JPH0945416A - 電線接続器 - Google Patents

電線接続器

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JPH0945416A
JPH0945416A JP21006795A JP21006795A JPH0945416A JP H0945416 A JPH0945416 A JP H0945416A JP 21006795 A JP21006795 A JP 21006795A JP 21006795 A JP21006795 A JP 21006795A JP H0945416 A JPH0945416 A JP H0945416A
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JP
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electric plug
cover body
shutter
electric
waterproof
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JP21006795A
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Yoshinobu Nakai
井 好 信 中
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 電気プラグと電気プラグソケットの接
続環境を水気や塵がないよい環境にしてこの接続部分か
らの電気火災を防止する。 [解決手段] 電気プラグソケット不使用時にはその
電気プラグ差し込みを塞ぎ、電気プラグ接続時にはこれ
らを密封接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気プラグソケッ
ト(コンセントやタップ等)と電気プラグによる電気火
災発生を防止し得る電線接続器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、電気プラグソケ
ットと電気プラグによる電気火災発生の報道が多くなさ
れており、その原因の1つが水気(湿気)や塵分と言わ
れている。そしてそのような水気や塵分が多い場所とし
て、一般家庭では、キッチンやバスルームが指摘され、
この場所で使用している電気機器の電源コードを直接又
は延長コードやタップを用いて間接的にコンセントに接
続させている、その電線接続部分からの電気火災発生件
数が実際に多くなっている。またその他の場所では飲食
店や理・美容店、さらにコンピュータ化が進められてい
る会社等も同様に指摘されている。
【0003】従って、電気プラグソケットと電気プラグ
による電気火災発生の原因の1つである水気や塵分の少
ない又は水気や塵分がないよい環境をこれら電気プラグ
ソケットと電気プラグに与え、電気火災発生を未然に防
止し得る電線接続器を提供することを本発明の目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の電線接続器は、電気プラグソケットの電気
プラグ差し込み口を開放自在に塞ぐ防水・防塵機構を設
け、電気プラグソケット内への水気や塵の侵入を防ぎ、
電気プラグソケットによい環境を与える。
【0005】また、電気プラグソケットの電気プラグ差
し込み口を設ける表面を覆うカバー体を設け、該カバー
体に防水・防塵機構を設け、又は、電気プラグソケット
を出し入れ自在に収納するカバー体を設け、該カバー体
に防水・防塵機構を設けることによって、防水・防塵機
能を構築物等に組み付けられた、又は、市販の電気プラ
グソケットに容易に付与することができる。
【0006】電気プラグソケットを出し入れ自在に収納
するカバー体に、掛け止め部や吸着部を設けることによ
って、該カバー体が電気プラグソケットのホルダーとし
ても利用できるため効果的である。
【0007】さらに、電気プラグと防水・防塵機構を密
封接続するための電気プラグ抜き差し方向で嵌め合う嵌
め合い部を電気プラグと防水・防塵機構又はカバー体に
設けることによって、電気プラグを電気プラグソケット
に略完全密封の状態で接続させて水気や塵の侵入を防
ぎ、接続状態の電気プラグと電気プラグソケットの両方
によい環境を与えると共に、嵌め合い部の形状を統一す
ることによって、電気プラグソケットと電気プラグとの
接続が形状・大きさ・種類が異なっても行える。
【0008】また、電気プラグ側の嵌め合い部と防水・
防塵機構又はカバー体側の嵌め合い部の嵌め合せを容易
に行うために、電気プラグ側とカバー体側に各嵌め合い
部の嵌め合い姿勢を目視又は触感で認識させる表示部を
設けることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳述する。図1は本発明に係る防水・防塵機構
(1)の正面図、図2は同縦断面、図3は同横断面であ
り、該防水・防塵機構(1)は電気プラグソケット
(2)の左右2個1組の電気プラグ差し込み口(3a)
(3b)を開放自在に塞ぐ四角板状のシャッター(4)
と、そのシャッター(4)を開位置と閉位置に左右スラ
イド自在に、電気プラグソケット(2)の電気プラグ差
し込み口(3a)(3b)部表面に取り付けるシャッタ
ー枠(5)とで構成される。シャッター枠(5)は、左
側の電気プラグ差し込み口(3a)の外側縁に一致する
左側縁と、右側の電気プラグ差し込み口(3b)の外側
縁より電気プラグ差し込み口(3a)(3b)の1個分
の左右幅だけ右側に離れた位置で右側の電気プラグ差し
込み口(3b)の外側縁と平行な右側縁と、左右の電気
プラグ差し込み口(3a)(3b)の上下縁より適当長
さ上下に離れた位置で左右の電気プラグ差し込み口(3
a)(3b)の上下縁と平行な上下縁とで囲われる四角
形のシャッター窓(6)を表面側に有し、裏面側には、
シャッター(4)の板厚と同じ深さで、左右側縁がシャ
ッター窓(6)の左右側縁と一致し、上下縁がシャッタ
ー窓(6)の上下縁より適当長さ上下に離れた位置でシ
ャッター窓(6)の上下縁と平行となるシャッター嵌め
込み部(7)を有し、このシャッター嵌め込み部(7)
の底面がシャッター窓(6)によってシャッター枠
(5)表面側に開放されている。またシャッター(4)
は、シャッター嵌め込み部(7)と同じ上下幅で、シャ
ッター嵌め込み部(7)の左右幅より電気プラグ差し込
み口(3a)(3b)の1個分の左右幅だけ短い左右幅
を有し、シャッター嵌め込み部(7)にこの内部で電気
プラグ差し込み口(3a)(3b)の1個分の左右幅だ
け左右にスライド移動できるように嵌め込まれ、シャッ
ター(4)をシャッター嵌め込み部(7)に嵌め込んだ
状態で、シャッター枠(5)のシャッター嵌め込み部
(7)外周裏面を、電気プラグソケット(2)の電気プ
ラグ差し込み口(3a)(3b)外周表面に一体に固着
又は着脱自在に取り付けることにより、シャッター
(4)の上下縁がシャッター枠(5)のシャッター窓
(6)上下縁とシャッター嵌め込み部(7)上下縁との
段差部に形成される上下押え部(8)で表面から押えら
れ、シャッター(4)が電気プラグソケット(2)の電
気プラグ差し込み口(3a)(3b)表面で左右スライ
ド自在に取り付く。そして、シャッター枠(5)のシャ
ッター窓(6)から指先でシャッター(4)をこのシャ
ッター(4)の左側縁がシャッター嵌め込み部(7)の
左側縁に当接するまで左側にスライド移動させて閉位置
に位置させることによって、シャッター(4)によって
左右の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)が塞がれ
る。逆にシャッター(4)をこのシャッター(4)の右
側縁がシャッター嵌め込み部(7)の右側縁に当接する
まで右側にスライド移動させて開位置に位置させること
によって、シャッター(4)は左側の電気プラグ差し込
み口(3a)より左側に移動し、この左側の電気プラグ
差し込み口(3a)を開放する。この際、右側の電気プ
ラグ差し込み口(3b)をシャッター(4)で塞ぐこと
になるが、このシャッター(4)には開位置に位置させ
たとき右側の電気プラグ差し込み口(3b)と一致する
これと同じ形状・大きさの開口(9)が設けられ、シャ
ッター(4)を開位置に位置させることによって左右両
方の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)を開放する
ようになっている。シャッター(4)の開口(9)は、
シャッター(4)が閉位置に位置するときは右側の電気
プラグ差し込み口(3b)より右側に移動し、開口
(9)より右側のシャッター(4)の右側縁部で電気プ
ラグ差し込み口(3b)を塞ぐようになる。
【0010】上記のような防水・防塵機構(1)を、構
築物の壁面、家具、電気機器類に設けられる電源コンセ
ント又はそのコンセントに接続させる各種タップ等々の
電気プラグソケット(2)の各電気プラグ差し込み口
(3a)(3b)部に設け、各種電気機器の電源コード
やタップのコード等の端部に取り付く電気プラグの左右
平行な一対の板状導電性金属片からなる差し歯(電気機
器又はタップ等にコードを介さずに直接取り付く差し歯
も含む)を、所定隙間隔てて平行に形成する断面縦長な
略四角形状の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)に
差し込んでおらず、つまり電気プラグソケット(2)の
不使用時、この電気プラグ差し込み口(3a)(3b)
から電気プラグソケット(2)内に水や湿気及び塵が侵
入するのを、前記防水・防塵機構(1)のシャッター
(4)を閉めて電気プラグ差し込み口(3a)(3b)
を塞ぐことによって防止することができる。またこの防
水・防塵機構(1)は、シャッター(4)を電気プラグ
差し込み口(3a)(3b)の1個分の左右幅(約2m
m)左右にスライド移動させるだけで、左右の電気プラ
グ差し込み口(3a)(3b)の開閉が行えるので、防
水・防塵機構(1)の構造が簡単でコンパクトになる。
さらにシャッター(4)及びシャッター枠(5)は非導
電性を有する合成樹脂等の材料で作られ、また弾性を有
するものであれば、シャッター(4)とシャッター枠
(5)との接合面並びにシャッター(4)及びシャッタ
ー枠(5)と電気プラグソケット(2)との接合面が密
着した状態で接合させることができ、防水・防塵が効果
的に行える。
【0011】尚、防水・防塵機構(1)はスライド式の
シャッター(4)の他、回転式、扉式、着脱自在の嵌め
込み式等の構造でも、電気プラグ差し込み口(3a)
(3b)を開放自在に塞ぐことができる。
【0012】図4は本発明に係るカバー体(10)の実
施の形態を示す正面図、図5は同縦断面図であり、該カ
バー体(10)は、電気プラグソケット(2)の電気プ
ラグ差し込み口(3a)(3b)を設ける表面と同じ形
状・大きさに形成され、このカバー体(10)の電気プ
ラグ差し込み口(3a)(3b)に対応する部分に前記
防水・防塵機構(1)を設けている。図に示すように、
外形が四角箱状の外箱を有するタップの正面に2組の電
気プラグ差し込み口(3a)(3b)が上下2段に設け
られる場合には、カバー体(10)がタップ正面と同じ
形状・大きさの平板状に形成され、タップ正面にカバー
体(10)が一体に固着又は着脱自在に取り付けられ、
タップ正面がカバー体(10)によって覆われる。この
カバー体(10)にはタップ正面の上下2組の電気プラ
グ差し込み口(3a)(3b)を開放自在に塞ぐため
に、各組の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)に対
応する部分に前記防水・防塵機構(1)をそれぞれ設け
ている。このような平面状のカバー体(10)は1表面
にだけ電気プラグ差し込み口(3a)(3b)が1組又
は複数組設けられるタップ又は構築物の壁面、電気機器
や家具等の側面に設けられる1組又は複数組の電気プラ
グ差し込み口(3a)(3b)を有するコンセントに適
用され、その他2つ以上の表面に電気プラグ差し込み口
(3a)(3b)が設けられるタップ等の場合は、前記
カバー体(10)は、タップの電気プラグ差し込み口
(3a)(3b)を設ける表面を覆うような立体形に形
成される。
【0013】また、前記防水・防塵機構(1)のシャッ
ター枠(5)の働きをカバー体(10)が行うように、
このカバー体(10)にシャッター窓(6)、シャッタ
ー嵌め込み部(7)、押え部(8)が設けられて直接シ
ャッター(4)が前記と同様の開位置と閉位置にスライ
ド自在に取り付けられる。さらにカバー体(10)は非
導電性を有する合成樹脂製の前記防水・防塵機構(1)
と同様に非導電性を有する合成樹脂で作られる。
【0014】図6は本発明に係る他のカバー体(11)
の実施の形態を示す正面図、図7は同縦断面図であり、
該カバー体(11)は電気プラグソケット(2)を出し
入れ自在に収納するようにケース状に形成され、このカ
バー体(10)の電気プラグ差し込み口(3a)(3
b)に対応する部分に前記防水・防塵機構(1)を設け
ている。図に示すように、図4及び図5に示したタップ
と同じタップの場合には、タップのコードを引き出す上
面以外の四側面と底面を覆うように四角形の底面の各側
縁から四側壁が立上げられるケース状にカバー体(1
1)が形成され、このカバー体(11)の上面開口部
(11b)からタップが出し入れできるようになってい
る。カバー体(11)にタップを収納したときには、タ
ップのコードがカバー体(11)の上面開口部(11
b)から引き出される。またタップ正面(2a)を覆っ
ているカバー体(11)の正面(11a)には、図4及
び図5に示したカバー体(10)と同様に、タップ正面
の上下2組の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)を
開放自在に塞ぐために、各組の電気プラグ差し込み口
(3a)(3b)に対応する部分に前記防水・防塵機構
(1)をそれぞれ設けている。このようなケース状のカ
バー体(11)は構築物の壁面に設けられる1組又は複
数組の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)を有する
コンセントに接続させるコード延長用のタップや電源分
配用のタップに適用される。またカバー体(11)には
このカバー体(11)を内部に収納するホルダーとして
利用できるように、掛け止め部と吸着部とを設けてい
る。掛け止め部としては、カバー体(11)の背面の上
縁中央部をこの両側より上方に突出させて掛け止め片
(12)を形成し、この掛け止め片(12)の略中央部
にかぎ状の孔(13)を開設するものが用いられ、構築
物の垂直な壁面に突出して設けられるフック等に孔(1
3)を介して掛け止め片(12)を掛けることによっ
て、カバー体(11)が垂直な壁面にタップを保持する
ホルダーとして働く。また掛け止め片(12)をフック
形状に形成しても同じ働きを得ることができる。吸着部
としてはカバー体(11)の背面全面又は部分的(周側
縁部)に磁石体(14)を一体に固着するものが用いら
れ、金属製の垂直な面(室内の間仕切り、ロッカー、冷
蔵庫等々)にカバー体(11)の背面を磁石体(14)
の磁力により吸着させることによって、カバー体(1
1)が金属製の垂直面にタップを保持するホルダーとし
て働く。また磁石体(14)に代えてカバー体(11)
の背面に吸盤を取り付けることによって、金属以外の垂
直な面に対してもカバー体(11)にホルダー機能を与
えることができる。
【0015】また、前記防水・防塵機構(1)のシャッ
ター枠(5)の働きをカバー体(11)が行うように、
図4及び図5のカバー体(11)と同様に、このカバー
体(11)にシャッター窓(6)、シャッター嵌め込み
部(7)、押え部(8)が設けられて直接シャッター
(4)が前記と同様の開位置と閉位置にスライド自在に
取り付けられる。さらにこのカバー体(11)も非導電
性を有する合成樹脂製の前記防水・防塵機構(1)と同
様に非導電性を有する合成樹脂で作られる。またこのカ
バー体(11)はこれに収納するタップがきちきちで入
り、収納後はカバー体(11)の内面がタップの外表面
に密着するように形成すると、カバー体(11)の正面
(11a)の内面がタップの正面と密着するようになる
ので、防水・防塵機構(1)の防水・防塵作用が効果的
に得られるので有効である。
【0016】図8は本発明に係る電気プラグと図4及び
図5に示すカバー体(10)の防水・防塵機構(1)を
密封接続するための嵌め合い部の実施の形態を示す正面
図、図9は同縦断面図、図10は本発明に係る電気プラ
グと図6及び図7に示すカバー体(11)の防水・防塵
機構(1)を密封接続するための嵌め合い部の実施の形
態を示す正面図、図11は同縦断面図で、各カバー体
(10)(11)のシャッター窓(6)を囲うように、
各カバー体(10)(11)の正面から前方に略四角筒
形状の嵌め合い部(15)を一体に突出形成する一方、
各カバー体(10)(11)の嵌め合い部(15)の外
周面に内周面が密着する状態で、各カバー体(10)
(11)の嵌め合い部(15)外側に嵌め合う略四角筒
形の嵌め合い部(16)を電気プラグ(17)に設ける
ためのフード体(18)を備え、このフード体(18)
を電気プラグ(17)に一体に固着又は着脱自在に取り
付けることによって、電気プラグ(17)に嵌め合い部
(16)が設けられる。そして、電気プラグ(17)を
接続しようとする電気プラグ差し込み口(3a)(3
b)を塞いでいる防水・防塵機構(1)のシャッター
(4)を開位置に移動させ、電気プラグ(17)の2本
の差し歯(17a)をシャッター(4)表面側から電気
プラグ差し込み口(3a)(3b)に差し込むことによ
って、この差し込み方向で、且つ、差し込み操作で、各
カバー体(10)(11)の嵌め合い部(15)と電気
プラグ(17)の嵌め合い部(16)が嵌め合わされ、
電気プラグ(17)と各カバー体(10)(11)の防
水・防塵機構(1)を密封接続する。各カバー体(1
0)(11)と電気プラグ(17)の嵌め合い部(1
5)(16)の形状・大きさを1つの形状・大きさに統
一することによって、形状・大きさが異なる電気プラグ
(17)をカバー体(10)(11)に常に密封状態で
接続することができる。この際、図に示すように、電気
プラグ(17)の差し歯突出端面より先の差し歯(17
a)の根元外周で嵌め合いされる嵌め合い構造の場合に
は、電気プラグ(17)と各カバー体(10)(11)
の密封接続を維持できる範囲で、できる限り嵌め合い代
を短くすることによって、電気プラグ差し込み口(3
a)(3b)への電気プラグ(17)の差し歯(17
a)の差し込み量を多くすることができる。また、図に
示したフード体(18)は、電気プラグ(18)のボデ
ィー外面に嵌合するこのボディー外面に沿う面を電気プ
ラグ(17)の差し歯突出端面より先に伸ばして嵌め合
い部(16)を形成したが、電気プラグ(17)の各差
し歯(17a)を貫通させる平行な2本のスリットを有
し、電気プラグ(17)の差し歯突出端面に取り付ける
板状フード体でも、このフード体の外周縁を電気プラグ
(17)の差し込み方向に直角に折曲げることによっ
て、又は、肉厚を厚くすることによって、嵌め合い部
(16)を形成することができる。さらに比較的大きな
電気プラグ(17)端部を内側に嵌め込むことができる
形状・大きさに各カバー体(10)(11)の嵌め合い
部(15)を形成し、この嵌め合い部(15)と嵌め合
いできるように、電気プラグ(17)のボディー外周に
嵌め合い部(16)を形成するフード体を備えることに
よって、電気プラグ(17)の差し歯突出端面がシャッ
ター窓(6)の開口面に当るまで、又は当る直前まで、
電気プラグ(17)の差し歯(17a)を電気プラグ差
し込み口(3a)(3b)に差し込むことができる。こ
の際、電気プラグ(17)のボディー外周に嵌着する差
し歯突出端面と平行な板状のフード体の外周縁を電気プ
ラグ(17)の差し込み方向に直角に折曲げることによ
って、又は、肉厚を厚くすることによって、嵌め合い部
(16)を形成することができ、また電気プラグ(1
7)の各差し歯(17a)を貫通させる平行な2本のス
リットを有し、電気プラグ(17)の差し歯突出端面に
取り付ける板状のフード体の外周縁を電気プラグ(1
7)の抜き方向に直角に折曲げることによって、又は、
肉厚を厚くすることによっても、嵌め合い部(16)を
形成することができ、このように電気プラグ(17)の
ボディー外周で嵌め合いされる嵌め合い部(15)(1
6)の場合は、嵌め合い代が長く取ることができ、密封
性が高くなる。
【0017】図12は本発明に係る電気プラグと図4及
び図5に示すカバー体(10)の防水・防塵機構(1)
を密封接続するための他の嵌め合い部の実施の形態を示
す正面図、図13は同縦断面図、図14は本発明に係る
電気プラグと図6及び図7に示すカバー体(11)の防
水・防塵機構(1)を密封接続するための他の嵌め合い
部の実施の形態を示す正面図、図15は同縦断面図で、
電気プラグ(17)の各差し歯(17a)を貫通させる
平行な2本のスリットを有し、電気プラグ(17)の差
し歯突出端面に一体に固着又は着脱自在に取り付ける四
角形の板状のフード体(18a)を備え、このフード体
(18a)の外周縁を電気プラグ(17)の差し込み方
向に直角に折曲げ又は、肉厚を厚くすることによって、
電気プラグ(17)側の嵌め合い部(16a)を形成す
る。そして、各カバー体(10)(11)の正面に、底
面に前記防水・防塵機構(1)を設ける四角形の凹部に
よって各カバー体(10)(11)側の嵌め合い部(1
5a)を形成する。そして、これら各嵌め合い部(16
a)(15a)も、図8乃至図11に示した嵌め合い部
(16)(15)と同様に、電気プラグ(17)を接続
しようとする電気プラグ差し込み口(3a)(3b)を
塞いでいる防水・防塵機構(1)のシャッター(4)を
開位置に移動させ、電気プラグ(17)の2本の差し歯
(17a)をシャッター(4)表面側から電気プラグ差
し込み口(3a)(3b)に差し込むことによって、こ
の差し込み方向で、且つ差し込み操作で、各カバー体
(10)(11)の嵌め合い部(15a)の周壁面と電
気プラグ(17)の嵌め合い部(16a)の外周面が密
着した状態で嵌め合わされ、電気プラグ(17)と各カ
バー体(10)(11)の防水・防塵機構(1)を密封
接続する。各カバー体(10)(11)と電気プラグ
(17)の嵌め合い部(15a)(16a)の形状・大
きさを1つの形状・大きさに統一することによって、形
状・大きさが異なる電気プラグ(17)をカバー体(1
0)(11)に常に密封状態で接続することができる。
この際、図に示すように、電気プラグ(17)の差し歯
端面より先の差し歯(17a)の根元外周で嵌め合いさ
れる嵌め合い構造の場合には、電気プラグ(17)と各
カバー体(10)(11)の密封接続を維持できる範囲
で、できる限り嵌め合い代を短くすることによって、電
気プラグ差し込み口(3a)(3b)への電気プラグ
(17)の差し歯(17a)の差し込み量を多くするこ
とができる。また電気プラグ(17)の嵌め合い部(1
6a)を、フード体(18a)の外周縁を電気プラグ
(17)の抜き方向に直角に折曲げて又は、肉厚を厚く
して形成し、各カバー体(10)(11)の嵌め合い部
(15a)と電気プラグ(17)のボディー外周で嵌め
合わせる構造とすることによって、電気プラグ差し込み
口(3a)(3b)への電気プラグ(17)の差し歯
(17a)の差し込み量がさらに多くなる。
【0018】図16は本発明に係る電気プラグと図4及
び図5に示すカバー体(10)の防水・防塵機構(1)
を密封接続するための嵌め合い部のさらに他の実施の形
態を示す正面図、図17は同縦断面図、図18は本発明
に係る電気プラグと図6及び図7に示すカバー体(1
1)の防水・防塵機構(1)を密封接続するための嵌め
合い部のさらに他の実施の形態を示す正面図、図19は
同縦断面図で、電気プラグ(17)の各差し歯(17
a)を貫通させる平行な2本のスリットを有し、電気プ
ラグ(17)の差し歯突出端面に一体に固着又は着脱自
在に取り付ける板状のフード体(18b)を備え、この
フード体(18a)のスリット外周から電気プラグ(1
7)の差し歯(17a)の根元部外面に一体に突出させ
る外面が長円形の被覆カバーによって、電気プラグ(1
7)側の嵌め込み部(16b)を形成する。そして、各
カバー体(10)(11)の防水・防塵機構(1)のシ
ャッター(4)裏面側にシャッター嵌め込み部(7)と
同じ形状・大きさの板状体をシャッター(4)の肉厚を
薄くするかシャッター嵌め込み部(7)の深さを深くす
るかして嵌め込み固着し、この板状体に前記電気プラグ
(17)の嵌め合い部(16b)を嵌め込む長円形の一
対の孔を形成することによって、各カバー体(10)
(11)側の嵌め合い部(15b)を形成する。この
際、シャッター(4)の開口(9)は裏面の嵌め合い部
(15b)と同じ形状・大きさに形成され、電気プラグ
(17)の右側の嵌め合い部(16b)を嵌め込むこと
ができるようになっている。そして、電気プラグ(1
7)を接続しようとする電気プラグ差し込み口(3a)
(3b)を塞いでいる防水・防塵機構(1)のシャッタ
ー(4)を開位置に移動させ、電気プラグ(17)の2
本の差し歯(17a)をシャッター(4)表面側から電
気プラグ差し込み口(3a)(3b)に差し込むことに
よって、この差し込み方向で、且つ、差し込み操作で、
各カバー体(10)(11)の嵌め合い部(15b)及
び開口(9)の周面と電気プラグ(17)の嵌め合い部
(16b)の外周面が密着した状態で嵌め合わされ、電
気プラグ(17)と各カバー体(10)(11)の防水
・防塵機構(1)を密封接続する。各カバー体(10)
(11)と電気プラグ(17)の嵌め合い部(15b)
(16b)の形状・大きさを1つの形状・大きさに統一
することによって、形状・大きさが異なる電気プラグ
(17)をカバー体(10)(11)に常に密封状態で
接続することができる。また電気プラグ(17)の形状
・大きさは異なっても、差し歯(17a)の形状・大き
さは統一されており、この嵌め合い構造であれば一種類
で全種類の電気プラグ(17)に対応することができ
る。
【0019】上記の図8乃至図11及び図12乃至図1
5に示したカバー体(10)(11)側の嵌め合い部
(15)(15a)はこのカバー体(10)(11)と
同じ材質で一体に成形され、電気プラグ(17)側の嵌
め合い部(16)(16a)を有するフード体(18)
の成形材料は、非導電性の合成樹脂材料で、且つ、弾性
があるものが密封性に優れ有利である。またカバー体
(10)(11)の嵌め合い部(15)(15a)の外
面と電気プラグ(17)側の嵌め合い部(16)(16
a)の内面との嵌め合い形状は角がない方が隙間ができ
ずより一層密封性に優れ有利である。またカバー体(1
0)(11)側の嵌め合い部(15)(15a)(15
b)を防水・防塵機構(1)のシャッター枠(5)に設
けることによって、直接防水・防塵機構(1)と電気プ
ラグ(17)とを密封接続できるようにすることができ
る。
【0020】また図16乃至図19に示したカバー体
(10)(11)側の嵌め合い部(15b)と電気プラ
グ(17)側の嵌め合い部(16b)の材料は、非導電
性の合成樹脂材料で、且つ、少なくとも何れか一方また
は両方が弾性があるものが密封性に優れ有利である。
【0021】さらに、電気プラグ(17)のボディーは
通常分離可能に2つ割れ構造になっていて、ねじで締め
ている。このような電気プラグ(17)に嵌め合い部
(16)(16a)(16b)を設けるフード体(1
8)(18a)(18b)を一体に固着する場合には、
フード体(18)(18a)(18b)も2つ割れ構造
にし、電気プラグ(17)を分割できるようにすること
が好ましい。
【0022】図20はカバー体(10)(11)側の嵌
め合い部(15)(15a)(15b)と電気プラグ
(17)側の嵌め合い部(16)(16a)(16b)
の嵌め合いを容易に行うための構造を示す表示部の説明
図で、カバー体(10)(11)側の嵌め合い部(1
5)の一側面又は嵌め合い部(15a)(15b)の一
側面に対応するこれに近いカバー体(10)(11)の
表面に凹凸を付けて電気プラグ(17)の嵌め合い姿勢
を示す目視並びに触感でも認識できる印(20)を設
け、電気プラグ(17)側のフード体(18)(18
a)(18b)で、前記カバー体(10)(11)側の
印(20)に対応する側面に凹凸を付けて電気プラグ
(17)の嵌め合い姿勢をカバー体(10)(11)側
の嵌め合い部(15)(15a)(15b)に一致させ
る目視並びに触感でも認識できる印(21)を設ける。
このことによって、暗闇でも、また目の不自由な人も電
気プラグ(17)を適確に電気プラグソケット(2)に
差し込むことができるようになる。
【0023】尚、上記した防水・防塵機構(1)及び嵌
め合い部(15)(15a)(15b)(16)(16
a)(16b)は、電気プラグソケット(2)や電気プ
ラグ(17)の製造メーカであれば、電気プラグソケッ
ト(2)のカバーや外箱及び電気プラグ(17)のボデ
ィーに直接設けることも容易に行える。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので以下
の効果を奏する。
【0025】電気プラグソケット(2)の電気プラグ差
し込み口(3a)(3b)を開放自在に塞ぐ防水・防塵
機構(1)を設けることによって、電気プラグソケット
(2)内への水気や塵の侵入を防ぐことができ、電気プ
ラグソケット(2)によい環境を与えることができ、従
来のような電気火災を防止することができる。
【0026】また、電気プラグソケット(2)の電気プ
ラグ差し込み口(3a)(3b)を設ける表面を覆うカ
バー体(10)を設け、該カバー体(10)に防水・防
塵機構(1)を設け、又は、電気プラグソケット(2)
を出し入れ自在に収納するカバー体(11)を設け、該
カバー体(11)に防水・防塵機構(1)を設けること
によって、防水・防塵機能を構築物等に組み付けられ
た、又は、市販の電気プラグソケット(2)に容易に付
与することができる。
【0027】さらに、電気プラグ(17)と防水・防塵
機構(1)を密封接続するための電気プラグ抜き差し方
向で嵌め合う嵌め合い部(15)(15a)(15b)
(16)(16a)(16b)を電気プラグ(17)と
防水・防塵機構(1)又はカバー体(10)(11)に
設けることによって、電気プラグ(17)を電気プラグ
ソケット(2)に略完全密封の状態で接続でき、水気や
塵の侵入を防ぐことができ、接続状態の電気プラグ(1
7)と電気プラグソケット(2)の両方によい環境を与
えることができ、従来のような電気火災を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防水・防塵機構の正面図。
【図2】防水・防塵機構の縦断面図。
【図3】防水・防塵機構の横断面図。
【図4】カバー体の正面図。
【図5】カバー体の縦断面図。
【図6】他のカバー体の正面図。
【図7】他のカバー体の縦断面図。
【図8】嵌め合い部の正面図。
【図9】嵌め合い部の縦断面図。
【図10】嵌め合い部の正面図。
【図11】嵌め合い部の縦断面図。
【図12】他の嵌め合い部の正面図。
【図13】他の嵌め合い部の縦断面図。
【図14】他の嵌め合い部の正面図。
【図15】他の嵌め合い部の縦断面図。
【図16】さらに他の嵌め合い部の正面図。
【図17】さらに他の嵌め合い部の縦断面図。
【図18】さらに他の嵌め合い部の正面図。
【図19】さらに他の嵌め合い部の縦断面図。
【図20】嵌め合いの印を示す説明図。
【符号の説明】
(1) 防水・防塵機構 (2) 電気プラグソケット (3a)(3b) 電気プラグ差し込み口 (10)(11) カバー体 (17) 電気プラグ (15)(15a)(15b) 嵌め合い部(カバー体
側) (16)(16a)(16b) 嵌め合い部(電気プラ
グ側)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気プラグソケッ
ト(コンセントやタップ等)と電気プラグによる電気火
災発生を防止し得る電線接続器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、電気プラグソケ
ットと電気プラグによる電気火災発生の報道が多くなさ
れており、その原因の1つが水気(湿気)や塵分と言わ
れている。そしてそのような水気や塵分が多い場所とし
て、一般家庭では、キッチンやバスルームが指摘され、
この場所で使用している電気機器の電源コードを直接又
は延長コードやタップを用いて間接的にコンセントに接
続させている、その電線接続部分からの電気火災発生件
数が実際に多くなっている。またその他の場所では飲食
店や理・美容店、さらにコンピュータ化が進められてい
る会社等も同様に指摘されている。
【0003】従って、電気プラグソケットと電気プラグ
による電気火災発生の原因の1つである水気や塵分の少
ない又は水気や塵分がないよい環境をこれら電気プラグ
ソケットと電気プラグに与え、電気火災発生を未然に防
止し得る電線接続器を提供することを本発明の目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の電線接続器は、電気プラグソケットの電気
プラグ差し込み口を開放自在に塞ぐ防水・防塵機構を設
け、電気プラグソケット内への水気や塵の侵入を防ぎ、
電気プラグソケットによい環境を与える。
【0005】また、電気プラグソケットの電気ブラグ差
し込み口を設ける表面を覆うカバー体を設け、該カバー
体に防水・防塵機構を設け、又は、電気プラグソケット
を出し入れ自在に収納するカバー体を設け、該カバー体
に防水・防塵機構を設けることによって、防水・防塵機
能を構築物等に組み付けられた、又は、市販の電気プラ
グソケットに容易に付与することができる。
【0006】電気プラグソケットを出し入れ自在に収納
するカバー体に、掛け止め部や吸着部を設けることによ
って、該カバー体が電気プラグソケットのホルダーとし
ても利用できるため効果的である。
【0007】さらに、電気プラグと防水・防塵機構を密
封接続するための電気プラグ抜き差し方向で嵌め合う嵌
め合い部を電気プラグと防水・防塵機構又はカバー体に
設けることによって、電気プラグを電気プラグソケット
に略完全密封の状態で接続させて水気や塵の侵入を防
ぎ、接続状態の電気プラグと電気プラグソケットの両方
によい環境を与えると共に、嵌め合い部の形状を統一す
ることによって、電気プラグソケットと電気プラグとの
接続が形状・大きさ・種類が異なっても行える。
【0008】また、電気プラグ側の嵌め合い部と防水・
防塵機構又はカバー体側の嵌め合い部の嵌め合せを容易
に行うために、電気プラグ側とカバー体側に各嵌め合い
部の嵌め合い姿勢を目視又は触感で認識させる表示部を
設けることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳述する。図1は本発明に係る防水・防塵機構
(1)の正面図、図2は同縦断面、図3は同横断面であ
り、該防水・防塵機構(1)は電気プラグソケット
(2)の左右2個1組の電気プラグ差し込み口(3a)
(3b)を開放自在に塞ぐ四角板状のシャッター(4)
と、そのシャッター(4)を開位置と閉位置に左右スラ
イド自在に、電気プラグソケット(2)の電気プラグ差
し込み口(3a)(3b)部表面に取り付けるシャッタ
ー枠(5)とで構成される。シャッター枠(5)は、左
側の電気プラグ差し込み口(3a)の外側縁に一致する
左側縁と、右側の電気プラグ差し込み口(3b)の外側
縁より電気プラグ差し込み口(3a)(3b)の1個分
の左右幅だけ右側に離れた位置で右側の電気プラグ差し
込み口(3b)の外側縁と平行な右側縁と、左右の電気
プラグ差し込み口(3a)(3b)の上下縁より適当長
さ上下に離れた位置で左右の電気プラグ差し込み口(3
a)(3b)の上下縁と平行な上下縁とで囲われる四角
形のシャッター窓(6)を表面側に有し、裏面側には、
シャッター(4)の板厚と同じ深さで、左右側縁がシャ
ッター窓(6)の左右側縁と一致し、上下縁がシャッタ
ー窓(6)の上下縁より適当長さ上下に離れた位置でシ
ャッター窓(6)の上下縁と平行となるシャッター嵌め
込み部(7)を有し、このシャッター嵌め込み部(7)
の底面がシャッター窓(6)によってシャッター枠
(5)表面側に開放されている。またシャッター(4)
は、シャッター嵌め込み部(7)と同じ上下幅で、シャ
ッター嵌め込み部(7)の左右幅より電気プラグ差し込
み口(3a)(3b)の1個分の左右幅だけ短い左右幅
を有し、シャッター嵌め込み部(7)にこの内部で電気
プラグ差し込み口(3a)(3b)の1個分の左右幅だ
け左右にスライド移動できるように嵌め込まれ、シャッ
ター(4)をシャッター嵌め込み部(7)に嵌め込んだ
状態で、シャッター枠(5)のシャッター嵌め込み部
(7)外周裏面を、電気プラグソケット(2)の電気プ
ラグ差し込み口(3a)(3b)外周表面に一体に固着
又は着脱自在に取り付けることにより、シャッター
(4)の上下縁がシャッター枠(5)のシャッター窓
(6)上下縁とシャツター嵌め込み部(7)上下縁との
段差部に形成される上下押え部(8)で表面から押えら
れ、シャッター(4)が電気プラグソケット(2)の電
気プラグ差し込み口(3a)(3b)表面で左右スライ
ド自在に取り付く。そして、シャッター枠(5)のシャ
ッター窓(6)から指先でシャッター(4)をこのシャ
ッター(4)の左側縁がシャッター嵌め込み部(7)の
左側縁に当接するまで左側にスライド移動させて閉位置
に位置させることによって、シャッター(4)によって
左右の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)が塞がれ
る。逆にシャッター(4)をこのシャッター(4)の右
側縁がシャッター嵌め込み部(7)の右側縁に当接する
まで右側にスライド移動させて開位置に位置させること
によって、シャッター(4)は左側の電気プラグ差し込
み口(3a)より左側に移動し、この左側の電気プラグ
差し込み口(3a)を開放する。この際、右側の電気プ
ラグ差し込み口(3b)をシャッター(4)で塞ぐこと
になるが、このシャッター(4)には開位置に位置させ
たとき右側の電気プラグ差し込み口(3b)と一致する
これと同じ形状・大きさの開口(9)が設けられ、シャ
ッター(4)を開位置に位置させることによって左右両
方の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)を開放する
ようになっている。シャッター(4)の開口(9)は、
シャッター(4)が閉位置に位置するときは右側の電気
プラグ差し込み口(3b)より右側に移動し、開口
(9)より右側のシャッター(4)の右側縁部で電気プ
ラグ差し込み口(3b)を塞ぐようになる。
【0010】上記のような防水・防塵機構(1)を、構
築物の壁面、家具、電気機器類に設けられる電源コンセ
ント又はそのコンセントに接続させる各種タップ等々の
電気プラグソケット(2)の各電気プラグ差し込み口
(3a)(3b)部に設け、各種電気機器の電源コード
やタップのコード等の端部に取り付く電気プラグの左右
平行な一対の板状導電性金属片からなる差し歯(電気機
器又はタップ等にコードを介さずに直接取り付く差し歯
も含む)を、所定隙間隔てて平行に形成する断面縦長な
略四角形状の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)に
差し込んでおらず、つまり電気プラグソケット(2)の
不使用時、この電気プラグ差し込み口(3a)(3b)
から電気プラグソケット(2)内に水や湿気及び塵が侵
入するのを、前記防水・防塵機構(1)のシャッター
(4)を閉めて電気プラグ差し込み口(3a)(3b)
を塞ぐことによって防止することができる。またこの防
水・防塵機構(1)は、シャッター(4)を電気プラグ
差し込み口(3a)(3b)の1個分の左右幅(約2m
m)左右にスライド移動させるだけで、左右の電気プラ
グ差し込み口(3a)(3b)の開閉が行えるので、防
水・防塵機構(1)の構造が簡単でコンパクトになる。
さらにシャッター(4)及びシャッター枠(5)は非導
電性を有する合成樹脂等の材料で作られ、また弾性を有
するものであれば、シャッター(4)とシャッター枠
(5)との接合面並びにシャッター(4)及びシャッタ
ー枠(5)と電気プラグソケット(2)との接合面が密
着した状態で接合させることができ、防水・防塵が効果
的に行える。
【0011】尚、防水・防塵機構(1)はスライド式の
シャッター(4)の他、回転式、扉式、着脱自在の嵌め
込み式等の構造でも、電気プラグ差し込み口(3a)
(3b)を開放自在に塞ぐことができる。
【0012】図4は本発明に係るカバー体(10)の実
施の形態を示す正面図、図5は同縦断面図であり、該カ
バー体(10)は、電気プラグソケット(2)の電気プ
ラグ差し込み口(3a)(3b)を設ける表面と同じ形
状・大きさに形成され、このカバー体(10)の電気プ
ラグ差し込み口(3a)(3b)に対応する部分に前記
防水・防塵機構(1)を設けている。図に示すように、
外形が四角箱状の外箱を有するタップの正面に2組の電
気プラグ差し込み口(3a)(3b)が上下2段に設け
られる場合には、カバー体(10)がタップ正面と同じ
形状・大きさの平板状に形成され、タップ正面にカバー
体(10)が一体に固着又は着脱自在に取り付けられ、
タップ正面がカバー体(10)によって覆われる。この
カバー体(10)にはタップ正面の上下2組の電気プラ
グ差し込み口(3a)(3b)を開放自在に塞ぐため
に、各組の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)に対
応する部分に前記防水・防塵機構(1)をそれぞれ設け
ている。このような平面状のカバー体(10)は1表面
にだけ電気プラグ差し込み口(3a)(3b)が1組又
は複数組設けられるタップ又は構築物の壁面、電気機器
や家具等の側面に設けられる1組又は複数組の電気プラ
グ差し込み口(3a)(3b)を有するコンセントに適
用され、その他2つ以上の表面に電気プラグ差し込み口
(3a)(3b)が設けられるタップ等の場合は、前記
カバー体(10)は、タップの電気プラグ差し込み口
(3a)(3b)を設ける表面を覆うような立体形に形
成される。
【0013】また、前記防水・防塵機構(1)のシャッ
ター枠(5)の働きをカバー体(10)が行うように、
このカバー体(10)にシャッター窓(6)、シャッタ
ー嵌め込み部(7)、押え部(8)が設けられて直接シ
ャッター(4)が前記と同様の開位置と閉位置にスライ
ド自在に取り付けられる。さらにカバー体(10)は非
導電性を有する合成樹脂製の前記防水・防塵機構(1)
と同様に非導電性を有する合成樹脂で作られる。
【0014】図6は本発明に係る他のカバー体(11)
の実施の形態を示す正面図、図7は同縦断面図であり、
該カバー体(11)は電気プラグソケット(2)を出し
入れ自在に収納するようにケース状に形成され、このカ
バー体(10)の電気プラグ差し込み口(3a)(3
b)に対応する部分に前記防水・防塵機構(1)を設け
ている。図に示すように、図4及び図5に示したタップ
と同じタップの場合には、タップのコードを引き出す上
面以外の四側面と底面を覆うように四角形の底面の各側
縁から四側壁が立上げられるケース状にカバー体(1
1)が形成され、このカバー体(11)の上面開口部
(11b)からタップが出し入れできるようになってい
る。カバー体(11)にタップを収納したときには、タ
ップのコードがカバー体(11)の上面開口部(11
b)から引き出される。またタップ正面(2a)を覆っ
ているカバー体(11)の正面(11a)には、図4及
び図5に示したカバー体(10)と同様に、タップ正面
の上下2組の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)を
開放自在に塞ぐために、各組の電気プラグ差し込み口
(3a)(3b)に対応する部分に前記防水・防塵機構
(1)をそれぞれ設けている。このようなケース状のカ
バー体(11)は構築物の壁面に設けられる1組又は複
数組の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)を有する
コンセントに接続させるコード延長用のタップや電源分
配用のタップに適用される。またカバー体(11)には
このカバー体(11)を内部に収納するホルダーとして
利用できるように、掛け止め部と吸着部とを設けてい
る。掛け止め部としては、カバー体(11)の背面の上
縁中央部をこの両側より上方に突出させて掛け止め片
(12)を形成し、この掛け止め片(12)の略中央部
にかぎ状の孔(13)を開設するものが用いられ、構築
物の垂直な壁面に突出して設けられるフッグ等に孔(1
3)を介して掛け止め片(12)を掛けることによっ
て、カバー体(11)が垂直な壁面にタップを保持する
ホルダーとして働く。また掛け止め片(12)をフック
形状に形成しても同じ働きを得ることができる。吸着部
としてはカバー体(11)の背面全面又は部分的(周側
縁部)に磁石体(14)を一体に固着するものが用いら
れ、金属製の垂直な面(室内の間仕切り、ロッカー、冷
蔵庫等々)にカバー体(11)の背面を磁石体(14)
の磁力により吸着させることによって、カバー体(1
1)が金属製の垂直面にタップを保持するホルダーとし
て働く。また磁石体(14)に代えてカバー体(11)
の背面に吸盤を取り付けることによって、金属以外の垂
直な面に対してもカバー体(11)にホルダー機能を与
えることができる。
【0015】また、前記防水・防塵機構(1)のシャッ
ター枠(5)の働きをカバー体(11)が行うように、
図4及び図5のカバー体(11)と同様に、このカバー
体(11)にシャッター窓(6)、シャッター嵌め込み
部(7)、押え部(8)が設けられて直接シャッター
(4)が前記と同様の開位置と閉位置にスライド自在に
取り付けられる。さらにこのカバー体(11)も非導電
性を有する合成樹脂製の前記防水・防塵機構(1)と同
様に非導電性を有する合成樹脂で作られる。またこのカ
バー体(11)はこれに収納するタップがきちきちで入
り、収納後はカバー体(11)の内面がタップの外表面
に密着するように形成すると、カバー体(11)の正面
(11a)の内面がタップの正面と密着するようになる
ので、防水・防塵機構(1)の防水・防塵作用が効果的
に得られるので有効である。
【0016】図8は本発明に係る電気プラグと図4及び
図5に示すカバー(10)の防水・防塵機構(1)を密
封接続するための嵌め合い部の実施の形態を示す正面
図、図9は同縦断面図、図10は本発明に係る電気プラ
グと図6及び図7に示すカバー体(11)の防水・防塵
機構(1)を密封接続するための嵌め合い部の実施の形
態を示す正面図、図11は同縦断面図で、各カバー体
(10)(11)のシャッター窓(6)を囲うように、
各カバー体(10)(11)の正面から前方に略四角筒
形状の嵌め合い部(15)を一体に突出形成する一方、
各カバー体(10)(11)の嵌め合い部(15)の外
周面に内周面が密着する状態で、各カバー体(10)
(11)の嵌め合い部(15)外側に嵌め合う略四角筒
形の嵌め合い部(16)を電気プラグ(17)に設ける
ためのフード体(18)を備え、このフード体(18)
を電気プラグ(17)に一体に固着又は着脱自在に取り
付けることによって、電気プラグ(17)に嵌め合い部
(16)が設けられる。そして、電気プラグ(17)を
接続しようとする電気プラグ差し込み口(3a)(3
b)を塞いでいる防水・防塵機構(1)のシャッター
(4)を開位置に移動させ、電気プラグ(17)の2本
の差し歯(17a)をシャッター(4)表面側から電気
プラグ差し込み口(3a)(3b)に差し込むことによ
って、この差し込み方向で、且つ、差し込み操作で、各
カバー体(10)(11)の嵌め合い部(15)と電気
プラグ(17)の嵌め合い部(16)が嵌め合わされ、
電気プラグ(17)と各カバー体(10)(11)の防
水・防塵機構(1)を密封接続する。各カバー体(1
0)(11)と電気プラグ(17)の嵌め合い部(1
5)(16)の形状・大きさを1つの形状・大きさに統
一することによって、形状・大きさが異なる電気プラグ
(17)をカバー体(10)(11)に常に密封状態で
接続することができる。この際、図に示すように、電気
プラグ(17)の差し歯突出端面より先の差し歯(17
a)の根元外周で嵌め合いされる嵌め合い構造の場合に
は、電気プラグ(17)と各カバー体(10)(11)
の密封接続を維持できる範囲で、できる限り嵌め合い代
を短くすることによって、電気プラグ差し込み口(3
a)(3b)への電気プラグ(17)の差し歯(17
a)の差し込み量を多くすることができる。また、図に
示したフード体(18)は、電気プラグ(18)のボデ
ィー外面に嵌合するこのボディー外面に沿う面を電気プ
ラグ(17)の差し歯突出端面より先に伸ばして嵌め合
い部(16)を形成したが、電気プラグ(17)の各差
し歯(17a)を貫通させる平行な2本のスリットを有
し、電気プラグ(17)の差し歯突出端面に取り付ける
板状フード体でも、このフード体の外周縁を電気プラグ
(17)の差し込み方向に直角に折曲げることによっ
て、又は、肉厚を厚くすることによって、嵌め合い部
(16)を形成することができる。さらに比較的大きな
電気プラグ(17)端部を内側に嵌め込むことができる
形状・大きさに各カバー体(10)(11)の嵌め合い
部(15)を形成し、この嵌め合い部(15)と嵌め合
いできるように、電気プラグ(17)のボディー外周に
嵌め合い部(16)を形成するフード体を備えることに
よって、電気プラグ(17)の差し歯突出端面がシャッ
ター(6)の開口面に当るまで、又は当る直前まで、電
気プラグ(17)の差し歯(17a)を電気プラグ差し
込み口(3a)(3b)に差し込むことができる。この
際、電気プラグ(17)のボディー外周に嵌着する差し
歯突出端面と平行な板状のフード体の外周縁を電気プラ
グ(17)の差し込み方向に直角に折曲げることによっ
て、又は、肉厚を厚くすることによって、嵌め合い部
(16)を形成することができ、また電気プラグ(1
7)の各差し歯(17a)を貫通させる平行な2本のス
リットを有し、電気プラグ(17)の差し歯突出端面に
取り付ける板状のフード体の外周縁を電気プラグ(1
7)の抜き方向に直角に折曲げることによって、又は、
肉厚を厚くすることによっても、嵌め合い部(16)を
形成することができ、このように電気プラグ(17)の
ボディー外周で嵌め合いされる嵌め合い部(15)(1
6)の場合は、嵌め合い代が長く取ることができ、密封
性が高くなる。
【0017】図12は本発明に係る電気プラグと図4及
び図5に示すカバー体(10)の防水・防塵機構(1)
を密封接続するための他の嵌め合い部の実施の形態を示
す正面図、図13は同縦断面図、図14は本発明に係る
電気プラグと図6及び図7に示すカバー体(11)の防
水・防塵機構(1)を密封接続するための他の嵌め合い
部の実施の形態を示す正面図、図15は同縦断面図で、
電気プラグ(17)の各差し歯(17a)を貫通させる
平行な2本のスリットを有し、電気プラグ(17)の差
し歯突出端面に一体に固着又は着脱自在に取り付ける四
角形の板状のフード体(18a)を備え、このフード体
(18a)の外周縁を電気プラグ(17)の差し込み方
向に直角に折曲げ又は、肉厚を厚くすることによって、
電気プラグ(17)側の嵌め合い部(16a)を形成す
る。そして、各カバー体(10)(11)の正面に、底
面に前記防水・防塵機構(1)を設ける四角形の凹部に
よって各カバー体(10)(11)側の嵌め合い部(1
5a)を形成する。そして、これら各嵌め合い部(16
a)(15a)も、図8乃至図11に示した嵌め合い部
(16)(15)と同様に、電気プラグ(17)を接続
しようとする電気プラグ差し込み口(3a)(3b)を
塞いでいる防水・防塵機構(1)のシャッター(4)を
開位置に移動させ、電気プラグ(17)の2本の差し歯
(17a)をシャッター(4)表面側から電気プラグ差
し込み口(3a)(3b)に差し込むことによって、こ
の差し込み方向で、且つ差し込み操作で、各カバー体
(10)(11)の嵌め合い部(15a)の周壁面と電
気プラグ(17)の嵌め合い部(16a)の外周面が密
着した状態で嵌め合わされ、電気プラグ(17)と各カ
バー体(10)(11)の防水・防塵機構(1)を密封
接続する。各カバー体(10)(11)と電気プラグ
(17)の嵌め合い部(15a)(16a)の形状・大
きさを1つの形状・大きさに統一することによって、形
状・大きさが異なる電気プラグ(17)をカバー体(1
0)(11)に常に密封状態で接続することができる。
この際、図に示すように、電気プラグ(17)の差し歯
端面より先の差し歯(17a)の根元外周で嵌め合いさ
れる嵌め合い構造の場合には、電気プラグ(17)と各
カバー体(10)(11)の密封接続を維持できる範囲
で、できる限り嵌め合い代を短くすることによって、電
気プラグ差し込み口(3a)(3b)への電気プラグ
(17)の差し歯(17a)の差し込み量を多くするこ
とができる。また電気プラグ(17)の嵌め合い部(1
6a)を、フード体(18a)の外周縁を電気プラグ
(17)の抜き方向に直角に折曲げて又は、肉厚を厚く
して形成し、各カバー体(10)(11)の嵌め合い部
(15a)と電気プラグ(17)のボディー外周で嵌め
合わせる構造とすることによって、電気プラグ差し込み
口(3a)(3b)への電気ブラグ(17)の差し歯
(17a)の差し込み量がさらに多くなる。
【0018】図16は本発明に係る電気プラグと図4及
び図5に示すカバー体(10)の防水・防塵機構(1)
を密封接続するための嵌め合い部のさらに他の実施の形
態を示す正面図、図17は同縦断面図、図18は本発明
に係る電気プラグと図6及び図7に示すカバー体(1
1)の防水・防塵機構(1)を密封接続するための嵌め
合い部のさらに他の実施の形態を示す正面図、図19は
同縦断面図で、電気プラグ(17)の各差し歯(17
a)を貫通させる平行な2本のスリットを有し、電気プ
ラグ(17)の差し歯突出端面に一体に固着又は着脱自
在に取り付ける板状のフード体(18b)を備え、この
フード体(18a)のスリット外周から電気プラグ(1
7)の差し歯(17a)の根元部外面に一体に突出させ
る外面が長円形の被覆カバーによって、電気プラグ(1
7)側の嵌め込み部(16b)を形成する。そして、各
カバー体(10)(11)の防水・防塵機構(1)のシ
ャッター(4)裏面側にシャッター嵌め込み部(7)と
同じ形状・大きさの板状体をシャッター(4)の肉厚を
薄くするかシャッター嵌め込み部(7)の深さを深くす
るかして嵌め込み固着し、この板状体に前記電気プラグ
(17)の嵌め合い部(16b)を嵌め込む長円形の一
対の孔を形成することによって、各カバー体(10)
(11)側の嵌め合い部(15b)を形成する。この
際、シャッター(4)の開口(9)は裏面の嵌め合い部
(15b)と同じ形状・大きさに形成され、電気プラグ
(17)の右側の嵌め合い部(16b)を嵌め込むこと
ができるようになっている。そして、電気プラグ(1
7)を接続しようとする電気プラグ差し込み口(3a)
(3b)を塞いでいる防水・防塵機構(1)のシャッタ
ー(4)を開位置に移動させ、電気プラグ(17)の2
本の差し歯(17a)をシャッター(4)表面側から電
気プラグ差し込み口(3a)(3b)に差し込むことに
よって、この差し込み方向で、且つ、差し込み操作で、
各カバー体(10)(11)の嵌め合い部(15b)及
び開口(9)の周面と電気プラグ(17)の嵌め合い部
(16b)の外周面が密着した状態で嵌め合わされ、電
気プラグ(17)と各カバー体(10)(11)の防水
・防塵機構(1)を密封接続する。各カバー体(10)
(11)と電気プラグ(17)の嵌め合い部(15b)
(16b)の形状・大きさを1つの形状・大きさに統一
することによって、形状・大きさが異なる電気プラグ
(17)をカバー体(10)(11)に常に密封状態で
接続することができる。また電気プラグ(17)の形状
・大きさは異なっても、差し歯(17a)の形状・大き
さは統一されており、この嵌め合い構造であれば一種類
で全種類の電気プラグ(17)に対応することができ
る。
【0019】上記の図8乃至図11及び図12乃至図1
5に示したカバー体(10)(11)側の嵌め合い部
(15)(15a)はこのカバー体(10)(11)と
同じ材質で一体に成形され、電気プラグ(17)側の嵌
め合い部(16)(16a)を有するフード体(18)
の成形材料は、非導電性の合成樹脂材料で、且つ、弾性
があるものが密封性に優れ有利である。またカバー体
(10)(11)の嵌め合い部(15)(15a)の外
面と電気プラグ(17)側の嵌め合い部(16)(16
a)の内面との嵌め合い形状は角がない方が隙間ができ
ずより一層密封性に優れ有利である。またカバー体(1
0)(11)側の嵌め合い部(15)(15a)(15
b)を防水・防塵機構(1)のシャッター枠(5)に設
けることによって、直接防水・防塵機構(1)と電気プ
ラグ(17)とを密封接続できるようにすることができ
る。
【0020】また図16乃至図19に示したカバー体
(10)(11)側の嵌め合い部(15b)と電気プラ
グ(17)側の嵌め合い部(16b)の材料は、非導電
性の合成樹脂材料で、且つ、少なくとも何れか一方また
は両方が弾性があるものが密封性に優れ有利である。
【0021】さらに、電気プラグ(17)のボディーは
通常分離可能に2つ割れ構造になっていて、ねじで締め
ている。このような電気プラグ(17)に嵌め合い部
(16)(16a)(16b)を設けるフード体(1
8)(18a)(18b)を一体に固着する場合には、
フード体(18)(18a)(18b)も2つ割れ構造
にし、電気プラグ(17)を分割できるようにすること
が好ましい。
【0022】図20はカバー体(10)(11)側の嵌
め合い部(15)(15a)(15b)と電気プラグ
(17)側の嵌め合い部(16)(16a)(l1b)
の嵌め合いを容易に行うための構造を示す表示部の説明
図で、カバー体(10)(11)側の嵌め合い部(1
5)の一側面又は嵌め合い部(15a)(15b)の一
側面に対応するこれに近いカバー体(10)(11)の
表面に凹凸を付けて電気プラグ(17)の嵌め合い姿勢
を示す目視並びに触感でも認識できる印(20)を設
け、電気プラグ(17)側のフード体(18)(18
a)(18b)で、前記カバー体(10)(11)側の
印(20)に対応する側面に凹凸を付けて電気プラグ
(17)の嵌め合い姿勢をカバー体(10)(11)側
の嵌め合い部(15)(15a)(15b)に一致させ
る目視並びに触感でも認識できる印(21)を設ける。
このことによって、暗闇でも、また目の不自由な人も電
気プラグ(17)を適確に電気プラグソケット(2)に
差し込むことができるようになる。
【0023】尚、上記した防水・防塵機構(1)及び嵌
め合い部(15)(15a)(15b)(16)(16
a)(16b)は、電気プラグソケット(2)や電気プ
ラグ(17)の製造メーカであれば、電気プラグソケッ
ト(2)のカバーや外箱及び電気プラグ(17)のボデ
ィーに直接設けることも容易に行える。
【0024】図21は本発明に係る図4及び図5に示す
カバー体(10)の防水・防塵機構(1)の他の実施の
形態を示す正面図、図22は同縦断面図、図23は本発
明に係る図6及び図7に示すカバー体(11)の防水・
防塵機構(1)の他の実施の形態を示す正面図、図24
は同縦断面図であり、該防水・防塵機構(1a)を設け
る各カバー体(10)(11)はゴムなど少なくとも非
導電性と弾性を有する材質で形成される。該防水・防塵
機構(1a)は電気プラグ(17)の差し歯(17a)
を各カバー(10)(11)の表面外側から電気プラグ
ソケット(2)の電気プラグ差し込み口(3a) (3
b)に差し込むための差し歯差し込み口(30a)(3
0b)を有し、該差し歯差し込み口(30a)(30
b)は、電気プラグ(17)の差し歯(17a)を差し
歯差し込み口(30a)(30b)を通して電気プラグ
ソケット(2)の電気プラグ差し込み口(3a)(3
b)に差し込んだとき、電気プラグ(17)の差し歯
(17a)突出端面に対面する各カバー(10)(1
1)表面が該突出端面に押されて内側に弾性変形し、電
気プラグ(17)の差し歯突出端面と密着するように、
電気プラグソケット(2)の表面に対応する各カバー
(10)(11)内面側を部分的に凹めて形成した薄肉
部(31a)(31b)にそれぞれ開設されている。
尚、差し歯差し込み口(30a)(30b)は電気プラ
グ(17)の差し歯(17a)断面より若干大きい孔と
したが、単に縦方向に平行な切り込みとしてもよい。ま
た各カバー(10)(11)の薄肉部(31a)(31
b)の面積は各種大きさが異なる電気プラグ(17)に
対応してこの差し歯(17a)突出端面と密着できるよ
うに、大きい電気プラグ(17)の差し歯(17a)突
出端面より一回り大きい面積に形成されている。さらに
各カバー(10)(11)の薄肉部(31a)(31
b)の内面側には該部の差し歯差し込み口(30a)
(30b)を塞ぐ縦長な四角形の薄板状のゴム製の左右
一対の扉片(32a)(32b)を各口(30a)(3
0b)ごとに設けている。左右一対の扉片(32a)
(32b)は、各口(30a)(30b)の左右外側縁
部で外側縁部が薄肉部(31a)(31b)の内面に固
着され、各口(30a)(30b)の内方で内側縁部が
二重に重なる観音開き構造に構成されており、電気プラ
グ(17)の差し歯(17a)が電気プラグソケット
(2)の電気プラグ差し込み口(3a)(3b)に差し
込まれていないときは、各カバー(10)(11)表面
の差し歯差し込み口(30a)(30b)が内側から左
右一対の扉片(32a)(32b)によって塞がれ、電
気プラグソケット(2)内に水や湿気や塵が侵入するの
を防ぐ、一方電気プラグ(17)の差し歯(17a)を
各カバー(10)(11)の差し歯差し込み口(30
a)(30b)を通して電気プラグソケット(2)の電
気プラグ差し込み口(3a)(3b)に差し込む際、電
気プラグ(17)の各差し歯(17a)によって左右一
対の扉片(32a)(32b)が内側に観音開きする如
く弾性変形して内側に押し開かれ、且つ、電気プラグ
(17)の差し歯(17a)に左右一対の扉片(32
a)(32b)が開放維持されて、電気プラグ(17)
の差し歯(17a)が電気プラグソケット(2)の電気
プラグ差し込み口(3a)(3b)に差し込まれるもの
で、以上のように防水・防塵機構(1a)を構成するこ
とにより、電気プラグ(17)と防水・防塵機構を密封
接続するための嵌め合い部を電気プラグ(17)や防水
・防塵機構(1)又は各カバー(10)(11)に設け
ずに済む。即ち、電気プラグ(17)の差し歯(17
a)を電気プラグソケット(2)の電気プラグ差し込み
口(3a)(3b)に差し込むことにより、電気プラグ
(17)の差し歯(17a)突出端面と各カバー体(1
0)(11)の薄肉部(31a)(31b)が密着し、
且つ、電気プラグ(17)の各差し歯(17a)を左右
側から包み込むように該差し歯(17a)に左右一対の
扉片(32a)(32b)が密着し、電気接続時にも防
水・防塵効果を得ている。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので以下
の効果を奏する。
【0026】電気プラグソケット(2)の電気プラグ差
し込み口(3a)(3b)を開放自在に塞ぐ防水・防塵
機構(1)を設けることによって、電気プラグソケツト
(2)内への水気や塵の侵入を防ぐことができ、電気プ
ラグソケット(2)によい環境を与えることができ、従
来のような電気火災を防止することができる。
【0027】また、電気プラグソケット(2)の電気プ
ラグ差し込み口(3a)(3b)を設ける表面を覆うカ
バー体(10)を設け、該カバー体(10)に防水・防
塵機構(1)を設け、又は、電気プラグソケット(2)
を出し入れ自在に収納するカバー体(11)を設け、該
カバー体(11)に防水・防塵機構(1)を設けること
によって、防水・防塵機能を構築物等に組み付けられ
た、又は、市販の電気プラグソケット(2)に容易に付
与することができる。
【0028】さらに、電気プラグ(17)と防水・防塵
機構(1)を密封接続するための電気プラグ抜き差し方
向で嵌め合う嵌め合い部(15)(15a)(15−
b)(16)(16a)(16b)を電気プラグ(1
7)と防水・防塵機構(1)又はカバー体(10)(1
1)に設けることによって、電気プラグ(17)を電気
プラグソケット(2)に略完全密封の状態で接続でき、
水気や塵の侵入を防ぐことができ、接続状態の電気プラ
グ(17)と電気プラグソケツト(2)の両方によい環
境を与えることができ、従来のような電気火災を防止す
ることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】防水・防塵機構の正面図。
【図2】防水・防塵機構の縦断面図。
【図3】防水・防塵機構の横断面図。
【図4】カバー体の正面図。
【図5】カバー体の縦断面図。
【図6】他のカバー体の正面図。
【図7】他のカバー体の縦断面図。
【図8】嵌め合い部の正面図。
【図9】嵌め合い部の縦断面図。
【図10】嵌め合い部の正面図。
【図11】嵌め合い部の縦断面図。
【図12】他の嵌め合い部の正面図。
【図13】他の嵌め合い部の縦断面図。
【図14】他の嵌め合い部の正面図。
【図15】他の嵌め合い部の縦断面図。
【図16】さらに他の嵌め合い部の正面図。
【図17】さらに他の嵌め合い部の縦断面図。
【図18】さらに他の嵌め合い部の正面図。
【図19】さらに他の嵌め合い部の縦断面図。
【図20】嵌め合いの印を示す説明図。
【図21】他の防水・防塵機構の正面図。
【図22】他の防水・防塵機構の縦断面図。
【図23】他の防水・防塵機構の正面図。
【図24】他の防水・防塵機構の縦断面図。
【符号の説明】 (1) (1a) 防水・防塵機構 (2) 電気プラグソケット (3a) (3b) 電気プラグ差し込み口 (10) (11) カバー体 (17) 電気プラグ (15) (15a) (15b) 嵌め合い部(カバ
ー体側) (16) (16a) (16b) 嵌め合い部(電気
プラグ側)
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】追加
【補正内容】
【図21】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】追加
【補正内容】
【図22】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】追加
【補正内容】
【図23】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】追加
【補正内容】
【図24】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気プラグソケットの電気プラグ差し込
    み口を開放自在に塞ぐ防水・防塵機構を設けたことを特
    徴とする電線接続器。
  2. 【請求項2】 電気プラグソケットの電気プラグ差し込
    み口を設ける表面を覆うカバー体を設け、該カバー体に
    防水・防塵機構を設けることを特徴とする請求項1記載
    の電線接続器。
  3. 【請求項3】 電気プラグソケットを出し入れ自在に収
    納するカバー体を設け、該カバー体に防水・防塵機構を
    設けることを特徴とする請求項1記載の電線接続器。
  4. 【請求項4】 電気プラグと防水・防塵機構を密封接続
    するための電気プラグ抜き差し方向で嵌め合う嵌め合い
    部を電気プラグと防水・防塵機構又はカバー体に設ける
    ことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の電線接続
    器。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5388988A (en) * 1977-01-17 1978-08-04 Toshiaki Tanaka Safety bayonet socket
JPS5714373U (ja) * 1980-06-27 1982-01-25
JPH0421262U (ja) * 1990-06-14 1992-02-21

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