JPH0938811A - 主軸の工具クランプ装置 - Google Patents
主軸の工具クランプ装置Info
- Publication number
- JPH0938811A JPH0938811A JP21415395A JP21415395A JPH0938811A JP H0938811 A JPH0938811 A JP H0938811A JP 21415395 A JP21415395 A JP 21415395A JP 21415395 A JP21415395 A JP 21415395A JP H0938811 A JPH0938811 A JP H0938811A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- drawing bar
- spindle
- cylinder body
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 皿バネに替え高速回転域での回転バランス性
に優れるほかクランプ力も調節できる液圧方式による工
具クランプ装置を提供することを目的とする。 【構成】 主軸1の軸芯位置に明けた内周孔1Aに窒素
等の圧力流体Pを圧縮封入したシリンダ体10を設け、
上記シリンダ体内を貫通するドローイングバー7の途上
にピストン体を設けて嵌合させたクランプ部材Kを内装
する。そして、ドローイングバー先端のコレット6が主
軸先端のテーパー穴1Bに挿入した工具H1のプルスタ
ット5を上記クランプ部材の圧力流体により引き込み嵌
着させる主軸の工具クランプ装置である。
に優れるほかクランプ力も調節できる液圧方式による工
具クランプ装置を提供することを目的とする。 【構成】 主軸1の軸芯位置に明けた内周孔1Aに窒素
等の圧力流体Pを圧縮封入したシリンダ体10を設け、
上記シリンダ体内を貫通するドローイングバー7の途上
にピストン体を設けて嵌合させたクランプ部材Kを内装
する。そして、ドローイングバー先端のコレット6が主
軸先端のテーパー穴1Bに挿入した工具H1のプルスタ
ット5を上記クランプ部材の圧力流体により引き込み嵌
着させる主軸の工具クランプ装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械における
主軸の工具クランプ装置に属し、特に、皿バネに替えて
液圧方式の手段にしたものである。
主軸の工具クランプ装置に属し、特に、皿バネに替えて
液圧方式の手段にしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械における主軸の工具クラ
ンプ装置は、主軸の先端テーパー穴に工具を装着すべ
く、主軸の軸芯位置に明けた内周孔に多層の皿バネとド
ローイングバーを内装し、ドローイングバー先端のコレ
ットが主軸先端のテーパー穴に挿入した工具のプルスタ
ットを多層の皿バネで強力に引き込み嵌着する。そし
て、上記ドローイングバーの後端には、アンクランプ装
置を備え、ドローイングバー側へ前進するときドローイ
ングバーを強力に押出してアンクランプ動作するように
なっている。
ンプ装置は、主軸の先端テーパー穴に工具を装着すべ
く、主軸の軸芯位置に明けた内周孔に多層の皿バネとド
ローイングバーを内装し、ドローイングバー先端のコレ
ットが主軸先端のテーパー穴に挿入した工具のプルスタ
ットを多層の皿バネで強力に引き込み嵌着する。そし
て、上記ドローイングバーの後端には、アンクランプ装
置を備え、ドローイングバー側へ前進するときドローイ
ングバーを強力に押出してアンクランプ動作するように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記主
軸の工具クランプ装置では、主軸の軸芯位置に明けた内
周孔に多層の皿バネとドローイングバーを内装したもの
であるから、ドローイングバーの軸心に皿バネの軸心が
両者の嵌合ガタにより合致せず、高速回転域での回転ア
ンバランスを増大させる重大欠陥が有るし、皿バネの大
きな慣性質量のために主軸の高速回転に向かない。。更
に、多層の皿バネとドローイングバーとの関係が不変で
あるため、大径工具・重量工具と小径工具・軽量工具と
の違いによってもクランプ力は一定不変となり、大径工
具・重量工具においてクランプ力に不足を生じる。
軸の工具クランプ装置では、主軸の軸芯位置に明けた内
周孔に多層の皿バネとドローイングバーを内装したもの
であるから、ドローイングバーの軸心に皿バネの軸心が
両者の嵌合ガタにより合致せず、高速回転域での回転ア
ンバランスを増大させる重大欠陥が有るし、皿バネの大
きな慣性質量のために主軸の高速回転に向かない。。更
に、多層の皿バネとドローイングバーとの関係が不変で
あるため、大径工具・重量工具と小径工具・軽量工具と
の違いによってもクランプ力は一定不変となり、大径工
具・重量工具においてクランプ力に不足を生じる。
【0004】本発明は、上記従来の工具クランプ装置が
持つ問題に鑑み、皿バネに替え高速回転域での回転バラ
ンス性に優れるほかクランプ力も調節できる液圧方式に
よる工具クランプ装置を提供することを目的とする。
持つ問題に鑑み、皿バネに替え高速回転域での回転バラ
ンス性に優れるほかクランプ力も調節できる液圧方式に
よる工具クランプ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
すべく、請求項1において、主軸の軸芯位置に明けた内
周孔に窒素等の圧力流体を圧縮封入したシリンダ体を設
け、上記シリンダ体内を貫通するドローイングバーの途
上にピストン体を設けて嵌合させたクランプ部材を内装
し、ドローイングバー先端のコレットが主軸先端のテー
パー穴に挿入した工具のプルスタットを上記クランプ部
材の圧力流体により引き込み嵌着させることを特徴とす
る主軸の工具クランプ装置としたものである。
すべく、請求項1において、主軸の軸芯位置に明けた内
周孔に窒素等の圧力流体を圧縮封入したシリンダ体を設
け、上記シリンダ体内を貫通するドローイングバーの途
上にピストン体を設けて嵌合させたクランプ部材を内装
し、ドローイングバー先端のコレットが主軸先端のテー
パー穴に挿入した工具のプルスタットを上記クランプ部
材の圧力流体により引き込み嵌着させることを特徴とす
る主軸の工具クランプ装置としたものである。
【0006】本発明の請求項1によると、ドローイング
バー先端のコレットが主軸先端のテーパー穴に挿入する
工具のプルスタットを引き込んでこの工具を嵌着させる
クランプ力は、主軸の軸芯位置に設けたシリンダ体内に
圧縮封入した圧力流体により、シリンダ体内を貫通する
ドローイングバーのピストン体を反工具側へ強力に引く
力として発生する。このクランプ力は、シリンダ体内に
圧縮封入した圧力流体の反発力により設定されるから、
ドーロイングバーに皿バネのような軸心を狂わせたり慣
性質量を大きくする部材や要素がなくなり、主軸の高速
回転域での回転バランス性や主軸の高速応答性に優れる
他、クランプ力も圧力流体の圧力により簡便に調節でき
る。
バー先端のコレットが主軸先端のテーパー穴に挿入する
工具のプルスタットを引き込んでこの工具を嵌着させる
クランプ力は、主軸の軸芯位置に設けたシリンダ体内に
圧縮封入した圧力流体により、シリンダ体内を貫通する
ドローイングバーのピストン体を反工具側へ強力に引く
力として発生する。このクランプ力は、シリンダ体内に
圧縮封入した圧力流体の反発力により設定されるから、
ドーロイングバーに皿バネのような軸心を狂わせたり慣
性質量を大きくする部材や要素がなくなり、主軸の高速
回転域での回転バランス性や主軸の高速応答性に優れる
他、クランプ力も圧力流体の圧力により簡便に調節でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施形態につき
説明する。図1は本発明に係る工作機械における主軸の
工具クランプ装置全体を示す縦断面図である。
説明する。図1は本発明に係る工作機械における主軸の
工具クランプ装置全体を示す縦断面図である。
【0008】先ず、図1において、主軸1は、その先端
側を2つのベアリング(軸受)3,4によってハウジン
グ2の内孔壁2Xに嵌合支持され、図示されていない
が、後端側も軸受によって支持されている。更に、図示
されていないが、上記主軸1は、その中腹部にビルトイ
ンモータのローターを嵌着し、軸芯位置に明けた内周孔
1Aには窒素等の圧力流体Pを圧縮封入したシリンダ体
10を設け、上記シリンダ体10内を貫通するドローイ
ングバー7の途上にピストン体7Aを設けて嵌合させた
クランプ部材Kを内装している。しかして、窒素等の圧
力流体Pの反発力Fがドローイングバー7のピストン体
7Aに作用し、ドローイングバー7先端のコレット6が
主軸先端のテーパー穴1Bに挿入した工具H1のプルス
タット5を強力にFoで引き込み嵌着する。そして、上
記ドローイングバー2の後端には、アンクランプ装置2
0を備え、ドローイングバー7側へ前進するときドロー
イングバーを強力に押棒20Aで押出してアンクランプ
動作する。
側を2つのベアリング(軸受)3,4によってハウジン
グ2の内孔壁2Xに嵌合支持され、図示されていない
が、後端側も軸受によって支持されている。更に、図示
されていないが、上記主軸1は、その中腹部にビルトイ
ンモータのローターを嵌着し、軸芯位置に明けた内周孔
1Aには窒素等の圧力流体Pを圧縮封入したシリンダ体
10を設け、上記シリンダ体10内を貫通するドローイ
ングバー7の途上にピストン体7Aを設けて嵌合させた
クランプ部材Kを内装している。しかして、窒素等の圧
力流体Pの反発力Fがドローイングバー7のピストン体
7Aに作用し、ドローイングバー7先端のコレット6が
主軸先端のテーパー穴1Bに挿入した工具H1のプルス
タット5を強力にFoで引き込み嵌着する。そして、上
記ドローイングバー2の後端には、アンクランプ装置2
0を備え、ドローイングバー7側へ前進するときドロー
イングバーを強力に押棒20Aで押出してアンクランプ
動作する。
【0009】本発明に係わる主軸の工具クランプ装置K
は、上記のように構成され、以下のように作用する。先
ず、ドローイングバー7先端のコレット6が主軸1先端
のテーパー穴1Bに挿入する工具H1のプルスタット5
を引き込んでこの工具を嵌着させるクランプ力Foは、
主軸の軸芯位置に設けたシリンダ体10内に圧縮封入し
た圧力流体Pにより、シリンダ体10内を貫通するドロ
ーイングバー7のピストン体7Aを反工具側へ強力に引
く力Foとして発生する。
は、上記のように構成され、以下のように作用する。先
ず、ドローイングバー7先端のコレット6が主軸1先端
のテーパー穴1Bに挿入する工具H1のプルスタット5
を引き込んでこの工具を嵌着させるクランプ力Foは、
主軸の軸芯位置に設けたシリンダ体10内に圧縮封入し
た圧力流体Pにより、シリンダ体10内を貫通するドロ
ーイングバー7のピストン体7Aを反工具側へ強力に引
く力Foとして発生する。
【0010】上記クランプ力Foは、シリンダ体10内
に圧縮封入した圧力流体Pの反発力Fにより設定される
から、ドーロイングバー7に皿バネのような軸心を狂わ
せる部材や要素がなくなり、主軸1の高速回転域での回
転バランス性に優れるほか、クランプ力Foも圧力流体
Pの圧力Fにより簡便に調節できる。
に圧縮封入した圧力流体Pの反発力Fにより設定される
から、ドーロイングバー7に皿バネのような軸心を狂わ
せる部材や要素がなくなり、主軸1の高速回転域での回
転バランス性に優れるほか、クランプ力Foも圧力流体
Pの圧力Fにより簡便に調節できる。
【0011】
【効果】本発明の請求項1によると、ドローイングバー
先端のコレットが主軸先端のテーパー穴に挿入する工具
のプルスタットを引き込んでこの工具を嵌着させるクラ
ンプ力は、主軸の軸芯位置に設けたシリンダ体内に圧縮
封入した圧力流体により、シリンダ体内を貫通するドロ
ーイングバーのピストン体を反工具側へ強力に引く力と
して発生するから、このクランプ力は、シリンダ体内に
圧縮封入した圧力流体の反発力により設定され、ドーロ
イングバーに皿バネのような軸心を狂わせたり慣性質量
を大きくする部材や要素がなくなり、主軸の高速回転域
での回転バランス性や主軸の高速応答性に優れる他、ク
ランプ力も圧力流体の圧力により簡便に調節できる効果
がある。
先端のコレットが主軸先端のテーパー穴に挿入する工具
のプルスタットを引き込んでこの工具を嵌着させるクラ
ンプ力は、主軸の軸芯位置に設けたシリンダ体内に圧縮
封入した圧力流体により、シリンダ体内を貫通するドロ
ーイングバーのピストン体を反工具側へ強力に引く力と
して発生するから、このクランプ力は、シリンダ体内に
圧縮封入した圧力流体の反発力により設定され、ドーロ
イングバーに皿バネのような軸心を狂わせたり慣性質量
を大きくする部材や要素がなくなり、主軸の高速回転域
での回転バランス性や主軸の高速応答性に優れる他、ク
ランプ力も圧力流体の圧力により簡便に調節できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工作機械における主軸の工具クラ
ンプ冷却装置全体を示す縦断面図である。
ンプ冷却装置全体を示す縦断面図である。
1 主軸 2 ハウジング 2X 内孔壁 3,4 ベアリング 7 ドローイングバー 7A ピストン体 10 シリンダ体 20 アンクランプ装置 F 反発力 Fo クランプ力 P 圧力流体 K 工具クランプ装置
Claims (1)
- 【請求項1】 主軸の軸芯位置に明けた内周孔に窒素等
の圧力流体を圧縮封入したシリンダ体を設け、上記シリ
ンダ体内を貫通するドローイングバーの途上にピストン
体を設けて嵌合させたクランプ部材を内装し、ドローイ
ングバー先端のコレットが主軸先端のテーパー穴に挿入
した工具のプルスタットを上記クランプ部材の圧力流体
により引き込み嵌着させることを特徴とする主軸の工具
クランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21415395A JPH0938811A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 主軸の工具クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21415395A JPH0938811A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 主軸の工具クランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0938811A true JPH0938811A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16651106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21415395A Pending JPH0938811A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 主軸の工具クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0938811A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004050324A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | O M Ltd | ターニングセンターの工具取付装置 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP21415395A patent/JPH0938811A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004050324A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | O M Ltd | ターニングセンターの工具取付装置 |
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