JPH09502144A - 複合パッケージ製造の方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、複合パッケージ（６）を製造する方法及び装置に関する。この方法は、箱が移送方向に延びているそれ等の箱の対向する外面上に、包装ブランク巻き付け位置（４）の直前又は、そこに接着剤塗布が行なわれることを含み、その後、マガジン（20）に貯えられたそのようなブランクから、ブランク（５）が待機位置において箱（２）のセット（３）上にかぶせられる。ブランクに属しているフラップ（９，10）が、ガイド（25，26）の助けを借りて箱のセットの接着剤を付けた側面（７，８）に係合して内方に折りたたまれ、ブランクによって一緒に保持された箱のセットが次に圧力位置（11）に送られ、そこで、完成した複合パッケージ（６）が機械を去る前に、ブランクの側壁がセット（３）に対して更に圧力を加えられる。本発明による装置は箱（２）を移送するコンベヤー（１）と、包装ブランク（５）を貯えるため、コンベヤーの上に配置されたマガジン（20）と、ブランク巻き付け位置（４）と、マガジンからブランクを引き出し、ブランクを箱上の待機位置に送り出すための把持部材とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 複合パッケージ製造の方法及び装置 本発明は、並置されている複数の個々の箱等を含み、且つ箱の外側と共に協働 する包装ブランクの助けを借りて一緒に保持するための複合パッケージ製造の方 法及び装置に関する。 本発明の目的は、パッケージ上の最上部に配置されたハンドル上の快適な握り を使用して、消費者によって容易に持運ぶことができる複合パッケージを提供す ることであり、一方、本発明により利用可能となった箱の位置方向の可能性によ って、完成したパッケージにおける大きな安定性が得られる。 また、本発明により、意図された目的を見事に果たす、冒頭に述べた種類の方 法及び装置が提供されており、一方この方法は、実施が簡単であり、そしてこの 装置は製造が簡単且つ複雑でない。本発明の際立った特徴が、添付の請求の範囲 に開示されている。 次に本発明を添付図面を参照して詳述する。 図１は、本発明による複合パッケージ製造のための装置を上から見た平面図で ある。 図２は、図１に示された装置の側面図である。 図３は、図１及び２の右方から見た端面図である。 図から明らかなように、複合パッケージ６を製造する装置は、一列にコンベヤ ー１上に連続して置かれた個々の箱２を移動するコンベヤー１を含む。各箱２（ この場合、ミルクカートンの場合を示す）は、充填機で予め充填され、シールさ れている。各箱の上部の閉じフラップ２′は、コンベヤーの第１の部分に送られ るとき、移送方向に平行に延びている。充填機（図示せず）からの個々の箱２は 、使用可能又は不使用にできる扇形送りホイール14に移送され、そして、前の状 態でフラップ２′を進行方向に対して直角方向にするため、各箱を90度回転する ように意図されている。適切には、２箱と６箱との間の任意の量の箱が、パッケ ージ６を作るため各箱２のセット３を形成する。各箱を90度回転する理由は、各 フラップ２′が進行方向に直角に、即ち、セット３の長い側に直角に配置される ようにセットの箱を向ければ、完成したパッケージ６の安定性がより大きいとい うことである。回転された後、個々の箱は、箱の対向する側面７，８に接着剤を 塗布するため、コンベヤー１の各側に１つ在る接着剤塗布機17，18に移送される 。各セットは、ここで、コンベヤーベルト24上に配置された複数のフライト（fl ight）の前部フライト15と、後部フライト16との間に捉えられ、そしてコンベヤ ー１の移送方向に連続的に移動する。セットがフライト間に捉えられると、後部 フライトがその前方運動中に直ちに箱を前部フライト15に向けて押し込む。コン ベヤー１の上方に、包装ブランク（packaging blanks）５のためのマガジン20が あり、そして図２から明らかなように、それは、縁を立てている複数のブランク を含む。把持部材（図示せず）が、ブランクをマガジンから引き出し、そしてブ ランクを箱２のセット３上の位置に置き、これによりブランク包装位置４に位置 づけするようになっている。ブランクは、移送方向に延びている互に対向してい るガイド25，26の助けを借りで、ブランクの側部フラップ９，10が箱２の外面７ ，８に係合されると同時に、位置４におけるセット３を逆Ｕ字形状に引き下げら れる。ブランク５は、後部フライト16の助けを借りて固定ガイド25，26の間に前 方に移動される。従って、後部フライト16が、セット３及びブランク５の双方を 前方に押している間に、ブランクが、パケットのセットの周りに巻かれることは 理解されるであろう。位置14の後に、加圧部材12，13を備えた位置11があり、こ れは、セット３の両側７，８に接着剤が塗布された後、出来る限り早く、ブラン クフラップ９，10に対し圧力を加えるように意図されている。組合わされ、接着 剤を塗布された、複合パッケージ６の形に包装されたセット ３は、次に、更にコンベヤー１を超えた集合場所に移送される。図１から明らか なように、ブランクの好ましい実施例は、パッケージ６の移送を容易にするため 、パッケージ６の上面にはハンドル状の部材23を有している。 扇形送りホイール14は、箱を90度回転するために機能するのみでなく、以下に 説明するように、或る情況において、箱の通過を阻止するゲートとしても機能す る。このホイールは軸19の周りに回転するように取付けられており、且つコンベ ヤー上の箱２の列と間隔を隔てた関係に、コンベヤー１の上方に位置づけられて いる。既述のように、そのホイールは、各箱を捉えて、それをコンベヤー１に対 して新しい方向に向けて放すことができるようになっている。ホイールの他の機 能は、接着剤がセット３の側面７，８に塗布されるのを保証するため、ゲート又 はストップとして作用することである。個々の箱が、巻き付け位置４に到着する までに、セット３が位置４の下の所定の場所に達する前に、ブランク５がマガジ ン20から待機位置に、ちょうどよい時に送り出されるのが適切である。これは機 械の運転速度を増加可能にし、更に、接着剤塗布後、セットがフラップ９，10に よって圧力をかけられ、そして完成した複合パッケージ６として機械から移送さ れる用意が終るまで、短い待機時間を与える。 箱を個々に最終処理場に移送したければ、本発明の装置は、扇形送りホイール を不使用にし、即ち、箱を阻止し又は90度回転せずに、簡単なコンベヤーとして 機能させてもよい。 コンベヤー１上にマガジン20を配置することによって、マガジン20は、如何な る特殊調節も要せずに、機械の両側から充填されてもよい。ブランクを容易に方 向づけするため、ブランクの厚さ変化に留意して、マガジンは、側方のガイド21 ，22を備えていて、何れかの側の一方が、制御された状態で適切な大きなブラン ク束を維持するように均等に分布されたフライトを備えた補助ベルト又はチェー ンとして実施されてもよい。マガジン内のブランクの進行は、真空によりブラン クを把持し、そしてフライトが箱のセット上方にブランクを位置づけすると同時 に、箱上方に覆われたブランクのＵ形状を作るため、後部フライトがブランクを ガイド25，26の方に押す前に、箱上に水平に配置されたレール上にブランクを置 く、引き出し部材の助けを借りて、従来の方法で行なわれてもよい。本発明によ る装置の通常の実施例では、機械能力は、４箱を１つの複合パッケージにして、 １時間当り7000箱、即ち１分間当り完成パッケージ約３０を作るように計算され ている。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年３月２０日 【補正内容】 請求の範囲 １．箱が、充填位置からラインに連続的に、好ましくは２〜６箱のセット（３ ）で送り出され、包装ブランク（５）が、単一の複合パッケージ（６）を形成す るセットを完全に又は部分的に包む前に、箱がコンベヤー上に乗せられるように 、互に押圧される、コンベヤー（１）上に送られた充填され、シールされた個々 の箱（２）から複合パッケージを製造する方法において、 箱（２）が、１つの、同じコンベヤー（１）によって主に直線状に移送され、 前記箱が進行方向に平行なそれ等の箱の対向する前に、箱をセットに一緒に圧縮 する直前又は圧縮中に、接着剤を備えており、前記圧縮が、コンベヤー（１）に 隣接して、別箇に設けられたコンベヤー部材（24）上に取付けられたフライト（ 15，16）の助けによって、行なわれ、後部フライトが、マガジンから取出された 包装ブランクを、箱（２）のセット（３）上のその待機位置から、ブランク巻き 付け位置（４）の位置に前方に送ると同時に、前記フライトの中の後部フライト （16）が、箱（２）のセット（３）を前部フライト（15）の方に押し込み、この ブランク巻き付け位置（４）が、箱（２）の何れかの側部に、進行方向前方に前 記ブランク（５）に対し後部フライト（16）を押している間、ブランクを箱（２ ）のセット（３）上に下方に導くためのガイド（25，26）を含み、ブランク（５ ）上にフラップ（９，10）があり、それ等のフラップ（９，10）が、セット（３ ）の接着剤を付けた外側（７，８）に対し係合に折曲げられ、そしてブランク（ ５）によって一緒に保持された箱（２）の前記セット（３）が、続いてこの位置 （４）から送り出され、そして、加圧位置（11）に移送され、そこで、セット（ ３）をカバーしているブランク（５）のフラップ又は側壁（９，10）が、完成し た複合パッケージ（６）がコンベヤー（１）の外側の集合場所へ移送される前に 、部材（12，13）から更に他の加圧を受けることを特徴とする方法。 ２．個々の、充填された箱（２）が、接着剤塗布前に、90度回転され、扇形送 りホイールが回転運動に使用されている請求項１に記載の方法。 ３．複合パッケージ（６）内に含まれている箱（２）のよりよい圧縮を達成す るため、コンベヤー（１）の進行速度が、フライト（15，16）の速度よりも多少 大きい請求項１に記載の方法。 ４．個々に充填された箱（２）から好ましくは２〜６箱のセットに一緒に保持 された複合パッケージ（６）を製造す る装置であって、箱を充填機から移送するコンベヤー（１）と、前記コンベヤー 上に配置されており、包装ブランク（５）を貯えるマガジン（20）と、マガジン からブランクを引き出し、且つブランクが箱上に位置的に固定される前に、ブラ ンクを箱上の所定の位置に置く把持手段とを含んでいる装置において、 箱（２）を移送する前記コンベヤー（１）が、充填機から主に直線状に延びて おり、接着剤塗布機（17，18）が、ブランク巻き付け位置（４）において、又は 、その僅か前に、箱（２）の２つの対向する側面（７，８）に接着剤を塗布する ため、コンベヤーの何れかの側の一方に配置されており、そのブランク巻き付け 位置（４）が、コンベヤーの何れかの側の一方に、前記ブランクの前記フラップ （９，10）を箱（２）のセット（３）の上に導くためのガイド（25，26）を含み 、前記フラップが、ガイド（25，26）により箱（２）のセット（３）の接着剤を 付けた外側（７，８）に対し折曲げられた後、前記接着剤が、前記側部フラップ （９，10）を緊め付けるように意図されており、フライト（15，16）が、コンベ ヤー（１）に隣接する別箇のコンベヤーベルト（24）上に配置されていて、ブラ ンク（５）がパケット（２）上の待機位置から前記後部フライト（16）の助けを 借りて、巻き付け位置 （４）内に下方前方に押されている間、前部フライト（15）及び後部フライト（ 16）が、箱（２）のセット（３）を圧縮するようになっており、そして巻き付け 位置（４）の直後に位置づけされた加圧位置（11）があり、前記位置が、フラッ プ（９，10）及び箱側面（７，８）に対し圧力を加える部材（12，13）を含んで いることを特徴とする装置。 ５．接着剤塗布機（17，18）の前に、嵌脱可能な扇形送りホイール（14）があ り、それが箱（２）のためのストップとして機能し、且つまた箱を90度回転する ため機能し、前記ホイールが軸（19）の周りに回転するように、コンベヤー上の 箱のラインと間隔をへだてた関係に、且つコンベヤー上を前方に移動する箱を捉 え、回転して、放すことができるように前記コンベヤー上に取付けられている請 求項４に記載の装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＣＡ，ＦＩ，ＪＰ，Ｎ Ｏ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．箱が、充填位置からラインに連続的に、好ましくは２〜６箱のセット（３ ）で送り出され、包装ブランク（５）が、単一の複合パッケージ（６）を形成す るセットを完全に又は部分的に包む前に、箱がコンベヤー上に乗せられるように 、互に押圧される、コンベヤー（１）上に送られた充填され、シールされた個々 の箱（２）から複合パッケージを製造する方法において、 進行方向に平行に、箱の対向する側面（７，８）上に、箱（２）が、それをセ ットに一緒に圧縮する直前又は圧縮中に、接着剤を塗布し、前記圧縮が、コンベ ヤー（１）に隣接するコンベヤー部材（24）上に取付けられたフライト（15，16 ）の助けを借りて、前記ライトの中、後部フライト（16）が、箱（２）のセット （３）を、後部フライト（16）が、マガジン（20）から取出した包装ブランク（ ５）を、箱のセット上方の、且つマガジン（20）に隣接する待機位置から、ブラ ンク巻き付け位置（４）の位置に前方に送り、そのブランク巻き付け位置（４） が、パケットセットの上方後方にブランクを導くため、箱の両側にガイドを含み 、箱（５）の上にフラップ（９，10）があって、セット（３）の接着剤のついた 外 側（７，８）に係合するように折りたたまれ、そして、前記箱のセットが、ブラ ンク（５）によって一緒に保持され、それからこの位置から排出され、そして加 圧位置（11）に移送され、そこでセットをカバーするブランクのフラップ又は側 壁（９，10）が、完成した複合パッケージ（６）がコンベヤー（１）の外側の集 合場所に移送される前に、部材（12，13）から更に加圧力を受けとることを特徴 とする方法。 ２．個々の、充填された箱（２）が、接着剤塗布前に、90度回転され、扇形送 りホイールが回転運動に使用されている請求項１に記載の方法。 ３．複合パッケージ（６）内に含まれている箱（２）のよりよい圧縮を達成す るため、コンベヤー（１）の進行速度が、フライト（15，16）の速度よりも多少 大きい請求項１に記載の方法。 ４．個々に充填された箱（２）から好ましくは２〜６箱のセットに一緒に保持 された複合パッケージ（６）を製造する装置であって、箱を充填機から移送する コンベヤー（１）と、前記コンベヤー上に配置されており、包装ブランク（５） を貯えるマガジン（20）と、マガジンからブランクを引き出し、且つブランクが 箱上に位置的に固定される前に、ブランクを箱上の所定の位置に置く把持部材と を含んでいる装置に おいて、 接着剤塗布機（17，18）が、ブランク巻き付け位置（４）において、又はその 僅か前に、箱の２つの対向する側面に接着剤を塗布するため、コンベヤーのいづ れかの側の一方に配置されており、そのブランク巻き付け位置（４）が、コンベ ヤーの何れかの側の一方に、箱のセット（３）上にブランクを導くためのガイド （25，26）を含み、前記接着剤が、フラップ（９，10）がガイド（25，26）によ って箱に対し折りたたまれた後、ブランク（５）の側部フラップ（９，10）を締 め付けるように意図されており、フライト（15，16）が、コンベヤー（１）に隣 接してコンベヤーベルト（24）上に配置されていて、ブランクが箱上の待機位置 から、後部フライト（16）の助けを借りて巻き付け位置に下方に押し出される間 に、前部フライト（15）及び後部フライト（16）が、セットの箱を圧縮するよう になっており、且つ巻き付け位置（４）のすぐ後に位置づけされた加圧位置（11 ）があり、前記位置が、フラップ（９，10）及び箱側部（７，８）に圧力を加え る部材（12，13）を含むことを特徴とする装置。 ５．接着剤塗布機（17，18）の前に、嵌脱可能な扇形ホイール（14）があり、 それが、箱（２）のための制止部材として機能し、且つまた箱を90度回転するた め機能し、前記ホイ ールが、軸（19）の周りに回転するように、コンベヤー上の箱のラインと間隔を 隔てた関係に、且つコンベヤー上を前方に移動する箱を捉え、回転して、放すこ とができるように前記コンベヤー上に取付けられている請求項４に記載の装置。