JPH09429U - 金属箔成形体 - Google Patents

金属箔成形体

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JPH09429U
JPH09429U JP52397U JP52397U JPH09429U JP H09429 U JPH09429 U JP H09429U JP 52397 U JP52397 U JP 52397U JP 52397 U JP52397 U JP 52397U JP H09429 U JPH09429 U JP H09429U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要に応じて所定の方向の寸法を自由に調整
することのできる金属箔成形体を提供する。 【解決手段】 金属箔成形体なるグリル排気口カバー
は、たとえばアルミニウム箔などからプレス成形などに
より成形されたものであり、分割体1と分割体2とから
構成されている。分割体1の平面部3および側壁部5の
内側には、分割体2の平面部4および側壁部6を向かい
合わせて重ねられている。分割体1の側壁部5の端はカ
ーリングにより縁巻部7が形成されている。また分割体
2の側壁部6の端にもカーリングにより縁巻部8が形成
されている。分割体2の縁巻部8に、分割体1の縁巻部
7が挿入されて、縁巻部8と縁巻部7とが係合してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、アルミ箔などの金属箔をプレス成形等により成形した成形体に関 するものであり、たとえば、ガスレンジのグリル排気口カバー、ガスレンジ汁受 皿カバー、レンジフードカバー、およびガスレンジの周囲に立設して用いる油飛 散防止パネルなどの金属箔成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ガスレンジのグリル排気口カバーなどには、アルミニウム箔をプレ ス成形した筐体状の成形体が用いられている。この成形体は、プレス成形の金型 等によって規定された所定の寸法形状を有している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ガスレンジのグリル排気口は、種々の寸法形状のものがあり、 これらの寸法に合わせた多くの種類の寸法形状のカバーが必要であった。 このため、消費者は自らのガスレンジのグリル排気口の寸法を調べた上で購入 する必要があり、また生産者は多種類のものを少量生産する必要があり、生産コ ストが高くなるという問題があった。したがって、従来からグリル排気口の寸法 に応じて、長さの調整できるグリル排気口カバーの出現が望まれていた。
【0004】 また、ガスレンジ汁受皿カバーやレンジフードカバーのような金属箔成形体に おいても、取付ける汁受皿やレンジフードの寸法に応じて、長さの調整できる汁 受皿カバーやレンジフードカバーが望まれていた。 また、ガスレンジのトッププレート上に立設したり、あるいはガスレンジの周 囲に立設させる油飛散防止パネルにおいても、設置する箇所や調理の種類などに 応じてパネルの高さを調整するような油飛散防止パネルが望まれていた。
【0005】 それゆえに、この考案の目的は、必要に応じて所定の方向の寸法を自由に調整 することのできる金属箔成形体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の金属箔成形体は、端縁をカーリングして形成される縁巻部を備え、 金属箔成形体が縁巻部を横切る線で複数の分割体にされており、分割体の1つの 縁巻部に他の分割体の縁巻部を挿入することによって、分割体を相互にスライド させることができるように、複数の分割体を互いに係合させたことを特徴として いる。
【0007】 この考案の金属箔成形体では、金属成形体が縁巻部を横切る線で複数の分割体 にされており、分割体の1つの縁巻部に他の分割体の縁巻部を挿入することによ って、分割体を相互にスライドさせることができるように複数の分割体を互いに 係合させている。このため、スライド方向において、その長さを自由に調節する ことができる。
【0008】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の金属箔成形体では、複数の分割体を相互にス ライドさせることができるように構成されているため、用途や使用する対象物の 寸法形状等に合わせて、スライド方向に長さを調節して用いることができる。 また、実施の形態において説明したように、複数の金属箔を部分的に重ね合わ せることにより、従来と同様の成形工程によって成形することができ、余分な成 形工程を必要としない。さらに、成形後にスライドさせて寸法を大きくさせるこ とができるため、スライドさせて延ばしたときには大きな寸法形状の金属箔成形 体であっても、より小さな寸法形状の金型で成形することができる。
【0009】 さらに、スライドさせて小さな寸法形状にすることができるため、流通過程に おいてコンパクトに取扱うことができる。これにより、運送費等の費用を節約で き、また陳列の際のスペース等を小さくできるなど、多くのメリットを生ずる。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1は、この考案の第1の実施の形態のグリル排気口カバーを示す斜視図であ る。図1に示すグリル排気口カバーは、たとえばアルミニウム箔などからプレス 成形などにより成形されたものであり、分割体1と分割体2とから構成されてい る。分割体1の平面部3および側壁部5の内側には、分割体2の平面部4および 側壁部6を向かい合わせて重ねられている。分割体1の側壁部5の端はカーリン グにより縁巻部7が形成されている。また分割体2の側壁部6の端にもカーリン グにより縁巻部8が形成されている。分割体2の縁巻部8に、分割体1の縁巻部 7が挿入されて、縁巻部8と縁巻部7とが係合している。
【0011】 図2は、この縁巻部7および縁巻部8の係合状態を示す部分拡大斜視図である 。図2に示すように、縁巻部8の内側に縁巻部7が挿入され、カーリングの軸方 向にスライド可能に係合している。縁巻部8内に縁巻部7が挿入されるため、縁 巻部8の少なくとも係合部分は、縁巻部7の係合部分よりも若干大きな径でカー リングされている。
【0012】 縁巻部8内で縁巻部7がスライド可能に係合しているため、分割体1は、分割 体2に対し相対的にスライドさせることができ、このスライドにより、スライド 方向の長さを自由に伸縮して調整することができる。 図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。図3に示されるように 、平面部3の先端には、内側に折返された折返し片3aが形成されており、平面 部4の先端には、外側に折返された折返し片4aが形成されている。この折返し 片3aおよび折返し片4aは、分割体1と分割体2とをスライドさせてその長さ を伸ばした際に、互いに係止し合い、分割体1および分割体2がそれ以上長く伸 びないように係止する役割を果たす。この折返し片3aおよび折返し片4aの係 止によって、分割体1が分割体2から外れないようにしている。
【0013】 図4は、分割体1と分割体2とを互いに近づくようにスライドさせた状態を示 しており、スライド方向に金属箔成形体を短くした状態を示している。スライド 方向に短くする場合の長さの規制は、たとえば平面部4の先端と側壁部5との当 接や、あるいは縁巻部8の径の大きな部分の長さを調節して、縁巻部7が縁巻部 8内でスライド可能な距離を規制することによって調整することができる。また 、後に述べるような他の方法によってスライド距離を調整することもできる。
【0014】 また、図5に示すように、側壁部5および6のそれぞれに、一定間隔で凹凸を 形成することにより、一定間隔で側壁部5および6の凹凸が嵌まり合い、緩やか な係合状態を生ずる。このため、分割体1および2のスライドにおいて一定間隔 で緩やかな係合を生じ、段階的な長さ調整が可能になる。 図6は、この考案の第2の実施の形態のグリル排気口カバーを示す斜視図であ る。分割体11の平面部13には、凸部13aおよび13bが形成されている。 これらの凸部13aおよび13bと嵌まり合う大きさの凸部14a(図7および 図8に示される)および凸部14bが、同様にして分割体12の平面部14に形 成されている。分割体12の平面部14および側壁部16は、分割体11の平面 部13および側壁部15の内側に向かい合わせて重ねられている。また、分割体 12の縁巻部18内には、図1の実施の形態と同様に、縁巻部17が挿入されて 、スライド可能に係合している。
【0015】 図7は、図6に示すVII−VII線に沿う断面図である。図7に示されるよ うに、この状態においては、分割体11の凸部13b内に分割体12の凸部14 aが嵌まっており、これによってスライド方向の長さが規定されている。 図8は、図7に示す状態から、さらに分割体11および分割体12を互いに近 づくようにスライドさせた状態を示しており、この状態では、分割体11の凸部 13aおよび凸部13bに、それぞれ分割体12の凸部14aおよび14bが嵌 まった状態となっている。このように、各凸部が係合することにより、スライド 方向に短くした場合の位置決めがなされる。
【0016】 この実施の形態では、それぞれの分割体の平面部に2つの凸部を形成したが、 それ以上の数を形成してもよく、その場合それらの数に応じた数の位置決めが可 能となる。また、凸部の代わりに凹部を形成しても同様な位置決めが可能となる 。 図9は、この考案の第3の実施の形態のグリル排気口カバーの縁巻部の係合部 分を示す部分拡大斜視図である。この実施の形態では、縁巻部にストッパを形成 することにより、スライド方向の長さを規制している。この実施の形態では縁巻 部27内に縁巻部28が挿入されている。縁巻部27には、その端部に舌片とな るように切り残したストッパ27bと、このストッパ27bから所定の距離離れ た部分にやはり舌片となるように部分的に切り残したストッパ27aが形成され ている。縁巻部27は側壁部25の端部をカーリングして形成している。
【0017】 縁巻部28にも同様に、その端部に、舌片となるように切り残したストッパ2 8aが形成されており、このストッパ28aから所定の距離離れてやはり舌片と なるように切り残されたストッパ28bが形成されている。縁巻部28は側壁部 26の端をカーリングして形成されている。 2つの分割体をスライドさせてその長さを長くすると、ストッパ28aは図9 に示す矢印A方向に移動し、ストッパ27bと当接する。この当接により、分割 体のスライドは規制される。また、分割体を互いに近づくように、すなわち長さ が短くなるようにスライドさせると、ストッパ28aは図9に示す矢印B方向に 移動し、ストッパ27aと当接する。このとき、ストッパ28bも、同じ方向に 移動してストッパ27bに当接する。これによって、分割体のスライドが規制さ れる。
【0018】 このような縁巻部の舌片形状のストッパは、成形工程の途中で形成させること ができる。図10は、ストッパの形成工程を示す部分拡大斜視図であり、2つの 金属箔の平面部に相当する部分を重ね合わせてプレス成形等により、形成した際 、縁巻部27および28の所定の部分を舌片形状となるように切り残す。この状 態においては、縁巻部28のストッパ28bと縁巻部27のストッパ27bが同 一の箇所で切り残される。また同様にストッパ28aとストッパ27aも同一の 箇所で切り残される。このようにして成形した後、分割体を互いに離れるように 、すなわちスライド方向の長さが長くなるようにスライドさせると、ストッパ2 7bがストッパ28aとストッパ28bとの間に位置し、またストッパ28aが ストッパ27aとストッパ27bの間に位置するような状態となり、図9に示す ような状態が実現される。このように、縁巻部のストッパの成形は、一連の成形 工程の中で成形することができる。
【0019】 なお、これらの実施の形態では、ストッパが縁巻から突き出るような大きさで 形成されているが、ストッパは縁巻部から外に突き出ないように小さな形状のも のにしてもよく、外部から見えないようにすることもできる。 図11は、この考案の第4の実施の形態のレンジフードカバーを示す斜視図で ある。この実施の形態のレンジフードカバーは、分割体31および分割体32か ら構成されている。分割体31の一方端部には取付片33が連続して形成されて おり、この取付片33の中央には磁石35が設けられている。分割体31には十 字形の補強フレーム41が形成され、補強フレーム41で区切られた空間にはフ ィルタ43が取付けられている。分割体31の両端には縁巻37および縁巻39 が形成されている。
【0020】 分割体32も、分割体31と同様に、両端に縁巻38および40が形成されて いる。分割体32の縁巻部38は、分割体31の縁巻部37内に挿入されており 、分割体32の縁巻部40は、分割体31の縁巻部39内に挿入されている。し たがって縁巻部37および39は、縁巻部38および40よりも若干大きな径で 形成されている。
【0021】 分割体32にも、取付片34が連続して設けられており、取付片34の中央に は磁石36が設けられている。また分割体32は補強フレーム42により十字形 状に区画されており、それぞれの空間にはフィルタ44が設けられている。 図12は、図11に示すXII−XII線に沿う断面図である。図12に示さ れるように、縁巻部37内に縁巻部38が挿入され、また縁巻部39内に縁巻部 40が挿入されて係合しており、分割体31と分割体32は互いにそれぞれの縁 巻部の延びる方向に沿ってスライドさせることができる。
【0022】 図13は、図11の実施の形態のレンジフードカバーをレンジフードに取付け た状態を示す斜視図である。図13に示すように、取付片34の磁石36および 取付片33の磁石35(図13には図示されず)をレンジフード50の内壁面に 磁力により取付けて、レンジフードカバーを装着することができる。この際、レ ンジフードの大きさに応じて、分割体31および32を互いに近づける方向に短 くしたり、あるいは互いに遠ざかる方向に長くして取付けることができる。 図 14は、この考案の第5の実施の形態のレンジフードカバーを示す平面図である 。この実施の形態のレンジフードカバーは分割体51および分割体52から構成 されている。分割体51には磁石55を取付けた取付片53が設けられており、 同様に分割体52にも磁石56を取付けた取付片54が設けられている。分割体 51の中央には補強フレーム61が形成されており、補強フレーム61により区 切られる2つの空間にはフィルタ63がそれぞれ取付けられている。分割体52 にも同様に、補強フレーム62より2つに分割されており、分割された2つの空 間にはそれぞれフィルタ64が取付けられている。
【0023】 分割体51の両端縁にはそれぞれ、縁巻部57および59が形成されている。 分割体52も同様に、両端縁に縁巻部58および60が形成されている。分割体 51の縁巻部57には分割体52の縁巻部58が挿入されており、分割体51の 縁巻部59には分割体52の縁巻部60が挿入されている。分割体51および分 割体52はこれらの縁巻部により係合しており、スライドさせることができ、図 11に示すレンジフードカバーと同様にスライドして長さを調整することができ る。
【0024】 図15は、この考案の第6の実施の形態のレンジフードカバーを示す平面図で ある。この実施の形態のレンジフードカバーは、分割体71および分割体72か ら構成されている。分割体71および分割体72には、それぞれ、外側から内側 へ向かって延びる取付片73および74が形成されており、これらの取付片73 および74には、それぞれ磁石75および76が取付けられている。分割体71 の両端縁にそれぞれ形成された縁巻部77および79には、分割体72の両端縁 にそれぞれ形成された縁巻部78および80がそれぞれ挿入されている。
【0025】 分割体71の内側にはフィルタ66が、分割体72の内側にはフィルタ67が それぞれ取付けられている。 図16は、図15の実施の形態の取付状態を示す断面図であり、図15に示す XVB−XVB線に沿う断面図である。図16に示すように、図15に示す実施 の形態のレンジフードカバーを取付けるには、取付片73を内側から外側に向か って折り曲げ、さらに折目線73aで反対側に折曲げることによって、磁石75 をカバーに対して垂直方向に位置させる。このようにして、取付片73を引き起 こした状態にして、図13に示すのと同様にしてレンジフードの内側側面に磁石 75および76で磁気力により取付ける。
【0026】 図17は、この考案の第7の実施の形態のレンジフードカバーを示す斜視図で ある。また図18は、図17の実施の形態を示す底面図である。この実施の形態 のレンジフードカバーは、分割体81および分割体82から構成されている。分 割体81および分割体82のそれぞれの端縁部には、取付具83および取付具8 4がそれぞれ設けられている。分割体81の側部両端には縁巻部85および縁巻 部87がそれぞれ形成されている。また分割体82の側部両端にも同様に、縁巻 部86および縁巻部88が形成されている。縁巻部86には縁巻部85が挿入さ れ、縁巻部88には縁巻部87が挿入されて、分割体81と分割体82はスライ ド可能に係合している。分割体81の内側にはフィルタ89が、分割体82の内 側にはフィルタ90がそれぞれ取付けられている。
【0027】 分割体81の端縁に形成されている縁巻部81aの両端はそれぞれ縁巻部85 および縁巻部87と連続して形成されている。また分割体82の端縁に形成され ている縁巻部82aの両端も、それぞれ縁巻部86および縁巻部88と連続して 形成されている。 図19は、図17の実施の形態に用いられている取付具83を示す斜視図であ る。取付具83には、凹部83eが形成されており、該凹部83eに磁石83a が取付けられている。凹部83eと底面部83cとに挟まれて溝部83bが形成 されている。また底面部83cにはV字形状の切欠部83dが形成されている。 取付具83はこの溝部83bに分割体の端縁を挿入して固定し、磁石83aの磁 気力により被取付対象物に取付ける。
【0028】 図20は、図17の実施の形態の取付具83の近傍を示す拡大底面図である。 図21は、図20のXVIE−XVIE線に沿う断面図であり、図22は、図2 0のXVIF−XVIF線に沿う断面図である。 図20および図21を参照して、取付具83は、溝部83bに縁巻部81aを 挿入し、底面部83cに形成された切欠部83dを押し上げて、溝部83bと切 欠部83dの間に縁巻部81aを挟み込むことによって取付けられている。分割 体81の枠は、図21に示すように内側に向かって隆起部81bが形成されてお り、この隆起部81bの端には縁巻部81cが形成されている。この縁巻部81 cの近傍にフィルタ89の端が接着されている。
【0029】 図22に示すように、取付具83が取付けられる箇所以外の部分は、隆起部8 1bがより外側の位置に形成されており、縁巻部81cの近傍の面積がやや広く なるように形成され、フィルタ89の端部が接着されている。 図17に戻り、以上のようにして形成されたこの実施の形態のレンジフードカ バーは、分割体81および分割体82を相互にスライドさせることによって横方 向の長さを調整し、垂直方向に立設して取付ける取付具83および取付具84を 取付対象であるレンジフードの内側側面に磁気力により取付ける。
【0030】 図23は、この考案の第8の実施の形態のガスレンジ汁受皿カバーを示す斜視 図である。この実施の形態の汁受皿カバーは、分割体91、分割体92および分 割体93により形成されている。中央に位置する分割体92は凹部100が形成 されており、凹部100の中央部分にはバーナー露出孔101が形成されている 。分割体92のフランジ部の両端にはそれぞれ縁巻部95および98が形成され ている。この縁巻部95および98が延びる方向の両端に分割体91および分割 体93が位置している。分割体91の両端縁にはそれぞれ縁巻部94および縁巻 部97が形成されており、縁巻部94には分割体92の縁巻部95が挿入されて おり、縁巻部97には分割体92の縁巻部98が挿入されている。分割体91と 同様に、分割体93の両端縁には縁巻部96および縁巻部99が形成されており 、縁巻部96には分割体92の縁巻部95が挿入されており、縁巻部99にも分 割体92の縁巻部98が挿入されている。
【0031】 図24は、図23のXVIII−XVIII線に沿う破断斜視図である。図2 4に示すように、縁巻部94内に縁巻部95を、縁巻部97内に縁巻部98を挿 入することによって、分割体91と分割体92が互いにスライド可能に係合して いる。分割体93も同様に分割体92と縁巻部によりスライド可能に係合してい る。
【0032】 図25は、図23の実施の形態をスライド方向に伸ばした状態を示す斜視図で ある。図25に示すように、分割体91および分割体93を分割体92から遠ざ かる方向にスライドさせることにより、汁受皿カバーの取付部分であるフランジ 部すなわちレンジトッププレートを覆う部分をより大きくすることができ、より 広い面積の汚れを防止できる。
【0033】 図26は、この考案の第9の実施の形態の油飛散防止パネルを示す斜視図であ る。この実施の形態の油飛散防止パネルは、分割体111および分割体112か ら構成されている。分割体111は、パネル部113と折曲片114とから構成 されており、折曲片114には磁気力によりガスレンジのトッププレート等の上 に取付けるための磁石部115および磁石部116が設けられている。パネル部 113の両端には縁巻部118および119が形成されている。分割体112の パネル部117の両端にも縁巻部120および121が形成されている。縁巻部 120には分割体111の縁巻部118が挿入されており、縁巻部121には分 割体111の縁巻部119が挿入されている。
【0034】 図28は、図26に示すXXII−XXII線に沿う破断斜視図である。図2 8に示すように、縁巻部120に縁巻部118を挿入し、縁巻部121に縁巻部 119を挿入することによって縁巻部の延びる方向に分割体111および112 がスライド可能にされている。 図27は、図26の実施の形態の油飛散防止パネルをスライド方向に延ばした 状態を示す斜視図である。図27に示すように、分割体111と分割体112を 互いに遠ざかるようにスライドさせることにより、油飛散防止のパネル面積を大 きくすることができる。このため、この実施の形態の油飛散防止パネルは、料理 の種類に応じてパネルの高さを調整したり、あるいは取付箇所などに応じて、パ ネルの高さを調整することができる。
【0035】 以上、この考案の金属箔成形体の実施の形態として、グリル排気口カバー、レ ンジフードカバー、ガスレンジ汁受皿カバー、および油飛散防止パネルを挙げて 説明したが、この考案の金属箔成形体はこれらのものに限定されるものではなく 、金属箔から成形されるものであれば特に限定されるものではない。 この考案の金属箔成形体は、たとえば複数枚の金属箔を部分的に重ね合わせた 状態で、プレス成形等することにより、一度の成形工程で成形することができる 。したがって、製造工程の面からも、従来の1枚物の金属箔成形体と同じように 成形することができる。
【0036】 また、この考案において、分割体のスライド方向の位置決め手段は例示した折 返し片やストッパなどに限定されるものではなく、その他の方法によって位置決 めすることができ、また位置決め手段は必ずしも設けられなくともよい。
【提出日】平成9年3月10日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の金属箔成形体は、端縁をカーリングして形成される縁巻部を備え、 金属箔成形体が縁巻部を横切る線で複数の分割体にされており、分割体の1つの 縁巻部に他の分割体の縁巻部を挿入することによって、分割体を相互にスライド させ、かつ前記スライド方向に対して直角方向の分離を阻止することができるよ うに、複数の分割体を互いに係合させたことを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 この考案の金属箔成形体では、金属成形体が縁巻部を横切る線で複数の分割体 にされており、分割体の1つの縁巻部に他の分割体の縁巻部を挿入することによ って、分割体をスライド方向に対して直角方向に分離することなく相互にスライ ドさせることができるように複数の分割体を互いに係合させている。このため、 安定した係合状態を保ったままスライド方向において、その長さを自由に調節す ることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【考案の効果】 以上説明したように、この考案の金属箔成形体では、複数の分割体を相互にス ライド方向に対して直角方向に分離することなくスライドさせることができるよ うに構成されているため、用途や使用する対象物の寸法形状等に合わせて、安定 した係合状態を保ったままスライド方向に長さを調節して用いることができる。 また、実施の形態において説明したように、複数の金属箔を部分的に重ね合わ せることにより、従来と同様の成形工程によって成形することができ、余分な成 形工程を必要としない。さらに、成形後にスライドさせて寸法を大きくさせるこ とができるため、スライドさせて延ばしたときには大きな寸法形状の金属箔成形 体であっても、より小さな寸法形状の金型で成形することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 縁巻部8内で縁巻部7がスライド可能に係合しているため、分割体1は、分割 体2に対しスライド方向に対して直角方向に分離することなく相対的にスライド させることができ、このスライドにより、スライド方向の長さを自由に伸縮して 調整することができる。 図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。図3に示されるように 、平面部3の先端には、内側に折返された折返し片3aが形成されており、平面 部4の先端には、外側に折返された折返し片4aが形成されている。この折返し 片3aおよび折返し片4aは、分割体1と分割体2とをスライドさせてその長さ を伸ばした際に、互いに係止し合い、分割体1および分割体2がそれ以上長く伸 びないように係止する役割を果たす。この折返し片3aおよび折返し片4aの係 止によって、分割体1が分割体2から外れないようにしている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 分割体32にも、取付片34が連続して設けられており、取付片34の中央に は磁石36が設けられている。また分割体32は補強フレーム42により十字形 状に区画されており、それぞれの空間にはフィルタ44が設けられている。 図12は、図11に示すXII−XII線に沿う断面図である。図12に示さ れるように、縁巻部37内に縁巻部38が挿入され、また縁巻部39内に縁巻部 40が挿入されて係合しており、分割体31と分割体32は互いにそれぞれの縁 巻部の延びる方向に沿ってスライドさせることができ、かつスライド方向に対し て直角方向に分離することはない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】 図24は、図23のXVIII−XVIII線に沿う破断斜視図である。図2 4に示すように、縁巻部94内に縁巻部95を、縁巻部97内に縁巻部98を挿 入することによって、分割体91と分割体92が互いにスライド方向に対して直 角方向に分離することなくスライド可能に係合している。分割体93も同様に分 割体92と縁巻部によりスライド方向に対して直角方向に分離することなくスラ イド可能に係合している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 図28は、図26に示すXXII−XXII線に沿う破断斜視図である。図2 8に示すように、縁巻部120に縁巻部118を挿入し、縁巻部121に縁巻部 119を挿入することによって縁巻部の延びる方向に分割体111および112 がスライド方向に対して直角方向に分離することなくスライド可能にされている 。 図27は、図26の実施の形態の油飛散防止パネルをスライド方向に延ばした 状態を示す斜視図である。図27に示すように、分割体111と分割体112を 互いに遠ざかるようにスライドさせることにより、油飛散防止のパネル面積を大 きくすることができる。このため、この実施の形態の油飛散防止パネルは、料理 の種類に応じてパネルの高さを調整したり、あるいは取付箇所などに応じて、パ ネルの高さを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施の形態のグリル排気口カ
バーを示す斜視図である。
【図2】図1の実施の形態における縁巻部の係合状態を
示す部分拡大斜視図である。
【図3】図1に示すIII−III線に沿う断面図であ
る。
【図4】図1に示す実施の形態をスライド方向に短くし
た状態を示す断面図である。
【図5】この考案において側壁部に形成することのでき
る凹凸の一例を示す断面図である。
【図6】この考案の第2の実施の形態のグリル排気口カ
バーを示す斜視図である。
【図7】図6に示すVII−VII線に沿う断面図であ
る。
【図8】図6に示す実施の形態をスライド方向に短くし
た状態を示す断面図である。
【図9】この考案の第3の実施の形態のグリル排気口カ
バーの縁巻部の係合部分を示す部分拡大斜視図である。
【図10】図9に示す実施の形態の縁巻部のストッパの
形成過程を示す部分拡大斜視図である。
【図11】この考案の第4の実施の形態のレンジフード
カバーを示す斜視図である。
【図12】図11に示すXII−XII線に沿う断面図
である。
【図13】図11に示す実施の形態のレンジフードカバ
ーをレンジフードに取付けた状態を示す斜視図である。
【図14】この考案の第5の実施の形態のレンジフード
カバーを示す平面図である。
【図15】この考案の第6の実施の形態のレンジフード
カバーを示す平面図である。
【図16】図15の実施の形態の取付状態を示す断面図
である。
【図17】この考案の第7の実施の形態のレンジフード
カバーを示す平面図である。
【図18】図17の実施の形態を示す底面図である。
【図19】図17の実施の形態に用いられている取付具
を示す斜視図である。
【図20】図17の実施の形態の取付具83の近傍を示
す拡大底面図である。
【図21】図20のXVIE−XVIE線に沿う断面図
である。
【図22】図20のXVIF−XVIF線に沿う断面図
である。
【図23】この考案の第8の実施の形態のガスレンジ汁
受皿カバーを示す斜視図である。
【図24】図23に示すXVIII−XVIII線に沿
う破断斜視図である。
【図25】図23の実施の形態をスライド方向に伸ばし
た状態を示す斜視図である。
【図26】この考案の第9の実施の形態の油飛散防止パ
ネルを示す斜視図である。
【図27】図26の実施の形態をスライド方向に伸ばし
た状態を示す斜視図である。
【図28】図26に示すXXII−XXII線に沿う破
断斜視図である。
【符号の説明】
1,2,11,12 分割体 3,4,13,14 平面部 5,6,15,16,25,26 側壁部 7,8,17,18,27,28 縁巻部 3a,4a 折返し片 13a,13b,14a,14b 凸部 27a,27b,28a,28b ストッパ 31,32 分割体 37,38,39,40 縁巻部 51,52 分割体 57,58,59,60 縁巻部 71,72 分割体 77,78,79,80 縁巻部 81,82 分割体 85,86,87,88 縁巻部 91,92,93 分割体 94,95,96,97,98,99 縁巻部 111,112 分割体 119,118,120,121 縁巻部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端縁をカーリングして形成される縁巻部
    を備える金属箔成形体であって、前記金属箔成形体が前
    記縁巻部を横切る線で複数の分割体にされており、分割
    体の1つの縁巻部に他の分割体の縁巻部を挿入すること
    によって、分割体を相互にスライドさせることができる
    ように複数の分割体を互いに係合させたことを特徴とす
    る、金属箔成形体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172888A (ja) * 2010-02-26 2011-09-08 Toyo Aluminum Ekco Products Kk パネル構造体及びその製造方法
JP2023149279A (ja) * 2022-03-30 2023-10-13 株式会社アール グリル排気口被覆装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5210558B2 (ja) * 1972-02-16 1977-03-24

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