブジェクトのパス71 2は、「\companies\acme」ディレクトリ726を特定し、これ は、ディレクトリ730として詳細に示されている。ディレクトリ730は、フ ァイルネームからファイルシステム識別子へのマップを含み、これらファイルシ ステム識別子は、次いで、ファイルシステム識別子テーブル740により、オブ ジェクトがボリュームの媒体770から読み出せるようにするアクセス情報を含 むアクセス情報ブロックへとマップされる。例えば、「report.doc」 ファイルネーム731はファイルシステム識別子733(〈fsid1〉)へマ ップされ、そしてソースオブジェクトに対応する「ledger.xls」ファ イルネームは、ファイルシステム識別子734(〈fsid2〉)へマップされ る。ファイルシステム識別子テーブル740はファイルシステム識別子からアク セス情報ブロックへマップする。例えば、ファイルシステム識別子741(〈f sid1〉)はアクセス情報ブロック750へマップされ、これは、対応するオ ブジェクトが媒体770のセクター771及び772を占有することを示す。同 様に、ファイルシステム識別子742(〈fsid2〉)はアクセス情報ブロッ ク760へマップされ、これは、ソースオブジェクトが媒体770のセクター7 73、774及び775を占有することを示す。次いで、ソースオブジェクトを 検索し、そしてセクター773、774及び775を検索することによりリンク を完全に解明することができる。 好ましい別の実施形態において、ファイルシステム識別子テーブルがファイル システムによって露出される場合には、オブジェクト識別子をパスネームではな くてファイルシステム識別子へ直接マップするようなオブジェクト識別子テーブ ルをファシリティが維持して使用し、これにより、パスネームにより指定された ディレクトリにおけるファイルネームをルックアップする段階をバイパスするの が効率的である。図8は、オブジェクト識別子がファイルシステム識別子へ直接 マップされたオブジェクト識別子テーブル880の具現化を示す概略図である。 オブジェクト識別子802(〈objid1〉)を含むリンク801を解明する ために、ファシリティは、オブジェクト識別子テーブル880において「〈ob jid1〉」をルックアップする。このオブジェクト識別子は、ファイルシステ ム識別子「〈fsid2〉」882へマップされ、従って、ファシリティは、フ ァイルシステム識別子テーブル840においてファイルシステム識別子「〈fs id2〉」をルックアップする。ファイルシステム識別子「〈fsid2〉」は アクセス情報ブロック860へマップされ、これは、ソースオブジェクトが媒体 870のセクター873、874及び875を占有することを示す。次いで、ソ ースオブジェクトを検索し、そしてセクター873、874及び875を検索す ることによりリンクを完全に解明することができる。 ハイブリッドファイルシステムにおいては、各ソースオブジェクトに対するフ ァイルシステム識別子をオブジェクト識別子テーブルに記憶するために使用でき るが、ソースオブジェクトに対応するセクターを検索するための機構であって、 そのファイルシステム識別子を用いて検索されるべきソースオブジェクトを識別 するような機構は存在しない。むしろ、ソースオブジェクトに対応するセクター を検索する唯一の機構は、検索されるべきオブジェクトを識別するために絶対パ スネームを使用するようなオブジェクト検索のためのファイルシステムサービス である。このようなハイブリッドファイルシステムにおいて、ファシリティは、 好ましくは、ファイルシステム識別子を用いて、検索されるべきソースオブジェ クトの絶対パスネームを決定し、次いで、ファシリティは、これを用いて、オブ ジェクトを検索するためのファイルシステムサービスを呼び出す。ファシリティ は、ファイルシステム識別子を用いて、ソースオブジェクトが位置したディレク トリの識別(例えば、ディレクトリ726/730)と、ソースオブジェクトの ファイルネーム(例えば、「ledger.xls」)との両方を決定する。次 いで、ファシリティは、そのディレクトリにおいてスタートし、そして各ディレ クトリネームでファイルネームをプレペンドして、ルートノード720に達する までディレクトリハイアラーキを「ウォークアップ(進行)」し、最終的に絶対 パスを形成する。 オブジェクトは、ボリュームに記憶されてもよい。ボリュームとは、特定の記 憶装置であるか又は特定の記憶装置の区画である。各ボリュームは、それ自身の ルートディレクトリ及びファイルシステムハイアラーキを有している。コンピュ ータシステムは、それ自身の多数のボリュームを有し、そして更に、ネットワー クコネクタを経て他のコンピュータシステムのボリュームへアクセスすることが できる。好ましい実施形態では、ファシリティは各ボリュームに含まれたオブジ ェクトに対し個別のオブジェクト識別子テーブルを確立する。このテーブルは、 それがオブジェクト識別子を含んでいるところのボリュームに記憶されるのが好 ましい。これは、参照されたオブジェクトがアクセスできる場合及びその場合に のみ、オブジェクト識別子テーブルをアクセスできるよう確保する。一方、オブ ジェクト識別子テーブルを、それがオブジェクト識別子を含むところのボリュー ムに記憶できないこともある。ファシリティは、例えば、ボリュームが読み取り 専用であるか又はそれがいっぱいであるために、ボリュームに書き込みできない ことがある。このようなボリュームに対するオブジェクト識別子テーブルは、別 のボリュームに記憶することができる。 別の好ましい実施形態においては、ファシリティは、関連するオブジェクトが 最初にリンクされるときにオブジェクト識別子テーブルにオブジェクト識別子の みを追加する。又、ファシリティは、オブジェクトが最初にリンクされるまで、 オブジェクト識別子とオブジェクトとの関連を抑制することもできる。これは、 オブジェクト識別子が決して使用されないとき、即ちオブジェクトが決してリン クされないときに、オブジェクト識別子を発生して記憶するオーバーヘッドを排 除するという利点を有する。しかしながら、これは、ある関連オブジェクトへの リンクを確立して解明するファシリティの能力を排除するという欠点も有する。 例えば、オブジェクトが最初にコピーされ、リンクされそして削除される場合に は、コピーオブジェクトに対してリンクを解明することができない。 ファシリティがソースオブジェクトへのリンクを確立するたびに、ファシリテ ィは、ソースオブジェクトのオブジェクト識別子をリンクへコピーする。好まし い実施形態においては、ファシリティは、ソースオブジェクトのパスネーム又は 少なくともそのボリュームネームをリンクに記憶する。ソースオブジェクトが移 動、コピー又は再ネーム付けされるときに、たとえこのパスネーム又はボリュー ムネームが更新されなくても、オブジェクトをサーチすべきスタート点を確立す ることができる。 図9は、ソースオブジェクトを位置決めするための第1のMatchObje ctサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンは、先ず、全 オブジェクト識別子が一致するオブジェクトをサーチし、次いで、必要に応じて 子孫識別子が一致するオブジェクトをサーチする。サブルーチンは、オブジェク ト識別子をパラメータとして受け取る。ファシリティは、サブルーチンを呼び出 すときに、それが解明するリンクに記憶されたオブジェクト識別子を通す。サブ ルーチンは、一致するオブジェクト識別子をもつオブジェクトに対し全てのオブ ジェクトをサーチする。このサーチは、オリジナルサーチオブジェクトが依然と してアクセスできる場合にこのオブジェクトのみを見つける。ステップ902に おいて、一致するオブジェクト識別子をもつオブジェクトが見つかった場合に、 サブルーチンは、ステップ903に続き、さもなくば、ステップ904へ続く。 ステップ903において、サブルーチンは、一致するオブジェクト識別子をもつ オブジェクトへのリンクを解明する。次いで、サブルーチンは、復帰となる。 ステップ904において、サブルーチンは、一致する子孫識別子をもつオブジ ェクトに対し全てのオブジェクトをサーチする。このサーチは、オリジナルソー スオブジェクトと同じ形成から派生するオブジェクトを見つける。ステップ90 5において、一致する子孫識別子をもつ2つ以上のオブジェクトが見つかった場 合には、サブルーチンは、ステップ906へ続き、さもなくば、サブルーチンは ステップ909へ続く。 ステップ906ないし907において、サブルーチンは、リンクを解明すべき 関連オブジェクトをユーザが選択できるようにする。ステップ906において、 サブルーチンは、一致する子孫識別子をもつオブジェクトのリストを表示する。 ステップ907において、サブルーチンは、ユーザがリストからオブジェクトを 選択できるようにする。ステップ908において、サブルーチンは、ユーザによ り選択されたオブジェクトへのリンクを解明する。ステップ908及び910で は、ファシリティが、同じ子孫識別子及び異なる区別識別子を有するオブジェク トへのリンクを解明するときに、ファシリティは、リンクに記憶された区別識別 子を解明されるオブジェクトの区別識別子へと変更するのが好ましい。これは、 次に必要になったときにこのオブジェクトへのリンクをファシリティが更に容易 に解明できるようにする。次いで、サブルーチンは復帰する。 ステップ909において、一致する子孫識別子を有するオブジェクトが見つか った場合に、サブルーチンはステップ910へ続き、さもなくば、サブルーチン はステップ911に続く。ステップ910では、サブルーチンは、一致する子孫 識別子をもつオブジェクトへのリンクを解明する。次いで、サブルーチンは復帰 する。ステップ911では、オブジェクトへのリンクの解明に失敗し、復帰とな る。ファシリティは、特定のオブジェクトへのリンクを解明すると、そのオブジ ェクトをリンクのソースオブジェクトとして指定すると言える。 別の実施形態においては、ファシリティは、MatchObjectサブルー チンの変更バージョンを呼び出す。図10は、ソースオブジェクトを位置決めす るための第2のMatchObjectサブルーチンのフローチャートである。 この変更サブルーチンは、最初に、一致する子孫識別子を有する全てのオブジェ クトをサーチし、次いで、これらオブジェクトの中で、一致する区別識別子を有 するオブジェクトをサーチする。又、この変更サブルーチンは、オブジェクト識 別子をパラメータとして受け取る。 ステップ1001において、変更サブルーチンは、一致する子孫識別子をもつ オブジェクトに対し全てのオブジェクトをサーチする。ステップ1002におい て、変更サブルーチンは、一致する区別識別子をもつオブジェクトに対し、ステ ップ1001で見つかった全てのオブジェクトをサーチする。ステップ1003 において、一致する区別識別子をもつオブジェクトが見つかった場合には、変更 サブルーチンは、ステップ1004へ続き、さもなくば、ステップ1005へ続 く。ステップ1004において、変更サブルーチンは、一致する区別識別子をも つオブジェクトへのリンクを解明する。このオブジェクトは、オリジナルソース オブジェクトである。次いで、変更サブルーチンは、復帰となる。 ステップ1005において、一致する子孫識別子をもつ2つ以上のオブジェク トが見つかった場合には、変更サブルーチンはステップ1006へ続き、さもな くば、ステップ1009へ続く。ステップ1006ないし1007において、変 更サブルーチンは、リンクを解明すべきところの一致する子孫識別子をもつオブ ジェクトをユーザが選択できるようにする。一致する子孫識別子をもつオブジェ クトは、オリジナルソースオブジェクトと同じ形成から派生するオブジェクトで ある。ステップ1006において、変更サブルーチンは、一致する子孫識別子を もつオブジェクトのリストを表示する。ステップ1007において、変更サブル ーチンは、ユーザがリストからオブジェクトを選択できるようにする。ステップ 1008では、変更サブルーチンは、ユーザにより選択されたオブジェクトへの リンクを解明する。ステップ1008及び1010では、同じ子孫識別子及び異 なる区別識別子を有するオブジェクトへのリンクをファシリティが解明するとき に、ファシリティは、リンクに記憶された区別識別子を解明されるオブジェクト の区別識別子へと変更するのが好ましい。これは、次に必要になったときにこの オブジェクトへのリンクをファシリティが更に容易に解明できるようにする。次 いで、変更サブルーチンは復帰する。 ステップ1009において、一致する子孫識別子を有するオブジェクトが見つ かった場合に、変更サブルーチンはステップ1010へ続き、さもなくば、変更 サブルーチンはステップ1011に続く。ステップ1010では、変更サブルー チンは、一致する子孫識別子をもつオブジェクトへのリンクを解明する。これは オリジナルソースオブジェクトに関連したオブジェクトである。次いで、変更サ ブルーチンは復帰となる。 ステップ1011では、変更サブルーチンは、オブジェクトへのリンクの解明 に失敗する。次いで、変更サブルーチンは復帰となる。 いずれかのMatchObjectサブルーチンを使用することにより、ファ シリティは、コピー及び削除コマンドを用いてソースオブジェクトを移動又は再 ネーム付けするときに生じる問題を克服することができる。図11Aないし11 Cは、コピー及び削除コマンドを用いてソースオブジェクトを移動又は再ネーム 付けするときに生じる問題をファシリティがいかに克服するかを示すブロック図 である。この例及びこれ以降の例の説明上、子孫識別子及び区別識別子の両方は 4つの10進数に短縮する。図11Aにおいて、report.docオブジェ クト1101は、ソースオブジェクトledger.xls1103へのリンク 1102を含んでいる。このリンクは、ledger.xlsオブジェクトの子 孫識別子「7717」及びledger.xlsオブジェクトの区別識別子「2 155」を含んでいる。このときリンクが解明された場合は、ファシリティは、 先ず、同じ子孫識別子及び区別識別子を有するオブジェクトをリンクとしてサー チする。第1のサーチは、ledger.xlsオブジェクトを見つけ、そして ファシリティは、ledger.xlsオブジェクトに対して解明する。図11 Bは、report.doc及びledger.xlsオブジェクトと、不変の リンクとを示している。ledger.xlsオブジェクトのコピー1104が 「growth.xls」というネームで形成される。ledger.xlsオ ブジェクトのコピーとして、growth.xlsオブジェクトは、同じ子孫識 別子「7177」を保持し、そして新たな区別識別子「3216」を受け取る。 この点において、リンクは、依然としてledger.xlsオブジェクトに対 して解明する。というのは、同じ子孫識別子及び同じ区別識別子をリンクとして 有するからである。図11Cでは、ledger.xlsオブジェクトが削除さ れている。この点においてリンクが解明された場合には、ファシリティは、同じ 子孫識別子及び区別識別子をリンクとして有するオブジェクトを最初にサーチす る。このようなオブジェクトはもはや存在しないので、第1のサーチは失敗とな る。次いで、ファシリティは、同じ子孫識別子をリンクとして有するオブジェク トをサーチする。この第2のサーチは、リンクが解明されるところのgrowt h.xlsオブジェクトを見つける。ファシリティは、この状態においてgro wth.xlsオブジェクトに対して解明できるので、コピー及び削除の問題を 受けない。 好ましい実施形態では、ファシリティは、コピー及び削除問題を更に効率的に 解消するために移動確認ログを具現化する。ユーザがオブジェクトのコピーを行 うときには、ファシリティは、短時間コピーログとも称する移動確認ログにコピ ーの指示を記憶する。ログに記憶されるコピーの指示は、オリジナルオブジェク ト及びコピーオブジェクトの共通の子孫識別子と、形成されたオブジェクト及び コピーオブジェクトの区別識別子とを含むのが好ましい。ログは、少数のエント リーのみのスペースを有する円形リストである。それ故、いかなる所与の時間に おいても、ログは、ユーザにより行われた最後の若干のコピーのみの指示を保持 する。ユーザがオブジェクトを削除するときには、ファシリティは、削除された オブジェクトがコピーされたという指示に対してログをサーチする。ログがこの ような指示を含む場合に、ファシリティは、コピーオブジェクトの区別識別子を 削除されたオブジェクトの区別識別子へと変更し、削除されたオブジェクトに対 して確立された全てのリンクがコピーオブジェクトに対して解明するようにさせ る。この実施形態では、ファシリティは、多くの場合に、ファシリティの処理の 集中するラインサーチ方法を用いることなくコピー及び削除問題を解消すること ができる。しかしながら、オリジナルオブジェクトのコピー動作と削除との間の コピーオブジェクトに対して確立されるリンクは、無効となる。 又、ファシリティは、クライエントオブジェクトを異なるディレクトリへ移動 する問題も克服する。図12A−12Bは、クライエントオブジェクトを異なる ディレクトリに移動する問題をファシリティがいかに克服するかを示すブロック 図である。図12Aは、report.docオブジェクト1201を示し、こ れは、ソースledger.xlsオブジェクト1203へのリンク1202を 含む。このリンクは、ledger.xlsオブジェクトの子孫識別子「717 7」及びその区別識別子「2155」を含んでいる。report.doc及び ledger.xlsオブジェクトは、「\companies\acme」デ ィレクトリに含まれる。「\companies\ajax」ディレクトリは、 異なるが同様のネームをもつledger.xlsオブジェクト1204を含ん でいる。「\companies\ajax」ディレクトリにおけるledge r.xlsオブジェクトは、独立して形成されたものであるから、「\comp anies\acme」ディレクトリのledger.xlsオブジェクトとは 異なる子孫識別子及び異なる区別識別子を有する。report.docオブジ ェクトが「\companies\acme」ディレクトリにある間にリンクが 解明される場合に、ファシリティは、子孫識別子及び区別識別子がリンクにおけ るものと一致するようなオブジェクトに対してボリューム内の全てのオブジェク トをサーチする。このサーチは、「\companies\acme」ディレク トリにおいてledger.xlsオブジェクトを見つける。図12Bは、「\ companies\ajax」ディレクトリへのreport.docオブジ ェクトの移動を示している。report.docオブジェクトが「\comp anies\ajax」ディレクトリにある間にリンクが解明される場合には、 ファシリティは、リンクと同じ子孫識別子及び区別識別子を有するオブジェクト に対しボリューム内の全てのオブジェクトをサーチする。「\companie s\acme」ディレクトリが「\companies\ajax」ディレクト リと同じボリューム内にある限り、ファシリティは、ledger.xlsオブ ジェクト及び「\companies\acme」ディレクトリへのリンクを見 つけて解明する。ファシリティは、リンクを含むオブジェクトが移動された後も リンクを正しく解明できるので、ファシリティは、クライエントオブジェクトを 異なるディレクトリに移動する問題を受けない。 更に、ファシリティは、オブジェクトの新たな改定をセーブするために多くの アプリケーションプログラムによって使用されるプロセスにより生じるリンク追 跡の問題も克服する。オブジェクトの以前の改定をオブジェクトの現在の改定と 単に置き換えるのではなく、これらのアプリケーションは、オブジェクトの現在 の改定を一時的なオブジェクトに記憶し、次いで、以前の改定を現在オブジェク トネームからバックアップオブジェクトネームへ再ネーム付けし、そして一時的 なオブジェクトを一時的なオブジェクトネームから現在オブジェクトネームへ再 ネーム付けする。図13は、オブジェクトの新たな改定をセーブするために多く のアプリケーションプログラムが使用するプロセスを示すオブジェクト状態タイ ミング図である。このオブジェクト状態タイミング図は、アプリケーションプロ グラムによって形成される原簿オブジェクトの次々の改定に各々対応する3つの オブジェクト1301−1303の状態を示している。これらの状態は、次々に 遅い時間t1−t6を含む時間軸1304に対して示されている。時間t1に、R evision1及びRevision2が存在する。Revision2オブ ジェクトは、ネーム「ledger.xls」、オブジェクト識別子「0002 :0001」を有し、ユーザは、これを原簿オブジェクトの「現在」改定即ち最 後にセーブされた改定であると考える。Revision1オブジェクトは、ネ ーム「ledger.bak」、オブジェクト識別子「0001:0001」を 有し、ユーザは、これを原簿オブジェクトの「バックアップ」改定即ち最後から 2番目ににセーブされた改定であると考える。時間t1に、ユーザは、原簿オブ ジェクトの現在改定、Revision2に対するリンクを形成する(図示せず )。このリンクは、Revision2に対するオブジェクト識別子「0002 :0001」を含む。時間t2に、アプリケーションプログラムは、原簿オブジ ェクトの最新の改定であるRevision3をセーブする処理を開始する。ア プリケーションは先ずRevision3オブジェクトを形成する。Revis ion3オブジェクトは、最初に、一時的なファイルネーム「ledger.t mp」及びオブジェクト識別子「0003:0001」を有する。時間t3にお いて、アプリケーションは、Revision1オブジェクトを削除する。時間 t4において、アプリケーションは、Revision2オブジェクト「led ger.bak」と再ネーム付けする。Revision2オブジェクトのオブ ジェクト識別子は変化しない。時間t5において、アプリケーションは、Rev ision3オブジェクト「ledger.xls」と再ネーム付けする。Re vision3オブジェクトのオブジェクト識別子は変化しない。この点にお いて、Revision3オブジェクトは原簿オブジェクトの現在改定であり、 そしてRevision2オブジェクトは原簿オブジェクトのバックアップ改定 である。殆どの場合に、ユーザは、ソースオブジェクトへのリンクがソースオブ ジェクトの現在改定に対して解明されることを期待すると仮定する。しかしなが ら、時間t1で形成されたリンクが時間t6で解明される場合には、リンクは、R evision2(バックアップ)オブジェクトに対して解明される。というの は、異なるオブジェクト識別子を有するRevision3(現在)オブジェク トではなくて、リンクに記憶されたオブジェクト識別子を有するからである。 図14は、オブジェクトの新たな改定をセーブするために多くのアプリケーシ ョンプログラムが使用するプロセスをいかにファシリティが好ましく取り扱うか を示したオブジェクト状態タイミング図である。時間t4において、Revis ion2オブジェクトが再ネーム元のネーム「ledger.xls」から再ネ ーム先のネーム「ledger.bak」へ再ネーム付けされるときに、再ネー ム元のネームは「消失する」と言える。即ち、「消失される」ネームを有するオ ブジェクトは停止される。又、ネームを有するオブジェクトが削除されるときに もネームが消失することがある。ファシリティは、消失されるネーム、この場合 は「ledger.xls」を最新のネーム消失ログへ追加するためにProc essDisappearanceサブルーチンを呼び出すのが好ましい。図1 5は、ProcessDisappearanceサブルーチンのフローチャー トである。このサブルーチンは、オブジェクトネームが消失するたびに呼び出さ れる。ステップ1501において、ファシリティは、消失するネームと、消失す るネームを有するオブジェクトのオブジェクト識別子と、消失したネームが再び 現れるときにオブジェクトに転送されるオブジェクトに対応する他の情報とを含 むネーム消失ログへエントリーを付加する。時間t5において、Revisio n3オブジェクトが「ledger.xls」と再ネーム付けされるときに、こ のネームは「出現する」と言える。ネームを有するオブジェクトが形成されると き又は既存のオブジェクトがネームを有するように再ネーム付けされるときに、 ネームが出現する。ネームが出現すると、ファシリティは、ネームが「再出現」 するかどうか、即ち最近消失した後に現れるかどうかを決定する。出現するネー ムが再出現するかどうかを決定するために、ファシリティは、ProcessA ppearanceサブルーチンを呼び出して、出現するネームに対し最新ネー ム消失ログをチェックする。最新ネーム消失ログが出現するネームを含む場合に は、ファシリティは、ネームが再出現すると結論する。ファシリティは、ネーム が再出現すると結論する場合に、再出現するネームを有するオブジェクトを消失 したネームを有するオブジェクトとユーザが置き換えようとするという仮定を使 用し、そして消失したネームを有するオブジェクトへのリンクが再出現するネー ムを有するオブジェクトに対して解明されるようにする。このため、再出現する ネームを有するオブジェクトがまだオブジェクト識別子を有していない場合に、 ファシリティは、消失したネームを有するオブジェクトのオブジェクト識別子を 再出現するネームを有するオブジェクトへ「転送」又は「トンネル通過」させ、 再出現するネームを有するオブジェクトのオブジェクト識別子を消失したネーム を有するオブジェクトのオブジェクト識別子に変更するのが好ましい。(消失し たネームを有するオブジェクトのオブジェクト識別子は、この目的で最新ネーム 消失ログに記憶されるのが好ましい。) 図16は、ProcessAppearanceサブルーチンのフローチャー トである。このProcessAppearanceサブルーチンは、オブジェ クトネームが現れるたびに呼び出される。ファシリティは、先ず、出現するネー ムがネーム消失ログにあるかどうか決定する。ステップ1601において、出現 するネームがネーム消失ログにある場合には、出現するネームは再出現し、ファ シリティは、ステップ1602へ続き、さもなくば、出現するネームは再出現せ ず、ファシリティは復帰となる。ステップ1602において、ネームが再出現す るオブジェクトがオブジェクト識別子を既に有している場合には、ファシリティ は復帰となり、さもなくば、ファシリティはステップ1603へ続く。ステップ 1602は、オブジェクトのオリジナルオブジェクト識別子と別のものとの置き 換えを防止し、従って、オリジナルオブジェクト識別子へのリンクが遮断される ことはない。ステップ1603では、ファシリティは、再出現するネームが消失 したところのオブジェクトのオブジェクト識別子を、ネームが再出現するところ のオブジェクトへトンネル通過させる。又、ステップ1603は、再出現するネ ームが消失したところのオブジェクトの他の特性、例えば、特徴、属性及び長い オブジェクトネームを、ネームが再出現するところのオブジェクトへコピーする ことを含むのが好ましい。この例では、Revision3オブジェクトのオブ ジェクト識別子が時間t5において「0002:0001」へ変更される。消失 したネームを有するオブジェクトが依然として存在する(即ち、再ネーム付けさ れ、削除されていない)場合には、ファシリティは、オブジェクトに新たなオブ ジェクト識別子を指定するのが好ましい。新たなオブジェクト識別子は、同じ子 孫識別子及び異なる区別識別子を有するのが好ましい。この例では、Revis ion2オブジェクトのオブジェクト識別子が時間t5において「0002:0 002」へ変更される。t1に形成されたリンクはオブジェクト識別子「000 2:0001」を含むので、t5においてリンクはRevision3オブジェ クトに対して解明される。Revision3オブジェクトが削除されるか又は アクセス不能なボリュームへ移動される場合には、リンクは、同じ子孫識別子及 び異なる区別識別子を有するRevision2オブジェクトに対して解明され る。又、ファシリティは、消失したネームを有するオブジェクトに関連した他の 特性、例えば、特徴、属性及び長いオブジェクトネームを、再出現するネームを 有するオブジェクトへコピーするのが好ましい。 ネームの出現は、ファイルシステムにおいてしばしば生じ、ネーム消失ログに 記憶された消失したネームのリストをファシリティがしばしばサーチすることを 必要とする。このサーチが行われるたびに消費される処理及びメモリアクセスリ ソースを最小にするために、ファシリティは、回転する消失ネームハッシュリス トを用いて、最新ネーム消失ログが出現するネームを含むかどうかの決定を促進 することが好ましい。回転する消失ネームハッシュリストは、少数のエントリー を含み、その各々は、最近消失したネームに対応し、そしてハッシュアルゴリズ ムにより例えば16ビットの小さな値に減少されたネームで構成される。消失す るネームが最新ネーム消失ログに追加されるたびに、最も古いエントリーの内容 が、その消失したネームに対し、減少された即ち「ハッシュ」された値と置き換 えられる。ファシリティは、出現するネームが再出現するかどうか判断するよう 試みるときに、最初に、出現するネームをハッシュし、そしてそれにより得られ るハッシュ値に対し回転する消失ネームハッシュリストをチェックする。ハッシ ュ値に対し回転する消失ネームハッシュリストをチェックすることは、小さなハ ッシュ値を少数の他の小さなハッシュ値と比較することを含むので、チェックは 非常に迅速に行われる。回転する消失ネームハッシュリストがハッシュ値を含ま ない場合には、ファシリティは、出現するネームが再出現しないと結論し、さも なくば、ファシリティは、出現するネームに対し最新ネーム消失リストをチェッ クするように進む。 更に、ファシリティは、ソースオブジェクトをアーカイブ及び回復することに 伴う問題も解消する。アーカイブされたオブジェクトが回復されるときには、フ ァシリティは、その子孫識別子を変更せず、新たな区別識別子を指定する。その 結果、回復は、既存のオブジェクトと同一のオブジェクト識別子をもつ別のオブ ジェクトを導入することはない。リンクがオリジナルソースオブジェクトに対し て形成されそしてオリジナルソースオブジェクトがその後にアーカイブされて回 復される場合には、回復されたソースオブジェクトは、オリジナルソースオブジ ェクトと同じ子孫識別子、及び異なる区別識別子を有する。次いで、リンクが解 明される場合には、ファシリティは、先ず、一致する子孫識別子及び区別識別子 をもつオブジェクトを探す。オリジナルソースオブジェクトが依然として存在す る場合には、このサーチによりそれが見つかる。オリジナルソースオブジェクト がもはや存在しない場合には、ファシリティは、同じ子孫識別子を有するオブジ ェクトをサーチする。この第2のサーチは、回復されたソースオブジェクトを見 つけ、ファシリティはこれに対して解明する。アーカイブ及び回復は、同じオブ ジェクト識別子を有する2つの異なるオブジェクトを生じることはないので、フ ァシリティは、ソースオブジェクトのアーカイブ及び回復に伴う問題を受けるこ とはない。 更に、ファシリティは、ファイルのグループをコピーするときに遭遇するリン クの解明の問題を克服する。多くのファイルシステムは、オブジェクトのグルー プ、例えば、特定のディレクトリにおける全てのオブジェクト、又はファイルシ ステムハイアラーキのサブツリーにおける全てのオブジェクトを同時にコピーす るコマンドを有する。図17A−17Bは、オブジェクトグループコピーコマン ドを使用して、クライエントオブジェクトと、クライエントオブジェクトにおけ るリンクのソースであるオブジェクトの両方をコピーすることにより生じる問題 を示している。図17Aは、ソース「ledger.xls」オブジェクト17 03へのリンク1702を含む「report.doc」オブジェクト1701 を示している。リンクは、「ledger.xls」オブジェクトの子孫識別子 「7177」及びその区別識別子「2155」を含んでいる。「report. doc」及び「ledger.xls」オブジェクトは、「acme」と称する カンパニーに関連し、「\companies\acme」ディレクトリに含ま れる。「\companies\ajax」ディレクトリは、最初、空である。 「ajax」と称するカンパニーに関連したオブジェクト1701及び1703 に対応するオブジェクトを形成するために、ユーザは、オブジェクトグループコ ピーコマンドを用いて、オブジェクト1701及び1703を「\compan ies\ajax」ディレクトリへコピーし、コピーされた両方のオブジェクト を編集して、「acme」と称するカンパニーに関連させようとする。図17B は、オブジェクトグループコピーコマンドを用いて「\companies\a cme」ディレクトリから「\companies\ajax」ディレクトリへ コピーされたクライエント及びソースオブジェクトを示している。オブジェクト 1701及び1703は、図17Aから不変である。「report.doc」 オブジェクト1701のコピー1711は、「ledger.xls」オブジェ クト1703のコピー1713と同様に、「\companies\ajax」 ディレクトリに形成されている。両コピーオブジェクトは、対応するオリジナル オブジェクトと同じ子孫識別子と、対応するオリジナルオブジェクトとは異なる 区別識別子とを有し、これらコピーをオリジナルと区別している。「repor t.doc」オブジェクトのコピー1711は、厳密なコピーであるから、リン ク1702の厳密なコピー1712を含んでいる。リンクコピー1712からの 矢印で示されたように、リンクコピーは、依然としてオリジナル「ledger .xls」オブジェクト1703に対して解明するのであって、コピー「led ger.xls」オブジェクト1713に対するものではなく、これは、リンク 1712に記憶された区別識別子とは異なる区別識別子を有する。これは殆ど問 題ではないが、オリジナル「ledger.xls」オブジェクト1703及び コピー「ledger.xls」オブジェクト1713は同一のままであり、ユ ーザは、コピー「ledger.xls」オブジェクト1713を直ちに編集し て、リンク1712によりコピー「report.doc」オブジェクト171 1に組み込まれたデータを変更することができる。リンク1712はオリジナル 「ledger.xls」オブジェクト1703に対して解明するので、リンク 1712によりコピー「report.doc」オブジェクト1711に組み込 まれたデータは変化せず、従って、ユーザの期待を裏切ることになる。 図17Cは、ファイルのグループをコピーするときに遭遇するリンク解明問題 をファシリティがいかに克服するかを示している。ファイルのグループをコピー するときに遭遇するリンク解明問題を克服するために、ファシリティは、図17 Cに示すように、コピー「ledger.xls」オブジェクト1713を参照 するようにリンク1712を更新する。これは、コピーされるリンクにおけるデ ータを組み立てながら、グループコピーコマンドを実行し、そしてグループコピ ーコマンドの完了直後に組み立てられたデータに基づいて必要なリンクを更新す ることを含む。グループコピーコマンドを実行する間に、ファシリティは2つの テーブルを構成する。クライエントオブジェクトテーブルは、グループコピーコ マンドによりコピーされる各クライエントオブジェクトに対するエントリーを含 み、これは、クライエントオブジェクトのファイルネームと、クライエントオブ ジェクトにより含まれた各リンクのオブジェクト識別子とを指示する。ソースオ ブジェクトテーブルは、グループコピーコマンドによりコピーされる各ソースオ ブジェクトに対するエントリーを含み、これは、オリジナルソースオブジェクト のオブジェクト識別子と、コピーソースオブジェクトのオブジェクト識別子(こ れは、オリジナルソースオブジェクトと同じ子孫識別子を有するが、オリジナル ソースオブジェクトとは異なる区別識別子を有する)とを指示する。グループコ ピーコマンドが完了する直後に、ファシリティは、クライエントオブジェクトテ ーブルを横切る。クライエントオブジェクトテーブルの各エントリーに対し、フ ァシリティは、各含まれたリンクのオブジェクト識別子を検索する。ファシリテ ィは、ソースオブジェクトテーブルにおいてこのオブジェクト識別子をルックア ップし、このオブジェクト識別子を有するリンクのソースがオブジェクトグルー プコピーコマンドによりコピーされたものであるかどうかを決定する。オブジェ クト識別子がソースオブジェクトテーブルにおいてオリジナルソースオブジェク トのオブジェクト識別子として現れる場合には、リンクのソースはオブジェクト グループコピーコマンドによってコピーされており、ファシリティは、クライエ ントファイルをアクセスするためのクライエントオブジェクトテーブルからのフ ァイルネームを使用して、コピークライエントオブジェクトにおけるリンクのこ のオブジェクト識別子をソースオブジェクトテーブルからのコピーオブジェクト のオブジェクト識別子に対して更新する。 ファシリティがリンクを解明するときに、オブジェクト識別子がリンクのオブ ジェクト識別子に一致するようなオブジェクトを見つけた場合には、ファシリテ ィは、そのオブジェクトに対して直ちに解明する。というのは、所与のオブジェ クト識別子をもつオブジェクトは1つしか存在し得ないからである。一方、オブ ジェクト識別子がリンクのオブジェクト識別子に一致するようなオブジェクトを ファシリティが見つけられない場合は、ファシリティは、子孫識別子がリンクの 子孫識別子に一致するような多数の候補オブジェクトを見つけることができる。 それらの子孫識別子がリンクの子孫識別子と一致するので、全ての候補オブジェ クトはオリジナルソースオブジェクトに関連され、ある方法を用いて、それらの 1つを選択してリンクを解明しなければならない。MatchObjectサブ ルーチンのフローチャートは、サブルーチンがこのようなオブジェクトのリスト を表示することを示し、ファシリティがリンクを解明すべきところのそれらオブ ジェクトの1つをユーザが選択できるようにする。ある状況においては、ファシ リティは、候補オブジェクト及びクライエントオブジェクトに関する情報を用い て1つの候補オブジェクトを自動的に選択できるのが好ましい。例えば、1つの 候補オブジェクトのみがクライエントオブジェクトと同じ所有者を有する場合に は、ファシリティは、その候補オブジェクトを選択する。同様に、1つの候補オ ブジェクトがファイルシステムにおいて他の候補オブジェクトよりもクライエン トオブジェクトに相当に接近しており、即ち他の候補オブジェクトよりも僅かな ディレクトリを経て移動することによりクライエントオブジェクトを含むディレ クトリから到達できる場合には、ファシリティは、その接近したオブジェクトを 選択する。又、1つの候補オブジェクトのパスネームのファイルネーム部分が、 リンクに記憶されたパスネームのファイルネーム部分に一致する場合には、ファ シリティは、このオブジェクトを選択する。 コンピュータシステムの第1ボリュームに記憶されたオブジェクトは、同じコ ンピュータシステム又は異なるコンピュータシステムの第2ボリュームへ移動す ることができるので、リンクを解明するときには、ファシリティは、リンクを含 むオブジェクトが存在するボリューム以外のボリュームにおいてソースオブジェ クトをサーチできるのが好ましい。各々のアクセス可能なボリュームの全処理サ ーチがおそらく最も有効であるが、アクセス可能なボリュームの番号は、100 番代で番号付けされ、全処理サーチを実行不能又は少なくとも不都合なものにす る。むしろ、ファシリティは、ソースオブジェクトを含むおそれの高いボリュー ムをサーチのために選択する。図18は、リンクを解明するためのボリュームサ ーチの進行を示すフローチャートである。この図は、種々の関連するボリューム が好ましくサーチされる順序を示している。シークしたソースオブジェクトがあ る段階において見つかった場合には、サーチプログラムが終了となる。 リンクは、ソースオブジェクトが初期に位置していた1つ以上のパスネームを 含むのが好ましい。リンクに記憶されるパスネームは、クライエントオブジェク トに対するソースオブジェクトの位置を記述する相対的なパスネームと、全ボリ ュームハイアラーキに対するソースオブジェクトの位置を記述する絶対的なパス ネームとの両方を含むのが好ましい。ステップ1801において、ファシリティ は、これらパスネームのいずれかにソースオブジェクトが依然として存在するか どうかを調べるべくチェックする。ステップ1801は、全ボリュームのサーチ を伴わない唯一のサーチ段階であるから、他のサーチ段階の前に行われるのが好 ましい。リンクに記憶されたパスネームを用いてステップ1801においてファ シリティにより見つかったオブジェクトは、それらのオブジェクト識別子をリン クに記憶されたものと比較することにより照合されるのが好ましい。 又、リンクは、ソースオブジェクトを以前に保持したボリュームである暗示ボ リュームの指示も含むのが好ましい。リンクにおけるこの暗示ボリュームは、リ ンクが解明されるたびに更新されるのが好ましい。ステップ1802において、 ファシリティは、ソースオブジェクトに対して暗示ボリュームをサーチする。 ステップ1803において、ファシリティは、全てのローカルボリューム、即 ちコンピュータシステムに含まれた記憶ボリュームであってクライエントオブジ ェクトが存在する全ての記憶ボリュームをサーチする。 各ユーザは、彼又は彼女が通常ソースオブジェクトを記憶するボリュームのリ スト(手動ボリュームリストと称する)を維持するのが好ましい。ステップ18 04では、ファシリティは、ソースオブジェクトに対し手動ボリュームにおいて ボリュームをサーチする。 コンピュータシステムは、そのネットワーク接続を用いて別のコンピュータシ ステムのボリュームへ接続されるたびに、接続ログに入力を行うのが好ましい。 ファシリティは、接続ログを、「レジストリ」と称するソースオブジェクトを含 むおそれのある他のコンピュータシステムのボリュームの自動ボリュームリスト に対するソースとして使用する。ファシリティは、接続ログのエントリがレジス トリに追加されるようにレジストリを維持するのが好ましい。ソースオブジェク トが対応するリモートボリュームにおいて普通に見つかる場合にはレジストリに エントリが保持され、そしてソースオブジェクトが対応するリモートボリューム において滅多に見つからない場合にはエントリが破棄される。ステップ1805 において、ファシリティは、レジストリにおけるボリュームをサーチする。ファ シリティは、ソースオブジェクトを含むおそれのある多数のボリュームをサーチ できるので、ソースオブジェクトを見つける機会は、サーチを行うために必要と されるリソースに対して最適なものとすることができる。図19は、例示的なレ ジストリを示す図である。このレジストリは、一定数のエントリ、ここでは、9 つのエントリ1901−1909を含んでいる。各エントリは、ソースオブジェ クトを含むリモートボリュームへのパス(「その指示」としても知られている) を含む。エントリ1901は、ソースオブジェクトを最も含み易いボリュームへ のパスを含み、エントリ1902は、2番目に含み易いボリュームへのパスを含 み、等々となる。ステップ1805が実行されるときには、ファシリティは、エ ントリ1901で始めて、レジストリの各エントリごとにボリュームのソースオ ブジェクトをサーチする。リモートボリュームの1つにおいてソースオブジェク トが見つかった場合には、そのボリュームのエントリは、レジストリにおいてそ の現在位置から好ましくはレジストリの上部へと上方に移動され、いかなる変位 エントリも1位置だけ下方にシフトする。コンピュータシステムが新たなリモー トボリュームに接続されるときには、ファシリティは、新たなボリュームに対し レジストリにエントリが存在するかどうか調べるべくチェックする。皆無である 場合には、ファシリティは、新たなボリュームへのパスを含むレジストリ、好ま しくはレジストリの中央に新たなエントリ1910を挿入する。これは、挿入ポ イントより下のエントリを各々1位置だけ下方にシフトし、そして最も下のエン トリ1909をレジストリから除去し、即ち「その底部から落下」させる。これ は、ソースオブジェクトがそのボリュームに見つかった場合にそれが底部から落 下する前に新たなエントリを上部へ昇進させる機会を与えることができる。ソー スオブジェクトが規則的に見つかるようなリモートボリュームに対応するエント リをレジストリに保持するための他の解決策も代用できることが当業者に明らか であろう。例えば、ファシリティは、対応するリモートボリュームにおいて見つ かるソースオブジェクトの個数、対応するリモートボリュームにおいてソースオ ブジェクトが見つかる割合、又は対応するリモートボリュームにおいてソースオ ブジェクトが最後に見つかってからの時間に基づいてレジストリのエントリを保 持又は破棄することができる。 ファシリティは、リモートボリュームリストのリストを維持するのが好ましい 。各リモートボリュームリストは、個々のコンピュータシステムに維持され、ソ ースオブジェクトを含み勝ちなボリュームを列挙する。ステップ1806では、 ファシリティは、ソースオブジェクトに対し全てのリモートボリュームリストに おける全てのボリュームをサーチする。又、好ましい実施形態では、ファシリテ ィは、リモートボリュームリストのリストそれ自体をボリュームリストとして用 いて、ソースオブジェクトに対しリストされたリモートボリュームリストを含む ボリュームをサーチする。 ステップ1807では、ファシリティは、ローカルマシンが接続された各マシ ンへサーチ要求を放送する。サーチ要求は、各接続されたマシンがソースオブジ ェクトに対し全てのボリュームをサーチし、そしてコンピュータシステムがソー スオブジェクトを位置決めする場合にローカルマシンに報告を戻すように命令す る。ステップ1807は、比較的多量の処理及びネットワーク転送リソースを消 費する。このように、ファシリティは、このステップを省略するように構成でき るのが好ましい。次いで、ファシリティは復帰となる。 図18に示すステップにおいてファシリティによりサーチするように識別され たあるボリュームは、ソースオブジェクトに対するオブジェクト識別子の維持を サポートしないことがある。これらの「ダウンレベル」ボリュームの場合には、 オブジェクト識別子に基づいてソースオブジェクトをサーチするのではなく、フ ァシリティは、その基準日付及び時刻に基づいてソースオブジェクトをサーチす るのが好ましい。このため、ソースオブジェクトの位置、日付及び時刻がリンク に記憶される。形成日付及び時刻は、詳細な子孫識別子よりも弁別性が悪く、オ リジナルソースオブジェクトをコピーから区別するための区別識別子に対応する 情報を含まないが、それらは、通常はそれらのオブジェクトがコピーされるとき にコピーされるので、子孫の指示を与える。 一般にオブジェクトは成形から削除まで同じ子孫識別子を維持するが、既存の オブジェクトに新たな子孫識別子を指定しなければならない場合もある。ユーザ は、既存の完全なオブジェクトを新たなオブジェクトに対するテンプレートとし てしばしば使用する。即ち、ユーザは、既存の完全なオブジェクトをロードした り、それを編集したり、その構造及びフォーマットのほとんどを残しながらその 内容のほとんどを削除したり、それを新たなネームのもとでセーブしたりするこ とがある。これは、一般に、ファシリティによりオブジェクトの単なるコピーと みなされ、ファシリティは、これに応答して、同じ子孫識別子及び新たな区別識 別子を指定する。しかしながら、これらの「テンプレート状」オブジェクトは、 通常、それらの「テンプレート」とは完全に異なる内容を有し、従って、「テン プレート」オブジェクトに対して形成されたリンクは、「テンプレート状」オブ ジェクトに対して解明されてはならない。それ故、この状況においては、ファシ リティは、新たな子孫識別子及び新たな区別識別子を「テンプレート状」オブジ ェクトに指定する。「テンプレート状」オブジェクトは、その「テンプレート」 オブジェクトの実質的な代替物であると言える。 ファシリティは、コピーされたと思われるオブジェクトが実際にテンプレート 状であったかどうか決定するために発見的手順を用いるのが好ましい。オブジェ クトがロードされたときには、ファシリティは、そのサイズを記録する。オブジ ェクトが新たなネームでセーブされるときには、ファシリティは、オブジェクト のサイズがそれがロードされてから実質的に減少されたか(例えば、その元のサ イズの20%以下)どうか調べるべくチェックする。もしそうであれば、ファシ リティは、セーブされるオブジェクトに新たな子孫識別子及び新たな区別識別子 を指定する。もしそうでなければ、ファシリティは、セーブされるオブジェクト に、ロードされたオブジェクトと同じ子孫識別子及び異なる区別識別子を指定す る。 以上、本発明を好ましい実施形態を参照して説明したが、本発明の精神及び範 囲から逸脱せずに、その形態及び細部に種々の変更又は修正がなされ得ることが 当業者に理解されよう。例えば、ファシリティは、コンピュータシステムに記憶 されないオブジェクト、例えば、物理的な文書又はアートワークの子孫を追跡す ることもできる。更に、異なる構成のオブジェクト識別子が子孫情報を伝えるこ ともできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,JP 【要約の続き】 報も含む。ソースオブジェクトへのリンクを解明すると きに、システムは、リンクに含まれた子孫識別子及び区 別情報を選択する。次いで、システムは、選択された子 孫識別子及び区別情報をもつオブジェクトをサーチす る。選択された子孫識別子及び区別情報をもつオブジェ クトが見つかったときは、システムは、その見つかった オブジェクトへのリンクを解明する。選択された子孫識 別子及び区別情報をもつオブジェクトが見つからなかっ たときには、システムは、選択された子孫識別子をもつ オブジェクトを、選択された区別情報に係わりなくサー チする。選択された子孫識別子をもつオブジェクトが見 つかると、システムは、その見つかったオブジェクトへ のリンクを解明する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コンピュータシステムにおいて共通のオブジェクト形成から派生する複数 のオブジェクトを追跡する方法であって、 オブジェクトを形成し、 上記形成されたオブジェクトの形成を識別するための子孫識別子を発生し、 上記発生された子孫識別子を上記形成されたオブジェクトに関連させ、 上記形成されたオブジェクトをコピーオブジェクトへコピーし、そして 上記形成されたオブジェクトをコピーオブジェクトへコピーするときに、上記 形成されたオブジェクトに関連された子孫識別子を上記コピーオブジェクトに関 連させ、それにより、上記コピーオブジェクトに関連された子孫識別子は、上記 コピーオブジェクトが上記形成されたオブジェクトの形成から派生するものであ ることを指示する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 2.上記コピーオブジェクトを第2のコピーオブジェクトへコピーし、 上記コピーオブジェクトを第2のコピーオブジェクトへコピーするとき、上記 コピーオブジェクトの子孫識別子を上記第2のコピーオブジェクトに関連させ、 それにより、上記第2コピーオブジェクトの子孫識別子は、その第2コピーオブ ジェクトが上記形成されたオブジェクトの形成から派生することを指示する、 という段階を更に備えた請求項1に記載の方法。 3.各オブジェクトごとにオブジェクト識別子を発生し、オブジェクト識別子 は、オブジェクトに関連した子孫識別子と区別識別子とを備え、区別識別子は、 同じ子孫識別子をもつ他の各々のオブジェクトidの区別識別子とは異なり、そ して 上記発生されたオブジェクト識別子を各オブジェクトに関連させる、 という段階を備えた請求項1又は2に記載の方法。 4.上記形成されたオブジェクトをコピーオブジェクトへコピーするときに、 上記形成されたオブジェクト及びコピーオブジェクトの子孫識別子と、上記形成 されたオブジェクト及びコピーオブジェクトの区別識別子とを含むコピーの指示 をコピーログに記憶し、 上記形成されたオブジェクトを削除し、 上記形成されたオブジェクトを削除するときに、上記コピーログからコピーの 指示を検索し、そして 上記コピーオブジェクトの区別識別子を、上記コピーの指示に記憶されたオリ ジナルオブジェクトの区別識別子へと変更する、 という段階を更に備えた請求項3に記載の方法。 5.各オブジェクトごとにオブジェクト識別子を発生し、オブジェクト識別子 は、オブジェクトの形成を識別する子孫識別子と、各コピーオブジェクトごとに オブジェクトのコピーを識別する1つ以上のコピー識別子とを含み、そして 上記発生されたオブジェクト識別子を互いに関連させる、 という段階を更に備えた請求項1又は2に記載の方法。 6.上記発生段階は、上記子孫識別子において日付、時刻及びコンピュータシ ステム識別情報をエンコードする段階を含む請求項1に記載の方法。 7.オブジェクトを形成する上記段階は、予め存在するオブジェクトを実質的 に変更する段階を含む請求項1に記載の方法。 8.各オブジェクトはオブジェクトネームを有し、予め存在するオブジェクト を実質的に変更する上記段階は、 上記予め存在するオブジェクトを再ネーム付けし、そして その再ネーム付けされたオブジェクトのサイズを実質的に減少して、上記予め 存在するオブジェクトが新たに形成されたオブジェクトであると考えられるよう にする、 という段階を含む請求項7に記載の方法。 9.コンピュータシステムにおいてソースオブジェクトへのリンクを解明する 方法であって、上記コンピュータシステムは複数のオブジェクトを有し、各オブ ジェクトは、そのオブジェクトが派生するところの形成を識別する子孫識別子を 有すると共に、同じ子孫識別子をもつオブジェクトを区別するための区別識別子 を有し、上記リンクは、ソースオブジェクトの子孫識別子と区別識別子を含み、 上記方法は、 上記リンクの子孫識別子及び区別識別子を選択し、 上記選択された子孫識別子及び区別識別子をもつオブジェクトをサーチし、 上記選択された子孫識別子及び区別識別子をもつオブジェクトが見つかったと きに、その見つかったオブジェクトを上記リンクのソースオブジェクトとして指 定し、そして 上記選択された子孫識別子及び区別識別子をもつオブジェクトが見つからなか ったときに、上記選択された子孫識別子をもつオブジェクトをサーチし、そして 上記選択された子孫識別子をもつオブジェクトが見つかったときに、その見つか ったオブジェクトを上記リンクのソースオブジェクトとして指定する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 10.上記複数のオブジェクトの各々は形成時刻を有し、この形成時刻は上記 リンクに記憶され、そして更に、 上記リンクに記憶された形成時刻をもつオブジェクトをサーチし、そして 上記リンクに記憶された形成時刻をもつオブジェクトが見つかったときに、そ の見つかったオブジェクトを上記リンクのソースオブジェクトとして指定する、 という段階を備えた請求項9に記載の方法。 11.上記選択された子孫識別子をもつオブジェクトをサーチする上記の段階 は、上記選択された子孫識別子をもつ全てのオブジェクトをサーチし、そして子 孫識別子をもつ1つのオブジェクトのみが見つかった場合に、その見つかったソ ースオブジェクトを上記リンクのソースオブジェクトとして自動的に指定する請 求項9に記載の方法。 12.2つ以上のオブジェクトが見つかった場合は、1つの見つかったオブジ ェクトを選択し、そしてその選択された見つかったオブジェクトを上記リンクの ソースオブジェクトとして指定するという段階を更に備えた請求項9に記載の方 法。 13.上記選択段階はユーザによって行われ、上記見つかったオブジェクトの 少なくとも一部分に関する情報をユーザに表示する段階を更に備えた請求項12 に記載の方法。 14.上記リンクは、上記ソースオブジェクトが初期に位置していたところの パスネームを含み、そして上記選択された子孫識別子及び区別識別子をもつオブ ジェクトをサーチする上記段階は、上記リンクに含まれたパスネームにおいて上 記選択された子孫識別子及び区別識別子をもつオブジェクトをサーチする段階を 含む請求項9に記載の方法。 15.上記オブジェクトは複数のボリュームへと編成され、そして上記サーチ 段階は、 上記ソースオブジェクトが初期に記憶されたところのボリュームに対応する暗 示ボリュームをサーチし、上記暗示ボリュームの識別は、上記リンクに記憶され ており、 ユーザにより維持されるソースオブジェクトをおそらく含むであろうボリュー ムの手動ボリュームリストに記憶された1つ以上のボリュームをサーチし、 ソースオブジェクトをおそらく含むであろうボリュームの1つ以上のリモート ボリュームリストに記憶された1つ以上のボリュームをサーチし、上記リモート ボリュームリストは、リモートコンピュータシステムに記憶され、そしてリモー トボリュームリストのリストによって指示され、そして コンピュータシステムによって自動的に維持されるソースオブジェクトをおそ らく含むであろうボリュームの自動ボリュームリストに記憶された1つ以上のボ リュームをサーチする、 という段階を備えた請求項9に記載の方法。 16.他のコンピュータシステムのボリュームに対してなされた接続のリスト を用いてソースオブジェクトをおそらく含むであろうボリュームの自動リストを 自動的に維持する段階を更に備えた請求項15に記載の方法。 17.暗示ボリュームをサーチし、手動ボリュームリストに記憶された1つ以 上のボリュームをサーチし、1つ以上のリモートボリュームリストに記憶された 1つ以上のボリュームをサーチし、そして自動ボリュームリストに記憶された1 つ以上のボリュームをサーチするという段階をスケジューリングする段階を更に 備え、これにより、暗示ボリュームをサーチする段階は、手動ボリュームリスト に記憶された1つ以上のボリュームをサーチする段階より前に行われ、手動ボリ ュームリストに記憶された1つ以上のボリュームをサーチする段階は、1つ以上 のリモートボリュームリストに記憶された1つ以上のボリュームをサーチする段 階より前に行われ、そして1つ以上のリモートボリュームリストに記憶された1 つ以上のボリュームをサーチする段階は、自動ボリュームリストに記憶された1 つ以上のボリュームをサーチする段階より前に行われるようにした請求項15に 記載の方法。 18.ソースオブジェクトをコピーオブジェクトへコピーするときに、ソース オブジェクト及びコピーオブジェクトの子孫識別子と、上記ソースオブジェクト 及びコピーオブジェクトの区別識別子とを含むコピーの指示をコピーログに記憶 し、 上記ソースオブジェクトを削除し、 上記ソースオブジェクトを削除するときに、上記コピーログからコピーの指示 を検索し、そして 上記コピーオブジェクトの区別識別子を、上記コピーの指示に記憶されたソー スオブジェクトの区別識別子へと変更する、 という段階を更に備えた請求項9に記載の方法。 19.上記ソースオブジェクトはネームを有し、そしてディレクトリ識別子を 有するディレクトリに配置され、更に、 ソースオブジェクトのネームと、ソースオブジェクトが記憶されたディレクト リのディレクトリ識別子とを上記リンクに記憶し、そして 上記リンクに記憶されたディレクトリ識別子を有するディレクトリに位置する リンクに記憶されたネームを有するオブジェクトをサーチする、 という段階を更に備えた請求項9に記載の方法。 20.ソースオブジェクトへのリンクを確立しそして解明するためのコンピュ ータシステムにおける方法であって、 ソースオブジェクトを形成するときに、ソースオブジェクトの形成を識別する ための子孫識別子と、同じ子孫識別子を有する他の各々のオブジェクトから上記 ソースオブジェクトを区別するための区別識別子とを備えたオブジェクト識別子 を発生し、 上記発生されたオブジェクト識別子をソースオブジェクトに関連させ、 上記ソースオブジェクトへのリンクを確立するときに、上記ソースオブジェク トに関連したオブジェクト識別子を含ませ、そして 上記リンクと同じ子孫識別子及び区別識別子を有するオブジェクトを識別する か、又はこのようなオブジェクトが存在しない場合には、上記リンクと同じ子孫 識別子のみを有するオブジェクトを識別することにより、上記ソースオブジェク トへのリンクを解明する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 21.上記関連させる段階は、子孫識別子、区別識別子、及びオブジェクトを アクセスする手段をオブジェクトテーブルに記憶する請求項20に記載の方法。 22.上記コンピュータシステムは、アクセス可能なオブジェクトを含み、そ して更に、 ソースオブジェクトへのリンクを解明するときに、子孫識別子及び区別識別子 がリンクに含まれたものと一致するようなオブジェクトに対し上記アクセス可能 なオブジェクトを先ずサーチし、そして 一致する子孫識別子及び区別識別子をもつアクセス可能なオブジェクトが見つ からない場合に、子孫識別子がリンクに含まれたものに一致するが区別識別子は リンクに含まれたものに一致しないようなオブジェクトに対し上記アクセス可能 なオブジェクトをサーチする、 という段階を更に備えた請求項20に記載の方法。 23.選択された子孫識別子をもつオブジェクトをサーチする上記段階は、選 択された子孫識別子を有する全てのオブジェクトをサーチし、そして子孫識別子 をもつ1つのオブジェクトのみが見つかったときに、その見つかったソースオブ ジェクトをリンクのソースオブジェクトとして自動的に指定する請求項22に記 載の方法。 24.上記サーチ段階中に2つ以上の一致するアクセス可能なオブジェクトが 見つかった場合は、1つの見つかったオブジェクトを選択し、そしてその選択さ れた見つかったオブジェクトをリンクのソースオブジェクトとして指定する請求 項26に記載の方法。 25.上記選択段階はユーザにより行われ、一致するアクセス可能なオブジェ クトの少なくとも一部分に関する情報をユーザに表示する段階を更に備えた請求 項28に記載の方法。 26.上記コンピュータシステムは、アクセス可能なオブジェクトを含み、そ して更に、 ソースオブジェクトへのリンクを解明するときに、子孫識別子がリンクに含ま れた子孫識別子と一致するようなオブジェクトに対し上記アクセス可能なオブジ ェクトをサーチし、 区別識別子が上記リンクに含まれた区別識別子に一致するようなオブジェクト に対し、子孫識別子がリンクに含まれた子孫識別子と一致するようなオブジェク トをサーチし、 区別識別子が上記リンクに含まれた区別識別子に一致するようなオブジェクト が見つかった場合に、その見つかったオブジェクトをアクセスし、そして 区別識別子が上記リンクに含まれた区別識別子に一致するようなオブジェクト が見つからない場合に、子孫識別子がリンクに含まれた子孫識別子に一致するが 区別識別子が上記リンクに含まれた子孫識別子に一致しないようなオブジェクト をアクセスする、 という段階を更に備えた請求項20に記載の方法。 27.ソースオブジェクトに対しクライエントオブジェクトにリンクを確立す るためのコンピュータシステムにおける方法であって、 上記ソースオブジェクトに対しオブジェクト識別子を発生し、このオブジェク ト識別子は、ソースオブジェクトの発生を識別するための子孫識別子と、上記ソ ースオブジェクトと同じ子孫識別子を有する他の各々のオブジェクトから上記ソ ースオブジェクトを区別するための区別識別子とで構成され、そして 上記発生されたオブジェクト識別子を含むリンクをクライエントオブジェクト に書き込み、上記リンクは、上記ソースオブジェクトをサーチするか、又は上記 ソースオブジェクトがアクセスできない場合には上記ソースオブジェクトと同じ 子孫識別子を有するオブジェクトをサーチするのに使用できるものであることを 特徴とする方法。 28.上記発生する段階は、上記子孫識別子において日付、時刻及びコンピュ ータシステム識別情報をエンコードする段階を含む請求項27に記載の方法。 29.シークされたデータオブジェクトをサーチするためのコンピュータシス テムにおける方法であって、 シークされたデータオブジェクトが見つかる1組のアクセス可能な記憶ボリュ ームのうちの以前のサブセットの1つを各々示すエントリーのリストを設け、 特定のシークされたデータオブジェクトに対するサーチ要求を受け取り、 上記エントリのリストのエントリにより指示されたボリュームにおいて上記特 定のシークされたデータオブジェクトをサーチし、そして サーチされたボリュームにおいて上記特定のシークされたデータオブジェクト を位置決めする、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 30.上記設ける段階は、エントリの順序付けされたリストを設ける段階を含 み、該リストは、その順序付けされたリストの第1端における最もあり得るボリ ュームを指示するエントリから、その順序付けされたリストの第2端における最 もあり得ないボリュームを指示するエントリまでの範囲であり、そして上記サー チ段階は、上記特定のシークされたデータオブジェクトが位置決めされるまで、 上記順序付けされたリストの第1端におけるエントリにより指示されたボリュー ムで始めて、上記順序付けされたリストの第2端におけるエントリにより指示さ れたボリュームで終わるようボリュームをサーチする請求項29に記載の方法。 31.シークされたデータオブジェクトが補足的なボリュームにおいて見つか るという指示を受け取り、そして 上記順序付けされたリストの第1端と第2端との間のポイントにおいて上記順 序付けされたリストへ上記補足的ボリュームを指示するエントリを挿入する、 という段階を更に備えた請求項30に記載の方法。 32.特定のシークされたデータオブジェクトが見つかったところのボリュー ムを指示するエントリを上記順序付けされたリストにおけるその現在位置からそ の第1端へ移動して、特定のシークされたデータオブジェクトが見つかったとこ ろのボリュームを最もあり得るボリュームとする、 という段階を更に備えた請求項30に記載の方法。 33.シークされたデータオブジェクトが補足的なボリュームにおいて見つか るという指示を受け取り、そして 上記順序付けされたリストの第1端と第2端との間のポイントにおいて上記順 序付けされたリストへ上記補足的ボリュームを指示する新たなエントリを挿入す る、 という段階を更に備えた請求項32に記載の方法。 34.シークされたデータオブジェクトが補足的なボリュームにおいて見つか るという指示を、上記補足的なボリュームをアクセスする命令に応答して与える 段階を更に備えた請求項33に記載の方法。 35.オブジェクトの更新によりオブジェクトに関連した特性を維持するため のコンピュータシステムにおける方法であって、各オブジェクトはネームを有し ており、上記方法は、 第1のネームを有する第1オブジェクトであって、第1オブジェクトに関する 1つ以上の特性が関連された第1オブジェクトを記憶し、 上記記憶された第1オブジェクトのネームが第2のネームに変更されたという 指示を受け取り、 上記記憶された第1オブジェクトのネームが第2のネームに変更されたという 指示を受け取った後の所定の時間内に、第2オブジェクトのネームが第1のネー ムに変更されたという指示を受け取り、そして 第2オブジェクトのネームが第1のネームに変更されたという指示を受け取る のに応答して、上記第1オブジェクトに関連した特性を上記第2オブジェクトに 関連させる、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 36.情報を記憶する上記段階はオブジェクト識別子を各々記憶する請求項3 5に記載の方法。 37.第1オブジェクトが有効に更新されたことを決定するためのコンピュー タシステムにおける方法であって、第1オブジェクトは、第1ネームと、独特な 識別子と、データとを有し、上記方法は、 第2オブジェクトを形成し、該形成されたオブジェクトは、独特の識別子と、 更新された上記第1オブジェクトのデータとを有し、 上記第1オブジェクトのネームを第2のネームに変更し、 上記第2オブジェクトのネームを上記第1のネームに変更し、そして 上記第1オブジェクトのネームを変更しそして上記第2オブジェクトのネーム を変更する段階が短時間のインターバル内に生じるときに、上記第2オブジェク トが上記第1オブジェクトの更新であることを指示すると共に、上記第2オブジ ェクトの独特の識別子を上記第1オブジェクトの独特の識別子に変更する、 というコンピュータで実施される段階を備えたことを特徴とする方法。 38.オブジェクトに関連した情報をオブジェクトの更新により維持するため のコンピュータシステムにおける方法であって、 第1ネームを有する第1オブジェクトを記憶し、 第1オブジェクトに関連して、第1オブジェクトに関する情報を記憶し、 第1オブジェクトが削除されたという指示を受け取り、 第1オブジェクトが削除されたという指示を受け取る所定時間内に、第1ネー ムを用いて第2オブジェクトが形成されたという指示を受け取り、そして 第1ネームを用いて第2オブジェクトが形成されたという指示を受け取る段階 に応答して、第2オブジェクトに関連して第1オブジェクトに関する情報を記憶 する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 39.第1オブジェクトが削除されたという指示を受け取るのに応答して、最 近削除されたオブジェクトのネームのリストに第1ネームを追加し、 第1オブジェクトが削除されたという指示を受け取るのに応答して、第1ネー ムをハッシュし、 上記ハッシュされた第1ネームを最近削除されたオブジェクトのハッシュされ たネームのリストに追加し、 ネームを有するオブジェクトが形成されたという指示を受け取り、 上記形成されたオブジェクトのネームをハッシュし、 上記形成されたオブジェクトの上記ハッシュされたネームを、ハッシュされた ネームのリストにおける最近削除されたオブジェクトのハッシュされたネームと 比較し、 上記形成されたオブジェクトのハッシュされたネームが、ハッシュされたネー ムのリストにおける最近削除されたオブジェクトのハッシュされたネームの1つ に一致する場合に、上記形成されたオブジェクトのネームをネームのリストにお ける最近削除されたオブジェクトのネームと比較し、そして 上記第2オブジェクトのネームが上記第1ネームと同じである場合に、上記第 1ネームを用いて第2オブジェクトが形成されたという指示を与える、 という段階を更に備えた請求項38に記載の方法。 40.共通のオブジェクト形成から派生する複数のオブジェクトを追跡するた めの装置において、 オブジェクトを形成するためのオブジェクト形成サブシステムと、 上記形成されたオブジェクトの形成を識別するための子孫識別子を発生する子 孫識別子発生器と、 上記発生された子孫識別子を上記形成されたオブジェクトに関連させるための 第1の子孫識別子関連付けサブシステムと、 上記形成されたオブジェクトを1つ以上のコピーオブジェクトへコピーするた めのオブジェクトコピーファシリティと、 上記形成されたオブジェクトに関連された子孫識別子を、上記オブジェクトコ ピーファシリティによって形成された各コピーオブジェクトに関連させるための 第2の子孫識別子関連付けサブシステムとを備え、これにより、上記コピーオブ ジェクトに関連された子孫識別子は、上記コピーオブジェクトが上記形成された オブジェクトの形成から派生することを指示することを特徴とする装置。 41.各オブジェクトごとにオブジェクト識別子を発生するためのオブジェク ト識別子発生器を更に備え、オブジェクト識別子は、オブジェクトに関連した子 孫識別子と区別識別子とを備え、区別識別子は、同じ子孫識別子をもつ他の各々 のオブジェクトidの区別識別子とは異なり、そして 上記発生されたオブジェクト識別子を各オブジェクトに関連させるためのオブ ジェクト識別子関連付けサブシステムを更に備えた請求項40に記載の装置。 42.上記形成されたオブジェクトをコピーオブジェクトへコピーするとき、 上記形成されたオブジェクト及びコピーオブジェクトの子孫識別子と、上記形成 されたオブジェクト及びコピーオブジェクトの区別識別子とを含むコピーの指示 をコピーログに記憶するためのコピーログメモリと、 上記形成されたオブジェクトを削除するためのオブジェクト削除サブシステム と、 上記オブジェクト削除サブシステムが上記形成されたオブジェクトを削除する ときに、上記コピーログメモリに記憶されたコピーログからコピーの指示を検索 するためのコピー指示検索サブシステムと、 上記コピーオブジェクトの区別識別子を、上記コピーの指示に記憶されたオリ ジナルオブジェクトの区別識別子へと変更するための区別識別子変更サブシステ ムとを更に備えた請求項41に記載の装置。 43.上記子孫識別子発生器は、子孫識別子において日付、時刻及びコンピュ ータシステム識別情報をエンコードするためのエンコーダを備えた請求項40に 記載の装置。 44.ソースオブジェクトへのリンクを解明する装置であって、コンピュータ システムは複数のオブジェクトを有し、各オブジェクトは、そのオブジェクトが 派生するところの形成を識別する子孫識別子を有すると共に、同じ子孫識別子を もつオブジェクトを区別するための区別識別子を有し、上記リンクは、ソースオ ブジェクトの子孫識別子と区別識別子を含み、上記装置は、 上記リンクの子孫識別子及び区別識別子をもつオブジェクトをサーチするため の第1サーチシステムと、 選択された子孫識別子及び区別識別子をもつオブジェクトが見つかったときに その見つかったオブジェクトを上記リンクのソースオブジェクトとして指定する ための第1のリンクソースオブジェクト指定システムと、 選択された子孫識別子及び区別識別子をもつオブジェクトが見つからなかった ときに、上記選択された子孫識別子をもつオブジェクトをサーチするための第2 のサーチシステムと、 選択された子孫識別子をもつオブジェクトが見つかったときにその見つかった オブジェクトを上記リンクのソースオブジェクトとして指定するための第2のソ ースオブジェクト指定システムとを備えたことを特徴とする装置。 45.上記第2のサーチシステムは、上記選択された子孫識別子をもつ全ての オブジェクトをサーチする第3サーチシステムであって、子孫識別子をもつ1つ のオブジェクトのみが見つかった場合に、その見つかったソースオブジェクトを 上記リンクのソースオブジェクトとして自動的に指定する第3のサーチシステム を備えた請求項44に記載の装置。 46.上記オブジェクトは複数のボリュームへと編成され、そして上記第1及 び第2のサーチシステムの各々は、 上記ソースオブジェクトが初期に記憶されたところのボリュームに対応する暗 示ボリュームをサーチするための第1サーチサブシステムを備え、上記暗示ボリ ュームの識別は、上記リンクに記憶され、 更に、ユーザにより維持されるソースオブジェクトをおそらく含むであろうボ リュームの手動ボリュームリストに記憶された1つ以上のボリュームをサーチす るための第2サーチサブシステムと、 ソースオブジェクトをおそらく含むであろうボリュームの1つ以上のリモート ボリュームリストに記憶された1つ以上のボリュームをサーチするための第3サ ーチサブシステムとを備え、上記リモートボリュームリストは、リモートコンピ ュータシステムに記憶され、そしてリモートボリュームリストのリストによって 指示され、そして 自動的に維持されるソースオブジェクトをおそらく含むであろうボリュームの 自動ボリュームリストに記憶された1つ以上のボリュームをサーチするための第 4サーチサブシステムを更に備えた請求項44に記載の装置。 47.他のコンピュータシステムのボリュームに対してなされた接続のリスト を用いてソースオブジェクトをおそらく含むであろうボリュームの自動リストを 自動的に維持するための自動ボリュームリスト維持サブシステムを更に備えた請 求項46に記載の装置。 48.上記第1サーチサブシステム、第2サーチサブシステム、第3サーチサ ブシステム、及び第4サーチサブシステムの動作をスケジューリングするための スケジューラを更に備え、上記第1サーチサブシステムは、第2サーチサブシス テムより前に動作し、第2サーチサブシステムは、第3サーチサブシステムより 前に動作し、そして第3サーチサブシステムは、第4サーチサブシステムより前 に動作するようにした請求項46に記載の装置。 49.ソースオブジェクトをコピーオブジェクトへコピーするときに、ソース オブジェクト及びコピーオブジェクトの子孫識別子と、ソースオブジェクト及び コピーオブジェクトの区別識別子とを含むコピーの指示をコピーログに記憶する ためのコピーログメモリと、 ソースオブジェクトを削除するためのソースオブジェクト削除システムと、 ソースオブジェクトを削除するときに上記コピーログからコピーの指示を検索 するためのコピー指示検索システムと、 上記コピーオブジェクトの区別識別子を、上記コピーの指示に記憶されたソー スオブジェクトの区別識別子へと変更するための区別識別子変更システムとを更 に備えた請求項44に記載の装置。 50.ソースオブジェクトへのリンクを確立しそして解明する装置において、 ソースオブジェクトを形成するときに、ソースオブジェクトの形成を識別する ための子孫識別子と、同じ子孫識別子を有する他の各々のオブジェクトから上記 ソースオブジェクトを区別するための区別識別子とを備えたオブジェクト識別子 を発生するオブジェクト識別子発生器と、 上記発生されたオブジェクト識別子をソースオブジェクトに関連させるオブジ ェクト識別子関連付けサブシステムと、 ソースオブジェクトへのリンクを確立するときに、上記ソースオブジェクトに 関連したオブジェクト識別子を含ませるためのオブジェクト識別子包含サブシス テムと、 上記リンクと同じ子孫識別子及び区別識別子を有するオブジェクトを識別する か、又はこのようなオブジェクトが存在しない場合には、上記リンクと同じ子孫 識別子のみを有するオブジェクトを識別することにより、上記ソースオブジェク トへのリンクを解明するためのリンク解明サブシステムとを備えたことを特徴と する装置。 51.ソースオブジェクトをコピーオブジェクトへコピーするとき、ソースオ ブジェクト及びコピーオブジェクトの子孫識別子と、ソースオブジェクト及びコ ピーオブジェクトの区別識別子とを含むコピーの指示をコピーログに記憶するた めのコピーログメモリと、 上記ソースオブジェクトを削除するためのソースオブジェクト削除サブシステ ムと、 上記ソースオブジェクトを削除するときに、上記コピーログからコピーの指示 を検索するためのコピー指示検索サブシステムと、 上記コピーオブジェクトの区別識別子を、上記コピーの指示に記憶されたソー スオブジェクトの区別識別子へと変更するための区別識別子変更サブシステムと を更に備えた請求項50に記載の装置。 52.上記オブジェクト識別子関連付けサブシステムは、子孫識別子、区別識 別子及びオブジェクトのアクセス情報をオブジェクトテーブルに記憶するための 識別子記憶サブシステムを備えている請求項50に記載の装置。 53.上記コンピュータシステムは、アクセス可能なオブジェクトを含み、そ して更に、 ソースオブジェクトへのリンクを解明するときに、子孫識別子及び区別識別子 がリンクに含まれたものと一致するようなオブジェクトに対し上記アクセス可能 なオブジェクトを最初にサーチするための第1サーチサブシステムと、 一致する子孫識別子及び区別識別子をもつアクセス可能なオブジェクトが見つ からない場合に、子孫識別子がリンクに含まれたものに一致するが区別識別子が 上記リンクに含まれたものに一致しないようなオブジェクトに対して上記アクセ ス可能なオブジェクトをサーチするための第2サーチサブシステムとを更に備え た請求項50に記載の装置。 54.上記オブジェクト識別子関連付けサブシステムは、オブジェクト識別子 のサーチを容易にするために、ソースオブジェクトに対するオブジェクト識別子 及びアクセス情報をオブジェクトテーブルに記憶するためのオブジェクト識別子 記憶サブシステムを含み、そして上記第1サーチサブシステム及び第2サーチサ ブシステムは、上記オブジェクトテーブルを読み取る請求項53に記載の装置。 55.上記第2のサーチサブシステムは、選択された子孫識別子をもつ全ての オブジェクトをサーチする第3サーチサブシステムであって、子孫識別子をもつ 1つのオブジェクトのみが見つかった場合に、その見つかったソースオブジェク トを上記リンクのソースオブジェクトとして自動的に指定する第3のサーチサブ システムを備えた請求項54に記載の装置。 56.ソースオブジェクトへのリンクを確立しそして解明する装置において、 ソースオブジェクトへのリンクを確立するときに、ソースオブジェクトへのリ ンクの形成を識別するための子孫識別子と、同じ子孫識別子を有する他の各々の オブジェクトから上記ソースオブジェクトを区別するための区別識別子とを備え たオブジェクト識別子を発生するオブジェクト識別子発生器と、 上記発生されたオブジェクト識別子をオブジェクトに関連させるオブジェクト 識別子関連付けサブシステムと、 ソースオブジェクトへのリンクに、ソースオブジェクトに関連したオブジェク ト識別子を含ませるためのオブジェクト識別子包含サブシステムと、 上記リンクと同じ子孫識別子及び区別識別子を有するオブジェクトを識別する か、又はこのようなオブジェクトがアクセス可能でない場合には、上記リンクと 同じ子孫識別子のみを有するオブジェクトを識別することにより、ソースオブジ ェクトへのリンクを解明するためのリンク解明サブシステムとを備えたことを特 徴とする装置。 57.ソースオブジェクトに対しクライエントオブジェクトにリンクを確立す るための装置において、 ソースオブジェクトの形成を識別するための子孫識別子と、上記ソースオブジ ェクトと同じ子孫識別子を有する他の各々のオブジェクトから上記ソースオブジ ェクトを区別するための区別識別子とで構成されたソースオブジェクトに対する オブジェクト識別子を発生するためのオブジェクト識別子発生器と、 上記ソースオブジェクトをサーチするか、又は上記ソースオブジェクトがアク セスできない場合には上記ソースオブジェクトと同じ子孫識別子を有するオブジ ェクトをサーチするのに使用できる上記発生されたオブジェクト識別子を含むリ ンクをクライエントオブジェクトに書き込むためのリンク書き込みサブシステム とを備えたことを特徴とする装置。 58.アクセス可能な記憶ボリュームの限定されたサブセットにおいてシーク されたデータオブジェクトをサーチするための装置であって、 エントリの順序付けされたリストを記憶するためのレジストリメモリを備え、 各エントリは、シークされたデータオブジェクトを見つけることのできるアクセ ス可能な記憶ボリュームの限定されたサブセットの1つを指示し、順序付けされ たリストは、その順序付けされたリストの第1端における最もあり得るボリュー ムを指示するエントリから、その順序付けされたリストの第2端における最もあ り得ないボリュームを指示するエントリまでの範囲であり、 更に、特定のシークされたデータオブジェクトをサーチする要求を受け取るた めの要求受け取り手段と、 上記特定のシークされたデータオブジェクトが位置決めされるまで、上記順序 付けされたリストの第1端のエントリにより指示されたボリュームで始めて、上 記順序付けされたリストの第2端のエントリにより指示されたボリュームで終わ るように上記順序付けされたリストのエントリで指示されたボリュームにおいて 上記特定のシークされたデータオブジェクトをサーチするためのサーチサブシス テムと、 サーチされたボリュームにおいて上記特定のシークされたデータオブジェクト を位置決めするためのロケータとを備えたことを特徴とする装置。 59.オブジェクトの更新によりオブジェクトに関する情報を維持するための 装置において、 第1のネームを有する第1オブジェクト及び第2のネームを有する第2オブジ ェクトを記憶するためのメモリと、 上記第1オブジェクトに関連して、上記第1オブジェクトに関する情報を記憶 するための情報記憶サブシステムと、 第1オブジェクトのネームが第3ネームに変更されたときを検出し、そしてそ の所定の時間内に、第2オブジェクトのネームが第1のネームに変更されるとき を検出するためのネーム転送モニタと、 第1オブジェクトのネームが第3のネームに変更されそしてその所定の時間内 に第2オブジェクトのネームが第1のネームに変更されることを上記ネーム転送 モニタが検出したときに、第2オブジェクトに関連して第1オブジェクトに関す る情報を記憶するための情報転送サブシステムと、 を備えたことを特徴とする装置。 60.オブジェクトの更新によりオブジェクトに関する情報を維持するための 装置において、 第1のネームを有する第1オブジェクトを含むオブジェクトを記憶するための メモリと、 上記第1オブジェクトに関連して、上記第1オブジェクトに関する情報を記憶 するための情報記憶サブシステムと、 第1オブジェクトが削除されたときを検出し、そしてその所定の時間内に第1 のネームを有する第2オブジェクトが形成されるときを検出するための削除及び 置き換えモニタと、 第1オブジェクトが削除されそしてその所定の時間内に第1のネームを有する 第2オブジェクトが形成されることを上記削除及び置き換えモニタが検出したと きに、第2オブジェクトに関連して第1オブジェクトに関する情報を記憶するた めの情報転送サブシステムと、 を備えたことを特徴とする装置。
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