JPH09501616A - チャック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 チャック本体（１６）に回転可能に取り付けられチャックジョー（１８）のネジ（３４）に係合したナット（６０）を含む手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャックである。このチャックはナット（６０）とスラストリングとの間に配置された自己保持性反摩擦ベアリング組立体（４２）や、ナット（６０）と駆動的に係合しチャック本体（１６）のノーズ部分（５６）を覆う概ね円筒状のフロントスリーブ部材（１２）を含んでいる。この結果、フロントスリーブ部材（１２）が本体部材（１６）に関して回転されたとき、ジョー（１８）がそれにより移動される。チャック（１０）はまた、耐錆性の装飾的ノーズピース（５８）を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 チャック 発明の背景 本発明は、概略、電気式または空気式動力駆動装置と伴に用いられるチャック に関する。さらに詳しくは、本発明は手動により、または、駆動モータの動作に より、締め、または、緩めることができるキーレス(keyless)型のチャックに関 する。 手動式および電気式または空気式の工具駆動装置はよく知られている。ツイス トドリル(twistdrill)はこのような駆動装置と伴に用いられる最も一般的な工具 であるが、工具はスクリュウドライバ、ナットドライバ、砥石が搭載された小型 フライス(burr)および切削または研磨工具を含んでいる。工具は径が変化してい るシャンクを有し、または、工具のシャンクの断面は多角形でもよいので、装置 には通常、比較的広範囲にわたり調節可能なチャックが設けられている。チャッ クは駆動装置に対しネジ付またはテーパ付ボアによって取付られてもよい。 この分野において、様々なチャックが開発されている。最も簡単な形態のチャ ックでは、互いに周方向に約１２０度離間された３本のジョーが、駆動シャフト に取り付けられた本体内に角度付けられて配置された通路内に拘束され、かつ、 ジョーに係合している拘束ナットに対して一方向に本体が回転すると、工具の円 柱状シャンクに関してジョーが把持する関係に作用し、一方、他方向に回転する とこの把持関係を解放する。かかるチャックは、もしも、手動により回転される ならキーレスであってもよい。かかるチャックの一例は、本譲受人に共通に譲渡 された「無衝撃キーレスチャック」という名称の米国特許第５，１２５，６７３ 号に開示されており、その全体の開示内容は本願の一部を構成する。 米国特許第５，１２５，６７３号に述べられたようなキーレスチャックは成功 的であるが、種々の形態のチャックが多様な適用のために望まれている。多様な チャックの適用において、現在利用されているのは、本体に対するナットの軸方 向スラストに起因するナットと本体との間の摩擦を低減するためのボールベアリ ングである。これらのボールベアリングは、時には、ケージ内に入れられ、別体 の頂部および底部スラストレース(thrust race)を有している。時には、硬度が 充分であれば、本体またはナットが、それぞれ、頂部または底部スラストレース として役立つことができる。より少ない部品数、すなわち、より低い製造または 組立コストのキーレスチャックを有することは望ましいであろう。加えて、チャ ックが作動されたとき、半径方向および軸方向のネジ応力が最小化されるチャッ ク形態を有するのは望ましいであろう。さらに、フロントスリーブがノーズピー スにより正しく維持され、機能と美感的目的に役立つというチャックを有するの は望ましいであろう。 発明の要約 本発明は、以上の考察および先行技術の構造および方法を認識し取り組んだも のである。 従って、本発明の目的は、改良されたチャックを提供することにある。 本発明の他の目的は、操作中の半径方向および軸方向応力を最小化するチャッ クを提供することにある。 本発明の他の目的は、組み立てられるべき個々の部品が最小数のキーレスチャ ックを提供することにある。 本発明の他の目的は、装飾的であり、かつ、フロントスリーブを正しく保持す る改良されたノーズピースを備えたチャックを提供することにある。 これらの、および、他の目的は、回転可能な駆動シャフトを有する手動または 動力駆動装置と伴に用いられるチャックであって、ノーズ部分とテール部分とを 有する概ね円筒状の本体部材を備えるチャックを提供することにより達成される 。テール部分が前記駆動装置の前記駆動シャフトに係合すべくそれに形成された 軸方向ボアを有し、かつ、前記ノーズ部分がそれに形成された軸方向ボアとそ れを貫通して形成され前記軸方向ボアに交差する複数の角度付けられて配置され た通路とを有する。チャックはさらに、前記角度付けられて配置された通路の各 々に摺動可能に位置付けられた複数のジョーであって、各々がその一側に形成さ れたジョー面とその逆側に形成されたネジとを有する複数のジョーを含んでいる 。チャックはさらに、前記本体に回転可能に取り付けられ、かつ、前記ジョーの 前記ネジに係合するナットと、前記本体部材に固定されたベアリングスラストリ ングとを含んでいる。チャックはさらに、前記ナットとスラストリングとの間に 配置された自己保持性反摩擦ベアリング組立体(self-contained anti-friction bearing assembly)と、前記ナットに駆動可能に係合し前記本体部材の前記ノー ズ部分を覆う概ね円筒状のフロントスリーブ部材であって、これにより、前記本 体部材に関して回転されたとき前記ジョーがそれにより移動されるフロントスリ ーブ部材とを含んでいる。 これらの、および、他の目的はまた、回転可能な駆動シャフトを有する手動ま たは動力駆動装置と伴に用いられるチャックであって、ノーズ部分とテール部分 とを有する概ね円筒状の本体部材であって、前記テール部分が前記駆動装置の前 記駆動シャフトに係合すべくそれに形成された軸方向ボアを有し、かつ、前記ノ ーズ部分がそれに形成された軸方向ボアとそれを貫通して形成され前記軸方向ボ アに交差する複数の角度付けられて配置された通路とを有する本体部材を備える チャックを提供することにより達成される。チャックはさらに、前記角度付けら れて配置された通路の各々に摺動可能に位置付けられた複数のジョーであって、 各々がその一側に形成されたジョー面とその逆側に形成されたネジとを有する複 数のジョーを含んでいる。チャックはさらに、前記本体に回転可能に取り付けら れ、かつ、前記ジョーの前記ネジに係合するナットと、前記本体部材の前記ノー ズ部分を覆い、かつ、前記ナットに駆動可能に係合する概ね円筒状のフロントス リーブ部材とを含んでいる。チャックはさらに、前記本体の前記ノーズ部分に固 設されるよう適合された耐錆性ノーズピースであって、前記フロントスリーブ部 材を前記ナットに駆動可能な係合状態に維持する耐錆性ノーズピースと、を備え 、これにより、前記フロントスリーブが前記本体部材に関して回転されたと き、前記ジョーが移動するようにされている。 本発明の他の目的、特徴および様相は、以下に詳細に議論される。 図面の簡単な説明 本発明の、最良の態様を含み、当業者にとって充分で実施可能な開示が、本明 細書の残りにおいてより詳細に添付の図面の参照を含みつつ述べられる。ここで 、 図１は、本発明の実施例に従うチャックの部分断面した側面図であり、 図２は、図１に示されたチャックの分解図である。 本明細書および図面において参照符号を繰り返して用いるのは、発明の同一ま たは類似する特徴または要素を表すことが意図されている。 好ましい実施例の詳細な説明 この説明は、例示的な実施例のみを記述するものであって、例示的構造に具体 化されている本発明のより広い様相を限定するべく意図されていないということ が当業者によって理解されるべきである。 さて、図１および図２を参照するに、本発明によるチャック１０が示されてい る。チャック１０はフロントスリーブ部材１２、オプションのリアスリーブ部材 １４、本体部材１６およびジョー１８を含んでいる。本体部材１６は概ね円筒形 状であり、ノーズ、すなわち、前方部分２０およびテール、すなわち、後方部分 ２２を備えている。本体部材１６のノーズ部分２０には軸方向ボア２４が形成さ れている。軸方向ボア２４は、このチャックが収納すべく設計されている最大の 工具シャンクよりも幾らか大きめである。ネジ付ボア２６は本体１６のテール部 分２２に形成され、（不図示の）動力または手動の駆動装置の駆動シャフトと係 合する標準寸法のものである。ボア２４、２６は本体部材１６の中心領域２８で 連通してもよい。ネジ付のボア２６が図示されているけれども、かかるボアは、 テーパ付駆動シャフトと係合する標準寸法のテーパ付ボアに置き換えることがで きる。 本体部材１６には、各々のジョー１８を収容すべく通路３０が形成されている 。好ましくは、３本のジョー１８が用いられ、各ジョー１８は隣り合うジョーと 約１２０度の円弧で分離されている。通路３０およびジョー１８の軸線はチャッ クの軸線に関して角度付けられており、しかし、チャック本体１６の前方の共通 点においてチャックの軸線と交差する。各ジョー１８は、チャック本体１６の軸 線に概ね平行な工具係合面３２とその逆、すなわち、外面のネジ部３４とを有し ている。全ての適当な形式およびピッチのネジ部３４が、当業者には明らかなよ うに、本発明の範囲内で利用されてもよい。 図１および２に示されるように、本体部材１６は、好ましい実施例では、本体 と一体のスラストリング部材３６を含んでいる。スラストリング部材３６はスラ スト面３８を含んでいる。スラスト面３８は、以下に詳細に説明される自己保持 型の反摩擦ベアリング組立体４２のインナーレースと係合する湾曲座面を含んで いる。スラストリング部材３６は、周辺あたりに形成された複数のジョー案内道 を有し、この案内道はジョー１８が貫通して引き込まれるのを許容する。 本体部材１６は、ギザギザ面を備えた後方の筒状部４４を含み、筒状部４４は 、そう望むなら、圧入によりオプションのリアスリーブ１４を受け入れる。本体 １６はさらに、後方の筒状部４４からスラストリング３６まで延在する第１のテ ーパ付部分４８を含む。第２のテーパ付部分５０はスラスト面３８の部分から前 方の筒状部５２まで延在している。前方の筒状部５２は第２の筒状部５０の小径 端よりも大きな径であり、本体１６のノーズおよびテール部分２０および２２の 中間に第１の円周溝５４を形成している。本体１６はさらに、以下に詳細に説明 するように、ノーズピース５８を受けるように適合されている減径されたノーズ 部分５６を含んでいる。 本発明は、さらに、好ましい形態では分割ナットである、ナット６０を含んで いる。ナット６０はジョー１８のネジ３４と係合するネジ６２を含み、これによ り、ナットが前記本体に関して回転されたとき、前記ジョーが前進または引き込 まれる。ナット６０は、それが組み立てられた後、ナット６０を一体に維持する 保持バンド６４を受け入れるべく適合されている。図示の実施の形態では、前方 の筒状部５２の径のために、分割ナットが用いられている。ナット６０はフロン トスリーブ１２の駆動リブ６８に係合する駆動スロット６６を含んでいる。この 結果、フロントスリーブ１２が回転されたとき、ナット６０が一緒に回転し、上 述のように、ジョー１８を移動させる。 自己保持型ベアリング組立体４２はスラストリング３６とナット６０の面７０ との間に設置されるよう適合されている。自己保持型ベアリング組立体４２は、 インナーレース７２、アウターレース７４およびその両者間に保持されているベ アリング要素７６を含んでいる。好ましい実施の形態では、ベアリング要素はボ ールベアリングである。自己保持型ベアリング組立体４２は、さらに、ベアリン グ組立体を自己保持部品として維持するようインナーおよびアウターレース７２ ，７４を取り囲むシュラウド７８を有してもよい。インナーレース７２はスラス トリング３６のスラスト面３８の湾曲座面４０に嵌合するよう寸法および形状付 けられた湾曲面を含んでいる。かかる嵌合関係が、整列およびチャックの作動時 における軸方向および半径方向の応力を最小化する助けとなる。好ましい実施の 形態では、自己保持型ベアリング組立体４２は、ラジアルスラストベアリングで ある。 自己保持型ベアリング組立体を用いることにより、多くの有利性を有する。個 々のボールベアリングおよびケージを取り扱う必要がなく、組立が大きく簡素化 される。加えて、本体およびナットが、本体またはナットがスラスト受けレース として機能している従来のベアリングシステムに必要とされる程の硬さや緻密さ を要求されない。かくて、材料選定により柔軟性があり、二次的に製造作業を、 究極的にコストを低減する。 フロントスリーブ部材１２はチャック１０のノーズ部分２０上に緩く嵌り合う よう適合されている。フロントスリーブ１２の駆動リブ６８がナット６０の駆動 スリット６６に係合し、この結果、フロントスリーブ１２とナット６０とが協働 的に連結される。すなわち、フロントスリーブ１２が回転されると、ナット６０ が一緒に回転する。フロントスリーブ１２は前方の円筒部５２およびノーズ部分 ５６の内側面に休止するよう適合された環状の棚部７８を含んでいる。ノーズピ ース５８はフロントスリーブ１２をチャック１０上に維持すべく寸法付けら れ、かつ、ノーズ部分５６に圧入されるよう適合されている。ノーズピース５８ はまた、スナップ係合、ネジ係合等により固着されてもよいことが理解されるべ きである。ノーズピース５８は前記チャックが組み立てられたとき露出され、か つ、好ましくは、錆を防止し、その外観を向上させるために、非鉄系金属のコー ティングにより被覆される。好ましい実施の形態では、かかるコーティングは亜 鉛ないしはニッケルであるが、他の適当なコーティングも利用できるということ が理解されるべきである。 ノーズピース５８は、フロントスリーブ部材１２をチャック１０上の正しい位 置に維持し、かつ、ナット６０との駆動係合状態に維持するのに役立つ。加えて 、ノーズピース５８は錆を防止しノーズ部分５６に対して美的に感じのよいカバ ーをもたらすという二つの目的に役立つ。これは、本体部材１６全体を非鉄系金 属で被覆する必要性なしに、美的に感じのよい外観が得られるという利点をもた らす。もし望むなら、リアスリーブ部材１４は省略されてもよく、フロントスリ ーブ部材１２が本体１６の末尾まで延在されてもよい。この代替物は、スピンド ルロック等が駆動装置に設けられているとき、または、駆動装置がジョーを締め 付けたり緩めるのに用いられるときに適している。 フロントスリーブ部材１２の周面には、操作者が確実にそれを把持することが できるように、ギザギザが付けられたり、長手方向のリブまたは他の突起が設け られてもよい。同様の方法で、もし用いられるのであれば、リアスリーブ部材１ ４の周面にも、望むなら、ギザギザが付けられたり、リブが設けられてもよい。 フロントおよびリアスリーブは、ポリカーボネート、充填ポリプロピレン、例え ば、ガラス充填ポリプロピレン(glass filled polypropylene)のような構造プラ スティック、または、構造プラスティックの混合物から製造されてもよい。例え ば、グラファイト充填の高分子量可塑剤のような他の複合材料もまた、ある環境 内では適切である。当業者には理解されるように、本発明のチャックを製造し得 る材料はチャックの末端での使用に依存し、上述のものは例示のみである。 リアスリーブ部材１４は、フロントスリーブ部材１２が作動的にナット６０に 関連付けられている間、本体部材１６に固定され、かつ、相対回転のために本体 部材１６に固設されている。フロントおよびリアスリーブ部材１２および１４の 相対運動があると、ジョー１８のネジ３４とナット６０のネジ６２との間の相互 作用により、ジョー１８が、その相対運動の方向に依存して、前進または引き込 まれる。 上述の説明はキーレスチャックに関して述べられたが、本発明の原理はキー付 チャックおよび本発明の範囲内にあるものに等しく適用できるということが理解 されるべきである。 これらおよび本発明の他の改良および変形は、添付の請求の範囲により詳しく 述べられた本発明の精神および範囲から逸脱すること無く当業者によって実施さ れ得る。加えて、種々の実施の形態は全体、または、部分として相互に交換し得 るということが理解されるべきである。さらに、当業者は上述の説明は例示であ り、本発明を限定する意図はなく、そこで添付の請求の範囲にさらに記載されて いるということを理解するであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ)，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｚ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ，ＬＵ， ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 バートン，クリストファー，ビー. アメリカ合衆国 29678 サウス カロラ イナ州 セネカ パターソン ロード 573

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いられる チャックであって、 ａ）ノーズ部分とテール部分とを有す概ね円筒状の本体部材であって、前記テ ール部分が前記駆動装置の前記駆動シャフトに係合すべくそれに形成された軸方 向ボアを有し、かつ、前記ノーズ部分がそれに形成された軸方向ボアとそれを貫 通して形成され前記軸方向ボアに交差する複数の角度付けられて配置された通路 とを有する本体部材と、 ｂ）前記角度付けられて配置された通路の各々に摺動可能に位置付けられた複 数のジョーであって、各々がその一側に形成されたジョー面とその逆側に形成さ れたネジとを有する複数のジョーと、 ｃ）前記本体に回転可能に取り付けられ、かつ、前記ジョーの前記ネジに係合 するナットと、 ｄ）前記本体部材に固定されたベアリングスラストリングと、 ｅ）前記ナットとスラストリングとの間に配置された自己保持性反摩擦ベアリ ング組立体と、 ｆ）前記ナットに駆動可能に係合し前記本体部材の前記ノーズ部分を覆う概ね 円筒状のフロントスリーブ部材であって、これにより、前記本体部材に関して回 転されたとき前記ジョーがそれにより移動されるフロントスリーブ部材と、 を備える回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いら れるチャック。 ２．前記本体部材は前記ノーズおよびテール部分の間に形成された第１の周囲溝 を含み、かつ、前記ナットが前記周囲溝内に取り付けられている請求項１に記載 の手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 ３．前記ナットが分割されている請求項２の手動または動力駆動装置と伴に用い られるチャック。 ４．前記自己保持型ベアリング組立体はインナーレースとアウターレースと両者 間に維持されたベアリング要素を含む請求項１に記載の手動または動力駆動装置 と伴に用いられるチャック。 ５．前記ベアリング組立体はさらにベアリング組立体を一緒に維持するシュラウ ドを含む請求項４に記載の手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 ６．前記ベアリング要素がボールベアリングである請求項４に記載の手動または 動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 ７．前記ベアリングスラストリングはベアリング組立体のインナーレースの湾曲 部分に係合する湾曲座面を含む請求項４に記載の手動または動力駆動装置と伴に 用いられるチャック。 ８．前記ベアリング組立体はラジアルスラストベアリングである請求項１に記載 の手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 ９．前記リングは本体と一体である請求項１に記載の手動または動力駆動装置と 伴に用いられるチャック。 １０．前記ナットはフロントスリーブの駆動リブを受け入れる駆動スリットを含 む請求項１に記載の手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 １１．前記フロントスリーブは前記本体の前記ノーズ部分に圧入された耐錆性の ノーズピースによって前記本体上に前記ナットと係合して維持されている請求項 １に記載の手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 １２．回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いられ るチャックであって、 ａ）ノーズ部分とテール部分とを有す概ね円筒状の本体部材であって、前記テ ール部分が前記駆動装置の前記駆動シャフトに係合すべくそれに形成された軸方 向ボアを有し、かつ、前記ノーズ部分がそれに形成された軸方向ボアとそれを貫 通して形成され前記軸方向ボアに交差する複数の角度付けられて配置された通路 とを有し、さらに、前記ノーズおよびテール部分の間に形成された第１の周囲溝 と前記周囲溝および前記テール部分の中間にベアリングスラストリングとを含む 本体部材と、 ｂ）前記角度付けられて配置された通路の各々に摺動可能に位置付けられた複 数のジョーであって、各々がその一側に形成されたジョー面とその逆側に形成さ れたネジとを有する複数のジョーと、 ｃ）前記本体に前記周囲溝内で回転可能に取り付けられ、かつ、前記ジョーの 前記ネジに係合する分割ナットと、 ｄ）前記ナットとスラストリングとの間に配置された自己保持性反摩擦ベアリ ング組立体であって、インナーレースとアウターレースと両者間に維持されたベ アリング要素および該組立体を一緒に維持するシュラウドを含む自己保持性反摩 擦ベアリング組立体と、 ｅ）前記ナットに駆動可能に係合し前記本体部材の前記ノーズ部分を覆う概ね 円筒状のフロントスリーブ部材であって、これにより、前記本体部材に関して回 転されたとき前記ジョーがそれにより移動されるフロントスリーブ部材と、 を備える手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 １３．前記ベアリングスラストリングはベアリング組立体のインナーレースの湾 曲部分に係合する湾曲座面を含む請求項１２に記載の手動または動力駆動装置と 伴に用いられるチャック。 １４．前記ベアリング組立体はラジアルスラストベアリングである請求項１２に 記載の手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 １５．前記ナットはフロントスリーブの駆動リブを受け入れる駆動スリットを含 む請求項１２に記載の手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 １６．前記フロントスリーブは前記本体の前記ノーズ部分に圧入された耐錆性の ノーズピースによって前記本体上に前記ナットと係合して維持されている請求項 １に記載の手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 １７．前記チャックは前記テール部分に受け入れられたリアスリーブを含む請求 項１２に記載の手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 １８．回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いられ るチャック用の改良された本体部材であって、 ａ）ノーズ部分およびテール部分であって、前記テール部分が前記駆動装置の 前記駆動シャフトに係合すべくそれに形成された軸方向ベースを有し、かつ、前 記ノーズ部分がそれに形成された軸方向ボアとそれを貫通して形成され前記軸方 向ボアに交差する複数の角度付けられて配置された通路とを有するノーズ部分お よびテール部分と、 ｂ）前記ノーズおよびテール部分の間に配置され、ベアリング組立体の湾曲部 分と係合する湾曲座面を含むベアリングスラストリングと、 を含む回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いられ るチャック用の改良された本体部材。 １９．さらに、前記スラストリングと前記ノーズ部分との中間に形成され、その 中にナットを受け入れるための第１の周囲溝を含む請求項１８に記載の回転可能 な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック用の 改良された本体部材。 ２０．前記複数の角度付けられて配置された通路はまた、前記スラストリングと も交差する請求項１８に記載の回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力 駆動装置と伴に用いられるチャック用の改良された本体部材。 ２１．前記ノーズ部分はその上にフロントスリーブを受け入れるよう適合されて いる請求項１８に記載の回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装 置と伴に用いられるチャック用の改良された本体部材。 ２２．前記テール部分はその上にリアスリーブを受け入れるよう適合されている 請求項１８に記載の回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と 伴に用いられるチャック用の改良された本体部材。 ２３．回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いられ るチャックであって、 ａ）ノーズ部分とテール部分とを有す概ね円筒状の本体部材であって、前記テ ール部分が前記駆動装置の前記駆動シャフトに係合すべくそれに形成された軸方 向ボアを有し、かつ、前記ノーズ部分がそれに形成された軸方向ボアとそれを貫 通して形成され前記軸方向ボアに交差する複数の角度付けられて配置された通路 とを有する本体部材と、 ｂ）前記角度付けられて配置された通路の各々に摺動可能に位置付けられた複 数のジョーであって、各々がその一側に形成されたジョー面とその逆側に形成さ れたネジとを有する複数のジョーと、 ｃ）前記本体に回転可能に取り付けられ、かつ、前記ジョーの前記ネジに係合 するナットと、 ｄ）前記本体部材の前記ノーズ部分を覆い、かつ、前記ナットに駆動可能に係 合する概ね円筒状のフロントスリーブ部材と、 ｅ）前記本体の前記ノーズ部分に固設されるよう適合された耐錆性ノーズピー スであって、前記フロントスリーブ部材を前記ナットに駆動可能な係合状態に維 持する耐錆性ノーズピースと、 を備え、これにより、前記フロントスリーブが前記本体部材に関して回転された とき、前記ジョーが移動するようにした回転可能な駆動シャフトを有する手動ま たは動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 ２４．前記ノーズピースは露出されている請求項２３に記載の回転可能な駆動シ ャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 ２５．前記ノーズピースは非鉄系金属コーティングで被覆されている請求項２３ に記載の回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いら れるチャック。 ２６．前記ナットは駆動スロットを含み、かつ、前記フロントスリーブは前記駆 動スロットに係合する駆動リブを含む請求項２３に記載の回転可能な駆動シャフ トを有する手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。 ２７．前記本体の前記ノーズ部分は棚部分を含み、かつ、前記ノーズピースは前 記棚部と前記ノーズピースとの間に前記フロントスリーブの一部を維持する請求 項２３に記載の回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に 用いられるチャック。 ２８．前記本体部分は前記ノーズおよびテール部分の中間でそれに形成された第 １の周囲溝を含み、かつ、前記ナットが前記溝に取り付けられている請求項２３ に記載の回転可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いら れるチャック。 ２９．前記本体部材はベアリングスラストリングを含む請求項２８に記載の回転 可能な駆動シャフトを有する手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック 。 ３０．さらに、前記ナットと前記ベアリング組立体との間に配置された自己保持 性反摩擦ベアリング組立体を含む請求項２９に記載の回転可能な駆動シャフトを 有する手動または動力駆動装置と伴に用いられるチャック。