JPH09502397A - 切削チップ - Google Patents

切削チップ

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JPH09502397A
JPH09502397A JP7508892A JP50889294A JPH09502397A JP H09502397 A JPH09502397 A JP H09502397A JP 7508892 A JP7508892 A JP 7508892A JP 50889294 A JP50889294 A JP 50889294A JP H09502397 A JPH09502397 A JP H09502397A
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シュタルヴィッツ エルヴィン
アグスティン パヤ ホセ
マーダー クラウス
レツコフスキー ディルク
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、被削物(36)の切削加工、特に、旋削、フライス削り、突切り、穴あけのための切削チップ(100;200)であって、切削チップの上下面の少なくとも一方の面が、少なくとも1つの切刃(26)を備えたすくい面を形成しおり、かつ切削チップの環状の側面が少なくとも1つの逃げ面(29)を形成している形式のものに関する。切削効果の改善のために、逃げ面(29)に、切刃(26;34)から間隔を置いて単数又は複数の凹所(32)を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 切削チップ 本発明は、工作物の切削加工、特に、旋削、フライス削り、突切り、穴あけの ための切削チップであって、切チップの上下面の少なくとも一方の面が、少なく とも1つの切刃を備えたすくい面を形成し、かつ切削チップの環状の側面が少な くとも1つの逃げ面を形成している形式にもの関する。 この種の切削チップは、多くの場合、0°から30°までの逃げ角の平らな逃 げ面を有している。 ヨーロッパ特許公開第0457488A1号明細書には、4つのノーズを有す るボール盤用のチップが開示されている。この切削チップの相対する側の2つの 逃げ面が、ノーズに続くそれぞれ1つの突出部、傾斜したフランク、及び突出部 に対して引っ込められた部分を有している。この引っ込められた部分は、7°か ら20°までの正の第1の角度(erster positiver Winkel)で切刃に続く第1区 域と、底部下側縁部に続いて、明らかに小さな正の第2の角度で傾斜する第2区 域と、該区域を互いに結合する第3区域とから成っている。この下側の第2区域 は、広い面積を有し、ボール盤の工具支持部の側壁に対する接触部として役立っ ている本発明を防止するようになっている。 切刃の安定化のためには、すくい面への負相(negative Phase)の配置若しく は逃げ角の最小化が提案されている。 ドイツ特許公開第3839804A1号明細書には、特に、仕上げカッタヘッ ド用のスローアウエイチップが、図示して、説明してある。このスローアウェイ チップは、フライス削り時に特に滑らかな、条線や条溝のない表面を得る目的の ものである。このスローアウエイチップは、相応に湾曲したすくい面の切刃長さ よりも著しく大きな半径の湾曲した切刃及び平らな支持面を有しており、支持面 の輪郭は、放物線状、又は双曲線状である。 ヨーロッパ特許公開第0414241A1号明細書に開示された切削チップの すくい面は、切刃を中断する横断面台形の凹所を有しており、この凹所に続いて 、逃げ面に、その全長にわたって、切刃に対して直角に延びる溝が設けられてい る。 ドイツ実用新案第7600988号明細書に示された切削チップは、歯の付け られた切刃成形部(Schneidkantenprofil)を有しており、歯が同じく逃げ面全体 ににわたって延びている。同じことが、ヨーロッパ特許第0141576B1号 明細書及びアメリカ合衆国特許第5158401A号明細書に記載の切削チップ の構成にも当てはまる。 また、ヨーロッパ特許第0213494号明細書は 、切刃法線方向に先細の幅の溝を開示している。更に、ヨーロッパ特許第009 4921号明細書は、相対する側面に溝の備えられた切削チップを開示しており 、この場合、これらの溝の側壁の1つが、他方の側壁に対して傾斜して延びてお り、切刃に対する異なる平行線の異なる台形幅が生ぜしめられる。 ヨーロッパ特許公開第0534450A2号明細書に記載された切削チップは 、逃げ面に底部まで達してそこの縁部を中断する凹所を有しており、凹所は最大 の摩耗ランド幅の2倍に相当する深さを有している。これら凹所は、冷却媒体を 切刃近傍まで送る働きをするだけのものである。 従って、本発明の課題は冒頭に述べた形式の切削チップの幾何形状を最適化し て、その切削作用を改善することにある。この場合、切削特性が改善された案内 及び振動の低減によって安定化されるようにして、特に逃げ面の摩耗の低減、び びり傾向の低減、(機械主軸に対する垂直方向の)切削法線力の低減が達成され て、これによって工具寿命が延ばされるようにしたい。さらに、摩耗ランド幅の 制限も達成されたい。さらに、切削チップが、出来るだけ粉末冶金法を用いて、 焼結及び又は熱間等圧プレスにより後加工なしに製造可能であるようにしたい。 前記課題は、請求の範囲第1項に記載の構成によって解決された。 この場合、逃げ面が該逃げ面に配属された切刃に対して所定の間隔を置いて、 0.03mmから0.3mmまでの深さの凹所及び又は隆起部として構成された 同じ構造若しくは異なる構造の単数若しくは複数の逃げ面エレメント(Freiflaec henelement)を有している。これによって、摩耗傾向が低減され、逃げ面が切刃 縁部に沿って若しくは逃げ面に沿って垂直断面で異なる逃げ角を有している。移 行部は、凹状、凸状若しくは直線であってよい。 少なくとも1つの逃げ面エレメントが、有利には凸状若しくは凹状、即ちトラ フ状に湾曲させられている。 本発明の特有の構成により、切刃に隣接する逃げ面が、切削作業時に被削物に 接触する接触区域を有している。この接触区域は、ほぼ同じ高さで切刃の下側に 位置し、0.05mmの最小高さを有している。有利には、凹所は接触区域内ま で達し、即ち、接触区域の下側部分を中断していてよい。 前記凹所は、極めて種々の逃げ面形状で形成されていてよい。しかしながら有 利には、逃げ面は湾曲させられているか、若しくは少なくとも1つの接触区域を 有しており、該接触区域が、凹所のところまでほぼ平らであり、該接触区域に、 大きな正角(positiver Winkel)を成して次の逃げ面部分(Freiflaechenstueck) が続いている。 本発明の構成では、接触区域の高さ及び又は切刃から凹所までの間隔が、0. 05mmから1mmまで、有利には0.2mmまでである。逃げ面エレメントと しての隆起部が、切刃まで達しているか、若しくは切刃に対して1.5mmまで の間隔を有している。この間隔は、有利には、0.1mmから1mmまでである 。 接触区域の正の第1の逃げ角は、続く逃げ面部分の逃げ角よりも5°大きく、 場合により(球状の構成の際の)変化可能な接線角(Tangentialwinkel)として測 定される第2の逃げ角は5°と30°との間にある。 逃げ面エレメントは、−平面図で見て−有利には円形、長方形、3角形、長円 形、若しくは長楕円形であり、この場合、一実施例では、凹所の縦軸線が、逃げ 面上の切刃法線に対して0°と45°との間の角度、有利には0°から10°ま での角度を成している。該凹所は、縦軸線が互いに平行に、若しくは傾斜するよ うに配置されていてよい。有利には、凹所の断面形が、半球形頭部を備えた円筒 体、円錐体、若しくはその他の回転対称体の一部分として規定された横断面形状 であって、有利には0.5mmと20mmとの間、更に有利には7mmと14m mとの間の直径を有している。凹所は同じ長さでもよく、若しくは異なる長さで もよい。逃げ面エレメント、特に凹所が、底面まで延ばされていてよく、若しく は底面に隣接するところまで達していて、これによって間隔が0mmになり、有 利には間隔は、逃げ面高さの2分の1までであり、若しくは0.5mmと1mm との間にある。 本発明の特有の構成では、逃げ面エレメントの、切刃に対して平行に測定され た幅が、切刃長さの1/10から1/3までであり、及び又は、凹所の同一線上 で測定した間隔が切刃長さの1/10から1/2までである。前記間隔及び幅が 逃げ面当りの凹所数を必然的に規定する。 本発明の別の構成では、逃げ面エレメントの幅及び又は間隔が、逃げ面全体に わたって同じ大きさである。しかしながら凹所は、切削条件を最適にするために 、互いに異なる幅及び又は異なる間隔を有していてよい。特に、凹所のすべての 幅及び間隔が互いに異なる寸法を有していてよい。しかしながら有利には、凹所 は、切刃中心法線を基準として対称に逃げ面に配置されてい。 逃げ面エレメントとしての隆起部としては、角錐形又は切頭角錐形が有利であ る。このような形状は、規則的でも不規則的でもよく、また非対称的でもよく、 特に長い2つの底辺を有しており、該底辺は、互いに5°から30°まで、有利 には10°から20°までの角度で傾斜しているのに対して、短い底辺は、互い に、かつ切刃に対して平行に位置している。本発明の別の構成では、隆起部は、 くさび形であり、四面体の傾斜した2つの側面の交線としての上方の稜線を有し ており、この場合、稜線の終端点が、それぞれ傾斜した3角形の側面の頂点をな している。切頭角錐頂面(Pyramidenstumpfdachflaeche)が、平面状又は穹窿状に 構成されていてよく、若しくは稜線が、直線状又は曲線状に構成されていてよい 。有利には、この穹窿又は曲線は、(一様に)凸状若しくは凹状である。本発明 の別の構成では、切頭角錐が、平面図で見て、その縦軸線を基準として鏡面非対 称(spiegelasymmetrisch)に構成されていてよい。同じように、角錐頂面が逃げ 面に対して斜めに向けられていてよい。角錐若しくは切頭角錐の側面は、平面状 に構成され若しくは軽く凸状もしくは凹状に湾曲して構成されていてよい。有利 には、角錐若しくは切頭角錐の側面を制限するエッジが、それぞれ面取りされて いる。共通の稜線を有さない2つの角錐側面間の傾斜が、30°と60°との間 、有利には35°と50°との間にある。 本発明の有利な一実施例では、逃げ面が、垂直断面で見て異なる逃げ角を有し ており、特に、接触区域が、その高さ方向で見て平らであって、正の第1の逃げ 角を有している。これに正の第2の逃げ角の逃げ面区域が続いており、第2の逃 げ角が場合によっては変化可能な逃げ角(variabler Freiwinkel)として構成され ていて、5°と30°との間にあり、有利には第1の逃げ角より2°から5°小 さくなっている。異なる逃げ角で形成された逃げ面区域間の移行部が、凹状、凸 状、及び又は直線状に構成される。 本発明の実施例を図面につき説明する。 図面: 図1は、4つの切刃を備えた本発明の第1切削チップの斜視図である。 図2は、球形逃げ面に凹所を有する切削チップの別の実施例の斜視図である。 図2aは、図2のA‐A線に沿った断面図である。 図2bは、図2のB‐B線に沿った断面図である。 図2cは、逃げ面縁部の部分側面図である。 図3は、球状の逃げ面を備えた突切り工具形式の切削チップの別の実施例を示 す斜視図である。 図3aは、図3の切削チップの、軸の突切り加工状態の側面図である。 図4及び図5は、逃げ面内の異なる寸法の凹所を備えた切削チップの側面図で ある。 図6は、逃げ面内の傾斜角の異なる凹所を備えた切削チップの側面図である。 図6aは、図6のA‐A線に沿った断面図である。 図6bは、図6のB‐B線に沿った断面図である。 図7及び図8は、切削チップの別の実施例の斜視図である。 図9は、逃げ面の種々の隆起部を示す図である。 図1に、切削チップ100の一実施例が示してある。本発明の対象とする切削 チップは、さまざまな形態 、特に方形、斜方形(rhombisch)、3角形、円形、若しくは6角形の形状を有し ていてよい。また、突切り工具(Stechwerkzeug)25としての構造(図3)も可 能である。前述の各切削チップは、少なくとも1つの切刃26を有している。切 刃26は、直線形、凸状曲線形、凹状曲線形、若しくは波形に構成されていてよ い。切刃26は、側部をノーズ(Schneidecke)27により制限され、更に、すく い面28と逃げ面29との間の境界線を成しており、逃げ面が、本発明に基づき 切刃へ向かって垂直方向で湾曲して延びるように構成されている。切削チップ2 0〜25はすくい面に溝形状の切屑フォーマ(Spanformelement)、若しくは隆起 した切屑フォーマ30を有している。すくい面は、その中心に向かってくぼむよ うに構成されるか、若しくは隆起した中心部31として構成されていてよい。図 1では、隆起した中心部31から縦リブ(Laengsrippe)30がすくい面の対角線 を基準として鏡面対称的(spiegel-symmetrisch)に延びていて、切刃26の方向 に向いている。これらの縦リブ及びくさび(Keil)30の構成は、ドイツ連邦共和 国特許第4136417.1号明細書に記載してある。 切削チップ100の別の実施例(図2参照)では、逃げ面29が凹所32を有 しており、これら凹所の形状は、図2に示してあるように、上方へ向かって円錐 形に先細に延びるようになっているか、長円形も若し くは長楕円形であってよく、このことは図4〜図6の説明で更に触れる。この場 合、切刃の法線Nに対する縦中心軸線Mの傾きは、0°〜±30°の角度αを有 している。逃げ面は、図2に示してあるように、球形に構成されているか、若し くは−図2aの断面図に示してあるように−逃げ面エレメント領域(Freiflae-ch enelementbereich)を除いて、平ら(eben)であってよい。図2aの断面図に示す 平らな逃げ面29は、切刃の法線Nに対して所定の角度α1を有している。図2 bに示してあるように、凹所32の、底面(Basis)321を逃げ面29内へ移行 させる上縁が、切刃26に対して間隔h1を有している。 特に切削チップは、逃げ面が高さh2(図2c)にわたって被削材と接触する ように、換言すれば接触区域33を有するように構成されていてよい。接触区域 33の高さh2は、間隔h1と少なくとも同じ値であるか、若しくは大きな値で あってもよく、従って凹所32が平らな若しくは湾曲した接触区域33を部分的 に中断することになる。この場合、凹所32は図2cに示してあるように、垂直 線(Vertikalerstreckung)に対して角度α2(>α1)をなしてほぼ直線的に延 びる。 突切りチップ(Stecheinsatz)25としての切削チップ200の図3に示す実施 例の場合には、突切りチップが主切刃34を備えており、この主切刃に、逃げ面 の高さh2の既述の接触区域33が続いている。図3か ら明らかなように、回転数nで矢印37の方向に回転する被削材36の加工時に は、切削チップは、その球形の凸面に基づき逃げ面の接触区域33でのみ被削材 に接触している。切削チップは、鋭角をなして延びる副切刃(Nebenschneidkante )38を有している。切削チップは、さらにランドを備えているか、若しくは図 示してあるように、リブ状の切屑フォーマ30を有している。図示の実施例の場 合、垂直に主切刃中央へ向いた1つの切屑フォーマだけが設けられている。ノー ズで拡大された幅を有していてかつ主切刃中央方向並びに副切刃の方向に向かっ て先細になるランド39の後方に、切屑フォーマくぼみ(Spanformmulde)40が 設けられている。突切りチップ25は、送りfにより移動せしめられる。図示し てあるように、接触区域33は溝の突切り加工に際して被削材36に滑り区域(G leitzone)41を形成する。接触区域の高さh2は、逃げ面の摩滅の増大に伴っ て増加する。 逃げ面全体が複数の逃げ面エレメント(Freiflae-chenelement)で以て構成され ていてよく、このことは図4〜図6cを用いて詳細に触れる。 逃げ角の異なる2つの区域で以て形成された逃げ面29には、異なる幅b1の 長楕円形(laenglich-oval)の凹所32が設けられおり、凹所の幅は、逃げ面内の 切刃中心法線(Schneidkantenmittelnormale)からノーズに向かって減少しており 、即ち、凹所32は幅を次 第に狭められている。同様に、凹所32の符号47で示す間隔b2も、それぞれ ノーズに向かって小さい値に変化している。図4の凹所32は、互いに同じ長さ でかつ、切刃ないし底面に対して同じ距離を有している。 図5の、等間隔(aequidistant)でかつ同じに構成された凹所32は、互いに異 なる長さを有しており、従って、切刃若しくは底面に対する異なる間隔h1,h 2が生じている。もちろん、これらの凹所も異なる長さの状態で、本発明に基づ き、図4に示してあるように、異なる幅及び異なる間隔を有するようにすること も考えられる。高さh1の有利な寸法は、0.05mmから0.2mmまでであ るのに対して、間隔h2の有利な寸法は0.5mmから1mmまでである。凹所 32の幅は有利には、切刃長さの1/10から1/3までの寸法であるのに対し て、間隔は切刃長さの1/10から1/2までの寸法である。図示してない別の 実施例では、幅の広い凹所と幅の狭い凹所とが交互に、それも切刃中心法線に対 して非対称的に配置されていてよい。同じことが、凹所32と切刃若しくは底面 との間の間隔にも当てはまり、該間隔は、それぞれ同じ大きさであってもよく、 異なっていてもよく、交互に大きくかつ小さくてもよく、或いは増大する値若し くは減少する値を有していてもよい。 図6に示してある別の実施例の場合、凹所32は、 切刃中心法線に対して異なる角度で傾斜している。中央の凹所32がその縦軸線 で以て切刃に対してほぼ直角に位置しているのに対して、その両側の凹所32の 傾斜角αが45°まで、有利には10°までである。図6aの断面から、凹所3 2の形状を知ることができる。これにより明らかなように、凹所32は、上方の 球形頭部を備えた仮想の円筒体48が部分的に受容されるように形成されている 。円筒体の代わりに、円錐のような別の回転体も考えられる。逃げ面に対して仮 想の円筒体の縦軸線の成す傾斜角α3は、10°と30°との間にあり、有利に は逃げ角α1より小さく5°である。仮想の円筒体の直径dは、0.5mmから 20mmまで、有利には7mmから14mmまでである。図6bから明らかなよ うに、逃げ面はB−B線に沿った断面では相応の凹所32により波形に形成され ている。 図7及び図8に示してある切削チップ100においては、凹所32は円形、円 錐台形、若しくはその他の適当な幾何学的な形を有しており、この場合、凹所自 体は、凸状、凹状、部分円筒形、若しくは部分楕円形に湾曲して構成されていて よく、また、切刃に向かって内側へ傾斜する直線的な形状も可能である。この場 合、凹所は逃げ面上に限定して構成されていてよく、、若しくは切削チップ底面 の逃げ面縁部エッジまで延びていてよい。 図9の逃げ面の部分平面図には、角錐状に構成された隆起部50が示されてい る。この角錐形は、互いに傾斜した4つの側面を有している。この場合、逃げ面 54と対応する角錐側面との間の、切刃51に対して平行に位置する短い方の境 界線(Grenzlinie)52,53は、互いに異なる長さである。従って、長い方の底 辺(Basis)を備えた角錐側面は、切刃51に対して正確に垂直に向けられている のではなく、互いに軽く傾斜しており、この場合、傾斜角βは10°と20°と の間にある。傾斜角βは、角錐(Pyramide)50の縦軸線55を基準として両側で 同じ大きさである必要はなく、即ち非対称的な角錐形又は切頭角錐形も可能であ る。 例えば図9cには、切頭角錐60がa−a線に沿って断面して示されている。 この切頭角錐は、切刃51に対して平行に位置する平らな側面61有しており、 この側面は、稜線62で終わっているか、切頭角錐頂面によって制限されている 。切刃51に対してほぼ垂直に位置する両方の側面の傾斜角は30°から60° までであり、この場合、縦軸線55に対する傾斜角γは各側面にとって同じであ る必要はない。稜線若しくは切頭角錐頂面は凹状(図9dの符号63、参照)若 しくは凸状(図9eの符号64、参照)に構成されていてよい。これに相応して 、側面65,66が同じく凹状又は凸状に構成されている。この場合、切刃に対 してほぼ垂直に位置する側面67が同じく凸状、凹状、又は相応に異なって湾曲 に構成されていてよい。 図9bの断面図から分かるように、側面56,57の各傾斜角は、逃げ面の基 準逃げ角(Bsisfreiwinkel)δ1によって予め与えられている。傾斜角δ2が0 °とδ1−3°との間にあり、若しくは側面57の傾斜角が逃げ面56の傾斜角 よりも大きく、60°まで、有利には45°までであり、若しくは(対称的な構 成では)同じ大きさである。 図9fに示す非対称的な構成の場合には、切頭角錐の側面68が切刃51に対 して傾斜させられている。従って、稜線69若しくは頂面も傾斜させられている 。 図9gには、結晶面状(facettenartig)に構成されたバイトエレメント(Schnei delement)70が示されている。この隆起した成形エレメント(Formelement)の最 大幅は0.3mmから1.5mmまでの間、有利には0.5mmから1mmまで の間にある。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年7月20日 【補正内容】 ヨーロッパ特許公開第0555192A1号明細書に開示された特殊切削工具 の場合には、所定の逃げ面区分対して正の1つの逃げ角が与えられれいる。記載 の切削バイトは、主切刃並びに副切刃を有しており、副切刃が、主切刃に対して 0.5°から4°までの角度を成している。主切刃の下側には、すくい面に対し て直角な逃げ面区分(Fraiflaechenabschnitt)が設けられている。この逃げ面区 分の下側には、下部を研削作業によって後加工せねばならない逃げ面区分が続い ている。それぞれ外側に位置する逃げ面区分間には、研削作業を最小限度に制限 するために、1つの凹所が設けられている。 従って、本発明の課題は冒頭に述べた形式の切削チップの幾何形状を最適化し て、その切削作用を改善することにある。この場合、切削特性が改善された案内 及び振動の低減によって安定化されるようにして、特に逃げ面の摩耗の低減、び びり傾向の低減、(機械主軸に対する垂直方向の)切削法線力の低減が達成され て、これによって工具寿命が延ばされるようにしたい。さらに、摩耗ランド幅の 制限も達成されたい。さらに、切削チップが、出来るだけ粉末冶金法を用いて、 焼結及び又は熱間等圧プレスにより後加工なしに製造可能であるようにしたい。 前記課題は、請求の範囲第1項に記載の構成によって解決された。 この場合、逃げ面が該逃げ面に配属された切刃に対して所定の間隔を置いて、 0.03mmから0.3mmまでの深さの凹所及び又は角錐状若しくは切頭角錐 状の隆起部として構成された同じ構造若しくは異なる構造の単数若しくは複数の 逃げ面エレメント(Frei-flaechenelement)を有している。これによって、摩耗傾 向が低減され、逃げ面が切刃縁部に沿って若しくは逃げ面に沿って垂直断面で異 なる逃げ角を有している。移行部は、凹状、凸状若しくは直線であってよい。本 発明の特有の構成により、切刃に隣接する逃げ面が、切削作業時に被削物に接触 する接触区域を有している。この接触区域は、ほぼ同じ高さで切刃の下側に位置 し、0.05mmの最小高さを有している。凹所は接触区域内まで達し、即ち、 接触区域の下側部分を中断している。 接触区域の高さ及び又は切刃から凹所までの間隔が、0.05mmから1mm まで、有利には0.2mmまでである。逃げ面エレメントとしての隆起部が、切 刃まで達しているか、若しくは切刃に対して1.5mmまでの間隔を有している 。この間隔は、有利には、0.1mmから1mmまでである。 少なくとも1つの逃げ面エレメントが、有利には凸状若しくは凹状、即ちトラ フ状に湾曲させられている。 前記凹所は、極めて種々の逃げ面形状で形成されて いてよい。しかしながら有利には、逃げ面は湾曲させられているか、若しくは少 なくとも1つの接触区域を有しており、該接触区域が、凹所のところまでほぼ平 らであり、該接触区域に、大きな正角(positiver Winkel)を成して次の逃げ面部 分(Freiflaechenstueck)が続いている。 接触区域の正の第1の逃げ角は、続く逃げ面部分の逃げ角よりも5°大きく、 場合により(球状の構成の際の)変化可能な接線角(Tangentialwinkel)として測 定される第2の逃げ角は5°と30°との間にある。 請求の範囲 1.被削物(36)の切削加工、特に、旋削、フライス削り、突切り、穴あけ のための切削チップ(100;200)であって、切削チップの上下面の少なく とも一方の面が、少なくとも1つの切刃(26)を備えたすくい面(28)を形 成し、かつ切削チップの環状の側が少なくとも1つの逃げ面(29;54)を形 成しており、逃げ面が切刃(26;34)に対して所定の間隔(h1)を置いて 、0.03mmから0.3mmまでの深さの凹所及び又は角錐状若しくは切頭角 錐状の隆起部(50;60)として構成された同じ構造若しくは異なる構造の単 数若しくは複数の逃げ面エレメントを有してゆうしており、この場合、切刃(2 6;34,51)に隣接する逃げ面(29)が、切削作業時に被削物(36)に 接触する接触区域(33)を有しており、凹所(32)が該接触区域(33)内 まで達しており、この場合、接触区域(33)の高さ(h2)及び又は切刃(2 6;34)から凹所(32)までの間隔(h1)が、0.05mmから1mmま での間、有利には0.05mmから0.2mmまでの間であり、及び又は切刃か ら隆起部(50,60)までの間隔が、0mmから1.5mmまで、有利には0 .1mmから1mmまでであることを特徴とする切削チップ。 2.接触区域(33)の高さ(h2)及び又は切刃(26;34)から凹所( 32)までの間隔(h1)が、0.05mmから0.2mmまでの間であり、及 び又は切刃から隆起部(50,60)までの間隔が、0.1mmから1mmまで であることを特徴とする請求項1記載の切削チップ。 3.少なくとも1つの逃げ面エレメント (32,50,60)が凸状若しく は凹状に湾曲していることを特徴とする請求項1又は2記載の切削チップ。 4.逃げ面エレメント(32,50,60)が、平面図で見て、長円形若しく は長楕円形、ほぼ円形、方形、三角形であることを特徴とする請求項1から3の いずれか1項記載の切削チップ。 5.逃げ面エレメント(32)の縦軸線(M)が、逃げ面(29)の切刃法線 (N)に対して0°と45°の間、有利には0°から10°までの角度(α2) をなしていることを特徴とする請求項4記載の切削チップ。 6.凹所(32)が、半球形頭部を備えた円筒体(48)、円錐体、若しくは その他の回転対称体の一部分として規定された横断面形状を有しており、円筒体 、円錐体、若しくは回転対称体が、有利には0.5mmから20mmまでの間、 更に有利には7mmと14mmとの間の直径を有していることを特徴とする請求 項1から5のいずれか1項記載の切削チップ。 7.逃げ面エレメント(32,50,60)が互いに異なる長さであることを 特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の切削チップ。 8.底面から凹所(32)までの間隔(h3)が、逃げ面高さの1/2まで、 若しくは0mmから1mmまで、有利には0.5mmから1mmまでであること を特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の切削チップ。 9.凹所(32)の、切刃に対する平行線上で測定した幅(b1)が、2つの ノーズ(27)間の切刃長さの1/10から1/3まで、若しくは0.3mmか ら1.5mmまでの間であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記 載の切削チップ。 10.凹所(32)間の、切刃に対する平行線上で測定した間隔(b2)が、 2つのノーズ(27)間の切刃長さの1/10から1/2までの間であることを 特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の切削チップ。 11.凹所(32)の幅(b1)及び又は凹所間の間隔(b2)が、逃げ面( 29)全体にわたって互いに同じ大きさであることを特徴とする請求項9又は1 0記載の切削チップ。 12.凹所(32)及び又は隆起部が、異なる幅及び又は異なる相互間隔を有 していることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の切削チップ。 13.凹所のすべての幅(b1)及び間隔(b2)が、異なる寸法を有してい ることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項記載の切削チップ。 14.凹所(32)が、逃げ面(29)の切刃中央法線を基準として対称的に 形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項記載の切削チ ップ。 15.切頭角錐形の隆起部(50,60)が、長さの異なる2つの底辺を備え た不等辺の切頭角錐を形成しており、有利には長い方の底辺が5°から30°ま での角度(β)、更に有利には10°から20°までの角度を成していることを 特徴とする請求項1から14のいずれか1項記載の切削チップ。 16.隆起部(60)が、四面体の傾斜した2つの側の交線としての上側の稜 線(62)及び、それぞれ傾斜した三角形の側(56,57)の頂点を成す終端 点で以てくさび形を形成していることを特徴とする請求項1又は15記載の切削 チップ。 17.切頭角錐の頂面がアーチ状に構成されているか、又は上側の稜線(63 ,64)が湾曲して構成されていることを特徴とする請求項1から16のいずれ か1項記載の切削チップ。 18.アーチ部又は湾曲部が凸状又は凹状であることを特徴とする請求項17 記載の切削チップ。 19.切頭角錐が、平面図で見て、その縦軸線を基 準として鏡面非対称であることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項記 載の切削チップ。 20.切頭角錐頂面(69)が逃げ面に対して傾斜角を成していることを特徴 とする請求項1から15まで又は19のいずれか1項記載の切削チップ。 21.角錐又は切頭角錐の側面(65,66,67)が、平面的であるか、又 は軽く凸状もしくは凹状に湾曲していることを特徴とする請求項1から15、又 は20のいずれか1項記載の切削チップ。 22.角錐又は切頭角錐の側を制限するエッジが、面取りされていることを特 徴とする請求項1から21までのいずれか1項記載の切削チップ。 23.2つの角錐側面が、30°から60°まで、有利には35°から50° までの角度(γ)で、互いに向き合って傾斜していることを特徴とする請求項1 から22のいずれか1項記載の切削チップ。 24.逃げ面が垂直断面で異なる逃げ角(α1,α2)を有していることを特 徴とする請求項1から23のいずれか1項記載の切削チップ。 25.接触区域(33)が、その高(h2)の方向で見てほぼ平らであって、 正の第1の逃げ角(α1)を成しており、かつ接触区域(33)に続く逃げ面( 29)が、場合により変化可能な逃げ角としての正の第2の逃げ角(α2)を成 しており、この第2の逃げ角が5°と30°との間にあり、有利には第1の逃げ 角より も2°から5°だけ小さくなっていることを特徴とする請求項24記載の切削チ ップ。 26.異なる逃げ角(α1,α2)で配置された逃げ面区分間の移行部が、凹 状、凸状、及び又は直線状に構成されていることを特徴とする請求項24又は2 5記載の切削チップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,CN,JP,KR,U S (72)発明者 クラウス マーダー ドイツ連邦共和国 D―45472 ミュール ハイム ヴィルヘルム シュトルク―シュ トラーセ 37 (72)発明者 ディルク レツコフスキー ドイツ連邦共和国 D―45884 ゲルゼン キルヒェン ショネベッカー シュトラー セ 55

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.被削物(36)の切削加工、特に、旋削、フライス削り、突切り、穴あけ のための切削チップ(100;200)であって、切削チップの上下面の少なく とも一方の面が、少なくとも1つの切刃(26)を備えたすくい面(28)を形 成し、かつ切削チップの環状の側面が少なくとも1つの逃げ面(29)を形成し ている形式のものにおいて、逃げ面(29,54)が、切刃(26;34)に対 して間隔(h1)を置いて0.03mmと0.3mmとの間の深さの凹所(32 )及び又は隆起部(50,60)として構成された単数若しくは複数の逃げ面エ レメントを有していることを特徴とする切削チップ。 2.少なくとも1つの逃げ面エレメント(32,50,60)が凸状若しくは 凹状に湾曲していることを特徴とする請求項1記載の切削チップ。 3.切刃(26;34,51)に隣接する逃げ面(29)が、切削作業時に被 削物(36)に接触する接触区域(33)を有しており、凹所(32)が該接触 区域(33)内まで達していることを特徴とする請求項1又は2記載の切削チッ プ。 4.接触区域(33)の高さ(h2)及び又は切刃(26;34)から凹所( 32)までの間隔(h1)が、0.05mmから1mmまでの間、有利には0. 05 mmから0.2mmまでの間であり、及び又は切刃から隆起部(50,60)ま での間隔が、0mmから1.5mmまで、有利には0.1mmから1mmまでで あることを特徴とする請求項3記載の切削チップ。 5.逃げ面エレメント(32,50,60)が、平面図で見て、長円形若しく は長楕円形、ほぼ円形、方形、三角形であることを特徴とする請求項1から4の いずれか1項記載の切削チップ。 6.逃げ面エレメント(32)の縦軸線(M)が、逃げ面(29)の切刃法線 (N)に対して0°と45°の間、有利には0°から10°までの角度(α2) をなしていることを特徴とする請求項5記載の切削チップ。 7.凹所(32)が、半球形頭部を備えた円筒体(48)、円錐体、若しくは その他の回転対称体の一部分として規定された横断面形状を有しており、円筒体 、円錐体、若しくは回転対称体が、有利には0.5mmから20mmまでの間、 更に有利には7mmと14mmとの間の直径を有していることを特徴とする請求 項1から6のいずれか1項記載の切削チップ。 8.逃げ面エレメント(32,50,60)が互いに異なる長さであることを 特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の切削チップ。 9.底面から凹所(32)までの間隔(h3)が、逃げ面高さの1/2まで、 若しくは0mmから1mmま で、有利には0.5mmから1mmまでであることを特徴とする請求項1から8 のいずれか1項記載の切削チップ。 10.凹所(32)の、切刃に対する平行線上で測定した幅(b1)が、2つ のノーズ(27)間の切刃長さの1/10から1/3まで、若しくは0.3mm から1.5mmまでの間であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項 記載の切削チップ。 11.凹所(32)間の、切刃に対する平行線上で測定した間隔(b2)が、 2つのノーズ(27)間の切刃長さの1/10から1/2までの間であることを 特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の切削チップ。 12.凹所(32)の幅(b1)及び又は凹所間の間隔(b2)が、逃げ面( 29)全体にわたって互いに同じ大きさであることを特徴とする請求項10又は 11記載の切削チップ。 13.凹所(32)及び又は隆起部が、異なる幅及び又は異なる相互間隔を有 していることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項記載の切削チップ。 14.凹所のすべての幅(b1)及び間隔(b2)が、異なる寸法を有してい ることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項記載の切削チップ。 15.凹所(32)が、逃げ面(29)の切刃中央法線を基準として対称的に 形成されていることを特徴 とする請求項1から14のいずれか1項記載の切削チップ。 16.隆起部(50,60)が、角錐形又は切頭角錐形に構成されていること を特徴とする請求項1から15のいずれか1項記載の切削チップ。 17.切頭角錐形の隆起部(50,60)が、長さの異なる2つの底辺を備え た不等辺の切頭角錐を形成しており、有利には長い方の底辺が5°から30°ま での角度(β)、更に有利には10°から20°までの角度を成していることを 特徴とする請求項16記載の切削チップ。 18.隆起部(60)が、四面体の傾斜した2つの側面の交線としての上側の 稜線(62)及び、それぞれ傾斜した三角形の側面(56,57)の頂点を成す 終端点で以てくさび形を形成していることを特徴とする請求項16又は17記載 の切削チップ。 19.切頭角錐の頂面がアーチ状に構成されているか、又は上側の稜線(63 ,64)が湾曲して構成されていることを特徴とする請求項16から18のいず れか1項記載の切削チップ。 20.アーチ部又は湾曲部が凸状又は凹状であることを特徴とする請求項19 記載の切削チップ。 21.切頭角錐が、平面図で見て、その縦軸線を基準として鏡面非対称である ことを特徴とする請求項16から18のいずれか1項記載の切削チップ。 22.切頭角錐頂面(69)が逃げ面に対して傾斜角を成していることを特徴 とする請求項16から18のいずれか1項記載の切削チップ。 23.角錐又は切頭角錐の側面(65,66,67)が、平面的であるか、又 は軽く凸状もしくは凹状に湾曲していることを特徴とする請求項16から18、 及び21、又は22のいずれか1項記載の切削チップ。 24.角錐又は切頭角錐の側面を制限するエッジが、面取りされていることを 特徴とする請求項1から23までのいずれか1項記載の切削チップ。 25.2つの角錐側面が、30°から60°まで、有利には35°から50° までの角度(γ)で、互いに向き合って傾斜していることを特徴とする請求項1 から24のいずれか1項記載の切削チップ。 26.逃げ面が垂直断面で異なる逃げ角(α1,α2)を有していることを特 徴とする請求項1から25のいずれか1項記載の切削チップ。 27.接触区域(33)が、その高(h2)の方向で見てほぼ平らであって、 正の第1の逃げ角(α1)を成しており、かつ接触区域(33)に続く逃げ面( 29)が、場合により変化可能な逃げ角としての正の第2の逃げ角(α2)を成 しており、この第2の逃げ角が5°と30°との間にあり、有利には第1の逃げ 角よりも2°から5°だけ小さくなっていることを特徴とす る請求項26記載の切削チップ。 28.異なる逃げ角(α1,α2)で配置された逃げ面区分間の移行部が、凹 状、凸状、及び又は直線状に構成されていることを特徴とする請求項26又は2 7記載の切削チップ。
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