JPH0939204A - 紙粉除去装置 - Google Patents

紙粉除去装置

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JPH0939204A
JPH0939204A JP7190604A JP19060495A JPH0939204A JP H0939204 A JPH0939204 A JP H0939204A JP 7190604 A JP7190604 A JP 7190604A JP 19060495 A JP19060495 A JP 19060495A JP H0939204 A JPH0939204 A JP H0939204A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
ultrasonic wave
paper dust
ultrasonic waves
ultrasonic
Prior art date
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Pending
Application number
JP7190604A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Ito
洋一 伊藤
Shosuke Gonda
昌介 権田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Moore Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Moore Co Ltd filed Critical Toppan Moore Co Ltd
Priority to JP7190604A priority Critical patent/JPH0939204A/ja
Publication of JPH0939204A publication Critical patent/JPH0939204A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙から紙粉を除去する。 【解決手段】 超音波発生装置20は、用紙10の幅方
向に延びる線F上に超音波を集束する。これにより、用
紙10の表面に付着する紙粉及び用紙10の内部の紙粉
が用紙10から分離する。吸引装置30の吸引開口32
が線Fの近傍に配置してあり、用紙10から分離した紙
粉を吸引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙粉除去装置に関
し、より具体的には、超音波を使って用紙の紙粉を非接
触で除去する紙粉除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷工場では用紙加工により発生する紙
粉が印刷汚れの原因となることから、印刷前にその紙粉
を除去する必要がある。用紙の紙粉を除去する従来の手
段として、用紙を非常に柔軟なブラシによりブラッシン
グし、それにより用紙から離れた紙粉を吸引する構成を
採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例では、
ブラッシング自体が紙粉を発生させている懸念もあり、
その紙粉除去効果の程が疑問視されている。即ち、ブラ
ッシングにより発生する静電気が、紙粉を吸着させてい
る可能性も否定できない。
【0004】また、ブラッシングのためのブラシを頻繁
に交換しなければならず、その管理が面倒であった。
【0005】更には、用紙の強度によってはブラッシン
グは使用できないことがある。
【0006】本発明は、より静かに作動する紙粉除去装
置を提示することを目的とする。
【0007】本発明はまた、非接触式に用紙の紙粉を除
去する紙粉除去装置を提示することを目的とする。
【0008】本発明はまた、従来例よりも効果的に紙粉
を除去できる紙粉除去装置を提示することを目的とす
る。
【0009】本発明はまた、ブラッシングできないよう
な弱い又は薄い用紙にも適用できる紙粉除去装置を提示
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、用紙に超音
波を照射して、より好ましくは当該用紙に集束させて、
用紙の表面に付着する紙粉及び用紙の内部にある紙粉を
用紙から飛び出させる。そして、飛び出した紙粉を、除
去手段、より具体的には吸引手段により除去する。
【0011】超音波を使用するので、用紙内部の繊維に
補足されている紙粉も用紙から分離できる。従って、用
紙の内部にある紙粉も除去できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例の配置を示す概
略模式図を示す。連続用紙10が、ガイド・ローラ1
2,14;16,18により挟まれて、図面の右側から
左側に連続的に搬送されている。線集束超音波発生装置
20は、駆動回路22により駆動されて線状に集束する
超音波発生装置であり、発生される超音波が、用紙10
の幅方向に延びる線Fに線集束するように、配置されて
いる。線集束超音波発生装置20は、具体的には、本出
願の出願人の一人である伊藤洋一により発明されたもの
であり、「縞モード振動板,平面反射板及び放物面反射
板から成る出力増強型の空中線集束超音波音源」日本音
響学会誌48巻7号(1992),pp468〜473
に詳細に記載されている。
【0014】超音波発生装置20が発生する超音波の集
束線F(用紙10上にある。)から少し離れた、用紙1
0の搬送方向で下流側に、吸引装置30の吸引開口32
を配置してある。吸引開口32も、用紙10の幅方向全
体に渡っている。
【0015】図2は、超音波発生装置20と吸引装置3
0の吸引開口32の斜視図を示す。図2では、吸引開口
32に斜線を付して、図示してある。
【0016】以下、本実施例の動作を説明する。紙粉除
去のためには、駆動装置22により超音波発生装置20
を常時駆動し、また、吸引装置30も常時作動させる。
【0017】駆動装置22は、超音波発生装置20を連
続的に駆動する。これにより、超音波発生装置20は連
続的に超音波を発生し、発生した超音波は、用紙10の
幅方向に延びる線Fに線状に集束する。この結果、用紙
10の線Fに沿った箇所で、用紙10の表面及び内部の
紙粉が用紙10から飛び出す。吸引装置30は、このよ
うに用紙10から離脱した紙粉を吸引し、フィルタによ
り回収して排除する。
【0018】本実施例では、非接触方式により用紙10
から紙粉を飛び出させるので、紙粉除去のために新たに
紙粉を発生させてしまうことが無い。即ち、確実に紙粉
を低減できる。非接触式なので、ブラッシングによる従
来例に比べ作動音が非常に小さくなるとともに、ブラシ
のような交換部品が無いので、保守管理が楽になる。
【0019】超音波発生装置20の構成及び原理を簡単
に説明する。図3は超音波発生装置20の正面図、図4
はその側面図を示す。超音波発生装置20の原理及び構
造の詳細は、先に述べた、伊藤洋一「縞モード振動板,
平面反射板及び放物面反射板から成る出力増強型の空中
線集束超音波音源」日本音響学会誌48巻7号(199
2),pp468〜473に説明されている。
【0020】ボルト締めランジュバン型振動子40の振
動面にジュラルミン製で振幅拡大比が約7のエキスポネ
ンシャル・ホーン42及び1波長共振棒44を介してチ
タン合金製の縞モード振動板46の中心に結合する。共
振棒44は、原理的には1/2波長の整数倍であればよ
い。
【0021】縞モード振動板46の両側に同じ距離Lb
だけ離れて振動板46と平行に2枚の平面反射板48
a,48bが配置され、振動板46の端部でこれに垂直
に垂直反射板50a,50bが配置されている。図3か
ら明らかなように、正面から見て振動板46の左右両側
は、開放されているが、勿論、閉じていてもよい。平面
反射板48a,48bに隣接して、放物面反射板52
a,52bが配置されている。
【0022】駆動回路22は、所定周波数で発振する発
振回路60と、発振回路60の正弦波出力を電力増幅す
るパワー・アンプ62からなり、パワー・アンプ62の
出力が振動子40に印加される。
【0023】振動子40は駆動回路22により駆動され
て、その駆動信号周波数で振動する。その振動は、エキ
スポネンシャル・ホーン42及び1波長共振棒44を介
して縞モード振動板46に伝達され、縞モード振動板4
6を垂直に正弦的に駆動する。これにより、縞モード振
動板46は、駆動点を中心に正弦的な縞モードで屈曲す
る。なお、その縞は、図4で、紙面に垂直な方向に延び
る。
【0024】振動板46は、振動板46の上面方向及び
下面方向に、振動板46の屈曲波と音波の波長によって
決まる角度θ(及び180−θ)の方向で超音波を放射
する。
【0025】cosθ=λa/λp 但し、λaは音波の波長、λpは屈曲波の波長である。
【0026】図5に示すように、振動板46のx方向の
長さがL、振動板46の中心oと垂直反射板50a,5
0bとの間の距離がLo、振動板46と平行反射板48
a,48bとの間の距離がWa、平行反射板48a,4
8bのx方向の長さがLaであるとすると、 Wa=mλa/(2sinθ) 但し、mは1以上の正の整数とし、 La=Lo+L/2−Wa/tanθ とする。
【0027】これにより、振動板46、平行反射板48
a及び垂直反射板50aからなるキャビティ54aは、
振動板46の屈曲運動により発生する超音波を、平面波
で、しかも効率良く放物面反射板52aに向ける。同様
に、振動板46、平行反射板48b及び垂直反射板50
bからなるキャビティ54bは、振動板46の屈曲運動
により発生する超音波を、平面波で、しかも効率良く放
物面反射板52bに向ける。
【0028】放物面反射板52aは、Fを焦点とする放
物面に重なるように形成及び配置されており、キャビテ
ィ54aからの超音波をz軸に延びる直線F上に集束す
る。
【0029】同様に、放物面反射板52bも、Fを焦点
とする放物面に重なるように形成及び配置されており、
キャビティ54bからの超音波をz軸に延びる直線F上
に集束するが、キャビティ54aから出力される超音波
とキャビティ54bから出力される超音波は逆位相にな
っているので、そのままでは、干渉により直線F上の振
幅はゼロ又は非常に弱くなる。そこで、本実施例では、
放物面反射板52bの焦点距離を、放物面反射板52a
の焦点距離よりλa/2だけ長くしてある。この結果、
振動板46の両面からの超音波は加算され、一方のみを
利用する場合に比べて音場を強く出来る。
【0030】用紙10の全幅をカバーできる超音波発生
装置20を用意するのが困難な場合には、用紙10の全
幅を複数の領域に区分し、各領域に、超音波発生装置2
0と同じ構成の線集束超音波発生装置で超音波を照射す
るようにすればよい。
【0031】また、振動板46を多点駆動することによ
り、振動板46の横幅、即ち、超音波発生装置20の横
幅を広く出来る。例えば、図6に示すように、縞モード
振動板70の縞モードの同位相(又は逆位相)の腹にな
る2ヵ所72a,72bを同位相(又は逆位相)で駆動
すればよい。図6は、超音波放射方向に直交する横方向
に駆動点72a,72bを配置した例であって、同
(a)は振動板70の平面図を示し、同(b)は同
(a)のA−A線における縞モードの屈曲波形の例を示
す。図6では駆動点72a,72bが振動板70の短辺
に近接する端部に位置するが、より中央又はより外側に
近い位置であってもよいことは明らかである。
【0032】多点駆動の詳細は、伊藤他、「多点駆動縞
モード振動板の音波放射について」日本音響学会講演論
文集2−5−9、昭和56年6月、255ページに説明
されている。
【0033】上記実施例では、用紙10の上から超音波
を照射し、同じく用紙01の上から紙粉を吸引したが、
用紙10の上(又は下)から超音波を照射し、用紙10
の下(又は上)から紙粉を吸引するようにしてもよい。
このように、超音波発生手段と吸引手段を用紙の反対側
に設置することで、用紙の巻取り機械及び印刷装置など
のその他の機器の設置自由度が増すだけでなく、作業が
しやすくなる。本装置の保守作業等も容易になる。
【0034】また、上記実施例では、用紙10の送り方
向とは反対方向で少し傾けて超音波を照射しているが、
用紙10の送り速度が加算されることで、超音波の実効
周波数を高めることになり、用紙10の送り方向と同じ
方向に超音波を照射する場合に比べて、若干効率がよく
なる。勿論、用紙に対して垂直方向に超音波を照射して
もよい。超音波の照射角度は、用紙10に集束できる超
音波の周波数、振幅及びその集束度、並びに、超音波発
生装置及び吸引装置の設置スペースなどを考慮して、決
定される。
【0035】紙粉は、用紙の、超音波を照射した面だけ
でなく、その反対面からも飛び出すと考えられるので、
吸引手段は用紙の両側に設けるのが好ましい。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、非接触で効率良く、用紙から紙粉
を除去できる。線集束超音波発生手段により、用紙の幅
方向に同位相の超音波を集束するので、用紙の表面に付
着する紙粉のみならず、繊維間に補足されている紙粉も
用紙から分離させることができる。
【0037】また、非接触式なので、発生音も小さく、
作業環境をより良好なものにできる。
【0038】更には、照射する超音波の強さを調節する
ことで、種々の種類の用紙に容易に対応できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略模式図である。
【図2】 本実施例の設置状態での斜視図である。
【図3】 超音波発生装置20の正面図である。
【図4】 超音波発生装置20の側面図である。
【図5】 超音波発生装置20の主要部の寸法を示す側
面図である。
【図6】 多点駆動の縞モード振動板の平面図と屈曲波
形例である。
【符号の説明】
10:連続用紙 12,14,16,18:ガイド・ローラ 20:線集束超音波発生装置 22:駆動回路 30:吸引装置 32:吸引開口 40:ボルト締めランジュバン型振動子 42:エキスポネンシャル・ホーン 44:1波長共振棒 46:縞モード振動板 48a,48b:平面反射板 50a,50b:垂直反射板 52a,52b:放物面反射板 54a,54b:キャビティ 60:発振回路 62:パワー・アンプ 70:縞モード振動板 72a,72b:駆動点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙から紙粉を除去する紙粉除去装置で
    あって、用紙の幅方向に延びる集束線に線集束する超音
    波を発生する少なくとも1つの超音波発生手段と、当該
    集束線の近傍から紙粉を除去する除去手段とからなるこ
    とを特徴とする紙粉除去装置。
  2. 【請求項2】 上記除去手段が、吸引手段である請求項
    1に記載の紙粉除去装置。
  3. 【請求項3】 用紙に超音波を照射し、当該用紙から飛
    び出す紙粉を除去することを特徴とする紙粉除去装置。
JP7190604A 1995-07-26 1995-07-26 紙粉除去装置 Pending JPH0939204A (ja)

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JP7190604A JPH0939204A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 紙粉除去装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2133682A3 (en) * 2008-06-13 2010-10-13 Jarmo Lilja Method and equipment for measuring dust formation
JP2016097469A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 三菱重工工作機械株式会社 工作機械の切屑排出装置及び工作機械
CN110576677A (zh) * 2019-08-26 2019-12-17 商丘师范学院 一种双面美术印花装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

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