JPH0944437A - デバイスドライバ制御方法及び装置及び情報処理装置 - Google Patents

デバイスドライバ制御方法及び装置及び情報処理装置

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JPH0944437A
JPH0944437A JP7197627A JP19762795A JPH0944437A JP H0944437 A JPH0944437 A JP H0944437A JP 7197627 A JP7197627 A JP 7197627A JP 19762795 A JP19762795 A JP 19762795A JP H0944437 A JPH0944437 A JP H0944437A
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device driver
driver
operating system
kernel
embedding
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JP7197627A
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Yoshiro Hikita
芳郎 疋田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デバイスドライバローダの機能変更や交換を容
易とする。また、ネットワークからデバイスドライバを
読み込むことを可能とし、障害発生時の修復作業を容易
にする。 【解決手段】カーネル1のデバイスローダ11は、カー
ネル1とは独立してデバイスドライバの読み込み及び組
込みを行う機能を有するダイナミックドライバローダ
(DDL2)を組み込む。そして、このDDL2により
必要なデバイスドライバのオぺーレーティングシステム
への組込みを行う。このようにして、オペレーティング
システムに必要なデバイスドライバが組み込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置にお
けるデバイスドライバの組込み等を管理するデバイスド
ライバ制御方法及び装置、及び外デバイスドライバ制御
方法を用いた情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のオペレーティングシステムのDevi
ce Driverの読み込み方法には、大きくわけて2通りの
方法がある。
【0003】一つは、SunOS4.x(商標)に代表
される方法であり、必要なデバイスドライバをあらかじ
めカーネルにリンクしておき、マシンブート時に各種デ
バイスを検索し、デバイスが存在した場合に初期化を行
い、使用可能とする。
【0004】もう一つは、NEXTSTEP(商標)に
代表される方法であり、デバイスドライバはカーネルに
リンクされておらず、読み込む必要のあるデバイスの種
別をあらかじめデバイスマップとして登録しておき、こ
のマップに基づいてデバイスドライバを読み込み、初期
化を行う。
【0005】デバイスドライバをカーネルにリンクする
方法では、デバイスドライバをカーネルとリンクしてい
るため、新たにデバイスドライバを組み込もうとした場
合、または不必要なデバイスドライバを削除しようとし
た場合、カーネルの再構築を行なわなければならず、非
常に手間がかかった。
【0006】近年では、カーネルとデバイスドライバが
独立している後者形式のオペレーティングシステムが増
えている。このような形式のオペレーティングシステム
の例として、NEXTSTEPの場合を説明する。
【0007】NEXTSTEPでは、ブートを行なうた
めに必要な最低限のデバイスドライバのみをカーネルに
リンクしてあり、それ以外のデバイスドライバについて
は、計算機システムの起動時にローカルディスクから読
み込みを行なう。読み込む必要のあるデバイスドライバ
に関する情報は、あらかじめディスク上のある決まった
構成情報ファイルに記述されている。この構成情報ファ
イル中には、ユーザーにより指定されたデバイス種別
と、指定されたデバイスを駆動するためのデバイスドラ
イバが登録されている。
【0008】図10は実際にNEXTSTEPで使用さ
れる、構成情報ファイルの例を示した図である。
【0009】同図において、9は構成情報キー、10は
構成情報キーに対応する値(キー値)である。デバイス
ドライバの読み込みには、”Boot Drivers”と”Active
Drivers”という2つのキーが関係している。”Boot D
rivers”はオペレーティングシステム起動時に読み込み
が行われる必要のあるデバイスドライバが、”ActiveDr
ivers”はオペレーティングシステム起動後、自動的に
読み込まれる必要のあるデバイスドライバが、それぞれ
列記されている。
【0010】計算機システムの起動時、デバイスドライ
バはカーネルにより読み込み及び初期化処理が行われ
る。図9にデバイスドライバの一般的なロード形態を示
す。同図に示す通り、デバイスドライバローダ802は
カーネル801の一部として組み込まれている。デバイ
スドライバローダ802は、計算機システムのブート時
にこの構成情報を読み込み、そこに記述されているデバ
イスドライバを読み込み、初期化処理を行い、デバイス
ドライバを実行可能な状態とする。尚、図9において、
201はデバイスドライバの読み込まれる流れを示して
いる。また、203はカーネルに組み込まれたデバイス
ドライバローダ802による、デバイスドライバの制御
の流れを表す。デバイスドライバローダ802によって
読み出されたデバイスドライバはデバイスドライバ80
3として組み込まれ、ハードウエア804を制御する。
【0011】この時読み込まれるデバイスドライバは、
読み込み先の指定は行なうことはできず、あらかじめ決
められたデバイス上のディレクトリから読み込まなけれ
ばならない。即ち、各デバイスドライバは、ローカルデ
ィスク上、またはカーネルが置かれているホスト(ディ
スク)上に存在しなければならない。
【0012】WindowsNT(商標)においてもほ
ぼ同様の処理が行われる。WindowsNTの場合に
は、構成情報ファイルに相当するレジストリと呼ばれる
ファイルが存在する。このレジストリには、CPUや各
種の周辺デバイスなどのハードウェアや、デバイスを制
御するためのデバイスドライバに関する情報が保存され
る。カーネルは、このレジストリの情報をもとにデバイ
スドライバの読み込みと初期化処理を行なうものであ
り、デバイスドライバはローカルディスク上にある必要
があった。
【0013】また、AIX(商標)、OS/2(商標)
と言ったオペレーティングシステムも、ほぼ同様の動作
を行なうもので、計算機システム起動時にはデバイスド
ライバはローカルディスク上にある必要がある。
【0014】一方ネットワークを使用して計算機システ
ムの初期化を行なうものとしては、ディスクレス計算機
システムのようにネットワークを利用して初期化を行な
う方法もあるが、この場合には、カーネルも含めたオペ
レーティングシステム全てをネットワーク上の一つのサ
ーバホストから読み込むものであった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のデ
バイスドライバローダではデバイスドライバをローカル
ディスク外より、例えばネットワーク等を利用して読み
込む機能はない。また、ローダ自身はカーネルに組み込
まれているために、デバイスドライバの読み込み経路を
変更するためにはカーネルに変更を加える必要があり、
非常に手間のかかるものであった。
【0016】ネットワークを利用した計算機システムの
起動には、ディスクレス計算機システムなどでみられる
NFSを利用したものがあるが、これは一つのサーバホ
ストからカーネルやデバイスドライバなど全てを読み込
むものであり、デバイスドライバのみをネットワーク上
の複数のサーバホストから読み込むことは出来なかっ
た。
【0017】また、計算機システム起動時にデバイスド
ライバを読み込むデバイスの指定において、ディスクと
ネットワーク等から複数指定することも出来なかった。
【0018】さらに、従来のデバイスドライバの読み込
み方法ではデバイスドライバファイルがローカルディス
ク上或はカーネルと同じサーバホスト上にある必要があ
り、ディスクに書き込まれているデバイスドライバのフ
ァイルが何かの理由で破壊されてしまった場合の修復作
業を行なう時には、フロッピーディスクや、CD−RO
M等から起動を行なうといった、通常と違った手順で計
算機システムの起動を行なう必要があり、計算機システ
ムに精通していない者にとっては非常に手間のかかるも
のであった。
【0019】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、デバイスドライバローダの機能変更を容易なデ
バイスドライバ制御方法及び該方法を用いた情報処理装
置を提供することを目的とする。
【0020】また、本発明の他の目的は、デバイスドラ
イバローダの交換を容易なものとするデバイスドライバ
制御方法及び該方法を用いた情報処理装置を提供するこ
とにある。
【0021】また、本発明の他の目的は、複数のデバイ
スからのデバイスドライバの読み込みを可能とするデバ
イスドライバ制御方法及び該方法を用いた情報処理装置
を提供することにある。
【0022】更に、本発明の他の目的は、ネットワーク
からデバイスドライバを読み込むことにより、障害発生
時の修復作業を容易にするデバイスドライバ制御方法及
び該方法を用いた情報処理装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のデバイスドライバ制御装置は以下の構成を
備える。即ち、オペレーティングシステムにデバイスド
ライバを組み込むデバイスドライバ制御装置であって、
オペレーティングシステムのカーネルにより、該カーネ
ルとは独立してデバイスドライバの読み込み及び組込み
を行う機能を有するドライバを組み込む第1組込み手段
と、前記ドライバにより必要なデバイスドライバの前記
オぺーレーティングシステムへの組込みを行う第2組込
み手段とを備える。
【0024】また、好ましくは、前記第2組込み手段に
おいて、前記ドライバは、ネットワークを介して外部よ
りデバイスドライバを取得し、前記オペレーティングシ
ステムへの組み込みを実行する。ネットワーク上の他の
装置によって保持されているデバイスドライバを、装置
に立ち上げ時に組み込むことが可能となるからである。
【0025】また、好ましくは、デバイスドライバ制御
システムのみをオペレーティングシステムとは独立して
交換する交換手段を更に備える。デバイスドライバロー
ダの機能変更等が容易となるからである。
【0026】また、好ましくは、オペレーティングシス
テムとのインターフェース部分と、デバイスドライバの
初期化処理とを規格化した複数のデバイスドライバによ
る転送を行う転送手段を更に備える。
【0027】上記の構成によれば、第1組込み手段は、
オペレーティングシステムのカーネルにより、該カーネ
ルとは独立してデバイスドライバの読み込み及び組込み
を行う機能を有するドライバを組み込む。そして、第2
組込み手段は、前記ドライバにより必要なデバイスドラ
イバの前記オぺーレーティングシステムへの組込みを行
う。このようにして、オペレーティングシステムに必要
なデバイスドライバが組み込まれる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の好適な実施の形態を説明する。
【0029】<実施形態1>本実施形態では、計算機ス
テムが接続されたネットワーク上に存在する複数のサー
バホストからデバイスドライバを読み込むことを可能と
している。
【0030】オペレーティングシステムが必要なデバイ
スドライバを選択する方法には、デバイススキャンを行
い動的にデバイス種別を得る方法と、あらかじめ必要な
デバイスをデバイスマップに登録しておく静的方法との
2通りが考えられる。本実施形態ではデバイスマップを
あらかじめ作成しておく静的方法で必要なデバイスドラ
イバの選択を行なう。この方式では、オペレーティング
システム起動時にユーザーの手によりデバイスマップが
作成されても良い。
【0031】図1は実施形態1におけるデバイス制御シ
ステムのデバイスドライバとカーネルの関係を表す概念
図である。同図において、1はカーネル、2はダイナミ
ックドライバローダ(DDL)、3はデバイスドライ
バ、4はデバイスドライバにより制御されるハードウェ
ア、5はデバイスドライバを読み込むためのローディン
グデバイスである。ローディングデバイス5は、デバイ
スドライバを保存しているデバイスを意味する。本実施
例の場合、ディスクまたはネットワークデバイスのこと
を表す。
【0032】101はカーネルによるDDL2の制御の
流れを、102はDDL2によるデバイスドライバの制
御の流れを示す。また、103はデバイスドライバ3に
よりオペレーティングシステムに与えられるサービスを
示す。104はDDL2により読み込まれるデバイスド
ライバの流れを表わしている。
【0033】図8は、本実施形態のデバイス制御システ
ムを適用した計算機システムの構成を表すブロック図で
ある。901はCPUであり、ROM902もしくはR
AM903に格納された制御プログラムに基づき各種の
制御を実行する。902はROMであり、本装置立ち上
げ時に実行される第1ブートプログラム902a及び第
2ブートプログラム902bを格納する。903はRA
Mであり、本装置の主メモリを提供する。RAM903
には構成情報ファイルに従ってデバイスドライバがロー
ドされる。
【0034】904は外部記憶装置であり、例えばハー
ドディスクで構成される。外部記憶装置904には、前
述の構成情報ファイル904a(図9)や、後述するデ
バイスマップ(図2)904bが格納されている。90
5、906は夫々キーボード、ポインティングデバイス
であり、当該計算機システムに対する各種の情報入力を
行う。907はディスプレイであり、CPU901の制
御により各種の表示を行う。908はネットワークイン
ターフェースであり、ネットワークを介して他のホスト
装置とデータの通信を可能とする。909はバスであ
り、上述の各構成を接続する。
【0035】図2は必要なデバイスドライバを登録して
おくデバイスマップ904bを表わす図である。同図に
おいて、11はドライバ種別、12はドライバのステー
タス、13はドライバをロードする際のファイルのパス
を表わしている。ステータス12は、ドライバをロード
するタイミングと方法を示すものであり、BOOTとあ
る場合にはオペレーティングシステム起動時にパス13
で示されるファイルからデバイスドライバをローディン
グする。また、NETWORKとある場合には、パス1
3で示される領域は無視し、ネットワーク上からデバイ
スドライバをローディングする。
【0036】図3はネットワークを利用したデバイスド
ライバの読み込みを行なう場合のネットワーク環境を表
わした図である。同図において、14はデバイスドライ
バの読み込みを行なうクライアントホストである。ま
た、15はデバイスドライバを提供することが可能なサ
ーバホストである。サーバホスト15は、一つのネット
ワーク上に複数存在することも可能であり、どのサーバ
ホストを選択するかはクライアントホストからのリクエ
ストにより異なってくる。
【0037】以上のような構成を備える本実施形態1の
動作について以下に説明する。
【0038】図4はオペレーティングシステムがブート
される際の全体の流れを表すフローチャートである。同
図は、カーネルが読み込まれ、必要な全てのデバイスド
ライバを読み込み、初期化を行いアタッチするまでの手
順を示すものである。同図を参照して、本実施形態の計
算機システムが起動され、DDL2によるデバイスドラ
イバの読み込み、アタッチが行われ、計算機システムが
ユーザーにより利用可能になるまでの動作を説明する。
【0039】計算機システムが起動されると、まず、ス
テップS22において、1次ブートプログラム902a
により2次ブートプログラム902bがローディングさ
れる。ステップS23にて、ロードされた2次ブートプ
ログラム902bはオペレーティングシステムの核であ
るカーネルをローディングする。そして、ステップS2
4において、ローディングされたカーネルは、まず自分
自身の初期化を行い実行可能な状態になる。
【0040】ローディングされたカーネルが実行可能な
状態になると、ステップS25において、外部記憶装置
904に記憶されたデバイスマップ904b(図2)を
検索し、ロードする必要のあるデバイスドライバを選択
する。ここで、DDL2がロードされる必要がある場合
にはステップS26へ進む。DDL2がロードされる必
要がある場合は、必ずデバイスマップ904bの先頭に
DDLがデバイスドライバとしてBOOTのステータス
で登録されているので、ステップS26において、カー
ネルはまずDDLをローカルディスク上からローディン
グする。
【0041】このようにDDLはカーネル(オペレーテ
ィングシステム)とは独立したファイルとしてディスク
上に保管されており、DDLを単独で交換することが可
能である。
【0042】従来のデバイスドライバの読込み方式で
は、デバイスドライバを読み込むための機構がカーネル
に組み込まれているため、デバイスドライバの読込み方
式を変更するためにはカーネルを再構成する必要があっ
た。これに対して、本実施形態では、デバイスドライバ
読込み機構をDDLとしてカーネルとは別ファイルと
し、オペレーティングシステム起動時にカーネルにより
読み込まれるようにしてある。このように、DDLをカ
ーネルとは独立したファイルとすることで、カーネルと
は独立したディスク上のファイル(DDL本体)を置き
換えるという簡単な方法でDDLの交換を容易なものと
している。
【0043】ロードされたDDL2は、ステップS27
においてまず自分自身の初期化処理を行なう。初期化の
終了したDDL2は、DDL2によるデバイスドライバ
の読み込み及び初期化を行なう必要のある全てのデバイ
スドライバについて、読み込みと初期化を実行する(ス
テップS28)。
【0044】DDL2によるデバイスドライバの読み込
みと初期化が終了すると、ステップS29へ進み、DD
L2以外のBOOTのステータスを持つデバイスドライ
バをデバイスマップから検索する。該当するデバイスド
ライバが存在する場合はステップS30へ進み、デバイ
スドライバのローディングを行う。そして、ステップS
31において、ロードしたデバイスドライバの初期化を
実行させる。デバイスドライバの初期化が終わると、ス
テップS29へ戻り読み込むべきデバイスドライバがな
くなるまで、デバイスドライバの読み込み及び初期化を
繰り返す。
【0045】このように、ステップS28まででDDL
のロード及び初期化を終了し、ステップS29〜ステッ
プS31でロードされるデバイスドライバは全てDDL
によりロードされる。
【0046】全てのデバイスドライバの読み込みと初期
化処理を終了すると、必要なサービスプログラムの起動
などを行い、ブート処理を終了し、ユーザーにより利用
可能な状態となる。
【0047】次に、図5及び図6を用いて、DDLによ
るデバイスドライバの読み込みと、初期化を行なう処理
の流れの詳細を説明する。
【0048】まず、図5はDDLによるデバイスドライ
バのロード手順を表すフローチャートである。同図は、
ステップS28における処理の詳細を説明するもので、
DDLによるデバイスドライバのアタッチを行なう処理
の流れを表している。即ち、DDL2がデバイスドライ
バを読み込み、初期化を行いアタッチする手順が示され
ている。
【0049】本実施形態では、ファイルの転送のプロト
コルには既存のシステムのブートプログラムのロードに
も利用されているTFTP(Trivial File Transfer Pr
otocol)を利用する。TFTPについては、K.Sollon
s,"THE TFTP PROTOCOL(REVISION 2)",RFC1350,07/10/19
92 に詳細が記されている。
【0050】初期化が終了したDDL2はまず、ネット
ワーク上にリクエストを出すために自分自身のイーサネ
ットアドレスを取得する(ステップS32)。次にカー
ネル1がデバイスマップ904bを利用し、NETWO
RKのステータスを持つデバイスドライバの検索を行な
う(ステップS33)。
【0051】ネットワーク上のサーバから読み込む必要
のあるデバイスドライバがあると、ステップS33から
ステップS34へ進む。ステップS34において、DD
L2はデバイスドライバを配送可能なサーバを得るため
にネットワーク上にブロードキャストを行い、サーバホ
ストのインターフェースアドレスを取得する。該当する
デバイスドライバが存在しない場合、処理はステップS
33からステップS42へ進み、DDL2によるデバイ
スドライバの読み込み及び初期化の処理を終了する。
【0052】ネットワーク上にブロードキャストを行い
サーバホストの検索を行なう場合、デバイスドライバの
配送可能なサーバに対するリクエストを発行するために
は、あらかじめIPポート番号を定義しておく必要があ
る。本実施形態ではポート番号が5020と定義されて
いるものとする。また、ファイルの転送を行なうために
はインターネットアドレスが必要であるので、ブロード
キャストにより得られたサーバホストのアドレスが、イ
ーサネットアドレスである場合、ARP(Address Reso
lution Protocol)を用いてサーバホストのインターネ
ットアドレスを取得する。
【0053】次にデバイスマップからデバイスドライバ
種別を取得する(ステップS35)。そして、サーバに
対するリクエストを行なうTFTP RPQパケットを
作成し(ステップS36)、サーバホストに対してデバ
イスドライバの転送の要求を出し、デバイスドライバの
転送を行なう(ステップS37)。DDL2は要求した
ファイルを正常に受け取ると、TFTP ACKをサー
バに対して送り返す(ステップS38、ステップS3
9)。次に、読み込んだデバイスドライバの初期化処理
を行い、カーネル1に対するサービスを実行可能な状態
とする(ステップS40)その後、次のデバイスドライ
バを読み込むため、ステップS33へ処理の流れを戻
す。
【0054】ネットワーク上のファイル転送にエラーが
発生した場合にはTFTP ERRORをサーバに対し
て送り返す(ステップS38、ステップS41)。そし
て、当該デバイスドライバの読み込み処理を中断し、処
理の流れをステップS33へ戻し、次のデバイスドライ
バの読み込み処理へ制御を移す。DDL2により読み込
み及び初期化処理を行なう必要のあるデバイスドライバ
が存在しなくなると、デバイスドライバの読み込み及び
初期化の処理を終了し、カーネル1によるブート処理へ
制御を戻す(ステップS33、ステップS42)。
【0055】次に、図6を用いてデバイスドライバの初
期化処理について説明する。図6は、デバイスドライバ
の初期化処理の手順を表すフローチャートである。
【0056】デバイスドライバはDDL2により読み込
まれると、まず必要なハードウェアレジスタの初期化処
理を行なう(ステップS43)。次にハードウェア割り
込みに対応する割り込み処理ルーチンの登録(ステップ
S44)とハードウェア割り込みの処理ルーチンの後処
理を行なう割り込み後処理ルーチンの登録を行る(ステ
ップS45)。なお、ステップS44において、デバイ
スドライバの内のある処理関数のポインタがカーネルの
割り込み処理用のテーブルにマッピングされる。そし
て、最後にデバイスドライバ自身の内部ステータスの初
期化を行い(ステップS46)、デバイスドライバの初
期化処理を終了する。
【0057】この時、DDL2がデバイスドライバの読
み込みに使用しているデバイスのハードウェアレジスタ
の初期化を行ってしまうとDDLによるデバイスドライ
バの読み込みに支障が出る場合が考えられる。そのよう
な場合には、デバイスドライバ読み込み時に初期化処理
を行なわず、必要な全てのデバイスドライバを読み込ん
だ後、読み込まれたデバイスドライバの初期化を行なう
ようにすることでこの問題を解決することができる。
【0058】以上のように、上記実施形態1によれば、
デバイスドライバの読み込み及び初期化の処理をカーネ
ル1に依存せず、DDL2によって独立して実行するこ
とが可能となる。このため、 1)デバイスドライバローダの機能変更が容易となる. 2)デバイスドライバローダの交換による機能変更が容
易なものとなる. 3)デバイスドライバローダによる複数のデバイス(例
えば、ハードディスク、フロッピーディスク、ネットワ
ーク等が挙げられる)からのデバイスドライバの読み込
みが可能となり、デバイスマップを変更することだけ
で、複数のデバイスからのデバイスドライバの読み込み
が可能となる. 4)ネットワーク経由のデバイスドライバの読み込みが
可能となり、ネットワーク上の複数のサーバホストから
のデバイスドライバの読み込みが可能となる。このた
め、障害発生時の対処が容易となる. という効果が得られる。
【0059】また、デバイスドライバの初期化手順がデ
バイスドライバ毎に異なっていると、新規にデバイスド
ライバを作成する度にDDLの変更を行う必要が生じて
しまうが、上記実施形態によれば、図5、図6で示され
るように、デバイスドライバの読込みと初期化を一定の
手順に従って行うように規格化されるので、DDLの変
更が不要となる。
【0060】また、これまでは、ディスクに障害が発生
し、ディスク上に保管されたデバイスドライバが破壊さ
れてしまった場合、通常とは異なる手段でオペレーティ
ングシステムを起動し、修復作業を行わなければならな
かった。これに対して、本実施形態のように、ネットワ
ーク上にデバイスドライバを置くことが可能な場合、万
が一デバイスドライバが破壊されたとしても、デバイス
ドライバを保管しているサーバ上でのファイル置換操作
のみで修復を行うことが可能で、デバイスドライバをネ
ットワーク経由でロードするクライアントホストでは特
別な修復作業を行う必要が無くなる。
【0061】<実施形態2>本実施形態2では、DDL
が複数のデバイスからデバイスドライバを読み込むこと
を可能とする場合を説明する。
【0062】図7は実施形態2におけるデバイスドライ
バとカーネルの関係を表す概念図である。同図におい
て、16はカーネル、17はDDL、18はデバイスド
ライバ、19はデバイスドライバにより制御されるハー
ドウェア、20は既にDDL17により読み込まれたデ
バイスドライバである。
【0063】501はカーネル16に組み込まれたデバ
イスドライバローダ161のデバイスドライバの制御の
流れを示す。502はDDL17によるデバイスドライ
バの制御の流れを示す。503は、デバイスドライバ1
8によりオペレーティングシステムに与えられるサービ
スを示す。504はDDL17により読み込まれるデバ
イスドライバのデータの流れを表わしている。
【0064】カーネル16によるDDL17の初期化要
求が来ると、DDL17はデバイスマップを検索し、デ
バイスドライバの読み込みを行なうために必要となるデ
バイスドライバを抽出し、必要となるデバイスドライバ
の読み込みと初期化を行なう。この時に使用するデバイ
スドライバは、簡易的なもので、ファイルの転送以外の
ことを行なうことはできない。この簡易的なデバイスド
ライバは、DDLを動作させるのに必要最低限のデバイ
スドライバを組み込むのに利用されるもので、DDLの
一部としてDDL内に組み込まれる。DDL17によ
り、デバイスドライバの読み込みに必要なデバイスドラ
イバの全てを読み込み、初期化を終わると、DDL17
はそれまで使用していた簡易的なデバイスドライバの使
用をやめ、初期化を終えたデバイスドライバを利用し
て、他のデバイスドライバの読み込みを行なう。
【0065】これ以後、DDL17がデバイスドライバ
の読み込みと初期化を行なう手順は実施形態1と同様で
あるので説明を省略する。
【0066】以上のように、実施形態2によれば、新た
に組み込んだデバイスドライバを介して制御される装置
からデバイスドライバをロードし、組み込むことが可能
となる。このため、実施形態1で挙げた効果に加えて、
更に柔軟にデバイスドライバをロードすることが可能と
なる。
【0067】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。この場合、本発明に係る
プログラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成するこ
とになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシ
ステム或は装置に読み出すことによって、そのシステム
或は装置が、予め定められた仕方で動作する。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デバイスドライバローダの機能変更あるいは交換が容易
となる。
【0069】また、本発明によれば、複数のデバイスか
らのデバイスドライバの読み込みが可能となる。
【0070】更に、本発明によれば、ネットワークから
デバイスドライバを読み込むことが可能となるので、障
害発生時等の修復作業が容易となる。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1におけるデバイス制御システムのデ
バイスドライバとカーネルの関係を表す概念図である。
【図2】必要なデバイスドライバを登録しておくデバイ
スマップを表わす図である。
【図3】ネットワークを利用したデバイスドライバの読
み込みを行なう場合のネットワーク環境を表わした図で
ある。
【図4】オペレーティングシステムがブートされる際の
全体の流れを表すフローチャートである。
【図5】DDLによるデバイスドライバのロード手順を
表すフローチャートである。
【図6】デバイスドライバの初期化処理の手順を表すフ
ローチャートである。
【図7】実施形態2におけるデバイスドライバとカーネ
ルの関係を表す概念図である。
【図8】本実施形態のデバイス制御システムを適用した
計算機システムの構成を表すブロック図である。
【図9】デバイスドライバの一般的なロード形態を示す
図である。
【図10】実際にNEXTSTEPで使用される、構成
情報ファイルの例を示した図である。
【符号の説明】
1 カーネル 2 ダイナミックデバイスローダ 3 デバイスドライバ 4 ハードウエア 5 ローディングデバイス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーティングシステムにデバイスド
    ライバを組み込むデバイスドライバ制御装置であって、 オペレーティングシステムのカーネルにより、該カーネ
    ルとは独立してデバイスドライバの読み込み及び組込み
    を行う機能を有するドライバを組み込む第1組込み手段
    と、 前記ドライバにより必要なデバイスドライバの前記オぺ
    ーレーティングシステムへの組込みを行う第2組込み手
    段とを備えることを特徴とするデバイスドライバ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2組込み手段において、前記ドラ
    イバは、ネットワークを介して外部よりデバイスドライ
    バを取得し、前記オペレーティングシステムへの組み込
    みを実行することを特徴とする請求項1に記載のデバイ
    スドライバ制御装置。
  3. 【請求項3】 デバイスドライバ制御システムのみをオ
    ペレーティングシステムとは独立して交換する交換手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のデバイ
    スドライバ制御装置。
  4. 【請求項4】 オペレーティングシステムとのインター
    フェース部分と、デバイスドライバの初期化処理とを規
    格化した複数のデバイスドライバによる転送を行う転送
    手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のデ
    バイスドライバ制御装置。
  5. 【請求項5】 オペレーティングシステムにデバイスド
    ライバを組み込むデバイスドライバ制御方法であって、 オペレーティングシステムのカーネルにより、該カーネ
    ルとは独立してデバイスドライバの読み込み及び組込み
    を行う機能を有するドライバを組み込む第1組込み工程
    と、 前記ドライバにより必要なデバイスドライバの前記オぺ
    ーレーティングシステムへの組込みを行う第2組込み工
    程とを備えることを特徴とするデバイスドライバ制御方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第2組込み工程において、前記ドラ
    イバは、ネットワークを介して外部よりデバイスドライ
    バを取得し、前記オペレーティングシステムへの組み込
    みを実行することを特徴とする請求項5に記載のデバイ
    スドライバ制御方法。
  7. 【請求項7】 デバイスドライバ制御システムのみをオ
    ペレーティングシステムとは独立して交換する交換工程
    を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のデバイ
    スドライバ制御方法。
  8. 【請求項8】 オペレーティングシステムとのインター
    フェース部分と、デバイスドライバの初期化処理とを規
    格化した複数のデバイスドライバによる転送を行う転送
    工程を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のデ
    バイスドライバ制御方法。
  9. 【請求項9】 装置の立ち上げ時において、請求項5乃
    至請求項8のいずれかに記載のデバイスドライバ制御方
    法を実行することを特徴とする情報処理装置。
JP7197627A 1995-08-02 1995-08-02 デバイスドライバ制御方法及び装置及び情報処理装置 Withdrawn JPH0944437A (ja)

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