JPH0949475A - 自動二輪車におけるキック始動装置 - Google Patents

自動二輪車におけるキック始動装置

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JPH0949475A
JPH0949475A JP20301195A JP20301195A JPH0949475A JP H0949475 A JPH0949475 A JP H0949475A JP 20301195 A JP20301195 A JP 20301195A JP 20301195 A JP20301195 A JP 20301195A JP H0949475 A JPH0949475 A JP H0949475A
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Yoshiaki Hori
堀  良昭
Katsunori Takahashi
克徳 高橋
Katsuhiro Kunikiyo
克普 國清
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】後輪の側方に該後輪の回転軸線と平行なクラン
クシャフトを有するエンジンが配置され、キックスピン
ドルに固定されたキックスピンドルギヤを含むギヤ列が
始動クラッチを介してクランクシャフトに連結される自
動二輪車において、エンジンの大型化を回避しつつキッ
クスピンドルの前方配置を可能として始動操作性を向上
する。 【解決手段】後輪の回転軸線CW よりも前方にクランク
シャフト20の軸線CCを有するエンジンEが、そのシ
リンダブロック24に設けられたシリンダ23の軸線を
前方に傾斜させた姿勢で後輪WR の側方に配置され、キ
ックスピンドル120は、シリンダブロック24に設け
られたギヤ室126内にキックスピンドルギヤ122の
一部を作動可能に収納させてクランクケース21の前部
に配設され、ギヤ列123がシリンダ23の軸線にほぼ
沿って配列される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後輪の側方に該後
輪の回転軸線と平行なクランクシャフトを有するエンジ
ンが配置され、キックスピンドルに固定されたキックス
ピンドルギヤを含むギヤ列が始動クラッチを介してクラ
ンクシャフトに連結される自動二輪車において、エンジ
ンを始動させるためのキック始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるキック始動装置は、たとえ
ば実開昭59−111961号公報等により知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステアリン
グハンドルおよびキックスピンドル間の距離が遠いとキ
ックスピンドルに固設されたキックペダルの踏込み操作
を行ない難いため、前記距離を適切な距離に設定するこ
とが望ましく、エンジンが後輪の側方に配置される自動
二輪車ではキックスピンドルを極力前方に配置する必要
がある。しかるに、上記従来のものでは、後輪の回転軸
線にクランクシャフトの軸線を一致させたエンジンが略
直立姿勢で後輪の側方に配置され、キックスピンドルは
クランクケースから側方に突出されているために、エン
ジンを大型化しない限り、キックスピンドルを前方に配
置するには限度がある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、エンジンの大型化を回避しつつキックスピン
ドルの前方配置を可能として始動操作性を向上した自動
二輪車におけるキック始動装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、後輪の側方に該後輪の回転軸線と平行な
クランクシャフトを有するエンジンが配置され、キック
スピンドルに固定されたキックスピンドルギヤを含むギ
ヤ列が始動クラッチを介してクランクシャフトに連結さ
れる自動二輪車において、自動二輪車の前後方向に沿っ
て後輪の回転軸線よりも前方にクランクシャフトの軸線
を有するエンジンが、そのシリンダブロックに設けられ
たシリンダの軸線を前方に傾斜させた姿勢で後輪の側方
に配置され、キックスピンドルは、シリンダブロックに
設けられたギヤ室内にキックスピンドルギヤの一部を作
動可能に収納させてクランクケースの前部に配設され、
ギヤ列がシリンダの軸線にほぼ沿って配列されることを
特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0007】図1ないし図10は本発明の一実施例を示
すものであり、図1は本発明を適用したスクータ型自動
二輪車の側面図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図
3は図2の3−3線に沿う断面図、図4はエンジンおよ
び車体フレームの連結構造を示す側面図、図5は図4の
5−5線断面図、図2の6−6線拡大断面図、図7はク
ランクシャフトおよび後輪間の伝動ギヤ配列を示す図、
図8は図3の8−8線に沿う断面図、図9は図2の9−
9線拡大断面図、図10は図9の要部拡大縦断面図であ
る。
【0008】先ず図1において、小型車両としてのスク
ータ型自動二輪車Vが備える車体フレーム11の前部
は、フロントフェンダ12aを有するフロントカバー1
2で覆われており、ステアリングハンドル13による
左、右の回動操作を可能としてフロントフォーク14が
車体フレーム11の前端部に支承される。而して前輪W
Fは、フロントフェンダ12aで覆われてフロントフォ
ーク14の下端に軸支される。
【0009】車体フレーム11の後部はリヤカバー15
で覆われており、リヤカバー15の上部には、足載せス
テップ16上に足を載せた乗員が腰をかけるためのシー
ト17が設けられる。また車体フレーム11の後部に
は、パワーユニットPが上下揺動可能に連結され、該パ
ワーユニットPおよび車体フレーム11間には懸架ばね
18が設けられる。後輪WR は、リヤカバー15から後
方に延設されたリヤフェンダ19で覆われてパワーユニ
ットPに軸架される。
【0010】図2および図3において、パワーユニット
Pは、4サイクルの空冷型である単気筒のエンジンE
と、静油圧式無段変速機Mとを備え、自動二輪車Vの前
方に向って左側で後輪WR の側方に配置される。
【0011】エンジンEは、後輪WR の回転軸線CW
平行なクランクシャフト20を回転自在に支承する左、
右クランクケース21,22と、左、右クランクケース
21,22に共通に結合されるとともに円筒状のシリン
ダ23が設けられるシリンダブロック24と、シリンダ
23に摺動可能に嵌合されるピストン25との間に燃焼
室26を形成してシリンダブロック24に結合されるシ
リンダヘッド27と、シリンダブロック24と反対側で
シリンダヘッド27に結合されるヘッドカバー28とを
備え、ピストン25はコネクティングロッド29および
クランクピン30を介してクランクシャフト20に連結
される。而して該エンジンEは、そのシリンダ23の軸
線を略水平となるまで前方に傾斜させた姿勢で後輪WR
の側方に配置される。
【0012】シリンダヘッド27の上部には、燃焼室2
6に臨ませる点火プラグ31が着脱可能に取付けられる
とともに、吸気弁32により燃焼室26への連通・遮断
を切換えられる吸気通路33を形成するインレットパイ
プ34が一体に設けられる。このインレットパイプ34
は、パワーユニットPで固定的に支持されてシリンダヘ
ッド27の上方に配置される気化器35の出口管36に
フランジ結合されるものであり、吸気通路33は、気化
器35側に開いた略U字状の縦断面形状を有してインレ
ットパイプ34内に形成される。また気化器35の入口
はエアクリーナ37に接続される。さらにシリンダヘッ
ド27の下部には、排気弁38により燃焼室26への連
通・遮断を切換えられる排気通路39が形成され、この
排気通路39には図示しない排気管が接続される。
【0013】シリンダヘッド27と、該シリンダヘッド
27に結合されるカムホルダ40との間にカムシャフト
41が回転自在に支承されており、該カムシャフト41
には、吸気弁32を開閉駆動せしめる吸気カム42と、
排気弁38を開閉駆動せしめる排気カム43とがそれぞ
れ一体に設けられる。
【0014】図4および図5を併せて参照して、シリン
ダヘッド27の上部には、インレットパイプ34に一体
に連なるハンガ45が一体に設けられており、該ハンガ
45は、後輪WR の左側に配置されているエンジンEの
シリンダヘッド27から後輪WR の前方に位置するよう
に延設される。一方、車体フレーム11は、パワーユニ
ットPの前方位置で自動二輪車Vの幅方向に間隔をあけ
た一対のフレーム部11a,11aを有しており、これ
らのフレーム部11a,11aに前記ハンガ45が防振
リンク46を介して連結される。
【0015】この防振リンク46は、中空円筒状の基部
46aと、基部46aよりも小径の中空円筒状である先
部46bと、基部46aおよび先部46bを一体に結合
する一対のアーム46c,46cとから成るものであ
る。而して基部46aは、車体フレーム11の両フレー
ム部11a,11aにそれぞれ設けられたブラケット4
7,47に横架固着される第1支持軸48に、ラバーブ
ッシュ49,49を介して支承される。また先部46b
には第2支持軸50が挿通され、先部46bから突出し
た第2支持軸50の両端部は、ハンガ45に設けられた
一対のブラケット51,51にラバーブッシュ52,5
2を介して支承される。しかもハンガ45の車体フレー
ム11への連結位置、すなわち両ブラケット51,51
間の中心位置は、自動二輪車Vの幅方向中心Cに関して
エンジンEとは反対側に距離δだけずれて配置される。
【0016】防振リンク46の基部46aには、両アー
ム46c,46cとは反対側に突出する一対のストッパ
53,53が固設されており、それらのストッパ53,
53は先狭まりに形成される。一方、車体フレーム11
の両フレーム部11a,11aには支持板54が固着さ
れており、それらの支持板54に固着されて防振リンク
46側に開放した一対の支持函55,55内にはストッ
パラバー56,56が設けられ、両ストッパ53,53
の先端がそれらのストッパラバー56,56に差し込ま
れる。
【0017】このようなパワーユニットPの車体フレー
ム11への連結構造によれば、パワーユニットPは第2
支持軸50の軸線まわりに揺動可能であり、また防振リ
ンク46は、ラバーブッシュ49,49,52,52に
よりパワーユニットPからの振動を吸収しつつ第1支持
軸48のまわりに揺動可能であり、その防振リンク46
の揺動振動がストッパラバー56,56で減衰されて車
体フレーム11側に伝わることになる。
【0018】再び図2に注目して、右クランクケース2
2の後方上部にはブラケット57が設けられており、懸
架ばね18の下端部は、ラバーブッシュ58を介して該
ブラケット57に連結される。
【0019】図6において、左クランクケース21に一
体に設けられるケース部21aと、右クランクケース2
2に一体に設けられるケース部22aと、前記ケース部
21aに結合されるミッションカバー62とでミッショ
ンケース61が構成され、このミッションケース61内
には、定容量型の斜板式油圧ポンプ63と、該油圧ポン
プ63との間に油圧閉回路を構成する可変容量型の斜板
式油圧モータ64とを備える静油圧式無段変速機Mが収
納される。
【0020】油圧ポンプPは、右クランクケース22の
ケース部22aに回転自在に支承される入力筒軸71
と、該入力筒軸71に相対回転自在に支承されるポンプ
シリンダ146と、該ポンプシリンダ146にその回転
軸線を囲むような環状配列で摺動自在に嵌合される複数
のポンププランジャ147…と、各ポンププランジャ1
47…の外端に前面を係合、当接させるポンプ斜板14
8と、該ポンプ斜板148を入力筒軸71の軸線と直交
する仮想トラニオン軸線O1 を中心にしてポンプシリン
ダ146の軸線に対し一定角度傾斜させた状態で支承す
るポンプ斜板ホルダ149とを備え、ポンプ斜板ホルダ
149は入力筒軸71に一体に形成されている。
【0021】油圧モータ64は、ポンプシリンダ146
に同軸に結合されるモータシリンダ150と、モータシ
リンダ150にその回転軸線を囲む環状配列で摺動可能
に嵌合される複数のモータプランジャ151…と、各モ
ータプランジャ151…の外端に前面を係合、当接させ
るモータ斜板152と、該モータ斜板152を支承する
モータ斜板ホルダ153と、該モータ斜板ホルダ153
の背面を支承するモータ斜板アンカ154とを備える。
モータ斜板ホルダ153およびモータ斜板アンカ154
の対向当接面はモータシリンダ150の軸線とトラニオ
ン軸線O2 との交点を中心とする球面状に形成され、モ
ータ斜板ホルダ153は、トラニオン軸線O2 まわりの
相対回動を可能としてモータ斜板アンカ154に支承さ
れる。
【0022】ポンプシリンダ146およびモータシリン
ダ150は一体に結合されてシリンダブロック145を
構成するものであり、該シリンダブロック145には、
入力筒軸71を同軸にかつ相対回転自在に貫通する出力
軸72が結合される。またシリンダブロック145の外
周には、該シリンダブロック145との間に環状の外側
油路156を形成するリング155が結合され、シリン
ダブロック145および出力軸72間には外側油路15
6と同軸の内側油路157が形成される。
【0023】ポンプシリンダ146には、ポンププラン
ジャ147の吸入作動に応じた内側油路157からの作
動油吸入ならびにポンププランジャ147の吐出作動に
応じた外側油路156への作動油吐出を司るために、各
ポンププランジャ147…に対応して放射状に配置され
た複数のスプール型の第1分配弁158…が摺動可能に
嵌合される。またモータシリンダ150には、モータプ
ランジャ151の膨張作動に伴なう外側油路156から
の作動油供給ならびにモータプランジャ151の収縮作
動に伴なう内側油路157への作動油排出を司るため
に、各モータプランジャ151…に対応して放射状に配
置された複数のスプール型の第2分配弁159…が摺動
可能に嵌合される。
【0024】第1分配弁158…の外端にはそれら15
8…を囲む第1偏心輪161が、また第2分配弁159
…の外端にはそれら159…を囲む第2偏心輪162
が、それぞれボールベアリグ163,164を介して係
合される。第1偏心輪161は入力筒軸71に結合さ
れ、仮想トラニオン軸線O1 に沿ってシリンダブロック
145の中心から所定距離だけ偏心して配置される。ま
た第2偏心輪162は、右クランクケース22のケース
部22aに結合され、仮想トラニオン軸線O2 に沿って
シリンダブロック145の中心から所定距離だけ偏心し
て配置される。而してモータ斜板アンカ154は第2偏
心輪162に結合されている。
【0025】このような静油圧式無段変速機Mでは、ポ
ンプシリンダ146が吐出行程のポンププランジャ14
7を介してポンプ斜板148から受ける反動トルクと、
モータシリンダ150が膨張行程のモータプランジャ1
51を介してモータ斜板152から受ける反動トルクと
の和によってシリンダブロック145が回転せしめられ
る。しかも入力筒軸71に対する出力軸72の変速比は
油圧モータ64の容量によって変化するものであり、そ
の油圧モータ64の容量はモータプランジャ151のス
トロークにより決定されるので、モータ斜板152の傾
斜角度を無段階に変化させることにより上記変速比を無
段階に変化させることができる。
【0026】右クランクケース22には、その外面との
間に伝動ギヤ室65を形成する右クランクケースカバー
66が結合され、該右クランクケースカバー66の中央
部内面には支持板67が結合される。而して自動二輪車
Vの前後方向に沿ってクランクシャフト20の軸線CC
よりも後方側に回転軸線CW を有するようにして車軸6
8が右クランクケースカバー66および支持板67で回
転自在に支承され、タイヤ70とともに後輪WR を構成
するホィール69が車軸68の右クランクケースカバー
66からの突出端部に固着される。しかもホィール69
には、図示しないドラムブレーキが装着されるものであ
り、そのドラムブレーキの内方側が右クランクケースカ
バー66で覆われる。
【0027】静油圧式無段変速機Mにおける入力筒軸7
1すなわち油圧ポンプ63の入力端は、右クランクケー
ス22のケース部22aを回転自在に貫通して伝動ギヤ
室65内に突出され、また静油圧式無段変速機Mにおけ
る出力軸72すなわち油圧モータ64の出力端は、前記
入力軸71を同軸にかつ相対回転自在に貫通して前記伝
動ギヤ室65内に突出される。しかも入力軸71および
出力軸72の回転軸線CM は、クランクシャフト20の
軸線CC と平行であり、自動二輪車Vの前後方向に沿っ
て後輪WR の回転軸線CW よりも後方側に配置される。
したがって後輪WR の回転軸線CW はクランクシャフト
20の回転軸線CC および変速機Mの回転軸線CM 間に
挟まれた配置となる。
【0028】図7を併せて参照して、伝動ギヤ室65内
においてクランクシャフト20に結合されたギヤ73は
静油圧式無段変速機Mの入力軸71に固定されたギヤ7
4に噛合される。また静油圧式無段変速機Mの出力軸7
2に固定されたギヤ75は、右クランクケースカバー6
6および支持板67で回転自在に支承された軸79の伝
動ギヤ室65側端部に固設されたギヤ76に噛合され、
右クランクケースカバー66および支持板67間で軸7
9に固設されたギヤ77が、後輪WR の車軸68に固設
されたギヤ78に噛合される。
【0029】図8および図9を併せて参照して、左クラ
ンクケース21には左クランクケースカバー83が結合
され、クランクシャフト20の周囲で該左クランクケー
ス21およびミッションケース61と左クランクケース
カバー83との間に発電機室81が形成され、ミッショ
ンケース61におけるミッションカバー62および左ク
ランクケース21と左クランクケースカバー83との間
に比較的狭いブリーザ通路82が形成される。発電機室
81には、クランクシャフト20に固定されるロータ8
5と、左クランクケースカバー83に固定されるステー
タ86とを有する発電機84が収納される。また左クラ
ンクケース21の発電機室81に臨む部分にはブリーザ
孔21bが設けられる。
【0030】左クランクケースカバー83には、発電機
室81およびブリーザ通路82間を区画するようにして
ミッションカバー62の側面に対向する邪魔板83aが
一体に設けられており、発電機室81内に入ったブロー
バイガスは、図2の破線矢印で示すように、邪魔板83
aおよびミッションカバー62間の間隙からブリーザ通
路82に導かれる。
【0031】一方、ミッションケース61の上方で左ク
ランクケース21の上部には、ミッションケース61お
よび左クランクケースカバー83と共働してブリーザ主
室88を形成するための凹部87が設けられており、該
ブリーザ主室88はブリーザ通路82の上部に連通す
る。また左クランクケース21の上部にはブリーザ主室
88に下端を開口させたブリーザパイプ89が接続され
ており、このブリーザパイプ89はエアクリーナ37に
連通される。さらに左クランクケース21およびミッシ
ョンカバー62には、発電機室81からのブリーザガス
がブリーザ主室88に直接吹き付けられるのを阻止する
ための壁90,91が設けられる。
【0032】而して発電機室81からのブリーザガス
は、ブリーザ通路82内を図9の破線矢印で示すように
ブリーザ主室88側に流れるが、その際、左クランクケ
ースカバー83の内面およびミッションカバー62の外
面に衝突しながらブリーザ主室88側に流れることにな
り、ブリーザガスに同伴したミストは、その衝突により
ブリーザガスから分離され、図9の実線矢印で示すよう
にミッションカバー62の外面に沿って下方に流れ落ち
ることになる。
【0033】このような構成によると、ブリーザ通路8
2およびブリーザ主室88を左クランクケース21、左
クランクケースカバー83およびミッションカバー62
で形成することができる。したがって両クランクケース
間にブリーザ室を形成するとともに両クランクケース間
に挟まれるガスケットに連通孔を形成することによりラ
ビリンス構造を得るようにしたものに比べると、ブリー
ザ用として専用の部品を用いることがなく部品点数を低
減可能となるとともに、ガスケットを液体ガスケットと
して組立の自動化を図ることが可能となる。
【0034】ところで、左、右クランクケース21,2
2の下部および左クランクケースカバー83の下部は、
オイルパン92として機能するものであり、該オイルパ
ン92内には、図9で示す液面Lまで潤滑油が貯溜さ
れ、ブリーザ通路82でブリーザガスから分離されたミ
ストは、ミッションカバー62の外面に沿ってオイルパ
ン92に落下することになる。また左クランクケースカ
バー83には、液面Lを検出するためのレベルゲージ9
3が挿脱可能に取付けられる。
【0035】シリンダブロック24、シリンダヘッド2
7およびヘッドカバー28には、発電機室81に通じて
略水平方向に延びるカムチェーン室94が形成されてお
り、発電機室81内において発電機84および左クラン
クケース21間でクランクシャフト20に固定された駆
動プーリ95と、カムチェーン室94内でカムシャフト
41に固定された従動プーリ96とに巻掛けられる無端
状のカムチェーン97が、発電機室81およびカムチェ
ーン室94に走行可能に収納される。
【0036】カムチェーン室94の底壁には油溜まり9
8が凹設されており、この油溜まり98に下端部を浸し
て上下に延びる油圧プッシュロッド99の上端が、カム
チェーン97のうち駆動プーリ95および従動プーリ9
6間で下方側を走行する部分に下方から当接するテンシ
ョナ部材100に連接される。
【0037】図10を併せて参照して、油溜まり98
は、シリンダヘッド27側に開放してシリンダブロック
24の下部に設けられた凹部24aと、シリンダブロッ
ク24側に開放してシリンダヘッド27の下部に設けら
れた凹部27aとで形成されるものであり、オイルパン
92よりも前方側上方位置に配置される。而してパワー
ユニットPは、その後部を上下に変位させるようにして
揺動可能に車体フレーム11に連結されるものであり、
パワーユニットPの揺動動作によりオイルパン92から
油溜まり98に潤滑油が供給される。
【0038】油圧プッシュロッド99は、シリンダブロ
ック24に螺着されて上方に延びる有底円筒状のハウジ
ング101と、該ハウジング101の下端閉塞部との間
に油室102を形成してハウジング101に摺動可能に
嵌合される円筒状のロッド103と、該ロッド103の
上端にスプリングピン104を介して結合された押圧部
材105およびハウジング101の上端間に縮設される
ばね106と、押圧ロッド103の下部に設けられるチ
ェック弁107とを備え、ハウジング101には油溜ま
り98内の潤滑油を流通させる複数の連通孔108が設
けられ、ロッド103にもそれらの連通孔108に連通
する複数の連通孔109が設けられる。
【0039】ハウジング101は、その上端が油溜まり
98の油面よりも上方に突出するようにしてシリンダブ
ロック24の下部に螺合されるものであり、ハウジング
101およびシリンダブロック24間にはシール部材1
11が介装される。
【0040】チェック弁107は、中央部に弁孔112
を有して皿状に形成される弁座部材113と、該弁座部
材113をロッド103との間に挟持するようにしてロ
ッド103の下端部に圧入、固定されるとともに弁座部
材113との間に弁室114を形成する皿状のキャップ
115と、弁孔112を閉じることを可能として弁室1
14に収納される球状の弁体116とを備え、キャップ
115には、弁体116で閉じることを不能として弁室
114を油室102に常時連通させるスリット117が
設けられる。
【0041】かかるチェック弁107は、ばね106の
ばね力によりロッド103が上方に移動したときには油
室102への潤滑油の流入を許容するが、ロッド103
が下方に押圧されたときには弁孔112を閉じて油室1
02をロック状態とするものである。
【0042】テンショナ部材100は、カムチェーン9
7のうち駆動プーリ95および従動プーリ96間で下方
側を走行する部分に比較的長い距離にわたって下方から
当接するように弓形に形成されており、このテンショナ
部材100の一端は、クランクシャフト20と平行な支
軸118によって左クランクケース21に揺動可能に支
承される。また該テンショナ部材100の下部に上記油
圧プッシュロッド99の押圧部材105が当接される。
【0043】このような構成によれば、テンショナ部材
100は油圧プッシュロッド99のばね106によりカ
ムチェーン97に緊張力を与えるように押し上げられ、
カムチェーン97からの反力は、チェック弁107の働
きによって油室102がロック状態となることにより、
ロッド103が踏ん張ることによって油圧プッシュロッ
ド99で受けられることになる。
【0044】特に図3および図8に注目して、左、右ク
ランクケース21,22の前方下部には、クランクシャ
フト20と平行な軸線を有するキックスピンドル120
が回転自在に支承されており、左クランクケース21か
ら外側方に突出したキックスピンドル120の端部に
は、前方に延びるキックペダル121が固着される。ま
た左、右クランクケース21,22間でキックスピンド
ル120にはセクタギヤであるキックスピンドルギヤ1
22が固着されており、このキックスピンドルギヤ12
2を含むギヤ列123が始動クラッチ124を介してク
ランクシャフト20に連結される。さらに左クランクケ
ース21およびキックスピンドルギヤ122間にはねじ
りばね125が設けられており、このねじりばね125
は、キックペダル121の踏込み操作を終了したときに
該キックペダル121すなわちキックスピンドル120
を元の位置に戻すばね力を発揮する。
【0045】ところで、シリンダブロック24およびシ
リンダヘッド27には、左、右クランクケース21,2
1間の下部に通じるギヤ室126がシリンダ23の軸線
方向すなわちほぼ水平方向に延びて形成されており、キ
ックスピンドル120は、そのキックスピンドルギヤ1
22の一部をギヤ室126に作動可能に収納させるよう
にして、左、右クランクケース21,22の前方下部に
配設されている。
【0046】またギヤ列123は、キックスピンドルギ
ヤ122と、該キックスピンドルギヤ122に噛合する
ギヤ127と、該ギヤ127と同軸であるギヤ128と
で構成されるものであり、両ギヤ127,128は一体
に形成され、左、右クランクケース21,22間に設け
られた軸129に回転自在に支承される。しかも該ギヤ
列123は、シリンダ23の軸線にほぼ沿って配列され
る。
【0047】始動クラッチ124は、左クランクケース
21および右クランクケースカバー66間に架設される
とともに右クランクケースカバー66側の端部に鍔部1
30aを有する支軸130と、鍔部130aに対向する
ストッパ131aを有するとともに軸方向の摺動を可能
として該支軸130に支承される摺動軸131と、該摺
動軸131の左クランクケース21側の端部に設けられ
るとともにギヤ列123のギヤ128に噛合されるギヤ
132と、ストッパ131aを鍔部130aから離反さ
せる方向のばね力を発揮して支軸130および摺動軸1
31間に縮設されるばね133と、右クランクケース2
2に基端が係止されて摺動軸131に摩擦係合される挟
みばね134と、摺動軸131のストッパ131a側寄
りに固着されるギヤ135と、該ギヤ135との噛合を
可能としてクランクシャフト20に結合されるギヤ13
6とを備える。
【0048】ギヤ列123のギヤ128、ならびに摺動
軸131に設けられたギヤ132はヘリカルギヤであ
り、ギヤ列123からの回転動力が摺動軸131に与え
られたときには、挟みばね134によって摺動軸131
に回転抵抗が与えられていることにより、摺動軸131
は、ばね133のばね力に抗してストッパ131aを鍔
部130aに近接させる方向に摺動し、この摺動軸13
1の摺動動作に伴ってギヤ135がクランクシャフト2
0のギヤ136に噛合することによりクランクシャフト
20に回転動力が伝達されることになる。
【0049】ところで、右クランクケース22には、ス
タータモータ137が取付けられており、このスタータ
モータ137の出力軸に設けられた出力ギヤ138は、
ギヤ139、該ギヤ139と一体のギヤ140、ならび
にオーバーランニングクラッチ141を介してクランク
シャフト20に連結される。
【0050】したがってキックペダル121の踏込み操
作によるエンジンEの始動、ならびにスタータモータ1
37の作動によるエンジンEの始動のいずれかを選択可
能である。
【0051】次にこの実施例の作用について説明する
と、パワーユニットPは、静油圧式無段変速機Mの出力
軸72が自動二輪車Vの前後方向に沿って後輪WR の回
転軸線CW よりも後方に配置されるとともにエンジンE
のクランクシャフト20が後輪WR の回転軸線CW より
も前方に配置されるようにして、後輪WR の側方に配置
されるものである。したがって、後輪WR の側方にパワ
ーユニットPをコンパクトに纏めることができ、変速機
として静油圧式無段変速機変速機Mを用いることによっ
てパワーユニットPをより小型化することができる。ま
た後輪WR の側方にパワーユニットPが在ることによ
り、自動二輪車Vの走行風、ならびに後輪W R によって
生じる風によりパワーユニットPの効果的な冷却が可能
となる。
【0052】しかもエンジンEのシリンダヘッド27に
は、後輪WR の前方に位置するようにしてハンガ45が
設けられ、該ハンガ45が防振リンク46を介して車体
フレーム11に連結されている。したがって、エンジン
Eのシリンダブロック24にリヤフォークとしての機能
を持たせ、エンジンEの全長を有効利用することが可能
であり、それによりパワーユニットPをより小型化する
ことが可能である。またシリンダヘッド27にハンガ4
5が設けられることによりシリンダヘッド27の表面積
を増大し、冷却性能をより向上することができる。
【0053】またハンガ45は、吸気通路33を形成し
てシリンダヘッド27に一体に設けられたインレットパ
イプ34に一体に連設されるものであり、気化器35お
よびエンジンE間を結ぶ別体のインレットパイプが不要
となり、部品点数の低減に寄与することができるととも
に、インレットパイプ34によりハンガ45のシリンダ
ヘッド27への連設部分の強度を向上することができ
る。
【0054】さらにハンガ45は、自動二輪車Vの幅方
向中心Cに関してエンジンEとは反対側に距離δだけず
れた位置で車体フレーム11に連結されるものであり、
後輪WR の側方に配置されたパワーユニットPの捩れに
よって発生する車体の傾きによる直進安定性の乱れを、
上記ずれによるモーメントの発生で打ち消して操縦安定
性の向上を図るとともにハンガ45の剛性を大きく設定
することを不要として該ハンガ45の小型化および軽量
化を図ることができる。
【0055】ところで、後輪WR の側方に配置されたパ
ワーユニットPにおけるエンジンEは、そのクランクシ
ャフト20の軸線CC を後輪WR の軸線CW よりも前方
位置とするとともにシリンダ23の軸線を前方に傾斜さ
せた姿勢に在るものであり、そのようなエンジンEにお
ける左、右クランクケース21,22の前方下部にキッ
クスピンドル120が配設され、キックスピンドルギヤ
122を含むギヤ列123がシリンダ23の軸線にほぼ
沿って配列され、シリンダブロック24には、キックス
ピンドルギヤ122の一部を作動可能に収納させるギヤ
室126が設けられている。したがってエンジンEが後
輪WR の側方に配置されていても、キックスピンドル1
20を極力前方に配置することが可能となり、エンジン
Eの大型化を回避した上で、キック始動性を向上するこ
とが可能となる。
【0056】さらにシリンダ23の軸線に沿って略水平
に延びるカムチェーン室94内を走行するカムチェーン
97のうち、駆動プーリ95および従動プーリ96間で
下方側を走行する部分にテンショナ部材100が下方か
ら当接され、該テンショナ部材100が油圧プッシュロ
ッド99により上方に押圧されている。このため、リン
ク機構等の複雑な構成が不要となり、カムチェーン97
を緊張させるための機構の部品点数を比較的少なくし、
各部のがたによる騒音の発生を極力抑制するとともに前
記機構の重量低減を図ることが可能となり、単純構成に
よるエンジンEの小型化も可能となる。
【0057】また油圧プッシュロッド99は、カムチェ
ーン室94の底壁に凹設された油溜まり98に下端部が
浸されているものであり、油溜まり98に潤滑油が良く
溜まるようにして油圧プッシュロッド99の作動性およ
び耐久性を向上することができる。しかも油溜まり98
は、シリンダヘッド27側に開放してシリンダブロック
24の下部に設けられた凹部24aと、シリンダブロッ
ク24側に開放してシリンダヘッド27の下部に設けら
れた凹部27aとで形成されるものである。したがって
シリンダブロック24およびシリンダヘッド27の結合
によって油溜まり98が形成されることになり、凹部2
4a,27aが鋳造成形されるシリンダブロック24お
よびシリンダヘッド27の型抜き方向に沿っていること
により、シリンダブロック24およびシリンダヘッド2
7の鋳造成形後の後加工を不要として油溜まり98の形
成が可能であるとともに、カムチェーン室94の長手方
向に沿う凹部24a,27aの深さを自由に設定可能で
あることにより油溜まり98の容量を比較的自由に設定
することができる。
【0058】さらにパワーユニットPの揺動に伴ってオ
イルパン92から油溜まり98に潤滑油を供給すること
ができるので、組付後の油溜まり98への初期給油およ
び運転中の給油をパワーユニットPの揺動により行なう
ことができ、特に油溜まり98に給油することが不要で
ある。
【0059】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動二輪
車の前後方向に沿って後輪の回転軸線よりも前方にクラ
ンクシャフトの軸線を有するエンジンが、そのシリンダ
ブロックに設けられたシリンダの軸線を前方に傾斜させ
た姿勢で後輪の側方に配置され、キックスピンドルは、
シリンダブロックに設けられたギヤ室内にキックスピン
ドルギヤの一部を作動可能に収納させてクランクケース
の前部に配設され、ギヤ列がシリンダの軸線にほぼ沿っ
て配列されるので、エンジンが後輪の側方に配置されて
いても、キックスピンドルを極力前方に配置することが
可能となり、エンジンの大型化を回避した上で、始動操
作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクータ型自動二輪車の側面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図である。
【図4】エンジンおよび車体フレームの連結構造を示す
側面図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図2の6−6線拡大断面図である。
【図7】クランクシャフトおよび後輪間の伝動ギヤ配列
を示す図である。
【図8】図3の8−8線に沿う断面図である。
【図9】図2の9−9線拡大断面図である。
【図10】図9の要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
20・・・クランクシャフト 21,22・・・クランクケース 23・・・シリンダ 24・・・シリンダブロック 120・・・キックスピンドル 122・・・キックスピンドルギヤ 123・・・ギヤ列 124・・・始動クラッチ 126・・・ギヤ室 CC ・・・クランクシャフトの軸線 CW ・・・後輪の回転軸線 E・・・エンジン V・・・自動二輪車 WR ・・・後輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪(WR )の側方に該後輪(WR )の
    回転軸線(CW )と平行なクランクシャフト(20)を
    有するエンジン(E)が配置され、キックスピンドル
    (120)に固定されたキックスピンドルギヤ(12
    2)を含むギヤ列(123)が始動クラッチ(124)
    を介してクランクシャフト(20)に連結される自動二
    輪車において、自動二輪車(V)の前後方向に沿って後
    輪(WR )の回転軸線(CW )よりも前方にクランクシ
    ャフト(20)の軸線(CC )を有するエンジン(E)
    が、そのシリンダブロック(24)に設けられたシリン
    ダ(23)の軸線を前方に傾斜させた姿勢で後輪
    (WR )の側方に配置され、キックスピンドル(12
    0)は、シリンダブロック(24)に設けられたギヤ室
    (126)内にキックスピンドルギヤ(122)の一部
    を作動可能に収納させてクランクケース(21,22)
    の前部に配設され、ギヤ列(123)がシリンダ(2
    3)の軸線にほぼ沿って配列されることを特徴とする自
    動二輪車におけるキック始動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010084652A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Honda Motor Co Ltd 内燃機関
JP2010196519A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のスタータモータ配置構造

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