JPH0945542A - 電気機器のラジエータ - Google Patents

電気機器のラジエータ

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Publication number
JPH0945542A
JPH0945542A JP19135895A JP19135895A JPH0945542A JP H0945542 A JPH0945542 A JP H0945542A JP 19135895 A JP19135895 A JP 19135895A JP 19135895 A JP19135895 A JP 19135895A JP H0945542 A JPH0945542 A JP H0945542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
panels
welded
radiator
header
Prior art date
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Pending
Application number
JP19135895A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Morita
誠 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Publication of JPH0945542A publication Critical patent/JPH0945542A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立時の各パネル間の芯合わせが容易に正確
にでき、パネル間のピッチを精度よく保つことができ
て、薄板溶接が容易になり、溶接継手部の強度が増して
品質が向上でき、設計裕度もある電気機器のラジエータ
の提供。 【解決手段】 パネル板1に冷却媒体の通路となるヘッ
ダー部2を円筒状に成形し、2枚のパネル板1を2枚前
記ヘッダー部2を外側にしてシェル状に組み合わせ周囲
をシーム溶接してパネル3を形成し、幅方向の中心部の
外側に凸部7を設けた断面が凸型のリング6を、前記凸
部7の両側にヘッダー部2が位置するようにパネル3の
ヘッダー部2の溶接部4に挿入して前記リング6とパネ
ル3のヘッダー部2とを溶接し、所要数のパネル3を順
次、接続してラジエータ5を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却媒体を使用し
て変圧器などの電気機器を冷却するものにおいて、この
冷却媒体を冷却するためのラジエータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電気機器、例えば変圧器では、鉄
心や巻線に発生する熱を、絶縁油または絶縁ガスなどの
冷却媒体の対流によって外部に放散して冷却作用が行わ
れる。中形の変圧器では、2枚の鋼板(パネル板)の周
囲をシーム溶接し、パネルの内部をスポット溶接したパ
ネルを、ヘッダーに溶接するパネル式ラジエータ(放熱
器)が用いられる。
【0003】冷却媒体は電気機器の上部からパネル式ラ
ジエータの上部ヘッダーに流入し、上部ヘッダーから別
れて各パネルの上部から流入し、各パネルの下部に流れ
て各パネルの下部ヘッダーから電気機器の下部に流入す
るようになっている。プレス成形でパネル式ラジエータ
を製作する場合、パネルの外周のシーム溶接とパネル内
のスポット溶接には大きな問題はなく、技術的にも比較
的容易である。現在の技術では、ヘッダー部(絶縁油の
場合は油道部)の構造が品質上、生産性の上でネックと
なっている。
【0004】図3は従来の電気機器のラジエータのヘッ
ダー部のパネル接続部の一例を示す要部縦断側面図で、
図3において、11はヘッダー部用の孔の部分に断面が
L字形の接続フランジ12を溶接したパネル板で、パネ
ル板11を2枚合わせてその周囲をシーム溶接してパネ
ル13を形成し、このパネル13を複数個配置して、両
側の接続フランジ12を突き合わせ溶接してヘッダー部
を形成し、ラジエータ14を製作する。
【0005】図4は従来の電気機器のラジエータにおけ
るヘッダー部のパネル接続部の他の例を示す要部断面側
面図で、図4において、21はフランジを有する断面が
L字形の接続リング、22は同じく断面がL字形で、リ
ング状部分の先端部に前記接続リング21の内径部に挿
入できる小径部を設けた接続リングである。この接続リ
ング21を溶接前のパネル板24のヘッダー部用の孔の
部分に内側になる方から挿入してフランジ部23を溶接
してパネル板24を形成し、同様に前記接続リング22
をパネル板24のヘッダー部用の孔の部分に内側から挿
入してフランジ部25を溶接したパネル板26を形成
し、これら両パネル板24と26とを合わせてその周囲
を溶接して形成したパネル27を複数個製作しておき、
このパネル27のそれぞれのパネル板24の接続リング
21の内部にパネル板26の接続リング22の小径部を
挿入して、その挿入接続部を溶接してヘッダー部を形成
し、ラジエータ28を製作する。
【0006】なお、図3,図4のフランジ部は上部のみ
について説明し、下部は省略してあるが、下部も同様に
構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた電
気機器のラジエータは、図3の従来例では、薄板の突き
合わせ溶接であるため、溶接位置を一定にすることが困
難で、溶接位置が少しでもずれると、溶接欠陥が発生し
易い。また、溶接部が円周上に突起して塗装後の発錆の
起点になり易く、製缶歪みにより溶接部の合わせも難し
い。さらに、強度的に弱く、パネルの枚数の多いものや
大型製品には対応できない、などの問題点を有してい
た。
【0008】また、図4の従来例は、図3の場合の改良
品として実施されているが、部品点数が多いため溶接部
分が多く、品質上および生産性の上から、問題点が多か
った。
【0009】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたもので、各パネル間の組立時の
芯合わせが容易に正確にでき、パネル間のピッチを精度
よく保つことができ、薄板溶接が容易になり、溶接継手
部の強度が増して品質が向上でき、設計裕度もある電気
機器のラジエータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明における電気機器のラジエータは、パネル
板に冷却媒体の通路となるヘッダー部を円筒状に形成
し、2枚のパネル板を前記ヘッダー部を外側にしてシェ
ル状に組み合わせ周囲をシール溶接してパネルを形成
し、幅方向の中心部の外側に大径部、その両側に小径部
を有する断面凸状のリングを、前記凸部の両側にヘッダ
ー部が位置するようにパネルのヘッダー部の溶接部に挿
入して、前記リングとパネルのヘッダー部とを溶接し、
所要数のパネルを順次、接続してラジエータを構成した
ものである。
【0011】上述のように構成することにより、リング
の凸部によって各パネル間の組立時の芯合わせが容易に
でき、また、凸部の幅が一定であるためパネル間のピッ
チ精度よく保つことができ、ラジエータの全体の長さを
精度よく製作することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0013】図1は本発明の電気機器のラジエータの実
施の形態の概略製作工程図で、(A)はパネル板の平面
図と側面図、(B)はパネル板の2枚を組み合わせたパ
ネルを示す側面図、(C)は複数のパネルを組み合わせ
る状態を示す側面図である。
【0014】まず、図1の(A)に示すように、パネル
を成形して電気機器のラジエータを製作する際、パネル
板1の冷却媒体の通路(絶縁油の場合は油道)となるヘ
ッダー部2をパネル成形時にバーリング加工により円筒
状に打ち抜き成形しておく。
【0015】次に、図1の(B)に示すように、パネル
板1を2枚、ヘッダー部を外側にしてシェル状に組み合
わせて周囲をシーム溶接してパネル3を形成する。
【0016】さらに、図1の(C)に示すように、所要
枚数のパネル3を組み合わせて、各パネル3のヘッダー
部2のヘッダー溶接部4に、成形加工した接続リング6
を挿入して溶接し、所要数のパネル3を順次、接続して
ラジエータ5を製作する。
【0017】図2は図1のヘッダー部の詳細を示す要部
断面図で、図2において、6は接続リングで、幅方向の
中心部の外周側に大径部とその両側に小径部を有する断
面が凸状をなし、この接続リング6の幅方向の中心部の
外側に、高さがパネル板1の厚みよりやや低く、幅が数
mm程度の大径の凸部7が設けられている。即ち、接続
リング6の凸部7の両側の小径部に、ヘッダー部2が嵌
合したとき、多少の凹部を形成させる。そして、両側の
パネル3のヘッダー部2に接続リング6の小径部を挿入
して、接続リング6と両側のパネル3のヘッダー溶接部
4を溶接し、所要数のパネルを順次、接続してラジエー
タ5を製作する。
【0018】上記のように、接続リング6の外側中央部
の凸部7によって組立時の各パネル3の間の芯合わせが
容易にでき、凸部7の幅が一定であるためラジエータ5
の全体の長さが決まるので、パネル3の間のピッチが精
度よく保てることになる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、次に記載する効果が得られる。
【0020】(1)接続リングを挿入することにより、
組立時の各パネル間の芯合わせが容易に、かつ、正確に
できる。
【0021】(2)パネル間のピッチが精度よく保たれ
る。
【0022】(3)熔接線が1本となり、品質が向上す
る。
【0023】(4)薄板溶接が容易になり、品質が向上
する。
【0024】(5)溶接継手部の強度が増し、設計裕度
が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラジエータの実施の形態を示す工程
図。
【図2】図1のパネルの接合部の詳細を示す要部断面
図。
【図3】従来の電気機器のラジエータのヘッダー部のパ
ネル接続部の要部縦断側面図。
【図4】従来の電気機器のラジエータのヘッダー部のパ
ネル接続部の他の例の要部縦断側面図。
【符号の説明】
1…パネル板 2…ヘッダー部 3…パネル 4…ヘッダー溶接部 5…ラジエータ 6…接続リング 7…凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル板に冷却媒体の通路となるヘッダ
    ー部を円筒状に突出成形し、このパネル板を2枚前記ヘ
    ッダー部を外側にしてシェル状に組み合わせて両パネル
    板の周囲を溶接してパネルを形成するとともに、幅方向
    の中心部の外周側に大径部、その両側に小径部を有する
    断面凸状の接続リングを設け、該接続リングの小径部を
    相隣るパネルのヘッダー部に挿入し、このヘッダー部と
    接続リングとを溶接し、各パネルを順次所要数接続して
    構成したことを特徴とする電気機器のラジエータ。
JP19135895A 1995-07-27 1995-07-27 電気機器のラジエータ Pending JPH0945542A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19135895A JPH0945542A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 電気機器のラジエータ

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JP19135895A JPH0945542A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 電気機器のラジエータ

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JPH0945542A true JPH0945542A (ja) 1997-02-14

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ID=16273252

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JP19135895A Pending JPH0945542A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 電気機器のラジエータ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6264788B1 (en) 1994-04-20 2001-07-24 Tokyo Electron Limited Plasma treatment method and apparatus
US6391147B2 (en) 1994-04-28 2002-05-21 Tokyo Electron Limited Plasma treatment method and apparatus
JP2007263472A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Univ Of Tokyo マイクロ熱交換器およびその製造方法
CN110719717A (zh) * 2019-09-04 2020-01-21 华为技术有限公司 双面水冷散热器

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US6391147B2 (en) 1994-04-28 2002-05-21 Tokyo Electron Limited Plasma treatment method and apparatus
JP2007263472A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Univ Of Tokyo マイクロ熱交換器およびその製造方法
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