JPH09501192A - 血液分離用ポリエステル - Google Patents

血液分離用ポリエステル

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Abstract

(57)【要約】 血液サンプル管中で、遠心力によって軽い部分と重い部分とに血液を分離するのを容易にするポリエステルを提供する。このポリエステルは、遠心力がかけられている間に血液の軽い部分と重い部分との間に介在するように適切な重さを有して形成される分離用組成物の構成として有用である。本発明のポリエステルを含む分離用組成物は、軽量さと色とに関して優れた特性を有している。このポリエステル組成物は、血液分離用組成物の分野で従来のポリエステルに比較して容易に製造し得る。

Description

【発明の詳細な説明】 血液分離用ポリエステル 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、血液の血清またはプラズマと血液の細胞部分との分離を容易にする のに有用なポリエステルに関するものである。 2.関連技術の説明 本発明のポリエステルは、血液細胞部分と血清またはプラズマとが完全に分離 するまで血液を遠心分離するための血液サンプリング容器で使用できる分離用組 成物として簡単に形成できる。該分離用組成物の物理的特性ならびに化学的特性 としては、継ぎ目の無い一体のシールを分離された各血液相の間に配置すること により、遠心分離後の各相を分離状態で維持するとともに血液サンプリング容器 から血清またはプラズマを容易に除去できるようにすることが挙げられる。病医 院での血液成分の大量検査の結果、血液サンプルの採取と分析用サンプルの準備 を簡略化する多様な装置が開発されてきた。一例を挙げると、空の長いガラス管 であって、その一方端を恒久的に閉鎖し、かつ患者の血液を引き込むのに使用す る両端付け刃型のカニューレを貫通させたダイヤフラムを備えるラバー製ストッ パーで他方端を封止したものに、未分離の血液を集める。所望量の血液を採取し た後、血液細胞部分(重い相)と血清またはプラズマ(軽い相)とから成る二種 の分離相を形成するようにサンプル容器を遠心分離にかける。例えば、軽い相は 検査用にピペットやデカンテーション等によりサンプル容器から除去される。 従来例では、弾性ピストン、スプール、ディスク等の大量生産によるシール形 成部材を血液サンプル容器に設けて、二種の分離相の間の機械的バリヤーとして 機能させることを提案している。機能的なシールを設けるのに要する厳密な許容 誤差までこの装置を製造するのはコスト高であるため、封水体が代用されてきた 。封水体は、分離したい二種の血液相の中間値となる特定重力を有するよう形成 されて、血液細胞相と血清相との界面部に分離部を設ける。かかる封水体は、例 えば、ポリマーベースの材料と、最終組成物の特定重力および粘性を調節するた めの一種以上の添加物と、任意のネットワーク形成剤とを含む。代表的な先行 技術の封水体として挙げられるのは、凝固防止剤で被覆されたスチレンビード( 米国特許第3,464,890号)、シリカが分散されたシリコン液(米国特許第3,780,9 35号)、シリカのような適切なフィラーを含む疎水性重合ポリエステル(米国特 許第4,101,422号および第4,148,764号)、スメクタイト粘土またはパウダー状シ リカの脂肪族アミン誘導体を伴った液体アルファオレフィンジアルキルマレエー ト(米国特許第4,310,430号)、シリカフィラーおよびネツトワーク形成剤を有 するシリコン液の反応生成物(米国特許第4,386,003号)、エポキシ化された植 物油や塩化ポリブテンのような相溶性粘性液体とパウダー状シリカのようなチキ ソトロピー性分与剤との混合物(米国特許第4,534,798号)、高濃度の塩化オク タデカンと結合した低濃度のポリアルファーピネンを含むデュアルレジンから成 るチキソトロピーゲルであって、さらに上記ゲルは放射安定化剤と、ネットワー ク安定化剤と、チキソトロピー剤と、顔料とから成る、そのようなチキソトロピ ーゲル(米国特許第4,994,393号)、平均粒子サイズが0.01〜2ミクロンでかつ 内部架橋濃度が0.1〜3mmol/gの高純度樹脂粒子と混合したゼラチン性物質(米 国特許第5,169,543号)である。 理想的には、商業的に有用な血液分離用組成物は血液サンプルの輸送中ならび に処理中はもちろん使用前の延長期間中も一定した物理的特性ならびに化学的特 性を維持しており、通常の遠心分離条件下で安定した分離状態を容易に形成し、 血液中のその存在または濃度が判定されるべき物質に対して比較的不活性または 無反応であるべきである。ますます重要な役割を負うようになっている治療用薬 物モニタリング(TDM)用に血液サンプル容器が使用される場合には、判定され るべき物質に対する不活性さは特に重要である。TDMは、臨床医学者の過去の経 験を通して確立されており、したがって、検出限度以下かあるいは有害であるか のいずれかに該当する服用レベルとなる患者数を減じる結果となっている。TDM のもとでの薬物の投与によって、時間経過に伴い発現した薬物耐性、複数の肉体 的障害の存在、他の治療剤との相互補助作用あるいは相互背反作用等の要因が信 頼できるものになる。TDMのもとで投与することを推奨される薬物のなかには、 長期治療あるいは人命に関わる病気の治療で使用されるもののほかに、治療上の 終点の定義がまずかったり、薬物反応曲線が急峻であったり、治療範囲が狭かっ たり、薬理学的反応速度が個々人ごとに相当変化したり、あるいは非線形の薬理 学的反応速度となって危険な有毒性を呈するものがある。具体例を挙げると、イ ミプラミン(imipramine)あるいはデシプラミン(desipramine)のような多数 の三環の抑鬱剤の、実験的に確立された治療範囲に関連した血液レベルの評価は 、一見薬剤抵抗性の鬱病のように思われる病気の治療に特に有用であるとの報告 がある。同様にTDMは、てんかんの治療で投与されるフェニトイン(phenytoin) やフェノバービタル(phenobarbital)のような抗けいれん剤や、メトトレキセ ート(methotrexate)のような抗腫瘍剤や、ダイゴキシン(digoxin)、リドケ イン(lidocaine)、ペントバービタル(pentobarbital)、セオフィリン(theo phylline)に限定されないがこれらを含む上記以外のより一般的に処方されてい る薬物を監視する目的で利用される。 血清およびプラズマ中の薬物濃度に及ぼす血液分離用組成物の影響についての 近年の研究報告の示すところによると、薬物試験用に採取された血液サンプルと 接触する重合化物の選択に際して注意を払わなければならない。例えば、P.Or sulak ほか著の「治療用薬物モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring) 」、6:444-48(1984年刊)およびY.Bergqvistほか著のClin.Chem.、3:465 -66(1984年刊)を参照されたい。上記研究の結果は、血液サンプル容器中 に供給された血液分離組成物は、該組成物の一つまたはそれ以上の構成要素によ る薬物吸収の結果、血清値またはプラズマ値の減少の原因となり得ることを示し ている。ここに報告されている測定された薬物濃度の減少は経時的に変化するよ うに見える。観察された薬物濃度の減少は採取から処理に至る時間の経過を最小 限に留めることで効果的に低減され得ると、ある報告は結論づけている。別な報 告は、血液サンプルは可能な限り速やかに研究所に輸送して4時間以内に処理が 行われる状態にするべきであると勧告している。しかし、商業的に有用な血液サ ンプル容器は、血液サンプルの採取、輸送および処理に現実には約1時間〜72 時間を要する可能性のある大規模な研究機関でのルーチン化した治療行為を考慮 に入れた上で、正確なテスト結果をもたらさねばならない。 米国特許第4,148,764号は、血液分離装置において防護剤として有用なポリエ ステルを教示している。当該ポリエステルは本質的に化学量論的量の以下に列挙 する各物質の反応生成物から成る:(1)(a)炭素数4〜約12の脂肪族ジカルボ キシル酸と、(b)75重量%あるいはそれ以上のC36二塩基酸を含有する重合 性脂肪酸とから成る、ジカルボキシル酸組成物、(2)炭素数3〜8の分枝型脂 肪族二価アルコールと、上記二価アルコールの混合物または少なくとも50重量 %の分枝型脂肪族二価アルコールを含有する混合物と、炭素数2〜8の直鎖型脂 肪族二価アルコールとを含むジオール組成物。(a)対(b)の当量比は0.80:0.20〜0 .97:0.03の範囲内にある。該ポリエステルは、2,000〜10,000の平均分子量と、 210℃で2,000〜8,000センチストークスの動粘性と、25℃で1.015〜1.060g/ cm3の範囲にある密度とを有する。 米国特許第5,124,434号は、血液分離の際に有用なポリエステルを開示してい る。当該ポリエステルは少なくとも4種の成分を含み、すなわち、1モルのジカ ルボキシル酸部分と、1モルのジオール部分とから成り、上記酸部分は、炭素数 13〜約22の約5〜約60モル%の脂肪族ジカルボキシル酸を有する第1のジ カルボキシル酸組成物と、炭素数4〜約12の約5〜約90モル%の脂肪族ジカ ルボキシル酸を有する第2のジカルボキシル酸組成物と、炭素数約36の約5〜 約25モル%の脂肪族ジカルボキシル酸を有する第3のジカルボキシル酸組成物 とから成る。上記ポリエステルは、粘性液体の形態を呈しかつ室温で濃度が1.01 〜1.09の範囲内にある。しかしながら、米国特許第5,124,434号は有用なジオー ル部分として二量体のジオールすなわち炭素数36の二価アルコールを提案して いるわけではない。また、フェノバービタル(phenobarbital)やイミプラミン (imipramine)のような血液中に存在する治療剤に対して親和力が減じられた機 能的血液分離組成物について有用なポリエステルがわずか3種の添加物から準備 され得ることも教示していない。厳密な密度コントロールを施して4種の添加物 ではなく3種の添加物から液状疎水性ポリエステルを製造する能力は、該ポリエ ステルの準備の製造工程を簡略化する点で明白な利点をもたらす。反応物の数が 少ないということは、該反応物を反応容器に充填する際に間違いを犯す機会を少 なくすることを意味する。本発明のポリエステルの準備期間中に観察される比較 的高い重縮合率のために、製造効率も改善される。ポリエステルを含有する二量 体のジオールは米国特許第5,124,434号に教示されたポリエステルを含有する二 量体酸よりも色が薄いことが観察されている。二量体ジオールは、ポリエステル を準備するのに採用される反応条件のもとで熱酸化性の黒色化の影響を受けにく いようにしているように思われる。さらに、バッチ単位の変動に注目すると、二 量体のジオールの使用は、ポリエステルを含有する二量体酸が示す色よりも一定 に近い色を有するポリエステルを生成する。二量体ジオールポリエステルは、該 ポリエステルがシリカ−ポリエステルスタビライザー型の血液分解機能を有する 組成物に採用された場合、その色がより薄くより一定していればいるほど、色合 わせを容易にする。 英国特許第685,649号は、メチレン基のうちの少なくとも1個に直接結合され た炭素数18〜26の反応性のハイドロカーボン・ラジカルと2個のエステル化 可能なヒドロキシル基を有する有機組成物とを有する反応性コハク酸により生成 されるポリエステルを準備する工程を開示している。 米国特許第4,480,087号は、少なくとも75モル%の無水コハク酸アルキルま たは無水コハク酸アルケンとその酸機能性誘導体を酸部分として含有し、炭素数 2〜12の直鎖状脂肪族グリコールおよび環状脂肪族グリコールをジオール部分 として含有するポリエステルワックスを教示している。残りの酸部分は、コハク 酸またはアジピン酸のようなC4〜C10の二塩基性脂肪酸であればよい。この特 許は、炭素数36のジオールを組み入れたポリエステル組成物の教示もしていな ければ、かかるポリエステル組成物がフェノバービタルやイミプラミンのような 血液中に存在する治療剤に対する親和力が減じられた血液分離機能を有する組成 物として有用であるというような提示を含むものでもない。 米国特許第5,101,009号は、テレフタル酸またはジアルキル・テレフタレート のいずれかを酸部分として含みかつ二量体ジオールと炭素数2〜8の少なくとも 1個のグリコールの両方をジオール部分として含むコポリエステル樹脂に関する ものである。この特許は脂肪族二酸化物を酸部分として使用することを教示して もいないし、フェノバービタルやイミプラミンのような血液中に存在する治療剤 に対する親和力を減じられた血液分離機能を有する組成物としてかかるコポリエ ステル樹脂が有用であるというような提示を含んでもいない。 米国特許第5,176,956号は改良型生物医学的装置を開示しており、そこでは、 該装置の皮膚に接触する操作部上に、皮膚のようで粘着性があり圧力によって変 形する重合体の接着剤と、二量体ジオールを含む少なくとも脂肪酸二量体基を有 する組成物又はそれ由来の組成物から成る反応生成物と、二価アルコールを含む 好適な共反応物とのフィルムまたは層が配置される。この特許は、該ポリエステ ル組成物がフェノバービタルやイミプラミンのような血液中に存在する治療剤に 対して親和力が減じられた血液分離機能を有する組成物として有用であるとの提 示を含むものではない。 発明の概要 本発明では、ある種の高疎水性ポリエステルが、治療上有用な血液分離用組成 物において上述の要件を満たすことを見出した。本発明にかかるこのポリエステ ルは、ジカルボキシル酸部とジオール部とを含んでいる。 前記ジオール部は、二量体性ジオール、及び二量体酸への水素添加で得られる 炭素数36の二価アルコールを含んでいる。ここで、前記二量体酸は炭素数18 の脂肪酸の二量化によって得られるものである。前記ポリエステルは、室温での 密度が約1.01〜約1.09の範囲にある粘性液体である。 さらに詳細には、本発明にかかる前記ポリエステルは、次の繰り返し単位を含 んでいる。 ここで、RAは炭素数36で以下の実験式にかかるものであり、 C3670 そして、RBは、炭素数1〜34の二価の脂肪族鎖、炭素数3〜34の二価の環 状脂肪族鎖、炭素数9〜34の二価のアリレン鎖、炭素数7〜34の二価のアル カリレン鎖、炭素数8〜34の二価のアルカリルアルキレン鎖、およびそれらの 混合物からなる群から選ばれたひとつである。これとは別に、前記ポリエステル は、次の繰り返し単位を含んでいてもよい。 ここで、RA及びRBは上での定義通りである。そしてRCは、次式の化合物から なる群から選ばれたひとつである。 RC=(CHnmk ここでn=0,1,2または3 R=H,C1〜C10のアルキル m=0,1または2 n+m=2 k=1〜10 これらは、1,2−プロピレングリコール、1,3−及び1,4−ブタジエン ジオール、3−メチル−1,5ペナネジオールなどを含んでいる。 C36で二価の脂肪族アルコールが本発明にかかるポリエステルに含まれること で、好適なフィラー及び適合する表面活性剤などの他の添加物とともに形成され る場合に、機能的な血液分離用組成物となる生成物が生成される。 本発明にかかるポリエステルは、典型的には好適なフィラー及び適合する表面 活性剤などの他の添加物とともに、血液分離用組成物として容易に形成される。 できあがった血液分離用組成物の密度は所定範囲内となるようにコントロールさ れ、それによって、遠心分離の間に当該組成物は血清あるいはプラズマ相とそれ らより重い細胞相との間の界面にきっちりと位置づけられる。そして、遠心分離 が終われば、当該組成物は血液サンプル容器内で連続的かつ一体のバリヤを形づ くり、これによって、特に血清あるいはプラズマに対してデカンテーションやピ ペッティングを行う際に2つの相が混ざりあったっり混合されたりすることが防 がれる。本発明の血液分離用組成物は、わずかな量、たとえば通常の方法による 血液サンプリングや分析に使用され得る上述の形式の10ml程度の血液サンプ リング容器内において有利に利用され得る。本発明にかかるポリエステル主体の 当該血液分離用組成物は、一般的に検出される施療薬剤に対する相互作用が極め て少なく、少なくともTDMプロセスに好適に使用される。 好ましい実施例の説明 本発明の先に明記された繰り返し単位を有するポリエステルは、約3,000〜約1 2,000の分子量(ゲル透過式クロマトグラフィーによって決定される数平均)を 有する。本発明のポリエステルは室温で1.01〜1.09の範囲にある濃度を有する粘 性液体の形態で生成される。上記ポリエステルの特性のうちでも特に注目に値す るのは、その薄い色と、ポリエステル呈色のバッチ単位間での一貫性とである。 上記ポリエステルの特性のうちで更に注目に値するのは、それらが不活性である ことであり、この特性のためにTDM処理で特に有用となっている。本発明のポ リエステルはまた高疎水性であり、実質的に水不溶性を呈する。これらポリエス テルの物理的特性ならびに化学的特性は、血液サンプルの輸送及び処理期間中ば かりか使用前の長期にわたって一貫して維持される。上記ポリエステルの別な顕 著な特徴の一つに、1500G(Gは遠心力加速度対重力加速度の比)で1時間の超 遠心処理を行っても不具合が全く観られないという能力が挙げられる。 本発明のポリエステルは、2以下の酸値と、25以下のヒドロキシル値と、21 0度Fで約1700〜1500センチストークの動粘度とを有することを更に特徴とする 。 上記特性を有するポリエステルは、血液の血清部分と血餅部分との間に連続的 で一体のバリヤーまたはシールを設けるような血液サンプル容器中の血液分離剤 として特に有用である。換言すると、血液サンプル容器の内部表面に堅固に付着 する一体型シールを形成して、血清又は血液細胞部分と血餅部分とが全く接触し ないようにするように、該ポリエステルは分離相を完全に区分けする。切れ目の ない一体バリヤーを上記のように形成することにより、サンプル容器内で血餅部 分を分散させることなく、デカンテーションやピペッテイングによって血清また はプラズマ部分を容易に除去することが可能となる。 前述のように、本発明のポリエステルはジカルボン部とジオール部とを含む。 ジカルボン酸部として使用するのに好適な二酸化物として、下式のジカルボン酸 がある: HOOC-R1-COOH R1は炭素数1〜46の二価のアルキレン鎖であり、炭素数1〜34の二価脂肪 族鎖と、炭素数3〜34の二価環状脂肪族鎖と、炭素数6〜34のアリレン鎖と 、炭素数7〜34のアルカリレン鎖と、炭素数8〜34のアルカリルアルキレン 鎖とから成る群から選択するのが好ましい。 本発明を実施するにあたり利用可能で好適な二酸化物としては、これらに限定 はされないが、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、メチル・マロン酸、フマル酸、 マレイン酸、ジカルボン酸アセチレン、グルタル酸、エチル・マロン酸、ジメチ ル・マロン酸、メチル・コハク酸、シトラコン酸、グルタスコン酸、イタコン酸 、メサコン酸、アジピン酸、2−ジメチル・コハク酸、3−メチル・グルタル酸 、ヒドロ・ムコン酸、ムコン酸、ピメリン酸、ブチル・マロン酸、ジエチル・マ ロン酸、2−ジエチル・グルタル酸、2−エチル,2−メチル・コハク酸、3− メチル・アジピン酸、シクロペンタン・ジカルボン酸、スベリン酸、シクロヘキ サン・ジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アゼライン酸、5−ノルボ ネン(norbonene)−2,3−ジカルボン酸、フェニル・マロン酸、セバシン酸 、ショウノウ酸、1−シクロヘキサン・ジアセチル酸、シクロヘキシル・コハク 酸、ベンジル・マロン酸、フェニレン・ジアセチル酸、フェニル・コハク酸、ウ ンデカン・ジオン(undecanedioic)酸、3−フェニル・グルタル酸、1.10 −デカン・ジカルボン酸、4−フェニレン・ジプロピオン酸、ジカルボン酸ナフ タレン、1.11−ウンデカン・ジカルボン酸、1.12−ドデカン・ジカルボ ン酸、4−ビフェニル・ジカルボン酸、ジフェニル酸、ヘキサデカン・ジオン( hexadecanedioic)酸、二量体酸、及びそれらの混合物があげられる。特に好ま しいのは、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸及びドデカン・ジオン(dode canedioic)酸である。 低級アルキルエステルならびに無水物及びその低級アルキルエステル化物等の 当業者が認識可能な種々の均等物質が本発明のポリエステルを準備するに際して 採用されてもかまわないことが当業者には自明である。したがって、「酸」とい う語は、本発明で使用されているようにかかる酸誘導体を包含する意味で使われ る。メチルエステルは、本発明に記載されているポリエステルの準備には特に有 効である。酸と無水物とエステルの混合物を反応させて所望の生成物を得ること も可能である。 本発明のポリエステルのジオール部分は、上で定義した式RAで表わされる化 合物を主たる構成要素として有する二量体ジオール要素を含む。 上記二量体ジオールは、参照によってここに組み込まれる米国特許第5,101,00 9号により十分に記載されている。 ジオール部分は、下記の式で表される1種以上のエステル化可能な二価の(di hydric)化合物を更に含んでいてもかまわない: HO-Rc-OH 上記式にあてはまる代表的ジオールには、ネオペンチルグリコール、プロピレ ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、3-メチル-1,5 -ペンタンジオール、1,2-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール、1,2-ブタン ジオール、1,2-ペンタンジオール、1,3-ペンタンジオール、1,4-ペンタンジオー ル等がある。ジオール部分は二量体ジオールとプロピレングリコールとを含み、 この場合、反応容器に充填された二量体ジオール対プロピレングリコールのモル 比は約0.17:0.99〜約0.42:0.78の範囲内にある。 従来のエステル化の手順および機器は、本発明のポリエステルを得るために使 用される。反応性要素は通常は仕込み単位として反応容器に添加され、約150 ℃〜250℃の温度でエステル化反応を実質的に完了するのに十分な期間、反応 混合物がアジテーションを伴いながら加熱される。所望の特性が得られるまで減 圧(例えば、200℃〜250℃で1〜5mmHg)を適用することにより、こ の反応を完了させていってもよい。減圧蒸留によって、水と過剰未反応物と反応 混合物中に存在する少量の前記以外の気化物質とを完全に除去する。 本発明のポリエステルはわずかな着色をともなって形成されるが、更に色を改 良したい場合は、過酸化物または塩素を用いる等、周知の一般的な漂白方法のい ずれかでポリエステルを漂白すればよい。代替例として、木炭または漂白粘土の ようなフィルター物質を介して濾過することにより、ポリエステルを脱色しても よい。 公知のエステル化触媒を使用して、エステル化率を高めてもよい。遊離カルボ キシル基のエステル化率を高めるのに好適なエステル化触媒には、リン酸、硫 酸、トルエンスルホン酸、スルホン酸メタン等がある。かかる触媒の量は大きく 変動してもかまわないが、たいていの場合、全供給原料に対して約0.1〜約0.5重 量%の範囲の量となる。エステル交換を達成するのに有効な触媒には、ジブチル チン・ジアセテート(dibutyltin diacetate)、シュウ酸第1スズ、酸化ジブチル チン(dibutyltin oxide)、チタン酸テトラブタン、酢酸亜鉛などがある。上記 触媒は、全体供給原料に対して約0.01〜0.05重量%の範囲の量で採用されるのが 一般的である。かかる触媒が使用される場合、触媒は反応の最初から最後までず っと存在している必要は無い。良好な色と約2mgKOH/gm以下の比較的小さい 酸価を有する生成物を得るには、反応最終段階において触媒を添加することが有 効な場合もある。反応が完了した時点で、触媒が不活性化して濾過または他の従 来からの方法で除去されればよい。 ベンゼン、トルエン、キシレン等の不活性な希釈剤が該反応のために採用され てもよい。しかし、希釈剤の使用は必須ではない。希釈剤を使用せずに反応を行 うことが望ましいと一般に考えられているが、これは、得られたポリエステルが 反応容器から取り出したそのままの状態で直接使用できるからである。必要なら ば、わずかな過剰量の(存在する当量の酸に対して)気化性ジオール化合物を使 用してもよい。過剰なジオールは反応媒として作用し、反応混合物の粘性を減少 させる。過剰ジオールはエステル化反応時に蒸留除去され、必要ならば反応容器 へとリサイクルされてもよい。一般には、約20重量%の過剰揮発性ジオールで 足りる。 アジピン酸を含む総量1.0モルの酸部分を、二量体ジオールおよびプロピレン グリコールを含む約1.2モルのジオール部分と反応させることにより、特に有用 な血液分離剤が得られる。二量体ジオール対プロピレングリコールのモル比は約 0.17:0.99〜約0.42:0.78の範囲にわたる。 本発明のポリエステルを用いた血液分離組成物の準備は、所有者が同じである 米国特許第4,101,422号および第4,148,764号に記載された態様で行われればよく 、上記特許の開示部全体は、十分に明らかになるように、本明細書中に引用によ り組み入れられる。 本発明のポリエステルと一般に検査される薬物との間の相互作用の程度の決定 は、周知の回収試験およびガスクロマトグラフィー、ガス・液体クロマトグラフ ィー、高性能液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィーのような薬品測 定技術、または同位元素標識免疫定量法、酵素免疫定量法、蛍光偏光免疫定量法 、比濁分析などの免疫定量技術を利用して実行されればよい。多様な好適な手順 が文書で報告されている。例えば、前記Bergqvistらの文献を参照されたい。か かる判定は、必要ならば、人間の血清または市販の牛の血清を用いて実行されれ ばよい。 下記の具体例は本発明をより十分に例示するように提示されており、発明の範 囲を限定する意図はなく、限定するものと解釈されるべきでもない。具体例では 、他の方法で表示されている場合を除き、すべての百分率が重量ベースである。 実施例1 アジピン酸(当量で1.0、41.91重量%)と、1,2−プロピレングリ コール(当量で0.75、20%過剰、19.63重量%)と、二量体ジオール (当量で0.25、38.46重量%、過剰使用せず)とを含む反応混合物1. 30キログラムを、機械的撹拌装置と、電子式サーモスタットと、環流凝縮器の 下に搭載された回収トラップへと導かれる断熱ビグロー(Vigreaux)分別カラ ムとが設けられた2リッター反応フラスコに入れた。そして、最終温度が225 度Cとなるまで徐々に加熱した。約190度Cに達し、水がトラップに溜まり始 めたころ、エステル化の徴候が見られた。温度は、100〜110度の範囲内で 、蒸気が凝縮する温度に維持され、最大効率で反応容器に揮発性のグリコールが 戻るように分別カラム内で反応が進められた。約8時間後には、反応における理 論上の水の約85%が回収され、それから当該装置は、内圧が28インチHgな るまで減圧された。この減圧状態でかつ反応装置の温度が225度の状態で、酸 基のエステルへの変化は少なくとも1.5時間(総経過時間は9.5時間)で完 了した。それから、エステル化反応促進触媒、すなわちジ−n−ブチルチンアセ テートが、初期状態で計算して濃度が0.02%となるように導入された。当該 分別カラムは、蒸留経路が短くなるように当該システムから分離され、ラフな実 験用ポンプ(1〜2mmHg)の最大能力を用いて減圧された。約0.75時間 後、210度Fでの粘度が3477cStまで上昇した。最終的に得られた物質は 、酸価が0.4mgKOH/gで、ヒドロキシル価が20.7(同一単位)であった 。当該ポリエステルの密度は1.0266gm/mL(25度C)であった。 好ましい実施例に関連して、本発明は上で説明され具体化されたが、他の種々 の実施態様も当業者にとって明白であろう。したがって、本発明は特別に説明さ れ具体化された前記実施例に限定されることはなく、変形や改変が、本発明の精 神から離れない限りにおいてそれらに加えられ得るのであり、その全範囲は次の 請求の範囲によって記述される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AT, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C Z,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT,LU, LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK,TJ ,TT,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次の繰り返し単位A及びBを含んでおり、 Aは炭素数36で以下の式であらわされるものであり、 C3670 Bは、炭素数1〜34の二価の脂肪族鎖、炭素数3〜34の二価の環状脂肪族 鎖、炭素数9〜34の二価のアリレン鎖、炭素数7〜34の二価のアルカリレン 鎖、炭素数8〜34の二価のアルカリルアルキレン鎖、およびそれらの混合物か らなる群から選ばれたひとつである、 ポリエステル。 2.室温での密度が約1.01〜約1.09の範囲にある、請求項1に記載のポ リエステル。 3.100度Cでの動粘性が約1700〜約5000センチストークスの範囲に ある、請求項1に記載のポリエステル。 4.ヒドロキシル価が25未満であり、酸価が2以下である、請求項1に記載の ポリエステル。 5.次の繰り返し単位A、B及びCを含んでおり、 Aは炭素数36で以下の式であらわされるものであり、 C3670 Bは、炭素数1〜34の二価の脂肪族鎖、炭素数3〜34の二価の環状脂肪族 鎖、炭素数9〜34の二価のアリレン鎖、炭素数7〜34の二価のアルカリレン 鎖、炭素数8〜34の二価のアルカリルアルキレン鎖、およびそれらの混合物か らなる群から選ばれたひとつであり、 Rcは、次式の化合物からなる群から選ばれたひとつである、 Rc=(CHnmk ここでn=0,1,2または3 R=H,C1〜C10のアルキル m=0,1または2 n+m=2 k=1〜10 ポリエステル。 6.室温での密度が約1.01〜約1.09の範囲にある、請求項5に記載のポ リエステル。 7.100度Cでの動粘性が約1700〜約5000センチストークスの範囲に ある、請求項5に記載のポリエステル。 8.ヒドロキシル価が25未満であり、酸価が2以下である、請求項5に記載の ポリエステル。 9.RAは炭素数36の環状脂肪族鎖を有し、RBは-(CH4)2-であり、Rcは-C H(CH3)-CH2-である、請求項5に記載のポリエステル。 10.RBとRA及びRCの合計とのモル比が約0.9:1.1〜約1.1:0. 9の範囲にある、請求項9に記載のポリエステル。 11.RAとRcとのモル比が約8:92〜約50:50の範囲にある、請求項9 に記載のポリエステル。 12.ジカルボキシル酸部約1モルとジオール部約1モルとを含み、 前記酸部が、炭素数1〜34の脂肪族鎖と、炭素数3〜34の環状脂肪族鎖と 、炭素数9〜34のアリレン鎖と、炭素数7〜34のアルカリレン鎖と、炭素数 8〜34のアルカリルアルキレン鎖と、それらの混合物のいずれかで結合された 2つのカルボキシル酸部分を備えた化合物群から選ばれたものであり、 前記ジオール部が、炭素数36の第1二価アルコールと、請求項5の一般式RC を有する第2二価アルコールとを含む、 ポリエステル。 13.室温での密度が1.01〜1.09の範囲にある、請求項12に記載のポ リエステル。 14.100度Cでの動粘性が約1700〜約5000センチストークスの範囲 にある、請求項12に記載のポリエステル。 15.ヒドロキシル価が25未満であり、酸価が2以下である、請求項12に記 載のポリエステル。 16.前記ジカルボキシル酸部がアジピン酸であり、前記第1二価アルコール部 が二量体ジオールであり、前記第2二価アルコール部がプロピレングリコールで ある、請求項12に記載のポリエステル。 17.前記ジカルボキシル酸部と前記ジオール部とのモル比が約0.9:1.1 〜約1.1:0.9の範囲にある、請求項16に記載のポリエステル。 18.前記第1二価アルコール部と前記第2二価アルコール部とのモル比が約8 :92〜約50:50の範囲にある、請求項9に記載のポリエステル。 19. (i) 請求項1に記載のポリエステルをフィラーと適当な安定剤と必要に応じて色 素とともに含む組成物の適量を血液サンプル管に入れる工程と、 (ii) 分離対象の血液を入れる工程と、 (iii) 遠心力の作用によって前記血液を分離する工程と、 を含む血液分離方法。 20.前記組成物が請求項5に記載のポリエステルを含む、請求項19に記載の 血液分離方法。 21.前記組成物が請求項12に記載のポリエステルを含む、請求項19に記載 の血液分離方法。 22.前記組成物が、ジカルボキシル酸部約1モルとジオール部約1モルとを含 むポリエステルを含み、前記酸部がアジピン酸であり、前記ジオール部が二量体 ジオールとプロピレングリコールとを含み、前記二量体ジオールと前記プロピレ ングリコールとのモル比が約8:92〜約50:50の範囲にある、請求項19 に記載のポリエステル。
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