JPH0950298A - 音声符号化装置及び音声復号化装置 - Google Patents

音声符号化装置及び音声復号化装置

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JPH0950298A
JPH0950298A JP7200996A JP20099695A JPH0950298A JP H0950298 A JPH0950298 A JP H0950298A JP 7200996 A JP7200996 A JP 7200996A JP 20099695 A JP20099695 A JP 20099695A JP H0950298 A JPH0950298 A JP H0950298A
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signal
voice
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input
input signal
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JP7200996A
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Inventor
Atsushi Hotta
厚 堀田
Noriaki Kono
典明 河野
Hisashi Naito
悠史 内藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声符号化装置及び音声復号化装置中の聴感
補正フィルタは、入力信号に周波数重み付けを行うた
め、周波数重み付けをしない信号と比べ歪んだ信号が出
力される。従来は、音声情報であるか非音声情報である
かに拘らず、総て聴感補正フィルタを通していたため、
信号が歪み、データ誤りを生じさせていた。 【解決手段】 入力された入力信号が音声情報か非音声
情報かを例えばSS信号の変化を検出することにより判
別し、判別結果を出力する判別手段5、6を設ける。こ
の判別手段に出力に応じてスイッチ7を切り替え、音声
情報のときは聴感補正フィルタ1を通過させ、また非音
声情報のときは聴感補正フィルタ1を通過しないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、聴感補正フィル
タを用いた音声符号化装置及び音声復号化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多くの音声符号化方式には、量子化雑音
を低減し聴感上の音声品質を向上させるために、聴感補
正フィルタが用いられる。このことは例えば、1982
年4月発行のIEEE通信部会会報(IEEE TRANSACTION
ON COMMUNICATIONS), VOL. COM-30.No.4, 「低ビット
レートにおける音声予測符号化」(Predictive Coding o
f Speech at Low Bit Rates) : BISHNS.S.ATAL著に雑音
整形フィルタについて、また、1986年発行の「16
kb/sのADPCM音声の適応ポストフィルタリング(ADA
PTIVE POSTFILTERING OF 16kb/s-ADPCM SPEECH) : N.S.
JAYANT , V.RAMAMOORTHY著にポストフィルタについて記
述されている。
【0003】音声符号化方式の1例として、雑音整形フ
ィルタの1つである聴覚重み付けフィルタと、ポストフ
ィルタの両者を用いているTTC 標準JT-G728 を挙げるこ
ととする。
【0004】図14は、「JT-G728 低遅延符号励振線形
予測(LD-CELP )を用いた16kbit/s音声符号化方式」
(TTC標準 第〓巻 第3分冊 高位レイヤプロトコ
ル [符号化方式] 平成5年 電信電話技術委員会 編
集)のp.290 に開示されたLD-CELP 符号器の構成を示す
ブロック図である。
【0005】図において、15は均一PCM 変換部、16
はベクトルバッファ、17は励振VQコードブック、18
は利得調整部、19は合成フィルタ,20は聴覚重み付
けフィルタ、21は最小自乗誤差計算部、22はバック
ワード利得適応器、23はバックワード合成フィルタ適
応器である。
【0006】聴感補正フィルタとして、聴覚重み付けフ
ィルタ 20 は数1、数2、数3に示すような伝達関数W
(z)を用いる。
【0007】
【数1】
【0008】
【数2】
【0009】
【数3】
【0010】ここでqi は線形予測係数、γ1 は0.9 、
γ2 は0.6 である。
【0011】ところで、人間の聴覚はある周波数成分が
大きいとその近くの周波数の音が聞こえにくくなる、マ
スキングと呼ばれる特性を持っている。ゆえに、音声ホ
ルマントと呼ばれるパワーの大きい周波数領域の量子化
雑音は、聴覚マスキング効果により小さく感じる。逆に
パワーの小さい周波数領域の量子化雑音は、マスクされ
ずに聞えてしまう。
【0012】そこで、符号化時の量子化雑音をパワーの
大きい周波数領域で大きくし、パワーの小さい周波数領
域で小さくするための周波数重み付けを聴覚重み付けと
いい、音声符号化では通常、マスキング特性に対応した
フィルタを用いる。このフィルタを聴覚重み付けフィル
タと呼び、このフィルタを用いることにより量子化雑音
を低減することができる。
【0013】図15は同じく「JT-G728 低遅延符号励振線
形予測(LD-CELP )を用いた16kbit/s音声符号化方式」
(TTC標準 第〓巻 第3分冊 高位レイヤプロトコ
ル [符号化方式] 平成5年 電信電話技術委員会 編
集)のp.319 に開示されたLD-CELP 復号器の構成を示す
ブロック図である。
【0014】図において、24は励振VQコードブック、
25は利得調整部、26は合成フィルタ、27はポスト
フィルタ、28は出力PCM フォーマット変換部、29は
バックワード利得適応器、30はバックワード合成フィ
ルタ適応器、31はポストフィルタ適応器である。聴感
補正フィルタはポストフィルタ27に相当する。このポ
ストフィルタの内部構成を次の図で示す。
【0015】図16は同じく「JT-G728 低遅延符号励振
線形予測(LD-CELP )を用いた16kbit/s音声符号化方
式」(TTC標準 第〓巻 第3分冊 高位レイヤプロ
トコル[符号化方式] 平成5年 電信電話技術委員会
編集)のp.321 に開示されたポストフィルタの構成を示
すブロック図である。
【0016】図において、32は絶対値合計計算器、3
3はスケーリングファクタ計算器、34は長期ポストフ
ィルタ、35は短期ポストフィルタ、36は絶対値合計
計算器、37は1次低域通過フィルタ、38は出力利得
調整ユニットである。
【0017】聴感補正フィルタとして用いられるポスト
フィルタは、長期ポストフィルタ34 ,短期ポストフィ
ルタ35の従属接続で構成される。長期ポストフィルタ
34は数4に示すような伝達関数Hl (z)を用いる。
【0018】
【数4】
【0019】ここでgl は長期ポストフィルタのスケー
リングファクタ、bは長期ポストフィルタの係数、pは
ピッチ周期である。
【0020】短期ポストフィルタ 35 は数5、数6、数
7に示すような伝達関数Hs (z)を用いる。
【0021】
【数5】
【0022】
【数6】
【0023】
【数7】
【0024】ここでaiは10次LPC 予測係数、μは1次
反射係数に0.15を掛けたものである。
【0025】長期ポストフィルタはピッチ調和周波数間
の周波数構成要素を減衰して、ピッチを強調するフィル
タである。また、短期ポストフィルタはホルマント周波
数間の周波数構成要素を減衰させることによって雑音削
減を達成する。この2つのフィルタを通すことにより、
聴覚重み付けフィルタで取りきれなかった雑音をさらに
低減させることができ、聴感上の音声品質が向上する。
【0026】この聴感補正フィルタを用いた音声符号化
装置及び音声復号化装置の一例を図13に示す。図にお
いて1は符号化装置11内に設けられ、符号化された入
力信号に対し、量子化雑音を低減する聴感補正フィルタ
Aであり、例えば聴覚重み付けフィルタが用いられる。
【0027】2は復号化装置12内に設けられ、復号さ
れた信号に対し聴感上の音声品質を向上させる聴感補正
フィルタBであり、例えばポストフィルタが用いられ
る。3は符号化装置11内に設けられ、入力信号に対し
て例えばLD−CELP方式により符号化する符号化部
であり、聴感補正フィルタAは当該符号化部11内にお
いて量子化雑音を低減する。
【0028】4は復号化装置12内に設けられ、符号化
装置11において符号化された信号が入力され、当該符
号化装置11の符号化に対応して復号化し、復号化信号
を聴覚補正フィルタBに出力する復号化部である。SS
信号は、送信シグナリング信号を示し、符号化装置11
側の電話機等のフックオン・フックオフに応じてその値
が変化するものである。SR信号は、受信シグナリング
信号を示し、復号化装置12側の電話機等のフックオン
・フックオフに応じてその値が変化するものである。
【0029】次に動作を簡単に説明する。符号化装置1
1に入力信号が入力され、当該入力信号は、符号化部3
に取り込まれるとともに符号化される。ここでこの符号
化装置11に入力された入力信号は音声信号及び非音声
信号の双方が含まれる。
【0030】符号化過程にある信号はそれが音声信号で
あるか非音声信号であるかに関わらず、聴感補正フィル
タA1に入力され、量子化雑音を低減するようにフィル
タで重み付け処理され、出力される。聴感補正フィルタ
A1より出力された信号は再度符号化部3において、最
適な符号化データのみが選択され、それが伝送路に送出
される。
【0031】一方、復号化装置12においては、送られ
てきた符号化データは復号化部4に取り込まれ、符号化
装置11において行われた符号化に対応して復号化され
る。復号化装置4において復号化された信号は聴感補正
フィルタB2に通され、聴感上の音声品質を向上する処
理が行われた後、出力信号として出力される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】聴感補正フィルタは聴
感上の音声品質を向上させるが、入力信号に周波数重み
付けを行うため、周波数重み付けをしない信号と比べ歪
んだ信号が出力される。従って、従来の音声符号化装置
及び音声復号化装置は、非音声信号が入力された時も必
ず聴感補正フィルタを通されていたため、非音声信号に
生じる歪みが、データ誤りを生じやすくするという問題
点を有する。
【0033】本発明は、この問題点を解決するためにな
されたものであり、非音声信号入力時の信号伝送特性を
良好にする音声符号化装置及び音声復号化装置を提供す
ることを目的としている。
【0034】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力され
た入力信号を符号化し出力する音声符号化装置におい
て、入力信号が音声情報か非音声情報かについて判別結
果を出力する判別手段と、前記入力信号を聴感補正フィ
ルタを通過させ、出力する第1の経路と、前記入力信号
を聴感補正フィルタを通過させないで出力する第2の経
路と、前記判別結果が音声情報である場合には第1の経
路を選択し、非音声情報である場合には第2の経路を選
択する経路選択手段を備えたものである。
【0035】第2の発明は、第1の発明における判別手
段に、送信シグナリング信号の変化を検出し検出信号を
出力する変化点検出手段と、前記検出信号が出力されて
から一定時間の経過を検出するタイマ手段とを備え、前
記変化点検出手段において送信シグナリング信号の変化
を検出した後、タイマ手段により検出された一定時間、
入力信号を非音声情報と判別するものである。
【0036】第3の発明は、第1の発明における判別手
段に、送信シグナリング信号及び受信シグナリング信号
の変化を検出する変化点検出手段を備え、前記変化点検
出手段において前記送信シグナリング信号の変化を検出
した後、前記受信シグナリングレシーブ信号の変化を検
出するまでの間、入力信号を非音声情報と判別するもの
である。
【0037】第4の発明は、第1の発明における判別手
段に、トーン信号を検出するトーン信号検出手段を備
え、前記トーン信号検出手段においてトーン信号を検出
した場合には、入力信号を非音声情報と判別するもので
ある。
【0038】第5の発明は、第1の発明における判別手
段に、非音声信号を検出する非音声信号検出手段を備
え、前記非音声信号検出手段において非音声信号を検出
した場合には、入力信号を非音声情報と判別するもので
ある。
【0039】第6の発明は、第1の発明における判別手
段に、ファクシミリ信号を検出するファクシミリ信号検
出手段を備え、前記ファクシミリ信号検出手段において
ファクシミリ信号を検出した場合には、入力信号を非音
声情報と判別するものである。
【0040】第7の発明は、伝送路を経て入力される入
力信号を復号化し出力する音声復号化装置において、前
記入力信号が音声情報か非音声情報かを判別し、判別結
果を出力する判別手段と、前記入力信号を聴感補正フィ
ルタを通過させ、出力する第1の経路と、前記入力信号
を聴感補正フィルタを通過させないで出力する第2の経
路と、前記判別結果が音声情報である場合には第1の経
路を選択し、非音声情報である場合には第2の経路を選
択する経路選択手段を備えたものである。
【0041】第8の発明は、第7の発明における判別手
段に、受信シグナリング信号の変化を検出し検出信号を
出力する変化点検出手段と、前記検出信号が出力されて
から一定時間の経過を検出するタイマ手段とを備え、前
記変化点検出手段において受信シグナリング信号の変化
を検出した後、タイマ手段により検出された一定時間、
入力信号を非音声情報と判別するものである。
【0042】第9の発明は、第7の発明における判別手
段に、送信シグナリング信号及び受信シグナリング信号
の変化を検出する変化点検出手段を備え、前記変化点検
出手段において前記受信シグナリング信号の変化を検出
した後、前記送信シグナリング信号の変化を検出するま
での間、入力信号を非音声情報と判別するものである。
【0043】第10の発明は、第7の発明における判別
手段に、トーン信号を検出するトーン信号検出手段を備
え、前記トーン信号検出手段においてトーン信号を検出
した場合には、入力信号を非音声情報と判別するもので
ある。
【0044】第11の発明は、第7の発明における判別
手段に、非音声信号を検出する非音声信号検出手段を備
え、前記非音声信号検出手段において非音声信号を検出
した場合には、入力信号を非音声情報と判別するもので
ある。
【0045】第12の発明は、第7の発明における判別
手段に、ファクシミリ信号を検出するファクシミリ信号
検出手段を備え、前記ファクシミリ信号検出手段におい
てファクシミリ信号を検出した場合には、入力信号を非
音声情報と判別するものである。
【0046】
【発明の実施の形態】
実施例1.本発明の実施例1について図面を参照して説
明する。図1は、本発明の実施例1に係る音声符号化装
置の構成を示すブロック図である。図において、1、
3、11は従来例において説明したものと同一又は相当
部を示す。この実施例における符号化装置11は、前記
SS信号及びSR信号をそれぞれ検出することが可能な
信号線が存在する。
【0047】5は信号線よりSS信号が入力され当該S
S信号の変化点を検出する変化点検出部、6は変化点検
出部5において検出されたSS信号の変化点より起動
し、一定時間、ハイ又はロー信号を出力するタイマ、7
は一方のフィルタオン側端子より聴感補正フィルタA1
の出力信号が入力され、他方のフィルタオフ側端子より
聴感補正フィルタA1を通過しない信号が入力され、い
ずれかの端子から入力された信号をタイマ6からの信号
に応じて選択し、出力するスイッチであり、スイッチ7
の出力は符号化部3に再度入力される。即ち、スイッチ
7は符号化された入力信号を聴感補正フィルタA1によ
る処理を行うかどうかを切り替える機能を持つ。
【0048】図17は、本発明の実施例1に係る音声符
号化装置の動作を示すタイミングチャートである。
【0049】次に動作について図17を参照しながら説
明する。符号化装置11に入力された音声信号及び非音
声信号を含む入力信号は符号化部3に入力され、符号化
処理に入る。そして符号化処理の途中で、その出力信号
は分岐され、一方は聴感補正フィルタA1に、他方はス
イッチ7に直接入力される。聴感補正フィルタA1に入
力された信号は聴感上の音声品質を向上させるために量
子化雑音が低減され、スイッチ7に出力される。
【0050】変化点検出器5では、SS信号の変化を検
出する。SS信号の信号の変化は当該符号化装置11の
入力信号を出力する図示しない電話機においてフックオ
ン状態からフックオフ状態に変化したことを意味する。
即ち、当該電話機により電話をかけようとしている者が
受話器をあげたことが変化点検出器5で検出される。
【0051】変化点検出器5は、SS信号の変化を検出
し、タイマ6に対し、検出信号を出力する。タイマ6は
この検出信号に応じてスイッチ7に対し符号化された入
力信号が入力されるようにその端子を接続するよう、即
ち聴感補正フィルタA1を通過しないように指令する。
それとともにタイマ動作を開始し、一定時間後にスイッ
チ7を符号化された入力信号が聴感補正フィルタA1を
通過するように指令する。
【0052】このタイマ6において聴感補正フィルタA
1を通過させない一定時間は、発呼操作が始まり、ダイ
ヤル情報を運ぶトーン信号が、入力信号として符号化装
置11に総て取り込まれる時間にマージンを加えたもの
を想定して決定される。
【0053】実施例1の場合、図17に示されるように
PB信号がこのトーン信号に相当する。また、フィルタ
をオフにするマージンは送話者が総て電話番号を押し終
る時間に個人差があるため設けられる。従って、当該ト
ーン信号が入力されている間は、スイッチ7がフィルタ
オフ側に接続され、トーン信号が入力された後、スイッ
チ7はフィルタオン側に接続される。
【0054】この実施例1に記載の発明に係る音声符号
化装置は、入力信号が音声情報か非音声情報かを判別
し、判別結果を出力する判別手段と、前記入力信号を聴
感補正フィルタを通過させ、出力する第1の経路と、前
記入力信号を聴感補正フィルタを通過させないで出力す
る第2の経路と、前記判別結果が音声情報である場合に
は第1の経路を選択し、非音声情報である場合には第2
の経路を選択する経路選択手段を備えているので、非音
声信号の聴感補正フィルタによる歪みを軽減し、データ
誤りを生じにくくすることができるという効果を奏す
る。
【0055】この発明における判別手段には上記実施例
1の説明中の変化点検出器5、タイマ6が相当し、また
経路選択手段にはスイッチ7が相当するが、この発明の
構成は実施例1の構成に限定されるものではない。
【0056】さらに判別手段に、シグナリングセンド信
号の変化を検出し検出信号を出力する変化点検出手段
と、前記検出信号が出力されてから一定時間の経過を検
出するタイマ手段とを備え、前記変化点検出手段におい
てシグナリングセンド信号の変化を検出した後、タイマ
手段により検出された一定時間、非音声情報と判別する
ものであるので、非音声信号の聴感補正フィルタによる
歪みを軽減し、データ誤りを生じにくくすることができ
るという効果を奏する。また非音声信号入力時は、聴感
補正フィルタの演算を行わないので、この効果を達成す
る上で演算量を少なくできるという効果も奏する。
【0057】実施例2.次に、本発明の実施例2につい
て図面を参照して説明する。図2は、本発明の実施例2
に係る音声復号化装置の構成を示すブロック図である。
図において、2、4、12は従来例において説明したも
のと同一又は相当部を示す。この実施例における復号化
装置12は、前記SS信号及びSR信号をそれぞれ検出
することが可能な信号線が存在する。
【0058】5は復号化装置12内に設けられ、信号線
よりSR信号が入力され当該SR信号の変化点を検出す
る変化点検出部、6は復号化装置12内に設けられ、変
化点検出部5において検出されたSR信号の変化点より
起動し、一定時間、ハイ又はロー信号を出力するタイ
マ、8は一方のフィルタオン側端子より聴感補正フィル
タB2の出力信号が入力され、他方のフィルタオフ側端
子より聴感補正フィルタB2を通過しない信号が入力さ
れ、いずれかの端子から入力された信号をタイマー6か
らの信号に応じて選択し、出力するスイッチである。即
ち、スイッチ8は符号化された入力信号を聴感補正フィ
ルタB2による処理を行うかどうかを切り替える機能を
持つ。
【0059】次に動作について説明する。復号化装置1
2に入力された音声信号及び非音声信号を含む入力信号
に対応する符号化データは復号化部4に入力され、復号
化処理される。そして、その出力信号は分岐され、一方
は聴感補正フィルタB2に、他方はスイッチ8に直接入
力される。聴感補正フィルタB2に入力された信号は聴
感上の音声品質が向上するよう処理され、スイッチ8に
出力される。
【0060】変化点検出器5では、SR信号の変化を検
出する。SR信号の信号の変化は当該復号化装置12に
対し、符号データを伝送路を介して送信する符号化装置
側に接続された図示しない電話機においてフックオン状
態からフックオフ状態に変化したことを意味する。即
ち、当該電話機により電話をかけようとしている者が受
話器をあげたことが変化点検出器5で検出される。
【0061】変化点検出器5は、SR信号の変化を検出
し、タイマ6に対し、検出信号を出力する。タイマ6は
この検出信号に応じてスイッチ8に対し復号化された信
号が入力されるようにその端子を接続するよう、即ち聴
感補正フィルタB1を通過しないように指令する。それ
とともにタイマー動作を開始し、一定時間経過後にスイ
ッチ8をフィルタオン側に、即ち符号化された入力信号
が聴感補正フィルタB2を通過するように指令する。
【0062】このタイマ6において聴感補正フィルタB
2を通過させない一定時間は、発呼操作が始まり、ダイ
ヤル情報を運ぶトーン信号が符号化装置を介して伝送さ
れ、復号化装置内に総て入力されるまでの時間を想定し
て決定される。従って、当該トーン信号が符号化データ
として入力されている間は、スイッチ7がフィルタオフ
側に接続され、トーン信号が総て入力された後、スイッ
チ7はフィルタオン側に接続される。
【0063】この実施例2に記載の発明に係る音声復号
化装置は、前記入力信号が音声情報か非音声情報かを判
別し、判別結果を出力する判別手段と、前記入力信号を
聴感補正フィルタを通過させ、出力する第1の経路と、
前記入力信号を聴感補正フィルタを通過させないで出力
する第2の経路と、前記判別結果が音声情報である場合
には第1の経路を選択し、非音声情報である場合には第
2の経路を選択する経路選択手段を備えたものであるの
で、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪みを軽減
し、データ誤りを生じにくくすることができるという効
果を奏する。
【0064】この発明における判別手段には上記実施例
2の説明中の変化点検出器5、タイマ6が相当し、また
経路選択手段にはスイッチ8が相当するが、この発明の
構成は実施例2の構成に限定されるものではない。
【0065】さらに判別手段に、受信シグナリング信号
の変化を検出し検出信号を出力する変化点検出手段と、
前記検出信号が出力されてから一定時間の経過を検出す
るタイマ手段とを備え、前記変化点検出手段において受
信シグナリング信号の変化を検出した後、タイマ手段に
より検出された一定時間、非音声情報と判別するもので
あるので、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪みを
軽減し、データ誤りを生じにくくすることができるとい
う効果を奏する。また非音声情報入力時は、聴感補正フ
ィルタの演算を行われないので、この効果を達成する上
で演算量を少なくできるという効果も奏する。
【0066】実施例3.次に、本発明の実施例3につい
て図面を参照して説明する。図3は、本発明の実施例3
に係る音声符号化装置の構成を示すブロック図である。
図において、1、3、7、11は実施例1において説明
したものと同一又は相当部を示す。この実施例における
符号化装置11は、前記SS信号及びSR信号をそれぞ
れ検出することが可能な信号線が存在する。
【0067】5は、信号線よりSS信号が入力され、当
該SS信号の変化点を検出するとともにSR信号も入力
され、当該SR信号の変化点も検出する変化点検出部で
ある。
【0068】次に動作について説明する。符号化装置1
1に入力された音声信号及び非音声信号を含む入力信号
は符号化部3に入力され、符号化処理に入る。そして符
号化処理の途中で、その出力信号は分岐され、一方は聴
感補正フィルタA1に、他方はスイッチ7に直接入力さ
れる。聴感補正フィルタA1に入力された信号は聴感上
の音声品質を向上させるために量子化雑音が低減され、
スイッチ7に出力される。
【0069】変化点検出器5では、SS信号の変化を検
出する。SS信号の信号の変化は当該符号化装置11の
入力信号を出力する図示しない電話機においてフックオ
ン状態からフックオフ状態に変化したことを意味する。
即ち、当該電話機により電話をかけようとしている者が
受話器をあげたことが変化点検出器5で検出される。
【0070】さらに、変化点検出器5は、SR信号の変
化も検出する。SR信号の信号の変化は、当該符号化装
置11より出力された符号データを受信し復号化処理す
る復号化装置に接続された図示しない電話機においてフ
ックオン状態からフックオフ状態に変化したことを意味
する。即ち、当該符号化装置側の電話機から呼び出され
た電話機の受話器をあげられたことが変化点検出器5で
検出される。
【0071】変化点検出器5においてSS信号がフック
オン状態からフックオフ状態に変化した時から、SR信
号がフックオン状態からフックオフ状態に変化するまで
の間、即ち、電話をかける側が受話器をあげた時から、
相手側が受話器をとるまでの間、スイッチ7をフィルタ
オフ側にするよう指令する。これに応じて、スイッチ7
は電話をかける側が受話器をあげた時から、相手側が受
話器をとるまでの間、聴感補正フィルタA1を通さない
ように動作する。電話をかける側が受話器をあげた時か
ら、相手側が受話器をとるまでの間は、音声信号が伝送
されることがなく、非音声信号のみが伝送される。
【0072】相手側が受話器をとることをSR信号がフ
ックオン状態からフックオフ状態に変化することを検出
した後は、符号化された入力信号が聴感補正フィルタA
1により処理され、出力されるようにスイッチ7は制御
される。これにより、相手側が受話器をとり、音声信号
が符号化装置に入力された場合にその入力信号が聴感フ
ィルタA1により処理され、量子化雑音が低減される。
【0073】この実施例3に記載の発明に係る音声符号
化装置は、特に判別手段に、送信シグナリング信号及び
受信シグナリング信号の変化を検出する変化点検出手段
を備え、前記変化点検出手段において前記送信シグナリ
ング信号の変化を検出した後、前記受信シグナリング信
号の変化を検出するまでの間、非音声情報と判別するも
のであるので、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪
みを軽減し、データ誤りが生じにくくすることができる
という効果を奏する。さらにタイマを必要としないため
簡易な構成でこの効果を達成できるという効果も奏す
る。
【0074】実施例4.次に、本発明の実施例4につい
て図面を参照して説明する。図4は、本発明の実施例4
に係る音声復号化装置の構成を示すブロック図である。
図において、2、4、8、12は実施例2において説明
したものと同一又は相当部を示す。この実施例における
復号化装置12は、前記SS信号及びSR信号をそれぞ
れ検出することが可能な信号線が存在する。
【0075】5は、信号線よりSS信号が入力され、当
該SS信号の変化点を検出するとともにSR信号も入力
され、当該SR信号の変化点も検出する変化点検出部で
ある。
【0076】次に動作について説明する。復号化装置1
2に入力された音声信号及び非音声信号を含む入力信号
に対応する符号化データは復号化部4に入力され、復号
化処理される。そして、その出力信号は分岐され、一方
は聴感補正フィルタB2に、他方はスイッチ8に直接入
力される。聴感補正フィルタB2に入力された信号は聴
感上の音声品質を向上するよう処理され、スイッチ8に
出力される。
【0077】変化点検出器5では、SR信号の変化を検
出する。SR信号の信号の変化は電話をかけようとする
図示しない電話機においてフックオン状態からフックオ
フ状態に変化したことを意味する。即ち、当該電話機に
より電話をかけようとしている者が受話器をあげたこと
が変化点検出器5で検出される。
【0078】さらに、変化点検出器5は、SS信号の変
化も検出する。SS信号の信号の変化は、当該復号化装
置12に接続された図示しない電話機においてフックオ
ン状態からフックオフ状態に変化したことを意味する。
即ち、当該符号化装置側の電話機から呼び出された電話
機の受話器があげられたことを変化点検出器5により検
出する。
【0079】変化点検出器5においてSR信号がフック
オン状態からフックオフ状態に変化した時から、SS信
号がフックオン状態からフックオフ状態に変化するまで
の間、即ち、電話をかける側が受話器をあげた時から、
電話を受ける側が受話器をとるまでの間、スイッチ8を
フィルタオフ側にするよう指令する。これに応じて、ス
イッチ8は電話をかける側が受話器をあげた時から、電
話を受ける側が受話器をとるまでの間、聴感補正フィル
タB2を通さないように動作する。電話をかける側が受
話器をあげた時から、電話を受ける側が受話器をとるま
での間は、音声信号が伝送されることがなく、非音声信
号のみが伝送される。
【0080】電話を受ける側が受話器をとることをSS
信号がフックオン状態からフックオフ状態に変化するこ
とを検出した後は、入力された符号化データが聴感補正
フィルタB2により処理され、出力されるようにスイッ
チ8は制御される。これにより、電話を受ける側が受話
器をとり、音声信号が符号化装置に入力された場合にそ
の入力信号が聴感フィルタB2により処理され、聴感上
の音声品質が向上する。
【0081】この実施例4に記載の発明に係る音声復号
化装置は、判別手段に、送信シグナリング信号及び受信
シグナリング信号の変化を検出する変化点検出手段を備
え、前記変化点検出手段において前記受信シグナリング
信号の変化を検出した後、前記送信シグナリング信号の
変化を検出するまでの間、非音声情報と判別するもので
あるので、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪みを
軽減し、データ誤りが生じにくくすることができるとい
う効果を奏する。さらにタイマを必要としないため簡易
な構成でこの効果を達成できるという効果も奏する。
【0082】実施例5.本発明の実施例5について図面
を参照して説明する。図5は、本発明の実施例5に係る
音声符号化装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、1、3、6、7、11は実施例1において説明し
たものと同一又は相当部を示す。
【0083】13は符号化部3により符号化された入力
信号より非音声信号であるトーン信号を検出し、タイマ
6に検出結果を出力するトーン信号検出部である。
【0084】次に動作について説明する。符号化装置1
1に入力された音声信号及び非音声信号を含む入力信号
は符号化部3に入力され、符号化処理される。そして符
号化処理後、その出力信号は分岐され、一方は聴感補正
フィルタA1に、他方はスイッチ7に直接入力される。
聴感補正フィルタA1に入力された信号は聴感上の音声
品質を向上させるために量子化雑音が低減され、スイッ
チ7に出力される。
【0085】トーン信号検出器13は、トーン信号を検
出し、タイマ6に対し、検出信号を出力する。タイマ6
はこの検出信号に応じてスイッチ7に対し符号化された
入力信号が入力されるようにその端子を接続するよう、
即ち聴感補正フィルタA1を通過しないように指令す
る。それとともにタイマ動作を開始し、一定時間後にス
イッチ7を符号化された入力信号が聴感補正フィルタA
1を通過するように指令する。
【0086】このタイマ6において聴感補正フィルタA
1を通過させない一定時間は、発呼操作が始まり、ダイ
ヤル情報を運ぶトーン信号が、入力信号として符号化装
置11に総て取り込まれる時間にマージンを加えたもの
を想定して決定される。従って、当該トーン信号が入力
されている間は、スイッチ7がフィルタオフ側に接続さ
れ、トーン信号が入力された後、スイッチ7はフィルタ
オン側に接続される。
【0087】尚、実施例5では、タイマ6を用いたが、
これに限らず、実施例3で示したようにSR信号の変化
を検出してスイッチ7をフィルタオン側に接続する構成
にしてもよい。
【0088】また、トーン信号を検出できない期間中は
フィルタオンに接続する構成としてもよい。
【0089】この実施例5に記載の発明に係る音声符号
化装置は、特に、トーン信号を検出するトーン信号検出
手段を備え、前記トーン信号検出手段においてトーン信
号を検出した場合には、入力信号を非音声情報と判別す
るものであるので、非音声信号の聴感補正フィルタによ
る歪みを軽減し、データ誤りが生じにくくすることがで
きるという効果を奏する。さらに回線設定に不可欠なト
ーン信号の歪みの発生を防止するので、他の電話機への
発呼を防止することができる。さらにまた、SS信号・
SR信号を用いないため、有線信号のみならず、無線通
信においても適用できる。
【0090】実施例6.本発明の実施例6について図面
を参照して説明する。図6は、本発明の実施例6に係る
音声復号化装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、2、4、6、8、12は実施例2において説明し
たものと同一又は相当部を示す。この実施例における復
号化装置11は有線伝送のみならず、無線伝送において
も用いられる。
【0091】13は復号化部4により符号化されたデー
タより非音声信号であるトーン信号を検出し、タイマ6
に検出結果を出力するトーン信号検出部である。
【0092】次に動作について説明する。復号化装置1
2に入力された音声信号及び非音声信号を含む入力信号
に対応する符号化データは復号化部4に入力され、復号
化処理される。そして、その出力信号は分岐され、一方
は聴感補正フィルタB2に、他方はスイッチ8に直接入
力される。聴感補正フィルタB2に入力された信号は聴
感上の音声品質を向上するよう処理され、スイッチ8に
出力される。
【0093】トーン信号検出器13は、トーン信号を検
出し、タイマ6に対し、検出信号を出力する。タイマ6
はこの検出信号に応じてスイッチ7に対し復号化された
信号が入力されるようにその端子を接続するよう、即ち
聴感補正フィルタB2を通過しないように指令する。そ
れとともにタイマ動作を開始し、一定時間後にスイッチ
7を符号化された入力信号が聴感補正フィルタB2を通
過するように指令する。
【0094】このタイマ6において聴感補正フィルタB
2を通過させない一定時間は、発呼操作が始まり、ダイ
ヤル情報を運ぶトーン信号が符号化装置を介して伝送さ
れ、復号化装置内に総て入力されるまでの時間を想定し
て決定される。従って、当該トーン信号が入力されてい
る間は、スイッチ7がフィルタオフ側に接続され、トー
ン信号が入力された後、スイッチ7はフィルタオン側に
接続される。
【0095】尚、実施例6では、タイマ6を用いたが、
これに限らず、実施例4で示したようにSS信号の変化
を検出してスイッチ8をフィルタオン側に接続する構成
にしてもよい。
【0096】また、トーン信号を検出できない期間中は
フィルタオンに接続する構成としてもよい。
【0097】この実施例6に記載の発明に係る音声復号
化装置は、判別手段に、トーン信号を検出するトーン信
号検出手段を備え、前記トーン信号検出手段においてト
ーン信号を検出した場合には、非音声情報と判別するも
のであるので、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪
みを軽減し、データ誤りを生じにくくすることができる
という効果を奏する。さらに、SS信号・SR信号を用
いないため、有線通信のみならず、無線通信においても
適用できる。
【0098】実施例7.本発明の実施例7について図面
を参照して説明する。図7は、本発明の実施例7に係る
音声符号化装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、1、3、6、7、11は実施例1において説明し
たものと同一又は相当部を示す。この実施例における符
号化装置11は有線伝送のみならず無線伝送においても
用いられる。
【0099】14は入力信号より非音声信号を検出し、
スイッチ7に検出結果を出力する非音声信号検出部であ
る。音声と非音声を識別する手段としては、例えば特開
平3−250961号公報に記載された音声/データ識
別器がある。この例では、電力や零交差数を用いて音声
と非音声を識別している。
【0100】次に動作について説明する。符号化装置1
1に入力された音声信号及び非音声信号を含む入力信号
は符号化部3に入力され、符号化処理に入る。そして符
号化処理の途中で、その出力信号は分岐され、一方は聴
感補正フィルタA1に、他方はスイッチ7に直接入力さ
れる。聴感補正フィルタA1に入力された信号は聴感上
の音声品質を向上させるために量子化雑音が低減され、
スイッチ7に出力される。
【0101】非音声信号検出器14は、非音声信号を検
出し、スイッチ7に対し、検出信号を出力する。スイッ
チ7はこの検出信号に応じて端子が接続される。即ち、
聴感補正フィルタA1を通過しないように接続され、再
度符号化部に入力される。その後、非音声信号検出器1
4が音声を検出した場合には、聴感補正フィルタA1を
通過するようにスイッチ7を切り換える。
【0102】この実施例7に記載の発明に係る音声符号
化装置は、特に、非音声信号を検出する非音声信号検出
手段を備え、前記非音声信号検出手段において非音声信
号を検出した場合には、非音声情報と判別するものであ
るので、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪みを軽
減し、データ誤りを生じにくくすることができるという
効果を奏する。さらに非音声信号そのものを検出するの
で、非音声信号の歪みをより確実に除去することができ
る。さらにまた、SS信号・SR信号を用いないため、
有線通信のみならず、無線通信においても適用できる。
【0103】実施例8.本発明の実施例8について図面
を参照して説明する。図8は、本発明の実施例8に係る
音声復号化装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、2、4、8、12は実施例2において説明したも
のと同一又は相当部を示す。この実施例8における復号
化装置12は、有線伝送のみならず無線伝送においても
用いられる。
【0104】14は復号化部4により復号化された入力
信号より非音声信号を検出し、スイッチ8に検出結果を
出力する非音声信号検出部である。
【0105】次に動作について説明する。復号化装置1
2に入力された音声信号及び非音声信号を含む入力信号
に対応する符号化データは復号化部4に入力され、復号
化処理される。そして、その出力信号は分岐され、一方
は聴感補正フィルタB2に、他方はスイッチ8に直接入
力される。聴感補正フィルタB2に入力された信号は聴
感上の音声品質を向上するよう処理され、スイッチ8に
出力される。
【0106】非音声信号検出器14は、電力・零交差数
等により非音声信号を検出し、スイッチ8に対し、検出
信号を出力する。タイマ8はこの検出信号に応じて復号
化された信号が直接入力されるようにその端子を接続す
るよう、即ち聴感補正フィルタB2を通過しないように
指令する。
【0107】従って、当該非音声信号が入力されている
間は、スイッチ8がフィルタオフ側に接続され、非音声
信号が入力された後、音声信号が入力されている間は、
スイッチ8はフィルタオン側に接続される。
【0108】この実施例8に記載の発明に係る音声復号
化装置は、判別手段に、非音声信号を検出する非音声信
号検出手段を備え、前記非音声信号検出手段において非
音声信号を検出した場合には、非音声情報と判別するも
のであるので、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪
みを軽減しし、データ誤りを生じにくくすることができ
るという効果を奏する。さらに非音声信号そのものを検
出するので、非音声信号の歪みをより確実に除去するこ
とができる。さらにまた、SS信号・SR信号を用いな
いため、有線通信のみならず、無線通信においても適用
できる。
【0109】実施例9.本発明の実施例9について図面
を参照して説明する。図9は、本発明の実施例9に係る
音声符号化装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、1、3、5、7、11は実施例1において説明し
たものと同一又は相当部を示す。この実施例における符
号化装置11は、前記SS信号及びSR信号をそれぞれ
検出することが可能な信号線が存在する。
【0110】9は入力信号よりFAX信号を検出し、ス
イッチ7に検出結果を出力するFAX識別信号判定器で
ある。
【0111】次に動作について説明する。符号化装置1
1に入力された入力信号は符号化部3に入力され、符号
化処理に入る。そして符号化処理の途中で、その出力信
号は分岐され、一方は聴感補正フィルタA1に、他方は
スイッチ7に直接入力される。聴感補正フィルタA1に
入力された信号は聴感上の音声品質を向上させるために
量子化雑音が低減され、スイッチ7に出力される。
【0112】FAX識別信号判定器9は、FAX信号を
検出し、スイッチ7に対し、検出信号を出力する。スイ
ッチ7はこの検出信号に応じてその端子が接続される。
即ち、聴感補正フィルタA1を通過しないように接続さ
れ、再度符号化部に入力される。その後、FAX識別信
号判定器9がFAX信号を検出しない場合には、聴感補
正フィルタA1を通過するようにスイッチ7を切り換え
る。
【0113】この実施例9に記載の発明に係る音声符号
化装置は、判別手段に、ファクシミリ信号を検出するフ
ァクシミリ信号検出手段を備え、前記ファクシミリ信号
検出手段においてファクシミリ信号を検出した場合に
は、非音声情報と判別するものであるので、ファクシミ
リ信号の聴感補正フィルタによる歪みを軽減し、データ
誤りが生じにくくすることができるという効果を奏す
る。さらに、SS信号・SR信号を用いない場合には、
有線通信のみならず、無線通信においても適用できる。
【0114】本実施例ではFAX信号の検出に基づいて
フィルタをオフとし、かつFAX信号の未検出に基づい
てフィルタをオンとしたが、一旦FAX信号を検出した
場合にはその呼は途中で音声通信に切り替わらないの
で、SS信号又はSR信号の変化により、呼が終了する
ことを検出し、それに応じてフィルタをオンとする構成
としてもよい。この場合、図9に示すように変化点検出
器5によりSS信号又はSR信号の変化を検出する。
【0115】実施例10.本発明の実施例10について
図面を参照して説明する。図10は、本発明の実施例1
0に係る音声復号化装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、2、4、5、8、12は実施例2にお
いて説明したものと同一又は相当部を示す。
【0116】9は復号化部4により復号化された入力信
号よりFAX信号を検出し、スイッチ8に検出結果を出
力するFAX識別信号判定器である。
【0117】次に動作について説明する。復号化装置1
2に入力された符号化データは復号化部4に入力され、
復号化処理される。そして、その出力信号は分岐され、
一方は聴感補正フィルタB2に、他方はスイッチ8に直
接入力される。聴感補正フィルタB2に入力された信号
は聴感上の音声品質を向上するよう処理され、スイッチ
8に出力される。
【0118】FAX識別信号判定器9は、FAX信号を
検出し、スイッチ8に検出信号を出力する。スイッチ8
はこの検出信号に応じて符号化データが入力されるよう
にその端子を接続するよう、即ち聴感補正フィルタB2
を通過しないようにする。その後、FAX識別信号判定
器9がFAX信号を検出しない場合には、聴感補正フィ
ルタB2を通過するようにスイッチ8を切り換える。
【0119】この実施例10に記載の発明に係る音声復
号化装置は、判別手段に、ファクシミリ信号を検出する
ファクシミリ信号検出手段を備え、前記ファクシミリ信
号検出手段においてファクシミリ信号を検出した場合に
は、入力信号を非音声情報と判別するものであるので、
非音声信号の聴感補正フィルタによる歪みを軽減し、デ
ータ誤りが生じにくくすることができるという効果を奏
する。さらに、SS信号・SR信号を用いない場合に
は、有線通信のみならず、無線通信においても適用でき
る。
【0120】本実施例ではFAX信号の検出に基づいて
フィルタをオフとし、かつFAX信号の未検出に基づい
てフィルタをオンとしたが、一旦FAX信号を検出した
場合にはその呼は途中で音声通信に切り替わらないの
で、SS信号又はSR信号の変化により、呼が終了する
ことを検出し、それに応じてフィルタをオンとする構成
としてもよい。この場合、図10に示すように変化点検
出器5によりSS信号又はSR信号の変化を検出する。
【0121】実施例11.本発明の実施例11について
図面を参照して説明する。図11は、本発明の実施例1
1に係る音声符号化装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、1、3、6、7、9、11は実施例9
において説明したものと同一又は相当部を示す。この実
施例11における符号化装置11は、有線伝送のみなら
ず無線伝送においても用いられる。
【0122】10は入力信号より信号パワーを検出し、
スイッチ7に検出結果を出力する信号パワー判定器であ
る。
【0123】次に動作について説明する。符号化装置1
1に入力された入力信号は符号化部3に入力され、符号
化処理に入る。そして符号化処理の途中で、その出力信
号は分岐され、一方は聴感補正フィルタA1に、他方は
スイッチ7に直接入力される。聴感補正フィルタA1に
入力された信号は聴感上の音声品質を向上させるために
量子化雑音が低減され、スイッチ7に出力される。
【0124】FAX識別信号判定器9は、FAX信号を
検出し、スイッチ7に対し、検出信号を出力する。スイ
ッチ7はこの検出信号に応じてその端子が接続される。
即ち、聴感補正フィルタA1を通過しないように接続さ
れ、再度符号化部に入力される。
【0125】その後、信号パワー判定器10が信号パワ
ーの低下を検出した後、タイマ6により一定期間の経過
を検出した場合には、聴感補正フィルタA1を通過する
ようにスイッチ7を切り換える。このタイマ6は、FA
X送信中に信号パワーが低下した場合に生じる誤作動を
防止するために設けられている。FAX信号入力時は、
常にスイッチ7がフィルタオフ側になっているので、聴
感補正フィルタA1を通っていないFAX信号の符号化
データを伝送路へ送出できる。
【0126】この実施例11に記載の発明に係る音声符
号化装置は、判別手段に、ファクシミリ信号を検出する
ファクシミリ信号検出手段を備え、前記ファクシミリ信
号検出手段においてファクシミリ信号を検出した場合に
は、非音声信号と判別するものであるので、ファクシミ
リ信号の聴感補正フィルタによる歪みを軽減し、データ
誤りを生じにくくすることができるという効果を奏す
る。
【0127】実施例12.本発明の実施例12について
図面を参照して説明する。図12は、本発明の実施例1
2に係る音声復号化装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、2、4、5、6、8、9、12は実施
例2において説明したものと同一又は相当部を示す。
【0128】10は復号化部4により復号化された入力
信号より信号パワーを検出し、スイッチ8に検出結果を
出力する信号パワー判定器である。
【0129】次に動作について説明する。復号化装置1
2に入力された符号化データは復号化部3に入力され、
復号化処理される。そして、その出力信号は分岐され、
一方は聴感補正フィルタB2に、他方はスイッチ8に直
接入力される。聴感補正フィルタB2に入力された信号
は聴感上の音声品質を向上するよう処理され、スイッチ
8に出力される。
【0130】FAX識別信号判定器9は、FAX信号を
検出し、スイッチ8に検出信号を出力する。スイッチ8
はこの検出信号に応じて符号化データが入力されるよう
にその端子を接続するよう、即ち聴感補正フィルタB2
を通過しないようにする。
【0131】その後、信号パワー判定器10が信号パワ
ーの低下を検出した後、タイマ6により一定期間の経過
を検出した場合には、聴感補正フィルタA1を通過する
ようにスイッチ7を切り換える。このタイマ6は、FA
X送信中に信号パワーが低下した場合に生じる誤作動を
防止するために設けられている。FAX信号入力時は、
常にスイッチ8がフィルタオフ側になっているので、聴
感補正フィルタB2を通っていないFAX信号を出力で
きる。
【0132】この実施例12に記載の発明に係る音声復
号化装置は、判別手段に、ファクシミリ信号を検出する
ファクシミリ信号検出手段を備え、前記ファクシミリ信
号検出手段においてファクシミリ信号を検出した場合に
は、非音声信号と判別するものであるので、ファクシミ
リ信号の聴感補正フィルタによる歪みを軽減し、データ
誤りを生じにくくすることができるという効果を奏す
る。
【0133】
【発明の効果】第1の発明は、入力された入力信号を符
号化し出力する音声符号化装置において、入力信号が音
声情報か非音声情報かを判別し、判別結果を出力する判
別手段と、前記入力信号を聴感補正フィルタを通過さ
せ、出力する第1の経路と、前記入力信号を聴感補正フ
ィルタを通過させないで出力する第2の経路と、前記判
別結果が音声情報である場合には第1の経路を選択し、
非音声情報である場合には第2の経路を選択する経路選
択手段を備えているので、非音声信号の聴感補正フィル
タによる歪みを軽減し、データ誤りを生じにくくするこ
とができるという効果を奏する。
【0134】第2の発明は、第1の発明における判別手
段に、送信シグナリング信号の変化を検出し検出信号を
出力する変化点検出手段と、前記検出信号が出力されて
から一定時間の経過を検出するタイマ手段とを備え、前
記変化点検出手段において送信シグナリング信号の変化
を検出した後、タイマ手段により検出された一定時間、
非音声情報と判別するものであるので、非音声信号の聴
感補正フィルタによる歪みを軽減し、データ誤りを生じ
にくくすることができるという効果を奏する。また非音
声情報入力時には、聴感補正フィルタの演算を行わない
ので、この効果を達成する上で演算量を少なくできると
いう効果も奏する。
【0135】第3の発明は、第1の発明における判別手
段に、送信シグナリング信号及び受信シグナリング信号
の変化を検出する変化点検出手段を備え、前記変化点検
出手段において前記送信シグナリング信号の変化を検出
した後、前記受信シグナリング信号の変化を検出するま
での間、非音声情報と判別するものであるので、非音声
信号の聴感補正フィルタによる歪みを軽減し、データ誤
りを生じにくくすることができるという効果を奏する。
さらにタイマを必要としないため簡易な構成でこの効果
を達成できるという効果も奏する。
【0136】第4の発明は、第1の発明における判別手
段に、トーン信号を検出するトーン信号検出手段を備
え、前記トーン信号検出手段においてトーン信号を検出
した場合には、入力信号を非音声情報と判別するもので
あるので、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪みを
軽減し、データ誤りが生じにくくすることができるとい
う効果を奏する。さらに回線設定に不可欠なトーン信号
の歪みの発生を防止するので、他の電話機への発呼を防
止することができる。
【0137】第5の発明は、第1の発明における判別手
段に、非音声信号を検出する非音声信号検出手段を備
え、前記非音声信号検出手段において非音声信号を検出
した場合には、入力信号を非音声情報と判別するもので
あるので、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪みを
軽減し、データ誤りを生じにくくすることができるとい
う効果を奏する。
【0138】第6の発明は、第1の発明における判別手
段に、ファクシミリ信号を検出するファクシミリ信号検
出手段を備え、前記ファクシミリ信号検出手段において
ファクシミリ信号を検出した場合には、入力信号を非音
声情報と判別するものであるので、ファクシミリ信号の
聴感補正フィルタによる歪みを軽減し、データ誤りを生
じにくくすることができるという効果を奏する。
【0139】第7の発明は、伝送路を経て入力される入
力信号を復号化し出力する音声復号化装置において、前
記入力信号が音声情報か非音声情報かを判別し、判別結
果を出力する判別手段と、前記入力信号を聴感補正フィ
ルタを通過させ、出力する第1の経路と、前記入力信号
を聴感補正フィルタを通過させないで出力する第2の経
路と、前記判別結果が音声情報である場合には第1の経
路を選択し、非音声情報である場合には第2の経路を選
択する経路選択手段を備えたものであるので、非音声信
号の聴感補正フィルタによる歪みを軽減し、データ誤り
を生じにくくすることができるという効果を奏する。
【0140】第8の発明は、第7の発明における判別手
段に、受信シグナリング信号の変化を検出し検出信号を
出力する変化点検出手段と、前記検出信号が出力されて
から一定時間の経過を検出するタイマ手段とを備え、前
記変化点検出手段において受信シグナリング信号の変化
を検出した後、タイマ手段により検出された一定時間、
入力信号を非音声情報と判別するものであるので、非音
声信号の聴感補正フィルタによる歪みを軽減し、データ
誤りを生じにくくすることができるという効果を奏す
る。また非音声情報入力時は、聴感補正フィルタの演算
を行わないので、この効果を達成する上で演算量を少な
くできるという効果も奏する。
【0141】第9の発明は、第7の発明における判別手
段に、送信シグナリング信号及び受信シグナリング信号
の変化を検出する変化点検出手段を備え、前記変化点検
出手段において前記受信シグナリング信号の変化を検出
した後、前記送信シグナリング信号の変化を検出するま
での間、入力信号を非音声情報と判別するものであるの
で、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪みを軽減し
し、データ誤りを生じにくくすることができるという効
果を奏する。さらにタイマを必要としないため簡易な構
成でこの効果を達成できるという効果も奏する。
【0142】第10の発明は、第7の発明における判別
手段に、トーン信号を検出するトーン信号検出手段を備
え、前記トーン信号検出手段においてトーン信号を検出
した場合には、入力信号を非音声情報と判別するもので
あるので、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪みを
軽減し、データ誤りが生じにくくすることができるとい
う効果を奏する。
【0143】第11の発明は、第7の発明における判別
手段に、非音声信号を検出する非音声信号検出手段を備
え、前記非音声信号検出手段において非音声信号を検出
した場合には、入力信号を非音声情報と判別するもので
あるので、非音声信号の聴感補正フィルタによる歪みを
軽減し、データ誤りを生じにくくすることができるとい
う効果を奏する。
【0144】第12の発明は、第7の発明における判別
手段に、ファクシミリ信号を検出するファクシミリ信号
検出手段を備え、前記ファクシミリ信号検出手段におい
てファクシミリ信号を検出した場合には、非音声情報と
判別するものであるので、非音声信号の聴感補正フィル
タによる歪みを軽減し、データ誤りが生じにくくするこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の音声符号化装置を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の実施例2の音声復号化装置を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の実施例3の音声符号化装置を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明の実施例4の音声復号化装置を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明の実施例5の音声符号化装置を示すブロ
ック図である。
【図6】本発明の実施例6の音声復号化装置を示すブロ
ック図である。
【図7】本発明の実施例7の音声符号化装置を示すブロ
ック図である。
【図8】本発明の実施例8の音声復号化装置を示すブロ
ック図である。
【図9】本発明の実施例9の音声符号化装置を示すブロ
ック図である。
【図10】本発明の実施例10の音声復号化装置を示す
ブロック図である。
【図11】本発明の実施例11の音声符号化装置を示す
ブロック図である。
【図12】本発明の実施例12の音声復号化装置を示す
ブロック図である。
【図13】従来の音声符号化復号装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図14】従来の音声符号化装置の構成を示すブロック
図である。
【図15】従来の音声復号化装置の構成を示すブロック
図である。
【図16】従来の音声復号化装置の聴感補正フィルタの
構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の実施例1を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 聴感補正フィルタA、2 聴感補正フィルタB、3
符号化部、4 復号化部、5 SS,SR信号変化点
検出器、6 タイマ、7 聴感補正フィルタAオン/オ
フ切り替えスイッチ、8 聴感補正フィルタBオン/オ
フ切り替えスイッチ、9 FAX識別信号判定器、10
信号パワー判定器、11 音声符号化装置、12 音
声復号化装置、13 トーン信号検出器、14 非音声
信号検出器。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された入力信号を符号化し出力する
    音声符号化装置において、前記入力信号が音声情報か非
    音声情報かについて判別結果を出力する判別手段と、前
    記入力信号を聴感補正フィルタを通過させ、出力する第
    1の経路と、前記入力信号を聴感補正フィルタを通過さ
    せないで出力する第2の経路と、前記判別結果が音声情
    報である場合には第1の経路を選択し、非音声情報であ
    る場合には第2の経路を選択する経路選択手段を備えた
    音声符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、送信シグナリングセン
    ド信号の変化を検出し検出信号を出力する変化点検出手
    段と、前記検出信号が出力されてから一定時間の経過を
    検出するタイマ手段とを有し、前記変化点検出手段にお
    いて送信シグナリング信号の変化を検出した後、タイマ
    手段により検出された一定時間、入力信号を非音声情報
    と判別することを特徴とする請求項1記載の音声符号化
    装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、送信シグナリング信号
    及び受信シグナリング信号の変化を検出する変化点検出
    手段を有し、前記変化点検出手段において前記送信シグ
    ナリング信号の変化を検出した後、前記受信シグナリン
    グ信号の変化を検出するまでの間、入力信号を非音声情
    報と判別することを特徴とする請求項1記載の音声符号
    化装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、トーン信号を検出する
    トーン信号検出手段を有し、前記トーン信号検出手段に
    おいてトーン信号を検出した場合には、入力信号を非音
    声情報と判別することを特徴とする請求項1記載の音声
    符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段は、非音声信号を検出する
    非音声信号検出手段を有し、前記非音声信号検出手段に
    おいて非音声信号を検出した場合には、入力信号を非音
    声情報と判別することを特徴とする請求項1記載の音声
    符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記判別手段は、ファクシミリ信号を検
    出するファクシミリ信号検出手段を有し、前記ファクシ
    ミリ信号検出手段においてファクシミリ信号を検出した
    場合には、入力信号を非音声情報と判別することを特徴
    とする請求項1記載の音声符号化装置。
  7. 【請求項7】 伝送路を経て入力される入力信号を復号
    化し出力する音声復号化装置において、前記入力信号が
    音声情報か非音声情報かについて判別結果を出力する判
    別手段と、前記入力信号を聴感補正フィルタを通過さ
    せ、出力する第1の経路と、前記入力信号を聴感補正フ
    ィルタを通過させないで出力する第2の経路と、前記判
    別結果が音声情報である場合には第1の経路を選択し、
    非音声情報である場合には第2の経路を選択する経路選
    択手段を備えた音声復号化装置。
  8. 【請求項8】 前記判別手段は、受信シグナリング信号
    の変化を検出し検出信号を出力する変化点検出手段と、
    前記検出信号が出力されてから一定時間の経過を検出す
    るタイマ手段とを有し、前記変化点検出手段において受
    信シグナリング信号の変化を検出した後、タイマ手段に
    より検出された一定時間、非音声情報と判別することを
    特徴とする請求項7記載の音声復号化装置。
  9. 【請求項9】 前記判別手段は、送信シグナリング信号
    及び受信シグナリング信号の変化を検出する変化点検出
    手段を有し、前記変化点検出手段において前記受信シグ
    ナリング信号の変化を検出した後、前記送信シグナリン
    グ信号の変化を検出するまでの間、入力信号を非音声情
    報と判別することを特徴とする請求項7記載の音声復号
    化装置。
  10. 【請求項10】 前記判別手段は、トーン信号を検出す
    るトーン信号検出手段を有し、前記トーン信号検出手段
    においてトーン信号を検出した場合には、入力信号を非
    音声情報と判別することを特徴とする請求項7記載の音
    声復号化装置。
  11. 【請求項11】 前記判別手段は、非音声信号を検出す
    る非音声信号検出手段を有し、前記非音声信号検出手段
    において非音声信号を検出した場合には、入力信号を非
    音声情報と判別することを特徴とする請求項7記載の音
    声復号化装置。
  12. 【請求項12】 前記判別手段は、ファクシミリ信号を
    検出するファクシミリ信号検出手段を有し、前記ファク
    シミリ信号検出手段においてファクシミリ信号を検出し
    た場合には、入力信号を非音声情報と判別することを特
    徴とする請求項7記載の音声復号化装置。
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