JPH0942579A - 管内プラグ挿入装置 - Google Patents

管内プラグ挿入装置

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JPH0942579A
JPH0942579A JP7193221A JP19322195A JPH0942579A JP H0942579 A JPH0942579 A JP H0942579A JP 7193221 A JP7193221 A JP 7193221A JP 19322195 A JP19322195 A JP 19322195A JP H0942579 A JPH0942579 A JP H0942579A
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JP
Japan
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drive block
plug
pipe
plug insertion
insertion device
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Application number
JP7193221A
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English (en)
Inventor
Tadao Minuma
忠雄 三沼
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH0942579A publication Critical patent/JPH0942579A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/10Means for stopping flow from or in pipes or hoses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下方向へ延びる細長い管体に対してプラグ
挿入作業を行わせ得るようにする。 【解決手段】 上下方向へ延びる細長い管体12の内部
に上部旋回駆動ブロック17を挿入し、該上部旋回駆動
ブロック17の下部に取付けられた下部昇降駆動ブロッ
ク18下端の上下方向へ延びる回動中心軸を、管体12
の底部に予め挿入配置された作業基準ブロック49の軸
ホルダに対して挿入し、この状態で、上部旋回駆動ブロ
ック17に対し下部昇降駆動ブロック18を水平方向へ
回転させ、下部昇降駆動ブロック18に対し昇降体35
を昇降させて、プラグ97を挿入しようとする枝管13
との接続部14へプラグ挿入装置本体86を位置合せ
し、更に、昇降体35に対してプラグ挿入装置本体86
を進出させることにより、プラグ挿入装置本体86が保
持するプラグ97を枝管13との接続部14へ挿入させ
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管内プラグ挿入装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、各分野において縦置式の熱交換器
が使用されている。
【0003】図12は、縦置式の熱交換器1の一例を示
すものであり、外側管体2の内部に形成された1次媒体
流路3に内側管体4を挿入配置し、外側管体2の下端部
に1次媒体入口5を形成すると共に、外側管体2の上端
近傍部に1次媒体出口6を形成し、外側管体2の上端部
に2次媒体入口ヘッダ7を複数設けると共に、2次媒体
入口ヘッダ7と内側管体4の下端部との間を、1次媒体
流路3の内部に螺旋状に配置された多数の伝熱管8で接
続したものである。
【0004】尚、9は1次媒体、10は2次媒体、11
は2次媒体出口である。
【0005】そして、外側管体2の下端部に形成された
1次媒体入口5から1次媒体9を供給し、1次媒体9を
1次媒体流路3を通させた後、外側管体2の上端近傍部
に形成された1次媒体出口6から取出させる。
【0006】同時に、外側管体2の上端部に設けられた
2次媒体入口ヘッダ7から2次媒体10を供給し、2次
媒体10を1次媒体流路3の内部に螺旋状に配置された
多数の伝熱管8に通させて、内側管体4へ送り、更に、
2次媒体10を内側管体4の下端側から上端側へと通さ
せた後、内側管体4の上端の2次媒体出口11から外部
へ取出させる。
【0007】これにより、1次媒体9と2次媒体10と
の間で熱交換が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記縦置
式の熱交換器1には、以下のような問題があった。
【0009】即ち、上記縦置式の熱交換器1は、使用し
ているうちに伝熱管8に摩耗や損傷などが発生すること
が予想されることから、伝熱管8の設置本数を熱交換に
必要な数よりも多めに製作しておき、長期間の運転によ
って伝熱管8に摩耗や損傷などが生じた場合に、損傷な
どを生じた伝熱管8を閉塞して運転を継続できるように
設計されている。
【0010】ところが、上記縦置式の熱交換器1の場
合、内側管体4が、直径約20〜30cm、長さ約10
mと、極く細く長いものとなっていることから、伝熱管
8と内側管体4の下端部との接続部には、作業員の手は
届かず、又、このような狭隘箇所を補修し得るような装
置もなかったので、実際には損傷などを生じた伝熱管8
を閉塞することはできなかった。
【0011】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、上下方向へ延びる細長い管体に対してプラグ挿入な
どの作業を行わせ得るようにした管内プラグ挿入装置を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向へ延
びる細長い管体の内部に挿入可能な上部旋回駆動ブロッ
クと、管体の底部に挿入配置された作業基準ブロックの
軸ホルダに対して挿入可能な上下方向へ延びる回動中心
軸をその下部に有し、且つ、回動中心軸を中心として水
平方向へ回転可能となるよう上部旋回駆動ブロックの下
部に取付けられた下部昇降駆動ブロックと、下部昇降駆
動ブロックに昇降可能に取付けられた昇降体と、昇降体
に設けられ、管体の直径方向へ出入して、管体に接続さ
れた枝管の接続部に対しプラグを挿入可能なプラグ挿入
装置本体とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】上下方向へ延びる細長い管体の内部に上部
旋回駆動ブロックを挿入し、該上部旋回駆動ブロックの
下部に取付けられた下部昇降駆動ブロック下端の上下方
向へ延びる回動中心軸を、管体の底部に予め挿入配置さ
れた作業基準ブロックの軸ホルダに対して挿入する。
【0014】この状態で、上部旋回駆動ブロックに対し
下部昇降駆動ブロックを水平方向へ回転させ、下部昇降
駆動ブロックに対し昇降体を昇降させて、プラグを挿入
しようとする枝管との接続部へプラグ挿入装置本体を位
置合せし、更に、昇降体に対してプラグ挿入装置本体を
進出させることにより、プラグ挿入装置本体が保持する
プラグを枝管との接続部へ挿入させるようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0016】図1〜図11は本発明の実施の形態の一例
を示すものである。
【0017】図中、12は検査や補修を行う対象である
上下方向へ延びる管体であって、本実施の形態において
は、図12に示すような縦置式の形熱交換器1の内側管
体4の場合を例示しており、その作業対象部位は、前記
管体12内の下部における複数の枝管13(伝熱管8)
との接続部14となっている。
【0018】図1に示すように、前記管体12の内部
に、検査や補修を行わせるための各種作業ユニット15
を備えた管内作業装置16が吊下げ支持されており、該
管内作業装置16は、以下に詳述するように、上部旋回
駆動ブロック17と、下部昇降駆動ブロック18とで構
成されている。
【0019】図1・図3に示すように、上部旋回駆動ブ
ロック17には、図示しないクレーン等のワイヤを固縛
する為の吊具19が上端に設けられ、上部旋回駆動ブロ
ック17の上下方向中間部には、前記下部昇降駆動ブロ
ック18の上端に連結される回動シャフト20を減速機
21を介して回転可能な周方向位置決モータ22が固定
設置されている。
【0020】更に、前記上部旋回駆動ブロック17にお
ける周方向位置決モータ22の上側位置には、図3・図
6に示すように、上部旋回駆動ブロック17全体を管体
12の内周面に位置固定する為の上段クランプ機構23
が設けられており、この上段クランプ機構23は、エア
シリンダ24により中間ベースプレート25の軸心部で
昇降動されるカム部材26と、該カム部材26を中心と
する放射方向三方へ向け開口した摺動孔27と、各摺動
孔27に摺動自在に収容された摺動部材28と、各摺動
部材28の外側端に取付けたゴムシュー29と、前記各
摺動部材28の内側端に取付けたガイドローラ30と、
前記各摺動部材28を前記カム部材26側へ向けて付勢
する板バネ31とにより構成され、前記カム部材26の
中間ベースプレート25に対する昇降動によって前記各
ゴムシュー29を摺動孔27から出没させ得るようにし
てある。
【0021】又、前記下部昇降駆動ブロック18上面の
周方向適宜位置には、回動原点32が設けられ、上部旋
回駆動ブロック17下面の周方向適宜位置には、前記回
動原点32に対峙したことを検出可能な回動原点センサ
33が設けられており、これら回動原点32と回動原点
センサ33とにより構成される回動原点検出機構34に
よって、下部昇降駆動ブロック18に対する上部旋回駆
動ブロック17の相対的な回動原点位置を検出し得るよ
うになっている。
【0022】一方、図2・図4に示すように、前記下部
昇降駆動ブロック18は、後述する作業ユニット15を
保持する昇降体35を備えており、この昇降体35は、
上部ベースプレート36と下部ベースプレート37との
間に配設された複数本(図中四本)の昇降ガイド軸38
に沿って上下方向に案内されるようになっている。
【0023】又、前記上部ベースプレート36の上側位
置には、ナット39を回転駆動することにより該ナット
39に螺合されているスクリューロッド40を下向きに
出没し得るように構成された上下方向位置決モータ41
が配設されており、前記スクリューロッド40の下端
は、前記上部ベースプレート36の中心部を貫通して昇
降体35の上端に回動自在に連結されている。
【0024】更に、前記上部ベースプレート36には、
下部昇降駆動ブロック18全体を管体12の内周面に位
置固定する為の中段クランプ機構42が設けられてお
り、この中段クランプ機構42は、図4・図7に示すよ
うに、上部ベースプレート36の相反する半径方向に向
け開口した一対のシリンダ部43と、両シリンダ部43
内に摺動自在に嵌合されたピストン部44と、両ピスト
ン部44の外側面に取付けたゴムシュー45とにより構
成され、前記ピストン部44を空気圧によって出入動し
得るようにしてある。
【0025】又、前記下部ベースプレート37の下面の
中心部には、回動中心軸46が下向きに突設されてお
り、該回動中心軸46の上下方向中間部における周方向
複数箇所の位置及び下端には、回転案内用の鋼球47,
48が夫々転動自在に備えられている。
【0026】ここで、前記回動中心軸46は、管体12
の下部に予め配置された、図11に示すような作業基準
ブロック49の軸ホルダ50に対し抜脱自在に嵌挿され
て回動自在に軸支されるが、必要に応じて、回動中心軸
46に、前記作業基準ブロック49の軸ホルダ50を固
定する為のロック機構51が設けられる。
【0027】即ち、図5に示すように、前記回動中心軸
46は、前記鋼球47,48を備えた外筒52と、下部
ベースプレート37側に装備したエアシリンダ53によ
って前記外筒52内で昇降動されるロック軸54とから
成る二重構造となっている。
【0028】そして、前記ロック軸54の上下方向中間
部及び下端には小径部55,56が夫々形成され、且
つ、前記外筒52側における前記ロック軸54の各小径
部55,56に対応する位置には、該各小径部55,5
6を取り囲むように複数の鋼球57,58が半径方向外
側に移動自在に保持されており、しかも、前記作業基準
ブロック49の軸ホルダ50内周面における前記各鋼球
57,58と対峙する位置には、各鋼球57,58を嵌
合し得るよう複数の垂直溝59と環状の水平溝60とが
形成されていて、前記エアシリンダ53によりロック軸
54を押し下げて各鋼球57,58を前記軸ホルダ50
内周面の垂直溝59と水平溝60とに夫々嵌め込むこと
により、前記作業基準ブロック49の軸ホルダ50に対
し回動中心軸46を回転方向及び上下方向にそれぞれ固
定できるようにしてある。
【0029】又、前記作業基準ブロック49の軸ホルダ
50は、キー61を介して垂直ガイド溝62と係合され
ており、該垂直ガイド溝62によって規定される範囲内
で昇降し得るようにしてある。
【0030】更に、前記作業基準ブロック49には、作
業基準ブロック49全体を管体12の内周面に位置固定
する為の下段クランプ機構63が設けられており、この
下段クランプ機構63は、図5・図8・図11に示すよ
うに、軸ホルダ50を中心とする放射方向三方へ向け開
口した摺動孔64と、各摺動孔64に摺動自在に収容さ
れた摺動部材65と、各摺動部材65の外側端に取付け
たゴムシュー66と、前記各摺動部材65の内側端に取
付けたガイドローラ67と、前記各摺動部材65を前記
軸ホルダ50側に向け付勢する板バネ68と、前記軸ホ
ルダ50の下部に形成したカム凹部69とにより構成さ
れ、前記軸ホルダ50の作業基準ブロック49に対する
昇降によって前記各ゴムシュー66を出入動し得るよう
にしてある。
【0031】又、作業基準ブロック49上面の周方向適
宜位置には、回動原点70が設けられ、前記下部昇降駆
動ブロック18下面の周方向適宜位置には、前記回動原
点70に対峙したことを検出し得る回動原点センサ71
が設けられており、これら回動原点70と回動原点セン
サ71とにより構成される回動原点検出機構72によっ
て、作業基準ブロック49に対する下部昇降駆動ブロッ
ク18の相対的な回動原点位置を検出し得るようになっ
ている。
【0032】更に、作業基準ブロック49の適宜位置に
は、上下方向に貫通する覗き孔73が穿設されており、
且つ下部昇降駆動ブロック18の下部ベースプレート3
7には、前記回動原点70と回動原点センサ71とが対
峙した状態となった際に前記覗き孔73を通して管体1
2底部の周方向適宜位置に予め形成しておいた基準線7
4を撮影し得るよう基準線確認カメラ83が備えられて
いる。
【0033】尚、図中、75は各エアシリンダ24,5
3や下部昇降駆動ブロック18の中段クランプ機構42
等で使用する作動用空気のホース継手、76は動力系や
信号系のケーブル継手、77,78は各種系統の電磁
弁、79は相対的に回動する上部旋回駆動ブロック17
側と下部昇降駆動ブロック18側との電気的な接続を行
う為の電力接続機構、80は相対的に回動する上部旋回
駆動ブロック17側と下部昇降駆動ブロック18側とに
おける作動用空気等の接続を行う為のロータリ継手、8
1は信号線削減装置、82は監視カメラ制御装置を示
す。
【0034】以上の構成の管内作業装置16に対し、本
発明では、更に、前記作業ユニット15として、昇降体
35にプラグ挿入ユニット84を備えている。又、スペ
ースに余裕がある場合には、更に、図1・図2・図9に
示すように、昇降体35に溶接ユニット85を設けても
良い。尚、図1・図2・図9ではプラグ挿入ユニット8
4は溶接ユニット85の下部に取付けるようにしてい
る。
【0035】上記プラグ挿入ユニット84は、図9・図
10に示すように、内部に三段シリンダから成るプラグ
挿入装置本体86を備えている。
【0036】即ち、プラグ挿入ユニット84の内部に管
体12の直径方向へ延びるほぼ円筒状をした一段目のシ
リンダ本体87を直径方向へ移動可能に取付け、一段目
のシリンダ本体87のヘッド側に反力受け93を一体に
挿入固定し、反力受け93に対し、プラグ挿入ユニット
84に形成された移動量規制用長穴136へ挿入配置さ
れるストッパ部92を形成する。
【0037】一段目のシリンダ本体87の内部に一段目
のピストン88を摺動可能に配置して、一段目のピスト
ン88の両側に圧力室89,90を形成する。
【0038】そして、一段目のピストン88に二段目の
シリンダ本体91を取付け、二段目のシリンダ本体91
の内部にプラグクランプ用ピストン94を摺動可能に挿
入配置して、プラグクランプ用ピストン94の両側に圧
力室95,96を形成する。
【0039】更に、プラグクランプ用ピストン94に、
前記接続部14を閉塞するためのプラグ97の内部空間
98へ外嵌可能なプラグクランプ用ピストンロッド99
を一体に形成すると共に、プラグクランプ用ピストン9
4の内部にプラグ捕足用ピストン100を摺動可能に配
置して、プラグ捕足用ピストン100の両側に圧力室1
01,102を形成する。
【0040】そして、プラグ捕足用ピストン100に、
プラグクランプ用ピストンロッド99の軸心位置に形成
した貫通孔103の内部を摺動可能なプラグ捕足用ニー
ドル104を取付ける。
【0041】更に、プラグ97の内部空間98の奥部に
小径穴部105を形成して、前記内部空間98と小径穴
部105との段差部分の周囲に係合用凸部106を形成
すると共に、前記プラグクランプ用ピストンロッド99
の先端に、小径穴部105へ挿入可能な小径部107を
形成し、該小径部107の内部に半径方向へ出入り可能
に鋼球108を保持し、プラグ捕足用ニードル104の
先端にテーパ部109を形成して、プラグ捕足用ニード
ル104の進退動によりテーパ部109で鋼球108を
半径方向へ出入れさせて係合用凸部106に対する係合
及び係合状態の解除を行わせることにより、プラグクラ
ンプ用ピストンロッド99にプラグ97を固定保持、及
び、固定解除し得るようにしている。
【0042】尚、110は二段目のシリンダ本体91に
一体的に嵌合された各圧力室への流路を形成するための
流路形成部材、111は二段目のシリンダ本体91に一
体的に取付けられたプラグ97の背面を押し得る凸部1
35を有するロッド側閉止部材、112はプラグクラン
プ用ピストン94のヘッド側に形成された開口部113
に一体的に取付けられたヘッド側閉止部材である。
【0043】又、114は圧力室89への流路、115
は圧力室90への流路、116は圧力室95への流路、
117は圧力室96への流路、118は圧力室101へ
の流路、119は圧力室102への流路である。
【0044】120は流路114に作動流体を供給する
ためのポート、121は流路115に作動流体を供給す
るためのポート、122は流路116に作動流体を供給
するためのポート、123は流路119に作動流体を供
給するためのポートである。上記以外のポートは図面の
関係上省略されている。又、上記プラグ挿入ユニット8
4は空気圧や油圧を利用して作動させる。
【0045】124はプラグ捕足用ピストン100の両
端面を連通する圧抜孔である。
【0046】又、プラグ挿入ユニット84の上部にはプ
ラグ挿入ユニット84の先端付近を撮影するための作業
監視カメラ125が、スペース上の都合からプラグ97
とは反対方向へ向けて設けられている。
【0047】更に、上記溶接ユニット85について説明
すると、図9に示すように、管体12の直径方向へ延び
るガイド部126に沿って移動する支持部材127に溶
接トーチ128を備え、支持部材127上面には、前記
ガイド部126と平行に延びる回転自在なスクリューロ
ッド129に螺合したナット130が固着され、前記ス
クリューロッド129には、前記昇降体35の適宜位置
に配置した進退動モータ131のトルクを傘歯車13
2,133を介して伝達し得るようにしてあり、前記ス
クリューロッド129の回転駆動によるナット130の
相対的な移動で前記溶接ユニット85が進退動されるよ
うになっている。
【0048】又、昇降体35の適宜位置には、前記溶接
ユニット85の先端付近を直接撮影し得るよう作業監視
カメラ134が備えられている。
【0049】次に、作動について説明する。
【0050】管体12内の下方位置と枝管13との接続
部14を閉塞する作業は、以下の手順で行う。
【0051】先ず、管体12内へ作業基準ブロック49
を下ろして、作業基準ブロック49の位置決めをする。
次に、作業基準ブロック49を基準として閉塞しようと
する枝管13の位置を割出し、割出された枝管13の管
体12との接続部14をボーリングして孔径を拡げ、ボ
ーリングを施した部分及びその周囲を表面研磨する。そ
して、ボーリングされた接続部14へ閉塞用のプラグ9
7を挿入し、挿入したプラグ97を管体12へ溶接す
る。更に、溶接部を探傷検査し、探傷検査の結果異常が
なければ耐圧試験を行い、耐圧試験に合格すると作業基
準ブロック49を管体12から取出して、一連の作業が
完了することになる。
【0052】上記作業のうち作業基準ブロック49の挿
入位置決めと位置の割出しは位置検出ユニットを取付け
た管内作業装置16を用いて、ボーリングはボーリング
ユニットを取付けた管内作業装置16を用いて、表面研
磨は表面研磨ユニットを取付けた管内作業装置16を用
いて、プラグ97の挿入はプラグ挿入ユニット84を取
付けた本発明の管内作業装置16を用いて、溶接は溶接
ユニット85を取付けた管内作業装置16を用いて、探
傷検査は探傷ユニットを取付けた管内作業装置16を用
いて、耐圧試験と作業基準ブロック49の取出しは耐圧
試験ユニットを取付けた管内作業装置16を用いて、そ
れぞれ行う。
【0053】従って、本発明では、表面研磨ユニットを
取付けた管内作業装置16による管体12の作業箇所に
対する表面研磨の後に、表面研磨ユニットを取付けた管
内作業装置16を図示しないクレーン等を用いて管体1
2から引出す。
【0054】このとき、図11に示すように、作業基準
ブロック49の軸ホルダ50が、上部旋回駆動ブロック
17及び下部昇降駆動ブロック18の重量により押し下
げられ、軸ホルダ50下部のカム凹部69から各摺動部
材65のガイドローラ67が押し出されて各摺動部材6
5が外側に張り出された状態のままとすることにより、
各ゴムシュー66が管体12内周面に押し付けられて、
作業基準ブロック49が管体12内周面に位置固定され
るので、作業基準ブロック49は管体12の底部に残さ
れることになる。
【0055】そして、表面研磨ユニットを取付けた管内
作業装置16が引出されると、その代りに、プラグ挿入
ユニット84を取付けた本発明の管内作業装置16を、
図示しないクレーン等を用いて吊り上げる。
【0056】このとき、上部旋回駆動ブロック17に備
えた上段クランプ機構23については、エアシリンダ2
4によりカム部材26を引き上げて各摺動部材28を内
側に引き込み、各ゴムシュー29が管体12内周面に当
接しないクランプ解除の状態としておき、又、下部昇降
駆動ブロック18に備えた中段クランプ機構42につい
ては、各ピストン部44を空気圧によりシリンダ部43
内に引き込んで各ゴムシュー45が管体12内周面に当
接しないクランプ解除の状態としておく。
【0057】次いで、管内作業装置16を管体12内へ
吊り降ろし、下部昇降駆動ブロック18における下部ベ
ースプレート37下端の回動中心軸46を、管体12内
へ残された作業基準ブロック49の軸ホルダ50内へ挿
入させる。
【0058】そして、上段クランプ機構23におけるエ
アシリンダ24によりカム部材26を引き下げて各摺動
部材28を外側に張り出し、各ゴムシュー29を管体1
2内周面に押し付けて上部旋回駆動ブロック17を管体
12の内周面に位置固定させる。
【0059】この状態で、前記上部旋回駆動ブロック1
7に備えた周方向位置決モータ22を駆動することによ
り、下部昇降駆動ブロック18を回動して、作業基準ブ
ロック49及び下部昇降駆動ブロック18における回動
原点70と回動原点センサ71とを対峙させる。
【0060】更に、前記上段クランプ機構23をクラン
プ解除の状態とし、代りに中段クランプ機構42におけ
る各ピストン部44を空気圧によりシリンダ部43内か
ら張り出して各ゴムシュー45を管体12内周面に押し
付け、下部昇降駆動ブロック18を管体12内周面に位
置固定して、上部旋回駆動ブロック17の周方向位置決
モータ22を駆動することにより、位置固定された下部
昇降駆動ブロック18に対し上部旋回駆動ブロック17
の側を相対的に回動して、下部昇降駆動ブロック18及
び上部旋回駆動ブロック17における回動原点32と回
動原点センサ33とを対峙させる。
【0061】こうして、作業基準ブロック49と下部昇
降駆動ブロック18と上部旋回駆動ブロック17の位置
合せができたら、再び、上段の上段クランプ機構23に
より上部旋回駆動ブロック17を管体12内周面に位置
固定させる。
【0062】斯かる管内作業装置16の状態は、上部旋
回駆動ブロック17、下部昇降駆動ブロック18、作業
基準ブロック49の夫々が、互いに相対的な回動原点位
置(回動原点32,70と回動原点センサ33,71が
夫々対峙する位置)に合わされた状態であると共に、管
体12に対しても所定の回動原点位置(基準線74位
置)に合わされた状態であり、言わば管体12内におけ
る各枝管13の接続部14と作業ユニット15との上下
方向及び管体12周方向における位置決めを行う際の基
準姿勢である。
【0063】以後は、中段クランプ機構42をクランプ
解除の状態とし、周方向位置決モータ22を駆動するこ
とにより下部昇降駆動ブロック18を回動して作業ユニ
ット15を管体12周方向へ動かし、且つ、上下方向位
置決モータ41を駆動することにより昇降体35を昇降
して作業ユニット15を上下方向へ動かして、プラグ9
7を挿入すべき枝管13の接続部14の位置へ作業ユニ
ット15を位置決めする。
【0064】以上の如くして作業ユニット15の位置決
めが完了したら、該作業ユニット15による作業を開始
するが、特に本実施の形態の場合には、作業ユニット1
5がプラグ挿入ユニット84となっているので、図9・
図10に示すように、ポート120、流路114を介し
て圧力室89へ作動流体を供給することにより、一段目
のピストン88や、一段目のピストン88に取付けられ
た二段目のシリンダ本体91や、二段目のシリンダ本体
91の内部に設けられたプラグ捕足用ピストン100
や、プラグ捕足用ピストン100などの全体をプラグ9
7を挿入すべき枝管13の接続部14の側へ移動させ
て、プラグクランプ用ピストンロッド99に嵌合された
プラグ97を、上記枝管13の対象となる接続部14へ
と挿入する。
【0065】このとき同時に、圧力室89へ供給された
作動流体によって、反力受け93と一段目のシリンダ本
体87とが一体となって一段目のピストン88とは反対
の側へ移動され、反力受け93が管体12の内面に押付
けられることによって、プラグ97挿入時の反力が管体
12に支持される。
【0066】そして、プラグ97が挿入されたら、ポー
ト123、流路119を介して圧力室102へ作動流体
を供給することにより、プラグ捕足用ピストン100及
びこれと一体のプラグ捕足用ニードル104を反力受け
93の側へ移動させ、プラグ捕足用ニードル104のテ
ーパ部109による鋼球108への係合状態を解除させ
て、鋼球108を小径部107内へ引込ませる。
【0067】すると、プラグクランプ用ピストンロッド
99先端の小径部107と、プラグ97の小径穴部10
5の入口部分に形成された係合用凸部106との係合状
態が解除される。
【0068】そこで、流路117を介して圧力室96へ
作動流体を供給することにより、プラグ捕足用ピストン
100を反力受け93の側へ移動させ、ロッド側閉止部
材111の凸部135で背面を押えられた状態のプラグ
97からプラグクランプ用ピストンロッド99を引き抜
く。
【0069】最後に、ポート121、流路115を介し
て圧力室90へ作動流体を供給することにより、一段目
のピストン88や、一段目のピストン88に取付けられ
た二段目のシリンダ本体91や、二段目のシリンダ本体
91の内部に設けられたプラグ捕足用ピストン100
や、プラグ捕足用ピストン100などの全体を反力受け
93の側へ移動させて、プラグ97の背面からロッド側
閉止部材111の凸部135を離反させ、プラグ97の
挿入が完了する。
【0070】このとき、反力受け93に取付けたストッ
パ部92が移動量規制用長穴136の穴端部へ当るま
で、反力受け93及び一段目のシリンダ本体87が、ロ
ッド側へ移動されるので、結果として、プラグ挿入装置
本体86全体が収縮動され、プラグ挿入装置本体86が
プラグ挿入ユニット84内へ収容される。
【0071】更に、前記プラグ挿入ユニット84による
作業が完了したら、上段クランプ機構23,中段クラン
プ機構42をクランプ解除の状態として上部旋回駆動ブ
ロック17及び下部昇降駆動ブロック18を吊り上げて
管体12より抜き出し、作業基準ブロック49のみを管
体12の底部へ残す。
【0072】続いて、次の作業を行う為の溶接ユニット
85を取付けた管内作業装置16を前記管体12に吊り
降ろし、下部昇降駆動ブロック18下端の回動中心軸4
6を、前記管体12の底部に残した作業基準ブロック4
9の軸ホルダ50に嵌挿し、前述と同様にして溶接ユニ
ット85の位置決めを行い、該溶接ユニット85により
プラグ97の溶接を行わせる。
【0073】尚、図1・図2・図9に示すように、管内
作業装置16がプラグ挿入ユニット84と溶接ユニット
85の両方を備えている場合には、プラグ97の挿入後
に、引続いて以下のようにプラグ97の溶接を行わせ
る。
【0074】即ち、昇降体35に備えた進退動モータ1
31によりスクリューロッド129を回転駆動してナッ
ト130の相対的な移動で溶接トーチ128を進出させ
ることによって、溶接トーチ128とプラグ97及び管
体12に対する溶接部との距離を調節し、同時に、周方
向位置決モータ22を駆動することにより下部昇降駆動
ブロック18を回動して溶接トーチ128を管体12周
方向へ動かし、且つ、上下方向位置決モータ41を駆動
することにより昇降体35を昇降して溶接トーチ128
を上下方向へ動かしつつ、プラグ97の周囲と管体12
の接続部14との溶接を行わせる。
【0075】こうして、管内作業装置16を随時差し替
えつつ全ての作業工程が完了したら、最後に挿入した管
内作業装置16を利用して作業基準ブロック49を管体
12内から抜出す。
【0076】従って上記実施の形態によれば、極細長い
管体12に対しても、プラグ挿入ユニット84を備えた
管内作業装置16を挿入して、管体12の底部に残され
た作業基準ブロック49を基準として、プラグ97の挿
入作業を行わせることができる。
【0077】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0078】
【発明の効果】上記した本発明の管内プラグ挿入装置に
よれば、上下方向へ延びる細長い管体に対してもプラグ
挿入作業を行わせることができるという優れた効果を奏
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の概略全体斜視図で
ある。
【図2】図1の下部を拡大した斜視図である。
【図3】図1の上部の側方断面図である。
【図4】図1の下部の側方断面図である。
【図5】図4の下部の側方断面図である。
【図6】図3のVI−VI矢視図である。
【図7】図4のVII−VII矢視図である。
【図8】図4のVIII−VIII矢視図である。
【図9】プラグ挿入ユニットの拡大した側方断面図であ
る。
【図10】図9のX−X矢視図である。
【図11】管体の底部に残された作業基準ブロックの状
態を示す部分側方断面図である。
【図12】縦置式の熱交換器の側方断面図である。
【符号の説明】
12 管体 13 枝管 14 接続部 17 上部旋回駆動ブロック 18 下部昇降駆動ブロック 35 昇降体 46 回動中心軸 49 作業基準ブロック 50 軸ホルダ 86 プラグ挿入装置本体 97 プラグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向へ延びる細長い管体の内部に挿
    入可能な上部旋回駆動ブロックと、管体の底部に挿入配
    置された作業基準ブロックの軸ホルダに対して挿入可能
    な上下方向へ延びる回動中心軸をその下部に有し、且
    つ、回動中心軸を中心として水平方向へ回転可能となる
    よう上部旋回駆動ブロックの下部に取付けられた下部昇
    降駆動ブロックと、下部昇降駆動ブロックに昇降可能に
    取付けられた昇降体と、昇降体に設けられ、管体の直径
    方向へ出入して、管体に接続された枝管の接続部に対し
    プラグを挿入可能なプラグ挿入装置本体とを備えたこと
    を特徴とする管内プラグ挿入装置。
JP7193221A 1995-07-28 1995-07-28 管内プラグ挿入装置 Pending JPH0942579A (ja)

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JP7193221A JPH0942579A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 管内プラグ挿入装置

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