JPH0947465A - インポテンス治療用リング並びにその製造装置及び製造方法 - Google Patents

インポテンス治療用リング並びにその製造装置及び製造方法

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JPH0947465A
JPH0947465A JP8123799A JP12379996A JPH0947465A JP H0947465 A JPH0947465 A JP H0947465A JP 8123799 A JP8123799 A JP 8123799A JP 12379996 A JP12379996 A JP 12379996A JP H0947465 A JPH0947465 A JP H0947465A
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ring
blood flow
split
split part
ring half
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JP8123799A
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Takamori Usui
隆盛 臼井
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KOWA KK
Kowa Co Ltd
Original Assignee
KOWA KK
Kowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インポテンスの治療用具に関するものであ
り、特に耐久性及び装着性において極めて優れたものと
し、またその製造方法においても極めて効率的に大量生
産すること。 【解決手段】 合成樹脂等のゴム製の周方向において無
連結とした一体成形リングAは、周方向に所定間隔をお
いて複数の血流を良くする物質Mの一部を内装した略半
割り状の第1リング半割部A1 とすること。さらに他の
半分は射出成形して形成する第2リング半割部A2 とが
結合されてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インポテンスの治
療用具に関するものであり、特に耐久性及び装着性に極
めて優れ、またその製造方法において極めて効率的に大
量生産することができるインポテンス治療用リング及び
その製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、永久磁石を内蔵したベルトや
リングが男性のインポテンスの改善に有効であることが
泌尿器科の専門医師により広く知られている。このよう
なベルト,リングをペニスの周囲を囲むようにして装着
することにより、その内装された複数の永久磁石が磁力
線を放射しペニス内の血行を促進し、インポテンス治療
用に良好な結果をもたらすことができるものである。
【0003】このようなインポテンスにおける治療用具
は、いくつか開発されている。たとえば、図15(A)
に示すように、天然ゴムやシリコンゴムをチューブ状に
形成し、該チューブ内に小粒な円板状の永久磁石を所定
間隔に配置されるように挿入し、またチューブの長手方
向一端側に連結用突出部を形成するようにして連結用軸
杆を挿入固着し、チューブの長手方向他端側を前記一端
側に連結し、図15(B)に示すように、リング状とし
たものである。また、特に図示しないが、前記天然ゴム
やシリコンゴムを帯状とし、該帯状のベルトに円板状の
永久磁石を複数所定間隔に配置装着し、この帯をペニス
に巻き付けて使用するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来タイプのも
のについて、天然ゴムやシリコンゴムをチューブ状とし
て複数の永久磁石を挿入してゆくタイプのものでは、製
造をほとんど人手に頼らなければならず、非効率的且つ
非衛生的であり、また製造コストが極めて高価になるも
のであった。さらに、チューブ状のものをリング状とす
るために連結用の軸杆を使用しており、そのリング状と
した連結部分がいびつな形状となり、ペニスに対して極
めて不快な装着感となる。さらに、使用中にチューブ状
の連結部分が外れて連結用の軸杆が露出することで、使
用者にとっても極めて危険である。また、帯状にしたタ
イプでは、製造はチューブタイプのものよりは多少有利
な点もあるが、その装着感においては極めて不快なもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、合成樹脂等の
ゴム製の周方向において無連結とした一体成形リング内
に所定間隔をおいて複数の血流を良くする物質を内装し
てなるインポテンス治療用リングとしたり、或いは、合
成樹脂等のゴム製の周方向において無連結とした一体成
形リングは、周方向に所定間隔をおいて複数の血流を良
くする物質の一部を内装した略半割り状の第1リング半
割部と、他の半分は射出成形して形成する第2リング半
割部とが結合されてなるインポテンス治療用リングとし
たり、或いは、合成樹脂等のゴム製のリング断面を半割
状とし、且つ所定間隔をおいて複数の挿入溝を有する第
1リング半割部の挿入溝に血流を良くする物質を挿入し
たものと、前記第1リング半割部と同一材質の他の半割
を射出成形にて形成する第2リング半割部と、これらを
入れる形成型とからなり、前記第2リング半割部を前記
第1リング半割部に一体成形して断面略楕円形状の一体
成形リングとし、前記第1リング半割部と第2リング半
割部とに前記血流を良くする物質が封入されてなるイン
ポテンス治療用リングの製造装置としたり、或いは、合
成樹脂等のゴム製のリング断面を半割状とし、且つ所定
間隔をおいて複数の挿入溝を有する第1リング半割部を
形成し、次いで、該第1リング半割部の挿入溝に血流を
良くする物質を挿入し、このようにした血流を良くする
物質入り第1リング半割部を成形型に入れ、前記第1リ
ング半割部と同一材質の他の半割を射出成形にて形成す
る第2リング半割部を前記第1リング半割部に一体成形
して断面略楕円形状の一体成形リングとし、次いで、前
記第1リング半割部と第2リング半割部との内部に血流
を良くする物質を封入してなるインポテンス治療用リン
グの製造法としたり、さらには、合成樹脂等のゴム製の
リング断面を半割状とし、且つ所定間隔をおいて複数の
挿入溝を有する第1リング半割部を形成し、次いで、該
第1リング半割部の挿入溝に磁性体を挿入し、このよう
にした磁性体入り第1リング半割部を成形型に入れ、前
記第1リング半割部と同一材質の他の半割を射出成形に
て形成する第2リング半割部を前記第1リング半割部に
一体成形して断面略楕円形状の一体成形リングとし、次
いで、前記第1リング半割部と第2リング半割部とに封
入された磁性体を着磁してマグネットとしてなるインポ
テンス治療用リングの製造法とすることにより、装着感
をより優れたものとし、耐久性及び安全性においても良
好であり、その製造においても極めて効率的にできるよ
うにして、上記課題を解決したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明は、図1に示すように、一
体成形リングAの周方向において所定間隔に複数のマグ
ネット3m,3m,…が内装されたものである。その一
体成形リングAの材質は合成樹脂ゴム,天然ゴム,軟質
ゴム等の柔軟な物質であり、特にシリコンゴムが好適で
ある。その一体成形リングAは、図3に示すように、リ
ングの貫通軸(仮想軸)方向に沿ってそれぞれがリング
状となる略半割り状の第1リング半割部A1 と第2リン
グ半割部A2 とから構成されている。その第1リング半
割部A1 及び第2リング半割部A2 は周方向に直交する
断面形状が略U字形状或いは半円状をなしている。そし
て、磁性体3,3,…を内装しながら第1リング半割部
1 と第2リング半割部A2 とを合わせ、前記磁性体
3,3,…を着磁し、マグネット3m,3m,…とし、
周方向に直交する断面形状を略楕円とした一体成形リン
グAを構成するものである。
【0007】その第1リング半割部A1 は、第1リング
半割片1の周方向に沿って所定間隔に挿入溝2,2,…
が形成されたものである〔図3(A),(B)参照〕。
その第1リング半割部A1 の挿入溝2,2,…が形成さ
れる面は、第2リング半割部A2 との合わせ面側となる
〔図3(C)参照〕。その挿入溝2は、磁性体3が入り
易くなるように形成されたもので、底部は円板状の磁性
体3の周囲に沿った形状となっている。ここで、磁性体
3とは着磁して容易にマグネット3mになりうる材質の
ことをいうものであり、磁性体3自体では磁気を有する
ものではない。また、磁性体3,3,…は、図3(B)
に示すように、一つの一体成形リングAに対して8個が
等間隔に装着されているが、これは適宜に増加したり、
減少させたりすることができ、効能,価格等の種々の面
から磁性体3,3,…の個数を決定すればよい。
【0008】次に、複数の磁性体3,3,…を内装した
一体成形リングAを製造する工程を述べる。まず、第1
リング半割部A1 を成形する。その第1リング半割部A
1 は、圧縮成形或いはインジェクション成形等により成
形するものであり、1次成形型D1 により形成される
(図4参照)。その1次成形型D1 は、第1リング半割
片1を成形するための円周状溝5aを有する1次成形下
部型5と、挿入溝2,2,…を成形するための突起部6
a,6a,…を有する1次成形上部型6とからなる。
【0009】次いで、1次成形型D1 により成形した第
1リング半割部A1 のそれぞれの挿入溝2,2,…に磁
性体3,3,…を一つずつ挿入してゆく(図5参照)。
そして、第1リング半割部A1 の全ての挿入溝2,2,
…に磁性体3,3,…を挿入完了した段階で、この第1
リング半割部A1 を2次成形型D2 に配置する。該2次
成形型D2 は、前記1次成形型D1 により成形した第1
リング半割部A1 を適正に配置することができる第1リ
ング半割部用溝7aを有する2次成形下部型7と、その
第1リング半割部A1 に第2リング半割部A2 を一体的
に成形するための第2リング半割部成形溝8aを有する
2次成形上部型8とから構成されたものである(図6参
照)。
【0010】その2次成形下部型7の第1リング半割部
用溝7aに第1リング半割部A1 を配置し、その2次成
形下部型7上に2次成形上部型8を被せ、第2リング半
割部成形溝8aに溶融したシリコンゴム材を注湯し、第
1リング半割部A1 とともに加熱し、第1リング半割部
1 上に第2リング半割部A2 を一体的に成形してゆく
(図7参照)。次に、注湯した溶融状のシリコンゴムが
硬化した段階でその一体成形リングAを二次成形型D2
より取り出し、注湯時のはみ出しバリを除去し、外観を
整える(図8参照)。
【0011】次いで、完成した一体成形リングAは、そ
の内部の磁性体3,3,…を図示しない着磁装置によ
り、マグネット3m,3m,…とする。このようにして
内部にマグネット3m,3m,…を有する一体成形リン
グAからなるインポテンス治療用リングを完成させるも
のである(図9参照)。その磁気リングの断面を、図9
に示すように、楕円形にすると、マグネット3mの磁束
方向を中心方向としても、ずれることがなく、より磁気
効果を上げることができる。
【0012】次に、第1リング半割部A1 の挿入溝2,
2,…に磁性体3,3,…を挿入する磁性体挿入装置B
について説明する。該磁性体挿入装置Bは、図10に示
すように、ベース9に適宜の間隔をおいてカバー10が
設けられている。そのベース9には水平方向に往復スラ
イドするスライド台11が設けられ、さらに前記ベース
9上部にはカバー10が設けられている。
【0013】前記スライド台11には、スライド方向両
側に第1リング半割部A1 を所定位置に配置するための
第1リング半割部用位置決め部11aが形成されている
〔図11(A)参照〕。該第1リング半割部用位置決め
部11aは偏平円筒状に形成され、第1リング半割部A
1 の内径側にその第1リング半割部用位置決め部11a
を挿入するようにしてスライド台11上の適正箇所に固
定することができる。また、第1リング半割部A1 の外
周側を包持するように円形状立ち上がり部を形成するこ
ともある。
【0014】そのカバー10には磁性体供給筒12が設
けられている。該磁性体供給筒12は円筒形状をなして
おり(図10,図12参照)、その周囲に磁性体用供給
路12a,12a,…が軸方向に沿って設けられてい
る。該磁性体用供給路12a,12a,…の個数は、第
1リング半割部A1 の挿入溝2,2,…の個数と同等で
あり、また磁性体用供給路12a,12a,…の間隔も
挿入溝2,2,…の間隔と同等である。それぞれの磁性
体用供給路12aには、複数の磁性体3,3,…を貯蔵
し、且つ磁性体3,3,…の自重により下方に移動し、
回動供給板13に送り出してゆくものである。
【0015】その回動供給板13は、磁性体供給筒12
の直下に設けられており、図13に示すように、複数の
通過用貫通孔13a,13a,…が形成されており、回
動供給板13により前記磁性体供給筒12のそれぞれの
磁性体用供給路12a,12a,…に貯蔵した多数の磁
性体3,3,…を一つずつ抽出するものである。その通
過用貫通孔13a,13a,…は、磁性体3が一つのみ
入ることができる程度の容積を有しており、前記磁性体
用供給路12a,12a,…の数と同一個数且つ同一間
隔に設けられている。
【0016】そして、回動供給板13は前記磁性体供給
筒12の直下にて水平面上を回動自在で、その回動する
角度により、通過用貫通孔13a,13a,…と前記磁
性体用供給路12a,12a,…とが位置的に一致した
り、ずれたりすることができる構造となっている。そし
て、その磁性体用供給路12a,12a,…と通過用貫
通孔13a,13a,…とが位置的に一致した場合は磁
性体用供給路12a内の磁性体3,3,…が自重により
通過用貫通孔13aに落ち込む仕組みとなっている。そ
の回動供給板13には操作ハンドル13bが形成されて
おり、該操作ハンドル13bは前記ベース9の外部に突
出させておき簡単に回動供給板13を回動させることが
できるようになっている。
【0017】次に、前記回動供給板13の直下には、図
11に示すように、固定供給板14が配置されており、
該固定供給板14には、図13に示すように、複数の挿
入用貫通孔14a,14a,…が形成されている。該挿
入用貫通孔14a,14a,…は、前記通過用貫通孔1
3a,13a,…の数と同一個数且つ同一間隔に設けら
れており、通過用貫通孔13a,13a,…から磁性体
3,3,…を受け取り、固定供給板14の直下に配置さ
れた第1リング半割部A1 の挿入溝2,2,…に磁性体
3,3,…を落とし、挿入することができるものであ
る。
【0018】そして、上述したように磁性体供給筒1
2,回動供給板13及び固定供給板14により多数の磁
性体3,3,…からひとつずつ第1リング半割部A1
各挿入溝2に挿入することができるものであり、これは
回動供給板13の操作により行われる。即ち、磁性体供
給筒12の磁性体用供給路12a,12a,…の位置と
固定供給板14の挿入用貫通孔14a,14a,…との
位置とをずらして設置し、回動供給板13の通過用貫通
孔13aは、磁性体用供給路12aと挿入用貫通孔14
aとの間の通路を切り換えるがごとく移動するものであ
る。
【0019】まず、図14(A)に示すように、磁性体
用供給路12a内には多数の磁性体3,3,…が貯蔵し
ておき、その磁性体用供給路12aの位置に回動供給板
13の通過用貫通孔13aを合わせて、該通過用貫通孔
13aに一つの磁性体3を入れる。そして、図14
(B)に示すように、回動供給板13を回動し、通過用
貫通孔13aを固定供給板14の挿入用貫通孔14aの
位置まで移動させる。そして、図14(C)に示すよう
に、通過用貫通孔13aが挿入用貫通孔14aの位置に
達したときに、磁性体3は挿入用貫通孔14aより下方
に落下し、第1リング半割部A1 の各挿入溝2に磁性体
3が入り込む。このとき、固定供給板14の直下には、
予め挿入用貫通孔14a,14a,…と挿入溝2,2,
…とが位置的に一致するように第1リング半割部A1
配置されている。
【0020】その固定供給板14の直下に挿入用貫通孔
14aと挿入溝2とを位置的に一致させて第1リング半
割部A1 を配置することは、前述したようにスライド台
11の第1リング半割部用位置決め部11aに第1リン
グ半割部A1 を配置し、そのスライド台11をベース9
に対してスライドさせて固定供給板14の直下に第1リ
ング半割部A1 を配置させることができる〔図11
(B)参照〕。
【0021】以上の実施の形態では、磁性体3を着磁し
たマグネット3mのみであったが、種々の材質につい
て、研究・開発してみると、その磁性体3並びに金,
銀,銅などの金属片又はこれらの合金20、翡翠,水晶
など宝石を含む鉱岩片及びセラミックス等の加工品2
1、合成樹脂加工片22、ゲルマニウムなどの希土類加
工品23等についても、血流を良くするという有効なる
効果が得られた。このため、これらの上位概念としての
材質は、血流を良くする物質Mとする。
【0022】前記磁性体挿入装置Bは、血流を良くする
物質の挿入装置B0 にも応用することができる。即ち、
磁性体3を除き,金,銀,銅などの金属片又はこれらの
合金20と、翡翠,水晶など宝石を含む鉱岩片及びセラ
ミックス等の加工品21と、合成樹脂加工片22と、ゲ
ルマニウムなどの希土類加工品23とからなる血流を良
くする物質Mにおけるそれぞれを、前記磁性体挿入装置
Bにおいて挿入する装置、即ち、血流を良くする物質の
挿入装置B0 として使用することができる。また、磁性
体供給筒12及び磁性体用供給路12aには、磁性体3
を除く、金,銀,銅などの金属片又はこれらの合金20
や、翡翠,水晶など宝石を含む鉱岩片及びセラミックス
等の加工品21や、合成樹脂加工片22や、ゲルマニウ
ムなどの希土類加工品23とからなる血流を良くする物
質Mが供給されるものとなる。さらに、磁性体3を除
く,血流を良くする物質Mの場合は、最終工程におい
て、着磁することは除かれる。また、その磁性体3に
は、ネオジオ合金等大きな保磁力をもつものも包含され
る。さらに、前記一体成形リングAをシリコンゴムとし
たときに、衛生面より抗菌加工処理がなされている。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明においては、合成樹脂等
のゴム製の周方向において無連結とした一体成形リング
内に所定間隔をおいて複数の血流を良くする物質Mを内
装してなるインポテンス治療用リングとしたことによ
り、先ず第1に極めて装着感の優れたものとすることが
できるし、第2に耐久性に優れたものにできる。
【0024】上記効果を詳述すると、本発明では一体成
形リングAは周方向において無連結とした一体成形品で
あり、即ち繋ぎ目が存在しないことで滑らか且つ均一な
表面とすることができ、優れた装着感とすることができ
る〔図2(A)参照〕。次に、周方向において無連結と
したことで、周方向いずれの箇所においても均一した強
度を有し、耐久性に優れたものにできる〔図2(B)参
照〕。
【0025】また、前記一体成形リングAには、所定間
隔をおいて複数の血流を良くする物質Mを内装したこと
で、ペニスに装着することで、その箇所の血流を良くす
ることで、インポテンスの治療が効果的にできる利点が
ある。
【0026】請求項2の発明においては、合成樹脂等の
ゴム製の周方向において無連結とした一体成形リングA
は、周方向に所定間隔をおいて複数の血流を良くする物
質Mの一部を内装した略半割り状の第1リング半割部A
1 と、他の半分は射出成形して形成する第2リング半割
部A2 とが結合されてなるインポテンス治療用リングと
したことにより、周方向における無連結を確実に実現
し、且つ血流を良くする物質M,M,…の内装作業等を
有利且つ簡単に行うことができ、製造を効率的に行うこ
とができる。また、周方向において無連結としたこと
で、周方向いずれの箇所においても均一した強度を有
し、耐久性に優れたものにでき、さらに、ペニスに装着
することで、その箇所の血流を良くすることで、インポ
テンスの治療が効果的にできる。
【0027】請求項3の発明では、請求項2において、
前記血流を良くする物質Mを、磁性体3並びに金,銀,
銅などの金属片又はこれらの合金としてなるインポテン
ス治療用リングとしたことにより、これらのイオンが血
管や細胞を刺激して血流を良くすることができる。特
に、磁性体(ネオジム)は長寿命のα放射体が放射され
てるとして良く知られている。他の効果は請求項2の発
明と同様な効果を発揮しうる。
【0028】次に、請求項4の発明では、請求項2にお
いて、前記血流を良くする物質Mを、翡翠,水晶など宝
石を含む鉱岩片及びセラミックス等の加工品22として
なるインポテンス治療用リングとしたことにより、その
翡翠等の加工品22は、多くの遠赤外線を発生させ、該
遠赤外線が磁気と同様血流を促進させる効果があり、イ
ンポテンス治療に有効である。他の効果は請求項2の発
明と同様な効果を発揮しうる。
【0029】請求項5の発明では、請求項2において、
前記血流を良くする物質Mを、合成樹脂加工片22とし
てなるインポテンス治療用リングとしたことにより、そ
の合成樹脂加工片22に含まれる着色料などは金属粉末
や放射線体を含むものが多く、これらの多くがイオン又
は遠赤外線効果などで、ペニスに装着することで血流を
良くする利点がある。さらに、他の効果は請求項2の発
明と同様な効果を発揮しうる。
【0030】請求項6の発明では、請求項2において、
前記血流を良くする物質Mを、ゲルマニウムなどの希土
類加工品23としてなるインポテンス治療用リングとし
たことにより、ペニスに装着することで、希土類加工品
23にてイオンや遠赤外線や、α線などの放射線を発生
し、磁気同様血流を良くする効果がある。他の効果は請
求項2の発明と同様な効果を発揮しうる。
【0031】請求項7の発明では、請求項2において、
前記血流を良くする物質Mを、マグネット3mとしてな
るインポテンス治療用リングとしたことにより、特に、
磁気作用にてペニスの血流を良くする効果がある。他の
効果は請求項2の発明と同様な効果を奏する。
【0032】請求項8の発明においては、合成樹脂等の
ゴム製のリング断面を半割状とし、且つ所定間隔をおい
て複数の挿入溝2,2,…を有する第1リング半割部A
1 の挿入溝2,2,…に血流を良くする物質Mを挿入し
たものと、前記第1リング半割部A1 と同一材質の他の
半割を射出成形にて形成する第2リング半割部A2 と、
これらを入れる形成型とからなり、前記第2リング半割
部A2 を前記第1リング半割部A1 に一体成形して断面
略楕円形状の一体成形リングAとし、前記第1リング半
割部A1 と第2リング半割部A2 とに前記血流を良くす
る物質Mが封入されてなるインポテンス治療用リングの
製造装置としたことにより、断面を半割とした第1リン
グ半割部A1 の挿入溝2,2,…に血流を良くする物質
M,M,…を挿入するため、その挿入は簡易且つ迅速に
できる。しかも、周方向には、何らの接合部もなく、完
成後に、周方向に対して離脱することもなく、極めて良
好なるインポテンス治療用リングの製造装置を提供でき
る。
【0033】次に請求項9の発明では、合成樹脂等のゴ
ム製のリング断面を半割状とし、且つ所定間隔をおいて
複数の挿入溝2,2,…を有する第1リング半割部A1
を形成し、次いで、該第1リング半割部A1 の挿入溝
2,2,…に血流を良くする物質Mを挿入し、このよう
にした血流を良くする物質M入り第1リング半割部A1
を成形型に入れ、前記第1リング半割部A1 と同一材質
の他の半割を射出成形にて形成する第2リング半割部A
2 を前記第1リング半割部A1 に一体成形して断面略楕
円形状の一体成形リングAとし、次いで、前記第1リン
グ半割部A1 と第2リング半割部A2 との内部に血流を
良くする物質Mを封入してなるインポテンス治療用リン
グの製造法としたことにより、その製造を簡易且つ効率
的に行うことができ、さらに衛生的に製造できる。即
ち、血流を良くする物質M,M,…が、断面略楕円形状
の一体成形リングA内に整然として挿入される状態に製
造できる利点がある。即ち、これは、半割状にすること
で、第1段階で、第1リング半割部A1 の挿入溝2,
2,…に血流を良くする物質Mが入っており、これを第
2段階で他の半割を射出成形にて形成することで、整然
とした一体成形リングAが初めて製造できる。
【0034】また、請求項10の発明は、合成樹脂等の
ゴム製のリング断面を半割状とし、且つ所定間隔をおい
て複数の挿入溝2,2,…を有する第1リング半割部A
1 を形成し、次いで、該第1リング半割部A1 の挿入溝
2,2,…に磁性体3,3,…を挿入し、このようにし
た磁性体3,3,…入り第1リング半割部A1 を成形型
に入れ、前記第1リング半割部A1 と同一材質の他の半
割を射出成形にて形成する第2リング半割部A2 を前記
第1リング半割部A1 に一体成形して断面略楕円形状の
一体成形リングAとし、次いで、前記第1リング半割部
1 と第2リング半割部A2 とに封入された磁性体3,
3,…を着磁してマグネット3m,3m,…としてなる
インポテンス治療用リングの製造法としたことにより、
その製造を簡易且つ効率的に行うことができ、さらに衛
生的に製造できる。
【0035】これらの効果を詳述すると、まず、本発明
の製造では、断面を半割とした第1リング半割部A1
挿入溝2,2,…に磁性体3,3,…を挿入するため、
その挿入は簡易且つ迅速にできる。このようにできるの
は、この段階では、着磁されていない状態のため、製造
時に、他の部材等に付いたり、或いはマグネット相互が
離れないような状態ではなく、能率的に挿入ができるた
めである。そして、一体成形後に、その磁性体3,3,
…を着磁することで、本来の機能を有するインポテンス
治療用リングとして提供できる。
【0036】また、第1リング半割部A1 に磁性体3,
3,…を入れて、その第1リング半割部A1 に第2リン
グ半割部A2 を一体的に成形してゆくまでに成形型を使
用することができるものであり、極めて効率的で衛生的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインポテンス治療用リングの斜視図
【図2】(A)は本発明のインポテンス治療用リングを
使用した状態を示す略示斜視図 (B)は本発明のインポテンス治療用リングを使用した
状態を示す略示断面図
【図3】(A)は第1リング半割部の斜視図 (B)は第1リング半割部の挿入溝に磁性体を挿入した
状態の斜視図 (C)は第1リング半割部と第2リング半割部の斜視図
【図4】1次成形型により第1リング半割部を成形した
状態を示す略示断面図
【図5】第1リング半割部の挿入溝に磁性体を挿入して
いる状態を示す略示断面図
【図6】第1リング半割部を二次成形型に装着した状態
の略示断面図
【図7】二次成形型にて第1リング半割部上に第2リン
グ半割部を成形する状態を示す略示断面図
【図8】第1リング半割部上に第2リング半割部を一体
的に成形した状態を示す略示断面図
【図9】磁性体を着磁してマグネットとしたインポテン
ス治療用リングの断面図
【図10】磁性体挿入装置の斜視図
【図11】(A)は磁性体挿入装置の縦断側面図 (B)は磁性体挿入装置の要部縦断側面図
【図12】磁性体挿入装置の要部斜視図
【図13】回動供給板及び固定供給板の斜視図
【図14】(A)は磁性体挿入装置の作用を示す略示断
面図 (B)は磁性体挿入装置の作用を示す略示断面図 (C)は磁性体挿入装置の作用を示す略示断面図
【図15】(A)は従来技術の斜視図 (B)は従来技術の縦断正面図
【符号の説明】
A…一体成形リング A1 …第1リング半割部 A2 …第2リング半割部 2…挿入溝 M…血流を良くする物質 3…磁性体 3m…マグネット 20…磁性体並びに金,銀,銅などの金属片又はこれら
の合金 21…翡翠,水晶など宝石を含む鉱岩片及びセラミック
ス等の加工品 22…合成樹脂加工片 23…希土類加工品

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂等のゴム製の周方向において無
    連結とした一体成形リング内に所定間隔をおいて複数の
    血流を良くする物質を内装してなることを特徴としたイ
    ンポテンス治療用リング。
  2. 【請求項2】 合成樹脂等のゴム製の周方向において無
    連結とした一体成形リングは、周方向に所定間隔をおい
    て複数の血流を良くする物質の一部を内装した略半割り
    状の第1リング半割部と、他の半分は射出成形して形成
    する第2リング半割部とが結合されてなることを特徴と
    したインポテンス治療用リング。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記血流を良くする
    物質を、磁性体並びに金,銀,銅などの金属片又はこれ
    らの合金としてなることを特徴としたインポテンス治療
    用リング。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記血流を良くする
    物質を、翡翠,水晶など宝石を含む鉱岩片及びセラミッ
    クス等の加工品としてなることを特徴としたインポテン
    ス治療用リング。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記血流を良くする
    物質を、合成樹脂加工片としてなることを特徴としたイ
    ンポテンス治療用リング。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記血流を良くする
    物質を、ゲルマニウムなどの希土類加工品としてなるこ
    とを特徴としたインポテンス治療用リング。
  7. 【請求項7】 請求項2において、前記血流を良くする
    物質を、マグネットとしてなることを特徴としたインポ
    テンス治療用リング。
  8. 【請求項8】 合成樹脂等のゴム製のリング断面を半割
    状とし、且つ所定間隔をおいて複数の挿入溝を有する第
    1リング半割部の挿入溝に血流を良くする物質を挿入し
    たものと、前記第1リング半割部と同一材質の他の半割
    を射出成形にて形成する第2リング半割部と、これらを
    入れる形成型とからなり、前記第2リング半割部を前記
    第1リング半割部に一体成形して断面略楕円形状の一体
    成形リングとし、前記第1リング半割部と第2リング半
    割部とに前記血流を良くする物質が封入されてなること
    を特徴とするインポテンス治療用リングの製造装置。
  9. 【請求項9】 合成樹脂等のゴム製のリング断面を半割
    状とし、且つ所定間隔をおいて複数の挿入溝を有する第
    1リング半割部を形成し、次いで、該第1リング半割部
    の挿入溝に血流を良くする物質を挿入し、このようにし
    た血流を良くする物質入り第1リング半割部を成形型に
    入れ、前記第1リング半割部と同一材質の他の半割を射
    出成形にて形成する第2リング半割部を前記第1リング
    半割部に一体成形して断面略楕円形状の一体成形リング
    とし、次いで、前記第1リング半割部と第2リング半割
    部との内部に血流を良くする物質を封入してなることを
    特徴としたインポテンス治療用リングの製造法。
  10. 【請求項10】 合成樹脂等のゴム製のリング断面を半
    割状とし、且つ所定間隔をおいて複数の挿入溝を有する
    第1リング半割部を形成し、次いで、該第1リング半割
    部の挿入溝に磁性体を挿入し、このようにした磁性体入
    り第1リング半割部を成形型に入れ、前記第1リング半
    割部と同一材質の他の半割を射出成形にて形成する第2
    リング半割部を前記第1リング半割部に一体成形して断
    面略楕円形状の一体成形リングとし、次いで、前記第1
    リング半割部と第2リング半割部とに封入された磁性体
    を着磁してマグネットとしてなることを特徴としたイン
    ポテンス治療用リングの製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006166986A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Ishikawa Sachiko 男性用陰茎装着器具
JP2007515379A (ja) * 2003-09-30 2007-06-14 コティ ビー.ヴィ. 磁気粒子を含有する化粧用および皮膚科用製剤、その製造、および用途
JP2016041107A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 ピップ株式会社 磁気治療具の製造方法

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