JPH0950114A - ホトマスク及び半導体装置 - Google Patents
ホトマスク及び半導体装置Info
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- JPH0950114A JPH0950114A JP20211795A JP20211795A JPH0950114A JP H0950114 A JPH0950114 A JP H0950114A JP 20211795 A JP20211795 A JP 20211795A JP 20211795 A JP20211795 A JP 20211795A JP H0950114 A JPH0950114 A JP H0950114A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- photomask
- film
- phase shift
- shift film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遮光パターンの段差に起因する位相シフト膜
の膜厚分布を防止し、マスク内の所望領域で均一な位相
差が得られるホトマスクを提供する。 【構成】 ホトマスクにおいて、解像限界以下のパター
ンからなる段差緩和領域を所望のパターンの周辺に配置
し、その上に位相シフト膜を形成する。 【効果】 遮光パターンの段差の影響の無い、均一な位
相差をマスク全面で得ることができる。特に、素子チッ
プの中央部と周辺部での位相誤差を無くすことができ
る。
の膜厚分布を防止し、マスク内の所望領域で均一な位相
差が得られるホトマスクを提供する。 【構成】 ホトマスクにおいて、解像限界以下のパター
ンからなる段差緩和領域を所望のパターンの周辺に配置
し、その上に位相シフト膜を形成する。 【効果】 遮光パターンの段差の影響の無い、均一な位
相差をマスク全面で得ることができる。特に、素子チッ
プの中央部と周辺部での位相誤差を無くすことができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パターン転写に用いる
ホトマスク、特に、照明光の位相を変える処理を施した
ホトマスク及びそれを用いたパターン転写技術並びにそ
れを用いた半導体装置の製造技術に関する。
ホトマスク、特に、照明光の位相を変える処理を施した
ホトマスク及びそれを用いたパターン転写技術並びにそ
れを用いた半導体装置の製造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ホトマスクのマスクパターンを転写する
露光装置の解像力を向上させる技術の一つとして、マス
ク透過光に位相差を導入する方法が有る。例えば特開平
2−78216号公報においては、露光光に位相差を与
えるための位相シフト膜として塗布珪素化合物を用いた
例が開示されている。また、例えば特開昭62−189
468号公報においては、露光光に位相差を与える方法
としてマスク基板の一部をエッチングする例が開示され
ている。
露光装置の解像力を向上させる技術の一つとして、マス
ク透過光に位相差を導入する方法が有る。例えば特開平
2−78216号公報においては、露光光に位相差を与
えるための位相シフト膜として塗布珪素化合物を用いた
例が開示されている。また、例えば特開昭62−189
468号公報においては、露光光に位相差を与える方法
としてマスク基板の一部をエッチングする例が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記位相シフト膜に塗
布珪素化合物を用いる方法では、遮光パタンの段差の影
響で位相シフト膜の膜厚にばらつきが生じる問題があっ
た。図9にその様子を示す。図9(a)に示すように、
ガラス基板21上に遮光パターン(遮光膜)22が形成さ
れている。この上に塗布珪素化合物からなる位相シフト
膜23を塗布すると、遮光パターン22の面積が多い領
域26から遮光パターン22の面積が少ない領域24に
かけて位相シフト膜23の膜厚が変化してしまう。すな
わち、遮光パターン22の面積が多い領域26では厚
く、遮光パターン22の面積が少ない領域24では薄く
位相シフト膜23が形成される。この位相シフト膜23
をガラス基板21が露出するまでエッチングすると、図
2(b)に示すような構造のホトマスクとなり、マスク
内全面において所望の均一な位相差を実現することは困
難である。
布珪素化合物を用いる方法では、遮光パタンの段差の影
響で位相シフト膜の膜厚にばらつきが生じる問題があっ
た。図9にその様子を示す。図9(a)に示すように、
ガラス基板21上に遮光パターン(遮光膜)22が形成さ
れている。この上に塗布珪素化合物からなる位相シフト
膜23を塗布すると、遮光パターン22の面積が多い領
域26から遮光パターン22の面積が少ない領域24に
かけて位相シフト膜23の膜厚が変化してしまう。すな
わち、遮光パターン22の面積が多い領域26では厚
く、遮光パターン22の面積が少ない領域24では薄く
位相シフト膜23が形成される。この位相シフト膜23
をガラス基板21が露出するまでエッチングすると、図
2(b)に示すような構造のホトマスクとなり、マスク
内全面において所望の均一な位相差を実現することは困
難である。
【0004】この問題を解決するため、特開平3−25
9147号公報では遮光パターンの段差を平坦化する平
坦化層を設けている。しかし、この方法では、ホトマス
クを形成するための工程数が増加し、煩雑になる点が欠
点であった。
9147号公報では遮光パターンの段差を平坦化する平
坦化層を設けている。しかし、この方法では、ホトマス
クを形成するための工程数が増加し、煩雑になる点が欠
点であった。
【0005】これに対し、図10に示すように、基板に
エッチング処理を施し、基板に位相差を与える方法にお
いては、位相制御がエッチングの精度に依存し、遮光パ
ターンの密度などに影響されない。しかし、図10
(a)に示すように、遮光パターン32を形成した後、
遮光パターン32をマスクとして基板31を異方性エッ
チングするため、遮光パターン32の端部とシフタ端3
3がほぼ重る構造となる。このような構造の場合、透過
部の端部に高い壁ができた構造となり、透過光の光量が
低下する現象が発生する。これを防止する方法として、
図10(b)に示すように、遮光パターン32にシフタ
端が隠れる構造にする。基板のエッチングの異方性を崩
してエッチングが遮光パターンの下側34に食い込むよ
うにする方法が知られている。しかし、この構造では、
遮光パターンがひさし状になり、機械的強度が劣化する
という問題がある。
エッチング処理を施し、基板に位相差を与える方法にお
いては、位相制御がエッチングの精度に依存し、遮光パ
ターンの密度などに影響されない。しかし、図10
(a)に示すように、遮光パターン32を形成した後、
遮光パターン32をマスクとして基板31を異方性エッ
チングするため、遮光パターン32の端部とシフタ端3
3がほぼ重る構造となる。このような構造の場合、透過
部の端部に高い壁ができた構造となり、透過光の光量が
低下する現象が発生する。これを防止する方法として、
図10(b)に示すように、遮光パターン32にシフタ
端が隠れる構造にする。基板のエッチングの異方性を崩
してエッチングが遮光パターンの下側34に食い込むよ
うにする方法が知られている。しかし、この構造では、
遮光パターンがひさし状になり、機械的強度が劣化する
という問題がある。
【0006】本発明の目的は、遮光パターンの段差に起
因する位相シフト膜の膜厚分布を防止し、ホトマスク内
の所望領域で均一な位相差が得られるホトマスクを提供
することにある。
因する位相シフト膜の膜厚分布を防止し、ホトマスク内
の所望領域で均一な位相差が得られるホトマスクを提供
することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0009】上記目的は、投影すべき遮光パターン群の
周辺に、解像限界以下の遮光パターンを投影すべき遮光
パターンの面積比率と同じ比率で配置した補助パターン
群を配置することにより達成される。この補助パターン
群の面積は、塗布型位相シフト膜の流動の及ぶ範囲をカ
バーする必要がある。通常30μmから50μm程度以
上必要である。この値は、位相シフト膜の塗布特性に依
存するものであり、これに限定されない。
周辺に、解像限界以下の遮光パターンを投影すべき遮光
パターンの面積比率と同じ比率で配置した補助パターン
群を配置することにより達成される。この補助パターン
群の面積は、塗布型位相シフト膜の流動の及ぶ範囲をカ
バーする必要がある。通常30μmから50μm程度以
上必要である。この値は、位相シフト膜の塗布特性に依
存するものであり、これに限定されない。
【0010】
【作用】本発明は塗布型の位相シフタ膜の塗布特性を利
用したもので、塗布膜の厚さは遮光パターンの密度に依
存して変化する特性を利用した。すなわち、寸法が解像
限界以下でも面積比率が同じであれば塗布膜厚は同じで
ある。したがって、実際に形成したいパターン群の周辺
に、前記パターン群と同じ面積比率の解像限界以下のパ
ターンを配置することにより、実際に形成したいパター
ン群内では位相シフト膜の塗布膜厚は均一化される。マ
スク上では解像限界以下のパターンが存在しても、ウエ
ーハ上には投影されず、実質的には遮光部とみなされ、
塗布膜厚が周辺に向かって変化するためのバッファ領域
としてのみ作用する。図1に本発明のマスク構造を示
す。
用したもので、塗布膜の厚さは遮光パターンの密度に依
存して変化する特性を利用した。すなわち、寸法が解像
限界以下でも面積比率が同じであれば塗布膜厚は同じで
ある。したがって、実際に形成したいパターン群の周辺
に、前記パターン群と同じ面積比率の解像限界以下のパ
ターンを配置することにより、実際に形成したいパター
ン群内では位相シフト膜の塗布膜厚は均一化される。マ
スク上では解像限界以下のパターンが存在しても、ウエ
ーハ上には投影されず、実質的には遮光部とみなされ、
塗布膜厚が周辺に向かって変化するためのバッファ領域
としてのみ作用する。図1に本発明のマスク構造を示
す。
【0011】図1(a)に示すように、通常の方法と同
様にマスク基板11上に遮光膜12からなる、投影すべ
き所望の透明パターン群14、および、この周辺に解像
限界以下の透明パターンから構成される補助パターン群
15を形成する。その外側は遮光領域16である。この
上に塗布型の位相シフト膜13を形成する。このとき、
位相シフト膜の膜厚は補助パターン群15内から遮光領
域16にかけて徐々に厚く形成され、投影すべき所望の
透明パターン14内では、ほぼ均一な膜厚で形成され
る。ここで、補助パターン群は解像限界以下の寸法とし
たが、これに限定されない。実際にウエーハに転写する
パターンでも良い。素子の特性に悪影響の無いパターン
であれば特に問題無い。あるいは、実際のパターンで補
助パターンを兼ねることも可能である。
様にマスク基板11上に遮光膜12からなる、投影すべ
き所望の透明パターン群14、および、この周辺に解像
限界以下の透明パターンから構成される補助パターン群
15を形成する。その外側は遮光領域16である。この
上に塗布型の位相シフト膜13を形成する。このとき、
位相シフト膜の膜厚は補助パターン群15内から遮光領
域16にかけて徐々に厚く形成され、投影すべき所望の
透明パターン14内では、ほぼ均一な膜厚で形成され
る。ここで、補助パターン群は解像限界以下の寸法とし
たが、これに限定されない。実際にウエーハに転写する
パターンでも良い。素子の特性に悪影響の無いパターン
であれば特に問題無い。あるいは、実際のパターンで補
助パターンを兼ねることも可能である。
【0012】つぎに、図1(b)に示すように、所望の
領域の位相シフト膜を通常と同様にエッチングする。こ
こで、補助パターン上の全面に位相シフト膜13を配置
したが、これに限定されない。全面を除去する、あるい
は、透明パターンに交互にシフタを配置するなど、特に
制限は無い。以上の工程により、ホトマスク上で転写す
べきパターンが配置された領域14では均一な位相差が
得られ、良好なパターン転写が実現できる。又、ホトマ
スクの白黒を反転しても、ほぼ同様の結果が得られる。
領域の位相シフト膜を通常と同様にエッチングする。こ
こで、補助パターン上の全面に位相シフト膜13を配置
したが、これに限定されない。全面を除去する、あるい
は、透明パターンに交互にシフタを配置するなど、特に
制限は無い。以上の工程により、ホトマスク上で転写す
べきパターンが配置された領域14では均一な位相差が
得られ、良好なパターン転写が実現できる。又、ホトマ
スクの白黒を反転しても、ほぼ同様の結果が得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0014】(実 施 例 1)実施例1は、本発明のホ
トマスクの製造方法について説明する。図2はホトマス
クの製造方法を説明するための断面図である。
トマスクの製造方法について説明する。図2はホトマス
クの製造方法を説明するための断面図である。
【0015】まず、透明なマスク基板41上に遮光膜4
2を被着する。ここで、マスク基板41には石英を用
い、遮光膜42にはCr膜を用いたがこれに限定されな
い。遮光膜に反射防止処理を施した構造や、透過率を制
御した構造でも適用できる。
2を被着する。ここで、マスク基板41には石英を用
い、遮光膜42にはCr膜を用いたがこれに限定されな
い。遮光膜に反射防止処理を施した構造や、透過率を制
御した構造でも適用できる。
【0016】次に、遮光膜42に通常の方法でパターン
ニングを施し、図2(a)に示すように、ウエーハに転
写する転写パターン群43、ウエーハに転写しない解像
限界以下の寸法に設定された補助パターン群である段差
緩和領域44、遮光領域45の夫々を形成する。
ニングを施し、図2(a)に示すように、ウエーハに転
写する転写パターン群43、ウエーハに転写しない解像
限界以下の寸法に設定された補助パターン群である段差
緩和領域44、遮光領域45の夫々を形成する。
【0017】次に、図2(b)に示すように、転写パタ
ーン群43上、段差緩和領域44上及び遮光領域45上
を含むマスク基板41上の全面に位相シフト膜46を形
成する。位相シフト膜46には塗布珪素化合物SOG
(Spin On Glass)を用いたがこれに限定されない。例
えば、有機膜やSOGに添加剤を加えた物など、露光光
を透過する膜であれば特に制限は無い。膜厚は透過光の
位相を180°反転させるのに必要な膜厚にすることが
必要である。本実施例のホトマスクは波長365[n
m]の紫外線を光源とする投影露光装置用であり、36
5[nm]の光に対し、シフト膜の屈折率は約1.45
であり、位相を反転するのに必要な膜厚dは、d=λ/
{(2(n−1)}の式からd=406nmとなる。こ
の膜厚は、転写パターン群43内の透明部上の膜厚46
Aを示しており、通常の平坦面上での膜厚は少し薄く形
成される。転写パターン群43内の透明パターンの面積
比率が50%で、遮光膜42の膜厚が100[nm]の
時、転写パターン群43内の膜厚46Aが406[n
m]に成る条件の場合、広い平坦面上での位相シフト膜
46の膜厚46Bは、およそ356[nm]になる。転
写パターン群43と遮光領域45の間の段差緩和領域4
4内において、遮光膜上の位相シフト膜46の膜厚は遮
光領域45に向かって徐々に厚く形成されており、転写
パターン群43内での膜厚変動を防止するためのバッフ
ァ領域として働いていることが分かる。
ーン群43上、段差緩和領域44上及び遮光領域45上
を含むマスク基板41上の全面に位相シフト膜46を形
成する。位相シフト膜46には塗布珪素化合物SOG
(Spin On Glass)を用いたがこれに限定されない。例
えば、有機膜やSOGに添加剤を加えた物など、露光光
を透過する膜であれば特に制限は無い。膜厚は透過光の
位相を180°反転させるのに必要な膜厚にすることが
必要である。本実施例のホトマスクは波長365[n
m]の紫外線を光源とする投影露光装置用であり、36
5[nm]の光に対し、シフト膜の屈折率は約1.45
であり、位相を反転するのに必要な膜厚dは、d=λ/
{(2(n−1)}の式からd=406nmとなる。こ
の膜厚は、転写パターン群43内の透明部上の膜厚46
Aを示しており、通常の平坦面上での膜厚は少し薄く形
成される。転写パターン群43内の透明パターンの面積
比率が50%で、遮光膜42の膜厚が100[nm]の
時、転写パターン群43内の膜厚46Aが406[n
m]に成る条件の場合、広い平坦面上での位相シフト膜
46の膜厚46Bは、およそ356[nm]になる。転
写パターン群43と遮光領域45の間の段差緩和領域4
4内において、遮光膜上の位相シフト膜46の膜厚は遮
光領域45に向かって徐々に厚く形成されており、転写
パターン群43内での膜厚変動を防止するためのバッフ
ァ領域として働いていることが分かる。
【0018】次に、開口部の一方に位相差を与えるた
め、図2(c)に示すように、ホトレジスト膜47に通
常の方法で開口パターン48を形成する。
め、図2(c)に示すように、ホトレジスト膜47に通
常の方法で開口パターン48を形成する。
【0019】次に、ホトレジスト膜47の開口パターン
48から露出する位相シフト膜46を通常のエッチング
法でエッチングする。この結果、図2(d)に示すよう
に、2つの開口部を透過する露光光に180°の位相差
を与えることのできる高解像度のホトマスクが形成され
る。このホトマスクのパターンを縮小投影露光法でウエ
ーハに転写したところ、パターン対称性の良い良好なパ
ターンが形成できた。
48から露出する位相シフト膜46を通常のエッチング
法でエッチングする。この結果、図2(d)に示すよう
に、2つの開口部を透過する露光光に180°の位相差
を与えることのできる高解像度のホトマスクが形成され
る。このホトマスクのパターンを縮小投影露光法でウエ
ーハに転写したところ、パターン対称性の良い良好なパ
ターンが形成できた。
【0020】次に、前述の製造方法で形成されたホトマ
スクのパターン配置を図3に示す。図3は、ホトマスク
内の代表的な部分の平面図であり、段差緩和領域及び解
像限界以下のパターンを透明線パターンで形成した例で
ある。図中、符号51はホトマスクの遮光領域であり、
符号52及び53は投影するパターンからなる転写パタ
ーン群であり、符号54及び符号55は短寸法が解像限
界以下の透明線パターン群からなる段差緩和領域であ
り、符号56及び符号57は位相シフトパターンであ
る。
スクのパターン配置を図3に示す。図3は、ホトマスク
内の代表的な部分の平面図であり、段差緩和領域及び解
像限界以下のパターンを透明線パターンで形成した例で
ある。図中、符号51はホトマスクの遮光領域であり、
符号52及び53は投影するパターンからなる転写パタ
ーン群であり、符号54及び符号55は短寸法が解像限
界以下の透明線パターン群からなる段差緩和領域であ
り、符号56及び符号57は位相シフトパターンであ
る。
【0021】ホトマスクを用いる縮小投影露光装置は、
レンズのNAが0.5、露光波長が365[nm]であ
る。この時、解像限界以下の寸法とは約0.18[μ
m]以下の寸法であり、その寸法Lは、L=α・λ/2
NA(ただし、NAは投影レンズの開口数、λは露光波
長、α≦0.5)で表される。すなわち、投影露光装置
の解像特性に合わせてパターン寸法を決める必要があ
る。転写パターン群52の透明パターンの面積比率は5
0%なので、段差緩和領域54は0.18[μm]幅の
透明線パターンを0.36[μm]ピッチで配列し、面
積比率を50%とした。また、転写パターン群53の透
明パターンの面積比率は30%なので、段差緩和領域5
5は0.18[μm]幅の透明線パターンを0.6μm
ピッチで配列し、面積比率を30%とした。また、段差
緩和領域を今回は線パターンで形成したが、ホールパタ
ーンで形成することもできる。この場合もホールパター
ンの面積比率を転写パターンの面積比率に合わせれば、
同じ結果が得られる。前述の方式では転写パターン群内
の面積比率の調整は行わなかったが、転写パターンどう
しの面積比率を合わせ込むことにより、より高精度な位
相差をホトマスク全面で得ることができる。例えば、転
写パターン群の透明パターン密度が50%の部分と、3
0%の部分が混在すると、その上に塗布されるSOG膜
厚が異なり、位相誤差が生じる。この場合は、透明パタ
ーンの密度が大きい方に面積比率を合わせれば良い。例
えば面積比率30%の転写パターン群の領域に解像限界
以下の透明パターンを配置し、面積比率が50%になる
ように調整することが有効である。
レンズのNAが0.5、露光波長が365[nm]であ
る。この時、解像限界以下の寸法とは約0.18[μ
m]以下の寸法であり、その寸法Lは、L=α・λ/2
NA(ただし、NAは投影レンズの開口数、λは露光波
長、α≦0.5)で表される。すなわち、投影露光装置
の解像特性に合わせてパターン寸法を決める必要があ
る。転写パターン群52の透明パターンの面積比率は5
0%なので、段差緩和領域54は0.18[μm]幅の
透明線パターンを0.36[μm]ピッチで配列し、面
積比率を50%とした。また、転写パターン群53の透
明パターンの面積比率は30%なので、段差緩和領域5
5は0.18[μm]幅の透明線パターンを0.6μm
ピッチで配列し、面積比率を30%とした。また、段差
緩和領域を今回は線パターンで形成したが、ホールパタ
ーンで形成することもできる。この場合もホールパター
ンの面積比率を転写パターンの面積比率に合わせれば、
同じ結果が得られる。前述の方式では転写パターン群内
の面積比率の調整は行わなかったが、転写パターンどう
しの面積比率を合わせ込むことにより、より高精度な位
相差をホトマスク全面で得ることができる。例えば、転
写パターン群の透明パターン密度が50%の部分と、3
0%の部分が混在すると、その上に塗布されるSOG膜
厚が異なり、位相誤差が生じる。この場合は、透明パタ
ーンの密度が大きい方に面積比率を合わせれば良い。例
えば面積比率30%の転写パターン群の領域に解像限界
以下の透明パターンを配置し、面積比率が50%になる
ように調整することが有効である。
【0022】(実 施 例 2)実施例2は、半導体記憶
素子を1個配置し、その周辺に段差緩和層を配置したホ
トマスクについて説明する。図4はホトマスクの平面図
である。図中、符号61はマスク基板であり、符号62
は半導体記憶素子のメモリマット部であり、符号63は
周辺回路部であり、符号64は段差緩和部である。な
お、ここでは半導体記憶素子の主要部のみを示したが、
これに限定されない。このホトマスクは半導体メモリ素
子を作成する工程の1工程に用いるものであり、配線パ
ターンを転写するためのマスクである。このホトマスク
ではメモリマット部62に微細パターンを用いており、
位相シフトパターンを配置した。周辺回路部63には微
細パターンが含まれないため、位相シフトパターンは配
置しなかった。
素子を1個配置し、その周辺に段差緩和層を配置したホ
トマスクについて説明する。図4はホトマスクの平面図
である。図中、符号61はマスク基板であり、符号62
は半導体記憶素子のメモリマット部であり、符号63は
周辺回路部であり、符号64は段差緩和部である。な
お、ここでは半導体記憶素子の主要部のみを示したが、
これに限定されない。このホトマスクは半導体メモリ素
子を作成する工程の1工程に用いるものであり、配線パ
ターンを転写するためのマスクである。このホトマスク
ではメモリマット部62に微細パターンを用いており、
位相シフトパターンを配置した。周辺回路部63には微
細パターンが含まれないため、位相シフトパターンは配
置しなかった。
【0023】図5にメモリマット部周辺部での位相シフ
トパターンの位相差分布を示す。図5において、図5
(a)は従来のホトマスクにおける位相差分布であり、図
5(b)は図6(a)のa−a’位置での本発明のホトマス
クの位相差分布である。従来のホトマスクの場合、メモ
リマット端部付近で+7 degの位相誤差が発生している
ことが分かる。これに対して、本発明のホトマスクでは
段差緩和層で位相誤差を吸収しているため、メモリマッ
ト内では位相誤差はほとんど発生しないことがわかる。
なお、本実施例では配線層形成用のマスクについて説明
したが、これに限定されない。例えば、電極接続用の穴
パターン形成用ホトマスクや、拡散層形成用ホトマス
ク、素子分離用ホトマスクなどに適用した結果において
も同様の結果が得られた。また、ホトマスク内に複数の
素子チップを配置した場合でも同様である。
トパターンの位相差分布を示す。図5において、図5
(a)は従来のホトマスクにおける位相差分布であり、図
5(b)は図6(a)のa−a’位置での本発明のホトマス
クの位相差分布である。従来のホトマスクの場合、メモ
リマット端部付近で+7 degの位相誤差が発生している
ことが分かる。これに対して、本発明のホトマスクでは
段差緩和層で位相誤差を吸収しているため、メモリマッ
ト内では位相誤差はほとんど発生しないことがわかる。
なお、本実施例では配線層形成用のマスクについて説明
したが、これに限定されない。例えば、電極接続用の穴
パターン形成用ホトマスクや、拡散層形成用ホトマス
ク、素子分離用ホトマスクなどに適用した結果において
も同様の結果が得られた。また、ホトマスク内に複数の
素子チップを配置した場合でも同様である。
【0024】(実 施 例 3)実施例2は本発明のホト
マスクを用いた半導体記憶素子の製造方法について説明
する。図6は半導体記憶素子の製造方法を説明するため
の断面図である。
マスクを用いた半導体記憶素子の製造方法について説明
する。図6は半導体記憶素子の製造方法を説明するため
の断面図である。
【0025】まず、半導体基板71を用意する。半導体
基板71は例えば単結晶珪素からなるp型半導基板で形
成される。
基板71は例えば単結晶珪素からなるp型半導基板で形
成される。
【0026】次に、前記半導体基板71の素子分離領域
(非活性領域)の表面上に周知の選択酸化法で素子分離用
絶縁膜72を形成する。
(非活性領域)の表面上に周知の選択酸化法で素子分離用
絶縁膜72を形成する。
【0027】次に、前記半導体基板71の表面上に例え
ば厚さ150nmの多結晶珪素膜と厚さ200nmの酸
化珪素膜を積層した構造のワード線73を形成し、その
後、化学気相成長法を用いて例えば150nmの酸化珪
素膜を被着し、異方的に加工してワード線73の側壁に
酸化珪素膜のサイドスペーサ74を形成する。
ば厚さ150nmの多結晶珪素膜と厚さ200nmの酸
化珪素膜を積層した構造のワード線73を形成し、その
後、化学気相成長法を用いて例えば150nmの酸化珪
素膜を被着し、異方的に加工してワード線73の側壁に
酸化珪素膜のサイドスペーサ74を形成する。
【0028】次に、前記半導体基板71の素子形成領域
の表面にn型不純物を導入し、図6(a)に示すように、
ソース領域及びドレイン領域である一対のn型拡散層7
5を形成する。
の表面にn型不純物を導入し、図6(a)に示すように、
ソース領域及びドレイン領域である一対のn型拡散層7
5を形成する。
【0029】次に、図6(b)に示すように、通常の工程
を経て多結晶珪素膜又は高融点金属シリサイド膜、或は
これらの積層膜などから成るデータ線76を形成する。
を経て多結晶珪素膜又は高融点金属シリサイド膜、或は
これらの積層膜などから成るデータ線76を形成する。
【0030】次に、図6(c)に示すように、通常の工程
を経て多結晶珪素膜からなる蓄積電極78を形成する。
その後、タンタルオキサイド膜(Ta2O5)、窒化珪素膜
(Si3N4)、酸化珪素膜(SiO2)、強誘電体膜、或は
これらの複合膜などを被着し、キャパシタ用絶縁膜79
を形成する。その後、多結晶珪素膜、高融点金属膜、高
融点金属シリサイド膜、或はアルミニウム(Al)膜、銅
(Cu)膜等の低抵抗な導体を被着し、プレート電極80
を形成する。
を経て多結晶珪素膜からなる蓄積電極78を形成する。
その後、タンタルオキサイド膜(Ta2O5)、窒化珪素膜
(Si3N4)、酸化珪素膜(SiO2)、強誘電体膜、或は
これらの複合膜などを被着し、キャパシタ用絶縁膜79
を形成する。その後、多結晶珪素膜、高融点金属膜、高
融点金属シリサイド膜、或はアルミニウム(Al)膜、銅
(Cu)膜等の低抵抗な導体を被着し、プレート電極80
を形成する。
【0031】次に、図6(d)に示すように、通常の工程
を経て配線81を形成する。その後、通常の配線層形成
工程やパッシベーション工程を施すことにより、メモリ
素子が形成される。なお、ここでは、代表的な製造工程
のみを説明したが、これ以外は通常の製造工程を用い
る。この半導体装置の製造工程におけるホトリソグラフ
ィ工程では、一部の工程に本発明のホトマスクを用いた
縮小投影露光装置でパターンの転写を行っている。
を経て配線81を形成する。その後、通常の配線層形成
工程やパッシベーション工程を施すことにより、メモリ
素子が形成される。なお、ここでは、代表的な製造工程
のみを説明したが、これ以外は通常の製造工程を用い
る。この半導体装置の製造工程におけるホトリソグラフ
ィ工程では、一部の工程に本発明のホトマスクを用いた
縮小投影露光装置でパターンの転写を行っている。
【0032】次に、ホトリソグラフィ技術で形成したパ
ターンについて図7を用いて説明する。
ターンについて図7を用いて説明する。
【0033】図7(a)は第1の半導体素子のパターンの
一例を示す。符号82はワード線であり、符号83はデ
ータ線であり、符号84はアクティブ領域であり、符号
85は蓄積電極であり、符号86は電極取り出し孔のパ
ターンである。ホトリソグラフィ工程の中から微細パタ
ーンの解像が必要な工程に本発明のホトマスクを用いて
いる。図7(a)に示したパターンのすべてが本発明のマ
スクを用いて形成される。具体的には、本発明のホトマ
スクを用いて被加工物上にホトレジスト膜からなるパタ
ーンを形成し、このパターンに基づいて前記被加工物を
加工することにより形成される。
一例を示す。符号82はワード線であり、符号83はデ
ータ線であり、符号84はアクティブ領域であり、符号
85は蓄積電極であり、符号86は電極取り出し孔のパ
ターンである。ホトリソグラフィ工程の中から微細パタ
ーンの解像が必要な工程に本発明のホトマスクを用いて
いる。図7(a)に示したパターンのすべてが本発明のマ
スクを用いて形成される。具体的には、本発明のホトマ
スクを用いて被加工物上にホトレジスト膜からなるパタ
ーンを形成し、このパターンに基づいて前記被加工物を
加工することにより形成される。
【0034】図7(b)は第2の半導体素子のパターンの
一例を示す。符号87はワード線であり、符号88はデ
ータ線であり、符号89はアクティブ領域であり、符号
90は蓄積電極であり、符号91は電極取り出し孔のパ
ターンである。この例においても、ここに示したパター
ンすべての形成に本発明のマスクを用いている。ここに
示したパターン形成以外でも最小設計ルールを用いてい
るパターンを含むホトマスクには位相シフト膜を用いる
必要があり、本発明のホトマスクを用いる。
一例を示す。符号87はワード線であり、符号88はデ
ータ線であり、符号89はアクティブ領域であり、符号
90は蓄積電極であり、符号91は電極取り出し孔のパ
ターンである。この例においても、ここに示したパター
ンすべての形成に本発明のマスクを用いている。ここに
示したパターン形成以外でも最小設計ルールを用いてい
るパターンを含むホトマスクには位相シフト膜を用いる
必要があり、本発明のホトマスクを用いる。
【0035】本発明のホトマスクを用いて形成した半導
体素子の特性は、従来法のホトマスクを用いて形成した
半導体素子の特性と比較すると特性が良好であった。具
体的にはワード線の線幅のばらつきが小さいことから、
(1)データの読みだしスピードが速く特性が安定して
いる。(2)蓄積電極の面積のばらつきが小さいことか
らデータの保持特性が安定している。等の特性の改善が
実現できた。また、半導体装置の良品取得歩留まりも従
来法では40%以下であったのが、70%以上に向上で
き、明らかな改善効果が得られた。
体素子の特性は、従来法のホトマスクを用いて形成した
半導体素子の特性と比較すると特性が良好であった。具
体的にはワード線の線幅のばらつきが小さいことから、
(1)データの読みだしスピードが速く特性が安定して
いる。(2)蓄積電極の面積のばらつきが小さいことか
らデータの保持特性が安定している。等の特性の改善が
実現できた。また、半導体装置の良品取得歩留まりも従
来法では40%以下であったのが、70%以上に向上で
き、明らかな改善効果が得られた。
【0036】次に、本発明のパターン形成方法を実現す
る投影露光装置の構成について、図8を用いて説明す
る。
る投影露光装置の構成について、図8を用いて説明す
る。
【0037】光源101から発する光は、フライアイレ
ンズ102、コンデンサレンズ103、ミラー104及
びコンデンサレンズ105を介してホトマスク106を
照明する。ホトマスク106上には異物付着によるパタ
ーン転写不良を防止するためのペリクル107が設けら
れている。ホトマスク106上に描かれたマスクパター
ンは、投影レンズ108を介して試料基板であるウエー
ハ109上に投影される。なお、ホトマスク106はマ
スク位置制御手段117で制御されたマスクステージ1
18上に載置され、その中心と投影レンズ108の光軸
とは正確に位置合わせがなされている。ウエーハ109
は、試料台110上に真空吸着されている。試料台11
0は、投影レンズ108の光軸方向すなわちZ方向(縦
方向)に移動可能なZステージ111上に載置され、さ
らにXYステージ112上に搭載されている。Zステー
ジ111及びXYステージ112は、主制御系119か
らの制御命令に応じてそれぞれの駆動手段113、11
4によって駆動されるので、所望の露光位置に移動可能
である。その位置はZステージ111に固定されたミラ
ー116の位置として、レーザ測長機115で正確にモ
ニターされている。また、ウエーハ109の表面位置
は、通常の露光装置が有する焦点位置検出手段で計測さ
れる。計測結果に応じてZステージ111を駆動させる
ことにより、ウエーハ109の表面は常に投影レンズ1
08の結像面と一致させることができる。
ンズ102、コンデンサレンズ103、ミラー104及
びコンデンサレンズ105を介してホトマスク106を
照明する。ホトマスク106上には異物付着によるパタ
ーン転写不良を防止するためのペリクル107が設けら
れている。ホトマスク106上に描かれたマスクパター
ンは、投影レンズ108を介して試料基板であるウエー
ハ109上に投影される。なお、ホトマスク106はマ
スク位置制御手段117で制御されたマスクステージ1
18上に載置され、その中心と投影レンズ108の光軸
とは正確に位置合わせがなされている。ウエーハ109
は、試料台110上に真空吸着されている。試料台11
0は、投影レンズ108の光軸方向すなわちZ方向(縦
方向)に移動可能なZステージ111上に載置され、さ
らにXYステージ112上に搭載されている。Zステー
ジ111及びXYステージ112は、主制御系119か
らの制御命令に応じてそれぞれの駆動手段113、11
4によって駆動されるので、所望の露光位置に移動可能
である。その位置はZステージ111に固定されたミラ
ー116の位置として、レーザ測長機115で正確にモ
ニターされている。また、ウエーハ109の表面位置
は、通常の露光装置が有する焦点位置検出手段で計測さ
れる。計測結果に応じてZステージ111を駆動させる
ことにより、ウエーハ109の表面は常に投影レンズ1
08の結像面と一致させることができる。
【0038】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0039】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0040】遮光パターンの段差に起因する位相シフト
膜の膜厚分布を防止し、マスク内の所望領域で均一な位
相差が得られるホトマスクを提供できる。
膜の膜厚分布を防止し、マスク内の所望領域で均一な位
相差が得られるホトマスクを提供できる。
【0041】透光パターンの密度に影響されることな
く、隣合う透過パターンの位相差が高精度に制御された
ホトマスクを提供できる。
く、隣合う透過パターンの位相差が高精度に制御された
ホトマスクを提供できる。
【0042】また、半導体素子の特性の安定化及び製造
歩留まりを大幅に向上することができる。
歩留まりを大幅に向上することができる。
【図1】本発明の原理を説明するための断面図。
【図2】本発明の実施例1であるホトマスクの製造方法
を説明するための断面図。
を説明するための断面図。
【図3】本発明の実施例1であるホトマスクの平面図。
【図4】本発明の実施例2であるホトマスクの平面図。
【図5】本発明の実施例2であるホトマスクの位相差分
布図。
布図。
【図6】本発明の実施例3である半導体素子の製造方法
を説明するための断面図。
を説明するための断面図。
【図7】本発明の実施例4である半導体素子のパターン
の平面図。
の平面図。
【図8】前記半導体素子のパターンを形成する投影露光
装置の概略構成図。
装置の概略構成図。
【図9】従来のホトマスクの断面図。
【図10】従来のホトマスクの断面図。
11,21,31,41,61…マスク基板、12,2
2、32、42…遮光膜、13,23,46…位相シフ
ト膜(位相反転膜)、47…ホトレジスト膜、15,4
4,54,55,64…段差緩和領域、92…素子分離
領域、62…メモリマット部、73,82,87…ワー
ド線、76,83,88…データ線、80…プレート電
極、78,85,90…蓄積電極、108…投影レン
ズ、112…XYステージ。
2、32、42…遮光膜、13,23,46…位相シフ
ト膜(位相反転膜)、47…ホトレジスト膜、15,4
4,54,55,64…段差緩和領域、92…素子分離
領域、62…メモリマット部、73,82,87…ワー
ド線、76,83,88…データ線、80…プレート電
極、78,85,90…蓄積電極、108…投影レン
ズ、112…XYステージ。
Claims (7)
- 【請求項1】 透明基板上に遮光パターンが配置され、
その上部に位相シフト膜が配置されたホトマスクであっ
て、解像限界以下の透明パターン群を素子パターン周辺
に配置したことを特徴とするホトマスク。 - 【請求項2】 透明基板上に遮光パターンが配置され、
その上部に位相シフト膜が配置されたホトマスクであっ
て、位相シフト膜の塗布膜厚を均一にするための透明パ
ターンを転写すベきパターン周辺に配置したことを特徴
とするホトマスク。 - 【請求項3】 透明基板上に遮光パターンが配置され、
その上部に位相シフト膜が配置されたホトマスクであっ
て、位相シフト膜の膜厚を均一にするための解像限界以
下の透明パターンを転写すべきパターン周辺に配置した
ことを特徴とするホトマスク。 - 【請求項4】 前記位相シフト膜は塗布珪素化合物であ
ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれ
か1項に記載のホトマスク。 - 【請求項5】 解像限界以下の透明パターン群が半導体
記憶素子のメモリマット部周辺に配置されたホトマスク
を少なくとも用いて作成したことを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項3のうちいずれか1
項に記載のホトマスクを用いて被加工物上にホトレジス
ト膜からなるパターンを形成し、このパターンに基づい
て前記被加工物を加工する工程を備えたことを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 解像限界以下の寸法が、その寸法をLと
すると、L=α・λ/2NA(ただし、NAは投影レン
ズの開口数、λは露光波長、α≦0.5)であることを
特徴とする請求項1又は請求項3に記載のホトマスク及
び請求項5に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20211795A JPH0950114A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | ホトマスク及び半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20211795A JPH0950114A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | ホトマスク及び半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0950114A true JPH0950114A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16452251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20211795A Pending JPH0950114A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | ホトマスク及び半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0950114A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100685891B1 (ko) * | 2005-12-29 | 2007-02-26 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | 위상반전마스크 |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP20211795A patent/JPH0950114A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100685891B1 (ko) * | 2005-12-29 | 2007-02-26 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | 위상반전마스크 |
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