JPH0943038A - 液体の計量添加装置及び計量添加方法 - Google Patents

液体の計量添加装置及び計量添加方法

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JPH0943038A
JPH0943038A JP21398995A JP21398995A JPH0943038A JP H0943038 A JPH0943038 A JP H0943038A JP 21398995 A JP21398995 A JP 21398995A JP 21398995 A JP21398995 A JP 21398995A JP H0943038 A JPH0943038 A JP H0943038A
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JP
Japan
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liquid
valve
flow meter
control valve
metering
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Application number
JP21398995A
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English (en)
Inventor
Kunio Muto
邦夫 武藤
Ryozo Wakita
良造 脇田
Yasunori Ichikawa
靖典 市川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 計量誤差がなく、また流量計破損の回避が可
能であって、さらに構成の簡素化が可能な液体の計量添
加装置および計量添加方法を得る。 【解決手段】 液体2を貯留するストックタンク3と、
ストックタンク3からの流出を制御する底弁4と、底弁
4に接続され、液体流出分を計量する液体流量計8と、
液体流量計8に接続され、液体流量を制御する流量制御
弁10と、流量制御弁10に接続されて液体を暫定貯留
するリザーブタンク12と、リザーブタンク12からの
流出を制御する添加弁14とで構成され、液体流量計8
は底弁4より下方に設けられ、液体流量計8の出力側は
入力側よりも上方に設けられ、流量制御弁10はストッ
クタンク3よりも下方に設けられ、さらに添加弁14は
リザーブタンク12の下方に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の計量添加装
置及び計量添加方法、とりわけ写真塗布液の混合調整に
おける計量添加装置及び計量添加方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、写真フィルム等の感光材製造
においては、塗布液の調整時に、複数種類の薬品を各ス
トックタンクから計量のうえ、混合槽に添加供給して混
合する工程が含まれていて、このような工程には、従
来、図6に示されるような液体の計量添加装置が使用さ
れている。図示されている液体の計量添加装置の構成と
動作を以下に説明する。図6で、液体計量添加装置50
は、添加される液体2を貯留するストックタンク3と、
ストックタンク3からの液体2の流出を制御するための
底弁4と、底弁4の出口側に接続されて重力方向(下
方)に伸びる配管部51と、配管部51下端に入力側が
接続された液体流量計52と、液体流量計52の出力側
に接続された添加弁53から構成されている。添加弁5
3の出口側下方に、混合槽15が配設されている。液体
流量計52には、例えばオーバル流量計のような、容積
式流量計が適用される。
【0003】液体計量添加装置50は、1種類の液体2
を計量添加するものであり、したがって他の種類の液体
について、それぞれストックタンクと底弁(図示せ
ず)、配管部54あるいは57、液体流量計55あるい
は58、添加弁56あるいは59から構成される液体計
量添加装置がそれぞれ、併設されている。この結果、プ
ラント全体では複数基の液体計量添加装置が併設され、
よって混合槽15の上方には配管部、液体流量計、添加
弁から成る複数組が配設されることになる。
【0004】前記の液体計量添加装置50の動作を説明
すると、まず底弁4と添加弁53を開いて、液体2を配
管部51内を流下させる。液体2は配管部51内を流下
し、液体流量計52をへて添加弁53から流出し、混合
槽15内の混合液16に添加される。このとき、単位時
間当たりの添加液量は主として添加弁53で決まり、こ
のときの積算通過液量(すなわち添加液量)は液体流量
計52によって計量される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の液体の計量添加装置においては、以下のよ
うな問題点があった。その第1は、配管部内の空気によ
る計量誤差の発生である。すなわち、底弁4が閉じられ
ていても、操作中に添加弁53が開かれることがある
と、配管部51内の充液が添加弁53から流出し、配管
部51内は空気で満たされる。こののち、計量が開始さ
れると、押し出されて排出される空気流によって液体流
量計52が作動してしまい、下流側への実際の供給量に
誤差が発生するといった不都合が生じることがあった。
しかもこの誤差は、写真フィルム生産工程で多用されて
いる高粘度の液体においてとりわけ顕著な値を示すとい
う問題があった。
【0006】問題点の第2は、オーバル流量計などの容
積式流量計の破損のおそれが発生することである。前記
のように、配管部51内に空気が存在すると、高速の2
相流がオーバル流量計の歯車部材を通過し、いわゆるキ
ャビテーションによって歯車部材が損傷するおそれがあ
る。問題点の第3は、単位時間当たりの添加液量が一定
であって制御可能でないため、計量誤差発生のおそれが
あった。すなわち、単位時間当たりの添加液量が一定で
あるから、総添加液量が少ない際には短時間で所定量に
達してしまい、よって精密な時間制御がなされないかぎ
り、計量誤差が発生することになる。一方、逆に、総添
加液量が多い際には、単位時間当たりの添加液量が一定
ゆえに所定量にまで達するのに長時間かかるという欠点
があった。このため、例えば特開昭59―114418
号公報で開示されているような、それぞれ流量を異にす
る大小2種の添加弁を並列に設置して、総添加液量に応
じて切り換え使用する構成もあるが、弁数が増加してコ
スト的に不利という欠点があった。
【0007】さらに問題の第4は、前記のように混合槽
の上部に液体流量計と添加弁を各々液体の種類の数だけ
設置する必要があるから、添加する液体の種類が多い際
には多数の液体流量計と添加弁が混合槽の上部に存在す
る構成となる(前記特開昭59―114418号公報参
照)。このため、繁雑なうえ、計量にかかる誤読や弁操
作のミスを引き起こすというおそれがあった。
【0008】本発明はこのような従来技術の課題を解決
するためなされたもので、その目的は計量時における誤
差の発生がなく、流量計破損の回避が可能であって、さ
らに構成の簡素化が可能な液体の計量添加装置および計
量添加方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を実現するため
本発明に係る液体の計量添加装置は、液体を貯留可能で
下部に流出口を備えたストックタンクと、前記流出口に
入口側が接続されて前記ストックタンクからの液体の流
出を制御する底弁と、前記底弁の出口側に入力側が接続
され、液体流出分を計量する液体流量計と、前記液体流
量計の出力側に入口側が接続され、液体流量を制御する
流量制御弁と、液体を暫定貯留可能で下部に流入流出口
を備え、該流入流出口が前記流量制御弁の出口側に接続
されて計量済み液体を暫定貯留するリザーブタンクと、
前記リザーブタンクの前記流入流出口からの液体の流出
を制御する添加弁とで構成され、前記液体流量計の前記
入力側は前記底弁の前記出口側に対して重力方向下方に
設けられ、かつ前記出力側は前記入力側に対して重力方
向上方に設けられ、また、前記流量制御弁の入口側は前
記液体流量計の入力側に対して重力方向上方にあり、か
つ前記ストックタンクの前記流出口よりも重力方向下方
に設けられ、さらに前記添加弁は前記リザーブタンクの
前記流入流出口に対して重力方向下方に設けられたこと
を特徴とする。
【0010】あるいは前記添加弁のみを、計量済み液体
が添加される混合槽の上方に配して構成したことを特徴
とする。あるいは前記液体流量計を容積式流量計で構成
したことを特徴とする。あるいは前記液体流量計を電磁
式流量計で構成したことを特徴とする。
【0011】本発明に係る液体の計量添加方法は、前記
液体の計量添加装置を用いて、第1過程において、前記
流量制御弁を閉じて前記底弁を開き、前記底弁の出口側
から前記液体流量計の入力側ならびに前記液体流量計内
にまで至る部分を充液し、第2過程において、前記流量
制御弁を開き、前記液体流量計の出力側から前記流量制
御弁の入口側ならびに前記流量制御弁内にまで至る部分
を充液し、第3過程において、前記添加弁を閉じた状態
で前記液体流量計により所定量の液体を計量し、前記流
量制御弁を経由して前記リザーブタンクに暫定貯留し、
所定量が計量された状態で前記流量制御弁を閉じ、第4
過程において、前記添加弁を開いて前記リザーブタンク
に暫定貯留された計量済み液体を流出させて添加するこ
とを特徴とする。
【0012】前記のように構成された本発明に係る液体
の計量添加装置および計量添加方法にあっては、液体流
量計の入力側が底弁の出口側よりも下方に設けられ、か
つ液体流量計の出力側が入力側よりも上方に設けられる
から、液体の通過に伴って配管部内の空気が排除され
る。これによって計量時における誤差発生が防止され
る。そればかりか、配管部内の空気の排除によって、流
量計の破損が回避される。さらに、流量制御弁の出口側
とリザーブタンクの流入流出口とが連結されるから、液
体が大気中に晒されることがない。よって液体に気泡が
混入することがないうえ、好気性反応の抑止や引火防止
が実現される。
【0013】さらに、流量制御弁により流量を制御しな
がら計量することで、高精度の計量が実現される。また
計量済み液体を暫定貯留するリザーブタンクと、このリ
ザーブタンクに接続された添加弁によって、添加段階を
計量段階から分離して独立に実施でき、短時間で添加が
為される。さらに、計量済み液体が添加される混合槽の
上方に、添加弁のみが配される構成によって、プラント
の繁雑さが排除され、コスト低減と計量値の誤読や操作
ミスが排除される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る液体の
計量添加装置の一実施形態の構成を説明するブロック図
である。同図に示されるように、本発明に係る液体の計
量添加装置1は、液体2を貯留可能で下部に流出口3a
を備えるストックタンク3と、ストックタンク3の流出
口3aに入口側が接続されて、ストックタンク3からの
液体の流出を制御する底弁4と、底弁4の出口側に上端
が接続されて下方に垂下し、下端がドレン弁6に接続さ
れた第1配管部5と、第1配管部5の下端から若干上の
位置に接続されて斜め上方向に徐々に上昇する第2配管
部7と、第2配管部7の上端に入力側が接続され、液体
流出分を計量する液体流量計8と、液体流量計8の出力
側に下端が接続されて斜め上方向に徐々に上昇する第3
配管部9と、第3配管部9の上端に入口側が接続され、
液体流量を制御する流量制御弁10と、流量制御弁10
の出口側に接続され、水平に伸びる第4配管部11と、
上部に第4配管部11の他端を接続し、さらに上端に、
計量済み液体を暫定貯留するリザーブタンク12の下端
に設けられている流入流出口12aを接続し、さらに垂
下した下端に、リザーブタンク12の流入流出口12a
からの液体の流出を制御する添加弁14を接続した第5
配管部13とを備えて構成される。
【0015】また、液体流量計8の入力側は、底弁4の
出口側に対して重力方向下方に設けられている。かつ、
液体流量計8の出力側は、入力側に対して重力方向上方
に設けられている。 また、流量制御弁10の入口側は
液体流量計8の入力側に対して重力方向上方にあり、か
つストックタンク3の流出口3aの位置(液レベルLL
1)よりも重力方向下方に設けられている。さらに添加
弁14はリザーブタンク12の流入流出口12aの位置
(液レベルLL2)に対して重力方向下方に設けられて
いる。
【0016】液体流量計8は、オーバル流量計などに代
表される容積式流量計で構成するのが望ましい。例えば
オーバル流量計は、閉じた容器内に楕円形の歯車部材が
2個、90度の位相ずれで接してそれぞれ中心軸に回転
可能に設けられており、通液されると、液体の流動エネ
ルギーによって2個の歯車部材が回転して、流量に比例
した回転数が得られる構造であるから、誤差が小さく、
また高粘度の液体にも適用可能である。したがって、フ
ィルム乳剤や安定剤等の液体の計量にも適している。ま
た、不燃性の液体であれば、高精度の電磁式流量計で構
成することが望ましい。勿論、前記に限定されることな
く他の形式の流量計の適用も可能である。
【0017】また流量制御弁10は、開度が多段階切換
あるいは連続開度調節可能な制御弁を使用し、計量の開
始時には開度を大(例えば全開)として時間を短縮さ
せ、所定量に近付いてくると開度を絞って流量を落し、
計量誤差の発生を防止する等の調整操作を行なう。
【0018】さらに、前記の各配管部(第1配管部5〜
第5配管部13)は適宜省略して構成して差し支えな
い。例えば、底弁4が長尺方向に長い構造であって、ま
た液体流量計8も長尺方向に長い構造であれば、底弁4
の出口側と液体流量計8の入力側とを直結した構成が可
能である。同様に、液体流量計8の出力側と流量制御弁
10の入口側とを直結して構成したり、流量制御弁10
の出口側とリザーブタンク12の流入流出口12aとを
直結した構成も可能である。他の配管部についても同様
である。
【0019】本発明に係る液体の計量添加装置の特徴と
して、前記のように流量制御弁10の出口側とリザーブ
タンク12の流入流出口12aとが直接あるいは間接
に、閉系(クローズド)で連結されている。これは、流
量制御弁10を通過した液体を大気中に晒すことなく、
下端の流入流出口12aから導入してリザーブタンク1
2内をプッシュアップして貯留できるもので、液体に気
泡が入らず、良好な状態の維持を可能にするものであ
る。とりわけ、高粘度で稠密な液体であった場合、気泡
が混入するとその消泡は非常に困難をきわめ、しかも長
時間の静置が必要になり、時間とコストのロスが甚だ大
きい。したがって、大気との接触を遮断してハンドリン
グするのが非常に有利となる。また、液体が好気性反応
に敏感な特性であったり、易炎性であれば、大気との接
触の遮断はさらに重要になる。本発明の構成は、このよ
うな要求を満たし得るものである。
【0020】さらに、本発明に係る液体の計量添加装置
の特徴として、各液体用の添加弁のみを、計量済み液体
が添加される混合槽15の上方に配して構成する。すな
わち、図1ではリザーブタンク12より上流部分をすべ
てひとつの床に配置し、混合槽15の上方に配されるの
を添加弁14のみとする。これにより、繁雑な構成を避
けることができ、計量値の誤読や、操作ミスを未然に防
止することができる。
【0021】次に、図2乃至図4に基づき、本発明に係
る液体の計量添加装置の動作と、本発明に係る液体の計
量添加方法を説明する。本発明に係る液体の計量添加装
置の動作ならびに、本発明に係る液体の計量添加方法
は、準備動作と計量動作、さらに添加動作が順に連結さ
れて構成されている。よって説明の便宜上、これら各動
作をそれぞれ、準備フェーズ、計量フェーズ、添加フェ
ーズと称して説明する。
【0022】図2は、準備フェーズの動作流れ図であ
る。準備フェーズは、第1過程と第2過程から構成さ
れ、配管部内の空気を排出して計量の準備を行なう。ま
ず第1過程において、流量制御弁10とドレン弁6を閉
じて底弁4を開き(ステップS1)、底弁4の出口側か
ら液体流量計8の入力側ならびに液体流量計8内にまで
至る部分を充液する。流量制御弁10が閉じられている
から、第1配管部5内および第2配管部7内の空気は徐
々に液体流量計8を通過して第3配管部9内に閉じ込め
られる。ここまでの充液が完了すると(ステップS
2)、第2過程に移る。
【0023】第2過程において、流量制御弁10が開か
れる(ステップS3)。前記の、第3配管部9内に閉じ
込められていた空気は、流量制御弁10、第4配管部1
1、リザーブタンク12の流入流出口12aをへて、空
のリザーブタンク12から大気に放出される。ついで、
液体流量計8を通過した液体は、第3配管部9と流量制
御弁10内にまで至る部分を充液する。このようにして
通過液量が所定量に達すると(ステップS4)、流量制
御弁10が閉じられ(ステップS5)、準備フェーズが
完了する。このようにして、配管内の空気は排出され、
配管内には液体が充たされた状態となる。
【0024】ついで、流れ図が図3に示されるような、
計量フェーズが開始される。計量フェーズでは、第3過
程として、所定量の液体が計量され、一旦すべてリザー
ブタンク12に暫定貯留される。第3過程においては、
底弁4を開き、添加弁14とドレン弁6を閉じた状態
で、流量制御弁10をまず全開する(ステップS1
1)。これによって、液体流量計8による計量とともに
リザーブタンク12への貯留が開始される(ステップS
12)。当初は流量制御弁10が全開されているから、
高速でリザーブタンク12への貯留が進行する。
【0025】やがて、液体流量計8の通過液量、すなわ
ち計量値が所定量に近付くと(ステップS13)、流量
制御弁10が全開から絞られる(ステップS14)。こ
れによって、単位時間当たりの通過液量が少なくなり、
液の過剰通過による誤差発生を防止できる。このように
して通過液量が所定量に達すると(ステップS15)、
流量制御弁10を閉じ(ステップS16)、計量フェー
ズを終了する。この段階において、計量された所定量の
液体がリザーブタンク12に暫定貯留されている。
【0026】ついで、流れ図が図4に示されるような、
添加フェーズが開始される。添加フェーズでは、第4過
程として、リザーブタンク12に暫定貯留された液体が
添加弁14から一挙に放出される。第4過程において
は、流量制御弁10を閉じたままで添加弁14を開いて
(ステップS21)、リザーブタンク12に暫定貯留さ
れた計量済み液体を流出させて添加する。予め定めた所
定時間が経過すると(ステップS22)、添加弁14を
閉じて(ステップS23)、添加フェーズを終了する。
なお、配管部等からの液体の排出は、ドレン弁6を開放
して行なう。
【0027】図5は、本発明に係る液体の計量添加装置
の別の実施形態のブロック構成図である。同図に示され
るように、液体の計量添加装置1Aは、制御機30と、
それぞれ電磁式の底弁24、流量制御弁26、ドレン弁
27、添加弁28をはじめ、液体流量計8に取り付けら
れた回転数自動検出計25から構成され、完全自動作動
が可能となっている。
【0028】制御機30は、ストアードプログラム方式
のマイクロコンピュータで、チップに格納されたCP
U、チップ内あるいはチップ外のROMならびにRAM
(いずれも図示せず)から構成される。制御機30は、
検出値入力回路31、電磁弁制御回路32をインターフ
ェース回路として有し、さらに、バイナリ形式で記述さ
れ、ROMに格納されていてCPUによってそれぞれ実
行される、通過液量演算手段33、配管内充液制御手段
34、液量計量及びリザーブ制御手段35、液添加制御
手段36、電磁弁制御タイミング管理手段37、タイマ
ー38を備える。
【0029】回転数自動検出計25からの信号25aは
検出値入力回路31で受け付けられ、信号31aとして
通過液量演算手段33に送られる。通過液量演算手段3
3はこれに基づき通過液量を算出して、信号33aを出
力する。信号33aは、配管内充液制御手段34、液量
計量及びリザーブ制御手段35、液添加制御手段36に
それぞれ入力される。
【0030】配管内充液制御手段34は、準備フェーズ
を担当し、主として通過液量の信号33aに基づき電磁
弁の作動信号34aを電磁弁制御タイミング管理手段3
7と液添加制御手段36に送る。電磁弁制御タイミング
管理手段37は、電磁弁の作動信号34aに基づき電磁
弁制御タイミング信号37aを電磁弁制御回路32に送
り、電磁弁制御回路32は制御信号32a、32b、3
2c、32dをそれぞれ電磁式底弁24、電磁式流量制
御弁26、電磁式ドレン弁27、電磁式添加弁28に送
って開閉させる。
【0031】液量計量及びリザーブ制御手段35は、計
量フェーズを担当し、主として通過液量の信号33aに
基づき電磁弁の作動信号35aを電磁弁制御タイミング
管理手段37と液添加制御手段36に送る。電磁弁制御
タイミング管理手段37は、電磁弁の作動信号35aに
基づき電磁弁制御タイミング信号37aを電磁弁制御回
路32に送り、電磁弁制御回路32は制御信号32a、
32b、32c、32dをそれぞれ電磁式底弁24、電
磁式流量制御弁26、電磁式ドレン弁27、電磁式添加
弁28に送って開閉させる。
【0032】液添加制御手段36は、添加フェーズを担
当し、タイマー38からの経時信号38a、通過液量の
信号33a、配管内充液制御手段34、液量計量及びリ
ザーブ制御手段35からの電磁弁制御タイミング信号3
4a、35aに基づき電磁弁の作動信号36aを電磁弁
制御タイミング管理手段37に送る。電磁弁制御タイミ
ング管理手段37は、電磁弁の作動信号36aに基づき
電磁弁制御タイミング信号37aを電磁弁制御回路32
に送り、電磁弁制御回路32は制御信号32a、32
b、32c、32dをそれぞれ電磁式底弁24、電磁式
流量制御弁26、電磁式ドレン弁27、電磁式添加弁2
8に送って開閉させる。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る液体の
計量添加装置および計量添加方法は、液体流量計の入力
側を底弁の出口側に対して重力方向下方に設け、かつ出
力側を入力側に対して重力方向上方に設けて構成するか
ら、準備段階において配管部内の空気を排除でき、よっ
て計量時における誤差発生を防止できて計量精度が向上
し、信頼性のある計量を可能にするという効果がある。
また同時に、配管部内の空気を排除することによって、
流量計破損の回避が可能となる。さらに、流量制御弁の
出口側とリザーブタンクの流入流出口とが直接あるいは
間接に、閉系(クローズド)で連結しているから、液体
を大気中に晒すことなく導入してリザーブタンク内をプ
ッシュアップして貯留でき、液体に気泡が入らず、良好
な状態の維持を可能にするばかりか、好気性反応の抑止
や引火防止の効果を実現できる。
【0034】さらに、流量制御が可能な流量制御弁を配
設して計量し、また計量済み液体を暫定貯留するリザー
ブタンクと、このリザーブタンクに接続された添加弁を
設けることで、計量段階と添加段階が分離され、よって
高精度の計量と、短時間の添加を両立できるという効果
を実現できる。さらに、計量済み液体が添加される混合
槽の上方に、添加弁のみを配する構成としたことによっ
て、繁雑さを排除でき、装置の簡素化が可能になって低
コストのうえ、計量値の誤読や操作ミスの排除が可能に
なるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体の計量添加装置の一実施形態
の構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示す液体の計量添加装置の、準備フェー
ズにおける配管部に充液する動作の流れ図である。
【図3】図1に示す液体の計量添加装置の、計量フェー
ズにおける液計量動作の流れ図である。
【図4】図1に示す液体の計量添加装置の、添加フェー
ズにおける液添加動作の流れ図である。
【図5】本発明に係る液体の計量添加装置の別の実施形
態のブロック構成図である。
【図6】従来の液体の計量添加装置のブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1 液体の計量添加装置 2 液体 3 ストックタンク 4 底弁 5 第1配管部 6 ドレン弁 7 第2配管部 8 液体流量計 9 第3配管部 10 流量制御弁 11 第4配管部 12 リザーブタンク 13 第5配管部 14 添加弁 15 混合槽 16 混合液 LL1、LL2 液レベル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体2を貯留可能で下部に流出口3aを
    備えたストックタンク3と、前記流出口3aに入口側が
    接続されて前記ストックタンク3からの液体の流出を制
    御する底弁4と、前記底弁4の出口側に入力側が接続さ
    れ、液体流出分を計量する液体流量計8と、前記液体流
    量計8の出力側に入口側が接続され、液体流量を制御す
    る流量制御弁10と、液体を暫定貯留可能で下部に流入
    流出口12aを備え、該流入流出口12aが前記流量制
    御弁10の出口側に接続されて計量済み液体を暫定貯留
    するリザーブタンク12と、前記リザーブタンク12の
    前記流入流出口12aからの液体の流出を制御する添加
    弁14とで構成され、 前記液体流量計8の前記入力側は前記底弁4の前記出口
    側に対して重力方向下方に設けられ、かつ前記出力側は
    前記入力側に対して重力方向上方に設けられ、 また、前記流量制御弁10の入口側は前記液体流量計8
    の入力側に対して重力方向上方にあり、かつ前記ストッ
    クタンク3の前記流出口3aよりも重力方向下方に設け
    られ、 さらに前記添加弁14は前記リザーブタンク12の前記
    流入流出口12aに対して重力方向下方に設けられたこ
    とを特徴とする液体の計量添加装置1。
  2. 【請求項2】 前記添加弁14のみを、計量済み液体が
    添加される混合槽15の上方に配して構成したことを特
    徴とする請求項1記載の液体の計量添加装置1。
  3. 【請求項3】 前記液体流量計8を容積式流量計で構成
    したことを特徴とする請求項1乃至2記載の液体の計量
    添加装置1。
  4. 【請求項4】 前記液体流量計8を電磁式流量計で構成
    したことを特徴とする請求項1乃至2記載の液体の計量
    添加装置1。
  5. 【請求項5】 前記液体の計量添加装置1を用いて、 第1過程において、前記流量制御弁10を閉じて前記底
    弁4を開き、前記底弁4の出口側から前記液体流量計8
    の入力側ならびに前記液体流量計8内にまで至る部分を
    充液し、 第2過程において、前記流量制御弁10を開き、前記液
    体流量計8の出力側から前記流量制御弁10の入口側な
    らびに前記流量制御弁10内にまで至る部分を充液し、 第3過程において、前記添加弁14を閉じた状態で前記
    液体流量計8により所定量の液体を計量し、前記流量制
    御弁10を経由して前記リザーブタンク12に暫定貯留
    し、所定量が計量された状態で前記流量制御弁10を閉
    じ、 第4過程において、前記添加弁14を開いて前記リザー
    ブタンク12に暫定貯留された計量済み液体を流出させ
    て添加することを特徴とする液体の計量添加方法。
JP21398995A 1995-08-01 1995-08-01 液体の計量添加装置及び計量添加方法 Pending JPH0943038A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009522083A (ja) * 2005-12-30 2009-06-11 シロナ・デンタル・システムズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 液体用注入装置

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