JPH0941026A - 真空脱ガス装置用浸漬管 - Google Patents

真空脱ガス装置用浸漬管

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Publication number
JPH0941026A
JPH0941026A JP21260995A JP21260995A JPH0941026A JP H0941026 A JPH0941026 A JP H0941026A JP 21260995 A JP21260995 A JP 21260995A JP 21260995 A JP21260995 A JP 21260995A JP H0941026 A JPH0941026 A JP H0941026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
vacuum degassing
degassing apparatus
castable
cylindrical iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP21260995A
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English (en)
Inventor
Manabu Obara
学 小原
Tomohiro Kojima
智宏 小嶋
Kimiji Yamamoto
君二 山本
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TYK Corp
Original Assignee
TYK Corp
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Filing date
Publication date
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 下部の損傷を抑制し耐用向上を主目的とした
真空脱ガス装置用浸漬管。 【解決手段】 耐火材内に配置される円筒状鉄芯１４と
内張りれんが１２との間に１５〜３０ｍｍの断熱キャス
タブル１１層を配し、円筒状鉄芯１４と外周部キャスタ
ブル１３の間に１５〜５０ｍｍの厚みで断熱キャスタブ
ル１１を配した、真空脱ガス装置用浸漬管。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は下部の損傷を抑制し耐用
向上を主目的とした真空脱ガス装置用浸漬管の改良に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、量産鋼の高級化に伴ない脱ガス脱
Ｃを主目的とした真空精錬法、とりわけＲＨ脱ガス法が
一般的に採用されている。ＲＨ脱ガス装置の中で溶鋼に
浸漬する部分は浸漬管と呼ばれ図１に示された構造が一
般的である。溶鋼が還流する内部内張りれんが２には熱
間での摩耗抵抗性の高いマグネシア−クロムれんが、熱
サイクルの激しい外周部３にはハイアルミナキャスタブ
ルが共に円筒形鉄芯４からの支え金具、あるいはアンカ
ー６により固定し配置されている。この浸漬管の廃却要
因は内側れんがの摩耗あるいはスポーリングによる残寸
小、または外周キャスタブルの溶損亀裂による地金侵
入、あるいは下部の脱落等様々な要因が使用条件に応じ
て生じている。その中では下段部の損傷、とりわけ脱
落、地金浸入等が予想外の短命の原因となっており、緊
急の吹き付け補修作業を要し、生産性の低下及び補修原
単価面で大きな問題となっている。元来耐火材料内部に
存在する鉄芯が溶鋼熱の影響を受け強度劣化、膨張、変
形を生じ下段部れんがの緩み、亀裂促進を起こすことに
起因している。
【図２】
【０００３】この対策として種々の鉄芯変形防止策、れ
んがの支え構造改善が講じられているが安定使用には至
っていないもので、真空脱ガス装置用浸漬管の安定使用
には必須の改善項目であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】真空脱ガス装置用浸漬
管の円筒形の鉄芯に変形防止策を施すことにより、下段
部の緩み，脱落，地金浸入を撲滅するようにした。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では円筒形鉄芯１
４と内張りれんが１２の間に存在する１５〜３０ｍ／ｍ
の間隔部と円筒形鉄芯１４の外周部に１５〜５０ｍ／ｍ
の厚みで断熱キャスタブル１１を配置させることによ
り、円筒形鉄芯の熱変形を防止させる。鉄芯外周部の断
熱キャスタブルの厚みを１０ｍ／ｍ〜３０ｍ／ｍに限定
したのは１０ｍ／ｍ以下では充分な断熱効果が得られな
いためであり、また５０ｍ／ｍ以下としたのは、ハイア
ルミナ外周キャスタブル１３の使用時の溶損量を考慮す
ると５０ｍ／ｍの越える施工厚みでは、ハイアルミナ外
周キャスタブル部を溶鋼が溶損させ、断熱キャスタブル
部に到達する可能性があると考えられるからである。
【０００６】本発明では使用する断熱キャスタブルの主
な品質特性を表１に示す。
【０００７】
【実施例１】本発明を実施例によって説明する。２５０
Ｔ容量のＲＨ真空脱ガス装置の浸漬管の円筒形鉄芯と内
張りれんが間隔の２０ｍ／ｍと円筒鉄芯外周部に２５ｍ
／ｍ厚みで表１のＡの断熱キャスタブルを配置した。
【０００８】
【実施例２】７０Ｔ容量のＲＨ真空脱ガス装置の浸漬管
の円筒形鉄芯と内張りれんが間隔の１５ｍ／ｍと円筒鉄
芯外周部に２０ｍ／ｍ厚みで表１のＢの断熱キャスタブ
ルを配置した。
【０００９】
【表１】
【００１０】
【発明の効果】実施例１の本発明品を実使用した。操業
温度１６３０℃操業時間は１５分／ｃｈで従来品の耐用
は１６５ｃｈで鉄芯の熱変形は最下段部が外径方向に１
５０ｍ／ｍ程下末広がりに伸び熱により鉄芯が一部溶融
していたが、本発明品の浸漬管は同じ使用条件で２１５
ｃｈ耐用し、殆ど原形を保持しており、変形防止効果が
認められた。実施例２の本発明品を実使用した操業温度
１６５０℃、操業時間は２０分／ｃｈで従来品の耐用は
１２０ｃｈで鉄芯の熱変形は最下段部が外径方向に１２
０ｍ／ｍ程下末広がりに伸び内張りれんがが脱落してい
たが、本発明品の浸漬管は同じ使用条件で１８０ｃｈ耐
用し、殆ど原形を保持しており、変形防止の効果が認め
られた。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の真空脱ガス装置用浸漬管の説明図であ
る。
【図２】従来の真空脱ガス装置用浸漬管の使用後の説明
図である。
【図３】本発明の真空脱ガス装置用浸漬管の説明図であ
る。
【符号の説明】
２ 内張りれんが ３ 外周部キャスタブル ４ 鉄芯 ５ フランジ ６ アンカー 11 断熱キャスタブル 12 内張りれんが 13 外周部キャスタブル 14 鉄芯 15 アランジ 16 アンカー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 真空脱ガス装置用浸漬管において、耐火
    材内に配置される円筒状の鉄芯と内張りれんがとの間に
    １５〜３０ｍｍの断熱キャスタブル層を配し、円筒状鉄
    芯と外周部キャスタブルの間に１５〜５０ｍｍの厚みで
    断熱キャスタブルを配したことを特徴とする真空脱ガス
    装置用浸漬管。
JP21260995A 1995-07-27 1995-07-27 真空脱ガス装置用浸漬管 Pending JPH0941026A (ja)

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JP21260995A JPH0941026A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 真空脱ガス装置用浸漬管

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JPH0941026A true JPH0941026A (ja) 1997-02-10

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JP21260995A Pending JPH0941026A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 真空脱ガス装置用浸漬管

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063633A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Kurosaki Harima Corp 浸漬管
JP2010168600A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Tokyo Yogyo Co Ltd 浸漬管
JP2013234346A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Tokyo Yogyo Co Ltd 真空脱ガス装置の浸漬管または下部槽

Cited By (3)

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JP2010168600A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Tokyo Yogyo Co Ltd 浸漬管
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