JPH09501079A - 履物システム - Google Patents

履物システム

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JPH09501079A
JPH09501079A JP7505121A JP50512194A JPH09501079A JP H09501079 A JPH09501079 A JP H09501079A JP 7505121 A JP7505121 A JP 7505121A JP 50512194 A JP50512194 A JP 50512194A JP H09501079 A JPH09501079 A JP H09501079A
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heel
raised
foam layer
insole
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JP7505121A
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English (en)
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スローンバーグ,ジェイムズ,エル.
マックレランド,ジェイムズ,ジー.
ガレンスタイン,ヴィクター,ジェイ.
ケリー,レオン,イー.
ライチー,ダグラス,エイチ.
Original Assignee
スローンバーグ,ジェイムズ,エル.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 着用者の足が通常受け取る衝撃と剪断力を低減することにより着用者の足に大きな保護と快適さを提供する履物システム。該履物システムは、ニットの靴下と靴とを備えている。ニットの靴下は靴の上に位置していて、靴と接触していて、母趾球部分と、踵部分と、母趾球部分と踵部分との間に設けられた土踏まず部分とを備えている。母趾球部分と踵部分はそれぞれ、土踏まず部分より厚いニットの編物から形成されており、これにより着用者の足の母趾球と踵に土踏まず部分より大きな保護とクッション機能が提供される。靴は、母趾球部分と、踵部分と、靴下の上に位置している部分と接触するとともに面接触する盛り上がった土踏まず部分とを有する靴底を備えている。靴底の盛り上がった部分は、着用者に付加された保護と快適さを与えるようほぼ対合的な面接触の関係を提供するため、着用者の足の上に位置したとき、靴下の薄い編物の土踏まず部分の長さの程度にほぼ相当していることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】 履物システム 発明の分野 この発明は履物に関し、さらに詳しく言えば、靴下と該靴下に接触する靴とを 有する履物システムに関する。 発明の背景 着用者の足の底と協働して、歩くとき、走るとき等にある程度の快適さを与え るよう意図したいろいろな靴が長年にわたって開発されてきた。これらの靴は、 一般に着用者が従来の薄いニットの靴下をはいて靴を使用するものと考えられて おり、したがって靴の内部の底はほぼ足の底に対応している。このような靴の実 例を、発明の名称が“靴の構造、該靴の構造を有する製品、該製品を製造する方 法”であるミューラーの米国特許第4,831,750号と、発明の名称が“動 力学的な履物”であるクーマーの米国特許第4,305,212号に見ることが できる。 本発明と同じ譲受人は、靴をはいたとき、靴の摩耗とちぎれのほとんどが足の 母趾球と踵の領域で生じることに気付いた。これは、人の体重の大部分が、立っ たり、歩いたりあるいは走るとき、これらの領域に分散されるからである。した がって、前記譲受人は、着用者に付加的な快適さを提供するとともに、足のこれ らの領域の損傷を低減させるため、靴下の母趾球と踵の領域におけるニットの編 物の密度を大きくしたニットの靴下を開発した。このような靴下の実例を、本発 明と同じ譲受人に譲渡された発明の名称が“ジョギングとランニング用の運動靴 下”であるスローンバーグの米国特許第4,194,249号に見ることができ る。 このニットの靴下は、市場では大きな成功を収めたが、着用者の足に対応した 内部の靴底のほぼ全体がフラットな輪郭あるいはニットの靴下の厚い編物の部分 と対合しない輪郭を有する内部の靴底を備えた靴をはいたときに損耗することが しばしばである。したがって、着用者は、靴の中で靴下の編物が束に固まること を経験したり、いろいろな従来の靴をはいて損耗したときに不快感を経験するこ とがり、あるいはこれらの靴下の利点をすべて享受するためにサイズの大きい靴 を使用することを強いられることがる。 上記の実情に照らせば、本発明の目的は、靴の底を靴下の厚い編物の部分と薄 い編物の部分と対合的に面接触させることにより着用者の足を保護するとともに 、着用者の足により大きな快適さを与えることができる履物システムを提供する ことである。 本発明の目的はまた、着用者の足にかかる剪断力を低減させることができる履 物システムを提供することである。 本発明の付加的な目的は、着用者の足により大きな快適さを与えることができ るとともに、着用者の足の上に位置ぎめされた靴下と対合的に面接触するように された靴を提供することである。 本発明の別の目的は、着用者の足の上に位置ぎめされた靴下と対合的に面接触 するために靴の中に挿入することができるとともに、靴の着用者により大きな快 適さを提供することができる中底を提供することである。 発明の概要 本発明の上記の目的と利点は、使用の間、着用者の足の母趾球と踵の部分に与 える損耗とちぎれを低減させるよう靴の底を対合的に面接触する着用者の足の上 に位置ぎめされたときに靴下の厚い編物の母趾球と踵の部分を有する着用者の足 に使用されるより快適な履物を提供することにより、この明細書に記載されてい る実施例に従って達成されたのである。着用者の足に位置ぎめされたとき、ニッ トの靴下の厚い編物の部分、好適にはその母趾球部分と踵の部分は、着用者の足 と面接触する厚い編物の部分に多方向の内部移動を与え、これにより、より大き な靴のサイズを要求することなく、摩擦剪断力を低減するため、雄/雌のイン ターロックの態様で靴の底の輪郭と対合的に面接触する。靴底は、靴下の上に位 置する部分と接触しかつ面接触する母趾球部分と、踵部分と、盛り上がった土踏 まず部分とを備えている。靴の底の盛り上がった土踏まず部分は、靴下の薄い編 物の土踏まず部分の長さの程度にほぼ対応していて、靴下と靴の底との間の雄/ 雌の協働がさらに増大することが好ましい。 さらに詳しく言えば、この履物システムはニットの靴下と靴とを備えている。 ニットの靴下は靴の上に位置していて、該靴と接触しており、母趾球部分と、踵 部分と、母趾球部分と踵部分との間に位置している土踏まず部分とを備えている 。靴下の母趾球部分と踵部分はそれぞれ、靴下の土踏まず部分より厚いニットの 編物から形成されている。厚いニットの編物は、所定の密度の盛り上がったテリ ーループ(terry loop)から形成されていることが好ましく、これにより着用者 の母趾球と踵に大きな保護とクッション機能とを提供している。靴は、母趾球部 分と、踵部分と、上に重なる靴下の部分と接触しかつ面接触する盛り上がった土 踏まず部分とを有する底を備えている。本発明によれば、靴の底は内側の底と外 側の底とを備えていることが好ましい。内側の底の盛り上がった土踏まず部分は 、着用者に付加的な保護と快適さを与えるようほぼ対合する面接触の関係を提供 するため、着用者の足に位置ぎめされたとき、靴下の薄い編物の土踏まず部分の 長さにほぼ相当することが好ましい。本発明の別の実施例によれば、ニットの靴 下の土踏まず部分と靴の内側の底はそれぞれ、靴下または中底の母趾球部分また は踵部分より短い長さの程度を有し、雄/雌の対合関係が提供されるよう対合的 に面接触している。本発明の実施例に従った靴の内側の底と靴下との対合的に面 接触する関係は、足の活動の間、足が通常受け取る剪断力と衝撃力とから保護す る、足の保護への雄/雌協働タイプのアプローチを提供している。 靴の中底は、母趾球部分と踵部分とそれらの間の盛り上がった土踏まず部分と を備えた多層の中底であることが好ましい。盛り上がった土踏まず部分は、こぶ と、該こぶの周囲に隣接したほぼ平坦なプラトウ(plateau)部分と、向かい合 って傾斜した前後部分とを備えていて、母趾球部分と踵部分の主領域について平 滑な橋渡しをもたらしている。こぶは、中底の足の内足から盛り上がった土踏ま ず部分の中間部分まで幅方向に延在していて、足の内足に沿って大きな厚さを有 し、中間部分に向かって厚さが減少していて、着用者の足の土踏まずの大部分と ほぼ同じ輪郭を呈している。中底は外側の靴底またはそれらの間の中間層に固定 してもよく、あるいはインサートとして都合よく使用し、かつ、靴の矯正用イン サートと共に使用するためのごとく着用者が必要とするときに取り外すようにし てもよい。 図面の説明 本発明の目的と利点の一部は説明されたが、他は、添付図面を参照して説明が 進むにしたがって明らかとなろう。 図1は、本発明に従った履物システムのニットの靴下の斜視図である; 図2は、本発明に従った履物システムのめくられたニットの靴下の斜視図であ って、靴下の内側のニットのテリーループ部分を図解したものである; 図3は、着用者の足の上に位置している本発明に従った履物システムのニット の靴下の立断面図であって、図解をはっきりとさせるために足の骨が仮想線で示 されている。 図4は、本発明に従った履物システムの靴を上から見た平面図である。 図5は、本発明に従った履物システムの靴の側立面図である; 図6は、図5の6−6線に沿って切断した本発明に従った履物システムの靴の 水平断面図であって、靴の中底を図解したものである; 図7は、本発明に従った履物システムの破断図であって、ニットの靴下と靴と の間の対合的に面接触している関係を図解したものである; 図8は、図7の線8−8に沿って切断した本発明に従った履物システムの靴の 垂直の横断面図である; 図9は、本発明に従った履物システムの靴の別の垂直の横断面図であって、着 用者の足が仮想線で示されている; 図10は、図7の10−10線に沿って切断された本発明に従った履物システ ムの垂直の横断面図である; 図11は、本発明に従った履物システムの靴の部分的な横断面図であって、靴 の盛り上がった土踏まず部分を図解したものである; 図12は、本発明の第1の実施例に従った履物システムの靴の中底の斜視図で ある; 図13は、本発明の第2の実施例に従った履物システムの靴の中底の斜視図で あって、仮想線は靴から部分的に取り外した位置にある中底を図解したものであ る; 図14は、図12の線14−14に沿って切断された本発明に従った履物シス テムの靴の中底の垂直の横断面図である; 図15は、図12の線15−15に沿って切断された本発明に従った履物シス テムの靴の中底の部分的な垂直の横断面図である; 図16は、本発明の第1の実施例に従った履物システムの靴の中底の破断した 斜視図である; 図17は、本発明の第2の実施例に従った履物システムの靴の中底の破断した 斜視図である; 図18は、本発明の別の実施例に従った履物システムの垂直の横断面図である ; 図19は、図18の線19−19に沿って切断された本発明の別の実施例に従 った履物システムの水平の横断面図である; 図20は、図18の線20−20に沿って切断された本発明の別の実施例に従 った履物システムの水平の横断面図である; 図21は、図18の線21−21の沿って切断された本発明の別の実施例に従 った履物システムの水平の横断面図である; 図22は、図18に示されている本発明の別の実施例に従った履物システムの 靴の中底を上から目視した平面図である; 図23は、図18と22に示されている本発明の別の実施例に従った履物シス テムの靴の中底の側立面図である。 好適な実施例の詳細な説明 以下、本発明の図解された実施例が示されている添付図面を参照しながら本発 明を詳細に説明する。この発明は多くの異なった形態で実施することができ、こ こに詳述されている実施例に限定されるものとして理解されるべきではない。む しろ、これらの実施例は、この開示が完全なものであって、発明の範囲を当業者 に完全に伝達するよう用意されたものである。同じ数字は全体に亘り類似の要素 を表示している。 参照数字20により一般的に表示されている本発明に係る履物システムは、図 7と9に最もよく示されているように、靴50に重なり該靴50と接触している ニットの靴下30を備えている。図1から図3までは、着用者の足に着用された ニットの靴下の視図を含めて、履物システム20のニットの靴下30を示してい て、仮想線は図解を明確にするために足の骨を示している。靴下30は運動用の 靴下として示されている。しかし、靴下30は、普段着用の靴下としてあるいは 当業者により理解される他のいろいろな靴下として使用するために編み上げるこ とができる。靴下30は、本明細書の一部を構成する1993年7月23日に出 願された発明の名称が“アナトミカルアイソトニック靴下”である本発明と同じ 譲受人の同時係属中の米国特許出願番号第08/096708号に開示されてい る靴下に類似して編み上げられることが好ましい。靴下30は、また本明細書の 一部を構成する発明の名称が“ジョギングとランニング用の運動靴下”である本 発明と同じ譲受人の米国特許第4,194,249号に開示されている靴下に類 似して編み上げるようにしてもよい。 図1から図3までに示されるように、ニットの靴下30は、足部と一体に編み 上げられた真のリブ(畝)構造または模擬リブ構造に作られた上部畝編部31を 備えた脚部を有することが好ましい。足部は甲部分32と、爪先部分36と、母 趾球部分33と、踵部分34と、図1から図3のブラケットで最もよく示され母 趾球部分33と踵部分34との間に位置している土踏まず部分35とを備える。 したがって、土踏まず部分35は、1組の盛り上がったテリーループから形成さ れることが好ましいが、土踏まず部分はテリーループがなくともさしつかえない 。靴下30は、ナイロン、スパンデックスまたはアクリルから形成された伸縮可 能な本体糸を用いて編み上げられることが好ましいが、靴下30は、アクリ ル、木綿または混紡の糸のごとき他のいろいろな糸から形成されてさしつかえな い。 ニットの靴下30の母趾球部分33と踵部分34はそれぞれ、土踏まず部分3 5より厚いニットの編物から形成されている。厚いニットの編物は、所定の密度 の盛り上がったテリーループ、好適には2組以上の盛り上がったテリーループで あることが好ましく、これにより着用者の足の母趾球と踵に大きな保護とクッシ ョン機能が与えられる。土踏まず部分35は盛り上がったテリーループから形成 されるが、母趾球部分33または踵部分34より薄くてクッション機能が低くて もさしつかえない。靴下30の土踏まず部分35は、図1と図2に図解されてい るようなリラックスした状態では靴下30の母趾球部分33または踵部分34よ り大幅に短い長さの程度を有するか、または、図3に図解されているような着用 者の足の上で伸張された状態では、母趾球部分33より短かくて母趾球部分34 の長さの程度にほぼ等しい長さの程度を有するようにしてさしつかえない。 図1と図2に示されているように、靴下30の甲の部分32は、両側の側方縁 部または盛り上がったテリーループなしに編み上げられ長さ方向に延在している 両側の側方パネル37,38を形成する周囲を有することが好ましい。他方の対 向する側方パネル38は図示されていないが、図1と図2に示されている反対側 のパネル37の鏡像であることが好ましい。側方パネル37,38は、長さ方向 には爪先部分36から上部畝編部31まで延在するとともに、幅の方向に母趾球 部分33、踵部分34、土踏まず部分35とにより形成された下側の靴底から数 畝(すなわち、好適には4から14畝)甲の部分32に延在していることが好ま しい。 図4から図6までと図8と図10と図11と図18とに最もよく示されている ように、靴50は、靴上部51と、中底60および外側の靴底80として示され ている靴底とを備えている。図示されている靴50はカジュアルなウオーキング 靴であるが、当業者には自明のことであるように、運動靴、ドレス靴、サンダル ・タイプの靴を含めて他のいろいろな靴を使用することができる。靴50の中底 60は、外側の靴底80の上に位置していて、図6と図8に最もよく示されてい るように、母趾球部分62と、踵部分61と、盛り上がった土踏まず部分63 とを備えていて、ニットの靴下30のそれぞれの重なる部分と接触するとともに 面接触している。母趾球部分62は、盛り上がった土踏まず部分63より長さ方 向で前に延在していて、上に重なる靴下の爪先部分または着用者の足の爪先下に 重なる部分を備えていることが好ましい。踵部分61は、図示のように盛り上が った土踏まず部分63より後ろに延在していて、上に重なる靴下の踵部分すなわ ち着用者の足の踵を含むよう延在していることが好ましい。本特許出願の図1よ り17までの実施例に図解されているように、中底60の盛り上がった土踏まず 部分63は、図7から図9までに最もよく示されているように、母趾球部分62 より大幅に短くて、踵部分61の長さの程度にほぼ等しいかまたはこれよりわず かに大きい長さの程度を備えているので、中底60の盛り上がった土踏まず部分 63の長さの程度は、着用者に付加された保護と快適さを与えるようほぼ対合し た面接触の関係をもたらすため、着用者の足に着用したときニットの靴下30の 薄い編物の土踏まず部分35の長さの程度にほぼ相当している。本発明に従った 履物システムの別の実施例によれば、中底60″の盛り上がった土踏まず部分6 3″は、図18より23までに最もよく示されているように、母趾球部分62″ または踵部分61″より大幅に短い長さの程度を有している。なお、ダブル・プ ライム(″)の記号は、この明細書に記載されている発明の第1の実施例の類似 した要素に対応している。盛り上がった土踏まず部分63″の短い長さの程度は 、靴50″のすべてのサイズについて中底60″の全体の長さの程度の約20% から28%までの範囲にあることが好ましい。本発明の実施例に従った盛り上が った土踏まず部分63は、ほぼ中底60の全体の幅にわたって延在している。 図7と図9と図18に最もよく示されているように、靴50の底と靴下30と の対合的な面接触の関係は、着用者の足が受け取る衝撃と摩擦の剪断力を低減す るため、着用者の足と面接触する靴下30の厚い編物部分に内部の多方向移動を もたらしている。対合的な面接触の関係は、ウオーキングやジョギングのごとき 足の活動の間、足を保護する雄/雌の協働タイプのアプローチであることが好ま しく、いろいろなスポーツに関係している。本発明に従った履物システムは、靴 下の着用者のために大きな靴サイズを要求することなく、土踏まず部分よりも母 趾球部分と踵部分に厚い編物を有するニットの靴下30のごとき靴下を快適に受 け入れる靴50を提供している。 図6と図12から図17までと図22と図23に最もよく示されているように 、靴50の中底60は、バッキング層57と該バッキング層57の上に位置して いる一体に成型された発泡層70とを供えた多層から形成されているのが好まし い。(図12と図16の第1の実施例に示されているように)バッキング層57 は全体に亘りほぼ均一な厚さを有することが好ましく、一体に成形された発泡層 70に比較的固い支持を与えるため、圧縮されたペーパーボードのごとき比較的 固くてフレキシブルな材料から一体に形成されている。(図13と図17の第2 の実施例に示されているように)バッキング層57′は第1と第2の部分57a ′,57b′に二つに分かれていて、共通の重なり縁部57c′,57d′に沿 って固定されている。バッキング層57′の第1の部分57a′は、母趾球部分 62′のほぼ長さにわたって延在しており、第2の部分57b′は土踏まず部分 63′のほぼ長さにわたって延在するとともに、踵部分61′のほぼ長さにわた って延在している。第2の部分57b′は第1の部分57a′より固い材料から 形成されているので、固い第2の部分57b′は靴50の着用者の踵と土踏まず との横方向および曲げ運動を低減し、第1の部分57a′は、着用者の足の母趾 球と爪先と、および、それらの回りにフレキシブルな曲げを提供している。第1 の部分57a′を形成する材料は圧縮されたペーパーボードから形成されている ことが好ましく、第2の部分57b′を形成する材料はより密度が高く圧縮され たペーパーボードから形成されているのが好ましい。 中底60の第2の実施例においても、第1の部分57a′は第2の部分57b ′より比較的薄く、2つの部分57a′,57b′は隣接する傾斜した縁部57 c′,57d′を備えており、該傾斜した縁部57c′,57d′は、中底60 ′の土踏まず部分63′、または、母趾球部分62′と土踏まず部分63′との 間の橋渡し部を形成する領域で結合されている。バッキング層57は、単層とし て図16と17に図解されているが、複合層ないし多層から構成されてもさしつ かえない。図示のごとく、成形発泡層70とバッキング層57の全体の輪郭はほ ぼ同じである。 ロジャーズ・コーポレーション・オブ・コネチカットにより製造されているポ ロン(ポリウレタン材料)のごとき材料から形成されていて、全体の輪郭がバッ キング層57と成形発泡層70とほぼ同じ中間の下層59が、図16と17に最 もよく示されているように、バッキング層57と成形発泡層70との間に位置ぎ めされているのが好ましい。中間の下層59はバッキング層57を参照して上述 されているような付加的なバッキングを提供するとともに、中底60の成形発泡 層70に付加的な全体の厚さを提供している。中間の下層59は切断されて圧縮 されたペーパーボードに積層され、しかるのち上に位置する成形発泡層70が積 層体に固定される。成形発泡層70が厚い下部部分と、同様に寸法ぎめされた上 部部分をもたらすように成形されたものであり、上述のように母趾球部分72と 踵部分71と盛り上がった土踏まず部分73を備えており、これにより中間の下 層59なしですますことができることは、当業者には明らかなことである。中底 60の中間の下層59は好適には中底60の構造の中に含められるので、中間の 下層59を備えていない、すなわち、バッキング層57″を備えるだけの中底6 0″が、図23に最もよく図解されているように、本発明に従って構成される。 さらに、図示の実施例では、図16と図17の分解図に最もよく示されいるよ うに、中底60はライニング層90を備えていることが好ましく、該ライニング 層90は成形発泡層70の上に位置していて、これと接触している。中底のライ ニング層90は3つの織物の層91,92,93の複合体から形成されているこ とが好ましい。下部の織物の層91は繊維材料から形成されているのが好ましく 、中間の層92は発泡材料から形成されているのが好ましく、上部の層93は ているのが好ましい。これらの3つの複合層91,92,93は(ステッチ94 により図解されているように)、接合されたうえ縫合されのが望ましく、成形発 泡層70とほぼ同じ全体の輪郭を備えている。ライニング層90は、成形発泡層 70に固定されるのが好ましい。複合の中底のライニング層90は、靴下30か ら湿気を引き出すことを助ける材料から形成されている。この複合材料は、靴上 部51の内壁をライニングすることもできる。中底のライニング層90は、ウ オーキング、ランニングまたはその他の使用の間、足が受け取る応力と剪断力を 低減させるため、いろいろな摩擦係数を持つよう構成することもできる。このよ うなライニング層の実例は、本明細書の一部を構成する発明の名称が“靴の中底 とその製造方法”であるオグデンの米国特許第4,893,418号に見ること ができる。 図8から図11までと図14から図17までに最もよく示されいるように、成 形発泡層70は、閉止されたセルの発泡材料のポリビニリデンクロライド(polyv inyldenachloride)(PVCD)から形成されるのが好ましいが、ポリウレタン またはポリエチレンの閉止されたセル発泡体のごとき他の発泡材料も使用するこ とができることは明らかである。成形発泡層70は、ニットの靴下30の土踏ま ず部分35と対合的に面接触する中底60の盛り上がった土踏まず部分73を形 成している厚い中間部分を備えている。成形発泡層の盛り上がった土踏まず部分 73は、中底60の内足から盛り上がった土踏まず部分73の中間の部分まで幅 方向に延在したこぶ77を備えている。該こぶ77は、内足に沿って厚さが厚く 、図示のごとく盛り上がった土踏まず部分73の中間部分に向かって厚さが減少 しており、着用者の足の土踏まずの大部分とほぼ同じ輪郭を呈していることが好 ましい。盛り上がった土踏まず部分73はまた、こぶ77の周囲に隣接して比較 的平坦なプラトウ78を備えていることが好ましい。該プラトウ78は、母趾球 部分72と中底60の成形発泡層70の大部分の踵部分71に関して盛り上がっ ているので、着用者の足に着用されたニットの靴下の対応した面積の土踏まず部 分35はプラトウ78と対合的に面接触する。 母趾球部分61と、中底60の成形発泡層70の踵部分71の主領域とは、比 較的薄くてほぼ同じ厚さを有している。成形発泡層70の盛り上がった土踏まず 部分73のプラトウ78は、母趾球部分72または踵部分71の主領域より約1 インチの1/8厚いことが好ましい。成形発泡層70の母趾球部分72と主領域 の踵部分71はそれぞれ、約1インチの1/16の厚さを有していて、成形発泡 層70の土踏まず部分73のプラトウ78は、約1インチの3/16のごとく母 趾球部分72または踵部分71の厚さの少なくとも2倍の厚さを持っていること が好ましい。 さらに、中底60の成形発泡層70は、踵部分71の主領域を取り巻いていて 、着用者の側部踵の領域に補足的な支持をもたらし、これにより着用者に付加さ れた快適さを提供するため、盛り上がった踵のへり76を形成している厚みを増 した外周縁部を備えていることが好ましい。成形発泡層70の盛り上がった踵の へり76は、成形発泡層70の盛り上がった土踏まず部分73より低い高さで終 わっていることが好ましい。 さらに、成形発泡層70の盛り上がった土踏まず部分73は、14図に最もよ く図解されているように、中断することなく盛り上がった踵のへり76につなが っている直立した土踏まずのへり79を形成している周囲の内足の縁部を備えて いることが好ましい。直立した土踏まずのへり79は、着用者の内足の土踏まず 部分の支持を高めるため、盛り上がった踵のへり76より高く延在している。図 12から図15までに最もよく示されているように、成形発泡層70の盛り上が った土踏まず部分73は、土踏まずのへり79から中底60の外足に向かって中 底60の幅全体にわたって延在しているのが好ましい。成形発泡層70の盛り上 がった土踏まず部分73は、ニットの靴下30の薄い編物の土踏まず部分35を 位置ぎめさせた足の土踏まず部分の傾斜に、より正確に一致するため、横断面で 見て厚さが減少していることは明らかである。 成形発泡層70の盛り上がった土踏まず部分73は、薄い母趾球部分72と踵 部分71の主領域について滑かな橋渡しを提供するために減少した厚さを有する 向かい合わせに傾斜した前および後部分74,75を備えている。盛り上がった 土踏まず部分73の前後部分74,75は、ニットの靴下30の薄い編物の土踏 まず部分35と厚い編物の母趾球部分33と踵部分34について、より効果的な 対合面接触の関係を確保するために、横方向にほぼ平行していることが好ましい 。横方向に前後部分74、75が傾斜して変化することを使用してもさしつかえ ないことは当業者には理解されよう。 本発明の中底60は、外側の靴底80またはそれらの間の中間層の靴底に固定 することができ、あるいは靴下30との対合的な面接触関係をもたらすために、 中底を持たない他の靴用の矯正用インサートのごときインサートとして使用する ことができる。中底60がインサートとして使用されるときは、図12と図16 に示されているように、バッキング層の輪郭を呈していることが好ましい。 中底60がインサートとして使用される履物システムの実施例においては、靴 50は、中底60ならびに中底60が靴50から取り外されたときは他のタイプ のインサートを受け入れるようにされた深さの特に深い靴であることが好ましい 。深さが特に深い靴は、靴底と靴上部51を備えている。図解されているように 、靴底は多層の中底60と外側の靴底80を備えていることが好ましい。深さの 特に深い靴は、従来の靴より約1/4インチ深さが深くなっていて、多層の中底 60の組合わされた厚さは、母趾球の部分72と主領域の踵部分71において約 1/4インチの厚さである。例えば、従来の靴は、主領域の踵部分の上面から靴 上部、すなわち、ロウ・トップ・シュウにおけるくるぶしのわずかに下のところ まで測って、約2インチと1/8インチの着用者の足を受け入れるようにされた 深さを持っている。他方、深さの特に深い靴は、踵部分の主領域の上面から靴上 部のくるぶしのわずかに下のところまで測って、2インチと3/8インチの深さ を持っている。本発明によれば、靴のこの深さの寸法は所要の靴のスタイルとイ ンサートの厚さに応じて変化させてさしつかえないことは当業者には理解されよ う。履物システムの深さの特に深い靴の実施例は、図示された図面にほぼ一致し ているが、図解されているように、中底60は、靴への挿入と靴からの取り外し が容易であるようにされていることが好ましい。 上述のように、インサートとしての中底60は、図12と図16に示されてい るようなバッキング層の輪郭を備えていることが好ましい。靴50は、図17に 最もよく示されているように、靴50の内側で外側の靴底80の上に位置する二 つに分かれた中間のバッキング層57′を備えていることが好ましい。中間のバ ッキング層57′の第1の部分57a′は、母趾球部分62′のほぼ長さにわた って延在しており、また第2の部分57b′は土踏まず部分63′のほぼ長さと 踵部分61′のほぼ長さにわたって延在している。第2の部分57b′は第1の 部分57a′より固い材料から形成されているので、固い第2の部分57b′は 靴50の着用者の踵と土踏まずとの横方向および曲げ運動を低減させていて、第 1の部分57a′は、着用者の足の母趾球と爪先およびそれらの周りでフレキシ ブルな曲げを提供している。第1の部分57a′を形成する材料は、圧縮され たペーパーボードから形成されていることが好ましく、また第2の部分57b′ を形成する材料はより密度が高く圧縮されたペーパーボードから形成されている ことが好ましい。中底60について説明されたライニング層90とほぼ同じライ ニング層90は中間のバッキング層57′の上に位置していて、図12と図16 に示されているように、中底60の取り外しと挿入が容易になっている。必要な ときは、他のタイプの深さが特に深い靴または他の靴が、本発明に従って中底6 0のインサートを受け入れるようにすることができることは当業者には理解され よう。 図5と図8に最もよく示されているように、本発明の実施例に従った靴50の 外側の靴底80は、マサチューセッツ州のクアボウ・コーボレイション・オブ・ ノース・ブルックフィールドが製造している外側の靴底用の材料であるビブラム 底80は、地面または着用者が歩行する表面と大きな摩擦接触を提供するために 複数のリブ81の形で示されている粗い外表面を備えていることが好ましい。複 数のリブ81は、外側の靴底80の幅全体にわたって延在していて、横方向に互 いにほぼ平行しているのが好ましい。図8と図9には単一の成形発泡層として図 解されているが、外側の靴底80が、2つ以上の複合層である図18に図解され ているような2つの複合層82″と83″を備えたいろいろな他のタイプまたは スタイルの外側の靴底または製作されたものであって、成形されたものではなく 製作されたユニットの外側の靴底より成るものであってさしつかえないことは当 業者には自明のことである。 図面と明細書には、本発明の代表的な好適な実施例が開示され、特定の用語が 使用されたが、これらの用語は一般的で説明的な感覚で使用されているにすぎず 、限定の目的のたんに使用されたものではない。本発明は、いろいろな好適した 実施例を参照してかなり詳細に説明されている。しかし、上記の明細書に記載さ れていて、付記の請求の範囲に限定されているように、本発明の精神と範囲内で あれば、いろいろな修正と変更を行うことができることは明らかなことである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年4月18日 【補正内容】 明細書 履物システム 発明の分野 この発明は履物に関し、さらに詳しく言えば、靴下と該靴下に接触する靴とを 有する履物システムに関する。 発明の背景 着用者の足の底と協働して、歩くとき、走るとき等にある程度の快適さを与え るよう意図したいろいろな靴が長年にわたって開発されてきた。これらの靴は、 一般に着用者が従来の薄いニットの靴下をはいて靴を使用するものと考えられて おり、したがって靴の内部の底はほぼ足の底に対応している。このような靴の実 例を、Rogerによる「Podologic Orthosis」という名称の仏国出願公開(FR-A-26618 05)、Paglianoによる「Foot Shank Pad」という名称の米国特許第3,470,8 80号、「Hygienic Footwear With Supportive Insole」という名称のスイス国特 許(CH-A-256494)、発明の名称が“靴の構造、該靴の構造を有する製品、該製品 を製造する方法”であるミューラーの米国特許第4,831,750号と、発明 の名称が“動力学的な履物”であるクーマーの米国特許第4,305,212号 に見ることができる。 本発明と同じ譲受人は、靴をはいたとき、靴の摩耗とちぎれのほとんどが足の 母趾球と踵の領域で生じることに気付いた。これは、人の体重の大部分が、立っ たり、歩いたりあるいは走るとき、これらの領域に分散されるからである。した がって、前記譲受人は、着用者に付加的な快適さを提供するとともに、足のこれ らの領域の損傷を低減させるため、靴下の母趾球と踵の領域におけるニットの編 物の密度を大きくしたニットの靴下を開発した。このような靴下の実例を、本発 明と同じ譲受人に譲渡された発明の名称が“ジョギングとランニング用の運動 靴下”であるスローンバーグの米国特許第4,194,249号に見ることがで きる。 このニットの靴下は、市場では大きな成功を収めたが、着用者の足に対応した オーキング、ランニングまたはその他の使用の間、足が受け取る応力と剪断力を 低減させるため、いろいろな摩擦係数を持つよう構成することもできる。このよ うなライニング層の実例は、本明細書の一部を構成する発明の名称が“靴の中底 とその製造方法”であるオグデンの米国特許第4,893,418号に見ること ができる。 図8から図11までと図14から図17までに最もよく示されいるように、成 形発泡層70は、閉止されたセルの発泡材料のポリビニリデンクロライド(polyv inyldenachloride)(PVCD)から形成されるのが好ましいが、ポリウレタン またはポリエチレンの閉止されたセル発泡体のごとき他の発泡材料も使用するこ とができることは明らかである。成形発泡層70は、ニットの靴下30の土踏ま ず部分35と対合的に面接触する中底60の盛り上がった土踏まず部分73を形 成している厚い中間部分を備えている。成形発泡層の盛り上がった土踏まず部分 73は、中底60の内足から盛り上がった土踏まず部分73の中間の部分まで幅 方向に延在したこぶ77を備えている。該こぶ77は、内足に沿って厚さが厚く 、図示のごとく盛り上がった土踏まず部分73の中間部分に向かって厚さが減少 しており、着用者の足の土踏まずの大部分とほぼ同じ輪郭を呈していることが好 ましい。盛り上がった土踏まず部分73はまた、こぶ77の周囲に隣接して比較 的平坦なプラトウ78を備えていることが好ましい。該プラトウ78は、母趾球 部分72と中底60の成形発泡層70の大部分の踵部分71に関して盛り上がっ ているので、着用者の足に着用されたニットの靴下の対応した面積の土踏まず部 分35はプラトウ78と対合的に面接触する。 母趾球部分61と、中底60の成形発泡層70の踵部分71の主領域とは、比 較的薄くてほぼ同じ厚さを有している。成形発泡層70の盛り上がった土踏まず 部分73のプラトウ78は、母趾球部分72または踵部分71の主領域より約0 .32cm(1インチの1/8)厚いことが好ましい。成形発泡層70の母趾球 部分72と主領域の踵部分71はそれぞれ、約0.16cm(1インチの1/1 6)の厚さを有していて、成形発泡層70の土踏まず部分73のプラトウ78は 、約0.48cm(1インチの3/16)のごとく母趾球部分72または踵部分 71の厚さの少なくとも2倍の厚さを持っていることが好ましい。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年6月29日 【補正内容】 に示されているように、バッキング層の輪郭を呈していることが好ましい。 中底60がインサートとして使用される履物システムの実施例においては、靴 50は、中底60ならびに中底60が靴50から取り外されたときは他のタイプ のインサートを受け入れるようにされた深さの特に深い靴であることが好ましい 。深さが特に深い靴は、靴底と靴上部51を備えている。図解されているように 、靴底は多層の中底60と外側の靴底80を備えていることが好ましい。深さの 特に深い靴は、従来の靴より約0.64cm(1/4インチ)深さが深くなって いて、多層の中底60の組合わされた厚さは、母鉦球の部分72と主領域の踵部 分71において約0.64cm(1/4インチ)の厚さである。例えば、従来の 靴は、主領域の踵部分の上面から靴上部、すなわち、ロウ・トップ・シュウにお けるくるぶしのわずかに下のところまで測って、約5.4cm(2インチと1/ 8インチ)の着用者の足を受け入れるようにされた深さを持っている。他方、深 さの特に深い靴は、踵部分の主領域の上面から靴上部のくるぶしのわずかに下の ところまで測って、約6.04cm(2インチと3/8インチ)の深さを持って いる。本発明によれば、靴のこの深さの寸法は所要の靴のスタイルとインサート の厚さに応じて変化させてさしつかえないことは当業者には理解されよう。履物 システムの深さの特に深い靴の実施例は、図示された図面にほぼ一致しているが 、図解されているように、中底60は、靴への挿入と靴からの取り外しが容易で あるようにされていることが好ましい。 上述のように、インサートとしての中底60は、図12と図16に示されてい るようなバッキング層の輪郭を備えていることが好ましい。靴50は、図17に 最もよく示されているように、靴50の内側で外側の靴底80の上に位置する二 つに分かれた中間のバッキング層57′を備えていることが好ましい。中間のバ ッキング層57′の第1の部分57a′は、母趾球部分62′のほぼ長さにわた って延在しており、また第2の部分57b′は土踏まず部分63′のほぼ長さと 踵部分61′のほぼ長さにわたって延在している。第2の部分57b′は第1の 部分57a′より固い材料から形成されているので、固い第2の部分57b′は 靴50の着用者の踵と土踏まずとの横方向および曲げ運動を低減させていて、第 1の部分57a′は、着用者の足の母趾球と爪先およびそれらの周りでフレキ シブルな曲げを提供している。第1の部分57a′を形成する材料は、圧縮され 請求の範囲 1.足が通常受け取る衝撃と剪断力とを低減することにより着用者の足に大きな 保護と快適さとを提供する履物システム(20)であって、該履物システム(2 0)がニットの靴下(30)と着用者の足に位置されたニットの靴下を受入れる 靴(50)とを備え、前記ニットの靴下(30)が、母趾球部分(33)と、踵 部分(34)と、前記母趾球部分(33)と踵部分(34)との間に設けられた 土踏まず部分(35)とを備え、前記母趾球部分(33)と踵部分(34)との 各々はそれぞれ前記土踏まず部分(35)より厚いニットの編物から形成されて おり、これにより着用者の足の母趾球と踵に前記土踏まず部分より大きな保護と クッション機能を与え、前記靴が靴底を備える履物システムにおいて、 該靴底が、母趾球部分(62)と、踵部分(61)と、盛り上がった土踏まず 部分(63)とを有し、前記靴底部分(61,62,63)の各々の上部は前記 ニットの靴下の重なる部分を受入れ対抗的に接触するよう位置ぎめられ、かつ、 配列されており、前記靴底の各部の上部の長さの度合が、着用者に付加された保 護と快適さのためのほぼ対合的な面接触関係をもたらすよう、着用者の足に位置 ぎめされたときに前記ニットの靴下(30)のそれぞれ重なる部分の長さの程度 にほぼ対応していることを特徴とする履物システム(20)。 2.前記靴底が中底(60)と外側の靴底(80)とを備え、前記中底がさらに 、全体に亘りほぼ一様な厚さのバッキング層(57)と、該バッキング層(57 )の上に位置していて、該バッキング層に固定されている成形発泡層とを含む多 層を備え、前記成形発泡層(70)と前記バッキング層(57)とがほぼ同じ全 体輪郭を有していて、前記成形発泡層(70)が前記靴底の前記盛り上がった土 踏まず部分を形成している厚い中間の部分を有することを特徴とする請求項1記 載の履物システム(20)。 3.前記多層の中底が、前記成形発泡層(70)の上に位置し、前記成形発泡層 に固定されているライニング層(90)を備え、該ライニング層(90)が、前 記成形発泡層(70)と前記バッキング層(57)とほぼ同じ全体の輪郭を有し ていることを特徴とする請求項2記載の履物システム(20)。 4.前記バッキング層(57)が、曲がりに足るフレキシブルさで成形発泡層( 70)に支持を与えるに足る固さの材料から一体に形成されていることを特徴と する請求項2または3記載の履物システム(20)。 5.前記多層の中底(60)の前記バッキング層(57)が第1の部分(57a ′)と第2の部分(57b′)とを備えていて、前記第1の部分(57a′)が 前記母趾球部分(62)のほぼ長さにわたって前記盛り上がった土踏まず部分( 63)に延在し、前記第2の部分(57b′)に固定されており、前記第2の部 分(57b′)が前記盛り上がった土踏まず部分(62)から前記踵部分(61 )のほぼ長さにわたって長さ方向に延在しており、前記第1の部分(57a′) と第2の部分(57b′)とがフレキシブルな材料から形成されていて、前記第 2の部分(57b′)が靴(50)の着用者の踵の横方向の移動を低減するよう 、前記第2の部分(57b′)が前記第1の部分(57a′)よりフレキシブル でないことを特徴とする請求項2記載の履物システム(20)。 6.前記中底(60)の前記成形発泡層(70)の前記母趾球部分(72)と踵 部分(71)の主領域とは厚さがほぼ同じであり、前記成形発泡層(70)の前 記盛り上がった土踏まず部分(73)が、前記中底(60)の内足から前記盛り 上がった土踏まず部分(73)の中間部分まで幅方向に延在し、内足に沿って大 きな厚さを有するとともに、前記盛り上がった土踏まず部分(73)の中間の部 分に向かって減少した厚さを有し、着用者の足の土踏まずの大部分とほぼ同じ輪 郭を有しているこぶ(77)と、内方に延在する該こぶ(77)の周辺から外方 に延在していて、前記成形発泡層(70)の前記母趾球部分(72)または前記 踵部分(71)の主領域より約0.32cm(1インチの1/8)厚いプラトウ (78)とを備えていることを特徴とする請求項2,3,4または5記載の履物 システム(20)。 7.前記中底(60)の前記成形発泡層(70)の前記踵部分(71)がさらに 、着用者の側部踵領域の付加的な支持を提供し、これにより着用者に付加された 快適さを与えるため、盛り上がった踵のへり(76)を形成している厚くなった 外周縁を備えていることを特徴とする請求項2,3,4,5または6記載の履物 システム(20)。 8.前記成形発泡層の前記盛り上がった踵のへり(76)が、前記成形発泡層( 70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)より低い高さで終わっているこ とを特徴とする請求項7記載の履物システム(20)。 9.前記成形発泡層(70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)が、中断 することなく前記盛り上がった踵のへり(76)につながった直立した土踏まず のへり(79)を形成している周辺の内足の縁部を有していることと、前記直立 した土踏まずのへり(79)が、着用者の内足の土踏まず部分の支持を高めるた めに前記盛り上がった踵のへり(76)より高く延在していることとを特徴とす る請求項8記載の履物システム(20)。 10.前記成形発泡層(70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)が、前 記薄い母趾球(72)と前記踵部分(71)の主領域との滑らかな橋渡しをもた らすために低減する厚さの向かい合って傾斜した前(74)および後(75)部 分を備えていることを特徴とする請求項2,3,4,5,6,7,8または9記 載の履物システム(20)。 11.前記盛り上がった土踏まず部分(73)の前記前(74)および後(75 )部分が、前記靴下(30)の前記薄い編物の土踏まず部分(35)とのより効 果的な対合的面接触の関係を確立するために横方向にほぼ平行していることを特 徴とする請求項10記載の履物システム(20)。 12.前記成形発泡層(70)の前記母趾球部分(72)と前記踵部分(71) とが、それぞれ、約0.16cm(1インチの1/16)の厚さを有し、前記成 形発泡層(70)の前記土踏まず部分(73)が、前記母趾球(72)または踵 部分(71)のいずれかの厚さの少なくとも2倍の厚さを有し、厚い編物の母趾 球(33)および踵(34)部分と、上に重なるニット靴下(30)から前記靴 (50)の前記底の上部に対合的に面接触するよう下向きに延在している薄い編 物の土踏まず部分(35)との間の相対的高さの差を補償していることを特徴と する請求項2,3,4,5,6,7,8,9,10または11記載の履物システ ム(20)。 13.前記ニットの靴下(30)の前記薄い編物の土踏まず部分(35)が前記 母趾球部分(33)または踵部分(34)よりほぼ短い長さの程度を有すること と、前記靴(50)の前記靴底の前記土踏まず部分(35)が、前記靴底の前記 母趾球部分(33)または前記踵部分(34)よりほぼ短い長さの程度を有し、 前記靴底の前記盛り上がった土踏まず部分(63)の長さの程度が、前記靴下( 30)の前記薄い編物の土踏まず部分(35)の長さの程度にほぼ相当している ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11また は12記載の履物システム(20)。 14.前記靴下(30)の前記厚いニットの編物が、内側で所定の密度の盛り上 がったテリーループを備えることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6, 7,8,9,10,11,12または13記載の履物システム(20)。 15.着用者の足に大きな快適さをもたらす靴(50)であって、該靴(50) が、多層の中底(60)と外側の靴底(80)とを備え、前記多層の中底(60 )が、母趾球部分(62)と踵部分(61)と前記母趾球(62)および踵(6 1)部分から上方に延在する盛り上がった土踏まず部分(63)とを備え、かく て、前記母趾球(62)および踵(61)部分が前記盛り上がった土踏まず部分 (63)より相対的に低い高さに位置され、前記中底(60)の上部は、ニット 編物靴下(30)の土踏まず部分(35)より厚いニット編物で形成された母 趾球(33)および踵(34)部分を有するニット靴下(30)のそれぞれの重 なる部分と面接触するよう適合され、これにより、着用者の足の母趾球および踵 部分に対し足の土踏まず部分よりも大きな保護とクッション機能とをもたらす靴 (50)において、 前記中底(60)の前記持ち上がった土踏まず部分(63)は、着用者の足の 土踏まずを快適に支持するこぶ(77)と、内方に延在する該こぶ(77)の周 辺から外方に延在するほぼ平坦なプラトウ部分(78)と、該プラトウ部分(7 8)に隣接し前記母趾球部分(62)と前記踵部分(61)の主領域とに滑らか な橋渡しをもたらす向かい合って傾斜している前(74)および後(75)部分 とを備え、前記プラトウ部分(78)は厚い編物の母趾球(33)および踵(3 4)部分と上に重なるニット靴下(30)から下方に延在する薄い編物の土踏ま ず部分(35)との間の相対的高さの差を補償するよう配列され、これにより、 着用者に付加された保護と快適さを与えるよう着用されたニットの靴下(30) とのほぼ対合的な面接触を提供すべく適合されていることを特徴とする靴(50 )。 16.前記多層の中底(60)が、全体に亘りほぼ一様な厚さのバッキング層( 57)と、該バッキング層(57)の上に位置していて、該バッキング層に固定 されている成形発泡層(70)とを含み、該成形発泡層(70)と前記バッキン グ層(57)とがほぼ同じ全体の輪郭を有していて、前記成形発泡層(70)が 、前記中底(60)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)を形成している厚 い中間の部分を備えていることを特徴とする請求項15記載の靴(50)。 17.前記多層の中底(60)がさらに、前記成形発泡層(70)の上に位置し ていて、該成形発泡層に固定されているライニング層(90)を備えており、該 ライニング層(90)が、前記成形発泡層(70)と前記バッキング層(57) とほぼ同じ全体の輪郭を有していることを特徴とする請求項16記載の靴(50 )。 18.前記バッキング層(57)が、曲がりに足るフレキシブルさで成形発泡層 (70)に支持を与えるに足る材料から一体に形成されていることを特徴とする 請求項16または17記載の靴(50)。 19.前記多層の中底(60)の前記バッキング層(57)が、第1の部分(5 7a′)と第2の部分(57b′)とを備えていて、前記第1の部分(57a′ )が、前記母趾球の部分(62)のほぼ長さにわたって前記盛り上がった土踏ま ず部分(63)に延在して、前記第2の部分(57b′)に固定されており、該 第2の部分(57b′)が前記盛り上がった土踏まず部分(63)から前記踵部 分(61)のほぼ長さにわたって長さ方向に延在していて、前記第1の部分(5 7a′)と第2の部分(57b′)がフレキシブルな材料から形成されており、 前記第2の部分(57b′)が靴(50)の着用者の踵の横方向の移動を低減す るよう前記第2の部分(57b′)が前記第1の部分(57a′)よりフレキシ ブルでないことを特徴とする請求項16または17記載の靴(50)。 20.前記中底(60)の前記成形発泡層(70)の前記母趾球部分(72)と 踵部分(71)の主領域とが、ほぼ同じ厚さを有することと、前記成形発泡層( 70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)の前記プラトウ(78)が、前 記成形発泡層(70)の前記母趾球部分(72)または前記踵部分(71)の主 領域より約0.32cm(1インチの1/8)厚いこととを特徴とする請求項1 6,17,18または19記載の靴(50)。 21.前記中底(60)の前記成形発泡層(70)の前記踵部分(71)がさら に、着用者の側部踵領域の付加的な支持をもたらし、これにより着用者に付加さ れた快適さを与えるため、盛り上がった踵のへり(76)を形成する厚くなった 外周縁部を備えていることを特徴とする請求項16,17,18,19または2 0記載の靴(50)。 22.前記成形発泡層(70)の前記盛り上がった踵のへり(76)が、前記成 形発泡層(70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)より低い位置で終わ っていることと、前記盛り上がった土踏まず部分(73)の前記こぶ(77)が 、前記中底(60)の内足から前記盛り上がった土踏まず部分(73)の中間の 部分まで幅方向に延在していて、前記内足に沿って大きな厚さを有し、前記盛り 上がった土踏まず部分(73)の前記中間の部分に向かって厚さが減少しており 、着用者の足の土踏まずの大部分とほぼ同じ輪郭を有していることとを特徴とす る請求項21記載の靴(50)。 23.前記成形発泡層(70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)が、中 断することなく前記盛り上がった踵のへり(76)につながっている直立した土 踏まずのへり(79)を形成している周辺の内足の縁部を備えていることと、前 記直立した土踏まずのへり(79)が、着用者の内足の土踏まず部分の支持を高 めるために前記盛り上がった踵のへり(76)より高く延在していることとを特 徴とする請求項22記載の靴(50)。 24.前記盛り上がった土踏まず部分(73)の前記前(74)および後(75 )部分が、横方向にほぼ平行していることを特徴とする請求項15,16,17 ,18,19,20,21,22または23記載の靴(50)。 25.前記成形発泡層(70)の前記母趾球部分(72)と前記踵部分(71) とがそれぞれ、約0.16cm(1インチの1/16)の厚さを有し、前記成形 発泡層(70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)の前記プラトウ(78 )が、前記母趾球部分(72)または踵部分(71)の厚さの少なくとも2倍の 厚さを有することを特徴とする請求項16,17,18,19,20,21,2 2,23または24記載の靴(50)。 26.前記多層の中底(60)の前記土踏まず部分(63)が、前記中底(60 )の前記母趾球部分(62)または前記踵部分(61)より大幅に短い長さの程 度を有していることを特徴とする請求項15,16,17,18,19,2 0,21,22,23,24または25記載の靴(50)。 27.靴(50)の中に挿入するようにされた中底(60)であって、該中底( 60)が、母趾球部分(62)と踵部分(61)と前記母趾球(62)および踵 (61)部分から上方に延在する盛り上がった土踏まず部分(63)とを備え、 かくて、前記母趾球(62)および踵(61)部分が前記盛り上がった土踏まず 部分(63)より相対的に低い高さに位置され、前記中底(60)の上部は、ニ ット編物靴下(30)の土踏まず部分(35)より厚いニット編物で形成された 母趾球(33)および踵(34)部分を有するニット靴下(30)のそれぞれの 重なる部分と面接触するよう適合され、これにより、着用者の足の母趾球および 踵部分に対し足の土踏まず部分よりも大きな保護とクッション機能とをもたらす 中底(60)において、 前記中底(60)の前記持ち上がった土踏まず部分(63)は、着用者の足の 土踏まずを快適に支持するこぶ(77)と、内方に延在する該こぶ(77)の周 辺から外方に延在するほぼ平坦なプラトウ部分(78)と、該プラトウ部分(7 8)に隣接し前記母趾球部分(62)と前記踵部分(61)の主領域とに滑らか な橋渡しをもたらす向かい合って傾斜している前(74)および後(75)部分 とを備え、前記プラトウ部分(78)は厚い編物の母趾球(33)および踵(3 4)部分と上に重なるニット靴下(30)から下方に延在する薄い編物の土踏ま ず部分(35)との間の相対的高さの差を補償するよう配列され、これにより、 着用者に付加された保護と快適さを与えるよう着用されたニットの靴下(30) とのほぼ対合的な面接触を提供すべく適合されていることを特徴とする中底(6 0)。 28.前記中底(60)がさらに、全体に亘りほぼ一様な厚さのバッキング層( 57)と、該バッキング層(57)の上に位置し、該バッキング層に固定された 成形発泡層(70)とを備えた多層を有し、前記成形発泡層(70)と前記バッ キング層(57)とがほぼ同じ全体の輪郭を有していて、前記成形発泡層(70 )が、前記中底(60)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)を形成して いる厚い中間の部分を備えていることを特徴とする請求項27記載の中底(60 )。 29.前記多層の中底(60)がさらに、前記成形発泡層(70)の上に位置し 、該成形発泡層(70)に固定されたライニング層(90)を備え、該ライニン グ層(90)は、前記成形発泡層(70)と前記バッキング層(57)とほぼ同 じ全体の輪郭を有していることを特徴とする請求項28記載の中底(60)。 30.前記バッキング層(57)が、曲がりに足るフレキシブルさで成形発泡層 (70)に支持を与えるに足る材料から形成されていることを特徴とする請求項 28または29記載の中底(60)。 31.前記多層の中底(60)の前記バッキング層(57)が、第1の部分(5 7a′)と第2の部分(57b′)とを備えていて、前記第1の部分(57a′ )が、前記母趾球の部分(62)のほぼ長さにわたって前記盛り上がった土踏ま ず部分(63)に延在して、前記第2の部分(57b′)に固定されており、該 第2の部分(57b′)が前記盛り上がった土踏まず部分(63)から前記踵部 分(61)のほぼ長さにわたって長さ方向に延在していて、前記第1の部分(5 7a′)と第2の部分(57b′)がフレキシブルな材料から形成されており、 前記第2の部分(57b′)が着用者の踵の横方向の移動を低減するよう前記第 2の部分(57b′)が前記第1の部分(57a′)よりフレキシブルでないこ とを特徴とする請求項28または29記載の中底(60)。 32.前記中底(60)の前記成形発泡層(70)の前記母趾球部分(72)と 前記踵部分(71)の主領域とは厚さがほぼ同じであることと、前記成形発泡層 (70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)の前記プラトウ(78)が、 前記成形発泡層(70)の前記母趾球部分(72)または前記踵部分(71)の 主領域より約0.32cm(1インチの1/8)厚いことを特徴とする請求項2 8,29,30または31記載の中底(60)。 33.前記中底(60)の前記成形発泡層(70)の前記踵部分(71が、着用 者の側部踵領域の付加的な支持を提供し、これにより着用者に付加された快適さ を与えるため、盛り上がった踵のへり(76)を形成している厚くなった外周縁 部を備えていることを特徴とする請求項28,29,30,31または32記載 の中底(60)。 34.前記成形発泡層の前記盛り上がった踵のへり(76)が、前記成形発泡層 (70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)より低い高さで終わっている ことと、前記盛り上がった土踏まず部分(73)の前記こぶ(77)が、前記中 底(60)の内足から前記盛り上がった土踏まず部分(73)の中間の部分まで 幅方向に延在していて、前記内足に沿って大きな厚さを有し、前記盛り上がった 土踏まず部分(73)の前記中間部分に向かって厚さが減少しており、着用者の 足の土踏まずの大部分とほぼ同じ輪郭を有していることを特徴とする請求項33 記載の中底(60)。 35.前記成形発泡層(70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)が、中 断することなく前記盛り上がった踵のへり(76)につながった直立した土踏ま ずのへり(79)を形成する周辺の内足の縁部を備えていることと、前記直立し た土踏まずのへり(79)が、着用者の内足の土踏まず部分の支持を高めるため に前記盛り上がった踵のへり(76)より高く延在していることとを特徴とする 請求項34記載の中底(60)。 36.前記盛り上がった土踏まず部分(73)の前記前(74)および後(75 )部分が、横方向にほぼ平行であることを特徴とする請求項27,28,29, 30,31,32,33,34または35記載の中底。 37.前記成形発泡層(70)の前記母趾球部分(72)と前記踵部分(71) とがそれぞれ、約0.16cm(1インチの1/16)の厚さを有し、前記成形 発泡層(70)の前記盛り上がった土踏まず部分(73)の前記プラトウ(78 )が、前記母趾球部分(72)または踵部分(71)の厚さの少なくとも2倍の 厚さを有することを特徴とする請求項28,29,30,31,32,33,3 4,35または36記載の中底(60)。 38.前記中底(60)の前記土踏まず部分(63)が、前記中底(60)の前 記母趾球部分(62)または前記踵部分(61)より大幅に短い長さの程度を備 えていることを特徴とする請求項27,28,29,30,31,32,33, 34,35,36または37記載の中底。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S K,TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ガレンスタイン,ヴィクター,ジェイ. アメリカ合衆国 41056 ケンタッキー州 メイズヴィル フォレスト アヴェニュ 1236 (72)発明者 ケリー,レオン,イー. アメリカ合衆国 02192 マサチューセッ ツ州 ニードハム マヨ アヴェニュ 14 (72)発明者 ライチー,ダグラス,エイチ. アメリカ合衆国 90803 カリフォルニア 州 ロング ビーチ マーゴ 664

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.足が通常受け取る衝撃と剪断力を低減することにより着用者の足に大きな保 護と快適さを提供する履物システムであって、該履物システムがニットの靴下と 靴とより成り、前記ニットの靴下が、前記靴の上に位置し、該靴と接触していて 、母趾球部分と、踵部分と、前記母趾球部分と踵部分との間に設けられた土踏ま ず部分とより成り、前記母趾球部分と踵部分はそれぞれ前記土踏まず部分より厚 いニットの編物から形成されており、これにより着用者の足の母趾球と踵に前記 土踏まず部分より大きな保護とクッション機能を与え、前記靴が、母趾球部分と 、踵部分と、盛り上がった土踏まず部分とを有する靴底を備えていて、上に重な る前記靴下の部分と接触するとともに面接触しており、前記靴底の前記盛り上が った土踏まず部分が、着用者に付加された保護と快適さを与えるようほぼ対合的 な面接触をもたらすため、着用者の足に位置ぎめされたときに前記靴下の薄い編 物の土踏まず部分の長さの程度にほぼ対応していることを特徴とする履物システ ム。 2.前記靴底が中底と外側の靴底とを備え、前記中底がさらに、ほぼ一様な厚さ のバッキング層と、該バッキング層の上に位置していて、該バッキング層に固定 されている成形発泡層とを備えた多層を備え、前記成形発泡層と前記バッキング 層がほぼ同じ全体輪郭を呈していて、前記成形発泡層が前記靴底の前記盛り上が った土踏まず部分を形成している厚い中間の部分を有することとを特徴とする請 求項1記載の履物システム。 3.前記多層の中底が、前記成形発泡層の上に位置し、前記成形発泡層に固定さ れているライニング層を備え、該ライニング層が、前記成形発泡層と前記バッキ ング層とほぼ同じ全体の輪郭を有していることを特徴とする請求項2記載の履物 システム。 4.前記バッキング層が、成形発泡層に比較的固い支持を与えるため、比較的固 くてフレキシブルな材料から一体に形成されていることを特徴とする請求項2記 載の履物システム。 5.前記多層の中底の前記バッキング層が第1の部分と第2の部分とを備えてい て、前記第1の部分が前記母趾球部分のほぼ長さにわたって前記盛り上がった土 踏まず部分に延在し、前記第2の部分に固定されており、前記第2の部分が前記 盛り上がった土踏まず部分から前記踵部分のほぼ長さにわたって長さ方向に延在 しており、前記第1の部分と第2の部分とが比較的固い材料から形成されていて 、前記固い第2の部分は靴の着用者の踵の横方向の移動を低減するよう前記第2 の部分が前記第1の部分より固いことを特徴とする請求項2記載の履物システム 。 6.前記中底の前記成形発泡層の前記母趾球部分と主領域の踵部分とが比較的薄 くて、厚さがほぼ同じであり、前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分 が、前記中底の内足から前記盛り上がった土踏まず部分の中間部分まで幅方向に 延在していて、前記内足に沿って大きな厚さを有するとともに、前記盛り上がっ た土踏まず部分の中間の部分に向かって減少した厚さを有し、着用者の足の土踏 まずの大部分とほぼ同じ輪郭を呈しているこぶと、該こぶの周囲に隣接していて 、前記成形発泡層の前記母趾球部分または前記主領域の踵部分より約1インチの 1/8厚いプラトウとを備えていることを特徴とする請求項2記載の履物システ ム。 7.前記中底の前記成形発泡層の前記踵部分がさらに、着用者の側部踵領域に付 加的な支持を提供し、これにより着用者に付加された快適さを与えるため、盛り 上がった踵のへりを形成している厚くなった外周縁を備えていることを特徴とす る請求項6記載の履物システム。 8.前記成形発泡層の前記盛り上がった踵のへりが、前記成形発泡層の前記盛り 上がった土踏まず部分より低い高さで終わっていることを特徴とする請求項7記 載の履物システム。 9.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分が、中断することなく前記 盛り上がった踵のへりにつながった直立した土踏まずのへりを形成している周囲 の内足縁部を有していることと、前記直立した土踏まずのへりが、着用者の内足 の土踏まず部分の支持を高めるために前記盛り上がった踵のへりより高く延在し ていることとを特徴とする請求項8記載の履物システム。 10.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分が、前記薄い母趾球と前 記主領域の踵部分について滑らかな橋渡しをもたらすために低減した厚さの向か い合って傾斜した前後部分を備えていることを特徴とする請求項2記載の履物シ ステム。 11.前記盛り上がった土踏まず部分の前記前後部分が、前記靴下の前記薄い編 物の土踏まず部分とのより効果的な対合的面接触の関係を確立するために横方向 にほぼ平行していることを特徴とする請求項10記載の履物システム。 12.前記成形発泡層の前記母趾球部分と前記踵部分とがそれぞれ、約1インチ の1/16の厚さを有し、前記成形発泡層の前記土踏まず部分が、前記母趾球部 分または踵部分の厚さの少なくとも2倍の厚さを有することを特徴とする請求項 2記載の履物システム。 13.前記ニットの靴下の前記薄い編物の土踏まず部分が前記母趾球部分または 踵部分より大幅に短い長さの程度を有することと、前記靴の前記靴底の前記土踏 まず部分が、前記靴底の前記母趾球部分または前記踵部分より大幅に短い長さの 程度を有し、前記靴底の前記盛り上がった土踏まず部分の長さの程度が、前記薄 い編物の土踏まず部分の長さの程度にほぼ相当していることを特徴とする請求項 1記載の履物システム。 14.前記靴下の前記厚いニットの編物が、内側で所定の密度の盛り上がったテ リーループを備えることを特徴とする請求項1記載の履物システム。 15.足が通常受け取る衝撃と剪断力とを低減することにより着用者の足に強化 された保護と快適さとを提供する履物システムであって、該履物システムがニッ トの靴下と靴とを備え、前記ニットの靴下が、前記靴の上に位置して、前記靴と 接触して、母趾球部分と、踵部分と、前記母趾球部分と踵部分との間に設けられ た土踏まず部分とを備え、前記母趾球部分と踵部分がそれぞれ、前記土踏まず部 分より厚いニットの編物から形成されており、これにより着用者の足の母趾球と 踵とに前記土踏まず部分より大きい保護とクッション機能をもたらし、前記靴が 、上に重なる前記靴下の部分と面接触するよう母趾球部分と踵部分と盛り上がっ た土踏まず部分とを有する多層の中底を備えており、前記盛り上がった土踏まず 部分が、着用者の足の土踏まずを快適に支持するこぶと、該こぶの周囲に隣接し たほぼ平坦なプラトウ部分と、前記母趾球部分と主領域の踵部分について滑らか な橋渡しをもたらすため、該プラトウ部分に隣接し向かい合って傾斜している前 後部分とを備えていて、これにより着用者に付加された保護と快適さを与えるよ う前記ニットの靴下についてほぼ対合的な面接触の関係をもたらすことを特徴と する履物システム。 16.前記多層の中底が、ほぼ一様な厚さのバッキング層と、該バッキング層の 上に位置していて、該バッキング層に固定されている成形発泡層を備えており、 該成形発泡層と前記バッキング層とがほぼ同じ全体の輪郭を有していて、前記成 形発泡層が、前記靴底の前記盛り上がった土踏まず部分を形成している厚い中間 部分を備えていることを特徴とする請求項15記載の履物システム。 17.前記多層の中底がさらに、前記成形発泡層の上に位置していて、該成形発 泡層に固定されているライニング層を備えており、該ライニング層が前記成形発 泡層と前記バッキング層とほぼ同じ全体の輪郭を呈していることを特徴とする請 求項16記載の履物システム。 18.前記バッキング層が、成形発泡層に比較的固い支持を与えるために、比較 的固くてフレキシブルな材料から一体に形成されていることを特徴とする請求項 16記載の履物システム。 19.前記多層の中底の前記バッキング層が、第1の部分と第2の部分とを備え ていて、前記第1の部分が、前記母趾球部分のほぼ長さにわたって前記盛り上が った土踏まず部分に延在していて、前記第2の部分に固定されており、前記第2 の部分が、前記盛り上がった土踏まず部分から前記踵の部分の長さにわたって延 在していて、前記第1の部分と第2の部分が比較的固い材料から形成されており 、前記固い第2の部分が靴の着用者の踵の横移動を低減すべく前記第2の部分は 前記第1の部分より固いことを特徴とする請求項16記載の履物システム。 20.前記中底の前記成形発泡層の前記母趾球部分と主領域の踵部分とが、比較 的薄くてほぼ同じ厚さを有することと、前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏 まず部分の前記プラトウが、前記成形発泡層の前記母趾球部分または主領域の踵 部分より約1インチの1/8厚いことを特徴とする請求項16記載の履物システ ム。 21.前記中底の前記成形発泡層の前記踵部分がさらに、着用者の側部踵領域に 付加的な支持を与え、これにより着用者に付加された快適さをもたらすため、盛 り上がった踵のへりを形成している厚くなった外周縁部を備えていることを特徴 とする請求項20記載の履物システム。 22.前記成形発泡層の前記盛り上がった踵のへりが、前記成形発泡層の前記盛 り上がった土踏まず部分より低い位置で終わっていることと、前記盛り上がった 土踏まず部分の前記こぶが、前記中底の内足から前記盛り上がった土踏まず部分 の中間部分まで幅方向に延在していて、前記内足に沿って大きな厚さを有し、前 記土踏まず部分の前記中間部分に向かって厚さが減少していて、着用者の足の土 踏まずの大部分とほぼ同じ輪郭を呈していることを特徴とする請求項21記載の 履物システム。 23.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分が、中断することなく前 記盛り上がった踵の縁部につながった直立した土踏まずのへりを形成している周 囲の内足の縁部を備えていることと、前記直立した土踏まずのへりが、着用者の 内足の土踏まず部分の支持を高めるために前記盛り上がった踵のへりより高く延 在していることとを特徴とする請求項22記載の履物システム。 24.前記盛り上がった土踏まず部分の前記前後部分が、前記靴下の前記薄い編 物の土踏まず部分とのより効果的な対合的面接触の関係を確立するために横方向 にほぼ平行であることを特徴とする請求項15記載の履物システム。 25.前記成形発泡層の前記母趾球部分と前記踵部分とがそれぞれ、約1インチ の1/16の厚さを有し、前記成形発泡層の前記土踏まず部分が、前記母趾球部 分または踵部分の厚さの少なくとも2倍の厚さを有することを特徴とする請求項 16記載の履物システム。 26.前記ニットの靴下の前記薄い編物の土踏まず部分が、前記母趾球部分また は踵部分より大幅に短い長さの程度を有することと、前記靴の前記中底の前記土 踏まず部分が、前記中底の前記母趾球部分または踵部分より大幅に短い長さの程 度を有し、前記中底の前記盛り上がった土踏まず部分の長さの程度が、前記薄い 編物の土踏まず部分の長さの程度にほぼ相当していることとを特徴とする請求項 15記載の履物システム。 27.前記靴下の前記厚いニットの編物が、内側において所定の密度の盛り上が ったテリーループを備えることを特徴とする請求項26記載の履物システム。 28.踵部分と母趾球部分に厚いニットの編物を使用するタイプの着用された靴 下と対合的に面接触するようにされ着用者の足に大きな快適さをもたらす靴であ って、該靴が、多層の中底と外側の靴底とを備え、前記多層の中底が、母趾球部 分と踵部分とニットの靴下の上に位置する部分と面接触するようにされた持ち上 がった土踏まず部分とを備えており、前記持ち上がった土踏まず部分は、着用者 の足の土踏まずを快適に支持するこぶと、該こぶの周囲に隣接したほぼ平坦なプ ラトウ部分と、該プラトウ部分に隣接し前記母趾球部分と主領域の踵部分とに滑 らか橋渡しをもたらす向かい合って傾斜している前後部分とを備え、着用者に付 加された保護と快適さを与えるよう上記のタイプの着用されたニットの靴下との ほぼ対合的な面接触を提供すべく適合されていることを特徴とする靴。 29.前記多層の中底が、ほぼ一様な厚さのバッキング層と、該バッキング層の 上に位置していて、該バッキング層に固定されている成形発泡層とを備えており 、該成形発泡層と前記バッキング層とがほぼ同じ全体の輪郭を呈していて、前記 成形発泡層が、前記靴底の前記持ち上がった土踏まず部分を形成している厚い中 間の部分を備えていることを特徴とする請求項28記載の靴。 30.前記多層の中底がさらに、前記成形発泡層の上に位置していて、該成形発 泡層に固定されているライニング層を備えており、該ライニング層が、前記成形 発泡層と前記バッキング層とほぼ同じ全体の輪郭を呈していることを特徴とする 請求項29記載の靴。 31.前記バッキング層が、成形発泡層に比較的固い支持を与えるため、比較的 固くてフレキシブルな材料から一体に形成されていることを特徴とする請求項2 9記載の靴。 32.前記多層の中底の前記バッキング層が、第1の部分と第2の部分とを備え ていて、前記第1の部分が、前記母趾球の部分のほぼ長さにわたって前記盛り上 がった土踏まず部分に延在して、前記第2の部分に固定されており、該第2の部 分が前記盛り上がった土踏まず部分から前記踵部分のほぼ長さにわたって長さ方 向に延在していて、前記第1の部分と第2の部分が比較的固い材料から形成され ており、前記固い第2の部分が靴の着用者の踵の横方向の移動を低減するよう前 記第2の部分が前記第1の部分より固いことを特徴とする請求項29記載の靴。 33.前記中底の前記成形発泡層の前記母趾球部分と主領域の踵部分とが比較的 薄くて、ほぼ同じ厚さを有することと、前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏 まず部分の前記プラトウが、前記成形発泡層の前記母趾球部分または前記主領域 の踵部分より約1インチの1/8厚いこととを特徴とする請求項29記載の靴。 34.前記中底の前記成形発泡層の前記踵部分がさらに、着用者の側部踵領域に 付加的な支持をもたらし、これにより着用者に付加された快適さを与えるため、 盛り上がった踵のへりを形成する厚くなった外周縁部を備えていることを特徴と する請求項33記載の靴。 35.前記成形発泡層の前記盛り上がった踵のへりが、前記成形発泡層の前記盛 り上がった土踏まず部分より低い位置で終わっていることと、前記盛り上がった 土踏まず部分の前記こぶが、前記中底の内足から前記盛り上がった土踏まず部分 の中間の部分まで幅方向に延在していて、前記内足に沿って大きな厚さを有し、 前記盛り上がった土踏まず部分の前記中間の部分に向かって厚さが減少しており 、着用者の足の土踏まずの大部分とほぼ同じ輪郭を呈していることとを特徴とす る請求項34記載の靴。 36.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分が、中断することなく前 記盛り上がった踵のへりにつながっている直立した土踏まずのへりを形成してい る周囲の内足の縁部を備えていることと、前記直立した土踏まずのへりが、着用 者の内足の土踏まず部分の支持を高めるために前記盛り上がった踵のへりより高 く延在していることとを特徴とする請求項35記載の靴。 37.前記盛り上がった土踏まず部分の前記前後部分が、前記靴下の前記薄い編 物の土踏まず部分とのより効果的な対合的面接触の関係を確立するために横方向 にほぼ平行していることを特徴とする請求項28記載の靴。 38.前記成形発泡層の前記母趾球部分と前記踵部分とがそれぞれ、約1インチ の1/16の厚さを有し、前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分の前 記プラトウが、前記母趾球部分または踵部分の厚さの少なくとも2倍の厚さを有 することを特徴とする請求項29記載の靴。 39.前記多層の中底の前記土踏まず部分が、前記中底の前記母趾球部分または 前記踵部分より大幅に短い長さの程度を有し、前記中底の前記盛り上がった土踏 まず部分の長さの程度が、ニットの靴下の、上に重なっている薄い編物の土踏ま ず部分の長さの程度にほぼ相当していることを特徴とする請求項28記載の靴。 40.踵部分と母趾球部分に厚いニットの編物を使用するタイプの着用された靴 下と対合的に面接触するようにされ着用者の足に大きな快適さをもたらす靴であ って、該靴が、多層の中底と外側の靴底とを備え、前記多層の中底が、母趾球部 分と、踵部分と、ニットの靴下の上に位置する部分と面接触する盛り上がった土 踏まず部分とを有し、前記多層の中底が、ほぼ一様な厚さのバッキング層と該バ ッキング層の上に位置していて、該バッキング層に固定されている成形発泡層と を備えていて、前記バッキング層と前記成形発泡層とがほぼ同じ全体の輪郭を有 し、前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分が、着用者の足の土踏まず を快適に支持するこぶと、該こぶの周囲に隣接したほぼ平坦なプラトウ部分と、 該プラトウ部分に隣接し向かい合って傾斜している前後部分とを備えていて、前 記タイプの着用されたニットの靴下につてほぼ対合的な面接触の関係を提供する ため、前記母趾球部分と大部分の領域の踵部分について平滑な移行を提供し、前 記成形発泡層の前記母趾球部分と主領域の踵部分が比較的薄くてほぼ同じ厚さを 有し、前記成形発泡層の前記踵部分がさらに、着用者の側部踵領域のために付加 的な支持を提供するため、盛り上がった踵のへりを形成する厚くなった外 周縁部を備えていることを特徴とする靴。 41.前記多層の中底がさらに、前記成形発泡層の上に位置するライニング層を 備えていて、該ライニング層が、前記成形発泡層と前記バッキング層とほぼ同じ 全体の輪郭を呈していることを特徴とする請求項40記載の靴。 42.前記バッキング層が、成形発泡層に比較的固い支持を与えるため、比較的 固くてフレキシブルな材料から形成されていることを特徴とする請求項40記載 の靴。 43.前記多層の中底の前記バッキング層が第1の部分と第2の部分を備えてお り、前記第1の部分が、前記母趾球部分のほぼ長さにわたって前記盛り上がった 土踏まず部分に延在して前記第2の部分に固定されていて、前記第2の部分が前 記盛り上がった土踏まず部分から前記踵部分のほぼ長さにわたって長さ方向に延 在しており、前記第1の部分と第2の部分が比較的固い材料から形成されていて 、前記第2の部分が前記第1の部分より固くて、前記固い第2の部分が、靴の着 用者の踵の横移動を低減していることを特徴とすす請求項40記載の靴。 44.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分の前記プラトウが、前記 成形発泡層の前記母趾球部分または前記主領域の踵部分より約1インチの1/8 厚いことを特徴とする請求項40記載の靴。 45.前記成形発泡層の前記盛り上がった踵の縁部が、前記成形発泡層の前記盛 り上がった土踏まず部分より低い高さで終わっていることと、前記成形発泡層の 前記盛り上がった土踏まず部分の前記こぶが、前記中底の前記内足から前記盛り 上がった土踏まず部分の中間部分まで幅方向に延在していて、前記内足に沿って 大きな厚さを有し、前記盛り上がった土踏まず部分の前記中間部分まで厚さが減 少していて、着用者の足の土踏まずの大部分とほぼ同じ輪郭を呈していることを 特徴とする請求項40記載の靴。 46.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分が、中断することなく前 記盛り上がった踵のへりにつながった直立した土踏まずのへりを限定している周 囲の内足のエッジを備えていることと、前記直立した土踏まずのへりが、着用者 の内足の土踏まず部分の支持を高めるために前記盛り上がった踵のへりより高く 延在していることとを特徴とする請求項45記載の靴。 47.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分の前記前後部分が、前記 靴底の前記薄い編物の土踏まず部分についてより効果的な対合的面接触の関係を 確立するために横方向にほぼ平行していることを特徴とする請求項40記載の靴 。 48.前記成形発泡層の前記母趾球部分と前記踵部分がそれぞれ、約1インチの 1/16の厚さを有し、前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分の前記 プラトウが、前記母趾球部分または踵部分の厚さの少なくとも2倍の厚さを有す ることを特徴とする請求項40記載の靴。 49.前記中底の前記成形発泡層の前記土踏まず部分が、前記成形発泡層の前記 母趾球部分または前記踵部分より大幅に短い長さの程度を有し、前記中底の前記 盛り上がった土踏まず部分の長さの程度が、ニットの靴下の上に位置する薄い編 物の土踏まず部分の長さの程度にほぼ相当していることを特徴とする請求項40 記載の靴。 50.踵部分と母趾球部分において厚いニットの編物を備えたタイプの着用した 靴下と対合的に面接触すべく靴の中に挿入するようにされた中底であって、該中 底が、母趾球部分と、踵部分と、ニットの靴下の上に位置する部分と面接触する 盛り上がった土踏まず部分とより成り、前記盛り上がった土踏まず部分が、着用 者の足の土踏まずを快適に支持するこぶと、該こぶの周囲に隣接したほぼ平坦な プラトウ部分と、着用者に付加された保護と快適さを与えるよう上記のタイプの 着用されたニットの靴下についてほぼ対合的な面接触の関係を提供するため、該 プラトウ部分に隣接し向かい合って傾斜した前後部分とを備え、前記母趾球部分 と主領域の踵部分に滑らか橋渡しを提供することを特徴とする中底。 51.前記中底がさらに、ほぼ一様な厚さのバッキング層と、該バッキング層の 上に位置していて、該バッキング層に固定され成形発泡層とを備えた多層を有し 、前記成形発泡層と前記バッキング層とがほぼ同じ全体の輪郭を呈していて、前 記成形発泡層が、前記靴底の前記盛り上がった土踏まず部分を形成している厚い 中間の部分を備えていることを特徴とする請求項50記載の中底。 52.前記多層の中底がさらに、前記成形発泡層の上に位置していて、該成形発 泡層に固定されているライニング層を備えていて、該ライニング層が、前記成形 発泡層と前記バッキング層とほぼ同じ全体の輪郭を呈していることを特徴とする 請求項51記載の中底。 53.前記バッキング層が、成形発泡層に比較的固い支持を与えるため、比較的 固くてフレキシブルな材料から形成されていることを特徴とする請求項51記載 の中底。 54.前記多層の中底の前記バッキング層が、第1の部分と第2の部分とを備え ており、前記第1の部分が前記母趾球部分のほぼ長さにわたって前記盛り上がっ た土踏まず部分に延在していて前記第2の部分に固定されており、前記第2の部 分が前記盛り上がった土踏まず部分から前記踵部分のほぼ長さにわたって長さ方 向に延在していて、前記第1の部分と第2の部分が比較的固い材料から形成され ており、前記固い第2の部分が着用者の踵の横方向の移動を低減するよう前記第 2の部分が前記第1の部分より固いことを特徴とする請求項51記載の中底。 55.前記中底の前記形成された発泡層の前記母趾球部分と主領域の踵部分が比 較的薄くて、厚さがほぼ同じであることと、前記成形発泡層の前記盛り上がった 土踏まず部分の前記プラトウが、前記成形発泡層の前記母趾球部分または前記主 領域の踵部分より約1インチの1/8厚いことを特徴とする請求項51記載の中 底。 56.前記中底の前記成形発泡層の前記踵部分が、着用者の側部踵領域に付加的 な支持を提供し、これにより着用者に付加された快適さを与えるため、盛り上が った踵のへりを形成している厚くなった外周縁部を備えていることを特徴とする 請求項55記載の中底。 57.前記成形発泡層の前記盛り上がった踵のへりが、前記成形発泡層の前記盛 り上がった土踏まず部分より低い高さで終わっていることと、前記盛り上がった 土踏まず部分の前記こぶが、前記中底の前記内足から前記盛り上がった土踏まず 部分の中間の部分まで幅方向に延在していて、前記内足に沿って大きな厚さを有 し、前記盛り上がった土踏まず部分の前記中間部分に向かって厚さが減少してお り、着用者の足の土踏まずの大部分とほぼ同じ輪郭を呈していることを特徴とす る請求項56記載の中底。 58.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分が、中断することなく前 記盛り上がった踵のへりにつながった直立した土踏まずのへりを形成する周囲の 内足の縁部を備えていることと、前記直立した土踏まずのへりが、着用者の内足 の土踏まず部分の支持を高めるために前記盛り上がった踵のへりより高く延在し ていることとを特徴とする請求項57記載の中底。 59.前記盛り上がった土踏まず部分の前記前後部分が、前記靴下の前記薄い編 物の土踏まず部分とのより効果的な対合的面接触の関係を確立するために横方向 にほぼ平行であることを特徴とする請求項50記載の中底。 60.前記成形発泡層の前記母趾球部分と前記踵部分とがそれぞれ、約1インチ の1/16の厚さを有し、前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分の前 記プラトウが、前記母趾球部分または踵部分の厚さの少なくとも2倍の厚さを有 することを特徴とする請求項51記載の中底。 61.前記中底の前記土踏まず部分が、前記中底の前記母趾球部分より大幅に短 い長さの程度を備えていて、前記中底の前記盛り上がった土踏まず部分の長さの 程度が、ニットの靴下の上に位置している薄い編物の土踏まず部分の長さの程度 にほぼ相当していることを特徴とする請求項50記載の中底。 62.踵部分と母趾球部分に厚いニットの編物を有するタイプの着用された靴下 と対合的に面接触するよう靴の中に挿入するようにされた多層の中底であって、 該多層の中底が、母趾球部分と、踵部分と、ニットの靴下上に位置する部分と面 接触する盛り上がった土踏まず部分とを有し、前記多層の中底が、ほぼ一様な厚 さのバッキング層と、該バッキング層の上に位置していて、該バッキング層に固 定されている成形発泡層とを備えており、前記バッキング層と前記成形発泡層と がほぼ同じ全体の輪郭を呈していて、前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏ま ず部分が、着用者の足の土踏まずを快適に支持するこぶと、該こぶの周囲に隣接 したほぼフラットなプラトウ部分と、該プラトウ部分に隣接した反対に傾斜した 前後部分とを備えていて、着用されたニットの靴下についてほぼ対合的な面接触 関係を提供するため、前記母趾球部分と主領域の踵部分について平滑な移行を提 供するようにされており、前記成形発泡層の前記母趾球部分と主領域の踵部分が 比較的薄くて、ほぼ同じ厚さを有し、前記成形発泡層の前記踵部分がさらに、上 記のタイプの着用されたニットの靴下の着用者の側部踵涼気に補足的な支持を提 供するため、盛り上がった踵のへりを限定している厚くなった外周エッジを備え ていることを特徴とする多層の中底。 63.前記多層の中底がさらに、前記成形発泡層の上に位置していて、該成形発 泡層に固定されているライニング層を備えており、該ライニング層が、前記成形 発泡層と前記バッキング層とほぼ同じ全体の輪郭を呈していることを特徴とする 請求項62記載の多層の中底。 64.前記バッキング層が、成形発泡層に比較的固い支持を与えるため、比較的 固くてフレキシブルな材料から形成されていることを特徴とす請求項62記載の 多層の中底。 65.前記多層の中底の前記バッキング層が、第1の部分と第2の部分とを備え ており、前記第1の部分が、前記母趾球部分のほぼ長さにわたって前記盛り上が った土踏まず部分に延在していて、前記第2の部分に固定されており、前記第2 の部分が、前記盛り上がった土踏まず部分から前記踵部分のほぼ長さにわたって 長さ方向に延在していて、前記第1の部分と第2の部分が比較的固い材料から形 成されており、前記第2の部分が前記第1の部分より固いので、前記固い第2の 部分が、着用者の踵の横移動を低減していることを特徴とする請求項62記載の 多層の中底。 66.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分の前記プラトウが、前記 成形発泡層の前記母趾球部分または主領域の踵部分より約1インチの1/8厚い ことを特徴とする請求項62記載の多層の中底。 67.前記形成された発泡層の前記盛り上がった踵のへりが、前記成形発泡層の 前記盛り上がった土踏まず部分より低い高さで終わっていることと、前記成形発 泡層の前記盛り上がった土踏まず部分の前記こぶが、前記中底の内足から前記盛 り上がった土踏まず部分の中間部分まで幅方向に延在していて、前記内足に沿っ て大きな厚さを有し、前記盛り上がった土踏まず部分の前記中間の部分に向かっ て厚さが減少していて、着用者の足の土踏まずの大部分とほぼ同じ輪郭を呈して いることとを特徴とする請求項62記載の多層の中底。 68.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分が、中断することなく前 記盛り上がった踵のへりにつながった直立した土踏まずのへりを限定している周 囲の内足のエッジを備えていることと、前記直立した土踏まずのへりが、着用者 の内足の土踏まず部分の支持を高めるために前記盛り上がった踵のへりより高く 延在していることとを特徴とする請求項67記載の多層の中底。 69.前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分の前記前後部分が、前記 靴下の前記薄い編物の土踏まず部分についてより効果的な対合的面接触の関係を 確立するために横方向にほぼ平行していることを特徴とする請求項62記載の多 層の中底。 70.前記成形発泡層の前記母趾球部分と前記踵部分がそれぞれ、約1インチの 1/16の厚さを有し、前記成形発泡層の前記盛り上がった土踏まず部分の前記 プラトウが、前記母趾球部分または踵部分の厚さの少なくとも2倍の厚さを有す ることを特徴とする請求項62記載の多層の中底。 71.前記中底の前記成形発泡層の前記土踏まず部分が、前記成形発泡層の前記 母趾球部分または前記踵部分より大幅にに短い長さ程度を備えていて、前記中底 の前記盛り上がった土踏まず部分の長さの程度が、ニットの靴下の上に位置して いる薄い編物の土踏まず部分の長さの程度にほぼ相当していることを特徴とする 請求項62記載の中底。 72.踵部分と母趾球部分に厚いニットの編物を有するタイプの着用された靴下 と対合的に面接触するようにされた着用者の足に高い快適さを提供する深さの特 に深い靴であって、該靴が靴底と靴上部とより成り、前記靴底が外側の靴底と、 該外側の靴底の上に位置していて、靴から取り外すことができるようにされた多 層の中底とより成り、該多層の中底が、母趾球部分と、踵部分と、ニットの靴下 の上に位置する部分と面接触するようにされた盛り上がった土踏まず部分とを有 し、該盛り上がった土踏まず部分が、着用者の足の土踏まずを快適に支持するこ ぶと、該こぶの周囲に隣接したほぼフラットなプラトウ部分と、該プラトウ部分 に隣接した反対に傾斜した前後部分とを備えており、着用者に付加された保護と 快適さを与えるよう上記のタイプの着用されたニットの靴下についてほぼ対合的 な面接触の関係を提供するため、前記母趾球部分と主領域の踵部分について平滑 な移行を提供することを特徴とする深さの特に深い靴。 73.前記多層の中底が、ほぼ一様な厚さの中底のバッキング層と、該中底のバ ッキング層の上の位置していて、該バッキング層に固定されている成形発泡層と を備えており、該成形発泡層と前記中底のバッキング層とがほぼ同じ全体の輪郭 を呈していて、前記成形発泡層が、前記靴底の前記盛り上がった土踏まず部分を 限定している厚い中間部分を備えていることを特徴とする請求項72記載の深さ が特に深い靴。 74.前記外側の靴底が、外層と、該外層上に位置する中間のバッキング層と、 該中間のバッキング層の上に位置していて、該中間のバッキング層に固定されて いる外側の靴底のライニング層とを備えており、該外側の靴底のライニング層が 、前記中間のバッキング層とほぼ同じ全体の輪郭を呈していて、前記多層の中底 が、前記外側の靴底のライニング層とほぼ同じ全体の輪郭を呈していて、前記外 側の靴底のライニング層の上に位置するようにされていることを特徴とする請求 項73記載の深さが特に深い靴。 75.前記中底のライニング層が、成形発泡層に比較的固い支持を与えるため、 比較的固くてフレキシブルな材料から一体に形成されていることを特徴とする請 求項73記載の深さが特に深い靴。 76.前記外側の靴底の前記中間のバッキング層が第1の部分と第2の部分とを 備えていて、前記第1の部分が、前記ふくらみ部分のほぼ長さにわたって前記盛 り上がったアーチ部分に延在して、前記第2の部分に固定されており、該第2の 部分が、前記盛り上がったアーチ部分から前記かかと部分のほぼ長さにわたって 延在しており、前記第1の部分と第2の部分とが比較的固い材料から形成されて いて、前記第2の部分が前記第1の部分より固いので、前記固い第2の部分が、 深さが特に深い靴の着用者のかかとの横移動を低減していることを特徴とする請 求項74記載の深さの特に深い靴。 77.前記中底の前記成形発泡層の前記ふくらみ部分と主領域のかかと部分とが 比較的薄くて、厚さがほぼ同じであることと、前記成形発泡層の前記盛り上がっ たアーチ部分の前記プラトウが、前記成形発泡層の前記ふくらみ部分または主領 域のかかと部分より約1インチの1/8厚いこととを特徴とする請求項73記載 の深さが特に深い靴。 78.深さが特に深い靴が、通常の靴より約1/4インチの付加された深さを有 することと、前記中底の前記成形発泡層の前記かかと部分がらに、着用者の側部 かかと領域に付加的な支持を提供し、これにより着用者に付加された快適さを提 供するため、盛り上がったかかとのへりを限定している厚くなった外周エッジを 備えていることとを特徴とすす請求項77記載の深さが特に深い靴。 79.前記成形発泡層の前記盛り上がったかかとのへりが、前記成形発泡層の前 記盛り上がったアーチ部分より低い高さで終わっていることと、前記盛り上がっ たアーチ部分の前記こぶが、前記中底の前記甲から前記盛り上がったアーチ部分 の中間部分まで幅方向に延在していて、前記甲に沿って大きな厚さを有し、前記 盛り上がったアーチ部分の前記中間部分に向かって厚さが減少しており、着用者 の足のアーチの大部分とほぼ同じ輪郭を呈していることとを特徴とする請求項7 8記載の深さが特に深い靴。 80.前記成形発泡層の前記盛り上がったアーチ部分が、中断することなく前記 盛り上がったかかとのへりにつながった直立したアーチのへりを限定している周 囲の甲のエッジを備えていることと、前記直立したアーチのへりが、着用者の甲 のアーチの部分の支持を高めるために前記盛り上がったかかとのへりより高く延 在していることとを特徴とする請求項79記載の深さが特に深い靴。 81.前記成形発泡層の前記ふくらみ部分と前記かかと部分とがそれぞれ、約1 インチの1/16の厚さを有し、前記成形発泡層の前記盛り上がったアーチ部分 の前記プラトウが、前記ふくらみ部分またはかかと部分の厚さの少なくとも2倍 の厚さを有することと、前記多層の中底の前記ふくらみ部分と主領域のかかと部 分とが、約1/4インチの全体の厚さを有することとを特徴とする請求項73記 載の深さが特に深い靴。 82.前記多層の中底の前記アーチ部分が、前記中底の前記ふくらみ部分または 前記かかと部分より大幅に短い長さの程度を備えていて、前記中底の前記盛り上 がったアーチ部分の長さの程度が、ニットのソックスの上に位置している薄い編 物のアーチ部分の長さの程度にほぼ相当していることを特徴とする請求項72記 載の深さが特に深い靴。
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