JPH093961A - 浚渫船 - Google Patents

浚渫船

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Publication number
JPH093961A
JPH093961A JP15348795A JP15348795A JPH093961A JP H093961 A JPH093961 A JP H093961A JP 15348795 A JP15348795 A JP 15348795A JP 15348795 A JP15348795 A JP 15348795A JP H093961 A JPH093961 A JP H093961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dredging
pump
foreign matter
pumps
jib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15348795A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Kikui
敬三 菊井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mex KK
Original Assignee
Mex KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Mex KK filed Critical Mex KK
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Publication of JPH093961A publication Critical patent/JPH093961A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数台の浚渫ポンプを備え、その中の一台が
トラブルを起こしても浚渫作業を中断することなく、引
続き作業を続行することができると共に、トラブルを起
こした浚渫ポンプを逆洗浄することにより異物を簡単に
除去できる浚渫船を提供する。 【構成】 複数本のジブ2a,2bを浮体3の船首部に
起伏自在に設けると共に、浚渫ポンプ4a,4bを前記
ジブ2a,2bにそれぞれ取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数台の浚渫ポンプを
備え、その中の一台がトラブルを起こしても浚渫作業を
中断することなく、引続き作業を続行することができる
浚渫船に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からいろいろなタイプの浚渫船が存
在するが、その一つとして、例えば、水車状の攪拌手段
によって汚泥を攪拌しながらスクリューコンベアによっ
て汚泥を移送し、最終的に、空気ポンプによって汚泥を
空気輸送するようにした浚渫船がある。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】ところが、このような
浚渫船は、水底に堆積している汚泥層内に混在している
木片や金属片等の異物をスクリューコンベアや空気ポン
プのバルブの部分に噛み込み易いばかりでなく、噛み込
まれた異物を撤去する作業に多大な手間を要するという
問題がある。
【0004】また、従来は、浚渫装置を一台しか備えて
いないので、上記のようなトラブルが発生すると、浚渫
装置から異物を除去できるまで浚渫作業を停止しなけれ
ばならないから、その間、浚渫作業が中断されることに
なる。本発明は、係る従来の問題を解消するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、複数台の浚
渫ポンプを備え、その中の一台がトラブルを起こしても
浚渫作業を中断することなく、引続き作業を続行するこ
とができると共に、トラブルを起こした浚渫ポンプを逆
洗浄することにより異物を簡単に除去できる浚渫船を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の浚渫船
は、複数本のジブを浮体の船首部に起伏自在に設けると
共に、浚渫ポンプを前記ジブにそれぞれ取り付けた構成
になっている。ここで、浚渫ポンプの近傍にノンリター
ンバルブを配設させることが望ましい。
【0006】
【作用】浮体の船首部に起伏自在に設けた複数本のジブ
に、それぞれ、浚渫ポンプを取り付けているから、その
中の一台がトラブルを起こしても残りの浚渫ポンプで浚
渫作業を続行することができる。その間、トラブルを起
こした浚渫ポンプを逆洗浄してポンプ内に挟まっている
異物を除去する。それでも異物を除去できない時は、ジ
ブを引き起こしてトラブルを起こした浚渫ポンプを水面
上に引き上げ、ゴムボート等のボートに乗って浚渫ポン
プに近づいた作業員によって異物を除去する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図1は、本発明に係る浚渫船の斜視図
であり、この浚渫船1は、2本のジブ2a,2bを浮体
3の船首部に起伏自在に設けると共に、ジブ2aの先端
に浚渫ポンプ4aを取り付け、ジブ2bの先端に浚渫ポ
ンプ4bを取り付けている。
【0008】浚渫作業は、2台の浚渫ポンプ4a,4b
によって行ない、一方の浚渫ポンプ4bによって吸い上
げられた汚泥は、ジブ2bに配設させた管体5b、浮体
3の甲板上に配した管体6b、ブーム7bによって浮体
3の左舷側に突き出した管体8b内を通って浮体3の左
舷側に係留されている汚泥運搬船9内に排出されるよう
になっている。
【0009】一方、浚渫ポンプ4aによって吸い上げら
れた汚泥は、ジブ2aに配設させた管体5a、浮体3の
甲板上に配した管体6a、バイパス管10及び上記管体
7b,8b内を通って上記汚泥運搬船9内に排出される
ようになっている。浚渫ポンプ4aとジブに配した管体
5a間及び各管体5a,6a,8a間は、フレキシブル
管11a,12a,13aによって接続され、浚渫ポン
プ4bとジブに配した管体5b間及び各管体5b,6
b,8b間は、フレキシブル管11b,12b,13b
によって接続されている。また、ジブ2a,2bに設け
た管体5a,5bの途中に、それぞれ、ノンリターンバ
ルブ14a,14bを取り付けている。
【0010】浚渫ポンプ4a,4bは、図2のような構
造になっており、例えば、ケーシング15と中間軸16
間に木片や金属片などの異物が挟まった場合、トラブル
を起こした方のノンリターンバルブ14a(14b)を
開き、浚渫ポンプ4a(4b)を逆洗浄して異物を除去
する。それでも、異物が除去できない場合は、トラブル
を起こした方のジブ2a(2b)を引き起こして浚渫ポ
ンプ4a(4b)を水面上に引上げ、ゴムボート等のボ
ートに乗った作業員が異物を除去する。
【0011】この間、トラブルを起こしていない方の浚
渫ポンプ4a(4b)によって浚渫を続行するから浚渫
作業を中断させることがない。異物の除去が終了した
ら、その浚渫ポンプ4a(4b)を水底17に降下させ
て浚渫作業に従事させる。即ち、右舷側のスイングワイ
ヤ19aをウインチ20aによって巻き取ると、水底1
7に打ち込まれているスパッド18aを軸にして浮体3
の船首部が矢印Aの方向に振れる。そして、左舷側のス
パッド18bが右舷側のスパッド18aより前進する。
【0012】次に、左舷側のスパッド18bを水底17
に打ち込んでから右舷側のスパッド18aを引き抜き、
更に、右舷側のスイングワイヤ19aを弛めながら左舷
側のスイングワイヤ19bをウインチ20bに巻き取る
と、浮体3の船首部が矢印B方向に振れるので、浮体3
と一体的に2台の浚渫ポンプ4a,4bがジグザグ状に
払拭運動し、水底17に堆積している汚泥を一様に浚渫
する。
【0013】図2に示すように、浚渫ポンプのケーシン
グ15内に設置されたインペラ21は、フレーム22の
内壁に取り付けられたステーター23と、このステータ
ー23に対応するローター24から構成されている電動
モーター25によって回転されるようになっている。ま
た、電動モーター25の主軸26の下端に取り付けた中
間軸16の下端部に水底17に堆積している汚泥を攪拌
するための噴流羽根27が取り付けられている。
【0014】また、ケーシング15の下部には、格子を
円筒状に丸めたストレーナー28及び円環状の支持フレ
ーム29を取り付けると共に、アダプタプレート30に
は、円錐台状のスカート31を取り付け、噴流羽根27
によって汚泥を攪拌する際に生ずる汚濁の拡散を防ぐよ
うになっている。上記のように、浮体3の船首部に2台
の浚渫ポンプ4a,4bを配設しているから、その中の
1台がトラブルを起こしても残った1台の浚渫ポンプ4
a(4b)によって浚渫作業を中断することなく、続行
することができる。
【0015】従って、予定又は日程通りに浚渫作業を進
行させることができる。また、トラブルを起こした浚渫
ポンプについては、ノンリターンバルブを開いて浚渫ポ
ンプを逆洗浄することにより、異物を簡単に除去でき
る。また、逆洗浄しても異物を除去できない場合は、浚
渫ポンプを水上に引き上げて作業員によって除去するこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、浮体の
船首部に複数台(実施例では2台)の浚渫ポンプを配設
しているから、その中の1台がトラブルを起こしても残
った浚渫ポンプによって浚渫作業を中断することなく、
引続き浚渫作業を進めることができる。
【0017】従って、当初の予定又は日程通りに浚渫作
業を進行させることかできる。また、トラブルを起こし
た浚渫ポンプについては、浚渫ポンプを逆洗浄すること
により異物を簡単に除去できる。また、逆洗浄しても異
物を除去できない場合は、浚渫ポンプを水上に引き上げ
て作業員によって除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浚渫船の斜視図である。
【図2】浚渫ポンプの縦断面図である。
【符号の説明】
2a,2b ジブ 3 浮体 4a,4b 浚渫ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のジブを浮体の船首部に起伏自在
    に設けると共に、浚渫ポンプを前記ジブにそれぞれ取り
    付けた浚渫船。
  2. 【請求項2】 浚渫ポンプの近傍にノンリターンバルブ
    を配設させた請求項1記載の浚渫船。
JP15348795A 1995-06-20 1995-06-20 浚渫船 Pending JPH093961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15348795A JPH093961A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 浚渫船

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15348795A JPH093961A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 浚渫船

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH093961A true JPH093961A (ja) 1997-01-07

Family

ID=15563652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15348795A Pending JPH093961A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 浚渫船

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH093961A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006033441A1 (ja) * 2004-09-21 2006-03-30 Kohwa Engineering Co., Ltd. 水中堆積物の流送設備
JP2011504975A (ja) * 2007-11-29 2011-02-17 ドレッジング・インターナショナル・ナムローゼ・フエンノートシャップ トレーリングサクションホッパー浚渫船のドラッグヘッド、および当該ドラッグヘッドを用いて浚渫する方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006033441A1 (ja) * 2004-09-21 2006-03-30 Kohwa Engineering Co., Ltd. 水中堆積物の流送設備
JP2011504975A (ja) * 2007-11-29 2011-02-17 ドレッジング・インターナショナル・ナムローゼ・フエンノートシャップ トレーリングサクションホッパー浚渫船のドラッグヘッド、および当該ドラッグヘッドを用いて浚渫する方法

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