JPH0943780A - 写真フィルム包装用小箱 - Google Patents

写真フィルム包装用小箱

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JPH0943780A
JPH0943780A JP7198660A JP19866095A JPH0943780A JP H0943780 A JPH0943780 A JP H0943780A JP 7198660 A JP7198660 A JP 7198660A JP 19866095 A JP19866095 A JP 19866095A JP H0943780 A JPH0943780 A JP H0943780A
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JP
Japan
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line
cutting
box
box wall
photographic film
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JP7198660A
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English (en)
Inventor
Masayuki Nakamura
正幸 中村
Osamu Suzuki
収 鈴木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開封が容易かつ確実にでき、かつ、耐衝撃強
度にも優れた写真フィルム包装用小箱を提供すること。 【解決手段】 箱壁の一部を所定の輪郭形状に切り開く
ために箱壁に装備される切り離し線16,17が、比較
的に短尺の切れ目であるミシン目用切断部を切り開く輪
郭に沿って並べるミシン目19と、比較的に長尺の切れ
目であるジッパー用切断部を切り開く輪郭に沿って並べ
るジッパー線18とを混在使用した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱壁の一部を所定
の輪郭形状に切り開くための切り離し線が箱壁に装備さ
れる写真フィルムを収容する包装用小箱に関するもの
で、詳しくは、前記切り離し線に沿う開封が容易かつ確
実に成し得ると同時に、前記切り離し線の部分が落下等
の衝撃で簡単に切り開いてしまうことのない写真フィル
ム包装用小箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の小箱の開封手段の一つとして、箱
壁の一部を所定の輪郭形状に切り開くための切り離し線
を箱壁に装備することが行われている。このような開封
用の切り離し線は、通常、ミシン目によるものと、ジッ
パー線によるものとに大別することができる。
【0003】通常、前記ミシン目は、図11の(a)に
示すように、比較的に短尺の切れ目であるミシン目用切
断部1を切り開く方向(輪郭)Xに沿って並べた構成を
なしている。一方、ジッパー線は、図11の(B)に示
すように、比較的に長尺の切れ目であるジッパー用切断
部2を切り開く方向Xに沿って並べた構成をなしてい
る。
【0004】ところで、ミシン目の場合は、切断部1の
大きさや切断部1相互の間隔の選定によって、開封力
(切り離し線で切り開くために箱壁に加える力)を許容
範囲に低減させることができる一方で、箱の落下等によ
る衝撃で簡単に切り離し線の部分に破損が生じないよう
に、適度の耐衝撃強度を確保することが比較的に容易で
あるが、その反面では、図11の(a)にも示している
ように、加える力の方向に対する許容角度θ1 が狭く、
箱壁に加える力の方向をかなり慎重に制御しないと、切
り裂きを次の切断部1に確実に繋げることができなくな
る虞があるという特質を有している。
【0005】これに対して、ジッパー線の場合は、加え
る力の方向に対する許容角度θ2 がミシン目の場合より
も広く、加える力の方向をそれほど慎重にしなくとも、
切り離し線に沿った切り開きがより確実に達成できると
いう利点がある。また、切断部2の大きさや切断部2相
互の間隔の選定によって、開封力を許容範囲に低減させ
ることができるが、開封力を低減させると、同時に、ミ
シン目の場合よりも耐衝撃強度が著しく低下してしまう
という特質を有している。
【0006】そこで、従来では、一般的には、箱壁の厚
さ寸法や箱壁上の開封方向等を考慮し、開封のために箱
壁に加える力が分散し易いか否か、耐衝撃強度と開封の
容易性のどちらがより重要な要件になるか、等の箱の仕
様や使用条件から、ミシン目およびジッパー線の何れか
を選択使用している。
【0007】例えば、箱壁が板厚100μm以下の紙や
プラスチックフィルムで構成される箱の場合には、切り
離し線としてはミシン目を使用し、また、同じ紙やプラ
スチックフィルムを箱壁とする箱でも、箱壁の板厚が1
00μm以上になる場合は、開封のために加えられる力
が板厚の増大によって分散しやすくなることから、加え
る力の方向に対する許容角度が大きいジッパー線を切り
離し線として使用するなどの使い分けがなされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特に、写真
フィルムが装填されたパトローネは、通常、略円筒状の
プラスチック容器に収容し、このプラスチック容器をさ
らに紙製の写真フィルム包装用小箱に入れた状態にして
出荷される。このような写真フィルムを収容した包装用
小箱は、遮光性を保障し、更には、未使用であることの
証明という目的から、耐衝撃強度が重要な要件となり、
切り離し線としてミシン目を選択したものが数多く開発
されているが、小箱で箱自体の剛性が比較的に高くなる
ため、箱壁を切り開くために加えた力が的確にミシン目
に沿う力とならず、切り離し線できれいに切り開くこと
ができなくなる虞があった。そこで、切り離し線できれ
いに切り開くことができるように、切り離し線にジッパ
ー線を選択した一般の包装用小箱も種々提案された。し
かし、切り離し線にジッパー線を選択した場合は、要求
される耐衝撃強度を向上させるために、ジッパー用切断
部相互の間隔を広げなければならず、ジッパー用切断部
相互の間隔を広げると、大きな開封力(例えば、1kg
f)が必要になり、ジッパー線の持つ開封の容易性が損
なわれてしまうという問題が生じた。
【0009】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、切り離し線に沿う開封が容易かつ確実に
成し得ると同時に、前記切り離し線の部分が落下等の衝
撃で簡単に切り開いてしまうことのない耐衝撃強度にも
優れた写真フィルム包装用小箱を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、箱
壁の一部を所定の輪郭形状に切り開くために箱壁に装備
される切り離し線が、比較的に短尺の切れ目であるミシ
ン目用切断部を所定の切開輪郭に沿って並べるミシン目
と、比較的に長尺の切れ目であるジッパー用切断部を所
定の切開輪郭に沿って並べるジッパー線とを混在使用し
た構成をなしていることを特徴とした写真フィルム包装
用小箱により達成される。
【0011】また、上記の写真フィルム包装用小箱にお
いて、前記切り離し線のうち、切り離し線の延在方向が
箱壁を切り開くために箱壁に加えられる力の方向と一致
する範囲にはミシン目を使用し、切り離し線の延在方向
が箱壁を切り開くために箱壁に加えられる力の方向と不
一致の範囲にはジッパー線を使用した構成としても、上
記目的を達成することができるものである。
【0012】さらに、上記の写真フィルム包装用小箱に
おいて、前記ジッパー線の隣接するジッパー用切断部間
を、ミシン目で連絡させた構成としても、上記目的を達
成することができるものである。
【0013】さらに、上記の写真フィルム包装用小箱に
おいて、前記ミシン目用切断部の穴形状を、長軸の方向
を箱壁の切り離し線に揃えた楕円形とした構成として
も、上記目的を達成することができるものである。
【0014】
【作用】本発明の上記構成によれば、一連の切り離し線
を、ミシン目とジッパー線との混在構成にしたもので、
切り離し線の延在方向が箱壁を切り開くために箱壁に加
えられる力の方向と一致する範囲にはミシン目を使用
し、切り離し線の延在方向が箱壁を切り開くために箱壁
に加えられる力の方向と不一致の範囲にはジッパー線を
使用する等、切り離し線の輪郭に応じて最適の切り離し
作用を得ることができ、またミシン目の持つ長所とジッ
パー線の持つ長所の双方を獲得することができ、その結
果、比較的に剛性が高くなり易い小箱であっても、切り
離し線に沿う開封が容易かつ確実に成し得ると同時に、
前記切り離し線の部分が落下等の衝撃で簡単に切り開い
てしまうことのない優れた耐衝撃強度を得ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明に係る写真
フィルム包装用小箱の一実施形態を示したもので、図1
は一実施形態の写真フィルム包装用小箱4の組み立て状
態の外観を示す斜視図、図2は写真フィルム包装用小箱
4の展開図、図3は写真フィルム包装用小箱4の開封状
態を示す斜視図である。この一実施形態の写真フィルム
包装用小箱4は、写真フィルムが装填されたパトローネ
を収容したプラスチック容器を収容するもので、外形寸
法は50×35×26mmの大きさである。
【0016】この写真フィルム包装用小箱4は、270
g/m2 のコートボール紙を図2に示した展開形状に打
ち抜いた板紙5を折り曲げて作成する。この板紙5は、
折目線(山折)10を介して一方向に連設された4面の
側壁6,7,8,9と、側壁9の一側に折目線10を介
して連設された糊付け代12と、折目線13を介して側
壁6,8の両端に連設された内フラップ6a,6b,8
a,8bと、折目線13を介して側壁9の両端に連設さ
れた接着フラップ9a,9bと、折目線13を介して側
壁7の両端に連設された端壁7a,7bとを具備した構
成で、各折目線10を山折に折り曲げて前記糊付け代1
2を側壁6の内端縁に糊付けすることによって角筒状に
組み立てられる。そして、角筒状の状態でパトローネを
収容したプラスチック容器を該筒内に入れ、その後に、
折目線13を山折に、内フラップ6a,6b,8a,8
b、接着フラップ9a,9b、端壁7a,7bを順に折
重ね、接着フラップ9a,9bの外面と端壁7a,7b
の内面とを適宜接着剤によって接着することによって、
図1の状態に組み立てられる。
【0017】前記糊付け代12の中間部には、円弧状の
外郭をなす切り離し片15が、糊付け代12を左右に分
断する如く設けられており、また、側壁9上には、側壁
8,9間の折目線10の両端部と前記切り離し片15の
両端を結ぶ切り離し線16,17が装備されている。な
お、前記側壁6上の、前記切り離し片15が重なる位置
は、前記切り離し片15の形状に対応して切除されてい
る。
【0018】これらの切り離し線16,17は、収容側
壁9の一部を所定の輪郭形状に切り開いて、箱内の写真
フイルムを取り出す開口を形成するものである。各切り
離し線16,17は、切り離し片15の端部から折目線
13に斜めに延びる切り離し線を提供するジッパー線1
8と、折目線13上を側壁8,9間の折目線10の端部
まで延びる切り離し線を提供するミシン目19とで構成
されている。換言すると、ミシン目19は、切り離し線
16,17のうち、切り離し線の延在方向が箱壁を切り
開くために箱壁に加えられる力の方向と一致する範囲に
適用されており、また、ジッパー線18は、切り離し線
の延在方向が箱壁を切り開くために箱壁に加えられる力
の方向と不一致の範囲に適用されている。
【0019】また、更には、図4に示すように、前記ジ
ッパー線19の隣接するジッパー用切断部20間は、ミ
シン目21によって連絡させている。このミシン目21
は、ミシン目用切断部22を一定の間隔L1で、隣接す
るジッパー用切断部20の端部間を結ぶ方向に配列した
もので、該ミシン目用切断部22の穴形状は、長軸の方
向を箱壁の切り離し線の延在方向に揃えた楕円形として
いる。
【0020】組み立てられた写真フィルム包装用小箱4
を開封する場合は、まず、切り離し片15の部分を指で
箱の内方に押して、切り離し片15と側壁9との間の折
目線10の付近に指を引っ掛け、図1に矢印(イ)で示
すように、側壁9の縁を上方に引き上げる如く、かつ、
側壁9,8間の折目線10に向う如く、開封力を加え
る。その開封力によって、各切り離し線16,17は、
切り離し片15の両端側から順に切り離し線16,17
の終端に向って切り開かれることになるが、一連の切り
離し線16,17がミシン目19,21とジッパー線1
8との混在構成で、ミシン目19,21の持つ長所とジ
ッパー線18の持つ長所の双方を獲得することができ、
その結果、比較的に剛性が高くなり易い小箱であって
も、切り離し線16,17に沿う開封が容易かつ確実に
成し得ると同時に、前記切り離し線16,17の部分が
落下等の衝撃で簡単に切り開いてしまうことのない優れ
た耐衝撃強度を得ることができる。
【0021】なお、前記ミシン目19,21を構成する
ミシン目用切断部22の形状は、前述のように、長軸の
方向を箱壁の切り離し線の延在方向に揃えた楕円形とす
るのが好ましい。その場合に、楕円形の短軸r1 と長軸
2 との比r1 /r2 は、図5に示すように、箱壁を切
り開く開封力に密接に関係し、切り離し線の延在方向に
沿って長細くなるほど、開封力を小さくすることができ
る。したがって、さらに好ましくは、ミシン目用切断部
22の楕円形状は、より細長い偏平形にするのが好まし
い。
【0022】また、図4に示したミシン目用切断部22
相互間の間隔L1 (単位:mm)は、開封力(単位:g
f)に密接に関係し、良好な開封性の確保や、衝撃によ
る開封の防止(耐衝撃強度)の良否を決定する重大な要
素となる。本願発明者等の実験によれば、図6および図
7に示す結果が得られた。即ち、間隔L1 を小さくする
ほど、必要な開封力も小さくすることができ、開封性が
向上するが、開封力が小さくなり過ぎると落下等による
衝撃によって開封し易くなる。耐衝撃強度を満足させた
上での適度の開封力としては、図6および図7からも分
かるように、80〜750gfとするのが適当で、好ま
しくは100〜700gf、より好ましくは150〜6
50gf、最も好ましくは200〜600gfである。
そして、このように開封性と耐衝撃強度との双方を確保
するには、間隔L1 を適度な範囲に抑える必要がある。
上述の一実施形態で使用した素材では、ミシン目用切断
部22の間隔L1 を、0.3〜0.8mmの範囲に設定
すれば、良好な開封性と耐衝撃強度を確保することがで
き、更に好ましくは、間隔L1 は0.4〜0.6mmの
範囲に設定するとよい。
【0023】図8乃至図10は本発明に係る写真フィル
ム包装用小箱の他の実施形態を示したもので、図8は他
の実施形態の写真フィルム包装用小箱24の組み立て状
態の外観を示す斜視図、図9は写真フィルム包装用小箱
24の展開図、図10は写真フィルム包装用小箱24の
開封状態を示す斜視図である。 この他の実施形態の写
真フィルム包装用小箱24は、切り離し線16,17を
装備する側壁9の位置を変更したもので、切り離し線1
6,17がジッパー線18とミシン目19との混在構成
である点、ジッパー線18を構成しているジッパー用切
断部相互間がミシン目によって連絡されている点等の基
本的な構成は一実施形態と同様である。したがって、共
通な部分には、同じ番号を付することによって、説明の
重複を避ける。
【0024】なお、板紙25に示すように、側壁9の位
置を変更したために、該側壁9に連続する側壁6上に切
り離し片15が装備されることになった。そのため、前
記切り離し片15は、側壁6上のミシン目26を押して
切り離すことによって得るように改善されている。
【0025】このような構成にしても、一実施形態と同
様に、良好な開封性と耐衝撃強度が得られることは、言
うまでもない。
【0026】なお、開封用の切り離し線の輪郭形状およ
び、切り離し線を装備する箱壁の位置は、上記の実施形
態のものに限定するものではない。また、切り離し線を
装備する箱壁の材質も、前述の実施形態のものに限定す
るものではなく、所定の箱形に組み立て可能な種々の紙
や樹脂シートが利用可能である。
【0027】また、前記写真フィルム包装用小箱4,2
4の表面には、内容物表示、メーカー表示、品種表示
等、必要に応じた印刷を施してもよい。その場合に、印
刷インキとしては感光材料に無害なものが選ばれ、一般
に使用されているオフセット印刷用インキ又はグラビア
印刷用インキ又はUVインキ等の中から選ぶことができ
る。
【0028】これらのインキに使用される代表的な合成
樹脂は、塩酢ビ系、硝化綿、ポリエステル、ポリアミド
ウレタン、ポリアクリル、ロジン変性マレイン酸、エチ
レン酢ビ、ビニールエーテル、ウレタン酢ビ、塩酢ビウ
レタン樹脂、変性アルキッド樹脂、変性フェノール樹
脂、アルカリ可溶型樹脂(ロジン変性マレイン酸樹脂、
スチレンマレイン酸樹脂、スチレンアクリル酸樹脂、ア
クリル酸エステルアクリル酸樹脂、メタクリル酸エステ
ルアクリル酸樹脂)、ハイドロゾル型樹脂(スチレンマ
レイン酸樹脂、スチレンアクリル酸樹脂、α−メチルス
チレンアクリル酸樹脂、アクリル酸エステルアクリル酸
樹脂、メタクリル酸エステルアクリル酸樹脂)、エマル
ジョン型樹脂(スチレン樹脂、スチレンアクリル酸エス
テル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、メタクリル
酸エステル共重合樹脂)、UVインキ用の樹脂として
は、アクリル系不飽和基を持つポリマーが一般的に使用
されており、代表的な例としてはポリエステル/アクリ
ル酸エステル、ポリエステル/ウレタン樹脂/アクリル
酸エステル、エポキシ樹脂/アクリル酸エステル、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリエ
チレングリコールジアクリレート、ヒドロキシエチルメ
タクリレートがあげられる。又インキには一般に知られ
ている着色剤が併用される。使用される着色剤として
は、特開昭63−44653号公報等に記載されている
各種顔料及びアゾ顔料(アゾレーキ;カーミン6B、レ
ッド2B、不溶性アゾ;モノアゾイエロ(PY−1、−
3)、ジスアゾイエロ(PY−12、−13、−14、
−17、−33)、ピラゾロオレンジ(PO−B−3
4)、バルカンオレンジ(PO−16)、縮合アゾ系;
クロモフタルイエロ(PY−98,−95)、クロモフ
タルレッド(PR−144,−166)、多環式顔料
(フタロシアニン系;銅フタロシアニンブルー(PB−
15,−15−1,6−15−3)、銅フタロシアニン
グリーン(PG−7)、ジオキサジン系;ジオキサジン
バイオレット(PV−23)、イソインドリノン系;イ
ソインドリノンイエロ(PY−109,−110)、ス
レン系;ベリレン、ベリノン、フラバントロン、チオイ
ンジゴ、レーキ顔料(マラカイトグリーン、ローダミン
B、ローダミンG、ビクトリアルブルーB)又無機顔料
(酸化物、二酸化チタン、ベンガラ、硫酸塩;沈降性硫
酸バリウム、炭酸塩;沈降性炭酸カルシウム、珪酸塩;
含水珪酸塩、無水珪酸塩、金属粉;アルミニウム粉、ブ
ロンズ粉、亜鉛末、カーボンブラック、黄鉛、紺青等が
挙げられる。またこれ等の顔料は、遮光性物質として前
述の樹脂層、紙層等に添加しても構わない。この他に、
油溶性染料、分散性染料等も使用される。その他、イン
キを構成する原材料として必要に応じて各種溶剤、分散
剤、湿潤剤、消泡剤、レベリング剤、増粘剤、安定剤、
架橋剤、ワックス、ドライヤー等の添加剤が使用され
る。
【0029】また、切り離し線としてのミシン目やジッ
パー線の穿孔加工は、ダイスパンチによる機械的方法、
レーザ等の加熱スポットによる方法など、公知の適宜方
法を利用することができる。切り離し線を形成するため
のレーザ方式に関して、このレーザ光線は熱線を含んで
いることが必要で、このようなレーザ光線を発生するレ
ーザとしては、固体レーザ、ガスレーザ、エキシマレー
ザ、半導体レーザのいずれでも良く、具体的には、Nd
−YAGガスレーザ、ルビーレーザ、炭酸ガスレーザ、
混合ガスレーザ(Tranverse Exciting Atomospheric)の
20〜50W程度の比較的小電力のものでよい。
【0030】また、本発明の写真フィルム包装用小箱
は、上述した実施形態のように、写真フィルム用の容器
に限定するものではない。切り離し線の開封性と耐衝撃
強度が要求される種々の容器に応用できるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明の写真フィルム包装用小箱によれ
ば、一連の切り離し線を、ミシン目とジッパー線との混
在構成にしたもので、切り離し線の延在方向が箱壁を切
り開くために箱壁に加えられる力の方向と一致する範囲
にはミシン目を使用し、切り離し線の延在方向が箱壁を
切り開くために箱壁に加えられる力の方向と不一致の範
囲にはジッパー線を使用する等、切り離し線の輪郭に応
じて最適の切り離し作用を得ることができ、また、ミシ
ン目の持つ長所とジッパー線の持つ長所の双方を獲得す
ることができ、その結果、比較的に剛性が高くなり易い
小箱であっても、切り離し線に沿う開封が容易かつ確実
に成し得ると同時に、前記切り離し線の部分が落下等の
衝撃で簡単に切り開いてしまうことのない優れた耐衝撃
強度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る写真フィルム包装用小箱の一実施
形態の組み立て状態の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態の写真フィルム包装用小箱
の展開図である。
【図3】本発明の一実施形態の写真フィルム包装用小箱
の開封状態を示す斜視図である。
【図4】図1のA部拡大図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるミシン目用切断部
の穴形状と開封力との相関を示すグラフである。
【図6】本発明の一実施形態におけるミシン目用切断部
相互間の間隔と、開封性、耐衝撃強度との関係の測定結
果をまとめた図表である。
【図7】図6の結果を示すグラフである。
【図8】本発明に係る写真フィルム包装用小箱の他の実
施形態の組み立て状態の外観を示す斜視図である。
【図9】本発明の他の実施形態の写真フィルム包装用小
箱の展開図である。
【図10】本発明の他の実施形態の写真フィルム包装用
小箱の開封状態を示す斜視図である。
【図11】ミシン目およびジッパー線の説明図である。
【符号の説明】
4,24 写真フィルム包装用小箱 5,25 板紙 6,7,8,9 側壁 10 折目線 12 糊付け代 13 折目線 15 切り離し片 16,17 切り離し線 18 ジッパー線 19,21,26 ミシン目 20 ジッパー用切断部 22 ミシン目用切断部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱壁の一部を所定の輪郭形状に切り開く
    ために箱壁に装備される切り離し線が、比較的に短尺の
    切れ目であるミシン目用切断部を所定の切開輪郭に沿っ
    て並べるミシン目と、比較的に長尺の切れ目であるジッ
    パー用切断部を所定の切開輪郭に沿って並べるジッパー
    線とを混在使用した構成をなしていることを特徴とした
    写真フィルム包装用小箱。
  2. 【請求項2】 前記切り離し線のうち、切り離し線の延
    在方向が箱壁を切り開くために箱壁に加えられる力の方
    向と一致する範囲にはミシン目を使用し、切り離し線の
    延在方向が箱壁を切り開くために箱壁に加えられる力の
    方向と不一致の範囲にはジッパー線を使用したことを特
    徴とした請求項1に記載の写真フィルム包装用小箱。
  3. 【請求項3】 前記ジッパー線輪郭内の隣接したジッパ
    ー用切断部間を、ミシン目で連絡させたことを特徴とし
    た請求項1または2に記載の写真フィルム包装用小箱。
  4. 【請求項4】 前記ミシン目用切断部の穴形状を、長軸
    の方向を箱壁の切り離し線に揃えた楕円形としたことを
    特徴とした請求項3に記載の写真フィルム包装用小箱。
  5. 【請求項5】 箱壁の一部を所定の輪郭形状に切り開く
    ために箱壁に装備される切り離し線の開封力が80〜7
    50gfであることを特徴とした写真フィルム包装用小
    箱。
JP7198660A 1995-08-03 1995-08-03 写真フィルム包装用小箱 Pending JPH0943780A (ja)

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