JPH094757A - 感温弁 - Google Patents
感温弁Info
- Publication number
- JPH094757A JPH094757A JP17441095A JP17441095A JPH094757A JP H094757 A JPH094757 A JP H094757A JP 17441095 A JP17441095 A JP 17441095A JP 17441095 A JP17441095 A JP 17441095A JP H094757 A JPH094757 A JP H094757A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- fluid
- heated
- temperature
- injector
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加熱流体と被加熱流体を強制的に熱交換並び
に循環させて、短時間で被加熱流体を所望温度とするこ
とのできる感温弁を得ること。 【構成】 本体１に弁座７を取り付けて弁口８を形成す
る。弁口８に対向して棒状の弁体９を配置する。弁体９
の上部に温度応動素子６を配置する。弁座７の上部にイ
ンゼクタ４を取り付ける。インゼクタ４は、ノズル部１
０と給水口１１と送水口１２とで構成する。ノズル部１
０は、連通路１３を介して弁口８と接続する。給水口１
１は、複数の細孔１４を介して被加熱流体と連通する。
に循環させて、短時間で被加熱流体を所望温度とするこ
とのできる感温弁を得ること。 【構成】 本体１に弁座７を取り付けて弁口８を形成す
る。弁口８に対向して棒状の弁体９を配置する。弁体９
の上部に温度応動素子６を配置する。弁座７の上部にイ
ンゼクタ４を取り付ける。インゼクタ４は、ノズル部１
０と給水口１１と送水口１２とで構成する。ノズル部１
０は、連通路１３を介して弁口８と接続する。給水口１
１は、複数の細孔１４を介して被加熱流体と連通する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、温度応動素子の周囲の
被加熱流体温度を感知し弁体を開閉弁して加熱流体を供
給停止することにより、被加熱流体の温度を所定温度範
囲に維持する感温弁に関する。
被加熱流体温度を感知し弁体を開閉弁して加熱流体を供
給停止することにより、被加熱流体の温度を所定温度範
囲に維持する感温弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の感温弁としては例えば、実開平１
−８０８８６号公報に示されたものがある。これは、被
加熱流体が流通する感熱室を形成し、この感熱室の内部
に被加熱流体の温度上昇に応答してほぼ比例的に伸長変
形するバイメタル等の比例感熱体を配設すると共に、被
加熱流体が所定の温度まで上昇したときに伸長して弁子
を閉弁側へ強制移動する形状記憶合金製の急変感熱素子
を設けたもので、バイメタルによる比例感熱素子の温度
比例変形と形状記憶合金製の急変感熱素子の大きな温度
変形力とにより、弁漏れを防止するものである。
−８０８８６号公報に示されたものがある。これは、被
加熱流体が流通する感熱室を形成し、この感熱室の内部
に被加熱流体の温度上昇に応答してほぼ比例的に伸長変
形するバイメタル等の比例感熱体を配設すると共に、被
加熱流体が所定の温度まで上昇したときに伸長して弁子
を閉弁側へ強制移動する形状記憶合金製の急変感熱素子
を設けたもので、バイメタルによる比例感熱素子の温度
比例変形と形状記憶合金製の急変感熱素子の大きな温度
変形力とにより、弁漏れを防止するものである。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のもので
は、被加熱流体の温度が所定値に達するまでに時間を要
してしまう問題があった。特に被加熱流体が大きなタン
ク等に収容されている場合には長時間を要する不都合が
あった。これは、被加熱流体中に加熱流体を供給するの
みであり、被加熱流体と加熱流体の混合すなわち熱交換
を促進させたり、あるいは、被加熱流体の循環を促進さ
せることができないためである。
は、被加熱流体の温度が所定値に達するまでに時間を要
してしまう問題があった。特に被加熱流体が大きなタン
ク等に収容されている場合には長時間を要する不都合が
あった。これは、被加熱流体中に加熱流体を供給するの
みであり、被加熱流体と加熱流体の混合すなわち熱交換
を促進させたり、あるいは、被加熱流体の循環を促進さ
せることができないためである。
【０００４】従って本発明の技術的課題は、流体同志の
熱交換や循環を促進することができるようにして、被加
熱流体が所定値に達するまでの時間を短縮することので
きる感温弁を得ることである。
熱交換や循環を促進することができるようにして、被加
熱流体が所定値に達するまでの時間を短縮することので
きる感温弁を得ることである。
【０００５】
【課題を解決する為の手段】本発明の感温弁の構成は次
の通りである。弁ケ―シングに加熱流体源と接続する入
口と弁室を形成し、当該弁室と入口を区画する弁座を形
成し、当該弁座に設けた弁口に対向して弁体を配置し
て、被加熱流体の温度に応動する温度応動素子を上記弁
体と連結して弁室内に配置したものにおいて、弁座の被
加熱流体側にインゼクタを配置して、当該インゼクタの
ノズル部を弁口と連通し、インゼクタの給水口を複数の
細孔を介して被加熱流体と連通すると共に、インゼクタ
の送水口を被加熱流体側へ開口したものである。
の通りである。弁ケ―シングに加熱流体源と接続する入
口と弁室を形成し、当該弁室と入口を区画する弁座を形
成し、当該弁座に設けた弁口に対向して弁体を配置し
て、被加熱流体の温度に応動する温度応動素子を上記弁
体と連結して弁室内に配置したものにおいて、弁座の被
加熱流体側にインゼクタを配置して、当該インゼクタの
ノズル部を弁口と連通し、インゼクタの給水口を複数の
細孔を介して被加熱流体と連通すると共に、インゼクタ
の送水口を被加熱流体側へ開口したものである。
【０００６】
【作用】被加熱流体の温度によって温度応動素子が応動
して弁口を開閉することにより、加熱流体が被加熱流体
中へ供給停止される。インゼクタのノズル部を弁口と連
通したことにより、弁口が開口して供給される加熱流体
はノズル部へ至る。インゼクタの給水口を複数の細孔を
介して被加熱流体と連通すると共に、送水口を被加熱流
体側へ開口したことにより、ノズル部へ至った加熱流体
は複数の細孔を介して給水口から被加熱流体を吸引して
強制的な混合すなわち熱交換を行い、送水口から被加熱
流体中へ送水される。
して弁口を開閉することにより、加熱流体が被加熱流体
中へ供給停止される。インゼクタのノズル部を弁口と連
通したことにより、弁口が開口して供給される加熱流体
はノズル部へ至る。インゼクタの給水口を複数の細孔を
介して被加熱流体と連通すると共に、送水口を被加熱流
体側へ開口したことにより、ノズル部へ至った加熱流体
は複数の細孔を介して給水口から被加熱流体を吸引して
強制的な混合すなわち熱交換を行い、送水口から被加熱
流体中へ送水される。
【０００７】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。本体１と蓋
２で弁ケ―シングを形成して、本体１に入口３とインゼ
クタ４を設けると共に、蓋２内に弁室５を形成し温度応
動素子６を配置して感温弁を構成する。本体１の入口３
側は平面フランジ３０として図示しない蒸気等の加熱流
体源と接続し、平面フランジ３０の上面側を被加熱流体
中に浸漬して、この被加熱流体の温度を所望値に維持す
るものである。
２で弁ケ―シングを形成して、本体１に入口３とインゼ
クタ４を設けると共に、蓋２内に弁室５を形成し温度応
動素子６を配置して感温弁を構成する。本体１の入口３
側は平面フランジ３０として図示しない蒸気等の加熱流
体源と接続し、平面フランジ３０の上面側を被加熱流体
中に浸漬して、この被加熱流体の温度を所望値に維持す
るものである。
【０００８】入口３は本体１にねじ結合した弁座７の中
央に貫通した弁口８の下端で形成し、この弁口８に対向
して棒状の弁体９を配置する。弁体９の下端が弁口８の
上端部を開閉するもので図１においては閉弁した状態を
示す。弁座７の被加熱流体側で本体１にインゼクタ４を
取り付ける。インゼクタ４は、ノズル部１０と給水口１
１と送水口１２とで構成する。ノズル部１０を連通路１
３を介して弁口８と連通する。給水口１１は複数の細孔
１４を介して被加熱流体と連通すると共に、送水口１２
も被加熱流体中に開口する。インゼクタ４は、ノズル部
１０を弁口８からの加熱流体が高速で流下して複数の細
孔１４を介して給水口１１から被加熱流体を吸引して混
合すなわち熱交換して、送水口１２から被加熱流体中に
供給するものである。
央に貫通した弁口８の下端で形成し、この弁口８に対向
して棒状の弁体９を配置する。弁体９の下端が弁口８の
上端部を開閉するもので図１においては閉弁した状態を
示す。弁座７の被加熱流体側で本体１にインゼクタ４を
取り付ける。インゼクタ４は、ノズル部１０と給水口１
１と送水口１２とで構成する。ノズル部１０を連通路１
３を介して弁口８と連通する。給水口１１は複数の細孔
１４を介して被加熱流体と連通すると共に、送水口１２
も被加熱流体中に開口する。インゼクタ４は、ノズル部
１０を弁口８からの加熱流体が高速で流下して複数の細
孔１４を介して給水口１１から被加熱流体を吸引して混
合すなわち熱交換して、送水口１２から被加熱流体中に
供給するものである。
【０００９】棒状の弁体９の上端部は本体内壁３１を貫
通し、バネ受け部材１６とコイルバネ１７，１８を介し
て温度応動素子６と連結する。本実施例においては温度
応動素子６としてサ―モワックスを用いた例を示す。す
なわち、内部に熱膨張ワックスを密封して端部の駆動軸
１９が周囲の温度に応じて伸縮するものである。
通し、バネ受け部材１６とコイルバネ１７，１８を介し
て温度応動素子６と連結する。本実施例においては温度
応動素子６としてサ―モワックスを用いた例を示す。す
なわち、内部に熱膨張ワックスを密封して端部の駆動軸
１９が周囲の温度に応じて伸縮するものである。
【００１０】蓋２に連通路２０を形成すると共にバネ受
け部材１６にも連通路２１を形成して、温度応動素子６
の周囲に被加熱流体が接触し易いようにする。温度応動
素子６の駆動軸１９は調節ねじ２３内に収容され、調節
ねじ２３の回転変位に応じて弁体９の開閉弁温度を調節
することができるものである。
け部材１６にも連通路２１を形成して、温度応動素子６
の周囲に被加熱流体が接触し易いようにする。温度応動
素子６の駆動軸１９は調節ねじ２３内に収容され、調節
ねじ２３の回転変位に応じて弁体９の開閉弁温度を調節
することができるものである。
【００１１】次に作用を説明する。温度応動素子６部の
被加熱流体温度が所定値よりも低い場合は、温度応動素
子６内部の熱膨張ワックスが収縮して駆動軸１９も収縮
し、連結した弁体９が上方へ変位して入口３の弁口８を
開口して加熱流体例えば蒸気を連通路１３からインゼク
タ４のノズル部１０へ供給する。ノズル部１０を流下す
る蒸気が複数の細孔１４を介して給水口１１から被加熱
流体を吸引して混合並びに熱交換して送水口１２から被
加熱流中に至り、被加熱流体の温度を上昇させる。この
場合、被加熱流体は複数の細孔１４を介して吸引され加
熱流体と混合されることにより、加熱流体と被加熱流体
の熱交換が促進されると共に流体の循環も促進され速や
かに被加熱流体の温度全体が均一に上昇する。
被加熱流体温度が所定値よりも低い場合は、温度応動素
子６内部の熱膨張ワックスが収縮して駆動軸１９も収縮
し、連結した弁体９が上方へ変位して入口３の弁口８を
開口して加熱流体例えば蒸気を連通路１３からインゼク
タ４のノズル部１０へ供給する。ノズル部１０を流下す
る蒸気が複数の細孔１４を介して給水口１１から被加熱
流体を吸引して混合並びに熱交換して送水口１２から被
加熱流中に至り、被加熱流体の温度を上昇させる。この
場合、被加熱流体は複数の細孔１４を介して吸引され加
熱流体と混合されることにより、加熱流体と被加熱流体
の熱交換が促進されると共に流体の循環も促進され速や
かに被加熱流体の温度全体が均一に上昇する。
【００１２】被加熱流体の温度が上昇するに連れて温度
応動素子６の駆動軸１９も伸長して弁体９は下方へ徐々
に変位し、所定温度に達すると図１に示すように弁体９
は弁口８を閉口して加熱流体すなわち蒸気の供給を停止
する。
応動素子６の駆動軸１９も伸長して弁体９は下方へ徐々
に変位し、所定温度に達すると図１に示すように弁体９
は弁口８を閉口して加熱流体すなわち蒸気の供給を停止
する。
【００１３】本実施例においては、インゼクタ４を１個
設けた例を示したが、本体１に２個あるいはそれ以上の
個数を取り付けることもできる。
設けた例を示したが、本体１に２個あるいはそれ以上の
個数を取り付けることもできる。
【００１４】
【発明の効果】インゼクタの吸引と混合作用によって、
被加熱流体と加熱流体を強制的に循環及び熱交換するこ
とができ、被加熱流体を短時間で所定温度とすることの
できる感温弁を得ることができる。
被加熱流体と加熱流体を強制的に循環及び熱交換するこ
とができ、被加熱流体を短時間で所定温度とすることの
できる感温弁を得ることができる。
【図１】本発明の感温弁の実施例を示す断面図である。
１ 本体 ２ 蓋 ３ 入口 ４ インゼクタ ５ 弁室 ６ 温度応動素子 ７ 弁座 ８ 弁口 ９ 弁体 １０ ノズル部 １１ 給水口 １２ 送水口 １４ 複数の細孔 １９ 駆動軸 ３０ 平面フランジ
Claims (1)
- 【請求項１】 弁ケ―シングに加熱流体源と接続する入
口と弁室を形成し、当該弁室と入口を区画する弁座を形
成し、当該弁座に設けた弁口に対向して弁体を配置し
て、被加熱流体の温度に応動する温度応動素子を上記弁
体と連結して弁室内に配置したものにおいて、弁座の被
加熱流体側にインゼクタを配置して、当該インゼクタの
ノズル部を弁口と連通し、インゼクタの給水口を複数の
細孔を介して被加熱流体と連通すると共に、インゼクタ
の送水口を被加熱流体側に開口したことを特徴とする感
温弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17441095A JPH094757A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 感温弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17441095A JPH094757A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 感温弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH094757A true JPH094757A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15978074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17441095A Pending JPH094757A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 感温弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH094757A (ja) |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP17441095A patent/JPH094757A/ja active Pending
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