JPH0938604A - 洗浄方法 - Google Patents

洗浄方法

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JPH0938604A
JPH0938604A JP20989895A JP20989895A JPH0938604A JP H0938604 A JPH0938604 A JP H0938604A JP 20989895 A JP20989895 A JP 20989895A JP 20989895 A JP20989895 A JP 20989895A JP H0938604 A JPH0938604 A JP H0938604A
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cleaned
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Junichi Maeno
純一 前野
Tomohiro Tanimitsu
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 洗浄剤の循環ライン中に組み込まれている洗
浄塔内に、遊挿状態で収容設置されている胴部通液孔が
なく底部にのみ通液孔を有する被洗浄物収納用の縦形容
筒に、被洗浄物である汚れの付着したBGA等を収納し
た後、該容筒内に工業用洗浄剤を強制流通して、BGA
もしくはPGAまたはこれらの構成部品に付着している
汚れを洗浄除去する。 【効果】 汚れの付着しているBGA等を、短時間に、
大量に精密洗浄でき、洗浄効率が非常によい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BGA(ball gri
d array )もしくはPGA(pin grid array)またはこ
れらの構成部品の洗浄方法、およびBGAを実装したシ
ステムボードの洗浄方法に関する。詳しくは、特定の洗
浄装置により、工業用洗浄剤を用いて、BGAまたはP
GAの製造工程において、BGAもしくはPGAまたは
これらの構成部品に付着する各種の汚れや、BGAを実
装したシステムボードに付着している各種の汚れを有効
に精密洗浄する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア市場の増大に伴い、大規
模化、高速化するASIC(Application Specific Int
egrated Circuit )の実力を十分に引き出せるパッケー
ジとして、BGAまたはPGAが本格的に採用され始め
ている。これらBGAまたはPGAは、従来、QFP
(quad flat package )において問題であった高速動作
時に雑音の原因となるインダクタンスを根本的に改善す
るとともに、多機能化、大容量化、高速化、小型・薄形
化を可能にするものである。このようなBGAまたはP
GAは、高密度化、高品位化が要求される実装技術へ応
用されるため、BGAまたはPGA自体に精密性が要求
され、最終製品とするには、製造工程において付着する
各種の汚れを精密洗浄により除去しなけらばならない。
また、BGAをシステムボードに実装する場合にも各種
の汚れが付着するため、BGAを実装したシステムボー
ドに付着する各種の汚れも精密洗浄により除去しなけれ
ばならない。
【0003】従来より、こうしたBGAまたはPGAの
製造工程において付着する各種の汚れを精密洗浄する方
法としては、高圧シャワー方式、液中ジェット方式等が
採用されていた。しかし、高圧シャワー方式ではBGA
またはPGAが小型・薄形化する傾向にあるため高圧洗
浄によりBGAまたはPGA自体を破損するおそれがあ
ること、ミスト対策が必要なこと、液管理が必要なこ
と、装置が大きいことなどの問題があり、液中ジェット
方式ではノズルの位置を決定する操作が必要なことなど
の問題がある。また、前記従来方式では、BGAまたは
PGAの相互接触による破損を防止するために、BGA
またはPGAを十数個毎にパッケージパレット等に装填
し、一パレット毎に洗浄していたため、洗浄処理能力が
不十分であった。さらには、前記従来方式では、精密性
を満足すべく水染みのないように乾燥させるために、洗
浄(リンス)後に、スピンドライ方式により乾燥を行っ
ていたため、2〜3分/個の割合で1個ずつしか処理で
きず、非常に洗浄効率が悪かった。また、BGAを実装
したシステムボードを精密洗浄する場合にも同様に非常
に洗浄効率が悪かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、汚れの付着
しているBGAもしくはPGAまたはこれらの構成部品
や、BGAを実装したシステムボードを、短時間に、し
かも大量に精密洗浄できる方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す特定の方
法により洗浄した場合には、BGA等を、短時間に、し
かも大量に精密洗浄することができることを見出し本発
明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、洗浄剤の循環ライン
中に組み込まれている洗浄塔内に、遊挿状態で収容設置
されている胴部通液孔がなく底部にのみ通液孔を有する
被洗浄物収納用の縦形容筒に、被洗浄物である汚れの付
着したBGAもしくはPGAまたはこれらの構成部品
を、当該被洗浄物が相互に接触せず、かつ多段積み可能
で、多段積みした場合に縦方向に洗浄剤を通液できる洗
浄カゴに装填した状態で収納した後、該容筒内に工業用
洗浄剤を強制流通して、BGAもしくはPGAまたはこ
れらの構成部品に付着している汚れを洗浄除去すること
を特徴とするBGAもしくはPGAまたはこれらの構成
部品の洗浄方法、および、洗浄剤の循環ライン中に組み
込まれている洗浄塔内に、遊挿状態で収容設置されてい
る胴部通液孔がなく底部にのみ通液孔を有する被洗浄物
収納用の縦形容筒に、汚れの付着したBGAを実装した
システムボードを、当該システムボードの平面が縦方向
になる状態で収納した後、該容筒内に工業用洗浄剤を強
制流通して、BGAを実装したシステムボードに付着し
ている汚れを洗浄除去することを特徴とするBGAを実
装したシステムボードの洗浄方法に関する。
【0007】本発明の被洗浄物であるBGAまたはPG
Aとは、高速化するASICの実力を十分に引き出せる
パッケージとして使用されているものであり、またBG
A等の構成部品とは、BGA等の製造工程において、B
GA基板等にルーター加工、メッキ処理等を施したもの
等をいう。また、BGAを実装したシステムボードと
は、最終的にシステムボードにBGAを実装したものを
いう。なお、BGAとしては、セラミック基板を利用し
たセラミックBGA(CBGA)、PCB基板を利用し
たプラスチックBGA(PBGA)、ポリイミドフィル
ムを利用したフィルムBGA(TBGA)、フリップチ
ップを利用したBGA(FC−BGA)などがあり、P
GAもBGAと同様のものなどがある。
【0008】また、BGA等に付着している汚れとは、
BGA等の製造の各工程において付着するものであり、
各工程により洗浄除去する汚れも異なる。たとえば、B
GA等の基板になるガラスエポキシ基板やセラミック基
板等をルーター加工処理した後には、研磨粉、指紋、粘
着剤が汚れとして付着している。次いで、BGA等の基
板をメッキ処理(たとえば、金メッキ、スズメッキ、ニ
ッケルメッキ等)した後には、メッキ液(シアン化ナト
リウムが一般的)が汚れとして付着している。さらに、
メッキ処理したBGA等の基板に、ヒートシンク、ダ
イ、リング、ラジエーター等をハンダやエポキシ樹脂等
により接着・接合処理した後には、フラックス等が汚れ
として付着している。また、ガラスエポキシ基板、セラ
ンミック基板または金属基板(アルミニウム等)等から
なるシステムボードにBGAを実装した後にはフラック
ス等が汚れとして付着している。このようにBGA等に
はその製造工程において様々な汚れが付着するため、各
工程において精密洗浄の必要がある。
【0009】以下に、本発明の洗浄方法を、添付図面に
基づいて説明する。
【0010】図1に概略的に示す全体のフロー図から明
らかなように、本発明の洗浄方法に用いられる洗浄装置
は、液槽1内に貯えられた洗浄剤2を液出口1aと液戻
り口1bとの間で循環させる液循環ライン3を備え、該
ライン3の途中に洗浄塔4と、液強制循環用の送液ポン
プ5とが設置されており、かつ、被洗浄物a(BGAも
しくはPGAまたはこれらの構成部品、BGAを実装し
たシステムボードをいう、以下同様)の洗浄に引き続
き、液切りおよび乾燥を行うことを可能とするために、
液循環ライン3の往路3aの途中から分岐する風又は熱
風供給ライン11と、復路3bの途中から分岐する同廃
棄ライン12、さらには風又は熱風供給ライン11に送
風機13とヒーター14とを備えている。
【0011】かかる液循環ライン3のうち、往路3aは
液出口1aを出発点として洗浄塔4の上室4aに接続
し、また復路3bは下室4bの上端部を出発点として液
戻り口1bに接続している。一方、洗浄に引き続き行う
液切りの場合は送風機13のみを使用し、乾燥を行う場
合には送風機13およびヒーター14を使用する。ま
た、送風機13は図1に示すようにヒーター14を使用
する。また、送風機13は図1に示すようにヒーター1
4より前のライン11中に設けてもよくライン12また
は気液分離装置15の後に設けてもよい。
【0012】上記ライン11,12と液循環ライン3の
往復路3a,3bには、バルブV1〜V4 が備えられ、
これらバルブV1 〜V4 の開閉操作により液循環ライン
と乾燥ラインとの切り換えを行う。
【0013】尚、図示の例では、洗浄塔4は該塔4内の
洗浄残液をヘッド差を利用して返送ライン6を通じ液槽
1内に戻すために液槽1の上方に設置されているが、ポ
ンプを用いて返送するようにすれば、上方設置は特に必
要としない。返送ライン6にはバルブV5 が備えられて
いる。また、図示の例では、洗浄と乾燥を同一の洗浄塔
4内において可能とする循環ラインと切り替え可能な風
または熱風の供給ライン及び排出ラインが備えられてい
るが、洗浄塔4とは別に、洗浄塔4と同様の乾燥塔を設
けて、洗浄と乾燥を別々の塔内で行うこともでき、この
ように洗浄と乾燥を別々の塔内で行う場合には、循環ラ
インと切り替え可能な風または熱風の供給ライン及び排
出ラインは特に必要ではない。
【0014】また、本発明の洗浄方法に用いられる洗浄
装置の前記洗浄塔4内には、被洗浄物aを収容するため
に、胴部通液孔がなく底部にのみ通液孔を有する被洗浄
物収納用の縦形容筒7が遊挿状態に収納設置されてい
る。
【0015】縦形容筒7は、図2〜3に詳細に示すよう
に無蓋有底の筒型であって、底部7aはパンチングメタ
ルまたは金網などの多孔部材から構成され、而して軸方
向に通液可能であり、また胴部7bは無孔部材から構成
され、胴部7bからは液は流出しないものである。な
お、筒の断面形状は特に限定されず、円形でもよく多角
形でもよいが、一般的には図2に示す円形のものがよ
い。また、縦形容筒の中は仕切り板等により容筒中が複
数に仕切られている構造のものでもよい。
【0016】また、縦形容筒7は、比較的小さな断面積
で数多くの被洗浄物aの収容を可能とするためにできる
だけ縦長であることが好ましいが、あまり縦長になりす
ぎると装置の設計面に無理が生ずるので、直径と高さの
比は、前者1に対し後者1〜10、好ましくは2〜5程
度の範囲に設定される。縦形容筒7の直径は特に限定さ
れず、BGA等を装填した洗浄カゴや、BGAを実装し
たシステムボード等の被洗浄物aの種類、大きさによ
り、適宜に決定すればよいが、通常は1cm〜1m程度
とされる。好ましくは5cm〜50cm、より好ましく
は10cm〜30cmである。また、洗浄塔4内に挿入
設置される縦型容筒7の本数は任意であり、図1に示す
ように1本の場合と、図4に示すように複数本の場合と
がある。
【0017】かかる縦形容筒7を、遊挿、且つ懸吊状態
に収納設置するために、縦形容筒7の上端には、通常、
フランジ部8が備えられ、該フランジ部8は上記塔4の
内周面の上端から内方に突出している環状部材9上に係
架されている。またフランジ部8と環状部材9との重合
部は360°全範囲に亘って間隙なしに面接触シール部
10を構成し、該シール部10を境として洗浄塔4内は
上室4aと下室4bとに区割されている。
【0018】本発明ではこのような洗浄装置を用いて被
洗浄物aの洗浄を行う。被洗浄物aが、汚れの付着した
BGAもしくはPGAまたはこれらの構成部品の場合に
は、当該被洗浄物を、当該被洗浄物が相互に接触せず、
かつ多段積み可能で、多段積みした場合に上下方向に洗
浄剤を通液できる洗浄カゴに装填した後、被洗浄物収納
用の縦形容筒7に収納する。このような洗浄カゴとして
は、BGA等を縦形容筒7に対し横方向に収納できるパ
ッケージパレットや、BGA等を縦形容筒7に対し、縦
方向に収納できる一般にマガジンと称されるもの等があ
げられる。洗浄カゴの大きさは、縦形容筒7中に収納で
きるものであれば特に制限はないが、通常は、被洗浄物
を、相互に接触しない状態で、4〜16個程度を装填で
きるものが好ましい。また、洗浄カゴの多段積みの程度
は、多段積みした高さが、縦形容筒7を越えない範囲で
あれば、多段積みの数は特に限定はなく、多段積みした
高さにより洗浄作用が低下することはない。本発明の洗
浄方法では、被洗浄物を収納した洗浄カゴを間隙なく積
み重ねる方が、被洗浄物の間隙の洗浄液の流速が速くな
り、洗浄性が向上するので、多段積みする程、被洗浄物
を大量に洗浄処理するのに好適である。なお、図5は、
洗浄カゴとしてBGA等を16個装填できるパッケージ
パレットを使用したものを30段積みして収納した縦型
容筒の上面図および縦断面図であり、図5の場合には、
一度に480個のBGA等の洗浄処理および乾燥処理を
行うことができる。
【0019】また、被洗浄物aが、汚れの付着したBG
Aを実装したシステムボードの場合には、当該システム
ボードの平面が縦方向になる状態で収納する。また、当
該システムボードを収納する場合には、一般にマガジン
と称されるものに装填して収納設置することもできる。
なお、図6は縦形容筒7に当該システムボードをマガジ
ンに装填して収納した場合の縦形容筒の縦断面図であ
り、図6にあるように当該システムボードの平面が、縦
形容筒7の縦方向と同じ方向になる状態であれば縦方向
に複数のものを収納できる。
【0020】以下に、本発明の洗浄方法を具体的に示
す。すなわち、上記のように縦形容筒7に被洗浄物aを
収納した後に、図1に示す状態で、送液ポンプ5の作動
をして液槽1内の洗浄剤2を液循環ライン3内を強制循
環させることにより、洗浄剤2は往路3aから洗浄塔4
の上室4aを経て縦形容筒7内に入り、該容筒7内を軸
方向に強制流通せしめられる間に被洗浄物aの洗浄が行
われる。被洗浄物aの洗浄を行った洗浄剤2は、縦形容
筒7の下端から洗浄塔4の下室4aの下部に入り、さら
に下室4a内を上昇しつつ復路3bを経て液槽1内に戻
り、循環使用される。なお、この洗浄操作の間はバルブ
1 〜V2 は開状態、V3 〜V5 は閉状態に保持され
る。
【0021】こうした本発明の洗浄方法において、縦形
容筒7は縦長で断面積が比較的小さいことに加え、胴部
7bに通液孔がなく従って通液不能であり、底部7aに
のみ通液孔を有するので、上端から下端に向かって洗浄
剤2の全量が通過し、洗浄剤2は比較的早い流速で、被
洗浄物aの間隙を、被洗浄物aに効果的に接触しなが
ら、ロスなく通過する。すなわち、洗浄剤2の縦型容筒
7内での流速は上端から下端間でほぼ一定となり、被洗
浄物aの全体を均一に洗浄することができるため、一度
に多くの被洗浄物aを洗浄処理をすることができる。し
かも、洗浄液2の接触により発生する激しい乱流が洗浄
液を被洗浄物aの隙間や間隙の小さな被洗浄物aの裏部
等に入り込むため洗浄効率がよい。
【0022】縦形容筒7を強制流通する洗浄剤の流速
は、上端から下端までほぼ一定であり、流速をあげるこ
とにより洗浄効率をあげることができるが、洗浄時間や
洗浄温度、被洗浄物aの種類や収納量、付着している汚
れの種類などにより適宜に調整すればよい。通常、洗浄
剤の流速は、3〜200cm/秒程度にするのがよく、
また洗浄時間は、30秒〜120分程度である。また、
洗浄温度は、10〜90℃程度である。
【0023】なお、縦型容筒7の底部7aと胴部7bと
に通液孔を備えた場合は、洗浄剤2は縦型容筒内を通過
中、その一部が胴部の通液孔を通って容筒外に流出して
いくので、縦型容筒内における洗浄剤2の流速は下方に
至るに従い漸進的に低下し、縦型容筒内での平均流速
は、胴部の開閉率にもよるが本発明に比してかなり低下
することになる。さらに縦型容筒の胴部の通液孔を通っ
て外部に流出した洗浄剤2は再び被洗浄物aと接触する
ことはないので、被洗浄物aと接触する洗浄剤2の液量
も少なくなり、洗浄剤2の全量が被洗浄物aと接触する
本発明に比し接触効率が低下してしまう。
【0024】所定の洗浄を終えた後は、ポンプ5の作動
を停止し、洗浄剤2の循環を止め、さらにV1 ,V2
閉じる一方、バルブV3 〜V5 を開く。バルブV3 〜V
5 の開により、洗浄塔4及び縦形容筒7の洗浄残液は返
送ライン6を通じ液槽1内に戻される。一方、外気を液
切り及び乾燥側のライン11,12を通じて、縦形容筒
7及び洗浄塔4内に入れ、洗浄残液の回収を終えた後は
バルブ5を閉じる。
【0025】次に送風機13の作動をして、風又は熱風
の供給により液切り及び乾燥を行う。乾燥時には外気が
ヒーター14で加熱され、ライン11を通じて洗浄塔4
の上室4aから縦形容筒7内に送られ、被洗浄物aの液
切り及び乾燥と付着洗浄剤の剥離を行う。また、排気ラ
イン12または気液分離装置15の後に真空装置を備え
ることにより、液切り及び乾燥を減圧状態で行ってもよ
い。かかる乾燥工程は、上記洗浄塔4内で行われるた
め、高速の気流が乱流の渦となって水滴を吹き飛ばし、
短時間に乾燥を終了できる。そのため、従来のように水
滴を凝集、または蒸発させる乾燥工程において問題であ
った、水染みが生じることがない。
【0026】被洗浄物aより剥離した付着液は流下乃至
滴下して洗浄塔4の下室4bの底部に溜まり、底部に溜
まった付着液は乾燥操作の終了後にバルブV5 の開閉に
より返送ライン6を通じ液槽1に戻される。一方、風ま
たは熱風は縦形容筒7の下端から洗浄塔4の下室4bの
下部に入り、洗浄剤2を下室4bの底部に残したまま下
室4bの上部に向いつつ排気ライン12を通じ大気中に
放出させる。また、排気ライン12に気液分離装置15
を備え、分離液は返送ライン16を通じ、バルブV6
開閉により液槽1に戻すようにしてもよい。さらに、必
要により、洗浄された被洗浄物aは、すすぎ処理された
後に、乾燥される。なお、すすぎ処理剤としては、水等
があげられる。被洗浄物aの液切り及び乾燥を終えた後
は、送風機13の作動が停止され、さらにV3 ,V4
閉じられる。
【0027】このような本発明の洗浄方法により、被洗
浄物aの洗浄と乾燥が行われ、被洗浄物aに付着してい
る汚れを短時間に効率よく除去することができる。な
お、一連の洗浄と乾燥の操作が終了した場合には、洗浄
塔4の上蓋17を開いて縦形容筒7が次の縦形容筒7と
取り換えられ、次ぎの操作を順次に行うことができる。
【0028】以上は、図1に基づいて説明したが、本発
明においては、液循環ライン3の復路3bは、図7に示
すように洗浄塔4の下室4bの底部と液槽1の液戻り口
1bとの間に設けるようにしてもよい。この場合、復路
3bは洗浄残液の返送ライン6を兼用することができ
る。
【0029】また、図8に示すように、液循環ライン3
の往路3aを洗浄塔4の下室4bの底部に、また復路3
bは上室4aに接続してもよい。この場合、洗浄剤2は
縦型容筒7内を下端から上方に向けて通過し、この間、
被洗浄物aを流動させるので洗浄性が向上する。この場
合には、縦型容筒7の上端部に被洗浄物aの流出防止を
目的として網上部材18を備えることができる。
【0030】また、図9に示すように洗浄塔4に、複数
組たとえば3組の洗浄液の循環系を備えることができ
る。3つの循環系は、個別に液槽1A,1B,1Cと循
環ライン3A,3B,3Cを備えており、順次に切り替
えて、洗浄に供することもできる。また、このような複
数の循環系は、異種の洗浄剤による洗浄の他に、洗浄、
予備すすぎ、本すすぎなどを順次に行う場合にも便利で
ある。
【0031】本発明の洗浄方法で用いる洗浄剤は、BG
A等の工業用洗浄剤として用いられているものであれば
特に限定されるものではない。ただし、塩素やその他の
ハロゲン含有炭化水素溶剤はそれ自体不燃性であり、且
つ乾燥性に優れるという利点を有するものの、オゾン層
破壊等の環境汚染の問題から使用することはできない。
また、イソプロピルアルコール、エチルアルコール等の
アルコール類、キシレン、ベンゼン等の石油系溶剤は、
臭気、引火性に問題があり、アルカリ性洗浄剤は、アル
ミニウムや銅等の金属を腐食させたり、部材の地肌を荒
らす等の欠点があるため使用し難い。
【0032】かかる現状から、本発明の洗浄方法では、
環境特性、臭気、引火性等の要求性能をある程度満足し
うる工業用洗浄剤を使用するのが好ましい。かかる工業
用洗浄剤としては、非イオン性界面活性剤、イオン性の
界面活性剤およびグリコールエーテル系化合物から選ば
れるいずれか少なくとも1種、並びに水を含有してなる
工業用洗浄剤があげられる。特に、BGA等の基板にな
るガラスエポキシ基板等をルーター加工処理した後に付
着している研磨粉、指紋、粘着剤等の汚れや、メッキ処
理した後に付着しているメッキ液等の汚れには非イオン
性界面活性剤およびグリコールエーテル系化合物を含有
する工業用洗浄剤が好ましく、パッケージやシステムボ
ードに付着しているフラックス等の汚れに対しては非イ
オン性界面活性剤、グリコールエーテル系化合物および
イオン性の界面活性剤を含有する工業用洗浄剤が好まし
い。また、引火性の点からこれら工業用洗浄剤中には水
を少なくとも5重量%含有しているのが好ましい。
【0033】非イオン性界面活性剤の具体例としては、
ポリオキシアルキレンアルキル(アルキル基の炭素数6
以上)エーテル、ポリオキシアルキレンフェノールエー
テル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテ
ルなどのポリアルキレングリコールエーテル型非イオン
性界面活性剤;ポリアルキレングリコールモノエステ
ル、ポリアルキレングリコールジエステルなどのポリア
ルキレングリコールエステル型非イオン性界面活性剤;
脂肪酸アミドのアルキレンオキサイド付加物;ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどの多価ア
ルコール型非イオン性界面活性剤;脂肪酸アルカノール
アミド、ポリオキシアルキレンアルキルアミンなどをあ
げることができる。これら非イオン性界面活性剤は1種
を単独でまたは2種以上を適宜に選択して組み合わせて
使用できる。なお、前記アルキレンとは、エチレン、プ
ロピレンまたはブチレンをいい、ポリオキシアルキレン
とはポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリ
オキシブチレンまたはこれらが共重合したものをいう。
これら非イオン性界面活性剤のうち、洗浄力の点からポ
リエチレングリコールエーテル型非イオン性界面活性剤
が好ましい。より好ましいものとしては一般式(1):
1 −O−(CH2 CH2 O)m −H(式中、R1 は炭
素数6〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、フェ
ニル基、または炭素数7〜12の直鎖もしくは分岐鎖ア
ルキル基で置換されたフェニル基を、mは2〜20の整
数を示す。)で表されるポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルである。特にR1 は炭素数8〜16のアルキル基
であり、mは3〜16の整数のポリオキシエチレンアル
キルエーテルが好ましい。
【0034】イオン性の界面活性剤としては、高級アル
コールの硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、ポ
リオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩などの各種公
知の硫酸エステル系アニオン性界面活性剤;アルキルス
ルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩などの各種
公知のスルホン酸塩系アニオン性界面活性剤;アルキル
リン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸
エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルリン
酸エステル塩などのリン酸エステル系アニオン性界面活
性剤;アルキル化アンモニウム塩、4級アンモニウム塩
などのカチオン性界面活性剤;アミノ酸型、ベタイン型
両性界面活性剤などの両性界面活性剤があげられる。
【0035】また、グリコールエーテル系化合物として
は、一般式(2):R2 O−(CH2 (R4 )CHO)
n −R3 (式中、R2 は水素原子または炭素数1〜5の
直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基を、R3 は炭素数1〜
5の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、R4 は水素原子
またはメチル基を、nは2〜4の整数を示す)で表され
る。グリコールエーテル系化合物の具体例としては、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレング
リコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールメ
チルプロピルエーテル、ジエチレングリコールエチルプ
ロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチ
レングリコールメチルブチルエーテル、ジエチレングリ
コールエチルブチルエーテル、ジエチレングリコールプ
ロピルブチルエーテル、ジエチレングリコールモノペン
チルエーテル、ジエチレングリコールジペンチルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチルペンチルエーテル、ジ
エチレングリコールエチルペンチルエーテル、ジエチレ
ングリコールプロピルペンチルエーテル、ジエチレング
リコールブチルペンチルエーテル;これらに対応するト
リ−もしくはテトラエチレングリコールエーテル類;こ
れらに対応するジ−、トリ−もしくはテトラプロピレン
グリコールエーテル類を例示できる。これらグリコール
エーテル系化合物は単独でまたは2種以上を適宜組み合
せて使用できる。
【0036】
【発明の効果】本発明の洗浄方法によれば、汚れの付着
しているBGAもしくはPGAまたはこれらの構成部品
や、BGAを実装したシステムボード等を、短時間に、
大量に精密洗浄でき、洗浄効率が非常によい。
【0037】
【実施例】以下に、本発明のBGA等の洗浄方法を、図
1または図9に示すタイプの洗浄装置を用いて実施した
場合の実施例を示す。
【0038】製造例1 ジエチレングリコールモノブチルエーテル60重量部お
よびポリオキシエチレン(付加モル数7)ノニルエーテ
ル40重量部からなる混合物に、さらに水を加え、これ
ら混合物(有効成分)の含有率が、0.5重量%の工業
用洗浄剤を調製した。
【0039】製造例2 ジエチレングリコールモノブチルエーテル85重量部、
ポリオキシエチレン(付加モル数7)ノニルエーテル7
重量部、ドデシルリン酸エステル・トリエタノールアミ
ン塩3重量部および水5重量部からなる工業用洗浄剤を
調製した。
【0040】実施例1 ルーター加工した研磨粉の付着しているガラスエポキシ
基板(40mm×40mm×高さ2mm)を、マガジン
(130mm×130mm×高さ50mm)に60枚装
填した。さらに、当該マガジンを6段に重ねたものを、
底部にのみ間隙孔を有する133mm×133mm×高
さ350mmの縦形容筒(図1における縦形容筒7)に
収納した。次いで、当該容筒を図1に示す洗浄装置の洗
浄塔内に設置し、製造例1で調製した工業用洗浄剤を用
いて、該容筒内への流入速度35cm/秒で、洗浄を7
0℃で1分間行った後、ラインを切り替えて、ヒーター
による熱風乾燥を80℃で5分間行った。
【0041】実施例2 実施例1で洗浄処理したガラスエポキシ基板に、ヒート
シンクとダイを貼り付けた後、金メッキ処理してパッケ
ージを得た。当該メッキ液の付着しているパッケージ
を、パッケージパレット(215mm×215mm×高
さ10mm)に16枚装填した。さらに、当該パッケー
ジパレットを30段に重ねたものを、底部にのみ間隙孔
を有する220mm×220mm×高さ350mmの縦
形容筒(図9における縦形容筒7)に収納した。次い
で、当該容筒を図9に示す洗浄装置の洗浄塔内に設置
し、製造例1で調製した工業用洗浄剤を用いて、該容筒
内への流入速度35cm/秒で、洗浄を70℃で3分間
行った後、ラインを切り替えて、液切りを1分間行っ
た。さらにラインを切り替えて、純水を用いて同様の流
入速度で、50℃で3分間リンス処理を行った後、再び
ラインを切り替えて、ヒーターによる熱風乾燥を80℃
で5分間行う操作を2回繰り消した。
【0042】実施例3 実施例2でメッキ処理後に洗浄処理したパッケージに、
ボールハンダとチップコンデンサーをハンダ付けした
後、リフローした。当該リフローしたフラックスの付着
しているパッケージを、パッケージパレット(215m
m×215mm×高さ10mm)に16枚装填した。さ
らに、当該パッケージパレットを30段に重ねたもの
を、底部にのみ間隙孔を有する220mm×220mm
×高さ350mmの縦形容筒(図9における縦形容筒
7)に収納した。次いで、当該容筒を図9に示す洗浄装
置の洗浄塔内に設置し、製造例2で調製した工業用洗浄
剤を用いて、該容筒内への流入速度35cm/秒で、洗
浄を60℃で3分間行った後、ラインを切り替えて、液
切りを1分間行った。さらにラインを切り替えて、純水
を用いて同様の流入速度で常温℃で3分間プレリンス処
理を行った後、再びラインを切り替えて、水切りを1分
間行った。さらにラインを切り替えて、純水を用いて同
様の流入速度で50℃で3分間仕上げリンス処理を行っ
た後、再びラインを切り替えて、ヒーターによる熱風乾
燥を80℃で5分間行った。
【0043】実施例4 実施例2で洗浄処理したパッケージ16個を、ガラスエ
ポキシ製のシステムボード(170mm×170mm×
高さ10mm)にハンダ付けにより実装した。当該パッ
ケージを実装したフラックスの付着しているシステムボ
ードを、マガジン(180mm×180mm×高さ17
5mm)に12枚装填し、当該マガジンを2段に重ねた
ものを、底部にのみ間隙孔を有する185mm×185
mm×高さ380mmの縦形容筒(図9における縦形容
筒7)に、図6に示すように、システムボード平面が縦
方向になるように収納した。次いで、当該容筒を図9に
示す洗浄装置の洗浄塔内に設置し、製造例2で調製した
工業用洗浄剤を用いて、該容筒内への流入速度35cm
/秒で、洗浄を60℃で3分間行った後、ラインを切り
替えて、液切りを1分間行った。さらにラインを切り替
えて、純水を用いて同様の流入速度で常温℃で3分間プ
レリンス処理を行った後、再びラインを切り替えて、水
切りを1分間行った。さらにラインを切り替えて、純水
を用いて同様の流入速度で50℃で3分間仕上げリンス
処理を行った後、再びラインを切り替えて、ヒーターに
よる熱風乾燥を80℃で5分間行った。
【0044】洗浄評価(1):実施例3において洗浄処
理されたパッケージ1個を、ポリプロピレン製の袋に入
れ、さらに超純水を入れ、空気を追い出した後にヒート
シールした。一方、同様のポリプロピレン製の袋に同量
の超純水のみを入れ、空気を追い出した後にヒートシー
ルした。これらのポリプロピレン製の袋を、水浴中で、
1時間煮沸した後、取り出し、常温まで冷却後、ポリプ
ロピレン製の袋中の超純水に含まれるイオン分をイオン
クロマトにて調べた。その結果、両者に差はなく、実施
例3において洗浄処理されたパッケージは精密洗浄が行
われていることを確認した。
【0045】洗浄評価(2):実施例4において洗浄処
理されたシステムボードの、イオン残渣濃度をオメガメ
ーターにより測定した結果、0.2μgNaCl/in
ch2 以下であった。なお、ミル規格によれば14μg
NaCl/inch2 以下が好ましいとされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄方法を実施するための洗浄装置に
係る全体のフロー図である。
【図2】本発明の洗浄方法を実施するための洗浄装置に
備えられている縦型容筒の縦断面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】縦型容筒を複数本備えた場合の1例を示すフロ
ー図である。
【図5】被洗浄物を装填した洗浄カゴを多段積みして収
納した縦型容筒の上面図および縦断面図である。
【図6】被洗浄物を実装したシステムボードを収納した
縦型容筒の縦断面図である。
【図7】液循環ラインの変更例を示すフロー図である。
【図8】同、他の変更例を示すフロー図である。
【図9】液循環系を複数備えた場合の1例を示すフロー
図である。
【符号の説明】
1 液槽 2 洗浄剤 3 液循環ライン 4 洗浄塔 5 送液ポンプ 6 返送ライン 7 縦型容筒 8 フランジ部 9 環状部材 10 シール部 11 風または熱風供給ライン 12 排風ライン 13 送風機 14 ヒーター 15 気液分離機 16 返送ライン 17 上蓋 18 網状部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄剤の循環ライン中に組み込まれてい
    る洗浄塔内に、遊挿状態で収容設置されている胴部通液
    孔がなく底部にのみ通液孔を有する被洗浄物収納用の縦
    形容筒に、被洗浄物である汚れの付着したBGAもしく
    はPGAまたはこれらの構成部品を、当該被洗浄物が相
    互に接触せず、かつ多段積み可能で、多段積みした場合
    に縦方向に洗浄剤を通液できる洗浄カゴに装填した状態
    で収納した後、該容筒内に工業用洗浄剤を強制流通し
    て、BGAもしくはPGAまたはこれらの構成部品に付
    着している汚れを洗浄除去することを特徴とするBGA
    もしくはPGAまたはこれらの構成部品の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 洗浄剤の循環ライン中に組み込まれてい
    る洗浄塔内に、遊挿状態で収容設置されている胴部通液
    孔がなく底部にのみ通液孔を有する被洗浄物収納用の縦
    形容筒に、汚れの付着したBGAを実装したシステムボ
    ードを、当該システムボードの平面が縦方向になる状態
    で収納した後、該容筒内に工業用洗浄剤を強制流通し
    て、BGAを実装したシステムボードに付着している汚
    れを洗浄除去することを特徴とするBGAを実装したシ
    ステムボードの洗浄方法。
  3. 【請求項3】 洗浄剤の循環ラインと切り替え可能な風
    または熱風の供給ライン及び排出ラインが備えられてお
    り、洗浄除去後にラインを切り替えて乾燥することを特
    徴とする請求項1または2記載の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 縦形容筒が洗浄塔内に懸吊状態に収納設
    置され且つ洗浄塔内が上室と下室とに区画され、上記容
    筒は上端側で上室内に、下端側で下室の下部にそれぞれ
    連通し、洗浄液が、上室、縦形容筒、下室下部次いで下
    室上部の順に通過する構成とされ、さらに下室下部に
    は、洗浄残液の排出ラインが備えられていることを特徴
    とする請求項1、2または3記載の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 洗浄塔の上室に風または熱風の供給ライ
    ンが、下室上部には同排出ラインが、それぞれ洗浄液の
    循環ラインと切り替え可能に備えられていることを特徴
    とする請求項4記載の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 縦形容筒が縦長であって、直径と高さの
    比が前者1に対し後者1〜10であることを特徴とする
    請求項1、2、3、4または5記載の洗浄方法。
  7. 【請求項7】 工業用洗浄剤が、非イオン性界面活性
    剤、イオン性の界面活性剤およびグリコールエーテル系
    化合物から選ばれるいずれか少なくとも1種、並びに水
    を含有してなることを特徴とする請求項1記載の洗浄方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093615A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Taiheiyo Cement Corp 静電チャックの洗浄方法
JP2009274039A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Denso Corp 洗浄方法

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