JPH0942030A - 内燃機関のアイドル回転速度制御装置 - Google Patents
内燃機関のアイドル回転速度制御装置Info
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Abstract
踏み後の機関回転速度の低下を防止する。 【解決手段】 スロットル開度TVOを逐次読込んで記
憶し(S11)、アイドル回転速度制御開始と判定される
と(S12,S13)、制御開始前所定時間内のスロットル
開度加算値sumTVOを算出し(S14)、これに基づ
いて目標回転速度の初期補正量y0を設定する(S1
5)。そして、制御開始後の時間T経過と共に減少させ
つつ、過去のスロットル開度情報に応じた目標回転速度
の補正量NEplusを算出する(S16,S17)。又は、ス
ロットル開度から回転速度への特性を記述したモデルを
用いて、補正量NEplusを算出する。そして、この補正
量NEplusに基づいて目標回転速度を補正し、回転速度
が目標回転速度に収束するように、補助空気弁や点火時
期を調整して、フィードバック制御する。
Description
ル回転速度制御装置に関する。
装置としては、内燃機関の回転速度を検出し、目標回転
速度との偏差に応じて、内燃機関に供給する空気量、燃
料量及び点火時期を調整し、内燃機関の回転速度を目標
回転速度近傍に安定させる装置が公知である(例えば実
開昭56−165962号)。
を生かして、外乱(補機負荷、燃焼バラツキ等)によっ
て生じる内燃機関の回転変動を抑制しようというもので
ある。すなわち、内燃機関への供給空気量操作(一般的
にはスロットル弁をバイパスするバイパス通路に介装し
た補助空気弁の開度操作)あるいは供給燃料量操作は、
外乱の影響を定常的に抑え込む能力に優れている反面、
操作が内燃機関の回転速度変化として反映されるまでの
遅れが大きいことから、定常的な外乱の影響を抑えるよ
うに用い、一方、点火時期操作は、一般的に基本点火時
期をMBT(最大トルクを発生する点火時期)付近に設
定するために操作範囲が狭いといった欠点がある反面、
点火時期操作が内燃機関の回転速度変化となって現れる
までの遅れが小さいことから、過渡的に外乱を抑えるよ
うに用いている。
に、内燃機関への供給空気量操作あるいは供給燃料量の
一時的増大により回転落ちを小さく抑える方法も知られ
ている(例えば特開平4−31494号)。
うな内燃機関のアイドル回転速度制御装置にあっては、
アイドル回転速度制御時にアクセルペダルを踏んでスロ
ットル弁を瞬間的に開き、その後、スロットル弁を閉じ
た場合(以降、本操作を「チョイ踏み」と呼ぶ)には、
以下のように運転性が悪化する可能性があった。
ね、次の条件を満たすときに実行される。 〔条件1〕スロットル開度が最小である。 〔条件2〕機関回転速度が所定値以下である。 従って、図3に示されるように、点Aにてチョイ踏みを
行った場合、点Aまではアイドル回転速度制御を実行し
(アイドル制御ON)、点A,B間では一時的にアイド
ル回転速度制御を休止し(アイドル制御OFF)、点B
以降ではアイドル回転速度制御を再開することになる。
開操作されることで、コレクタに流入する空気が一時的
に増加し、それに伴い、ある遅れをおいて機関回転速度
が上昇する。すると、点B,C間ではアイドル回転速度
制御が実行されるため、機関回転速度を目標回転速度に
収束させるべく、補助空気弁は閉じ側に操作される。こ
こで、一般的に、補助空気弁は定常外乱を抑制するよう
に操作されるため、機関回転速度が目標回転速度となる
点Cにおいても、補助空気弁は閉じ側に操作されている
ことになる。従って、点C以降において、内燃機関への
供給空気量不足が生じ、機関回転速度が目標回転速度以
下に低下することがあった。
は、このように、チョイ踏み時に運転性の悪化を招く恐
れがあった。また、前記特開平4−31494号の方法
に従っても、機関回転速度が低下してから初めて操作量
を制御する構成となっているため、チョイ踏み時の機関
回転速度低下を防止することができなかった。本発明
は、このような従来の問題点に鑑み、アイドル回転速度
制御時のチョイ踏み後の機関回転速度の低下を防止する
ことを目的とする。
る発明では、図1に示すように、内燃機関の回転速度を
目標回転速度に維持するようにアイドル回転速度制御を
行う条件か否かを判定するアイドル回転速度制御条件判
定手段と、アイドル回転速度制御条件と判定されたとき
に、回転速度が目標回転速度に収束するように内燃機関
の操作量を演算し操作する回転速度フィードバック制御
手段と、を備える内燃機関のアイドル回転速度制御装置
において、スロットル開度を検出するスロットル開度検
出手段と、前記スロットル開度検出手段による過去のス
ロットル開度情報に応じて、アイドル回転速度制御時の
目標回転速度の補正量を演算する目標回転速度補正量演
算手段と、前記目標回転速度補正量演算手段による補正
量に応じて目標回転速度を算出する目標回転速度算出手
段と、を設けたことを特徴とする。
考慮して、アイドル回転速度制御時の目標回転速度を生
成し、その上で実回転速度を目標回転速度にフィードバ
ック制御する。これにより、チョイ踏み後、実回転速度
を設定回転速度にフィードバック制御することにより生
じていた過剰操作(図3の点B,C間での補助空気弁の
閉じ過ぎ)を回避できる。結果として、過剰操作による
運転性悪化を招くことなく(機関回転速度低下を招くこ
となく)、機関回転速度を滑らかに設定回転速度に収束
させることができる(図4参照)。
度補正量演算手段は、アイドル回転速度制御開始前の所
定時間内におけるスロットル開時間及びスロットル開度
の少なくとも1つに基づいて補正量を演算するものであ
ることを特徴とする。これにより、簡便に補正量を演算
することができる。請求項3に係る発明では、前記目標
回転速度補正量演算手段は、スロットル開度から機関回
転速度への特性を記述した第1モデル(m1)を備え、
この第1モデル(m1)の入力値を前記スロットル開度
検出手段によって検出されたスロットル開度としたとき
の第1モデル(m1)の出力値に基づいて、補正量を演
算するものであることを特徴とする。
速度への特性を記述した第1モデル(m1)を用いるこ
とで、過去のスロットル操作の影響による機関回転速度
吹き上がり量(目標回転速度補正量)を高精度に算出で
きる。これに伴い、実回転速度と目標回転速度との差が
小さくなり、チョイ踏み操作時に補助空気弁等の操作を
ほとんど無くすることができ(図4の点B,C間)、結
果として、補助空気弁等の操作による機関回転速度変動
を低減できる。
度補正量演算手段は、スロットル開度から機関回転速度
への特性を記述した第1モデル(m1)に応じて設定さ
れるオーバーシュートを起こさない第2モデル(m2)
を備え、この第2モデル(m2)の入力値を前記スロッ
トル開度検出手段によって検出されたスロットル開度と
したときの第2モデル(m2)の出力値に基づいて、補
正量を演算するものであることを特徴とする。
(m1)を用いる場合、目標回転速度は設定回転速度を
下回ることがあるため、実回転速度も回転速度フィード
バック作用により目標回転速度を下回る可能性がある
(図11参照)。そこで、第1モデル(m1)に基づいて
設計されるオーバーシュートを生じない第2モデル(m
2)を用いることにより、オーバーシュートを生じない
(設定回転速度を下回らない)目標回転速度を生成す
る。これにより、機関回転速度が設定回転速度を下回り
にくくなる(図11参照)。
度補正量演算手段は、スロットル開度から機関回転速度
への特性を記述した第1モデル(m1)の出力値に下限
値を設けた第3モデル(m3)を備え、この第3モデル
(m3)の入力値を前記スロットル開度検出手段によっ
て検出されたスロットル開度としたときの第3モデル
(m3)の出力値に基づいて、補正量を演算するもので
あることを特徴とする。
に下限値(例えば0)を設けた第3モデル(m3)を用
いることで、第2モデル(m2)を用いる場合と同等以
上の効果をより確実に、しかも補正量算出をより容易に
して実現することができる。
例)を説明する。図2はシステム図である。内燃機関1
は、シリンダヘッド2、シリンダブロック3及びピスト
ン4により画成される燃焼室5を備え、この燃焼室5に
は吸気弁6を介して吸気通路7が接続されると共に、排
気弁8を介して排気通路9が接続されている。尚、本例
では、4サイクル4気筒レシプロエンジンとする。
開閉するスロットル弁10が介装されていて、これにより
吸入空気量が制御される。また、スロットル弁10をバイ
パスするバイパス通路11が設けられていて、このバイパ
ス通路11には電磁式の補助空気弁12が介装されている。
補助空気弁12はエンジンコントロールユニット(以下E
CUという)15からのデューティ信号により開度が調整
されて、補助空気量(≒アイドル時の吸入空気量)を制
御する。
ルドのブランチ部に、各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁13
が設けられていて、ECU15からの駆動パルス信号によ
り、機関回転に同期した所定のタイミングで指令された
量の燃料を噴射供給する。また、燃焼室5内に臨ませて
点火栓14が設けられていて、ECU15からの信号によ
り、点火コイル(図示せず)を介して作動し、指令され
たタイミングで燃焼室5内の混合気に点火する。
の制御のため、ECU15には、各種センサから信号が入
力されている。前記各種のセンサとしては、吸気通路7
にホットワイヤ式のエアフローメータ16が設けられてい
て、これにより吸入空気流量QAが検出される。また、
クランク軸の所定回転毎に基準信号を発生するクランク
角センサ17が設けられていて、基準信号の周期などから
機関回転速度NEを算出可能である。尚、本例ではカム
軸型クランク角センサとし、1燃焼毎(クランク角 180
°毎)に基準信号を出力するものとする。
出手段としてポテンショメータ式のスロットルセンサ18
が取付けられていて、これによりスロットル開度TVO
が検出される。また、シリンダブロック3のウォータジ
ャケット内に臨ませて水温センサ19が設けられていて、
これにより機関冷却水温TWが検出される。
20が設けられていて、これにより機関吸入混合気の空燃
比(リッチ・リーン)と密接に関連する排気中酸素濃度
に応じた信号が出力される。ここにおいて、ECU15
は、図5に示す制御ルーチンに従って、制御を行う。
尚、この制御ルーチンは10ms毎に実行するものとする。
テップ1(図にはS1と記してある。以下同様)では、
カム軸型クランク角センサから1燃焼毎(クランク角 1
80°毎)に出力される基準信号の周期計測値TREF
(s) に基づいて、次式より機関回転速度NEを算出す
る。 NE=30/TREF ステップ2では、過去のスロットル開度情報に応じて、
アイドル回転速度制御時の目標回転速度の補正量を演算
する。この部分が目標回転速度補正量演算手段に相当す
る。
量の演算方法について詳述する。先ず請求項2に係る発
明に従って目標回転速度の補正量を演算する方法を図6
のフローチャートを参照しつつ説明する。スロットルセ
ンサからの信号に基づいてスロットル開度TVO(t) を
逐次A/D変換して読込み、Tm(s) 前までのデータを
メモリに記憶する(ステップ11)。
(ステップ12)、アイドル回転速度制御条件であれば、
制御条件成立後、初回か否かを判定し(ステップ13)、
初回であれば、Tm(s) 前から現時点までのスロットル
開度TVO(t) を加算して、加算値sumTVOを算出
し(ステップ14)、この加算値sumTVOに応じた目
標回転速度の初期補正量y0を図7のテーブルを参照し
て求める(ステップ15)。
ば、制御開始後の経過時間をT(s) とすると、このTに
応じて、最初は1で、時間経過と共に段階的に減少して
最終的には0となる係数kを設定する(ステップ16)。
そして、初期補正量y0と係数kとから、次式により、
目標回転速度の補正量NEplusを算出する(ステップ1
7)。
制御開始からの経過時間をTとするとき、T<T1な
ら、補正量NEplus=y0とし、T≧T1となると、補
正量NEplusをy0/3減少させ、以降は、T2経過す
る毎に、補正量NEplusをy0/3ずつ減少させて、最
終的には補正量NEplus=0とする。
度の補正量がチョイ踏み後の回転吹き上がり具合と類似
するように設定する。一例としては、T1=1s、T2
= 0.2s、Tm=1sである。尚、ここでは、アイドル
回転速度制御開始前Tm(s) のスロットル開度加算値
(スロットル開時間及びスロットル開度)に応じて目標
回転速度の補正量を演算する例を示したが、アイドル回
転速度制御開始前Tm(s) のスロットル開時間あるいは
スロットル開度の最大値等に応じて目標回転速度の補正
量を演算してもよい。
速度の補正量を演算する方法を説明する(図9のフロー
チャート参照)。ECUは、内燃機関のスロットル開度
から機関回転速度への特性を次の3次式及び無駄時間で
近似したモデルm1を備える。サンプリング時間は10ms
とする。qは10msの進み演算子である。
(a1×q3 +a2×q2 +a3×q+a4)〕×q-n1 ここで、スロットルセンサからの信号に基づいてスロッ
トル開度TVO(t) を逐次A/D変換して読込む(ステ
ップ21)。そして、目標回転速度補正量NEplus=y2
(t) とした場合、次式に従って、補正量y2(t) を演算
する(ステップ22)。
タルフィルタとなるため、詳細な作用及び実現方法の説
明は省略する。次に請求項4に係る発明に従って目標回
転速度の補正量を演算する方法を説明する(図9のフロ
ーチャート参照)。
(特に低周波数領域にて伝達特性が類似)し、かつ、オ
ーバーシュートを生じないような次式のモデルm2を備
える(図10、図11参照)。サンプリング時間は10msとす
る。qは10msの進み演算子である。 m2(q) =〔(d0×q2 +d1×q+d2)/(c1×q3 +
c2×q2 +c3×q+c4)〕×q-n2 尚、モデルm2として、上記の式の代わりに、その低次
元モデルを用いてもよい。
づいてスロットル開度TVO(t) を逐次A/D変換して
読込む(ステップ21)。そして、目標回転速度補正量N
Eplus=y3(t) とした場合、次式に従って、補正量y
3(t) を演算する(ステップ22)。 y3(t) =m2(q) ×TVO(t) 次に請求項5に係る発明に従って目標回転速度の補正量
を演算する方法を説明する(図9のフローチャート参
照)。
値0を設けたモデルm3を備える。ここで、スロットル
センサからの信号に基づいてスロットル開度TVO(t)
を逐次A/D変換して読込む(ステップ21)。そして、
目標回転速度補正量NEplus=y4(t) とした場合、次
式に従って、補正量y4(t) を演算する(ステップ2
2)。
方を選択して出力することで、下限値0を設ける。図5
に戻って説明を続ける。ステップ3では、アイドル回転
速度制御条件か否かを判定する。尚、アイドル回転速度
制御条件か否かは、スロットル開度、機関回転速度、車
速等の状態に基づいて、少なくともスロットル弁が全閉
であるときにアイドル回転速度制御条件と判定する。こ
の部分がアイドル回転速度制御条件判定手段に相当す
る。
ップ4へ進んで、設定回転速度NEset と補正量NEpl
usとの和として、目標回転速度NEtgt =NEset +N
Eplusを算出する。この部分が目標回転速度算出手段に
相当する。尚、アイドル回転速度制御時の設定回転速度
NEset は、機関冷却水温TW、機関負荷(エアコン信
号)等の状態に応じ、マップを参照することにより設定
する。
速度が変更された場合には、変更前の設定回転速度と変
更後の設定回転速度とが連続的につながるように設定回
転速度が動的補償されて定められる。設定回転速度変更
と目標回転速度補正とが同時に行われる場合の目標回転
速度の生成例を図12に示す。そして、アイドル回転速度
制御条件の場合は、ステップ5へ進んで、アイドル時フ
ィードバック制御、すなわち、回転速度が目標回転速度
に収束するように、供給空気量、供給燃料量、点火時期
等のフィードバック制御を行う。この部分が回転速度フ
ィードバック制御手段に相当する。
冷却水温TW等に応じて、補助空気弁への基本デューテ
ィを設定した上で、実回転速度NEと目標回転速度NE
tgtとの偏差に応じて、実回転速度NEが目標回転速度
NEtgt に収束するように、デューティを補正して、補
助空気弁の開度を制御する。具体的には、例えば実回転
速度NEが目標回転速度NEtgt より低いときは、補助
空気弁の開度増大方向へデューティを補正する。
フローメータにより検出される吸入空気流量QAと回転
速度NEとから基本燃料噴射量TP=K×QA/NE
(Kは定数)を定め、これに機関冷却水温TWによる水
温増量補正、O2 センサからの信号に基づく空燃比フィ
ードバック補正等の補正を加えて、最終的な燃料噴射量
TIを演算し、このTIに対応するパルス幅の駆動パル
ス信号を燃料噴射弁に出力する。以上は通常の燃料噴射
量制御と同じであるが、実回転速度NEと目標回転速度
NEtgt との偏差に応じて、補助空気弁の開度が増減さ
れる分、空燃比が一定となるように燃料噴射量は増減さ
れる。但し、エアフローメータによる吸入空気流量の検
出遅れを補償すべく、実回転速度NEと目標回転速度N
Etgt との偏差に応じて、燃料噴射量を過渡補正するよ
うにすると、アイドル回転速度制御がより良好となる。
転速度NE及び基本燃料噴射量TPに応じて、基本点火
時期を設定した上で、実回転速度NEと目標回転速度N
Etgt との偏差に応じて、実回転速度NEが目標回転速
度NEtgt に収束するように、点火時期を補正する。具
体的には、例えば実回転速度NEが目標回転速度NEtg
t より低いときは、点火時期を進角方向(出力増大方
向)へ補正する。
ステップ6へ進んで、非アイドル時制御を行う。供給空
気量については、機関冷却水温TW等に応じて補助空気
弁への基本デューティを設定し、これに基づいて制御す
る。供給燃料量については、通常の燃料噴射量制御を行
う。
び基本燃料噴射量TPに応じて基本点火時期を設定し、
これに基づいて制御する。
明によれば、過去のスロットル操作の影響を考慮して、
アイドル回転速度制御時の目標回転速度を生成し、その
上で実回転速度を目標回転速度にフィードバック制御す
ることにより、チョイ踏み後、実回転速度を設定回転速
度にフィードバック制御することにより生じていた補助
空気弁の閉じ過ぎ等の過剰操作を回避でき、その結果と
して、過剰操作による運転性悪化を招くことなく(機関
回転速度低下を招くことなく)、機関回転速度を滑らか
に設定回転速度に収束させることができるという効果が
得られる。
転速度制御開始前の所定時間内におけるスロットル開時
間及びスロットル開度の少なくとも1つに基づいて目標
回転速度の補正量を演算することで、簡便に補正量を演
算することができるという効果が得られる。請求項3に
係る発明によれば、スロットル開度から機関回転速度へ
の特性を記述した第1モデル(m1)を用いることで、
過去のスロットル操作の影響による機関回転速度吹き上
がり量(目標回転速度補正量)を高精度に算出でき、こ
れに伴い、実回転速度と目標回転速度との差が小さくな
り、チョイ踏み操作時に補助空気弁等の操作をほとんど
無くすることができ、結果として、補助空気弁等の操作
による機関回転速度変動を低減できるという効果が得ら
れる。
デル(m1)に基づいて設計されるオーバーシュートを
生じない第2モデル(m2)を用いることで、オーバー
シュートを生じない(設定回転速度を下回らない)目標
回転速度を生成することができ、機関回転速度が設定回
転速度を下回りにくくなるという効果が得られる。請求
項5に係る発明によれば、前記第1モデル(m1)の出
力値に下限値を設けた第3モデル(m3)を用いること
で、第2モデル(m2)を用いる場合と同等以上の効果
をより確実に、しかも補正量算出をより容易にして実現
することができるという効果が得られる。
ト
ローチャート
フローチャート
度の生成例を示す図
Claims (5)
- 【請求項1】内燃機関の回転速度を目標回転速度に維持
するようにアイドル回転速度制御を行う条件か否かを判
定するアイドル回転速度制御条件判定手段と、 アイドル回転速度制御条件と判定されたときに、回転速
度が目標回転速度に収束するように内燃機関の操作量を
演算し操作する回転速度フィードバック制御手段と、 を備える内燃機関のアイドル回転速度制御装置におい
て、 スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、 前記スロットル開度検出手段による過去のスロットル開
度情報に応じて、アイドル回転速度制御時の目標回転速
度の補正量を演算する目標回転速度補正量演算手段と、 前記目標回転速度補正量演算手段による補正量に応じて
目標回転速度を算出する目標回転速度算出手段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関のアイドル回転速度
制御装置。 - 【請求項2】前記目標回転速度補正量演算手段は、アイ
ドル回転速度制御開始前の所定時間内におけるスロット
ル開時間及びスロットル開度の少なくとも1つに基づい
て補正量を演算するものであることを特徴とする請求項
1記載の内燃機関のアイドル回転速度制御装置。 - 【請求項3】前記目標回転速度補正量演算手段は、スロ
ットル開度から機関回転速度への特性を記述した第1モ
デルを備え、この第1モデルの入力値を前記スロットル
開度検出手段によって検出されたスロットル開度とした
ときの第1モデルの出力値に基づいて、補正量を演算す
るものであることを特徴とする請求項1記載の内燃機関
のアイドル回転速度制御装置。 - 【請求項4】前記目標回転速度補正量演算手段は、スロ
ットル開度から機関回転速度への特性を記述した第1モ
デルに応じて設定されるオーバーシュートを起こさない
第2モデルを備え、この第2モデルの入力値を前記スロ
ットル開度検出手段によって検出されたスロットル開度
としたときの第2モデルの出力値に基づいて、補正量を
演算するものであることを特徴とする請求項1記載の内
燃機関のアイドル回転速度制御装置。 - 【請求項5】前記目標回転速度補正量演算手段は、スロ
ットル開度から機関回転速度への特性を記述した第1モ
デルの出力値に下限値を設けた第3モデルを備え、この
第3モデルの入力値を前記スロットル開度検出手段によ
って検出されたスロットル開度としたときの第3モデル
の出力値に基づいて、補正量を演算するものであること
を特徴とする請求項1記載の内燃機関のアイドル回転速
度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19673495A JP3303614B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 内燃機関のアイドル回転速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19673495A JP3303614B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 内燃機関のアイドル回転速度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0942030A true JPH0942030A (ja) | 1997-02-10 |
JP3303614B2 JP3303614B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=16362713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19673495A Expired - Fee Related JP3303614B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 内燃機関のアイドル回転速度制御装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3303614B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP19673495A patent/JP3303614B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3303614B2 (ja) | 2002-07-22 |
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