JP2001221678A - 流量計校正システム - Google Patents

流量計校正システム

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JP2001221678A
JP2001221678A JP2000034014A JP2000034014A JP2001221678A JP 2001221678 A JP2001221678 A JP 2001221678A JP 2000034014 A JP2000034014 A JP 2000034014A JP 2000034014 A JP2000034014 A JP 2000034014A JP 2001221678 A JP2001221678 A JP 2001221678A
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宏之 雨森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は油液の流量を計測する流量計の校正を
正確に行うことを課題とする。 【解決手段】 流量計校正システム10では、計量タン
ク22に流量計測前に上部空間に残っている油蒸気の濃
度を測定する第1濃度計47が取り付けられている。さ
らに、計量タンク22の蓋部材78には、油液が供給さ
れるのに伴って発生した油蒸気を貯溜タンク12へ回収
する油蒸気回収管路49が接続されている。この油蒸気
回収管路49には、貯溜タンク12へ供給される油蒸気
の流量を測定する油蒸気用流量計51と、貯溜タンク1
2へ供給される油蒸気の濃度を測定する第2濃度計53
とが設けられている。制御部54は、流量計34により
計測された油蒸気の流量と濃度計47,53により測定
された油蒸気の濃度から計量タンク22に油液を供給す
る過程で発生した油蒸気量を算出し、この油蒸気量を流
量計34により計測された計量タンク22の質量に加算
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流量計校正システム
に係り、特に油液の流量を計測する流量計の校正を正確
に行うように構成した流量計校正システムに関する。
【0002】
【従来の技術】組立が完了した流量計の校正を行うた
め、流量計を流量計校正システムの配管途中に設置し、
ポンプから送液された水量を実際に計測して流量計固有
の計測精度を調べている。この種の流量計校正システム
としては、水と実際の被測流体として多く用いられる油
液とでは、流体の密度、粘度等の性状が異なるため、軽
油や灯油等の油液を計測する流量計の校正を行う場合に
は、油液の質量を計測して校正を行う方がより正確に流
量計を校正することができる。
【0003】そこで、流量計校正システムでは、軽油や
灯油等の油液を計測する流量計の校正を行う場合、被測
流体に油液を用いて流量とその油液の密度を計測し、流
量計が計測した質量を求め、この流量計測値と計量タン
クに供給された油液の体積の差から計測誤差を求めるこ
とが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように油液の流量を計測する流量計校正システムにおい
ては、テストメータとしての流量計では計量タンクの上
部空間に発生した油蒸気(ベーパ)の分も流量として計
測しているが、計量タンクに油液を供給する際に計量タ
ンクの上部空間に発生した油蒸気を計測せずに無視して
いた。そのため、油液の流量を計測する場合、計量タン
ク内で発生した油蒸気を大気中に排出してしまい、油蒸
気の発生量を計量タンクの質量計測値に加算せず、その
分計測誤差の原因となるといった問題がある。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決した流量
計校正システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。
【0007】上記請求項1記載の発明は、貯溜タンクの
油液を供給する油液供給経路と、該油液供給経路を介し
て油液を送液するポンプと、前記油液供給経路に取り付
けられ、前記ポンプにより送液された油液を計測するテ
ストメータとしての流量計と、該流量計で計測された油
液が供給される計量タンクと、前記計量タンクの質量を
計測する質量計測手段を備えてなり、前記流量計の計測
値と前記質量計測手段の計測値とを演算比較して前記流
量計を校正するよう構成された流量計校正システムであ
って、前記計量タンクの内部に発生した油蒸気を回収す
るための油蒸気回収管路と、前記油蒸気回収管路を流れ
る油蒸気の流量を計測する流量計測手段と、前記油蒸気
回収管路を流れる油蒸気の濃度を測定する濃度測定手段
と、前記流量計測手段により計測された油蒸気の流量と
前記濃度測定手段により測定された油蒸気の濃度から前
記計量タンクに油液を供給する過程で発生した油蒸気量
を算出し、該油蒸気量を前記質量計測手段により計測さ
れた前記計量タンクの質量に加算する演算手段と、を備
えてなることを特徴とするものである。
【0008】従って、上記請求項1記載の発明によれ
ば、流量計測手段により計測された油蒸気の流量と濃度
測定手段により測定された油蒸気の濃度から計量タンク
に油液を供給する過程で発生した油蒸気量を算出し、油
蒸気量を質量計測手段により計測された計量タンクの質
量に加算するため、油液を計量タンクに供給する過程で
計量タンク内に発生した油蒸気に相当する質量を補正し
て校正精度を向上させることができる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、前記計量タ
ンクに油液を供給する際は前記計量タンクを前記質量計
測手段から上昇させ、前記計量タンクに供給された油液
の質量を計測する際は前記計量タンクを降下させる昇降
手段と、前記昇降手段により前記計量タンクが上昇位置
に移動したとき、前記計量タンクの上部開口を密閉する
ように設けられた蓋部材と、該蓋部材に挿通される前記
油蒸気回収管路の外周をシールするシール部材と、を備
えてなることを特徴とするものである。
【0010】従って、上記請求項2記載の発明によれ
ば、計量タンクの蓋部材により昇降手段により計量タン
クが上昇位置に移動したとき、計量タンクの上部開口を
密閉するとともに、シール部材により蓋部材に挿通され
る油蒸気回収管路の外周をシールするため、計量タンク
に油液を供給する際に発生した油蒸気を計量タンクの外
部に漏出することを防止でき、計量タンク内で発生した
油蒸気の質量を正確に求めることができ、計量タンク内
に発生した油蒸気に相当する質量を補正して校正精度を
向上させることができる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
1記載の流量計校正システムであって、前記濃度測定手
段により測定された濃度測定値の時間的変化を監視し、
濃度変化が検出された時点から前記流量計が計測した油
液の油蒸気量を求めるとともに、前記計量タンクの上部
空間の油蒸気濃度及び前記計量タンクの上部空間から油
蒸気用流量計までの油蒸気回収管路内の油蒸気濃度を計
測する油蒸気濃度計測手段を備えてなることを特徴とす
るものである。
【0012】従って、上記請求項3記載の発明によれ
ば、濃度変化が検出された時点から流量計が計測した油
液の油蒸気量を求めるとともに、計量タンクの上部空間
の油蒸気濃度及び計量タンクの上部空間から油蒸気用流
量計までの油蒸気回収管路内の油蒸気濃度を計測するた
め、流量計による流量計測中に計量タンク内で発生した
油蒸気の質量を正確に求めることができ、計量タンクの
質量に油蒸気の質量を加算して校正精度を向上させるこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。
【0014】図1は本発明になる流量計校正システムの
一実施例の全体構成を示す構成図である。また、図2は
本発明になる流量計校正システムの流量計測中の状態を
示す構成図である。また、図3は計量タンク22の質量
を計測する際の動作を示す構成図である。
【0015】図1及び図2に示されるように、流量計校
正システム10は、被測流体に灯油または軽油等の油液
を用いて流量測定するものであり、大略、油液を貯溜す
る貯溜タンク12と、貯溜タンク12の油液を供給する
油液供給管路14と、油液供給管路14から分岐したバ
イパス管路16と、バイパス管路16に取り付けられた
密度計18と、油液供給管路14から流入した油液を分
配する転流器20と、転流器20から供給された油液を
貯溜する計量タンク22と、非計測時に転流器20から
供給された油液を貯溜する循環用回収タンク24と、計
量タンク12を昇降させるジャッキ26と、計量タンク
22に貯溜された油液の質量を測定する基準器としての
基準秤28と、より構成されている。
【0016】上記油液供給管路14には、上流側より貯
溜タンク12の油液を送液する第1ポンプ30と、テス
トメータとしての流量計34と、油液供給量を所定流量
に調整する流量調整弁36と、電磁弁よりなる開閉弁3
8とが配設されている。
【0017】バイパス管路16は、一端が第1ポンプ3
0と流量計34との間に形成された上記油液供給管路1
4に分岐接続され、他端が循環用回収タンク24内に挿
入されている。また、バイパス管路16には、密度計1
8に供給される油液の流量を一定流量値に調整する流量
調整弁40が設けられている。
【0018】尚、本実施の形態では、テストメータとし
ての流量計34は、例えば容積式流量計のように被測流
体の体積を計測して流量を求める体積式流量計が使用さ
れるものとする。そのため、流量計34の流量計測値
は、温度変化に伴う誤差をなくすため、密度計18によ
り測定された油液の密度を掛けて質量に換算される。
【0019】転流器20は、計量タンク22に連通され
たドロップ管路42と回収タンク24に連通されたドロ
ップ管路44とを有しており、流量計測前、流量計測
中、流量計測後の各モードに応じて計量タンク22また
は回収タンク24との連通系路を切り替えるものであ
る。すなわち、転流器20は、計量タンク22と回収タ
ンク24との分岐路に設けられており、内部に設けられ
た転流板21a,21bの何れか一方を回動させて流量
計測前は油液を回収タンク24に導き、流量計測中は油
液を計量タンク22に導くように動作する。
【0020】計量タンク22は、ジャッキ(昇降手段)
26により昇降可能に支持されており、流量計34によ
り計測された油液が供給される際は、図2に示されるよ
うに、基準秤28より離間した上昇位置に保持されてお
り、流量計測が終了して計測された油液の質量を測定す
る際は、図3に示されるように、降下して基準秤28に
載置される。計量タンク22は、ゴム製の防振マット4
3を介して昇降ベース45に載置されており、ジャッキ
26は昇降ベース45上に載置された計量タンク22を
昇降させるように設けられている。
【0021】そして、ジャッキ26のシャフト26a
は、基準秤28の載置台28aを貫通して昇降ベース4
5に当接する。そのため、ジャッキ26の伸縮動作荷応
じて昇降ベース45を基準秤28の載置台28aに載置
して計量タンク22の質量を計測可能とし、あるいは昇
降ベース45を基準秤28の載置台28aより上方へ移
動させて基準秤28に計量タンク22の荷重が作用しな
いように持ち上げることができる。
【0022】また、図2に示されるように、計量タンク
22の上部開口は、ジャッキ26により上昇位置に移動
している間は蓋部材78により閉塞される。その際、計
量タンク22の上部開口の周縁部と蓋部材78との間
は、シール部材79により気密にシールされる。
【0023】図3に示されるように、計量タンク22が
基準秤28に載置されて計量タンク22に供給された油
液の質量を測定する際は、計量タンク22の上部開口は
蓋部材78から離間して蓋部材78荷重の影響を受けな
いように質量を測定できる。
【0024】また、計量タンク22と回収タンク24と
の間には、排出管路46が設けられ、排出管路46には
排出弁48が配設されている。この排出弁48は、流量
計測が終了して計量タンク22の質量を計測した後、開
弁されて計量タンク22に貯溜された油液を回収タンク
24へ排出する。また、回収タンク24には、油液を貯
溜タンク12へ還流させる還流管路50が接続されてい
る。この還流管路50には、回収タンク24の油液を貯
溜タンク12へ送液する第2ポンプ52が設けられてい
る。尚、計量タンク22の油液を回収タンク24へ排出
する際は、常に一定量が残るようになっており、この一
定量が流量計測前の初期値になる。
【0025】また、計量タンク22には、流量計測前に
上部空間に残っている油蒸気(ベーパ)の濃度を測定す
る第1濃度計(濃度計測手段)47が取り付けられてい
る。さらに、計量タンク22の蓋部材78には、油液が
供給されるのに伴って発生した油蒸気を貯溜タンク12
へ回収するベーパラインとしての油蒸気回収管路49が
接続されている。この油蒸気回収管路49には、貯溜タ
ンク12へ供給される油蒸気の流量を測定する油蒸気用
流量計(流量計測手段)51と、貯溜タンク12へ供給
される油蒸気の濃度を測定する第2濃度計(濃度計測手
段)53とが設けられている。
【0026】尚、本実施の形態では、油蒸気用流量計5
1は、例えば容積式流量計のように被測流体の体積を計
測して流量を求める体積式流量計が使用される。そのた
め、油蒸気用流量計51により計測された油蒸気量(ベ
ーパ量)は、油蒸気濃度変化に伴う誤差をなくすため、
濃度計53により測定された濃度を掛けて流量に換算さ
れる。
【0027】上記密度計18、転流器20、分銅機構2
6、基準秤28、第1ポンプ30、流量計34、流量調
整弁36、開閉弁38、流量調整弁40、排出弁48、
第2ポンプ52、第1濃度計47、油蒸気用流量計5
1、第2濃度計53は、制御部54に接続されており、
後述するように制御部54からの指令により駆動制御さ
れる。また、制御部54のメモリには、流量計34によ
り計測された油蒸気の流量と濃度計47,53により測
定された油蒸気の濃度から計量タンク22に油液を供給
する過程で発生した油蒸気量を算出し、この油蒸気量を
流量計34により計測された計量タンク22の質量に加
算する制御プログラム(演算手段)が格納されている。
【0028】転流器20の転流板21a,21bは、リ
ンク機構を介して一対のアクチュエータ55,56に連
結されている。アクチュエータ55,56は、例えばエ
アシリンダ装置等からなり、一方が伸長すると共に他方
が縮むように動作する。そのため、転流板21a,21
bは、アクチュエータ55,56の伸縮動作によってい
ずれか一方が回動して上記油液供給管路14から供給さ
れた油液の流れを第1連通路21cまたは第2連通路2
1dへ導くように流れ方向を切り替える。
【0029】そして、第1連通路21cへ供給された油
液は、ドロップパイプ44を介して循環用回収タンク2
4に供給され、第2連通路21dへ供給された油液は、
ドロップパイプ42を介して計量タンク22に供給され
る。さらに、第2連通路21dの上方には、計量タンク
22に供給される油液の液面に発生した泡を計量タンク
22へ導く泡回収通路21eが設けられている。
【0030】また、第1連通路21cの上方には、ドロ
ップパイプ42を昇降させる昇降装置68が設けられて
いる。この昇降装置68は、ドロップパイプ42の上端
に係止されたワイヤ70を巻き上げるプーリ68a、プ
ーリ68aを回転駆動するモータ68bからなる。ドロ
ップパイプ42は、後述するように油液を計量タンク2
2に供給するとき、下降して計量タンク22に挿入され
る。そして、ドロップパイプ42の下端部が収納される
昇降ガイド部66は、計量タンク22の昇降動作により
蓋部材78の挿入孔78aに離間または挿入される。
【0031】尚、ドロップパイプ42は、流量計34に
より流量計測された油液を計量タンク22へ供給すると
き蓋部材78の挿入孔78aに挿入され、計量タンク2
2の質量を測定する際は、蓋部材78の挿入孔78aか
ら引き抜かれる。また、ドロップパイプ42の外周は、
蓋部材78の挿入孔78aとの間をシール部材(図示せ
ず)により気密にシールされている。
【0032】また、計量タンク22においては、液面を
覆うフロート板72が設けられている。このフロート板
72は、ドロップパイプ42が挿通される挿通孔72a
を有するが、それ以外の液面上に接しているので、油液
供給時に液面の上昇と共に、上昇する。そして、フロー
ト板72は、油液供給時の液面における波立ちを防止
し、波立ちによる静電気の発生が防止されるとともに、
計量タンク22内での油蒸気の発生を抑える。
【0033】ここで、上記制御部54が実行する制御処
理について説明する。
【0034】図4及び図5は制御部54が実行する制御
処理のフローチャートである。
【0035】図4及び図5に示されるように、制御部5
4は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)
において、電源投入後、スタートスイッチ(図示せず)
がオンに操作されると、S12に進み、ジャッキ26を
作動させて油液供給前の計量タンク22を降下させて基
準秤28に載置させる。次のS13では、流量計測前の
状態の計量タンク22の質量を基準秤28により測定す
る。尚、この時点では、計量タンク22内には、予め決
められた一定量の油液が残留している。
【0036】続いて、S14に進み、ジャッキ26を作
動させて計量タンク22を基準秤28より上昇させる。
これにより、計量タンク22は、上部開口の周縁部が蓋
部材78のシール部材79に当接し、シール部材79に
より気密状態になる。
【0037】次のS15では、第1濃度計47により測
定された計量タンク22内の油蒸気濃度を読み込み、メ
モリ(図示せず)に記憶させる。
【0038】続いて、S16に進み、第1ポンプ30を
起動させると共に、開閉弁38を開弁させて貯溜タンク
12に貯溜された油液を送液させる。ポンプ30が起動
されると、貯溜タンク12の油液が所定流量で油液供給
管路14に供給されると共に、ポンプ30の下流で油液
供給管路14から分岐したバイパス管路16にも油液が
供給される。
【0039】次のS17では、上記油液供給管路14に
取り付けられた流量計34からの流量パルスにより流量
計測可能であることを確認する。尚、S17において、
流量計34から流量パルスが出力されないときは、何ら
かの異常があるので、S18に移行して警報を発してS
11に戻る。この場合、作業員は、流量計34の取り付
け方法に異常がないか、あるいは流量計34自体に異常
がないかどうかを調べて最初からやり直す。
【0040】S17において、流量計34からの流量パ
ルスを検出することができたときは、流量計34が正常
であると判断してS19に進み、密度計18の密度計測
値が正常に出力されていることを確認する。尚、密度計
18の密度計測値に異常があるときは、上記S18に移
行して警報を発してS11に戻る。この場合、作業員
は、密度計18に何らかの異常がないかどうかを調べて
最初からやり直す。
【0041】S19において、密度計18の密度計測値
が正常に出力されているときは、S20に進み、油液供
給管路14を通過した油液が計量タンク22へ供給され
るように転流器20の転流板21a,21bを切替動作
させて流量計測を開始する。
【0042】次のS21では、上記転流器20の転流板
(図示せず)が切替動作するのと同時に流量計34から
出力される流量パルスの積算を開始する。続いて、S2
2では、油蒸気回収管路49を介して貯溜タンク12へ
供給される油蒸気の流量を油蒸気用流量計51により測
定し、その測定されたベーパ流量を読み込む。次のS2
3では、油蒸気回収管路49を介して貯溜タンク12へ
供給される油蒸気の濃度を第2濃度計53により測定
し、その測定されたベーパ濃度を読み込む。
【0043】そして、S24においては、流量計34に
より計測された計測流量値が目標流量値に達したかどう
かをチェックする。S24で、計測流量値が目標流量値
に達していないときは、上記S21に戻り、S21以降
の処理を繰り返す。しかし、計測流量値が目標流量値に
達したときは、S25進み、油液供給管路14を通過し
た油液が循環用回収タンク24へ供給させるように転流
器20の転流板21a,21bを切り替え動作させて流
量計測を終了する。その後、S26に進み、ポンプ30
を停止させると共に、開閉弁38を閉弁させて油液の送
液を終了する。
【0044】図5に示すS27に進み、ジャッキ26を
作動させて油液供給前の計量タンク22を降下させて基
準秤28に載置させる。次のS28では、流量計34に
より計測された一定量の油液が貯溜された状態の計量タ
ンク22の質量を基準秤28により測定する。
【0045】次のS29では、密度計18により計測さ
れた油液の密度を読み込み、S30では流量計34によ
り計測された流量計測値を基準秤28により計測された
質量計測値と密度計18により計測された油液の密度に
基づいて校正処理を行なう。尚、流量計34の流量計測
値と基準秤28により計測された質量計測値との差から
計測誤差を求めるが、流量と質量とは、直接比較できな
いため、流量(m)×密度(kg/m3)=質量(kg)の関
係式に基づいて演算を行なう。
【0046】さらに、計量タンク22の上部空間には、
供給された油液の油蒸気(ベーパ)が発生しており、こ
の油蒸気の量も流量計34は流量として計測している。
そのため、S30においては、後述するように計量タン
ク22内の油蒸気発生量も測定し、油蒸気発生量を質量
計測値に加算する。
【0047】続いて、S31では、排出管路46が設け
られた排出弁48を開弁させて、計量タンク22の油液
を回収タンク24へ排出させる。そして、S32では、
ポンプ52を起動させて循環用回収タンク24の油液を
貯溜タンク12に還流させる。
【0048】次のS33では、基準秤28により計測さ
れた質量計測値に基づいて計量タンク22の油液が排出
され流量計測前の状態に戻ったかどうかをチェックす
る。そして、計量タンク22の液量が流量計測前の状態
に戻ったとき、S34に進み、ポンプ52を停止させる
と共に、排出弁48を閉弁させる。この後、S35に進
み、ジャッキ26を作動させて計量タンク22を基準秤
28より上昇させる。これで、流量計34の流量計測処
理は、終了する。
【0049】ここで、S30の校正処理について説明す
る。
【0050】上記のように計量タンク22に油液が供給
されると、計量タンク22内の液面が上昇するととも
に、計量タンク22の上部空間に発生した油蒸気が油蒸
気回収管路49を通過して貯溜タンク12へ排出され
る。その過程で、油蒸気回収管路49に設けられた油蒸
気用流量計51及び濃度計53により油蒸気の排出量及
び濃度が測定される。そして、流量計測前に計量タンク
22の上部空間に残留している油蒸気は、油液供給から
時間が経過しているので比較的濃度が低く、流量計測中
に発生した油蒸気は、比較的濃度が高い。
【0051】図6は校正処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【0052】図6のS41では、流量計測中に計量タン
ク22内で発生した油蒸気が蒸気回収管路49を通過す
る際、第1濃度計47及び第2濃度計53により測定さ
れた油蒸気の濃度測定値を読み込む。
【0053】次のS42では、流量計測前に計量タンク
22内に残留している油蒸気は、流量計34で流量値と
して計測していないので、この流量計測前の油蒸気を除
くため、第1濃度計47及び第2濃度計53により測定
された油蒸気の濃度測定値が所定値以上に上昇したかど
うかをチェックする。当初、第2濃度計53により測定
された油蒸気の濃度測定値は、前述したS15におい
て、第1濃度計47により測定された流量計測前の濃度
測定値とほぼ等しい。しかしながら、流量計34で計測
された油液が計量タンク22内に供給され始めると、先
に第1濃度計47の濃度測定値が上昇し、所定時間遅れ
て第2濃度計53の濃度測定値が上昇する。
【0054】このようにS42で油蒸気の濃度測定値に
時間的変化が生じたとき、計量タンク22への油液供給
が開始されたものと判断してS43に進む。S43で
は、流量計測開始後の濃度測定値αと、油蒸気用流量計
51により測定された油蒸気のガス量Vとから油蒸気
の質量qを求める。この質量qは、計量タンク22
に油液を供給し始めた後に油液がベーパ化して貯溜タン
ク12に回収された油の質量である。
【0055】次のS44では、計量タンク22への油液
の供給が終了されたかどうかをチェックする。S44に
おいて、計量タンク22への油液の供給が終了すると、
S45に進み、流量計測終了後の濃度測定値βと、流量
計測後の計量タンク22の上部空間の容積Vと、油蒸
気用流量計51までの油蒸気回収管路49内の容積V
とから油蒸気の質量qを求める。従って、この質量q
は、計量タンク22への油液供給が終了した後の計量
タンク22の上部空間に溜まった油蒸気と、油蒸気用流
量計51までの油蒸気回収管路49内に排出された油蒸
気とを合わせたガス量の質量である。
【0056】S46上記質量qと質量qとを基準秤
28により計測された質量計測値mに加算して基準質量
maを求める。次のS47では、テストメータとしての
流量計34により計測された体積計測値に密度計18に
より測定された密度を掛けて質量計測値mbを求める。
そして、S48では、上記基準質量maと質量計測値m
bとを比較する。続いて、S49では、基準質量maと
質量計測値mbと差に基づいて当該流量計34の正確な
精度を求める。これで、校正処理は、終了する。
【0057】このように、計量タンク22に油液を供給
する過程で発生した油蒸気の質量q と質量qとを基
準秤28により計測された質量計測値mに加算して基準
質量maを求めるため、より高精度に流量計34が計測
した油液の質量を測定することが可能になる。その結
果、流量計34の校正を正確に行なうことができ、流量
計校正システム10の信頼性をより高めることができ
る。
【0058】尚、上記実施の形態では、灯油や軽油を用
いて流量計34の計測精度を検定したが、これに限ら
ず、他の油液を用いることもできるのは勿論である。
【0059】また、上記実施の形態では、テストメータ
としての流量計が体積流量計であるものを例にとって説
明したため、密度計を必要としたが、流量計として質量
流量計を使用すれば、密度計は省略することができる。
【0060】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1記載の発明に
よれば、流量計測手段により計測された油蒸気の流量と
濃度測定手段により測定された油蒸気の濃度から計量タ
ンクに油液を供給する過程で発生した油蒸気量を算出
し、油蒸気量を質量計測手段により計測された計量タン
クの質量に加算するため、油液を計量タンクに供給する
過程で計量タンク内に発生した油蒸気に相当する質量を
補正して校正精度を向上させることができる。
【0061】また、上記請求項2記載の発明によれば、
計量タンクの蓋部材により昇降手段により計量タンクが
上昇位置に移動したとき、計量タンクの上部開口を密閉
するとともに、シール部材により蓋部材に挿通される油
蒸気回収管路の外周をシールするため、計量タンクに油
液を供給する際に発生した油蒸気を計量タンクの外部に
漏出することを防止でき、計量タンク内で発生した油蒸
気の質量を正確に求めることができ、計量タンク内に発
生した油蒸気に相当する質量を補正して校正精度を向上
させることができる。
【0062】また、上記請求項3記載の発明によれば、
濃度変化が検出された時点から流量計が計測した油液の
油蒸気量を求めるとともに、計量タンクの上部空間の油
蒸気濃度及び計量タンクの上部空間から油蒸気用流量計
までの油蒸気回収管路内の油蒸気濃度を計測するため、
流量計による流量計測中に計量タンク内で発生した油蒸
気の質量を正確に求めることができ、計量タンクの質量
に油蒸気の質量を加算して校正精度を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる流量計校正システムの一実施例の
全体構成を示す構成図である。
【図2】本発明になる流量計校正システムの流量計測中
の状態を示す構成図である。
【図3】計量タンク22の質量を計測する際の動作を示
す構成図である。
【図4】制御部54が実行する制御処理のフローチャー
トである。
【図5】図4の処理に続いて制御部54が実行する制御
処理のフローチャートである。
【図6】校正処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 流量計校正システム 12 貯溜タンク 14 油液供給管路 16 バイパス管路 18 密度計 20 転流器 22 計量タンク 24 循環用回収タンク 26 分銅機構 28 基準秤 30 第1ポンプ 32 高精度流量計 34 流量計 36 流量調整弁 38 開閉弁 40 流量調整弁 46 排出管路 47 第1濃度計 48 排出弁 49 油蒸気回収管路 50 還流管路 51 油蒸気用流量計 52 第2ポンプ 53 第2濃度計 54 制御部 78 蓋部材 79 シール部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯溜タンクの油液を供給する油液供給経
    路と、 該油液供給経路を介して油液を送液するポンプと、 前記油液供給経路に取り付けられ、前記ポンプにより送
    液された油液を計測するテストメータとしての流量計
    と、 該流量計で計測された油液が供給される計量タンクと、 前記計量タンクの質量を計測する質量計測手段を備えて
    なり、 前記流量計の計測値と前記質量計測手段の計測値とを演
    算比較して前記流量計を校正するよう構成された流量計
    校正システムであって、 前記計量タンクの内部に発生した油蒸気を回収するため
    の油蒸気回収管路と、 前記油蒸気回収管路を流れる油蒸気の流量を計測する流
    量計測手段と、 前記油蒸気回収管路を流れる油蒸気の濃度を測定する濃
    度測定手段と、 前記流量計測手段により計測された油蒸気の流量と前記
    濃度測定手段により測定された油蒸気の濃度から前記計
    量タンクに油液を供給する過程で発生した油蒸気量を算
    出し、該油蒸気量を前記質量計測手段により計測された
    前記計量タンクの質量に加算する演算手段と、を備えて
    なることを特徴とする流量計校正システム。
  2. 【請求項2】 前記計量タンクに油液を供給する際は前
    記計量タンクを前記質量計測手段から上昇させ、前記計
    量タンクに供給された油液の質量を計測する際は前記計
    量タンクを降下させる昇降手段と、 前記昇降手段により前記計量タンクが上昇位置に移動し
    たとき、前記計量タンクの上部開口を密閉するように設
    けられた蓋部材と、 該蓋部材に挿通される前記油蒸気回収管路の外周をシー
    ルするシール部材と、 を備えてなることを特徴とする請求項1記載の流量計校
    正システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の流量計校正システム
    であって、 前記濃度測定手段により測定された濃度測定値の時間的
    変化を監視し、濃度変化が検出された時点から前記流量
    計が計測した油液の油蒸気量を求めるとともに、前記計
    量タンクの上部空間の油蒸気濃度及び前記計量タンクの
    上部空間から油蒸気用流量計までの油蒸気回収管路内の
    油蒸気濃度を計測する油蒸気濃度計測手段を備えてなる
    ことを特徴とする流量計校正システム。
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