JPH0938476A - カルシウム溶解能を備えた製水器 - Google Patents

カルシウム溶解能を備えた製水器

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JPH0938476A
JPH0938476A JP7196733A JP19673395A JPH0938476A JP H0938476 A JPH0938476 A JP H0938476A JP 7196733 A JP7196733 A JP 7196733A JP 19673395 A JP19673395 A JP 19673395A JP H0938476 A JPH0938476 A JP H0938476A
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JP
Japan
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carbon dioxide
water
dioxide gas
calcium
water flow
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Application number
JP7196733A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takayama
仁史 高山
Masanori Ito
正則 伊藤
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で効率よく均一にカルシウムを溶解する
ことができ、しかも水流の妨げによる水圧低下がなく可
動部を有しない製水器を提供する。 【解決手段】 可動部分を持たないねじり棒状の撹拌器
(3′)を有する炭酸ガス混合機(3)の上流側水流流
路に炭酸ガス投入口(3a)を設け、水中に炭酸ガスを
投入し、炭酸ガス混合機内部で水流と炭酸ガスを混合溶
解させ、炭酸ガス混合機下流流路に配置したカルシウム
成分を格納した容器(4)から水中にカルシウム成分を
溶解させる能力を備えた製水器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭酸ガス溶解水とカル
シウム固体を使用したカルシウム溶解能を備えた製水器
に関し、特に、安価で効率よく均一に溶解したカルシウ
ム添加水を供給することが可能で、しかも、水流の妨げ
になり水量低下を招き易い可動部を有しない製水器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の炭酸ガス溶解水を使用したカルシ
ウム添加水の製造方法に於いては、炭酸ガスを水中に給
気し溶解するために三層中空糸膜を使用し、中空糸膜内
部に炭酸ガスを潅流し、中空糸膜外部に水を潅流するこ
とで炭酸ガスを水中へ溶解させる方法、あるいは、中空
糸膜内部に水を潅流し、中空糸膜外部に炭酸ガスを潅流
することで炭酸ガスを水中へ溶解させる方法や、焼結フ
ィルタに炭酸ガスを吹き込み、そこに通水することで炭
酸ガスを水中へ溶解させる方法などがとられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のカル
シウム添加型製水器で用いられている炭酸ガス溶解水を
作るのに用いる三層中空糸膜を使用する方法では、炭酸
ガス溶解水の製造コストが高い上、炭酸ガス含有水製造
工程の運転休止時に三層中空糸膜が結露し、使用再開時
に炭酸ガス給気が不可能になることのトラブルが生じ
た。また、焼結フィルタを使用して炭酸ガス溶解水を作
る方法では、焼結フィルタ内での圧力損失により相当高
圧の水圧を印加しないと水が流れにくいなどの問題点が
指摘されていた。したがって、本発明の目的は、上記問
題点を極力回避し、安価で効率よく均一にカルシウム添
加水を作り得る製水器を作ることにあり、とくに、水流
の妨げになりにくく、可動部を有しないねじり棒状の撹
拌器を有する炭酸ガス混合機を用いることによりその目
的を達成することに成功したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の発明により達成される。カルシウム成分を格納した容
器と、炭酸ガスを格納した容器、可動部分を持たないね
じり棒状の撹拌器を有する炭酸ガス混合機を備え、その
上流側水流流路に炭酸ガス投入口を設け、水中に炭酸ガ
スを投入し、炭酸ガス混合機内部で水流と炭酸ガスを混
合溶解させ、炭酸ガス混合機下流側水流流路に配置した
カルシウム成分を格納した容器から、水中にカルシウム
成分を溶解させる機能をもたせたことを特徴とする製水
器。
【0005】
【実施例】以下、図面により本発明を具体的に説明す
る。図1、図2は、本発明の製水器を用いたカルシウム
溶解方法を示すものであり、具体的には、ミネラル水生
成器で、カルシウム成分を格納した容器中のカルシウム
成分を、カルシウム成分を格納した容器からのカルシウ
ム成分溶解を促進するための、炭酸ガスを格納した容器
中の炭酸ガスを水中に溶解させた炭酸ガス含有水にカル
シウム成分を溶解させてミネラルを添加した上、炭酸ガ
ス給気によるさわやかな飲み心地の水を供給する製水器
の構成を示すブロック図である。
【0006】図1に於ける製水器の詳細は、まず、水圧
により水流流量が変化して、水流中の炭酸濃度、更には
カルシウム濃度が変化しないよう、水流定流量弁2で定
流量化した水流中に、炭酸ガスを格納した容器1中の炭
酸ガスを投入する。投入の方法は、可動部分を持たない
ねじり棒状の撹拌器3′により、水と炭酸ガスの接触面
積、接触時間を拡大した炭酸ガス混合機3を使用して、
炭酸ガス混合機3の上流側水流流路に炭酸ガス投入口3
aを設け、水中に炭酸ガスを投入後、炭酸ガス混合機3
内で上流側から下流側に炭酸ガスと水流が流れていく間
に、炭酸ガス混合機3内部で水流と炭酸ガスを混合溶解
させる。炭酸ガス混合機3の可動部分を持たないねじり
棒状の撹拌器3′は、ねじりピッチを変更することによ
り炭酸ガス混合機3での炭酸ガスの溶解量をコントロー
ルすることが可能である。なお、炭酸ガス投入口3aか
ら投入される炭酸ガスのガス圧を一定に保つため、炭酸
ガスを格納した容器1のガス出口に炭酸ガス定圧絞り弁
1′を予め装着する。
【0007】炭酸ガス混合機3の下流側水流流路には、
石灰石などのカルシウム成分を格納した容器4を配置、
接続し、その上流側で作った炭酸水の酸性度によりカル
シウム成分を格納した容器4からのカルシウム成分溶解
を促進する。ここで、単位時間当たり又は瞬時の水流
は、上流側の水流定流量弁2で、また、炭酸ガス圧力
は、炭酸ガスを格納した容器1のガス出口の炭酸ガス定
圧絞り弁1′で、それぞれ一定に制御しているので、水
流中へのカルシウム成分溶解も一定になり、水流中のカ
ルシウム成分濃度が管理可能となる。
【0008】同時に、水流中の雑菌、浮遊物、塩素など
の除去が必要な場合は、除去物質の種類にあわせて、活
性炭、中空糸膜、イオン交換樹脂などを濾材として清水
用濾材容器5を、カルシウム成分を格納した容器4の下
流側水流流路に取り付ければよい。上記清水用濾材容器
5中の濾材では、水流中に加えたカルシウム成分や炭酸
成分は除去されないので、ミネラル成分はそのままで清
涼感に富んだ炭酸ガスを含む安全な水を作ることが可能
になる。
【0009】図2に於ける製水器の詳細は、まず、水流
圧力検出手段10及び/又は水流流量検出手段11を水
流流入部に、炭酸ガス電動絞り弁1″を炭酸ガスを格納
した容器1のガス出口にそれぞれ取り付け、水流量に応
じた炭酸ガス量を水中に供給する。そして、水中の炭酸
濃度、更にはカルシウム濃度が所望の値になるようにす
る。水中への炭酸ガス投入方法は、可動部分を持たない
ねじり棒状の撹拌器3′により、炭酸ガスの水への接触
面積、接触時間を拡大した炭酸ガス混合機3を使用し
て、炭酸ガス混合機3の上流側水流流路に炭酸ガス投入
口3aを設け、水中に炭酸ガスを投入後、炭酸ガス混合
機3内で上流側から下流側に炭酸ガスと水流が流れてい
く間に、炭酸ガス混合機3内部で水流と炭酸ガスを混合
溶解させる。炭酸ガス混合機3の可動部分を持たないね
じり棒状の撹拌器3′は、ねじりピッチを変更すること
により炭酸ガス混合機3での溶解量をコントロールする
ことが可能である。
【0010】炭酸ガス混合機3の下流側水流流路には、
石灰石などのカルシウム成分を格納した容器4を配置、
接続し、その上流側で作った炭酸水の酸性度により、カ
ルシウム成分を格納した容器4からのカルシウム成分溶
解を促進する。ここで、水流圧力検出手段10及び/又
は水流流量検出手段11、炭酸ガス電動絞り弁1″を使
用し、単位時間当たり又は瞬時の水流流量に応じて、給
気される炭酸ガス濃度を制御しているので、水流中への
カルシウム成分溶解も所望の値になり、水流中のカルシ
ウム成分濃度が管理可能となる。
【0011】同時に、水流中の雑菌、浮遊物、塩素など
の除去が必要な場合は、除去物質の種類にあわせて、活
性炭、中空糸膜、イオン交換樹脂などを濾材とした清水
用濾材容器5をカルシウム成分を格納した容器4の下流
側水流流路に取り付ければよい。上記清水用濾材容器5
の中の濾材では、水流中に加えたカルシウム成分や炭酸
成分は除去されないので、ミネラル成分はそのままで清
涼感のある炭酸ガスを含む安全な水を作ることが可能に
なる。
【0012】なお、本実施例に於ける可動部分を持たな
いねじり棒状の撹拌器3′は、(株)ノリタケ製のスタ
テックミキサを使用しているが、同様の効果を期待でき
るものであれば他の製品に交換して使用することも可能
である。
【0013】
【発明の効果】本発明のカルシウム溶解能を備えた製水
器は、可動部分を持たないねじり棒状の撹拌器を有する
炭酸ガス混合機の、上流側水流流路に炭酸ガス投入口を
設け、水中に炭酸ガスを投入し、炭酸ガス混合機内部で
水流と炭酸ガスを混合溶解させ、炭酸ガス混合機下流側
水流流路に配置したカルシウム成分を格納した容器か
ら、水中にカルシウム成分を溶解させるため、特に、安
価で効率よく均一にカルシウムを溶解することが可能
で、しかも、水流の妨げによる水圧の低下のない可動部
を有しない製水器を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製水器を用いたカルシウム溶解方法の
一例を示したブロック図である。
【図2】本発明の別の製水器を用いたカルシウム溶解方
法の一例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1…炭酸ガスを格納した容器 1′…炭酸ガス定圧力絞り弁 1″…炭酸ガス電動絞り弁 2…水流定流量弁 3…炭酸ガス混合機 3′…可動部分を持たないねじり棒状の撹拌器 3a…炭酸ガス投入口、 4…カルシウム成分を格納した容器 5…清水用濾材容器 10…水流圧力検出手段 11…水流流量検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/68 520 C02F 1/68 520L A23L 2/00 V

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルシウム成分を格納した容器と、炭酸
    ガスを格納した容器、可動部分を持たないねじり棒状の
    撹拌器を有する炭酸ガス混合機を備え、その上流側水流
    流路に炭酸ガス投入口を設け、水中に炭酸ガスを投入
    し、炭酸ガス混合機内部で水流と炭酸ガスを混合溶解さ
    せ、炭酸ガス混合機下流側水流流路に配置したカルシウ
    ム成分を格納した容器から、水中にカルシウム成分を溶
    解させる機能をもたせたことを特徴とする製水器。
JP7196733A 1995-08-01 1995-08-01 カルシウム溶解能を備えた製水器 Pending JPH0938476A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020120759A1 (fr) * 2018-12-14 2020-06-18 Aqvita Srl Procédé de carbonatation et de minéralisation en ligne d'eau déminéralisée
BE1026873B1 (fr) * 2018-12-14 2020-07-13 Aqvita Srl Procédé de carbonatation et de minéralisation en ligne d'eau déminéralisée

Cited By (4)

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WO2020120759A1 (fr) * 2018-12-14 2020-06-18 Aqvita Srl Procédé de carbonatation et de minéralisation en ligne d'eau déminéralisée
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US20220055932A1 (en) * 2018-12-14 2022-02-24 Aqvita Srl Process for in-line mineralisation and carbonation of demineralised water

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