JPH0949489A - レシプロ式圧縮機 - Google Patents

レシプロ式圧縮機

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JPH0949489A
JPH0949489A JP8127359A JP12735996A JPH0949489A JP H0949489 A JPH0949489 A JP H0949489A JP 8127359 A JP8127359 A JP 8127359A JP 12735996 A JP12735996 A JP 12735996A JP H0949489 A JPH0949489 A JP H0949489A
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JP
Japan
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oil
end side
oil passage
side bearing
crankshaft
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Application number
JP8127359A
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Inventor
Kenji Yano
賢司 矢野
Shusaku Kuroda
修作 黒田
Takashi Ishigaki
隆士 石垣
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/106Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
    • F16C33/1065Grooves on a bearing surface for distributing or collecting the liquid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C9/00Bearings for crankshafts or connecting-rods; Attachment of connecting-rods
    • F16C9/04Connecting-rod bearings; Attachments thereof
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    • F16J1/14Connection to driving members with connecting-rods, i.e. pivotal connections
    • F16J1/16Connection to driving members with connecting-rods, i.e. pivotal connections with gudgeon-pin; Gudgeon-pins
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過酷な高圧縮比運転においても、ピストンピ
ン軸受部の軸受焼き付けや異常摩耗を防止でき、信頼性
の高いレシプロ式圧縮機を得ること。 【解決手段】 このレシプロ式圧縮機は、油だめ8を有
するケース22と、ケース22に設けられたシリンダ2
0と、ケース22内に回動自在に枢支されるクランクシ
ャフト2と、シリンダ20内に摺動自在に配設されたピ
ストン21と、ピストンピン4を枢支する小端側軸受筒
部10およびクランクシャフト2を枢支する大端側軸受
筒部11を備えたコンロッド1と、オイルスプラッシャ
5と、小端側軸受筒部10に設けられその筒内と油だめ
8の上部空間23とを連通する給油孔1aとを有し、コ
ンロッド1の小端側軸受筒部10内周面に筒心方向に沿
って長く設けられた複数の第1の油溝3と、小端側軸受
筒部10に設けられ給油孔1aと複数の第1の油溝3と
を連通する第1の油通路とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば冷媒ガス
や空気等の気体を圧縮するレシプロ式圧縮機に係り、詳
しくはピストンピン軸受部やクランクシャフト軸受部へ
の給油機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は従来のレシプロ式圧縮機の要部
を示す概略側断面図である。図において、22は底部に
油だめ8を有するケース、20はケース22の上部に配
設されたシリンダ、2はケース22内に配備されケース
22の軸受部(図示省略)に回動自在に枢支されるクラ
ンクシャフト、21はシリンダ20内に摺動自在に配設
されたピストン、1はピストン21のピストンピン4を
回動自在に枢支する小端側軸受筒部10およびクランク
シャフト2を回動自在に枢支する大端側軸受筒部11を
備えたコンロッド、5は大端側軸受筒部11の下端に設
けられ油だめ8の潤滑油をかき上げるオイルスプラッシ
ャ、1aは小端側軸受筒部10に穿孔され小端側軸受筒
部10の筒内と油だめ8の上部空間23とを連通する給
油孔である。そして、ピストンピン4の外周面とコンロ
ッド1の小端側軸受筒部10の内周面との間には、軸受
クリアランスが設けられており、この軸受クリアランス
は、通常、ピストンピン4の直径に対し、0.2/10
00〜1.5/1000程度の比率に設定されている。
【0003】次に動作について説明する。図20はピス
トンピンとコンロッドとの配置関係を示すものであっ
て、(a)は圧縮過程における配置関係を示す説明図、
(b)は吸入過程における配置関係を示す説明図であ
る。図中、破線で示す矢印はピストンピン4に作用する
力、実線で示し矢印は潤滑油の動きを示している。オイ
ルスプラッシャ5によってかき上げられた潤滑油は給油
孔1aに貯留され、小端側軸受筒部10とピストンピン
4の摺動面に供給される。ここで、圧縮過程において
は、同図(a)に示すように、被圧縮ガスの圧力によ
り、ピストンピン4には下向きの力が作用し、軸受クリ
アランス内でピストンピン4は下方へ移動する。一方、
吸入過程においては、同図(b)に示すように、シリン
ダ20内の負圧およびピストン21の慣性力により、ピ
ストンピン4に上向きの力が作用し、軸受クリアランス
内でピストンピン4は上方へ移動する。このように、ピ
ストンピン4の上下運動により潤滑油が軸受クリアラン
ス内で流動し、小端側軸受筒部10の内周面の負荷側
(図中、内周面の底部)に潤滑油を供給するようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のレシプロ式圧縮
機は、以上のように構成されており、小端側軸受筒部1
0の軸受クリアランスを流れる油量が限られるため、ピ
ストンピン4のメタル部で油切れの状態になりやすいも
のであった。特に高圧縮比運転を行う場合には、再膨張
ガスの作用により、吸入過程においてもシリンダ20内
の圧力が高く保たれるため、ピストンピン4に下向きの
ガス力が作用する。そのため、ピストンピン4が軸受ク
リアランス内で上下方向交互に移動できず、潤滑油が流
動しないことから、小端側軸受筒部10の摺動面負荷側
で油切れを生じ、小端側軸受筒部10での焼き付けや異
常摩耗が発生するという問題があった。
【0005】この発明は上記のような問題を解決する為
になされたもので、過酷な高圧縮比運転においても、ピ
ストンピン軸受部の軸受焼付や異常摩耗を防止でき、信
頼性の高いレシプロ式圧縮機を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明に係るレシプロ式圧縮機は、底部に油だ
めを有するケースと、ケースに配設されたシリンダと、
ケース内に回動自在に枢支されるクランクシャフトと、
シリンダ内に摺動自在に配設されたピストンと、ピスト
ンのピストンピンを回動自在に枢支する小端側軸受筒部
およびクランクシャフトを回動自在に枢支する大端側軸
受筒部を備えたコンロッドと、油だめの潤滑油をかき上
げるオイルスプラッシャと、小端側軸受筒部に設けられ
小端側軸受筒部の筒内と油だめの上部空間とを連通する
給油孔とを有するものにおいて、小端側軸受筒部の内周
面の負荷側に軸受筒心方向に沿った複数の第1の油溝を
設けるとともに、給油孔と第1の油溝とを連通する第1
の油通路を小端側軸受筒部の内周面に設けた構成を採用
したものである。
【0007】また、底部に油だめを有するケースと、ケ
ースに配設されたシリンダと、ケース内に回動自在に枢
支されるクランクシャフトと、シリンダ内に摺動自在に
配設されたピストンと、ピストンのピストンピンを回動
自在に枢支する小端側軸受筒部およびクランクシャフト
を回動自在に枢支する大端側軸受筒部を備えたコンロッ
ドと、油だめの潤滑油を圧送するオイルポンプと、クラ
ンクシャフト内部に設けられオイルポンプの吐出側に接
続された第2の油通路と、クランクシャフトに設けられ
第2の油通路と大端側軸受筒部の筒内とを連通する第3
の油通路と、コンロッド内部に設けられ大端側軸受筒部
の筒内と小端側軸受筒部の筒内とを連通する第4の油通
路とを有するレシプロ式圧縮機において、小端側軸受筒
部の内周面の負荷側に軸受筒心方向に沿った複数の第1
の油溝を設け、第4の油通路と第1の油溝とを連通する
第5の油通路を小端側軸受筒部の内周面に設けるととも
に、第3の油通路と第4の油通路とを連通する第1の凹
溝を、大端側軸受筒部の内周面、またはクランクシャフ
トの外周面に設けたものである。
【0008】さらに、請求項第2項記載のレシプロ式圧
縮機において、ピストンが上死点付近となるクランク角
のときに第3の油通路と第4の油通路とを連通させる周
方向所定長の第2の凹溝を、大端側軸受筒部の内周面の
負荷側、またはクランクシャフトの外周面に設けたもの
である。
【0009】そして、底部に油だめを有するケースと、
ケースに並設された複数のシリンダと、各シリンダ毎に
位相の異なるクランク角で回動自在にケース内に枢支さ
れるクランクシャフトと、複数のシリンダ内にそれぞれ
摺動自在に配設されたピストンと、ピストンのピストン
ピンを回動自在に枢支する小端側軸受筒部およびクラン
クシャフトを回動自在に枢支する大端側軸受筒部を備え
たコンロッドと、油だめの潤滑油を圧送するオイルポン
プと、クランクシャフト内部に設けられオイルポンプの
吐出側に接続された第2の油通路と、クランクシャフト
に設けられ第2の油通路と大端側軸受筒部の筒内とを連
通する第3の油通路と、コンロッド内部に設けられ大端
側軸受筒部の筒内と小端側軸受筒部の筒内とを連通する
第4の油通路とを有するレシプロ式圧縮機において、各
シリンダ毎のコンロッドおよびクランクシャフトにつ
き、小端側軸受筒部の内周面の負荷側に軸受筒心方向に
沿った複数の第1の油溝をそれぞれ設け、第4の油通路
と第1の油溝とを連通する第5の油通路をそれぞれ小端
側軸受筒部の内周面に設けるとともに、ピストンが上死
点付近となるクランク角のときに第3の油通路と第4の
油通路とを連通させる周方向所定長の第2の凹溝を、そ
れぞれ大端側軸受筒部の内周面に負荷側、またはクラン
クシャフトの外周面に設けたものである。
【0010】また、請求項第3項記載のレシプロ式圧縮
機において、第3の油通路をクランクシャフトの略回転
中心向きに開口させて配置し、大端側軸受筒部の内周面
に装着されてクランクシャフトを回動自在に枢支する略
円筒状の第1の軸受部材を配設し、第1の軸受部材の内
周面に第3の油通路開口位置から周方向所定長の第3の
凹溝を設け、大端側軸受筒部の内面全周にわたって形成
され、かつ、第4の油通路と連通する周回凹溝を設ける
とともに、第3の凹溝と周回凹溝とを連通する第1の連
通孔を第1の軸受部材に設けたものである。
【0011】さらに、底部に油だめを有するケースと、
ケースに配設されたシリンダと、ケース内に回動自在に
枢支されるクランクシャフトと、シリンダ内に摺動自在
に配設されたピストンと、ピストンのピストンピンを回
動自在に枢支する小端側軸受筒部およびクランクシャフ
トを回動自在に枢支する大端側軸受筒部を備えたコンロ
ッドと、油だめの潤滑油を圧送するオイルポンプと、ク
ランクシャフト内部に設けられオイルポンプの吐出側に
接続された第2の油通路と、クランクシャフトに設けら
れ第2の油通路と大端側軸受筒部の筒内とを連通する第
3の油通路と、コンロッド内部に設けられ大端側軸受筒
部の筒内と小端側軸受筒部の筒内とを連通する第4の油
通路とを有するレシプロ式圧縮機において、小端側軸受
筒部の内周面に装着されてピストンピンを回動自在に枢
支する略円筒状の第2の軸受部材を配設し、第2の軸受
部材の内周面の負荷側に軸受筒心方向に沿った複数の第
2の油溝を設け、第2の軸受部材に当該第2の軸受部材
の外周側と第2の油溝とを連通する第2の連通孔を穿設
するとともに、小端側軸受筒部の内周面に第4の油通路
と第2の連通孔とを連通する第6の油通路を設けたもの
である。
【0012】そして、請求項第6項記載のレシプロ式圧
縮機において、第6の油通路を小端側軸受筒部の内面略
全周にわたって形成するとともに、第2の軸受部材の反
負荷側に当該第2の軸受部材の内周側と第6の油通路と
を連通する第3の連通孔を穿設したものである。
【0013】また、請求項第6項または第7項記載のレ
シプロ式圧縮機において、少なくとも第2の油溝近傍の
第2の軸受部材の内周面を、第2の油溝から周方向に離
れるほどピストンピンとの隙間が小さくなる傾斜面で形
成したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるレ
シプロ式圧縮機の要部を示す側断面図、図2は実施の形
態1のコンロッドの小端側軸受筒部での潤滑油の流れを
示すものであって、(a)は部分縦断面図、(b)は縦
断面を斜めに見た外観図である。尚、図19および図2
0に示した従来のレシプロ式圧縮機と同様の構成要素に
は、同じ符号を付しており、それらの詳説は省略する。
実施の形態2以降の各実施の形態についても同様であ
る。図1および図2において、1はコンロッド、2はク
ランクシャフト、2cはクランクシャフト2の回転中
心、4はピストンピン、5はオイルスプラッシャ、8は
油だめ、10はコンロッド1の小端側軸受筒部、11は
コンロッド1の大端側軸受筒部、20はシリンダ、21
はピストン、22はケース、23は油だめ8の上部空
間、1aは給油孔である。また、3はコンロッド1の小
端側軸受筒部10内周面の負荷側に、コンロッド1の周
方向に最大揺動角θと同一角度ピッチで、筒心方向に沿
って長く設けられた複数の第1の油溝、6は小端側軸受
筒部10の内周面に周方向に沿って設けられ給油孔1a
と複数の第1の油溝3とを連通する第1の油通路であ
る。
【0015】次に動作について説明する。図2中、破線
で示した矢印はピストンピンとコンロッドの相対的な揺
動運動を示し、実線で示した矢印は潤滑油の流れを示
す。まず、電動機(図示省略)等の起動によりクランク
シャフト2が回転すると、オイルスプラッシャ5により
潤滑油がかき上げられ、油だめ8の上部空間23を飛散
し、給油孔1aに導入される。給油孔1aに入った潤滑
油は第1の油通路6を通り、更には複数の第1の油溝3
に導かれ、ピストンピン4とコンロッド1の相対的な揺
動運動により、小端側軸受筒部10とピストンピン4の
摺動面に供給される。この場合、第1の油溝3,3,
3,・・・は、小端側軸受筒部10の筒心を中心として
コンロッド1の最大揺動角θと同一角度ピッチで周方向
に複数設けられているので、コンロッド1の揺動運動に
よって、ピストンピン4摺動面の負荷側全体にわたり途
切れることなく給油することができる。従って、ピスト
ンピン4が上下方向に動きにくい高圧縮比運転であって
も、油切れを生ずることがなく、小端側軸受筒部10で
の焼き付けや異常摩耗を防止でき、信頼性の高いレシプ
ロ式圧縮機を得ることができる。
【0016】実施の形態2.図3は実施の形態2による
レシプロ式圧縮機の要部を示す側断面図、図4は実施の
形態2におけるコンロッドの小端側軸受筒部での潤滑油
の流れを示すものであって、縦断面を斜めに見た外観
図、図5は実施の形態2によるレシプロ式圧縮機の動作
を説明するための説明図である。尚、実施の形態1と同
様の構成要素には、同じ符号を付して説明を省略する。
また、図中、実線矢印は潤滑油の流れを示すものであ
る。各図において、7は油だめ8の潤滑油を圧送するオ
イルポンプ、2aはクランクシャフト2の内部に設けら
れオイルポンプ7の吐出側に接続された第2の油通路、
2bはクランクシャフト2の内部に設けられ第2の油通
路2aとコンロッド1の大端側軸受筒部11の筒内とを
連通する第3の油通路、1bはコンロッド1の内部に設
けられ大端側軸受筒部11の筒内と小端側軸受筒部10
の筒内とを連通する第4の油通路、1cは小端側軸受筒
部10の内周面に設けられ第4の油通路1bと第1の油
溝3とを連通する第5の油通路、1dは大端側軸受筒部
11の内周面に全周にわたって設けられ第3の油通路2
bと第4の油通路1bとを連通する第1の凹溝、24は
ケース22の内部に設けられ油だめ8とオイルポンプ7
の吸込側とを連通する吸入孔である。尚、第1の凹溝の
配設位置は、上記した大端側軸受筒部11の内周面に替
えて、例えば大端側軸受筒部11装着部位におけるクラ
ンクシャフト2の外周面に設けてもよい。
【0017】次に動作について説明する。クランクシャ
フト2が回転すると、コンロッド1に運動が伝達され、
ピストン21が上下動するとともにピストンピン4とコ
ンロッド1との間に相対的な揺動運動が生ずる。そし
て、オイルポンプ7により加圧された潤滑油は、給油孔
24、第2の油通路2aを通り第3の油通路2bから、
大端側軸受筒部11の第1の凹溝1dを通り、更に第4
の油通路1bおよび第5の油通路1cを経て、小端側軸
受筒部10の摺動面に設けられている複数の第1の油溝
3に導かれた後、ピストンピン4とコンロッド1との相
対的な揺動運動により小端側軸受筒部10とピストンピ
ン4の摺動面に供給される。これにより、小端側軸受筒
部10での焼き付けや異常摩耗を防止でき、信頼性の高
いレシプロ式圧縮機が得られる。
【0018】実施の形態3.図6は実施の形態3におけ
るピストンが上死点付近にある場合を示す説明図、図7
は実施の形態3におけるピストンが下死点付近にある場
合を示す説明図、図8は実施の形態3でのコンロッドの
部分縦断面を斜めに見た外観図である。各図に示したよ
うに、この実施の形態3によるレシプロ式圧縮機では、
実施の形態2による構成に加えて、第2の凹溝1eが、
大端側軸受筒部11の内周面の負荷側(すなわち、小端
側軸受筒部10に近い側)に周方向所定長で設けられて
いる。この第2の凹溝1eの所定長は、第3の油通路2
bをクランクシャフト2の回転中心2cとは外向きに開
口させて配置し、ピストン21が上死点付近となるクラ
ンク角のときに第3の油通路2bと第4の油通路1bと
を連通できる周方向の長さに設定されている。尚、第2
の凹溝の配設位置は、上記した大端側軸受筒部11の内
周面に替えて、例えば大端側軸受筒部11装着部位にお
けるクランクシャフト2の外周面に周方向所定長で設け
てもよい。
【0019】そこで、動作について説明する。まず、ピ
ストン21が上死点付近にある場合、図6に示すよう
に、第3の油通路2bと第2の凹溝1eとが連通してい
るので、オイルポンプ7によって加圧された潤滑油は、
第2の油通路2aおよび第3の油通路2bから、第2の
凹溝1eを経て小端側軸受筒部10の摺動面へ送られ
る。一方、ピストン21が下死点付近にある場合は、図
7に示すように、第3の油通路2bと第2の凹溝1eと
は連通しないので、潤滑油は供給されない。以上のよう
に構成されているので、ピストンピン4に高いガス負荷
の作用する上死点付近では小端側軸受筒部10とピスト
ンピン4の摺動面に潤滑油を確実に供給し、ガス負荷力
の低い下死点付近では潤滑油を供給しないので、過剰な
潤滑油の供給を防止できる。もって、圧縮機内部に貯留
すべき油量を削減でき、コンパクトなレシプロ式圧縮機
が得られる。
【0020】実施の形態4.図9は実施の形態4による
多気筒レシプロ式圧縮機の要部を示す側断面図である。
但し、実施の形態1〜3に示したものと同様の構成要素
については、説明を省略する。図において、20A,2
0Bは多気筒仕様のケース22Aに並設された第1のシ
リンダおよび第2のシリンダ、2Aは各シリンダ20
A,20B毎に位相の異なるクランク角で回動自在にケ
ース22A内に枢支されるクランクシャフト、21は各
シリンダ20A,20B内にそれぞれ摺動自在に配設さ
れたピストンである。更に、各シリンダ20A,20B
毎にそれぞれ配設される各コンロッド1については、小
端側軸受筒部10の内周面の負荷側に筒心方向に沿った
第1の油溝3がそれぞれ設けられ、第4の油通路2bと
第1の油溝3とを連通する第5の油通路1cがそれぞれ
小端側軸受筒部10の内周面に設けられるとともに、ピ
ストン21が上死点付近となるクランク角θのときに第
3の油通路2bと第4の油通路1bとを連通させる第2
の凹溝1eが、それぞれ大端側軸受筒部11の内周面の
負荷側に周方向所定長で設けられている。尚、第2の凹
溝の配設位置は、上記した大端側軸受筒部11の内周面
に替えて、例えば大端側軸受筒部11装着部位における
クランクシャフト2Aの外周面であってもよい。
【0021】図10は実施の形態4による多気筒レシプ
ロ式圧縮機のクランク角と各ピストンでの給油タイミン
グとの関係を示す説明図である。そこで、図10を用い
て、各シリンダ20A,20Bのピストン21の動き
と、第3の油通路2Bと第2の凹溝1eとの連通タイミ
ングについて説明する。第1のシリンダ20Aのピスト
ン21が上死点付近にある時、第2のシリンダ20Bの
ピストン21は下死点付近にある。また、各シリンダ2
0A,20Bでピストン21が上死点付近にある時は、
第3の油通路2Bと第2の凹溝1eとが連通し、ピスト
ンピン4のメタル部に潤滑油が供給されるが、上死点付
近以外のときは、第2の凹溝1eの先端が第3の油通路
2bに開口せず、ピストンピン4へは供給されない。す
なわち、各シリンダ20A,20Bの各ピストン21へ
は同時に給油されないようになっている。この実施の形
態4は以上のように構成されているので、各シリンダ2
0A,20Bのピストン21,21には、上死点付近で
確実な給油がなされるとともに、過剰な潤滑油の供給を
防止できる。もって、多気筒レシプロ式圧縮機において
も、圧縮機内部に貯留すべき油量を削減できるととも
に、オイルポンプ(図示省略)の容量を減少でき、オイ
ルポンプの駆動動力を減少できるので、コンパクトで効
率の高いレシプロ式圧縮機が得られる。
【0022】実施の形態5.図11は実施の形態5によ
るレシプロ式圧縮機のコンロッドおよび第1の軸受部材
の縦断面を斜めに見た外観図、図12は実施の形態5に
よるレシプロ式圧縮機の動作を説明するための説明図で
ある。各図に示したように、この実施の形態5によるレ
シプロ式圧縮機では、実施の形態3による構成に加え、
大端側軸受筒部11の内周面に装着固定されてクランク
シャフト2を回動自在に枢支する円筒状の第1の軸受部
材13と、この第1の軸受部材13の内周面に第3の油
通路2bの開口位置から周方向所定長で設けられた第3
の凹溝13bと、大端側軸受筒部11の内面全周にわた
って形成され第4の油通路1bと連通する周回凹溝1f
と、第1の軸受部材13に設けられ第3の凹溝13bと
周回凹溝1fとを連通する第1の連通孔13aとが設け
られている。また、この実施の形態5の場合、第3の油
通路2bは、クランクシャフト2の回転中心2cに向か
って開口して配置されている。
【0023】次に動作について説明する。ピストン21
が上死点付近にある場合、潤滑油は第2の油通路2a、
第3の油通路2bから第3の凹溝13b、第1の連通孔
13a、周回凹溝1fを経て第4の油通路1bに流入
し、第5の油通路1c、第1の油溝3を経て、小端側軸
受筒部10とピストンピン4の摺動面に供給される。従
って、ピストン21が上死点付近にあるときにのみ小端
側軸受筒部10とピストンピン4の摺動面に確実に給油
できる。加えて、クランクシャフト2と摺動する第1の
軸受部材13内面の負荷側には凹溝(例えば、先述した
第2の凹溝1e)等を設けていないので、第1の軸受部
材13内面の面積の広い面で負荷を受けられることか
ら、ピストンピン4側のみならずクランクシャフト2側
での軸受面圧を低下させることもできる。従って、より
信頼性の高いレシプロ式圧縮機を得ることができるので
ある。
【0024】ところで、実施の形態2におけるレシプロ
式圧縮機では、小端側軸受筒部10の内周面に第5の油
通路1cが形成されているので、有効な軸受面積が狭く
なっていた。そのため、軸受面圧が高くなり、軸受焼付
を生じ易いという問題が残る。また、小端側軸受筒部1
0の内周面はほぼ真円に形成されているので、ピストン
ピン4と小型側軸受筒部10との間に十分な隙間を確保
できず、従って潤滑油の流動による十分な流体圧力が発
生せず、軸受焼付を生じるおそれがあった。そこで、か
かる問題を解決するために、以下の実施の形態6乃至実
施の形態8が創案されたのである。
【0025】実施の形態6.図13はこの発明の実施の
形態6によるレシプロ式圧縮機の要部を示す側断面図、
図14は実施の形態6におけるコンロッドの小端側軸受
筒部を示す部分縦断面図である。但し、図3乃至図5に
示した実施の形態2と共通の構成要素については詳述を
省略する。実施の形態7,8についても同様である。各
図において、7は油だめ8の潤滑油を圧送するオイルポ
ンプ、2aはクランクシャフト2の内部に設けられた第
3の油通路、1bはコンロッド1内部に設けられた第4
の油通路、14は小端側軸受筒部10の内周面に装着さ
れてピストンピン4を回動自在に枢支する円筒状の第2
の軸受部材、3aは第2の軸受部材14の内周面の負荷
側に設けられ軸受筒心方向に沿った複数の第2の油溝、
14aは第2の軸受部材14に穿設されその外周側と第
2の油溝3aとを連通する第2の連通孔、1hは小端側
軸受筒部10の内周面に設けられ第4の油通路1bと第
2の連通孔14aとを連通する第6の油通路である。
【0026】上記のように構成したので、第2の軸受部
材14の軸受負荷面に周回溝状の油通路(例えば、実施
の形態2における第5の油通路1c)を設けなくとも、
第2の油溝3aに油を供給できる。従って、軸受負荷面
の有効面積を広く確保でき、軸受面圧を低下させること
ができ、もって軸受焼付を防止できる。
【0027】実施の形態7.図15はこの発明の実施の
形態7によるレシプロ式圧縮機のコンロッドの小端側軸
受筒部を示す部分縦断面図、図16は実施の形態7にお
けるコンロッドの小端側軸受筒部での潤滑油の流れを示
す部分縦断面図である。図15において、1bはコンロ
ッド1内部に設けられた第4の油通路、1hは小端側軸
受筒部10の内面全周にわたって形成され第4の油通路
1bと連通する第6の油通路、14bは第2の軸受部材
14の反負荷側に穿設されこの第2の軸受部材14の内
周側と第6の油通路1hとを連通する第3の連通孔であ
る。
【0028】上記のように構成したレシプロ式圧縮機で
は、図16に示すごとく、圧縮機組立工程に先立って、
コンロッド1の大端側軸受筒部11側から高圧空気等を
吹き込んでやると、第4の油通路1bおよび第6の油通
路1h内部に残留している異物30が第3の連通孔14
bから第2の軸受部材14の内側へ排出される。これに
より、運転中に異物30が摺動面へ侵入することがな
く、もって軸受焼付を防止できる。
【0029】実施の形態8.図17はこの発明の実施の
形態8によるレシプロ式圧縮機のコンロッドの小端側軸
受筒部の要部を示す拡大断面図、図18は実施の形態8
におけるコンロッドの小端側軸受筒部での潤滑油の流れ
を示す拡大断面図である。各図中、1はコンロッド、1
4は第2の軸受部材、4はピストンピン、3aは第2の
油溝である。第2の油溝3aは小端側軸受筒部10の軸
受負荷面にコンロッド1の周方向に最大揺動角と略同一
ピッチで複数設けられている。また、第2の油溝3a近
傍における第2の軸受部材14内の軸受面は、第2の油
溝3aから周方向に離れるほどピストンピン4との隙間
が小さくなるような傾斜面15a,15bとして形成さ
れている。
【0030】上記のように構成したレシプロ式圧縮機の
動作を図18を用いて説明する。図中実線で示した矢印
はピストンピン4とコンロッド1の相対的な動きを示
し、破線は潤滑油の流れを示す。また、3kで示した矢
印は潤滑油の動きにともなう発生圧力の分布を示すもの
である。クランクシャフト2が回転し、ピストン21が
シリンダ20内で往復動をすると、ピストンピン4とコ
ンロッド1間に揺動運動が生ずる。図中に示すごとく、
かかる揺動運動により潤滑油はピストンピン4と小端側
軸受筒部10の間を流動する。第2の油溝3a近傍の軸
受面は上記のような傾斜面15a,15bに形成されて
いるので、第2の軸受部材14の軸受面とピストンピン
4の間にくさび形の流路が形成され、くさび形流路内を
潤滑油が流動すると、流体圧力が発生し、ピストンピン
4を支持する力が作用する。これにより、軸受負荷容量
が増加し、軸受焼付を防止できるのである。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように請求項第1項記載の発
明によれば、コンロッドの小端側軸受筒部に設けた給油
孔から導入された潤滑油を、第1の油通路を経て第1の
油溝に導き、ピストンピンとコンロッドの揺動運動によ
り小端側軸受筒部の摺動面に供給するようにしたので、
ピストンピンの上下方向の運動が得られにくい高圧縮比
運転であっても、油切れを生じることがなく、もって焼
き付けや異常摩耗を防止できる信頼性の高いレシプロ式
圧縮機を得ることができる。
【0032】また、請求項第2項記載の発明によれば、
オイルポンプから吐出された潤滑油を、第2の油通路、
第3の油通路、第4の油通路、第5の油通路、第1の油
溝を経て、コンロッドの小端側軸受筒部の摺動面に導く
ようにしたので、潤滑油をより確実に小端側軸受筒部に
供給することができ、もって一層信頼性の高いレシプロ
式圧縮機が得られる。
【0033】さらに、請求項第3項記載の発明によれ
ば、ピストンが上死点付近にあるときにのみ小端側軸受
筒部の摺動面に給油するようにしたので、高負荷時にも
小端側軸受筒部に確実に給油できるのは勿論のこと、潤
滑油の過剰な供給を防止でき、もって圧縮機内部に貯留
すべき油量を削減できて、コンパクトなレシプロ式圧縮
機を得ることができる。
【0034】そして、請求項第4項記載の発明によれ
ば、複数のシリンダについて同時には小端側軸受筒部の
摺動面に給油しないようにしたので、供給油圧の低下を
防止できるとともに、潤滑油の過剰な供給を防止でき
る。従って、多気筒のレシプロ式圧縮機であっても、圧
縮機内部に貯留すべき油量を削減できるとともに、オイ
ルポンプの容量を低減でき、オイルポンプの駆動動力も
低減できるので、コンパクトで効率の高いレシプロ式圧
縮機が得られる。
【0035】また、請求項第5項記載の発明によれば、
コンロッドの小端側軸受筒部に送られる前の潤滑油は、
第2の油通路、第3の油通路、第3の凹溝、第1の連通
孔を経て、第1の軸受部材とクランクシャフトとの摺動
面にも供給される。特に、ピストンからの負荷を、第1
の軸受部材において凹溝等がなく面積の広い内周面上部
(負荷側の面)で受けるようにしたので、クランクシャ
フト側での負荷容量低下も防止することができ、信頼性
の高いレシプロ式圧縮機を得ることができる。
【0036】さらに、請求項第6項記載の発明によれ
ば、コンロッドの小端側軸受筒部とピストンピンとの間
に介在させた第2の軸受部材によりピストンピンを枢支
させ、第2の軸受部材の負荷側に設けた第2の油溝と小
端側軸受筒部の内周面に形成した周回状の第6の油通路
とを第2の連通孔で連通させて、オイルポンプで加圧さ
れた潤滑油を第6の油通路に導入させるようにしたの
で、ピストンピンに対する軸受面積を広く確保でき軸受
面圧を低くすることができる。従って、軸受焼付回避で
き、もって信頼性の高いレシプロ式圧縮機を得ることが
できる。
【0037】そして、請求項第7項記載の発明によれ
ば、小端側軸受筒部の内周面に形成した周回溝状の第6
の油通路と第2の軸受部材の内周側とを連通する第3の
連通孔を設けたので、第6の油通路内に残留する異物を
第3の連通孔から第2の軸受部材の内側へ排出したのち
に圧縮機を組立てることが可能となる。従って、異物の
かみこみによる軸受焼付を防止でき、もって信頼性の高
いレシプロ式圧縮機を得ることができる。
【0038】また、請求項第8項記載の発明によれば、
第2の油溝近傍の第2の軸受部材の内周面を、ピストン
ピンと第2の軸受部材の間でくさび形の油流路が形成さ
れるような傾斜面で形成したので、ピストンピンとコン
ロッドの相対運動により流体圧力を発生させて、軸受負
荷量を増加させることができ、もって信頼性の高いレシ
プロ式圧縮機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるレシプロ式圧
縮機の要部を示す側断面図である。
【図2】 実施の形態1におけるコンロッドの小端側軸
受筒部での潤滑油の流れを示すものであって、(a)は
部分縦断面図、(b)は縦断面を斜めに見た外観図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2によるレシプロ式圧
縮機の要部を示す側断面図である。
【図4】 実施の形態2におけるコンロッドの小端側軸
受筒部での潤滑油の流れを示すものであって縦断面を斜
めに見た外観図である。
【図5】 実施の形態2におけるレシプロ式圧縮機の動
作を説明するための説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるレシプロ式圧
縮機のピストンが上死点付近にある場合を示す説明図で
ある。
【図7】 実施の形態3でのピストンが下死点付近にあ
る場合を示す説明図である。
【図8】 実施の形態3におけるコンロッドの縦断面を
斜めに見た外観図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による多気筒レシプ
ロ式圧縮機の要部を示す側断面図である。
【図10】 実施の形態4による多気筒レシプロ式圧縮
機のクランク角と各ピストンでの給油タイミングとの関
係を示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態5によるレシプロ式
圧縮機のコンロッドおよび第1の軸受部材の縦断面を斜
めに見た外観図である。
【図12】 実施の形態5におけるレシプロ式圧縮機の
動作を説明するための説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態6によるレシプロ式
圧縮機の要部を示す側断面図である。
【図14】 実施の形態6におけるコンロッドの小端側
軸受筒部を示す部分縦断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態7によるレシプロ式
圧縮機のコンロッドの小端側軸受筒部を示す部分縦断面
図である。
【図16】 実施の形態7におけるコンロッドの小端側
軸受筒部での潤滑油の流れを示す部分縦断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態8によるレシプロ式
圧縮機のコンロッドの小端側軸受筒部の要部を示す拡大
断面図である。
【図18】 実施の形態8におけるコンロッドの小端側
軸受筒部での潤滑油の流れを示す拡大断面図である。
【図19】 従来のレシプロ式圧縮機の要部を示す側断
面図である。
【図20】 従来のピストンピンとコンロッドとの配置
関係を示すものであって、(a)は圧縮過程における配
置関係を示す説明図、(b)は吸入過程における配置関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コンロッド、1a 給油孔、1b 第4の油通路、
1c 第5の油通路、1d 第1の凹溝、1e 第2の
凹溝、1f 周回凹溝、1h 第6の油通路、2 クラ
ンクシャフト、2A クランクシャフト、2a 第2の
油通路、2b第3の油通路、2c 回転中心、3 第1
の油溝、3a 第2の油溝、4 ピストンピン、5 オ
イルスプラッシャ、6 第1の油通路、8 油だめ、1
0 小端側軸受筒部、11 大端側軸受筒部、13 第
1の軸受部材、13a 第1の連通孔、13b 第3の
凹溝、14 第2の軸受部材、14a 第2の連通孔、
14b 第3の連通孔、15a 傾斜面、15b 傾斜
面、20 シリンダ、20A 第1のシリンダ、20B
第2のシリンダ、21 ピストン、22 ケース、2
2A ケース、23 上部空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石垣 隆士 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に油だめを有するケースと、前記ケ
    ースに配設されたシリンダと、前記ケース内に回動自在
    に枢支されるクランクシャフトと、前記シリンダ内に摺
    動自在に配設されたピストンと、前記ピストンのピスト
    ンピンを回動自在に枢支する小端側軸受筒部および前記
    クランクシャフトを回動自在に枢支する大端側軸受筒部
    を備えたコンロッドと、前記油だめの潤滑油をかき上げ
    るオイルスプラッシャと、前記小端側軸受筒部に設けら
    れ前記小端側軸受筒部の筒内と前記油だめの上部空間と
    を連通する給油孔とを有するレシプロ式圧縮機におい
    て、 前記小端側軸受筒部の内周面の負荷側に軸受筒心方向に
    沿った複数の第1の油溝を設けるとともに、前記給油孔
    と前記第1の油溝とを連通する第1の油通路を前記小端
    側軸受筒部の内周面に設けたことを特徴とするレシプロ
    式圧縮機。
  2. 【請求項2】 底部に油だめを有するケースと、前記ケ
    ースに配設されたシリンダと、前記ケース内に回動自在
    に枢支されるクランクシャフトと、前記シリンダ内に摺
    動自在に配設されたピストンと、前記ピストンのピスト
    ンピンを回動自在に枢支する小端側軸受筒部および前記
    クランクシャフトを回動自在に枢支する大端側軸受筒部
    を備えたコンロッドと、前記油だめの潤滑油を圧送する
    オイルポンプと、前記クランクシャフト内部に設けられ
    前記オイルポンプの吐出側に接続された第2の油通路
    と、前記クランクシャフトに設けられ前記第2の油通路
    と前記大端側軸受筒部の筒内とを連通する第3の油通路
    と、前記コンロッド内部に設けられ前記大端側軸受筒部
    の筒内と前記小端側軸受筒部の筒内とを連通する第4の
    油通路とを有するレシプロ式圧縮機において、 前記小端側軸受筒部の内周面の負荷側に軸受筒心方向に
    沿った複数の第1の油溝を設け、前記第4の油通路と前
    記第1の油溝とを連通する第5の油通路を前記小端側軸
    受筒部の内周面に設けるとともに、前記第3の油通路と
    前記第4の油通路とを連通する第1の凹溝を、前記大端
    側軸受筒部の内周面、または前記クランクシャフトの外
    周面に設けたことを特徴とするレシプロ式圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項第2項記載のレシプロ式圧縮機に
    おいて、ピストンが上死点付近となるクランク角のとき
    に第3の油通路と第4の油通路とを連通させる周方向所
    定長の第2の凹溝を、大端側軸受筒部の内周面の負荷
    側、またはクランクシャフトの外周面に設けたことを特
    徴とするレシプロ式圧縮機。
  4. 【請求項4】 底部に油だめを有するケースと、前記ケ
    ースに並設された複数のシリンダと、各シリンダ毎に位
    相の異なるクランク角で回動自在に前記ケース内に枢支
    されるクランクシャフトと、前記複数のシリンダ内にそ
    れぞれ摺動自在に配設されたピストンと、前記ピストン
    のピストンピンを回動自在に枢支する小端側軸受筒部お
    よび前記クランクシャフトを回動自在に枢支する大端側
    軸受筒部を備えたコンロッドと、前記油だめの潤滑油を
    圧送するオイルポンプと、前記クランクシャフト内部に
    設けられ前記オイルポンプの吐出側に接続された第2の
    油通路と、前記クランクシャフトに設けられ前記第2の
    油通路と前記大端側軸受筒部の筒内とを連通する第3の
    油通路と、前記コンロッド内部に設けられ前記大端側軸
    受筒部の筒内と前記小端側軸受筒部の筒内とを連通する
    第4の油通路とを有するレシプロ式圧縮機において、 前記各シリンダ毎のコンロッドおよびクランクシャフト
    につき、前記小端側軸受筒部の内周面の負荷側に軸受筒
    心方向に沿った複数の第1の油溝をそれぞれ設け、前記
    第4の油通路と前記第1の油溝とを連通する第5の油通
    路をそれぞれ前記小端側軸受筒部の内周面に設けるとと
    もに、前記ピストンが上死点付近となるクランク角のと
    きに前記第3の油通路と前記第4の油通路とを連通させ
    る周方向所定長の第2の凹溝を、それぞれ前記大端側軸
    受筒部の内周面に負荷側、または前記クランクシャフト
    の外周面に設けたことを特徴とするレシプロ式圧縮機。
  5. 【請求項5】 請求項第3項記載のレシプロ式圧縮機に
    おいて、第3の油通路をクランクシャフトの略回転中心
    向きに開口させて配置し、大端側軸受筒部の内周面に装
    着されて前記クランクシャフトを回動自在に枢支する略
    円筒状の第1の軸受部材を配設し、前記第1の軸受部材
    の内周面に前記第3の油通路開口位置から周方向所定長
    の第3の凹溝を設け、前記大端側軸受筒部の内面全周に
    わたって形成され、かつ、第4の油通路と連通する周回
    凹溝を設けるとともに、前記第3の凹溝と前記周回凹溝
    とを連通する第1の連通孔を前記第1の軸受部材に設け
    たことを特徴とするレシプロ式圧縮機。
  6. 【請求項6】 底部に油だめを有するケースと、前記ケ
    ースに配設されたシリンダと、前記ケース内に回動自在
    に枢支されるクランクシャフトと、前記シリンダ内に摺
    動自在に配設されたピストンと、前記ピストンのピスト
    ンピンを回動自在に枢支する小端側軸受筒部および前記
    クランクシャフトを回動自在に枢支する大端側軸受筒部
    を備えたコンロッドと、前記油だめの潤滑油を圧送する
    オイルポンプと、前記クランクシャフト内部に設けられ
    前記オイルポンプの吐出側に接続された第2の油通路
    と、前記クランクシャフトに設けられ前記第2の油通路
    と前記大端側軸受筒部の筒内とを連通する第3の油通路
    と、前記コンロッド内部に設けられ前記大端側軸受筒部
    の筒内と前記小端側軸受筒部の筒内とを連通する第4の
    油通路とを有するレシプロ式圧縮機において、 前記小端側軸受筒部の内周面に装着されて前記ピストン
    ピンを回動自在に枢支する略円筒状の第2の軸受部材を
    配設し、前記第2の軸受部材の内周面の負荷側に軸受筒
    心方向に沿った複数の第2の油溝を設け、前記第2の軸
    受部材に当該第2の軸受部材の外周側と前記第2の油溝
    とを連通する第2の連通孔を穿設するとともに、前記小
    端側軸受筒部の内周面に前記第4の油通路と前記第2の
    連通孔とを連通する第6の油通路を設けたことを特徴と
    するレシプロ式圧縮機。
  7. 【請求項7】 請求項第6項記載のレシプロ式圧縮機に
    おいて、第6の油通路を小端側軸受筒部の内面略全周に
    わたって形成するとともに、第2の軸受部材の反負荷側
    に当該第2の軸受部材の内周側と前記第6の油通路とを
    連通する第3の連通孔を穿設したことを特徴とするレシ
    プロ式圧縮機。
  8. 【請求項8】 請求項第6項または第7項記載のレシプ
    ロ式圧縮機において、少なくとも第2の油溝近傍の第2
    の軸受部材の内周面を、前記第2の油溝から周方向に離
    れるほどピストンピンとの隙間が小さくなる傾斜面で形
    成したことを特徴とするレシプロ式圧縮機。
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