JPH0938439A - 多段塔スクラバー - Google Patents

多段塔スクラバー

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JPH0938439A
JPH0938439A JP19093095A JP19093095A JPH0938439A JP H0938439 A JPH0938439 A JP H0938439A JP 19093095 A JP19093095 A JP 19093095A JP 19093095 A JP19093095 A JP 19093095A JP H0938439 A JPH0938439 A JP H0938439A
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JP
Japan
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perforated plate
holes
air
plate
tower
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19093095A
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English (en)
Inventor
Hideaki Fukui
秀明 福井
Shuichi Ishiyama
修一 石山
Akio Domoto
昭夫 道本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄効果を低下させることなく複数の風量で
運転できる多段塔スクラバーを提供する。 【解決手段】 洗浄塔内に上下の貫通孔を複数有する多
孔プレートを水平に備え、この多孔プレートにて空気を
洗浄水と接触させて空気中の汚れを除去する多段塔スク
ラバーにおいて、多孔プレートがスライド自在に重合す
る上下プレートから構成され、上下プレートの一方を他
方に対してスライドさせることにより、多孔プレートに
おける貫通孔の開口率または孔径または開口率及び孔径
を増減できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段塔スクラバー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から空気と水とを接触させることに
より空気中の汚れ(粉塵など)を除去する空気洗浄器の
一種として多段塔スクラバーが知られている。この多段
塔スクラバーは、洗浄塔内に上下の貫通孔を複数有する
多孔プレートが水平に一段または多段に設けられてお
り、この多孔プレートにて空気を洗浄水と接触させて空
気中の汚れを除去するものである。すなわち、多孔プレ
ートの貫通孔を下から上に通過するように洗浄塔内に空
気が吸入され、一方、多孔プレート上に洗浄水が供給さ
れており、この多孔プレートにて洗浄塔内に吸入された
空気と洗浄水とが接触するようになっている。
【0003】ところで、この多段塔スクラバーにおいて
運転される風量および水量には、空気の良好な洗浄効果
が得られる安定操作範囲がある。この安定操作範囲は、
具体的には、洗浄塔に吸入された空気が多孔プレートの
貫通孔を通過するときの穴通過速度における、液停滞開
始速度からフラッディング速度またはウェーディング速
度までの間の速度範囲に対応するものである。ここで、
液停滞開始速度とは、空気の穴通過速度が大きくなって
きて洗浄水が多孔プレート上に滞留しはじめる速度のこ
とであり、フラッディング速度とは、空気の穴通過速度
がさらに大きくなって多孔プレート上に滞留する洗浄水
の液面が上昇しはじめる速度のことであり、ウェーディ
ング速度とは、多孔プレートの貫通孔から洗浄水の落下
が生じなくなる速度のことである。これら液停滞開始速
度、フラッディング速度およびウェーディング速度は多
孔プレートの貫通孔の開口率や孔径に依存しており、す
なわち、安定操作範囲は多孔プレートの貫通孔の開口率
や孔径により限定されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多段塔スクラバ
ーでは、多孔プレートの貫通孔の開口率や孔径が一定で
あり変更できるものではなかった。したがって、従来の
多段塔スクラバーは安定操作範囲が限定されたものとな
り、良好な洗浄効果で運転される風量および水量が限定
されるものであった。ゆえに、運転される風量を変動さ
せると安定操作範囲から外れて良好な洗浄効果が得られ
なくなるという欠点があった。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、洗浄効果を低下させることなく複数の風量で運転
できる多段塔スクラバーを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る多段塔ス
クラバーは、洗浄塔内に上下の貫通孔を複数有する多孔
プレートを水平に備え、この多孔プレートにて空気を洗
浄水と接触させて空気中の汚れを除去する多段塔スクラ
バーにおいて、多孔プレートがスライド自在に重合する
上下プレートから構成され、上下プレートの一方を他方
に対してスライドさせることにより、多孔プレートにお
ける貫通孔の開口率を増減できるようにしたことを特徴
とするものである。
【0007】ここで、開口率とは多孔プレートの面積に
対する貫通孔全体の総開口面積の比率ことである。
【0008】請求項2に係る多段塔スクラバーは、洗浄
塔内に上下の貫通孔を複数有する多孔プレートを水平に
備え、この多孔プレートにて空気を洗浄水と接触させて
空気中の汚れを除去する多段塔スクラバーにおいて、多
孔プレートがスライド自在に重合する上下プレートから
構成され、上下プレートの一方を他方に対してスライド
させることにより、多孔プレートにおける貫通孔の孔径
を増減できるようにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項3に係る多段塔スクラバーは、洗浄
塔内に上下の貫通孔を複数有する多孔プレートを水平に
備え、この多孔プレートにて空気を洗浄水と接触させて
空気中の汚れを除去する多段塔スクラバーにおいて、多
孔プレートがスライド自在に重合する上下プレートから
構成され、上下プレートの一方を他方に対してスライド
させることにより、多孔プレートにおける貫通孔の開口
率および孔径を増減できるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る多段塔スクラバーを示す概略断面図である。
【0011】該実施形態に係る多段塔スクラバーは、箱
型に形成された洗浄塔1の側壁下方部にエア吸入口2が
設けられ、且つ天部にエア送出口5が設けられており、
洗浄塔1内の略中央部に上下の貫通孔を複数有する多孔
プレート3が水平に設けられ、この多孔プレート3にて
エア吸入口2から洗浄塔1内に吸入した空気を洗浄水と
接触させて空気中の汚れを除去するものである。
【0012】洗浄塔1のエア吸入口2には、洗浄塔1内
に空気を送り込むファン4が取り付けられている。ま
た、多孔プレート3とエア送出口5との間には、エリミ
ネーター9が水平に設けられている。
【0013】また、洗浄塔1内部の下端部は、多孔プレ
ート上に投入された洗浄水が多孔プレート3の貫通孔を
通って落下し溜まる貯水槽14となっている。洗浄塔1
には、この貯水槽14から多孔プレート3の上方へと接
続管7が配管されている。この接続管7にはポンプ12
が設けられており、貯水槽14内の水を汲み上げて多孔
プレート3上に投入し、空気洗浄に使用した洗浄水を再
び循環利用できるようになっている。
【0014】さらに、洗浄塔1には貯水槽14から水を
排出するための排水管8と、貯水槽14内に水道水を新
たな洗浄水として供給する給水管6とが設けられてい
る。排水管8は排水弁11が設けられ、洗浄塔1の下端
部から貯水槽14内に配管されており、接続管7により
循環する洗浄水の汚れ具合等に応じて貯水槽14内に溜
まる水を排出することができるものである。また、給水
管6は、先端部が貯水槽14の上方に位置してこの先端
部にフローター付きタップ13が設けられており、貯水
槽14内の水の減り具合に応じて給水し、水位を一定範
囲に安定させることができるようになっている。
【0015】該多段塔スクラバーの空気洗浄過程につい
て説明すると、ファン4を作動させることによりエア吸
入口2から洗浄塔1内に空気が吸入され、この空気は多
孔プレート3の貫通孔を下から上に通過して多孔プレー
ト3上に投入された洗浄水とバブリング等しながら接触
し、空気中の粉塵などの汚れが除去される。さらに、こ
の空気はエリミネーター9を通過して除滴され後、エア
送出口5から洗浄塔1内から送り出される。一方、多孔
プレート3にて空気と接触した洗浄水は、多孔プレート
3の貫通孔から空気の流れに逆らって貯水槽14へと流
れ落ちる。この貯水槽14に流れ込んだ洗浄水は、接続
管7を通じて再び多孔プレート3上に汲み上げられ循環
利用される。
【0016】該実施形態に係る多段塔スクラバーは、多
孔プレート3がスライド自在に重合する上下プレート3
a,3bから構成されている。下プレート3bは洗浄塔
1内に固定されており、一方、上プレート3aの側端部
には、上プレート3aを下プレート3bに対してスライ
ドさせて一部を洗浄塔1内から引き出す電磁ソレノイド
10が設けられている。
【0017】該実施形態における多孔プレート3につい
て、図2乃至図4に基づいてさらに詳しく説明する。
【0018】図2(a)に上プレート3aの上面図を示
し、図2(b)に下プレート3bの上面図を示す。図示
の如く、上下プレート3a,3bには、それぞれ上下に
通じる開口穴が多数設けられている。多孔プレート3の
貫通穴は、上プレート3aの開口穴と下プレート3bの
開口穴とが一致し連通することにより形成されるもので
ある。ここで、図2(a)(b)において、図における
開口穴の縦方向の並びを列とし、横方向の並びを行とし
て以下説明する。
【0019】上プレート3aは、開口穴がプレート上に
おける横4列、縦4行のうち、1行の2列及び4列、4
行の2列及び4列を除く12箇所に設けられている。一
方、下プレート3bは、開口穴がプレート上における横
4列、縦4行のうち、1行の1列及び3列、4行の1列
及び3列を除く12箇所に設けられている。また、上下
プレート3a,3bにおいて、開口穴は穴径がすべて等
しくなっている。
【0020】したがって、図3(a)(b)に示す如
く、上下プレート3a,3bをズレなく重合させて多孔
プレート3を構成すると、この場合、多孔プレート3の
貫通孔は上下プレート3a,3bにおいて2行及び3行
に設けられた開口穴が一致して形成された8箇所とな
る。このとき、上プレート3aにおいて2行及び3行に
設けられた開口穴は下プレート3bにより塞がれ、同様
に下プレート3bにおいて2行及び3行に設けられた開
口穴は上プレート3aにより塞がれる。
【0021】次に、電磁ソレノイド10を作動させて、
図4(a)(b)に示す如く、上プレート3aを横方向
にスライドさせ、下プレート3bに対して1列分だけズ
ラすと、上プレート3aにおいて2行及び3行に設けら
れた開口穴は下プレート3bにおいて2行及び3行に設
けられた開口穴と一致し、貫通孔となる。同時に、上プ
レート3aにおいて2行及び3行の1列から3列までに
設けられた開口穴は、下プレート3bにおいて2行及び
3行の2列から4列までに設けられた開口穴と一致して
貫通孔となる。また、この場合、下プレート3bにおい
て2行及び3行の1列に設けられた開口穴は、上部が開
放状態となって単独で貫通孔となる。上プレート3aに
おいて2行及び3行の4列に設けられた開口穴は、洗浄
塔1外に引き出されて役割を果たさないものとなる。し
たがって、この場合においては、多孔プレート3の貫通
孔の数は12箇所となる。
【0022】上記の如く、上プレート3aをスライドさ
せることにより、多孔プレート3の貫通孔の数が1.5
倍となり、開口率も1.5倍となる。このように、多孔
プレート3における貫通孔の開口率を増減できるように
なっている。なお、上下プレート3a,3bの開口穴の
数や配置は、特に限定されるものではなく、穴径や多孔
プレート3における貫通孔の開口率の増減比率により、
主種の態様が可能である。
【0023】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。該実施形態は、上記実施形態と多孔プレート3を
構成する上下プレート3a,3bに設けられている開口
穴の態様が異なるものである。
【0024】図5(a)に該実施形態に係る上プレート
3aの上面図を示し、図5(b)に下プレート3bの上
面図を示す。図示の如く、該実施形態では、上下プレー
ト3a,3bに穴径が大小異なる2種の開口穴がそれぞ
れ設けられている。
【0025】上プレート3aは、左右中央部を挟んで左
列に大径の開口穴が縦4箇所に設けられ、右列に小径の
開口穴が縦4箇所に設けられている。一方、下プレート
3bは、上プレート3aとは逆に、左右中央部を挟んで
右列に大径の開口穴が縦4箇所に設けられ、左列に小径
の開口穴が縦4箇所に設けられている。
【0026】したがって、図6(a)(b)に示す如
く、上下プレート3a,3bをズレなく重合させて多孔
プレート3を構成すると、この場合、上プレート3aに
おいて左列に設けられた大径の開口穴が、下プレート3
bにおける左列に設けられた小径の開口穴と重なり、且
つ、上プレート3aにおいて右列に設けられた小径の開
口穴が、下プレート3bにおける右列に設けられた大径
の開口穴と重なって、その結果、多孔プレート3におい
ては、見かけの孔径が小径となった貫通孔が8箇所に形
成される。
【0027】次に、電磁ソレノイド10を作動させて、
図7(a)(b)に示す如く、上プレート3aを横方向
にスライドさせ、上プレート3aの左列に設けられた大
径の開口穴と下プレート3bの右列に設けられた大径の
開口穴とを一致させると、多孔プレート3において、見
かけの孔径が大径となった貫通孔が4箇所に形成され
る。この場合、上プレート3aの右列に設けられた小径
の開口穴は下プレート3bにより塞がり、下プレート3
bの左列に設けられた小径の開口穴は上プレート3aよ
り塞がる。
【0028】上記の如く、上プレート3aをスライドさ
せることにより、多孔プレート3の貫通孔の孔径、およ
び数を変更される。このように、多孔プレート3におけ
る貫通孔の孔径、及び開口率を増減できるようになって
いる。なお、該実施形態では、多孔プレート3において
形成された小径の貫通孔全部の総面積を、大径の貫通孔
全部の総面積と等しくすることにより、多孔プレート3
における貫通孔の開口率を不変とすることも可能であ
る。
【0029】ところで、上述した本発明の一実施形態の
ように多孔プレートの貫通孔の開口率を変更すること
で、浄化する空気の風量が異なる場合でも洗浄効果の安
定操作範囲に適合させることができることを、下記の如
く実証した。
【0030】すなわち、多孔プレートの貫通孔の孔径を
φ6mm、開口率を32.4%とし、浄化する空気の風
量を面積風量で5200m/Hとして、多孔プレートの
貫通孔を通過する空気の穴通過速度を計測した。次に、
浄化する空気の面積風量を1560m/Hに落として穴
通過速度を計測した。さらに、多孔プレートの貫通孔の
孔径をφ6mmのまま、開口率を19.2%に減少させ
て穴通過速度を計測した。また、上記それぞれの場合に
おいて、液停滞開始速度(Ugs)とフラッディング速度
(Ugf)を(数1)に示す数式に基づいて計算すること
により安定操作範囲を算出し、これと計測した穴通過速
度とを比較してその適合性を決定した。その結果を(表
1)に示した。
【0031】
【数1】
【0032】
【表1】
【0033】表1から、多孔プレートの貫通孔の開口率
を32.4%とした場合に、面積風量が5200m/H
で安定操作範囲に適合しているのに対し、面積風量を1
560m/Hに落とすと不適合となっているが、さらに
開口率を19.2%に減少させることにより面積風量が
1560m/Hであっても安定操作範囲に適合すること
がわかる。このことから、本発明の一実施形態に係る多
段塔スクラバーでは、洗浄効果を落とすことなく複数の
空気の風量モードで運転することが可能であることがわ
かる。
【0034】次に、上述した本発明の他の実施形態のよ
うに多孔プレートの貫通孔の穴径を変更することで、浄
化する空気の風量が異なる場合でも洗浄効果の安定操作
範囲に適合させることができることを、下記の如く実証
した。
【0035】すなわち、多孔プレートの貫通孔の孔径を
φ6mm、開口率を32.4%とし、浄化する空気の風
量を面積風量で5200m/Hとして、多孔プレートの
貫通孔を通過する空気の穴通過速度を計測した。次に、
浄化する空気の面積風量を1560m/Hに落として穴
通過速度を計測した。さらに、多孔プレートの貫通孔の
孔数を4倍にして開口率を32.4%のままとし、且つ
孔径をφ3mmに減少させて穴通過速度を計測した。ま
た、上記それぞれの場合において、液停滞開始速度(U
gs)とフラッディング速度(Ugf)を上記(数1)に示
す数式に基づいて計算することにより安定操作範囲を算
出し、これと計測した穴通過速度とを比較してその適合
性を決定した。その結果を(表2)に示した。
【0036】
【表2】
【0037】表1から、多孔プレートの貫通孔の孔径を
φ6mmとした場合に、面積風量が5200m/Hで安
定操作範囲に適合しているのに対し、面積風量を156
0m/Hに落とすと不適合となっているが、さらに孔径
をφ3mmに減少させることにより面積風量が1560
m/Hであっても安定操作範囲に適合することがわか
る。このことから、本発明の他の実施形態に係る多段塔
スクラバーでは、洗浄効果を落とすことなく複数の空気
の風量モードで運転することが可能であることがわか
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る多段塔スクラバーによる
と、洗浄塔内に上下の貫通孔を複数有する多孔プレート
を水平に備え、この多孔プレートにて空気を洗浄水と接
触させて空気中の汚れを除去する多段塔スクラバーにお
いて、多孔プレートがスライド自在に重合する上下プレ
ートから構成され、上下プレートの一方を他方に対して
スライドさせることにより、多孔プレートにおける貫通
孔の開口率を増減できるようにしたので、これに対応し
て洗浄効果の安定操作範囲を変更することができる。し
たがって、異なる洗浄効果の安定操作範囲に対してそれ
ぞれ適合するような風量に、洗浄する空気の風量を増減
させることが可能となる。すなわち、洗浄効果を落とす
ことなく複数の空気の風量モードで運転することが可能
となる。
【0039】請求項2に係る多段塔スクラバーによる
と、多孔プレートがスライド自在に重合する上下プレー
トから構成され、上下プレートの一方を他方に対してス
ライドさせることにより、多孔プレートにおける貫通孔
の孔径を増減できるようにしたので、これに対応して洗
浄効果の安定操作範囲を変更することができる。したが
って、異なる洗浄効果の安定操作範囲に対してそれぞれ
適合するような風量に、洗浄する空気の風量を増減させ
ることが可能となる。すなわち、洗浄効果を落とすこと
なく複数の空気の風量モードで運転することが可能とな
る。
【0040】請求項3に係る多段塔スクラバーによる
と、洗浄塔内に上下の貫通孔を複数有する多孔プレート
を水平に備え、この多孔プレートにて空気を洗浄水と接
触させて空気中の汚れを除去する多段塔スクラバーにお
いて、多孔プレートがスライド自在に重合する上下プレ
ートから構成され、上下プレートの一方を他方に対して
スライドさせることにより、多孔プレートにおける貫通
孔の開口率および孔径を増減できるようにしたことの
で、これに対応して洗浄効果の安定操作範囲を変更する
ことができる。したがって、異なる洗浄効果の安定操作
範囲に対してそれぞれ適合するような風量に、洗浄する
空気の風量を増減させることが可能となる。すなわち、
洗浄効果を落とすことなく複数の空気の風量モードで運
転することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多段塔スクラバーを
示す概略断面図である。
【図2】上記実施形態で用いる多孔プレートを示すもの
で、(a)は上プレートの上面図であり、(b)は下プ
レートの上面図である。
【図3】上記実施形態で用いる多孔プレートの一使用状
態を示すもので、(a)はその上面図であり、(b)は
側面図である。
【図4】上記実施形態で用いる多孔プレートの他の使用
状態を示すもので、(a)はその上面図であり、(b)
は側面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る多段塔スクラバー
において用いる多孔プレートを示すもので、(a)は上
プレートの上面図であり、(b)は下プレートの上面図
である。
【図6】上記実施形態で用いる多孔プレートの一使用状
態を示すもので、(a)はその上面図であり、(b)は
側面図である。
【図7】上記実施形態で用いる多孔プレートの他の使用
状態を示すもので、(a)はその上面図であり、(b)
は側面図である。
【符号の説明】
1 洗浄塔 2 エア吸入口 3 多孔プレート 3a 上プレート 3b 下プレート 4 ファン 5 エア送出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄塔内に上下の貫通孔を複数有する多
    孔プレートを水平に備え、この多孔プレートにて空気を
    洗浄水と接触させて空気中の汚れを除去する多段塔スク
    ラバーにおいて、多孔プレートがスライド自在に重合す
    る上下プレートから構成され、上下プレートの一方を他
    方に対してスライドさせることにより、多孔プレートに
    おける貫通孔の開口率を増減できるようにしたことを特
    徴とする多段塔スクラバー。
  2. 【請求項2】 洗浄塔内に上下の貫通孔を複数有する多
    孔プレートを水平に備え、この多孔プレートにて空気を
    洗浄水と接触させて空気中の汚れを除去する多段塔スク
    ラバーにおいて、多孔プレートがスライド自在に重合す
    る上下プレートから構成され、上下プレートの一方を他
    方に対してスライドさせることにより、多孔プレートに
    おける貫通孔の孔径を増減できるようにしたことを特徴
    とする多段塔スクラバー。
  3. 【請求項3】 洗浄塔内に上下の貫通孔を複数有する多
    孔プレートを水平に備え、この多孔プレートにて空気を
    洗浄水と接触させて空気中の汚れを除去する多段塔スク
    ラバーにおいて、多孔プレートがスライド自在に重合す
    る上下プレートから構成され、上下プレートの一方を他
    方に対してスライドさせることにより、多孔プレートに
    おける貫通孔の開口率および孔径を増減できるようにし
    たことを特徴とする多段塔スクラバー。
JP19093095A 1995-07-26 1995-07-26 多段塔スクラバー Withdrawn JPH0938439A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019070992A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 日本ドライケミカル株式会社 火災警報装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019070992A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 日本ドライケミカル株式会社 火災警報装置

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