JPH0949612A - 流動化空気用散気管 - Google Patents

流動化空気用散気管

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JPH0949612A
JPH0949612A JP7201204A JP20120495A JPH0949612A JP H0949612 A JPH0949612 A JP H0949612A JP 7201204 A JP7201204 A JP 7201204A JP 20120495 A JP20120495 A JP 20120495A JP H0949612 A JPH0949612 A JP H0949612A
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JP
Japan
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air
fluidized
outer cylinder
diffuser
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP7201204A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Ikebe
正人 池辺
Shuhei Ishii
修平 石井
Akira Mochizuki
明 望月
Hideji Mori
秀治 守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
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Publication of JPH0949612A publication Critical patent/JPH0949612A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流動空気の吹き出し温度を均一化させること
ができる流動化空気用散気管を提供する。 【構成】 入口側を開口すると共に出口側を遮蔽し、か
つ、外周部の長手方向全域に亘って吐出孔5を形成した
外筒9と、この外筒9に遊嵌されるように保持されると
共に、外筒9の入口側と対面する端部が遮蔽され、か
つ、外筒9の出口側と対面する端部が開口し、さらに外
周部の長手方向全域に亘って小孔13が形成された内筒
10とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動床式ごみ焼却炉に
おいて、流動媒体を流動化させる流動化空気用散気管に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流動床式ごみ焼却炉において、流
動床を形成するために、高温の流動空気を散気管に供給
して、吐出孔より吐出を行い、流動媒体を活性化して流
動床を形成していた。
【0003】図5は従来例に係る散気管の構成図であ
り、同図(a)は側面図、同図(b)は一部断面正面図
である。
【0004】散気管4において、外筒12の散気管入口
7より流動空気の供給を行う。この空気は、散気管出口
側に閉止フランジ8が設けてあり遮蔽されていることか
ら、外筒12に形成された吐出孔5より管外へ吐出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、流動
床式ごみ焼却設備において、流動床を形成する設備とし
て散気管を用いているが、通常250〜300℃の流動
空気を供給している一方、散気管を取り巻く流動媒体の
温度は700〜800℃と高いため、散気管外壁を通し
て熱交換が行われ、吹き出し流動空気温度は、散気管の
手前側では低く奥側では高くなり、温度差が生じるた
め、下記のような問題があった。
【0006】(1)流動床を形成するに当たり、前記吐
出孔が同一口径とすると流動空気が高温となるほど吹き
出し速度が速くなり流動床は活性化するが、散気管内で
熱交換を行い部分的に温度差が生じると、均一な流動床
は形成できなくなる。
【0007】(2)250〜300℃の流動空気を散気
管に供給した場合、奥側に行くほど散気管内で熱交換を
行って吹き出し温度は高温となるため、散気管外壁も高
温となり高温腐食が発生し易くなり、散気管の寿命は短
くなる。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消し、流動空気の吹き出し温度を均一化させることがで
きる流動化空気用散気管を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段は、入口側を開口すると共に出口側を遮
蔽し、かつ、外周部の長手方向全域に亘って吐出孔を形
成し、入口から供給される流動空気と、この流動空気よ
り高温の外部の流動媒体との間で熱交換を行って、高温
化した流動空気を吐出孔より吐出する流動化空気用散気
管において、入口側を開口すると共に出口側を遮蔽し、
かつ、外周部の長手方向全域に亘って吐出孔を形成した
外筒と、この外筒に遊嵌されるように保持されると共
に、外筒の入口側と対面する端部が遮蔽され、かつ、外
筒の出口側と対面する端部が開口し、さらに外周部の長
手方向全域に亘って小孔が形成された内筒とを備えてい
ることを特徴とする。
【0010】また第2の手段は、入口側を開口すると共
に出口側を遮蔽し、かつ、外周部の長手方向全域に亘っ
て吐出孔を形成し、入口から供給される流動空気と、こ
の流動空気より高温の外部の流動媒体との間で熱交換を
行って、高温化した流動空気を吐出孔より吐出する流動
化空気用散気管において、外周部に、吐出孔と対面する
部分を開口した耐火材を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の手段においては、散気管外筒壁を通し
て、流動媒体の保有熱と、散気管外筒および内筒間に流
れる流動空気との間で熱交換を行った後、この流動空気
を散気管内筒に流すようにする。従って、散気管外筒と
散気管内筒の温度差は少なくなり、散気管内筒での熱交
換量も少なくなり、流動空気の吹き出し温度は高温均一
となる。その結果、吹き出し温度も均一となって安定し
た流動床が形成できる。
【0012】また、散気管の手前側と奥側での吹き出し
温度勾配が少ないため、流動媒体の局所的な低温域、高
温域が少なくなり、焼却条件の均一化が図れる。
【0013】また、散気管内で熱交換を行い流動空気の
吹き出し温度を高温均一とすることができるため、散気
管に供給される流動空気の温度は従来の温度に比べ下げ
ることができる。この結果、散気管外壁の低温化が図れ
るので高温腐食による短寿命の問題もクリアできる。
【0014】第2の手段においては、散気管に耐火材を
設けることにより、熱交換量が少なくなり流動空気の温
度が均一となるため、上記と同様の作用が得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1は本発明が適用される流動床式ごみ焼
却設備の全体構成図である。
【0017】図1に示すシステムでは、流動ブロワ1よ
り大気の吐出を行い、空気予熱器2で流動空気の温度を
約250〜300℃に上げて、散気管ヘッダ3にこの高
温空気の供給を行うようになっている。
【0018】そして、各々の散気管4を通して、吐出孔
5より流動媒体6へ高温空気の吐出を行い、流動床が形
成されるようになっている。
【0019】図2は第1の実施例に係る散気管の構成図
であり、同図(a)は側面図、同図(b)は一部縦断正
面図である。
【0020】図2に示す第1の実施例に係る散気管4
は、入口側を開口すると共に出口側を閉止フランジ8で
遮蔽し、かつ、外周部の長手方向全域に亘って吐出孔5
を形成した外筒9と、この外筒9に遊嵌されるように保
持されると共に、外筒9の入口側と対面する端部が閉止
フランジ11で遮蔽され、かつ、外筒9の出口側と対面
する端部が開口し、さらに外周部の長手方向全域に亘っ
て小孔13が形成された内筒10とを備えている。
【0021】このような構成において、入口7より流動
空気の供給を行った時、この空気が外筒9と内筒10の
間を通る途中に、外筒壁を通して、流動媒体6の保有熱
により熱交換が行われる。
【0022】散気管出口側に閉止フランジ8を設けてい
るので、流動空気は内筒10の内部に供給されるが、内
筒出口側にも閉止フランジ11を設けているので、この
流動空気は小孔13から内筒10と外筒9の隙間に流出
し、さらに吐出孔5より管外へ吐出される。
【0023】この時、内筒10内に供給された流動空気
は、外筒9と内筒10の間と、内筒10内の温度差が少
ないため、熱交換が行われず、流動空気の吹き出し温度
は高温均一となり、吐出孔5を通して流動媒体6へ吐き
出される吹き出し速度も均一となって安定した流動床が
形成できる。
【0024】また、散気管4の入口側と奥側での吹き出
し温度が高温均一となるので、温度勾配が少なくなり、
流動媒体6の局所的な低温域、高温域が少なくなり、焼
却条件の均一化を図ることができる。
【0025】また、外筒9と内筒10の間で、散気管外
壁を通して流動媒体6の保有熱により熱交換が行われる
ことを考慮した場合、図3に記したように、高温腐食は
320℃から急激に起こり易くなるので、流動空気の温
度を320℃以下に設定する。
【0026】そのため、入口7に供給される流動空気は
従来の温度よりも下げることができるので、散気管外壁
が高温腐食を起こすことがなくなり、散気管4の寿命は
延びる。
【0027】ここで、内筒10の材質を、耐熱性、断熱
性がある材質(例えばセラミック等)にすれば、吹き出
し温度はより高温均一となって安定した流動床を形成で
きる。
【0028】図4は第2の実施例に係る散気管4の構成
図であり、同図(a)は側面図、同図(b)は一部縦断
正面図である。
【0029】図4に示す第2の実施例に係る散気管4
は、外筒9の単一筒体とし、かつその外周部に耐火材1
4を設けたものである。耐火材14において、外筒9に
形成された吐出孔5と対向する個所には開口が形成され
ており、流動空気の吐出に差し支えないようになってい
る。
【0030】このように、耐火材14を設けることによ
り、熱交換量が少なくなり、流動空気の温度を均一にす
ることができるため、第1の実施例と同様の効果が得ら
れる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、散気管の
構造を二重管構造とし、散気管外筒壁を介して流動媒体
と流動空気を熱交換させ、散気管内筒に流すことにより
流動空気の温度が高温均一となるため、散気管の吹き出
し温度が一定となり、流動床の流動状態を安定化させる
ことができる。
【0032】また、散気管の手前側と奥側での吹き出し
温度勾配が少ないため、流動媒体の局所的な低温域、高
温域が少なくなり、焼却条件の均一化を図ることができ
る。さらに、散気管へ供給する流動空気の温度を下げる
ことにより散気管に高温腐食が発生しにくくなるので、
散気管の長寿命化が達成できる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、耐火材によ
り、熱交換量を少なくし流動空気の温度を均一にするこ
とができるため、上記と同様の効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される流動床式ごみ焼却設備の全
体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る散気管の構成図で
ある。
【図3】管壁温度と腐食速度の関係を示す特性図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例に係る散気管の構成図で
ある。
【図5】従来例に係る散気管の構成図である。
【符号の説明】
5 吐出孔 9 外筒 10 内筒 13 小孔 14 耐火材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 明 広島県呉市宝町6番9号 バブコツク日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 守 秀治 神奈川県横浜市磯子区磯子1丁目2番10号 バブコツク日立株式会社横浜エンジニア リングセンタ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口側を開口すると共に出口側を遮蔽
    し、かつ、外周部の長手方向全域に亘って吐出孔を形成
    し、入口から供給される流動空気と、この流動空気より
    高温の外部の流動媒体との間で熱交換を行って、高温化
    した流動空気を吐出孔より吐出する流動化空気用散気管
    において、 入口側を開口すると共に出口側を遮蔽し、かつ、外周部
    の長手方向全域に亘って吐出孔を形成した外筒と、この
    外筒に遊嵌されるように保持されると共に、外筒の入口
    側と対面する端部が遮蔽され、かつ、外筒の出口側と対
    面する端部が開口し、さらに外周部の長手方向全域に亘
    って小孔が形成された内筒とを備えていることを特徴と
    する流動化空気用散気管。
  2. 【請求項2】 入口側を開口すると共に出口側を遮蔽
    し、かつ、外周部の長手方向全域に亘って吐出孔を形成
    し、入口から供給される流動空気と、この流動空気より
    高温の外部の流動媒体との間で熱交換を行って、高温化
    した流動空気を吐出孔より吐出する流動化空気用散気管
    において、 外周部に、吐出孔と対面する部分を開口した耐火材を設
    けたことを特徴とする流動化空気用散気管。
JP7201204A 1995-08-07 1995-08-07 流動化空気用散気管 Pending JPH0949612A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100935302B1 (ko) * 2008-05-06 2010-01-06 한국수자원공사 이중배관 구조를 이용한 침지형 막 세척장치

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JPH07190065A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Sutaaraito Kogyo Kk 摺動部材
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JP2002265522A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Kurabo Ind Ltd Pfa樹脂の改良方法

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Effective date: 20040409

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Effective date: 20040420

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Effective date: 20040817