JPH0947111A - 作業車用走行制御設備 - Google Patents

作業車用走行制御設備

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Publication number
JPH0947111A
JPH0947111A JP20016295A JP20016295A JPH0947111A JP H0947111 A JPH0947111 A JP H0947111A JP 20016295 A JP20016295 A JP 20016295A JP 20016295 A JP20016295 A JP 20016295A JP H0947111 A JPH0947111 A JP H0947111A
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JP
Japan
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traveling
steering
self
traveling control
vehicle
Prior art date
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Application number
JP20016295A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ema
浩明 江間
Shigeki Hayashi
繁樹 林
Tetsuo Yamaguchi
哲雄 山口
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業車が走行対象区域を操縦者なしで自動的
に走行することを可能し、かつ、走行地面が部分的に荒
れることの回避を可能にする。 【解決手段】 作業車が走行対象区域Xの端Lに到達し
たことを検出するセンサー6a,6b、このセンサー6
a,6bからの情報に基づいて前車輪1を自動的操向操
作する走行制御手段を備えてある。これにより、作業車
は走行対象区域Xの端Lに到達するまでは自動的に直進
走行し、端Lに到達すると、走行対象区域Xの内向きに
自動的に向き変更して走行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耕耘装置や清掃装
置などの作業装置を自走機体に備えている作業車を自動
走行するように制御するための作業車用走行制御設備に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業車としては、運転者が搭乗し
たり追従歩行したりして操縦することによって走行させ
るようになっていた。また、ラジオコントロールができ
るようになった作業車があったが、この場合も、操縦者
が監視しながら遠隔操縦するものであるため、走行させ
ている間は継続して操縦を行う必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、たとえば作業対
象区域の面積が広いとか、作業装置による処理を繰り返
して行うとかによって長時間にわたって走行させる場
合、運転者が操縦する時間も長くなって疲労が大になっ
ていた。本発明の目的は、長時間走行でも楽に行わせら
れ、しかも、地面が走行装置の通過によって部分的に乱
れることを回避しながらできるようにすることにある。
本発明の付随的な目的は、さらに、地面乱れをより一層
確実に回避したり、比較的構造簡単に得たりすることを
可能にすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕本発明による作業車用走行制御設備は、目的達
成のために、自走機体が走行対象区域を自動的に走行す
るように前記自走機体の操向装置を操作する走行制御手
段、前記自走機体が走行対象区域の端に到達したことを
検出する検出手段を備え、前記検出手段が非検出状態に
あると、前記走行制御手段が前記検出手段からの情報に
基づいて前記操向装置を第1設定操向状態に操作して前
記自走機体を走行対象区域の端に向けて走行させ、か
つ、前記検出手段が検出状態になると、前記走行制御手
段が前記検出手段からの情報に基づいて前記操向装置を
第2設定操向状態に操作して前記自走機体を走行対象区
域の内向きに向き変更して走行させる状態に前記走行制
御手段を前記検出手段に連係してあることを特徴とす
る。
【0005】〔作用〕前記第1設定操向状態として、作
業車が直線経路や曲線経路など、走行箇所や作業に相応
しい経路で走行対象区域をその端に向けて走行するよう
に操向操作する状態を設定する。また、前記第2設定操
向状態として、走行対象区域の端に到達すると常に一定
の操向角度で向き変更して走行するように操向操作する
状態を設定したり、端に到達する都度異なる操向角度で
向き変更して走行するように操向操作する状態を設定し
たりする。すると、作業車を走行開始箇所にセットして
始動させると、走行制御手段が操向装置を前記第1設定
操向状態に操作するため、作業車は走行対象区域を自動
的に走行して行く。この自動走行に伴って走行対象区域
の端に到達すると、これを検出手段が検出して走行制御
手段が操向装置を前記第2設定操向状態に操作するた
め、作業車は走行対象区域の内側に向けて自動的に走行
方向を変更し、この後、走行制御手段が自動的に操向操
作するために、走行対象区域をさらに自動的に走行して
行く。
【0006】〔効果〕請求項1による発明の効果はつぎ
のとおりである。走行制御手段による自動操作のために
走行対象区域を自動的に走り廻ることにより、長時間作
業の場合には作業不良や故障などのトラブルが発生して
いないかを監視するだけで操縦しなくて済むとか、長時
間にわたる走行耐久試験の場合には故障や走行トラブル
が発生していないかを監視するだけで操縦しなくて済む
など、長時間でも楽に走行させられるようになった。走
行対象区域に巡回コースを予め設定し、この巡回コース
を自動的に走行させても、走行対象区域を全体にわたっ
て自動的に走行して行くようにできるが、この場合、走
行装置が常に同一箇所を同一方向に通過することにな
り、走行対象区域の一部に走行装置の繰り返し通過に起
因するえぐれや土だまりができるなど、部分的な地盤乱
れが発生しやすくなる。これに対し、本発明の場合、端
に到達するとそれまでに走ってきた走行コースとは異な
る走行コースを走って行くように向き変更して、走行対
象区域の全体を任意のコースで任意の方向に走行するよ
うにできることにより、部分的な地盤乱れが発生するこ
とを回避しやすくなり、その地盤乱れに起因する大きな
走行振動が発生しにくいなど有利に走行させられるよう
になった。
【0007】請求項2による発明は、自走機体を走行対
象区域の内向きに向き変更させるための操向角度が異な
る複数の内向き操向状態を設定する操向角設定手段を備
えるとともに、前記検出手段が検出状態になると、前記
操向角設定手段が前記複数の内向き操向状態のうちの一
つを前記第2設定操向状態として設定するように構成し
てあることを特徴とする。
【0008】請求項2による発明の作用、効果は、つぎ
のとおりである。 〔作用〕作業車が走行対象区域の端に到達すると、操向
角度の大きい第2設定操向状態が設定されて内向き角度
を大にして向き変更したり、操向角度の小さい第2設定
操向状態が設定されて内向き角度を小にして向き変更し
たりして、同じ端の同一箇所に同一角度で到達しても向
き変更後には異なる方向に走行し、走行対象区域の同一
箇所を繰り返して通過する事態がより一層発生しにくく
なる。
【0009】〔効果〕同一箇所の繰り返し走行が避けや
すくなることにより、部分的な地盤乱れが発生すること
を一層確実に回避したり、走行対象区域の全体を極力早
期に走行して作業を早期に完了したりすることが可能に
なる。
【0010】請求項3による発明は、前記検出手段が走
行対象区域の端に設置された指標を検出するセンサーで
あることを特徴とする。
【0011】請求項3による発明の作用、効果は、つぎ
のとおりである。 〔作用〕センサーを作業車に装備させ、作業車が走行対
象区域の全周囲のいずれの箇所の端に到達した場合にも
そのセンサーによって検出できる。
【0012】〔効果〕走行対象区域の全周囲のいずれの
箇所の端に到達しても同一のセンサーによって検出でき
ることにより、走行対象区域の端に検出手段を設置する
場合に比べ、検出手段の必要数や処理すべき情報の量を
少なく済ませて構造簡単に得ることが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、前車輪1およ
び後車輪2を駆動自在に備えるとともに運転座席3を備
えた自走機体の後部に、リフトシリンダ4によって昇降
操作するように構成してロータリ耕耘装置5を連結する
とともに、自走機体からロータリ耕耘装置5に動力伝達
するように構成して、乗用型耕耘機を構成してある。
【0014】自走機体の前端部に付設した左右一対の受
光センサー6a,6bと、これらの受光センサー6a,
6bからの情報に基づいて自走機体の操向操作および前
後進切り換えを自動的に行うように構成して自走機体に
装備した走行制御機構7とによって、走行制御設備を構
成してある。この走行制御設備は、図2に示すように、
圃場Xの周辺に複数のレーザー発生装置8を設置するこ
とにより、耕耘機が圃場Xの端Lに到達するまでは自動
的に直進走行し、端Lに到達すれば走行方向を圃場内向
きに自動的に変更して再び端Lに到達するまで自動的に
直進走行するように圃場内を自動的に走行し、操縦者を
要しないで自動的に代掻き作業することを可能にするも
のであり、詳しくは、つぎのように構成してある。
【0015】各レーザー発生装置8は、圃場Xの一辺の
畦に沿う方向のレーザー光線Lを畦の一端側から他端側
に向けて投射するように、かつ、対向し合う一対の畦の
一方での投射方向と他方での投射方向とが互いに反対方
向になるように設置する。すなわち、各レーザー発生装
置8が投射する一本のレーザー光線Lによって圃場Xの
一辺での端Lを表示し、二つのレーザー発生装置8,8
が投射される二本のレーザー光線L,Lによって圃場X
の角部での端Lを表示する。すると、自走機体が圃場X
のある一辺の畦に向かって走行して畦際に到達した場合
には、左右一対の受光センサー6a,6bのうちのいず
れか一方がレーザー光線Lを受入れる。そして、自走機
体が圃場Xのある角部に向かって走行して畦際に到達し
た場合には、左右一対の受光センサー6a,6bのいず
れもがレーザー光線Lを受け入れる。このため、一対の
受光センサー6a,6bのいずれか一方がレーザー光線
Lを検出することによって自走機体が圃場Xのある一辺
での端Lに到達したと検出できる。そして、一対の受光
センサー6a,6bの両者が共にレーザー光線Lを検出
することによって自走機体が圃場Xの角部での端Lに到
達したと検出できる。
【0016】図3に示すように、走行制御機構7をマイ
クロコンピュータで構成し、走行制御手段9、操向角設
定手段10、タイマー手段11を走行制御機構7に備え
てある。走行制御手段9は、前記一対の受光センサー6
a,6b、操向装置としての前車輪1を操向操作するス
テアリングシリンダ12の電磁制御弁13、前後輪1,
2を前進駆動と後進駆動とに切り換える前後進切換え装
置14の電動式の操作機構15、前記リフトシリンダ4
の電磁制御弁16のそれぞれに連係してある。走行制御
機構7を図4に示す制御フローに基づいて自動的に作動
するように構成してあることにより、走行制御手段9は
受光センサー6a,6b、操向角設定手段10およびタ
イマー手段11からの情報に基づいてつぎの如く作動す
る。
【0017】すなわち、走行制御手段9は、始動操作さ
れると、操作機構15を前進側に操作することによって
前後進切換え装置14を前進側に操作するとともに、一
対の受光センサー6a,6bから情報を入力して両受光
センサー6a,6bがレーザー光線Lを検出している検
出状態と、レーザー光線Lを検出していない非検出状態
とのいずれにあるかを判別する。両受光センサー6a,
6bの両者が共に前記非検出状態にあると判別した走行
制御手段9は、自走機体が圃場Xの内側にあってまだ端
Lに到達していないと判断する。すると、走行制御手段
9は、前記電磁制御弁13を直進操作位置に操作するこ
とによって前車輪1を直進用の操向状態に操作し、自走
機体を圃場Xのある一辺または角部の端Lに向かって直
進前進するように走行させる。
【0018】両受光センサー6a,6bのいずれか一方
が前記検出状態にあると判別した走行制御手段9は、自
走機体がある一辺の端Lに到達したと判断する。する
と、走行制御手段9は、両受光センサー6a,6bのい
ずれか一方が前記検出状態になった時に操向角設定手段
10が設定した内向き操向角を操向角設定手段10から
入力し、この入力情報に基づいて電磁制御弁13を操作
することによって前車輪1を操向角設定手段10による
設定内向き操向角だけ右向きになるように操向操作す
る。さらに、タイマー手段11から時間情報を入力して
前車輪1の操向操作を行ってからの経過時間を計測し、
この計測時間が自走機体を操向角設定手段10による設
定内向き操向角に対応する角度だけ向き変更させるため
に前車輪1を操向状態に維持しておく必要があるものと
して予め設定してある操向操作時間に達するまで前車輪
1の右向き操向操作を維持することにより、ある一辺の
端Lに到達した自走機体の走行向きを操向角設定手段1
0による設定内向き角度で圃場Xの内向きに変更させ
る。前記計測経過時間が前記設定操向操作時間に達する
と、走行制御手段9は、ステアリングシリンダ12を元
の直進状態に戻し操作して前車輪1を直進向きに操向操
作し、端Lで圃場Xの内向きになった自走機体を直進で
前進させる。
【0019】両受光センサー6a,6bのいずれもが前
記検出状態にあると判別した走行制御手段9は、自走機
体がある角の端Lに到達したと判断する。すると、走行
制御手段9は、リフトシリンダ4を上昇側で前後進切換
え装置14を後進側にそれぞれ切り換え操作することに
より、耕耘装置5を対地上昇させて機体後進の障害にな
らないようにしながら自走機体を直進で後進させる。自
走機体が圃場Xの外部に出たり、畦に衝突したりするこ
とを回避しながら向き変更できる箇所まで後進すると、
走行制御手段9は、リフトシリンダ4を下降側で前後進
切換え装置14を前進側にそれぞれ切り換え操作して、
自走機体が代掻き作業を行いながら前進走行することを
可能にするとともに、両受光センサー6a,6bのいず
れもが前記検出状態になった時に操向角設定手段10が
設定した内向き操向角を操向角設定手段10から入力
し、この入力情報に基づいて電磁制御弁13を操作する
ことによって前車輪1を操向角設定手段10による設定
内向き操向角だけ右向きになるように操向操作する。さ
らに、タイマー手段11から時間情報を入力して前車輪
1の操向操作を行ってからの経過時間を計測し、この計
測時間が自走機体を操向角設定手段10による設定内向
き操向角に対応する角度だけ向き変更させるために前車
輪1を操向状態に維持しておく必要があるものとして予
め設定してある操向操作時間に達するまで前車輪1の右
向き操向操作を維持することにより、ある角部の端Lに
到達した自走機体の走行向きを操向角設定手段10によ
る設定内向き操向角に対応する角度で圃場Xの内向きに
変更させる。前記計測経過時間が前記設定操向操作時間
に達すると、走行制御手段9は、ステアリングシリンダ
12を元の直進状態に戻し操作して前車輪1を直進向き
に操向操作し、端Lで圃場Xの内向きになった自走機体
を直進で前進させる。
【0020】操向角設定手段10は、両受光センサー6
a,6bがレーザー光線Lを検出するしないにかかわら
ず常に乱数発生作動を行うことによって、角度が大小異
なる複数の内向き操向角の一つを任意に設定しており、
両受光センサー6a,6bのいずれか一方または両者が
レーザー光線Lを検出した時に設定した一つの内向き操
向角を走行制御手段9によって前車輪1を操向操作させ
るべき操向角として走行制御手段9に出力する。このた
め、走行制御手段9は、自走機体がある一辺の端Lまた
はある角部の端Lに到達した際、常に同一の操向角に前
車輪1を操向操作するのではなく、両受光センサー6
a,6bのいずれか一方または両者がレーザー光線Lを
検出した時に操向角設定手段10によって設定された任
意の操向角に前車輪1を揺動操作し、機体の走行方向を
操向角設定手段10によって設定された設定操向角に対
応する角度で圃場Xの内向きに変更する。
【0021】〔別実施形態〕図5に示すように、稲、麦
などの植立茎稈を刈り取るとともに刈取り茎稈を機体後
方に搬送するように構成した刈取り前処理装置20を、
左右一対のクローラ式走行装置21,21、運転部22
を有した自走機体の前部に昇降操作自在に連結するとと
もに、前記前処理装置20からの刈取り茎稈を、前記自
走機体に備えてある脱穀装置23によって扱き処理する
ように構成して、コンバインを構成してある。
【0022】刈取り前処理装置20の前端部に取り付け
た遮光体24、前記自走機体に設けた送受信機25、こ
の送受信機25による受信情報に基づいて自走機体の操
向操作および前後進操作を行うように構成して自走機体
に設けた制御機構26、図6に示すように走行試験場Y
の周囲に設置した複数個のレーザー発生装置8および受
光センサー27、走行試験場Yの付近に位置する基地局
Hに設置した送受信機28および走行制御手段29によ
り、走行制御設備を構成してある。この走行制御設備
は、図6に示すように、コンバインが走行試験場Yの端
Lに到達するまでは自動的に直進走行し、端Lに到達す
れば走行方向を試験場Yの内向きに自動的に変更して再
び端Lに到達するまで自動的に直進走行するように試験
場Yを自動的に走行し、操縦者を要しないで耐久走行試
験を行うことを可能にするものであり、詳しくは、つぎ
のように構成してある。
【0023】各レーザー発生装置8は、レーザー光線L
が試験場Yの一辺に沿ってその一端側から他端側に向か
うようにレーザー光線Lを投射する。すなわち、各レー
ザー発生装置8が投射する一本のレーザー光線Lによっ
て試験場Yの一辺での端Lを形成し、二つのレーザー発
生装置8,8が投射される二本のレーザー光線L,Lに
よって試験場Yの角部での端Lを形成する。すると、コ
ンバインが試験場Yのある一辺の端Lに到達すると、遮
光体24が一本のレーザー光線Lの投射経路に入り込ん
でそのレーザー光線Lを受け止めて、複数個の受光セン
サー27のうちの一つをレーザー光線Lの非検出状態に
する。そして、コンバインが試験場Yのある角部の端L
に到達すると、遮光体24が二本のレーザー光線L,L
の投射経路に入り込んで二本のレーザー光線Lを受け止
めて、複数個の受光センサー27のうちの2個をレーザ
ー光線Lの非検出状態にする。これにより、複数個の受
光センサー27のうちのいずれか1個がレーザー光線L
を検出しない非検出状態になることによって、自走機体
が試験場Yのある一辺の端Lに到達したと検出できる。
そして、複数個の受光センサー27のうちの2個がレー
ザー光線Lを検出しない非検出状態になることによっ
て、自走機体が試験場Yのある角部の端Lに到達したと
検出できる。
【0024】図7に示すように、前記走行制御手段29
は前記複数個の受光センサー27、および、前記送受信
機28に連係させてある。前記制御機構26は前記送受
信機25に連係させてある。操向装置としての前記一対
のクローラ走行装置21,21を各別に前進駆動と後進
駆動とに切り換えるようにミッションケース30に内装
された一対の前後進切換え装置31,31のぞれぞれを
操向シリンダ32によって切り換え操作するように構成
するとともに、前記一対の操向シリンダ32,32のた
めの一つの電磁制御弁33を前記制御機構26に連係さ
せてある。前記走行制御手段29および制御機構26は
マイクロコンピュータによって構成してあり、つぎのよ
うに作動する。
【0025】走行制御手段29は複数個の受光センサー
27から情報を入力して各受光センサー27がレーザー
光線Lを検出している検出状態と、レーザー光線Lを検
出していない非検出状態とのいずれにあるかを判別す
る。複数個の受光センサー27の全てが前記非検出状態
にあると判別した走行制御手段29は、自走機体が試験
場Yの内側にあってまだ端Lに到達していないと判断
し、送受信機28からコンバイン側の送受信機25に直
進前進用の無線信号を送信する。すると、制御機構26
は送受信機25による受信信号に基づいて電磁制御弁3
3を前進位置に操作して自走機体を直進前進させる。こ
れにより、走行制御手段29は、試験場Yの内側に位置
する自走機体を試験場Yのある一辺または角部の端Lに
向かって直進前進するように走行させる。
【0026】複数個の受光センサー27のうちのいずれ
か一つが前記検出状態にあると判別した走行制御手段2
9は、自走機体が試験場Yのある一辺の端Lに到達した
と判断し、送受信機28からコンバイン側の送受信機2
5に旋回用の無線信号を送信する。すると、制御機構2
6は送受信機25による受信信号に基づいて電磁制御弁
33を旋回位置に操作して左側のクローラ走行装置21
を前進側に駆動されるように操作し、右側のクローラ走
行装置21を後進側に駆動されるように操作し、自走機
体を右向きに超信地旋回させる。自走機体が旋回する
と、制御機構26は方位センサー34からの情報に基づ
いて自走機体の旋回した角度を検出し、検出角度が約9
0度になると、送受信機25から基地局28側の送受信
機28に所定の操作信号を送信する。すると、走行制御
手段29は送受信機28による受信情報に基づいてそれ
まで送信していた旋回用の無線信号の送信を停止して直
進前進用の無線信号を送信し、制御機構26による自走
機体の旋回操作を停止させて直進前進操作を行わせる。
これにより、走行制御手段29は、一辺の端Lに到達し
た自走機体をその到達地点で約90度右向きに超信地旋
回した試験場内向き方向に方向変更させて変更後の方向
に直進走行させる。
【0027】複数個の受光センサー27のうちの二つが
前記検出状態にあると判別した走行制御手段29は、自
走機体が試験場Yのある角部の端Lに到達したと判断
し、送受信機28からコンバイン側の送受信機25にま
ず後進用の無線信号を送信する。すると、制御機構26
は送受信機25による受信信号に基づいて電磁制御弁3
3を後進位置に操作して左右のクローラ走行装置21,
21を共に後進側に駆動されるように操作し、自走機体
を直進後進させる。自走機体が予め設定してある数メー
トルを後進して試験場Yの外部に出ることを回避しなが
ら向き変更できる箇所に到達すると、走行制御手段29
はそれまで送受信機28から送信していた後進用信号の
送信を停止して旋回用の無線信号を送信する。すると、
制御機構26は送受信機25による受信信号に基づいて
電磁制御弁33を旋回位置に操作して左側のクローラ走
行装置21を前進側に駆動されるように操作し、右側の
クローラ走行装置21を後進側に駆動されるように操作
し、自走機体を右向きに超信地旋回させる。自走機体が
旋回すると、制御機構26は方位センサー34からの情
報に基づいて自走機体の旋回した角度を検出し、検出角
度が約90度になると、送受信機25から基地局28側
の送受信機28に所定の操作信号を送信する。すると、
走行制御手段29は送受信機28による受信情報に基づ
いてそれまで送信していた旋回用の無線信号の送信を停
止して直進前進用の無線信号を送信し、制御機構26に
よる自走機体の旋回操作を停止させて直進前進操作を行
わせる。これにより、走行制御手段29は、角部で端L
に到達した自走機体をその到達地点から数メートル後進
した箇所で約90度右向きに超信地旋回した試験場内向
き方向に走行方向を変更させて変更後の方向に直進走行
させる。
【0028】尚、図6に示す35はテレビカメラであ
り、コンバインが試験場Yを走行する様子を基地局Hの
モニター画面に写し出すものである。また、図7に示す
36は緊急停止スイッチであり、試験場Yで自動走行し
ているコンバインを停止操作するものである。このスイ
ッチ36を操作すると、走行制御手段29がスイッチ3
6からの情報に基づいて、送受信機28からコンバイン
側の送受信機25に所定に緊急停止信号を送信する。す
ると、制御機構26は送受信機25による受信情報に基
づいて走行クラッチ37を自動的に切り操作して左右一
対のクローラ走行装置21,21への伝動を停止させ
る。したがって、緊急停止スイッチ36によるコンバイ
ンの走行停止操作が可能となる。
【0029】上記の各実施形態の如く圃場Xや試験場Y
の内側では自走機体が直進走行するように操向制御して
実施する他、走行箇所の条件や作業の内容などによって
は曲線経路で走行するように操向制御して実施してもよ
い。したがって、自走機体が端Lに到達するまでに採用
されるこれらの操向状態を第1設定操向状態と称する。
【0030】上記実施形態の如く、自走機体が端Lに達
した際、その到達時に角度を異ならせて任意に設定され
る設定内向き操向角で内向き方向に操向制御するとか、
常に同一の内向き操向角で内向き方向に操向制御するよ
うに構成する他、自走機体が端Lに到達する都度、角度
が異なる複数の内向き操向角の内から一つの内向き操向
角を予め設定してある所定の順序で選択して採用するこ
とによって操向制御を行うように実施してもよい。した
がって、自走機体が端Lに到達した時に採用されるこれ
らの操向状態を第2設定操向状態と称する。
【0031】前記レーザー光線Lに替えて磁石を走行対
象区域の端に設置するとともに、磁石による磁気を検出
する磁気センサーを受光センサーに替えて自走機体に付
設する手段を採用するとか、接触センサーを自走機体に
付設するとともにこの接触センサーの検出対象体を走行
対象区域の端に固設する手段を採用することにより、自
走機体の端への到着を検出するように構成して実施して
もよい。したがって、レーザー光線、磁石、検出対象体
などを端に設置された指標と総称し、受光センサー、磁
気センサー、接触センサーなどを検出手段6a,6bと
総称する。
【0032】本発明は、耕耘機やコンバインを走行制御
対象とする他、屋内や屋外の広間や通路を清掃する清掃
車などを走行制御対象とするものにも適用できる。した
がって、これらを作業車と総称する。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型耕耘機全体の側面図
【図2】自動作業状態の説明図
【図3】制御系のブロック図
【図4】制御フロー図
【図5】コンバイン全体の側面図
【図6】走行試験状態の説明図
【図7】制御系のブロック図
【符号の説明】
1,21 操向装置 6a,6b,27 検出手段 9,29 走行制御手段 10 操向角設定手段 X,Y 走行対象区域 L 端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走機体が走行対象区域(X,Y)を自
    動的に走行するように前記自走機体の操向装置(1,2
    1)を操作する走行制御手段(9,29)、前記自走機
    体が走行対象区域(X,Y)の端(L)に到達したこと
    を検出する検出手段(6a,6b,27)を備え、 前記検出手段(6a,6b,27)が非検出状態にある
    と、前記走行制御手段(9,29)が前記検出手段(6
    a,6b,27)からの情報に基づいて前記操向装置
    (1,21)を第1設定操向状態に操作して前記自走機
    体を走行対象区域(X,Y)の端に向けて走行させ、か
    つ、前記検出手段(6a,6b,27)が検出状態にな
    ると、前記走行制御手段(9,29)が前記検出手段
    (6a,6b,27)からの情報に基づいて前記操向装
    置(1,21)を第2設定操向状態に操作して前記自走
    機体を走行対象区域(X,Y)の内向きに向き変更して
    走行させる状態に前記走行制御手段(9,29)を前記
    検出手段(6a,6b,27)に連係してある作業車用
    走行制御設備。
  2. 【請求項2】 自走機体を走行対象区域の内向きに向き
    変更させるための操向角度が異なる複数の内向き操向状
    態を設定する操向角設定手段(10)を備えるととも
    に、前記検出手段(6a,6b)が検出状態になると、
    前記操向角設定手段(10)が前記複数の内向き操向状
    態のうちの一つを前記第2設定操向状態として設定する
    ように構成してある請求項1記載の作業車用走行制御設
    備。
  3. 【請求項3】 前記検出手段(6a,6b)が走行対象
    区域(X)の端(L)に設置された指標を検出するセン
    サーである請求項1または2記載の作業車用走行制御設
    備。
JP20016295A 1995-08-07 1995-08-07 作業車用走行制御設備 Pending JPH0947111A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110915335A (zh) * 2019-11-12 2020-03-27 广东交通职业技术学院 一种自动耕作系统和方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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