JPH09500811A - 往復動連続透明弾性バンド結紮装置 - Google Patents

往復動連続透明弾性バンド結紮装置

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JPH09500811A
JPH09500811A JP7509978A JP50997894A JPH09500811A JP H09500811 A JPH09500811 A JP H09500811A JP 7509978 A JP7509978 A JP 7509978A JP 50997894 A JP50997894 A JP 50997894A JP H09500811 A JPH09500811 A JP H09500811A
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ランポート,ロナルド・ビー
ワトソン,トーマス・イー
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シー・アール・バード・インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 実質的に透明な結紮バンド分与器は、スプリング付勢往復内側円筒を有し、この円筒はスプリングによって付勢される半径方向に拡張可能な円錐体内で可動であり、該円錐体は、複数の結紮バンドと係合するための内側歯部を有する。この円錐体は四つの弓形フィンガによって形成され、これらのフィンガは、通常小さい平形スプリングによって往復内側円筒に向かって、これと係合するように偏向され、各結紮バンドは、フィンガの内側で各内側歯部の遠位に位置される。分与器を付勢すると、内側円筒は円錐体に対して近位に引き抜かれ、円錐体の遠位端面は最遠位リングを往復円筒から外して、円筒内部へ引き込まれた内部組織上へ押しやる。リングが分与されると、コイルスプリングは内側円筒を円錐体に対して再度遠位へ押しやり、それによりフィンガは外方へ広がる。内側歯部は次にバンド上に「歯合」し、最遠位バンドを円錐体の遠位端面の前、つまり異なる体内部位に所望のとおり搬送する位置へ配置する。

Description

【発明の詳細な説明】 往復動連続透明弾性バンド結紮装置発明の分野 本発明は、一般的に結紮装置に関し、より詳細には、連続して結紮バンドを配 置する間に装置を除去することなく、一回の結紮処置で、患者の体内の一つ以上 の内部部位に複数の結紮バンドを分与するための装置に関する。 発明の背景 関連技術の簡単な説明 結紮によって内部痔核等の種々の病変部を処置することは良く知られている。 結紮の目的は、病変部に可撓性コードつまり結紮バンドを位置し、組織内の血液 循環を停止させて、組織を壊死させ、体内からその壊死したつまり死んだ組織を 排出することである。 外科的結紮は、女性及び男性の不妊手術にも用いられる。女性患者の卵管結紮 の場合には、結紮リングつまりバンドは、各ファローピウス管の折り曲げられた ループ部分に位置され、子宮から卵巣への通路をブロックし、それにより卵子の 受精を防ぐ。男性の不妊手術の場合には、精管の折り曲げられたループ部分に同 様に位置し、精巣から精子が通過するのを防ぐ。 以下の米国特許には、結紮装置の種々の実施態様が開示さ れる:Van Hoorn の第3,760,810号、Goltner らの4,257,419号、及び Stiegmann の4,435,194号。 Van Hoornの米国特許第3,760,810号には、1本の結紮バンド又は1セットの結 紮バンドの配置を容易にするための装置が開示される。この装置は、その遠位端 に、二つの堅固な同心状の管を含む結紮バンド分与器を含む。これらの管は、装 置の近位端の引き金機構を制御することにより、互いに滑動可能である。吸引通 路及び光通路を形成する内部通路を有する堅固な内視鏡が、引き金機構と分与器 とを相互連結する。内側管には、1本又はそれ以上からなる一組の弾性リングつ まり結紮バンドを充填することができる。別個の止め具棒が装置に取付けられ、 早発な分与を防ぐ。装置を病変部の近位に配置すると、医師は止め具棒を外して 真空を適用し、装置の遠位端にある中空通路内へ組織を吸引する。引き金を引く ことにより内側管が引き込まれる。外側管の半径方向表面つまり肩部は結紮バン ドと係合し、内側管から外れないようにする。内側管を結紮バンドから引き抜く と、バンドは組織上に落ちる。 Goltner らの米国特許第4,257,419号には、外側管に対して移動して結紮バン ドを分与する内側管を備える結紮バンド分与器を含む堅固な内視鏡が開示される 。この分与器は、堅固な内視鏡に対して直角に配向され、この配置内で分与器の 内側管を移動させるための構造を含む。 Stiegmann の米国特許第4,735,194号には、可撓性内視鏡装置が生検溝及び近 位端と遠位端との間に延長する吸引溝を 含む可撓性内視鏡結紮装置が開示される。Van Hoorn 及びGoltnerの特許に示さ れるような構造の分与器は、装置の遠位端において外側管に対して軸方向に移動 する内側管を含む。外側管は内視鏡の遠位端に接続する。加重ハンドルを備える 引っ張りワイヤの形式の操作機構は、内側管上に張力を維持し、装置の配置中に 軸方向外方へ外れないようにする。ある適用形態においては、内視鏡構造を外側 管を通して挿入して、早発な分与を防ぐことが提案される。分与器の中心孔内へ 組織を吸引するために、吸引を適用してもよい。次いで医師はハンドルを引いて 外側管の遠位端を越えて軸方向に内側管を引込み、結紮バンドを装置から外して 組織上に落下させる。 上記の各装置は1本の結紮バンド又は1セットの結紮バンドを1箇所に分与す るものである。別個の箇所に結紮バンドを分与することについてはどの特許にも 示唆されていない。Van Hoornの特許には複数の結紮バンドを分与することの可 能性が開示されているが、この特許は1回操作で複数の結紮バンドを1箇所に分 与することを示唆しているに過ぎないと思われる。Van Hoorn、Goltner、及びSt iegmannの特許に開示される装置では、伸張した結紮バンドの厚さに対応する増 加距離だけ内側管を外し、複数のバンドを異なる部位に配置するためには、明ら かに医師の触覚に頼らざるを得ない。これは非常に達成困難である。 前述の装置では、結紮バンドを異なる部位に配置することが望まれる場合、通 常の方法では、装置全体を患者から引き抜き、内側管上に新たな結紮バンドを充 填していた。 装置上に結紮バンドを充填するには、特別な器具が必要であり、特に、特別な 器具を回収して、装置が引き抜かれている間に各結紮バンドを個別に装着しなけ ればならない場合、時間がかかる。これらの各装置は、結紮バンドが早発に分与 されるのを防ぐために、特殊な止め具または外側管等の構造を必要とする。従っ てどの装置も、各個別の部位を結紮した後に装置を引き抜くことなく、異なる部 位に結紮バンドを分与するように容易に適合することはできない。 上記の問題を解決することを目的として、以下の米国特許では、後続の結紮バ ンドを再充填するために結紮装置を引き抜く必要なしに、複数の結紮バンドを1 つ又はそれ以上の患者の体内の部位に配置するように設計された、結紮装置の種 々の実施態様を開示している:Jarvik の第3,985,138号、Polkらの第4,226,239、 Yoon の第3,870,048号、Rohrabacher らの第5,207,690号、及び Chin の5,269,7 89号。 Jarvikの米国特許第3,985,138号には、予め形成され、配置後に出血部の周囲 に締められる複数の縫糸ループを配置するための結紮物ガンが開示される。連続 する予め形成された縫糸ループは、ループが予め充填されている螺子付きロッド の回転により結紮ガンの分与端へと前進する。Jarvik の結紮物ガンは多数の機 械的部品を含み、設計及び操作が比較的複雑である。 Yoonの米国特許第3,870,048号には、管結紮に弾性バンドつまりリングを使用 することが開示される。Yoon の装置では、結紮装置を患者の体腔から除去する ことなく、2本又は それ以上の結紮リングを同時に充填するが、異なる時に別個に連続してしかも異 なる位置において排出するように構成されている。Yoon の装置もまた比較的複 雑である。 Polk らの米国特許第4,226,239号にも、各結紮リング毎に患者から装置を除去 する必要なしに、2つ又はそれ以上の弾性結紮リングを適用することにより、ヒ ト又は動物の体内で管結紮を行うための外科的結紮装置が記載される。Polk ら の装置では、多くの結紮リングが円筒形シャフト上に伸張され、この円筒形シャ フトは外側円筒形状スリーブ内に滑動可能且つ同軸状に受理される。円筒形シャ フトが外側スリーブに対して近位に引き抜かれると、外側スリーブは結紮リング が好ましくは1つづつシャフトから外れるように、連続的に付勢する。シャフト とスリーブとの間の相対的動きの範囲は、装置のピストルハンドル内に位置する シャフトの近位端にある機械的止め具によって制御される。機械的止め具が各結 紮リングの幅に細かく目盛つけされていさえすれば、医師は1つのバンドのみが 配置されたことを確信することができる。米国特許第4,860,746号はPolkらの装 置よりも小さい装置を開示する。 Rohrabacherらの米国特許第5,207,690号は、連続する結紮リングは、別個の鉗 子を使用して予め充填した円筒形シャフト上から滑落する恐れがあることを教示 している。 Chinの米国特許第5,269,789号は、細長い導入器の遠位端に位置された結紮バ ンド分与器を開示し、この分与器は導入器の近位端の操作構造の操作に応答する 。分与器は、同軸に 配置され、互いに嵌合する第一及び第二のセグメントを含み、このセグメントは 分与器上の軸方向に離隔する複数の位置において結紮バンドを支持する。各セグ メントは、各結紮バンド及び各組のバンドの一部を係合するための、離隔結紮バ ンド係合構造を含む。セグメントの一方は、セグメントの他方に対して第一の位 置と第二の位置との間で移動するように、操作構造に接続する。この動きにより 、前述のいくつかの装置と同様に、結紮装置の遠位端から結紮バンドの一つが分 与され、残りの結紮バンドが分与手段に対して遠位に移動し、それにより後続の 結紮バンドが異なる部位に分与されるように位置させる。しかしながら、Chinの 装置は、操作構造の一回の動作に応答して一つより多い結紮バンドが分与される のを防ぐように特に構成されている点で、これらの装置の改良といえるものであ る。一方結紮バンドは、Chinらの装置上に充填される場合、最初にかなり伸張さ れるので、バンドを遠位に滑動させるために比較的強いスプリングが必要となる 。医師は装置を付勢する際、手でこのスプリングを制御しなければならない。さ らに、結紮バンドを装置の分与端へ前進させるには、バンドをその初期伸張状態 よりもさらに伸張させることが必要である。このように伸張させるには、医師が 手でさらに大きな力を適用することが必要である。発明の目的及び要旨 従って、本発明の目的は、異なる部位に連続して複数の結紮バンドを分与する ことができる装置を提供することにある。 本発明の別の目的は、各結紮の後に患者から装置を除去する必要なく、連続的 に複数の結紮バンドを分与することができる結紮装置を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、組織を結紮するための堅固な又は可撓性内視鏡を 含む多様な導入構造に取り付けるための結紮バンド分与器を提供することにある 。 本発明のさらに別の目的は、異なる位置に複数の結紮バンドを分与し、信頼性 があり使用が簡便であり、装置の配置中に結紮バンドを早発に分与することを根 本的に防ぐ、結紮装置に取り付けるための分与器を提供することにある。 本発明のさらなる目的は、上記の目的の全てを、操作が特に容易な、つまり連 続する結紮リングを分与する際にも前進させる際にも、連続的操作に顕著な手の 力を必要としない一つの装置で達成することにある。 本発明のさらに別の目的は、各結紮の後に結紮装置を引き抜く必要なく、別個 の部位に多数の結紮バンドを適用するための改良された方法であって、バンドを 適用するために大きな力を要しない方法を提供することにある。 本発明の一つの実施態様によれば、細長い導入器の遠位端に位置する結紮バン ド分与器は、導入器の近位端の操作構造の操作に応答する。分与器は、スプリン グにより付勢される往復内側円筒を含み、この円筒は、複数の結紮バンドと係合 するための内側歯部を有する、スプリングによって付勢される半径方向に拡張可 能な円錐体内で可動である。円錐体は4 つの弓形フィンガを含み、このフィンガはそれぞれ約90度の円弧をなす。フィ ンガは、通常4つの小さな平形スプリングによって、往復内側円筒に向かって偏 向され、これと係合し、各結紮バンドはフィンガの内部の各内側歯部の遠位に位 置する。分与器を付勢すると、内側円筒は円錐体に対して近位に引き抜かれ、円 錐体の遠位端表面は、最遠位リングを往復円筒から外し、円筒内に引き込まれ位 置された内部組織上へ押しやる。さらに、円錐体を形成する弓形フィンガ上の内 方突出歯部の各遠位対向端面によって、残りの結紮バンドもまた往復円筒上を遠 位に移動する。リングが分与されると、コイルスプリングは、内側円筒を円錐体 に対して再び遠位に押しやる。それにより、全ての歯部の近位側上の傾斜表面が 残りの結紮バンドと接触すると、円錐体セグメントつまりフィンガは、小さな平 形偏向スプリングの力に対して広がる、つまり半径方向外方に移動する。次いで 、歯部は、最遠位バンドが円錐体の遠位端表面の前に位置した状態、従って異な る体内部位において所望のように搬送される位置で、バンド上に「歯合」する。 小さな平形スプリングによって内方にかけられるスプリングの力は、往復内側円 筒を遠位に移動させるコイルスプリングに対して、また結紮バンドによって往復 内側円筒自身にかけられる摩擦力に対して、平衡となる。そうすることにより、 コイルスプリングに対して非常に小さなスプリング力しか要さず、よって医師が 装置を安全かつ効果的に操作するために制御しなければならない力が最小限とな る。図面の簡単な説明 添付請求項は本発明の主題を特定し、明確に請求する。本発明の種々の目的、 利点及び新規な特徴は、添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより 、より明らかとなるであろう。添付図面において同様の部品には同様の番号が付 されている。 図1は、本発明に従って構成された結紮装置の一つの実施態様を示す。 図2は、本発明に従って構成された結紮装置分与器の一つの実施態様の一部分 解斜視図である。 図3は、図1の3−3線に沿った、図2の実施態様の横断面図であり、装置が 組み立てられ、完全に充填され、結紮バンドを位置させる直前の状態を示す。 図4は、図3の4−4線に沿った横断面図である。 図5は、図3の5−5線に沿った横断面図である。 図6は、図3の6−6線に沿った横断面図である。 図7は、図3と同様の図であり、装置が完全に付勢された状態で、且つ結紮バ ンドを搬送した直後、コイルスプリングが弛緩する前の状態を示す。 図8は、図7と同様の図であり、装置が中間位置にあり、結紮バンドの搬送後 、コイルスプリングの弛緩中、フィンガが広がるのを示す。 図9は、図3と同様の図であり、装置が第一の結紮バンドを搬送した後、且つ コイルスプリングが完全に弛緩した後、且つ別の体組織部分が往復円筒内に位置 された状態を示す。 図10は、図8の10−10線に沿った、図8に横断面図で示される操作状態 にある分与器の端面図である。好ましい実施態様の詳細な説明 図1は、連続する操作中に、連続的に弾性結紮バンドを分与する結紮装置10 の一つの実施態様を斜視図で示す。結紮装置10は一般に、細長い堅固な管状ハ ウジング14の形式の導入器を含む。装置10の近位端部分22は、医師が操作 するためのハンドル23と、装置23から結紮バンドを分与させるための分与付 勢器つまり引き金24とを含む。ハウジング14は中空管状体として形成され、 以下に詳細に説明するように、近位端部分22に接続される真空接続部26と、 遠位に載置される結紮物分与器分与器18とを連通させる、中心つまり軸方向通 路を提供する。 引き金24は、装置10の近位端部分22内に位置する近位シール(図示せず )を通過して分与器18に接続する引っ張りワイヤつまりトリップワイヤに取付 けられる。このような引き金及び引っ張りワイヤによる操作構造の変形例も本発 明の結紮装置に組み込まれている。具体的に開示された実施態様は単にこのよう な多様な装置を代表しているに過ぎない。 前記近位シールは、真空接続部26、及び分与器18へ通じこの中を通る装置 の中心通路によって適用される吸引を許容する一方、トリップワイヤの往復運動 を許容する。このような近位シールを配置することにより、真空接続器26に適 用される吸引力により、以下に説明するように組織が結紮のために分与器18内 に引き込まれる。 具体的に設計された結紮装置10が示されるが、分与器18は、中心管腔と、 吸引の適用と内視鏡ハンドル外へのトリップワイヤの通過を許容するために近位 作動端に設けられるアクセス口とを有する慣用の内視鏡の端部に、摩擦係合等に より接続してもよいことは、当業者には明らかである。その場合、医師は、結紮 リングを搬送するために、単にトリップワイヤ自身を引っ張るか、若しくは操作 を容易にするために適当な種類のクランプをワイヤに取り付けてもよい。これら の差異は本発明の範囲に影響を与えるものではなく、本発明は、分与器18自身 の構造及び操作に関するものである。 結紮装置10または慣用の内視鏡はさらに、慣用の光ファイバー及びレンズ装 置(図示せず)等の、分与器18の遠位の体内組織を可視化するための手段を含 んでもよい。使用に際しては、このような可視化手段は一般に、結紮すべき所望 の組織部位に分与器18を案内する時に医師の助けとなる。 図2から図6を一般的に参照するが、これらの図面において、同様の部品には 参照しやすいように同じ参照番号が付されており、図1の結紮装置10の分与器 18を提供するための構成部品及びその組立て方法が詳細に示される。 図2を参照して、分与器18の構成部品が一部分解図で示される。図面の左か ら右へ説明していくと、好ましくはイソプレンで形成される結紮バンド30は、 断面が略矩形の堅固な環状リングである。このように形成されているため、リン グつまりバンド30は、往復内側円筒40に載置するための平坦で平滑な内側表 面32を有し、この内側円筒40は、好ましくは実質的に透明なポリカーボネー トで形成される。使用に際して、内側円筒40の遠位部分42上に、まず複数の 結紮バンド30が配置される。内側円筒40は、装置10の他のすべての部品と 同様に、装置の遠位端に吸引を適用するための中空中心通路41を含む。往復内 側円筒40は、一体成形された外側フランジ44を担持し、近位区域46を含む 。この目的及び機能は以下に詳細に説明する。 図2においてさらに右へ進むと、スプリングフィンガ組立体50は、遠位キャ ップ51と複数の弓形マルチファイアスプリングフィンガ52とを含む。この実 施態様において、このようなスプリングフィンガ52は四つあり、その各々は約 90度の円弧状である。各弓形マルチファイアスプリングフィンガ52は、平形 フィンガスプリング54によって遠位キャップ51に接続され、このフィンガス プリング54は各スプリングフィンガ52を半径方向内方に偏向させる。スプリ ングフィンガ52、平形スプリング54、及び遠位キャップ51は、互いに接着 によって結合してもよく、慣用の態様で挿入成形してもよい。さらにスプリング フィンガ組立体50全体を、平形フィンガスプリング54を含んで一体に射出成 形し、実質的に透明なポリカーボネート等の単一の材料で作成してもよいことが 理解される。 遠位キャップ51の遠位セグメント57は、外側環状ランド55よりも減少し た外径を有する。 図2において、内側円筒40及びスプリングフィンガ組立体50は、往復内側 円筒40の遠位部分42上に結紮バンド30が載置されることを明瞭に示すため に、組立て順序とは逆に表されていることに留意されたい。実際には、他の図面 及び詳細な説明から明らかなように、内側円筒40はスプリングフィンガ組立体 50とリターンコイルスプリング60との間に位置される。 リターンコイルスプリング60は、好ましくは直径0.020インチ(5.0 8mm)のピアノ線で形成され、往復内側円筒40の近位部分46上に載置され 、内側円筒を、スプリングフィンガ組立体50内で遠位方向に、また図3に示す ように内部遠位環状ランド58に向かって弾性的に偏向する。このような偏向動 作は、図2及び図3に最も明確に示されるように、リターンコイルスプリング6 0の遠位端を近位キャップ80内で環状コイルスプリングシート82に対して包 囲することにより生じる。特に図3を参照して、往復内側円筒40は、リターン コイルスプリング60が近位キャップ80とスプリングフィンガ組立体50との 間で完全に伸張している第一位置と、リターンコイルスプリング60が近位方向 に完全に圧縮されている第二位置との間を動く。 近位キャップ80は、結紮装置10の管状ハウジング14の遠位端15、又は 内視鏡の同様の端部に載置される。最後に、内側円筒40の内側に一体成形され た取付けラグ47から近位方向に延長して、トリップワイヤ48は分与器18と 装置10の近位端とを医師が操作することができるように接 続する。 図3、並びに図4、図5、及び図6の断面図を参照して、分与器18は、組み 立てられ、完全に充填され、操作の初期の状態で示される。結紮装置10の管状 ハウジング14は明瞭にするために図示しない。実際には、近位キャップ80の 近位円筒部分86は、管状ハウジング14内に機能的に係合し、管状ハウジング 14の遠位端面15は管状載置止め具84に当接している。またはキャップ80 とハウジング14とを、接着等の他の手段で固定してもよい。近位キャップ80 はさらに、遠位キャップ51の対応する円筒形はめ合い部分59内に係合してこ れとはめ合う、円筒形はめ合い部分88を含む。 遠位キャップ51と近位キャップ80は共に、好ましくは実質的に透明なポリ カーボネートで形成される。 弓形スプリングフィンガ52は、シアノアクリレート等の接着剤により各平形 フィンガスプリング54の一端に堅固に取付けられる。上述したように、スプリ ング54は挿入成形してもよい。同様に、各平形フィンガスプリング54の他端 は、遠位キャップ51の外周面に形成された溝53内に接着により結合される。 現在好ましいこの実施態様において、フィンガスプリングは302ステンレス鋼 で作製され、寸法は幅0.050インチ(12.7mm)×長さ0.350イン チ(88.9mm)×厚さ0.0050インチ(1.27mm)であり、このよ うなフィンガスプリング54は4つある。この好ましい構造及びこのようなフィ ンガスプリング54を 使用することの利点は、分与器18の軸方向の全長が比較的短くてすむというこ とである。 図3に示す弛緩状態、つまり初期状態において、フィンガスプリング54は、 フィンガ52を半径方向内方に弾性的に付勢し、往復内側円筒40の遠位部分4 2に接触させる。 スプリングフィンガ52をより詳細に参照すると、各フィンガ52は、往復内 側円筒40に向かって半径方向内側に突出する、二つの弓形「歯部」90及び9 4を含むことがわかる。各歯部90及び94は、平坦な遠位対向表面91及び9 2、並びに傾斜したつまり近位方向に傾斜した近位対向表面93及び96をそれ ぞれ有するが、その重要性については以下に説明する。遠位キャップ51にも平 坦な遠位対向表面95が設けられる。初期の完全に充填された状態では、各平坦 面91、92、及び95は、結紮リング30(それぞれ第1、第2、第3)の近 位平坦面に対して当接している。第1結紮リングは、往復内側円筒40の遠位部 分42、スプリングフィンガ52の第1つまり最も遠位の歯部90の遠位に位置 している。第2結紮リングは、より近位に位置するスプリングフィンガ52の他 方のつまり第2歯部94に対して同様に位置する。最後に、第3結紮リングは、 図3に示されるように、近位キャップ80の平坦面95に当接して位置される。 静脈瘤5、又は内部痔核、又は場合によって他の体内構造上に結紮バンドを位 置するために、装置の遠位端はその組織に隣接して配置される。往復内側円筒4 0、遠位キャップ51、及び近位キャップ80の各々は、この好ましい実施態様 においては実質的に透明なプラスチック材料で作製されているため、結紮装置1 0又は内視鏡が慣用の観察光学機械を含む場合に広い視野が得られる。これらの 部品が透明でない場合には、分与器18が管状ハウジング14の遠位端15を越 えて、又は慣用の内視鏡の端部を越えて延長しているため、医師は「トンネルビ ジョン」効果を感じることがある。次いで真空接続器26を経て吸引を適用する 。このようにして、結紮すべき組織5は、図3に点線で示すように分与器18の 中心腔41内に引き込まれる。この位置で、装置を作動させて組織上に結紮リン グ30を位置させ、以下に図7を参照して説明するように結紮を達成することが できる。 図7を参照して、分与器18が図3と同様に示されるが、リターンコイルスプ リング60を完全に圧縮された位置に押圧するために、トリップワイヤ48が近 位に引き抜かれた後の状態である。図示されるように、内側円筒40がトリップ ワイヤ48及びラグ47を経て引き抜かれるにつれ、リターンコイルスプリング 60は往復内側円筒40上のフランジ44によって圧縮される。往復円筒40が 近位に動くので、第1結紮リングは内側円筒40の遠位部分42より相対的に遠 位方向に付勢され、組織5上に位置し、その結紮を達成する。同時に、第2結紮 リング及び第3結紮リングもまた、往復内側円筒40の遠位部分42上を相対的 に遠位に、遠位キャップ51と近位キャップ80内を移動する内側円筒40の行 程と同じ距離だけ、前進する。初期充填状態、及びスプリングフィンガ54の特 別の構造により、結紮装置10の分与器1 8によって結紮リングが一つだけ分与されたことを医師が確認することができる 。 図8を参照して、分与器18は、リターンコイルスプリング60の弾性的偏向 力のもとで、往復内側円筒40がその最遠位位置へもどる間の、中間的つまり過 渡的な位置で示される。この図面において、第1結紮リングは既に分与されてい る。図示されるように、スプリングフィンガ52は、各スプリングフィンガ52 の近位歯部94の傾斜表面96に対して遠位に移動する残りの結紮バンド30( 第3)によって外方に広げられる。平形フィンガスプリング54の材料及び寸法 は、内側円筒40がスプリングフィンガ52に対して相対的に遠位に動くにつれ 、第3結紮バンドが往復内側円筒40の遠位部分42上を近位に動くことなく、 そのようなスプリングフィンガ52の外方への半径方向偏向が生じるように、特 に選択される。往復内側円筒40の遠位部分42の現在好ましい外側直径は0. 410インチ(1.41cm)である。前記内側円筒40と共に使用する結紮バ ンド30の現在好ましい寸法は、以下の通りである:外径0.188インチ(4 .78cm)、内径0.063インチ(1.60cm)、及び厚さ0.063イ ンチ(0.16cm)。 現在好ましい装置は上記の寸法に従って構成されているので、内側円筒40を 最遠位の弛緩だ位置へ戻すのに、比較的軽いスプリング60を必要とするのみで ある。よって医師はトリップワイヤ48を作動させる際、この緩いコイルスプリ ング60の力を打ち消せばよいだけである。当然のことなが ら医師は、残りの結紮バンド30と往復内側円筒40の遠位部分42の外表面と の間の摩擦力も克服しなければならない。この摩擦力を克服する必要は、一般的 なこの形式の既知の結紮装置の全てにおいて共通のものと考えられる。しかしな がら、Chinらの米国特許第5,269,789号に開示されるような、トリップワイヤを 引く度に、使用者が結紮リングをさらに広げるのに相当の力を適用しなければな らない従来の装置とは異なり、本発明によれば、この摩擦力は、医師が装置を作 動するために克服すべき力の実質的に大半を占める。 再度図8を参照して、内側円筒40がスプリングフィンガ52に対して遠位に 移動し続けると、第2結紮バンドはスプリングフィンガ52の第1つまり最遠位 歯部90の遠位の位置(第1結紮リングがあった位置)へ移動するであろうこと が理解される。同様に、第3結紮リングは、スプリングフィンガ52の近位歯部 94に対して、第2結紮リングがあった位置に移動する。内側円筒40が最遠位 位置へ完全に戻ると、結紮装置は、図9に示されるように次の使用に備えられる 。 続いて行う結紮装置の作動において、第2リングが分与される。しかしながら 、内側円筒40が遠位に戻ると、今度はただ一つの結紮バンド(第1リング)の みが残る。第3結紮リングがスプリングフィンガ52の遠位歯部90の傾斜面9 3によって干渉されることによって、スプリングフィンガ52が広がる。現在図 示される実施態様のスプリングフィンガ52は、二つの歯部90及び94を含む 態様で示されているが、より多数の、例えば3つ、4つ、またはおそらくそれ以 上の数の歯部を同様に使用することができることが理解されるであろう。各場合 において、往復内側円筒40上に予め充填することができる結紮バンド(N)の 数は、歯部(T)と同数プラス遠位キャップ51と当接を開始する1本の追加の バンド(T+1)である。例えば各スプリングフィンガ52が4つの歯部を有す る場合、分与器18は連続して5つの結紮バンドを分与することができる。 図10は、図8に示す状態における分与器18の10−10線に沿った端面図 である。この端面図に見られる結紮バンド30は第2結紮リングである。 図1から図10に示した実施態様は結紮装置のための結紮バンド分与器を示す 。分与器は、一箇所の所定位置に1つの結紮バンドを分与すること、多重の箇所 に1つの結紮バンドを分与すること、又は異なる箇所に1つ又はそれ以上のバン ドを分与することができる。医師は、各結紮バンドを分与した後に結紮装置を引 き抜くことなく、多数回の結紮処置を異なる箇所において行うことができる。 特定の結紮装置10に付いてこの構造を示してきたが、開示された実施態様に 従って構成された分与器18は、上述した堅固な又は可撓性の内視鏡構造に基づ いた構造を含む広範囲の構造に容易に適合し得ることは明らかである。また、こ の分与器は信頼性があり、容易に製造可能であり、構造的に安全であることも明 らかである。リターンコイルスプリング60を使用することにより、結紮バンド の早発な分与を防ぐことができ、本発明に組み込まれる結紮装置においてはオー バーチューブまたは別個の止め具を使用する必要がない。 開示されたスプリング及び引き金の操作機構について、内側円筒40の往復限 定運動を提供するための他の構造を使用することもできる。 医師は、結紮装置を配置し、次いでトリップワイヤ48を作動させるのみでよ いので、結紮装置は簡便に使用することができる。医師は、1本の結紮バンド又 は1セットの結紮バンドを分与するために必要な移動距離を感知する必要はない 。結紮バンドを往復内側円筒40上の連続する次の位置へ進めるために必要な、 リターンスプリング60の回復力が比較的弱いため、また装置から分与するため に、既に比較的きつく伸ばした結紮リングをさらに伸ばす必要がないため、この 装置は特に操作が容易である。 特定の実施態様及びある程度の変更について本発明を開示してきたが、発明か ら逸脱することなく特定の開示された装置に対して多くの他の変更をなすことが できることは明らかである。従って、添付請求項は、本発明の真の精神及び範囲 内のこのような全ての改変及び変更をカバーしようとするものである。
【手続補正書】 【提出日】1995年7月12日 【補正内容】 1.本願明細書中、第9頁第11〜12行、「横断面図」を「縦断面図」と補正 する。 2.同第10頁第9行、「装置23」を「装置10」と補正する。 3.同第10頁第13行、「結紮物分与器分与器18」を「結紮物分与器18」 と補正する。 4.同第15頁下から5行目、「近位キャップ80の平坦面95」を「遠位キャ ップ51の平坦面95」と補正する。 5.同第16頁第7行、「真空接続器26」を「真空接続部26」と補正する。 6.同第16頁第14行、「トリップワイヤ48が近位に引き抜かれた後」を「 トリップワイヤ48を近位に引っ張った後」と補正する。 7.同第17頁第14行、「外方への半径方向偏向」を「半径方向外方への偏向 」と補正する。 8.同第17頁下から4行目、「弛緩だ位置」を「弛緩位置」と補正する。 9.同第18頁下から6行目、「(第1リング)」を「(第3リング)」と補正 する。 10.同第19頁第4行、「遠位キャップ51と当接を開始する1本の追加の」を 「初期状態において遠位キャップ51と当接する1本の追加の」と補正する。 11.同第19頁第13行、「多重の箇所に1つの結紮バンド」を「一箇所の所定 位置に複数の結紮バンド」と補正する。 12.本願請求の範囲を以下の通り補正する。 『1.少くとも第一及び第二の弾性結紮バンドを、患者の体内の少くとも一つ の内部組織部位上に連続的に分与するための結紮装置であって、該結紮装置は、 近位ハンドル端及び遠位端を有する中空管状ハウジングと、 ハウジングの遠位端上に載置される結紮バンド分与器とを含み、該結紮バン ド分与器は、 少なくとも第一及び第二の結紮バンドを伸張状態で、それぞれ第一及び第二 の軸方向位置において支持するように適合された遠位部分を有する、弾性的に遠 位に付勢された往復内側円筒と、 内側円筒の近位部分上に同軸的に配置された、軸方向に固定された遠位キャ ップとを含み、該内側円筒は該遠位キャップに対して軸方向に可動であり、前記 結紮バンド分与器はさらに、 遠位キャップに接続され、ここから遠位に延長する、複数の半径方向に偏向 されたフィンガであって、平坦遠位対向表面と傾斜近位対向表面とを有して半径 方向内方に指向する、少くとも第一及び第二の歯部を有するフィンガを含み、 第一結紮バンドの第一軸方向位置は、第一歯部の平坦遠位対向表面の遠位で あり、第二結紮バンドの第二軸方向位置は、第二歯部の平坦遠位対向表面の遠位 、且つ第一歯部の傾斜近位対向表面の近位であり、前記結紮バンド分与器はさら に、 内側円筒に接続され、ハウジング中を通して近位ハンドル端まで近位に延長 するトリップワイヤを含み、 トリップワイヤが近位に移動することにより内側円筒が近位に移動し、それ により第一結紮バンドが、第一歯部により、内側円筒の第一軸方向位置から外れ るように移動され、第二結紮バンドが、第二歯部により内側円筒上遠位に移動 され、 続いて内側円筒が遠位に付勢されると、第二結紮バンドによりフィンガが半 径方向外方へ広がり、 その後一旦第二結紮バンドが第一歯部の平坦遠位対向表面 の遠位に移動すると、フィンガが弾性的に半径方向内方へ動く、結紮装置。』 13.本願図1〜図10を別紙の通り補正する。 【図1】 【図2】 【図3】 【図4】 【図5】 【図6】 【図7】 【図8】 【図9】 【図10】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少くとも第一及び第二の弾性結紮バンドを、患者の体内の少くとも一つの内 部組織部位上に連続的に分与するための結紮装置であって、該結紮装置は、 近位端及び遠位端を有する中空管状ハウジングと、 ハウジングの遠位端上に載置される結紮バンド分与器とを含み、該結紮バン ド分与器は、 少なくとも第一及び第二の結紮バンドを伸張状態で、それぞれ第一及び第二 の軸方向位置において支持するように適合された遠位部分を有する、弾性的に遠 位に偏向された往復内側円筒と、 内側円筒の近位部分上に同軸的に配置された、軸方向に固定された遠位キャ ップとを含み、該内側円筒は該遠位キャップに対して軸方向に可動であり、前記 結紮バンド分与器はさらに、 遠位キャップに接続され、ここから遠位に延長する、複数の半径方向内方に 偏向されたフィンガであって、各フィンガは少なくとも第一及び第二の半径方向 内方に指向する歯部を有し、該歯部は平坦遠位対向表面と傾斜近位対向表面とを 有するフィンガを含み、 第一結紮バンドの第一軸方向位置は、第一歯部の平坦遠位対向表面の遠位で あり、第二結紮バンドの第二軸方向位置は、第二歯部の平坦遠位対向表面の遠位 、且つ第一ハブの傾斜近位対向表面の近位であり、前記結紮バンド分与器 はさらに、 内側円筒に接続され、ハウジング中を通して近位ハンドル端まで近位に延長 するトリップワイヤを含み、 トリップワイヤが近位に移動することにより内側円筒が近位に移動し、それ により第一結紮バンドが、第一歯部により、内側円筒の第一軸方向位置から外れ るように移動され、第二結紮バンドが、第二歯部により内側円筒上の遠位に移動 され、 続いて内側円筒が遠位に偏向されると、第二結紮バンドはフィンガを半径方 向外方へ広げ、その後一旦第二結紮バンドが第一歯部の平坦遠位対向表面の遠位 に移動すると、弾性的に半径方向内方へ動く、結紮装置。 2.遠位キャップの近位端に接続される近位キャップであって、該近位キャップ は遠位キャップとの間に、往復内側円筒上の外側フランジより近位で該円筒の近 位部分上に同軸的に載置され、内側円筒の遠位部分を近位部分から分離するコイ ルスプリングを包囲し、該フランジは遠位及び近位キャップに対する内側円筒の 遠位方向の移動を限定する、近位キャップをさらに含む請求の範囲第1項に記載 の結紮装置。 3.トリップワイヤに固定され、管状ハウジングの近位ハンドル端に位置され、 トリップワイヤを近位に移動させて結紮リングを分与させる手段をさらに含む、 請求の範囲第1項に記載の結紮装置。 4.内側円筒の遠位部分が、遠位キャップの平坦遠位対向表 面の遠位且つこれに隣接する第三の軸方向位置で、第三結紮バンドを伸張状態で 支持するように適合され、トリップワイヤが近位に移動することにより、内側円 筒が近位に移動し、それにより第三結紮バンドが、遠位キャップにより内側円筒 上を遠位に移動され、さらに後続して内側円筒が遠位に偏向すると、第三結紮バ ンドがフィンガを半径方向外方へ広げ、後に一旦第三結紮バンドが第二歯部の平 坦遠位対向表面の遠位に移動すると、弾性的に半径方向内方へ動く、請求の範囲 第1項に結紮装置。 5.内側円筒遠位部分が、第三軸方向位置で、第三結紮バンドを伸張状態で支持 するように適合され、各フィンガは、平坦遠位対向表面と傾斜近位対向表面とを 有する第三半径方向内方指向歯部を有し、第三結紮バンドの第三軸方向位置は、 第三歯部の平坦遠位対向表面の遠位であり、トリップワイヤの近位移動により内 側円筒が近位に移動し、それにより第三結紮バンドは、第三歯部により内側円筒 上を遠位に移動し、さらに後続して内側円筒が遠位に偏向すると、第三結紮バン ドがフィンガを半径方向外方向へ広げ、後に一旦第三結紮バンドが第二歯部の平 坦遠位対向表面の遠位に移動すると、弾性的に半径方向内方へ動く、請求の範囲 第1項に記載の結紮装置。 6.中空管状ハウジングが堅固な導入器である、請求の範囲第1項に記載の結紮 装置。 7.中空管状ハウジングが可撓性内視鏡である、請求の範囲第1項に記載の結紮 装置。 8.往復内側円筒の遠位部分内に内部組織部位を引き込むための手段をさらに含 む、請求の範囲第1項に記載の結紮装置。 9.各フィンガが、遠位キャップとフィンガとに取り付けられる平形スプリング によって遠位キャップに接続され、該平形スプリングによって半径方向内方に偏 向される、請求の範囲第1項に記載の結紮装置。 10.分与器が、その全体的軸方向寸法において比較的短く、それによりトンネル ビジョン(tunnel vison)の影響を減少させる、請求の範囲第9項に記載の結紮装 置。 11.フィンガが、一体的に形成された半径方向内方に偏向するスプリングによっ て遠位キャップに一体的に接続され、該スプリングは一体的な遠位キャップ及び フィンガと同一の材料で形成される、請求の範囲第1項に記載の結紮装置。 12.往復内側円筒及び遠位キャップが実質的に透明な材料で形成される、請求の 範囲第1項に記載の結紮装置。 13.実施値に透明な材料がポリカーボネートである、請求の範囲第12項に記載 の結紮装置。 14.往復内側円筒、遠位キャップ、及び近位キャップが実質的に透明な材料で形 成される、請求の範囲第2項に記載の結紮装置。 15.実質的に透明な材料がポリカーボネートである、請求の範囲第14項に記載 の結紮装置。
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