JPH0950052A - 磁気表示シート - Google Patents

磁気表示シート

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Publication number
JPH0950052A
JPH0950052A JP7225872A JP22587295A JPH0950052A JP H0950052 A JPH0950052 A JP H0950052A JP 7225872 A JP7225872 A JP 7225872A JP 22587295 A JP22587295 A JP 22587295A JP H0950052 A JPH0950052 A JP H0950052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic display
layer
color
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP7225872A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Matsuda
一夫 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP7225872A priority Critical patent/JPH0950052A/ja
Publication of JPH0950052A publication Critical patent/JPH0950052A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数色のカラー表示可能な磁気表示シートを
供すること。 【解決手段】 フレーク状の磁性粒子7と流体8からな
る懸濁液を内包したマイクロカプセル6と、透明バイン
ダー9と色材とからなる混合液とを塗布した磁気表示層
を2層以上有し、かつ、各表示層の色材の色が異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を磁気的に繰
り返し記録することができ、かつ、記録された情報を視
認可能に表示する磁気表示シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気表示シートに関する従来の技術とし
ては、任意の色を有する基材の表面に、液体及びフレー
ク状の磁性微粒子を含有する多数のマイクロカプセル
と、色材および透明バインダーからなる混合液とを塗布
してなる磁気表示シートがあり、前記のフレーク状の磁
性微粒子のフレーク面が表示面に対し平行に配列した時
は、前記色材の色が優先し、フレーク状の磁性微粒子の
フレーク面が表示面に対し垂直に配列した時は、基材の
色が優先するように、付近の磁場で前記フレーク状の磁
性微粒子の配列の状態を局所的に変化させて色を表示す
るようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の磁気表示シートの情報は、基材の色とマイクロ
カプセルを塗布する時に、透明バインダーと共に混合す
る色材の色の2色の組み合せに限定されており、色彩に
乏しいので実用性に適さず、実際、製品として一般に普
及していない。
【0004】本発明は、上述の問題点を解決して、複数
色によるカラー表示ができ、商品価値の高い磁気表示シ
ートを供給することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、透明な
基材の裏面に、フレーク状の磁性粒子と流体からなる懸
濁液を内包したマイクロカプセルと、透明バインダーと
色材からなる混合液とを塗布した磁気表示層と、黒色の
樹脂を塗布した保護層とを有する磁気表示シートにおい
て、前記磁気表示層が2層以上の多層であり、かつ、各
層の色材の色が異なり、更に、上記多層の磁気表示層間
に透明バインダーを塗布して成る中間層を具備したこと
を特徴とする磁気表示シートが得られる。
【0006】尚、前記マイクロカプセル内のフレーク状
の磁性粒子は、マイクロカプセルに入射してくる光を透
過、反射するように、磁界により配向可能なものを使用
している。
【0007】磁気表示シートの透明な板状の基材の表側
より基材の板面に平行な水平磁場を加え、磁気表示層の
マイクロカプセルに内包されているフレーク状の磁性微
粒子のフレーク面を透明な基材の板面に対し平行に配向
すると、前記のフレーク状の磁性微粒子がマイクロカプ
セルに入射してくる光をマイクロカプセル内で反射、散
乱させ、前記の磁気表示層の色材の色を表示する。
【0008】また、前記の磁気表示シートの透明な基材
の表側より、基材の板面に垂直な垂直磁場を加え、前記
の磁気表示層のマイクロカプセルに内包されているフレ
ーク状の磁性微粒子のフレーク面を透明な基材の板面に
対し垂直に配向すると、前記のマイクロカプセルに入射
してくる光を透過させ、前記の磁気表示層の色材の色は
現さず、下層の色を表示する。
【0009】更に、下層の色材の色が異なる磁気表示層
に対し、前記の配向に用いる水平磁場、垂直磁場の強さ
を変えることにより磁気表示を行う。
【0010】この際、磁気表示層間に設けた透明バイン
ダーから成る中間層が、表示させようとする磁気表示層
以外の磁気表示層に対する配向磁場の影響を防ぐ。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例を示す磁
気表示シートの断面を模式的に示した図である。図2
は、本発明の一実施例にかかる磁気表示シートの色彩の
表示原理を示す模式図である。
【0012】図2(a)では、あらかじめ水平磁場を加
えることで、磁気表示層(A)2と磁気表示層(B)3
のマイクロカプセル内の磁性粒子7のフレーク面を水平
方向に並べておき、その後で、電磁石(A)10と電磁
石(B)11により垂直磁場を加え、電磁石を押し付け
た近傍の磁性粒子7のフレーク面を垂直方向に並べ替え
た状況を示している。しかも、電磁石(B)11は電磁
石(A)10よりも磁力線の侵入度を深くすることで、
電磁石(A)10を押し付けた部分では、磁気表示層
(A)2の部分のみが垂直に配列しているが、電磁石
(B)11を押し付けた部分では磁気表示層(A)2、
磁気表示層(B)3の部分ともに垂直に配列している。
【0013】図2(b)は、透明シート側から光を入射
すると、マイクロカプセル6内の磁性粒子7が光の入射
方向に垂直(磁性粒子のフレーク面が透明シート板面に
平行)な場合には光を反射し、この磁気表示層の色材の
色を表示し、光の入射方向に平行(磁性粒子のフレーク
面が透明シート板面に垂直)な場合には光を透過して、
下層の磁気表示層あるいは、保護層の色材の色を表示す
ることを模式的に示している。
【0014】以下、本発明の一実施例で使用したフレー
ク状の磁性粒子と流体の懸濁液を内包したマイクロカプ
セルの製法およびこれらを用いた磁気表示シートの製法
について説明する。
【0015】まず、表1に示す混合液Aを攪拌しながら
90℃に加熱し、流体としてエチルセルロースを加えた
後、攪拌しながら、室温まで冷却した。
【0016】
【0017】次に、表2に示す混合液Bを50℃で攪拌
混合した。
【0018】
【0019】次に、混合液B100gに2%の水酸化ナ
トリウム水溶液2gを加え、ディゾルバーで攪拌しなが
ら混合液A50gを徐々に加えた後、所定の粒径50μ
mになるまで乳化し、乳化液を得た。次に、前記乳化液
に約50℃の純水250gを加え、乳化液を50℃に保
ちつつ、5%の酢酸水溶液を徐々に加え乳化液をpH
4.8にした後、毎分1℃でゆっくり10℃まで冷却し
た。次に、50%のグルタールアルデヒト4.2gを添
加、3時間攪拌しカプセル壁を硬化しフレーク状の磁性
粒子と流体からなる懸濁液を内包したマイクロカプセル
スラーリを得た。次に、マイクロカプセルスラーリを8
0メッシュのフィルターで粗大な物を除いた後、250
メッシュのフィルターで50μm未満の物を取り除き、
本実施例で使用するフレーク状の磁性粒子と流体の懸濁
液を内包したマイクロカプセルを得た。
【0020】次に、前記のマイクロカプセル10gにバ
インダーとして20%のポリビニルアルコール溶液10
gと色材として赤色の着色塗料1gを加え混合し、図1
に示すように透明塩化ビニルの透明シート1上にアプリ
ケータで300μmになるように塗工した後、乾燥し、
磁気表示層(A)2を得た。
【0021】次に、磁気表示層(A)2の上に20%の
ポリビニルアルコール溶液をアプリケータで100μm
になるように塗工した後、乾燥し、中間層4を得た。
【0022】次に、前記のマイクロカプセル10gにバ
インダーとして20%のポリビニルアルコール溶液10
gと色材として黄色の着色塗料1gを加え混合し、前記
の中間層4上にアプリケータで300μmになるように
塗工した後、乾燥し磁気表示層(B)3を得た。
【0023】次に、前記の磁気表示層(B)3の上に2
0%のポリビニルアルコール溶液10gに黒色の着色塗
料を2g加え混合し、アプリケータで300μmになる
ように塗工した後、乾燥し保護層5を形成し、本実施例
による磁気表示シートを作製した。
【0024】次いで、本実施例の磁気表示シートの色彩
の表示効果を下記の要領で確認した。まず、磁気表示シ
ートの透明シート1側から500ガウス程度の永久磁石
の水平磁場を近づけ、磁気表示シートの磁気表示層
(A)2と磁気表示層(B)3のフレーク状の磁性粒子
を水平方向に配向したところ、磁気表示層(A)2のフ
レーク状の磁性粒子7は入射光を反射散乱させ全面赤色
を表示した。
【0025】次に、上記の全面赤色を表示している磁気
表示シートの透明シート1側に巻数が500ターンの鉄
芯にセンダストを用いた電磁石(A)10を押し付け、
10mAの電流を流したところ、電磁石を押し付けた磁
気表示シートの部分は、磁気表示層(A)2のフレーク
状の磁性粒子7のみが垂直方向に配向され、入射光は磁
気表示層(B)3の水平方向に配向したままのフレーク
状の磁性粒子7により磁気表示層3中で反射散乱し、黄
色を表示した。
【0026】次に、前記の全面赤色を表示している磁気
表示シートの透明シート1側に巻数が1000ターンの
鉄芯にセンダストを用いた電磁石(B)11を押し付
け、10mAの電流を流したところ、電磁石を押し付け
た磁気表示シートの部分は磁気表示層(A)2と磁気表
示層(B)3のフレーク状の磁性粒子7が垂直方向に配
向され、入射光は黒色の保護層に吸収され黒色を表示す
ることを確認した。
【0027】以上を磁性粒子の配向方向と表示色との関
係で纒めると、表3のようになる。
【0028】
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、磁
場の方向と強さおよび磁場を印加する場所を選択し、磁
気表示層の有する着色塗料との組合せにより、複数色に
よるカラー表示ができ、商品価値の高い磁気表示シート
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す磁気表示シートの断面
図。
【図2】本発明の一実施例にかかる磁気表示シートの表
示原理を示す模式図で、図2(a)は構成を、図2
(b)は表示色が現れるメカニズムを説明する図。
【符号の説明】
1 透明シート 2 磁気表示層A 3 磁気表示層B 4 中間層 5 保護層 6 マイクロカプセル 7 (フレーク状の)磁性粒子 8 流体 9 バインダー 10 電磁石A 11 電磁石B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な基材の裏面に、フレーク状の磁性
    粒子と流体からなる懸濁液を内包したマイクロカプセル
    と、透明バインダーと色材からなる混合液とを塗布した
    磁気表示層と、黒色の樹脂を塗布した保護層とを有する
    磁気表示シートにおいて、前記磁気表示層が2層以上の
    多層であり、かつ、前記磁気表示層の各層の色材の色が
    異なることを特徴とする磁気表示シート。
  2. 【請求項2】 上記多層の磁気表示層間に透明バインダ
    ーを塗布して成る中間層を具備したことを特徴とする請
    求項1記載の磁気表示シート。
JP7225872A 1995-08-09 1995-08-09 磁気表示シート Pending JPH0950052A (ja)

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JP7225872A JPH0950052A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 磁気表示シート

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JP7225872A JPH0950052A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 磁気表示シート

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JPH0950052A true JPH0950052A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16836182

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JP7225872A Pending JPH0950052A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 磁気表示シート

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JP (1) JPH0950052A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007509378A (ja) * 2003-10-23 2007-04-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 改善された駆動方法を有する高速のフルカラー電気泳動ディスプレイ
JP2015505622A (ja) * 2012-02-07 2015-02-23 ナノブリック カンパニー リミテッド 磁性粒子を用いた表示方法、フィルムおよび表示装置

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Effective date: 20050628

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

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